はてなキーワード: アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージとは
いや厚みあると思ってるの?むしろ現実の服に厚みがあると思ってるのか?
由来はアイマスのスマホ音ゲー2大巨頭の「アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ(ミリシタ)」と「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」の対立煽りで
「ミリシタの衣装はペラペラで薄い、デレステの衣装は厚みがある」みたいなことを言われる。
ミリシタ
https://www.youtube.com/watch?v=kmRAbPj7ZUU
https://www.youtube.com/watch?v=o2vjoo5zyXQ
どう思うだろうか
結局シェーダーとテクスチャの違いとしか言いようがない気がする。
ミリシタは据え置き機のアイマスのシェーダーを踏襲しており、基本的にはシェーダーで影を付けるようにすることで単色でテクスチャの描き込みは少なくしている。
対してデレステは据え置き機のアイマスとは違った雰囲気で、テクスチャの書き込み、とくに影の描き込みが多いと言える。
デレステのフリルとかが好きとかいうのも見るけど、そういうのもミリシタにはある。
あと気になるのはデレステの8割のスカートがある衣装って後ろが長い。
普通のスカートって中心から等間隔で伸びてるけど、デレステはお尻側だけ前側の1.5倍~2倍くらいは長い。
こういった奥行きがあるのを”ペラペラではない”と判断するのだろうか
昨日9/8に、「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」というスマホゲームの3周年ライブが群馬・前橋のヤマダグリーンドーム前橋で開催されました。
これは、「アイドルマスターシンデレラガールズ」というコンテンツから派生したリズムゲームが配信から3周年を迎えるにあたり企画されたものになっています。
私は出身が群馬のため、地元で好きなコンテンツのライブの開催が決まったことや、群馬にスポットライトが当たることがとても嬉しかったです。
しかし昨日行われたライブの内容では、開催地であり協賛名を連ねた「前橋市」が全面的に押し出されすぎたため、記念イベントとしての意味が薄れてしまったように思えました。
具体的には、市政が協賛することで、以下のようなマイナス面が出るのではないかと考えています。
(なお、本日の公演は開演が15分遅れたため、本来であれば取り上げられていた個所もあるかもしれません。)
1.コンテンツとしての損失 ※ナイーブな部分に触れる内容を含みますがご了承ください。
シンデレラガールズは200名近くのキャラクターがおり、それぞれに名前や年齢などのプロフィールがあります。
もちろん「出身地」も決まっており、群馬では「日下部若葉、栗原ネネ」の2人がいます。
しかしながら、共に演じる声優が決まっていない、いわゆる「ボイス未実装」のアイドルになります。
そのため、ボイスが実装されているアイドルに比べて露出が少ないのが実情です。
今回のライブは群馬で行われるため、出身の2人がスポットライトを浴びる格好のチャンスでもありました。
なぜなら、昨年の5thライブでは地方公演でその土地出身のアイドルや演者さんを取り上げる場面があったためです。
ただ、ライブの中では2人の名前は一切出ることはありませんでした。
15分遅れで開始したためMCがカットされたのかもしれませんが、真偽はわかりません。
それが「前橋市とのコラボの紹介」、つまりは「前橋市の宣伝」でした。
百歩譲って2人の紹介が無かったとしても、本来はゲームの周年記念イベントなので、今年一年の振り返りなどの「コンテンツの内容」に触れるのがメインなんじゃないでしょうか。
充分な時間がある上で紹介するのであればまだわかりますが、協賛として参加してしまうと今回のようなイレギュラー時には本来の趣旨に沿った内容のものが削られてしまいます。
私はコンテンツを観に来てるのであって、市政の宣伝を観に来たわけではありません。
2.群馬県としての損失
上記で触れた昨年の5thライブでは、各公演でそれぞれの土地の名産品やおすすめのお土産を紹介するコーナーがありました。
また、MC内でも「こんな名物を食べた、ここがおすすめ」など、様々なご当地ネタを織り交ぜていました。
そしてこのコンテンツの凄いところが、紹介した品が公演終了後にファン(通称:プロデューサー)が購入し、根こそぎ売り切れてしまうことです。
(過去には肉まんやハンバーグ、とあるオレンジシューズなどの飲食物から、演出で使われた傘や扇子など様々)
群馬にも多くの名産品があり、普段来ることのない人に知ってもらう絶好のチャンスでもありました。
しかしながら紹介されたのは前橋市が作成した「前橋まちなかMAP」というもののみでした。
焼きまんじゅうやハラダのラスク、峠の釜めしなどの有名所でも一切触れることはありませんでした。
確かに前橋市の案内としてはとてもよくできていますが、これではスポットを狭めてしまい、群馬県としての魅力が十分に伝わりません。
協賛しているのだから前橋市にスポットが当たるのは当然ですが、私はもったいないなと思います。
以上のことから、コンテンツ独特の理由もありますが、市政がオタクコンテンツの協賛をしたことで様々なデメリットが生まれてしまったと考えています。
ただ、上記の内容とは関係なく、山本市長をはじめとして前橋市の様々なもてなしはとてもよく考えられていて、素晴らしいものばかりでした。
このアクティブさともてなしに関する手法について、他の市町村もぜひ参考にしてもらいたいです。
山本市長、前橋市の方々、シンデレラガールズを受け入れていただきまして本当にありがとうございました。
そして、群馬の魅力を一つでも多く見つけられ、気に入ってもらえれば幸いです。
ライブも昨日よりさらに素晴らしいステージになることを願っています。
心にググっと群馬県
週5日間ヘトヘトになるまで働き、土曜は死んだように眠って過ごす。
今年で26歳になるが現実に彼女はいない。仲の良かった友人達は結婚や転勤で疎遠になった。
昼食はいつも一人で摂り、飲みに行くことも全然ない。酒は飲めないから別にいいんだが。
大学生からの趣味だったバイクは忙しくて乗れなくなったから売ってしまった。
さて、私はなぜ生きているんだろうか。
金曜の夜、眠りにつく直前にいつも心に浮かんでくる言葉だ。
土曜の夕方頃、冷蔵庫の中のモノを適当に口につっこんで用を足してまた眠る。
日曜の朝が来ると、私は生まれ変わっている。
肢体を伸ばし、無事に朝が来たことを全身で喜ぶ。
本日、アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージが二周年を迎えた。
プロデューサーとしては非常に喜ばしいことであるが、一つの告知を見て我が目を疑った。
LIVE PARTYの常設化、これは別に良かったのだが……その報酬に過去イベントの目玉となったアイドルが登場することが告知されたのである。
特に衝撃的だったのは、[アタシポンコツアンドロイド]安部菜々――長いので以下アタポンウサミンと呼ぶ――がデカデカと表示されていることであった。
なるほど、確かにこのカードの復刻を望む声は多かっただろう。
しかし、こうして実際に復刻が決定したことで、私がアタポンウサミンを所持していることはもはや自慢に値しなくなった。
アタポンウサミンは、デレステにおける一番最初のイベントランキング報酬であった。
モバマス時代から菜々さんのファンであった私は苦手な音ゲーに四苦八苦しながら取り組み、熱暴走するスマホを酷使し必死にプレイを重ねた。
ゲーム内のスタミナを徹底管理し、スタドリをすべて飲み干し、最終的にはジュエルすらも割ってイベントを走り抜けた。
そうしてやっとのことで獲得することが出来たのがアタポンウサミンだったのである。
最初期のイベントランキング報酬のカードであるがゆえに、これまで本当にアタポンウサミンは貴重品だった。
アタポンウサミンのエピソードは、最古参の、あの時に頑張っていたプロデューサーだけが知ることを許されたものだったのだ。
特訓前、半分べそをかきつつも夢の吊り橋でアイドルウサミンではなく普通の女の子の安部菜々として告白してくれるのも。
特訓エピソードで、「鋼鉄のハートを持ったアンドロイド」の話をしてくれるのも。
特訓後、楽曲テーマに沿ったウサミンロイド AB-77として可愛らしくご主人様すなわちプロデューサーを慕ってくれる姿も。
すべて、知る人ぞ知るものだったのだ。
それが、この先はデレステをプレイしていれば確実に手に入るようになる。
果たしてこれで本当に良かったのだろうか?
私は声を大にして言いたい。
「いいに決まってるだろ! アタポンウサミン本当に可愛いから一人でも多くの人がゲットして! 課金なしで手に入る菜々さんの貴重な恒常SRだからすっごいオススメ!」と。
特訓前も特訓後も衣装が可愛い、声が可愛い、表情が可愛いとキュート三冠王待ったなしです。
それとおっぱい。
太もものあたりも特訓前後で両方ちらちらと覗き見えるのがね、なんともたまらんです。
総じて可愛すぎるので墓穴掘らなければ完全に17歳ですよ菜々さん。
でも墓穴掘っても可愛いですよ菜々さん。
こんな素敵なカードの入手経路を作ってくれてありがとうございます、ちひろさん。
https://anond.hatelabo.jp/20170729152402
知っていた人にとっては今更の話題なんだろうけども、今日初めて知ったので少し調べてみた。
筆者は特許関係についてはド素人であるので不正確な部分があれば教えていただきたい。
http://ipforce.jp/patent-jp-B9-5729795 より引用。
【請求項1】
通信ネットワークを介して、複数のプレイヤがそれぞれ操作する複数の端末装置でのゲームを実行させるシステムであって、
ゲーム内に設定された複数のゲーム行動の内、いずれか一のゲーム行動を実行する実行手段と、
実行許容値、回復上限値、回復値をそれぞれ記憶した記憶手段と、
前記実行許容値から、前記ゲーム行動に応じた消費値であって、前記複数のゲーム行動のうち少なくとも二つのゲーム行動に対してそれぞれ異なる値が設定された消費値を減算する減算手段と、
時間の経過に伴って、前記減算手段により減算された前記実行許容値を、前記回復上限値を上限として回復する経時回復手段と、
プレイヤの指示に応じて、前記実行許容値を、前記回復値に基づき前記回復上限値を超えて回復する回復手段とを有し、
前記記憶手段は、各プレイヤに対応する前記実行許容値、前記回復上限値、前記回復値をそれぞれ記憶し、
前記減算手段、前記経時回復手段、及び前記回復手段は、プレイヤごとに、該プレイヤに対応する前記実行許容値、前記回復上限値、前記回復値を用いて処理を行うことを特徴とする、システム。
【請求項2】
各プレイヤに対応する前記回復上限値、前記回復値のうち少なくともいずれかは、プレイヤの熟練度に応じた可変値であることを特徴とする、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
各プレイヤに対応する前記回復上限値と前記回復値はいずれもプレイヤの熟練度に応じた可変値であることを特徴とする、請求項2記載のシステム。
【請求項4】
同じプレイヤに対応する前記回復上限値と前記回復値は等しい値に設定されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記回復手段は、前記プレイヤの指示が、課金の支払い又は前記支払いにより得られるゲームアイテムの使用に基づいている場合に、前記実行許容値を、前記回復値に基づき前記回復上限値を超えて回復することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項1】
オンラインゲームで、スタミナ消費制のもの(スタミナ自然回復上限、スタミナ回復上限、あるスタミナ回復値を持つ)で、スタミナを自然回復上限を超えて回復させる手段があるもの。(長々と書いてあるが、一般的な自然回復スタミナ&スタミナ消費値の異なるクエストがあるみたいなことが書いてある)
【請求項2】
スタミナ自然回復上限値、スタミナ回復値のうち最低片方はプレイヤーのレベルに応じて変わるもの。
【請求項3】
スタミナ自然回復上限値とスタミナ回復値の両方がプレイヤーのレベルに応じて変わるもの。
【請求項4】
スタミナ自然回復上限値とスタミナ回復値が同じである、請求項1~3のどれかにあてはまるもの。
【請求項5】
回復手段が、課金or課金によって得られるアイテムの使用で発生し、スタミナをスタミナ回復値に応じてスタミナ自然回復上限を超えて回復する、請求項1~4のどれかにあてはまるもの。
請求項1はあてはまる。Rankに応じて決定されるAP回復上限と、AP回復上限(999)、AP回復値=AP回復上限。
請求項2はあてはまる。AP上限と回復値は両方プレイヤーRANKに応じて変わる。
請求項3はあてはまる。同上
請求項5はあてはまる。エリクシール/エリクシールハーフでAPがAP上限に応じて、AP上限を超えて回復する。
全て当てはまらないといけないのか1つでもあてはまれば該当するのかは知らない。おそらく1つでもなんだろうけども。
これはアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージでも全て該当するように思われる。
アイドルマスターミリオンスターズ シアターデイズにおいては、過回復分がチケットと呼ばれる別の数値に変換される。このチケットは所謂スタミナと同じようにクエスト(LIVE)をすることはできるが、その際の報酬は一部制限されるスタミナの下位互換的システムである。
グラブル・デレステはセガに本特許の使用料を払っていて、ミリシタは払っていないってことなのかな?それとも何らかの手段で回避しているのか。
自然回復上限を越えて回復しないシステムはもうソシャゲユーザとしては損した気分にしかならないので辛いところである。
ちなみにLvアップ時にスタミナ回復する場合は該当しないように見えるんだがどうなんだろう。該当しないのであればミリシタはLvアップ時の超過分はチケットにしないで上限越えて回復してほしい。
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージに癒されている。
アイマスは765が好きなんだけど、デレマスもリリース当時からちょくちょくやっている。
SSRほんと出ない
デレステで好きな曲を書こうと思う。
いっぱいあるし、難しいけど5曲選んだ。
1.ラブレター
可愛さの権化。
学校が舞台なのと、歌詞とキャラクターの可愛さにノックアウト。
ラブレター受け取りたい。
藍子ちゃんの曲。
振りも曲調も明るく癒される。
3.恋色エナジー
中野有香ちゃんの曲。
日朝のオープニング曲みたいな気がする。
特権主張されたい〜〜
5.明日また会えるよね
たくさん楽しいことつくりたい!
この曲は本当に可愛くて好き。
曲調が少し切なげな部分もあるが癒される、現代社会には癒しが必要なのである。
実際どの曲が人気あるのか興味がある。
Tulipが人気あるのは分かる。
私が「アイドルマスターシンデレラガールズ」および「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」をやめてから、二週間が経過した。
ソシャゲが流行り出して以来、ネットでよく見かけるようになった文面だ。最近では「所詮ただのデータだと思ってたけど、いざゲームを始めてみたら課金する気持ちがよくわかった」なんて声もよく聞くようになった。実際、私もその口だった。ソーシャルゲームという媒体を、所詮ただのデータじゃん、と思いきり馬鹿にしていた。
最初の頃はソシャゲをやっている知り合いなんて私の周りには一人もいなかったのだが、今ではごろごろ見かけるようになった。みんなどうしようもない毒の前にひれ伏していくみたいに、侵食されていった。トリフィドの毒で盲目になってしまった。かつてはソシャゲに課金なんて馬鹿じゃん……、と口にはしないもののそんな態度をしていた友だちたちも、今ではなんだかんだで割とソシャゲの虜だ。私たちの知らないうちに、緑色の流星雨は降り注いでいた。
ソシャゲを始めた当時の私は、まだ高校生だった。その日は休みの日で、たまたまものすごくひまな日だった。ネットサーフィンにも飽きたし、PS2やPS3を起動してゲームで遊ぶ気分でもなかった。読みたい漫画もとくにない。死ぬほど退屈で、だけど外に出かける気力もない。でも退屈なのはいやで、なにか刺激が欲しかった。新しい刺激。目新しいもの。ていのいい暇つぶしになれるもの。私はいつもの癖でなんとなく携帯電話を開いて、手癖のようにインターネットに接続している途中で、ふと思いついた。
ソシャゲという媒体のことは馬鹿らしいと思うけれど、アイマスは元々好きだし、なにより今しぬほど暇だし。暇つぶしでやってみるぐらいなら、まあいいか。私はそんな気持ちでモバゲーに登録し、「アイドルマスターシンデレラガールズ」を始めた。アカウントを新設した当時の私が一番好きなのは、シンデレラガールズのオリジナルキャラクター達ではなく、本家の765プロダクションの我那覇響ちゃんというキャラクターだった。
私がアイドルマスターシンデレラガールズ(以下モバマス)を始めたときには、既にガチャに我那覇響ちゃんのSRカードが追加されていた。絵柄を見てみた。抜群に、かわいかった。欲しい、と思った。モバマスでは、好きなカード5枚を自分のトップページのいちばん目立つところに並べることができる。その中でもリーダーとして設定しているアイドルは、他のユーザーからも見えるようになっている。私は、響ちゃんをこのトップページに並べたい、と思った。
次に、どうしたらこの響ちゃんを手に入れられるのかを調べた。モバマスにはフリートレード機能というものがあって、スタミナドリンクまたはエナジードリンク(いわばお金のようなものです)というアイテムをたくさん持っていればフリトレ機能で響ちゃんを手に入れられるというのがわかった。では、モバマス内の通貨であるこのスタドリはどうすれば手っ取り早く大量に手に入るのか?
答えは、ガチャを回して、高いレートで取り引きされているようなSRアイドルを運良く引いて、スタミナドリンク〇〇〇本、という条件をつけてフリートレードに出して、取引を成立させることだ。
ほしい、響ちゃんがほしい。響ちゃんをトップページに並べてみたい。
いつのまにかそんな気持ちでいっぱいになってしまっていた私は、1500円ぐらいなら……という気持ちで、あっという間に初めての課金をした。
両方とも、当時かなり高いレートで取り引きされていたアイドルだった。
(そのユーザーにSRを引く快感を覚えさせてそのユーザーを立派な課金ユーザーとして《育てる》べくSRが出る確率が上がっていたのでは、と今では考える。実際に私は見事な中毒患者に成り下がった)
びっくりしつつも嬉しくなった私は、高揚して少しくらくらする脳みそのまますぐにその二人のアイドルをフリートレードに出して、大量のスタドリを手に入れ、SR響ちゃんを手に入れた。
そこから先は、坂道を転げ落ちるようだった。プレイしていくうちに、自分が好きになれるキャラクターにたくさん出会うことができた。楽しかった。一日中モバマスのことを考えるようになった。フリートレードに張り付いたり、イベントに参加したり、そうこうしていたらまたガチャが更新されたり。やるべきことは山ほどあった。楽しくてたまらなかった。
そうしてモバマスを続けていく中で、いろんなキャラクターを好きになりつつ、ある日私は運命の出会いをはたした。
佐久間まゆちゃんは、ひょんなことから私に一目惚れをして、運命を感じたのだと言う。だからもともといた事務所をやめて、私のもとでアイドルになるべく私の事務所に来たのだと言った。画面の向こうのまゆちゃんは、私のことだけを見つめていた。
まゆちゃんはどこまでも一途に、私のことを愛していた。私はそれに引き込まれるように、まゆちゃんに急速に惹かれていった。
ソーシャルゲームの世界においては、課金こそが絶対的正義である。
課金しなければサービス自体が終了してしまうからだ。実際、サービスが終了してばたばたと倒れていくゲームたちを目の前でいくつも見てきた。課金しないと、ゲームは終わってしまう。佐久間まゆは終わってしまう。それにゲームは楽しい。だから私は課金を続けていった。
けれど、次第に楽しいばかりではいられなくなった。課金してガチャを回してもSRが出ない苛立ち。身の丈に合わない課金をしたことによりリアルの自分も金銭的に追い詰められていく。運良くSRを手に入れられたときの脳みそが麻痺するようなとんでもない快感、運が悪いときの部屋の壁を殴りたくなるような悔しさ、あとあとになってからこんなにお金を使ってしまった、と湧いてくる内臓が引きちぎれそうなほどの強い後悔。私はまゆちゃんからの愛とまゆちゃんへの愛との引き換えとして、精神をどんどんすり減らしていった。
ついに夢にとあるキャラクターが出てきて、そのキャラクターに「もう課金するのはやめなよ」とゆっくり諭された日の朝、ああ、もう限界だ、と思った。
素直に思えた。ゲームを通じて仲良くなった友だちもいたが、私はモバマスへのアクセスを少し控えた。ガチャが更新されても、ある程度冷めた目で見られるようになった。イベントにも大して参加しなかった。あ、このままいけば私ゲームごとあっさり引退できちゃうかも、なんて考えていた。
しかし、そんな日々もそう長くは続かなかった。なんのきっかけだったかはもう覚えていないけれど、結局私はまた課金を再開してしまったのだ。SRを引いたときのあの高揚感を、脳みそが忘れていなかった。忘れられなかった。あの気持ちいい優越感が欲しい。欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい。我慢できなかったのだ。
それ以来私は、自己嫌悪してプチ引退→結局完全には断ち切れずに結局また復帰して課金、というループを何度も繰り返した。あるときは、逃げられない泥沼にどっぷり浸かっているこの状態が、心地よかった。またあるときは、気持ち悪くて嫌で嫌でたまらなかった。だけれど、それでもまゆちゃんのことが大好きだった。いつの間にかまゆちゃんにはボイスが実装されて、CDまで出していた。私のアイドル、私だけのアイドルは着実にシンデレラの階段を上っていた。
ジェットコースターみたいに上がったり下がったりを繰り返す不安定な日々の中、気づけばそこそこ長い時間が流れていた。
そんな中で、新しい知らせが私の耳に入る。モバマスがスマホの音ゲーアプリとして配信される、という情報。その名も「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」通称デレステだ。
私は当然アプリをインストールし、当然のように課金をする。佐久間まゆちゃんのSSRの絵柄は、とんでもなくかわいかった。満足しかなかった。今までの過金額を振り返ると、少し嫌な気分になった。実感がいまいち湧かない。いいんだ、私は佐久間まゆちゃんのためにこれだけ課金したんだ。そう思えばこんなの妥当だ。まゆちゃんはこんなにも私のことを愛してくれるんだから、それでいいじゃないか。まゆちゃん愛してる、愛してる、愛してるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてるあいしてる。まゆちゃんは私のことだけ見てくれている。私のこと以外は決して見ない。好き好き大好きあいしてる。佐久間まゆは決して裏切らない。まゆちゃんだけは信じられる。こんなどうしようもなく嫌なことまみれな世界の中で、まゆちゃんだけは私が信じるに値した。彼女はリボンの女神様だった。
6月末、デレステで次のイベントの予告が発表された。佐久間まゆちゃんがランキング報酬として登場するということがわかり、私は一瞬で血眼になった。ちょうど仕事が忙しくて時間が取れないけれど、睡眠時間を削ればなんとかなりそうだった。私はすぐさまにpt効率を計算し、一日どのぐらい稼げばいいかの目処をつけた。
そしてイベントが始まる。
イベント開始時刻と共にデレステを起動し、イベントページを開いて、私は愕然とした。
なんだ、この絵柄?
それは、まゆちゃんが他のキャラクターに所謂壁ドンをされて、なんだか満更でもなさそうに頬を染めてときめいている絵柄だった。
「は?」画面を呆然と見つめたまま、自然と声が出た。なにしてるの?なにしてるの?なにしてるの?なんで私じゃない別の女なんか見てるの?なんで満更でもなさそうな顔なんかしてるの?なんで?なんでなんでなんでなんでなんで?一気に胃が痛くなった。訳が分からなかった。私のことだけを見つめてくれていたはずのまゆちゃんが、ほかの女を見てる?はは、なんだこの女。なんで?ねえなんで?なんでそんなことするの?なんでそんなことされてるの?私のアイドルなのにどうしてそんなことするの?
金を払って、睡眠時間まで犠牲にして手に入るのがこんな絵柄のカードだなんて、全くもって意味がわからなかった。そんなの虚しさ以外なにもない。これはなんの罰なのだろうかと絶望した。とんでもない自傷行為。つまらない。しょうもない。馬鹿げてる。どうしていいかわからない。怒りを通り越した憎悪。まゆちゃんのことなんか殺してやりたい、壁ドンした方も殺してやりたい。滅多刺しにして殺してやりたい。私がこれまで金をドブに捨ててこれたのはまゆちゃんのことを信じていたからなのに、一瞬でぜんぶズタズタにされた。許せなかった。
私はそれでもなんとかイベントを走ろうとしたのだが、途中で本気で体調を崩して寝込んだことで冷静になったのもあり、途中でそれらを全て放棄した。そうじゃないと本気でどうにかなりそうだと理性が判断したからだ。
ゲームをやめる踏ん切りはなんとなくつかなかったので、私はのろのろと課金を続けつつ、他のアイドルのSSRを引いて育成したりしながら遊んでいた。気がついたら息をするように課金していた。
その日私は仕事が休みで、友だちと遊ぶべく山手線に乗車していた。座席に座ったまま、ぼんやりと外を眺める。そんな中停車した駅で、見覚えのあるものが目に入った。
まゆちゃんの例の絵柄の、大きな看板。
デレステを宣伝するための看板だ。見た瞬間に脳にサッと小さな雷が落ちて、気がつくと私はその看板を思いきり恨みがましく睨んでいた。
ああ、私はこれだけ時間が経ってもまだまゆちゃんのことが許せないんだな。きっとこのままずっと憎いんだろう。
私はそう悟った。つらいのと、冷めた気分と、情が入り交じってぐちゃぐちゃな気分だった。
そして私はそれから少し時間の経った八月十九日の夜、モバマスとデレステのアカウントを跡形もなく消した。
あの日からもうすぐ二週間だ。私は、思っていたよりは意外と普通に過ごせている。仕事したり遊んだり食べたり寝たり、割とノーマルにリアルの生活をこなしている。
でも三次元と二次元は完全に別のものだから、フィクションの世界で空いた穴が現実の充実で補える訳ではない。なのでふと思い出した瞬間フラッシュバックに襲われることがある。いつの間にか、フィクションの世界では佐久間まゆしか好きじゃなくなっていた。ほかの女の子なんてどうでもよくなっていた。好きなキャラクターはたくさんいても、私に応えてくれる、私の信仰を受容してくれる、私が信じるに値する女の子はフィクションの世界において佐久間まゆ以外だれもいなくなっていた。私が身の丈以上のお金をどぶに捨てるような行動に走る理由になれるのは佐久間まゆしかいなかった。画面越しに見つめてくる佐久間まゆが望んでいる気がしたから、全部そうした。まゆが何度も何度も何度も「あなただけです」って繰り返すから、私もそれに返した。いろいろな何かを。ソーシャルゲームの中にじわじわのめり込むうちに、大事な友だちも私に呆れ果てたかのように続けて二人立て続けにいなくなった。けど、それでもよかった。いろんな人に、もうやめときなよって言われた。自分でもそう思って、実際にやめようとするけど失敗してまた戻るっていう低空飛行を何度も続けた。
私は、私の身の丈なりに、すごく好きでした、佐久間まゆちゃんのことが。いつのまにか。他の女の子のことを全員嫌いになってでも。結局、身の丈に合わない無理を続けた身勝手と悪夢のごとき強烈な不運(もうこの件についてはノーコメント)が重なって全部めちゃくちゃにひしゃげてしまったけど。
結局まゆちゃんは画面の中のデータでしかなかったので、消えたところで私の実生活にはとくに悪影響は及ぼさなかった。ちょっとショックのあまり体調崩したぐらい。むしろお金は浮くし、まゆちゃんへの愛情と同時に湧いてくる苦しさから突然ぽーんと解放されてしまった。ソーシャルゲームの世界にのめり込んだ経験のない、まともな人なら私を見て「やめてよかったじゃん」と思うだろう。実際やめてよかったんだ。やめたら、良いことしか起こらなかった。それが悲しい。
いまの職場には、私が佐久間まゆという女の子のために課金していることを知っている人が二人ほどいたので、シフトが一緒だったときにその話をしました。私は話をしながら「もう何もかも失いました」「死にたい気分です」と口走った。実際にはいくつかある私の精神を支える柱のうちの一つをちょろっと壊してしまっただけなので決して《何もかも》は失ってはいないんだけど、確かに色んなものを失った。実際には死にやしないんだけど、確かに私は死にたくなってた。その柱は、いざ壊してみると中身はすかすかでした。私が勝手に分厚くて頑丈な柱だと思いこんでただけで、そう思いたかっただけで、実際はびっくりするほどあっけなく崩れて、そのまま跡形もなく消えてしまいました。
フィクションの世界でのことだから、リアルでは案外普通に仕事して寝て起きてを繰り返してるんだけど、家にいて、ぼーっとしてるときにふと思い出すとつらくなる。嫌になる。何もかも失いました、というのはある意味では事実で、気がついたら一人で勝手に泣けてきてる。
最初は、暇つぶしの趣味としてゲームを始めた。途中から、趣味じゃなくなってしまっていたのは実はわかってた。重い義務だった。責務だった。私は佐久間まゆちゃんのことを信じるために、自ら佐久間まゆの部屋に入りました。内側から鍵をかけただけなのに、外から鍵がかかっていて部屋から出られないふりをした。
今日、二週間ぶりにゲームのことが気になって、まとめサイトを開きました。十時愛梨ちゃんのSSRが追加されていた。ああ、ゲーム続けてたら回しただろうなあ、って思いながら画面を閉じた。もうゲームを再開する気力とかは全く残っていなかった。部屋から出たまではよかったものの、どこに行けばいいのかわからないままひたすら途方に暮れている。
どこに行けばいいのかなあ、どこになら本物の女神様がいるの、信じられない。どうして裏切ったりしたの。ずっと部屋にいたかったのに。裏切らないでいてくれたら、ずっと信じていられたのに。好きだったのに。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー死にたい死にたい死にたいぜんぶなくなったぜんぶどぶにすてたむだだったあーーーーー、ははふあ
追記
起きたら反応がたくさん来ていて驚きました。もともと、最後に一度自分の感情を整理してどこかに残しておこう、と書き殴った乱文なのですが、読んでくれた方、ありがとう。読んだ人が思うだろうなあとぼんやり予想していたとおり、例の絵柄についてはあとからフォローが入ってるじゃん、とのコメントも読みました。ええ、もちろん知ってます。他のキャラクターに壁ドンされてときめいているまゆちゃんに深い怒りを覚えたのは事実。あの絵柄が、私にとって大きなトリガーでした。あとからフォローが入っても、一度引かれたトリガーを戻すことはできなかったんです。それが引かれた瞬間、まゆちゃんについて、今まであえて考えないように、考えていたらどうにかなってしまいそうだから思考に蓋をしていたことが、一気に頭を過ぎりました。
以下、書くつもりのなかったことを書きます。これで終わりなのだからまあ全部ぶちまけてもいいでしょう。
上の文で明記はしなかったものの(読めばあまりの女々しさから察せられると思いますが)私は女性です。まゆちゃんは、プロデューサーさんのことが、好きでした。私はその《プロデューサー》という概念体に自己投影をしてゲームをプレイするわけですが。途中で、どうしようもない壁にぶち当たってしまいました。まゆちゃんが想定しているプロデューサーさんとは、明らかに男性のことなのです。アニメに一瞬出てきたまゆのプロデューサーも、明らかにスーツを着た男性でした。これについてはもう記憶を封印しましたが。台詞の隅々から、まゆちゃんのプロデューサーが男性なのだという事実がじわじわと追い詰めてくる。プロデューサーという概念体と、私という存在が、少しずつ乖離していく気がしました。このままではいろいろなものが駄目になってしまう。考えてはだめだ。そう思い、それについてはできるだけ考えないようにしてきました。コメントでも同じことを書いてくれた方がいましたが、まゆちゃんは、私が同僚の殿方から電話を受けても、怒りません。自分のいいように解釈して消化してしまえばいい話なのですが、どうしても「まゆちゃんが想定しているプロデューサーは男性である」という呪いのごとき一文が頭から離れませんでした。私は女性です。まゆちゃんは、私のことを好きでいてくれたんじゃなかったの?このプロデューサーさんは、私じゃなくて別の誰かなの?考えないようにしていても、ふとした瞬間そう思うことが少しずつ増えました。今思うと私はもう限界だったのかもしれません。そんな中で開催されたイベントのあの絵柄を見て、私の中の何かが完全に崩れてしまいました。あとからフォローが入っても、いちど崩れたものは、戻りませんでした。戻らないと悟ったから、私はまゆちゃんという女の子を諦めました。しょうもないきっかけだと笑う人もいるでしょう。つまらない小石に躓いた私は、もう二度とここに戻ることはありません。まゆちゃんとなら「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」と思っていました。大好きでした。私は、これからはちゃんと幸せに過ごします。それではさようなら。