はてなキーワード: グリーンドーム前橋とは
これを見た方はイオン(笑)?と思うでしょうが、群馬県民はイオンやそれに類似する大型商業施設がとかく好きである。どれくらい好きかというと、毎日の食料品はイオン、洋服もイオン、中学生の溜まり場もイオン、高校生のデートもイオン、県外の友人との久しぶりの再会もイオン、休日のお出かけもイオン、ってなわけで、3歩歩けば知り合いに出会うレベル。
去年できた大きな高崎アリーナには有名なアーティストが来る。すごい。
一方前橋、駅前に何もない。近隣に大型商業施設が出来たことに伴い、ヨーカドーが潰れた。ヨーカドーがなくなったことで駅に人がいなくなった。
県外に出てみて、電車が一路線しか通ってないような駅でも、駅前には鳥貴族や魚民がたくさんあるのを知って愕然とした。
地元住民に愛される美味しいバルや飲み屋は駅から離れればあるけれど、そんなの県外からのお客さんがわざわざはるばる来てくれるわけがない。
群馬県はクルマ社会。車が無いと行動出来ない。車で行きやすいところばかりに人が集まるけれど、そうすると、駅前にはいつまでも何も出来ない。
他所から来る人はみんな車を持っているわけではないので、わざわざ前橋にお金を落として帰らない。
前置きが長くなった。
【THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪】
らしい、というのは、恥ずかしながら私は大学進学とともに前橋から離れてしまったからだ。
まず最初に、「ハルナメガネ」という眼鏡屋さんの看板の前で写真を撮っている人のツイートを拝見した。
ハルナメガネ、群馬県前橋市中央前橋駅から徒歩5分。地元の人に愛される古き良き眼鏡屋さん。
どうやら、眼鏡をかけた上条春菜ちゃんというキャラクターがいるらしい。
ARで写真が撮れるからハルナメガネに。確かに理屈はわかる。けれど、群馬ですよ。
写真を載せてくれた人がどこの人かは知らないけれど、交通の便は悪いし、中央前橋はJRではないので、高崎まで新幹線で、そこからJRに乗り換えて、さらに前橋駅からタクシーなりバスなり、歩いて30分なり……そこまでする労力と愛が凄いな、とまず感動した。
次に、全く関係ないフォロワーから「前橋」の文字が流れて来る。どうやらライブをやっているとか。なるほど、昨日のハルナメガネもそれでか。(それにしたって、ライブ会場「グリーンドーム前橋」と中央前橋駅は前橋駅を中心として全くの逆方向。ちょっとついでに、で行くにしては車が無いと面倒である)
ツイートはどれも絶賛するものばかり。どうやら、ちょっとしたお祭り状態らしい。
調べると、今回のグリーンドームでのライブ、市が協賛な上に、全面協力体制だったとか。
アイドルマスターのファンの方がTwitterに載せていた写真では、いつも閑散としている駅前に溢れんばかりの人が居た。小中高計12年間毎日のように通った駅前に人があんなにたくさんいるのを初めて見た。
花火大会のときだってこんなに居ない。いままでグリーンドームにアーティストがくることはあったけれど、ここまで力を入れた町おこし的イベントは初めてなのではないだろうか。
加えて、みんな、ライブだけでなく地元グルメなんかも楽しんでくれている。本当に、こんなに地元が賑わっているの初めてだ。
最初は単純にすごいと思った。オタクっていうのはどの界隈でも、経済を回してくれる。
今は単純にすごく嬉しい。
交通の便でもキャパシティでも敬遠されがち。ほぼ47都道府県を回るようなアーティストでもなぜか飛ばされることの多い県であり会場だ。
普段は競輪場で、子供が喜ぶような有名なアーティストは来ない。私たちは、ライブを見るためには東京に出ないといけなかった。
今日は東京の人たち、いや、東京の他からもたくさんの人たちが、グリーンドームに来てくれた。そして、前橋市を盛り上げてくれた。
何も無いと思っていた地元を、シャッター商店街をやるせない気持ちで通っていた地元を、諦めきっていた地元を、盛り上げてくれて、本当にありがとう。
さらには、市長・山本龍氏が中心となって(?)、今回の誘致および観光者向けアクションに取り組んでくれていたと知って、本当に嬉しくなった。
デレステは寂れた地方都市に、まるでシンデレラのような一夜限りのステキな魔法をかけてくれた。夢で見た以上に素敵な景色をシンデレラ・ガールズたちが見せてくれた。
その光景を私はきっと忘れないし、もし叶うならば、またデレステライブが前橋で開催される折には、今度は地元住民として諸手を振るって皆様を歓迎したい。
アイドルマスターシンデレラガールズのプロデューサーのみなさま、前橋までお越しくださり、ありがとうございました。
この街を気に入っていただけたなら、これ以上に嬉しいことはありません。本当に本当にありがとうございました!!!
昨日9/8に、「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」というスマホゲームの3周年ライブが群馬・前橋のヤマダグリーンドーム前橋で開催されました。
これは、「アイドルマスターシンデレラガールズ」というコンテンツから派生したリズムゲームが配信から3周年を迎えるにあたり企画されたものになっています。
私は出身が群馬のため、地元で好きなコンテンツのライブの開催が決まったことや、群馬にスポットライトが当たることがとても嬉しかったです。
しかし昨日行われたライブの内容では、開催地であり協賛名を連ねた「前橋市」が全面的に押し出されすぎたため、記念イベントとしての意味が薄れてしまったように思えました。
具体的には、市政が協賛することで、以下のようなマイナス面が出るのではないかと考えています。
(なお、本日の公演は開演が15分遅れたため、本来であれば取り上げられていた個所もあるかもしれません。)
1.コンテンツとしての損失 ※ナイーブな部分に触れる内容を含みますがご了承ください。
シンデレラガールズは200名近くのキャラクターがおり、それぞれに名前や年齢などのプロフィールがあります。
もちろん「出身地」も決まっており、群馬では「日下部若葉、栗原ネネ」の2人がいます。
しかしながら、共に演じる声優が決まっていない、いわゆる「ボイス未実装」のアイドルになります。
そのため、ボイスが実装されているアイドルに比べて露出が少ないのが実情です。
今回のライブは群馬で行われるため、出身の2人がスポットライトを浴びる格好のチャンスでもありました。
なぜなら、昨年の5thライブでは地方公演でその土地出身のアイドルや演者さんを取り上げる場面があったためです。
ただ、ライブの中では2人の名前は一切出ることはありませんでした。
15分遅れで開始したためMCがカットされたのかもしれませんが、真偽はわかりません。
それが「前橋市とのコラボの紹介」、つまりは「前橋市の宣伝」でした。
百歩譲って2人の紹介が無かったとしても、本来はゲームの周年記念イベントなので、今年一年の振り返りなどの「コンテンツの内容」に触れるのがメインなんじゃないでしょうか。
充分な時間がある上で紹介するのであればまだわかりますが、協賛として参加してしまうと今回のようなイレギュラー時には本来の趣旨に沿った内容のものが削られてしまいます。
私はコンテンツを観に来てるのであって、市政の宣伝を観に来たわけではありません。
2.群馬県としての損失
上記で触れた昨年の5thライブでは、各公演でそれぞれの土地の名産品やおすすめのお土産を紹介するコーナーがありました。
また、MC内でも「こんな名物を食べた、ここがおすすめ」など、様々なご当地ネタを織り交ぜていました。
そしてこのコンテンツの凄いところが、紹介した品が公演終了後にファン(通称:プロデューサー)が購入し、根こそぎ売り切れてしまうことです。
(過去には肉まんやハンバーグ、とあるオレンジシューズなどの飲食物から、演出で使われた傘や扇子など様々)
群馬にも多くの名産品があり、普段来ることのない人に知ってもらう絶好のチャンスでもありました。
しかしながら紹介されたのは前橋市が作成した「前橋まちなかMAP」というもののみでした。
焼きまんじゅうやハラダのラスク、峠の釜めしなどの有名所でも一切触れることはありませんでした。
確かに前橋市の案内としてはとてもよくできていますが、これではスポットを狭めてしまい、群馬県としての魅力が十分に伝わりません。
協賛しているのだから前橋市にスポットが当たるのは当然ですが、私はもったいないなと思います。
以上のことから、コンテンツ独特の理由もありますが、市政がオタクコンテンツの協賛をしたことで様々なデメリットが生まれてしまったと考えています。
ただ、上記の内容とは関係なく、山本市長をはじめとして前橋市の様々なもてなしはとてもよく考えられていて、素晴らしいものばかりでした。
このアクティブさともてなしに関する手法について、他の市町村もぜひ参考にしてもらいたいです。
山本市長、前橋市の方々、シンデレラガールズを受け入れていただきまして本当にありがとうございました。
そして、群馬の魅力を一つでも多く見つけられ、気に入ってもらえれば幸いです。
ライブも昨日よりさらに素晴らしいステージになることを願っています。
心にググっと群馬県