はてなキーワード: 手配師とは
闇バイトって言うと急に生えてきたみたいだけど、戦前から違法な労働としての日雇い労働は存在しているよ。
昭和の時代を生きた人なら、手配師に集められてなんか急に解体業務させられたりとか、グッドウィルに装備費引かれていきなり引っ越し屋の数合わせにぶち込まれたりしたことがあると思う。
このへん、基本的には法律で問題ない作業なんだけど、たまに明らかにアウトだよなあみたいなことがあったりする。
分かりやすいのだと、入場券でホームに入って指定された新幹線の号車網棚に荷物載せてくる、とか。
そういう時、みんな割の良いのにあたったと思って深くは突っ込まない。(なぜ雇わせた奴にやらせるのか、とか)
こういう時代を生き抜いてきたものとして、闇バイトが蔓延した原因は複数あると思ってる。
港湾労働の元締めの弱体化とか、グレーなのに突っ張る企業とか、普通詐欺師の手口なのにバックグラウンドのちゃんとした有名人がやるからビジネススキームになってるやつとか。
#9110 に電話すると、各県警の相談窓口に繋がるようになってる。
平日昼間だけだけど、まあバイトで引っかかったなと思った時にそれ以上優先することは無いのでまず電話しよう。
相手はプロなので「それは普通に面接の無いコンビニのバイトですね」みたいな回答が返ってくるかもしれないけど、その方がマシなので。
基本的に無い。
社会人経験もない学生はもちろん、あまり詳しくない分野では歳いってても判らんことはある。
なので、「ホワイトリスト方式」として、誰もが知っている大手チェーン店もしくは地場のスーパーみたいな創業が長いところに応募するのが良い。
マクドナルドに応募して闇バイトさせられることは無い。IKEAやコストコで突然強盗に行くことになることもない。
もしかしたらそのスーパーでは賞味期限切れのラベルをはがして新品に貼りなおす作業をさせられて、これってヤバイやつでは、みたいになることもあるけど、実刑を食らうことはまずない。
なので、自分で使ったこともない店や企業の、やったこともない業務を、未経験者歓迎とかで行ってはいけない。
そんなん、ほとんどのバイトが応募できなくなるじゃん!と思うかもしれない。そうだよ。
まずは自分の目で見て知っている企業で経験を積んで、「ああ飲食のバイトつってんのにこの時給と拘束時間は変だな」とか判断できるようになってからタイミーとか使うの。
年末年始に年賀状配達のバイトとか募集あったでしょ?ああいう大企業からのお誘いに乗って、こんなクソみたいな労働環境で仕事してこれっぽっちかよ!みたいな経験を積むの。
ブラックバイトに当たるかもしれないけど、闇バイトに当たることは無い。
日本の警察は(世間の評判に比べて)非常に優秀なので、素人の犯罪は必ず露見してつかまります。
当日顔を合わせて押し込み強盗に巻き込まれても、年寄殴って金を盗むとか、しなくていいから。
つうかね、強盗みたいなリスキーな犯罪、やりたくないってヤツ連れて行って無理やり脅して数合わせするとか、絶対にしないから。あり得ないから。
今問題になってるのは「強盗みたいなハイリスクローリターンなことを」「強盗したいやつマッチングして」「指示役の元で実行犯がやる」っていう頭悪くて治安も悪いのが増えてるから。
だから百歩譲って、近所の高級車と監視カメラの位置を撮影して報告して回る窃盗団の下見に使われちゃっても、そのあとヤベエなって思った段階で警察に電話したらそこで止まる。
見せしめに一家惨殺されたらニュースになるでしょ?そんなニュースバリューのあるネタ報道されないとかあり得ないから。
彼らは脅してあなたが怯えるから深みにはまるの。警察に相談して、手を切る。即座に110番に通報する。
あと、身の危険を感じたら躊躇なく110番通報しろ。(110番通報すると必ず警察官が対応してくれる/個人的には交番にかけこむのはおススメしない)
闇バイトの区別なんかつかないの。バール持って他人様に殴りかかる前に、どのタイミングでも引き返せるの。
報復が怖い?んな末端の切り捨て要因いちいち焼き入れに回ってそれで捕まったら単なる阿呆だからそんな馬鹿なことしないよ。
も一回繰り返すけど、チラシでも、リクルートの雑誌でもタウンワークでもタイミーでも職安でも、知らない企業の知らない仕事をするな。今はそういう時代です。
兵庫県知事が炎上してるのは港湾利権に手を付けたからだ、という棘が話題になっているが、それ自体は他愛もない陰謀論だ。
更に「大企業グッドウィルが潰れたのも港湾利権の闇」とかいう陰謀論の重ね掛けにもなっている。
このグッドウィルが潰れた理由と経緯はちゃんと認識されて居ないしWikipediaなどにもちゃんとまとめられていない。どこかで書きたかったので説明するよ。
表面的には東和リース社への二重派遣がトドメとなって派遣業免許を取り消されたと世間に認識されている。
でも結論から言うと戦後労働行政の2本の柱であった建築と港湾への違法派遣を行っていたのが大問題だったのだ。
でも事件の背景とGW社(グッドウィル)の成り立ちと労働行政の来歴を説明しないと意味が判らないはずなので、どうしても長くなるが説明する。
>「売上8000億円のグッドウィルが一発廃業」港湾利権は地面師が可愛く思えるレベルでやばかった
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2433890
戦後労働行政で建築(土木)と港湾は特別な扱いになっていて特に手厚く労働者が保護されている。これはこの二つが前近代的な雇用形態になっているという事と、ヤクザの問題だ。
終戦後~90年代まで、行政は縦割りのセクショナリズムが強く、職分を超えて協調的に仕事をするという事が少なかった。だがヤクザが絡むと別で、ヤクザ対策は国策と言っていい。
ヤクザなんか追い出せばいい、そう思うかもしれないが、それは今だからそう見えるのであって、昔はヤクザとカタギの線引きが難しい職業というのが沢山あった。線引きをしたのは警察で、今は警察の長年の活動後であるからヤクザとカタギの職業がきっちり分かれているのが当然に見えるのである。
そして建築と港湾はそもそもその職分からヤクザが生まれたりしていた業界なので特に不可分だった。
建築土木は請負構造になっていて、仕事の元請けが熊谷組や大成建設のようなゼネコン、その下に○○組のような中小の建築会社、設備会社があって、職工はその中小土建に直接雇用される。つまり実作業をするゼネコン社員は居ない。現場にいるゼネコン社員は監督か設計である(事務所で躯体完成後の図面を書く)。
因みに〇〇組などの会社社員は自社の事を「組」と言ったりする。
これからも判る通りに、ヤクザと出発点は同じだった。片方は裏社会、片方は資本主義に順応して分化してきたものだ。
そして戦後の時点では元請けゼネコン以外の土建はヤクザと未分化の所が多かった。
これらの中小土建の職人も社員という訳ではなかった。仕事を請け負った土建会社は親方に仕事を投げる。親方の下には親方に喰わせてもらっている弟子の職人が居るので彼等が仕事をする。
また土工(所謂ドカタ)など単純労働系の職分だと日雇いの人夫を使う(人夫は差別用語らしく変換候補に出ない)。朝6時頃に手配師のトラックかハイエースが来る場所というのがあり、そこで待っている人間をピックアップして各現場に送る。山谷が有名だが東京だと高田馬場と新大久保間の今は西戸山タワーホームズがある場所も有名で、早朝の山手線から見えた。
仕事が終わる時間に迎えに来て賃金を払って終わり。雇用期間は当日だけ、その日払い。
この手配師は親方だったり親方に雇われてる人間だったりするのだが、この親方は一人頭いくらで請け負って、そこからピンハネして日雇いに渡す訳だ。
そしてこの手配師にしろその上の土建にしろヤクザの舎弟というのが多かった。
そうなると日雇い労働者としては普通の会社の福利厚生というのが受けられない。特に怪我をしたり障碍者になったりした場合ヤバいことになる。
コンテナ船が一般化するまで、内航(国内航路)にしろ、外航にしろ船で貨物を持ってきたら沖仲仕の世話になった。主に手作業、時にクレーンや台車を用いて貨物の荷卸しをする荷役人夫が沖仲仕である。
昔の貨物線は船底から船倉で、そこからクレーンを用いて手作業で岸壁に貨物を下ろし、それを次に載せる船や貨物列車に載せる為の集積所に運搬する。船に載せるのも同じだ。
ただ、付けられる岸壁には限りがあるし、岸壁使用料を港湾長(都府県)に支払わなきゃならない。この金額は結構高い。
そこで艀(はしけ)を使う荷役が一般化した。艀はただの四角く平たい台船で、動力船に引っ張られて移動する。沖仲仕が船から艀に貨物を下ろし、一杯になったら次の艀を付け、とやって列車みたいに幾つも繋げて次に載せる船に付け、貨物を載せ替える。因みにF1カーなどのサイドポンツーンのポンツーンとは艀の事だ。
この場合、艀が資本であり、艀を持っている人間が親方となって沖仲仕を使役するという形になる。
で、この沖仲仕だがやはりヤクザと不分明であった。特に戦前から戦後すぐまでは土建と同じようにドヤ街近くでピックして人を集め艀や岸壁に分配していた。
この沖仲仕の親方から巨大暴力団になったのが山口組だ。これ以外にも港湾近くにはヤクザの組や右翼団体が多く、その事務所は陸の上だけでなく係留されたボートハウスにある事も多かった。
港湾近くには「〇〇水上警察署」という警察署があるが、これはその名の通り、こんな訳で事件やトラブルが頻発する港湾の水の上を管轄する警察である。現場が艀や船の上なのでパトカーはおまけで、主な移動手段はパトボードであった。
この事情は海外でも同じで、ギャングというのは沖仲仕の班を指していたが、そこから犯罪者集団化したものが現れたので、犯罪/虞犯集団の事を指すようになった。
沖仲仕も土建と似た構造と利害関係にありヤクザとの関係も似ている。
そこで労働行政の重点項目になった。目的は日雇いが多い労働者の保護、特に労災時の保護と、ヤクザからの切り離しである。
その為に日雇いは原則禁止となった。しかし船会社や倉庫会社が艀の親方に仕事を発注し、その親方が人夫を連れてきていてそれが日雇いという体なのであまり効果はない。
だが沖仲仕のこの構造は一気に無くなって殆ど解消してしまったのだった。それが
コンテナ化へのシフトで、人力での積み下ろしからコンテナ輸送に切り替わってしまった。荷主が倉庫でコンテナに入れて埠頭に輸送し、岸壁ではそのコンテナをガントリークレーンでコンテナ船に積む。
すると必要な人手はクレーンオペと場内の車両誘導整理、フォークリフトでのコンテナ移動がメインとなった。これらは日雇い人夫に出来る仕事ではない。故に手配師も必要が無い。
という事で、沖仲仕の保護の為の労働行政特別扱いの根拠というのはかなり解消してしまったのだ。
だが、行政としては別にそれによって困ったことが発生しているでもないのに前例主義を止めるつもりはない。
だからこの労働者保護、使用者から見たら規制はまだ生きていて現用である。これが大事なポイントだ。
また解消されたとは言っても、港湾内倉庫でコンテナ移し替え(海コンから鉄道コンテナなど)のような仕事はまだあり、そこでは沖仲仕時代と同じ作業が行われている。
更に、今では一般的な港湾労働者が居るのは、港湾長が管理する埠頭近辺だけだが、元の規制趣旨から言って規制対象域はもっと広範囲に及び、明白な区切りはない。これも大事なポイントだ。コンテナ化で港湾長管理域だけに労働が集約されたにすぎないからだ。
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1X年務めるも未だに平
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公務員の何が凄いって平でもそこそこ責任のある仕事を「押し付け」て貰えること。
役所に積み上がっている仕事のうち8割は強い責任感が求められる仕事だ。
世の中に責任感が求められない仕事なんて全くないと言っていいだろうが、それでも強い責任感を求められるのはベテランや一部のブルシットぐらいで、その中でも公務員はブルシットかつハイプレッシャーにおいて突出している。
同業他社とも言える他の公務員がその辺りに年齢制限をしかけてきて途中入場を完全に断り、同時に他業種が新規参入を断ってくるのも35ぐらいから。
ここまでの間に公務員以外の業界に転職しなかった場合は、一生同じ職場で過ごすか、辞めてから「異常に入るのが簡単な業界」に潜り込むしかなくなる。
もちろん、「死ぬ」という選択肢もあるにはあるが、それは全てをやりきったあとの話なので今話しても意味がない。
俺は公務員に入るまでの間にあまりに人生を無駄にしすぎた人間であり、速攻で公務員に見切りをつけた場合は「公務員も◯年しか出来なかった中卒元ニート」として転職市場に飛び込むことになる。
それはマジでヤバイからと踏みとどまっているうちに、結果として今度は年齢制限により行き先を失ってしまった。
つまり、ビル清掃員、ライン工、警備員、運送業者、ウーバーイーツといった正真正銘の「受け皿」である。
面白みもなければ待遇も良くない業界に行くぐらいなら、つまらなくてプレッシャーまみれでも公務員のほうがまだボーナスぐらいは貰えてマシだとは言える。
だが俺はもう日々のプレッシャーに耐えられるだけの体力がない。
月の残業は平均60時間程度でそこまで絶望的というわけでもないのだが、とにかく毎日の仕事が苦痛すぎるとそれも耐えられなくなってくる。
仕事自体は、単にやってきた案件を適切な所にばら撒き直すだけの郵便仕分け装置のような立場でしかないから超つまらないし、そうしてつながりのあるあらゆる界隈から「お前が完璧に仕事をこなさないと困るんだが」と凄い勢いでケチをつけられ続ける。
自分たちが適当にグチャグチャやったあとの後始末をぶん投げいるだけの癖に「速攻で完璧にやるのがお前の役目では?」とやたら強気な相手にいつもイライラさせられながら、自分の手にはなんのスキルも身につかないままに誰かの力を借りて片付けてもらう無能な手配師として日々を生きている。
組織のトップ達が「俺の手柄、これマジで凄い」とアピールするための玩具やパーティーを用意するために雑に予算を奪い続けてきたせいで、職場のあらゆる資源が枯渇しており、パソコンやFAXさえもボロボロな状況の中で必死にやりくりする日々に泣きそうになる。
社会からズレた場所でただ降りてくる仕事をライン工のようにこなし続けてきた人間に、管理分野の仕事なんて務まるはずがないのにそれを押し付けた組織に問題があるわけだが、このままここであと10年もやっていれば、自分がまさにそのクソったれた管理者となり、自分の役目はこれだとばかりにただ部下への催促を繰り返し忖度をおねだりするだけのゴミになる未来を想起するだけで気が遠くなりそうだ。
俺はもうこの仕事が嫌いすぎる。
こんな無能共が階級社会に迎合してロクに組織改革もせずに税金を無駄に垂れ流していることも許せないが、それを変えられるだけの力はこんな所でダラダラと人生を潰してきた自分たちカスにはあるはずもない。
致命的な無能として生き続ける日々、その中で無能同士なりのシンパシーがあるでもなく奴隷同士の内輪もめを繰り返して生きていくのは流石にしんどすぎる。
俺はもういい加減辞めたい。
降りたい。
というわけで、「辞める」「精神病の診断書を貰う」「上司にギブアップを伝える」の三枚のカードを心のなかでいつも睨みつけて働いている。
どの選択肢もそれぞれにデメリットがあり、そして間違いないく一方通行だ。
段階として、まずはギブアップを伝え、それで駄目なら精神科に行き、そして最後に辞めるという順序もあるだろう。
精神科で下手に診断を貰ってしまう前に辞めるという選択もあるし、辞めるために行動を起こすことで環境が変わる可能性もある。
一つ言えるのは、それぞれのデメリットが大きすぎるから何も考えずに同時にやるべきではないってことだろう。
まずはどれか一つだ。
どれを選ぶべきか。
「上司にギブアップを伝える」というのは実は何度かやっているが、ただ「もう無理です。仕事減らしてください」と伝えただけであり、それに対して「でもさあ、お前と同い年の人はもっと沢山働いてるのに、自分だけ仕事が少なかったら恥ずかしいよね?」とパワハラまがいの反論を食らうだけだった。
我が職場は情報保全の意識が高いので職場にICレコーダーを持ち込めないから、上司のこの発言は虚空に消え私の心の中に響くのみというのが虚しさを加速させる。
この職場は、官僚社会は、構成する人間を守ろうとする意思が極めて弱く、構成員は犠牲になるだけの歯車、いや歯車に塗られたグリス、それを磨くためのウェス、ギアを回すためのエンジンにくべられる薪の一束、存在価値など虚無に等しくいらくでも変えの効く消耗品なのだ。
許しがたい組織だ。
だが俺のようなニート中卒に人並みの給料を払ってくれそうな職場はここぐらいしか思いつかず、その地位に思わず飛びついたのは俺だ。
俺はもう無理だ。
うきゃー~~~~^だfだっさfだ!Fdfsfsda!!!!!!!!!!!!資格を取ってビルメンになるんだ~~~~!RFSsっふぁsうわぁぁぁああああああああああうい
ビルメンになった先にあるのは、同じように人生を転げ落ちた人間同士の平和な傷の舐め合いなんかじゃない。
下に落ちれば落ちるほどに、底辺階級同士の醜い奪い合いが起きているものだ。
そして、そこでは今以上に「換えの効く人材」としての酷使が待っている。
逃げ出すべきじゃなかったんだ。
「逃げる」という必殺のカードを使うタイミングを人生の序盤に持ってきすぎた。
もうこのカードはこれ以上切れない。
だけど、偶然を信じてもう一度「逃げる」という手を叩きつけ、盤面で何かが起こることに期待しないといけない時が近づいている。
たった60時間の残業でも、上司からも顧客からも理解を得られない環境で働き続けるというのは恐ろしいほどに消耗するんだ。
同僚同士で愚痴り合っているときに感じる「ああ、俺がおかしいんじゃなくて、やっぱり俺達の周りにおかしい奴らがいるだけなんだ」という安心感と、ボーナスを込みで考えれば最低賃金とは比べ物ににならないような給料だけが俺を支えている。
間違いなく言えるのは、今俺達の上にふんぞり返って「俺こそがお前達を活かしてやっているのだ」という顔をしているアイツは、俺達の心を降りながら自分の保身をしているだけのカスだってことだ。
そして、上司となるための技術が全く身につかない日々を送っている俺が、もう10年か15年からしたら、あの席に座ってカスとして皆から嫌われて寂しく生きるだろうってことだ。
権力が人を変えるのではなく、権力に近い立場にいる人間に押し付けられる席がカスにならなければ生き残れないカスのような役割であることが多いってことなんだろうな。
辛いよ。
下っ端の頃も辛かったし、中堅になった今も辛くて、上に行っても辛いんだ。
ずっと辛い。
ずっと辛いことが分かっているけど、転がり落ちてタクシーやトラックを運転する人生だってきっと同じように辛いのなら、せめて給料ぐらいは安定してそこそこ貰いたい。
嫌な人生だ。
収入が低くてもいいから、自分が社会に価値を提供していると信じられる仕事についたほうがいいんだろうか。
俺の溜め込んだ給料は、税金を払って病院に通い続けても3年ぐらいは俺の命を守ってくれる。
ドン詰まった人生を終えて死ぬまでに3年間あるのと3ヶ月しかないのとでは、やっぱり何かが大いに違うと思うんだよな。
悲しいのは3年ニートしてから社会に戻るって選択をきっと俺は選べないってことだ。
というかな、俺なんかが3年ニートしたあとに社会に戻してもらえる気がしないんだよな。
だって、無能である人間にできることは「逃げないこと」ぐらいだから。
■追記
続き https://anond.hatelabo.jp/20240830173230
■ここから本文
ホームレス関連の投稿がバズっているので、ホームレス経験者の俺が思い出を語るぞ!!
https://anond.hatelabo.jp/20221120222034
「ホームレス?今は福祉が充実しているから好きでやってるんじゃないの?」
「結局ドヤ(安宿)で寝れるからそんなにつらくないんじゃない?」
「実際気楽なんでしょ?」
という声を聞くので、全部答えるぞ!!!
ではまず睡眠編!!
ダンボールが快適なのはガチ。「家電製品に使われるダンボールは二重になっているからより快適」という情報が一部であるが、それはウソ。無尽蔵にあるダンボールを重ねれば良いだけなので、元から二重なのかどうかはほとんど関係がない。たまにペラペラのダンボールだと重ねても地面の冷たさが伝わってくるが、より重ねてダンボールのミルフィーユにすれば地面の冷たさは回避できる。逆に言うと地面の冷たさを回避できれば割と勝ち。毛布は配布している人がいるので、もらおうと思えばいくらでももらえるが、2枚あれば十分。
寝るときに聞こえる若者が怖いのも、これはガチ!!いや警察なんかは全く怖くないのよ。むしろほとんどかまってくれない。若者がホームレスを襲撃する事件はたまに起きるのでリアルガチで怖い。ちなみにホームレスじゃなくとも、浜辺でキャンプしている人なんかが馬鹿な若者に襲撃されたりする。人が寝てると若者は襲撃したくなるらしい。
「冬の寒さがきつそう」と思ってるお前!!解像度低いぞ!!!よく考えてみろ。冬は着ればなんとかなる。夏はどうにもならないんだぞ。死ぬぞ。あと体中が痒くなって死にそうになる。寝床のタオルケットも秒で臭くなるので寝る前に鼻を慣らさないといけない。夏はまじできつい。夏 is 地獄。ホームレスが100人いたら99人は夏のほうが地獄って答えるぞ!!!一応補足として言っておくと、冬も寒くて死ぬほどつらい!!起きたら枕元の飲み水が凍ってて飲めないとかな。冬は楽という誤解を与えたらごめんな!!
「ドヤ?宿?雨風しのげるところで安く寝れるんでしょ?」YES高須クリニック!!!大体1000円前後のところが多い。広さは1畳強からせいぜい3畳くらい。テレビがついてるところも多い。エアコンもあるにはあるが、隣の部屋と共通になってる(エアコンの正面にベニヤを立てて二部屋に分けてる)ことがあるので、あまり好き勝手にエアコンは操作できない。しかし俺が言いたいのはここからだ!!安宿あるからいいじゃんと思ってるそこのお前!!!ドヤの部屋はなぁ!!!くっっっっせえのよ!!!!いやマジ。カビなのかわからんけど黒ずんでるし、人の脂で黄ばんでるし。常識的に考えて、一泊800円の宿が布団を毎回洗濯していると思う?いやしてるところはしてるけど、5000回くらいは洗ってるからボッロボロよ。しらんけどダニもいるんじゃないか。でもなんか今画像検索したら結構きれいな感じになってるな・・・。画像だと匂いが無いからキレイに見えるのか、昔と違ってドヤも清潔になってきたのかはわからん。以前のドヤは他人の靴下で寝るようなところだった。
確かに福祉は充実してる。これはガチ。多分今職を失ってすっからかんになっても、なんやかんやでうまくやればタダでアパート住めるし生活保護費も振り込まれるでしょう。うまくやればな!!!
あのですね、「貧すれば鈍する」、これも本当にガチなのよ。金が無いとそのことで頭がいっぱいで、福祉の窓口に行こうだとか保険だとかなんだとかってのに頭が回らんのよ。正確に言うと金が無い時というよりは金が消えてく過程だな。完全に金が無くなったらどうでも良くなって暇な時間増えるから福祉にたどり着ける。しかしそうなってない状態は、元記事にもある通り、「残高は自分の寿命」のように思えるのよ。だって金がない状態で生きたことないのに、金がなくなるんだぞ。そら心配するやろ。そのことで頭いっぱいになるだろ。一日あたりいくらあれば生きられるのか日割り計算して、スーパーで売ってる中で一番カロリーを安く確保できるのは何か探す。これで精一杯よ。だってそもそも、そういう状況に陥ってるってことは、病気とか何かしらで働けてないということだぞ。単に馬鹿なだけなら福祉にたどり着けるが、それなりに働いてた人がホームレスに落ちる過程というのは、思考力は常人の10/1になってるからたどり着くべきところにたどり着けない。ガチ。
貯金が100万あればしばらく生きていける。収入無しで10万切ったらどうする?日割り計算するんじゃないか?寿命が見えてくるよな??1万円切ったら酸素が薄くなってきて寿命寸前よ。今の社会の人間はな、所持金10万円以上持っていた人が10万円以下になると酸素が急激に薄くなるようにできてるのよ。そんな酸素薄い状態の人に、酸素いっぱい吸っている人が「雇用保険が云々、傷病手当金が云々」って、そんな漢字ばっかりの文字を理解できると思うのか???思うならそうなんだろう、お前の中ではな!!!
日銭は結構稼げる。福祉としてホームレスに直接金を配るわけにはいかないが、放置もできないということで、くっっっそ簡単な仕事で高時給な仕事がホームレスに割り当てられたりする。ホームレス特権じゃ!!例えば公園の掃き掃除とかな。あれ誰もちゃんと掃除しているかチェックしてないぞ。どうせ風吹いたらまた落ち葉出てくるし。池の掃除とかもあったけど、池に入る装備も掃除グッズも全くなんもねえwwwってときあった。なんにもしなくてお金ゲット。空き缶拾いはもう先輩がやっててテリトリーできてるからやらない。結構大変らしい。体が動くやつなら手配師に言えばその日払いの仕事をくれる。ただし朝早いから早く手配師のところにいけ。仕事にあぶれたら同じように仕事にあぶれたおっちゃんが朝から酒盛りしてるから真似すればOK。ホームレスの全財産は、金持ってる人なら10万円以上、なければ0から1万円くらい。意外と金持ってるように見えるか?そうか?お前の全財産が10万円で家も無いのに「意外とお金持ってるね」って思われたらどう感じるんだ??
ご飯事情。団体や教会が配ってくれるのもあるし、普通に自分で買う。鯉釣って食うみたいなのは割とレアキャラよ。福祉の人たちが配っているやつも教会も、誰でも食える。あんまりきれいな身なりをしていると「あなた本当に困窮しているの?」と聞くこともあるようだが、まぁめったに無い。教会もうるさいこと言わない。なぜならあまり小うるさいこと言ってきたらホームレスは別のご飯くれる団体のところに行くだけだからwww教会も教会で、多少は貧困層にご飯食わせてるという事実が欲しいわけだから、結構客商売みたいなところはある。だから牧師さんは信仰に尽くそうと布教みたいなことすると、貧困者に飯を与えて救ってるという事実を失うわけで、まぁ忠ならんと欲すれば孝ならずみたいな状態だったりする。ホームレスは都合よく「持ちつ持たれつ」みたいな解釈しちゃってるけどな。まぁいいけど。
ホームレスはキツイぞ。みんな生まれた瞬間はホームレスじゃないんだ。みんな学校行って友達と遊んで多少は働いたりの経験をしてからホームレスになるのよ。そこわかってる?金がなくなる過程がきついと書いたが、同じようにホームレスになる過程もめっっちゃきつい。まともに働いていた人がホームレスになるとき、どう思うと思う?「社会に迷惑かけてごめんなさい」だよ。嘘だと思うだろ?マジだぞ。みんな最初はそう思う。原罪を背負うかのごとく罪の意識に悩まされる。大通りを歩くのが心苦しいし、太陽を浴びることも心苦しい瞬間があるんだよ。ま、3日もすれば日常になる。
縦社会というのは半分ウソで半分本当だ。ホームレスにはっきりとしたシマは無いものの、ぼんやりと「主」みたいな人はいる。そういう人がその公園やなんかの雰囲気を作ってることはある。食べる時間とかは別に自由なんだけど、なんとなく会話の中心にいるとか、連絡係になってるみたいな人いるよな。別に偉いとかじゃないんだけどさ。何の話だっけ、そうそう縦社会の話。まぁ普段は何も無いんだけど、主みたいな人は警察や役所なんかの人も話を通しやすいんで、たまに「○月△日までに撤去いただけませんか」みたいな話をしてくる。山狩りとかいうやつ。どうせすぐ戻るし警察も容認してるけど。あんな感じのイベントは主経由なので偉い人に見える。あと新規ホームレスの管理。これは役所だかがかなり真面目に把握してて、ご新規さんはすぐ察知される。察知されたから捕まえるとかじゃなくて、ご飯を用意したり事情聴いて住宅用意してくれたりする。ありがてえありがてえ!ま、その住宅も周りみんなホームレスだから住環境最悪で出てくる人多いけどな。夜にずっと奇声出すとか廊下でうんこするやつとかいるぞ。
ホームレスが気楽か?まぁ気楽といえば気楽。慣れればね。慣れるまではキツイ。何がキツイか改めて考えると、やっぱりニオイがキツイ。人の便所サンダルを敷き詰めた部屋で生活できるか?できないだろ?シャワー浴びてすっきりして化粧水塗って電動歯ブラシで歯磨きする清潔な暮らしなんかと完全に無縁だぞ。あ、歯医者はタダでたまに連れてってくれるから口内環境は実はそんなに悪くないけど(ありがてえありがてえ!)。ニオイ以外だと、人間関係が気になるよな、みんな。基本的にはいい人が多い。意外やろ?でもホームレスという環境にいる人達として、戦友みたいな気持ちがほんの少しだけある。攻撃的な人もいるというのはホームレスに限らずどのコミュニティでも一緒。外部の人(手配師や福祉ビジネスするヤクザ)は嫌われてる。俺らから搾取すんなよってな。でも孤独になるとあいつらが頼りがいある存在に見えてくるから頼ってしまう。
ちなみに補足なんだが、社会人がホームレスに堕ちることを、人間の底辺にたどり着くからか「底付き」とかいう人がネットでたまにいるが、本人や福祉に関わる人は全くそんな言葉使わない。というか底付きという言葉すら知らんぞ。依存症の何かしらの言葉のようだが、まぁ混同してホームレスにも使っているのだろう。
今回はこんな感じにしとくか!!!ちなみに俺はもうホームレスじゃないぞ!!!!
Q 先生質問!メンヘラのホームレスはいますか?生活保護がおりるのかな?
A メンヘラめっちゃいるぞ!!!そらいるよ。というかホームレスの精神疾患率やばいぞ。気楽そうに見えてみんな死にたいって思ってるぞ。リアルガチで。
だってな、昔の友人も親も親戚も兄弟も元同僚も、みーーーんな自分よりいい仕事していい生活してるんだぞ。自分が胸を張れる場所が世の中のどこにもないんだぞ。いつもいつも後ろ指指されて、安酒飲んで、くっっせえ住環境で生きてるわけよ。ホームレスになってしまったからにはやっぱり事業に失敗とか病気(それこそメンタル系が多いな)とかを抱えてるわけでさ、なるべく正面からは考えないようにしてるけど悲しいのよ。できることならいい仕事して家族と過ごして美味しいもん食べて浮気なんかもしちゃって、みたいな生活に憧れてるのよ。実際問題、ホームレスの保護については金銭問題だけじゃなく精神疾患率の高さの問題もあるな。ただガチのメンヘラは精神病院に強制的に連れて行かれるから在野のホームレスにはそんなにいない。人間嫌いとか鬱とかそんなもん。あ、メンヘラでも生活保護おります。人間やぞ。
A 仕事したから。それに尽きる。今回は特別にもうちょっと解像度高くしよう!ぶっちゃけるとホームレスから抜け出そうという意思があれば翌日くらいには脱出できる。肉体労働できる身体ならな!ガラ(瓦礫)を人力で運ぶ仕事とか、あとは手壊しといって機械が入れない場所を解体したいときなんかに作業員入れて手で破壊するのよ。破壊する作業はアホでも筋肉あればできるから手配師に聞けば即日か翌日にはいけるぞ。場所にもよるけど住み込みのもあるから覚悟決めればその日にホームレス脱出だ!給料は結構いい。多分素人でも一ヶ月働けば20万は超えるし、しばらく働けば月収30万は超える。
なに!?肉体労働はしたくない!?わかったわかった、肉体労働以外のルートを教えよう。まず炊き出しにいって炊き出しにしてる人たちに仕事を探していることを言うんだ!!するとあっちはめっっっっちゃ手厚く教えてくれる。仕事の紹介もあるし、必要な窓口も紹介してくれる。自分で直接福祉課に行くより炊き出しの方々経由で行ったほうが100倍話がスムーズだ!仕事は工場で食品トレイ作るみたいなそんなやつが多い。エクセル使えるならそういう仕事にも多分すぐありつける。住所がなくて心配だろうが、そんなこともあろうかと思って福祉の人が準備金みたいなの貸してくれる(というかくれる)。皆様の税金を使ってホームレスを一見まっとうな人間に仕立て上げてくれるのだ!!!!ま、実際は雇う側も結構わかってて、元ホームレスとわかってても社会貢献みたいな気持ちで雇ってくれてたりする。まぁそんなわけで働く気があるなら秒速で脱出できるからあんま心配すんな!!!
Q よく荷物置いて主がいなくなってるけど 他のホームレスに盗まれたりしないの?
A 盗まれることもある!!でも前提として、ホームレスの荷物盗もうとする一般人はいない!!そしてホームレスの荷物盗むホームレスはいじめにあったりするからあんまりやらない。あと盗むといっても「借りる」みたいな感覚で悪気なく持っていってしまう人もいる!!基本的にはホームレス界隈にも秩序があってあんまりめちゃくちゃなやつは意外といないぞ!!!
Q そういう簡単に見つかる仕事って、受け子とか出し子みたいな犯罪がらみだったりしないの?
A 就労支援など各種福祉団体経由なら犯罪の仕事は無いッッッ!!!ま、やろうと思えば受け子みたいな仕事にもありつける。手配師ではないんだけど貧困層から搾取ビジネスやってるやつがホームレス界隈をうろちょろしてて、そういうやつは大抵バックに怪しい組織がいたりする。しかし受け子みたいな仕事をしてでも金稼ぎたいって意欲あるやつはホームレス脱出できるから、ホームレス自体はそんなに詐欺などの犯罪には関わってないと思うぞ!!!!
Q どこにでもいるぞ!!!ホームレスいるところに手配師あり。というかホームレス生活してて手配師と全く縁ができないというのは逆に難しい。例えば上野のパンダ橋ってあるやろ?あそことかいるぞ。今もいるんじゃないかな。会いたいなら朝早くいけ!!!5時なら大丈夫。その場で日給いくらで肉体労働ありかなしかみたいなの聞かれてOKなら現場に連れてってもらえるぞ!!!送迎付きで快適かと思いきや同乗している人もホームレスだからくっっっせえけどな!!!ちなみに現場はめっちゃ遠いことがしばしばある。千葉とか普通で、福島行ったやつもいる。都内以外の事情は知らんけど地方都市にも絶対手配師はいるはずだ!!!ただ正直手配師にろくなやついないから注意な!!!!
Q 福祉施設に入ったホームレスがその窮屈さに耐えきれずまたホームレスに戻ってしまうと聞いたけどマジ?
A Exactly!!そのとおりでございます!!!アパート用意されて快適オブ快適って思うやろ??wwwそんなwwwことwwwないwwwっw!!!!ホームレスをアパート一棟に詰め込む実験をしてみよう!!!まず既存入居者の縄張り意識がすごくなる。そんで一部の人が徒党組んで新規入居者を追い出そうとする。追い出せば自分たちの快適度が減ることはないからな!!!!というか元ホームレスじゃなくてもシャブ中みたいなどうやっても生きてくの無理やろみたいな人もいるわけで、そういう人たち一緒に生活できるか???すぐうんこ漏らしてくっっせえしな。そんで「はいあなた身体悪いからうちの病院で全身チェックしますよ〜〜」みたいな怪しい人も来るから断り続けないといけないとかあるんだぞ!!!お金もらっても厳しくないか????ただ最近はそういうこともケアしてホームレスなどが一極集中しないよう配慮されてる。だから今は快適なのかもしれない。
A いるぞ!!!レアだけどいる!!!!おばさんもしくはおばあちゃんホームレスな!!!ただ結構レアで、20〜30人に1人いるかどうかってところ。だって女だったらホームレス生活するより支援受けて雨風しのげるところで暮らしたいもんな!!!女ホームレスは少ないんだけど、女ホームレスだけ支援する人がいるんでそういう意味でも支援に繋がりやすい。若い女はホームレスにならずとも稼げるし、漫画喫茶とかを根城にしている人が多いと聞くぞ!!!!あと女ホームレスには2000円とかで売春している人もおるぞ!!!それで稼いでるやつもいてたくましいぞ!!!!罰ゲームと Permalink | 記事への反応(21) | 17:02
IT企業で派遣社員のエンジニアとして働いていたが、パニック障害と鬱を発症して働けなくなった。
仕事をしばらく休んでもどうにも治らず、会社を辞めることになった。
この頃の貯金額は42万円程度だったと思う。
働かないと生きていけないので、自分の体に鞭打って、会社を探してテスターとして採用された。
三ヶ月間の試用期間でクビになった。休み休みだったし、鬱持ちの人を採用したくない気持ちはわかるので全く恨んでいない。
パニック障害で電車に乗ることも電話することもできなくなった。
テスターをクビになってからしばらく引きこもりのようなことをしていて、お金が尽きた。
電気ガスが止まり、水道が止まった。水道はライフラインだから最後まで残してくれた。
今は冷静に「金のことは金の問題でしかない」と思えるが、当時はそんなことに頭は回らず、残高は自分の残り寿命そのものだった。
Suica を解約して数百円を得て、スーパーでパスタを買って水でふやかして食べた。冷たい食べ物って不幸な気持ちになるんだな。
家賃滞納してもすぐ追い出されなかったのだが、いよいよそれも尽きた。ホームレス生活の始まりである。
私は東京にいたので、炊き出しをしているという山谷にいった。炊き出しをもらうには別段チケットをもらう必要はなく、
そのまま炊き出しの列に並べば良いだけである。おばさんが事情も聞かずに温かいご飯をくれて、それだけで承認された気持ちだった。
温かいごはんは人を幸せにする。自分の好き嫌いなんか全く関係無く、ごはんが温かければ幸せになれるのだ。
ドヤで寝泊まりをして、だんだんドヤに泊まるお金も無くなっていき、ダンボールを拝借して公園で寝るようになった。
ダンボール自体は快適なのだが、夜聞こえてくる若者の声が何より怖い。襲撃されるのではないかと常々警戒しなければならない。
眠りに落ちる前には「どうしてこんなことに」という思いが頭に思い浮かぶのが常だった。
しばらく公園で過ごしていたら話しかけてくる人が何人かいて、仕事や福祉の窓口を紹介してくれるという。
これは手配師という人たちで働けそうなホームレスに仕事を紹介してその上前をはねる人々だった。
仕事のことを考えたらまたパニック発作が起こり、仕事をするくらいならホームレスのほうが幾分ましであるとしみじみ思い、話は受けなかった。
しかし福祉のことも何やら話しており、そういえば私は福祉の対象なのではないかと思い立ったのである。
市役所の福祉課の窓口で「食べるものが無いです、家も無いです」と伝えたところ、その場で2000円をくれた。
とはいえ私は生活保護の対象ではないという。数ヶ月前まで働いていたし、何より私はまだ働ける年齢である。
今の一時的な病気が治ればまた働けるのではないか、というようなことを伝えられた。納得するしかなかった。
「またここに来ればお金をもらえますか」と職員に聞いたところ、それは難しいという。
「どうしても現金が欲しいなら」と職員は言ってくれた。「大阪までの新幹線代を片道分ならお渡しできます」と。
つまり私を大阪に行かせて東京都のホームレス減らしをしようという魂胆である。福祉の現場ではそのような状況のようだ。
インターネット上でそのような話は見聞きしないので、おそらくその市役所の一部の職員がホームレス減らしのためにやっている施策であって、東京都の組織的なものではないのだろう。
大阪の人が優しいというのは、嘘である。しかし東京でホームレスをするよりも物価が安く、なんとか生活できる。
ドヤも山谷より安いところもあり、邪知暴虐な人がいることを除けば私でも生活をすることができた。
いくつか仕事もした。おそらくインターネットの人々にウケが良いだろうという話が一つある。
ドヤの前で座っていると、同じような浮浪者風の男に話しかけられた。リュックサックを堺区の百舌鳥まで届ければ一万円をくれるというのだ。
おそらく怪しいブツだろうとわかったものの、私にとって法律の重要度は下がっていたため引き受けることにした。
指定された住所に行って人を見つけてそのリュックサックを渡したら「いくら?」と聞かれて、何を聞かれているのかわからなかったが、
「一万円です」と言ったらその場で一万円札を渡してもらった。
だんだん、身体にドヤの空気が染み付いていった。そしたら、パニック発作がでなくなっていった。
私の場合のパニック発作は、仕事がうまくできない自分へのストレスだったのだ。
今の私は、もう私に何も期待していない。期待していないから落胆も無いというわけである。
プログラミングは、人よりほんの少し得意だと思う。
それでもまた一から勉強した。当時は半導体不足前だったので Raspberry Pi が普通に売っており、これを買って Python をやり始めた。
ドヤのテレビに接続してみたら、働いていた頃の画面と映りが全く違かったので笑ってしまった。いつぶりに笑っただろうか。
市役所の福祉課でお願いしたら Python の教材を印刷してくれたので、それを読みながら勉強していった。
「仕事に戻ろう」と思い始めた。まともな会社はきっと私を採用しないことはわかっていたから、スタートアップ企業を狙うことにした。
きっと世の中には、資金調達がうまくいってお金はあるものの人手が足りない企業があるはずだ。
探してみるとそのような会社が結構あることがわかった(PRTIMES の資金調達の記事はほとんど全部読んだと思う)。
面接時に私が泣いてしまうなどのトラブルがありつつも、無事とある東京の会社に採用された。
一部福祉の力を借りつつ、なんとか家を見つけた。会社からも Macbook Pro と ASUS の 27 インチ 4K モニターなどが支給され、
「これを売りに出せば数十万円得られるのに、どうして私に預けられるのだろう」と不思議にも思ったが、
久しぶりの自宅でごはんを食べる。サトウのご飯と卵を使ってチャーハン風の卵炒めご飯を作った。
まともな部屋で自炊したらさぞかし美味しいのかと思ったら、もそもそとした味で、そううまくいかないよなと笑った。
何も生み出すでもなく左から右に物を動かすだけで、自分に本質的な権限があるわけでもないので歯車未満の「歯車のための潤滑油」として文字通り間に入って必死に摩擦を取り除くために使い潰される。
これが親方としてやっているなら自分なりの工夫で高いお金を手にしたり、人脈やいろんな不透明性を利用して様々な非対称性によって存在しないはずの権力や利益も生み出す楽しみもあるだろうに。
サラリーマンでやってる分にはどこまで頑張っても「結局お前ってなにかしたわけじゃないよね?」と言われて論破も出来ずにはした金でコキ使われるだけ。
よくこんな仕事してられるよね。
たとえば、今ホットエントリに入ってる「バックアップ」を例にとる。
実はLinuxやWindowsの最新版では、強力なバックアップ機能が最初からついている。
しかしこれを使うと運用がシンプルになり、人月工数が稼げない。
そしてそのソフトが複雑だから、〇〇人月下さいね、と請求することができる。
客は「OS標準よりも、ソフト沢山入れたほうが重厚で安心できそう!」と勘違いする。
LinuxとWindowsの標準機能で100%以上の要件が満たせるのである。
「無知につけこんで、煙に巻いてふんだくる」という行為である。
だから、上のバックアップ担当者などはヤ〇ザっぽい反社人間をつけることが多い。
客がもし「この機能って本当にいるんですか・・・?」とか気づいても、
SIerやSESには、多かれ少なかれそういうビジネス要素がある。
「人売り」という戦前からの手配師にヤ〇ザものが多かった時代となんら変わらない。
より深い理解には、
ええこと書いてあるで。ここは。
https://gothedistance.hatenadiary.jp/entry/2021/08/30/110000
逆に言うと、炎上するプロジェクトの原因って何かっていうのを探すと良いと思うで。オイラも炎上する原因を知っているので、むしろ考える機会を知るチャンスだと思うし。
そもそも、炎上するプロジェクトは「もともと、おかしい」ことが多いのです。例えば、納期が短いとか、人が集められない、とかです。そこに、炎上しなかった根拠を探しましょう。
極論を申し上げると、炎上するプロジェクトについては「逃げる」ことが一番です。炎上したら、徹底して燃やしきりましょう。そうすると、良いことがあります。
所詮、SES の手配師はヤクザと同じです。彼らのやり方は「人売り」です。ヤクザって「鉄砲玉に『刑務所に居たら、出世するよ』という甘言で人殺しをさせる」わけでしょ?これは SES の「炎上するプロジェクトにいると成長する」と言って『人殺し』させているのと、ホイホイ「成長のために、人殺し」をする鉄砲玉の完成ですyo。
会社の卓上カレンダーで明日の日付を丸で囲んであった。自分でやったはずなのにそれがなんの日だったか思い出せない。隣の席の竹下さんに聞いたら、明日は電車が動く日らしかった。完全に忘れていた。
あれから2年も経とうとしているのだから、忘れるにきまっている。もう中野で2年も暮らしていたとは、あまり実感がない。
中野駅はもともと無駄に停車時間が長い駅で、総武線/中央線では最悪の駅として有名だった。最初は2分の停車時間だったのがだんだん長くなっていき、2時間になってから2日に伸びるまではあっという間だった気がする。新宿と自宅のある阿佐ヶ谷の間を通勤で往復するのに丸4日かかるようになった。
中野でこれから2年間停車するというアナウンスが車内で流れたときには、もちろんなんの準備もできていなかった。手持ちの現金もそんなになかったので、電車を降りて駅前のATMで引き出そうとしたら、カードが使えなくなっていた。少しでも節約しようとして駅の周辺で野宿をしたが、パンや牛丼を買っているうちにお金はすぐになくなってしまった。
駅の軒下で浮浪児に混じってしゃがんでいたら手配師らしいおじさんが来て、にいさんパンカワラやらんか、パンカワラと誘われた。何のことかわからなかったけれど、ほかに仕事のあてもないのでついて行った。
連れて行かれた先はコンクリートの建物で、ものすごく長い廊下みたいなところにゴザが敷いてあった。そのゴザの上が仕事場だった。上にあおむけに寝転がって、建物の壁から出ている紐を足の指にひっかけて、引っ張る。そうすると車輪が回って、部屋の中に吊り下げてある、のれんみたいな布がファサーっと揺れて、風が起こる。部屋の中にいる人は涼しくなる。これを1日10時間くらい交代でやる。同じ場所には他に4人のパンカワラが寝転がっていて、足で紐を引っ張る度にヒュゴゴゴゴ、みたいな音がしていた。
パンカワラの仕事をはじめて1か月くらいは腿の筋肉がパンパンになってきつかったが、だんだん慣れた。でも2か月で辞めた。研修を終えてもっと時給を上げたかったら鼓膜を破らなくてはいけないといわれたからだ。部屋の中にいる人の話が聞こえないように、パンカワラは耳を聞こえなくすることになっていた。
次に入ったのがいまの会社で、ファートというスタートアップだ。最近ようやくネットでも流行りはじめたように、自分のおならを保存する特殊な容器を提供して、あとで楽しめるようにするサービスだ。自分が入った当時は、おなら入りの容器を着払いで送ってもらって倉庫に保管するサブスクリプションサービスをはじめたところだった。人は自分のおならをあとで嗅ぐことにみんなこれほど興味があるとは、入社するまで知らなかった。サブスクリプションを利用しているのは男女比で4:6ぐらいだった。
自分が担当したのは他人のおならを購入できるマーケットプレイスのローンチだ。AV女優のおならが人気があったが、実際には会社で雇ったバイトの人に炒り豆を食べて出してもらったおならを採って送っていた。女優の事務所にはライセンス料を払っていた。グレーと言えばグレーなサービスだったけれど、これのおかげで自分は一文無しの状態からアパートを借りて今日まで中野で生活できたので、自分にとっては神サービスだった。
そんな経緯を思い出しながら、明日電車に乗ることをぼんやり考えているうちに、だるくなってきた。でも明日の電車を逃せばまた2年間待たなくてはいけないかもしれない。どうするかもうすこし考えようと思っている。
一応は Python のエバンジェリストで、人工知能(深層学習のみ)をやっていますという本を2冊読んでみたので、どんなもんか増田にきいてみたい。
『Pythonプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本 』
この本をチラ見して、この会社と田中潤という人に関心が湧いた。内容は★☆☆☆☆。この本の内容は、内容はただの Python で Django と機械学習のライブラリをできるようにしようとする内容なんだ。だが、何故か本文中には田中潤という人は一切のコードの記述と解説を書いていないのよね。全部、大学生のインターン?に文章を書かせたという感じだったのだ。これでよく秀和システムの編集者は出版に疑問を感じなかったのだろうかと思う。
『誤解だらけの人工知能~ディープラーニングの限界と可能性~』
で、田中潤という人が次に書いたのが、この本らしい。内容は★★☆☆☆。まぁ、作者がデータサイエンスに自信がないから、専門の松本健太郎を誘ったという雰囲気で、初っ端から松本氏が引いた応対をしつつ、話が進んでいくのだが、何かがおかしい。田中潤という人はアメリカの博士号を数学でとったのだから、深層学習のデータの取捨選択は自分の得意範囲なはずだが、それを外注するのが変だ。それに「人工知能とは深層学習のことである」という言い切りも気になる。それでいて、途中からはベーシックインカムの話やら、よく聞く統計学の話やら、どっかの洋書からパクってきたとしか思えないシンギュラリティの話をとりとめなく綴っていき、この書は終える。誤解云々はともかく、間違っているのは作者たちなんでは...?
ついでに会社のサイトに行ってみた。https://shannon-lab.co.jp/ らしい。登記が2011年らしいが、何にも結果が出ていない。それに、ひと通りまわってみたけど、実績は一切見つからないのだ。今後のポリシーや、過去の講演会とインターン生のレポートしか書いていない。ツッコミどころとしては「どうして Python の本を出す人が PHP でサイトを運営しているのか」とね。
最初はこの人の会社にアポとってみようか、と思ったのだけど、胡散臭いので会社の実態について知りたくなった。どなたか「人工知能の開発する上で技術力を見るポイント」や「シャノンラボの実態」についてお教授ください。あと、上が人工知能の開発をやりたいらしいけど、この会社は信用に値するか判断してくれると助かります。
【追記】この人の評判を人伝にきくと、アメリカに留学したけど計算機科学や人工知能の学位は無くて、独学で Python を習得したみたいだということはわかってきた。特に TPU や GPU を使って深層学習のエンジンを作る能力はないみたいで、Python でライブラリを叩くぐらいが限界っぽいね。そんでもって、本業は学生のインターンを派遣することが主力の手配師だというのが感触としてつかめてきた。それに人工知能の開発はコモディティ化したので、この人に頼む必要性はないね。というよりも、この会社が売りにしているアコースティックマイクは指向性マイクを使えば一発で問題解決しないか?、という気持ちになった。