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2024-10-28

選挙障害者向けの政策障害者候補が少なすぎる

選挙の度に毎回思うけど選挙障害者向けの政策施策が少なすぎる。

選挙公約にチョロッと書いてあれば良い方で何も書いてないなんてザラ。

障害者候補なんて国会議員じゃれい新選組の3人しか居ない。

れい新選組自体は支持も否定もしてないけど障害者議員活躍して欲しいか参議院では障害者議員に票を入れてきた。

でも衆議院では障害者議員ゼロだよ。

とりあえず障害者議員の方の助けになればと思って比例はれいわに入れてきたけど何で他の政党障害当事者議員がいないの?

もっと障害当事者障害年金の増額や障害者雇用の拡大、障害者への生活保護支給要件緩和を盛り込んだ政策議員が出て欲しい。

2024-10-27

学生だけど比例はれいわに入れた

小選挙区は立憲、比例はれいわに投票した

支持政党はない、でも今の政治には問題があると強く思ったから、与党自民党には入れるつもりはなかった

国民民主経済政策がわかりやすくて良かったけど、玉木代表社会保障費削減の文脈尊厳死法制化と言ってるの見て投票はやめた、尊厳死という言葉を軽く使う人間政治家として以前に人間として信頼できなかった

立憲は特に支持はしてない、でも野党第一党として自民小選挙区で勝てそうだったし、政治改革の期待を込めて投票した

れいわは正直経済政策が極論すぎて自分左派ポピュリズム政党だと思ってるけど、それを十分に理解した上で比例で投票した

山本太郎が「生産性人間価値を測る社会おかしい、人間は生きてるだけで価値がある」と言っているのを聞いて、本当に共感してこの政党なら弱者ケアを重視してくれると思ったか

口だけじゃなくて、実際に国会バリアフリー化をして、たとえ重度障害があっても国会活躍できることを示したのも凄いなと思った

他にもエネルギー政策で言えば、放射性廃棄物メルトダウン危険地方押し付け原子力政策おかしいし、沖縄犠牲の上に成り立つ国家安全保障だって正直おかしいと思う、そこにしっかり踏み込むれいわは信頼できた

もちろん与党理屈で考えれば、少数の国民犠牲になったとしても国全体の得になることを優先すべきだと思うし、それを支持する人が多いのもわかる

それでも自分犠牲になる少数の人々が、少しでも減る社会を目指してほしいと思った

そのためにはれいわに入れて議席を増やしてもらうのが一番いいと感じて投票した

今回も無事に議席を増やしたみたいで嬉しかった、れい新選組には頑張って欲しい

anond:20241026145920

まず最初の一歩として頑張って基本情報を取ったのは偉いと思います

ちゃん努力して、結果を残せた。

この調子努力を続けて、少しずついろんな結果を出していけば、少しずつ未来が明るくなっていくと思います

 

上から目線で、もっと若くに取ったとか、その程度じゃまともな就職無いとか、貶める人って何なんだろうね。

この資格を取ったからと言って、すぐに就職簡単に決まったりIT業界活躍できるわけでも無いのはそのとおりだけど、

何も就職について書いてもないのに、なんでけなしたがるんだろう。

 

誰でも最初素人なんだし、スタートは遅かったと思うけど、コツコツ努力をしていく事ってとても大事だし、頑張る目標を作ってまず1つクリア出来たことを祝ってあげたら良いじゃないと思う。

まだ32歳だったらまだ人生諦めるような歳でもないし。

今の状況を打開するのは、地道に努力を続けて、少しずつ能力を上げていくのが王道だし、それしかないと思う。

 

ひとまず、おめでとう。

引き続き頑張れ!

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鳥獣戯画12世紀13世紀

日本最古の漫画とされる文字通りの国宝800年この宝を守り残してくれた高山寺感謝しよう。

果たして現代漫画原画800年後も無事に守り伝えられているであろうか?

手塚治虫酒井七馬新宝島1947年

手塚治虫長編デビュー作。諸説あるものの当時にして40万部を売り上げたとされる革命的な作品

この漫画に衝撃を受け、多くの若者漫画家の道を志したとされ、藤子不二雄などもその偉大さを強く伝えている。

後に繋がる進化連鎖大元の要となる最重要作品

酒井七馬との共作であったため、それに伴うトラブルからその出来を手塚自身は認めていなかったとされ長らく封印されており、完全に書き直したバージョン存在する。現在ではオリジナル版が復刊され電子書籍でも手頃な価格で読める。これはよほど状態の良い初版から丁寧におこしたらしく非常に鮮明な素晴らしい出来だぞ。

(ただオリジナル版は印刷の都合上、手塚の絵を職人が手でトレースして出版したものらしいので筆使いみたいなものを論じる意味はないぞ)

手塚はここから本格的に出発し、約40年間で15万ページの漫画を書いたという。

辰巳ヨシヒロ「黒い吹雪1956年

最初長編劇画とされる作品

手塚治虫トキワ壮グループカウンターになるようなシリアス表現を極めていく劇画の礎となり、漫画表現の幅を大きく広げる道を作った。

当時の劇画としては、白土三平の「忍者武芸帳 影丸伝」が傑作として名高く今読んでも抜群に面白いが、パイオニアとしての黒い吹雪地位は揺るがない。

劇画黎明期の様子は、同じく辰巳晩年に描いた「劇画漂流」という漫画に詳しい。

また辰巳海外での評価が非常に高く、例えば「黒い吹雪」もWikipedia日本語版はないのに英語版存在している。

劇画といえば手塚との対立面白おかしく語られがちだが、劇画の始祖辰巳中学生の時から手塚の自宅に出入りし、終生手塚敬愛して二人でフランスを訪れたりもしていたことは覚えておいてくれよな。

藤子・F・不二雄ドラえもん1969年

藤子不二雄が、おばけのQ太郎に始まり手塚治虫とはまた違う新しい読者層を開拓していった活動の頂点に位置する作品短編大長編を合わせて膨大な作品群を形成し、その影響は漫画界よりもその外部に大きく広がり、多くの人の人生や、現代に溢れるkawaiiキャラクターものにまで現在進行形で強く力を与え続けている。

いまだにアジアで愛され続けるそのレガシーの大きさはとても一言では表せないが多くを語る必要はないだろう。

萩尾望都ポーの一族1972年

旧来の少女漫画が描いていたステレオタイプを打破する作品を矢継ぎ早に発表した萩尾望都出世作

少女漫画誌に次々と新しい手法で圧倒的な画力文学性を持ち込み、後の多様性形成の礎となった。

世界の中で少女漫画市場現在でもきちんと維持されているのは日本だけであるとされるが、その中興を成した作品の一つである

萩尾望都は花の24年組というくくりで呼ばれることが多いが、近年出版した自伝で当時のトラブルを語り、萩尾先生自身はこの名称には肯定的ではないようなので、令和の漫画読み諸氏はアップデートしていこうぜ。

鳥山明「Dr. スランプ1980年

体感漫画らしさを融合させた絵作りで後世に多大な影響を与えた鳥山明出世作

第一話の扉絵を見ただけで、当時別次元漫画であったことが分かると思う(ジャンプ+で今すぐ読めるぞ)。

鳥山明の登場は手塚以降で最も衝撃的であったという事はプロアマわず多くのものが口を揃えて語っている。

鳥山明においては、Dr. スランプドラゴンボールどちらを選ぶのか好みが真っ二つに分かれるところであろうが、世界的な評価やバトル漫画への影響を重視する人は遠慮なくドラゴンボールに入れ替えてくだされ。筆者も個人的にはドラゴンボール思い入れがある。

大友克洋童夢1980年

鳥山明に並び、並外れた表現力で後の漫画界のレベルを一気に引き上げた大友克洋代表作。

漫画における超能力描写を完全に塗り替えた事はつとに名高い。

フランスに生まれメビウスという天才漫画家の開拓した表現大友を通して日本漫画界に合流し発展することにもなった。

後に大友が連載する「AKIRA」においては連載途中に、作者自身監督として超一流のアニメーターを集め、巨額の予算をかけ同名のアニメ映画を作り、そちらも歴史に残る大傑作になったのはご存知の通りである

童夢ではなくAKIRAを選びたい場合は遠慮なく(以下略

ちなみに大友AKIRAに書いた最後最後の言葉はなんだったか知ってるかな?答えは、『そして、手塚治虫先生に…』だったんだぜ。

現在大友作品は、電子書籍版が出版されず現代若者に対しての間口が狭いのが少し残念であるが紙で読んでくれということなのだと思う。

宮崎駿風の谷のナウシカ1982年

独自出自を持つ作品であり、日本一のアニメーション監督が全盛期に描いた本気のファンタジー漫画として、ナウシカの前にナウシカなし、ナウシカの後にナウシカなしという唯一無二の完成度の高い作品

途中に「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」の映画制作を挟み、全59回の連載を15年かけて終わらせた。時間節約するため連載第2回目からしばらくはペン入れをせず、鉛筆で仕上げた原稿掲載したことは語り草となっているが、画力限界突破しているので読んでも違いに気付かないぞ。

100年後も古典として読み継がれているのはこの作品ではあるまいかと思わせる風格を漂わせている。

井上雄彦「SLUM DUNK1990年

連載当初はダイヤの原石であったが、6年間の執筆の中で画力構成力の凄まじい向上を見せ、人気絶頂のまま連載終了した伝説作品

従前から繰り返された「天才」たちの活躍という題材ではあるが、漫画表現リアリティという点で飛躍的な進歩を示してみせた。

大きな流れで見ると、手塚治虫平成元年、すなわち1989年、60歳でその生涯を閉じた翌年に、時代を大きく動かすこの大傑作が連載開始した形であり、新しい元号とともにさらに大きく発展を遂げていく漫画新時代象徴となる作品となる。

東アジアでの人気は凄まじく、アニメ版聖地巡礼鎌倉を訪れるものも未だ後を絶たない。

諫山創進撃の巨人2009年

突然変異的に登場し、それまでの漫画常識を覆した2000年以降最大の問題作

少年漫画天下一武道会以降繰り返してきた自己模倣を打ち破り、新たな可能性を存分に示した。

この漫画は終わらないだろうという世間心配をよそに、諫山は数々の伏線を回収しつつ、一度も休載せず堂々と完結まで導いた。そういった点でも未完のまま停滞した名作たちが越えられなかった壁を打ち破り、その名声を比類なきものにした。

実は諫山は福岡専門学校マンガ学科出身であることをご存知だろうか?その授業の一環として、生徒が東京出版社に持ち込み旅行をするという企画があり、19歳の諫山がいくつかの出版社を周った際に、講談社で当時新入社員の川窪慎太郎進撃の巨人原案を見せたことが巨人物語を始めたとされる。

少年ジャンプはなぜ進撃の巨人を逃したのかという点ばかりセンセーショナルに語られがちだが、社会人生活4ヶ月目にして諫山の才能を見抜いた川窪の目には一点の曇りもなかったことをただ賞賛すべきだろう。

おまけ anond:20241027152458

趣味としてのスポーツ観戦入門:バスケ

大人になって「趣味が無い」と悩む人も多いのではないだろうか?

そこで、スポーツ観戦が趣味増田趣味としてのスポーツ観戦の良さを語ってみる。

増田バスケ観戦を趣味としてるので、バスケを主な題材にする。

まずはバスケに限らないスポーツ観戦の良さ、楽しみ方を書いて、バスケ特有のことを書くようにする。


良さ1:熱狂



スポーツ観戦の良さは、大きな声を出してはしゃいで盛り上がれるところ。

選手の熱が観客にも伝染するから自分がはしゃいでも何ら恥ずかしくない。

元気になれる。

ノリとしては、音楽ライブと一緒。

そして、バスケ限定して言えば、バスケ界は革新に向けて準備真っただ中。

その革新の項目の一つに「大型アリーナを持つこと」っていうのがあった。

そのため、日本各地に大きなアリーナがいくつかできてる。

BリーグはB1,B2,B3と上位リーグから下部リーグまで合わせて、55チームもある。

地方民でも、車圏内にB1やB2のチームがあると思う。

良さ2:アリーナ空間演出 (アリーナ特有)



アリーナの話の続き。

アリーナは、屋外球場にない魅力がある。

音や光、大型モニターを使った演出が多彩。

これは野球サッカーのような屋外競技フィールド自体が広い競技には難しい点だと思う。

あと、シンプルに観戦環境が良い。

屋外と違って、暑い寒いから守られる。


良さ3:女性客の多さ (バスケ特有)



もしこれを読んでくれてる人が女性なら、バスケはいいぞ。

日本プロバスケリーグ(Bリーグ)は女性ファンの来客数の方が多い(53%)。

https://www.bleague.jp/indata/

そのため、女性が行きやす空気感

子連れ家族も行きやすいと思う。

スポーツ選手にはイケメンが多い。

特にサッカーバスケはそう思う(独断偏見)。

バスケ顔ファンが多いし、そういうのから入門するのもアリ。

イケメン写真撮ることを目的としてるファン層もいるから、バスケ界隈では顔ファンであることを恥じる必要はない。

(アンチ顔ファン勢力もいるが、気にしなくていい)


良さ4:明らかな体格の違いによる圧倒的迫力



バスケバレー相撲を生で見る面白さとして、「うわ、プロ選手デカい!!」と感動するところだと思う。

バスケ場合身長2m、体重100kgを超える選手が、全力で走って、ぶつかり合うと非日常感を味わえる。

コートに近い席を取れば、「ドン!」という接触の音も聞こえてくると思う。

迫力がある。

なので、スポーツ観戦初心者ほど、コートに近い席を思い切って取ってみてほしい。

特に野球なんて、選手の近くなんて座ることができないが、バスケはベンチ裏の席だって座れる。


もし「コートに近い席なんて、値段高すぎるわ!」と思うなら、学生スポーツでもよい。

全国の強豪校、強豪大学試合プロ候補生同士の試合から、190cm以上が当たり前にいる。

しかも、大学スポーツは人気がないから、フロアに近い席でも格安で見れる。

スポーツ観戦が趣味人間からすると大学スポーツは超穴場。

良さ5:配信の安さ



バスケ配信サービスはどれも安い。

日本プロBリーグ配信は月額550円

世界トッププロNBAも"実質"月額1000円(※)。

NBA楽天モバイル契約するのがお得。

普通にNBA契約すると月額4500円だけど、楽天モバイルユーザーなら追加料金ゼロ円。

なので、他のキャリアユーザーでも楽天モバイル契約して、2SIMにして放置しておくと良い。

そうすると、楽天モバイルの最低料金の1078円でNBAも見れる。

サッカー野球配信サービスDAZNは、DMMとのセット等を駆使して最安値にしても、3500円。

バレーボールはJ Sportsで2000円が最安値

バスケは圧倒的に安い。

バスケの良さ:国内リーグレベルの急上昇っぷり



この数年間のバスケ界の盛り上がりがすごい。

この2,3年で日本プロリーグ世界の上位国代表級の外国人が当たり前に来る時代になった。

ドイツ(世界ランク3位)やオーストラリア(世界ランク7位)の代表選手Bリーグにいる。

他の強豪国のスペイン等の代表候補なんかも普通にいる。

そのため、1部リーグのB1で試合に出れる日本人は、

代表レベルに上手い

個人能力は高くなくても、プロ世界適応する能力が高い

・将来性が異常に高い

のどれかの素質はもってる。

昨今の日本代表普通に強いけど、そんな日本代表よりも、千葉ジェッツアルバルク東京のようなビッグクラブの方が強いと思う。

国内リーグの毎試合代表レベル試合


なお、「そんなに強い外国人が多いと、日本人なんて活躍しないのでは?」と思う人もいるかもしれない。

5,6年前は実際、「外国人パスしてるだけ」のリーグだった。

でも、今は外国人と並んで戦える日本選手がすごく増えた。

レベルが上がった結果、B2のような下部リーグにもトリクルダウンが起きてる。

学生時代世代代表として活躍した選手B2に行くこともあり得る世界線になった。

もし地方民で、近くにB1のチームが無くても、B2試合でも十分楽しめると思う。

オタク向け:スタッツ(試合結果の統計)の充実



バスケ基本的に攻守の回数が多い。

そして大事なことが、攻める回数と守る回数が同じこと。

いかに「効率的に」攻めて、守るかがカギになる。

その効率性とは、期待値等の統計に落とし込める。

攻守の試行回数が多いことから、そこそこデータ分析との相性が良い。

なので、色んなデータ分析流行って、喧々諤々と議論されている。

大体のことは、佐々木クリスさんという解説者が書いた「NBAバスケ分析 語りたくなる50の新常識」という本が簡単だし面白い。

下手にyoutube等で色々無料情報を探すより、この一冊で大事なことは抑えられるからタイパは良いと思う。

バスケ経験者の中年ほど、「え、俺たちがやってたバスケ全然違う!?」と思えて面白いと思う。

実際、増田(部活経験者)もそういうところからプロバスケ観戦にハマっていった。

その本が出版されてから、また傾向が変わってる部分もあるから、X(旧Twitter)で佐々木クリスさんやBリーグ監督アナリストたちをフォローしておくとよい。

英語が出来たり、機械翻訳で良いなら、NBA分析をしてるアカウントyoutuberも無数にいる。

こうやってどんどん進化していく過程が奥深くて面白い。


その他:チーム作り(メンバーの組み合わせやサラリー問題)、戦術



他にも

メンバー構成

NBAだとサラリーも公開してるからトレード案の検討

バスケ戦術

ビジネスとしてのスポーツ

youtubeとかで勉強し始めるときりがない。

毎年のように、バスケ進化して、より効率的な攻め方や守り方が開発されてる。

プロ選手にも得意なこと不得意なことがあって、戦術環境次第で伸びることもあれば、ダメになることもある。

戦術が少しずつ分かってくると、スポーツ囲碁将棋のような読み合いの要素が強くなって、観てるだけで追体験してるかのようになってくる。

特に日本プロは、個人技よりも、戦術やチームの決め事が多いと思うから、読み合い向きかもしれない。

この辺はサッカーとも似てるように思う。

社会人からすると、ビジネスの側面も面白い。

個々の球団運営リーグ運営の話も色々オープンになってる時代から、どういう制度設計に苦悩してるかが分かって面白い。

こういう深い部分まで楽しめるようになると立派な沼だ。

色々書いたが、スポーツ観戦面白いので、趣味を探してる人は一度試してみてほしい。

2024-10-26

anond:20241025221412

増田がそれによって救われるかはわからないけど、実家太くて働く必要ない人ほど公益的なことやって欲しい。世界全部は無理でも、確実に誰かを救えるから

公益とか社会福祉とか、本当に稼げないから人が少ないんだよ。熱意があっても生きていけない。

高学歴英語めっちゃできるんだったら、役に立てる分野はたくさんあると思う。

例えば難民支援とかだと、難民申請をするために、いかにその人がいる国で迫害を受けているか/迫害を受ける蓋然性が高いか証明するために、国連海外NGO文書とかをめっちゃ読み込んで証拠集めて提出するんだけど、アカデミア出身英語もできて、アスペ集中力が高くて情報収集能力高いんだったらめちゃくちゃ重要人材

それ以外の分野でも、英語の文献読めてアカデミックな能力あるうえに金がそんなにもらえなくても平気っていうんだと、ものすごく活躍できると思う。

金があるならどこかの団体寄付だけでもするだけで、数百人くらいの支援につながるよ。

博士号取れた根気と学術的・論理的思考能力留学行けた英語力合わさってるって、めっちゃくっちゃ優秀な人材じゃん。

営利企業だと年齢面で気にされることがあるかもしれないけど、資本主義的な競争から降りて、儲かりにくい公益活動やれば本当に世界を変えられそうに思う。

月刊漫画ガロ史上最も重要漫画10

anond:20241012181121

 ガロは書く人も居なさそうなので、元読者の義務感に駆られて書いてみた。リアタイで読んでいたのは80~90年代の一部なのでいろいろ偏っているとは思う。選択基準としては、漫画史的な重要性や、後世に与えた影響を優先した。バックナンバー単行本アンソロジー、関連書籍(が多いのもガロの特徴ではある)などの知識も動員したが、記憶に頼って書いているので誤謬などはご容赦。むしろ先達から突っ込みが欲しいです。なお、ガロ分裂後のアックス誌の作品にはここでは触れない。

カムイ伝白土三平

 まずはなにを差し置いてもこれ。そもそもガロという雑誌の創刊自体長井勝一による「カムイ伝」を掲載する媒体を作りたいという並外れた理由によるもので、「ガロ」という奇妙な誌名も作中人物の「大摩のガロから取ったものだった。どちらかと言えば現在では「読まれない」作品になりつつある印象なので当時の熱狂を図るのは難しいが、漫画史的には「どうやら漫画という媒体歴史的社会的な諸問題を描き得る(と読者に思わせた)」点がエポックだったのではないかと思う。今であればそんなもん当然だろうと思われるかもしれないが、所詮我々はこのような巨人の肩の上にいる。

ねじ式つげ義春

 つげ義春ガロ誌に発表した短編は悉くが傑作なのでとても一本に絞りきれるものではなく、作品の完成度からすればむしろゲンセンカン主人」や「赤い花」ではないかとも思うのだが、後世に与えた影響の大きさを考えればこれを選ばざるを得ない。「見た夢をそのまま描いた」という誤解を受けることも多い本作だが、実のところは多種多様コラージュや巧みな漫画技法に満ちていて、きちんとした作為の下に統制して作り上げられた「シュール」の傑作であることがわかる。

赤色エレジー林静一

 若い男女の同棲破綻物語と描けば無数の類例が思い浮かぶが、1970年の発表当時には極めて新しかったはずである。なにしろ婚前交渉などという言葉が現役だった時代だ。主人公職業アニメーターというのも新しく、しゃれていたのではあるまいか。この作品の画期は、漫画に「俺たちの等身大青春(あるいはそのように夢想したいもの)」を持ち込んだ点だったのではないかと思う。林静一洒脱な絵は上村一夫などによる後続作に比べても洗練されていて、今見ても色あせない。

ピクルス街異聞(佐々木マキ

 漫画(に限らず表現)とはなにものかを描かなければならないのだというドグマがまだ有効だった60年代漫画から意味というものを完全に取り去ってしまった佐々木マキの一連の作品センセーショナルであったらしい。画風はおそらく杉浦茂系譜にあるのだが、もはやナンセンスという言葉も不適当だと思われるぐらいに徹底して意味物語排除されている。その衝撃は若き日の村上春樹にもはっきりと影響を与えたらしく、のちに佐々木村上著作の挿画を担当することになる。

寺島町綺譚(滝田ゆう

 簡素な絵でナンセンス漫画を濫作していた滝田ゆうが、心機一転、自らが少年時代を過ごした戦前私娼街・玉ノ井の風景をおそろしく緻密な絵柄で描き出した。「三丁目の夕日」的なノスタルジアものの先駆ではあるが、最終回戦火は玉ノ井の街を焼き尽くして終わる。ここに描かれているものは、卓抜した記憶力と画力により再構築された、失われて二度とよみがえることのなかった風景なのである

マッチ一本の話(鈴木翁二

 ここまでは疑いなく殿堂入り作品が並ぶが、ここから判断に迷う。70年代ガロから永島慎二宮谷一彦を外してはいけないかもしれないのだが、活躍のメインはガロ誌ではなかった作家だし、やはり当時の熱狂現在から嗅ぎ取るのは少々難しい。安部慎一花輪和一古川益三(のちのまんだらけ社長)の諸作品も思い浮かぶけれど、ここでは作品の強度と詩情、卓抜した画力を取って敢えて鈴木翁二で。

ペンギンごはん湯村輝彦糸井重里

 これも当時の衝撃をいま追体験するのは難しいのかもしれないが、ヘタウマ不条理がどっさり詰め込まれた本作が半世紀近く前のものと考えるとやはり衝撃的だし、こういうギラついた脳天気さは、結局は80年代「軽チャー」の苗床になったのではないかと思わされる。

少女椿丸尾末広

 80年前後ガロにはニューウェーブカテゴライズされる作家も少なからずいて、例えば川崎ゆきお蛭子能収ひさうちみちお、奥平イラなどが挙げられるのだが、個々の作品への愛着はさておいて結局のところ今に至るまで強い影響を与え続けているのはむしろニューウェーブ埒外にいた丸尾末広ではないかと思う。圧倒的な画力漫画のみならず演劇音楽にも影響を与えたし、世代を超えたファンも多い。なお本作の初出はガロ誌ではないのだが、代表作として外せないのと単行本青林堂だったのでご容赦を。

タケオの世界根本敬

 80年代ガロではこの人の名前も外せない。「過激な」作風と言われ「特殊漫画」を自称他称もしている人ではあるけれど、実のところは非常に息の長い物語を紡ぎ出せるストーリーテラーでもあり、日本近代史や土俗性を容赦なくぶち込んでやるから覚悟しろよというぎらついた野心も垣間見える。その試みがもっとも巧くいった作品の一つが本作。水爆投下とともに発射された精子自我を持つ話です……と書くと面白そうでしょ?

道楽者の海(逆柱いみり

 ガロ最末期の90年代から一人と考えて、古屋兎丸山野一ねこぢるなども思い浮かんだけれど、漫画表現の圧倒的な強度に鑑みて本作を選んだ。この地上には存在しないはずなのによく知っている風景がどこまでもどこまでも展開される。いつかうなされながら見た夢が、ここに具現化されているという驚き。「ガロがなければ世に出ることのなかった」作品の一つの頂点であると思う。逆柱作品はどれをとっても傑作なのに単行本の多くは絶版で、とんでもないプレミアが付いてたりする……。

追記

個人的にはつげ忠男の大ファンで、実際「無頼の街」「河童の居る川」など傑作も数多いのだが、漫画史的重要性を優先して涙を呑んだ。

赤瀬川原平言及に迷ったけど、ガロ誌での漫画作品(『お座敷』など)よりも、その外での活躍が多かった人という印象なので選外に。ガロ系の作家ではこういう人も多いのですが。

・「ガロにおける有名作家」という問題もある。水木しげる矢口高雄池上遼一といったビッグネームもあれば、のちのどおくまんも一度作品掲載しており、末期ガロにも吉田戦車のような意外な面々が顔を覗かせる。珍しいところでは、SPA!誌で掲載を断られたゴーマニズム宣言の回を小林よしのりガロに持ち込んで掲載された例がある。

ガロ出身で他誌で活躍することになる人も多い。上記の他、新しい世代では花くまゆうさく福満しげゆき東陽片岡古泉智浩あたりか。

80年代ガロでかなり迷ったのは、トラバでも言及のある久住兄弟泉晴紀泉昌之渡辺和博などの面々。このあたりのナンセンス作品群はわりと影響も大きかったようなんだけど、作品単体でどうこう言えるものが思い当たらなかったので除外。

つりたくにこやまだ紫杉浦日向子近藤ようこといった女性作家たちの極めて良質な作品についても言及しておきたい。特に津野裕子は最末期のガロに、寡作ながら優れた作品を残した作家で、機会があればぜひ一読をお勧めします。

・その他、この10選に選ぶには及ばないけれど間違いなくその人にしか描き得ない作品を残し、ガロという媒体がなければ目にすることもなかったであろう作家たちについても、その名をリスペクトしておきたい。淀川さんぽ、とま雅和、谷弘兒、三橋乙耶、菅野修、等々……。

さら追記(含ブコメ反応)

 思いのほかガロ漫画への反応が良くて嬉しい!

90年代ガロ文章ページが(文章ページのほうが……)充実してた感があり、呉智英四方田犬彦など結構な面々が連載していた。

投稿ページの「4コマガロ」も相当(雑誌カラー的な意味で)レベルが高く、ここ出身の有名作家福満しげゆき

・同時期にやっていた「ガロ名作劇場」という好企画があって、90年代半時点では入手困難だった作家を含め、ガロ出身の名作家を回顧的に紹介してくれた。林静一「まっかっかロック」なんてものすごい衝撃受けたし、楠正平や勝又進なんてこんなことでもなければまず読むことができなかった作家だったと思う。

ねこぢるはやはり入れるべきだったかなーという迷いは今でもあり、代わりに削るとすればペンギンごはん鈴木翁二か。リアタイ勢だったんだけど初読の際の衝撃は今でも覚えていて、90年代サブカル的にはわりとよくあった「無邪気な残酷さ」が普遍性を持ち得た希有な例だったんじゃないかと思う。(その点では山田花子には自分は少々点が辛い)

・>ビレヴァンいけば売ってる? >なんか漫画系のサブスクはこういうのの乗っかってどんどんセット売りとかして欲しいよな。

 これは本当にそう思うところで、ガロの名作群はとにかく作品へのリーチが困難。古川益三作品なんてマジで読めないし古書には衝撃的な値が付いてたりする。電書にするにしたってタダじゃないのは分かってるけど、なんとかならんかな。

・>「ガロ」はフォロワー・影響度では計れない作家作品が多すぎて。簡単に真似されるような作品ガロ的ではないとも言えるし

 これも本当に同感で、孤立峰みたいな作家が多すぎるんだよなー。熱を込めて語られるけれど模倣はされない、って、表現としてはすごいことなんだけど。

・>ちびまる子ちゃんクラスメイト名前ガロ作家名前から取ってると聞いたときは「へー」となった

 これモデルになった某作家さんはスゲエ嫌がってるみたいですね(伝聞)

2024-10-25

初秋の深夜

新卒社会人でさ、最近精神的に安定してきたんだ。

休みネット見てたら、トリコメーカーズマークをうまそうに飲むシーンの切り抜きか何か見たんだ。よし今日は金曜だし普段お酒飲まないけど久々にウイスキー飲もうと思って、イオンで350mmの小瓶と氷買ってきてロックで飲んでたんだ。

そしたらなんとなく昔よく聞いてた曲聴きたくなって、高校時代にはまってたミッシェルガンエレファント聴いてたら唐突スーツ着たくなってね。有線イヤホン耳にはめたまま深夜11時にパジャマ脱いでモッズスーツ着用ですよ。

高校時代にあこがれ、大学生とき洋服並木でふんぱつして、ついに買ったモッズスーツ4月研修では活躍したけど、配属されてオフィスカジュアルになったとたんに着なくなったモッズスーツ。酔っぱらってるけどネクタイしめれるよん。鏡の前でポーズ決めちゃったりして! ニキビがあるお顔は汚いけどスタイルはわりといいでしょ?

世界の終わりっていい曲。そういえばチバユウスケさん死んじゃったんだよな。もうすぐ一年なんて早いな。

眠らなきゃを聴いてから日付が変わる前に寝よう。

近代麻雀史上、最も重要マンガ5選

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 - https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

漫画アクション史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241021181149

モーニング史上最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241023001913

ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選 - https://anond.hatelabo.jp/20241024031536

誰かがやるだろうと思って放置していたが誰も書かないので。

異論反論は大いに受け付けたい。特に1970年代2020年代はほとんど読めていないので追記があれば是非。

近代麻雀だけでなく、その前身の別冊近代麻雀やその他関係誌(近代麻雀オリジナル等)も含む。

思いついたままに描いたので順不同で。

麻雀飛翔伝 哭きの竜能條純一

当時(80年代)、麻雀イメージ裏社会反社)と表裏一体。それを舞台にしたものとして最も有名と思われるこれを選定。

「あンた背中が煤けてるぜ」

の名台詞を生み出しただけでも十分に価値のある漫画。何故「ン」がカタカナなのか、煤けているからなんなのかの意味はわからないがなにやら凄い説得力があり、当時の男子大学生がこぞって真似をしていた。

天和通りの快男児福本伸行

こちらも裏社会からで、福本伸行出世作

途中から完全にサブキャラアカギに主役が取って代わられ、スピンオフ作品の「アカギ」の方が長期連載・人気作になったのは御愛嬌

ただ、まがりなりにも完結させたのは他の福本作品よりも評価し得るのではないだろうか。

この後、近代麻雀以外でも「銀と金」(アクションピザッツ)、「賭博黙示録カイジ」(ヤングマガジン)など立て続けにヒット作を出し、人気漫画家となっていった。

あじゃんほうろうき(西原理恵子

西原理恵子が悪いお友達に唆されて麻雀を覚えていくマンガ西原理恵子はこの連載開始時は完全に無名漫画家だった。

絵もお世辞にも上手いものではなかったが、ギャンブルをする人には分かる悲喜交交は素晴らしく面白い

西原理恵子出世作であり、西原理恵子を世に送り出したのは功罪両面で影響が大きい。

お金をかけて麻雀をやったことがある人向け、ならば間違いなく西原理恵子最高傑作オススメできる(これ以降の西原理恵子が合わない人もこれだけは別、手に入るのであれば是非読んでほしい)。

車が買えるほど負けたと笑っていたら家が買えるほど負けていた、という笑えなく笑える漫画

ノーマーク爆牌党片山まさゆき

麻雀漫画第一人者、片チンこと片山まさゆきからはこれ。

出世作という意味では他誌だが「ぎゅわんぶらあ自己中心派」(ヤングマガジン)、近代麻雀での出世作は「スーパーヅガン」の両ギャグ漫画かもしれないが。

本作も当初はギャグとしてはじまりキャラ勝手に動いていってストーリー漫画になった印象が強い。

本作に限らないが、裏社会との関わりがイメージされる麻雀を題材にしながら、ほぼそういったものを登場させずに描いているのも好印象で、今のプロ麻雀の隆盛に貢献していると思われる。

更に、麻雀漫画の主役敵役超能力じみた能力を持っていることが多いが、それを可能な限り排除しようとしているのも特徴的。

リアルな闘牌も見どころ(馬場裕一プロが協力していたそうな)で、他作品と一線を画す。

片チン自身はこのかなり後に描いた「打姫オバカミーコ」を代表作としているし、「牌賊! オカルティ」、「ミリオンシャンテンさだめだ!!」なども面白いが、新境地を切り開いたという意味でやはりこれで。

個人的には麻雀関係ないが「SWEET三国志」がかなり好き。

ムダヅモ無き改革大和田秀樹

どう見ても実在政治家モデル(主役が小泉ジュンイチローだし)にしながら、各種の政治的課題麻雀解決していく怪作。

大和田秀樹といえば「大魔法峠」や「ガンダムさん」の方が有名かもしれないが、個人的にはムダヅモの方が面白い

今やったら大炎上間違いなし(安倍シンゾーの切腹など)な政治ネタ満載だが、当時はおおらかな時代だったのだろう。

2017年から続編が発表されているが、登場人物の多くが過去の人になっているのも炎上対策なのだろうか。

「この作品フィクションです。実在人物とは“あまり関係ありません」

選外

フリテンくん植田まさし

知名度としては5選に入るべき作品だが、近代麻雀以外にも複数誌で連載した後に完全にまんがライフ誌に移籍してしまったので選外に。

近代麻雀発とは言え、近代麻雀作品と見ている人はほとんどいないのでは(「フリテン」という麻雀用語タイトルになっていることから名残はあるが。)。

哲也-雀聖と呼ばれた男(さいふうめい星野泰視

麻雀放浪記」で有名な阿佐田哲也色川武大)をモデル戦後すぐの社会を描いた作品

2000年に第24講談社漫画賞少年部門を受賞しており、間違いなく当時の麻雀人口の増加に貢献した作品だが、連載誌が週刊少年マガジン講談社)であり、選には入らない。

咲-Saki-小林立

麻雀漫画と言えば男ばかりまたは絵が個性的オブラート)な作品が多い中、メインに美少女を並べ裾野を拡大した功績は極めて大きい。

が、連載誌はなんとヤングガンガンスクウェア・エニックス)、近代麻雀連載なら間違いなく選に入っていた。

これ以降、近代麻雀にもかわいい絵柄の麻雀漫画が大幅に増え、影響は大きい。

むこうぶち(天獅子悦也)

安藤満プロ(連載中に逝去)の協力の元、バブルの頃の高レートを舞台活躍した「傀」を主人公に当時の世界を描いていた。

連載が長くなり間延びしている感はあるものの、「傀」の決め台詞である「御無礼」を真似て点棒を投げ付けられた人も多いのでは。

多数のスピンオフを生み出した人気作で面白いが、漫画として特筆する物があるとまでは思えないので次点で。

ムダヅモと入れ替える人も多いかもしれない。

かわぐちかいじ各種作品

何故か近代麻雀に多数の短編掲載していた。

当時は正直言って、絵も内容も箸にも棒にもかからない作品が多かったが、「沈黙の艦隊」(モーニング)で一躍人気漫画家に。

近代麻雀がなければ漫画家として成功していなかったかもしれない。

フリー雀荘最強伝説 萬(本そういち)、根こそぎフランケン押川雲太朗)、兎-野性の闘牌(伊藤誠)など

近代麻雀内の人気作ではあり、たしか面白いが、重要かどうかという点からは選外かと。

雀士麻雀打ち)桜井章一テーマとする作品

80年代から90年代にかけて異様に人気があり、雀鬼桜井章一を主役とする作品が大量に(1020ではない)作られた。その意味で、桜井章一麻雀漫画史に重要かもしれないが、見るべき漫画はほぼないと思われるので選外に。

追記

バード青山広美山根和俊)、鉄牌のジャン(西条真二

完全に忘れていた。選外の「近代麻雀内の人気作」に分類したい。

3年B組一八先生(錦ソクラ)

単行本にできない各種パロディ面白いし錦ソクラがシティーハンタースピンオフを描くきっかけになったという意味でも重要だけど、これを入れるならムダヅモを入れたい。

単行本化したら買うけどね

7選なら〜、10選なら〜

週刊少年ジャンプでさえ20選にまで絞ってるのだから近代麻雀なら最大にしても5選かなぁと。

7までひろげていいならむこうぶちと兎を入れたい

追記2

いろんな意見は大歓迎だけど本文を読めてないのは勘弁してくれ

本文に書いてあるとおり近代麻雀及び系列からラインナップになっているか天牌とかは入りようがない。

選外で取り上げても良かったかもとは思うが。

anond:20241025015512

大体コナンエピソード人気投票安室とか赤井活躍したり灰原が泣いたり新蘭がいちゃついてるので埋め尽くされて通常回入らないんだよなー

キャラ漫画とはいえもう少し推理方面ピックアップしてほしい

異世界転生ものは、社会の傾向を反映している?

異世界転生もの」が近年の日本流行している背景には、社会の厭世的・現実逃避的な傾向が反映されていると言えます。これは文学史社会史、物語構造心理学視点から説明できます

 

1. 社会的背景と厭世観

異世界転生ものの人気は、現代日本社会が抱える厭世観ストレス特に若年層の現実逃避的な心理と密接に結びついています経済停滞、少子高齢化終身雇用制度崩壊過酷労働環境といった現代社会問題が、若者を中心に将来への不安や不満を募らせています。これらの社会的背景が、「現実世界での自分の状況から解放され、異世界で新しい人生を再スタートさせたい」という願望を反映した異世界転生もの流行を支えているのです。

文学的には、現実からの逃避をテーマにした物語は、古くから見られます。たとえば、トーマス・モアの『ユートピア』やルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』は、理想郷異世界に行くことで現実問題から離れることを描いています。これらは現実逃避の一形態として捉えられ、異世界転生ものはこの流れを現代的にアップデートした形だと考えられます

 

2. 物語構造と「異世界

異世界転生もの物語構造は、現実から異世界へと主人公が転生し、そこで新しい力や知識を手にして活躍するというパターン一般的です。この「現実異世界→成長」という構造は、古典的英雄譚に見られる「出発→試練→帰還」というプロット構造に似ていますジョーゼフ・キャンベル提唱した「英雄の旅」や、フロイト的な成長過程に基づくこの物語の枠組みは、現代でも依然として多くのフィクションに取り入れられています

異世界での成功は、現実世界での無力感補償として機能し、異世界理想郷として提示されます。この「理想的異世界」では、現実での苦しみや失敗から逃れることができ、自己実現が容易になります。多くの異世界転生ものでは、主人公現実では平凡または不遇な人物として描かれますが、異世界では特別存在になり、圧倒的な力や知識を持って成功を収めます。この設定は、現実の閉塞感を感じている読者に対して、大きな魅力を持つのです。

 

3. 心理学視点

異世界転生ものは、現実逃避的なファンタジー一種であり、これは「欲求充足」の視点から説明できます現実での挫折や失敗、社会プレッシャーに対する対抗手段として、空想的な異世界での成功や満足感が提供されます心理学的には、これは日常生活でのストレスや不満を一時的に解消する手段として機能し、快感を得るプロセスです。

加えて、現代テクノロジーデジタルメディアの普及も、個人簡単現実から切り離され、異世界に没入する機会を提供しています特にライトノベルアニメマンガといったメディアは、デジタルプラットフォームを通じて広くアクセスでき、読者や視聴者は手軽に異世界への没入感を楽しむことができます

 

4. 文学史比較

異世界転生ものを、過去日本文学世界文学比較すると、たとえば村上春樹作品に見られる「現実世界と異なる世界」への移行の要素や、戦後日本文学における「現実逃避」をテーマにした作品共通点が見られます特に戦後日本の厭世的な感覚は、終戦後の荒廃した社会の中で理想郷や他の現実を求める心理を反映していました。このような流れが、異世界転生という形で現代において復活し、新たな形で表現されていると考えられます

 

結論

異世界転生もの流行は、現代日本社会の厭世的な感覚や、若者を中心とした現実逃避欲求を強く反映しています経済社会不安定さ、将来への不透明感が強まる中で、人々は理想化された異世界での成功自己実現を夢見ます物語構造としても、古典的英雄譚のプロット踏襲しつつ、現代的なテーマである現実からの逃避」を盛り込んでいるため、多くの読者や視聴者共感を呼んでいると言えます

名探偵コナン史上最も重要事件10選(ではなくて)

流行に乗る。

名探偵コナンに追い付くために読んでいたほうがいいエピソードは既にいろんな所でまとまっているし、10エピソードどころではおさまらない。

なので読んでほしい回を下記に書く。(傑作集とでも言うべきか)

というのもコナンの人気エピソード投票はよくしているのだが、どうしてもキャラクター活躍する回とか、話が大きく動いて流れが変わる回とか、幼少期のアニメ視聴者が絵的インパクトのみで記憶に残ってるとか、妙にネットでこすられた回がピックアップされてしまうのだ。

今回はそういうの無しで行きたいと思う。

順不同だ。あと見るなら原作おすすめする。アニメ原作からちょっといじってるし、漫画の絵が良いんだよコナンは。

ミステリー作家失踪事件

19巻に収録された3話構成エピソードだ。

行方不明推理小説家を探すというもの。鍵は作家が残した原稿にある暗号ミステリーである。この暗号を解くまでのコナンが良い。あまり知られていない蝶ネクタイ変声機の弱点も知れる。推理小説好きは好き。

奇術愛好家殺人事件

20巻に収録された5話構成エピソード

原作で読んでほしいと先に書いたが、これはトリック漫画ならではの構図の絵が美しいのが特徴だ。

雪山山荘燃えさかる吊り橋、何も起きないわけがないと知ったあの頃を思い出す。

天狗伝説殺人事件

11巻に収録された3話構成エピソード

これは初期作品でなかなかにインパクトが強い絵面が楽しめる事件だが、これがあるから名探偵コナン国民的になれたのではないかと感じる。こんなん誰が思いつくねん、という事件

殺人犯工藤新一/新一の正体に蘭の涙

62巻に収録された6話構成エピソード

この辺は入れとかないと誰かに刺されるかなと思った。コナンの設定を生かした事件で本当に唯一無二だと思うが、その中でも特に驚きが強く展開が読めないので面白い

県警の黒い闇

86巻~87巻に収録された5話構成エピソード

まぁこれはなんというか来年映画のために見とけよってかんじではあるのだが、好評だったからメインに長野県警が選ばれたわけで、それは大事なことだろう?

コナン唐突にくるグロ回が好きなのだが、長野県警が出ると大体グロいので良い。コナングロなら平気~って人もこの回はヒェッとなるかも。多分作中ベスト3に入るグロさ。

36マスの完全犯罪パーフェクトゲーム

97巻に収録された5話構成エピソード

まぁこれもなんというか来年映画のために見とけよってかんじでは(以下同文)

97巻ともなると人物相関図がややこしくなるが、かなり緊張感があったのでそういう楽しみ方もできるし、出てくる暗号コナンを読んでいればいるほどミスリード的なお遊びがあり、ほどよい難易度だった。ぜひ一旦解読してみてから進んでほしい。

殺意コーヒー香り

60巻に収録された3話構成エピソード

地味な話ながら地味にファン人気があるエピソード。地味なファンに人気があるエピソードとも言おうか。地味に面白くて地味に残るものがあるシンプルで良い回だ。結構悲しい話。

黒の組織と真っ向勝負 満月の夜二元ミステリー

42巻に収録された6話構成エピソード、だがベルモット編の終結とも言えるのでそこまでの流れを見ている方が良い。

とにかくここまでの流れの完成度が高く、すべてがうまく行っている。ある種の名探偵コナン一部完結といった感じもあり、おそらくここまでを読み込めば名探偵コナンラストが予想できるのではないか…といった考察もある。もちろん80巻以降毎回のように重要情報を出すようになったので全巻読まないといけない仕組みなのだが…。

正直この事件が入っていない人気投票系のエピソードランキングは信用していない。これは必ず入っておくべき、と思う二元厄介オタク

毒と幻のデザイン

74巻~75巻に収録されている6話構成エピソード

一回読んだだけだと理解できず、何度も見返して「なるほど」となったので印象深い。謎一つ一つはクイズ番組であるようなものなのだが、それを事件に繋げて複雑化していくのでなかなか読めない。

あ、これも長野県警出てるから来年映画のために…いや、これは読まなくていい。

大体このエピソードライト層におすすめしてくるファンとは関わらない方が良い。

でもこの場はそういうのを書いていい場所だと聞いたので。

二十年目の殺意 シンフォニー連続殺人事件

23巻に収録されている6話構成エピソード

お札を見せるやつねって言ったら覚えてる人多いかな。

毒と幻のデザインと同じくコナンと平次の共闘と言っても、上の話と違ってこれをおすすめしてくるコナンファンはとても優しい。大事にした方が良いと思う。このエピソードは完成度が高く、映画を見たかのような満足度がある。


1000話超えてるのであれが入ってないとかこれが入ってないとかあると思うけど、まあそういうのは各自おすすめしてください。

りぼん史上、最も重要マンガ10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

 

えーいきなりごめん。私はりぼんに詳しくない!

でも少女漫画誌別、最も重要漫画があまりにもあんまりだったのでこれよりはマシな選択肢を作ろうと思って書く。10点よりは30点を。選挙と同じだ。もっと詳しい人が上書きしてほしいし別マ少コミ10選も誰か書いてくれ。

 

・マキの口笛(牧美也子)1960-1963

バレエマンガ開祖。詳しくはバレエ漫画60年の遍歴60年代https://note.com/bearsxxx/n/na7ff9f1aa61eを読んで。

現在少女マンガスタイル水野英子わたなべまさこ牧美也子高橋真琴が作った。四人とも健在。

 

ひみつのアッコちゃん(赤塚不二夫)1962-1965、1968-1969

いたずらぼうずがとびだしたエッヘヘそれはだあれ…私は幼い頃'88年版のアニメを見ていた世代だ。「コンパクトが使えない」の回はハラハラした。今に続く魔法少女スタンダード確立アニメ魔法使いサリーの方が早いけどマンガはアッコちゃんの方が早い。

 

アラベスク(山岸凉子)1971-1973

不滅の金字塔ソ連亡命って時代だなあ…。これもバレエ漫画60年の遍歴70年代編を読んで。(人任せ…)山岸先生はこれで開眼したんだけど、それ以前の作品もどうかどうか単行本化して下さい!読みたいのに読めないよ。

 

・たそがれ時に見つけたの(陸奥A子)1975

でた!りぼんおとめちっく御三家!私はあんまりきじゃないんだけど…でも入れるしかないよね。フランス窓便り(田渕由美子)花ぶらんこゆれて…(太刀掛秀子)までは手が回らなかった。

 

砂の城(一条ゆかり)1977-1979、1980-1981

えーっ有閑倶楽部じゃないの?と言われそうだけど「りぼん一条ゆかり」としてはコメディよりロマンを取るべきじゃないかと思うのだ。悲恋にうっとりした後で作者コメントにムッとするまでがセット。

 

ときめきトゥナイト(池野恋)1982-1987、1988-1990、1991-1994

大ヒット作。私はアニメ知識しかないけど全然フィフティーフィフティーじゃないよね。古田喜昭は天才だと思う。クリィミーマミシュガーウェディングベルもこの人。

 

ちびまる子ちゃん(さくらももこ)1986-1996、2002-2016

私は「まる子ノストラダムス予言を気にする」の回がすごく好きで、お姉ちゃんの「ハズれることだってあるのよ そしたらあんたただのバカ大人として残りの人生すごすのよ」「1999年はどうなるかわからないけど明日テストができなきゃ怒られるのは100%確実でしょ」はとりあえずの座右の銘にしている。

 

天使なんかじゃない(矢沢あい)1991-1994

最後まで悩んだ一枠。これか星の瞳のシルエットママレード・ボーイかで悩んだ。結局後の作者の活躍ぶりを考慮して選んだ。それにママレード・ボーイ10選に選ぶのは倫理観邪魔をした。

 

神風怪盗ジャンヌ(種村有菜)1998-2000

やっぱりありなっちの絵は綺麗!それに尽きる。素行問題のある人だけどあの絵を見ると許してしまう。女版玉置浩二

 

絶叫学級(いしかわえみ)2008-2015

2015年からの続編含め、今のりぼんを二十年近く支えているホラーマンガ。集英社みらい文庫でのノベライズも40巻に及ぶ。りぼん認識90年代で止まっている人は絶叫学級とハニーレモンソーダを読むこと!

もし20選ならこれも

 

・5年ひばり組(巴里夫)1965-1969

パリおっとじゃないよ、ともえ・さとおだよ。わんぱく子供たちのノリがいい!再評価されるべきだと思う。

 

銀曜日のおとぎばなし(萩岩睦美)1983-1984

好き!好き!ポーかわいい!こういう世界観に憧れた。

 

星の瞳のシルエット(柊あおい)1985-1989

やっぱり10選に入れるべきだったかな〜。250万乙女バイブル柊あおい代表作は耳をすませばではなく星の瞳のシルエットだ。

 

・こいつら100%伝説(岡田あーみん)1989-1992

あーみん!あーみん!EじゃんGジャン最高じゃん。買うは一時の恥 買ったら一生の恥 ってこれはお父さんは心配症か。

 

ママレード・ボーイ(吉住渉)1992-1995

1話主人公の両親が離婚し父はボーイフレンドの母と再婚し母はボーイフレンドの父と再婚し6人で一つ屋根の下で暮らす話。これに限らず吉住渉マンガって倫理観がぶっこわれてるよね!

 

こどものおもちゃ(小花美穂)1994-1998

いっきドンピシャ世代アメリカ気分でテキサス!こっちは倫理教科書といってもいいくらちゃんとした話。

 

HIGH SCORE(津山ちなみ)1995-

まだやってんのかーい!なかよしわんころべえちゃおのこっちむいて!みい子、りぼんHIGH SCOREりぼんだけシュールだな。

 

GALS!(藤井みなほ)1999-2002

シカンのおむすびに出てくるかな?これも倫理的な話だよね。

 

・ハニーレモンソーダ(村田真優)2016-

今のりぼん看板。1300万部突破2021年実写映画化、2025年アニメ化決定!りぼんっ子のあなたはもちろん読んでるよね?

 

姫ちゃんのリボングッドモーニング・コール愛してるぜベイベ★★が選外になったのは心残り。あ、あとりぼん横山光輝なら魔法使いサリーよりおてんば天使だよ!

 

追記

姫ちゃんのリボンは入れたかった!水沢めぐみりぼん良心。でもネットりぼんの話になるとどうしても80年代90年代に偏ってしまうから古典や現役の人気作にも目を向けてほしくて年代をばらけました。

誤字訂正。

2024-10-24

anond:20241024211144

イギリス食事情の歴史ローゼンメイデンキャラと探るやつとか、

プロ野球戦後の大スターたちの活躍をいろんな大ヒット漫画キャラAAで綴るやつ(これはやる夫じゃないか)とか、

コミック花いちもんめ史上重要マンガ、というかマンガ10

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

https://anond.hatelabo.jp/20241023115157コミックジャンボ筆者がこっちにも手を出す。ブクマでは「ペンギンクラブ」のリクエストが多かったけど個人的にあの雑誌は汎用エロマンガ誌のイメージが高すぎて特定10人を選べない。買ってまで読んでないので書けない、というのもあるので、もう1つ知っているこちらの雑誌10選を考える。

で、コミック花いちもんめだが、メディアックスから出ていたコンビニエロマンガ誌。1991年から1995年まで存在し、なぜか名前コミックゲイザーに変わり、その数号後にコミックライズに変わった。変わったのは名前だけでほとんど内容は変わらなかったが、たぶん何か大人の事情があったんだと思わなくもない。

たぶん「コミックジャンボ」よりは新しい時期だし、他誌で活躍している人もけっこう含まれている。

美衣 暁「LUNATIC NIGHT」

雑誌時代前半で同誌を一番引っ張っていたのがおそらくこの人。そして同時にこの雑誌が発刊されていた時期はあの「有害コミック騒動」真っ只中の時期に一致しており、おそらく雑誌で最も影響を受けた人だと思う。マンガは「バビル2世」を彷彿とさせる眷属女性3人に主人公が振り回されるエロコメSFで、正直内容よりもそのへんの元ネタからパロディのほうが面白い状態だった。いずれにせよ絡みのシーンで大股開きするとその周辺が修正で全部白消しされたのは買ってる方としても可愛そうだった。まさか消される前提で最初から描いてなかったなんてことないよね?(当該シーンだと半分くらい真っ白もあった)

カズマ G-Versionエルフの若奥様」

メディアミックスとして考えると前述よりもこっちのほうがヒットしたかもしれない。掲載作はRPGファンタジーベース夫婦エロコメ種族の差のせいで交わえない夫婦と、それを解決するための冒険譚というのはまあアイデアで(これが初出かどうかは知らないけれど)同誌内にアイデアフォロワーすらいた(後述)。

陽気婢「古くて新しい関係

別にこの雑誌が彼のデビューではないが、存在感を見せつけていた。表題作は連載ではなく読み切りだが、おそらく当時の彼の作風を最も表していると思えるのでここに挙げた。

猫島礼通りすがりの猫」

個人的には役に立たなかったが、おそらく一般的には人気だった作家勘違いしがちだが表題作別に猫耳ものではないし獣姦ものでもない。実のところ印象としてはコミックライズ以降タイ移住して現地の邦字雑誌に連載を持っていたことのほうが印象が強い。

がぁさん「シィナのファブリオ」

正直な話、彼を紹介するためにこのエントリを書いたと言ってもいい。この人もデビューがこの雑誌ではないけれど、長い事この雑誌を中心に活躍していた。竹本泉を思わせる画風であまりエロくない(コメディ寄りの)作品を連発した。表題作は森の中に1人住んでいる女魔法使いが本人の希望とは全く関係なくエロ絡みの依頼ばかり受けてその解決のために活躍しまくるという話で、R-18制限ながらマンガ図書館Zで読むことが可能。同サイトにある「恋の活造り」「なんぎな恋の物語」「愛の妙薬・恋の化学」もだいたいがコミック花いちもんめ(後継含む)が初出。

くら☆りっさ放課後には魔道師」

こういう雑誌でたいてい1つ2つはある非エロ作品枠を長い事務めていた。表題作学校召喚部という精霊召喚目的とした部活動で起きるゴタゴタを描いた作品で、途中から異世界でのファンタジー的展開を見せる。

江川広実

レズものマンガで有名、と思ったら女性だった。この人に限らず、コミック花いちもんめ作家女性であることが確認できる人が多い。昔からエロ関係女性作家は多かったという説はあったが、それが明確になっていったのがこの頃からなのかもしれない。

いとう直

コミック花いちもんめ出身というとこの人を入れないわけにはいかない。いちおうこの雑誌近辺の新人賞受賞作家で、不定期だが継続的に単発を掲載していた。

はら さける「さくら天女」

こういう名前だが女性表題作はそこそこの人気で、単行本化されたが、発売の直前に本人が肺炎で死亡してしまった。

林家ぱー(志弦)「表紙」

花いちもんめ」「ゲイザー」「ライズ」の表紙を長い事務めていた。ペンネームは途中で「ぱー」から「志弦」に変更になった。本編は描いていないのでここに挙げるべきではないのかもしれないが、ここを足がかりにして出世、という意味では代表格なので挙げた(正直小林かずみ和田エリカのどちらを10人目にするか迷って決められなくなって彼女が入った)。

anond:20241024154811

いただくだけのつもりの男性に襲われて、食べられそうになったりする映画でしょう。

どうすればヤリ目的男性を避けつつ、安全に頂くか?のマニュアルを作っていたんだし。

りりちゃん活躍。R18

りりちゃんマニュアルに欠けていたのは、いただき過ぎて相手警察相談するところまで読みきれなかったことなので、

相手に納得感を与えられる範囲で頂くように、マニュアル改訂版必要なんだろうと思う。

anond:20241024092738

女は脇役として生きることを強いられてきたというのもあるし、主人公活躍より人間関係機微が好きだからサブキャラに目が行くってのもありそう

ただ、女が主人公女性向け作品もここ数年ですごい増えてると思うよ

年収の壁」問題おかしすぎる

最近また盛り上がっている「年収の壁」問題だが、これをやたらに問題視する議論については昔から反対であるそもそも年収の壁」を問題視している人は二通りいる。

一つは、専業主婦家庭への減税措置主婦年金権を保障することを「ずるい」「不公平」だと考える人である。もう一つは、女性活躍キャリア形成を阻害していると考える人である

前者はかなり昔から言われていることで、全く賛成はしないが、主張としては間違っているわけではない。しか後者については、最近になって盛んに言われているが、全くもって理解不能である支離滅裂だと言っていい。

現に収入を100万程度で調整している人は、大部分はコンビニスーパー、清掃などで働く非正規パート主婦であり、社会にとって必要不可欠な仕事を担ってはいるが、仕事での「活躍」やキャリア上昇を望めるような仕事ではないし、当事者たちも特に望んでいるわけではない。

他方で、活躍キャリア上昇を望める高収入仕事に就いている女性は、最初から年収の壁」なんて気にもしていないに違いないし、活躍キャリア上昇を阻んでいるものがあるとしたら、そうした税制問題とは全く別のところに求めるべきだろう。

もちろん、「専業主婦家庭は税制上有利」というメッセージが、女性の働く意欲を挫いている可能性がゼロとは言わない。しかし、「年収の壁」を撤廃すれば女性の働く意欲が湧いて出てくるかのような議論は、あまり現実無視した空論としか言いようがない。こうした議論いかダメなのかについては、例えば以下の文章を取り上げてみよう。

退職した人を再雇用するような「雇用の流動化」を企業は高めるべきだと思います。また、社会の仕組みとして「年収の壁」があるので、どうしても非正規雇用を選ばざるを得ない方もいます。私は自著で、子ども2人を育てながら介護施設で働く女性を事例として挙げました。その方は仕事意識がとても高く、資格取得の勉強もしているのですが、「年収の壁」で、働く時間を調整しています。なぜなら、夫が長時間労働で、家事育児のすべてを自分が担わなければならないから。「不本意非正規雇用」にはさまざまな要因がありますが、企業雇用姿勢に加え、社会制度を見直すことは急務でしょう。

https://diamond.jp/articles/-/328407?page=6



年収の壁」が非正規雇用を選ばせていると論じているのだが、なぜそうなっているのについては一行も説明されていない。普通に考えて、長時間労働女性に偏った家事育児分担の重さが非正規雇用不本意選択させている主な理由であって、「年収の壁」はその上で少しでも税負担を減らすための、最後労働時間の調整にすぎない。しかしここでは「年収の壁」そのもの非正規雇用になっている原因である、ということになっている。

以上のように「年収の壁」問題は、中身は空虚だが日本女性の働く意欲を阻害している要因を全て説明するマジックワードと化していることがわかる。全体ではまともなこと言っている人でも、このマジックワードに囚われている人は本当に多い。

切り干し大根うめっ

切り干し大根にハマってる。

美味いし栄養高いしコスパも悪くない。

特に考えるのも用意もめんどくせぇ副菜として大活躍してくれてる。大根野菜だもんね。身体に良い筈だもんね。

サラダスープ味噌汁煮物、炒め物、炊き込みご飯

なにより長期保存出来るのが出不精一人暮らしには有難い。

生野菜キャベツ以外すぐダメになるからね…

さてさて、これから切り干し大根4袋使って豚汁を作りますよ。ハバナイスグッナイ。

2024-10-23

anond:20241023131927

ただ洋楽ビートルズとかクイーンとか紹介してきたのって女性記者なんだよな。星加ルミ子なんか一般社員としては雇用機会均等法に先駆けて活躍してたことになる。

ボルテスV レガシーの超展開シナリオ

映画は現地のドラマ日本向けに再構成されたやつなので違和感ある箇所は色々と編集されてるのかなとは思うけどそれにしても映像演出も含めて原作アニメの完全コピーになっていたのはたまげたなあ。

めちゃめちゃ感動したのは初めてボルテスで出撃するときにお母さんが司令室の小上がりを指差すシーンここが原作トミノ演出完全コピーダメだった。


それでもアニメとだいぶ違う箇所はあったので気になったから思えてる分だけ書き出しておくよ(特に2話)。

2話の冒頭でお母さんがお父さんの墓参りのシーンは完全カット

戦闘訓練中の的が基地屋上からすらすら伸びる演出カット

戦闘になってしまってお母さんが急ぎ駆け足で基地に戻るシーンは何故か護衛付きの車で帰ってる。

その間司令官はどうやってかベースから基地に移動(バリアどう抜けたんだ…)そのあと何故かテレワーク(なにこれ…)。

お母さんはバリヤーが貼ってあるので入れないけど原作だとバリヤーがちょっと割れてそこから救出にいったはずだけど最後までバリヤーは壊れないので謎のまま。

原作では救出後すぐに病院に移動して服を着たまま緊急手術だったけど医務室に変更されていた。

原作では手術中にバリヤーが完全破壊されて病院基地内にある)の天井が崩れてスタッフ全滅するも母親は何故か無事(手術中なのに)。

その後ボルテスのピンチを救うため戦闘機で出撃するシーンで原作だと基地の前の滑走路のエレベーターから戦闘機がせり上がってくる演出だったのにこれもタラップをのぼっ普通に離陸しててがっくし…というか戦闘機がJ-20っぽいのはなぜなぜなーぜ(自主規制)。

他はまあまあ原作どおりなのでお母さんに関わる部分ばかりだいぶ歴史改変がめだった気がする(司令室になぜかクリスベクターもった兵隊がわさわさいるのも意味不明だったが…)。



今の基準だと超展開シナリオとか言われちゃうんだろうけどアニメ原作準拠なんだからSNSの超展開シナリオ警察活躍が楽しみだなあ。

コミックジャンボ史上重要マンガ、というかマンガ10

どうせ「コミックジャンボ」って知らない人も多いと思うので冒頭で説明しておく。

1988年4月(号)から2002年12月(号)まで存在していた月刊誌月刊誌といっても中綴じで、まあ典型的コンビニエロマンガ誌。存在と言ってもこの時期に発刊、休刊したわけではなく、1988年3月号まではコミックJUMBO、2003年1月からはCOMICジャンボという名称存在している。ただまあ名称変更の前後で少し編集方針が変わっているらしいので前後誌は今回対象にしない。発行は桃園書房

で、まあエロマンガ誌なので大抵の作品読み切りor単話。そんなわけで紹介するのは重要マンガ、というよりはマンガ家ということになる。ここは了承してほしい。

河本ひろし「表紙」

たぶん「コミックジャンボ」で画像検索すると画質がみんな似ていることに気がつくと思う。これは、コミックLOの表紙をずっとたかみち担当しているように、コミックジャンボの表紙はずっと河本ひろし担当していたから。おそらく自分より少し若い人はこの絵柄に馴染みがある人もいるかもしれない。この後彼はボンボンあたりの児童誌で活躍しているので。ただ、エロマンガ誌でありながら表紙がせいぜい控えめなパンチラくらいしかない絵は慣れていない若者レジに持ち込むための言い訳として非常にありがたかった。下手したら裏表紙ダイヤルQ2広告のほうがエロかったかもしれない絵なので(コミックジャンボ裏表紙ダイヤルQ2広告があったかははっきりとは覚えていない。他の雑誌混同しているかもしれない)。

時々掲載されているマンガ作風巨乳前提にしつつコメディタッチが多くて読みやすかった。

ものたりぬももだっち」

こちらも河本ひろし同様、児童誌でも活躍している。ただこちらは児童誌が先、というか、ゲームコミカライズで知られているかもしれない。一言で言って「みなづき由宇」と同一人物である。画風も巨乳前提ながら読みやすい。ちなみに星里もちるものたりぬアシスタントをしていたことがある。

ねぐら☆なお

正直、この人はコミックジャンボが主戦場ではなかったはず。それ以外の雑誌単行本で見ることのほうが多かった。少女マンガと思えるくらいの目の中の星が特徴的な人で、さらに彼を特徴づけていたのが「エロは和姦しか描かない」ということだった。しかコメディ的に逃げるのではなく徹底して和姦ということは実は当時けっこう特筆すべき特徴だったのだ。コミックジャンボ時期の絵はけっこうデッサンが崩れている(それはそれで味がある)のだけど、現在サイトを見るとかなり整っていて、続けるということの大事さを感じさせる。

有村しのぶ「てぃーんず・パラダイス

有間しのぶでも西村しのぶでもない。たぶん男性モデル体型のスラッとした女性を描く特徴のあるマンガ家で、リアルさはないのだけど周辺掲載巨乳マンガのためにむしろリアルに見えるという特徴があった。表題作高校新聞部舞台にした♂️1vs♀️2(or3)のエロコメで、エロシーンを除けば当時のラブコメとそれほど違いがないが、そのために「ラブコメにありそうでないこんな描写が」という意味で役に立った。「てぃーんず・パラダイス」そのものKindle Unlimitedで全て読むことが可能だが、何らかの事情再構成+タイトル変更されているので追いかけるのが難しい。「はいすくーる・スキャンダル」「てぃーんず・パラダイス」「あいつとスキャンダル」「放課後ランデブー」と読むと連載順に読める。なお作品大人気だったので続編として登場人物社会人にした「ぼくのアイジン」も連載された。これもKindle Unlimitedに収録されている。

わたなべわたる美奈子先生

巨乳で有名な人。あまり巨乳デフォルメが過ぎてむしろエロくないという画風かもしれないがやってることはエロである。おそらくコミックジャンボ方向性を最もわかっていた作家で、アニメ風のオタク絵でやることはちゃんとやるという展開は安心して使えた。おそらくコミックジャンボ掲載していたのが一番長い人。

つくしの真琴セクシャルバラエティ

かつて「サルでも描けるまんが教室」で「男向けのエロコメは回転寿司だ」と喝破されていたが、おそらく表題作がこの言葉念頭にあったかもしれないくらいに内容を表している。とは言えエロものエロい。ただ色シーンに少し前の劇画での描き方の残滓が見えるところを見ると、この雑誌エロ劇画誌とエロマンガ誌の橋渡しをしたと言えるのかもしれない。

てらおかみちお

陰影の少ない画風で、無理やり例えるなら浦沢直樹わたせせいぞう風に描いた感じ。古く見えるかもしれないが、バブル80年代後半にはこういう画風が一番オシャレだった。そういう意味では外せない人。

狼太郎

うるふ・たろう」と読む。画風としてはよく言えば当時の主流、わるく言えばありがちな絵で、ただ大事なのはそういうありがちな絵で他誌にはない絡みが描かれるのがコミックジャンボ醍醐味であったということだ。本人はバイク趣味があって、レーサータイプバイクを持ってよく夜中にツーリングしていたということを近況報告で描いていたが、今から思うとあれは宮崎勤のあれから来るオタクバッシングから逃避行動だったのかもしれない。

しのざき嶺「NIGHTMARE」

いちおう画風(特にデフォルメ時)としてはジャンボにありがちではあるのだけれど、ストーリーの陰惨さでは最もコミックジャンボ向きでない作家表題作逆恨みから始まる強姦からスタートする作品で、この後誘拐監禁ピアッシング奴隷契約、野外露出強制排泄、肛姦、獣姦近親相姦、多人数プレイSM雑誌ありがちなプレイをひと通り全てこなすというおすすめしないマンガ。作者はこのあとそっち系雑誌でいくつも同系統、もしくはさらに発展した作品を描いている。そもそもこの連載も途中で他誌に移籍している。

浅井裕Lovin'you

夫婦での共同ペンネーム。夫のほうはあさいもとゆき、と言えば思い出す人もいるかもしれない。「スパルタンX24周目では助けられる役のシルヴィアが襲ってくる」という情報マンガに描いた人だ。コロコロコミックでの連載のあと、共同名義にしてエロ進出した。正直、今回これを書くにあたって今年妻のほうが交通事故で亡くなったことを思い出さずにはいられない。Lovin’youマンガ図書館Zで無料で見られるのでそっちを見てほしい。

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

にじさんじの英語圏の活動が軽視されている

ナチスが出てきたからといって卍を使うなという論説には断じて反対する

ナチスロシアのせいで、本来一般的かつ豊かな用法があり得る「卍」や「Z」に変な意味合い付与されてるのも迷惑な話で、むしろその変な色を払拭するために全然違う文脈ガンガン使っていきたいものです。

和ゲー日本製品アメリカに向けて文化的な側面のローカライズが多く施されるのに、日本へはアメリカ製品がそのまま来るみたいなのマジで嫌。たかが一国に一方的忖度を強いられてないか

なんでアメリカ基準で考えなきゃいけないんだ 金を落としてくれる層が意外と多いのかね

こんなん「知らね~~~」つって使い続けるのが正解よ。みんなが遠慮してると本当に相手の物になっちまうんだからロシア軍のZも最初に気を使っただけで、もう誰も気にしてない。ロシア軍はZの私物化に失敗した。

ここは日本だ /英語圏アメリカ混同するな /文脈でわかるだろ

アメリカ事情になんでもかんでも忖度しすぎるなよ。別マガもヤンマガも昔からあるだろう

「MAGA」という四文字を一地方の一ムーブメントに献上する必要はないし、自由に使えばいいと思う。アメリカ人にこそ世界の広さを教えてやるべき。

国内雑誌メディアに「MAGA」の語を使うのはかなりよくあることなので、トランプ陣営と結びつくイメージほとんどの人が感じないのではないかと思う。

ここら辺のコメントを見てるとANYCOLORという会社が若干勘違いされていると感じたので補足する

例えばにじさんじENで「NETTAI TOKYO URANAI YOCHIEN」みたいなユニットを作った時に

略称を「NETOUYO」にするのに諸手を挙げて賛成する人はあんまいないでしょ

わざわざにじさんじが「NETOUYO」の意味を塗り替えていこうなんて無駄な労力に感じるよね

そういう話なんだ

何故ANYCOLORが日本勘違いされるような名称を使わない事とアメリカで使わない事が同じになるかと言うと

それくらいアメリカ活動が含まれている会社って事なんだ

例えばにじさんじJP勢は登録者数100万人超えが7人いるけどENだって2人もいる

EN勢は英語圏ライブ活動を今年もやっている

逆にJPのChroNoiRもアメリカ向けにライブ配信をやっていた

ANYCOLOR MAGAZINEで今後EN勢の特集をしたり

逆に英語翻訳して向こうに出す可能だってあるだろう

それくらいANYCOLORは英語圏での会社でもあるから英語圏活動日本活動と同じように考えた方がいいと思う

まぁ日本活動と同じって思った上でNETOUYOもANYMAGAもどっちもやっちゃうのもアリかもしれない

最後にANYCOLORがNETOUYOって略称ユニットガンガン活躍させていくのだって

それはそれでいいんじゃねって意見の人もいるかもしれないか

そういう人がANYMAGAもいいって言ったら自分異論を挟むつもりは無い

anond:20241018014136

層ってw 

つの書き込みからゲスパーできるのすげー妄想力な。

中でもほんとにタマしか書き込んでない俺に敢えてトラバでこれいってくるってなんだったんだ?

他の似てるとおもった書き込みにもマルチポストしてたの?

八面六臂の大活躍増田でだけするような暇な増田は、働け

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