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はてなキーワード: マジックワードとは

2018-07-25

[] #59-7「誰がためクーラー

帰路の途中、すごい光景が目に映った。

その時間、辺りは暗くなり始めていたのだが、あまりにも暗すぎた。

どうやら停電はあの施設だけじゃなく、町全体の規模でなっていたらしい。

「すっげえ、こんなに真っ暗な町は初めて見た」

ここまで大規模となると俺たちの充電のせいというより、もっと別の理由だな、これは。

実際の所どうかは分からないが、そう思うことにしよう。

「ああ、あそこのスーパー見てよ! あいつら停電に乗じて盗みをするつもりだ!」

そう言って弟が指差す。

その先を見ると、数人が商品らしきものを大量に抱えて店から出て行くのが分かった。

「いや、恐らく店員商品避難させてるだけだろ。電気が切れて、冷蔵庫が使えないから……」

「でも、あの人たち店員に見えなかったよ」

弟の言うとおり、その人たちは明らかに普段着だった。

「あー、控え室にいた係の人たちとかだろう。まあ仮に盗みだったとして、予備電源とかで監視カメラは動いているだろうからすぐにバレるだろうさ」

「もし予備電源とか、監視カメラちゃんと動いてなかったら?」

「そりゃあ……まあ対策を怠った側の問題だな」

さっき『システム側で対処すべきってのが、この社会での模範解答』と言った手前、俺はそう返さざるを得なかった。

「やっぱり、それって大した理屈じゃないよな。対策する側に落ち度があったとしても、盗みが正当化されるかは別の話だと思うんだけど」

さすがに弟も詭弁だと理解したようで、尤もな指摘をしてきた。

「“盗み”じゃない。“略奪”だ」

「その“略奪”って絶対マジックワードじゃないよ、兄貴……」

俺も内心そう思っているが、マジックワードだと思い込める程度の効力があるのも確かだ。

弟もそれは分かっているので、ツッコミが弱弱しかった。

「急ぐぞ、父さんと母さんが待ってる」

俺たちは何かを振り切るように、自転車を漕ぐスピードを上げた。


…………

何はともあれ、こうして母は修理され、余った電気で俺たちは暑さをしのぐことができた。

飼っている猫も、いつも通り俺の足元に寄ってくる。

「あー涼しいクーラーがない生活なんて考えられないよ」

弟も最初のうちはブーたれていたが、結局クーラーの前では無力だったことを思い知ったらしい。

結局、俺たちの慈しみの心はワガママ構成されている。

人はまず自分自身にゆとりがなければ、自分以外を、綺麗事を優先できないんだ。

真夏に汗をダラダラ流しながら、他人に優しくする余裕を持つのは難しい。

もしも無理をして優しくしようとすれば、母のようにブっ倒れてしまうだろう。

そういった優しさをアテにするような社会が、本当に生きやすいかって話だ。

市長は『資源を大切に』だとか『地球に優しく』だとか言ってたけど、結局クーラーを使わない分、他のエネルギーを大量に使っていたら本末転倒だよ」

「まあ、俺たちが地球に優しくしようが、地球は俺たちに優しくないしな」


余談だが、停電事件から察しの通り、今度は隣の市が電気不足に陥っていた。

そこで俺たちの町の市長は、なんと電気を分け与えたんだ。

「我々は資源の再分配について、もっと考えるべきです。飽食の国は、飢えに苦しむ国へ食物を分け与えるように。電気だって余っているなら、足りないところへ送るべきでしょう」

そう言って市長は、テレビを通じて如何にもな理屈を並べていた。

その姿は、綺麗なスーツに覆われており、汗は一滴も流れていない。

「それに余らせるように作るから、使い方も雑になるんです。本当に資源を大切に思っているのなら、それこそ有効活用すべきです」

普段なら政治家特有のええカッコしいで済ませるのだが、今回は事情が違う。

そもそも分け与えられるだけの電気が、俺たちの町にはないはずなんだ。

から少し前まで、この町の住人は四苦八苦していたのに。

どこにそんな余裕が……まあ、あるけど。

俺たちは、そしてこの町の住人は、そのことを何となく分かっている。

(おわり)

2018-07-18

anond:20180718132648

成立するかどうか自分で考えろよ。

善悪正誤を自動判定してくれるマジックワードじゃねえんだぞ。

2018-06-29

社会の受け皿」というキーワードとある記事を探してます

はてブで「社会の受け皿が必要」というコメントに対して

安易に言うな!他人事みたいにいうな!自分たち関係ないような口調で語るな!

みたいな記事がここ1ヶ月以内でホッテントリしてたと思うのですが、

その時たまたまブックマークしておらず見失ってしまいました。

誰かわかる方がいたら教えてください。

社会の受け皿が必要」ってことばはかなり便利で「ゾーニング必要」と同じくらい「社会がなんとかしろ」と責任を薄めるためのマジックワード化していると思うのですが、まさにその欺瞞というか他人事感を鋭く指摘した記事だったと記憶しています


というのも、この発言についてちょっとモヤっとしているからです。

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kawangoさんは「はてなが」彼を受け入れられず、排除の動きを示していたことを「いじめ体質」として批判し、低能先生を「社会犠牲者」として扱っています。どこまで低能先生のことを知っての発言なのかでこの人の言葉の重さはだいぶ変わりますが。なんかこれ違和感有るんですよね。

これ、重度の障害者家族社会が支えきれずに施設に預けるような行為も多分許せない話なのか、はてなこそがそういう「施設」みたいなものなのか。ニコニコ動画は、だからこそ社会から排除されたようなネトウヨ結構好き勝手してるのを放置し続けてるのかとか。いろいろ思う所あり。

「受け皿」についてははてなでもいろいろと議論があるようです。

http://lessor.hatenablog.com/entry/20120730/1343661610:embed]

http://nyaaat.hatenablog.com/entry/problogger:embed]

https://lazyplanet.hateblo.jp/entry/2018/06/16/091842:embed]

私も冒頭で探している記事をもう一度見て自分で考えたいと思っています

2018-04-25

権力勾配」は論の弱いところを勢いで押し流してくれるマジックワードではない

2018-04-02

anond:20180402153046

保育だけでなく、介護産婦人科を筆頭とした各種医科も同様だな。

はてなではどうしても消費者顧客市民責任を追求することは決して出来ないんだよな。

なぜなら答えはカンタンで、自分らが消費者顧客市民から

自己批判が出来ない。自分に甘い。すぐに人のせいにする。

で、ちょっとでも自己努力内省必要じゃないか、という論調を見かけるとすぐに

マッチョイズム」「自己責任教」「弱者切り捨て」「強者論理」などと噛み付いてきて、

権力勾配」「非対称性」というマジックワード自己正当化する。

まあ問題永遠に解決はできなくても、

自分責任永遠に逃れ続けて偉そうに意識高い系気取りながら批判を垂れ流すことができるというメリット享受できるかもな。

その分自己実現も永久にできず、国になにかしてもらわなければ何一つ成し遂げることができない国家奴隷と成り下がるしかなくなるわけだが。

2018-03-16

anond:20180316000039

非対称性」「権力勾配」というマジックワードを使えばあら不思議

何の矛盾もない悟りの境地に辿り着けるぞ。

男は権力者で加害者だ、女はしいたげられた被害者だ、

という認識からノープロブレム。

2018-02-20

finalvent氏の羽生選手に関する記事に寄せて

この記事http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2018/02/post-4b9b.html)については筆者だけでなく、ブコメでの反応を見ても本来混ぜるべきでないものを混ぜて考えている人も多く危惧を抱いたので私の考えを簡単に記しておきたい。

氏の主張としては「怪我が悪そうなので回復第一に考えて出場しないほうがよかったのでは?」というものだ。そこそこのボリューム記事なのでほかにも色々書いているが、煎じ詰めるとこの一言であろう。しかし決定的に間違っているのがこの「回復第一に考えるなら」という前提の部分である一見正しそうだし、実際多くの場合正しいのでたちが悪い。多くのブクマもこの一見正しそうなマジックワードに騙されている。

回復第一に考えるなら」という前提の何が間違っているのか。ここではこれを「回復してどうするの?」という問いに対する答えを考えてみることで説明してみたい。

おことわり

本題に入る前に最初におことわり。以下に私は「回復第一に考える必要などない」旨を書こうとしているが、それは「羽生選手が痛み止めを使えば金メダル可能性がある程度には飛べる」程度には回復していることを前提にしている。実際その程度の回復具合だったことが明らかになった今では不要な断り書きかもしれないが、たとえば「どう考えても滑れないしジャンプも飛べないのに正常な判断力を失って<出場>を主張している」ケースなどはまた別の話というか、普通に出場すべきでないことは明白であり本稿では考慮しない。

それでは本題に入る。

回復してどうするの?」

いきなり結論を書くが、回復したとして羽生選手にとってオリンピックでの金メダル以上のモチベーションはおそらくない。これが1年に何度もあるGPシリーズのうちのひとつ、あるいは毎年あるGPファイナル世界選手権なら「回復して次の機会に頑張ろう」という理屈も成り立つし、仮に本人が出たがっていても周囲が無理にでも止めさせるという判断はあろう。しかし4年に一度のオリンピック、それも金メダルが狙える状況で止めさせるのは、あまりに酷である

「そうは言っても23歳の未来ある若者なんだし」的なブコメ散見されたが男子フィギュアにおいて23歳は「未来ある若者」ではない。むしろラストチャンス可能性もあり、頑張れば金メダルをとれるかもしれないのなら「出たい」と考えるのは自然なことだ。最悪選手生命を絶たれたとしても悔いはないというくらいの計算も働かせたのではと推察するが、その上での出場判断をいったい誰が止められようか。繰り返すが出ても出なくてもこれが最後かもしれないなら出る、当たり前でシンプル結論である

これで最後かもという部分は反論が予想される。4年後の27歳でも十分に一線級で戦えるかもしれないからだ。銅メダルハビエル・フェルナンデスは26歳である。ただ信じられないほどジャンプ難易度インフレしている男子フィギュアでは、4年という時間と27歳という年齢はプラスよりマイナス作用する可能性が高い。実際もう30年以上25歳以上の金メダリストは出ていない。回復しても27歳の一発勝負金メダルをとるのは難しいなら、そして痛み止めさえ飲めばジャンプできるなら、多少の無理は押して目の前の金メダルをとりに行こうというのは決して分の悪い勝負ではない。最悪メダルもとれず怪我が悪化し今後の選手生命が断たれたとしても悔いがないと思えるくらいの年齢が男子フィギュアにおける23歳という年齢である

高校球児との違い

この点が一部ブコメにも見られた「甲子園での高校球児酷使問題混同してはいけない点である高校球児、とくに卒業プロを目指そうというレベル投手文字通り「未来ある若者である。本人がどんなに連投を望んだとしても、無理にでも大人ストップをかけることに一定合理性がある。もっと大きな舞台もっと大きな成果を挙げるチャンスを、若者特有の好ましくも危うい一時の情熱にまかせて摘み取ってはいけない。

私が冒頭で「回復第一に考えるなら」という前提は「多くの場合正しい」と書いたのはこういうケースである。無理せず回復を待って次のチャンス、次の飛躍へつなげよう!というのは高校球児をはじめとした多くのティーンエイジャーには当てはまるし、ハードワークを強いられ心身が疲弊している一般労働者にも当てはまる。世の中の99.99%の人にとって正しいのが「回復第一に考える」ことである

翻って羽生選手場合はどうか?オリンピックよりもっと大きな舞台があるのか?金メダルよりもっと大きな成果があるのか?たぶん答えは「NO」だし、仮に「YES」だとしても「YES」と言えるのは羽生選手だけである。「回復第一に考えて」というのは彼の身体を気遣った大人分別ある意見のように一見思えるが、実際には、世界最高の舞台世界最高の輝きを放つチャンスを永久に奪い去る暴挙に等しい。幾人かはコメントで指摘していたが羽生選手や彼の決断に対する敬意を欠く行為でもある。

Finalvent氏および氏に賛同した人たちにあらためて問いたい。「回復してどうするの?」。

その他雑多なこと

2017-11-11

anond:20171111120704

新井白石マジでマルチタレントっぷりが異常で、沖縄アイヌ研究みたいな民俗学も事もやってるし、もうなんかすごすぎる。

というか国語辞典作ったおかげで本居宣長みたいな国学者活動が活発化したわけだしだいたいこいつのせい感はある。

何でもかんでも成果出しておいて当時は詩人として有名だったとかいうのがおかしい。

本居宣長の影響力は文学方面ではヤバすぎ、未だに源氏物語読まされてるのだいたいこいつのせいだし、

萌え」「○○主義」みたいなマジックワードっぽいので一転突破する風潮もこいつのせいの部分が大きい。

丸山眞男はもう50年以上も読まれてるし、半分教養みたいになってる部分もあるからこの枠に入ってるんじゃないかなとは思う。

2017-11-03

[] #40-6「お菓子祭り作戦

そうしてタケモトさん宅の近くへたどり着くと、予想通り弟がそこにいるのが見えた。

遠くて聞き取れないが、何かをタケモトさんに訴えているようだ。

「誓ってもいい~すべて本当のことだよ~」

俺は左手自分の口元を覆い、吐き気をこらえた。

あいつ、まさか歌ってんのか。

やめろやめろ、そんな恥ずかしい真似。

様子見なんて悠長なことはしていられない、早く止めねば。

「この愚弟が! もう歌うな! 何の必然性があってそんなことをするんだ」

「ぐわっ……」

俺は右手で弟の口を塞ぐ。

事態を飲み込めないタケモトさんは怪訝な顔をする。

「ああ? なんだ? どういうことだ」


俺はタケモトさんに事情説明した。

「はーん、なるほどな。ほんと宗教屋ってロクでもねーな。大言壮語美辞麗句を吐くくせして、やることがしょーもねー」

「まあ、今回は弟もマヌケだとは思いますけどね」

「仕方ねーさ。子供乾燥したスポンジみたいに何でも吸収しちまう。しかも“衝撃の新事実”ってのに弱い。情報更新されると、そっちを容易く鵜呑みにしちまう。仮に事実だとしても、それは側面的なものしかないということが分からない」

「じゃあハロウィンが昔は厳かなお祭りだというのは嘘なの?」

「だから側面的な話だって、タケモトさんが言ってるだろ。昔がどうだったからといって、それが今のハロウィン否定するものとは限らないんだよ」

俺たちの言うことに弟は首を傾げる。

その様子にタケモトさんは溜め息を吐く

「じゃあ逆に聞こう。ここまでの道中お前は色んな人たちに“ハロウィン真実”とやらを吹聴して回った。で、どんな反応だった?」

「……みんな生暖かい目で俺を一瞥するだけだった」

「つまり、そういうことだ。みんな自分たちのやってることがハロウィンモドキだと分かってるから、お前の言うことを受け流す」

「どういうことだよ! 皆なんであんなに無邪気でいられるんだ。馬鹿みたいだと思わないの?」

「まあ……思ってるやつもいるとは思うが、思っているだけだ。それでおしまい祭りってのは馬鹿にならなきゃ楽しめないもんだ。逆説的にいえば、祭りを楽しむのは馬鹿だけ」

「もう少し表現を変えましょう、タケモトさん」

「ああ?……じゃあ“誰も得しない”から、で」

「誰も得しない?」

「皆は思い思いの仮装をして、仲間内お菓子を持ち寄ったりワイワイ騒いだりしたいわけ。そんな人たちにハロウィンそもそも論だの、こうあるべきだのといった話は必要ない。無粋だとすら言ってもいい」

「つまりな、ハロウィンは楽しむための“きっかけ”。花見だって、誰も純粋に桜を見に行っているわけじゃないだろ」

「あとは商業主義とかもろもろ……要は彼らにとってどうでもいいことなんだよ。お前の気にしているようなことは」

「なんだよそれ……何というか、不純だ。過去蔑ろにしているみたいで」

「ったく、変なところで真面目だな、こいつは」

タケモトさんも俺も考えあぐねていた。

もちろん弟の不満を価値観の相違で片付けてしまうことは簡単だろう。

だが弟が知りたいのは“人それぞれ”の構造と、その是非だ。

弟にとって“人それぞれ”だなんて結論は表面的なものしかなく、思考停止と同じなのだ


風習時代環境によって形を変えることは珍しくありません。ですが、それは一概に悪いことではないと思いますよ」

突然、話に教祖乱入してきた。

全く逆の方向を捜していたのに俺たちと合流したってことは、一応は捜索を熱心にやっていたということか。

「若干、説教くさいが、この宗教屋が言うことは一理あるぞ。そりゃあ元が何かってことは大事だろうさ。それがなければ今もないんだから。でも拘り過ぎるのも考え物なんだぜ」

ハロウィンがどういったものだったかなんて知ったところで、現状が何か変わるわけでもない。元あったものが形を変えることに哀愁を感じるときはあるかもしれない。だが時代の流れは自然の摂理。それに不平不満を言ってせき止めようとしたところで、結局は誰も得しない」

弟がうーんと唸る。

理屈は分かっても、どこか心の根っこの部分がそれを拒否しているようだった。

こうなったら最終手段だ。

俺は教祖を軽く小突いて、目配せをする。

教祖はそれを察して弟にマジックワードを説いた。

「えー……つまりですね、この街ハロウィンは、これはこれで“真実だってことです」

真実……そうか、そういうことだったのか! 俺たちにとってのハロウィンはこれが正史なんだ!」

どういうことかは分からないが、教祖言葉は弟にとって天啓だったらしい。

「それじゃあ、お前が納得したことだしハロウィンを続行するか。それとも今からこのお菓子を返しに回るか?」

「……それもいいかもね」

おいおい、まだそんなこと言ってんのか……。

「代わりにイタズラをしに行こう!」

ああ、そういうこと。

結局、今回のハロウィンもこうなるのか。

「ハッ! やっぱりな、とんだ悪童だぜ。こんなこともあろうかと自宅をイタズラ対策用に改装しておいてよかった」

タケモトさんはなんだかんだ言いつつ、この日のためにそこまでしていたらしい。

悪態つきながらもノリノリだな、この人。


こうして俺たちの「お菓子祭り作戦」……もとい「ハロウィン真実キャンペーン」……もとい「イタズラ大作戦」は酷い遠回りをしながらも幕を閉じた。

それは確かに遠回りだったけれど、いつも漫然と歩いていた道のありがたさを知る上で、弟にとって決して無駄ではない道だったんだと思う。

時代の流れは個人を待ってくれない。受け入れるにしろ拒否するにしろ、進まなきゃ」

「ああ、そうだな。ハロウィンが終わったからといってウカウカしてはいられないぞ。次はクリスマスだ」

クリスマスだったら歌ってもいい?」

「いいけど、俺の目の届かない場所でやれよ」

「よっしゃ、楽しみだぜ!」

(おわり)

2017-10-22

[] #39-7「タオナケの正義

タオナケ、超能力を使え!」

「嫌よ、私は悪くないもの!」

「なに言ってんだ。そんなの関係ないだろ!」

タオナケちゃんなりの正義なんでしょう。自分全面的に悪くないと分かっている。だから悪い人間に対して力を使うことは、己の正義の敗北だと思ってしまっている」

正義って……自分の身を守るのは正義だとか悪だとかって話じゃないだろ。

タオナケ、超能力を使うんだ!」

「嫌よ! 私は悪くない!」

駄目だ、取り付く島がない。

俺たちが諦めかけて強行突破を仕掛けようとしたその時、魔法少女がここでタオナケに言葉を投げかける。

マジックワードがないとか言っていたけど、実はあったんだ。

タオナケちゃん! あなたが悪くなくても、被害に遭うリスクのものはなくならないの!」

「え……」

タオナケが素っ頓狂な反応をする。

まりにも目に鱗な答えだったらしい。

「……まあ考えてみれば、それもそっか」

得心したタオナケは、すぐさま男の持っている武器めがけて念を送った。

空気が淀んだような感覚が、こちらまで伝わってくる。

超能力が発動する予兆である

普段なら5回に1回成功すればいい方なのだが、今回はすんなり上手くいった様だ。

たちまち男の持っていた武器は粉々になって崩れ落ちた。

「ワ、ワシの棒が!?

その不可思議な様子を目の当たりにした男は取り乱し、タオナケへの拘束が緩む。

魔法少女はその隙を見逃さず、瞬時に魔法を唱えた。

ロック!」

すると男は体が硬直して、そのまま動かなくなってしまった。

確か無防備相手に対して使えば、対象時間のものを止めるとかいう、やたらと物騒な魔法だ。

「なんか、いつもより呪文簡素だね」

普段のはビジネス用。緊急なんだから悠長に詠唱するわけにはいかないでしょ」


その後、魔法少女自警団に、自警団が男を警察バケツリレーのように引き渡して、事態はやっとのこさ収拾した。

「これ死後硬直してるかってくらい動かないんですが、大丈夫なんですかい

直ちに問題はありません」

警察と、魔法少女マスコットが不穏な会話をしている。

俺たちはその様子を尻目に、タオナケとギクシャクした会話を繰り広げていた。

「みんな心配かけてゴメンね。気持ちばかりが先走って、肝心なことを忘れていたみたい」

タオナケ。何か誤解していたかもしれないが、君のことを責めるつもりであんなことを言ったわけじゃないんだ」

「あの時は分からなかったけど、今なら分かる。心配して言ってくれたのよね」

「俺たちの表現力ではあれが精一杯だったんだよ。被害者が悪くても悪くなくても、被害に遭う可能性はなくならない。だからタオナケが善いとか悪いとかと、自衛するかどうかは別の話なんだ」

「そうね。自衛は誰でもない、自分自身のためにするの。もちろん自衛に努めたからといって、可能性が完全になくなるわけじゃないけど、そのリスクを減らすために自衛するのは大事よね」

なんか、さっきまでやたらと頑固だったくせに、随分と物分りがいいんだな。

魔法少女の言うとおり、まずは俺たちがタオナケに寄り添ってやればスムーズに話は進んだのかもな。

「じゃあ、これからはこのエリアを通らずにしようね」

「いいえ」

「え?」

「これから行政に期待するわ」

俺たちは思わず溜め息を吐いた。

(おわり)

2017-10-20

[] #39-5「タオナケの正義

「なあタオナケ……まさか明日貧困街を通ったりしないよな?」

あんた達に言う義理はないわ」

「やめときなよ。危ないよ」

あんた達が決めることじゃないわ」

タオナケの怒りは放課後になっても納まらず、俺たちと意図的距離を空けて接する。

事情を把握していないシロクロは首をかしげるばかりだ。

「なあ、なんかタオナケのやつ、ちょっとこじらせてないか? 風邪か?」

「違うよ、シロクロ」

まあ、完全な予防が困難という意味では似たようなものかもしれない。

タオナケのやつ自意識が強く働いて、かえって自衛必要性を見失ってる」

俺たちはほとほと困り果てていた。

俺たちが間違っているのならタオナケに謝ってそれで終わりでいいんだけど、別にそういうわけでもない。

それでは何も解決しない。

そもそも俺たちが頭を抱えている問題は、タオナケとの関係修復じゃないからだ。

「まあ……しばらくしたら戻るさ」

「しばらくじゃ遅いよ。このままじゃタオナケが意地になって、またあの場所を通るかもしれない」

そう、今回は他に解決しないといけない問題があるんだ。

次にまた何かあったとき、今回みたいに俺たちがフォローできるとは限らない。

けれどもタオナケのあの様子を見ていると、俺たちではとてもじゃないが説得できる気がしなかった。

まり猶予はない、明日までに何とかしないと。



事情を知っている兄貴にまず相談した。

兄貴が言うには、まずタオナケを説得することは難しいだろうということだ。

人間意志なんてそう簡単には変わらないし、頭ごなしに押さえつけても反発が強まるだけ。

から貧困街に行っても大丈夫なよう、警護をつけるべきだと考えた。

市民団体中途半端に介入すれば、必要以上に場を荒らす。

だが俺たちでは力不足だし、タオナケ自身それを望まないだろう。

なので個の力が強い第三者にそれとなく警護してもらうのが、ひとまずの応急処置だと兄貴分析した。

そこまで分析してもらえれば、俺たちが思いつく選択肢はだいぶ絞られる。



俺たちは魔法少女に頼み込んだ。

とある一件で正体を知って以来、俺たちはたまに魔法少女に絡むようになった。

「うーん……そーいう個人的問題魔法少女管轄内だっけ?」

魔法少女肩に乗った謎の小動物に話しかける。

すると小動物は抑揚のない喋り方で、淡々説明を始める。

そもそもの話をしますと、我が社の魔法少女試験の一環として都市に配属された操作アンドロイドです。有志を募って参加していただいております

「駄目ってこと?」

魔法少女になってやることは、主に自分の住む町の自警活動や、イベントなどの参加。後は定期的に報告書の提出や、魔法少女たちの集会に参加していただくことです。後は、良識範囲内で魔法少女になることは自由となっております

「つまりコンプライアンス上は問題ない範疇、ってこと?」

「そうなります

無駄説明が多すぎる。

「それじゃあ、タオナケをさりげなく警護してあげてよ。ついででもいいからさ」

「うーん、駄目ってわけじゃないけど、そういうのって際限がないしなあ」

「そんなこといって、ほら、あるだろ……マジックワードが」

「そんなものないよ」

パワーワードでもいいよ」

パワーワードもないし、そんなのでどうにもならないでしょ。そもそも、どうしてタオナケちゃんはそんなことをするの?」

そういえば、まだ事情説明していなかった。

(#39-6へ続く)

2017-10-11

無言で刺し続けられた。そんな感じ。言われ続けるより辛い。

自分はヨメに酷いことを言って傷つけてしまいました。それは反省。二度と言わない。言うような状況を作らない。そうなりそうな時は回避策を打つ。。。

で、何がキツくってそんな非人道に堕ちてしまたか

自分は色々ガヤガヤ言われるのは(慣れてはないけど)相手が何か意見があるので、怒ったり、泣いたり、叫んだり、、、何かを伝えようとしているからだと思う。一生懸命拾う。それには謝ったり、議論したり、黙って聞いて身に染み込ませたり、何らかのアクションが取れる。修正改善ができる。

(ただ、こういう時に相手相手自信の満足する回答しか受け付けない状態で話されると、何を答えても「間違い」なので非常に辛いし時間無駄意味無し。)

で、、、○年過ごして見えたのは、

何も言わない。

言われたこしかやらない。

自分意見がない。(聞いても返ってこない)

他人に気を遣う回路がない。

...etc...

他人に気を遣うのって、少し思いやる心、ちょっとした気付きでなんとかなる気がするんだけど、なんか、頭の中の回路が抜けてるっぽい。

ご飯が終わって自分食器だけシンクに片付けて終わり。

一緒に食べてる人は関係ないし、言われないとやらない。

シンク自分食器だけ洗って終わり。シェアハウスじゃないんだけど。

てかシェアハウス経験あるけど、そこだって軽く他の人の洗ったりするし。助け合いって縛りキツいけど、ちょっとした優しさ?そんな感じで。

で、これは友達の家に遊びに行った時も、BBQでも、実家でも、親戚の家でもそういった片付け系はやらない。

自分の家でも自分ゴミじゃなきゃ拾わない、てかゴミを拾わない。掃除はしない。

キャラじゃなくて地蔵かよと。

少しでいいの。自分から動いて欲しい。

とか、キリがないけど、

頼んだことをやってない時、そこで「やってない!」て言えば「じゃ今やるか!」で終わりなのに、そこで嘘をつく。

大根買っといてレベルなら笑えるけど、役所手続きとかも同じように嘘つくから困る。笑って済まないレベル

手遅れは困るからヤバいときは早めに声をかけて!って言っても出来ない。

「はーい!今やばいでーす」これだけでいいのに。

ヤバイの分かってても聞かれるまで放置。聞かれるまで放置

聞かれたら嘘つく誤魔化す生返事。

優しく言ったら大丈夫っての信じて優しく言ってみた→ダメ、強く言ってみた→ダメ、待ってみた→ダメ、少し気付くかとツンツン→ダメ、、、、

何も出てこないの、発言意見も。

で結局「次は大丈夫!」て言うけど根拠無し実績無し。「でも信じて」と。

これを信じる→ダメ、、、(無限悪循環ループスタート

もうね、この「信じて裏切られて」を何回も何回も何回も…やられると心が擦りきれました。

ダメだね。タンクに水がいっぱいで抜けないからすぐに怒ってしまう。

わざと怒らせてるのか?ぐらい、ガンガン無神経を飛ばしてくる。

無神経だから本人気づいてないの。

無言で心にナイフを刺し続けられる感じ。気が狂う。

僕が強く言い過ぎで怖いから、出来ないループに入るらしい。

24時間怒ってないし、話をわざと聞かないってことは(強く)しないので、

朝食時でもいいし、いつでも大丈夫だったけど、とりあえずマジックワード「怖いから」で言えない(最終的に僕が悪いになる)、これしかないですよ。

そんな感じで、僕だって怒るの嫌だし傷つくのも嫌だ。

から僕がやって欲しくないことをアラーム打ったよ。

でも通じなかった。理解する回路ぶっ壊れてるらしい。壊したのかも。分からん

で、僕はその無神経さでズタボロに切り裂かれ、

向こうは僕の悲痛な叫び(怒り)でボロボロ

「これからを良くしよう!楽しくて温かい家庭を!」の思いが、

つの間にか地獄巡りになってた。辛い。

何も言わない、何も考えてないヨメはヤバい。こっちがつぶれる

2017-10-08

幼稚園騒音問題

幼稚園騒音問題について、「どうせ死んだら静かな墓場に行くんですよ」とか「全然気になりません」とかドイツ人が言ってる画像が出回ってて、肯定的意見が多そうなんだけど、まずドイツ日本人口密集度って雲泥の差だろ。

表題から幼稚園の」が抜けて、代わりに「工事の」とか「工場の」とかが入ったら、みんな冷静に公害公害として扱うだろ。

しか少子化って問題はあって、それに関して取り組んでいくことは大切なのかもしれない。

でも騒音騒音であって、それは我慢すべきものじゃない。だいたい我慢しすぎなんだと思うよ。もう美徳ではない。

みんなで我慢すればいいっていうのはただの精神論であって、本来お金技術でどうにかするのが正しい。

要は(幼稚園の)騒音迷惑している人を、「子供」っていうマジックワードと雑に類推して、「子供嫌いはよくない」「少子化問題に目をむけろ」みたいな意見なんだと思うんだけど、愚かで、まったく逆効果しかならないと思う。

こういう意見が幅を利かせたら、肩身が狭い幼稚園迷惑する。

言うんなら都市環境の整備を言えよ。満員電車に慣れるな。

あと学校側が地域住民騒音対策説明会を開いたら、理解が得られましたみたいな記事もあったけど、小賢しい。

2017-10-06

子ども自己肯定感」とか言うマジックワードに振り回される親に振り回される現代の子供が哀れやなw

2017-09-17

もうマウンティングなんてマジックワードと化してるからどこがどうマウンティング説明されない限りスルーしていいと思ってる

2017-07-26



はてなブックマーク - 前川平氏 発掘された12年前の「笑ってはいけない議事録」が話題に - Not-So-News

http://b.hatena.ne.jp/entry/nots.hatenablog.com/entry/2017/07/26/120000

何かブコメを読むと、前提知識に差がある人が多いって感じ。

12年前の2005年小泉純一郎政権改革改革改革!がマジックワードになったた時期。小泉政権では三位一体の改革とやらで教育予算もいろいろ減らされようとしていた。それに現場で正面から反対していたのが前川喜平。「奇兵隊、前へ!」というブログを立ち上げ、三位一体改革問題点を書き表していった。この辺のことは少し前の産経記事にも出てたが、前川活躍のおかげか、重要な部分では守りきったとか。

この時の前川活躍は、昨日の参院予算委でも加戸守行前知事が褒めていた。当時の「改革」の問題点は左右問わず認めてるということじゃね。

 

前川喜平のスタンス官僚時代から全く変わっていない。

教育を守るために誰にでも物申す

2017-07-11

主語が大きい

って流行ってるの?

最近よく見かける気がする

何の反論にもなってないのに反論した気になれるマジックワードだよね

2017-06-26

セッ◯スアンドザシディ滅びろ

ど直球なドラマタイトルを目にするたびにゲンナリするのをどうにかしてくれ。あと女の下ネタや下世話な話を「赤裸々なホンネ」とかいマジックワードで崇める風潮も闇に帰れ。あんなの、はしたなさを誤魔化してるだけだ。中年同士の愚痴大会女子会とか称するのもウザいから辞めてくれ。女子女子と言えるのはせいぜい中学までた。それらの言動日本女性自身品位を落としていることにいい加減自覚的になってくれ。あーあと俺もドラマの中身は見てねーからノーコメント

https://anond.hatelabo.jp/20170625153549

2017-06-16

表現の自由フェミニストを追い払うマジックワードじゃない

クジラックス先生の件、作者の追記を読んだところ

警察がきて「紳士的に」お話を聞いた

・作者は穏便な話の流れで「もうがいがぁかうんたぁ的なものは書かないだろう」と発言あくまで作者の意思として)

・それを受け警察広報が「作者はショック、同趣旨のものは書かないと発言」とアナウンス

こんなところだろうと推測される。

うん、これめっちゃやばいね??

Twitterではお気楽な「ポリス友達」論が散見されるが冗談じゃない。危機感なさ過ぎ。

そもそもみんな大好き「表現の自由」は、ずーーっと公権力との戦いなんだよ。

創作物検閲されない・差し止めされない・問答無用で黒塗りされない自由表現の内容によって創作者が処罰されない自由。これらは裏を返せば、「表現の自由」は検閲処罰をしうる国家機関に対抗するためのものであり、憲法21条は表現者が萎縮せずに活動するためのお墨付きである、ということ。これが大前提

例外として、私人プライバシー権などとぶつかり合うこともある。詳しくは石に泳ぐ魚事件を参照)

Twitterで「表現の自由の敵」と聞いて思い浮かべるのは、まずフェミニストリベラル左翼……ってとこじゃない? のうりんにメグにみちか、全部奴らにやられたんだ!おのれ表現規制派め!俺達の二次元美少女を守れ!!……

違うんだよ。

そいつらは、対立相手かもしれないけど、敵じゃない。

なぜなら、そもそも批判批評は立派な言論でありそれ自体表現の自由として守られるべきものから。(批評に対する批評批判に対する批判言わずもがな

そして、いくら二次元美少女表現炎上したところで、フェミリベラル強制的にそれを取り下げたり、ましてや発信者を罰する権限なんてない。(取り下げさせられたように見えても、それはあくまで発信側のイメージもしくは経営戦略に基づく判断

それができるのは、公権力

たとえるなら、リベフェミオタクは「表現の自由」という名のリングの中で日々激しく殴り合ってる状態。かたやポリコレ棒、かたや二次元isフリーダム棒をぶんぶん振り回しながら。

でも公権力は、そのリングごと破壊する力を持ちうる。もしかすると、ファイターもろとも葬り去る力も。

今回のクジラックス先生の件は、でっかいチェーンソー持ったゴリマッチョ男性がにこにこしながらリングの近くに寄ってきて、リングの中の「がいがぁかうんたぁ的な部分」をトントン、ってして見せたってことだと思う。チェーンソーの刃先で。

果たして今後、その部分の上でフリーダムぶんぶん回しながら戦おうって思える? 本人だけじゃなく、周りのオタク戦士達も萎縮せずに戦い続けることができると思う? 「リ、リングは広いし、別にここじゃなくても戦えるよね!」って、自主的にその部分は踏まないようになっていくんじゃない?

気づいたときには、戦えるリングものすごーく狭くなってるかもしれない。別に誰かに怒られたり、処罰されたわけでもないのに。あくま自主的に、少しずつ、「正しい」場所しか足をおかなくなるかもしれない。

危惧されているのは、そういう状態

からもっと怖がらないと。騒ぎ立てないと。異常なことなだって声を上げないと。

この件に関して、正常性バイアスの極みともいうべき「毎日新聞かいマスゴミが大げさに騒いだだけw」みたいなツイートが何千とRTされてるのを見た。

これはまずいよ。飼い慣らされてるってレベルじゃない。

マスコミ役割アメリカではウォッチドッグなんていうけど、それは市民のために権力暴走・腐敗を監視し、主権者たる国民に伝えること。(どこぞの大手紙が政府公報になってた事実最近明らかになったけど)

今回の件は、アポなしダイレクト表現者権力こんにちはしちゃった一大事なんだからマスコミが伝える→市民が知るっていうプロセスを経て可視化していくのはとっても大切。むしろもっと大々的に報じてくれ案件

それをまさかオタクから攻撃して、権力側の肩を持ち始めるとはね。さすがに予想外だった……とはいえないかな。規制推進派の旗振り役を俺達の○○!って長らく持ち上げてきた前例もあるし。

もうさ、さすがにそういうの卒業しませんか?

お前らが寄りかかってるその大樹は、お前らの味方じゃないよ。

ここらで目醒ましておかないと、本当にやばいことになるよ。

追記。

ここまで書いておいてなんですが、実在被害者複数いる事件があったにも関わらず、クジラックス氏のツイートに群がるイキリオタク共が茶化したり武勇伝に仕立て上げようとする姿、まぁ醜かったですね。規制もやむなしと心情的に思わせてしまう何かがそこにはあった。軽蔑します。

2017-06-09

住めば都

ここは排気ガスが鼻につく町。

幹線道路もないのに車がやたらと多い。町工場も多いから、ゴムの焼けたような匂いが四六時中漂っている。

住めば都、なんていうけども、住む場所自分で選びたい。梅雨入りしたとはいえ、こんな晴れた日だ。太陽の光を浴びながら清々しい気持ちで新緑の樹々から放出されるエネルギーを胸いっぱい吸い込めるようなところに住みたい。誰しもそう思うのではないか

住めば都という言葉は、「足るを知る」と同義語なのかもしれない。欲望に蓋をするための、マジックワードである

2017-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20170415211005

そもそもその「男友達」はそのことを理解しているのかね。

理解していないとしたら、自分欲望のために自分と周囲の人間を残らず弄んで傷つけてニヤニヤしてる、相当気持ち悪い考え方だし行為だね。

趣味」の一言は、全てを説明するマジックワードではない。

早く増田炎上する日がきますように、とお祈りしておく。

2017-04-13

価値観の違い」というマジックワードに逃げ込まないでね

>「故人の友人知人が嫌な思いをした」それはあなた想像しかない。

と言いつつ

>たしかにそういう人もいるかもしれない

…と言うからには、否定はできないのだよね。というか、いるだろうという想像妥当性は認めてるんだよね。

増田が「ちょっと嫌な思いをするくらいどうでもいい」と思う寛大な人であるのは自由だが、増田が寛大であることと世の中の人に同レベルの寛大さを期待できるかってのは全然別な話なわけで、そういう見込みや期待の下に動くのは、あまりに世の中の人に対して楽観が過ぎると思うのだがどうだろう。

>これくらいで店主をクサすような客ってロクな客じゃない

そうだよ。世の中にはロクな客もいればロクでもない客もいる。当たり前の話じゃない?

そして、ロクでもない客であろうが、その店(元の話に戻れば故人)は受け入れてきた。そして、重要なことだが、その「客」はまだ生きている。

なんで増田は好き好んでそういう「ロクでもない人間から悪意を買いたいと思うのかな。

元の店が気に入らないという理由なら分かる、と書いた。店に対する悪意があって、その悪意を広めたいというなら、動機としてはまだ理解範疇にある。

でもそうでないのなら、好きこのんでそういう人の悪意を買うようなやり方をするのは、決して賢明なことではないよね。店の権利者もそのロクでもない客も、そして、そこに諍いが起こることで迷惑する周囲も。誰も得しないね

そういう状況を避けるためにあるのが、これまでの歴史が生み出してきた「儀式」という名の知恵だろう、というのがそもそものこちらの話であって、誰も「俺はジョーシキなんてカンケーないね」っていう増田人生観の話なんかしてないわけだよ。価値観はいろいろだろう、ってそりゃそうだろう。誰も価値観の話なんかしてなくて、「トラブルを避けるための知恵」の話をしているわけだよ。

そんなんトラブルなんか起きねーよ、特に仲良くもない人の感情なんか傷つけてもどうせ大したことねーよ、ってのが増田の話。

わざわざ人の感情傷つけるようなことをするより、それを避ける知恵が世の中にあるんだから知っておこうよ、というのが俺の話。

価値観の違いとかじゃなくて、増田はそもそも俺の話を理解してないだろってこと。

ちなみに、元記事は消されたようだ。

非常識社会に広まることを少しでも防ぐという意味では、残しておいて欲しかったものだが、少なくともかような行動やその内心は隠すべき、と元記事書き手判断したのだとしたら、少しは結構なことだな。

http://anond.hatelabo.jp/20170203211316

2017-04-07

フリーテルという格安スマホが実は超割スマホな件

2万7000円の端末を6万2000円で売る格安スマホ会社があるらしい。通信費込みではない。端末代だけでだ。

フリーライター中山智(@yanma)氏がこれを指摘するツイートをしているのを見かけたので、自分でも調べてみた。

VAIO Phone AというSIMフリースマートフォンがある。これは通信契約なしで買うとVAIO公式で2万7000円という値付けのロー~ミドルレンジの端末だ。

これを格安スマホMVNO格安SIM)を扱うフリーテルという会社が「スマートコミコミ+」というプランで取り扱うというのだが、プランの紹介をざっと見ても端末価格がなく、通信費含めて月額いくらかかりますということしか書いていない。

https://blg.freetel.jp/news/18890.html

プランの申し込みを進めていくとプラン選択の「明細」という項でやっとごちゃっと注意事項を並べたところが出てくるのだが、ここに端末価格についてこのように書いてある。

>・VAIO Phone Aセットご購入時のお支払いは、0円です。

 月々のお支払いは、1,600円(税込 1,728円)となり、総額57,600円(税込 62,208円)となります

 (お支払い回数:36回/お支払い期間:37ヶ月/金利手数料:0%・0円)

目を疑う。3万円しない携帯を倍以上の価格で売ると書いてあるようにしか読めない。マジで言ってんのか。

通信費を含めた月額は1年目が2050円(表示は税抜き1899円と書いている)、2年目3年目がこれに1500円を上乗せした3670円(税込)になるから、3年間でユーザーは約11万円を支払うことになる。

プランで他の端末も見てみよう。

arrows M03…本体のみで3万5000円ほど→フリーテル価格7万4000円

・ZenFone3 Laser…本体のみで3万円→フリーテル価格6万6000円

・FREETEL KIWAMI 2…本体のみをフリーテルで買うと5万4000円→通信とセットになると9万7000円

すごい。自社端末すら通信とセットで値上げしてしま平等さには一周回って感心すら覚える。

携帯電話契約すると、ユーザーは2種類のお金を払うことになる。ひとつ通信費。もうひとつは端末代だ。

サービス提供側の立場から考えると、通信費は解約されると月額払ってもらった分しかお金がもらえない。

だが端末代は違う。これは大手キャリアも「実質」「端末購入サポート」などというマジックワードでわかりにくくしているが、「分割払い」でユーザーが「購入」したものだ。

ということは、いか短期に解約されようと確実に端末代は回収できるという寸法になる。

端末代を不可解に高くしている理由はおそらくこれだ。一度ユーザーに上記のプラン契約させてしまえば、その後ユーザー通信品質に不満を持ってすぐに解約したとしても端末の割賦購入契約は済んでいるから、解約後に割賦の残債を何万円も払わなければいけなくなる。

それだけの金があればiPhone7だってハイエンドAndroidだって買えるというのに、手元に残るのはローミドル格安スマホ。そんなの嫌だと言って支払わなければ、手元に残るのは赤ロムと化した格安スマホCICへの信用登録(割賦踏み倒しだからね)。

3年未満の解約に対する解除料を特別取っていないことからも、いわゆる解除料を端末代に上乗せした戦略だと考えるのが妥当だろう。

https://blg.freetel.jp/faq/18580.html

そういう目で端末額をあらためて見ると、公式ストアなどで本体のみ購入するとき価格フリーテルセットプラン価格乖離がだいたい3万5000円~4万円だから、解除料がこれくらいで設定されていると考えられる。そしてしかも3年縛りときた。

さらに言うと、フリーテル価格が書いてある注意事項一覧にはこんなことも書いてある。

>・MNPのお申し込みの場合で、MNPの切り替えがなされなかった場合は、FREETEL SIM契約が不成立となりますので、

 セット価格分を一括請求とさせて頂きます

「セット申し込んで通信部分の契約が通らなかったら端末代だけ一括請求するわw」ってことだよね多分。

格安スマホってなんだっけね?

2017-03-30

同僚が精神を病んだ

同期がきつい現場で順々に精神を病んでドロップアウトしていく。その同期の仕事は誰が巻き取るか。残された俺だ。大変だ。でも、精神を病むってほどでもない。俺は、精神を病まない。きつい現場と書いたけど、俺からしたらきつくない。ちょっと忙しいかなくらいだ。

同期には、ゆっくり休んでほしい。本人は辛かろう。もう俺がけろっとしてることすら、今の奴にとっては辛かろう。他がけろっとしている姿を見ると、自分が弱い気分になる。弱い気分になると、ろくなことがない。でも、魔法使いが打撃食らって死んだって、弱いことにはならんのだ。逆に、打撃で倒れんからといって、誇れることでもない。世の中は、うまくできている。

ただ、俺はこういう時、妹が風邪学校を休んだ日を思い出したりする。妹は、高熱で苦しんでいる。大変だ。でも、俺は学校を休めていいなあとか思ってしまう。本人は辛いだろうが、ちょっと羨ましい部分もある。そういう気分だ。俺だって大丈夫なだけで、痛みがないわけじゃない。休めるなら休みたい。

いや、違うか。違うな。実は、そんなに切実に休みたいとも思ってない。俺には「精神を病む」という手札がないので、純粋に手札が一枚多い奴を見て、ちょっと羨ましいんだと思う。俺のデッキに入ってないキラーカードを持っている奴を見て、「うおお、なんだそのカードは」と思っているんだろう。俺の通っているショップでは、そんなカード出たことがない。

妹に対しても、そう感じたことは何度かある。奴のデッキには「長男ではない」「末っ子である」という恐るべき強カードが入っている。何度母から「お兄ちゃんでしょ」というマジックワードねじ伏せられたかからない。もちろん俺のデッキしか入ってないカードもあるので、妹も同様に羨ましがっていたかもしれんが。隣の芝生は青いものだ。だから、俺らは素直に青い芝生を羨ましがっていたのだと思う。

今も、そんなかんじだ。当然のごとく俺が奴の仕事を引き継いでいるが。誰かから「お兄ちゃんでしょ」と言われている気分だ。あのかんじにすごい似ている。頑丈なので、なんとなく俺にダメージが降ってくる。俺なら耐えられるという理由で。奴らは精神を病むことでSOSの声をあげられるが、俺は俺の大変さをどうしたらいい。一枚少ない手札で考える。「解せぬ」と思う瞬間が、なくもない。

こうして羨ましいと思うこと自体が奴の負担になるのかもしれんので、難しい。まあ、ケツ持ちしてダメージ引き受ける人間特権として、ちょっと愚痴は許してくれるとうれしい。これが俺の辛さだ。倒れ方がわからんので、多分最後までこんなかんじだ。大丈夫。なんとかする。あまり気にするな。

妹が風邪で休んだ日、俺はよくスーパーアイスを二本買ったものだ。それは風邪をひかず健康である負い目みたいな部分もあるし、結局俺は妹のことが好きだったんだと思うし、兄貴というのは弱っている妹にアイスくらい買ってやるものなんだと思っていたような気もする。もし、あいつの負担にならないようなら、慰労会くらいしてやりたい。元気になったら、また一緒に仕事がしたいとも。

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