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はてなキーワード: ドル箱とは

2018-01-16

anond:20180116071707

わたし漫画原作仕事をしています

サラリーマン兼業なので、専業で生計を立てていらっしゃる増田さんの苦労は大変なものだというのは理解できます

ほんと、原作やらシナリオライターのフィーって、驚くほど安いですものね……。

この金額だけで食べて行けている増田さんにはそれだけで尊敬してしまます

ただ、もとの記事を読んで同じ物語の力を信じてきた者として、ちょっとさびしくなってコメントしてしまいました。

シナリオライターの方の仕事は全くわからないのでご苦労を全て理解することは出来ませんが

ちょっと悲観的だし、自分シナリオに自信なくなりすぎじゃないでしょうか?

例えば、

ゲームでは、広く浅くキャラを大量に用意してエロくするソシャゲウケる

これ、本気で言っていますが?

今、一番売れているとも言えるFateGOなんて、奈須きのこさんのシナリオがなかったらこんなに売れているはずもない究極のクソゲーですよ?

そんなクソゲーが、たったひとりのシナリオの力でソニー過去最高益を叩き出すドル箱に変わるんですから

わたしシナリオが死んだなんて口が裂けても言えないです。

本当に面白い物語は、まだまだ死なない。

そう信じてもうちょっとお仕事頑張りましょうよ。

創作者仲間としてはもちろん、一読者、視聴者として

ストーリー不要になってしまった世の中なんて、まっぴらごめんなので。

2017-07-27

ブラック化の最大のリスク疲弊による「文明社会のものの突然死」

ブラック化が指摘されている業界が、遊園地ブランド品の店舗のようなどうでもいいものではなく、国民日常社会を成り立たせるるうえで必要不可欠なものばかりなのが気になる。だって鉄道なければ人が都市に住めなくなるし、銀行がだめじゃ大金管理が大変になる。

地元駅前いくらでもあるスーパーマーケットのうち1店舗レジ打ちを用意できなくなって休業しても誰も困らないが、警察署警察官を失えば、学生自転車の修理をする人間がいなくなれば、社会人オートバイ自動車を整備する人がいなくなれば、それだけで現代人の生活にかなり支障が出ると思う。

ブラック化が炎上しまくっている最大の原因は、昔のように閉鎖的だからではなく、むしろ逆。社会があまりに厳格過ぎて、その割に理想現実乖離しているため、誰もが不満を許せなくなっているということである。つまり適切な解決方法は、「社会にゆとり」を構築するしかない。

かつては退屈そうに本当に客を運ぶだけだった鉄道が、今はぜいたく品販売でもなんでもやってくれるし、私鉄の駅では旅行代理店業務もある。便利にはなったが、客層の質は昔と変わらず、不満要素もそのままならそりゃあ誰も使わなくなる。

そんな社会現実を魅力に思う人はどこにもいないわけで、たまに運よく鉄道好きな人がいても、年齢や身分に見合わないくらい張りきれる者(前者)ではなく、耐えがたきを耐えて村八分になるまで地元にしがみつく後者でもないなら、末期のソビエト東ドイツみたいな勢いの環境についてこれなくなる。

彼らがそのペースについてこれなければ、ただでさえ仕事を背負いながら子育てだってやらなければいけない大人たちもストレスをぶつけ、暴力まみれになるだろう。そうするとどちらも疲弊することになる。それで、消える。誰かが消えると増えたストレスの量を残ったメンツが背負う。これが繰り返されると、最終的には鉄道商売のもの疲弊するんじゃないか。膨大な収入をいっぺんに稼げる会社もけっきょくは公共交通なのでどこかで不満が爆発して潰されてしまう。自分よりもずっと貧しい客層に「邪魔だ!」と言われながらも観光列車にのるお得意様やオタクももちろん潰れる。そういう風な突然死が今後各地で起きる気がする。

景気が特別よくなってないのに公務員希望者が企業に流れているのは、試験ではねられるわけではなく、職場の現状に耐えられないからだろう。エリート大学からエリート公務員を目指す人に貧乏出身者が多いのも同じことだろうし、若者が娯楽を離れていること、大都会社会人二輪車自転車日用品として持っている理由も同じかと。

ブラック問題キモは、つまりそういう社会空間機能不全にあって、仕組みが成り立たなければやがては産業のものが突然死する(どこかの先進国専門学校がある日突然、若者専門学校離れなどをきっかけに、ある学校は潰れ、ある学校大学になったように)。運よくどんな理想的な現状であっても、この論理のままでは行き着く先は死だ。

専門学校はまだいい。なくても世の中成り立つから大学短大代用できるし、学費大学のほうが安いから。でも、この構造問題がもし出版業界で起きたら誰が作家の面倒を見るの?もしある日突然どこかの街の公共交通破綻したら、市民生活はどうなるのか。

ブラック社会の最大のリスク疲弊による「文明社会のものの突然死」。改めて多くの人が認識してほしい。公共に大きな影響を与えている仕事であれば、官業でもサービス業でも関係なく、一律に現状改善のための策を講ずるのが政治役割だと思うのだが、何もしてなくね?

あるとすれば決まりを変えるというやり方だ。これから知的障碍者精神障碍者でも公務員になれる流れだという。地方公務員はすでに身体障碍者採用が進んでいる。このままいけばいずれは学歴中小企業に入れるくらいのスキルがなくても「ブラック企業レベル雇用環境で」公務員として働けるようになるんじゃないか。人を選ばないなら誰でもできるようにすれば本当にいいのか?

そんなことをすれば、あらゆる人を選ばない職場機能不全に陥るだけではないかと思う。最近相次いでいるベストセラー書籍電波化は、売れっ子でありながら出版社にその利益還元されていないことが指摘されている。ブラック系の出版社から世間で時をきらめく有名人ドル箱作品が世に出たのだよ。

このままいけば、高卒以上の日本人かつ筆記試験面接に受かるだけでエスブリシュメントになれるようになって、街のそこら中で役人タメ口市民に応対する事件が頻発するようになるだろうし、現役の役人サイコ野郎横領とかやりまくって自治体のものを潰すことだってありえる。これじゃあ、まずいよ。

そうするとまともな人は支配層になることがバカバカしくなってしまう。バカバカしすぎてエリート層が民間に流れてしまう。あらゆるセクター同時多発的にそうなって、文明全体の質が一気に低下し、以前は考えられなかったトンデモ事件が頻発し、文明社会が突然死することは絵空事ではないだろうね。

2017-03-24

パチンコ屋に勤めているけど箱札が邪魔すぎる

箱札というのは海物語ならマリンちゃんの絵が描かれたキラキラした札を刺すんだけど(出玉感を演出するために)これがホント邪魔すぎてね

つける時間もったいないし、歩くと足に引っかかるし、客が玉がなくなってドル箱自分で上げ下げするのはありがたいけど箱札を通路にピラっとされるとホントやる気なくす。

とにかく箱札は面倒くさい、客だって席立つときはくっそ邪魔そうにしている。

忙しいときも箱札はつけないといかんし、これをつける作業がなけれべもっと他のことに時間を使えるのに(台の清掃とかさ)

そして間違いなく地震火災とき避難障害になると思うし。

射幸心を煽るということで規制されてくれ、この出玉がこの台から出たという台番カードだけで十分だと思うけどな。

2017-01-28

例外は切り捨てろ」論法

http://anond.hatelabo.jp/20170128155016

例えば東京大阪間を移動するとして、多くの人は「普通新幹線だろ」と言う。

実際には羽田伊丹線航空会社ドル箱になるぐらいたくさん飛んでるし、目的によっては関空成田絡みの航空路を使う人もいる。

高速バスもあり、18切符期間には鈍行を乗り継ぐ人も多く、自分で車を運転して行く人もいないことはないだろう。

もはや「新幹線以外で東京大阪間を移動する」は「例外的」であっても、「あり得ない」わけではないのである

それでも一部の人は、新幹線以外で移動する人なんて「いない」とみなしてしまっていいという思想根底交通を語る。

あるいは、飛行機を使っている人などを異常とみなす。

要するに、これほど「ある程度は一般的」な場合ですら、「例外的から無いとみなしていい」とされることも多いってことだ。


なのにもかかわらず、なんで「女児に手を出す男性保育士」などという、飛行機東京大阪間を移動する程度の例外に比べたらもっと少ないような例外に関しては

無視」することが許されないのか。勿論どちらも完全無視は許されない話ではあるが、それでも多少の配慮で良しとするとか、そうなってもいいはずである

自然感情」とやらが関わってるからという話も、飛行機宗教的に嫌ってる人(http://anond.hatelabo.jp/20170127232138参照)からすれば羽田伊丹線忌避するのも「自然感情」だろう。

このあたりで「筋が通ってない」というところに、なんらかの違和感を感じる。


交通論、商業施設論、趣味嗜好etcでは、かなり多くの「例外とは言えそこまで少ないわけでもない例外人達」が不適切な取扱を受けてきたのだ。

なぜ男性保育士の話「だけ」そうなるのかよくわからない。あんなの東京大阪間で例えれば新幹線名古屋までいって近鉄に乗り換えて大阪へ行くとかそういうレベルの「例外」ではないのか。勿論全くいないわけではないだろうし、それに対する配慮が全く必要ないとも言うつもりはないが、「矛盾に対する違和感」があるのも事実だ。

2016-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20160802002706

レスポンスがあって、いい意味で驚いた。もっと、みんなの考えを共有したいものですね。

ひとことで言うと、ドル箱を大きくして、ずっと続くようにしようとしてるように見える。

・分業による組織化によって事業拡大を見込んでいる。上手く行けば、法人化(既にしている?)できるように進めていると思われる。 プロダクション化というやつでは?

・「宗教ビジネス」という人もいるように大衆の人気を取ることを考えると、伊藤ナナとしての経歴は不利に働く(アナグラムとまで調べていればご存知のことと思う)。今後、トイアンナ伊藤ナナでない者から情報が発信されると、その存在に気が付きにくくなる。すると、大衆のトイアンナ像のイメージ形成をより収益化しやすい方向へと操作できる。


こういったシナリオを想定しての行動 とするとみなさん首肯できると思いますね。

2016-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20160413023627

入社して1週間後に告げられた自分の配属先は、山奥の工場メインフレームを主とするシステムの開発・保守を行う関連会社への出向だった。

富士通がそうかは知らないがこういう部署って黙ってても利益が入るドル箱なので会社から評価は高いはず。

新卒の右も左も分からない時期にこういうイージーモード部署に配属して貰えるのはむしろ良い待遇だと思う。

国税庁が出してる所得統計を見れば分かるけどFのような大企業は30代に入る頃から一気に年収が跳ね上がる。

もう少し世間を調べてから就職した方が良かったと思う。

増田相談した相手若い人やウェイウェイベンチャー系の人しか居なかったんじゃないかな?

普通はFみたいに加齢するだけで楽に年収500万超える企業をすぐ辞めたりしないよ。

http://anond.hatelabo.jp/20160413023627

入社して1週間後に告げられた自分の配属先は、山奥の工場メインフレームを主とするシステムの開発・保守を行う関連会社への出向だった。

富士通がそうかは知らないがこういう部署って黙ってても利益が入るドル箱なので会社から評価は高いはず。

新卒の右も左も分からない時期にこういうイージーモード部署に配属して貰えるのはむしろ良い待遇だと思う。

国税庁が出してる所得統計を見れば分かるけどFのような大企業は30代に入る頃から一気に年収が跳ね上がる。

もう少し世間を調べてから就職した方が良かったと思う。

増田相談した相手若い人やウェイウェイベンチャー系の人しか居なかったんじゃないかな?

普通はFみたいに加齢するだけで楽に年収500万超える企業をすぐ辞めたりしないよ。

2015-11-12

anond:20151103171505

法律上の良い悪いは道徳によるものではなく、国家にとってプラスマイナスかで判断されるんじゃないの

おっしゃる通り、これがポイントになってる箇所だと思います

たばこ税は打ち出の小槌で、年間二兆円を超えてかつその自治体にも落ちるということでドル箱税金です。

かなり値上がりしたみたいですが、韓国のように激減はしていません。政府としては生かさず殺さず搾り取りたいのです。

しかし状況がかわって喫煙者への風当たりも強く、火を使う場合火災リスクもあり、またパイプ摂取するとタールを取り込みます

精神系の作用がするので車の運転とかは飲酒運転や薬物使用と同じ基準罰則をとればいいと思います

ちなみにタバコもやるし大麻もやるという人もいますが、僕は大麻だけです~という人もいます

個人的にはもうタバコ吸っても吸わなくてもあと10年ぐらいしたら普通に死にそうなのでどうでもいいのですが

部屋がくさくなるのでタバコはすいません。なんとか両立するような道が探れればいいのですが、大麻解禁してもたばこ税が激減しては意味がないと思います

3%の増税で決定的に消費が冷え込んだ歴史もありますし、なかなか難しそうです。

2015-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20150913034013

ありきたりな展開だよね。

個性が売りのしまむーを、没個性で悩ませる。

テンプレ通りの展開と言うか。

そんなに騒ぐほどの物かね。

問題が出るとすればこれからで、キャラとしての「終わり」を提示することになるかどうかの部分。

やらないと思うんだけどなぁ、ドル箱だし。

個性のあるキャラが、設定どおりに個性を活かして壁を超えるのと、没個性キャラが脱皮して別のキャラになるのは、若干違うからね。


この辺りは、ハーレム漫画なども一緒。

「誰かを選ぶ」というのは、現状の「終わり」を意味するけど、そうしたものしまむーに突きつけられている。

それなりに気持ちをゆすぶられる層はいるだろう。

2014-12-29

年末ボクシング商戦とTBS

僕は数年来のにわかボクシングファンだけど、年末ボクシング商戦とTBSの現状について語ろうと思う。

まず、確認しておきたいのが日本ボクシング歴史において、現在は非常に盛り上がっている時期だといえる。

理由としては、日本総合格闘技凋落日本人ボクサー世界における相対的レベルの向上が挙げられる。

00年台の日本格闘技といえば、総合格闘技全盛だった。立ち技系のK-1寝技ありのPRIDEという2大団体だ。

かつてはこの2大団体興業としても、選手レベル世界トップクラスだった。そのため、年末格闘技放送総合格闘技+泡沫色物プロレスがメインだった。

しかし、ヤクザ問題UFC海外団体の台頭など色々あった結果、K-1PRIDEも消滅した。後発団体ももはやかつてのそれほどの求心力は持ち合わせていなかった。

そして、時期を同じくして日本人ボクサーレベルは急上昇した。

かつてはファイティング原田浜田剛史具志堅用高など日本人ボクサーレベル世界の中でもレベルが高かったが、日本人ボクサー冬の時代が訪れていた。

世界的にはボクシングチャンピオンというと、各階級ごとに4つの団体があって、その一つを保有することで世界チャンピオンになれる。

WBAWBCWBOIBFの四団体で、さら暫定王座スーパー王者などがあり、世界チャンピオン階級に一人ではないのだ。

冬の時代ボクサーはこのうち最も弱いチャンピオン(俗に穴王者と呼ばれる)を狙って世界戦をしていた。

それでも勝ち切ることができなかった。勝ったとしても、防衛戦が待っている。そこでも弱い相手を迎えるのだけれど、負けてしまうことが多かった。

しかし、最近は状況が変わってきている。

日本人チャンピオンの数は冬の時代に比べて格段に多くなり、さら防衛戦でも勝ち続けているのだ。

それだけにとどまらず、世界戦で強い相手と試合をすることがとても多くなった。

軽量級世界最強と呼ばれるローマン・ゴンサレスマッチメイクをした八重樫東世界戦は記憶にあたらしい。

今の日本人ボクサーレベルは歴代最高と言ってもいい。

それは、今の世界ボクシングの風潮がビッグマッチ思考といって、世界王者であるということよりも、実力者に勝つことが重視されることもあるだろうし、アジア人マニー・パッキャオ世界トップクラスボクサーとして評価を受けていることもあるだろう。

日本人西岡利晃メキシコジョニーゴンサレスを、ラスベガスラファエル・マルケスを破ったこともあるだろう。

なにはともあれ、日本におけるボクシングの注目度は今世紀最高であるといっても過言ではない。

さて、こうしたわけで年末格闘技には当然ボクシング放送されるわけだが、テレ東フジTBSの3局がボクシング放送する。

その中で特異なのがTBSである

ボクシングファンの中にはTBSボクサーという呼び名がある。

TBSが育てたチャンピオンとして最も有名なのが亀田兄弟である

放送権TBSが囲い込み、対戦相手は徹底的に弱い相手を選ぶ。後はキャラクター試合前の煽りVTR視聴率を取る。

試合日本で行われ、判定に持ち込めば地元判定と謎の疑惑判定で有利に戦う。これぞボクシングの黒い部分だ。

しかし、亀田兄弟はやり過ぎた。日本ボクシング協会逆鱗に触れ、日本追放された。

手持ちのボクサーが失われたTBSは新たな手駒として井岡一翔を中心とした井岡ジムの囲い込みに出た。

井岡一翔は若手の中でも実力者で、ファンの中でも評価は非常に高かった。かつては。

しかし、井岡一翔TBSボクサーに成り果ててしまった。マッチメイクは段々とレベルが落ち、弱い相手としか戦わなくなった。

その上、弱いと思った相手が想定外の奮闘をした結果、一方的な内容で負けてしまった。なぜか判定は僅差の判定だったが。

そのTBSが、ボクシングを愚弄しているとまで言われたTBSが、年末にギレルモ・リゴンドーの試合放送する。

これはかつて東京マイク・タイソン世界戦をした以来であると言っても過言ではない。スター性は別だが、傑出度とクオリティという意味では間違いないだろう。

ここでギレルモ・リゴンドーの紹介をすると、アマチュア時代にあらゆる大会で勝ちまくりキューバから亡命して鳴り物入りでプロデビューした。スター候補としてだ。

その目論見は半分はあたった。リゴンドーはプロリングでも無類の強さを見せ、かつて日本人ファンの期待を一身に背負った西岡利晃を寄せ付けなかったノニト・ドネアを完封した。

この一試合でリゴンドーの名は軽量級最高峰として轟いた。かに見えたがリゴンドーはスターにはなれなかった。

その試合内容があまりに堅実で、テクニカルで、盛り上がりに欠けたかである

打たれずに打つというボクシング本質体現したリゴンドーの試合はその完成度と裏腹にエキサイトできないものであった。

結果的にリゴンドーはアメリカスター戦線ドル箱スター街道から干されてしまった。ショービジネスの悲しい側面である

そのリゴンドーが日本に来る。しか放送局TBSである

あのリゴンドーが地上波で見られるというのは恐ろしいことである

恐らく試合はワンサイドという予想が殆どだろう。

しかしやはりTBSTBSなのである

あろうことかこの放送スポーツバラエティ番組バーターにしてしまう所がTBSTBSたる所以なのだ

井岡は名も無きロートルノンタイトルマッチを組み、リゴンドーは名前も出ない。もう一試合にはノーコメント

せめて井岡だけでももっとエキサイトできるカードを組めば、年末ボクシング商戦で頭一つ抜けられるところだろう。

ボクシングなんて野蛮なものは見ないというはてなユーザー年末の注目カードを伝えておく。気が向いたら見て欲しい。

井上尚弥 VS オマールナルバエス (フジ

八重樫東 VS ペドロゲバラ (フジ

ホルヘ・リナレス VS ハビエル・プリエト(フジ

天笠尚 VS ギレルモ・リゴンドー(TBS

井上尚弥日本人期待の星だ。

日本人最速世界王者に加え、マッチメイクが素晴らしい。強い相手としか戦わないという宣言通り、強い相手と戦い続けている。今回のナルバエスも王座11防衛強敵だ。

そして八重樫東。軽量級最高峰との呼び声高いローマン・ゴンサレスと戦い散るも、その勇姿はファンの心を踊らせた。回転の早い連打に注目が集まるが、フットワークを使ったアウトボクシングが光るスピード溢れる選手だ。

ホルヘ・リナレス(これ放送するのか?)は日本人に馴染みが浅いが、幼い頃から日本ジムで練習を積んでいる。ハンドスピードが早く、スタイリッシュボクシングを展開し国内では敵なし。海外でも有力選手を退け、スター街道を歩むかに思えたが、打たれ弱いのが玉にキズ。イケメン

そしてリゴンドーだ。天笠選手はここでいい結果を出せば一気に世界に名が広まる晴れ舞台だ。


さて、年末が楽しみですね!

2014-12-24

クリスマス・イブハイスコアガール

クリスマスとは無関係に平日を過ごされている皆さん、お疲れ様です。

さて、ハイスコアガールから恋愛要素を完全に引いた形で青春を過ごし、

過去殺伐とした記憶が上書きされるくらい身悶えするような甘ったるさを

完全に枯れたジジイの目で暖かく見守っていたファンも多かろうと思います

「ああ、これ売れ残ったらオレが買わされるんだろうな……」と寒空の下、

声を張り上げるコンビニの売り子よりは幸せだと思う貴方に送る怪文書です。

まず簡単なおさら

ビバ!口約束出版業界

出版業界とは、ザックリ言っていい加減な業界です。

末端価格は同じなのに、街の小さな本屋と、都市部大型書店とで、卸値が違います

カネとモノの流れは取次が超高効率で仕切ってますが、営業は出版本屋でほそぼそと行います

そして、膨大な作業量の割に、日本の商習慣が結晶したようなビジネス機構で動いています

まり口約束が多く、事なかれ主義で、担当者約束会社のソレと一致しなかったりします

(このあたり「真吼えろペン」が誇張や脚色も入って適度に生臭くてオススメです)

割にシビアゲーム業界

ゲーム業界ですが、過去はいい加減でした。

が、産業になるにつれて官僚的でビジネスライクになっていきます

ローカライズ世界展開が早かったこともあり、まあ、普通になったと言って良いでしょう。

法律を守り契約書を作り、それなりにガチでやりあうこともある世界です。

任天堂法務世界一との評判も名高い、それなりに蓄積のある業界です。

義理人情出版業界引用編~

引用理解するには、ミッキーマウス漫画に登場させるにはどうすべきか?を想像するのが早いでしょう。

例えば、夏目房之介さんは法律上認められた引用漫画に対して行い批評をすることで有名ですが、

これが有名なのは、慣習的に絵の引用は相手の許諾をもらってから、という業界風習に切り込んだからです。

また、逆に他からネタを持ってくることは「コピーしない」範囲内において普通に行われています

水木しげるのようにうまく取り込むこともあれば、久米田康治のようにパロディーにすることもあります

しかし、アイデアパクリトレースなどに対しては、自粛も含めて相当に敏感です。

ここでのポイントは、法律とは全く無関係の慣習で業界が動いていることです。

法律の線引と、黙認されるだろうの甘えの差

ジャニーズは異様に著作権管理にうるさいことで有名ですが、それはそれで正しい訳です。

また、過去ドラマシリーズ出演者に連絡がとれず、ソフト化出来ない、なんてのも良く聞きます

一方で、アニメに関しても、「これぐらいなら良いだろう」という甘えが見える分野もあるにはあるわけです。

有名なところでは「ワクドナルド」でしょう。デニーズロイヤルホストにそっくりな店舗も良く見ます

象徴的な「あの花」のインタビューを張っておきますhttp://toyokeizai.net/articles/-/18789?page=2

また、古くは企業戦士YAMAZAKI、最近でもへうげもの等に、実在芸能人がそっくりな形で登場することがあります

今のところ、闇のイージスリュック・ベッソンクレームを入れたとの報は入ってきておりません。

ただまあ、ムダヅモ無き改革ハリウッド映画化されたら、意外に国際問題になるかもしれません。

SNKという今は存在しない企業

さて、ゲーセンカツアゲされた記憶のある人なら覚えはあるだろうSNKの筐体。

ハイスコアガールでもわりと重要エピソードに絡んで登場します

どっちがビッグサンダー・マウンテンに多く乗れるか勝負だ!みたいな使い方をしていれば、

第一生命オリエンタルランドからクレームぐらいは付くかもしれません。

が、劇中に登場するのはSNKの対戦格闘ゲームで、残念ながらSNKは倒産しました。

そして、版権管理業務を行うプレイモアがSNK破産時に知財を取得し、SNKプレイモアに商号変更しました。

「NEO GEO X」でドライライセンス契約を解除した件で記憶している人も多いでしょう。

まり牧歌的時代を引き継いで緩い企業も多い中、ワリとガチな企業なわけです。

一歩踏み込んでSNKプレイモアについて

さて、今回ハイスコアガールに関して、刑事になったことに驚いたゲーム関係諸氏も多かろうと思います

なぜなら、普通に考えてSNKプレイモアって企業は、取り扱い注意系の企業だと認識しているからです。

パチスロメーカーアルゼとやりあった裁判は相当に有名で、1件は4億で和解しているものの、

現在ガチガチにやりあっている、いわば「あそこ怖いよね」という企業なわけです。

簡単なストーリーでの怪説明

本事案、田中圭一本宮ひろ志にぶちギレ金剛されたのとは違い、ビジネスライクな話です。

まり、あまり言いたくは無いのですが、ルーズ出版業界一般的法律世界に疎かったという話になります

「は?普通にまず侵害をやめて頂いて、被害額の算出、それから著作権使用料の支払いと慰謝料ですよね?」

というのが、世間一般の日の当たる企業にお勤めの皆様の感覚なわけです。

菓子折り持って七重の膝を八重に折り、許諾頂ければお金の話は儲かってからで、みたいな感覚と違う世界ですね。

時系列で見てみましょう。

  1. 2010年10月ハイスコアガール連載開始
  2. ハイスコアガール担当、そこそこに連絡を取り出す
  3. 途中、ワリと厳重抗議を受けるも馬耳東風。体質は変わらず
  4. 2013年初夏、ハイスコアガールアニメ化の話が始まる
  5. アニメ側の関係者が、アニメ化にあたって大枠の流れを決める
  6. アニメ側の関係者が、(音楽等も含め)再度の許可を取りに行きはじめる
  7. SNKプレイモア、連絡を受けて、そもそもの漫画について把握する
  8. アニメ関係者SNKプレイモア激おこなので、編集確認
  9. SNKプレイモアからガチなクレーム。当然、出版差し止め回収から話がスタート
  10. 編集担当者、泡を食って他の会社確認を行う。平行して社内で相談
  11. 月刊ビッグガンガンの「アニメ化も決まってることですし」感覚で対話開始。さら関係悪化
  12. SNKプレイモアの「絶版回収が前提で、金額の話はそれから」的な話で、編集部から役員
  13. なんとかなりませんかね?、常識的に回収絶版慰謝料だろで平行線を辿る
  14. 2014年5月、ヤリ逃げるつもりだこれ、刑事ギリいけるだろ、とSNKプレイモア判断大阪府警告訴
  15. 事情聴取を通じて、ガンガン編集部スクウェア・エニックスアニメ化したい旨を言ってしまう
  16. 2014年8月、大阪府警、こらアカンやつやと家宅捜索に踏み切る
  17. SNKプレイモア側が激おこなので再許諾は絶望的と踏んで金銭解決をはかるも、平行線のまま
  18. 2014年10月、とりあえず銭の話にするべく、スクウェア・エニックスから民事で確認訴訟を起こす
  19. 2014年11月、取り調べた16人に関しては、通常の手続き通り警察から検察書類送検
  20. 大阪府警は「6人はマジでアカンやつやから、よろしく」と意見書を付ける
  21. 2014年12月、民事で第一回口頭弁論が開かれる。SNKプレイモアは、刑事が始まるまではな、と引き延ばしに。

至る現在。と言う状況ですね。

チョット説明が必要な部分を補足しときましょう。

9番の、連載停止差し止め回収からちょっと厳しんでは、というのは、だいぶ感覚が毒されてます

版権で食ってる会社版権勝手に使ってるので、まずは不快感を示されるわけですね。

ここはまだ法律的・金銭的にどうのではなく、商習慣として信義的にありえんでしょう、から始まってるわけです。

余談ですが、ここで笑って許諾する著作権者もマレに居ます

あと「聞いてくれるな、聞くのならば不許可」という会社も居ます

商業誌でまんまジバニャンバリバリ出してどこにも話し通してないとか、ちょっと想像つかないでしょう?

12番の部分ですが、この辺は「600円で累計100万部なら、ウチが半分で3億ですかね」の可能性も微レ存な状況です。

まあ、いずれにせよ「役員は把握していた」としないと、普通書類送検時に起訴相当意見はつかないので。

18番のスクウェア・エニックス側が民事で「著作権侵害していないことの確認」を大阪地裁提訴したのは、

恐らく金額でケリをつけたいから、なんですよね。

著作権侵害確認ロジック

チョット不可解に見えるかもしれませんが、この辺はロジカルなんです。

万が一、著作権侵害無しとされれば丸儲け。

よしんば著作権侵害有りとされても、どの部分が侵害していて、全体の何割、という具体例の把握になるわけです。

SNKプレイモアは、「著作権侵害なんかねーよ」と言われているので反論しないといけないわけです。

まり、「このコマとこのコマとこの部分、全体で3割だね」みたいな形でスクウェア・エニックス側は敗訴するわけです。

すると、販売価格600円のうち、出版社利益が3割で、そのうち3割がSNKプレイモア版権物のおかげになって、108円です、

100万部なんで、5千4百万円で手を売って下さい、みたいな形になるわけです。(+通常の著作権使用料。この辺は慣習が考慮される)

ここまでいけば、どのコマかは明確なので、修正再販売&アニメ化はいけるわけです。

そうガンガンドル箱作品は生まれないので、これでも損益分岐点を割らないと踏んでの行動でしょう。

どうすべきだったのか?

たらればいってもしかたがないんですが、本事案に発展するまでに、いくつも止められるタイミングがありました。

まず、企画の段階

ご協力願えませんかと声をかけていって、OKでたところだけでやる。

もやしもん」がビール会社との協賛してましたね。あれは金銭発生してないと思います

(例えば脱衣麻雀を描くならスーパーリアル麻雀は外せないハズだが、作中には出てこない。セタ解散してるけど)

次にネームの段階

PCエンジンを描いた6-CREDITは、ほぼ改変せずに書き写しなので、これは民事にはならない(と判断する弁護士が多い)ハズ。

引用要件を満たしていなくても実質的にカネが取れる民事訴訟は避けることが出来るというグレーで行けた。

最後に、SNKプレイモアから申し出があった段階

あそこで、対外的な理由はなんとでもつけてよくて、「連載休止」「回収」「アニメ化は未定」にするだけでずいぶん違った。

日本司法は実は「十分な反省」「真摯な態度」など、「情」を重視するので、誠意ある態度と見なせる行動を起こすだけで違ったはずです。

今後の成り行き

法人著作権侵害は意外に重くて、刑事罰は最高3億です。ただし、刑事罰故意侵害時のみなので、

法廷戦略として「著作権侵害認識はなかった。誰かが許可を取ってると思っていた」は徹底するよう弁護士から言われてるハズ。

おそらく刑事で「過失によるもの故意ではない」として刑事罰は無し。

平行して民事で侵害部分が特定されて、損害賠償慰謝料和解

ハッピーケースで、著作権使用料を払って漫画は再開、再販売。アニメ化

ベターケースで、SNK関連を削ってスト2を主軸に据えてアニメ化漫画リブート

いずれにせよ、5,6回で結審、控訴せずに1年未満で決着、と言ったところではないでしょうか。

おしまいに代えて

民事でケリをつけるべきなのに、刑事から入るの良くない、みたいな声明が出てますが、

版権持ちからとりあえず連載止めろと言われている時に、ド直球で「真サム」と「KOF95」を題材にして、

日高ハルオとの対戦を描けば、そりゃ刑事告訴もされるだろうよ、相当悪質だろうよ、とは思います

(ただSNKプレイモアも嫌な裁判慣れをしているので、引っ張れるだけ引っ張るつもりかも知れませんが)

裁判では不利に働くであろう捜査期間中の連載を40-creditまで強行したのは、

社内の法務部門でも「許諾されない場合再販売は難しいだろう」と判断されていたからでしょう。

逆に言えば、その態度(2014 vol.07まで連載継続)が家宅捜索にまで発展してしまったわけです。

単行本組は残念ですが、連載組はギリギリ、一応の区切りまでは観ることが出来ています

これを機に、漫画でも版権意識したプロダクトプレイスメントやタイアップが増えることを期待しつつ、

明石家サンタを待ちたいと思います。では、メリークリスマス

2014-05-29

AKB48の例の事件って、人災だよ

どう書いても場所や個人の風評被害につながるのでぼかすけれども、

AKB48握手会刃物で切りつけられた事件について、芸能界によくあることみたいなのは全く違うというのを書いておこうと思う。

また、現在様々な握手会イベントが中止や延期になっているのは、(遅すぎたとはいえ)その判断は素晴らしいと思う。

テロに屈するのではなく、そもそも何の対策もしていないありえない状況の是正に繋がると考えるからだ。

時間がない人向けのまとめ

大規模化したのに警備が甘いままなのは主催者側のミス

今回のAKB48事件は、当然かけるべきコストケチった為に起きた人災

防げないテロ存在することと、防げたはずの凶行とは、分けて考える必要がある。

犯罪者が悪いに決まってる

どうせなんか湧くだろうから本題に入る前に当たり前の事を書いておくが、

当然、斬りつけるようなヤツが悪い。

刃物振り回すようなアレな人間が間違いなく悪くてそいつさえ居なければ良いというのは十分わかった上で、

でも、そういうキチガイは間違いなく一定数居る。

町内会長と外務大臣

本件、AKBファンかそうじゃないかで分けても意味は無い。

根底にはAKBファンにはキチガイ割合多いだろみたいな蔑視があると思ってるが、本題じゃないから省く)

テロの標的になるのは、目立ってるものだろうし、本質的対策が難しいというのはある。

ただ、程度問題というやつは当然ある。

町内会長のオッサンがスーパー開店挨拶で切りつけられた時に、犯人許すまじ、で終わるのなら良いが、

外務大臣のオッサンがどこぞの講演会挨拶で切りつけられた時に、犯人許すまじ、で終わったら正直困る。

警備は何してんだ、って話になってもらわなきゃ困る。

俺は安倍さんは嫌いだが、ぶら下がり取材にのこぎりでホイホイ切りつけられたら、国益を損なうと思ってる。

(外から要人とか来てくんなくなるだろ)

から、ファンが全部で10人の地下アイドル握手会と、CD握手券つけるAKB握手会では、当然警備の量・質共に段違いであるべきだ。

防ぎようのないテロと、防げたはずの凶行

テロはいけないので止めましょう、じゃ標語だ。

その上で、芸能界でも今まで多々あってきた凶行と今回の件は、どうすれば防げたかという観点で見直しがいる。

見直さずに握手会を行うのであれば、それは蛮勇ではなくて単なる商行為における人名軽視だ。あってはならない。

美空ひばり塩酸をかけられた、誰それが誘拐された、ファンが自宅に押しかけた。

から、「昔から芸能人ターゲットになってきて、今回のAKB握手会の凶行も同じだ」は正しいか。

正しくないのではないか。

移動時でもなければ私生活時でもなく、業として商売として行われている最中出来事だ。

犯罪者が悪いことに変わりはなくても、興行を行う主催者ミスとして責められるべきではないのか。

総選挙の時にステージに向かってモノを投げつけたわけではなく、直接触れ合えるタイミングで切りつけているのだ。

根本的に状況が異なる。

握手会」という業

ファンサービスという言葉がある。

例えばだ、北海道島本和彦サイン会をして、色紙に熱い言葉を殴り書きしているときにファンに切りつけられたとしよう。

ビデオレンタルショップで手荷物検査があるでなく、取り押さえるにも時間がかかったりするだろう。

いずれ漫画ネタとして昇華される日が来るかもしれないから、オイシイとかバカなこと言われるかもしれない。

この場合、それは一過性のものなので、警備の不備を指摘しても、あまり意味が無い。

もちろん島本和彦レベルのビックネームであれば警備を強化すべきとの声もあるだろうが、ファンとの触れ合いを大切にしたい作家の気持ちもある。

そもそも、殴りつけるなら兎も角、切りつけてくるような犯罪者が混じっていることなど、判ろうはずがない。

島本和彦は炎の漫画家であって、炎のサイン書きでは無い。

しかし、AKB握手会は違う。

事業商業などに使われる「業」とは、反復継続意味する。

会えるアイドル、という部分と本質的に異なり、アイドルと触れ合える機会が、偶然ではなく確実にある。

CDを書い、握手券を手に入れ、会場に行けば(体調不良などのアクシデントがなければ)、握手できるのだ。

年に数回、並ぶファンも総勢50人以下なんていう状況とは異なる。

もう一度言おう、そこに行けば確実に直接手と手を触れ合わせることができるイベントが、かなりの頻度で定期的に行われている。

彼女たちは、握手をするのも仕事だ。

アイドル警備体制

この手の話は、規模や頻度、人気やファン層を無視しがちだ。

セキュリティという観点で見た時、性別年齢職業地域などで、想定する警備体制見積もるのは当然のことだ。

文化ホールで年中行われるさだまさしコンサートと、ホテルで行われる美輪明宏ディナーショーロフトプラスワン地下アイドルイベント

のこぎりで斬りつけられるタイミングはそれぞれ違うし、警備体制を同様に論じることは当然出来ない。

ロフトプラスワン警備体制ジャニーズコンサートを行ってはいけないというのは、判るだろう。

差別的だというのを十分承知の上で言えば、美輪明宏クリスマスディナーショーに、のこぎりを持った今回の犯人が紛れ込む可能性は無視できるほど低い。

単純に行きづらいからだ。

さて、テレビAKBという名前で出る、CDも売っている、ファンも多い。

そんな相手に、1600円で直接触れ合えるイベントがある。

あの規模の握手会で、握手対象者ドル箱たるアイドルのもので、手荷物検査がザルなんてあってはならないのだ。

どうすべきだったのか

クリント・イーストウッド主演の、ザ・シークレット・サービスという映画をご存知だろうか。

あの映画では、ジョン・マルコビッチ金属探知機をすり抜けて銃を持ち込んでいる。

ポイントはそこではなく、アメリカ上流階級が参加するパーティーであっても、礼儀を尽くしたまま警備レベルを上げることができる点だ。

コストは当然かかる。

佐渡金山労働者のように、一旦全員裸にして、ケツの穴までチェックしてから入場させる必要はない。

手荷物を全て預かり、アクセサリー類は全て外させ、金属探知機ゲートを潜らせてから、手を洗わせて、係員立ち会いのもとで握手させる。

たったそれだけだ。

富士急ハイランドではアレだけの入場者が居るにもかかわらず、メガネはおろか時計まで外させてロッカーに入れさせる。

空港ではどんなことがあっても金属探知機をくぐらせる。

長机はちゃんと固定しているか

スタッフは何かあることが前提で構えているか

アイドルはとっさに後ろに下がる訓練は受けたか

アクリル壁とか言う前に、やるべきことは山ほどあるはずだ。

時間は今よりかかるだろう。会場も限定されるだろう。置き引きや荷物間違い、つけ爪や服装規定に関しても揉めるだろう。

だが、コミケコスプレ会場スタッフは乗り切っているし、準備会は柔軟に対応しながら当局規制を免れてる。

実質的に有料の商業行為である握手会で出来ない理由はないし、コストを掛けないのは良く言って怠慢で、悪く言えば人名軽視だ。

職業暗殺者を防ぐことは出来なくても、自暴自棄になった若者程度ならハジく警備体制になっていなければならないのだ。

簡単なまとめ

今回の事件は、当然行っておくべき対策を怠った為に、起こるべくして起きた事件であって、運営責任は重い。

防ぎようのないテロではなく、簡単に防げた凶行だ。

防ぐのが難しい高級車窃盗団いるからといって、鍵をつけたまま車を放置して良いことにはならない。

町内会長の講演と、国家元首の演説で、求められる警備レベルは異なるし、そのコストは省いて良いものではない。

もちろんファンが自主的にできることもある。

握手会にはできるだけ手荷物を持っていかない、時計を含めたアクセサリーは付けない、スタッフの指示には必ず従う。

そういったマナーが浸透すれば、そうでない人物を警戒すれば良く、スタッフの負荷は減る。それはアイドルの為にもなる。

(それをすり抜けるキチガイも当然でるだろうが、現状よりもずっと難しくなる。無策の言い訳にはならない)

蛇足。「握手」という風俗行為

わかりやすくするためにきちんと書くが、世俗や習慣、風習という意味ではなく、性風俗意味を持つ「握手」の事だ。

異性同性に対して何らかのサービスを行う物事は多いし、国や時代によってモラル風習も違うので、良い悪いは無い。

ただ、今の時代日本において、少女握手をさせるというサービスは、どこまで許されるのか?

はっきり書こう。AKBCD代金の何割かはこのイベントのために支払われている。

まり「会場に行って、1000円支払って、好みの女性握手をする」という商形態だとしたら、許容されていたか

いまはこれを、CD代金に含めることで有耶無耶に誤魔化している。

規模が小さい頃は、ファンサービスの一環という言い方もできるし、実際そうだろう。

大規模になり、十分にビジネスモデルとして回り、実態として握手券のためにCDを買う人間が増えてきた。

法律がなければ何をしても良いわけではなくて、何かあればすぐに規制がかかる。

握手会を無くさない為に、この業界トップランナーであるAKB運営は早急に自主規制を行う必要があるのではないか。

誠に残念だが、「ファンサービス」に戻すための努力をすべき時期に来ていると思う。

ほっとくと、ホント刑務所の面会室みたいな場所ガラス越しに手を重ねあわせるだけになりかねないと思う。

蛇足蛇足

アイドルなぞ賤業でメンヘルなので、斬り付けられる程度の覚悟はしておくべきと考える人がもし正しいとしても

商売人として運営アイドルコストをかけないのは、美術館が展示の目玉の国宝の壷を触れるように展示するレベルにありえない。

これは徹頭徹尾人間商品として扱う商売人がかけるべきコストをかけていなかったという、運営の話だ。

そんなコストを掛けてまで握手会は出来ないというのであれば、サービス残業がなければ潰れる会社と同じく、元々出来ないのだ。

正直な処、男性アイドルグループや、無名グループでは起きなかったであろう犯行だと感じるので、

女性子供など、斬り付けやすいと判断されがちな芸能人達の運営母体は、早急に対策をして欲しいと思う。

「ちびっ子タレント握手会で凶刃に倒れ死亡」とか、今後起きようもんならそれは間違いなく人災だよ。

2014-05-02

美味しんぼ雁屋哲小学館関係について二、三の噂

美味しんぼが売れすぎるものから雁屋哲小学館編集部の誰も何も言えないアンタッチャブル存在になっているというのは、十年以上前に聞いた話。

一度連載を辞めたあと、部数が落ちたのと、単行本があまりにもドル箱過ぎたか経営判断もあって三顧の礼で復活。

それでますます何も言えなくなってしまった。

俺はこんなの業界人ならだれでも知ってる常識みたいな話だと思ってきたので、どこからもこの話が出てこないのが不思議しょうがない。

しか小学館の上のほうにも、熱心に反原発デモなどに顔を出したりしている左の人はいる。でもそれたぶん関係ない。

はっきり言うけど、スピリッツ編集部も「被害者」と言っていいと思う。

いまどうやって雁屋の首に鈴をつけるか協議してるんだろうけど、雁屋はもう一生遊んで暮らせる金を持ってるから怖いものなし。

おそらくこの後、さら炎上するのは間違いないだろう。

どうすんだこれ。

2013-09-09

日本人オリンピック好きは世界的に見て特殊

いい悪いは別として、世界的に見て日本人は、文化的社会的、そして言語おいても極めて特殊だが、異常にオリンピックが好きな事も特殊。

そんなに努力したら報われる瞬間に飢えているのだとしたら、未だ社会生活仕事で、健全で公正な環境に置かれていないということか?

実際問題どうなのだろう? 

純粋に考えるとオリンピックが好きということはスポーツが好きということになる。ところがどうだ、サラリーマンの大半が休日又は

仕事の後に、スポーツに興じ汗を流しているという話は聞かない。そのような光景はあまり目にすることはない。

その代わりに目にするのは、抱えきれない日々の不満を、アルコールで解消しようとする、お腹の出た酔っ払い達だ。

その横を流行りのジョギングシューズ、ジョギングウェアーに身を包んだ健康志向の誰かが、お気に入りの曲をipodで聞きながらすり抜けていく。

俺は夢でも見てるのか?

マラソン中継を放映している国、それを飽きもせず見続ける国民。私はそんな国は日本以外知らない。世界を知らないだけなのか?

この状況を客観的に見れば、日本人スポーツを観るのは好きだといえるが、自ら進んでスポーツをする事はあまり好きではないということになる。

果たして本当にそうなのだろうか?

中学高校部活等を通じてスポーツで汗を流す少年少女は多い。それが例え決められた制度であったとしても、スポーツに興じてることに変わりはない。

この期間で自らが興じるスポーツが好きになる人も多いだろう。

そして、そのスポーツに対するアクションは、”観ること” よりも "する事" の方が大きなウエイトを占めている。

それがいつの間にか逆転するのだ。

スポーツ価値観が、健康的な価値観から余暇的な価値観に置き換えられると言ってもいいだろう。

その背景に見え隠れするのは、 仕事が一番でなければいけない という強迫的なあれだ。こう感じるのは考えが飛躍し過ぎだろうか?

かくして、仕事に疲れ果て、体を動かくこともままならない日本人の、スポーツをしたい欲求を満たす為に、代わりに、スポーツ映像メディアは垂れ流す。

自分の満たされない欲求を、映像の中の選手投影する。選手たちは、希望どおりの働きをしたり、逆に残念な結果を出したり、とき想像を超えた活躍視聴者を刺激する。

筋書きのないドラマに感激し、明日へ希望を持つ。

そう、視聴者にはスポーツをする時間も、余力も持ち合わせていないのだ。

もっとくれ!、もっとくれ!もっと!」「視聴者は欲しがってる、こいつはヤツらの希望を満たすドル箱だ!どんどん垂れ流せ!」そんな幻聴が聞こえてきた。

こうなるともはや、スポーツ映像麻薬だ。アルコールだ。

視聴者は、お腹の出た酔っぱらいだ。アル中だ....

こんな話がある。

オリンピック放映権ドル箱ビジネスで、年々高騰している。その対策としてNHKを含む民放6社がお金を出し合い、放送権を獲得することにした。

1976年モントリオールオリンピックから今にまで続いている。オリンピック期間中、ほぼどのチャンネルを回してもオリンピック放映となるのはその為だ。

各社は特色を出すためにタレント芸人を起用した演出を模索する。芸能人にとってもオリンピックは稼ぎどきなわけだ。

話を戻そう。映像というのは優れた面も沢山あるが、使い方次第では非常に危険装置に成り代わる。

から洗脳に使われたように、無意識化の脳に直接働きかけるため、思考や行動をコントロールすることに威力を発揮し、中毒性も高い。

これは少なくてもメディアの中枢に関わる人達には常識と言えるものだろう。

だとしたら、結果的にメディアは、 仕事が一番でなくてはならない という強迫的なあれに協力、貢献し、スポーツをすることもできないぐらい疲弊し、時間ゆとりもない国民を作り出してしまった。と言い切るのは歪んだ視点なのだろうか?

しかし、そんな惨めな自分たちに気づき、これではダメだとゆとり教育を推進し、彼らが社会に出ると、ゆとり教育は失敗だった。ゆとりは使えないと大合唱し、元の詰め込み減点方式の教育に戻すのは、なんの三流喜劇なんだか。

2013-08-09

エスカレーターで「片側開けるな」という愚かなキャンペーンJR東日本が始めた模様。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/news/20130808-OYT1T01677.htm

これに同調するアホどもは、下の記事を声に出して読め。

http://nueq.exblog.jp/20276833/

      エスカレーターは歩くものッ!

                    ここまで情けなくなった日本人

                 追記 : エスカレーターキャンペーン始まる 7月

                 メーカー・鉄道連携の見事な責任回避行動 !

     8月7日 追記

     このブログエッセイが、4月12日。

     7月に入って、エスカレーターメーカー鉄道会社

     一斉に責任回避行動に入った模様です。

     「 エスカレーター  キャンペーン 」 で検索してみて下さい。

     見事な責任回避キャンペーンを展開しています。

     よっぽど、恐れを為したらしい。

     なんとも哀れな骨抜きニッポン人 ( にほん人ではない ) の へなちょこ根性だ。

     ※ ニッポン と にほん については、

       Japanって、どこの国よ?

       を参照下さい。


先日の大阪講演会( 4月7日 )で、最近( ここ10〜15年 )ほどの間に、エスカレーターでじっとしてる人が増えて嘆かわしい限り。 エスカレーターは歩くもの

ピンヒールや重い荷物を持ってる人、身体に問題のある人は止まってても良いが、その他の連中はエスカレーターを歩いて昇り降りすべき!!!

それを最近では、「 危険ですのでエスカレーターを歩かないで下さい。」などとアホゲたアナウンスまでするようになっている。 と、糾弾した途端、

朝日新聞に「 転倒事故多発、恐怖のエスカレーター歩き 」など云うアホな記事が。。。

  「 転倒事故多発、恐怖のエスカレーター歩き 」

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304100691.html?ref=nmail

  エスカレーターは歩く人のため片側を空けて――。

  都市部では定着した習慣だが、本来は「歩かない」のがルールだという。

  危険という指摘を受け、対策を始めた鉄道会社もある。

 ■ 本来は立って、ベルトつかむ

  東京新宿駅ホームから改札口に向かうエスカレーター

  左側は乗るのを待つ人の列が…

アホ抜かせ!!!

エスカレーターは「 歩くのがルールだ! 」。

あんなもの歩いて転倒するとは、、、、一体どんな運動神経してるのか?

どのみち、一人二人が転んだだけで、このような大げさな事になってるのだろうが。。。。

前に東名高速飲酒が原因の居眠り運転で前の家族が乗ってた自家用車に追突し、幼い子どもが二人焼死した悲惨な事件があったか、その事件をもって飲酒運転の暴虐な取締り = 高額罰金が始まってしまった。 実は適度な飲酒は運転能力を向上させるのである警察発表の飲酒に依るブレーキ操作に至る反応時間の遅延はイン・ビトロ = 実験室内の閉じられた系 での反応時間の話しであって、開放系 = イン・ビボ 環境では逆に反応速度運動神経も向上するのである。 尤も酔っ払ってしまっては逆効果になるが。

このデータを週刊プレーボーイ誌上で公表した千葉大教授は即刻クビなると云う弾圧が行われたのである。 この高額罰金により、田舎の美味しい料理屋さんは軒並み経営不振に陥ってしまっい、「 地方の活性化 」とはまるで逆方向のベクトルが動いてしまった。

ポチ公のそのまた飼い犬のミドリムシによる駐禁取締といい、警察の2大ドル箱路線となっている。 しかもその罰金用途は一切公表されてない! 信号交通標識、そして国庫への編入とされているが詳細は一切公表されることなく、どのみちそのまま工作費や飲み代、退職後の保険に回されているのは明らかである。 ミドリムシ登場直前、警視庁の全パトカーがゴージャスに刷新されたことをみなさん、ご存知だろうか?

さて、エスカレーター話題に戻すと、それにしても、いくら僕の電話メール講演会公共放送になってるからって云っても、この素早い反応には驚いた!

日本人洗脳が行き届き、頭の中が狂牛バーガー状態になってる上に、毒の素( 一般的に「 アミノ酸 」と表示されている )漬けでヘタリ牛・たれパンダ骨粗鬆症脳内スポンジ化がかなり進行し、鉄棒から堕ちて骨折はするわ、エスカレーターで転倒はするわ( って、ホントかよ? 植草痴漢事件みたいなもんじゃないの? )と、運動神経・骨とも軟弱化があまりにもひどい状況となってしまっている。

それに、人の歩行スピードが90年代以降全然ノロくなってしまっている!

駅の階段も一段・二段飛ばしで昇降する人を最近殆ど目にすることがなくなった。

人の歩くスピードは人の・社会の活力に比例する。

      ◆ 60代以下の男女はエスカレーターを歩くべしッ !

      ※ 但し、身体の不自由な方、ピンヒール女性、小さな子ども連れ以外。

みなさん、エスカレーターではガンガン、歩いて

へなちょこニッポン人をブッ飛ばしましょう !!!



  「 転倒事故多発、恐怖のエスカレーター歩き 」

  http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304100691.html?ref=nmail

   エスカレーターは歩く人のため片側を空けて――。

   都市部では定着した習慣だが、本来は「歩かない」のがルールだという。

エスカレーター自動車や鉄道と同じく目的地により速く着くために作られた。

従って、階段を登るスピードより遅くなるエスカレーターでの立ち止まりは本来の目的整合しない。

   危険という指摘を受け、対策を始めた鉄道会社もある。

余計なお世話であるばかりか、「 アホ 」としか言いようが無い!

  ■ 本来は立って、ベルトつかむ

だれがそんな「 本来 」を決めたのか?

   東京新宿駅ホームから改札口に向かうエスカレーター

   左側は乗るのを待つ人の列が続くが、右側に立って乗る人はいない。

飼いならされ、何事にも疑問を持てなくされてしまった哀れな羊:日本人の姿である

   だが、日本エレベーター協会によると、エスカレーター

   本来、立ってベルトをつかんで乗る前提で安全基準が作られている。

その「 安全基準 」とは、日本エレベーター協会責任回避のために「 作られた 」言い逃れに過ぎない。 日本人全体が「 官僚化 」し、責任の所在をとにかく自分のところには置かなくすると云う卑屈な根性の顕れである

  1段ごとの踏み面(奥行き)が階段より大きいため、歩くとつまずきやすい。

  転倒すれば、周囲の人を巻き込み大事故につながりかねない。

駅の階段は一段飛ばしで登るのが一番適している。

従って高さ・奥行きもまともな運動神経を持っていれば何ら問題はない。

問題は、そんな運動神経、、、どころか身体の基本的な機能や免疫力などを奪う味の素サントリーハウス雪印山崎製パンなどに代表される化け学物質を垂れ流す食品業界にある。 今度は狂牛肉遺伝子組み換え食品がTPPによって大手を振って日本人の口に詰め込まれることになる。

  協会の5年ごとの調査で、2008~09年の2年間に発生した事故は1200件。  

  その5年前の1・8倍に増えた。7割が段上や乗降口での転倒だった。

この数字は本当だろうか? と、まずは疑ってかかるのが初歩的アプローチ

データの取り方の詳細が問題である

次に5年間で1.8倍に増えたとするなら、なぜ増えたのか?

5年前に比べてエスカレーターを歩く人は確実に減っている。

減っているにもかかわらず、事故が増えるのはなぜなのか?

まり、立ち止まってるがために、注意力が散漫になるからである

自動車の運転で一番危険な運転は、ゆっくり走る車である

スピードを出してないので注意力が散漫になる。

一番の安全運転とは少しスリルを感じるくらいの快適なスピードで転がすことである

少しの緊張感があるので360度全方位に注意力が隅々まで働き、前方方向に関してもより遠くまで見えるようになる。

エスカレーターにおいても同様である

交通法規改悪してるのは、罰金稼ぎを増やしたい警察官僚自分では運転しない国会議員「 先生 」たちである

道路脇の標識に数字があるが、あれは道路事情も自動車の性能も今から比べると劣悪だった1968年の東京オリンピック当時のものであり、あの数字は「 最低時速 」を表示している。 「 最低時速 」以下で走行すると、交通のジャマになるだけでなく極めて危険でもある。

 

   怖い思いをしている人もいる。

   東京都板橋区女性(47)の小学5年の息子は、

   発達障害による感覚過敏で、ベルトをしっかりつかめない。

   横に並んで支えたいが、押しのけて上がっていく人も。

  「 弱い側が自分の身を守る方法を考えなければならないなんて 」

これは問題である

エスカレータを歩く人はたとえ急いでいても止まってる人に充分に注意し、ケアすべき人はケアしなければならない。 自動車の運転と同じようにスピードが上げれば上がる程、注意力は高まるものである

  ■ 片側で歩行、70年代から

   片側を空ける習慣はいつ始まったのか。

   元技術者で、エスカレーター歴史に詳しい後藤茂さん(71)によると、

   ルーツは英ロンドン

   1944年、混雑解消のために役人が考えたとされる。

   日本では、長いエスカレーターができ始めた70年代に広まったとみられる。

   後藤さんは「歩くのは安全性から輸送効率の点から問題」と指摘する。

マスゴミの得意技である やらせ発言であることをまずは疑うべきである

エスカレーターの導入は大阪オリンピック嚆矢である

日立UFOみたいな建物に登っていく長〜〜〜〜いエスカレーター鉄腕アトム未来技術象徴の見えたものである

 

   阪急電鉄大阪市)はかつて、「お急ぎの方のため左側をお空け下さい」

   と放送を流していた。

  「 右手不自由な人もいる 」と苦情を受け、98年にやめたが、今も習慣は残る。

苦情を言ったヤツ、アホとちゃう???

甘え過ぎ!

阪急、さっすがは大阪人

見上げたもんだ!

文句言ったの、名古屋人とちゃうの?

   JR東日本など25の鉄道会社は昨夏、「手すりにつかまって」と呼びかける

   キャンペーンをした。

   遠回しに歩かないよう促す戦略だが、隣に階段がないところもあり、

   歩行禁止までは呼びかけていない。

さな親切、チョー余計なお世話だ!

   ある鉄道会社担当者

   「 ラッシュ時は、歩いてもらわないとホーム上の人がはけない

   という事情もある」ともらす。

当たり前だ!

エスカレーター導入の主旨を考えるべきである

   横浜市営地下鉄では、歩行禁止を呼びかけるポスターをはっているが、

  「目立った効果はない」。放送での呼びかけも始めるという。

アホもここまで極まれり。。。。

   04年から呼びかけ始めた名古屋市営地下鉄

   今も右側を歩く人が少なくないものの、意識は変わってきたという。

   以前は右に立つ人を怒る人がいたが、

   今は急ぐ側が「すみません」と声をかけている。

  「5年くらいかけ、少しずつ認知された」という。

エスカレーター

さ〜〜〜すがは、名古屋ッだぎゃァ〜〜〜〜〜ッ!

カタチと見栄を重視するナギャオならではッ!

  ■ 利用者賛否 「不便」「怖い」

   利用者はどう考えているのだろう。

   ツイッターで聞いてみると、「 片方空いてないと不便 」という声の一方

  「 怖い思いをする 」「 歩くなら階段を使うべきでは 」という声も多かった。

これまた マスゴミの得意技!

少数意見誘導意見洗脳意見をさも大多数であるかのように見せかけるマスゴミの得意技!

 

   千葉県松戸市会社員、綿引靖典さん(37)は

  「 一律禁止より、声をかけあい、譲り合う社会の方が健全では 」と提起した。

急ぐ人間がいちいち声をかけてる暇はない!

注意して登り降りすればいいだけのこと!!!

これだけの簡単なことが何故問題になるのか?

この問題定義自体が神経を疑ってしまう!

   歩くことでどのくらい時間が短縮できるのか、計ってみた。

   踊り場付きの階段23段の高さがある場所で、

   エスカレーターに立って乗ると約16秒。

   流れに合わせて歩くと8秒だった。

エスカレーターが2段階であれば、合計16秒差。

閉まる電車のドアに突入するには、最後の0.3秒が問題!!!

16秒だの、8秒だの、気が遠くなりそうな程 長大時間である

暇人は、なんとも呑気なもんだ。。。。唖〜〜〜然。。。。

この記事ポイントは、

   5年前の1・8倍に増えた。7割が段上や乗降口での転倒だった。

にある。

ここに 「 段上 」 と 「 乗降口 」 と表記されているが、「 乗降口 」とは、「 乗り口 」 と 「 降り口 」 のことである

ならば、「 段上 」とは一体何を意味してるのだろうか?

エスカレーターステップの段の上だろうか?

と、すると、乗り口 〜 途中のステップ上 〜 降り口 とエスカレーター利用の全行程で起きる転倒が7割と云うことになるが、転倒以外の事故が3わりあったと云うことなのだろうか?

転倒以外の事故ってなんだろう?

まるで想像することが出来ないのだが。。。。。。。

さて、5年間で、1.8倍になった転倒事故、先にも書いたが、歩く人がこれに絡んでるのだろうか?

先にも書いたように5年間で確実に歩く人の数が減少してるにも関わらず、

約2倍もの事故増加になってる。

と、云うことは、これはエスカレーターを歩くことが事故の原因ではない!

と、いうことを示唆してる。

にも関わらず、この記事タイトル

「 転倒事故多発、恐怖のエスカレーター歩き 」

と、なっている。

完全なる矛盾である

歩かないから、注意散漫で事故が約2倍増になっている!

これが、この浅し貧聞のデータから導き出される結論である

にも関わらず、マズゴミ特有情報操作がここでなされている。

まり、歩く人がいることで事故が倍増してる。 かのような印象を読者に与えるべく、歩く人への非難の声を中心に記事捏造してるのである

この情報操作の 「 意図 」 は、どこにあるのだろうか?

もちろん、従順な奴隷をより従順な奴隷にするための 「 洗脳 」 の一環である

記事を書いた記者諸君デスクのクソ野郎!

自分たちが何をしでかしてるのか、よ〜〜〜〜〜く考えてみる事だ。

朝日新聞大東亜戦争前、日本が支那戦争するように記事捏造し、デッチ上げた張本人である

そして大東亜戦争中は、「 大本営発表 」 を垂れ流して日本人戦争指向を煽り戦線での事実隠蔽・歪曲・捏造した張本人でもある。

ゾルゲ事件の首班となった尾崎秀実は、朝日新聞幹部でもあり、コミンテルンユダヤ世界支配の道具 )の巣窟朝日新聞である

その朝日新聞が、最近反日捏造記事を連発している。

まさに、第2次世界大戦突入前の大政翼賛会朝日コミンテルン新聞の様相である

このエスカレーター記事戦争徴兵制を睨んだ 「 より従順でなんでも従う日本人 」 づくりに向けた下準備である

朝日新聞捏造記事

  「豪、河野談話見直し望まず」 

     豪 「そんなことは言ってない」

    http://maaz2.iza.ne.jp/blog/entry/2977220/

国会で朝日新聞慰安婦捏造問題追及中

NHK

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現在も中継中

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<参考>

FLASH」(9.11号)

従軍慰安婦朝日新聞捏造記事から始まった!

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慰安婦問題は、日本の左翼が種を蒔き、それに韓国が乗っかって花を咲かせたのだ。

では、この問題を大きく育てた朝日新聞は『捏造批判』にどう答えるか。

『締め切りまで時間がないので回答できません』。

日韓関係をここまでめちゃくちゃにした謝罪言葉は、いっさいなかった」

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以上!

2013-08-06

あなたドコモ経営陣だったとします (※追記あり)

事業環境は厳しいです。ドル箱だったiモードの栄華も今は昔、「ただの土管になりたくない」という強い意志も、いまや具体的戦略のないただの願望になってしまいました。通信インフラコモディティ化していて他キャリアとの差別化はできなくなったどころか、LTEカバレッジでは最も出遅れている始末。他キャリアへの流出が止まらなくなり、キャンペーン甲斐なく何度も純減を繰り返しています。もはや減収減益の構造が定着しつつあるといっていいでしょう。

そこでiPhone導入が取り沙汰されるわけです。

確かに、まだiPhone人気が十分に高い日本では、短期的にはiPhone販売がMNP流出防止&純減ストップの切り札になることはわかっています。それでもiPhone販売に踏み切れない一番の理由は、これまで株主総会でも日経記事でも繰り返し観測気球を出してきたとおり、Appleが課す高い販売シェアノルマ---一説には50%---がドコモ負担になると予測されるからです。

でも、「販売ノルマ率を切り下げてくれればウチも採用しまから、そこは何とかお願いしますよ」というドコモからの数年越しのメッセージに、Appleは反応しませんでした。確かに中国インドアフリカといった途上国の巨大市場に比べれば、ドコモたかだか6000万契約極東のいちメガキャリアしかありません。最後発のドコモに対して契約条件を緩和したら、当然ソフトバンクau最恵国待遇を要求するでしょう。Appleからすれば、各社に販売ノルマを緩和したらトータルではツーペイになってしまうし、利益率を緩和したら、まだiPhoneが高い競争力を持っている地域市場を自らスポイルすることになってしまますAppleドコモ妥協してやる意味は今のところないのです。

からドコモにはもう後がなくなってしまいました。とにかくiPhoneの販売ノルマクリアできる体制を整え、iPhone販売契約に踏み切るのが喫緊課題です。そのためはどうすればいいか? iPhone豊富選択肢のなかのワンオブゼムにしてはだめですよね。実際に数を捌かなければ、Appleが課すペナルティで今度は営業利益率がガタ落ちしまから。となれば、今は1シーズンに10機種も出しているAndroidスマートフォンの投入ラインナップをせいぜい3〜4機種程度に絞り、それらとは別格の位置づけでiPhoneを売りまくらなければいけなくなりますソフトバンクKDDIは実際そうしています)。「業績回復のためにやれるべきことは全部やっている」と株主に説明するためのステップとして、これはもう必須の条件でしょう。

さて、では実際にラインナップのどこを整理して、誰にiPhoneを売ってゆくのか。ドコモ既存ユーザーのうち、特に重視すべき移行見込層は、1)フィーチャーフォンユーザーと、2)Androidに乗り替えたものの、その機能操作性に不満があるユーザー…ということになるでしょう。1)はかつてブランドだった「ドコモのN」や「ドコモのP」などを長年ご愛顧戴いてきた層。2)は、Android機種のなかでも差別化に失敗しているコモディティ的端末、すなわち、N・P・F・SHのユーザー。これらのユーザーを「わかりやすいですよ」「使いやすいですよ」とiPhoneに誘導してゆくためには、これらのセカンドラインメーカーが作るスマートフォンは、むしろ選択肢から消えていてくれたほうがいいですよね。

こうして事前にキャリア内の浮遊層を作っておき、適切なタイミングiPhone移行キャンペーンを投下すれば、そこは衰えたりとはい国内最大の契約者数を誇るキャリアドコモですから、その数字的なインパクトはかなり大きいはずです。


から今回話題になった「ツートップ戦略」は、巷間言われているように、スター機種のXperiaGalaxyを重点的に売り込むための、攻めの施策というだけではありません。それは、来たるべきiPhone時代を見据え、長年ドコモ蜜月関係にあったメーカーたちと縁切りすることを意図した、非情身辺整理の作業でもあります。今般報道されているNECカシオパナソニックモバイルスマートフォン撤退は、ドコモの販売奨励戦略の「失敗」ではなく、はじめからの狙い通りの「成功」だったというわけです。



【追記】山本一郎さんのコメントへの御礼

ネット世界では投資家ゲーム開発者ラノベ作家企業探偵ベルロックメディアシニアマネージャーなどの華麗な経歴で知られる山本一郎さんという人に拙文へのリンク貼っていただけたようで、恐縮至極、汗顔の至りです。

【悲報】ドコモ関連で「いかにも」な与太記事が増田に掲載され局地的に話題に(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

空手形や取らぬ狸皮の動機でNECを真っ二つにするとはちょっと思いづらいんですよね。


はい、もし上の文章からそんな経緯を想像する人がいたら、企業経営には向いていないでしょうね。山本一郎さんがドコモ経営陣だったとしても、当然、Appleと今期以降のiPhone販売契約について話の筋道をつけてからの「ツートップ戦略」で年末大水計に打って出るのではないでしょうか? 見込みベースで話を進めて裏目に出たら、ツートップ転じてオンリーツー状態になってしまますのでね。もしここまでの話がすべて机上の空論なら、それはすなわち、「ドコモは次の機種サイクルから事実上ソニーサムスンだけでスマートフォン市場を闘い続けることを選んだ」という話になるわけです。

しかし、本邦のモバイル業界フラッグキャリア格ともいえるドコモが、たった2メーカー×1〜2機種の最新スマートフォンラインナップで次の秋冬商戦に挑むなんてことがあるでしょうか? この会社は今年に入ってからの一連の動きのなかで、どんなコストを払い、何を仕込んでいるのでしょうか? 山本さんが並べているリンクの数々も、ツートップ戦略が「単体では」純増の切り札として奏効しなかったことを示していますが、それは本当は「切り札」ではなく、さらなる戦略転換のためのひとつの手段だったのではないでしょうか? 予定では2013年中に市場投入され、サムスンとの密な提携関係ならびにモバイルOS第三極戦略の礎となるはずだったTizen派筆頭の永田氏をいきなり傍流に追いやってしまったことには、果たしてどんな意味があるのでしょうか? 

さまざまな状況証拠から考えて、今のドコモがその機種戦略プラットフォーム戦略の中に、何か大きなパズルピースがはまるための「スペース」を作っていることを全否定できる人はそういないのではないでしょうか。そして、その巨大な空白に当てはまる商品は、現状では1つしかありません。

もう、おわかりですね

2012-10-29

ホームドアの話

先日人身事故ドラフト会議を一部見逃したという先輩から、どうして鉄道会社ホームドアの設置に消極的なのかという愚痴を聞かされたので、とある鉄道会社に勤務する友人からの話を基にかなり長くなってしまったものの私なりの考察をまとめてみた。

<その1>経営上のメリットが薄いか

鉄道会社も一民間企業だ。赤字出し放題であった国鉄民営化誕生したJRも同様である

企業というのは、基本的に新しい取組みを行う時、経営上のメリットが無いとそれを実行することはほとんどない。

例えば、鉄道会社の中でも特に頭の堅いことで有名なJR東日本が、Suicaという画期的IC乗車券システムの導入に踏み切ったのは、利用客の利便性向上以外に次のような経営上のメリットがあったからだと考えられる。

まず、自動改札機自動券売機へのコストを減らせるから自動改札機は1台あたり数百万円もする。導入にも金がかかるし、きっぷや定期券を内部で高速に搬送する構造上、ベルトなどの消耗品が必ず発生し、メンテナンスコストがかさむ。自動券売機についても同様だ。

しかSuicaであれば、こうした構造必要ない。IC読み取り機だけであれば安いし、磁気券のように可動部分がないので点検箇所も劇的に減り、メンテナンスコストの大幅な削減ができる。券売機についても、チャージ専用の機械に置き換えてしまえば磁気の紙を用意する必要がなくなるし、自動改札機同様可動部がほとんどなくなるので、メンテナンスコストを削減できる。

次に、電子マネービジネスへの参入だ。毎日JRを使う人が定期券磁気からSuicaに移行すれば、Suicaを使った電子マネーサービスを一気に拡大できる。細かい小銭を用意すること無く売店で買い物できる便利さを一度体験すると、もう現金払いに戻れない。駅以外にもSuicaを使える店を増やしていけば、手数料収入という新たな収益源を期待できる。これらの経営上の大きなメリットが、JR東が莫大な金をかけてSuicaの整備を進めていった理由だ。

しかし、ホームドアはどうだろう。

JR東日本は、山手線の全駅にホームドアを設置する計画で、実際に現在数駅に設置されている。設置コストは全駅で550億円とのことで、山手線は29駅あるので単純計算で一駅あたり約19億円ということになる。ホームドア自体も高額だが、重たいホームドアを設置するためのホームの補強工事や、車両とホームの両方のドアを連動させる装置を設置する車両側の工事必要になる。設置が終わってもメンテナンスコストが毎年かかる。

また、「徹底解析!!最新鉄道ビジネス (洋泉社MOOK) 」によると、山手線は営業係数48.9を叩き出すドル箱路線だ。営業係数というのは、その路線が100円の収入を得るのにいくらの費用がかかっているかを示す指数で、例えば営業係数100であればトントン(もうけ無し)、100を超えれば赤字である。これだけ輸送人員が多く収益力のある(経営に貢献している)路線であれば、JR東日本コストのかかるホームドア設置に踏み切るのも納得できる。しかし、逆にこれほどの輸送人員がないと経営ホームドアの設置に踏み切ることができない、と考えることもできるのではないだろうか。山手線のような黒字路線で地方路線の赤字を補填する形になっているJRにとって、追加コストの発生は無視できない。

私鉄に関してはもっと厳しい。前出の資料によると、営業係数2位の京王井の頭線の数値は55.1だが、これは稀なケースであとはもっぱら70〜80台である(営業係数1位は京急空港線の46.2だが、加算運賃が設定されているため除外)。例えば東急東横線の営業係数は76.9、目黒線に至っては112.7と赤字である東急以外の会社に関しても、小田急多摩線京急久里浜線など赤字路線を抱えている。

もともと私鉄は連結の営業収益に対する運輸事業割合は低い。週間ダイヤモンド8月4日号によると、JR東の連結の営業収益に対する運輸事業割合が67.4%なのに対し、京急電鉄が37.7%、小田急電鉄が32%、東急電鉄に至ってはわず17.2%だ。つまり運輸事業以外の収益ウエイトが大きい私鉄にとって、ホームドア会社行方を左右するぐらい莫大なコストがかかる割に経営上のメリットが少ない。かといって、「ホームドアの設置のため運賃を値上げします」ということも簡単にはできない(独占企業でもある鉄道会社の運賃は、国交省が非常に厳しい目で審査するからだ)。輸送人員が減少する中、駅のバリアフリー工事や、福知山線事故以降に求められた保安装置の強化など、ただでさえ出費の多い現状で投資に対する収益効果の薄い鉄道事業への新たな出費は私鉄にとって厳しいのだ。

また、ホームドアを設置すると電車の停車時間が長くなるため、ラッシュ時に運行本数を減らさなければならなくなる可能性がある。その場合、混雑率が悪化しサービス品質の低下に繋がりかねない。ホームドアに荷物が挟まったり故障でもすれば新たな輸送障害の原因になることも考えられる(実際、山手線は年に何回かホームドアの不調で遅延が発生している)。

ホームドアが出来たから、電車にどんどん乗ろう!」と思う人はいないだろう。踏切などがある以上ホームドアを設置しても人身事故を完全になくすことはできないので、莫大なコストをかけてホームドアを設置するよりは、人身事故に対する振替輸送費用などを負担したほうが現実的には安上がりなのだ

<その2>技術的な課題

皆様は、電車の扉の数というもの認識したことはあるだろうか。例えば東海道線車両ほとんどが4つドアだが、つい最近まで3つドアの車両が走っていた。また、グリーン車両や踊り子などの特急に関しては1つないし2つである。このように、JR私鉄を問わず、ある路線をドアの数や位置が違う車両が走っていることは珍しくない。

同様に、電車の両数も違う。前出の東海道線通勤車両に関しては基本的に10両または15両だが、例えば京急では4両・6両・8両・12両と4種類の両数の運用があり、その上2ドア・3ドア・4ドアの車両が走る。

こうした違いがある路線でホームドアを設置するのは、現在技術では難しい。仮に出来たとしても更なるコストがかかるだろう。山手線ではホームドアを設置する為にまだ新しい6ドア車両が廃車されたし、小田急新宿駅特急ホームにホームドアが設置されていないのも、車両によってドアの位置が違うため技術的に困難という理由だ(京急国際線ターミナル駅にはホームドアが設置されているが、これは空港線に入れる車両の形式を制限するという運用上の工夫が行われたからだ)。ならば車両の規格を統一すればいいという話になるのだが、20年以上というスパンで使われる鉄道車両をそう簡単に変えることはできないし、特急車と通勤車という用途の異なる車両のドア数を統一することはできない。

では、ホームドアを積極的に設置している路線の共通点は何なのだろう。

東京メトロ最近丸ノ内線銀座線有楽町線等でホームドアの設置を積極的に行っているが、これは設置されている路線で使用されている車両の規格が同一のため設置しやすいからだ。また、地下鉄は基本的に全列車各駅停車運用が単純なことや、天候など運転の阻害となるものが少なくワンマン化が容易なため、丸ノ内線南北線等に関してはワンマン運転化することで、人件費の削減が可能という経営面でのメリットもある。同様の理由で横浜市営地下鉄2007年ワンマン化された。

2005年開業したつくばエクスプレスは、踏切のない高規格な路線であり、全駅にホームドアも設置されワンマン運転を行っている。踏切0+ホームドア設置の効果は絶大で、開業以来人身事故は一件も起きておらず、人件費抑制安全対策の両立を達成している。

これらの事実から見えてくるのは、前述の2点の問題を地下鉄や新規開業路線はクリアできているということだ。東京メトロホームドア設置路線に関しては、繰り返しになるが路線ごとにほぼ統一された規格の車両が走るので、技術ハードルが低かったこと、ワンマン運転化により経営面でのメリットが生まれること。つくばエクスプレスに関しては、新しい路線だからこそ実現できたもので、他の既存在来線踏切全廃止やワンマン運転化などは現状不可能だ。

長くなってしまったが、これがホームドア設置問題に関する私の考察だ。

ホームドアを設置すればいい、と口で言うのは簡単だが、鉄道慈善事業ではない。実際、鉄道事業私たちが考えるほど収益は上がっていないようだ。ホームドアの設置のためなら、皆さんは運賃の値上げに同意できるだろうか。ホームドアの設置は短期的には最善の策だが、ハード面だけでなく、それ以外の取組みで誰もが不幸になる事故を減らして行くことはできないだろうか。

2012-10-25

http://anond.hatelabo.jp/20121025124052

であれば、羽田-新千歳もいずれは東北北海道新幹線との競合で、ドル箱路線の地位を保てなくなる可能性もあるわけか。

http://anond.hatelabo.jp/20121025114158

羽田-伊丹福岡ドル箱じゃないのは、新幹線と競合するからだよ

乗車(機)時間航空機のほうが短いが、空港までの移動、

チェックイン等の時間も含めれば許容範囲

正規料金は新幹線のほうが圧倒的に安い

http://www.okb-kri.jp/_userdata/pdf/report/144-4.pdf

鉄道と距離の問題

東京から鹿児島までの距離は在来線だと1500kmで、大阪から札幌までの距離に等しい。

東京から博多でも1200km。東京から札幌と同じくらい。


これはもう運賃その他諸々の金銭的コスト以前の問題として、鉄道東京から九州は遠すぎるという話になる。


しか東京から九州までひとっ飛びで行く需要は、北海道行きに比べたら全然小さそうだし。

実際、羽田-新千歳の航空路線は航空各社にとってドル箱みたいだけど、九州方面の路線でそんな話は聞いたことがない。


そう考えると、九州ブルトレが上述の距離の問題に加え、あの高い料金としょぼいサービス21世紀まで生き永らえていたことは、ほとんど奇跡だと思ってしまう。

個人的にはサンライズのような寝台電車かつトワイライトみたいな臨時列車でもいいから復活して欲しいけど、かなり無理があるかも。

しろ北斗星カシオペアも、北海道新幹線がある程度まで開通したら廃止になる可能性すらある感じ。

2011-11-04

モバイルゲームの何が問題なのか~ゲーム性課金システム

長文は面倒なので端的に書くと

1、ゲーム性を高める為にファミコンからソフトメーカーは高画質・高品質ゲームを作り続けているが、

モバイルゲームで利用されている内容は、ほぼファミコン時代システムその物で、単純な物にしか客がお金を落とさなくなると、

ハードゲームで高度なレベルソフトを作る会社に資金が回らなくなり、ゲーム業界の力が無くなる。

現在、家庭用又はPCのみのハードゲームだけ作っている会社はほぼ皆無)

2、課金システム企業にとってはドル箱システムであるが、ゲーム性という観点から見れば最低な手段

少し前にゲーム業界で問題になったのは、乱数により釣れるつりゲームにおいて、魚が釣れる可能性が高くなる釣竿(回数制限あり)に数百円の値段を付けたという物

壊れるので際購入が必要なのである確立が高いだけで確実に釣れる訳ではないのである

そもそも乱数により釣れるつりゲームの何処にゲーム性を見出せばいいのかという疑問もあるが、その上でこの鬼畜システムである

消費者は安い(基本無料)便利(携帯ダウンロード一発)早い(何処でも暇な時間に出来る)に流されたわけだが、

その結果現実になったのは、ゲーム性皆無の作業プログラムを嬉々として延々やるパンピーと、ゲーム性を追及する層に完全に分断されるという事である

ゲームの終着点の一つとして、完全なる仮想現実を構築して、そこにおける様々なプレイを実現させるという壮大な考えがあるが、

2011年現在流行っているものは残念ながらそんな理想とは程遠い物なのである、結果ソフトメーカーは資金難で潰れる。

これはゲーム業界に限った話ではないが、闇雲に安易な理由で消費行動に走らず、自分が消費する影響も考えて欲しい物である

資本主義において消費者は愚かでないといけない前提があるという事実がそこに存在している。

2010-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20101020002401

>せっかくドル箱権利を抱えていたのに、雑誌記者はろくにそのコンテンツで大ヒット出すことができず、よそ者にその手柄を持って行かれるのは、自分たちがドラッカーを担ぐだけ担いで実践してなかったからではないか。

はてなーならもしドラベストセラースルーしちゃだめだろjk

2010-10-01

[]遊パチの止め方

パチンコで一番難しいのが、その止め方。この中途半端な1箱なくなったら、というのはもったいなさ過ぎる。ある一定の基準が必要だろう。

基準

基本的にこれは迷ったときの基準

時短が終了し、さらに10~20回転させた後にその後、打つ玉を決めて、それ以外は貯玉する。

(いっぱい遊ぶ日として無くなってもいいときは別)

わかりやすくするため1箱を5000円とする

全体の玉の10%~20%を残し、後は貯玉

ドル箱20%損失損失額
1未満自由?
1箱50002cup1000
2箱100004cup2000
3箱150006cup3000
4箱200008cup4000
5箱250001箱5000

迷ったときには、箱数かける2cup打って止める。

2010-07-27

全ては[しくみ]!儲かる[しくみ]、アイデアを出す[しくみ]を見つけるだけでいい。

http://gendai.ismedia.jp/articles/print/908

堀江 今もやっているんです。個別で何十万円とか何百万円とかでやるコンサルティングってあるわけです。

 それをネットでやったらどうなるだろうってことで、トライアルとして昔、ブログで一回三万円の有料コンサルティングをやってみたら、結構来たわけです。(料金の)決済の仕組みとかはあんまりよくなかったんですけど、かなり来ていた。

 そこでちょっと考えたんですよ。「月840円のコンテンツの中で、みんなに見られるという前提でQ&Aをやってみたら面白いんじゃないか」と。そうしたらそれがまず当たったんですね。それが評判になって2000~3000人増えたんですよ。

田原 なんで堀江さんは次から次からアイデアが出てくるの?

堀江 それはアイデアが出る仕組みを作っているからです。自分の中でつねにアイデアが出るようにしている。

堀江 僕は福岡出身だったんで、ダイエービジネスモデルをつぶさに観察していたんです。ダイエーが「買わないか」と言ってきたときから、いろいろ見たんです。そうしたら九州ではすごいんですよ、ダイエーは! 毎日超満員なんです。

堀江 でもそれはね、いろいろ調べたんですけど、それって結局、巨人っていうのは長島だったんです。

堀江 いや、長島ですよ。

 僕、実はプロ野球歴史ってすごく詳しくて、歴史オタク的なところがある。例えば松竹ロビンズなんて知らないでしょう、みんな。その頃の球界再編とかいろいろ見ていくと、戦前、まあ戦後すぐくらいまで、プロ野球って人気なかったんです。その頃人気があったのは大学野球高校野球なんです。特に高校野球です。

 高校野球ってものすごいドル箱だったんです。で、毎日新聞朝日新聞が分けていたわけじゃないですか。

 長島大学野球にいるときはプロ野球は人気がなかった。けれど、巨人入りした途端、プロ野球人気に火が付くわけですよね。

 つまり、あれはあの時代の正力(松太郎)さんとかあの人たちが作り上げた一大ビジネスモデルなわけです。だから「巨人の俺が知らねえヤツは入れない」って言うわけですよ、ナベツネが。

2010-03-26

[2010.3.24]

アメリカ医療改革法案が成立。

国民皆保険制度を始めるという法案であり、下院で過半数を取って成立した。しかし、現状の法案にはかなり大きな穴があいている。アメリカ医療費世界一高額なのは、その費用の大部分が、訴訟リスクに対する保険料と、あまりに高額な医療費によって破産する患者が踏み倒した分の回収に占められているからである。

この問題を放置したまま皆保険を始めるとなれば、高額な医療費の請求が、そのまま保険という丼勘定によって全員に背負わされる事になる。破産によって踏み倒された分の回収が終わってしまえば、それ以上の破産による踏み倒しは発生しなくなるので、税法が認める償却期間の間は高額で推移するが、その後は徐々に下がっていくという見通しらしいが、肝心の、医療過誤裁判に対する訴訟リスク保険については、放置されている。

訴訟リスク保険保険会社ドル箱であり、患者向け医療保険よりも、はるかに効率の良い儲け口である。

保険制度によって、国民医療を受けやすくなるが、訴訟リスク保険には、一年間に診療できる初診患者数に上限がつけられており、患者は居ても、診療できないという状態になる事が簡単に予想できる。初診患者数に上限があるのだから、診た患者からは、可能な限り高額な診療報酬を引き出さなければ、採算割れを起こすという構造になっている。つまり、皆保険制度によって医者にかかりやすくなったからといって、お金にならない簡単な病気患者ばかりが来るようになると、医者の側が破産する事になる。来た人全員を、緊急の手術が必要な患者であるとするぐらいのことをしないと、割に合わない。腹痛なら盲腸盲腸を取っているならば腹膜炎や切除しても害が無いとされている脾臓破裂。熱や眩暈といった内科的症状ならば腫瘍があるとするぐらいの事は平気でやってのけるし、病理検査機関は、医者の診断通りの結果を出すというサービスができなければ、仕事を受注できない。こうして、高額な医療費と、それで破産する患者という存在が生み出されている。この構造こそが問題なのだが、現状の皆保険制度は、状況を悪化させるだけである。破産する患者は減るだろうが、医者モラルは悪化していくであろう。

これを避ける為に、初診患者数に上限の無い訴訟リスク保険契約を作れば良いというのは、明らかに間違いである。一日に集中力をもって対応できる患者の数には限界があり、その限界を越えて診療せよというのは、幾らなんでも間違いである。

医療費見積もりを出すコンサルタントの所に行って、自費で各種の検査を受けて、高額の治療が必要な場合には医者の所に行くが、そうでない場合には市販薬を適当に飲めば治るとやるには、その診断を下すコンサルタントが、結局は初診担当医となってしまい、訴訟リスク保険に入らなければならなくなる。各種の検査キットやレントゲンセルフ撮影といった自己判断の為のサービスを一般化するというくらいしか、やりようが無いが、これはこれで、手技を持った医師以外は不要という事になりかねないし、そんなことをしたら、限られた初診患者数という制限の中で利益を追求している医師にとっては、いろいろとバレてしまってマズい。

医療過誤訴訟における賠償金額は、支払った診療費を上限とするという制限を加えるのが一番合理的なのだが、こうすると、訴訟リスク保険は不要になってしまい、保険業界と医療過誤裁判でメシを食っている弁護士業界が困るので、猛烈なロビー活動を展開する事になる。実際、このロビー活動によって、医療改革法案は、今回成立したような、保険業界と弁護士業界既得権益には一切触れないという、不自然で歪んだ制度となったとも言える。

始まるばかりの制度に問題があるのは当然であるが、そういった問題のうち、制度が始まる前の検討の時点で確認された問題については、制度が始まる前にすべて対応が取られるのが、最低限度の仕事であろう。

お金の取れる仕事というのは、そういうものではないだろうか。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

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