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はてなキーワード: 指向性とは

2021-07-07

anond:20210707213629

男にも女と同じ苦しみを味わわせたい、分からせたい、という指向性女性にはあるのかもしれない

男は男として生まれた時点でジェンダー強者側であり常に恵まれていてジェンダー弱者である女性から搾取する存在であるみたいだから

2021-07-06

救急車の音がいやだ

今のところに住み始めてもう何年もたつけど救急車の音にいらつく湿気の多い今日みたいな憂鬱な日は特に

近くに消防署があるせいで聞く機会が多いけど朝も夜もピーポーピーポー本当にうるさい夜中の24時とかでも鳴らしながら走るしこっちはこれから寝るんだうるせえよ

朝も朝で7時からピーポーピーポーからイラつかせる

街中に住んでるからまわりで生活してる人間のこと考えろよなバカ政府どうせバカから気にしてないんだろうが

指向性スピーカーで前面だけ聞こえるようにしろよクソやろう

絶対に引っ越すぞという気持ちを新たにしたよ

2021-07-05

大野左紀子先生しっかりして

大野左紀子@anatatachi_ohno 7月3日

ほとんどの人は、公共なら性的表象NG個人表現ならOK

企業広告などはケースバイケースくらいに捉えて、今回は不適切と言っているのに、

公共の場に私の嫌いなものがある、傷つくから配慮せよと言っている。「脆弱」を盾に取ってる」とか言う人は一体何を見てるんだ。

大野左紀子

https://twitter.com/anatatachi_ohno/status/1411136608317829121

ツッコミどころがとても多いツリーなので大きなところから書いていきたい。

ちなみにエアリプ先と思われるのは柴田英里の以下ツイート

https://twitter.com/erishibata/status/1410962770082734086

https://twitter.com/erishibata/status/1410963962368172038

 

 

1.「性的表象」とは?

性的表象NG

その「性的表象」にコンセンサスが全くないんだから

性的表象不適切と言っているのに」ではないが。

 

規制する側とされる側の相互コンセンサスがないどころか

表現規制派・フェミニストサイドの主張ラインが行き当たりばったりの気分任せにしか見えない。

 

水着からダメ、肌の面積が多すぎるからダメ

服着てるけどスカート股間の皴が卑猥に見えるからダメ

内股だからダメ

顔に媚びがあるからダメ

女子学生からダメ

 

献血ポスターではガッチリ服着てて肌なんか肘から先と顔しか見えてない女の子イラストダメ

なにもエロい行為とかしてないし露出もしてないのに何でダメ

胸が大きいかダメ

しかも童顔なのがキモいからダメ。 

こんな童顔で巨乳の女とかおかしいかダメ

 

実在の胸が大きい女性広告仕事取ってるのもダメ

胸が大きい必要ない広告???)で胸が大きいかダメ

 

規制の為にもちだされるタームである性的」や「性的表象」が

どういう基準で何を狩ってるのかわからない。

これはずーっと言われてるのにまともな説明が出来ない。

多分自分達でも理屈が定まってないかキモオタイラスト狩ってたはずのミッションで胸が大きいモデル業の女性まで侮蔑罵倒して狩った。

暴走愚連隊しか見えない。

  

  

2.規制権利論理はどこから

もし同じような規制敬虔原理主義的なムスリムが言ってるなら基準動機想像ぐらいは出来る。(本来規制される側に想像を強いるべきでないが)

あ、たぶん「少しでもエロさの萌芽が私に感じられたものは全てダメ」と言ってるんだなと。

 

そういう宗教の人はつまり性的な興奮で信徒社会の安定や信徒の心の清らかさが損なわれることを危惧してるし聖典戒律でもそうなってる。

あの人達がかなり滅茶苦茶に人の服装や髪の毛すら取り締まれるのは強烈なコンセンサスのある宗教社会支配してて

その社会にいる=その宗教コンセンサスを受け入れてると見なされてるから

 

でもそういう教義聖典を掲げてもいない人達

そういう支配戒律を受け入れてない自由日本社会

「私がエロいと感じたものは全てダメ!」をやる権利論理はどこから来てんの?

 

ここはイスラム国じゃないのであなたがたの不安神経症ヒステリー性嫌悪に付き合う義務が他の人達には無い。

 

と言うようなことを言われると苦し紛れに出してくる再反論

女性誌の表紙が半裸のエロい男だったら男はそれを見てどう思うんだ!」

別に気にされてないし既にそんな表紙の女性誌はある。

ミラーリング検討すら出来てない性嫌悪的な感情である自分から白状してしまう。

https://twitter.com/gosainail/status/1407386399100137478  

  

これで「ケースバイケース」って言われてもさ。

だって判断力判断動機も全く信頼性がないのだから「ケースバイケース」じゃむしろ困る。

 

 

3.説明すべきなのはどちらか

大野左紀子

@anatatachi_ohno

7月3日

批判が出てから闇雲に批判者を叩くのではなく、

自分自身の基準はどういうところにあるのかまず示せばいいのにと思う。

そっくりお返ししたい。

セーフアウトの基準ライン批判したい側規制したい側が出すべきである

なんで自分アクションなのに相手ボールを渡すのか。そんなに「説明する側」に立つのが嫌か。

撤去されるべきと信じるほどその表現を憎むのに、憎しみの理屈説明せよと言われると逃げ回るのが理解できない。

  

問題議会ポスター個人的にはとてもダサくて意味不明ナンジャコレと思うが

しかしこれが「規制されるべき性的表現」だといわれてるなら「その規制されるべきの基準はどういうところにあるのか」と問うしかない。

 

別にこんなポスターが守りたいからやるんじゃないしそんなの問う(どうせ理屈は何も考えてないかは···)のが楽しいわけでもない。

とっても面倒くさいけど仕方がないから聞いている。

トイレ掃除と同じ責務、やりたくないけどさぼるととんでもないことになるdutyとして聞いている。

 

トイレ掃除時間かけたくないので速やかに答えてほしい。

公共規制されるべき性的表現性的表象なのか性的表現なのか、一連のtweetなら言葉ぐらい揃えてくれよ)」の基準は何か。

あなたがたがこれをきちんと示せばもしかしたらその瞬間話が完了するかもしれないし

そうでなくとも不毛堂々巡りは確実に終わる。

  

なんで「この表現は許されぬ」と言いながらアウトセーフのライン引きから逃げ回るのか。なぜ自分の主張の説明も出来ないのか。

挙句規制される側へ「説明すべき」などと転倒した要求を恥ずかしげもなく垂れるのか。

ここだけでも答えてほしい。

 

 

4.自由が基本 制限例外措置

もし性的表現公共であろうが全部OKだというなら、どういう論理でそう考えるのか示すべき。

自由が基本でしょう?

人の自由を正当な理由を付けて制限することは許されているが

その理由当然制限したい側が示すべきだ。

全く逆だ。

 

それをしないで批判が出る度、批判者の像を書き換えてまで叩くのは何も考えていない証拠

そっくりお返しする。

なぜそこまであなた方はボールから逃げたがるのか。

そもそも規制の為の論理をきちんと考えて用意してあるなら「説明するな」と言っても説明したくなるはず。

私なら嬉々として「よく聞けよ」と説明する。嫌がられてもつかまえて説明する。

あなた方が徹底的に説明を避けるのは要するに、ちゃんと考えてない、用意がないのだと見なさざるを得ない。

  

学校校則でも何でもいい。

女子生徒の下着の色や形にアヤ付けて取り締まってくる教師がいるとしよう。

それなら「どういう下着ならセーフなのか」「今の下着はどういう理由で不味いのか」これは教師側に説明する責任がある。 

 

大野先生が言ってるのはアヤは付けるのに説明すらしないということ。

学校ではどういう下着がセーフだと思ってるのかお前が先生説明しろ」というスタンス

目指してるのは「生徒が自発的に白下着選んだ」?

 

 

5.我こそ「普通」。説明不要。 

こういうことを書くと「普通」とは何か、あなた勝手に「普通」を規定しているだけだとかいう反発が来るけど、

「この社会で多くの人が大体のところで共有しているだろう感覚」というものを、まったく想像できない時点でまずいと思う。

何でも話を原理レベルに引き戻せばいいというものではない。

これは本当に話にならない。

自分達を「普通」側・スタンダード側と何の根拠もなく設定して

とにかく相手おかしいんだ説明なんか要らないんだというこの議論のどこに知性があるのか。

 

百歩譲ってそのようなアホな思い込みしているのを許そう、「明白な普通性は我にあり」も許そう。

しかし今まさにその「普通」について意見が分かれたのだから

あなたはその原理レベルに戻って相手をぶちのめすしかないではないか

 

ぶちのめしたうえで「いちいち面倒なことをさせるな、ペッ」ならわかる。

しか原理レベルに降りて相手をぶちのめすことをしようとしない、できない?

ただ「私が普通なんだもん」「私が正しいんだもん」と言い張るだけ?

 

これはもう本当に話にならない。

 

私たちは正しい何故なら私たち普通から

これは明白なことなので疑問を挟むこと自体がまずい。疑問を持つことがあなた問題

そこに疑問を持たないなら私が正しいのだから話は終わり。」

なんじゃこりゃ? 

 

  

6.大学先生というより雑魚ネトウヨみたいに見える

すんごいうんざりしてるけど、

実はこういうレベルの人の相手するのめっちゃ慣れてるんだよね。

 

こういう頭の悪い論理展開をネトウヨから100回は聞かされたから。

たとえばわけわからん女性差別政策外国人差別政策の推進案などを聞かされて

欲求はわかった。しかし一体お前はどういう理屈でその政策正当化するのか」と聞くと

普通の日本人ならこう思うの!」と返してきて全く話にならねえ頭に糞でも詰まってんのかボケというアレ。

 

私は普通だもん常識だもん私の考えが普通で正しくて当たり前なんだもんみたいな話になんねえ寝言

低学歴ネトウヨと会話してるならしょーがなーと思ってあきらめてるけど

大学先生に同じレベル論理発言されるとゾッとするんだけど。

でも大野先生個人がこうと言うよりネットフェミの人や規制の人マジでこのレベルだよね皮剥いていくと。  

   

  

7.「性的表現指向性」ってなに? 言葉の中身まで考えて言ってる?

大野左紀子@anatatachi_ohno 7月3日

性的表現それ自体が悪いのではなく、性的表現は何であれある指向性を含むから

なるべくニュートラルであるべき公共の場では使用しない方がいいというだけのことだ。

そこを押さえて初めて、個人表現意味が出てくるのに、表現者としてそんなこともわからないのかと言いたい。

大野左紀子

@anatatachi_ohno

相変わらず内容不明な「性的表現」の問題はいったん流すとして、性的表現指向性ってなんだろう?

ミニスカート女性とか半裸の男性とかはニュートラルでない存在なの?指向性があるの?

じゃあ「ミニスカ女」と「半裸男」の指向性ってどのような方向かたった2例だからちょっと具体的に説明してみてくれない?

 

申し訳ないけど、かなり無理のあるそれっぽい表層的なお題目をやっつけで持ち出してきたようにしか見えない。

「フシダラっぽいからやめましょう、フォーマルにいきましょう公共の場だから」のほうがまだ「普通」な理屈じゃない?

柴田えりに「フシダラ狩りかよ笑」って言われたから仕方なく別の理屈ペタッと貼り付けましたってだけじゃないのこれ?

 

大野左紀子@anatatachi_ohno 7月3日

公共の場」がはっきりしないという意見に。今回で言えば行政やそれに準ずる機関・催しは公共。他には医療教育公共交通機関公共に含めていいと私は思う。

そこでは性的表現アイキャッチにすることは避けられるべき。

性的表現」とはなんなのかの説明を逃げ回る時点でこんなの何も言ってないのに等しいんだけどそこを大甘で見逃して、

性的表現アイキャッチにすることは避けられるべきがなんでなのかまた説明出来てないよね。

指向性???)があるから、でしたっけ?

 

「フシダラだから」「わいせつ物に準ずる雰囲気があるから」「なんか下品から」「週刊ローレンスかよ」のほうがまだよっぽど「普通」な理屈だと思うけど

そこはさきに柴田に攻められただけ。

 

    

8.まとめ

大野左紀子@anatatachi_ohno

7月3日

スレッド全部読んで理解するのをすっとばした条件反射が増えてきたな)

大野左紀子@anatatachi_ohno7月3日

最初から最後まで「私の思っていることや考えていること」を書いているのに、「貴方感想」とか「個人主観」とか言って否定できた気になってる人なんなの)

このツイート見るだけでどんなクソリプがついてるか手に取るようにわかるのでそこは同情します。

  

しか大野先生の話をちゃんと通しで読んでもこれは話になんないですよ。

 

公共の場で性的表象NG

NGである性的表象」の具体的なライン提示しない。

 

規制を掛けられそうになったらそこへ反論していくのではなく

しろなぜお前等に自由などが認められるべきなのか説明するべきである

 

私達の主張には根拠説明は要らない。

何故なら私たちは「普通」だから

普通」に疑問をさしはさむお前等がまずい。

  

公共の場で性的表現がまずい理由はえーとえーとフシダラはダメなので…

性的表現の孕む指向性公共の場のニュートラルさを損ねるから!」 

 

 

全体的に何言ってんのかわかりませんね。

おそらく酔っぱらうかなんかしながら連続tweetしたのもあってこの出来なのでしょうから

はてなブログかなんかできちんとまとめて再トライされては? 

 

 

追記

まずは自治体広告ガイドラインを見てくるといいよ。

マジで

柴田大野先生もそういうとこで争ってんじゃないと思うんだけど。

 

何の権限もない一般人基準を設けろなどと迫るのなら、まずは「基準が示された場合はそれに従う」旨、線引き論者全員の合意をとるべき。

なんじゃそらw

じゃあ俺もなんの権限もないけどお前の呼吸回数を規制するわ。

一分十回までな。 

ラインを明確にしたから守ってくれるよな?

 

あのさあ、実際に何の権限もない連中がお気持ちであの表現だめこの表現だめつって炎上させて電凸して表現を何度も狩ってるわけだ。

 

せめて規制基準を示してディスカッションしたら?

と言ってんの。

そういわれるとどこまでも逃げ回るだろ?

 

自分達の要求正当性説明できない。

理由を示してチェックされたり反論されたりするのが嫌。

何も言わずに飲んでくれると約束がなきゃいやなの!

あかんぼうかおめーらは。

 

つかルール曖昧からこそ表現者は倫理的限界を攻められるんだけどなあ

2021/07/05

おためごかしぬかすなw

規制基準曖昧にしておかないとボクチンたちお気持ちチンピラがいちいち規制理由説明しなきゃいけなくなってたのしくない!もっと自由に暴れさせろ!」

のまちがいだろ。

 

大野先生にもいったけど、自由権利が先にあって、特別理由があるとき例外的に制限されるの。

から制限基準曖昧だったら恐ろしいの。それでも制限したいのが君たちなんだからせめて責任もって基準を示そうよ。

 

こっちの人達は線引ができれば抜け穴を作れるとしか思ってない。そんな要求に付き合う必要はない。

2021/07/05

ほらね、これが本音よ。

基準なんかなく自分気持ちのままに規制したいかラインを示したくないでちゅ。

これでしょ?

 

明白かつ自明に「普通である私たちがいて、私たち感覚に従わない悪い奴がいる。だから無限に変わる基準一方的に取り締まらないとダメなの。 

 

これが本音。知能のレベルも思い上がった独善性ネトウヨと一ミリの差もねえ。 

 

ついき2

トップが入れ替わって「公的に定められたガイドラインにあのポスター違反しておるぞ」と言うブコメが上位を占めてきてる。

今そういうステージの話をしてないと思うけど、あのポスターを叩く理由にそれを使うなら少なくとも明文化された基準が使われてるだけ文明的だと思う。

  この手の主張、規制するなと言っている側が結局は具体的な手枷足枷を作ってくれと言ってるわけで、表現の幅を狭めたいのか広げたいのかどっちなのかと思う。

2021/07/05

みんなの前に具体的な手枷足枷を置けたら、「この手枷足枷は公正妥当か」についてきちんと議論出来るよ。

 

先生とも思ってないくせにな

敬意と親愛の情を込めたので超心外

2021-06-29

声優ライブ野郎コールいらない

DVDブルーレイとかで見るとき野郎の声カットできるように切り換えれるようにしてほしい。

指向性マイクとか使えば演者の声だけ録音したデータも作れるはずだ。

そういえばエロアニメでも竿役の声切れるようにしろって言ってる人いたな。同感。

なぜ女を楽しむためのコンテンツ野郎の要素を混入させる必要があるのか。いや、ない。

もしかしてオタクって不細工同士でつるんでるのいるけどそういうホモソーシャル関係あるのかね。

少なくとも自分妥協して目が腐るような顔面とつるむよりは孤独のほうがましだと思うんだけど。

せめてプライベートぐらいは女で満たしたいと思うもんだ。そういう意味不細工同士でいる奴らって何のためにオタクになったんだと矛盾を感じる。

2021-06-03

菅義偉に見る、エグゼクティブオンライン会議セットアップ

まずはこのニュース映像を見てほしい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210602/amp/k10013064721000.html

日本政府主催した国際会議ワクチンサミット菅義偉茂木敏充発言という話だ。

内容は、途上国ワクチン供給する資金提供し国際枠組みでやる、アメリカはじめ西側諸国協調して、でもアメリカ以上の拠出金にならないように調整しつつ、中国ワクチン外交に対抗していきますよ、と言う話である

まぁこれはよい。がんばってほしい。

良くないのは、菅義偉茂木敏充会議絵面であるどうしてこうなった。だれかきちんと見る奴はいないのか。

エグゼクティブが国際会議に出るなら、多少は知識のある奴がちゃんとやれよ。もうオンライン会議になって1年以上たってるが何故こうなのか。

日本行政系のITオンチ煮詰まったような画面になっているので、批判する。

何が駄目か

列挙すると


詳しく説明する。

マイクがクソ

何故か会議室のマイクをもぎ取ってきたようなグースネックマイクを使っている。しかも端に置いてぐーっと伸ばして口元に持ってきている。

なんだこれは。

カメラが正面にあり、しか話者椅子から動かない想定なら、カメラに高指向性ガンマイクをつけて音をとるのが第一選択だろう。メリット

EU大統領はこのスタイルのようだ。

デメリットもあるが、今回の場合問題にならないだろう。

それが無理なら、次はラベリアマイク、いわゆるピンマイクにするべきだ。ラベリアマイクはかなり調整が難しいのだが、上手く取り付けられれば、安定的に音が拾えるので便利だ。

そしてそれすら無理なら、普通の会見のようにマイクスタンド普通マイクをつけてやるべきだ。アメリカはこのスタイル。そのマイクテーブルの前下から狙っても十分に音が拾える。

どうしても会議室用グースネックマイクしかないとしよう。それにしてもマイクの使い方が間違っている。

会議室用グースネックマイクは通常単一指向性比較的感度が高い。具体的に言うと、マイク真正面が最も感度よく音を拾い、雑音が入らないようにそれ以外の音をできるだけ拾わない設計になっている。

故に、基本的にはできるだけマイクが口の方を向くように設置するのが正しい。また、口の方を向くように設置したら、口とマイク距離がかなり離れていても音はきちんと拾ってくれる。

一方でこれはなんだ。画面の端に寄せて横からマイクをあてている。それで菅義偉の者の声が音が小さかったのか、不自然に伸ばして近づけている。一方で茂木敏充は声が出かかったのか、マイクは下に伏せられている。

使い方を間違えている。グースネックマイクはできるだけ正面に置け。正面に置きさえすれば、少し下側にあっても音はちゃんと拾ってくれるはずだ。そして、声の大小はミキシング側で整えるべきで、マイク位置での調節は最小限にすべきだ。

政府記者会見場のマイクをみよ。あのマイクはグースネックではあるがワイド指向性マイクだと思われる。あのようにきちんとそうなっているのに、どうして今回はこうなったのか。

水がクソ

何故か画面の端に水が置いてある。これも非常に中途半端位置に。しかも謎の瓶。

ペットボトルでないのは評価しよう。SDG’sの観点からプラをやめたんだね。これはわかる。わかるが、何故もう一歩進んで、水差しにしなかったのか。国会ですら、あるいは通常の会見ですらちゃんと水差しを使っているのに、何故こんななのか。

いやちがう、瓶そのもの問題なのでは無い。このように無計画中途半端に画面に入れてしまうのか。

置いておくことで何らかの演出効果を狙うのならば、きちんと水差しを使うなり、瓶である事が大事ならば近くにおけ。戦略も無くだらだらっと置くんじゃ無い。そこはテーブルじゃ無い、舞台、あるいは戦場なんだぞ。

名札がクソ そのせいで画角がクソ

物理三密会議用の名札を出す必要は無いだろう。

今回の名札は、物理三密会議での名札をそのまま置いてしまっている。その名札が入るようにカメラ位置を決めたことで、画面が中途半端になっている。それでもカメラマンは正面に菅義偉が映るように工夫したのだろう。文字が画面のギリギリにして、上によせている。努力と苦悩は分かるが、これがさら中途半端雰囲気を醸し出してなんとも垢抜けない。

しかも、映像からはこの名札、完全な黒ではなくて、微妙に濃いグレーのような文字色になってる。おそらく柔らかい印象を与えたいという意図なのだと思うが、映像場合そんなニュアンスは飛んでいるし、相手環境によっては読みづらい印象を与える。

そもそも映像だけなら物理名札は不要だ。合成が読みやすい。他の中継先から映像字幕があるようなのに、なぜ菅義偉茂木敏充だけは物理名札か。

合成方式であれば、カメラ画角自由に設定できる。NHKニュース映像では、実際の映像クロップし、顔がバランス良く映るように調整している。物理名札さえなければあのようにセットして映像を流すことができたはずだ。

背景がクソ

政治家の無茶なオーダーに対して、会場を作った人の苦労がにじみ出ているのはわかる。わかるがクソだろう。

まず、日本国旗は白に赤なのに、何故背景が白なのか。なぜ花が白なのか。アメリカをみよ。自国国旗特性をよくわかっていて背景を作り上げている。

さらに、背景に中途半端に入った謎の模様は何を意図している?  ビバホームで売れ残っている壁紙でも買ってきたのか?何がしたいのかわからない。

背景とは演出である雰囲気空気感を作るものだ。なんとなくでやってはいけない。

比較的安上がりで雰囲気を出すには、カーテン有効である。例えば内閣官邸記者会見場などがそうだ。少し落ち着いた色を用意して、そこに国旗を掲げる。

花は不要だ。花は目立つ。今回は菅義偉を完全に喰ってしまっている。メインは菅義偉なら、後はそれを引き立てるようにせよ。これではだれに注目させたいのかぼやけてしまう。どうしても花を入れたいのなら、ワンポイントにするべきだ。

そもそも首相官邸ならばきちんと整えられた相応しい背景のある会議室がいくつもあるはずだ。木材の集積材を使った壁、焼き物を使った壁、竹を取り入れた和紙壁紙を使った壁、いろいろな背景があるのに、どうしてこうなったのか。あるいは、既に1年たった。執務室風のようなスタジオを作っても良かったのでは無いのか。

聳え立つ巨大な他山の石

これを他山の石とすれば、エグゼクティブによるオンライン会議セットアップをどうすればよいのかわかってくる。

カメラ自然ボケとピントがきれいに合う、デジタル一眼系のカメラを用意すること。ピントと自然なぼけみが得られれば、周りがほどよくぼけて、ピントが合ったところ、話者が自ずと浮かび上がってくる。

マイクは適切なものを適切に使うこと。一人に一台固定カメラなら、カメラから指向性の高いマイクで狙えば良い。最低限ホール用のマイクを使う。会議からもぎ取ってきたようなマイク適当に使わない。会議マイク会議室でよいようにできているのだから

机の上に置くものや背景などは、それらが全て印象を決めると心得て選ぶこと。目的は何で、誰を引き立たせるのかを考える。難しければできるだけものを置かずにシンプルがよい。

必要な道具や原稿をどうしても置かなければいけないのならば、画面の外に追い出せばよい。映らなければないも同じである

逆に必ず写すべきもの存在すると、それを映るようにカメラの設置に制約がでるのでしっかりと設計をすべき。

2021-04-26

AirTagへの見解畏敬の念bingキャッシュ版)

以下は、2021/04/24 時点 (クローラー最後アクセスした時点) で表示されていた Web ページのスナップショットです。これは、検索結果のランク付けのために使用されたページのバージョンです。実際のページは、最後キャッシュされた状態から変更されている可能性があります。変更後のページ (強調表示なし) を表示するには、最新のページにアクセスしてください。

どうも。Appleが新しく発表したAirTag、すでにお買い求めになった方も多いのではないでしょうか?

私はそのAirTagと目下同じ領域製品となるMAMORIOという紛失防止タグを開発・販売する日本スタートアップをしています

AirTagが発表され、様々なことがわかってきましたので現在のところの見解をまとめておきたいと思っております。今後変わる可能性はありますが。

現時点のAirTagへの見解は?

Appleにとっても相当危険な賭けだろうなという認識です。ニッチ領域としてスタートアップがやるのと、世界一企業がやるのとではユーザーから求められる水準や期待値がかなり違うはずです。現在の紛失防止タグという製品が抱えるそういった課題点をどれくらいクリアできているのか、あるいは今後向き合うつもりなのかが問われていると思います

現在の多くの紛失防止タグが抱える課題点は大きく分けて3つあります

探知精度、プライバシー利用者情報リテラシーです。それぞれについて解説します。

1.探知精度の問題

電波距離数十メートルBluetoothを用いて追跡を行う場合BT範囲外においては第三者スマートフォン端末の位置情報活用してトラッキングを行う仕組み(弊社ではクラウドトラッキングと呼んでいる)があります

MAMORIOではMAMORIOアプリDLして登録しているiPhoneAndroidユーザーネットワークを通じてトラッキングを行っています。AirTagではこれをOSレベル実装世界中の全iOS端末で匿名トラッキング実施する仕組みだと説明されていますAppleではこれを何億人のユーザーが探してくれると表現していますが 、では果たしてこれは具体的に何%の確率で見つかるのでしょうか? 今現在アクティブな端末数は?見つかっている数は?  ユーザーにとってはそれが真っ先に知りたいはずです。しかし、AppleはAirTagを探す手伝いをしたデバイスが誰のものか、Appleですらも知ることはできないと言っています。つまり見つかるかどうかはわからないし統計も取れないということです。あくまで探してくれる「かも」、見つかる「かも」、という仕組みの話を言っているだけになります。 Apple製品であれば利用者も圧倒的に多いはずですが、それでも仕組み上 、人が訪れないエリア電波遮断された状況などでは見つけることは不可能です。つまるところAppleのいう「探す」ネットワーク果たして本当にどれくらい有効機能しているのかは誰にもわかりません。あなた想像の中にだけあります

 MAMORIOでは日々ユーザー間のすれ違いの数をアプリで誰にでも見れるように公開し改善をおこなっています。また端末間のすれ違いだけではなく、より確実に忘れ物や落とし物が見つかるよう全国鉄会社700路線の遺失物センターに専用の受信機を設置し、設置場所ウェブサイト上に公開、地点名での位置情報登録し落とし物が届けられたら見つかる仕組み構築しています。当然、AirTagの仕組みに比べたら遥かにユーザー数は少ないですし、100%落とし物忘れ物が見つかるわけではありません。だからこそ可能な限り真摯事実を伝えることが大事だと思ってやっています

 Appleのやり方はこうした製品の前提となる説明飛ばし、非常に作為的で不誠実な伝え方ではないかと思います

 また、位置情報の誤差の問題もあります。「探す」アプリ自分iPhoneの端末の位置情報を見てもらえばわかると思いますが、自ら通信するiPhoneですら誤差が生じていてずれているのがわかると思います。屋内ではGPSの精度はかなり落ちるのです。ましてやAirTagは第三者とのすれ違いを活用する以上どうしても誤差が発生するはずです。また拾った人がAirTagの電池を抜いてしまった以降は当然追跡はできません。最後にあったはずの場所をここだと思って探していたら、とっくに持ち去られてしまっていて見つからない、という可能性は大いにあります

また、GPSを組み合わせて位置情報特定する以上、数メートル〜数十メートルの誤差は発生します。住宅密度の高い場所であれば実際の場所とは異なる隣りの家やビルを指し示す可能性はかなりあります。AirTagが入った自分の盗まれた財布がここにあると思い怒鳴り込んで入っていったら実は違っていてトラブルになった、ということが起こりうる可能性は非常に高いです。日本ではすいませんでした!の笑い話ですむかもしれませんが、海外であればそのまま不法侵入で射殺されてもおかしくありません。このようなリスクについてAppleはきちんと利用者説明を行っているのでしょうか?

この問題MAMORIOももちろんついてまわりますが、事前に仕組みや機能についてある程度理解をしていただいた上で購入する層を対象としているMAMORIOと違い、AppleブランドであるAirTagではユーザー層も多岐に渡るはずです。 当然利用者が多くなればなるほど、見つからなかった、そんなことは知らなかったという声や事例も多いはずです。その際のネガティブな声でAppleブランド毀損してしま可能性はあります。そういったリスクを背負ってなおAirTagを出したという判断に対してただただ感服です。

また同じ問題UWBを用いたトラッキング機能もついてまわりますUWBの特徴は数センチ単位での位置特定可能指向性ではありますが、電波である以上遮蔽物や環境の影響は大きく受けます。どれくらいの近さだと見つかるのか、遮蔽物の影響はどれくらいか、利用する環境によって異なるため、実際にユーザー期待値を下回る可能性も高いです。

 それでも世界最高の企業であるApple社が手掛ける以上、既存の紛失防止タグよりも素晴らしいユーザー体験であることは間違いありません。見違えるような体験になるはずです。しかし大多数のユーザーにとって紛失防止タグというのは未だ未知の存在であることも事実で、はたしてAirTagを初めて触ったユーザーがそのユーザー体験を許容するか、紛失防止タグのものへのネガティブ評価になりかねないか非常に懸念しています

2.プライバシー問題

2つ目はプライバシー問題です。物の場所を探せるということは、当然ストーキング行為などに使われるというリスクがあります。紛失防止タグ以外のGPSラッカーにもこの問題はありましたが、GPSラッカーがそこそこの大きさ(スマホサイズ)、短い電池寿命(3日程度)、通信回線契約の有無(通信キャリアへの契約必要)といった形で、利用条件が限定されるのに対し、紛失防止タグは極小(小銭サイズ)、長寿命(1年程度)、通信契約不要匿名利用可)といった特徴があります

 しかしながら、前述の通り紛失防止タグBluetoothを用いている仕組みゆえ、第三者スマートフォンとのすれ違いによってしか位置情報特定することしかできません。そのためストーキングのために悪用するには対象が偶然タイミングよく他のユーザーの近くを通らなければ位置情報特定はできません。今までの紛失防止タグは精度とプライバシー絶妙バランスがこうした問題の発生を防いでいたとも言えます

しかし、Airtagは違いますiPhoneの普及率を考えると通信精度はGPSラッカーを上回り、屋内でもかなりの精度がでる可能性が高く、小さく、長寿命で、匿名性の高い追跡デバイスとして猛威を振るう可能性があります。(またその普及度と知名度ゆえにそういった悪意を誘発してしま可能性もあります

もちろん、Appleはこの問題に対して様々な対処を行っていると述べています

 例えば、近くに第三者のAirTagがあれば手元のスマートフォンに通知を行う、また近くのAirTagを鳴らして探せるというものです。ストーカー目的第三者のAirTagが近くにあれば、スマホがお知らせてしてくれる、探せるから安心といえば聞こえはいいですが、あくまでこれはiPhoneを持っているユーザーに限っての話しです。Androidユーザーは当然この恩恵には預かれません。つまるところAndroidユーザーは誰でもAirTagによって追跡されてしま可能性があるということです。Apple企業としてプライバシーを大切にする姿勢は称賛に値します。が、だからといってそれはiPhone製品を使っていなければ誰でも位置情報を追跡されるリスクを背負わされるということにはならないはずです。

まりAppleのやっていることはこうです。

Androidをお使いのあなたはAirTagでストーキングされても気が付かない可能性があります。でもストーキングされてもすぐにわかから安心そう、iPhoneならね」。

このようなやり方には非常に狡猾な悪意を感じます

 またApple第三者のAirTagが近くにあるとき以外にも、登録者のスマートフォンからAirTagが一定期間(3日程度)離れた場合、音が鳴って周囲に存在を伝えると言っていますAndroidであっても、NFCをかざせば音の止め方や詳細がわかるといいます。これでAndroidユーザーなら安心、、、となるのでしょうか?

 今この時点でAirTagを知っているような情報感度の高い熱心なAppleファンにとってはAirTagやその仕様常識かもしれませんが、Androidユーザーや多くの人にとってAirTagはまだまだ未知のプロダクトです。ましてやシニア層が多い日本ならなおさら。どこからもなくタグから音がなったときにそれに対して誰しもが第三者のAirTagと気づいて適切に対処することはできるのでしょうか? またそういったことへの啓蒙Appleは行うのでしょうか? またAppleは「探す」ネットワークサードパーティーに向けて開放しており、今後様々な形状や特徴を持ったデバイスが登場する可能性があります。AirTagであれば象徴的なデザインなので、すぐにそれと認識することができるかもしれませんが、それ以外のサードパーティーデバイスを逐一見分けることは一般ユーザーには不可能です。なんだか見たことのないデバイスから音が鳴ってなにかの故障電池切れかなと思っていたら、実はトラッキングされていた、という可能性が誰にでも起こりうる可能性があります。そのリスクAndroidユーザーさらされているのです。

また鳴るタイミングが周囲の人間にはコントロールできない以上様々な状況で鳴ることがありえます大事センター試験中になり始めたら? 車の運転中にAirtagがいきなりなり始めたら? 静粛なコンサート中になり始めたら?

また、深夜の暗い家や屋外であればなり始めても見つけられないことも想定されます。深夜にゴキブリの影を見つけてそのまま見つけられなかったことを考えて見てください。ぞっとしますよね。

女性ならストーカーに使われる可能性もあるAirtagの音が自分の部屋で鳴るだけでそれを見つけるまでは恐怖でいっぱいになるはずです。あるいは誰かが嫌がらせでその音を鳴らすだけで相手を追い込むことも可能です。

そういった状況でも落ち着いて誰しもが適切に対応ができるようApple信者以外の全ユーザーにも啓蒙をご丁寧に行ってくれるのでしょうか? 本当にありがたい話ですね。

さらAppleは「探す」ネットワークについては、匿名化を行いAppleでさえも一切のデータを持ち得ないとしています

電気通信事業法では、公共電波通信を扱う事業者責任として利用者通信の秘密の保護は厳重に定められておりますが、一方で裁判官の令状による通信履歴等の 取得・提供児童ポルノの閲覧に対するブロッキングなどの緊急避難通信の秘密の侵害に当たらず状況に応じて適切な対応を行うことが求められます

Appleはこういった犯罪悪用リスク可能性についても、仕組み上自分たちはデータを一切保有しておらずわからいか責任はないといっているのです。各種電気通信事業法を遵守し事業を展開している通信キャリアが構築した通信インフラ網やそれを利用する人々のスマートフォンネットワークフリーライドし、悪用にもされうる可能性のある新たな通信サービスを構築・提供しその責任放棄しています。これは非常に危険なことだと思います

 もちろん当然、MAMORIOでも同じ問題は発生しえます。そのためMAMORIOでは製品の利用にあたっては各種法令を参照して運営するとともにサービス登録にあたっては利用規約プライバシーポリシーを明示し、データも厳重かつ適切に管理を行い取り扱っています。今後も必要認証制度を適切に取得していくつもりです。また関係当局より打診があった際はそれが規約合致する適切なものである限り、事業運営者として対応真摯におこなっていくつもりです(現在のところそういった事例はおきていませんが)

 こうした事業運営責任所在を明らかにせず、匿名化し、運営者自らがそれを知りえないからといってその責任は許されるものではないのではないでしょうか? 

文字数制限のためhttps://anond.hatelabo.jp/20210426022649に続きます

2021-03-17

今年「も」新人研修は工夫なしで

大手SIerには、社員教育のための研修会社があって、外部の受講者も多数受け入れてるんだけど、毎年新人研修もたくさんあるのね。

顧客企業別に顧客先で行うこともあるし、逆に研修会社教室複数企業から新入社員を集めて開催することも。もちろん、去年はオンライン「でも」開催してたよ。今年も、オンライン「の場合も」あるよ。

でも、あえて教室でやるクラスもあって、しかもそこにまぁまぁ申し込みがあるのね。もちろん新入社員が選べるわけはないから、入社企業の人事が決めてるのよね。本当にかわいそうだな、と。

長くて3か月、たいして広くない教室で、100人以上の、若くて行動力のある新入社員が集まって (※)、あいさつとか (顧客先だと) 社訓唱和とか、ビジネスマナー (笑)名刺交換や商談ロールプレイとか、声を出してね。講師も、地声で語り掛けるのが良い講師だ、みたいな謎の地声信仰があるから、声を張るし。どこの研修会社教室も、オフィスビルのそれなりに高い階だから、窓もないし、空調はビル内の空気をかき回すだけ (空気清浄機はあるけど...ね)。ちなみに去年、まだ危機感が薄かった地方では、講師だけオンライン、受講者は会社に集まってZoom画面をスクリーン投影して受講、朝は社訓唱和とラジオ体操、とかあったよ。

そして新入社員研修から毎日パソコンや机や備品の清掃は新入社員任せになるわけね。合宿ではないけども、毎日東名阪の中心地に、各地から若者が集まったら (※)、そら...ね。

若者批判してるんじゃないよ。集めるほうが頭おかしいんだから

新入社員どうし、新入社員と先輩が対面して関係を深めること自体否定しないよ。でも、それは研修以外の場で、企業責任でやったらいいじゃん、という。

もちろん、オンライン研修もあるよ。でも、まる1年経ってるのに何の工夫もないんだ。

教材は相変わらずA4縦の紙フォーマットを崩さないので、PDF提供しても、毎ページ毎ページ、上から下にスクロールしなきゃいけないし、そもそも講師スクリーン投影して「プレゼン芸」するためのものから、小さなノートPC、ましてやスマホの画面じゃ見えないんだよね。

そして、今までなら教室PCセットアップしてたソフトウェア類も、オンラインだと手順書を渡して、新入社員セットアップさせるのね。それができるなら、研修を受ける必要がないじゃない。手順書を読んで、MySQLPCインストールできる人なら、自力SQL勉強できるでしょ。そして、実際には大半がうまくできないけど、オンラインから大したサポートもできなくて、結局、何度も再インストールさせたり、挙句の果てには、「講師グループメンバー操作を画面共有で見ていてください」と。世の中、Google ColabとかPaizaとか、MoodleでもCodeRunnerとか、ブラウザで各種ソフトウェアの実行ができる環境が山ほどあるじゃない。なんで今年もローカルPCセットアップさせるのよ。

研修自体は、ZoomやWebExを使って行うんだけど、ここにも工夫がないのね。「集合研修をただオンライン化しただけ」なのね。9時17時、講師が画面共有したスライドを表示しながらずーっと語って、時々指示に従ってPC操作して、研修全体のカリキュラムがあるから時間が足りなくても、もっと考えたくても、「はい、じゃあここまででーす」と打ち切られて。講義も、マイクの使い方を知らない講師が、鼻息や口クチャクチャを挟みながら、たまに手でゴソゴソ触りながらで、ボリュームがでかすぎて割れてる人と小さすぎて聞こえない人がメイン・サポートで同席したりして、みんながYouTubeで見るような動画、あるいはラジオとはかけ離れた音質で語るのよ。そして、講師が補足などを画面にマウスで下手くそな字で書くのね。それをメモしなさい、とか。せめて2、3000円のペンタブを使いなよ。いや、どうせいつも語ってることなんだから、あらかじめ教材に書いときなよ。講師って、「ちなみに」「実は」とか補足したがるけど、あれ毎回やってるからね。(それが「講師価値」なんだって)

それに、新入社員のみんなは、自宅やら寮やらで受講してるんだけど、講師はなぜか都心教室に集められて、メイン1人、サポート2、3人が同じ部屋で配信しなきゃいけないのね。なぜ。別に教室が10Gbpsとか、そんなんでもないよ。何なら、戸建てのフレッツより遅いよ。顧客先での新人研修でも、新入社員はいないのに、顧客先の会議室に行って、そこからモバイルWiFi配信するんだよ。Zoomから顧客イントラとか無関係だよ。「講師が集まることで、密なコミュニケーションをとり、受講者を的確にサポートできるからだってさ。いや、研修用のZoom以外に、SlackでもDiscordでも用意しておけばよくない?

そんな「オンライン研修」のやり方が、今年も変わらないんだよね。研修会社からの指示も、「小さな画面で受講する人もいます (でも教材はA4縦です)」「長時間の受講は疲れます (でも9時17時、カメラオンで受講を義務付けます。受講態度も点数化します)」なんて、改善する気がなくてさ。そもそも、そういう「お気持ち」への言及だけで、より高品質研修 (ライブ配信) のためには、回線が何Mbps必要か、WireSharkで測りました、とか、モバイルWiFi研修実施した時の1日の帯域変化を調べました、とか、マイクミニプラグとUSB接続ヘッドセットと据え置き、単一指向性と無指向性で音質がこう違います、とか、カメラ画素数と光の当たり具合で、講師がこう見えます、とか (そもそも別に講師の顔なんて必須じゃないと思うけど)、Zoomのここをこう設定すると、画質、音質、ユーザビリティが向上します、とか、何も「1年間コロナ禍で研修ビジネスやって得られたノウハウ」をご教示いただけないんだよね。講師の側も、そういう知識スキルがない「退役エンジニア」「文系・未経験研修会社入社した講師」がほとんどだからさ、今年もたくさんの講師スマホイヤホンマイク講義するみたいだよ。

まとめると、「大して顔も声も良くない、配信環境も良くない、(研修から) 面白くもないオッサン・オバサンの、CM音楽ゲストもない糞音質の語りを、9時17時聞き続けなきゃいけない新人研修」って辛すぎませんか、と。まる1年前ならまだわかるよ。ノウハウがない中、急遽オンラインしました、と。でも、1年経ったじゃない。

いろんな大学調査でも、「ライブよりオンデマンドが良い」という結果が出ているように、ちゃん勉強たかったら、自分のペースでやりたいわけね。応用的なディスカッションの場は別途日時を決めて設けるとして。もちろん、企業研修になると勤怠管理の側面があるから、「僕は夜型なので、真夜中に受けます」とか「土日にまとめて視聴します」とか言われると困るんだけど、それでも、カリキュラムの都合でわからなくても先に進まれるよりは、ちゃんとわかるまで学んだほうが、よっぽど顧客企業が求める「新入社員の成長」につながると思うんだよね。サポートだけ、時間を決めて講師が常駐すればいいだけで。そもそもライブ教室ぶん講師を確保するよりは、コンテンツ収録に1人確保して、あとはサポート要員として複数教室をまたいで確保したほうが、コストパフォーマンスもよっぽどいいと思うけどね。

実際、そういう研修会社新人研修を受けたもうすぐ2年目のビジネスパーソン () が、増田にもいると思うから意見を伺いたいよ。

2021-03-03

オンラインMTG、音声品質低い人が混ざるとめっちゃ辛い

頑張って聞き取るのにめっちゃ集中力使うのでとにかく疲れる

明らかに何言ってるかわからないレベルの人はいいんだけど、微妙聞き取りづらい感じの人はなかなか指摘しづらい。。

バリバリ在宅みたいな会社はもう強制的指向性マイク送りつけるとかネット環境整備費とか出してあげてほしい

2021-02-21

高校生までに覚えておきたい情報技術あれこれ100(未満)

  1. Windowsの起動とシャットダウン
  2. スタックウィンドウマネージャー操作
  3. アプリケーションインストールアンインストール
  4. テキストエディタ操作基本的活用
  5. ワープロソフト表計算ソフトプレゼンテーションソフトの違いと得意不得意
  6. オフィススイート操作基本的活用
  7. オフィススイートバッドノウハウ学習とその回避
  8. スケジューラの操作基本的活用
  9. メールの送受信
  10. Webブラウザ操作基本的活用
  11. インターネット情報セキュリティ個人情報保護
  12. インターネットコミュニティとその心構え、関わり方
  13. ディレクトリ構造役割
  14. 効率的ディレクトリ運用
  15. マークアップという概念オフィススイート関係
  16. 指向性ある情報指向性がない情報
  17. 表計算ソフト上の情報指向性
  18. プレゼンテーションソフトによる伝える情報指向性
  19. テキストエディタワープロソフト文書オーサリング
  20. ワープロソフトマークアップ情報指向性
  21. ワープロソフトの書式機能による一括書式変更
  22. 美しいオフィススイートファイルの構築
  23. クラウドオフィススイート活用
  24. マークアップ言語HTML概要
  25. ワープロソフトHTML、書式とCSS
  26. ScratchGUIブロックプログラミング概要
  27. プログラミング情報指向性
  28. Google BlocklyとJavascript
  29. テキストエディタJavascriptプログラミング
  30. JavascriptシンプルテニスゲームPONGを作る
  31. PONGを派手に賑やかにする、見た目と快適さ、ユーザビリティデザイン
  32. ラスタグラフィックスベクタグラフィックスの違い、各画像形式レンダリング負荷
  33. Debian GNU/Linuxインストールパーティション
  34. Debian GNU/LinuxJavascriptプログラミング
  35. Debian GNU/Linuxアプリケーションインストールアンインストール
  36. コマンドライン概要
  37. IDEプログラミングのための統合開発環境
  38. Raspberry Pi 4にRaspbianをインストール
  39. Raspberry Pi 4でLチカ、C言語プログラミング
  40. スクリプト言語コンパイル言語
  41. Raspberry Pi 4のGPIO
  42. Raspberry Pi 4向けC言語ライブラリ活用
  43. Raspberry Pi 4でプログラミングGUI生成
  44. Raspberry Pi 4でプログラミングGUIから操作でLチカさせる
  45. 複数Raspberry Pi 4でネットワーク対戦型PONGを作る
  46. Raspberry Pi 4で各種センサ操作および情報取得
  47. Raspberry Pi 4で各種センサ文字列検索および整形、条件に応じて通知させる
  48. 各種センサデータ表計算ソフトへ記録
  49. データベースとその考え方
  50. データベース種類および形式

足りなかったねん(´・ω・`)

2021-02-15

メディア結論ありきの指向性を持つと碌なことにならない

というのを今回の森元の件で一層感じた。

女性蔑視ということで火がついた一件だが、発言の内容・意図を冷静に考察しようとする有識者が仮にいたとして、"森元女性蔑視差別主義である"という論調報道を展開するメディアから無視あるいは擁護しているとして吊し上げられただろうと思う。

個人的にはメディアには中立でいて欲しいんだが、視聴率重視あるいはセンセーショナルさ重視によって論調指向性が出したり、党派性を持つ一部のワイドショー的なメディア存在がとても残念でならない。冷静な解説中立報道で、価値判断は受け取る側に委ねて欲しい。

2021-02-02

anond:20210202161225

自信がない男は自分よりレベルの低い女を欲しがるし、女は基本自分よりレベルの高い男を欲しがる。

底辺で周りにも底辺しかいない環境ですこし頭がいいと、この指向性マッチしづらくなって不幸になると思う。

2021-01-15

テレワーク用のライティングマイクの話

ビデオ用のライティング

  1. 顔に当てる照明は直接向けない。白い壁に向ける。
  2. 強い光が良いわけではない。部屋の照明の補助的な光で影を消す
  3. からの光は人の目には違和感がある(お化けライト)。斜め上から光を当てて、首に影を落とす。
  4. 光源は大きければよい。顔の1.5倍くらいの大きさがあれば影が消え始める。小さい光源はほうれい線などが目立つ。小さい照明でも壁に当てれば大きな光源に近づく。
  5. ディスプレイも照明の代わりになる。外付けのUSBカメラを大きなディスプレイ(43インチとか)の手前、画面中央に置くのがライティング的にはいい。(画面がカメラに隠れてしまうが)


マイクの話

  1. よくわからないならUSBヘッドセットを買って、マイクの先端にウインドマフをつければいい。
  2. YouTuberが卓上マイクアームにおいてるかもしれないが、マイクと口との距離が変わったら音量が変わる。ヘッドセットかピンマイクだと口との距離が変わらない。
  3. ピンマイクは手を動かすと服がこすれるてノイズになることがある。
  4. 無線マイクは楽かもしれないが、1時間とかの会議中に途切れたりする。有線がいい。(曲の場合ヘッドセット側にバッファもっておけばいいが、リアルタイムだと通信途切れたら音も途切れる)
  5. マイクは口に近づけ過ぎると近接効果や、ペチャという唾の音までマイクに乗る。遠すぎると声と背景ノイズとの差がなくなってSNが悪くなる。適正な距離がある。
  6. ダイナミックマイクコンデンサーマイク、ガンマイクなど色々あり、単一指向性だと一方向からしか音を拾わずノイズ対策になる。ただしマイクの向きに注意する必要がある。
  7. 単一指向マイク説明書確認すること。前だろと思ったら違う場合がある。向きが違うと声が小さいとか言われることになる。
  8. 会議全員の音量が揃わないと聞き取りにくい。1人だけ高いマイクオーディオインタフェースを使って音量を上げても意味はない。
  9. VSTプラグインは他が出来てから導入する
  10. ゲインは音を録音して、波形が振り切れてない(クリップされてない)くらいのゲインがいい。背景の小さい音はノイズゲートプラグインで切るためにも

2021-01-12

anond:20210111123015

それはVにしろアニメしろ、選球眼によるところが大きい。Vだからアニメから、ではない。

選球眼、つまりそれらの場において自分に合うものを選び取る能力次第だが、増田場合Vの場で選球スキルがうまく働いた(アニメの場ではうまく避けられなかった)という経験があるせいでそのような認知になるのだろう。

他人もそうなるとは限らず、むしろ逆の印象を持つ人の存在も相当数いるであろうことは想像できる。「いやVの方が断然中の人の色恋や育ち良い感(=家庭愛)やスキャンダルでこっちがダメージくらう事多いわ」という具合にである

個人的には愛や恋を過度に避ける指向性理解しがたい。

もちろん俺は増田とおそらく同類で愛や恋といった沙汰とは縁遠い世間的に見れば寂しい生き方をしてきた人間ではあるが、作品鑑賞をするとき架空人物たちが愛や恋に邁進しているのを温かい気持ちで見守ることはできる。

おそらく自分境遇比較しすぎてしまうからそれらへ拒絶反応が出るのだと思うが、俺は自己を客体化した上で別の世界と混ぜ込まない(=比較しない、羨まない)スキル自然と会得できてしまったので、避けるという発想がない。

もちろんドロドロでガチガチ恋愛ものを好む訳ではないし、むしろ専門外な分だけ苦手で、わざわざ選んで見るタイプではないのだが、書くのに飽きてきたのでこのへんでおわりにする。ではさらばだ。ビュオッ

2021-01-08

飛沫感染に対する感染防止策まとめ

自分理解の整理のためのメモ

COVID19の感染経路について

接触感染飛沫感染エアロゾルによるものを含む)がある。

接触感染については手洗い、消毒などで対策可能であり、これはイメージやすく混乱も少ない。

一方、飛沫感染についてはイメージが付きにくいので、以下で整理していく。

飛沫感染に対する感染防止策まとめ

飛沫感染記述が長くなったので先にまとめ。詳細は次節参照。

吐き出し側の対策(感染者が周りに広げないための対策)

3密を避ける。密でなくても、人に正対することをなるべく避ける。

マスクをする。なるべく不織布など目の細かいものを使うことが有効フェイスシールドマウスシールドだけではほぼ無意味

吸い込み側の対策(自分感染しないための対策)

3密を避ける。

マスクをする。なるべく不織布など目の細かいものを使うことが有効。人と正対することが避けられなければフェイスシールドマスクと併用する。フェイスシールドのみは小粒径の飛沫を避けられないので防護柵たり得なさそう。

環境側での対策(職場・店などでの感染防止策)

3密にしない。特に人の動線・配置をちゃんと考えること、換気を徹底すること。

パーティションによる大粒径飛沫への対策

アフロ設計・加湿・空気清浄機による粒子の寿命の低減。

飛沫感染について

概要

感染者の体内で増えたウイルスが、感染者が吐き出す飛沫を介して飛散し、その吸い込み(あるいは飛沫付着部への接触を介して体内に取り込まれる)によって感染を起こすもの

飛沫と一口に言ってもサイズ分布は大きく、mmオーダーからnmオーダーまでありうる。

飛沫の種類と特徴の推測

飛沫が大きいほど、含まれウイルス量が増え、空気中に漂える時間寿命)が短くなると考えられる。

また、飛沫が大きいほど、フィルターでの捕集効果が高くなる。

飛沫感染に対する感染防止策について

大きな飛沫について

基本的に、くしゃみや咳などの比較的強い気流が発生する状況で飛散する。

大粒径の飛沫拡散指向性が高く寿命も短いと考えられる。

吐き出し側の対策(感染者が周りに広げないための対策)

3密を避ける。特に密集・密接は、他人が正面に来やすい。

マスクをする。ネックゲイターなどの目が粗いものでも大粒径の飛散は防げるが、細かくなって飛散することが想定されるので結果としては感染防止になりにくい。フェイスシールドは大粒径飛沫がジェット的に拡散することを防げると思われる。マウスシールドは、ツバぐらいは止めててくれるかもしれないが、効果は相当低いんじゃないだろうか。

あと、人と正対してくしゃみ・咳をしないように心がける。

吸い込み側の対策(自分感染しないための対策)

3密を避ける。特に密集・密接は、他人の正面に来やすい。

なるべく人の正面にこない。大粒径の飛沫拡散指向性が高く寿命も短いので、正対しなければ避けられる。

正対が不可避なら、個人防護具をつける。粒径が大きく、直接吸い込まなくても体に付着したものを手などを経由して取り込むリスクが高いのでフェイスシールド有効になる。

環境側での対策(職場・店などでの感染防止策)

3密にしない。特に密集・密接が起こらないようにする。

座席配置などの工夫で、人の正面に他人が来ないようにする。

パーティションをつける。基本的には座席配置をしたうえで、首を動かしたときに吐出方向がぶれることに対応するイメージ

さな飛沫について

会話や呼吸など、常に放出する可能性がある。人により飛沫の量・サイズは違う模様(人体の構造由来らしい)、これにより「スーパースプレッダー」なる存在が出うる。

小粒径の飛沫拡散指向性が低く、寿命は長いと考えられる。この様態空気感染に含めるケースもあるようだ。

吐き出し側の対策(感染者が周りに広げないための対策)

3密を避ける。特に換気の悪い空間は小粒径の飛沫が長時間漂い、密度が高まりやす可能性が高い。

マスクをする。なるべく不織布など目の細かいものを使うことが有効フェイスシールドマウスシールドは小粒径の飛沫に対してはほぼ無意味

吸い込み側の対策(自分感染しないための対策)

3密を避ける。特に換気の悪い空間は小粒径の飛沫が長時間漂い、密度が高まりやす可能性が高い。

マスクをする。なるべく不織布など目の細かいものを使うことが有効フェイスシールドマウスシールドは小粒径の飛沫に対してはほぼ無意味

環境側での対策(職場・店などでの感染防止策)

3密にしない。特に密閉状態にしないように、換気を徹底する。エアフローなどを考慮し、人の動線から発せられた粒子が速やかに除去され、他の人の動線にかからないようにする。

湿度を上げ、粒子の寿命を短くする。

空気清浄機などを使い、粒子をフィルタリングして寿命を短くする。

2020-12-31

anond:20201231144903

独特の世界観って酷く言えば自分優先のオナニーってことやろオタク属性精神指向性が一緒やねん

宇多田ヒカルはその中でも、そもそも立ち位置中庸で両性的だったからみんなに受け入れられたゴーストついてるけど

2020-12-05

萌え絵アニメーションに向いてないという勘違い


巷で話題萌えアニメオタク害悪だと主張する記事を読んだ感想である


私は萌えアニメからいわゆる硬派と呼ばれるアニメまで広く嗜む、アニメ視聴歴20年くらいのしがないアラサー男だ。

ジャンプサンデーと言ったお馴染みの週刊誌で人気の原作アニメが、テレ東ゴールデンタイム毎日のように放送されていた頃に、箸で摘んだ夕食のコロッケテーブルの上に落としブラウン管にかじりつく少年期を過ごし、最近新刊が発売された『涼宮ハルヒの憂鬱』をきっかけにいわゆる深夜アニメ世界に足を踏み入れて、今日に至ると言った経歴(他に言葉が思いつかなかった)を持っている。

視聴作品数は、履歴書に書けば人間性理由採用確率が30%減になるくらいあっただろうか。と言っても熱中度でいえば大したモノではなく、どんなに気に入った作品でも円盤を買ったり、グッズ等を買う程度だった。興奮が抑えられず感想ブログに載せたり、二次創作に勤しんだりするくらいならニコニコ動画で他の作品の視聴課金をし始めるくらいには職人気質は持ち合わせておらず、人によってはカステラ茶色の表皮だけをすくって人工甘味料(無いかも)の鋭く刺すような舌触りだけで満足するような、奇怪な楽しみかたをダラダラ続けていただけに見えるかもしれない。

そんな人間がひさしぶりに取れた休日の暇潰しに書いた文章だ。

簡潔に何が言いたいのか知りたい方は、途中全く大したこと書いてないので、最後だけを読んでほしい。

以降は今の俺以上に暇だと宣言できる、大変人間強度に優れた人だけが読み進めて欲しい。


主に作品ごとのアニメーションが持つ性質役割の違いについて横道に外れながら綴っていきたいと思う。

過去に色々な作品を目にしてきている者ならばご理解いただけると思うが、「好きなアニメは? どういうところが好きなの?」と質問を受けたとき、瞬時に心動かされた場面(シーン)が頭の中を駆け巡り、「さてどれから話せばよいものか……」と、全身が幾分高揚している自分がいることに気づくだろう。

それらはキャラクタたちと共にストーリーを辿ることで得られた感覚につけられた名前のようなものだと私は考える。そしてそれらは言葉では表せないが、私たちに中で一種の『共通言語』的な役割を担い、機能しているのだ。


例えば以下のシーンを目を瞑って思い浮かべてもらいたい。


『氷属性もつ冷徹残忍な魔女が、手に持った杖を振るった。その瞬間空間四方から無数の鋭利な菱形をした氷の刃が出現し、彼女の透明感のある艶やかな唇で結ばれる「さようなら」の言葉を合図に一斉に襲いかかってきた』


数々の映像作品を見たことがある人なら、無の空間からパキパキと音を立てながら蒼白い形作られ、魔女の妖艶な笑顔が映った次の瞬間に鋭い氷の塊が視界の中心に集まってくる2、3カットくらいの映像が容易に頭の中に流れたことだろう。

これは性格によるのかもしれないが、私は基本的には物語の進行上は「それ」でOKと考えるのだ。

「それ」とは、視聴者の頭の中で出来上がった薄ぼんやりとした2、3カットのことであり、重要なのは「それ」を我々視聴者に想起させ、作品を補完させることだと考えている。

例えば先のシーンで「魔女がどんな容姿でどんな服装服をまとい、どんな体勢なのか」とか、「魔女と言うくらいなら箒に乗っているのか」とか、「どんな服を身に纏っていたのか」とか、「どれくらい勢いで杖を振ったのか、杖の先はどこを向いているのか」とか、「氷の軌道は直線的なのか最初に外側に弧を描くなどトリッキーな動きをしているのか、時間差のある多段階攻撃なのか」などの質問されたら、スラスラと答えられるだろうか。(……私だけができないのなら怖い。ショックのあまり寝込む)

おそらくだが「いやそんな細かいところまでは……」のレベルの話だと思っている。多分これができる人はきっと絵が上手いはずだ。私は私を含め絵がど下手くその人がこの世にいることを知っている。

ぶちゃけた話、そこの解像度が高くなくても我々には多分『伝わってる』のである

しろ、それでどれくらい負傷するのかとか、実力差はどれくらいなのか、どうやって勝つのか負けるのかなどの次の展開に興味が移っていないだろうか。さらに言えば、この魔女性格はどんな感じなのか? 冷徹なのだから口調は厳しいのかとか、魔女主人公のこと気に入ったりするのか、追々仲間になる展開なのか、と言った、キャラクタの心情の移り変わる様子すら、この段階で期待してそれを軸に妄想を膨らませる人もいるだろう。

さらにここに、


『氷の魔女と呼ばれる彼女は、実は地球に住む人間の種を手に入れようと狙ってやってきた宇宙人であった。侵略活動やすいよう周りの空気自分たちの住む星の大気温度まで下げるため、彼女腰掛けているステンレス製の巨大三角から温度を奪う冷気的な何かを放出していて、空気中の水蒸気が氷結してできた塊を利用し相手冷凍保存しようとしている』


と言ったストーリーの上欠かせない設定が加わった瞬間、魔女攻撃の一連の動きがどれくらい迫力があるのかよりも、物語の展開的な動きの方が気になってこないだろうか。アニメーション上の緻密な動作よりも、ギャグ調を出すためにSDキャラデザや画面効果といった要素の方が卓越してきそうなモノである


要はその作品がどんなジャンルでどんなテーマなのか、その中でアニメーションをどう位置付けているかで、表現千差万別の答えを持っていると考えている。立体的な動きとか力の伝わり方を見て取れるようなリアリティを重視するよりも、もっと感情移入して欲しいかキャラクタの魅力を全面に出す方針があるのであれば、背景のモブと呼ばれる方々まで生き生きと動いていればその画面の映え様に感動するけど、そこに力入れるなら止め絵でも良いかキャラ造形やカラーグラデーションに力が入ってて欲しいよねって意見も当然あると思う。

この時萌え絵かどうかはあんまり本質的問題ではなくて、視聴者各々の共通言語とどれほどマッチしていて違和感あるかないかの話に過ぎないと考える。

これより先は趣味指向トレンドしか言えない領域突入してしまう気がしてならない。そこは表現の自由が担保されている以上、善悪判断軸が及ばない空間である

もしそれに対して「過去多くの作品萌え絵が使われていて、時間をかけて大衆になじんでしまたことで不当にも市民権的なモノを得てしまたからだ!」などと主張してしまっては、もはや時代(トレンド)に対する憎悪しかなく、いつまでも見えない相手との戦いを余儀なくされることになるだろう。

キャラ造形に対する文句ほど不毛なことはない。


ひと昔前にギャルゲー原作としたアニメが多く生み出される時期があった。のちにラノベ原作アニメが多く輩出される時代が訪れることになるのだが、当時としてはニコニコ動画を始めとした他メディアで取り沙汰され、言わば萌えアニメの本流とも言える地位を築いていたと思う。

ではそのどれもが、彼がいうところの『強度』なるものを有してたかというと、……なんとも言えないところはあるかも知れない。

当然のことだが何千枚という数の原画に対して、その全て原作独特の繊細な塗りを再現するのは時間的にも経済的にも叶わず立ち絵差分とスチルと効果のみで表現されていた絵に対して、話の展開にマッチするようにかつゼロから動きを盛り込むのはやはり至難の技のようで、結果的作品の持つ強みを生かしきれないまま終わってしまったものが多くあった印象がある。

その原因は、アニメ萌え絵が向いていないというよりは、テキスト……特にキャラクタの心情面に比重が大きい作品は、初めからアニメーションを十二分に活かせるだけの舞台比較的狭いように思える。キャラクタ同士のウィットに富んだ掛け合いを楽しむだけなら、それこそゲームのように会話と場面移動、要所要所で叙情性の窺える背景描写カットの繰り返しで事足りてしまい、ともすれば動作は間を持たせるためのツールになってしま可能性すらあるのだ。身もふたもない話だが。

まりなんとも言えない感じになるのは萌え絵のせいではなく、作品のコンセプトにいかアニメーションを上手絡めることができるかによるのだ。そしてそれは当然、作品ジャンルアクション主体なのかコメディ主体なのかリアル恋愛主体となるのかでアニメーションの寄与度の上限が決まってくるので、表現手法の一つである「動き」単体で評価した時、ジャンルによる偏りがどうしても出てしまうモノなのだ。画面映えする動きがなくても『十二人の怒れる男』(実写映画だけど)のような名作は生まれる。

実際のギャルゲー原作作品には、画面映えを飽きさせないようなさまざまなアイデアが盛り込まれていたけど、いよいよ話の筋から外れてしまうから割愛したい。


画面を縦横無尽に駆け巡るアニメーションは、突き詰めればただの動きであり、結局は表現手法の一つでしかなく、ストーリーとの直接的な関係がなければ、ストーリーへの直接的に干渉することはできない別レイヤー存在にすぎないとも言える。

絵コンテ等の段階でスクリーン上の動きに込めた意図に気づける目の肥えた人にとっては、「動かし屋さん」の実力が垣間見れる瞬間であり、味の決め手のような作品価値を決定づける重要ポイントなのかも知れない。

だがストーリーの展開に目が向いてしまう人々にとっては「面白い動きだな、他作品ではあんまり見ないカットを入れてるな」くらいに止まっていて、やっぱりキャラ同士の会話やその時に垣間見れる感情自分リーチできるかどうかに関心が向いてしまものだ。

昨日NHKの某番組で紹介されていたが、殆ど人間は1秒間に4,5枚の絵しか見れないらしい。一枚絵のカットの切り替え表現の繰り返しは、程度にもよるのだろうが、予算工程など諸々の事情を鑑みた時、大変妥当表現だと個人的には思う。

昨今のは様々な形が出てきたとはいえ、まだまだ異世界生モノアニメブームが続いているように見える。

少ないリソースで最大効果を期待する戦略としては非常に合理的だと思っている。

ストーリー上の役割が小さい場面では「異世界生モノあるある」やその根底にある「子供の頃に慣れ親しんだRPGの思い出」という共通言語を利用して絞り、作品オリジナルの強みにピボットを置き部分的に「動き」のリソースを割くことで相対的な画面と展開のギャップを生み出し、差別化と人気を獲得するにあたり大変都合が良いのかなと思っている。

この潮流について個人的にどうと言うつもりはない。むしろ当然の流れだと思う。個人的には長らく続いてきた「高校生部活青春ドラマ」がようやく落ち着いてきて、代わりに台頭してきたくらいの感覚だ。時代とともに変遷する価値観や需要を端的に示していると思ってる。


ところで『リトルウィッチアカデミア』というアニメ作品をご存知だろうか。

2017年に株式会社トリガーから出されたオリジナル作品で、ヒロイン少女アッコが憧れの魔女シャイニィシャリオにのようになろうと魔法学校入学し、仲間達と共に成長を遂げていくというお話である。当時OP映像を見てその作り込まれ世界観引き込まれ、全話リアルタイムで追っていた。

ご存知の通りトリガーといえば他にも『キルラキル』や『SSSS.GRIDMAN』を始めとする数々の名作アニメを世に生み出した有名なアニメ製作会社だ。

社名に違わず弾丸が飛び交うような激しいアクションシーンが特徴的で、およそ10年にわたり多くのアニメファンを魅了し続けてきた。

何の因果か、つい先日株式会社トリガーが手がけるのアニメオリジナル放送前となる『リトルウィッチアカデミア』の短編映画原画制作する新人アニメーターたちの様子を追ったドキュメンタリー動画を、失礼ながらもしゃちく☆まっしぐらしていたリアタイ当時の自分の状況と重ねながら観ていた。

今回この拙文を書こうと思ったのも、その動画を触れたあとの余韻がそうさせたのだと思う。

動画の内容が気になった方は各人で確認してもらいたい。

端的に言うと、彼らが手がける他作品と一線を画す豪快な「動き」に込められた感動を生み出すもののの正体はアニメーターたちの寿命のものだ。

そこまで心血注がなくたって、既に共通言語を獲得している我々にはその半分以下の動きであったとしてもおそらく『伝わっている』のである。だが彼らはそんな事眼中にはなさそうだ。彼ら自身が観たいものを描いているだけなのだろう。シャイニィシャリオクルクルと回りながら杖を振り動物たちの花火魔法を出すまでのたった数秒の「動き」に、何週間も終わりの見えない苦悩を重ね続けるなんて、それこそ描くこと動かすことが大大大好きでもなければやれるはずがない。私のような観ているだけの人間には理解できない世界がそこにはあった。

間違いなく時代トレンド関係なく後世に伝わってほしい作品の一つだし、アニメ好きの私は一つでも多くそう言った作品が世に出てくることを願ってやまないものの一人ではある。

だがそれがアニメの全てだとかあるべき姿だとかそういう指向性に囚われるような話でもないと思う。

だが、予算制作期間と人員の消耗等のあらゆるのリスクを考えるのであれば、それらアニメーターの生命と血が滴る作品を世に出すことは、何十人何百人の人生をかけた大勝負であり、そんなものを定期的に見せておくれよなんて烏滸がましいことを言えるほど私は偉い人間ではない。

製作陣の戦いの姿の一端を見ただけで、シャリオが振う杖の軌跡一つとっても、数年に一度しか拝めない奇跡の奇蹟と言われても納得できるし、胸の内から熱く込み上げてくるものを心地よく感じることができる。


コロナの影響ですっかり荒廃しきった今の時代、人との関わりがすっかり乏しくなってしまった(俺だけかもしれないけど)独身を生きる俺に、自然と「頑張って作ってくれてありがとう」の気持ちと、明日を頑張れる活力を授けてくれた魔法だった。

もっと色々な魔法を、『傑作』を見てみたい! その想いの強さが故にアニメ業界の現状に、文句の声の一つくらい出してみたい気持ちもわかる。

けれど、

あの世界は、我々視聴者同士が視聴者層の絵の嗜好がどうとかで文句を言い合っているレベルで語れるのものではないのだと私は思う。

私が円盤や関連グッズを購入すると言った金銭的な応援以外にできることは、アニメーターの方々が1秒でも長くアニメを大大大好きでいていただきたいと願うだけである


気づきの通り最後の2文が言いたかっただけだ。

最後まで読んでいただいた方は、こんな拙文にお時間取らせてしま申し訳ない。

良いアニメライフを。

萌え絵アニメーションに向いてないという勘違い

巷で話題萌えアニメオタク害悪だと主張する記事を読んだ感想である

私は萌えアニメからいわゆる硬派と呼ばれるアニメまで広く嗜む、アニメ視聴歴20年くらいのしがないアラサー男だ。

ジャンプサンデーと言ったお馴染みの週刊誌で人気の原作アニメが、テレ東ゴールデンタイム毎日のように放送されていた頃に、箸で摘んだ夕食のコロッケテーブルの上に落としブラウン管にかじりつく少年期を過ごし、最近新刊が発売された『涼宮ハルヒの憂鬱』をきっかけにいわゆる深夜アニメ世界に足を踏み入れて、今日に至ると言った経歴(他に言葉が思いつかなかった)を持っている。

視聴作品数は、履歴書に書けば人間性理由採用確率が30%減になるくらいあっただろうか。と言っても熱中度でいえば大したモノではなく、どんなに気に入った作品でも円盤を買ったり、グッズ等を買う程度だった。興奮が抑えられず感想ブログに載せたり、二次創作に勤しんだりするくらいならニコニコ動画で他の作品の視聴課金をし始めるくらいには職人気質は持ち合わせておらず、人によってはカステラ茶色の表皮だけをすくって人工甘味料(無いかも)の鋭く刺すような舌触りだけで満足するような、奇怪な楽しみかたをダラダラ続けていただけに見えるかもしれない。

そんな人間がひさしぶりに取れた休日の暇潰しに書いた文章だ。

簡潔に何が言いたいのか知りたい方は、途中全く大したこと書いてないので、最後だけを読んでほしい。

以降は今の俺以上に暇だと宣言できる、大変人間強度に優れた人だけが読み進めて欲しい。

主に作品ごとのアニメーションが持つ性質役割の違いについて横道に外れながら綴っていきたいと思う。

過去に色々な作品を目にしてきている者ならばご理解いただけると思うが、「好きなアニメは? どういうところが好きなの?」と質問を受けたとき、瞬時に心動かされた場面(シーン)が頭の中を駆け巡り、「さてどれから話せばよいものか……」と、全身が幾分高揚している自分がいることに気づくだろう。

それらはキャラクタたちと共にストーリーを辿ることで得られた感覚につけられた名前のようなものだと私は考える。そしてそれらは言葉では表せないが、私たちに中で一種の『共通言語』的な役割を担い、機能しているのだ。

アニメーション、画面上の動きの一つに、こうした共通言語や構図の時間的変化から読み取れる言語で感じて欲しい叙情性に補完を入れたいのか。

例えば以下のシーンを目を瞑って思い浮かべてもらいたい。

『氷属性もつ冷徹残忍な魔女が、手に持った杖を振るった。その瞬間空間四方から無数の鋭利な菱形をした氷の刃が出現し、彼女の透明感のある艶やかな唇で結ばれる「さようなら」の言葉を合図に一斉に襲いかかってきた』

数々の映像作品を見たことがある人なら、無の空間からパキパキと音を立てながら蒼白い形作られ、魔女の妖艶な笑顔が映った次の瞬間に鋭い氷の塊が視界の中心に集まってくる2、3カットくらいの映像が容易に頭の中に流れたことだろう。

これは性格によるのかもしれないが、私は基本的には物語の進行上は「それ」でOKと考えるのだ。

「それ」とは、視聴者の頭の中で出来上がった薄ぼんやりとした2、3カットのことであり、重要なのは「それ」を我々視聴者に想起させ、作品を補完させることだと考えている。

例えば先のシーンで「魔女がどんな容姿でどんな服装服をまとい、どんな体勢なのか」とか、「魔女と言うくらいなら箒に乗っているのか」とか、「どんな服を身に纏っていたのか」とか、「どれくらい勢いで杖を振ったのか、杖の先はどこを向いているのか」とか、「氷の軌道は直線的なのか最初に外側に弧を描くなどトリッキーな動きをしているのか、時間差のある多段階攻撃なのか」などの質問されたら、スラスラと答えられるだろうか。(……私だけができないのなら怖い。ショックのあまり寝込む)

おそらくだが「いやそんな細かいところまでは……」のレベルの話だと思っている。多分これができる人はきっと絵が上手いはずだ。私は私を含め絵がど下手くその人がこの世にいることを知っている。

ぶちゃけた話、そこの解像度が高くなくても我々には多分『伝わってる』のである

しろ、それでどれくらい負傷するのかとか、実力差はどれくらいなのか、どうやって勝つのか負けるのかなどの次の展開に興味が移っていないだろうか。さらに言えば、この魔女性格はどんな感じなのか? 冷徹なのだから口調は厳しいのかとか、魔女主人公のこと気に入ったりするのか、追々仲間になる展開なのか、と言った、キャラクタの心情の移り変わる様子すら、この段階で期待してそれを軸に妄想を膨らませる人もいるだろう。

さらにここに、

『氷の魔女と呼ばれる彼女は、実は地球に住む人間の種を手に入れようと狙ってやってきた宇宙人であった。侵略活動やすいよう周りの空気自分たちの住む星の大気温度まで下げるため、彼女腰掛けているステンレス製の巨大三角から温度を奪う冷気的な何かを放出していて、空気中の水蒸気が氷結してできた塊を利用し相手冷凍保存しようとしている』

と言ったストーリーの上欠かせない設定が加わった瞬間、魔女攻撃の一連の動きがどれくらい迫力があるのかよりも、物語の展開的な動きの方が気になってこないだろうか。アニメーション上の緻密な動作よりも、ギャグ調を出すためにSDキャラデザや画面効果といった要素の方が卓越してきそうなモノである

要はその作品がどんなジャンルでどんなテーマなのか、その中でアニメーションをどう位置付けているかで、表現千差万別の答えを持っていると考えている。立体的な動きとか力の伝わり方を見て取れるようなリアリティを重視するよりも、もっと感情移入して欲しいかキャラクタの魅力を全面に出す方針があるのであれば、背景のモブと呼ばれる方々まで生き生きと動いていればその画面の映え様に感動するけど、そこに力入れるなら止め絵でも良いかキャラ造形やカラーグラデーションに力が入ってて欲しいよねって意見も当然あると思う。

この時萌え絵かどうかはあんまり本質的問題ではなくて、視聴者各々の共通言語とどれほどマッチしていて違和感あるかないかの話に過ぎないと考える。

これより先は趣味指向トレンドしか言えない領域突入してしまう気がしてならない。そこは表現の自由が担保されている以上、善悪判断軸が及ばない空間である

もしそれに対して「過去多くの作品萌え絵が使われていて、時間をかけて大衆になじんでしまたことで不当にも市民権的なモノを得てしまたからだ!」などと主張してしまっては、もはや時代(トレンド)に対する憎悪しかなく、いつまでも見えない相手との戦いを余儀なくされることになるだろう。

キャラ造形に対する文句ほど不毛なことはない。

ひと昔前にギャルゲー原作としたアニメが多く生み出される時期があった。のちにラノベ原作アニメが多く輩出される時代が訪れることになるのだが、当時としてはニコニコ動画を始めとした他メディアで取り沙汰され、言わば萌えアニメの本流とも言える地位を築いていたと思う。

ではそのどれもが、彼がいうところの『強度』なるものを有してたかというと、……なんとも言えないところはあるかも知れない。

当然のことだが何千枚という数の原画に対して、その全て原作独特の繊細な塗りを再現するのは時間的にも経済的にも叶わず立ち絵差分とスチルと効果のみで表現されていた絵に対して、話の展開にマッチするようにかつゼロから動きを盛り込むのはやはり至難の技のようで、結果的作品の持つ強みを生かしきれないまま終わってしまったものが多くあった印象がある。

その原因は、アニメ萌え絵が向いていないというよりは、テキスト……特にキャラクタの心情面に比重が大きい作品は、初めからアニメーションを十二分に活かせるだけの舞台比較的狭いように思える。キャラクタ同士のウィットに富んだ掛け合いを楽しむだけなら、それこそゲームのように会話と場面移動、要所要所で叙情性の窺える背景描写カットの繰り返しで事足りてしまい、ともすれば動作は間を持たせるためのツールになってしま可能性すらあるのだ。身もふたもない話だが。

まりなんとも言えない感じになるのは萌え絵のせいではなく、作品のコンセプトにいかアニメーションを上手絡めることができるかによるのだ。そしてそれは当然、作品ジャンルアクション主体なのかコメディ主体なのかリアル恋愛主体となるのかでアニメーションの寄与度の上限が決まってくるので、表現手法の一つである「動き」単体で評価した時、ジャンルによる偏りがどうしても出てしまうモノなのだ。画面映えする動きがなくても『十二人の怒れる男』(実写映画だけど)のような名作は生まれる。

実際のギャルゲー原作作品には、画面映えを飽きさせないようなさまざまなアイデアが盛り込まれていたけど、いよいよ話の筋から外れてしまうから割愛したい。

画面を縦横無尽に駆け巡るアニメーションは、突き詰めればただの動きであり、結局は表現手法の一つでしかなく、ストーリーとの直接的な関係がなければ、ストーリーへの直接的に干渉することはできない別レイヤー存在にすぎないとも言える。

絵コンテ等の段階でスクリーン上の動きに込めた意図に気づける目の肥えた人にとっては、「動かし屋さん」の実力が垣間見れる瞬間であり、味の決め手のような作品価値を決定づける重要ポイントなのかも知れない。

だがストーリーの展開に目が向いてしまう人々にとっては「面白い動きだな、他作品ではあんまり見ないカットを入れてるな」くらいに止まっていて、やっぱりキャラ同士の会話やその時に垣間見れる感情自分リーチできるかどうかに関心が向いてしまものだ。

昨日NHKの某番組で紹介されていたが、殆ど人間は1秒間に4,5枚の絵しか見れないらしい。一枚絵のカットの切り替え表現の繰り返しは、程度にもよるのだろうが、予算工程など諸々の事情を鑑みた時、大変妥当表現だと個人的には思う。

昨今のは様々な形が出てきたとはいえ、まだまだ異世界生モノアニメブームが続いているように見える。

少ないリソースで最大効果を期待する戦略としては非常に合理的だと思っている。

ストーリー上の役割が小さい場面では「異世界生モノあるある」やその根底にある「子供の頃に慣れ親しんだRPGの思い出」という共通言語を利用して絞り、作品オリジナルの強みにピボットを置き部分的に「動き」のリソースを割くことで相対的な画面と展開のギャップを生み出し、差別化と人気を獲得するにあたり大変都合が良いのかなと思っている。

この潮流について個人的にどうと言うつもりはない。むしろ当然の流れだと思う。個人的には長らく続いてきた「高校生部活青春ドラマ」がようやく落ち着いてきて、代わりに台頭してきたくらいの感覚だ。時代とともに変遷する価値観や需要を端的に示していると思ってる。

ところで『リトルウィッチアカデミア』というアニメ作品をご存知だろうか。

2017年に株式会社トリガーから出されたオリジナル作品で、ヒロイン少女アッコが憧れの魔女シャイニィシャリオにのようになろうと魔法学校入学し、仲間達と共に成長を遂げていくというお話である。当時OP映像を見てその作り込まれ世界観引き込まれ、全話リアルタイムで追っていた。

ご存知の通りトリガーといえば他にも『キルラキル』や『SSSS.GRIDMAN』を始めとする数々の名作アニメを世に生み出した有名なアニメ製作会社だ。

社名に違わず弾丸が飛び交うような激しいアクションシーンが特徴的で、およそ10年にわたり多くのアニメファンを魅了し続けてきた。

何の因果か、つい先日株式会社トリガーが手がけるのアニメオリジナル放送前となる『リトルウィッチアカデミア』の短編映画原画制作する新人アニメーターたちの様子を追ったドキュメンタリー動画を、失礼ながらもしゃちく☆まっしぐらしていたリアタイ当時の自分の状況と重ねながら観ていた。

今回この拙文を書こうと思ったのも、その動画を触れたあとの余韻がそうさせたのだと思う。

動画の内容が気になった方は各人で確認してもらいたい。

端的に言うと、彼らが手がける他作品と一線を画す豪快な「動き」に込められた感動を生み出すもののの正体はアニメーターたちの寿命のものだ。

そこまで心血注がなくたって、既に共通言語を獲得している我々にはその半分以下の動きであったとしてもおそらく『伝わっている』のである。だが彼らはそんな事眼中にはなさそうだ。彼ら自身が観たいものを描いているだけなのだろう。シャイニィシャリオクルクルと回りながら杖を振り動物たちの花火魔法を出すまでのたった数秒の「動き」に、何週間も終わりの見えない苦悩を重ね続けるなんて、それこそ描くこと動かすことが大大大好きでもなければやれるはずがない。私のような観ているだけの人間には理解できない世界がそこにはあった。

間違いなく時代トレンド関係なく後世に伝わってほしい作品の一つだし、アニメ好きの私は一つでも多くそう言った作品が世に出てくることを願ってやまないものの一人ではある。

だがそれがアニメの全てだとかあるべき姿だとかそういう指向性に囚われるような話でもないと思う。

だが、予算制作期間と人員の消耗等のあらゆるのリスクを考えるのであれば、それらアニメーターの生命と血が滴る作品を世に出すことは、何十人何百人の人生をかけた大勝負であり、そんなものを定期的に見せておくれよなんて烏滸がましいことを言えるほど私は偉い人間ではない。

製作陣の戦いの姿の一端を見ただけで、シャリオが振う杖の軌跡一つとっても、数年に一度しか拝めない奇跡の奇蹟と言われても納得できるし、胸の内から熱く込み上げてくるものを心地よく感じることができる。

コロナの影響ですっかり荒廃しきった今の時代、人との関わりがすっかり乏しくなってしまった(俺だけかもしれないけど)独身を生きる俺に、自然と「頑張って作ってくれてありがとう」の気持ちと、明日を頑張れる活力を授けてくれた魔法だった。

もっと色々な魔法を、『傑作』を見てみたい! その想いの強さが故にアニメ業界の現状に、文句の声の一つくらい出してみたい気持ちもわかる。

けれど、

あの世界は、我々視聴者同士が視聴者層の絵の嗜好がどうとかで文句を言い合っているレベルで語れるのものではないのだと私は思う。

私が円盤や関連グッズを購入すると言った金銭的な応援以外にできることは、アニメーターの方々が1秒でも長くアニメを大大大好きでいていただきたいと願うだけである

気づきの通り最後の2文が言いたかっただけだ。

最後まで読んでいただいた方は、こんな拙文にお時間取らせてしま申し訳ない。

良いアニメライフを。

anond:20201205133058

そもそも論で言えば「萌え絵」とはニュートラル表現ではなく「萌え」という指向性をもってデザインされているものであって「かっこいい絵」「かわいい絵」「気持ち悪い絵」「落ち着く絵」などと同列に並べられるべき概念であって、アニメという用途で用いられる絵を指すアニメ絵が萌え絵ノットイコールであることは言うまでもない。

2020-11-24

二次創作させろってキレてるやつは仮に二次創作をパクられて三次創作でもされたら絶対キレて学級会に上げて吊し上げて捻り潰そうとしてくるような狭量な連中

まじでやばい

これから指向性呪いとして三次創作奨励しようあいつら絶対バグるから

2020-11-08

anond:20201107222616

おい増田カップ麺オナニーって知ってるか?

カップヌードルの底に穴を開けてオナホにするんだ

もし日清社員の目の前でカップヌードルジョークグッズとして使ったらどうなる?

怒られるよな

たぶんうちの商品をそんな風に使わないでください、とか言うだろう

イメージ大事にする企業ならそれが普通

で、だ

今回のは日清公式カップヌードルでシコろうキャンペーンをするようなもんなんだ

「世の中にそういう見方がある」のと「公式がそういう見方肯定する」のには大きな差があるんだ

追記

文盲のために書いといてやるが上記の指摘は下記引用への反論

たとえば「これを機にタイツエロアイテムとして認識されるようになってしまったじゃないか! 日用品なのに!」という意見の、「これを機に」の部分とか。「これを機に」ではなく、もともとそうだったでしょ、と。

女性の着衣でエロアイテム化を免れ得ないものはない。男性の両脚の間にある妖怪レーダーは(個々人により異なる指向性を持つものの)総じて感度はたいへん優秀なので、どんなものにでも男は欲情するしタイツとて例外ではない。タイツとは厚みが異なるだけのストッキングの中には男の劣情を喚起することに機能を絞ったものすらあるわけで、今までタイツけが例外だったとする認識おかしい。セーラー服ハイヒールがそうであるように、みんな性的にまなざされていることは薄々知りつつ着用していたはずである

タイツエロさを感じる資質を備えた紳士であれば今回のキャンペーンなどなくともとっくに目覚めていたはずで、今回のキャンペーンによって「お墨付きいただきましたので性的まなざし始めます」みたいな男はおそらくいない。そんなことは内心の問題なので、まなざすやつはもうとっくにまなざしていたはずなのだアツギが種を撒いたことにはならない。

まり、今回のキャンペーンを契機にタイツに対して“新たに”注がれることになった性的まなざしは(考慮必要なほどには)増えてはおらず、強いて言えば「タイツ絵」という絵画表現の魅力に目覚めてしまう人はいたかもしれないが、そのことが今後「じろじろ見られる」「タイツ着用者の性犯罪被害が増える」などといったかたちで実社会に直接的な影響を及ぼしていくとはちょっと考えにくい。

2020-11-07

タイツキャンペーンがほどよくフェティッシュだった問題

https://anond.hatelabo.jp/20201107053636

今となってはあれを「タイツ屋のキャンペーンとして適切だった」と考えている人は少ないと思うし、元増田もセーフとは言っておらず批判するなら理論武装したほうがいいよと言っているに過ぎない。

それなのに「そんなことをしてやる義理はない」「理路など必要ない、ひとりひとりの言葉にできない不快感と向き合え」といった感じのブコメ散見されて暗澹たる気持ちだった。そういう人たちは「不快気持ちにさせて申し訳ありませんでした」という謝罪文が引き出せれば満足なのだろうか? 1件1件の炎上で都度スカッとしたいだけならそれでもいいんだろうけど、そうではないよね。

口々に好き嫌いという気分を述べているだけではただの人気投票であって、そんなもの何万票集まったところで「このキャンペーンはウケなかったな」「フェチ燃えるね」くらいの限定された結果しか導けないでしょう? 一企業の一通の謝罪文まりで発展性がない。

そうではなく、社会を変えたいならば、つまり女性社会的地位の向上とか生きづらさの解消とかを本気で目指しているならば、問題をきちんと一般化して「こうしたキャンペーン手法女性全体にとって、ひいては社会一般にとってマイナスである」というセオリー確立したほうが効果的(=説得力・影響力がある)だと思いますよ、というアドバイスなんだけど、大きなお世話なんですかね……。

説明されなきゃわからないのか」。

説得力を完全に放棄たこの手の言説をいわゆる「はてフェミ」たちが口にするのをしばしば目にしますが、自分には誠実な態度とは到底思えないんですよね。もっと女性意見を聞けと言うわりに肝心の対話は拒絶するんだから。たとえばブコメにもすごい境地に行き着いた意見あった。

なぜそんなに偉そうなの?討論するために声を上げた訳ではないのですが。

自分(たち)が上げた声は常にすべて正しくて無検討で聞き入れられるべきだという態度のほうが数万倍偉そうでしょう。せめて話し合いましょうよ。まあこれは極端な例でしたが、「お前は馬鹿なのでわかっていないようだが自分にはわかっている(説明はしないがな!)」というスタンスコメントはほかにもいくつもありました。

どんな議論でも同じだけど、たくさんの意見の中には問題の核心に迫るものから取るに足らぬくだらないものまで色々あって、種々雑多、玉石混交。その中からノイズをより分けてポイントを整理して論点明確化していくのは不可欠なプロセスだと思う。そこから全速力で逃げようとするのは「女には理屈が通じない」「論理的な話ができない」っていうジェンダーステレオタイプ自己強化してしまう結果を招きかねない思いますよ。余計なお世話かもしれませんけど。

一例だけど、様々な批判の切り口の中に「タイツエロアイテム扱いするのはけしからん」というテーマがある。この主張にも数々の派生バリエーションがあるが、その中には検討に値しないものもあると思う。

たとえば「これを機にタイツエロアイテムとして認識されるようになってしまったじゃないか! 日用品なのに!」という意見の、「これを機に」の部分とか。「これを機に」ではなく、もともとそうだったでしょ、と。

女性の着衣でエロアイテム化を免れ得ないものはない。男性の両脚の間にある妖怪レーダーは(個々人により異なる指向性を持つものの)総じて感度はたいへん優秀なので、どんなものにでも男は欲情するしタイツとて例外ではない。タイツとは厚みが異なるだけのストッキングの中には男の劣情を喚起することに機能を絞ったものすらあるわけで、今までタイツけが例外だったとする認識おかしい。セーラー服ハイヒールがそうであるように、みんな性的にまなざされていることは薄々知りつつ着用していたはずである

タイツエロさを感じる資質を備えた紳士であれば今回のキャンペーンなどなくともとっくに目覚めていたはずで、今回のキャンペーンによって「お墨付きいただきましたので性的まなざし始めます」みたいな男はおそらくいない。そんなことは内心の問題なので、まなざすやつはもうとっくにまなざしていたはずなのだアツギが種を撒いたことにはならない。

まり、今回のキャンペーンを契機にタイツに対して“新たに”注がれることになった性的まなざしは(考慮必要なほどには)増えてはおらず、強いて言えば「タイツ絵」という絵画表現の魅力に目覚めてしまう人はいたかもしれないが、そのことが今後「じろじろ見られる」「タイツ着用者の性犯罪被害が増える」などといったかたちで実社会に直接的な影響を及ぼしていくとはちょっと考えにくい。

ちょっと身も蓋もないことを書くけど、もともと男性が異性を見るとき、「審美的まなざし」と「性的まなざし」をきちんと切り分けてはいない。「素敵だなあ」と「そそる」の間はグラデージョンというか入り混じっていて、「ここから純粋、ここからスケベ」というきっぱりした線は引かれていないのだ。結果として、女性審美的な魅力を高めようとすれば多かれ少なかれ性的な魅力も勝手に高まってしまう。これは女性本人が異性の目を惹くことを意図していなくてもそうなる。オシャレとは本質的にそういうものではないだろうか?

追記

議論が深まっ太郎

2020-11-04

anond:20201104091110

そりゃ女性の方が自意識が過剰だからでしょ。

男は昔から軍隊だったり企業だったりという組織の一部、歯車としての自認が刷り込まれてるから、個に対してどうこう思われても、って感覚が多かれ少なかれある。だから俺なんかより俺らの作ったこの立派な橋を見ろよ、って考えになりがちだし、自分自身容姿を磨くことに無頓着になる。

でもね、ネットに浸って自分ミームの中に属する個にすぎないという認識形成していった人間は、女性であれ個の肥大化が止まるんだね。ネットミームというのがオタク寄りのものが多いかオタク女性男性寄りに見えているだけで、本質的にはオタク方面に限ったことではない。インターネットは個としての自我への執着を薄めるという良くも悪くも強大な指向性内包したメディアだ。自分なんていなくても、自分がどうであれ世の中の素晴らしいものは絶えず作られ続け世の中は進んでいくんだという感覚を嫌でも思い知らされるから

2020-10-14

シャノンラボ田中潤ってどんな評判なの?

一応は Pythonエバンジェリストで、人工知能深層学習のみ)をやっていますという本を2冊読んでみたので、どんなもんか増田にきいてみたい。

Pythonプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本 』

この本をチラ見して、この会社田中潤という人に関心が湧いた。内容は★☆☆☆☆。この本の内容は、内容はただの PythonDjango機械学習ライブラリをできるようにしようとする内容なんだ。だが、何故か本文中には田中潤という人は一切のコード記述解説を書いていないのよね。全部、大学生インターン?に文章を書かせたという感じだったのだ。これでよく秀和システム編集者出版に疑問を感じなかったのだろうかと思う。

『誤解だらけの人工知能~ディープラーニング限界可能性~』

で、田中潤という人が次に書いたのが、この本らしい。内容は★★☆☆☆。まぁ、作者がデータサイエンスに自信がないから、専門の松本健太郎を誘ったという雰囲気で、初っ端から松本氏が引いた応対をしつつ、話が進んでいくのだが、何かがおかしい。田中潤という人はアメリカ博士号数学でとったのだから深層学習データの取捨選択自分の得意範囲なはずだが、それを外注するのが変だ。それに「人工知能とは深層学習のことである」という言い切りも気になる。それでいて、途中からベーシックインカムの話やら、よく聞く統計学の話やら、どっかの洋書からパクってきたとしか思えないシンギュラリティの話をとりとめなく綴っていき、この書は終える。誤解云々はともかく、間違っているのは作者たちなんでは...?

ついでに会社サイトに行ってみた。https://shannon-lab.co.jp/ らしい。登記2011年らしいが、何にも結果が出ていない。それに、ひと通りまわってみたけど、実績は一切見つからないのだ。今後のポリシーや、過去講演会インターン生のレポートしか書いていない。ツッコミどころとしては「どうして Python の本を出す人が PHPサイト運営しているのか」とね。

最初はこの人の会社アポとってみようか、と思ったのだけど、胡散臭いので会社実態について知りたくなった。どなたか人工知能の開発する上で技術力を見るポイント」や「シャノンラボ実態」についてお教授ください。あと、上が人工知能の開発をやりたいらしいけど、この会社は信用に値するか判断してくれると助かります

追記】この人の評判を人伝にきくと、アメリカ留学したけど計算機科学人工知能学位は無くて、独学で Python習得したみたいだということはわかってきた。特に TPU や GPU を使って深層学習エンジンを作る能力はないみたいで、Pythonライブラリを叩くぐらいが限界っぽいね。そんでもって、本業学生インターン派遣することが主力の手配師だというのが感触としてつかめてきた。それに人工知能の開発はコモディティ化したので、この人に頼む必要性はないね。というよりも、この会社が売りにしているアコースティックマイク指向性マイクを使えば一発で問題解決しないか?、という気持ちになった。

2020-10-06

anond:20201006100420

パートナーに対する寛容度が狭く指向性が固定されたグループは条件にあったパートナーを得られない可能性が高い

子供を残せなくて淘汰される

 

パートナーに対する寛容度が広く指向性の振れ幅の大きいグループは条件にあったパートナーを得やす

寛容度や指向性の振れ幅により同性愛者が発生

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