はてなキーワード: 吐息とは
さっきダイソーで買い物してたら、急におなかが痛くなってきたので記念に投稿する。
断っておくが漏らしてはいない。
ただ、極限までうんこを我慢すると、口から吐息が漏れることが分かった。
どうも夏になるとおなかを壊しやすくなる。
水分の過剰摂取や空きっ腹にアイスを食べることが主な原因だと思う。
なぜだか急におなかが痛くなり、ド田舎なので近くにコンビニはおろか民家もなかった。
多少のためらいはあったが、近くの空き地で用を足すという選択は極めて合理的に思えた。
知ってますか?
外でアレをひり出すと、色が違って見えるんだ。
「いつも見てるウンコと違う!」
嘘だと思うだろ?
そんな君もこの夏にレッツトライ!
とはいっても、近年は気軽に野糞にチャレンジできる環境自体が減少しつつある。
あと、海の中でウンコするの止めような!
来月、彼等は結婚式を挙げる。
都内の豪奢なホテルに500名以上の人を招き、祝宴を開くのだ。私自身も参席が認められている。あの病院長の息子と言うだけあって、祝賀ムードに沸き立っていた。王妃となるそのお方はヒラヒラと美しい白衣を纏ってみせた。此方を振り返る様は少女のようだ。最終フィッティングが終われば二人は閨を共にし明日への準備を行うだけとなる。
その最終日にIは私を呼んだ。
「勿論、お祝いして下さいますね」
頭を下げて肯定すれば彼女は和かな笑顔を見せた。花のようなお方なのだ。
「良く尽くして下さいました。勿論貴方にも感謝を捧げなければ」
「私に感謝など滅相もございません」
「では一つだけ、最後にお願いを」
「何なりと」
返答を聞いた彼女はそっと私の手を取り、白き指で指の節をなぞる。
頭が真っ白になり何も言えず硬直する。いつの間にか肘まであるグローブを身に付け
無垢なその言葉は淡々と、残酷に告げられる。無慈悲な美しき乙女は、鈴の鳴るような声で続ける。
「此方へどうぞ、歩いてらして。」
時期院長、と一言付け加えて。ぎこちなくなった呼吸を整えると深く息を吸う。ほんの僅かな距離に黒髪の乙女は立っていた。美しい。純白の衣装に身を包んだ彼女はマリアとも見まごうような光を発している。ベールを下ろし表情は隠されてしまっているが、その輪郭は華奢そのもの。
コツ、コツと床が音を立てる。期待に満ちた瞳に自分自身が映っていた。
命じられた通りに差し出された白魚のようなか細い手を取り、口付ける。貴方を裏切らないという忠誠の証。見上げれば彼女の笑みが降り注ぐ。
それも全て明日から袂を別つ事を約束している身だった。決意を固めた彼女は、少し寂しそうにも見える。不安も期待も入り混じる表情で立ち上がった私をみつめた。
そして彼女は私の名を口にする。
「怖くはありません。」
「ええ。何の不安が御座いましょう」
彼女は、底知れない物を抱えている。それが何か解き明かしたかったのかもしれない。
果たして全てを払拭して差し上げる事が出来るだろうか。乙女は瞳を閉じて口付けを待つ。顔を近付け、唇が触れる寸前で止める、つもりでいた。
柔らかな唇の感触に思わず言葉が途切れてしまう。それは、私ではなく院長に捧げられる筈の純潔だ。
「言わないでください、何も。震えてしまいそうです」
あつい熱が喉奥から込み上げる。この方は自分の物では無い、筈なのに。何故こう悲しみとも苦しみともつかない感情が押し寄せるのだろう。契約一つで関係性に何か変化が訪れる訳では無い。秩序の保たれた今迄通りの関係が続いていく筈だ。それなのに、何故。肩を知らず抱き締める。
「…離したくありません」
離してしまえば、貴方はきっと遠くへ行ってしまう。私は一人取り残された心地で祝福するのだ、二人を、遠くから幸せそうに。それが出来たらどんなに良いかと思う。二人の幸せな結末に彩りを添えられる存在であれたら、どんなに。唇を噛み締めた。
浅ましい感情を隠していたのに。一度矜持を失えばどれだけ虚しさが胸を占拠するか分からないのに。そんな私の心を察したのか緩く背中を撫で始めた。
「御免なさい、無理強いを致しました。私の過ちです。どうか許して」
一つ口付けを頬に落として白衣を纏いし娘は去って行く。光だと思われたその姿はいつの間にか影で覆われて、此方を振り返りもしない。明日、貴方は私と同じように同じ唇で院長に口付けをするのですか。愛を誓うのでしょうか。女々しい想いに嫌気がさす程。気付けば首元には汗が流れ「どうぞ、逝かないで下さい」と叫ぶように懇願していた。
そこで、私の目は醒めた。はあはあと乱れる吐息。指先は闇の中で情けなく震えている。
それは現実を映した悪夢だった。記憶を辿ってみても愛したその人がどんな結末を迎えたのか思い出せそうに無い。まるで穴が空いたように、一部分だけが脳裏から欠けてしまっているのだ。無理に思い出そうとはしなかった。
私が秘書を務めるあの医師も夢を見るのだろうか。例えば、オペ中に失敗して権威を失う夢など。その喪失感は計り知れないだろうと想像し、また瞳を瞑った。今日のうちは眠ってしまうに越したことはない。先程の夢も、緊張が見せた物に違いない。だが、意識すればするほど睡魔はどこか遠くへ行ってしまい目が冴えるばかりだった。
予告からしてもう圧倒的な映像美。それに乗る米津玄師の美しい主題歌。
とても楽しみにしていました。
基本的にアニメ映画の観客の方は作品を大事にする方が多いので比較的観客の民度が高い印象です。
なのでまさか、
マックのポテトを紙袋に入れたままガサガサ言わせながら延々食ってる奴が隣に座るなんて思いもしなかったんです。
食物を食うなとは言いませんよ。
映画館では普通にポップコーンやホットドッグなどが売っていますから。
音を立てて食べる行為は迷惑だと予告の最中に流れる注意喚起で明言されているにも関わらず
よりによって映像、音楽が美しく集中して鑑賞したい海獣の子供でそれをやるかよ貴様、と思いました。
しょっちゅう体を掻いてモゾモゾ動くんですね。
大迷惑ですよ。この悲しみをどうすりゃいいの。
とかのたまう、弊社にいる30代後半派遣社員。
俺はこいつが本当に本当に本当に嫌い。
まず仕事ができない。びっくりするくらいできない。
レポート集計はもともと新卒がやってたんだけど、いろいろあって、派遣さんに頼もうということになった。
コイツの前に来ていたのは二人いて、二人とも本当にミスなく、モレなく、丁寧な仕事をしてくれていたし、この二人が残してくれた手順書などは新入社員に見せて実際に初見で同じ作業をさせても、ちゃんとこちらの希望する成果物が出来上がっていた。
それなのにコイツはどうだ。ミスが多い。まあ百歩譲って未経験採用だからということを鑑みても、ミスが多い。
そして言い訳が多いし謝れない。
ミスはまあ仕方ない。一千歩譲って仕方ないことにしよう。俺もね、ミスしちゃうことあるし。こんな高頻度じゃないけど。
でもこいつ、ミスを認めない。認めないっていうか、「申し訳ありません」どころか「すみません」も言えない。口頭で言えなくてもいい。せめて文面では言えよと思う。
頼んでいる集計が間違っていると発覚して、指摘メールを送ると「気づきませんでした!直しますね!」、暫くして「お待たせしました!直しました!」。あのな?お前が時間内に正しく集計してくれないとな?俺その分スケジュール狂うのな?
そしてそのデータを使用した資料を俺の上司が見るのな?わかるか?お前より時間の無い俺のスケジュールが、お前の手によって狂い、俺より時間の無い上司のスケジュールが、俺が資料提出できない所為で狂うの。わかるか?下手するとその上にも迷惑かけるんだぞ???
それでもミスはどうしても発生するものだ。それはもう人間なんだから仕方ない。だからさ、一言「すみませんでした」でいいからさ、自分のミスを認めて、円滑なコミュニケーションを取らないか?
「(予定通りに〇〇ができなくて)申し訳ありません。こういう理由で遅れます。いつ頃完了予定です。」って俺は上に報告するわけだ。
もうここまでで俺的にはアウトでしかないんだけど、加えてうるさい。
本当にうるさい。おしゃべりがどうこうとかじゃなくて、行動がうるさい。
椅子に座るとき勢い良すぎて奴の周りが揺れる。あいつ腰痛めるんじゃないかと思うほどの勢いで座る。
伸びをする(わかる)。でも伸びの頻度が高くその度に「ah...」とか「um...」みたいな吐息を吐く。耳障り。
デスクでデオドラントスプレーを使う。くさい。ついでにデオドラントシートも使う。頼むからトイレでやれ。
俺が同僚と世間話をしていると入ろうとしてくるんだ、それだって入って来ようとする割には話題に対する知識が浅すぎて場が白ける。
あとはもうなんだ、とにかく生理的に受け付けないってこういうことなんだと思う。
部署の飲み会、静かになったタイミングで何故か自分が良く聞く音楽を流し始める。
「僕、自分にだらしない人なんだって思われるのが嫌で、筋トレとかてるんですよね」
なあ、お前……。自分にだらしないから30後半にもなって派遣で誰でもできるような仕事しかできないんだろ?「モデルやってました(キリッ)」って話と、お前の友達がミュージシャンって話と、実家がでかいって話しかできない30代後半のオヤジになったのは、お前が自分にだらしないからだろ?何もかも自分は悪くないって言い訳してきたからだろ?なあ。ブーメラン刺さってんぞ。
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ただの愚痴にすみません。飲み会嫌すぎて書きなぐったものがまさか…。そしてまさかの脱字に恥ずかしさ満点。でもこのままにしておきます。
派遣さんについては、これまでは経験者の方に来ていただいていました。チームメイトとして、かつて自分がやっていた業務を引き継ぎ、その際に作ったマニュアルを元に、もっとわかりやすいマニュアルを作ってもらいました。その方は弊社よりも条件の良い企業へ行かれました。
そして、彼が来ました。
未経験者を雇ったのは、多分コスト的な問題だと思います。彼にお願いしている作業は、基本的にデータのエクスポート、定型の加工作業です。
コピペのショートカットを使えれば、基本的にはミスなく作業できるようにマニュアルと工程を工夫しているつもりでした。そして実際、彼と同じ仕事を新入社員にお願いすると、しっかりとマニュアル通りの成果物が指定時間に出来上がります。しかし、こちらの指定した手順を飛ばして作業したり、船を漕ぎながらの作業のため、成果物にミスが散見されます。
最初のうちはOfficeも使ったことがない、ということで付きっきりで教えていました。その時は出来ていたんです。その後何度か1人でやらせてみて、大丈夫そうだからそのあとは彼にお願いしました。そしていつでも確認ができるように自分の近くに席配置されています。
じゃあ、違う派遣にしなよ!って、まさにその通りで、自分はそれを希望しています。上司にも希望は伝えましたが、何度も何度も派遣さんと面談をするのが億劫なようで、恐らく満期まで彼はうちにいるのだと思います。弊社、満期のあとは契約社員→正社員、というルートも大いに有り得るので、頑張りたいなら簡単な仕事をもう少し真面目にやって欲しい。
目にしないようにすればいいって意見もわかりますが、パーテーションのないデスクで、たとえ本を積み重ねても奴は目につきます。目に入らなくしたところで、ドッスンドッスン座るので、その度に床が揺れて集中力が切れます。1時間に2-3回やられるので、これがつらい。タイピング音もすごい。タイピングするような仕事は振ってないんですけどね。カタタタタタタ、ターン!!ってやつ。何やってるんでしょうね…。
訳あって派遣という立場を選ぶ人もいれば、正社員になりたいけど派遣社員をされている方がいるのも分かってます。配慮不足の言葉が多く申し訳ございません。
ただ、何が腹が立つって、容姿と実家の太さと年齢でマウント取りに来る割に、そこに自分の努力が何も無いんです。努力しないで頭がいいとか、仕事が出来るとか、それはそれならそれでいいんですよ。だけど奴は、少なくとも弊社の新卒達よりもずっと社会人としての能力が低く、将来性もない。それなのに、自分より年下の相手にはやたら先輩風を吹かせる。いいからとにかく、依頼してくれることを遂行してくれ!と、思う訳です。
タイトルの筋トレは努力じゃん、って思いますよね?彼ね、腕、プッニプニなんですよ。腕だけじゃなくて、体がだらしないというか。私服勤務の会社なんで同性から見ればすぐにわかる。
最初のうちは、それでも弊社に馴染んでもらって派遣期間終わってもそのままこの人に仕事お願い出来ればな、と思って色々世間話とかもね、してたんですけど。兎に角マウント取りに来るのでおだてる事に疲れてしまって。
何なんですかね、恋なんですかね。気になって仕方ないです。どうしたら気にならなくなりますかね?
女の子がおしっこを我慢しているときに見せる表情はどうしてあんなに魅力的なのだろうか。
結目ユイは今、バーチャルタレントとして活動している。ユイのいるバーチャル界隈では、おしっこを我慢しながら配信する「おしっこ我慢配信」が流行っていた。ユイは清純派美少女バーチャルタレントだ。だから自らそのような配信に参加するつもりはなかった。だが密かに、企画があるたびに視聴者として見に行っていた。自分が推している配信者がその企画をやったときは喜び勇んで見に行って画面に張り付いていたのだ。残念ながら、「決壊」することはなかったが、それでも配信は十分に満足できるものだった。
その配信者の次回企画の日が収録の日に被ったのを知ったとき、ユイはとてもがっかりした。だが今日になって、収録が早めに終わったときは心の中でガッツポーズをしたのだ。時計を見ると、すぐにスタジオを出れば配信が見れそうだった。おしっこ我慢企画はリアルタイムで見るに限る。"どうなるのかわからない"からこそ、そこに「リアリティ」を感じることができるからだ。電車に乗ってしまえば配信に集中できないと判断したユイは、周囲にある奥まった席のあるカフェを思い浮かべる。そうしてユイは駅近くにあるスターバックスに入ることにした。
いつもは甘いフラペチーノを頼むのだが、今日は眠気覚ましを兼ねてアイスコーヒーを頼む。画面をのぞき込まれない奥の席を確保し、イヤホンをして開始が迫った配信の待機画面に入る。配信が始まると、推しの2人がクイズを間違えるたびに水を飲んでいく。クイズに答える二人の声に徐々に震えが混じってくる。時折吐息やうめき声が漏れ聞こえてくる。2人の頭の動きが大きくなる。2Dだから細かい表情や動きは読み取れないが、ユイの脳内で補完することは容易だった。その情景をありありと想像して、ユイの顔も上気してくるが、その熱を鎮めるために冷たいアイスコーヒーを飲んだ。
配信も終盤に入ると、配信する2人の声も明らかに尿意を我慢しているものに変わってきた。ユイの机にあるカップはもう空になっている。2人の熱のこもった声と共振するように、ユイの体も熱を持ってくる。2人の尿意が自分のもののように感じられる。ユイはこの感覚を知っている。出せば得られる大きな快感も。もう楽になってしまいたいという気持ちも。それでも、出すわけにはいかないという意思も。社会的な死を避けるために、体からのシグナルを無視する苦痛も。彼女たちの細かい表情が見れないのがもどかしい。声の震えだけがはっきりとわかる。きっと彼女たちの表情は苦痛に歪んでいる。手はせわしなく動いているだろう。内股気味になって、脚は細かく震えているだろう。まさしくこんな風に。
企画の終わりの時間が来る。今日は見ていただきありがとうございました、お疲れさまでした。そう早口で言うと、すぐに放送は切れてしまった。もはやゆっくり挨拶をしている余裕などないのだ。あるのは解放に向かえる喜びと、少しでも早くと自分をせかす気持ちだけだ。その様子を余すことなく想像して、ユイは満足そうに顔を上げた。今日の配信は一段と彼女たちの気持ちをリアルに感じることができた。現にこうして尿意を我慢する感覚が放送が終わった今でも残っている。「現にこうして」?
この尿意は私のものだ。ユイはようやくそう気づく。いつから尿意を感じていたのか。いつから我慢していたのか。配信中のどこかから始まったそれらが、いったいいつ始まったのかユイにはわからなかった。わかることは、もう限界が近いことだ。尿意を自覚してから、膀胱からの命令は暴力的と言えるまでに強くなっている。急いで店内のトイレに向かうと、そこには無慈悲にも「清掃中」の札が下がっていた。
飲食店で働いていた経験から、掃除が終わるのはそう長くはかからないことはわかってはいた。それでも、最悪の場合があり得るほど長くなる可能性もある。それにもはや体を動かさずに平静を装うことが難しくなっているのだ。待つことを選んだら、我慢していることは周囲に筒抜けになってしまうだろう。ユイはそう考えると急いで駅のトイレに向かうことにした。一番近く、確実にトイレがあるのが駅だったのだ。それに、歩いているときは体の動きを誤魔化せる。
ユイは足早に店を出る。あくまで普通に、急いでいる人のように歩かなければならない。額に汗がにじむのは、急いで歩いているからか、それともほかの理由からか。階段を一段降りるたびに衝撃が体に響く。急いでいるはずの足の動きが段々と鈍くなる。駅に入ってトイレの標識を探すと、トイレへの矢印は改札内に向いている。急いで改札を通ろうとカードをかざすと、残高不足で改札が閉じた。その驚きには何とか耐えたが、もはや冷静を装うことなどできず、頭にあるのはただ一つの欲望だけだった。わずかに残る理性をかき集め、券売機でカードの残高を補充する。カードを差し入れる手は震えていた。財布を取り出すのにやけに時間がかかる。パネルを操作する手が液晶を連打する。逆の手では人差し指がトントンと券売機のある壁を叩く。一つ一つの動作が、やけに、長い。
ユイの手にカードが戻ってくる。歩幅は普段の半分ほどだ。やっとの思いで改札にたどり着く。カードをかざす。もしも何かのエラーでまた改札が閉まったら、もうユイに為す術はなかっただろう。幸いなことに今度は改札はユイを拒絶しなかった。改札をくぐると、後ろの人が改札に引っかかる音がした。その驚きもなんとか飲み込む。背負っているものの重さがまた増えた気がした。トイレまではあと50メートルほどだ。もはやなりふり構わず、正確にはその余裕もなく、体に余計な刺激が加わらないよう、人の流れを避けて、目指す先へと慎重に進んでいく。
トイレに清掃中の看板はなかった。あっても無理やり入っていただろうが、今はそんなことは気にならなかった。あと少し。あと少しでこの苦役から解放される。緩みそうになる気を再び引き締め、慎重に、歩を進める。先ほどまでうるさく鳴っていた頭が今はやけに静かだ。トイレに足を踏み入れる。最短距離で個室に向かう。洗面台の前を通り過ぎるとき、ふと視線を横に向けた。
鏡に映っているのは、おしっこを我慢している美少女だ。整った顔立ちは、苦痛に耐えるために大きく歪んでいる。毛先に行くにつれて白からピンクに変わる髪と、赤みが差して火照っている顔の中で、涙をたたえて青く澄んだ瞳がことさら美しく映えていた。左手はもう感覚がないが、無意識に毛先をいじっている。内股気味に歩く姿は急いでいるようにも、動けないでいるようにも見える。膝頭をこすらせながら一歩ずつ足を進める姿はかすかにふるえている。急いでいるにも関わらず、頭の中の妙に冷静な部分が、自分の姿を捉え続ける。配信に足りなかったものがすべてここにあった。おしっこを我慢する美少女の表情と動きが無限の解像度で目の前にある。おしっこを我慢する美少女の恥じらいと苦しみが余すことなく自分の中にある。自分の中の冷静な部分が他人事のように思う。もっと見ていたい。あるいは、もう我慢なんてやめてしまえ。
トイレを済ませ、身だしなみを整えたユイは帰路についていた。店を出てからトイレを済ますまでの記憶はもはやおぼろげだ。それでもユイの心にはあの一瞬が残り続けていた。女の子がおしっこを我慢しているときに見せる表情はやっぱり魅力的だ。中学時代から続くこの性癖は、いまだにユイを捉えて離さないらしい。もしつぶやきのネタに困ったら、今日のことを…そのまま載せるわけにはいかないが、この性癖の暴露くらいならいいかもしれない。なにせおしっこを我慢する女の子はいいものだ。帰ったらもう一度、今日の配信のアーカイブを見直そう、そう考えながら、ユイは電車に揺られていくのだった。
天使 焦燥 関係 粘着質 羽 形而上 幽霊 屋上 薄紫 規範 妄想 屍体 女 無表情 残酷 迷走 陰核 夜 過去 驟雨 矢 憂苦 母親機会 意図的 破瓜 斜陽 無防備 脳髄 充実 無力感 果実 紅潮 神聖視 震動 無数 裸 花壇 懐疑 判断 舞台裏 悲傷 不意 免罪符次元 谷間 消極的 筆跡 刺激 黄金分割 幻覚 同等 慟哭 饒舌 望郷 下半身 肉塊 恍惚 否定 白墨 時間 淫液 支配 居心地脊髄 射精 変貌 御法神 緊張 視界 吐息 瓶 細胞 苦痛 五官 断続的 証明 断片 逆撫 肉孔 孤独感 屹立 階段 保健室笑顔 給水塔 非道 快楽 我侭 近道 思春期 容赦 世界 気怠 猫 憧憬 休館日 淫猥 怪物 口腔 空 同化 圧力 感覚 網膜七不思議 悲鳴 存在 弔問客 赤面 標本 無言 潤滑油 芳醇 自分 一瞥 凝視 液体 過信 雑木林 命運 陰鬱 神秘学 警報 放物線双眸 一筋 凶裂 突然 舌先 狭間 廊下 透過速度 秘肉 空虚 朦朧 天国 躊躇 煙草 錯覚 悲鳴 唯心的 収縮 自意識 忽然 不可能輪郭 彼岸 絞 無念 緋色 毛根 蠢 足早 脆弱 緩急 阿頼耶識 経緯 媚薬 最高潮 情事 性的衝動 違和感 構成 堕落 動悸 胸元教師 妖艶 複雑 子宮口 崩壊 硬直 整理 辟易 肉壷 発端 膨張 一抹 長髪 対峙 奥底 好奇心 警告 曖昧 払拭 偶像 人形 正反対柔肌 後悔 磁力線 重心 出血 不変 障害 役割 邪気 艶 窓際 凄絶 土埃 小水 焦点 符合 脚立 抵抗 拒否反応 維持 消毒 昼 必死勃起 蜜 金網 触発 混沌 丁寧 記憶 漆黒 満足感 激怒 抗議 汗 着席 飛沫 初恋 驚愕 眼鏡 白濁 益体 戦慄 相似形 特有 殴打 淫情生物学 逡巡 天然 理由 邪魔者 非才 縁石 悲願 努力 暴言 施設 尋常 川 意味心 平静 隘路 裏手 肉 反射的 義務 渇望 肉感 気配没頭 自涜 皮肉 夕闇 津液 空白 様相 奇妙 卵 顕現 同居 溶解 不安 絶頂 才能 露呈 叙情的 陳腐 懸命 痙攣 粘膜 密集 安堵 接点華奢 分解 喉仏 自覚 水滴 歪曲 無情 沈黙 質感 橙 講釈 先端 素直 具象 高揚感 無駄 準備室 感心 残留 陽光 閲覧 司書 彷徨実習授業 夕刻 根拠 吐露 連日 相応 無彩色 悲哀 偏在 容易 耳元 焦慮 隙間 落第 狂熱 理性 源泉 出入口 清楚 積極的 搬入 消失盲信 慎重 苦悶 満喫 愉悦 軌跡 脳裏 悪意 恋人 贖罪 内臓 蔵書 一緒 羞恥 熱気 溜息 虚言 透明 不可思議 動揺 拒絶 間髪 柑橘乱暴 視線 接合部 供物 指定席 浄化 嗜虐心 単語 永遠 花心 境界線 解体 涙 理論武装 本棚 地獄 器官 呪詛 几帳面 縄尻 精神 翼蔽雑然 雰囲気 将来 畏怖 迷走 蹂躙 憎悪 懊悩 侮辱 如実 脳髄 下腹部 雛鳥 黒板 愁嘆 衝突 陶酔 中途半端 別離 痛覚 眩暈 子供 霧散狂騒 性交 言葉 男 少女 さよならを教えて 天使 焦燥 関係 粘着質 羽 形而上 幽霊 屋上 薄紫 規範 妄想 屍体 女 無表情 残酷 迷走 陰核 夜 過去 驟雨 矢 憂苦 母親 機会 意図的破瓜 斜陽 無防備 脳髄 充実 無力感 果実 紅潮 神聖視 震動 無数 裸 花壇 懐疑 判断 舞台裏 悲傷 不意 免罪符 次元 谷間 消極的 筆跡刺激 黄金分割 幻覚 同等 慟哭 饒舌 望郷 下半身 肉塊 恍惚 否定 白墨 時間 淫液 支配 居心地 脊髄 射精 変貌御法神 緊張 視界 吐息 瓶 細胞 苦痛 五官 断続的 証明 断片 逆撫 肉孔 孤独感 屹立 階段 保健室 笑顔 給水塔 非道 快楽 我侭 近道 思春期容赦 世界 気怠 猫 憧憬 休館日 淫猥 怪物 口腔 空 同化 圧力 感覚 網膜 七不思議 悲鳴 存在 弔問客 赤面 標本 無言 潤滑油 芳醇 自分 一瞥凝視 液体 過信 雑木林 命運 陰鬱 神秘学 警報 放物線 双眸 一筋 凶裂 突然 舌先 狭間 廊下 透過速度 秘肉 空虚 朦朧 天国 躊躇 煙草 錯覚悲鳴 唯心的 収縮 自意識 忽然 不可能 輪郭 彼岸 絞 無念 緋色 毛根 蠢 足早 脆弱 緩急 阿頼耶識 経緯 媚薬 最高潮 情事 性的衝動 違和感 構成 堕落 動悸 胸元 教師 妖艶 複雑 子宮口 崩壊 硬直 整理 辟易 肉壷 発端 膨張 一抹 長髪 対峙 奥底 好奇心警告 曖昧 払拭 偶像 人形 正反対 柔肌 後悔 磁力線 重心 出血 不変 障害 役割 邪気 艶 窓際 凄絶 土埃 小水 焦点 符合 脚立 抵抗 拒否反応維持 消毒 昼 必死 勃起 蜜 金網 触発 混沌 丁寧 記憶 漆黒 満足感 激怒 抗議 汗 着席 飛沫 初恋 驚愕 眼鏡 白濁 益体 戦慄 相似形 特有殴打 淫情 生物学 逡巡 天然 理由 邪魔者 非才 縁石 悲願 努力 暴言 施設 尋常 川 意味心 平静 隘路 裏手 肉 反射的 義務 渇望 肉感 気配 没頭自涜 皮肉 夕闇 津液 空白 様相 奇妙 卵 顕現 同居 溶解 不安 絶頂 才能 露呈 叙情的 陳腐 懸命 痙攣 粘膜 密集 安堵 接点 華奢 分解 喉仏 自覚 水滴 歪曲 無情 沈黙 質感 橙 講釈 先端 素直 具象 高揚感 無駄 準備室 感心 残留陽光 閲覧 司書 彷徨 実習授業 夕刻 根拠 吐露 連日 相応 無彩色 悲哀 偏在 容易 耳元 焦慮 隙間 落第 狂熱 理性 源泉 出入口 清楚 積極的搬入 消失 盲信 慎重 苦悶 満喫 愉悦 軌跡 脳裏 悪意 恋人 贖罪 内臓 蔵書 一緒 羞恥 熱気 溜息 虚言 透明 不可思議 動揺 拒絶 間髪 柑橘 乱暴視線 接合部 供物 指定席 浄化 嗜虐心 単語 永遠 花心 境界線 解体 涙 理論武装 本棚 地獄 器官 呪詛 几帳面 縄尻 精神 翼蔽 雑然 雰囲気将来 畏怖 迷走 蹂躙 憎悪 懊悩 侮辱 如実 脳髄 下腹部 雛鳥 黒板 愁嘆 衝突 陶酔 中途半端 別離 痛覚 眩暈 子供 霧散 狂騒 性交 言葉 男 少女 天使 焦燥 関係 粘着質 羽 形而上 幽霊 屋上 薄紫 規範 妄想 屍体 女 無表情 残酷 迷走 陰核 夜 過去 驟雨 矢 憂苦 母親 機会 意図的破瓜 斜陽 無防備 脳髄 充実 無力感 果実 紅潮 神聖視 震動 無数 裸 花壇 懐疑 判断 舞台裏 悲傷 不意 免罪符 次元 谷間 消極的 筆跡 刺激 黄金分割幻覚 同等 慟哭 饒舌 望郷 下半身 肉塊 恍惚 否定 白墨 時間 淫液 支配 居心地 脊髄 射精 変貌 御法神 緊張 視界 吐息 瓶 細胞 苦痛 五官 断続的証明 断片 逆撫 肉孔 孤独感 屹立 階段 保健室 笑顔 給水塔 非道 快楽 我侭 近道 思春期 容赦 世界 気怠 猫 憧憬 休館日 淫猥 怪物 口腔 空 同化圧力 感覚 網膜 七不思議 悲鳴 存在 弔問客 赤面 標本 無言 潤滑油 芳醇 自分 一瞥 凝視 液体 過信 雑木林 命運 陰鬱 神秘学 警報 放物線 双眸 一筋凶裂 突然 舌先 狭間 廊下 透過速度 秘肉 空虚 朦朧 天国 躊躇 煙草 錯覚 悲鳴 唯心的 収縮 自意識 忽然 不可能 輪郭 彼岸 絞 無念 緋色 毛根 蠢 足早脆弱 緩急 阿頼耶識 経緯 媚薬 最高潮 情事 性的衝動 違和感 構成 堕落 動悸 胸元 教師 妖艶 複雑 子宮口 崩壊 硬直 整理 辟易 肉壷 発端 膨張 一抹長髪 対峙 奥底 好奇心 警告 曖昧 払拭 偶像 人形 正反対 柔肌 後悔 磁力線 重心 出血 不変 障害 役割 邪気 艶 窓際 凄絶 土埃 小水 焦点 符合 脚立抵抗 拒否反応 維持 消毒 昼 必死 勃起 蜜 金網 触発 混沌 丁寧 記憶 漆黒 満足感 激怒 抗議 汗 着席 飛沫 初恋 驚愕 眼鏡 白濁 益体 戦慄 相似形 特有殴打 淫情 生物学 逡巡 天然 理由 邪魔者 非才 縁石 悲願 努力 暴言 施設 尋常 川 意味心 平静 隘路 裏手 肉 反射的 義務 渇望 肉感 気配 没頭 自涜 皮肉夕闇 津液 空白 様相 奇妙 卵 顕現 同居 溶解 不安 絶頂 才能 露呈 叙情的 陳腐 懸命 痙攣 粘膜 密集 安堵 接点 華奢 分解 喉仏 自覚 水滴 歪曲 無情 沈黙質感 橙 講釈 先端 素直 具象 高揚感 無駄 準備室 感心 残留 陽光 閲覧 司書 彷徨 実習授業 夕刻 根拠 吐露 連日 相応 無彩色 悲哀 偏在 容易 耳元 焦慮隙間 落第 狂熱 理性 源泉 出入口 清楚 積極的 搬入 消失 盲信 慎重 苦悶 満喫 愉悦 軌跡 脳裏 悪意 恋人 贖罪 内臓 蔵書 一緒 羞恥 熱気 溜息 虚言 透明不可思議 動揺 拒絶 間髪 柑橘 乱暴 視線 接合部 供物 指定席 浄化 嗜虐心 単語 永遠 花心 境界線 解体 涙 理論武装 本棚 地獄 器官 呪詛 几帳面 縄尻 精神翼蔽 雑然 雰囲気 将来 畏怖 迷走 蹂躙 憎悪 懊悩 侮辱 如実 脳髄 下腹部 雛鳥 黒板 愁嘆 衝突 陶酔 中途半端
あ、ぼくは(自分が主導権握ってると)ねっとりしたエッチしかしないからやって事ないですよ?
ただ、いかにもそういうのが好きそうな事を言う人がいたから冗談半分で
「首絞めセックスとか好きでしょ?」
って言ったら、
「好きには好きなんだけど…男が大変みたい」
って言われた。
大変だという理由は2つで
・手が塞がるから大変
とのことでした。
これの感想書く前にぼくがなんでこういうのをやってこなかったのかって話をしといたほうがいいか。
ぶっちゃけですね…自分の好みのエッチがどんなものなのかを探求するほどエッチしてないし、それに付き合ってくれるほど言いなりな相手も…まあいらっしゃらないわけです。
皆さん、性癖性癖って色々おっしゃるんですけど…ぼくに言わせれば、そもそも論として
「え?みんなそんなに色々試してるの?」
って思う次第です。
あ、自分の中でこういうのがカワイイとか、こうなってくれると面白いみたいなのはありますよ?
ただ、それって、別にAV男優顔負けのすげープレイをしなくても、前戯の段階とか、ホテル行く前の段階で
「あー面白いほど話が噛み合う」
とか、
ってところで、割と満たされちゃうんです。
強いて言うなら、フェラはしてほしいです。
目が合うとエモいし、イカずに気持ちいい状態が続くし、最高です。
あとは、体触るの好きですねぇ…。
おっぱいとかお×んこもそうなんだけど…髪の毛とか手からしてもう質感違うから…触ってるとホルモンバランス整うから好きです。
あ、そういう意味でいうと、めっちゃおっぱい星人っぽくなるし、手マンすきですね。(手マンっていうかあのへんの肉触ってんの好きですね)
ずっと触ってられるじゃないですか!
…というわけで別にハードなことしなくてもけっこう満足しちゃうんです。
自分が普段味わうことのない感触が満たされることが気持ちいいので…別にハードにする必要ないんです。
だから、アクロバティックに腰を振りまくる系のAVとか見ると…私あんまりキュンと来ないんです。
AVをなんのために見てるかって言ったら、大半は笑いと、人体実験と、自分でやろうとすると大変そうなやつ(ほとんど虐待みたいなハード系とか、人数が多すぎる乱交系)とかああいうのなんで…まあね。
うーん…女の子のリアクションが見たいって言うのって、行き過ぎると人体実験ですからね。
ぼくはいいムードで甘え声出した後に、敏感なところを触った時に吐息を漏らすあの感覚で十分楽しいんですけど…もっともっとエクスタシーにイっちゃってる状態を見ようと思ったら、
・痛いのが大丈夫で、
みたいなことが条件になってくるんですよね。
嫌な子はフェラや手マンも嫌な子いるし、そもそも恥ずかしい状態が嫌って子もいるけど…首絞めやスパンキングまで来ると愛情でやってる状態かどうかに矛盾が出てくるから…割り切れるぐらい大人な子であったり、求めてくるぐらいエッチと親和性がいい子じゃないと…まあ難しいわね。
そうなってくるとどうなるかって言うと…多少痛くても上手い下手の問題で済んで後々大きく揉めることのないねっとりしたエッチに行き着く。
妥協ってわけじゃなくて、よく好みがわかんない時にエッチしても「この辺ぐらいなら、その場で気まずくなるほど引くようなことはないだろうな」ってラインぐらいにしとかないと、いいリアクションをしてもらえないからね。
いや、痛かろうが、息止められようがむしろそのぐらいのほうが気持ちいいって人もいるにはいるんだろうけど、その辺ネットに毒されてるから
「あんまり過激なことして気持ちよくなかった日には、あとでリベンジポルノ的に晒されたり、ネタにされたりしない?」
っておもっちゃうわけ。
だから、お試しセットじゃないんだけど、まずは「普通の子がキチッと拾ってくれそうなエッチ」をするわけです。
それでも下手な時とか、信頼関係ができてないと何回目かでやりたくないって話になったりするんですが…自分が見たいものが見られて、相手の負担が少なく(ある程度気持ちいい?)エッチを基本は模索するわけです。
…まあ、普通じゃない人も多いから、それが正解なのかはよーわからんのですが。
性について上達してくると
「自分の好み通りのエッチしようとすると、男に負担や腕を求める」
ってことが女の人もわかってくるんだなぁ〜って思いました。
女の人ってある程度モテる人や異常性癖の人を相手にしない限りでは極論マグロでリアクションしていれば成り立つんです。
だから、あんまり関心がない人や、けがらわしいと思っている人は、「男が悪い」以上にならないんですよね…。
自己肯定感低い女性が自己肯定感高い男にいいように命令されちゃう傾向をよしとするのは…そういう方向もあるんですよね。
おっぱいやオ×ンコ触れて楽しいとかって言う次元の男じゃなくて、
ってぐらいの人のほうがすごい人と錯覚するんでしょうね。(やってもらって当たり前系の男は…モテすぎてる人と、ただのわがままなガキと両方いますが…)
男の場合は、じぶんからある程度動かないとエッチが成立しないからマグロってわけにも行かない。…あ、お店とか相手が手慣れててすごく早くいろいろ動いてくれる場合は別よ?
男の方が痛いことは少ないし、手をつけないと成り立たないから…痛いとか辛いとはまた別の意味の大変さも結構あるんです。
元気じゃないといけないとか、要領を心得てないといけないとかね。
腰を振りながら両手をクビにかけて、締めすぎないように力加減するとなると…そうだよね。
エッチにブランクがあると…変なところ筋肉痛になることがあるだけに…アクロバティックなエッチできる人や要望に答えられる人はそれはそれですげーと思います。
話戻すけど…AMとか、Twitterで男の悪口書いているぐらいの人って、大したやつじゃないんだと思います。
(経験少ない人に)キチッとどこをどうしたらいいのかやんわりと説明できなかったり、
(ちょっと体制や倫理観考えればわかるような)難しいプレイを求めてたり、
なんかしら自分でも失敗しているところってあると思うんです。
そういうのを自分の好みの問題と相手の技量と相談して言える人ってすげーって思うんです。
ちょっとやってみたいと思う半面、技量とお互いの許容をうまーく相談できる相手との話になるから、けっこう難しいと思いました。
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156652911821
http://lty.hatenablog.com/entry/2019/05/02/135439
要はコンプラ的にどうなのよという事なのかもなーとも思うけども。以下ネタバレですが最初に自分の結論から言うとこれはアリだと思ってます。
妹と姉の関係(イチャイチャ)を描きたかっただけであり、それ自体がやや気持ち悪い偏執的なものだとしてそれはまた別の話、ともかく必要だったのは姉の動機づけで。
姉の事が異常に大好きな妹と、その妹に絵の才能であっさり抜かれた事で傷ついた姉のプライド。2人の間の溝は妹が異常なほど無垢で鈍感なので姉が自分で解決するしかない。
姉が動くしかないのだけど姉には妹の絵に対抗するための強い動機付けが必要だった。それは公に妹に対してムキになってる自分を認める素直さは持ってないから。単純なライバル視ではない別の理由が必要だった。
でここで設定としてヌードと校内への張り出しというのが出てくる。自分のヌードが玄関にドーンと飾られる、それは恥ずかしいから自分の絵でそれを塗り替えてやるとう動機づけ。さらに言えばこの展開により、妹よお前の脳内で美化された私ではなく、本当の私をちゃんと見なさいという意味も含まれることになり、この辺は妹への愛情表現と姉自身の成長も一発でかましていてすごい効いてる。正直これを思いついた時点で作者はよっしゃと思ったんではないだろうか。
じゃあヌードなかったら話にならないからやっぱ重要じゃん、というのはそうだけどヌードでなくても成立はするのだ。例えばこれがヌードじゃなくて普通の着衣座り絵とかだとしても、その才能に嫉妬し自分の絵を描くという展開はできる。むしろそれならよりストレートに感動的になったと思う。ただその厚みをつけるには読み切りではややページが足らず少なくともドラマ構成に前後編くらいにはしないと難しいと思う。
この作品に全体的にややコミカルな軽いノリが残されてるのも、カウンターパンチ的に最後のオチにテンポよく持って行きたかったからだと想像する。
手放しで絶賛していいかと言われると自分もちょっとどうかなと感じた。
その違和感はブコメにある「アフタヌーン感」や「四季賞っぽさ」というのがすごくよく表してると思う。
単純明快な良い話の端々になにか作者自身の精神みたいなのが見え隠れする感がある。少年誌なら作者の顔なんてまったく見えないくらい徹底して娯楽的なものにする場合が多い。実のところ少年マンガというのは青年誌にあるマンガとかよりずっと「大人な」マンガなんだよなと改めて感じた。
なのでこの作品が少年マンガのように万人受けするタイプとはならないとは思うんだけど、どちらかというと手放しせずに大事にされる系のマンガだと自分は感じた。
きれいな姉の絵を描く妹、その絵が高く評価される、そして姉は(妹の絵ではなく)自画像を描く~という展開が素晴らしすぎる。
これがヌードでなかったらもっと良かったのになともったいない気持ちもある。ヌードのほうがインパクトがあるけどやっぱ安易になってしまうからだ。まあそれを差し引いても自分は色んな人が読めばいいと思った。
絵のタッチ含めてなんとなく香る沙村広明臭。ではこの方が同じ話で描いたらどうなっていただろうかと想像した。
たぶん、ヌードの絵は容赦なくエロい絵になる。なんなら姉が妹のヌードを描くシーンは妹の頬を赤らめさせ吐息すら漏れさすだろうと思う。絶対にやると思う。
しかしながら、全方位的に言い訳しながら描いてると思う。なんなら小さいコマで姉に「お前なんでそんなエロいんだよふざけんなよ」とか言わせてると思う。
そういうノリツッコミ的な細かい描写を必ず入れることで「許してね」と言う確かな技術が沙村広明にはあるのだと思う。これはいわゆる第四の壁の破壊というやつでこれは扱いがとても難しい。へたに入れると一気に白けて作品世界に入り込めなくなる。極端な例としては「いや読者が引くだろさすがに」みたいなのを登場人物に言わせちゃうやつ。「妹の姉」はやや軽いテンポはありつつも基本はシリアスなのでこの手はあまり使いたくはないだろうと思う。ただなんとなく登場人物がご都合主義な設定に対して軽いつっこみを入れておく、くらいはできたんじゃないだろうか、沙村広明ならそれは入れてきそうだなと感じた。
といっても沙村広明版の「妹の姉」ならあーおもろかった、で終わっちゃいそうな気もした。それくらい軽く、しかしテーマ性は感じさせることができれば一流なのかもとも思うけど。
今日、ギリシア神話として知られる神々と英雄たちの物語の始まりは、およそ紀元前15世紀頃に遡ると考えられている。物語は、その草創期においては、口承形式でうたわれ伝えられてきた。紀元前9世紀または8世紀頃に属すると考えられるホメーロスの二大叙事詩『イーリアス』と『オデュッセイア』は、この口承形式の神話の頂点に位置する傑作とされる。
巨体は星々と頭が摩するほどで、その腕は伸ばせば世界の東西の涯にも達した。腿から上は人間と同じだが、腿から下は巨大な毒蛇がとぐろを巻いた形をしているという。底知れぬ力を持ち、その脚は決して疲れることがない。肩からは百の蛇の頭が生え、火のように輝く目を持ち、炎を吐いた。
半人半蛇だけど「炎を吐く邪悪な蛇」のイメージにはなっているかも。
ラードーン(古希: Λάδων, Lādōn)は、ギリシア神話に登場する、林檎園の黄金の林檎を守っていた、100の頭を持つ茶色いドラゴン。
(中略)
口から炎を吐き、一説では顎の関節が尾にある為、体全体が口のようになっており、百の首を持つといわれている。
と、Wikipediaには書かれているが、ラードーンが火を吐くかどうかは定かでない。
何が出典なんだろ?
『ヨブ記』(ヨブき、ヘブライ語:סֵפֶר אִיּוֹב)は、『旧約聖書』に収められている書物で、ユダヤ教では「諸書」の範疇の三番目に数えられている。ユダヤ教の伝統では同書を執筆したのはモーセであったとされているが、実際の作者は不詳。高等批評に立つ者は、紀元前5世紀から紀元前3世紀ごろにパレスチナで成立した文献と見る。
『ヨブ記』によれば、レヴィアタンはその巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻くほどで、口から炎を、鼻から煙を吹く。
(中略)
その姿は、伝統的には巨大な魚やクジラやワニなどの水陸両生の爬虫類で描かれるが、後世には海蛇や(それに近い形での)竜などといった形でも描かれている。
ドラゴンになったのは後世。
プリニウスの著作で唯一現存しているのが、自然と芸術についての百科全書的な37巻の大著『博物誌』である。自然界の歴史を網羅する史上初の刊行物であった。
(中略)
プリニウスの『博物誌』10巻には、サラマンドラは斑点を持つ小さなトカゲで、雨が降ると現れるが晴れると姿を消し、体が冷たく火に遭うと溶けると記録されているが、これはサンショウウオに関する記述と考えられている。
また、『博物誌』11巻にはピュラリスというキプロスの炉の炎の中でしか生きられない動物が登場しており、精霊のサラマンダーはこちらに近い。上記の通り、炎を操る特徴からファイアー・ドレイクと同一視され、ドラゴンとして扱われることもある。
『ベーオウルフ』が成立した時期は、作品内部にも外部の言及としても成立の時期を特定する記述が存在しないため、必ずしも明らかではないが、8世紀から9世紀にかけての間に成ったと考えられている[3]。
第一部でベーオウルフは巨人(ドラゴンとも言われている)グレンデルとその母親と戦い、第二部では炎を吐く竜と死闘をかわす。 なお、インパクトが強くかつ謎の多いグレンデルとその親に関しては言及されることが多いが、炎を吐く竜に関してのものは少ない傾向にある。だが、同時にいわゆる「ドラゴンの約束事」(財宝を蓄え守っている、翼を持って空を飛ぶ、火を吐くなど)をほぼそろえている珍しいドラゴンでもある。
スラヴ民族は文字を持たなかったため、伝えられた神話を民族独自に記録した資料は存在しない。スラヴ神話が存在した事を記す資料として、9世紀から12世紀の間に行われたキリスト教改宗弾圧の際の「キリスト教」の立場から記された断片的な異教信仰を示す内容の記述が残るのみである。スラヴ神話は地方により様々なバリエーションがあったことが近年の研究により明らかになっている。
ズメイ・ゴルイニチ(「山の息子の竜」の意)の場合、3つ首以上、多ければ12の体幹を持つと表現され、火や毒を噴くなど、歴然とした一般の「竜」のイメージで描かれる。
『アングロサクソン年代記』はアングロサクソン史を古英語で綴った年代記の集大成である。編纂は9世紀後半のアルフレッド大王の治世に、恐らくはウェセックスにおいて行われた。
「火の竜」を意味する名前の通り、炎をまとい、口からも炎を吐く。空を飛び、それが現れる時は辺り一面、昼のように照らされる。曇天の空に不思議な光が走る時はファイアー・ドレイクが飛んでいるのだとされた。
隕石という説があるらしい。
『イヴァンまたは獅子の騎士』(イヴァンまたはししのきし、Yvain, le Chevalier au Lion)は、1170年から1181年頃にかけてクレティアン・ド・トロワにより著作された散文騎士道物語であり、アーサー王伝説を主題にした5作品のひとつである。
イヴァンは旅の途中で火を吐く大蛇と獅子が戦っているところに出くわす。イヴァンは問答のすえ獅子に加勢し、大蛇を倒した。これに恩義を感じた獅子は、イヴァンと行動を共にするようになり、イヴァンは獅子を連れた騎士とだけしか名乗らなくなる。
『黄金伝説』(おうごんでんせつ、羅: Legenda aurea または Legenda sanctorum、レゲンダ・アウレア)は、ヤコブス・デ・ウォラギネ(1230頃 – 98)によるキリスト教の聖人伝集。1267年頃に完成した。
その時代、エチオピアの町では一人の魔術師が権力を持っていた。彼は常に恐ろしい二匹のドラゴンを連れていて、自分にはむかう者にけしかけていた。あまり大きなドラゴンではなかったが、口や鼻から火や燃える硫黄を噴出し、人や家を焼きつくしたので誰も魔術師に反抗できなかった。その噂を聞いたマタイは魔術師の元を訪れた。魔術師はマタイにドラゴンをけしかけたが、マタイが十字を切るとドラゴンは地面に倒れて眠り込んでしまう。
同じく「黄金伝説」に書かれている、有名な聖ゲオルギウスが退治したドラゴンは、毒を吐くが火は吐かない。
聖マルタが退治したタラスクは、「燃える糞を撒き散らす」と言われているけど、これ英語版では確認できなくない?
タラスクは、レヴィアタンとボナコンの子供なのだが、ボナコンの特徴である「燃える糞」が、日本語訳されるときに混同されたのでは。
といったところから考えると、5世紀くらいまでは「火を吐くドラゴン」概念は薄かったが、
8〜9世紀頃から伝承として語られはじめて、10〜12世紀頃にはすっかり定着していたという感じだろうか。
なぜ火を吐くようになったのか?
サラマンダーは、火をより大きく燃え上がらせる能力があり、火山の溶岩の中に住んでいるという伝承もある。
ズメイや、ヤコブのドラゴンは、吐く息から硫黄の臭いがするといい、火山を連想させる。
ドラゴンには「地を這うドラゴン」と「空を飛ぶドラゴン」の二種類のイメージがあるが、
蛇や蜥蜴からは空を飛ぶイメージがしづらいことを考えると、隕石からの連想には説得力がある。
そこから火を吐くように変わっていったことを考えると、これも自然な解釈に思われる。
うーん、わかんね。
追記。
「フンババの咆哮は洪水であり、彼の口は火を意味し、吐息はまさに死である」というのは単なる比喩なのでは。
ドラゴンファンタジー(Grailquest)で学生時代を過ごしたおっちゃん的には「火吹き男派」だったんだけど、これ読むと確かに色々あるしそもそも本物見た事ないもんなぁって思ったよ(笑)
心情的には可燃性ガス+魔法強化&プロテクトとかであって欲しいかな
漫画とか見ると鼻から出てる派と口から吐いてる派もあったりするよね
現実的にはコモドオオトカゲなら唾液だけで焼けつくような痛みがっ、とかありそうだし、毒性が新たに解明されたりもしてるから火のような吐息を吐く恐竜のような生物、とか居てもよかった気はする
でも恐竜の生息時代を人間と被らせるのはかなり苦しいらしいから、やっぱりファンタジーか遺伝子操作で新たに作るSFしかないよね
頭を強く打ち付けたときに視野が一瞬白くなるのを光の感知を思って頭を打ち付けた描写を輝きを表して目から星が出る絵を描いたように
ドラゴンは口腔内が清潔ではないので息がめっちゃヤバイというのを絵で描いたときうずまきだらけの吐息で表したらそれを見た誰かが炎はいてんじゃね?って言ったんじゃないか派
「それで、二人はもう主題を決めたのか?」
俺は探りを入れてみた。
この期末レポートで最も避けたい事は、テーマや内容が似てしまうことだからだ。
相対評価なんてされたら困るし、コピーを疑われて減点なんてのは最悪である。
「僕はオオザワの『不可逆性の時代』についてレポートを書こうかな~と」
タイナイの持っていた本に目を向けると、表紙に『不可逆性の時代』と書かれているのが分かった。
主題だけは決まったものの、何から取り組めばいいかなんて見当もついていないとみえる。
以前もそんなノリでレポートを書いて、シマウマ先生に「意識高い系の読書感想文」だと揶揄されたばかりだろうに。
「ウサクの主題は?」
「我は『未だ残り続ける、前世代の負債』だ。ここ50年の間に起こった大きな出来事をまとめ、現代にどのような負債を残しているか調べる。そして、その是非や責任を考察し、次世代に残さないためにはどうすべきか等を書くつもりだ」
翻ってウサクはさすがといった感じだ。
シマウマ先生が喜びそうなテーマに狙いを定め、更には方針まで既に固めてきている。
ウサクがそうしてやっと掴めるレベルだから、俺には逆立ちしても無理だろう。
そもそも逆立ちなんて出来ないし、出来たところで頭に血が上るだけに違いない。
二足歩行でBあたりをせいぜい目指そう。
俺は図書室内をのそのそと歩きながら、並ばれた本を眺めていく。
タイナイみたいに漠然と選ぼうかとも思ったが、それが複雑で面倒なテーマだったりすれば後が厄介だ。
変なところで油断をしたせいで春休みの予定が台無し……という事態などあってはならない。
「んー、これとこれを合わせて、ちょっとヒネってみるか」
そうして気になった本をいくつかチョイスし、うんうん唸ること十数分。
……まあ、自分で言うのもなんだが、センセーショナルさには欠けるな。
しかし、身の丈には合っている。
焦点を絞ったので、調べる範囲も狭くて楽だ。
後は目ぼしい資料を見つけ、あの馬面の欲求を満たす事実を抜き出していけばいい。
その事実から分析できるものを並べ、大まかな見解としてまとめれば完成である。
「はー、やれやれ」
ようやっとテーマと大まかな方針が決まり、俺は安堵のため息を漏らした。
グギュルルルル―――
だが、その吐息の音は、腹の唸りによってかき消される。
そういえば、俺は空腹だった。
課題のため後回しにしていたが、こいつに喚かれちゃ仕方ない。
失恋をきっかけにヤケになって処女を捨てて以来、ティンダーを駆使して初対面の人とセックスすること約1年。経験人数20人ほどのヤリマン見習いになりました。一応、性病と避妊には気を使ってます。一週間前の検査ではオールホワイトでした。
セックスがめちゃくちゃ好きです。とても好きです。肌と肌が合わさる心地良さはもちろん、キスする時に感じる唇の柔らかさとか、耳を舐めた時の男の人の吐息、ふとした時に香る自分のじゃないシャンプーの匂い、ゆっくり受け入れる時のじんわりとした気持ちよさとか…たまらんですたい!!!好き!!
好きじゃない人としてもこんなに気持ちいいんだから、好きな人と出来たら天にも昇る心地なんだろうな!!はー、今はいないけど…好きな人とセックスしてみたいなあ。いや、セックスなんかしなくていいから一緒に手を繋いで桜を見に行きたいな… というか腕に抱きつかせてくれないかな? 欲情を煽るような、前戯じみたやつじゃなくてさ…純粋に手にギュッと抱きつきたい。
とは思うけど、好きな人とか現れないし、とりあえず性的欲求を満たすべくどうでもいい相手とセックスし続けまーす!20歳になるまでには好きな人と桜を見に行けたらいいなあ!
ある意味全てを放り出して自分のしたいことに走った少女の話。そういうのもいいと思う。
それを捨てるなんてとんでもない!と言われそうなものすべてをヴァネロペは捨て…てないけどまあ距離をおいた。
気の合う親友とか、自分の役割とか、故郷とか。もしかしたら立場とか、責任も。
それでいいのか、ってのはまあおいておいてそうしてもいいよね、って話だと思う。
制作の時間を考えるとそれだけネットの感覚の移り変わりが早いのかも。
前作だと本当にクソガキっ子で自分の守備範囲外だったけど、今回は少女感がありちょっとどきどきした。
(6年間にスタッフが彼女を「娘」として育てて生気が宿った感がある)
倒れて吐息をもらす姿と私が犠牲になるから!はだめだめえっちすぎます。
ただ最近何を見ても二次創作感をおぼえるので単なる老化かこれ…。
すこすこのすこ。出番があってよかった。
今さらセカイ系(笑)の出来損ないみたいな90年代ラノベ引っ張りだしたところで、ガキが食いつくわけもないと分かりきってるのがクソ。どうせ昔のファンも大半はとっくに趣味変わってるだろ。
無意味に時間が行ったり来たりするのがクソ。カッコイイとでも思ってんのか?分かりにくいだけだわアホ。
キャラデザ全員モブ過ぎて誰が誰だか分からないのがクソ。ブギーポップは分からない(爆笑)
ラノベ業界もそろそろ弾切れで苦しいのは分かるけどさあ、さすがにこんなもん引っ張り出してくるぐらいなら、他にもっといい原作あるだろ。たとえば……お留守バンシーとか!
そこまで打ち込んだところで〝増田〟は確認画面に進み、実際に表示される際の見え方をチェックする。特に問題のないことを確認して「この内容を登録する」ボタンをクリックした。
大きく息を吐き、しばし目を閉じて時間が過ぎるのを待つ。ヘッドホンからは、路地裏の秘密クラブについて女性ボーカルが歌うハスキーな声が流れているが、別に〝増田〟の趣味ではない。無音よりは多少の「雑音」があった方が集中しやすいという程度の理由で、適当にまとめて違法ダウンロードしたファイルをランダム再生しているだけだ。
曲が終わったのを合図に目を開き、さきほど投稿した「記事」のページをリロードした。夜の10時過ぎというお誂え向きの時間だけあり、セルクマなどという姑息な真似をせずともブックマークが既に30ほど集まり始めている。トラックバックも、上から目線の傲慢な評価への反発が7割、同意が2割、元記事とほとんど無関係の独りよがりのつまらないネタが少々という予想通りの傾向で、活発に反応してくれている。
たった今書き込んだ記事で扱ったアニメにも、その原作のライトノベルにも、〝増田〟は特に興味がなかった。ただ、SNSなどでの他人の発言を眺めていて、こういうことを書けば「バズる」だろうなというイメージが、なんとなく頭に浮かんだのだ。あとは、このアニメを叩きたい人間の「設定」に自分を重ねるだけで、溢れるように文章が湧き出してくるのだった。
「……」
自分がそれを書いたという証が何一つない文章が、回線の向こうで人々の注目を集めるさまを、〝増田〟は静かに見つめた。
自己主張が少なく控えめな性格、という程度の話ではない。何が好きで何が嫌いなのか、何が得意で何が苦手なのか、人に聞かれるたびに例外なく言葉に詰まった。単にそれを表現するのが下手というだけではなく、自分がどんな人間なのか〝増田〟自身どうしてもよく分からないのだった。
そのため、自己紹介ではいつもひどく苦労させられた。胸の内を語ることのない秘密主義の人間と見なされ、親しい友人を作ることも難しく、いつも孤独に過ごすこととなったが、それが嫌なのかどうかすら〝増田〟には判断ができなかった。
その感覚は、対面での音声によるコミュニケーションだけではなく、ネットでの文字を介したやり取りでも特に変わりがなかった。たとえ単なる記号の羅列に過ぎないとしても、自分を表すIDが表示された状態で、何か意味のあることを言おうという気にはどうしてもなれなかった。
そんな〝増田〟がある時、一つの匿名ブログサービスと出会った。
良識のある人間ならば眉をひそめるであろう、その醜悪な売り文句に、増田はなぜか強く引きつけられた。
そこに書き込まれる、誰とも知れぬ人間の手による、真偽のさだかならぬ無責任な言葉たち。数日の間、寝食を忘れてむさぼるように大量の匿名日記を読みふけった後、それらのやり方を真似ることで、〝増田〟は生まれて初めて自発的に文章を書き出したのだった。
特に書きたい内容があったわけではない。ただ、睡眠不足と空腹でからっぽになった頭を満たす、得体の知れない衝動に従いキーボードを叩いた。
出来上がったその文章は、保育園への子供の入園申し込みをしていたが落選してしまった母親、という「設定」で、政治批判もまじえつつ全体としてはどうにもならない怒りを乱暴な口調で八つ当たり気味にぶつける、といった感じの記事になった。
実際には、保育園への申し込みどころか、当時から現在に至るまで〝増田〟は結婚すらしてはいないのだが。
これを軽い気持ちで匿名ブログに投稿したところ、予想外の爆発的な大反響を呼んだ。ブクマは2000以上付き、「記事への反応」は100を超え、ニュースサイトどころか国会で取り上げられる事態にさえ発展した。
遂には記事タイトルがその年の流行語大賞のトップテンにまで入ってしまったこの一連の動きに、もちろん驚きはあった。だがそれ以上に、自分の指を通して生まれ落ちた自分のものではない言葉、という捩れた存在自体に、〝増田〟は震えるような感動を覚えたのだった。
その確信を得てからは、坂を転がり落ちるように、この匿名ブログへとのめり込んでいった。
様々な立場の人間になったつもりで書いた記事を投稿し続けるうちに、〝増田〟は奇妙な現象に気がつく。ひとたび題材を決めて書き始めてしまえば、それまで全く知識も関心も無かったどんな分野についても、どういうわけか淀みなく言葉が湧き出すのだ。
ある時は、新人賞を受賞してデビューしたものの限界を悟って引退を決意した兼業作家だったり。
〝増田〟は、記事を書くたびにありとあらゆる種類の人間に「なった」。そしてそれらの「設定」の元に、このwebサービスの読者たちに、感動や、怒りや、笑いを提供してきた。〝増田〟にとって、読者から引き出す感情の種類はなんでもかまわない。自分の書いた言葉が、多くの人間に読まれることだけが重要なのだ。
実際、〝増田〟の書いた記事には、著名人気ブロガーですら不可能なほどの高確率で100を超えるブクマが次々と付いた。SNSでも拡散され、ネット上の話題を取り上げる(といえば聞こえは良いが他人の褌で相撲を取るしか能がない)ニュースサイトの元ネタにもなり、つまり――「バズって」いた。
本格的に活動を始めてから、〝増田〟は毎日多数の記事を投稿し続けている。〝増田〟以外の利用者は誰一人気づいていないが、今ではこの匿名ブログサービスにおける人気記事の、実に九割以上が〝増田〟一人の手によるものなのだった。もはやここは〝増田〟のしろしめす王国なのである。
そして、〝増田〟の支配は電脳空間にとどまらずより大きく広がろうとしている。〝増田〟の記事が読者から引き出す強い感情。これを利用し、流されやすい一部の読者の行動を誘導することで、〝増田〟は既に現実でも大小さまざまな事件を引き起こす「実験」を成功させていた。だが、それぞれの事件自体に関連性は全くなく、膨大な投稿量を多数のIDに分散しているため、運営会社ですら事件の背後にいる〝増田〟の存在には手が届いていなかった。
この影響力の、深く静かな拡大。これが順調に進めば、いずれはサービスの運営会社の中枢に食い込むことすら時間の問題だった。
匿名ブログ支配の過程で〝増田〟の掴んだ情報によれば、この運営会社はただのIT企業ではない。その実態は、途方もなく巨大なシステムの下部組織なのだ。そこを足がかりに、「世界」にまで手が届くほどの――
「……っ……っ」
果てのない野望の行く先に思いを馳せ、〝増田〟は声もなく笑った。
そこに、
――♪
「……?」
ランダム再生にしていたメディアプレイヤーから、奇妙な曲が流れ始めた。
口笛である。
音楽に興味のない〝増田〟でさえ聴き覚えがあるほど有名なクラシック曲を、どういうわけかわざわざ口笛で演奏しているのだった。それは、アップテンポで明るく力強い原曲を巧みに再現してはいたものの、しかしやはり口笛としての限界で、どこか寂寥感のある調べとなっていた。
「……」
これのタイトルはなんだっただろうかと〝増田〟にしては珍しく気にかかり、プレイヤーの最小化を解除して現在再生中の曲名を表示した。そこにはこうあった。
「!!」
その事実に気づいた〝増田〟はヘッドホンを頭からむしり取り、音の出どころを探った。
「――♪」
耳を澄ますまでもなかった。口笛は、明らかに〝増田〟の背後から聴こえてきている。それも、ごく至近距離で。
「……!」
背筋を貫く寒気を振り払うように、〝増田〟は回転式のデスクチェアごと素早く振り返った。
片付いているというより極端に物の少ない部屋の中央。そこに、それは立っていた。
金属製の丸い飾りがいくつか付いた、筒のような黒い帽子。全身を覆う黒いマント。男とも女ともつかない白い顔に浮かぶ唇までが、黒いルージュで塗られている。
まったく見覚えのない顔であり、衣装だった。
普通に考えれば、異常な格好をした不法侵入者ということになる。今すぐに警察に通報するべきだ。だが〝増田〟は、そんな常識的な思考をこの黒帽子に適用することが、なぜかできなかった。
部屋のドアには鍵を掛けておいたはずだが、こじ開けられた様子もなくきれいに閉じている。いくらヘッドホンから音楽が流れていたとはいえ、人間がドアを開け閉めして部屋に侵入した物音に全く気づかないということがあるだろうか?
カーテンを閉め切り照明の消えた部屋の中、ディスプレイの微かな灯りに照らし出された黒帽子の姿は、床から突然黒い柱が生えてきたようにも見えた。
〝増田〟の当惑をよそに、黒帽子は口笛を止めて言葉を発した。黒い唇からこぼれる声は澄んだボーイソプラノで、やはり性別を特定することはできなかった。
「人には、自分にとって切実な何かを伝えるために、敢えて何者でもない立場をいっとき必要とすることもある。だが、『匿名』こそが本質であり立ち返るべき『自分』を持たない存在――それは『自分』という限界に縛られないが故に、無目的にただ領土だけを広げ続け、遠からず世界を埋め尽くすことだろう。その新世界では、根拠となる体験を欠いた空虚な感情だけがやり取りされ、真の意味での交流は永遠に失われる……間違いなく、世界の敵だな」
人と世界について語りながらその声はどこまでも他人事のようだったが、最後の断定には一点の迷いも無かった。
世界の敵、という言葉が指す意味の本当のところは分からない。だがこいつは、〝増田〟こそが「それ」だと言っているのだった。
なぜ初対面の異常者にそんな決めつけをされるのか。そもそもこいつは一体何者なのか。
そんな疑問を込めて、〝増田〟は目の前の怪人物を睨み付けた。黒帽子にはそれだけで意図が伝わったらしい。
〝増田〟の耳にその言葉は、それができるものなら、という挑発を含んで聞こえた。
できないわけがない。変質者に名前を教えるのは危険だが、自宅に押し込まれている時点で大差ないだろう。
〝増田〟は椅子から立ち上がって息を吸い込み、自分の名前を告げようとした。
しかし、
「…………!」
声が出なかった。いくら喉に力を込めても、最初の一音すら形にならずに、ただかすれた吐息が漏れるばかりだ。
そう言った黒帽子が肩ほどの高さに上げた右手を、ついっと振った。その指先から細い光の線が伸びてきて、空気を切るような鋭い音がしたかと思うと、〝増田〟の首の周りに熱い感触が走った。
「?」
次の瞬間には、〝増田〟の視界はゆっくりと下降――いや、落下し始めていた。
途中で回転した視界の中で〝増田〟が目にしたのは、頭部を失ったまま直立する、肥満した成人男性の身体だった。
「……っ!?」
直前までまとっていた「自称アマチュアアニメ批評家」の「設定」が霧散したことで、〝増田〟は意識を取り戻した。思わず首の周りに手をやるが、傷一つ付いてはいない。
「なるほど。君の能力にはそういう働きもあるわけだ」
感心したように言って、黒帽子は宙空をかき混ぜるように右手の指を動かした。そこにまとわりつくように、光の線が見え隠れする。目を凝らして見れば、それは極細のワイヤーだった。
〝増田〟の首に巻き付けたあれを素早く引くことで、瞬時に切断を行なったのだと、遅れて事態を把握する。
「……」
いま首を斬られたのは、あくまで〝増田〟の「設定」に過ぎない。だが、味わった「死」の感覚は本物だった。それを実行した黒帽子は、今も平然とした顔をしている。
目の前の怪人が何者であろうと、もはやこれだけは間違いがない。こいつは〝増田〟を殺しに来たのだ。無慈悲に、容赦なく。
「……!」
黒帽子と向き合ったまま〝増田〟は、後ろ手に恐るべき速度でキーボードを叩いた。わずか数秒で4000字超の記事を書き上げると、そのまま確認もせず匿名ブログに投稿する。
記事はすぐさま炎上気味に100オーバーのブクマが付き、新たな「設定」が〝増田〟の全身を覆った。そこに立っている姿は既に、制服を着た男性警察官そのものだった。
実のところ〝増田〟にとっても、匿名ブログのこのような使い方は初めてのことだった。だがその事実を意識することすらなく、〝増田〟はこの応用をごく自然に行っていた。まるでこれが本来の用法だったかのように。
警察官の〝増田〟は、いかにも手慣れた動きで腰のホルスターから素早く拳銃を引き抜いて安全装置を外すと、黒帽子の頭に狙いをつける。この距離なら外すことはないだろうし、さすがに銃弾を正面から受けても平気ということはあるまい。
しかし弾丸が発射されるより早く、引き金にかけた〝増田〟の指をめがけて光が走った。
「そんな危ないものは下ろした方がいい」
切断された指がぽろぽろと床に転がり、〝増田〟は拳銃を取り落とした。重い金属が床に叩きつけられる、ごとん、という音が響く。
「!」
失った指の痛みにのたうち回る間もなく、再び飛び来たワイヤーが〝増田〟の首に絡みついた。鋼糸はそのまま、いともたやすく肉に食い込み――
「……!」
一瞬のブラックアウトの後、警察官の「設定」もあえなく消え去ったことを〝増田〟は悟る。
〝増田〟は、次の「設定」を求めて、慌ててキーボードを叩き始めた。殺されないためにはそうするしかない。
黒帽子がワイヤーを一振りするたびに、現在の〝増田〟の「設定」が消滅する。〝増田〟は超スピードで匿名ダイアリーに記事を書き込み、新たな「設定」を得る。その繰り返しが続いた。
格闘家、ヤクザ、猟師、力士、刃渡り50センチの牛刀で前足を切り落として熊を倒した撮り鉄、1200万ドルの機械義手を身につけ「捕らわれざる邪悪」の二つ名を持つ元アメリカ特殊部隊員……
考えうる限りの、個人戦闘能力の高い人間の立場で書かれた記事を投稿し、その「設定」を使って制圧を試みる。だが、いずれの力をもってしても、〝増田〟は黒帽子の体に触れることさえできなかった。
「……」
異常なまでの適性ゆえに普段は意識せずに済んでいたが、この匿名ブログサービスは本来、少しでも油断すると「あれ?増田さん、この話前にもしませんでしたっけ?」と指摘を受ける、投稿者に厳しい場だ。いかに〝増田〟の記事とはいえ、短時間に似たようなネタを続けて投稿したのでは、ブクマやPVを稼ぐことなどできない。「設定」を定着させるためには、読者からのそういった「承認」を得なくてはならないのだ。
少なくとも同じ職業をネタにすることは避ける必要があった。とすれば、「設定」を潰されるたびに書ける記事の選択肢は少しずつ限られていく。
〝増田〟は、徐々に追い詰められつつあった。
その焦りが引き金となったのか。
「!!」
――字数制限。
私たちは股間であたためた崎陽軒のシウマイ弁当を互いに交換して食しつつ、ハーフタイムを迎えていた。
ふと恋人が言った。
「6万人!」
恋人はなにがおかしいのか、シウマイと蒲鉾の中間物質を噴き出す。すごく汚い。
「6万人が走り回る22本のチンポを真剣な顔して眺めているなんて! しかもリズミカルな応援つき!」
ムッとした私。
前の席でフランクフルトを頬張る頭皮露出中年男性へ弁当を叩きつけて激高する。
「そうやって君はいつもチンポのことばかり考えているんだな。いいか。フットボールにおいて重要なのは22本のチンポではない。ハードワークするプリケツだ。いつもチンポにないがしろにされるプリケツの気持ちを君は考えたことがあるか。君は本当に哀れなケツフォビアだな」
そう言い放って席を立つ。恋人のツイストアンドシャウトが響いているが無視する。
本当はチンポもプリケツもどうでもよかった。
私はアナルに入れていたリモコンバイブのことで頭がいっぱいだった。
ゲーム中、私は選手たちが枠外シュートを放った瞬間だけ、スイッチを入れた。
スタジアムに響く「オオ~ウフン」という落胆の音階と振動はのけ反るほどの快感を与える。
セックスとは異なる種類の性感に至るために必須の三要素は以下の通り。
不連続的な刺激×アイデンティティ・クライシス×ドラスティックなアイデア
落伍者はこの三要素に溺れるあまり、他者を巻き込みギルティの対象となる。
クレバーな賢者は違う。快楽の祭壇に捧げるのは常に己の精神と肉体のみ。
これを読んでいる名もなき同志たちにもぜひ試して頂きたい。
以上を遵守した私の前半はおおむね順調だった。しかし負傷交代で入った初出場選手が発奮しすぎて枠外シュートを放ちまくり、予想を超えて酷使したリモコンバイブの電池が切れてしまった。一刻も早く交換したかった私はトイレへ急ぐ。
「どうも」
後ろから男の声。
「ハハン。どういたしまして」
「あなたの啖呵、拝聴しましたよ。大したものだ。フットボールの真髄はプリケツにあり。その通り。相当な玄人でいらっしゃるようだ」
どうやら彼は熱心なプリケツニスタらしい。シウマイ臭くて返事ができない。
昇天する。
「君はアヌス・フットボールで界ではダニだ。ダニ・アウヴェスじゃない。ただのダニ。ラ・マシアのプレベンハミンのセレクションを受けようか迷っている子供の友達の父親の同僚の会社の清掃員が仕事帰りに立ち寄ったバルの入り口で見かけたセクシーなボルゾイ犬についた一匹のダニ。それが君だよ」
「思い上がるってくれるな友よ。真実はある一つの点に過ぎずそれは世界に無数とある」
ゆらぐ視界。コンクリートの灰色。一点を中心としてぐるぐると回転する。
巨大化してゆく真っ黒の中心点。これは、穴?
ここは地上の天国か。シガーロスのジャケットのようなポーズで私は駆ける。
しかし風が臭すぎて卒倒する。
駆け寄ってくる白ワンピースの少女たち。適当なキス。シウマイ臭い。
よく見るとみなシウマイ男の顔をしている。
チャンピオンズリーグのアンセムがバカバカしいくらい大音量で流れる。
「ハハン! タカハシ・センセイも真っ青だな!」
融合してゆく人糞。巨大な玉となり芝生を飲み込んでいく。
破壊される世界。光に包まれたゴールが出現。私たちは玉の上を走りながら突っ込んでゆく。
叫ぶ私はふと、我に返る。周囲に少女たちの姿がないのだ。
「ここでさよならよ! 元気でね!」
荒廃した大地に取り残される少女たち。悟ったような笑みで手を振る。
私は涙する。ようやく気づいて。彼女たちは私をここから逃がそうとしていたのだ。
光に包まれる中、渾身の投げキッス。この愛よ。どうかあの娘たちを守って。
遠い昔の思い出から戻る。私はハーフタイムのロッカールームにいた。
汗と、スポーツドリンクと男たちの吐息。ミステルと通訳の声が響く。
私はローマ人にクソフットボールを教え、その後現代まで発展を見届けてきた。
あるときはオーナーとして、あるときは監督として、あるときはコールリーダーとして。
後半の入場をスタッフが伝える。私はクソを漏らして手で掲げる。
これがハーフタイムのルールで、選手たちは持ち寄ったクソをフィールドで固めてボールを作る。
「よし! いくぞ! みんな!」
「誰だお前」
締め出された私はスタジアムの外で強盗にあい、素っ裸で由比ガ浜に放り出される。
もう金輪際スタジアムには行かない。