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2019-10-16

タワマン・スカベンジャー

不妊治療のため仕事を辞めさせられた増田は、「生産性がないものお金を出せない」と主張する夫から経済的DVをうけている。独身時代貯金の大半は共同出資のタワマンの頭金に消え、残りの残高とともに、増田物欲も枯渇していった。

ご近所づきあいが一切ない新築入居のタワマン社会には、この状況を相談できる知り合いができにくい。同じフロアの8部屋のうち、顔を知っている人はひとりもいない。

ある日、同じフロア共用の24時間対応ダストステーションに、ゴルフバックが3つ、中身ごとおかれていた。「*粗大ごみです ごみ料金シールを貼って出してください(3Fのサンクスに売っています)」と赤字で書かれた紙が貼ってあった。その状態が、3日も続いた。増田ゴミ清掃スタッフに同情し、逡巡した。その粗大ごみを一度家に持ち帰ることにした。夫は毎週末に1週間分のレシートを照会して、1円も使途不明金がないことを確認する人だ。かわりに粗大ごみシールを貼って置きたいが、夫に却下されるだろう。

増田はそのゴルフバックを、4LDKの空き部屋に置いた。夫はまったく気づかないようだった。

翌朝、ポスト不用品出張買取業者広告が入っていた。増田はすぐに電話をかけ、「夫が叔父からゴルフセットを一式もらったのですが、いらないんです、でも処分方法がよくわからなくて」と説明をすると、業者の弟がやっている中古ゴルフ用品買取業者見積もりにくることになった。見積もり結果は7万円。身分証明書の写しとの引きかえに、そのまま現金を置いて行かれた。増田は驚いた。ごみが7万円になったことにも、突然自由に使えるまとまったお金が降ってきたことにも。

翌週、偶然テレビフィリピンのスモーキーマウンテン特集するドキュメンタリーを見た。ゴミからお金に換えられるものを探し当てて生計をたてるスカベンジャーというひとびとを知った。金銭的には不自由でも、心が自由である彼らをうらやましく思い、増田自分が心身不自由であることに自覚したのだ。そしてメルカリヤフオクフリルなどのフリマアプリ存在を知り、ある決意をした。

PerfumeライブDVD 2万円

年代物のキティちゃんの電動えんぴつ削り 7000円

ダッフィーぬいぐるみリュック 12000円

ニコンレンズキット 合計2万円

羽生結弦レプリカユニフォームなど 4万円

浦和レッズレプリカユニフォームセット 3万円

バーバリーブラックレーベルハンガーセット 6000円

 

増田は、ほかのフロアダストステーションにも出張するようになった。増田の住むタワマンは、58階だてで、6階以上が住民フロアである増田は1~8階、45~50階にとまるエレベーターに乗れる。

白いエプロンを着て「ボランティア」と書いた自作腕章をつけていくと、ゴミ分別ボランティアと思われるため、ほかの住民や清掃スタッフに会ったとしても、一瞥されるか、「お疲れ様です」といわれるだけだった。

・嵐のCD,DVDのまとめ売り 4万円

・嵐のツアーグッズ 5万円

浜崎あゆみCDDVDまとめて 18000

ヒステリックグラマーデニムパンツ5本 合計6万円ぐらい

ヒステリックグラマーTシャツ 10枚あわせて9万円

モンクレールのダウンジャケット 3万円

浦和レッズのグッズ一式 7万円

楽天イーグルスの優勝記念ウェアセット 1万円

楽天イーグルス田中選手応援グッズ一式 1万円

wii本体wii fit+のセット 18000

ヴィヴィアン・ウエストウッドストッキングセット 7000円

スーパーファミコン本体ドラゴンクエスト3 2万円

アムウェイコンドロイチンサプリ 8000

アムウェイのなべセット 16000円

One-Piece 1~72巻 12000円

・ウシジマくん 1~28巻 6000円

ミニクーパーのグッズ 15000円

南山堂 医学辞典 1万円

医学英語文例辞典 12000円

マイケルジャクソン写真集 5万円

マジックギャザリングカードセット 8万円

コーヒー浣腸の付け替えパーツセット 14000円

51階以上はメゾネットタイプペントハウスになっており、増田は入ることができない。しかし、増田は非常用階段からの闖入に成功

メゾネットフロアには2階ごとに3部屋あり、非常用階段とつながっている各部屋ごとのゴミ捨て場がある。51・52階は3部屋とも人が住んでいなかった。香港業者を経由して買ったマレーシア人シンガポール人が持ち主であることを告げる書類の写しが捨ててあった。

53・54階も同様だが、うち一部屋には定期的に生活のにおいがした。ブルーボトルコーヒー紙袋と、RF1サラダ残飯と、コーヒーがしみ込んだ今治タオル中国語台湾語新聞スワンナプームエアポート紙袋に入れて捨てられていた。外国人の別荘なのかもしれないなと思った。

ダイソン扇風機(未使用保証書は1か月前) 2万円

クリスチャンルブタンキンキヒール 2サイズ(箱あり)と空箱1つ 合計5万円

・SK=2のトラベルセット 7000円

・ドゥラメールクリーム1万円

シャネルツイードジャケット 3万円

コロンビアジャケット 1万円

ブリティッシュエアライン模型 1万円

・嵐コラボJAL機の模型 3万円

新羅免税店の密封パック入に入ったままのディオール化粧品セット 1万円

そのころ、メルカリ現金出品がニュースで取りざたされていた。

同時に、身分証明書と実住所と銀行口座の名義が一致しないと送金できないといわれる業者が増えてきた。

金額によってはマイナンバーカード提示が求められるようになった。増田は潮時だと悟った。

増田フリマサイトの売上金の受け取りを、唯一残していた旧姓の口座に指定していた。母の葬式にも来なかった父が、子どもときに開設してくれたJFマリンバンクの口座。この2年半で、7桁の数字が刻まれるようになった。都心では使えないと思っていたマリンバンクは、ここ数年でコンビニATMとの連携が進んでいたことに気付き、増田は大きな一歩を踏みだす決意をした。

離婚はすぐに成立した。「家、買った時より高い値段で売れてよかったですね」と弁護士は言った。来月頭には増田の取り分が入金されるらしい。売却手続きを進めてくれた司法書士は、増田の元夫が横浜に転勤になり、武蔵小杉にある新築タワマンを買ったと告げた。そのマンションはのちの

2019-08-11

帰省

久々に実家に帰ってリビングゴロゴロしてて

「鶴の舞!」とかポーズつけてたんですけど

ちょうどその時電話してた母がピッ…と通話を切って

「〇〇のえっちゃんね…今度結婚するんだって…」

って悲しそうな顔で鶴の舞を一瞥してどっか行った

2019-08-01

異世界転送したら人形おじさんが華麗な美少女になっていた。

一九八五年、10月16日

観衆は独りでに、まるで定められていたかのように英雄を見繕っては胴上げを開始した。

歓喜の産声は「掛布掛布!」「岡田岡田!」と何処からともなく沸き上がり、彼らは次に愛すべき我らが主砲。

優勝の立役者たる名手バース感謝の念を捧ぐため胴上げ提案をするも、外人たる彼へ見立てられるような男はなかなか見当たらない。

誰が言ったか、はたまた運命悪戯か。

「おい、あれ見ろや!」

一団のひとり、男が見つけ何気なく指さした先にはケンタッキー・フライド・チキン道頓堀店。

サンダース人形が相も変らぬ笑顔で立っていた。

「あれや!あれ!」

彼らによってさっそく担ぎ出されると、サンダース人形は次に宙を舞っていた。

バースバース!」

といった、鳴り止まぬ歓声のような掛け声とともに。

暴徒の様に化した彼らの進軍をもはや誰も止めることなどできず。

彼らは勢いに任せ、カーネル人形道頓堀へと放ったのだった。

午後2323分。この行為が引きこ起こす悲劇ことなどつゆ知らず。




一九八七年、10月16日

早くに仕事を切り上げ、新幹線に飛び乗った。

ぼくは大阪に出来た彼女へ会いに行くと、久しぶりの再会にもかかわらず彼女はぷりぷりしていて「だってー、阪神最下位なんやもん」と独特のイントネーションから始まる言葉で告げるので苦笑いするほかになかった。

尤も、ぼくはそれほど野球に興味はなく、あったところで関東まれなので、おそらくファンになっているとしたらジャイアンツだろう。

しかしそんなことを口にすれば彼女が怒るなんていうのは明らかで、だからぼくは口を塞ぎ彼女愚痴をただ聞き入っていた。

本心としては今晩、ちょっと奮発したレストランを予約していたので、彼女に気に入ってもらえるか、そこでちゃんと堂々と振舞えるかこそぼくは気にしていたのだけど、どちらにしろそうした事柄に気を取られていたので周りがよく見えていなかった。

もしくはわざと。

ドンっ、と通りすがりの人と肩をぶつけてしまい「あっ、すいません」と口に出して謝る前にはもう鉄拳が飛んできていた。

ぼくは気づくと吹っ飛んでいてその瞬間には何が起こったのかわからず、きゃああという悲鳴を聞いてはっと我に返り、彼女がかがんでぼくの傍に来ていた。

ぼくは無意識にも気づくと鼻を押さえており、その手はどくどくとしたぬくもりを感じ続けていて「兄ちゃん!これ、どう落とし前つけてくれるんじゃ!」と紫のスーツを着た若い男がぼくの前に立ちはだかり、ぼくの人相を変えようとこぶしを振り上げようとしていた。

ぼくはとっさに立つ上がると彼女の手を取って走り出した。

えっ?と一瞬躊躇する様子を彼女は見せたが、ぼくがうなづくと察したように、あとは彼女も自ら走りだしてくれて、あとは振り返らずただ必死に走り続けた。

夜の帳の中を駆け回り、息も切れ切れとなってようやく足を止めると二人したがっくり項垂れるように膝へ手を落とし、はあはあぜえぜえと呼吸を繰り返した。

「……まいたかな?」

「……たぶ」

ん。そこまで言わず彼女は目を見開き、その視線を追うようにして振り返る。

男が立っていた。紫色スーツ。鶏みたいに逆立った髪型金髪

「兄ちゃん、よう探したで」

男の冷静な、冷ややかな口調はかえって凶暴さを際立たせ、ぼくはまた逃げようと、彼女の手を

「おっと、そうはさせんで」

男はぼくと彼女の間にさっと割り込むとぼくの前に立ちふさがり、振り返って好色に満ちた目をちらりと彼女に向けた。

彼女関係ないだろ!用ならぼくにあるはずだ」

「ほう」

男はにやついた表情でぼくを見据えると、その瞬間、僕は体当たりかました。

精一杯の勇気はしかし、同時に無謀というレッテルに書き換えられ、男はがっちりとした体躯でたじろぐことなくぼくを受け止めた。

「うわぁ?」

次にぼくは浮遊感を味わい、男はぼくの体へ手を回すと持ち上げボディスラムをかまそうと構えた。

ちょうどええやんけ」

男のかすかなつぶやき真下から聞こえ、ぼくは顔を必死で上げて前を見ると

……え?

そこには道頓堀川があった。

「兄ちゃんひとつ行水するとええで」

男は何らためらうことなく、ぼくを道頓堀へと放り投げた。

それはちょうど、午後2323分だった。

次の瞬間、気づくと僕はびしょぬれになっていることもなく、ただ見慣れぬ大地の傍らに倒れていた。

「おっ、やっと起きたかね」

目を開けると、見知らぬ可憐少女の顔。

「……ここは?」

少女は顔に似合わず「ほっほっほ」と翁のような笑い声をあげると次にぼくを一瞥

「きみも、あそこから来たのだろう」

あそこ?

キョトンとしていると手を差し出され、受け取って体を起こすと少女と対面した。

奇麗な子だ。とても。

「……あのう、ここは何処なんですか?そしてあなたは?」

質問は一つずつにしてほしいが、まあよい。ここはきみからすれば”異世界”といったところ」

異世界?」

少女はコクリとうなづく。

「そして私だが……たぶん、はじめましてではあるまい」

「えっ?」

こほん、と少女は一つ咳を切ると、今度は握手のための手を伸ばしてこう言った。

わたしカーネルサンダース。元人形じゃよ。そして、道頓堀に投げ込まれてこの世界にきた、いわゆる異世界転送人じゃ」

え?えええええ!?



この物語は、彼女のためにもカーネル人形をもとの世界に戻す物語であり、数多の阪神ファンのためにサンダース人形へと許しを請う話であり、そして自分、ぼくのための物語である

なんたってそれは―


って、こうした話を書こうかな、と思うんだけどどうかな?

2019-07-31

anond:20190731175353

ん?これ何かの寓話だったの?

一瞥して捨て置いてたけども

満たされない承認欲求をこじらせた人にとって犯罪は割がいい

anond:20190731120323

昨日まで殆どの人に顧みられる事の無かった人が大犯罪のお陰でみんなが自分話題をしてくれる。たとえそれが自分に対する脅迫暴力のほのめかしであるしろ

何を前日に食べたとか、どんな生い立ちだとか、殆ど扱いは有名人と変わらない。昔に書いた時は体外的には一瞥もくれられなかった小説にわかに注目が集まるし、なんなら読んでみたいという人も増える。

殆どのそういう人は自壊していくだけなんだけれど。この手の外部に牙をむき出しにするタイプ人間に対してはどうしていけばよいのだろう?

2019-06-17

ブコメの変化

最近ブクマ先を一瞥もしないでコメントするテキトースタイル流行っているのかな

明後日方向にかっ飛ばしたクソコメほどよく星がつく

2019-06-02

天使 焦燥 関係 粘着質 羽 形而上 幽霊 屋上 薄紫 規範 妄想 屍体 女 無表情 残酷 迷走 陰核 夜 過去 驟雨 矢 憂苦 母親機会 意図的 破瓜 斜陽 無防備 脳髄 充実 無力感 果実 紅潮 神聖視 震動 無数 裸 花壇 懐疑 判断 舞台裏 悲傷 不意 免罪符次元 谷間 消極的 筆跡 刺激 黄金分割 幻覚 同等 慟哭 饒舌 望郷 下半身 肉塊 恍惚 否定 白墨 時間 淫液 支配 居心地脊髄 射精 変貌 御法神 緊張 視界 吐息細胞 苦痛 五官 断続的 証明 断片 逆撫 肉孔 孤独感 屹立 階段 保健室笑顔 給水塔 非道 快楽 我侭 近道 思春期 容赦 世界 気怠 猫 憧憬 休館日 淫猥 怪物 口腔 空 同化 圧力 感覚 網膜不思議 悲鳴 存在 弔問客 赤面 標本 無言 潤滑油 芳醇 自分 一瞥 凝視 液体 過信 雑木林 命運 陰鬱 神秘警報 放物線双眸 一筋 凶裂 突然 舌先 狭間 廊下 透過速度 秘肉 空虚 朦朧 天国 躊躇 煙草 錯覚 悲鳴 唯心的 収縮 自意識 忽然 不可能輪郭 彼岸 絞 無念 緋色 毛根 蠢 足早 脆弱 緩急 阿頼耶識 経緯 媚薬高潮 情事 性的衝動 違和感 構成 堕落 動悸 胸元教師 妖艶 複雑 子宮崩壊 硬直 整理 辟易 肉壷 発端 膨張 一抹 長髪 対峙 奥底 好奇心 警告 曖昧 払拭 偶像 人形 正反対柔肌 後悔 磁力線 重心 出血 不変 障害 役割 邪気 艶 窓際 凄絶 土埃 小水 焦点 符合 脚立 抵抗 拒否反応 維持 消毒 昼 必死勃起 蜜 金網 触発 混沌 丁寧 記憶 漆黒 満足感 激怒 抗議 汗 着席 飛沫 初恋 驚愕 眼鏡 白濁 益体 戦慄 相似形 特有 殴打 淫情生物学 逡巡 天然 理由 邪魔者 非才 縁石 悲願 努力 暴言 施設 尋常意味心 平静 隘路 裏手 肉 反射的 義務 渇望 肉感 気配没頭 自涜 皮肉 夕闇 津液 空白 様相 奇妙 卵 顕現 同居 溶解 不安 絶頂 才能 露呈 叙情陳腐 懸命 痙攣 粘膜 密集 安堵 接点華奢 分解 喉仏 自覚 水滴 歪曲 無情 沈黙 質感 橙 講釈 先端 素直 具象 高揚感 無駄 準備室 感心 残留 陽光 閲覧 司書 彷徨実習授業 夕刻 根拠 吐露 連日 相応 無彩色 悲哀 偏在 容易 耳元 焦慮 隙間 落第 狂熱 理性 源泉 出入口 清楚 積極的 搬入 消失盲信 慎重 苦悶 満喫 愉悦 軌跡 脳裏 悪意 恋人 贖罪 内臓 蔵書 一緒 羞恥 熱気 溜息 虚言 透明 不可思議 動揺 拒絶 間髪 柑橘乱暴 視線 接合部 供物 指定席 浄化 嗜虐心 単語 永遠 花心 境界線 解体理論武装 本棚 地獄 器官 呪詛 几帳面 縄尻 精神 翼蔽雑然 雰囲気 将来 畏怖 迷走 蹂躙 憎悪 懊悩 侮辱 如実 脳髄 下腹部 雛鳥 黒板 愁嘆 衝突 陶酔 中途半端 別離 痛覚 眩暈 子供 霧散狂騒 性交 言葉少女 さよならを教えて 天使 焦燥 関係 粘着質 羽 形而上 幽霊 屋上 薄紫 規範 妄想 屍体 女 無表情 残酷 迷走 陰核 夜 過去 驟雨 矢 憂苦 母親 機会 意図的破瓜 斜陽 無防備 脳髄 充実 無力感 果実 紅潮 神聖視 震動 無数 裸 花壇 懐疑 判断 舞台裏 悲傷 不意 免罪符 次元 谷間 消極的 筆跡刺激 黄金分割 幻覚 同等 慟哭 饒舌 望郷 下半身 肉塊 恍惚 否定 白墨 時間 淫液 支配 居心地 脊髄 射精 変貌御法神 緊張 視界 吐息細胞 苦痛 五官 断続的 証明 断片 逆撫 肉孔 孤独感 屹立 階段 保健室 笑顔 給水塔 非道 快楽 我侭 近道 思春期容赦 世界 気怠 猫 憧憬 休館日 淫猥 怪物 口腔 空 同化 圧力 感覚 網膜不思議 悲鳴 存在 弔問客 赤面 標本 無言 潤滑油 芳醇 自分 一瞥凝視 液体 過信 雑木林 命運 陰鬱 神秘警報 放物線 双眸 一筋 凶裂 突然 舌先 狭間 廊下 透過速度 秘肉 空虚 朦朧 天国 躊躇 煙草 錯覚悲鳴 唯心的 収縮 自意識 忽然 不可能 輪郭 彼岸 絞 無念 緋色 毛根 蠢 足早 脆弱 緩急 阿頼耶識 経緯 媚薬高潮 情事 性的衝動 違和感 構成 堕落 動悸 胸元 教師 妖艶 複雑 子宮崩壊 硬直 整理 辟易 肉壷 発端 膨張 一抹 長髪 対峙 奥底 好奇心警告 曖昧 払拭 偶像 人形 正反対 柔肌 後悔 磁力線 重心 出血 不変 障害 役割 邪気 艶 窓際 凄絶 土埃 小水 焦点 符合 脚立 抵抗 拒否反応維持 消毒 昼 必死 勃起 蜜 金網 触発 混沌 丁寧 記憶 漆黒 満足感 激怒 抗議 汗 着席 飛沫 初恋 驚愕 眼鏡 白濁 益体 戦慄 相似形 特有殴打 淫情 生物学 逡巡 天然 理由 邪魔者 非才 縁石 悲願 努力 暴言 施設 尋常意味心 平静 隘路 裏手 肉 反射的 義務 渇望 肉感 気配 没頭自涜 皮肉 夕闇 津液 空白 様相 奇妙 卵 顕現 同居 溶解 不安 絶頂 才能 露呈 叙情陳腐 懸命 痙攣 粘膜 密集 安堵 接点 華奢 分解 喉仏 自覚 水滴 歪曲 無情 沈黙 質感 橙 講釈 先端 素直 具象 高揚感 無駄 準備室 感心 残留陽光 閲覧 司書 彷徨 実習授業 夕刻 根拠 吐露 連日 相応 無彩色 悲哀 偏在 容易 耳元 焦慮 隙間 落第 狂熱 理性 源泉 出入口 清楚 積極的搬入 消失 盲信 慎重 苦悶 満喫 愉悦 軌跡 脳裏 悪意 恋人 贖罪 内臓 蔵書 一緒 羞恥 熱気 溜息 虚言 透明 不可思議 動揺 拒絶 間髪 柑橘 乱暴視線 接合部 供物 指定席 浄化 嗜虐心 単語 永遠 花心 境界線 解体理論武装 本棚 地獄 器官 呪詛 几帳面 縄尻 精神 翼蔽 雑然 雰囲気将来 畏怖 迷走 蹂躙 憎悪 懊悩 侮辱 如実 脳髄 下腹部 雛鳥 黒板 愁嘆 衝突 陶酔 中途半端 別離 痛覚 眩暈 子供 霧散 狂騒 性交 言葉少女 天使 焦燥 関係 粘着質 羽 形而上 幽霊 屋上 薄紫 規範 妄想 屍体 女 無表情 残酷 迷走 陰核 夜 過去 驟雨 矢 憂苦 母親 機会 意図的破瓜 斜陽 無防備 脳髄 充実 無力感 果実 紅潮 神聖視 震動 無数 裸 花壇 懐疑 判断 舞台裏 悲傷 不意 免罪符 次元 谷間 消極的 筆跡 刺激 黄金分割幻覚 同等 慟哭 饒舌 望郷 下半身 肉塊 恍惚 否定 白墨 時間 淫液 支配 居心地 脊髄 射精 変貌 御法神 緊張 視界 吐息細胞 苦痛 五官 断続的証明 断片 逆撫 肉孔 孤独感 屹立 階段 保健室 笑顔 給水塔 非道 快楽 我侭 近道 思春期 容赦 世界 気怠 猫 憧憬 休館日 淫猥 怪物 口腔 空 同化圧力 感覚 網膜不思議 悲鳴 存在 弔問客 赤面 標本 無言 潤滑油 芳醇 自分 一瞥 凝視 液体 過信 雑木林 命運 陰鬱 神秘警報 放物線 双眸 一筋凶裂 突然 舌先 狭間 廊下 透過速度 秘肉 空虚 朦朧 天国 躊躇 煙草 錯覚 悲鳴 唯心的 収縮 自意識 忽然 不可能 輪郭 彼岸 絞 無念 緋色 毛根 蠢 足早脆弱 緩急 阿頼耶識 経緯 媚薬高潮 情事 性的衝動 違和感 構成 堕落 動悸 胸元 教師 妖艶 複雑 子宮崩壊 硬直 整理 辟易 肉壷 発端 膨張 一抹長髪 対峙 奥底 好奇心 警告 曖昧 払拭 偶像 人形 正反対 柔肌 後悔 磁力線 重心 出血 不変 障害 役割 邪気 艶 窓際 凄絶 土埃 小水 焦点 符合 脚立抵抗 拒否反応 維持 消毒 昼 必死 勃起 蜜 金網 触発 混沌 丁寧 記憶 漆黒 満足感 激怒 抗議 汗 着席 飛沫 初恋 驚愕 眼鏡 白濁 益体 戦慄 相似形 特有殴打 淫情 生物学 逡巡 天然 理由 邪魔者 非才 縁石 悲願 努力 暴言 施設 尋常意味心 平静 隘路 裏手 肉 反射的 義務 渇望 肉感 気配 没頭 自涜 皮肉夕闇 津液 空白 様相 奇妙 卵 顕現 同居 溶解 不安 絶頂 才能 露呈 叙情陳腐 懸命 痙攣 粘膜 密集 安堵 接点 華奢 分解 喉仏 自覚 水滴 歪曲 無情 沈黙質感 橙 講釈 先端 素直 具象 高揚感 無駄 準備室 感心 残留 陽光 閲覧 司書 彷徨 実習授業 夕刻 根拠 吐露 連日 相応 無彩色 悲哀 偏在 容易 耳元 焦慮隙間 落第 狂熱 理性 源泉 出入口 清楚 積極的 搬入 消失 盲信 慎重 苦悶 満喫 愉悦 軌跡 脳裏 悪意 恋人 贖罪 内臓 蔵書 一緒 羞恥 熱気 溜息 虚言 透明不可思議 動揺 拒絶 間髪 柑橘 乱暴 視線 接合部 供物 指定席 浄化 嗜虐心 単語 永遠 花心 境界線 解体理論武装 本棚 地獄 器官 呪詛 几帳面 縄尻 精神翼蔽 雑然 雰囲気 将来 畏怖 迷走 蹂躙 憎悪 懊悩 侮辱 如実 脳髄 下腹部 雛鳥 黒板 愁嘆 衝突 陶酔 中途半端

2019-05-12

子どもの頃は大人軽蔑してた

最近募金活動をしている学生をよく見かける。

何らかのチラシをお願いします!と手渡す中高生を見て、見つからないように隅っこを逃げるように歩いている自分に気付いた。

そういえば昔やらされたことあったなあと思い出す。

休みの日や朝や夕方に。

退勤ラッシュ大人たちに必死募金を呼びかける。

その募金が、自分達の活動が世の中に良いものだと信じて疑わなかった。

から自分達に一瞥もくれず歩いていく大人を見て、軽蔑した。

けど、わたしは今その大人になっている。

あの時、一瞥もくれず通り過ぎていく大人を全員悪だと決めつけていた。

困ってる人を助けるために、1円でも10円でもこの箱に入れてくれれば良いのに。

困った時助け合うのが人間だと教わったのに。

この人たちは自分勝手で自己中で、人のことを考えられない残念な想像力の持ち主だ。

そう思って軽蔑した目で睨んだ。

でも、自分大人になってわかる。

君たちが目にしている大人達は全員が人を助けられる余裕があるわけじゃない。

毎日預金残高を見ては、次の給料日まで自分いかに豊かに無理なく生きられるかを考える。

家賃は?食費は?光熱費は?誰が払う?

それは全部自分だ。

仕事に行くために洋服だって買わなくてはいけない。どこに行けば安く手に入る?

付き合いの飲み会費用はどこから出せば良い?

お金に困ったら誰が助けてくれる?

病気をしたら?怪我をしたら?

毎日そんな不満に苛まれている。

自分ひとりが無理なく生活できるだけの収入はあるはずだ。

だが、困った時誰が助けてくれる?

たまにそんな不安から逃れられないのだ。

今見ず知らずの人への募金をすすめている君たちは、助けてくれる?

長い目で見ればとか、自分の老後を支えてくれるのは君たち中高生かもしれない。

けど、ごめん。

私は今君たちを助けられない。

やっぱりどんなに言い訳をしても、私は想像力の乏しい可哀想大人だ。

ごめん。

わかってるんだ。だからそんな目で見ないで。

他を当たって。

今日も、君たちの横を急いでいるふりをして通り過ぎる。

明日もきっと。自分の財布が逃げないように握りしめて、君たちから逃げる。

どうか、大人になった君たちがこんな思いをしないように。

こんなみじめで醜い大人にならないように。

それだけを祈ってる。

2019-02-28

クソが

クソ一次創作界隈吐き捨て

相手「うちの子可愛い!うちの世界観はすごい!イラスト見て!こことここの関係性がこうで、この子はこんな過去を持ってて、世界観がこうだからこういうストーリーになる予定で、その鍵を握ってるのがこっちの子で…」

自分「へー!面白いね!これはどうなの?この子はどんな子なの?」

相手「こっちはこうで、この子はこんな感じで……」



自分「じつは自分一次創作やってるんだ!こんな感じなんだけど…(資料を見せる)」

相手「ふーん…(一瞥)で、うちの世界観なんだけど、こんな感じになるからラスボスはこういうキャラで、こういうデザインをしててこれの元ネタがー」

自分「そうなんだ…色々考えてすごいね!さっきの続きの話で、わたしの子はこんな感じなんだけど」

相手「ふーん…」

自分「あ、うん…」

相手「(以下ずっと自分創作マンセー)」

もう疲れたわ やめていいかな 離れたい 自分創作ものすごい価値のないものなんじゃないかと思ってしまうし、あんなやつの創作クソつまんないから扱きおろされればいいのにっていう意地悪な感情も浮かんでしまう。

2019-02-16

忙しいと子供作っちゃいかんのだな(追記)

家族に捨てられた。

嫁いわく仕事にかまけて家事もせんのが嫌なんだと。

いつも通り深夜に帰ったら離婚届が置いてあったよ。

嫁は専業、帰ると起きてていつも不機嫌だった。

子供は何を吹き込まれたんだか、俺を見ると避けてた。

最初は嫁に愛情とか感謝とか口にしてたが、声をかけると怒り出すから話すこともなくなった。

忙しい大事な時期だと言っても聞きはしない。

得意先にペコペコして上司の気まぐれに付き合って部下のメンタル気にかけて調整して、家庭では家族の顔色伺い。

無理して上機嫌に振る舞えば不満、怒れば口論

正直離婚届みてホッとしたよ。

嫁の口座に貯金振り込んでそのまま離婚届提出して、次の週には引っ越した。

嫁たちは嫁の実家帰ってたし、俺はそもそも荷物らしい荷物ほとんどなかったしな。

思い出すのは子供の冷えきった表情ばっかりだ。

養育費に余りある金額だしたが、正直あんな顔してみられるなんて思うと怖い。

もう会いたくない。

良い年したおっさんがガキになにをビビる、と思うんだが心底怖いんだ。

おしめも替えたお風呂も入れた、一緒にちょっとした外食したり、母親内緒アイス食べたりもした。

でもそんな子がゴミを見るように一瞥して、部屋に戻る姿は夢に出る。

家族時間はもちろん大事だが、会社ホント重要な時期だった。

どうにも理解されなくてダメだった。

疲れたとよく言ってたが、じゃあ休んでれば良い。俺は自分のことできる。

オブラートに包んで何度も言ったし、直接的にも言った。

無駄だった。

俺が遊んで帰ってきたとでも思うのかと何度も言ったが、どうにも受け入れられないようだ。

たまの休み口論で終わるか無視されることも増えた。

疲れて深夜に帰り、嫁の愚痴を聞いてると明け方近くになり、少し仮眠とってそのまま仕事だ。

眠りたいと言ったら不機嫌で疲れた

どこから調べたのか、手紙が届いた。

先月誕生日だったんだが、そこに合わせてな。

封筒の中に、更に封のされた手紙が入ってるようた。

「パパへ」とあり、子供の字だ。

情けないと思うだろうが未だに開けないでいる。

恨み言なのか、別れの言葉なのか、元嫁に言われて金の無心かも知れない。

ホントに怖い、無理だ。

でも捨てられない。少なくとも俺は愛してたつもりだった。

久しぶりの子からアプローチなんだ。

読めないまままだ残ってる。捨てたい。

追記

こんな反応あると思わなくて慌ててる。

腹が立つのも、文を読めないバカもいるが、本人たちなりの誠意だと思っとく。

手紙を一応読んだ。

省いてたが、離婚して数年経ってる。

その間の近況報告と、誤解をして邪険に扱ったことへの謝罪があった。

誤解の具体的な内容は書いてない。

金の無心はなかった。

色々なことに謝ってた。

両親の不仲を放置したのことを繰り返し繰り返し謝ってた。

何してんだろな俺は。

連絡して、会う約束できたよ。

ありがとう

大きくなってんだろうな。

2019-02-07

車椅子ユーザ心理が分からない

車椅子ユーザのために、駅員さんが電車の乗車補助をしているのをたまに見る。

しかし、車椅子に乗っている人が感謝の意を示したのを未だかつて見たことがない。

今日見た人に至っては、そこにあって当然の機械相手にするように、一瞥すらしなかった。

  

これは、普段から感謝しすぎて疲れてしまったものなの?

それとも、もとから感謝自体していない人なの?

どう感じているのか一切伺いしれなくて、ちょっと怖い。

2019-02-05

顔真卿

東京国立博物館 平成館で開催中の特別展顔真卿王羲之を超えた名筆」に先週行きました。

目玉となっている顔真卿の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」は平日午後で、30分待ちでした。

入口券売機コーナーに待ち時間が表示されていますので、心構えを持って行列に臨むことができます

これは祭姪文稿に限らない注意点なのですが、展示物は小さいものが多いです。

現代書道では畳の大きさである全紙、それを縦半分にした半切、のような大きな紙を使用しそれに大きな字を書くことが多いかと。

展示されている古い作品は、小学校習字で使う半紙を横にしたようなサイズ。それが横につないであます

日本でも昔の巻物はそんなサイズですよね。その縦のサイズに字が12~15文字記されております。大体のサイズ感はお分かりいただけますでしょうか。


祭姪文稿全体は、横2メートルほどあるでしょうか。しかし、メインは半紙(横長)×2ぐらいです。

残りはこれを手に入れた歴代の所有者のコメントやらハンコやらで埋まっています

歴史的に有名な作品にたくさん付いてくるこのおまけは「千社札みたいなもの」と聞いたことがあります

お宝を手に入れたら、何かしら自分足跡を残さずにはいられないということでしょう。


長い長い待ち行列のあとにこれを拝むことができるわけですが、たくさんの人が並んでおりますので、立ち止まって鑑賞することは許されません。

係員の人にすぐに立ち止まらないでくださいと警告されます

しかし、なにしろサイズが半紙(横長)×2。

立ち止まらないで見ると、本当に一瞥ちょっとみた、という感じです。

祭姪文稿に特に思い入れのない人があれで感動するのは至難の業と思われます

そのあとに祭姪文稿の拓本が展示されていますので、じっくり見たい方はそちらで。

拓本なので真筆と違い、墨、筆運びは感じ取れませんが。

PCモニタが大きい人は、公式サイトPCで表示したほうが大きいサイズで見られるかもしれません。



ポスター明朝体使用していることを批判されているブコメを見ましたが、よく見ていただければ明朝体ではない、顔体に似たフォントであることがわかるかと思います

展示パネルに、明朝体大本顔真卿字体(顔体)という説明がありました。見間違う程度には似ているということでしょう。


顔真卿以前の欧陽詢、虞世南、褚遂良は、縦画・横画の線の太さが大きく異なりメリハリがあること、横画が右肩上がりで外形の角度が鋭角になり正方形長方形ではなく菱形っぽくなる特徴があります

癖のあるかっこよさ、というのでしょうか。

顔真卿楷書は、縦画・横画の線の太さの違いが少ない、横画が水平に近く字の外形が正方形長方形に近い、という特徴があります。大変にプレーンです。


欧陽詢、虞世南、褚遂良、顔真卿(だったと思う)の同じ字をモーフィングで写してどのように違うのかを見せてくれるモニタ展示があります

字形の違いだけではなく、たった1字からその人の性格が透けて見えるような大変に面白い展示です。

王義之、欧陽詢をはじめ著名な人の作品にはキャライラストがついています

本当にこんな顔だったの? 絵が残ってるの?と疑問が沸きますが、キャッチーではあります

はっと気が付くと、顔真卿キャラポーズが違うのがいて二度驚きました。

「まだまだ北風です」「はじまりはいつも顔真卿」などキャッチフレーズがつけられている作品もあり、大変まじめでしっかりした展示であるにも関わらず、一生懸命キャッチーです。

拓本の展示が多く、これは当然本のサイズです。

しかし石碑全体の拓の展示もふんだんにあり、整然と統一された一面の書の美しさに圧倒されます

メインは唐ですが、その後の時代日本中国できちんとフォローしている幅広い展示でした。

唐の玄宗皇帝則天武后の書も展示されております。そんなに書を上達させる時間があったなら政治もっと力を入れたほうがよかったんじゃないかな、と思わせる達筆です。

最澄の書が空海と並んで展示されているのはいわゆる公開処刑のように思われました。

唐に遣唐使として滞在していた折に、最澄空海に代筆を頼んだ、というエピソードを読んだ覚えがあります

本人も空海の書のほうが遥かに優れていると知っていたわけであえて並べて展示しなくても。


蘭亭序、孔子廟、九成宮をはじめ有名どころが勢ぞろいしていますので、書道に興味のある方は是非。

ただ展示数が多いので足早に見ても二時間半(祭姪文稿の待ち含め)かかります

観覧者の7割は中華圏の方ですので、春節終わった後がいいかもしれません。

日本人観覧者より、中華圏観覧者の平均年齢は20以上若いと思われます

20代のカップルグループ小学生ぐらいの親子連れもいます

多少閲覧マナーがどうであれ、お若い方に観ていただくのはとてもいいことだと思います

祭姪文稿の待ち行列で順番ぬかしを一度静止しましたが、二度目は見送りました。

そんなに焦っていっても、ちょっと見て終わりなんですけどね。

2019-01-22

anond:20190122153418

からその幅は数の大きさというよりは、対象カウントやすさに依るという話。

極端な話、4個くらいでもすぐに判別できないものもあれば、200個でも整列されてあれば一瞥して判断できたりする。

結局、数十とか数百とかい表現が適正かどうかは、情報インプット時点で決まるのだということ。

2019-01-02

周囲の人々と自分人生に折り合いをつけることと、小さなチャレンジ

自分も心の底から同じことを感じている。

"実際に私も周囲の人間環境に大きく影響を及ぼされたが、最終的に納得の行く結果は自分選択からしかまれなかった。"

anond:20190102063518

中高の頃は理学部宇宙研究をしたいと思っていたけれど、親戚と、親戚に引きづられた親の強い薦めで資格の取れる薬学部に進学した。果たして結果は、入学したはよいもの留年した上ドロップアウトしかけるなど散々なものだった。意を決して道を変える際にも強硬な反対にあったが、今は割と幸せ暮らしている。

他の人は善意自分に助言をしてくれるのかもしれないけど、その選択自分主体的に選ばない限り、たとえ成功しても自信にはならない。それに、人によっては、自分の助言に従って他人成功したときには「私の助言があってこそ」、従わずに失敗したときには「言わんこっちゃない」、従って失敗したときには「お前の実力がないからだ」とうまく使い分けてくる。そういう人は、人が自分人生を選び取る力を奪い取っていく。

周囲の声に耳を傾けつつ、最終的にしっかり自分の頭で下した選択なら、成功しても失敗してもそれなりの納得はできるものだ。それができるようになるには、幼い頃から自分物事を決め、チャレンジすることこそが重要だと思う。チャレンジすると言ってもいきなり全人生をかける必要はないし、それに今の時代、失敗してもリスクほとんどない「お試し」の機会なんていっぱいある。

大学関連ならオープンキャンパス大学雰囲気を肌で味わう良い機会だし、もっと踏み込んでみたければ授業に潜ったり、研究室にメールを出して見学させてもらってもいい。そういう機会は、大学に入る前から入ってからも常にある。

たとえそれに自分が向いていなかったり、やりたくないと思ったら、それはむしろ成功の部類だ。なぜなら、今後自分が行くべきでないところを避けることができるのだから。もし大学先生企業メールを送って返って来なかったら?それもリスクゼロだ。返信してこない方は、迷惑でもなんでもなく、ただメール一瞥して無視しているだけでなんの認知資源必要としていない。そこが無理なら、他を当たればいいだけのことだ。

こういう「小さなチャレンジ」はやらなくても漫然と人生が過ぎていってしまうし、少しの勇気必要だけれど、いきなり大学企業を決めてそこに入ってしまうよりはずっといい。「小さく失敗しろ」という言葉ネットで見たことがある。まったくその通りで、小さい失敗を繰り返す速度が早いほど、人はよい選択ができるようになると思う。

そして、小さなチャレンジをすることが特に必要な人がいる。それは、「やりたいことしかうまくできない」度が高いような不器用な人たちだ。私も含めて、そういう人ほど本当に自分がやりたいことを探すことが重要で、小さなチャレンジはそのために必須プロセスなのだ。器用な人ややりたくないこともイヤイヤやってしまえる人は小さなチャレンジなんてしなくても、そこそこ好きな場所でそこそこの働きをして、そこそこの幸せを得られるが、不器用な人にそれは望めそうにない。しかし困ったことに、不器用な人ほど失敗を怖がる。彼らは、小さい頃から人より沢山失敗を繰り返さざるを得なかったし、周囲の人に理解がなければその分怒られ続けただろうから

から、これを読んで失敗を怖がっているような若い人がいたら、ぜひ失敗を責めるような人から(少なくとも精神的には)離れる方法を見つけて、小さなチャレンジをしてほしい。もし大人になってしまった人が読んでいても、まだ遅くはない。大きなチャレンジリスクが大きいけど、小さなチャレンジ生活を壊さずにトライできる。そして、自分の子供が不器用なら、「どんどん失敗しなさい、けれどいきなり全てを賭けるのではなく、小さく試しなさい」と教えてあげてほしい。

2018-12-01

2018年人生振り返り

鬱になった

医者にかかっていないので診断が下ったわけではない。

多分世間一般のそれより軽いとは思うんだが判断材料がない。

気分の起伏が大きくなった

主に下側。良くない波というもの意識せざるを得なくなった。

思考力が落ちた

物事を深く考えられられなくなった。

筋道を立てて考えるというのも弱くなった。

集中力が落ちた

時間考えるのもしんどい

ふっと意識が別のものに行ってしまう。

情報処理力が落ちた

文章コードを読んでも一瞥意味を読み込むことが出来なくなった。

最初文字列が織りなす模様が目に映っている感じ。そこからすこしずつ意味がにじみ出てくる。

脳内イメージできなくなった

前3つと同じようなものではある。

趣味でやっている将棋で言えば脳内盤が消滅した。元々数手先のイメージ限界だったが。

物事に興味が向かなくなった

仕事にせよ技術にせよ趣味にせよ、ちょっとこれやってみるか、というのが激減した。

仕事に向き合いにくくなった

鬱の影響があるのかそもそも面白くない仕事なのか、どちらかと言われると難しいところがある。

眉間に力が入らなくなった

難しい顔をして頭から何かしらひねり出すというのが出来ない。

動画を観ることが増えた

頭使わなくて済むのでね。

YoutubeにIllegalUploadされている昔のバラエティーを見ることが多いが、出来ることなお金払って正規で視聴したい。何とかならんの。

性欲が減退した

仕方がないかな。

細かな身体的不調が出た

指に力が入らなかったり、足元がおぼつかなかったり。

最近は足裏~かかとに違和感が出るようになったけど、これは鬱とは別の症状だろうね。

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こうして見るとやはり鬱はでかいし痛いということですね。

良いことが皆無であったというわけではないんですが。

ちなみに今日は肉を食べに行くことになっています

人生 Advent Calendar 2018

https://adventar.org/calendars/3182

2018-11-08

anond:20181107125347

今日可燃ゴミの日だった。

奴と鉢合わせるのが嫌だったのでいつもより早くゴミ捨てに行った。

ゴミ捨てのときには奴はいなかったけれど、出勤で家を出たときには昨日と同様に奴が何かゴソゴソやっていた。

通りがけに挨拶声かけるが一瞥もなく無視された。

帰宅時にゴミ捨て場を見るとゴミ袋がひとつ放置されていた。

この地域では分別等の問題収集してもらえなかったときゴミ袋にその旨のシールが貼られて残される。

そのシールは貼られていなかった。

まりゴミ収集の人が残していったわけではない。

状況から言って奴がそれをよけておいた蓋然性が高い。

奴はゴミ捨て場のゴミ袋を勝手に開けて分別が正しくされているか監視しているということだ。

ゾッとした。

これから何十年あんな奴の近所に住むということを想像するだけで胃が痛くなる。

2018-10-17

anond:20181017061248

「同じお墓に入りませんか?」

「……血婚しましょう。」

(男はおもむろにスーツに手をかけ……破り捨てる。)

(女は筋骨隆々の肉体を一瞥し、微笑。スゥと息を吸いながら、構えた。)

(そこには恋愛とは無縁の、戦いだけに人生を捧げた男と女が立っていた――)

2018-08-24

バーチャル美少女おじさんで抜いている

オッサン美少女に大変身!VTuberになるのは面白すぎて危険だったぞ」

https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1134377.html

繰り返すが、バーチャル美少女おじさんで抜いている。

中身が本当の美少女VTuberには興味がない。

専ら、男性美少女を演じているという構造に興奮する。

美少女おじさんを見るたび、中の人美少女を演じて動画をアップするまでの人生想像する。

頭の中でいろんなストーリーを描く。

大人男性が、美少女になるために機材を購入し、カメラの前で可愛い身振り手振りを習得してみせる。それも同じ男性を喜ばせるために。

そういった背景を想像してみて度々興奮してしまう。更にその先まで。

美少女に憑依するおじさんが、視聴者モブ)に犯される妄想とか。

配信者同士の兜合わせとか

VTuber中の人の招待暴きます」的な動画サイトも見る。中の人が男かどうかを知るために。

- - -

小学生の頃から女装男性を見るのが好きだった。

親のプチウェブで「天xxxリ」や「らxxxxxxあ」を毎日のように見ては悶々と過ごしていた。

それからとうとう性の目覚めが来ず、自分が異常な性的嗜好の持ち主であることを悟ったのは高校生になってからだった。如何せん情報が少ない時代だったため確信が持てなかったのだ。

誰にも相談できないまま大人になった。

ネットで聞きかじった情報で、区役所の奥で行われていた女装イベントや、漫画喫茶の体をした女装者のハッテン場に通うようになった。

プレイルームでは犯されるのを待つ女装男性がじっと椅子に座っていたり、逆に獲物を探してうろうろする男性と目が合ったりもした。

いつぞやの男の娘ブームあたりから登場した綺麗で自信満々な子もまあ好きだが、より性的興奮を喚起してくれるのはむしろおじさんだった。

もちろんエッチをすることだけが楽しいわけではなく、化粧を始めたばかりで自信のなさそうな怯えてる女装子を女の子扱いして喜ばせることも好きだった。

ゲイバーに行った時、ママに「あんたはレズタチね」と一瞥された後言われたのを思い出した。

ブラとパンティ姿のおじさんたちが必死でメス声を上げる姿は皮肉でなくとても愛おしい。

気付いたら乱入してきた男女含め最終的に5人でプレイしたのはいい思い出である

- - -

ところで、女装趣味の根っこにあるものはオートガイフィリア自己女性化愛好症)と言うものであり、

これは要するに「自分女性だと思うことで興奮する」という性的嗜好である

そうじゃない人からすればちょっと何言ってるかわからないとお思いだろう。

しかし「禁忌を破ることこそエロティシズム」的なことをバタイユ先生は説いており、その考えに基づけば、女装エロとは親和性が高い。

そしてここでいう禁忌とは言うまでもなくジェンダーロールである

強きものでなければならない、弱いところを見せてはいけない、という男性から解放

そんな男性を解きほぐして内に秘めているメス性を炙り出すのが大好きだ。

蝶の羽根をむしる少年はきっとこんな気持ちなのだと思う。

男の娘ブームの時も驚いたが、今のVR美少女ブームにも驚いている。

世の中には、こんなに男の皮を捨てたい男性がいたのかと。

バ美肉おじさん」と言うものを知ったとき、新しいオモチャを手に入れた子供のような気持ちになった。

まだ手を出せていないが、VRChatには更に美少女の形をしたおじさんがたくさんいるらしいと聞いている。

最後に。

もしこの駄文を読んでくれたバーチャル美少女男性がいれば、ぜひ女装にも挑戦してみてほしい。

現実世界で、あなた女の子にしてあげられる人がきっといる。

2018-06-26

hagex事件本質がわからないクソカスどもへ

誰でも発信できる時代からこそ

相対的沈黙価値は高まった

あのころアングラインターネットが好きだったおれは

ネットが普及したらみんながわかりあって

仲良くなれると思った

けど、逆だった。

しろ分断は進んだのだ

びんぼうな中卒家庭に生まれたおれは

環境を振り切るために高学歴になり、いわゆる大企業に入った

高学歴で育ちのいい友達が増えた

均質化していく出会いや話が増えた

おれはおれの人生なんの関係もないのに

社会経済のはなしをする事がふえた

おれのインターネットはたくさん生活に何の関係もない難しい話題提供するようになった

○○社、○○のおれですと、いうとき

おれはおれでしかないのに誰かの物になったかのようで吐き気がして名刺ビリビリに破いた

まちがってるのは おれなのだ

おれもニュースについてたくさん考える

ツイッターブログに打ち込んで投稿せずにけす

だってニュースワンルームのおれの世界になんの関係もないから だまることにした

ニュースにたくさんの人が意見をつけるのは

それじたいが 何か一つの現代の病のようだった

おれはおれだから 忘れないためにおれ以外の事はだまるようにした

地元ヤンキー友達とつながる ツイッターは みんな自分の話しかしないし

むずかしい事はいわない

それが おれもそう振る舞うのがオトナとしてダメでも、人間としてただしいとおもった


りっぱな社会人になる程に

まわりに似た人があつまるほどに

立派になるじぶんがいやになった

仕事休みの日に地元にかえり

ぼろぼろの服をきてスミノフ片手に

刺青をいれて、ばか正直にキャリアの料金を払っている友達iphone音楽を流し、眠材を飲んでラリってるおれを

サラリーマン一瞥した

おれは「おまんちょす!」と叫んで友達爆笑した

おれは何も考えていないバカおっさんには見えるのだろうか

翌日にはスーツを着て偉そうなかおをして

大手町ゆきの電車にのっていた

情報収集のための

はてなブックマークをみると

たくさん意見コメントをしたくなったけど

かっこわるいから辞めた

おれはただしいオトナになるほど自分がカッコわるくなる気がした

会社でたくさん難しい話をしたら

それを中和するかのように ユーチューブ淫夢やsyamuとか、正しいオトナがみるべきじゃない物をたくさんみて コメントらんで 中高生ケンカした

その後 ツイキャスカラオケ配信をして 他の生放送をみた

眠材をのんでラリってる30才のおとこ

女とセックスする放送をはじめて 閲覧者がたくさん来た

それを聞きながら、持ち帰った仕事を少し片付けていた

ふたつの世界をできるだけたくさん行き来するようにした

その日

インターネットで有名な人が死んだニュースをみた

その話は その世界でたくさんされていた

おれは言いたい事があったけど 何かの病気になりそうだから辞めておいた

あれだけたくさんされていた話を ツイキャスのやつらも地元のやつらも ユーチューブのやつらも知らなかった

その殺人事件は本当は存在しない気がして

ツイッター事件検索をかけると オトナたちがその話をしていて安心した

おれは事件について何か言おうと思ったけど

めんどくさいしダサいからアニメアイコンアカウントに切り替えて「おまんこ」という文字列事件への感想を変換した

おれは

たくさんのツイッターアカウントを持つようにしている

その時別のアカウントでは 女子高生おまんこを広げた写真をのせて おっさん気持ちわるいリプライをとばしていた

その時別のアカウントでは男が手首を切った写真をのせていた

おれはそいつリストカットいいねをつけると

そのついでに別のアカウント仮想通貨情報収集をした

かいがぐるぐるとして きもちわるくなった

なんかいらついたかはてな匿名ダイアリーに「hagex事件本質がわからないクソカスどもへ」 というタイトルをつけて

タイトルとなんの関係もなくて

なんのいみもなくて なんの関係もなくて

行間がすかすかのにっきかい

そこにも、ここにも 何の意味もなかったけど、そうしないとまともなオトナになりそうで気が狂いそうだった

もし、これをしなくて、おれがうしなう物のない無職だったら ネットの立派なオトナを殺してしまいそうだったかである

じゃ、

いってきます

2018-06-07

飲み物無しで食事できる人

昨日仕事帰りに牛丼屋に寄った。

人手不足なのか、しばらく待ってもオーダーがこない、仕方ないので呼び出しベルを押して注文、早く水(麦茶)をくれと要望する。

水がサーブされ、一口飲み、一息つく。

ふと隣を見ると、ちょうど運ばれてきた牛丼にがっつく大学生らしき男性

何の気なしに見たのだが、水がサーブされていなかった。

それなのに彼は牛丼を、あまつさえ紅生姜てんこ盛りにして食している。

これはどういうことなのか、彼は喉の渇きを感じない特殊体質なのだろうか。

単にまだ喉が渇いていないということもあろうかと、気にせず運ばれてきた牛丼を食していたが、いつまでたっても彼は水を要求しない、それどころか紅生姜牛丼に追加している。

私は不思議でならず、彼を見ているとより喉が乾くような気がして水(麦茶)のお代わりを要求した。

東南アジア系の店員がやる気なさそうに私のところへ水を運んできて、彼に一瞥をくれたが、彼に水がサーブされるわけでもなく、ついに彼が水を飲むことはなかった。

2018-05-12

anond:20180512201527

一瞥しただけで(あっ、女が書いたくだらない長文だな…)と分かるのはなぜだろう

2018-04-25

過呼吸

その日僕は、様子見のために会社が新しく立ち上げたバルに立ち寄った。

オープン前のまだ穏やかな時間

いつものようにSが近寄ってくる。

彼とは新規事業部に移る前からの付き合だ。

新しく入店した2名の女性スタッフを紹介したいのだという。

1名はすでに履歴書確認していたのでなんとなく人物像を描けていたのだが、もうひとりを見て口から心臓が飛び出そうになった。

Kと名乗るその女性は、僕がまだこの会社ペーペーだった頃に猛烈な恋心をいだいたZに生き写しのようだったのだ。

少し鼻にかかる声、長い手足を更に大げさに振り回すようなリアクション、育ちの良さから来るであろう無自覚に人を見下ろすような言葉選び、そして時折、吸い込まれそうなほど大きな瞳で時が止まったかのようにこちらをじっと見つめてくる癖までも、何もかもが同じだった。

しかし、いくら生き写しのようだとしても初対面の見ず知らずの女性だ。

準備運動もなしに階段を一気に駆け上がったかのような鼓動をさとられないように冷静に挨拶を交わす。

ただ、そうやって話せば話すほど、彼女は隅々までもZと同じだということがわかった。

あれから15年が経とうというのに、まさかこんなに胸が苦しい思いをすることになるとは思いもよらなかった。

そんな時唐突に、Sからそろそろねぎらい食事に連れて行って欲しいと提案を受ける。

この男は全く無神経なところがあるが、今日に限ってはその無神経さが染みるほどにありがたく感じた。

「それならば今日の閉店後はどうか。たまたま予定が空いている。」

そういうとSは早速その場にいる人間に予定の確認を行い、かくして閉店後、すぐ近くにある居酒屋テーブルを囲うことになった。

はすむかいの、Kとの視線が直接交わらない位置に座ると、僕は周囲にさとられないように改めて彼女を観察した。

Zの娘なのではないかと疑わなかったわけでもないが、聞けば23歳だというKの年齢を考えるとそれはあり得なかった。

15年前、Zはまだ19歳でしかなかったのだから

僕を含め、まだあってから日も浅いであろうバル従業員たちに対しても、Kは喜怒哀楽を隠すことなく誰にでも等身大ストレートに交わっていた。

世間に出たての、恐れることも疑うことも知らなかったZと同じ、見ている人間をどこか心配にさせるほどの天真爛漫さに、もう若くないはずの自分の胸の奥にある甘酸っぱい感情が刺激されるのがわかった。

こちらが感傷に浸っていると、Sがこそこそと耳打ちをしてきた。

聞けばキャバクラに行きたいのだが一緒にどうかということらしい。

ある種悶々とした気持ちを引きずったまま妻子の待つ家に帰るのも気が引けると小声で承諾すると、Sは唐突に皆に向かって叫んだ。

「お前ら!次はキャバクラ行くぞ!」

よせばよかったという後悔と、別に自分がそういうところに出入りすることをKに知られたから何になるのかという自問自答に挟まれながらふと顔をあげると、なぜかKは目を輝かせながらSを見て「わたしも行きたい!」と言い放った。

Sは当然のようにそれを受け入れると、Kに加えてもうひとりの新人と、店長であるDを含めた5人でキャバクラに行くことが決まった。

すでに終電も終わっている。ここかはらタクシーに乗らなくてはキャバクラに行くことは出来ない。

Sと新人女性2名、自分店長に分かれて2台で2つ隣の駅までタクシーを走らせる。

タクシーから出ると、Sはなれた様子で客引きに声をかけて早々と値段交渉を始める。

それを待っている間の悪さをさとられないように、残りのメンバーとは当たり障りのない仕事の話を交わす。

いよいよ交渉が成立し、客引きに連れられて店へと入ろうとすると、Sがニヤニヤとしながらこちらに近づいてきた。

「値切って安くさせたのでよろしくおねがいしますね!彼女らも喜んでましたよ!」

こやつ、女性の手前断れないだろうと支払いをこちらに押し付けようとしてきたらしい。

酔いも手伝ってか、この一言で完全に頭に血が上った。

「ふざけるな!どうしてお前はいつもそうなんだ!自分根性見直してこい!」

自分もいつもなら社長が一緒でなければこういった場所はいかない。

お金が勿体無いという以上にそれほど興味がないし、社長と一緒にいく理由も、社長は男同士が腹を割って話すのに必要儀式だと譲らないからだ。

居酒屋で耳打ちしてきたときから、Sは全てを計算の上だったのだろう。

しかし、Sは怒鳴られて悪びれるどころか横目でこちらを一瞥して舌打ちをしただけでその場を去っていってしまった。

怒りにまかせて身を翻し駅前タクシー乗り場へと向かうが様々に渦巻く感情を引きずったまま家に帰る気にはなれずに、しかたなく気持ちが収まるまで立ち飲み屋で過ごすことにした。

Kに対して下心がなかったわけでもなく、見栄を張りたい気持ちがなかったわけでもない。

それをSに見透かされたような気がして、そんな自分に一番に腹が立ったのだ。

それがわかると今度は心底情けくなってしまった。

このままではどちらにしても家族に合わせる顔はない。

唐突孤独感に襲われると、そこから逃れるように8年前に別れたHを携帯電話アドレス帳から探し出して呼び出しをタップした。

である理由はなかったのだが、Hなら電話に出てくれそうな気がしたのだ。

しばらくの呼び出しの後、「どうしたの?」と訝しげな様子のHの声が聞こえてきた。

「すまない。特別理由があるわけではないのだけど、ただ、少し声が聞きたくなって。」

沈黙の後、彼女の口から出てきた言葉は意外なものだった。

「今から来る?」

Hとの付き合いは僕から一方的音信不通になって終わった。

色々とこうでなくてはいけないと押し付けてくる彼女が面倒くさくなったのだ。

何となく彼女もそれに気づいていたのだろう、数回の着信を最後に、一切の連絡はなくなった。

その後半年もせずに僕は、親同士の知り合いによる紹介でお見合い結婚をした。

仲人の方が二人をよく見てくれていたのか、お見合いから早々に意気投合し、半年で挙式、そこからちょうど11ヶ月で長男が生まれた。

結婚生活には満足している。

それまで見ず知らずだった僕に、妻は本当に良くしてくれている。

ただ、2人目の娘が生まれて4年。その妊娠以降、セックスはない。

お酒のせいで冷静な判断が出来なかったのかもしれない。

「30分あれば着きます。」

それだけいって電話を切った。

Hは8年前と同じ様子で僕を迎え入れてくれた。

相変わらず僕の服装や行動一つ一つに、こうでなくてはいけないと色々と注文をしてくる。

今なら笑って受け流せるが、これも半月も持たないだろうと心のどこかで考える。

テーブルをはさんで、何も生み出さない会話と発泡酒けがいたずらに消費されていった。

気がつくと時計は3時を過ぎようとしていた。

何も連絡をしないままでは妻に怪しまれる。

携帯電話を取り出すと、メールをうち始めた。

申し訳ない。少し飲みすぎてしまった。朝までSの家で休んでから帰ります。”

「誰にメールですか?」

Hの問に「あぁ、妻に。」とだけ答える。

Hも「そう。」とだけ答える。

しばらくの沈黙唐突に震える携帯電話。妻からの返信だった。

「わかりました。お気をつけて。子供の出番までには間に合うと、きっと喜びます。」

メッセージと一緒に、体操服を着た長男写真が送られてきた。

忘れていた。明日子供運動会だったではないか

子供の屈託のない笑顔に、急に冷水を頭からかけらたかのようにはっとする。

自分は今どこにいて、今まで何をしてきて、これから何をしようとしているのだ。

猛烈な後悔が押し寄せる。

涙で目の前はかすみアルコールを多分に含んだ血液は音を立てんばかりの勢いで回り始める。

周囲の音は一切が聞こえなくなり、ただただ息が苦しくなる。

いくら息を吸っても苦しさは増すばかりで、体内のありとあらゆるものが溢れ出ようと小さな口へと殺到してくるのがわかった。

身体の内部から気管が塞がれもう吐くことも吸うこともできない。

シャツの上から胸元をひっかきながら床に倒れ込む。

ここで死んでいく理由をHは妻にどのように説明するのだろう。

今日、僕がたどった道のりを妻はSからどのように聞かされるのだろう。

にゆときさえも後悔で終わっていく自分人生に、薄れゆく意識はどうしようもない情けなさと悲しさで滲むように満たされていくばかりだった。

ふと枕から顔をあげると、先程の息苦しさが嘘のように新鮮な空気身体へと流れ込んできた。

肩で呼吸をしながら逸る心臓が収まるのを待つ。

涙で目の周りがぐしゃぐしゃになっているのがわかった。

音色の違う穏やかな寝息が耳に聞こえてくる。

カーテンから差し込む光が、まだ夜が明けたてだということを教えてくれる。

僕は一度死ぬことが出来た。

後悔のない人生の終わりはきっとないだろう。しかし、家族をいたずらに悲しませることは避けることができるかもしれない。

まずはこのぐしゃぐしゃの顔をさっぱりと改めようと、寝室の扉を音を立てないように静かに閉じた。

2018-03-19

後悔を抱えたまま老いぼれ、孤独死ぬのを待っている

俺の後悔も孤独努力も結果も

人生でやり遂げたことも

敗北したこと

やりたかったけど、できなかったことも

なりたかったけど、なれなかったもの

飼ってる猫の愛らしさも

誰にも知られること無く

一瞥もされずに

このまま死んでいくのかな

悲しすぎる

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