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はてなキーワード: 博物誌とは

2022-08-19

anond:20220819145650

アナクシメネス(前585年 - 前525年)

アナクシメネスはミレトスの人で,アナクシマンドロスの一門であった.彼自身もまた,師と同じく基体なるもの単一かつ無限であると言ったが,しかし,アナクシマンドロスのようにそれを無限定的なものとはせず,限定されたものであるといい,空気がそれであると述べた.そしてそれは希薄さと濃密さの違いによって,あり方を異にする,という.すなわち薄くなると火となり,濃くなると風となり,次いで雲となり,さらに濃くなると水となり,そして土となり石となり,またこの他のものもこれから生ずる,というのである

アリストテレス(前384年 - 前322年)

アリストテレス気象理論重要ものの一つに、太陽の熱によって生じる蒸発物がある。地とそれを囲んでいる水そして、地と水を覆っている空気太陽の熱で温められると、二種類の蒸発物が生じる。一つは、煙のように乾いた熱いガス「煙状」、もう一つは湿った蒸気、つまり「霧状」である

この乾いた熱いガスが、火と空気の間のあたりに上昇すると、そこに流れ星銀河が発生する。今度は、湿った蒸気が上昇すると、空気と水の間のあたりに、雲や霧が発生し、それが凝縮すると、雨、露、雪、あられなどが発生する。

プリニウス23年 - 79年)

セネカと同時代博物学であるプリニウスは、どのように風の概念を捉えているのか。彼は自らの書物博物誌』の第2巻の 42章のなかで、風の現象を以下のように記述している。

わたしは雨や風がこれらとは違う原因によって起り得ることを否定しようとは思わない。大地が湿った霧を、またときには水蒸気のために煙った霧を吐き出すこと、そして雲は高いところへ昇る湿気または凝縮して湿気になった空気でできることは確かだ。

2022-06-29

はてなー!!自分の好みのタイプ漫画全部書くからお薦めしてくれ!!

https://anond.hatelabo.jp/20220630040756

ブコメ信書きました!沢山おすすめしていただいてありがとうございます

知らないのも多くて嬉しい

 好きな漫画探しても既読か知ってるか読んでも微妙以外が3%しかない!助けて!!

自分の好みど真ん中のやつ

アタゴオルシリーズ

テガミバチ

図書館の大魔術師

・107号室通信

香魚子さんの短編

・週刊少年ガール

キーワードにするとすこしふしぎ日常物、児童書っぽさなどが好き

漫画以外の好きな物

BUMP OF CHICKEN

sasakure.UK

モモ

・黒ねこサンゴロウ

ななつのこ(加納朋子)

・ゆめうつつ草紙(原田 宗典)

・白乙一

他の既読漫画好みタイプ漫画

ダンジョン飯

九井諒子短編集全部

乙嫁語り

吾峠呼世晴短編

この世界の片隅に

夕凪の街 桜の国

こっこさん

長い道

よつばと!

賢い犬リリエンタール

クロクロ

だがしかし

からくりサーカス

ふらいんぐうぃっち

ARIA

天才柳沢教授日常

不思議な少年

虫と歌

蟲師

少女終末旅行

がっこうぐらしアンソロジー

スキップローファー

AI遺伝子

プラネテス

三文未来の家庭訪問

人類は衰退しました のんびりした報告

レスト夫人(三島芳治)

働かないふたり

変身のニュース

足摺水族館

夜とコンクリート

無限大の日々

最果てアーケード

さらば、やさしいゆうづる

地球放課後

図書館

空挺ドラゴンズ

ドラゴンちんちん見にこう

バーナード嬢曰く

銀河の死なない子供たち

ホクサイと飯さえあれば

つづきはまた明日

ミッションちゃんの大冒険

雨柳堂夢咄

魔術師探し(佐藤史生)

きらきらDUST(かまたきみこ)

クレマチカ靴店

メリーバッドエンド 酒井まゆ短編

マホタン(伊咲ウタ)

環状白馬車掌の英さん

繕い裁つ人

放課後保健室

プリンセスメゾン

明治緋色綺譚

クジラの子らは砂上に歌う

ひだまりスケッチ

スケッチブック(小箱とたん)

GA学園

棺桶担ぎのクロ

異国迷路のクロワーゼ

廃墟少女

夢の博物誌

こぐまレンサ

追記

二度寝してた……すまん

既読Amazon履歴見て思い出したやつ書いていく

絶対安全剃刀

綿の国星(図書館で読んだので思い出せんかった!ごめん)

リューシカ・リューシカ

イムリ

夢幻紳士(何篇かは忘れた)

水惑星年代記

あかりや(無料公開しているのにAmazonで買ってから気づいた)

https://www.mangaz.com/book/detail/46061

瑠璃夢幻古物店

最果てのソルテ(水上悟志作品は完結済みだとサイコスタッフ惑星のさみだれ戦国妖狐読んでて戦後妖狐大好きだけど児童書よりは少年漫画寄りかな?と思って上げなかった。ソルテ児童書感が一番強いので一番に好きになりそう!)

天顕祭

バベル図書館

ニッケルデオン

銀のニーナ

土星マンション

なんてないことのふつうの夜に

スピカ 羽海野チカ初期短編

春と盆暗

まがりひろあきのじゆうちょ

仁科晃壱短篇集 「まな板の猫/宴会

回転銀河

となりのロボット

踏切時間

ぜえはあ、、まだ既読作品あるけどとりま終わりにします……

ゆうてテガミバチネウロハガレンも大好きな人間なので別にとにかく面白いけどマイナー漫画でも投げてくれて全然かまいません!小説映画アニメゲームドラマでも可

①好みの系統の知らん漫画

②好みの系統の知らん漫画じゃない作品

③なんでもいいので知らないおすすめ作品ぐらいの優先順位でお願いします。

児童書ラノベ読んで育ち漫画描き出してから漫画ばかり読んでいるので他分野

ゲーム映画ドラマアニメ女性向けの漫画知識が薄いです。

つーわけで漫画に詳しいブクマカ頼みましたよ……私は寝ます……

追記

おはようごさいます

無事本日漫画増田になれたようで沢山ブクマお薦めしていただきありがとうございます

からブクマ返信増田書いていきます

宣伝カシワイさんに影響受けてた時に描いた漫画まとめてるからすこしふしぎ日常ファンタジー短編読みたい人は読んでみてね!

https://twitter.com/i/events/1446098829112070146?s=21&t=vKyvx4ZJwyhLKOX26W6q6Q

2019-04-09

ドラゴンが火を吐きはじめたのっていつごろなの?

ギリシャ神話のテューポー

今日ギリシア神話として知られる神々と英雄たちの物語の始まりは、およそ紀元前15世紀頃に遡ると考えられている。物語は、その草創期においては、口承形式でうたわれ伝えられてきた。紀元前9世紀または8世紀頃に属すると考えられるホメーロスの二大叙事詩イーリアス』と『オデュッセイア』は、この口承形式神話の頂点に位置する傑作とされる。

巨体は星々と頭が摩するほどで、その腕は伸ばせば世界東西の涯にも達した。腿から上は人間と同じだが、腿から下は巨大な毒蛇がとぐろを巻いた形をしているという。底知れぬ力を持ち、その脚は決して疲れることがない。肩からは百の蛇の頭が生え、火のように輝く目を持ち、炎を吐いた。

半人半蛇だけど「炎を吐く邪悪な蛇」のイメージにはなっているかも。

ギリシャ神話怪物はだいたいテューポーの子孫だし。

ギリシャ神話ラードーン

ラードーン(古希: Λάδων, Lādōn)は、ギリシア神話に登場する、林檎園の黄金林檎を守っていた、100の頭を持つ茶色ドラゴン

(中略)

から炎を吐き、一説では顎の関節が尾にある為、体全体が口のようになっており、百の首を持つといわれている。

と、Wikipediaには書かれているが、ラードーンが火を吐くかどうかは定かでない。

何が出典なんだろ?

旧約聖書レヴィアタン

ヨブ記』(ヨブき、ヘブライ語:סֵפֶר אִיּוֹב)は、『旧約聖書』に収められている書物で、ユダヤ教では「諸書」の範疇の三番目に数えられている。ユダヤ教伝統では同書を執筆したのはモーセであったとされているが、実際の作者は不詳。高等批評に立つ者は、紀元前5世紀から紀元前3世紀ごろにパレスチナで成立した文献と見る。

ヨブ記』によれば、レヴィアタンはその巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻くほどで、口から炎を、鼻から煙を吹く。

(中略)

その姿は、伝統的には巨大な魚やクジラやワニなどの水陸両生の爬虫類で描かれるが、後世には海蛇や(それに近い形での)竜などといった形でも描かれている。

ドラゴンになったのは後世。

サラマンダー

プリニウス著作で唯一現存しているのが、自然芸術についての百科全書的な37巻の大著博物誌である自然界の歴史網羅する史上初の刊行物であった。

(中略)

最初10巻は77年に発表され、残りは彼の死後おそらく小プリニウスによって公刊された。

プリニウスの『博物誌10巻には、サラマンドラは斑点を持つ小さなトカゲで、雨が降ると現れるが晴れると姿を消し、体が冷たく火に遭うと溶けると記録されているが、これはサンショウウオに関する記述と考えられている。

また、『博物誌11巻にはピュラリスというキプロスの炉の炎の中でしか生きられない動物が登場しており、精霊サラマンダーこちらに近い。上記の通り、炎を操る特徴からファイアードレイクと同一視され、ドラゴンとして扱われることもある。

「ベーオウルフ」のドラゴン

『ベーオウルフ』が成立した時期は、作品内部にも外部の言及としても成立の時期を特定する記述存在しないため、必ずしも明らかではないが、8世紀から9世紀にかけての間に成ったと考えられている[3]。

第一部でベーオウルフは巨人ドラゴンとも言われている)グレンデルとその母親と戦い、第二部では炎を吐く竜と死闘をかわす。 なお、インパクトが強くかつ謎の多いグレンデルとその親に関しては言及されることが多いが、炎を吐く竜に関してのものは少ない傾向にある。だが、同時にいわゆる「ドラゴン約束事」(財宝を蓄え守っている、翼を持って空を飛ぶ、火を吐くなど)をほぼそろえている珍しいドラゴンでもある。

スラヴ神話のズメイ

スラヴ民族文字を持たなかったため、伝えられた神話民族独自に記録した資料存在しない。スラヴ神話存在した事を記す資料として、9世紀から12世紀の間に行われたキリスト教改宗弾圧の際の「キリスト教」の立場から記された断片的な異教信仰を示す内容の記述が残るのみであるスラヴ神話地方により様々なバリエーションがあったことが近年の研究により明らかになっている。

ズメイ・ゴルイニチ(「山の息子の竜」の意)の場合、3つ首以上、多ければ12体幹を持つと表現され、火や毒を噴くなど、歴然とした一般の「竜」のイメージで描かれる。

アングロサクソン年代記ファイアードレイク

アングロサクソン年代記』はアングロサクソン史を古英語で綴った年代記集大成である編纂9世紀後半のアルフレッド大王の治世に、恐らくはウェセックスにおいて行われた。

火の竜」を意味する名前の通り、炎をまとい、口からも炎を吐く。空を飛び、それが現れる時は辺り一面、昼のように照らされる。曇天の空に不思議な光が走る時はファイアードレイクが飛んでいるのだとされた。

隕石という説があるらしい。

獅子騎士イヴァン」のドラゴン

イヴァンまたは獅子騎士』(イヴァンまたはししのきし、Yvain, le Chevalier au Lion)は、1170年から1181年頃にかけてクレティアン・ド・トロワにより著作された散文騎士物語であり、アーサー王伝説主題にした5作品ひとつである

イヴァンは旅の途中で火を吐く大蛇獅子が戦っているところに出くわす。イヴァンは問答のすえ獅子に加勢し、大蛇を倒した。これに恩義を感じた獅子は、イヴァンと行動を共にするようになり、イヴァン獅子を連れた騎士とだけしか名乗らなくなる。

黄金伝説」のドラゴン

黄金伝説』(おうごんでんせつ、羅: Legenda aurea または Legenda sanctorum、レゲンダ・アウレア)は、ヤコブス・デ・ウォラギネ1230頃 – 98)によるキリスト教聖人伝集。1267年頃に完成した。

その時代エチオピアの町では一人の魔術師権力を持っていた。彼は常に恐ろしい二匹のドラゴンを連れていて、自分にはむかう者にけしかけていた。あまり大きなドラゴンではなかったが、口や鼻から火や燃える硫黄を噴出し、人や家を焼きつくしたので誰も魔術師に反抗できなかった。その噂を聞いたマタイ魔術師の元を訪れた。魔術師マタイドラゴンをけしかけたが、マタイが十字を切るとドラゴンは地面に倒れて眠り込んでしまう。

同じく「黄金伝説」に書かれている、有名な聖ゲオルギウスが退治したドラゴンは、毒を吐くが火は吐かない。

マルタが退治したタラスクは、「燃える糞を撒き散らす」と言われているけど、これ英語版では確認できなくない?

タラスクは、レヴィアタンボナコンの子なのだが、ボナコンの特徴である燃える糞」が、日本語訳されるとき混同されたのでは。

といったところから考えると、5世紀くらいまでは「火を吐くドラゴン概念は薄かったが、

8〜9世紀から伝承として語られはじめて、1012世紀頃にはすっかり定着していたという感じだろうか。

なぜ火を吐くようになったのか?

候補1:サラマンダーとの混同

サラマンダーは、火をより大きく燃え上がらせる能力があり、火山溶岩の中に住んでいるという伝承もある。

ズメイや、ヤコブドラゴンは、吐く息から硫黄臭いがするといい、火山連想させる。

候補2:雷や隕石などの自然現象に由来

ドラゴンには「地を這うドラゴン」と「空を飛ぶドラゴン」の二種類のイメージがあるが、

蛇や蜥蜴からは空を飛ぶイメージしづらいことを考えると、隕石から連想には説得力がある。

候補3:「身体が灼けるような猛毒から「火」に転じた

古典的ドラゴンはやはり「蛇」「毒」のイメージであり、

そこから火を吐くように変わっていったことを考えると、これも自然解釈に思われる。

うーん、わかんね。

anond:20190408143752

追記

というか最初、つまりギルガメシュ叙事詩(フンババ)の時点で『その口は火で、その息は死』と形容されてる。強力な怪物が火や死を吐くのは有史以前からの常識で、「最初から吐いてたが記録に残ってなかっただけ」では - cider_kondo のブックマーク / はてなブックマーク

フンババの咆哮は洪水であり、彼の口は火を意味し、吐息はまさに死である」というのは単なる比喩なのでは。

まあ比喩として記述されたものが、後に「そのもの」として受け取られるのは、この手の伝説ではよくあることだけれども。

仮にフンババが火を吐くとしてもそれだけで「もともと怪物は火を吐くのが常識」というのは飛躍ではないかと思う。

2017-12-04

anond:20171204143607

初期フォスに戻ってシンシャと仲良く博物誌を作ってほしい……。

絶対に無いだろうけどね


フォスもそうだけど、月へ行った宝石達が自壊するのではないかとそれも心配

2017-11-28

フォスとシンシャ

宝石の国原作しんどいアニメしんどい

市川先生……。

最後だけはハッピーに……してくれないだろうなぁ。

フォスとシンシャがキャッキャッしながら博物誌を作る終わり方にしてくださぁい(土下座

2017-11-06

anond:20171106142322

最新話まで読んだのか……。

辛いよね……。


最終的にフォスが元に戻ってシンシャと笑いながら博物誌を作るENDになってくれればいいのにな……

2017-09-27

宝石の国が最高にまぶい

つい最近1巻読んでハマって漫画全巻新品で揃えた、感想書くついで宣伝

宝石擬人化という時点ですでにかなりキャッチーなのに、登場人物宝石たちは上半身少年下半身少女イメージして描かれており性別もないので見方によってはBL百合っぽい部分もあり、上品な色っぽさも兼ね合わせていて少女漫画寄りの絵柄でありながらもストーリー主人公努力して強くなる少年漫画的要素があり、さらポストアポカリプスな要素もあり、みんなが好きなもの全部詰め込んだ感じ。

だけどすごくバランスがいいし、強欲な感じ?がタイトル宝石らしくて良いと思う。

作中初期で主人公に与えられた「博物誌を編む」仕事なんちゃって理系としてはグッとくる(あまり本筋ではないけど)。すごくメジャー宝石は設定上?少なめなのもまた良い(鉱物詳しくないけど割とマイナー寄りがメイン張ってると思う)。ストーリーダイナミックに話が変化するけど設定のおかげでスッと入ってくるし、細かい部分も練られている感じがする。


独特なタッチで万人受けする絵じゃないと思うけど、ハマる人は結構いそう。

映像だと綺麗な色が映えるだろうし10月からアニメが楽しみだ。放送局少なくて見れるか心配したけどネット配信充実してそうで一安心


自分観測できてないだけかもしれないけど、もっと話題になってほしい

2017-02-14

プリニウス新刊買ったんだけどすっと冷めてしまった

そんなに嫌いじゃなかった。博物誌を読んだことはなかったけれど、漫画追体験できるなら悪くはないかなって思っていた。

テルマエ・ロマエも嫌いじゃない。最後あたりはどうしてもご都合主義に走る嫌いのある作者だけれど、それでも致命的ではなかった。

そもそも全部本棚に並んでいるし。

でもプリニウス新刊トランプ大統領揶揄をやったのはダメだった。すっと冷めてしまった。

ああ、あんたもあのリベラルとおなじなのか、あのクソ連中と同じことをするのかって思ったらもうダメだった。

黒板に落書きしてみんなで笑い飛ばすクソみたいな時間と同じことをするのがあんたたちリベラルなのか。

散々綺麗事を言いながら、あんたたちは気に入らない相手にだったら平気でひどいことをするのか。

構図がぬるいのもアクションがないのも問題ではなかった。

オカルト要素が入ったのは新刊からから既刊の分では問題なかった。

特に緻密ではない絵も、考証の良さがカバーしていた。

でも、クソみたいなリベラルが、誰かを揶揄するということを何の疑いもなく描くような漫画なら、それを読み続けるようなリスクはおかせない。

漫画でも小説でも、楽しむということは同化するという行為を含む。そして自分はこの漫画絶対同化したくないと思ってしまった。

もう自分本棚にこの本は要らない。存在していてほしくない。

誰かをいじめて笑うような、クソみたいなリベラルと同じ場所に落ちるなんて絶対にゴメンだ。

2015-02-26

伝書少女

私の住む街には伝書少女がいる。

伝書少女とはその名の通り、伝書鳩のように

メッセージを運んで回る少女のことだ。


朝に新聞配達をするところから彼女の一日は始まる。

ただ彼女はまだ難しい漢字が読めない。

からたまに取っていない新聞が間違って届くことがあるが、

そうした勘違いは微笑ましいものとして街の人間は許してしまう。 

産経新聞を取っているはずの家に赤旗が届いたとしても

その家の人間は「あの子はあの子なりに一生懸命なんだから」と思い、

敵対する政治的立場の人物のメッセージに目を通すのだ。


そして午前と午後に、彼女は様々なものを伝達する。

それは伝言板であり、あるいは詫び状であったり

隣の家に住む自分の子供とその奥さんに渡すスープであったり、

作り過ぎて余らせてしまった煮物であったり

小学校裏で拾って学校に返すことにしたソフトボールであったり

自分で返しに行くのが面倒な本や DVD であったりする。

彼女無償で働いていることに感心する人々は、

伝言板と一緒に食パンの耳を渡したり、

スープが冷めていないか実際にスプーンを渡して確かめてもらったり、

煮物を味見してもらったり DVD と一緒に千円札を手に渡したりする。

それで彼女は生計を立てている。


彼女がまだ幼い頃に捨てられて学校にも通えなかった頃に

見るに見かねた私塾講師彼女に文字の読み方や

道路標識意味料理さしすせそとは何かなどを教えていた時に、

一行の詩を説明してあげたことが全ての始まりだった。

講師は「この本なら彼女にも読むのに苦痛ではないだろう」と

ルナールの『博物誌』を渡したのだが、その中の

「蝶」に対する説明に心を奪われてしまったのだ。


「二つ折りの恋文が、花の番地を捜している」


彼女は花の番地を探している恋文に、早くどこに行けばいいのか

それを三日三晩知恵熱が出るまで考えるようになった。

それが長じて伝書少女となった。

優れた文学人間の一生を左右するのだ。

2013-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20130308075735

古典面白いよな。と言っても俺は思想書はあまり読まないが。

古代ギリシャくらいの超素朴な自然科学博物誌は読んでて楽しい

2010-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20100805120748

このローマ博物学者(プリニウス)によると、一角獣は「非常に兇暴な動物

で、胴体は馬に似ており、頭は鹿、足は象、尾は猪、声は低いうなり声で、

黒い角が一本、長さは二クビット(一クピットは肘から中指の先端までの長

さ)、額のまん中に突き出している」とあります。(「博物誌」第8巻、31)

あまり美しそうじゃない

 
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