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2016-09-08

PEFボトルの件

はじめに

http://www.asahi.com/articles/ASJ9645CSJ96PLFA00C.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJ9645CSJ96PLFA00C.html

もう業界関係者じゃないので時効だと思っていろいろ書いておこう。

PEFが商業ベースに乗るのは初めてかもしれない。

物質自体は公知(だと思う、調べてない)で、ずいぶん前からCoca-colaがいろいろやろうとしていた。

原理

フランジカルボン酸というものテレフタル酸の代わりに用いることで、ガスバリア性が向上するという謳い文句

詳しい機構不明だが、イソフタル酸を共重合するとガスバリア性が上がったりするらしいので、直線構造を取らないほうが酸素などを通しにくくなるのかもしれない。

フランジカルボン酸の極性の効果の方が大きいはずだが。

PETのガスバリア性について

b:id:hmmm 実際には、他の材料比較しても、ガスバリア性はそんなに悪くない。

ただやはり長期保管すると、どうしても酸素を通しがちなので酸化を嫌う製品PETボトルにガスバリア層を挟んで成形する。

スバリア材としては、MXD6と呼ばれるナイロンやEVOHを挟むことが多い。

バリア材としてのEVOHは神のレベルで、汎用性の高い成形しやす材料としては、他に代替材はないといって過言ではない。

他の手法として、PETボトル内面炭素を蒸着するという手法もあり、これも市場流通している。

最近はやりのワインPETボトルなどはこれを採用しているものがあったと記憶している。

多層のPETボトルで有名なのはHOTのお茶で、ペコペコ押し続けると剥がれてくる。いちどお試しあれ。

うまく成形してあると剥がれないが、顕微鏡でみればすぐわかる。

PETボトルリサイクルについて

b:id:naga_sawa PETボトルリサイクルというのは、ボトルボトルになるだけではない。物性が求められにくい繊維へのリサイクルもある。

ボトルボトルキリンサントリーが一時期熱心に行っていたが、そんなに儲かるものではない。

今のPETリサイクルは圧倒的にメカニカルリサイクルが多い。

メカニカルリサイクルというのは、ボトルを洗浄したあと、フレークにして再度高温・高真空状態にし、その後再溶融してリサイクルするもの

対義語ケミカルリサイクル。低分子まで分解したあと、再度重合してリサイクルするものコスト高なのであまりこれは用いられない。

さっきからちょろちょろ出てきているように、PETはいものの、市中で回収するとEVOHやナイロン、あるいはシリカ炭素など、いろんなものが混ざっている。

なので、基本的には現行と変わらないリサイクルスキームになるのではないか

いろいろ

余談だが、Coca-colaはいろはすでペコペコの容器を作ったのは画期的だったと思う。

もちろん、途上国ではもっと薄いPETボトル散見されるが、日本というマーケットであの容器が当たったのはさすがという感じ。

大本目的は、使用する樹脂を減らせることによるコストダウンだと思うが…。

更に薄くなることによる剛性を懸念する声があるようだが、そこはしっかりやるだろう。あの界隈の品保をナメてはいけない。

彼らは性能を満たす一番安いPET(基本的に、純粋PETが使われることは少ない。ごく微量のイソフタル酸が共重合されている)を世界中から買い付けて回り、自分たちボトルを打って充填している。

日本企業応札できるような値段ではなかったはず。

今後の展開

ぶっちゃけた話、この業界はサチっているので、市販ボトルに使われることはよっぽど特殊用途でもない限りないのではないか

おそらくバッチプラントで作るため、価格も相当高くならざるを得ない。

今市場に流通しているボトル用のPET基本的連続重合プラントで合成されており、中国産品がかなりのシェアを占めている。

まーしかし、よくFDAとか食品衛生的な監督官庁の認可をとるまで東洋紡は頑張ったなという印象の方が強い。

化審法とかメじゃないくらいの費用時間がかかるため、なかなか突っ込めないのが現状ではないか

炭酸が抜けるのはフタからなので、諦めましょう。

2016-07-04

2014年元増田エントリには事実誤認がけっこうあったので

(このエントリhttp://anond.hatelabo.jp/20160703171723 へのレスです)

2014年元増田へのレスとしてこんなエントリーを書きました。

Re: 民主党支持者としての執行部のアベノミクス批判への愚痴 http://anond.hatelabo.jp/20141127162302

当時はコメントもらえなかったなー。

2014年の元エントリは「経済学的にみれば企業収益を良くするには失業率を下げるにはデフレ脱却必要で、そのためには金融緩和しかない。だから安倍のやってることは正しいのに、民主党マスコミ知識人がそんなことも理解できなくて残念」という内容だった。でも、2013年以降の経済成長の主因は金融緩和じゃなくて円安誘導政策だったよね。元増田が夢見るような、金融緩和投資促進→市場創造というマクロ経済学的に美しい正帰還ループが廻ってたわけじゃない。なんでかといえば国内市場底堅い実需がないから。だから今、外部環境要因で円高に振れたとたんに企業収益悪化が確定してる(世界同時株安のなかでも、日本の株安は円高インパクトと国際市場の減速の両方が向かい風になってんだよね)。

さて、当時の金融緩和路線さらに進んで、いまやマイナス金利政策まで飛び出したわけだけど、この一連のマネーサプライ促進は景気の好転にはほとんど資してこなかったと思う。おれも会社やってるけど、ほんと銀行が持ってくる長期金利はめちゃくちゃ下がった。メガバンクなんて一声で0.4%とか言ってくるからね。これって金利としちゃ事実上タダみたいなもんでさ、少しでも成長性がある国内市場存在するなら、信用ある限り借り入れてそこに投資したほうが絶対得なわけ。でも実際そうなってないよね。理由投資によって着実にリターンが得られるような潜在的ポテンシャルのある市場国内から失われてるからだよ。だからダブついた投資余力の唯一の出口としてマンションとかの高額不動産を使った節税スキームマネーが向かったわけだけど、これも実需を反映したものじゃなかったし、もうバブルははじけちゃった。

今回エントリでも「金融緩和継続を」って言ってて、ということは元増田金融緩和には景気回復効果が確かにあって、その効果は今も続いてるという認識みたいだけど、自分から見たら期待されたような効果は全くなかったよ(それ以前もマネーサプライは十分に潤沢だったんだから)。もし自分経営者だったらと想像してみて、いま0.4とか0.5%の借入金利で資金調達して、確実に鞘取りできそうなビジネスを指折り挙げてみてよ。それがあなたから出てこないなら、他の人からも出ないよね。カネの使い道がなければ、金貸しがどんだけ気前いい金利オファーを出してきたところで、借りる意味はないんだよ。

その一方で、マイナス金利政策煽りで、今期から金融機関収益は確実に悪くなっていくだろうね。銀行営業がみんな愚痴ってる。地銀信金の統廃合も加速するだろうなー。

2016-06-23

パチンコ界隈はやっぱり屑だった

半年以上無償で頑張った。

呼びつけられてはニンジンをぶら下げられて、

あれこれと要求だけされた。

いろいろ胡散臭いし、ずる賢い匂いがするとは思ってた。

NDA屁理屈言われて逃げられた。

だけど共通の知り合いもいることだし、

大目に見てきた。

そしてあっさり裏切りられた。

気が付いたら、他社と手を組んだプレスリリースが回ってきた。

うちが作ったスキームも一切そちらにぱくられた。

見事に踏み台だった。

こんだけ酷いのは久々だ。

まぁしかし恨んではいない。

どっちにしろ、もうパチンコ業界は伸びない。

終わりだ。

数か月関わっただけだけど、

糠に釘を打つような虚しさを感じてた。

コンビニの隅に並んでるエロ本

あそこにはなぜ熟女ものしかいか

買うのはエロスマホで手に入れられない高齢者のみだから

パチンコ業界も同じ。

既にスマホも扱えないような年寄りしか来ていない。

もうあとは死にゆくのみなのだ

もうあん業界はどうでもいいのだ。

2016-06-20

結局、行政はわれわれを助けてくれない

行政はあるスキームに則って、われわれを「処理」するだけだ。

行政慈善事業ではない。そのことをよく思い知らされた。

彼らは「何が真実か」なんてことに興味はない。

から行政相談したって無駄だ。

家族にも頼れない。行政にも頼れない。宗教も無力だ。

行く所などない。相談できる場所などどこにもない。

2016-04-16

http://anond.hatelabo.jp/20160328103757

国鉄JR廃止路線廃止年月を調べてみれば分かるが、国鉄は(角栄時代からの数年を除けば)一貫して赤字ローカル線廃止積極的だったし、分割民営化して以降はローカル線廃止は比べると相当抑制されてるんだよ。

あと、東海東日本からは、直接渡すスキームではないが北海道に金が渡ってるんだよ。あと税金もかなりつぎ込まれてるんだよ。それでも北海道はああなんだよ。

現状の北海道ローカル線国鉄廃止基準勘違いされがちだが、ローカル線廃止基準赤字額や赤字率ではなく客の数)の10分の1以下の客しかいないようなのがゴロゴロだ。

そして、その最大の原因は「地元客が車に乗るので、鉄道に乗りたがらない」からだ。もちろん人口が減っていることもあるが、ローカル線利用客の減り方はそれだけじゃ到底説明がつかないレベルだ。

たとえ民営化されてても、鉄道は「儲からない」という理由では廃止されん(それだけが理由なら補助金だって出る)。「地元必要としてるとは思えない利用状況になってる」という理由廃止されるんだよ。

2016-04-10

パナマ文書タックスヘイブンを使った税金逃れのやり方(案)

1. まずオフショア法人設立しま

2. オフショア法人が3株発行しま

3. 1株は10億円で自分が買います、残り2株は1株ずつ別の証券会社に1円で買わせます

4.これで自分の持ち株比率50%を下回るので、タックスヘイブン対策税制適用外となり10億円の資金移動が完了しました

5.このスキームでは送金を行っていないため、国税当局に把握されません

6. 期内にこの処理を行えば期末の決算では「投資10億円かかったので利益0」という処理が可能になり、法人税0で済みます

7. もちろん株主への配当金も0です。利益出てないので。

8. 従業員給与は下げます。なぜなら利益出てないので。

9. もちろん、オフショア法人資金自在使用可能です。誰にも咎められる事なく。

ちなみに2ちゃんで教えてもらった。

2016-04-09

タックスヘイブン利用者に怒ってる人がいるけど、ふるさと納税は?

パナマ文書事件パナマケイマン諸島租税回避地で、税金逃れの企業金持ちがいるって怒ってる人がいるけどさ。


鳥取県人口減少なんで、転居届出したら税金無料します。って言ったら、ビジネスマンなら、それ名案だって普通考えないかな。


もちろん、お金賄賂だったり、地元税金もらってる政治家がやったらマズいけどね。


じゃあ、『ふるさと納税でこれだけお得』ってやってるけど、何の関係もない地域に、損か得かで税金渡す所決めてる人達別にいいのか。


税率は国ごとに決定権があって、そういうスキームがあるんなら、まずそっちをなんとか是正すべきじゃない?

テーマパーク金持ち優先レーンがあったら『そんなのフェアじゃない』って言ってもしょうがないでしょ。優先無料レーン作ったヤツに言わないと。

まぁどうにもならんと思うけど。

パナマ文書騒動にまつわるいくつかの誤解

パナマ文書」の暴露により、世界の偉い人・有名人資産隠しや租税回避が明るみに出ました。

これを発端に、いままでなじみの薄かったいわゆる「タックスヘイブン」(租税回避地)の存在が明るみになり、日本でもひろく報道議論されるようになりました。

しかしながら、このような議論のなかで、いくつかタックスヘイブンにまつわる誤解が生まれているような気がしますので、これを機会に少し整理してみたいと思います

(2016/4/10 03:15追記しました)

はじめに

書き手増田します)は民間企業中の人ですので、もちろん中立的観点からお話ができるよう配慮しますが、いくら企業寄りの、バイアスのかかった記事になってしまう可能性があることを申し添えます

記載内容は厳密には異なる場合、細かい部分を捨象している場合例外存在しており、あらゆる場面で正確性を担保できるものではありません。

企業タックスヘイブンを通じて租税回避をしている」という誤解

参考記事1: http://editor.fem.jp/blog/?p=1969

↑要約すると~日本企業タックスヘイブンであるケイマン諸島法人税率0%)へ投資した額は、直近で60兆円にものぼっている。これに対して日本法人税23.9%を課すとすると約14兆となり、消費税収をほぼカバーできる額となる~という夢のようなお話です。

まず、タックスヘイブンとは関係ないですが、法人税投資額に対して課されるのではなくて、投資して得たリターン(収益)に対して課されることになるので、そもそもの計算が違います

つぎに、日本税制では、日本親会社タックスヘイブンを含む軽課税国~無課税国に子会社をつくって投資をした場合子会社で得た利益親会社利益に乗せて課税する仕組み(外国子会社合算税制。詳しくはググれ)があるため、基本的租税回避できません。

また、確かにタックスヘイブンであるケイマン諸島パナマ会社や口座は情報の秘匿性が比較的高いといえますが、日本監査法人や税務当局バカではありませんので、仮に企業資産隠しをしようとしたら普通はバレます

日本タックスヘイブン問題について何も行動していない」という誤解

参考記事2: http://enter101.hatenablog.com/entry/2016/04/08/230542

↑に関連して。

確かに、日本政府パナマ文書について「日本企業への影響を考慮して」調査しないこと(実際には「コメントを控える」こと)を発表しました。しかしながら、これが批判されるべきことかと言えば、少々事情が異なるのかと思います

かりにパナマ文書記載日本企業リストアップされたらどうなるでしょう。「租税逃れだ!」と方々から批判を受けるのではないでしょうか。実際には上記の通りほとんどの企業親会社で相応の税負担をしているにもかかわらず、です。

さらに、この<調査しない宣言>を横展開させて「日本タックスヘイブンを野放しにしているんだ!アベ死ね!」と考えるのは畢竟お花畑思考です。皆さんはマイナンバー制度というのをご存じでしょうか。そう、今年から始まったアレです。これがなんのために始められた制度か知っていますか?OL副業水商売しているのを暴いてニヤニヤするためですか?色々な目的はありますが、その中のひとつに超富裕層租税回避対策があります近いうちに銀行口座マイナンバーの紐づけがなされ、税務当局は個人の所得を把握しやすくなります。また、このマイナンバー制度と並行して、日本世界各国と金融口座に関する情報交換協定を結んでいます。この協定の参加国にはケイマン等のタックスヘイブン国も含まれており、富裕層課税逃れはさらに難しくなっていきます

参考記事2でアフィリエイトリンクが貼られている志賀さんの著書ですが、これを読めばいかに日本タックスヘイブン対策他国に比べて進んでおり、租税逃れが難しくなっているかがわかりますので、どうしてこのような記事が書けるのか不思議でなりません。

補足QA

Q1.タックスヘイブン国に投資しても親会社課税されるとわかっているのに、日本企業がそれでも同国で投資する理由は?

この疑問はごもっともです。参考記事1で引用されるように、日本企業タックスヘイブン国に対する投資はたいしたものです。これらの企業はなぜ、外国子会社合算税制存在にもかかわらず同国で投資を行うのでしょうか。いくつか理由があります

維持費用がかからない・安い

たとえば会社であるプロジェクトを進めるとき、その会社が直接事業をはじめるのではなく、子会社を作ったほうが色々な面で都合が良い場合があります。このとき日本株式会社設立するとなると、法人税以外にも色々なコストがかかります。たとえば、会社資本に応じて事業税が課されますし、会計監査を受けるための費用も発生します。会社があるだけでけっこうな維持費用がかかるのです。これに対して、タックスヘイブン国のほとんどは日本国にいながら設立でき、会計監査不要で、かかるコスト登記費用だけとなります。このような利便性から債権不動産の流動化を目的としたSPCの多くは、いまだにタックスヘイブン国が活用されています。(SPCについては http://accountingse.net/2011/01/260/ ここの説明がわかりやすいです。)

手続き上・事業上のメリットが得られる

たとえばパナマ会社の多くは船会社ですが、これはパナマが便宜置籍のメッカであるからです。増田は船会社のことはあまり詳しくありませんが、日本で置籍するよりも色々な制度上の恩恵を受けることができ、今でもパナマで船用のペーパーカンパニーを作っているところは多いです。便宜置籍のあり方そのものが問われることがありますが、ここでの本論からずれるので措きます

節税目的

先ほどの説明矛盾しますが、子会社利益親会社課税されるといっても限界があり、スキーム次第では節税可能となる場合があります。たとえば、外国子会社合算税制適用されるのは日本会社50%出資する場合で、外国会社と共同で出資し、日本から出資比率50%以下となるような場合については適用されません。つまりこの場合には税率は0%のままとなります

厄介なことに日本法人税制はとてつもなくややこしいので説明は省きますが、他にもスキームによって0%とまではいかないまでも節税ができる場合もあります。ただしこのような例は増田の肌感覚ではそこまで多くないと思っています

Q2.国家間税制の穴を突いた租税回避脱税ではなく適法だというが、適法からいいってもんじゃないでしょ?

これについては判断がわかれるところです。増田サラリーマンなのでどうしても企業よりの回答になってはしまますが、これはケースバイケースです。たとえばはてな国で現地のはてな人顧客にしたビジネスをしたいときはてな国に会社をつくることは自然行為です。いっぽうで、日本日本人相手ビジネスをするのに、はてな国で会社をつくるのはかなり不自然ですね。はてな国が租税回避国であった場合、なおさら怪しいことになってしまます。実際のビジネスはこの両端の間で行われており、適法であっても黒に近いグレーであるような取引はたくさんあるのも事実です。たとえば最近判決の出たYahoo事件というものがあります。これはタックスヘイブンとは関係ないのですが、Yahoo日本税制の穴をついて意図的租税回避をしたかどうかについて争ったものです。最高裁判所Yahooの取り組みを「明らかに不自然で税負担の減少を意図して税制濫用した」もの結論づけました。この判決については、いまだ議論が交わされている中ですし、増田も法に詳しいわけではないので確たることは言えませんが、民法1条3項では、「権利濫用は、これを許さない」とうたわれています。実際の判決でこれが引用されることはあまりない感じはしますし、これがまさに程度問題なので線引きも難しいところですが、制度に穴があるというのは法の精神に体が追い付いていないようなものであるので、明らかに精神に反するもの排除されるべきというのは一理あると思います

参考

マイナンバーの口座との紐づけについて

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq7.html 記載の通り、任意ではあります

自動的情報交換について

https://www.oecd.org/ctp/exchange-of-tax-information/MCAA-Signatories.pdf (PDFです)今のところパナマはないです。

ブコメを受けて追記:この文章を書いた背景と私が伝えようと意図したこと

増田でたくさんの反応を頂けてありがたく思います。この文章を書いた背景は、パナマ文書騒動を機にタックスヘイブンということばが一気に周知のものとなったにもかかわらず、そのことばの内実を曲解させるような記事がたくさん出回ってしまい、これにぶち切れたことが理由です。税に関することがらはなかなか理解しにくいところがあるので、交通整理的な意味合いを込めて2つの事例をもとに私なりにお伝えできることを書かせて頂きました。まず、本論で特に触れませんでしたがパナマ文書騒動のものに関しては、そもそもパナマ国際的租税回避地であるという事実は変わりませんし、これを利用して租税回避行動をとった個人・企業存在することも事実ですが、その一方でパナマ文書記載された個人・企業の全てが法的ないし倫理的に悪いことをしているとは言いきれない(この点においてアシュレイ・マディソン事件とは構造が異なる)ことから、その情報の取り扱い方に非常な危惧を感じました。ここで批判の矢が日本の政治家や企業におよぶことは想像に難くないですし、もちろんそれによって汚職資産隠しが明るみに出ること自体が悪いことではないのですが、特に悪いことをしていない企業までさらし者にされてしまうことは非常にかわいそうで残念なことだと思います。それは避けられないことかもしれないとしても、事実ゆき過ぎた誤解は到底容認できないと思い、できる限り事実をそのままに記述することを意図してこの文章を書いています。火のないところに煙がたたないというのは、それはそうなんですけど、だからといってそこにガソリンを撒くのはどうかと思うのです。まぁ、ガソリンで派手に燃え上がった段階で水をまいてもアレですが。

日本企業の大部分はタックスヘイブン国への投資を行うにしても合算課税されることが常ですが、合算課税されず、いわゆる「租税回避状態となる場合存在することもまた事実です。これは私の知りうる客観的事実ではありますが、では合算課税される投資租税回避される投資がそれぞれどの程度の割合でなされているかを網羅的に公開した資料があるかというと、そんなもの国税庁も明らかにしておりませんので、私の観測範囲では合算課税の方が多いという主張しかできません。この「肌感覚」について不信の視線が向くのは国語的に自然な運びとなりますので、これ以上の弁明はできません。そもそも私のポジションは「企業は何も悪くない!」とまではいかないので。制度的に不十分なところもあるし、企業がやりすぎなところもあるが、おおむねうまく回ってるんじゃない、くらいの見解です。

ちなみに、仮に適法租税回避できたとして、その収益ふつう、その会社の次の投資の原資となり、あるいは株主への配当となり、あるいは従業員にたいする給与となります。(当たり前の話ですが、租税回避国外利益流出している!と誤解されがちなので。)また、ブコメでも言及されています企業には実効税率という動かしがたい指標があるので、タックスヘイブンでどれだけ租税回避できているかは分からなくても、その企業が標準税率と比べてどの程度の税金を納めているかは何とな~くわかりますので、本当に気になる方は調べてみてください。

ここですべての疑問に答えることはしませんが、いくつかご不明な点にお答えします。(今後追加で反応があればできる限り更新します。)ちなみに、私は税理士でもなんでもないので簡単な説明にとどめておきます

外国子会社配当益金不算入税制について

外国子会社合算税制により合算課税されたタックスヘイブン国の所得配当金として日本親会社還流する場合、その配当金課税すると二重課税になりますので、既に課税を受けた見合い部分は益金不算入となります

何も悪いことしてないなら、なぜ隠すの?

隠しているというよりは、開示する義務がないという表現が正しいです。たとえば日本法律事務所クライアントを全部公開するようなことは永遠にないでしょうし、企業子会社のそれぞれの損益計算書を開示するようなこともありません。ただし子会社リスト有価証券報告書等で開示されており、ほとんどは名前でググればどこの法人かもわかりますので、通常は隠されているようなことはありません。ほんとに悪いことをしてる場合はよく簿外に飛んで見えなくなるので、オリンパス事件みたいにコーポレートガバナンスが効いていないとまずいです。

2016-03-17

社会福祉法人市議会議員地主

痛い腹を探られた残念な杉並区議のニュースを読んで、へえそうか、おもしれえ、と思って出てきました。

http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/2016/03/11/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E6%9D%89%E4%B8%A6%E5%8C%BA%E8%AD%B0%E8%A6%AA%E6%97%8F%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%81%AE%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%9C%92%E3%81%AB%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91%EF%BC%91%E3%83%BB%EF%BC%96%E5%84%84/

ご存じの方も多いでしょうが2000年代初頭に規制緩和されるまで、民間保育園を新しく作れるのは社会福祉法人だけでした。

ちなみに特養は今でも国・行政社会福祉法人しか作れませんね。その代わり別の枠を作って株式会社が大いに参入した結果、絶賛規制緩和&老人虐待問題などが起こっていますね。

社会福祉法人は、社会福祉法という法律によって定義されてるんですが、この法律、WWⅡ直後に出来たものです。法律の成立背景はぐぐるいくらでも出てきますが、

ごく簡単に言えば、本来であれば政府がやらなきゃいけない社会福祉が、WWⅡで国が極端に貧しくなってしまったために手が回らなかったので

民間相互扶助でなんとか乗り切りましょう、というための法人です。補助金を入れやすくするし税金減免してあげるよ、その代わり営利目的ダメよ、となっている。

ちょっと前に「昭和高度成長期は、保育園役割子育て支援よりも生活支援だった」というtogetterなども上がっておりましたが、

保育園特養は、言葉は悪いけど「貧者向けの救済施設」という位置づけだったんでしょう。美しい国日本()は、ずっと昔から自助が前提の低福祉国家なんですね。

話は戻ります

それで、誰がその社会福祉法人を作ったかといえば、地元の名士、と言われる人たちです。戦災孤児院、病院福祉施設などには広い場所と金が要ります

必然的に代々続く地主や名主の家系の人たちが手を挙げたんですね。江戸時代から続く名主・庄屋制度の名残は明治大正昭和にかけても当然残っていましたから、

彼らからすると「民百姓のための施しをして当然」という感覚もあったんだと思います

ノブリス・オブリーシュですね、と言えばそれでほっこりした気持ちになれる、というわけではなく、同時進行で日本では農地解放財閥解体などが行われています

名主・地主地域成功した名士などは、これらの打撃を受けて、没落する者は没落し普通の人になり、「うまいことやった」人たちは、平成の今でも名士として生き残っているわけです。

その「うまいこと」が、ひとつには社会福祉法人脱税に使うというテクニックです(真っ当に事業をなして生き残った方も当然いらっしゃいます)。

詳しいことは省きます。というか、昔のことなのでよく知らないんですが、社会福祉法人の他に、事業法人持ち株会社などを設立して

あれやこれやで収益還流させて一族が飯を食い、保育園孤児院病院運営してきたわけです。

一つ大切なのは、少なくない社会福祉法人が、本当にノブリス・オブリーシュを旨としているということです。福祉施設は、基本的にはろくに儲かりません。

(話は変わりますが、福祉分野で規制緩和に乗って大きくなった株式会社不祥事を起こしているのは、「本来、儲からないもの」だからです)

ただまぁ、残念ですが、社会貢献よりもお金大事な人もいて、そういう人が、やってはいけない・決してバレてはならねえ資金還流をやっている場合があるようです。

私が上司から聞いた話では、昔はよくやってたことで、実はそれほど珍しいスキームでもなかったんだそうで。

名士の家に生まれても、ごく真っ当な思考回路のお子さんだってたくさんいます

潤沢に教育を受けさせてもらい親のコネで良い会社に入ったりして、金周りの良い一般人と化している人も多い。

地元区議会議員になるとか、自分の親がやってる保育園理事になる、なんて手合いは、残りカスか、山っ気と名声欲にまみれた輩かのどちらかでしょう。

言い切っていいのかという感じもしますね。素晴らしい方もいらっしゃるとは思いますが、私が出会った「そういう方」は全員、名誉欲にまみれた残りカスでした。

田中杉並区議のことは存じ上げませんが、まぁ、ご自身既得権者側であり、権利付与する側(社会福祉法人設立認可は市区町村です)でもあるという

グレーゾーンにいることをすっかり忘れて「民百姓便所の落書きなんて下らないことを、生意気な」と平気で言ってしまう程度の、

残念な能力メンタリティであったとしても、まぁ、想定の範囲というか「あるある」だなぁという感想になりそうです。

彼らがこういうこすっからいことをする大義名分というか常套句が「GHQ農地解放で身ぐるみはがされて」というやつだったりします。祖父世代から刷りこまれてきた呪詛でしょうね。

実際にはそれでも元手は残ったはずなので、何を甘えたことを言ってんだコノ、としか思えませんが。

元が地主だったりすれば、思考保守的になるのも当然でしょうし、その天与を当然と思って差別的言動をしてはばからないするのは、残りカスからだったりもします。

一つ弁護してあげられることがあるとすれば、やはり福祉施設って苦労が多いわりに儲からないから、何をこのナマイキな!と思っちゃったのかもしれない。

だとしたら馬鹿ではあるけど、倫理の罪は少しは軽いかねぇ…程度の弁護ではあるけれども。

このような、社会福祉法人運営地元議員地主って、本当に日本中にあります。そして、同じようなことやってる人たくさん居るんですよね。

田中杉並区議がどういう素姓の方はは、当人サイトを見ただけでは分かりませんが、杉並区には「田中家」という名家があるんですよ。

http://www.city.suginami.tokyo.jp/kyouiku/bunkazai/hyouji/1007945.html

なにか繋がりがあるのかなーと、真っ先に思い出したので。

からええと、みんな、地方選挙なんてわからん面倒くさいって思っても、投票しに行った方がいいと思いますよ。

投票率が低いのと立候補者が少ないからバカでも選挙に通っちゃうんですよ。

一度目に当選するのが結構大変だという人もいるんですが、地元の名士だと地元組織票が入るから

社会福祉法人は、会計基準運営基準違反があると免許の取り消しや停止処分があります

でも、いったん関係者議員なっちゃうとさ、「悪い社会福祉法人」だったとしても、何だかんだで許可取り消しとかに持っていくのは大変難しくなりますよ。

それに、そういう輩を組織化して票固めをしてるのが、国政選挙だったりも、するわけで。

から地元の小さい選挙でも、面倒がらずに選挙行きましょうね。最後選挙広報みたいになってどうもすみませんね。

2016-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20160225155112

まあドラスティック方法としては、B企業はペーパーで済むので、節税も何も税金を払う前に適当なところで会社を潰してしまえばいい、というのはある。

(本当は一期目に課税仕入がドカンと計上されるので還付も望めるのだが…そこまですると絶対国税に恨まれる)

もうちょっと穏便な方法としては、B企業給与規定を先に決めておいて、元A企業社員給与を(もちろん対象となる人間の選別はあるとして)100/130以下に下げた上で、給与を上げて優遇措置を受けるという方法も考えられるだろう(あるいは給与を下げた時点でA企業に売り戻すという方法も)。

何にせよ、B企業が何かしらの汚れ仕事をするのでない限り、事業を売るメリットなんて双方に発生しないでしょ?

このスキームを使うんだったら何かしらそういう黒いことはするよ。

http://anond.hatelabo.jp/20160225152857

いやだから俺が言ったスキーム理解してる?

極端な話、A企業社員が1万人だったとした場合、A企業社員数人を残して、会社ごとB企業に売る。そしてB企業から会社ごとリースを受ける。

そうするとアラ不思議、A企業本来1万人の給与をアップしなければ受けられなかった減税措置が、たった数人給与アップするだけで受けられるようになる。

実態は同じでも、名目上A企業社員は数人だけで、あとの1万人弱の社員はB企業から借りてるだけになるからね。

もともとA企業社員だった人も、ただ買収されてB企業社員になっただけだから別にクビを切られたわけではない。給与は上がんないけど。

優遇税制によって、社員1万人の給与をアップすることで受けるメリットが大きかったとしても、社員数名の給与アップのほうがコストは少ないんだから、より得になるほうを選ぶわな。明らかに得な方法があるのに利用しないなら、株主が許さない。

http://anond.hatelabo.jp/20160225141850

んなもん業務内容を組み替えれば、適正価格なんてわかんないし、公取だって個別にぜんぶはチェックできねぇよ。


肝心なのは正社員給与アップを条件に消費税の減税措置をしようとするならば、企業合理的判断として、間違いなく正社員雇用を極限まで減らすようになるということだ。

そのための節税スキームはいくらでも見つかるだろう。

ちょっと考えただけでも、A企業事業部門をB企業が買ってそのままB企業がA企業リースする、という事業部門レベルでのセールアンドリースバックなどが考えられる。

これならB企業は減税の恩恵を受けられないものの、売上が発生し、A企業給与をアップしなくてはならない社員の数を減らせる。

(この場合B企業ペーパーカンパニーでも良いので、ギリギリまで税金を滞納した上で、適当な時期に事業部門をA企業に売り戻した上でB企業廃業させて有耶無耶にする、という方法も取れる)

仮にこれを法整備で防いでも、また他の穴をみつけて税金逃れをする。

社員給与は増えないままに、正社員の数だけ減って。

2016-02-21

しろ東京都保育園をつくるべきではない理由

以下、転載

--------------------

こんばんは、おときた駿ブロガー都議会議員議員北区選出)です。

不穏当なタイトルですが、今日はこんな匿名ダイアリー

ものすごい勢いでネット上で共有されていました。

保育園落ちた日本死ね!!!

http://anond.hatelabo.jp/20160215171759

>何なんだよ日本

一億総活躍社会じゃねーのかよ。

>昨日見事に保育園落ちたわ。

>どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。

…なんというか、凄まじい怨嗟を感じますね。。

ストレートな内容と、端的で簡潔な文章が大きな共感を呼んでいるようです。

はいえ、待機児童東京を始めとする都心部を中心とする問題で、

筆者の方も内容から察するに都民のようですので、

保育園落ちた東京都死ね!!!

とするのが正確だったのかもしれません。

これに対して待機児童ゼロ公約を掲げた舛添知事も、無為無策なわけではありません。

しかし、以前に比べこの分野に対する財政投資は増加傾向にあるものの、

保育所を増やせば潜在的利用者顕在化するイタチごっこに直面しているとも言われ、

残り任期の2年間で劇的な改善が行われる見通しは立っていません。

それでは東京都はこの問題解決のために、

どのようなアプローチをしていく必要があるのでしょうか。

以前から私が主張している政策の繰り返しになる部分もありますが、

改めて以下にまとめてみたいと思います

●そもそも保育所保育園で解決するという発想からの脱却

結論から言うと、保育所というハコモノ施設でこの問題を解決することは不可能です。

ただでさえ土地がない・高い東京都保育所増設するのには、非常に高いコストがかかります

また将来的には人口減少に向かっていくことが確実なので、

どれだけ国や広域自治体が補助を出して促しても、実施主体である基礎自治体

これから保育所を新設しようとする動きは非常に鈍くなりますし、実際に鈍いです。

例えば江戸川区などは、将来的な人口予測を元に、

保育所増設対応するつもりはない」と言い切っています

ハコモノはいったん作ってしまうと、その後の処理が本当に大変ですからね…。

新設コストが非常に高いため、基礎自治体及び腰

世論に押されて一定数の保育所は整備するものの、

潜在需要顕在化するので待機児童は減らない

ますます基礎自治体負担が増え、消極的になる

保育所による待機児童解決アプローチは完全に、

この負のスパイラルに陥っていると言えます

●小規模保育や派遣型保育、ベビーシッター活用に舵を切る

じゃあどうするの?という点については、

小規模保育や派遣型保育・ベビーシッター活用に舵を切るしかありません。

特に小規模保育は猪瀬知事時代一定の補助スキーム確立されましたが、

派遣型保育・ベビーシッターに対しては未だにほとんど行政の補助がありません。

基礎自治体独自に行なっていることはあっても、東京都はほぼ無策)

利用者ニーズに合わせて自宅で保育を行うシステムであれば、

需要次第で供給が調整できるので、今後の少子化にも機動的に対応できます

私が当選から主張していることですが、

フランスなどではベビーシッターが保育の中心で、

保育所というハコモノに預けられている子どもはごくわずかです。

参考:日本子育て貧困国!子育て支援政策フランス流へ

http://otokitashun.com/agenda/p01/

もちろんこの方向性に舵を切るためには、

ベビーシッターなんて危険公立施設安心安全

「そもそも、見ず知らずの他人自分の子どもを預けるなんてダメだ!」

という世論偏見)を変えていかなければなりませんが、

その点の普及啓発も含めて東京都が率先して努力していくべきでしょう。

若い子育て世代はだいぶ、こうした偏見からは脱却しているように思えます

補助金供給側(施設から需要側(利用者)へ。子育てバウチャーの導入を

では具体的にどのように施策を展開していくかというと、

保育所をつくる・運営するために出している補助金を、利用者側に転換していくだけ。

まるまる新たな財源を創りだす必要はありません。

認可保育園というのは、本来利用者負担すべき金額

行政施設側に補助するから安く使えているわけで、

保育園に入れない人たちはこの恩恵に預かれません。

見方によってはこれほど不公平制度はありませんので、

冒頭の記事の中でも

保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。

という一文がありましたが、

保育・子育て関連のみに使えるバウチャークーポン券みたいなもの)を

子育て世帯に一律で給付すれば良いのです。

保育所当選した人は、そのバウチャーを保育料に使えばいいし、

ベビーシッターを利用する人はシッター代に充てることで、

誰もが安価に保育サービスにたどり着くことができます

バウチャー利用を見込んで、新規の保育事業者民間参入も加速するでしょう。

さらなる利点として、バウチャーを利用できる事業者登録制・認可制にすることで、

不安視されているベビーシッターの質を担保・高める効果も期待できます

バウチャー導入は待機児童問題を解決するとともに、

共働きで高額納税している人ほどなぜか保育園に入れないという、

受益負担」の不公平是正することにもつながるのです。

…というわけで、冒頭記事の筆者の主な主張は

もっと保育所をつくれゴルァ!」ということだったのですが、

しろ解決策としては

「(行政が)保育所をつくるのをやめろ!その分を利用者に配れ!」

という方向が正しいのではないかと思います

もちろん民間参入による保育所の新設は必要ですし、そのためには

保育士不足の改善保育士待遇改善に十分な投資をしていかなければなりません。

そもそも全体的に子育て世帯子どもたちに対する投資額が、

わが国は先進国にあるまじき低さであることが諸悪の根源です。

オジサン政治家たちは口先ばかりで、この問題に本腰を入れませんので、

次世代政治家世論が声を大にして突き動かしていく必要があります

バウチャー制度の導入を唱える政治家議員はまだそれほど多くありませんが、

この理念の普及とともに、議会での政策提言も粘り強く続けて参ります

2016-02-20

自分音楽遍歴を振り返ってみる

年と性別は察してください。思い出しながら、自分の音楽遍歴を書く。

中学時代 19(ジューク)

姉が19のファンクラブにいた影響で、19を聴き始める。真面目に音楽を聴き始めたのはたぶんこれが最初だ。あとは、姉が定期的にヒット曲のCDをツタヤで借りていたので、それをちょいちょい聞いてみるなどしていたが、ヘビロテしていたのは19だった。朝早起きして「音楽」をリピートしながら勉強するのが楽しかった。

中学生の自分にとって326の歌詞はやたらと心地よく、将来は作詞家になりたいなどと本気で思ってしまっていた。

高校時代 ゆず/ミスチル/椎名林檎/ゴイステ

ひょんなことからブルースハープを始めることとなり、その関係でゆずを聴き始める。ゆずブルースハープパートハーフベンドができれば大体の曲はコピー出来るので、ゆずのCDと一緒に楽譜も買い漁った。なお、ギターはFコードをうまく押さえることが出来ず断念している。ブルースハープをやっていくうちにハイロウズ山崎まさよしもちょいちょい聴いていたが、ヒロトは化物だと思った。個人的にはボディは木より樹脂のほうが好き。

また、やはり姉がミスチルベストツタヤから借りていたので、その影響で自分もミスチルを聴き始める。ファーストから最新までのフルアルバムミニアルバムを全部借りて聴いていた。桜井和寿天才だと思った。

椎名林檎は、中学時代から姉がCDを持っていたので、その影響で聴き始めた。当時好きだった女の子林檎が好きだったので、相乗効果でやたらと聴きまくった記憶がある。虐待グリコゲンとか発育ステータスとかツアーメンバーバンド名をつけてるんだぜ!って自慢気に高説を垂れていたので、今思えばとても恥ずかしい。あと、「一期一会」を聴いて、スピッツちょっと聴いていた。「花鳥風月」と「フェイクファー」でお腹いっぱいになった。

ゴイステは、当時やっぱり童貞ソー・ヤングが流行っていたので、「さくらの唄」をヘビロテした。捨て曲がまったくない!と思った。峯田最強だぜ!って思った。

ちなみに、ゆず/ミスチル/林檎(事変)/ゴイステヘビロテは、大学の2年くらいまで続く。

どうでもいいが、受験シーズンはなぜか大塚愛にドハマリしてファーストのPretty Voiceヘビロテしていた。

大学1年 ミスチル/東京事変/バンプ/大塚愛/PE'Z

先にも書いたが、当時はやたら大塚愛が流行っていたからか、可愛かったからか分からないけど夏ぐらいまで大塚愛ヘビロテしていた時期があった。ただ、夏が過ぎたら飽きた。

大学に入ってからは、CDだけではなくライブDVDにまで手を広げるようになっていた。当時は桜井和寿Bank Bandライブなどをやっていて、ライブDVDを傷だらけになるほど見た記憶がある。東京事変ライブDVDも見まくった。透明人間を見て、ヒイズミすげーってなってた。そこからPE'Zを聴くようになった。

バンプは、先輩が聴いていたからだと思う。ヒット曲シバ飛ばしているのに厨二くさい歌詞と曲が、遅れてやってきた中二病患者の自分にとっていい感じでマッチしていたと思う。ただ、ユグドラシルより後あたりから、なんか曲がポップになってやる気がなくなっていった。

大学2年 ピロウズ/音速ライン/銀杏BOYZ その他ロキノン系

ちょっと前に遡るが、ピロウズ15周年だかでコンピレーションアルバムを出したときミスチルも曲を提供していて、久々に聴いてみたらStrange Cameleonいいなあ、おっ、ベスト出てんだ、んじゃそれ借りて聴いてみようってなったのが最初だったと思う。ベストなんで良い曲ばっかりなのは当たり前だよね。いろいろなアルバムを借りては聴いてを繰り返した。個人的には巴里の女性マリーが好き。

音速ラインは、ナツメが良かったのでちょいちょい聴いてた。ジャケット盗作じゃねーのって噂にはなっていたけど、そんなのはどうでもよく、逢いたいを聴きながら手塚治虫のMWを読んでいた。

銀杏は、そもそも忘れていた、っていうのはある。銀杏アルバムが出てから何年か経ってたけど、峯田が新バンド!?んじゃ聴いてみよう、ってなってた。冬の寒空に東京ヘビロテしながらタバコを吸っていたのは本当に良い思い出だった。

あとは、スキマスイッチ/レミオロメン/7188/エルレ/テナー/ART/ブランキー/アジカン/ミドリカワ/時雨など、数えたらきりないけど、なんかそこらへんの所謂ロキノン系をいろいろ聴いて回ってた。十把一絡げにロキノン系で括るのは良くないかもしれないけど、なよいロックインディーズから上がってきたのはだいたいロキノン系いいんじゃないかなって今でも思っている。

この頃からだんだんマイナーバンドばかり聴くようになったため、メジャーどころはあんまり聴かなくなっていった。

大学3年 ミドリ/向井秀徳/ゆらゆら帝国/灰野敬二/Casiopea など

「とりあえずガッツリ邦楽を聴いてから洋楽に行こう!」というなんだか良くわからない縛りを設けて音楽を聴いていた。

きっかけは忘れたけど、どこかの動画ミドリ発見して、後藤まりこYABEEEEEEってなったのが春先での出来事だったと思う。アドレナリンがヒルルク状態のままわりとすぐにライブハウスに赴き後藤まりこを生で見た。パンツが見えるとか見えないとかはわりとどうでもよかった。山本直樹画のTシャツをわりと愛用していたけど、大学卒業と同時に処分してしまった。もったいない。このあたりから、「ライブに行く」というのをちょいちょいやるようになる。

向井については、ちょうど向井秀徳が大好きな烈海王そっくりな奴がいたので、その影響でちょいちょい向井秀徳バンドのCDを聴いて回った。その関係でイースタンとかブッチャーズとかをヘビロテして回った。当時の心境を振り返ると、「アジカンイースタン向井パクリじゃねーか!」というひっじょーに恥ずかしい理論を脳内で展開しており、脳内で展開するだけならまだしもmixiで毎日のように「◯◯はすごい、☓☓はクソ」といった日記を書いていた。すんごい恥ずかしい(ちなみに今はもう退会済み)。今思えば、イースタンブッチャーズナンバガも、夏の日の午後とか7月とか透明少女とかすっごいヘビロテしたし人にも勧めたい曲はちょいちょいあるのだけど、アルバムを通しで聴くとすっごいダレる。

どう贔屓目に見てもクッソ痛々しい中二病患者のクソ理論をmixiで展開しつつmixiで情報を拾うという蛇が蛇を食うような生活をしていたある日、ゆらゆら帝国を知ることとなる。経緯は忘れたけど、mixiで「このバンドおすすめ」みたいなコミュがあってそこから知ったと思う。はねるのトびらゆら帝の曲が使われていたのは、ゆら帝をちゃんと聴き始めてから知った。メタルとかフュージョンみたいにバカテクではないけど上手い演奏、なんだか良くわからない歌詞と歌、耳をつんさくギター、そして一グラムも人気になろうと思ってないルックスビジュアル、どれもがやばくて、深夜、学校帰りに「なましびれなまめまい」の星になれたをアホみたいにリピートした。数年に1回くらいのペースで亀川ベースがすっごい変態的になるイメージだった。

もうここまで来ると流れがお分かりかと思うが、亀川千代灰野敬二にそっくり、という流れから灰野敬二もちょいちょい聴き始める。「わたしだけ?」の捧げるが個人的にはスーパーフェイバリットなのだが、試しに友人に聴かせてみたら大不評であったため、このあたりから自分の音楽の趣味を人に言わなくなる。

そしてCasiopeaだが、亀田誠治って本当に上手いよね。って思っていたのだけれど、2chのスレを漁っていたら、もっと上手い人がいるんだ!?ってなって、どうやらこのテのスレで頂点に君臨するのは櫻井哲夫で、彼はCasiopeaベーシストらしい、という流れでCasiopeaを聴き始めたのだった。だが、最初に見た動画ライブ中満面の笑みでチョッパーを連発しつつ客席に乱入する変なおじさんだった。このあたりから、所謂「フュージョン」というジャンルに手を染め始め、Jaco Pastorius出会うこととなる。

並行してなんかロキノン系もちょいちょい聴いてたけど、もういいや書くのめんどくさい。ベボベの例の動画からヤマジュンを知ってヤマジュンパーフェクトを買ってしまったのが大学生時代最大級黒歴史ではないかと思う。

当時ジョジョを読んで、なぜか四部だけのスタンド名の元ネタバンドアルバムを聴きまくった時期もあった。

あと、相対性理論自主制作盤を買ったけど、見た目がすごくしょぼいCD-Rで、数年後売ろうとしたら「売り物なのか自分で作ったのかこちらでは判別出来ないから買い取れない」と言われたのは良い思い出だ。

大学4年から卒業まで ゆらゆら帝国/灰野敬二/CAN/Jaco Pastorius

Jaco Pastoriusについては多くは語らない。件の烈海王がやたらプッシュしていたので、聴き始めた。彼については、Weather Reportに加入するときも超上から目線で「君の音楽すごく良かったYO」「俺は世界最高のベーシストなんだZE」と言って門前払いされたのは最高にロックだと思う。その関係で、Sex PistolsとかJoy Divisionとか早世アーティストバンドをやたらヘビロテしていた。

ゆらゆら帝国灰野敬二は引き続き聴いていたが、ゆらゆら帝国はどうも昔のバンドごった煮らしいぞという情報をキャッチしたので、このあたりからクラウトロック/プログレ/USパンクやらに傾倒していった。MagmaとかAmon Düülとかいろいろ聴いて、CANはすごくいいぞ、ってなって、当時海外で生活していたけども、ずっとCANの「Tago Mago」と「Ege Bamyasi」を聴きまくっていた。ダモ鈴木を愛でまくっていたし、けいおんのMMDでCANのPaperhouseとか出来ねーかなとか思ったものである。Thiefをヘビロテしながら就活して回った。

大学卒業から1年くらい ヒカシュー/古代祐三/ファルコム

当時はやたらとけいおんが流行っていた。けいおんメンバーはだいたい実在するミュージシャン名前をもじったものであることは周知の事実だが、HTTのモデルであるP-MODELは知らなかったので、その絡みでP-MODELヒカシューPlasticsが競演している動画を見て、ヒカシュー、というか巻上公一YABEEEEEEってなって、オーガス02などを見て、アニメにハマり始めた。あと、テクノ御三家ってことで、YMOもちょいちょい聴き始めたのがこの頃だったと思う。

なぜ古代祐三にハマり始めたのかは詳しくは覚えていないけど、確か世界樹サントラ動画を見たのが最初だと思う。そこからイースソーサリアンスキームなどといろいろ聴いて回った。並行してファルコムゲーム音楽にもハマっていったのを覚えている。

それ以降 ファルコムからのメタル インギーとガルネリ

バレスタイン城の埼玉最終兵器アレンジイントロStratovariusのHunting High And Lowにそっくりとか、偉大なる試練がYngwie MalmsteenのFar Beyond The Sunのモロパクリであるなどといった理由から、ちょいちょいメタル聴くようになる。

特に事故前のインギーのJet to Jetは本当に圧倒的で、音の弾幕がすごくて、なんだろうこの人、なんでこんなにいろいろ弾けるんだろう、すごいなあって思った。そんなある日のこと、たまたまハンターアニメを見ていたらEDが思いっきメタルで、バンド名もGalneryusで「あっ…」てなったりした。バイオリン名前バンド名って絶対メタルだよね。

そんなに数は多くないし、XとかIRON MAIDENとか超メジャーなところは意図的に避けてたけど、所謂ネオクラとかメロスピとかにカテゴライズされるバンドをちょいちょい聴くようになった。特にガルネリはANGEL OF SALVATIONあたりから入っていって、Silent Revelationを聴いたら「あれっ、ハンターの人じゃない」ってなって、YAMA-B超SUGEEEEEEってなってちょいちょいコミケでYAMA-BのCDを買うようになった。ジョジョ四部の主題歌はYAMA-Bやってくれないかなって今でも思う。

最近 グラハム・ボネット

Jet to Jetの動画を漁っていたら、横山やすしみたいなおっさんが歌を歌ってるぞ!となり、Alcatrazzにハマった。比較的クリアハイトーンボイスに慣れていた自分にとってグラハム・ボネットのだみ声は最初はハマらなかったけど、聴くうちに良いと思えるようになった。

やっぱり多くは語らないけど、「メタルといえば革ジャン」みたいな風潮にあって横山やすしみたいなリーゼント+スーツ+グラサンで自分を貫き通したところが最高にロックで、聴けば聴くほどハマる声と合わせて、最近フェイバリットになっている。

なお、横山やすし松本人志のやすしくんしか知らない。

まとめ

振り返ってみると、なんかいろいろな音楽を聴いているなあって自分でも思った。ただ、mixiでクソ理論を展開しまくっていた黒歴史と相まって、自分の音楽の趣味をあまり人に語らなくなったし、ライブにもいかなくなったけど、かなり前から動画で気に入ったらアルバムレンタルせずにお店かiTunesなどで買うというサイクルは徹底しているため、数多のミュージシャンに対して幾ばくか活動の足しにはなっていると思う。

これからどんな音楽が自分を待っているのか楽しみでしょうがないのです。

2016-02-14

appbankの件でまじめにはなししてるやまもといちろう

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病人には病院をすすめる優しい一面も

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2016-01-07

外国人が『meat』と言ってる間に我々は『焼肉定食』と言える」

英語マンアジェンダ

日本語マン「え?」

英語マンスキームパラダイムユビキタス!」

日本語マン「わああ」

日本語マン「ka...kamikaze!hentai!bukkake!mottainai!!」

英語マンアニメテレビ!コップ!カレー!ガス!ピンクアルバイトレモンアイデア!ショック!シュールニュースラジオグローバリゼーションパスポートネグレクトマイカー!」

日本語マン「うわああ」

中国語マン「哎呀,他们两个真好关系」

ロシア語マン「Да да, Я тоже так думаю.」

アラビア語マン「 هههههههههه」



【参考】

2015-12-18

緊デジについて圧力を受けたので増田に書きます

とある特定会社については触れるな、責任を問う様な記事を書くなと言われましたが

関係者緘口令が敷かれ証拠の揉み消しが行われているため、増田にてリークします。

既報にて触れられた箇所は冗長になるため削除しています

2013年3月に終了した事業2015年11月時点で配信されない、配信についての期限も切られないのはさすがに民間からすればおかしいのですが、「それではいつ配信されるのか」などの疑問すら封殺して圧力を掛けるのはやり過ぎでは無いでしょうか。

内部資料を入手した上で記事にしているという証拠のため、手元の一部資料を上げておきます

https://drive.google.com/file/d/0B2eVxJtFskpeNUZURkVjSGZCRms/view?usp=sharing

------------------------------------------------------

◇緊デジとは何か

コンテンツ急電子化事業の略

東北振興と電子書籍市場活性化目的とし、書籍電子化を国の補助にて行う総額20億円の事業

JPOが事業受託し、パブリッシングリンク社が製作委託業務請負う。また出版デジタル機構が(補助金とは別に)製作費を立て替える形で、中小出版社でも費用無しで書籍電子化が行えるスキームが組まれた。配信も出版デジタル機構が担っている。

事業期間は2012年4月〜2013年3月

実際は2012年4月の出版デジタル機構設立に伴う"ご祝儀"として組まれ事業

略称

JPO:日本出版インフラセンター

PL社:パブリッシングリンク

機構出版デジタル機構

産革:産業革新機構

経産省傘下の半官半民ファンド

B社:ビットウェイ社

2013年10月機構合併した電子書籍取次最大手凸版印刷より買収した。

Y社:機構取引のある大田区電子書籍制作会社イニシャルのみ記載

…緊デジにおいて検品修正ファイル製作の一部を担当

M社:取次他社。

T社:凸版印刷子会社イニシャルのみ記載

◇なぜ未配信が発生したのか

予算消化ありきの事業

(既報ではあるが)とにかく期限内に規定金額を使い切ること、製作点数を満たすことを優先し、権利処理、製作体制の構築が後回しになったため。

電子化に伴う諸々の権利処理がなされていない状態にも係わらず、見切り発車で電子書籍製作がなされた。仕様も期間中に二転三転し、電子書籍製作を請け負った東北会社は二重三重作業を強いられた。

前述した通り緊デジ事業元請けとなったのはJPOだが、事業スキーム自体出版デジタル機構ありきで組まれもの。また、緊デジは機構営業部門出版社に対して営業を掛けており、説明会機構内にて行われていた。JPOとパブリッシングリンク社の出張所も機構内(神保町にあるビル内)に併設されていた。

電子書籍書店への配信部分を担うため、出版デジタル機構では会計監査院の指摘を受ける前から未配信書籍の存在を把握していたが、メンツ問題を恐れて出資母体の産革及び経産省への説明はされていなかった。会計検査院の内々の指摘に対しては、担当部長社員が職を辞したので分からない、との説明がされていた。

◇カラ納品で締め日に間に合うように見せかけの納品

事業は終了すれども納品はされていなかった

何故このようなことになったのか。書籍タイトル募集が不調に終わった後、なんでも良いから申請してくれとの駆け込み募集がなされ、製作、納品、配信と一連の作業が玉突き式に遅れたことに起因する。

すべての工程問題だったのだが、明確な隠蔽が行われたのは納品工程からである2013年3月の緊デジ事業締め日に間に合わせるべく、制作会社未完成ファイルを納品させる"見せかけ上のファイル納品"が行われた。中にはまったく同じファイルタイトルだけ変えて納品させる例まであった。このカラ納品はネット上の制作会社関係者ブログによっても示唆されている。

これはJPO、PL社、機構の三者による合意の元に行われ、カラ納品をもって産業革新機構および経産省には緊デジ事業完了したとして報告がされていた。

もちろん実際には納品されていないため、緊デジ締め日以降に発生した実作業によって費用が発生し、決算日をまたいだ予算上の付け替えが発生している。

この納品データ収納したハードディスク現品存在しているため、監査を行いファイル日時とファイルの中身を確認するだけで不正行為が判明する。

また、東北電子書籍製作会社取材するとカラ納品の指示メール、録音まで保存している会社複数存在している。

電子書籍ファイルフォーマットの多重製作

無駄になったフォーマット製作金額はなお不明

緊デジ当初はdotbook、XMDFファイルフォーマット製作がされていた。このうちePubで作り直し配信した電子書籍や、複数フォーマット製作を行うが片方のフォーマットしか配信しなかった電子書籍一定存在する。

これらの方針転換は緊デジ期間中にePub事実上の標準としての地位を固めたことも一因として挙げられる。ネット上の関係者記事からも作り直しや方針転換のため、納品・配信がなされず製作費用が丸々無駄となったものが多数存在することが示唆されている。

どれほどの金額無駄になったフォーマットに使われたのか、事業税金を原資としている以上、説明をすべきである

検品体制は万全だったのか

・極めて疑わしい検品体制

緊デジで納品された電子書籍ファイルについて、当初は神保町出版デジタル機構内に併設されているPL社の出張所にて検品がされていた。(異常が見つかったファイル修正も内々に行われていた)

極めてセンシティブな噂があるため、その後に起こった出来事事実だけ記す。ファイル納品数の大幅な増加に伴い、当時M社より機構へと出向していたH氏(元M社執行役員部長)の強い働きかけによって、B社と懇意である電子書籍制作会社Y社に、検品残りePubについて検品ならびに修正委託された。

その際に○千万金額が"検品修正委託"名目で支払われる。(その後H氏はB社と合併した出版デジタル機構運用部門長として採用されるに至る)

問題は3点。検品修正がなされているにも関わらず"正常に表示できない"と返答されているファイルがある点、検品について恣意的特定の1社が選定された疑いがある点、検品費用についての監査が不十分であるである

1点目

検品修正がされたのではなかったのか?

緊デジで製作されたePub電子書籍ファイル(※)は大部分がY社へ検品委託されており、実際に金銭も動いている。であるにも関わらず会計検査院の指摘に対して"正常に表示できない"と返答がされている。はたして、検品修正は適正にされていたのか。どのような作業が行われていたのか。どのようなやり取りがなされたのか。

ePub以外のdotbook、XMDFフォーマットについては制作中止や配信停止がなされた。別項参照

2点目

製作水準に達しない企業検品を請け負う

まず前提となる情報として、緊デジ事業電子書籍製作にあたって制作会社公募がなされた。その上で各制作会社試験を課し、水準に満たない制作会社足切りを行った上で発注が行われた。

そして、Y社はその"制作"会社選定時の試験足切りに合った企業である

足切りにあった企業が緊デジ事業製作されたファイル修正検品委託されているのである製作水準に達しない企業が"検品"と修正を行うに足るのかの説明が求められる。

関係者への取材によると"検品"にあたっては検品水準の維持を目的としてY社ただ1社を選んだとの返答だったが、なぜ製作時と同じように公開試験を行い、複数から選定しなかったのか。透明性のあるプロセスにて選ばれていないため、懇意にしている企業恣意的に選んだ疑惑があると複数制作会社からは指摘されている。

3点目

監査不十分な諸経費分担

出版デジタル機構内に併設された出張所にて検品が行われていた際の費用は、PL社と機構折半されていた。だが、検品をY社に委託した際にはその費用はほぼ機構のみの負担となっている。

機構大口出資母体には産革がおり、産革の資金の9割以上が税金で賄われている。前述したように、緊デジ締め日以降に納品されたファイル存在しており、それらの作業費は緊デジの事業費には乗っていない。

少しややこしくなったので状況を整理すると、緊デジはその事業費外に「締日以降の作業費」「検品修正費」という形で費用負担が発生しているのだ。

緊デジは東北復興予算によって賄われた事業だが、出版デジタル機構負担した作業費用も含めると税金が二重(場合によっては緊デジ事業費、期間外作業費、検品修正費の三重)に乗った事業ということである

これは緊デジ事業だけの配信調査監査では不十分であることを意味する。出版デジタル機構負担分の金銭の流れも含めた監査必要である

◇現執行体制責任はないか?

出版デジタル機構2014年6月に新社長就任、新役員体制に移行している。

そして、緊デジは2013年3月に建前上終了している事業である。緊デジ未配信は過去問題であり現執行部の責任は無い、と現在各所での“言い訳”がなされている。

しかしながら、入手した社内資料では新役員体制への移行時2014年6月時点でもまだ未納品電子書籍が大量に存在していると指摘されている。しかも、あろうことか副社長を排している大手出版社小学館による大量の未納品まで存在していた。

(より正確には直接申請と代行申請という違いがある。しかしながら納品がされていなかった事実は変わらないため詳細はここでは省略する)

内部関係者より証拠資料付きで告発されたこの件を受け、産業革新機構出版デジタル機構への投資を不適格として引き上げるべく、引受株式の一部処分を決定したとの情報もある。

※産革の株式処分2015年9月1日発表

http://www.incj.co.jp/PDF/1441072277.03.pdf

(会計検査院の緊デジ未配信指摘は2015年10月2日)

大手出版社特別扱い、他社マニュアル剽窃著作権法違反をする官製企業存在意義

大手出版社優遇し、中小出版社冷遇

機構には緊デジ以外にも問題が指摘されている。取次としての資質が問われているのだ。

ここでは既存出版取次の詳しい説明は省くが、分かりやすく述べると大手・老舗出版社既得権側として極めて有利な仕組みになっている。料率(出版社取り分)が多くなっており、仮払金と呼ばれる見込み売上金も有利な率で受け取れる。新規出版社は料率で不利、仮払金も率が悪いどころか受け取れないところもある。

では税金が投入されている電子書籍取次はどうなっているのか。こちらも大手・老舗出版社が有利な仕組みとなっており、一部は取次料なしでの扱いもなされている。取次料なしとは、つまり大手出版社によってタダで使われているのだ。

税金によって賄われた以上は最低限の公益性中立性は担保すべきであり、大手・老舗出版社が有利になるのはおかしいと前述の新規中小出版社からは指摘されている。

民間企業取引先の重要性に応じて条件に傾斜を付けるのはやむを得ない。だが公器としての存在を期待され出資を受けた以上、中小出版社と同一の条件にするのが筋だという論である電子書籍取次は出版取次と違い金融機関としての機能存在しないため、この主張には一定説得力がある。

この主張には対して、そんなことをすれば同業の取次他社との競争に勝てないと機構出資者反論もみられた。むろん、公益性担保競争力は一部トレードオフ関係にある。だが、現状は競争力の向上と称し得ない。実態大手出版社に対して国の税金が投入されているのとほぼ同等であり、補助金に近い。

書店に対しても同じことが起こっている。外資を含む一部書店に最恵待遇として有利な料率・条件が結ばれており、事実上の言いなりになっているのだ。

これら重視すべき対象機構内では戦略出版社戦略書店と呼ばれ、それ以外はゴミ出版社ゴミ書店呼称されている。

税金に群がるのは大手出版社だけではない。「凸版印刷赤字子会社(※注 ビットウェイ社)を買収した。ではうちに何をしてくれるのか」との大日本印刷の指摘に対して、共通書誌情報システム大日本印刷関連会社である日本ユニシスへと発注するなどの便宜が図られている。

果たして、このような結果を出版業界は望んでいたのだろうか。出版業界の終わりの始まりに思えてならない。

同業他社マニュアル剽窃などやりたい放題

さらには、同業の取次他社が用いるマニュアル剽窃まで指摘されている。前述した取次大手M社から部長待遇転職したH氏の手により、M社資料である電子書籍入稿マニュアル出版デジタル機構内にて回覧され、出版デジタル機構の同マニュアル作成時に流用されたという指摘だ。

これは社長副社長本部長の認識の元に行われており、社内及び業界内の武勇伝として語られている。もちろんM社の守秘義務違反行為にあたる。競争相手マニュアル剽窃する、それによって競争力を高めようとするのは民間でも眉をひそめられる行為だが、税金で作られた企業がやるとなれば民業圧迫との誹りは免れない。

事故多発、著作権法違反が行われるなどのずさんな企業統治

他にも被災地馬鹿にした発言がなされていた、値段・発売日違い事故の多発、著作権法違反による著者からの抗議、Y社及びT社に対する下請法違反派遣法に抵触する行為などのコンプライアンス違反散見されるという、複数証拠証言もある。

一部は既に然るべき機関通報がなされているため、これらの件については調査がなされることを期待したい。万が一ではあるが調査がされない、圧力を受ける等があれば証拠付きで今回のような形式でリークする。

出版に携わる人間として、どうしても許せなかったのは緊デジに関する一連の騒動が終わったこととして隠蔽されようとしていることだ。緊デジには正の面もあり、書籍電子化が加速したのも東北にある程度の金額が回ったのもまた事実だ。だが、負の面も大き過ぎる。それらは現在進行形証拠が消され、関係者箝口令が敷かれようとしている。大手出版社印刷会社が総出で無かったことにしようとしている。

あえて聞きたいのだが、自浄作用を発揮できない出版業界に、果たしてどれほどの価値があると読者は考えるだろうか。

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取材にあたり】

上記、一部をあえて伏せる、疑問形にした箇所が存在します。

手元に資料及び証言存在していますが、記事内にて提示することでそれに沿った形で資料の書き換え、口裏わせがされるのを防ぐためです。ご容赦ください。

緊デジと出版デジタル機構についての調査、踏み込んだ監査がなされることを期待しつつ、復興予算という名目で行われた事業である以上は、国民や読者が納得する形の結論が出ることを強く望みます

2015-11-29

藤沢数希ってホント金融トレーダーなの?

終値関与の記事ブログ書いてるけど、村上さんが終値関与で捕まったニュース記事に、市場外で買い戻したって書いてあったでしょ。

オプションのノックインなんて全然関係なくて、他のスキームで動いてたのは明白でしょ。

おそらく今回は証券会社がカモられてると思うけど、他にも幾つかのスキームが思い浮かぶ。

オプションだけはほぼあり得ない。誰かがブコメで書いてたけど、焦点ズレ過ぎ。

2015-11-19

http://anond.hatelabo.jp/20151119150053

その尺度で「同じ」であることが個々の人間の興味や目的を同じにするという議論全然納得性がないのでもっと詳細な理由付けを頼む。

人類という種をここまで存続させてきた出産というスキームが維持できないくらいに、興味や目的多様化せんよ。

そんなに脆ければ、人類はもうとっくに滅びている。

この人類歴史の上に「出産育児に興味を持つ層がマジョリティである」という予測と信頼は成り立っている。

ここで言う「インプット」ってなに?(アウトプットは「興味や目的」を指してるんだろうと分かるけど)

遺伝環境

子供を持とうとする人間遺伝子を受け継いでいるから、子供もつことに興味を持つのか、

それとも、生活環境において子供もつ大人が一般的(少なくとも幼少期に一番身近にいて接触する時間が長いのは、自分の親であり、大人=子供を持っている人というイメージは付きやすい)であるから、同じように子供もつことに興味を持つようになるのか。

遺伝的要因と環境的要因との優劣はつけないけども。

2015-11-08

朝生を見て

少子化回の朝生感想

1.結局この番組は個々人の意見の是非云々より、何故それを今話に出すのだ、どういう話の流れにしたいんだ?という事の方が目に付いてしまう。たとえば、三浦氏は「何故そういう現象が起きるのか」というのをちょっと引いた視点から説明するという意味バックグラウンドがしっかりしていると思うし(アカデミアだから当然だろうが)、逆に自民民主政治家は主張を繰り返して非難合戦しているばかりだし、荻原って人はむやみやたらにどれだけ重要意味があるのか分からない話を広げて闇雲にしゃべっている印象を感じるし、駒崎氏は自分活動に関してプロフェッショナルだという自負があるからか専門外のことには進んで発言機会を適切な人に譲る。古市氏はまた三浦氏と違ってアカデミアではかなり発言ライト寄な気がする。というかバックグラウンドが余り見えてこないタイプ発言をする。総じて感じたのは、人の言っていることをちゃんと理解しようとしている人は発言自体も筋が通っているし(今日で言えば学者系、実務系)、そうではない人は自分自身意見も訳が分からない(政治家系、"文化人"系)、ということかもしれない。

2.

正規vs非正規かという議論は、そもそも何故非正規に付く人が増えたのか、というところの検証を広くしないと意味が無いのにそこを避けてばかり。企業としては正規にしても非正規にしても、利益がある方を選ぶだけの話で、じゃあ企業にとって正規という投資をする人材労働市場にいないのか、もしくはそういう人材のリターンが技術市場の変化で減ってきたのか、など色々外的要因があるのにもかかわらず企業倫理問題ばかりにしている。

ちなみに1と関連するが、ここでも三浦氏ユニクロローソンの話で業種によって外的要因が異なるという話をしていて(ロジック的に正しかったのかよく分からないことは留保しつつも)重要ポイントだと思ったが、執拗ローソンの話をする荻原氏は若干滑稽に映った。また介護士の話の時にも、介護士の賃金をどうやって上げるか、税金をどれだけ突っ込むか、財源はどうするかと言った話に場は終始していたが、三浦氏は現状の競争が抑えられたスキームのせいで労働市場がゆがんでおりそのせいで賃金を上がっていないのかもしれないので、もう一回規制緩和などで業界ルールを設定しなおして自然賃金が上がるようにしていくことを検討すべきだ、という傾聴に値する、少しメタ的な話をしてたが、荻原氏は規制緩和という言葉だけを捉えてか何を言っているの?という態度で、意見の是非の前に全く話が通じていなかったようだ。荻原氏はテレビに良く出る人ではあるらしいが、今回の番組を見る限り個人的には知的能力に疑問を持たざるを得なかったし、そういう人が出演し続ける番組にもあまり良いイメージは持てない。

3

こういう不毛プロレス合戦はもう良いし、田原氏もそうは長くないと思われるので、そろそろ荻上チキ氏が仕切る大型討論番組を見てみたい。

2015-10-02

就職して10年たったので、重要だと思ったことを記念に書きたい

http://anond.hatelabo.jp/20151001133903

10年前サラリーマンになった。

通常は、サラリーマン生存率は10年で90%位だろうか。

私は、どちらかというと起業というより適当会社就職した。

いうまでもなく意識高く起業したのではないから就職した初年度に会社からくる初めて見る諸々の給与明細など、送られてくるたびにまた税金があるのかとビクビクしたものだ。

時には貯金について日夜考えすぎて、頭がハゲて、病院嫌いにもかかわらず皮膚科に行き、やる気のない態度の悪い医者ハゲ薬をもらい、治したことも今となっては微笑ましい思い出だ。

もともと自分自身には才能があるとは思わない。だが、就職をしてかつ継続するにあたり

大切だと思ったことを記念に書いておきたい。

■■信念

やはり一番重要なのは信念(Faith)だと思う。

なぜかというと、クライアント要望プロジェクトメンバー意見など常に相対的で、移ろいやすからだ。

クライアントAがXがいいといっても、クライアントBはYがいい、クライアントCはZがいいという。

まり、みんな意見ことなり、好みも違う。あたりまえだ。

それで重要なのが信念だ。これは唯一己のうちにある絶対的ものだ。

この信念を強くもって、自分の足下に大きな杭として打ち込んでおくのだ。

そうすれば異なる考え・ニーズを前にしてもぶれずに前に進んでいける。

杭をしっかり打ち込んでいないと、進むべきベクトルはぐるぐるまわりで、メンタルがもたないだろう。

あと、この杭がないと困難の中、事業継続していくことが難しい。

物事うまくいかないことの方が多いからだ。

トライアンドエラーを繰り返し、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあり、

正直「もう辞めたい」と100回以上思ったことがあるが、その度に信念に基づいてその言葉を打ち消してきた。

私の場合、信念という杭があったか10継続できた。

■■人脈

人脈は大切だ。当初人脈を作りにビジネス交流会にも行ったが、結論として分かったのは、これは悪くは無いが、絶対にいく必要のあるものでもないと分かった。

人脈を作るのに一番有効なのは自分がいい人脈になることだ。

そうすれば磁石のように素晴らしい人格・知性を持った人たちと出会える。

では、どのようにすれば己がよい人脈となれるか?

自分投資をすることだ。投資といってもなにも高額なお金投資というのではない。

時間教養について投資をするのだ。一番ROI効率が高いのは、読書だろう。

とにかく自分の専門分野と隣接する領域について読みあさること。

自分場合は、就職をして平日は月曜から金曜まで仕事をして、夜はなにもない家に帰って、ずっと読書をしていた。

特に就職をすると起業家と異なり、助けてくれる上司はいるが大半は無能だ。

自分問題を解決しないといけないので、問題現状分析・解決法は膨大な読書量による

知識によっていくつか得られるのだ。

このように知識・問題解決能力が身についたら、それを出会ビジネスマンたちにGiveしよう。

とにかく与えること。そこから人脈の輪が広がる。

■■付き合う人

起業とはことなり、就職をするといろいろな人に出会える反面、

逆に得体の知れない人もかなりやってくることがある。

いったいどのようなビジネスモデル利益をあげているか、どのような収入で食べているのかよく分からない人。

後になって腑に落ちないそのビジネススキームを振り返ると、やっぱりあの人詐欺師だったんだと分かることもある。

得体の知れない人に出会った場合、その人を見る時、倫理観によって判定するのがよりよいと思う。

参考としては、ベンジャミンフランクリンの13の徳が役に立つだろう

節制沈黙規律決断節約、勤勉、誠実、正義中庸、清潔、平静、純潔、謙譲

得体の知れない人の話しを聞いて彼の人となりが、13徳から非常に乖離している場合

さっさと距離をあけるべきだろう。

実際に私も起業をして、危ないことがいくつかあった。

それは、業界的に非常に有名人でかつメディアにも露出している人がいた。

その人が、私に一緒に日本東南アジアビジネスをしないか?と持ちかけてきた。

だが、彼の話をよく聞くと、現地の人を馬鹿にしたり、自分仕事をしないで稼ぐ、といっていた。

私はこれを聞いて、この人は危ない人だとすぐに分かった。

繰り返すが、この人はメディア露出していた人だ。

だが、メディアほど当てにならないものはない。

それよりフランクリンの13徳の方が優れているのだ。そしてこれに照らし合わせて、やばい人と思い、私は彼と距離をあけた。

数年後彼は逮捕された。

このように起業してから付き合う人はとても大切になる。

自分判断基準をもち、素晴らしい人と付き合っていきたいものだ。

■■己の人格

自分人格を磨くことは重要だ。

なぜかというと、仕事所詮生身の人間同士によって成り立っているからだ。

そして、この人と一緒に仕事をしたいと思われないと、仕事継続性がたち消えてしまう。

人は好きな人好意を持てる人と仕事がしたいのだ。嫌なやつと仕事をしたい人はいないだろう。

メカニズムとしては、人は、大脳辺縁系でその人が好きか嫌いかを判断し、それを大脳新皮質論理的意味づけをするのだ。

これはよく知っておいた方がよい。

いくら論理的に正しいことをいっていても、嫌なやつ、人格的に破綻しているやつであれば、他者大脳辺縁系は嫌いな奴と判断し、

それにともない大脳新皮質論理的適当言葉を組み立ててあなた意見リジェクトするだろう。

理想は、崇高な人格をもち、深い知性・教養をもてることだろう。

もちろん私はこの域には達しておらず、死ぬまで目指していきたいと思っている。


以上、就職をして大切だと思ったことをつらつらと書いてみた。

結局のところ、私は運良く、素晴らしい人に恵まれ、多くの人に助けてもらった。

から今の自分があるのは、自分能力ではなく、多くの人のおかげだと思う。

その人々に深い感謝気持ちを込めて、筆をおかせて頂きたい。

2015-10-01

起業して10年たったので、重要だと思ったことを記念に書きたい

10年前起業をした。

通常は、企業生存率は10年で10%位だろうか。

私は、どちらかというと綿密に事業計画書を書いて起業をしたというより情熱に動かされて起業をした。

いうまでもなく緻密に計画を立てて起業をしたのではないから起業した初年度に役所からくる初めて見る諸々の納付書など、送られてくるたびにまた支払いがあるのかとビクビクしたものだ。

時にはキャッシュフローについて日夜考えすぎて、頭がハゲて、病院嫌いにもかかわらず皮膚科に行き、やる気のない態度の悪い医者ハゲ薬をもらい、治したことも今となっては微笑ましい思い出だ。

もともと自分自身には才能があるとは思わない。だが、起業をしてかつ継続するにあたり

大切だと思ったことを記念に書いておきたい。

■■信念

やはり一番重要なのは信念(Faith)だと思う。

なぜかというと、クライアント要望プロジェクトメンバー意見など常に相対的で、移ろいやすからだ。

クライアントAがXがいいといっても、クライアントBはYがいい、クライアントCはZがいいという。

まり、みんな意見ことなり、好みも違う。あたりまえだ。

それで重要なのが信念だ。これは唯一己のうちにある絶対的ものだ。

この信念を強くもって、自分の足下に大きな杭として打ち込んでおくのだ。

そうすれば異なる考え・ニーズを前にしてもぶれずに前に進んでいける。

杭をしっかり打ち込んでいないと、進むべきベクトルはぐるぐるまわりで、メンタルがもたないだろう。


あと、この杭がないと困難の中、事業継続していくことが難しい。

物事うまくいかないことの方が多いからだ。

トライアンドエラーを繰り返し、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあり、

正直「もう辞めたい」と100回以上思ったことがあるが、その度に信念に基づいてその言葉を打ち消してきた。

私の場合、信念という杭があったか10継続できた。



■■人脈

人脈は大切だ。当初人脈を作りにビジネス交流会にも行ったが、結論として分かったのは、これは悪くは無いが、絶対にいく必要のあるものでもないと分かった。

人脈を作るのに一番有効なのは自分がいい人脈になることだ。

そうすれば磁石のように素晴らしい人格・知性を持った人たちと出会える。

では、どのようにすれば己がよい人脈となれるか?

自分投資をすることだ。投資といってもなにも高額なお金投資というのではない。

時間教養について投資をするのだ。一番ROI効率が高いのは、読書だろう。

とにかく自分の専門分野と隣接する領域について読みあさること。

自分場合は、起業をして平日は月曜から土曜まで仕事をして、夜はなにもない家に帰って、ずっと読書をしていた。

特に起業をするとサラリーマンと異なり、助けてくれる上司はいないのだ。

自分問題を解決しないといけないので、問題現状分析・解決法は膨大な読書量による

知識によっていくつか得られるのだ。

このように知識・問題解決能力が身についたら、それを出会ビジネスマンたちにGiveしよう。

とにかく与えること。そこから人脈の輪が広がる。


■■付き合う人

サラリーマンの時とはことなり、起業をするといろいろな人に出会える反面、

逆に得体の知れない人もかなりやってくることがある。

いったいどのようなビジネスモデル利益をあげているか、どのような収入で食べているのかよく分からない人。

後になって腑に落ちないそのビジネススキームを振り返ると、やっぱりあの人詐欺師だったんだと分かることもある。

得体の知れない人に出会った場合、その人を見る時、倫理観によって判定するのがよりよいと思う。

参考としては、ベンジャミンフランクリンの13の徳が役に立つだろう

節制沈黙規律決断節約、勤勉、誠実、正義中庸、清潔、平静、純潔、謙譲

得体の知れない人の話しを聞いて彼の人となりが、13徳から非常に乖離している場合

さっさと距離をあけるべきだろう。

実際に私も起業をして、危ないことがいくつかあった。

それは、業界的に非常に有名人でかつメディアにも露出している人がいた。

その人が、私に一緒に日本東南アジアビジネスをしないか?と持ちかけてきた。

だが、彼の話をよく聞くと、現地の人を馬鹿にしたり、自分仕事をしないで稼ぐ、といっていた。

私はこれを聞いて、この人は危ない人だとすぐに分かった。

繰り返すが、この人はメディア露出していた人だ。

だが、メディアほど当てにならないものはない。

それよりフランクリンの13徳の方が優れているのだ。そしてこれに照らし合わせて、やばい人と思い、私は彼と距離をあけた。

数年後彼は逮捕された。



このように起業してから付き合う人はとても大切になる。

自分判断基準をもち、素晴らしい人と付き合っていきたいものだ。


■■己の人格

自分人格を磨くことは重要だ。

なぜかというと、仕事所詮生身の人間同士によって成り立っているからだ。

そして、この人と一緒に仕事をしたいと思われないと、仕事継続性がたち消えてしまう。

人は好きな人好意を持てる人と仕事がしたいのだ。嫌なやつと仕事をしたい人はいないだろう。

メカニズムとしては、人は、大脳辺縁系でその人が好きか嫌いかを判断し、それを大脳新皮質論理的意味づけをするのだ。

これはよく知っておいた方がよい。

いくら論理的に正しいことをいっていても、嫌なやつ、人格的に破綻しているやつであれば、他者大脳辺縁系は嫌いな奴と判断し、

それにともない大脳新皮質論理的適当言葉を組み立ててあなた意見リジェクトするだろう。


理想は、崇高な人格をもち、深い知性・教養をもてることだろう。

もちろん私はこの域には達しておらず、死ぬまで目指していきたいと思っている。





以上、起業をして大切だと思ったことをつらつらと書いてみた。

結局のところ、私は運良く、素晴らしい人に恵まれ、多くの人に助けてもらった。

から今の自分があるのは、自分能力ではなく、多くの人のおかげだと思う。

その人々に深い感謝気持ちを込めて、筆をおかせて頂きたい。

2015-09-08

[] ポンジ・スキーム

ねずみ講」に似た詐欺の一種。高配当をうたって投資家から集めた資金を原資に、利益分配を繰り返す仕組みを指す。

資金流入が止まれば、途端に立ち行かなくなる。チャールズ・ポンジという20世紀初頭の詐欺師名前に由来する。

ポンジは短期間に巨額の資金を集めたが、仕組みが破綻して最後には有罪判決を受けた。

  

日本では「出資金詐欺」という、投資詐欺の一種に分類される。日本語では、「ネズミ講」(あるいは「無限連鎖講」)などと

訳されること(訳されてしまうこと)が多いが、実際にはこのポンジ・スキームネズミ講に特徴的な階層的なシステム

依らない単純な手口を含むため、実態和訳とが乖離してしまう例もある。

名の由来となったチャールズ・ポンジの手法も、出資者から得た資金配当に回す自転車操業的なシステムであった。

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