「ファイルフォーマット」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ファイルフォーマットとは

2024-03-02

anond:20240301171143

音楽ではencodecなど、映像でも複数AIコーデックが出てますよ。ファイルフォーマットとしては広まってないですけど、AI内部など外とのやりとりが必要ないエンコーダーデコーダーに使われてるのでは?

2023-10-18

anond:20231018225300

MGがやろうとしてVRMファイルフォーマット権利侵害で今CAでドと争ってる。MGはPornhub持ってるし勝ってほしいなぁ

2023-03-27

anond:20230327194840

モジュールが最新のセキュリティファイルフォーマット対応してなかったりするので、ちょっと凝ったことをするにはPythonじゃないとキツくなってしまった

やっぱりエコシステムって大事やね・・・

例外判定付き文字列処理みたいな用途ではまだ使ってる

2023-02-09

anond:20230208202950

EXID(イーエックスアイディー、朝: 이엑스아이디)は、韓国ガールグループである2012年デビューグループ名は「EXCEED IN DREAMING (夢を越える)」から来ている。 前事務所との契約満了に伴い2019年以来休止状態となっていたが、2022年10周年記念シングル"X"をリリースグループ活動継続を示した。日本での活動2022年ファイナルツアーをもって終了したとしている。

エキシディ(Exidy)は、1974年から少なくとも1986年(Chillerがリリースされた年)のビデオゲームの初期に存在した、 アーケードゲーム大手企業ひとつである

Exchangeable image file format(エクスチェンジャブル・イメージファイルフォーマット)は、富士フイルムが開発し、当時の日本電子工業振興協会 (JEIDA)で規格化された、写真用のメタデータを含む画像ファイルフォーマットデジタルカメラ画像の保存に使われる。略称Exifで「エグジフ」(もしくは「イグジフ」)。

エクシーガ(EXIGA)は、SUBARU(旧・富士重工業)が製造販売していた7人乗り乗用車である生産レガシィインプレッサ同様、同社矢島工場所在地群馬県太田市庄屋町)。

エキシージExige)は、イギリス自動車メーカーであるロータスカーズ2000年から製造するスポーツカーである

Exim(いくしむ)はPhilip Hazelによって開発が始まったメール転送エージェント (MTA) の一種である

Eximindsは、モスクワ出身アレキサンダー・ジュコフ(Alexander Zhukov)と、ドミトリー・モンジコフ(Dmitry Momzikov)による音楽ユニット世界レコードレーベルで曲を使用される、トランスミュージック界の売れっ子プロデューサーである

message@ware exire(メッセージ@ウェア・エクシーレ)は、NEC製のNTTドコモのDoPa無線機一体型携帯情報端末(PDA)である

実存主義(じつぞんしゅぎ、英: existentialism、仏: existentialisme)とは、人民実存哲学の中心におく思想立場、或いは本質存在(essentia)に対する現実存在(existentia)の優位を説く思想である存在主義とも。

exist†traceイグジストトレイス)は、日本バンド

2003年6月に結成された、シーンでは珍しい全員女性ヴィジュアル系バンド

2021-03-23

anond:20210323073432

光学的な現象を伴わずフィルムに姿を残す「心霊写真

フィルムに感光するのだって、大した知識だよなぁと今なら思うけれど

デジタル化したすぐ後とか、デジタル心霊写真とか出てたんだよね

なんか、さすがに、ダメだった

jpgファイルフォーマットを知ってて、チェックサムとか計算すんの?みたいな

霊界で「IT講習会」とかやって、最新フォーマット技術を学ぶのかなぁとか想像したらほんわかしちゃった

霊A「ほらいけよ」

霊B「いやだよ、あれ最新版じゃん、8Kとかしらねぇよ」

霊A「画素数が違うだけだ、ビットの書き換え方教えたろ」

霊B「うそだよ、H.265だよ、H.264しか知らないよぉ(T_T)

みたいな

2020-11-10

Live2DやってるとFlashがそのまま残ってた方がよかったんじゃないかと思えてくる

ファイルフォーマットとしてのFlash不要かもしれないが、

アニメ制作ツールとしてFlashがそのまま進化した方が幸せだったんではないだろうか。


名前変わっただけだろと突っ込みはあるだろうが、進化止まってるんだ

2020-08-02

anond:20200802194545

b. 難しさは言語設計による

例えばbrainfuckコンパイラならコンパイラ知識は大して必要ない

それよりELFとかPE32みたいな実行ファイルフォーマットやローダやリンカの知識の方が大きなウェイトを占めるだろう

はて、難しさはどんなもんだろうか

基本的個人で覚える価値のない技術なので、どのくらいの人ができるかという観点なら、プログラマー1%にも満たないだろう

2020-05-22

anond:20200521200340

 話が違う。一行目は半ば真実で、理由は四つ。

プログラムによる既存業務効率化は目に見え易いので、非効率だった多数の人材自分匹敵する能力を持っていると勘違いやすい点。

オブジェクト指向プログラミング自体事象抽象化や細分化、項目化といった思考必要で、物事数学的把握が必要な点。

効率化によって職を失う人間はこの先も増えるが、自分達の仕事は減らないだろうという漠然とした思い込み

定量的数学的把握は説明がしやすく、業務プレゼンへの応用は楽だが、数値から漏れた部分や把握できないイレギュラー無視しがちである点。

4つ目は敢えて言うなら文系素養必要で、これを持っている人間が一流。プログラムにできない(し辛い)部分を把握するプログラマー自分仕事無意味さを認める事になるが、これを抱えたまま仕事をするのはメンタルの面からも大変。他に挙げるとすれば、専門用語が多く仲間内で親交をする傾向が高いので外部からの目に気付き辛い点、一種官僚化だろうか。

それから6つ目(笑)と言ってもいいかもしれないが、プログラムその物の社会的意義まで頭の回っていない人間が多い印象はある。業務効率化による収益増は当然、自分給料に反映されるが、そこから漏れた部分の責をプログラマは問われない。

 一例を挙げれば、(文書に限り)郵便事業が縮小による情報伝達の効率化という恩恵は万人が受け、効率化に伴う収益電子化業者郵便事業者と分け合ってきたろうと推測されるが、電子化業務従事者は封書葉書印刷業者や納品業者インク製造業製紙業界までに頭を回す事が出来ない。もっと言えばパルプの精製や原料の輸出入にも関わり、産業としてはまさしく革命が起きていると言っても良いが、それを自分仕事に係わる物だと捉えているプログラマーはまずいまい。

負の側面として電子文書は膨大な労力をかけてフォントや外字の整理を今も強いられ、ファイルフォーマットや送受信データ形式の細かな不整合放置したまま進んできたが、それに関して電子化業務から社会への問いかけといった視点はなきに等しい。加えて、数値化不能な(文書に限る)郵便業務の益は、配達員顧客コミュニケーション地域事情の把握、高齢者福祉に関わる面にまで及ぶのであり、それをモニターの前にいるプログラマが担うのは不可能である


 二行目に関しては特権意識とは全く関係がなく、言語による思考を行っていない人間言語で話しかけるのが間違っているのではないか、と考える。

絵描き作曲家の例を挙げれば理解は容易である。これらは頭を使っている、いない、の問題ではなく使い方が違うだけの話だ。

 そもそも、頭を使うの対義は身体を使う、になるのかしれんが、ヒトがどちらか一方だけを使うなど有り得ないし、その活動比重が脳に偏っていれば偉い、と言うのは思い上がりである

anond:20200522100746

本気?プログラミングスクールに入ろうとするような情弱が、サーバークエリという言葉

CSVというファイルフォーマット理解出来ると思ってる?

かなり認知が歪んでいるのでは?

2020-03-28

n番部屋事件って知ってる?

俺は実は最近まで知らなかった。在日の(女性の)知り合いの話に出てきて知ったんだが……世の中の闇を覗き込んだような心地になったよ。

韓国でこの1、2年位か……大問題になっている事件個人情報ネタ複数女性脅迫して心理的支配し、自撮り関係者を直接その女性のところに送り込みレイプするなどして撮影した画像動画ネタにして、ロシア製のTelegramというインスタントメッセージ暗号化プライバシーを維持、全てのファイルフォーマットの送受信が可能)でチャットルームを作って公開する。チャットルームは1番、2番……のように複数作成され、好みの女性、より過激コンテンツを求めるユーザが次々と複数ルームで金を落とすように作られていることから「n番部屋」と呼ばれているらしい。

世間では単一事件と思われているようだが、実際には数十のチャットルームが乱立し続けているような状況だそうで、その中でも、

辺りが中心人物とされているらしい。大きく分けると「n番部屋系列」と「博士部屋系列」に分かれるということか。

とにかく、関わった人数があまりに多過ぎること(アカウントの重複を考慮しないと20万を超えるという話もあるが、実際には数万人程度が関わっているといわれている)、性的搾取対象にされていた女性の多くが中学生からの年齢層であること、運営者側も若い人物が多いこと、そして何より、このシステムを作った人物が未だ特定されていないこと……いやー、闇が深過ぎ。こんなことがあった、というか、あるんだなあ。

2019-04-10

PC98版 YU-NOメッセージファイルフォーマット

アニメがはじまったついでにPC98版 YU-NOメッセージファイルフォーマットを解析してみた。

メッセージファイル

"*.MES"

ファイル構成

+0 offset(2byte)

+2 辞書データ(offset - 2 byte) sjis2byte文字のつめあわせ

+offset データ本体(ファイルの終わりまで)

データ形式

0x06 次の0x06までのデータファイル
0x11 入力待ち
0xC0-0xCF,0x60-0x7F 0x20を足して次の1byteを追加すればsjisの1文字になる
0xD0-0xFF 0xD0を引いて2倍した数値に該当する辞書データの1文字
0x133003 主人公名前に置き換え

他にもコマンドいろいろあるみたい

2018-10-31

VR業界、今年一年何か進んだ?

PSVRでやっと評判のいいVRゲームストロボットが出たと思いきや、売り上げ5000本で打ち止め


PCVRビートセイバー以外何かあったっけ

そのビートセイバーも売り上げ10万本くらいという悲しみ


安いスタンドアローンVR端末のOculus Go

俺はもう4か月は触ってないけど、みんな使ってる?何に使ってる?


VRChat界隈は「VRChatはこんなに先進的なんです!」「VRChatで作られていないものはない!」みたいなアピール頑張ってるけど

から見たら身内で盛り上がってるだけな印象

てか、どんだけ頑張っても利益でるわけでもなく


VTUBERの躍進は、VR面白いことをするというよりも

アニメのガワがついた生主大量発生しただけ

コストパフォーマンス考えたら、2D紙芝居で十分だったという

わずかな期間で大量発生での食い合いが激化して、全体的にピークを過ぎて落ちてきて、来年はもう伸びることはなさそうだ


xRとか去年ぐらいから言いだしたけど

VRARMRSR全部合わせても話題アプリほとんど登場しないという

一番話題になったのはiOS12で使えるようになったARメジャーかな?

ARメジャーとか何年前も前にもうあっただろ


BtoCは全然ダメだけどBtoB好調だよ、というのもどこまで本当なんだか


VRM? これ付加情報ちょっと足されただけの単なる3Dファイルフォーマットで、VRとはあんま直接関係ないよね

対応ソフトも指で数えるぐらいしかでてないし


VRoid・カスタムキャスト・Vカツは、キャラ再現してTwitterいいねを稼ぐのは流行ってたけど

実際にそれを使ってVRが盛り上がったかというと

2016-09-07

大切な電子データは紙や写真としても保存しよう

電子媒体ってすぐに見れなくなりますよね。

VHSビデオはカビやすいので保管が難しいですし、CDDVDBDも意外に内部がカビると聞いたことがあります

また、その規格自体がなくなったり(ベータHD DVDなど)、一般的な規格になったのに会社戦略のために新しい規格を作ったために古くなり抹殺されるとか(レコードMDなど)。。。

パソコンソフトでも古い拡張子のものは開けなくなることがよくあります

そう考えると古い規格での電子媒体は適宜新しいものに入れ替える作業必要になりますね。

面倒ですね。

また、最近電子書籍流行でこれもある程度便利ですが、やはり長期保存には向かないでしょうね。

ころころファイルフォーマットの規格が変わりそうで怖いです。

その点、本や写真は紙にしておけば当分の間もちます

千数百年前の書物が今でも残っているのは紙のおかげですね。

そのため、私は文章写真パソコンの中だけにとどめず、できるだけプリントアウトするようにしています

保存だけでなく、ぱっと見せられるという点でも便利ですので。

2015-12-18

緊デジについて圧力を受けたので増田に書きます

とある特定会社については触れるな、責任を問う様な記事を書くなと言われましたが

関係者緘口令が敷かれ証拠の揉み消しが行われているため、増田にてリークします。

既報にて触れられた箇所は冗長になるため削除しています

2013年3月に終了した事業2015年11月時点で配信されない、配信についての期限も切られないのはさすがに民間からすればおかしいのですが、「それではいつ配信されるのか」などの疑問すら封殺して圧力を掛けるのはやり過ぎでは無いでしょうか。

内部資料を入手した上で記事にしているという証拠のため、手元の一部資料を上げておきます

https://drive.google.com/file/d/0B2eVxJtFskpeNUZURkVjSGZCRms/view?usp=sharing

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◇緊デジとは何か

コンテンツ急電子化事業の略

東北振興と電子書籍市場活性化目的とし、書籍電子化を国の補助にて行う総額20億円の事業

JPOが事業受託し、パブリッシングリンク社が製作委託業務請負う。また出版デジタル機構が(補助金とは別に)製作費を立て替える形で、中小出版社でも費用無しで書籍電子化が行えるスキームが組まれた。配信も出版デジタル機構が担っている。

事業期間は2012年4月〜2013年3月

実際は2012年4月の出版デジタル機構設立に伴う"ご祝儀"として組まれ事業

略称

JPO:日本出版インフラセンター

PL社:パブリッシングリンク

機構出版デジタル機構

産革:産業革新機構

経産省傘下の半官半民ファンド

B社:ビットウェイ社

2013年10月機構合併した電子書籍取次最大手凸版印刷より買収した。

Y社:機構取引のある大田区電子書籍制作会社イニシャルのみ記載

…緊デジにおいて検品修正ファイル製作の一部を担当

M社:取次他社。

T社:凸版印刷子会社イニシャルのみ記載

◇なぜ未配信が発生したのか

予算消化ありきの事業

(既報ではあるが)とにかく期限内に規定金額を使い切ること、製作点数を満たすことを優先し、権利処理、製作体制の構築が後回しになったため。

電子化に伴う諸々の権利処理がなされていない状態にも係わらず、見切り発車で電子書籍製作がなされた。仕様も期間中に二転三転し、電子書籍製作を請け負った東北会社は二重三重作業を強いられた。

前述した通り緊デジ事業元請けとなったのはJPOだが、事業スキーム自体出版デジタル機構ありきで組まれもの。また、緊デジは機構営業部門出版社に対して営業を掛けており、説明会機構内にて行われていた。JPOとパブリッシングリンク社の出張所も機構内(神保町にあるビル内)に併設されていた。

電子書籍書店への配信部分を担うため、出版デジタル機構では会計監査院の指摘を受ける前から未配信書籍の存在を把握していたが、メンツ問題を恐れて出資母体の産革及び経産省への説明はされていなかった。会計検査院の内々の指摘に対しては、担当部長社員が職を辞したので分からない、との説明がされていた。

◇カラ納品で締め日に間に合うように見せかけの納品

事業は終了すれども納品はされていなかった

何故このようなことになったのか。書籍タイトル募集が不調に終わった後、なんでも良いから申請してくれとの駆け込み募集がなされ、製作、納品、配信と一連の作業が玉突き式に遅れたことに起因する。

すべての工程問題だったのだが、明確な隠蔽が行われたのは納品工程からである2013年3月の緊デジ事業締め日に間に合わせるべく、制作会社未完成ファイルを納品させる"見せかけ上のファイル納品"が行われた。中にはまったく同じファイルタイトルだけ変えて納品させる例まであった。このカラ納品はネット上の制作会社関係者ブログによっても示唆されている。

これはJPO、PL社、機構の三者による合意の元に行われ、カラ納品をもって産業革新機構および経産省には緊デジ事業完了したとして報告がされていた。

もちろん実際には納品されていないため、緊デジ締め日以降に発生した実作業によって費用が発生し、決算日をまたいだ予算上の付け替えが発生している。

この納品データ収納したハードディスク現品存在しているため、監査を行いファイル日時とファイルの中身を確認するだけで不正行為が判明する。

また、東北電子書籍製作会社取材するとカラ納品の指示メール、録音まで保存している会社複数存在している。

電子書籍ファイルフォーマットの多重製作

無駄になったフォーマット製作金額はなお不明

緊デジ当初はdotbook、XMDFファイルフォーマット製作がされていた。このうちePubで作り直し配信した電子書籍や、複数フォーマット製作を行うが片方のフォーマットしか配信しなかった電子書籍一定存在する。

これらの方針転換は緊デジ期間中にePub事実上の標準としての地位を固めたことも一因として挙げられる。ネット上の関係者記事からも作り直しや方針転換のため、納品・配信がなされず製作費用が丸々無駄となったものが多数存在することが示唆されている。

どれほどの金額無駄になったフォーマットに使われたのか、事業税金を原資としている以上、説明をすべきである

検品体制は万全だったのか

・極めて疑わしい検品体制

緊デジで納品された電子書籍ファイルについて、当初は神保町出版デジタル機構内に併設されているPL社の出張所にて検品がされていた。(異常が見つかったファイル修正も内々に行われていた)

極めてセンシティブな噂があるため、その後に起こった出来事事実だけ記す。ファイル納品数の大幅な増加に伴い、当時M社より機構へと出向していたH氏(元M社執行役員部長)の強い働きかけによって、B社と懇意である電子書籍制作会社Y社に、検品残りePubについて検品ならびに修正委託された。

その際に○千万金額が"検品修正委託"名目で支払われる。(その後H氏はB社と合併した出版デジタル機構運用部門長として採用されるに至る)

問題は3点。検品修正がなされているにも関わらず"正常に表示できない"と返答されているファイルがある点、検品について恣意的特定の1社が選定された疑いがある点、検品費用についての監査が不十分であるである

1点目

検品修正がされたのではなかったのか?

緊デジで製作されたePub電子書籍ファイル(※)は大部分がY社へ検品委託されており、実際に金銭も動いている。であるにも関わらず会計検査院の指摘に対して"正常に表示できない"と返答がされている。はたして、検品修正は適正にされていたのか。どのような作業が行われていたのか。どのようなやり取りがなされたのか。

ePub以外のdotbook、XMDFフォーマットについては制作中止や配信停止がなされた。別項参照

2点目

製作水準に達しない企業検品を請け負う

まず前提となる情報として、緊デジ事業電子書籍製作にあたって制作会社公募がなされた。その上で各制作会社試験を課し、水準に満たない制作会社足切りを行った上で発注が行われた。

そして、Y社はその"制作"会社選定時の試験足切りに合った企業である

足切りにあった企業が緊デジ事業製作されたファイル修正検品委託されているのである製作水準に達しない企業が"検品"と修正を行うに足るのかの説明が求められる。

関係者への取材によると"検品"にあたっては検品水準の維持を目的としてY社ただ1社を選んだとの返答だったが、なぜ製作時と同じように公開試験を行い、複数から選定しなかったのか。透明性のあるプロセスにて選ばれていないため、懇意にしている企業恣意的に選んだ疑惑があると複数制作会社からは指摘されている。

3点目

監査不十分な諸経費分担

出版デジタル機構内に併設された出張所にて検品が行われていた際の費用は、PL社と機構折半されていた。だが、検品をY社に委託した際にはその費用はほぼ機構のみの負担となっている。

機構大口出資母体には産革がおり、産革の資金の9割以上が税金で賄われている。前述したように、緊デジ締め日以降に納品されたファイル存在しており、それらの作業費は緊デジの事業費には乗っていない。

少しややこしくなったので状況を整理すると、緊デジはその事業費外に「締日以降の作業費」「検品修正費」という形で費用負担が発生しているのだ。

緊デジは東北復興予算によって賄われた事業だが、出版デジタル機構負担した作業費用も含めると税金が二重(場合によっては緊デジ事業費、期間外作業費、検品修正費の三重)に乗った事業ということである

これは緊デジ事業だけの配信調査監査では不十分であることを意味する。出版デジタル機構負担分の金銭の流れも含めた監査必要である

◇現執行体制責任はないか?

出版デジタル機構2014年6月に新社長就任、新役員体制に移行している。

そして、緊デジは2013年3月に建前上終了している事業である。緊デジ未配信は過去問題であり現執行部の責任は無い、と現在各所での“言い訳”がなされている。

しかしながら、入手した社内資料では新役員体制への移行時2014年6月時点でもまだ未納品電子書籍が大量に存在していると指摘されている。しかも、あろうことか副社長を排している大手出版社小学館による大量の未納品まで存在していた。

(より正確には直接申請と代行申請という違いがある。しかしながら納品がされていなかった事実は変わらないため詳細はここでは省略する)

内部関係者より証拠資料付きで告発されたこの件を受け、産業革新機構出版デジタル機構への投資を不適格として引き上げるべく、引受株式の一部処分を決定したとの情報もある。

※産革の株式処分2015年9月1日発表

http://www.incj.co.jp/PDF/1441072277.03.pdf

(会計検査院の緊デジ未配信指摘は2015年10月2日)

大手出版社特別扱い、他社マニュアル剽窃著作権法違反をする官製企業存在意義

大手出版社優遇し、中小出版社冷遇

機構には緊デジ以外にも問題が指摘されている。取次としての資質が問われているのだ。

ここでは既存出版取次の詳しい説明は省くが、分かりやすく述べると大手・老舗出版社既得権側として極めて有利な仕組みになっている。料率(出版社取り分)が多くなっており、仮払金と呼ばれる見込み売上金も有利な率で受け取れる。新規出版社は料率で不利、仮払金も率が悪いどころか受け取れないところもある。

では税金が投入されている電子書籍取次はどうなっているのか。こちらも大手・老舗出版社が有利な仕組みとなっており、一部は取次料なしでの扱いもなされている。取次料なしとは、つまり大手出版社によってタダで使われているのだ。

税金によって賄われた以上は最低限の公益性中立性は担保すべきであり、大手・老舗出版社が有利になるのはおかしいと前述の新規中小出版社からは指摘されている。

民間企業取引先の重要性に応じて条件に傾斜を付けるのはやむを得ない。だが公器としての存在を期待され出資を受けた以上、中小出版社と同一の条件にするのが筋だという論である電子書籍取次は出版取次と違い金融機関としての機能存在しないため、この主張には一定説得力がある。

この主張には対して、そんなことをすれば同業の取次他社との競争に勝てないと機構出資者反論もみられた。むろん、公益性担保競争力は一部トレードオフ関係にある。だが、現状は競争力の向上と称し得ない。実態大手出版社に対して国の税金が投入されているのとほぼ同等であり、補助金に近い。

書店に対しても同じことが起こっている。外資を含む一部書店に最恵待遇として有利な料率・条件が結ばれており、事実上の言いなりになっているのだ。

これら重視すべき対象機構内では戦略出版社戦略書店と呼ばれ、それ以外はゴミ出版社ゴミ書店呼称されている。

税金に群がるのは大手出版社だけではない。「凸版印刷赤字子会社(※注 ビットウェイ社)を買収した。ではうちに何をしてくれるのか」との大日本印刷の指摘に対して、共通書誌情報システム大日本印刷関連会社である日本ユニシスへと発注するなどの便宜が図られている。

果たして、このような結果を出版業界は望んでいたのだろうか。出版業界の終わりの始まりに思えてならない。

同業他社マニュアル剽窃などやりたい放題

さらには、同業の取次他社が用いるマニュアル剽窃まで指摘されている。前述した取次大手M社から部長待遇転職したH氏の手により、M社資料である電子書籍入稿マニュアル出版デジタル機構内にて回覧され、出版デジタル機構の同マニュアル作成時に流用されたという指摘だ。

これは社長副社長本部長の認識の元に行われており、社内及び業界内の武勇伝として語られている。もちろんM社の守秘義務違反行為にあたる。競争相手マニュアル剽窃する、それによって競争力を高めようとするのは民間でも眉をひそめられる行為だが、税金で作られた企業がやるとなれば民業圧迫との誹りは免れない。

事故多発、著作権法違反が行われるなどのずさんな企業統治

他にも被災地馬鹿にした発言がなされていた、値段・発売日違い事故の多発、著作権法違反による著者からの抗議、Y社及びT社に対する下請法違反派遣法に抵触する行為などのコンプライアンス違反散見されるという、複数証拠証言もある。

一部は既に然るべき機関通報がなされているため、これらの件については調査がなされることを期待したい。万が一ではあるが調査がされない、圧力を受ける等があれば証拠付きで今回のような形式でリークする。

出版に携わる人間として、どうしても許せなかったのは緊デジに関する一連の騒動が終わったこととして隠蔽されようとしていることだ。緊デジには正の面もあり、書籍電子化が加速したのも東北にある程度の金額が回ったのもまた事実だ。だが、負の面も大き過ぎる。それらは現在進行形証拠が消され、関係者箝口令が敷かれようとしている。大手出版社印刷会社が総出で無かったことにしようとしている。

あえて聞きたいのだが、自浄作用を発揮できない出版業界に、果たしてどれほどの価値があると読者は考えるだろうか。

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取材にあたり】

上記、一部をあえて伏せる、疑問形にした箇所が存在します。

手元に資料及び証言存在していますが、記事内にて提示することでそれに沿った形で資料の書き換え、口裏わせがされるのを防ぐためです。ご容赦ください。

緊デジと出版デジタル機構についての調査、踏み込んだ監査がなされることを期待しつつ、復興予算という名目で行われた事業である以上は、国民や読者が納得する形の結論が出ることを強く望みます

 
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