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はてなキーワード: 入稿とは

2024-09-24

男に襲われたときの話

昔の話なんだけどさ

20代自己肯定力激低の女子力ゼロの女でさ

仕事と家の往復

コミュ障オタクなので家に帰ったらアニメ見たり漫画描いたりの日々

20代女子ってまあクリスマスとか金曜日とか休日出勤嫌がるじゃん

聞いたらデート約束が、とかさ。

私はぼっち喪女なんでそういう女子達と当番変わってあげたりしてた

自分子供を産めないし結婚もできないであろう出来損ないと思っていたので、せめて普通きらきら女子には私の分も日本少子化打破に頑張って欲しい、みたいな気持ちがあった

まあそんなだから毎日帰るのも遅くてさ

アトピーがでるから化粧もしないし、髪も染めてもないぼっさを後ろでくくっているだけのほんとにひでーもんでさ

体型は普通だったけど、これは単に食べるより寝てたからだな

ある日24時過ぎに家に帰ってきて、これまた昨日の夜同人誌入稿した後で眠気マックスでさ

開放感から途中のコンビニでストゼロ買って飲みながら歩いて家に入って

鍵を閉めなかった

というか酔っ払ってて忘れてた、記憶がない

どうやら家に戻ってそのまま布団にダイブしたらしい

なんか夜中に音がするなって目が覚めたら男が自分の上に乗ってたよね

電気つけてたはずだけど消されてて、ベッドの照明だけだったから顔はよくわからんかったけど男の人だったよね

もう本能的な恐怖で悲鳴を上げ…るかと思ったけど硬直してあんときなにもできないんだな

怖くて怖くて、相手もこっちに気づいたらしくて

ああ、なんか書けると思ったけどこの後のことはちょっと無理だかけん

 

んでまあ犯されちゃったんだけどさ

酔っ払ってるからよく覚えてないし酔っ払ってたおかげで恐怖が吹き飛んでた気がする

恐ろしくて抵抗できなかったせいか男はやることやったら去って行ったが、この事を警察に喋れば殺すみたいにいわれた

普通はその場はうんうん言って後で警察に行くんだろうけど、結局行かなかった

一生喪だと思っていたのでまさかこんな形で経験するとは…とか、男って女を物みたいに扱うんだな、少女漫画BLみたいのはないんだなあ

男って怖いな

なんて思いながら、とにかく怖かったのでその日はタクシー読んでホテルに泊まって次の日家に帰らず会社休んで家探してそのまま引っ越し

 

で、あの経験でなにかが吹っ切れたというか、ああ、男にあんなに扱われるほどやっぱり私って価値がないんだなーっていう気持ち拍車がかかっちゃってさ

完全に蛙化現象の自己ネグレクト女のできあがりよ

で、なんでそんなこと思いだした勝手言うと、Xで性暴力あいかけた女性の実話漫画とかでてきてさ

男に襲われたその時に彼氏通話中で、彼氏が怒って泣いてくれて結婚して子供も産まれたけどトラウマあります、でさ

この人の苦しみは私もよくわかるんだが

 

おまえ別に理解のある彼っっぴぴいて結婚して子供いるんだからなに悲劇のヒロインぶってんだ?

こちとらひでーことされた時も彼氏なんていないから一人で無になるしかなかったし、その後彼氏旦那になりましたなんてのもなかったし

20年経っても喪女独身なんだがなんだこいつ

 

とか思っちゃったんだよなー

私は醜い

つか、私はこの経験男嫌いになったので、結婚とか全然考えられないんだけど、いやまあそれ以前に私を好きになる男なんて世界に一人もいないと思うけど

この人は性暴力あいそうになったタイミングですでに出来る彼氏がいて、男はそんな怖い奴ばっかじゃない!ってわかってたか結婚出産というイベントをこなせたわけで

いや、理屈では辛さに上下はないとか、不幸自慢はやめようとか分かってんだけど頭に浮かんでしまたこくそきたねえ性根に自虐しちゃったわけですわ

 

はてなだとどうせ

「そんなだから結婚もできないし彼氏もできないんだよ」とか言われるんだろうなと思いつつ吐き出してみる

 

まあでも笑えるのがそんな私なのに漫画描いて生計立ててることだわ

己の恋愛経験なんてゼロのくせに恋愛BLとかNL描いてるの我ながらウケる

そしてまあまあ評判がいいのもウケる

2024-08-10

同人活動に負けた

友人が同人活動にハマった。かれこれ3年ハマっている。友人が同人活動にハマるまではよく遊んでいた。国内外旅行へ行ったし、誘えば二つ返事で来てくれた。仕事終わりに飲みに行き、オールしたり、なんなら突発的にホテルとって泊まって語り明かしたりした。

そんな友人がある日突然、「久しぶりにハマるジャンル見つけた」と言った。

自分も教えてもらって一緒に履修した。自分はそこまでそのジャンルにハマりはしなかったが、話としては楽しくて映画化した時は一緒に観に行ったくらいだ。友人は何度も見ていて、一緒に映画を観た帰りも飲みながら感想考察をして盛り上がり、夜更かしをし、次の日慌てて互いに仕事に行ったものだ。

友人はそのジャンル同人活動……いわゆる二次創作に手を出した。「自分の胸の中にある熱い思いをとにかく形にしたい」と言い、iPadを購入し、絵の勉強をしながらイラストを描き、そして漫画練習も始めた。最初はなかなかうまくいかずにいたが、それでも時間をかけて頑張ってつくり、とうとう形として生まれた。自分はその話を聞いて喜び、頑張ったねと言い、お祝いもかねて食事をした。それが3年前。

2年前。友人は同ジャンルの人たちを交流を持つようになった。SNSで仲良くしていたのだがそのうちの一人と住まいが近いことが分かり、オフでも頻繁に会うようになった。その人はいわゆる「神絵師」だったらしく、友人は絵の描き方や漫画の描き方、ソフトの使い方などのノウハウを受け、また神絵師と仲良くしていると同ジャンル内の人とも更に交流を持つようになっていた。もともと友人は明るく分け隔てなく付き合うタイプだったのもあり、イベント後のオフ会でたくさんの人と仲良くなって帰ってきていた。

この頃から友人との会話はジャンル内の友人の話、漫画原稿の話がメインとなっていった。

1年前くらいからか。自分から遊びに誘っても「原稿の締め切りが」と言われることが多くなった。友人が楽しんでいるのであれば頑張って欲しいと思い見守っていた。締め切りギリギリになっても入稿し、本として形となり、新刊としてイベントに出た時にテーブルの上に並ぶ。友人はとても嬉しそうにしており、界隈の人たちとも仲良く楽しく過ごしているのがSNSからも伝わってきた。時々ボイスチャット付きのゲームをしながら遊んでいても、その楽しい気持ち雰囲気は音声に乗って自分の耳に伝わってくる。楽しそうでよかった、そう思っていつも話を聞いていた。

つい最近。友人を遊びに誘ったところ、断られてしまった。1年前の「原稿の締め切りが間に合わない」と言われたあの日最初に数えると、とうとう両手で足りるかどうかの回数になっていた。断られる際に「きみの予定や時間が余ったら誘ってくれ」と言い、友人は「分かった、絶対に誘う」と言ってくれていた。しかしついに友人からの誘いはなく、SNSを見ていると界隈の友人を誘ったり突発的な飲みを開催して楽しんでいた。

気付かないふりをしていたが、自分同人活動という趣味に負けてしまったのだと思った。

しかしたら自分が友人に嫌われていたのかもしれない。そうじゃなかったとして、友人は今とてもハマっているジャンルが楽しくて仕方ないのかもしれない。友人は漫画を描きながら「こんなにハマったのは初めて」「今すごく楽しい」「こんなに楽しいとあるんだ」とよく言っていた。趣味をとても楽しんでいる様子で、自分はそんな姿を見ているのが楽しかった。よかったな、もっと楽しんでおいで。そう思っていた。

けれど友人から見て自分趣味よりも下に見られているんだと気付いてしまった今、正直いままでと同じように接するのは難しいと思った。

自分が友人に対して距離感を間違っているのはあると思う。しか同人活動あくま趣味だ。新しい本を常に出さなくてはいけない理由義務もない、そこで金銭の損害が発生するわけではない。でもイベントで新しい本をテーブルの上に置き、誰かが手に取ってくれるのを目の前で見る喜びは何物にも代えがたく、今まで原稿と向き合ってきた時間が報われるものだろう。分かっている。分かっているからこそ、人との約束反故してまで優先すべき趣味なのかと思ってしまった。

友人は自分とのSNSやそれ以外の繋がりが消えていることに気付いていないと思う。自分はその程度の人間だったのだ。

同人活動という趣味に負けてしまった人間は離れ、遠くから友人の幸せを願うばかりだ。

2024-08-09

anond:20240809075145

大部数最大割増入稿とかやってた時は、直接搬入便は無理なので会場最寄りの営業所止めとか使ってたで

自力搬入も工夫次第で相当いけるやで

2024-06-30

高校時代カースト大人になっても残っていた話

自分高校時代いじめられており友達もいなかったため、あまり良い思い出がなかった。

いじめと言っても、直接暴力を振るわれるわけではなく、陰口を言われたり、近くを歩いているだけで「キモい」と言われたりする程度だったので、基本的無視していた。

大学上京し、同じ高校の人がいない大学に進学して、高校時代のことを忘れるほど楽しく過ごしていた。

大学卒業後、海外国際機関で働いているのだが、高校時代学年主任からFacebook経由で「同窓会誌に載せたいのでインタビューを受けてくれないか?」という依頼が来た。

高校同級生は嫌いだったが、学年主任には悪い印象はなかったので依頼を受け、Zoomインタビューに答えた。

数か月後の同窓会誌に掲載される予定だったので楽しみにしていたところ、教師から突然「お前の記事差し替えになった」との連絡が入った。

曰く「校正までは終わったが、入稿の段階でこの内容は掲載できないという話になり、取りやめになった」とのことだった。

高校時代の少ない思い出をポジティブに語り、現在活動について話しただけなのに、なぜ圧力がかかるのかと思ったが、どうやら校正を見た同級生が「陰キャだった彼が海外活躍しているなんて許せない!」ということで同窓会編集部に抗議をしたらしい。

そんな抗議で記事を取りやめにする編集部も情けないし、そんなことで抗議する同級生もっと情けない。やはり高校時代カースト上位の人たちにとって、陰キャ陰キャのままでいてほしいのだろうか。

2024-05-24

anond:20240524181135

太鼓の昔からの流用でいまだに拡張子のない画像とか入稿されてきたりする印刷界隈

2024-04-29

思い出に執着してしま自分をどうにかしたい



オタク友達と縁が切れた、一昨年の冬に。

自分友達だと思ってた。もともとは元気な奴で、でも色々無理がたたって鬱になって、何度か連絡が途切れた遠方に住む友人。

気が合うと思ってたし、心から気が許せると私は思ってた。

お互い得意分野で役割分担して何冊か一緒に本を出した。相手漫画自分小説で。フォロワーを比べればなんで私みたいなヤツとって思われてたと思う。でも昔から知ってるし気が合うからってお互い好きになったジャンル布教し合って本を出した。そこからジャンル内でも色々合って無理がたたったのかまた連絡が途切れた、それが3年前。

本を出す時は大抵合同誌だったか通販の処理を得意な相手に任せて印刷所の入稿や支払い手続き比較的手の空いていた私がして、利益は完全に折半にしていた。金銭勘定はきちんとしているという信頼関係があったから出来ていた。

だけどその精算は連絡が途切れた事により出来なかった分があった。病気のことも知っていたから連絡をしてもお金の話をする気にはなれなかった。体調を心配していたし、なにより友人にもし何かあったとしてもインターネット上での交流殆どで、リアルでは数回しか会ったこしかない私には現実世界で何があっても知りようがない。だから根気強く間を開けながらメッセージを送り続けていた。

連絡が途切れてから半年後の春、相手と連絡が取れた。

その時は本当に嬉しくて、生きていた事にただホッとした。それから三ヶ月ほどは前のようにただ普通に話して過ごした。

そこからの私はお金の事を言うに言えなかった。一対一なら気長く待てたかもしれない。けれどお金に関してもう一人関わっている人がいた。

出した本の中の一つに友人とは別にもう一人参加してもらったものがあった。それは合同誌で時間のない中参加してもらったこともあり印刷代を抜いた中から謝礼を払うつもりでいた。けれど連絡が取れなくなっていたこからその話も一旦ストップさせていた。連絡が取れてからもいつ言おうか迷っていた。疲れている友人に言ってもいいのか、どうしようか。それは言ってしまうと関係が変わってしまう事を恐れていたのかもしれない。

前置きが長くなったが結果を言えばお金の話をして連絡が取れなくなった。それが仕事の忙しさなのか、それとも体調なのか今となっては分からない。連絡が返ってこなくなって3ヶ月ほどは連絡先はそのままだったが一昨年の春には電話SNSも全て消えた。金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったもの印刷代は薄給にはそこそこの金額だったので痛い勉強代だと割り切るしかなかった。

金は帰ってきて欲しいし前みたいに話したいってのは高望みだったのかな。友達は私のことどう思ってたんだろ。

ま、全部今更か。

なんでこの今更こんなものを残そうと思ったかと言えば、友人との楽しかった思い出と痛い勉強代を払った自分を何らかの形に残したかたからだ。未練がましさを吐き出すこところがない上吐き出す場所を間違えれば身バレしそうなためここに残します。未だに思い出に執着する自分をどうにかしたい。

※合同誌に参加した人への謝礼は最後に連絡が途切れる前に勝手にした

2024-04-08

実をいうと、Dear Anemoneはもうだめです

流石にアカン。

何がやりたいのか行方不明過ぎる。

つうかもう多分編集者スタッフにも見捨てられつつある。

ネコ目(め)イヌ科」ってなんだよ。

この程度の誤字脱字に気づかれない程度には読み込まれてない。

もしくは凄いギリギリ外道入稿かましてる可能性もあるけど、書き込みされまくってるのを考えるとセリフ確認する余裕は十分にある。

それがちゃんとなされてないってことは職場全体のモチベがかなり落ちてる。

この漫画の何がダメってやりたいことが全く見えないこと。

一見するとバトル漫画っていう路線があるように見えて、バトルをロクに描写しないでフラフラしまくってるのがかなりよくない。

全体的に作りが雑なんだよね。

たとえばバトルはほぼテラフォーマーズやってるはずなんだけど、バトルIQが低すぎる。

イヌ嗅覚が凄いので、相手の動きが分かる!凄い!」じゃねえよ。

もうちょいなんとかならんのか?

たとえばキリングバイツなんかは「イヌ嗅覚コミュニケーションを取る……だが狼はそれを逆手に取って嘘の匂いを出す!」みたいな形で工夫するぞ。

そもそもテラフォーマーズ構文の見せ方がなっとらん。

①突然謎の現象が発生する

②読者が「え?何が起きたの!?」と混乱する

③そこでテラフォーマーズ構文

④さっきまでの現象の続きや二撃目が行われる

解説補正能力が強化されるが……それでも勝てるかどうかは分からない……

これがテラフォの基本骨子。

能力解説が入る」=「活躍する」までが決まった路線だけど、じゃあそれで勝てるのか生き残るかは分からないのが面白いわけ。


この漫画場合

①敵の能力テラフォ解説が入らずに敵が口で説明

②味方の能力だけテラフォ構文で長い解説が入る

③ページをたくさん使って味方の凄さ演出

④その割には「匂い相手の動きが分かった!凄い!」で終わり

うーんこの薄さよ。

つうかね、ジャンケン要素が全く無いのはやっぱダメだと思うんだよね。

お互いに能力対話してないでしょ?

最強の矛VS最強の盾 炎VS氷 みたいな対立要素がないと盛り上がらないわけよ能力物は。

その中で「これはグーvsパーみたいなものから勝ちました」とか「圧倒的なチョキがグーを破壊しました」とかのハッタリを効かせないと。

この漫画ってバトル描写がすごい雑っていうかさ、なんか凄い技ドーンはい終わりーで全部済ませててそれじゃ盛り上がらんよなあと。

たとえば北斗の拳みたいにバトル以外の部分が世紀末過ぎてクッソ面白いとかだったらただ仕上げをするだけのバトルがあってもいいと思うんよ。

でもこの漫画って今のところ特に面白いと言える部分がないじゃん?

謎が謎を呼ぶぜ~~~で作者だけが盛り上がっている所を画力とバトルっていう餌で読者をなんとか引き止めてる状態じゃん?

まあぶっちゃけね、バトル以外の要素で魅せられた方が他と差別化出来ていいと思う。

からさ、早くやってくれない?

ぶっちゃけて言うとさ、全然面白くないバトルをバトル漫画天下一武道会たる少年ジャンプでやられても見てて惨めになるだけなんだよね。

ラブコメヒューマンドラマでやってる漫画だって載ってることから分かるように、ちゃん面白ければ何やってもいいわけよ。

とりあえずバトルやっておけばいいんでしょみたいな態度でジャンプに載せてたらすぐに打ち切られるよ?

2024-03-22

なんで世の中の発注者って最後印刷入稿しましたよあたりからじゃないと真面目に原稿チェックしないんだろうな

入稿費用なんかは当然請求するわけだけどそんな些細なことより印刷完了してからスケジュールとかすでに構築されてんだろうに

差し戻すと●日遅れますよっていうとそこでようやくあわててくれる

金使ってんだからもうちょっとちゃんしろよって言いたくなる

2024-03-06

anond:20240306150715

  • 担当者が不在
  • 期日までに回答はなかった。



※なお、「期日」とは質問者入稿時間の都合で勝手に定めたもの

2024-01-16

anond:20240116225859

締め切りは発売日の一ヶ月前くらいかな。実際の締め切り日をどのあたりに設定しているのかは作家には知らされないから謎だけど、基本的入稿直前まで引っ張るのが普通

イラストレーターの選定は本当に千差万別だけど、その半年前とかに行われる。

少なくとも自分場合は、刊行日の二ヶ月前とかに緊急で決まりましたってのは一度もない。スケジュール的に相談してOKを貰って決めているはず。

他になんか疑問ある?

2024-01-15

印刷入稿して問題なく入稿できましたのメール確認して、もう今日仕事わっちゃった・・・

とりあえずシコって風呂入って昼寝するか

2023-12-15

anond:20231214185650

どこにあるかは全く関係がない。現在同人誌はデジ絵データ入稿が主流。

同人誌印刷=少部数多品種印刷+直接搬入さらに割り増ししてでも特急印刷対応してないとどこに何件あっても意味がない。

2023-12-14

anond:20231214164018

こちらでもX(旧Twitter)でも言及されてたけど、女性印刷所固定の人凄く多い。

長年使った安心印刷所に依存しがち。

ちなみにまともな締め切りで原稿入稿したのに、印刷が間に合わずイベント日本がないという事件があったが、

その印刷所はすごく避けられて未だに口コミとかで検索でも出てくる。

男性けがメインな「ねこのしっぽ」さん辺りは、本当に女性利用者と遭遇したことない。

原稿のチェック等が丁寧で細かい所の確認くれる印刷所らしい。女性向けでよく見かける、同じように気遣ってくれる「日光企画」さんと利用者は雲泥の差)

今回これ以上は無理宣言している印刷所は、栄光印刷サングループ

同人印刷大手コミケ前に「他社へ注文して」と声明 社長理由を直撃

https://kai-you.net/article/88419

この記事ブコメみていて気になったところについて書いてみる

 

 

最近一極集中がひどい

今回のことについては、お祭り企画が発端なので一極集中とはまた違うのでは?

しろコミケ一極集中だったものが赤ブーブー通信社(以下赤ブー)主催イベント

分散住み分けした結果であり、元々はコミケ前の閑散期だったので12月に設定されていると思う。

なので6月の閑散期にも同じようなイベントが設定されている。

ジューン・ブライドに掛けているのもあるが、5月スパコミとの分散にもなってると思う。こちらは夏コミに影響しない。

追記

新刊カードがあるから特定印刷所への一極集中があるのでは?

 → 6/6時点で「44社」あるので、新刊カード由来の一極集中というのはないと思います

  賛同印刷会社一覧:https://www.akaboo.jp/guide/item/p0035.html

複数オンリーを同日にしているなら一極集中では?

 → 赤ブーは10年以上前から「毎回」そうなっているので、年中やっているならそれはもう一極集中ではないのでは?

  (赤ブーイベントジャンルオンリー2003年からまり、徐々に割合を増やし、カプオンリーなどの細分化もして現在の形となっています

  特定ジャンルに集中している、というならそれはそう。SNSでみる機会が増える分あると思います

  ただ、今回に関しては「ないから開催してほしい」が原動力イベントです。

  ユーザー新刊カードを集めてきた以上、受け取った赤ブーはそれらすべてを開催する他ありません。

  50枚集めて開催されても実際に参加するサークルは片手で足りることもあります。申し込まれからしか実数を把握できません。

  今回はオンリーのみですが、普段は「オールジャンル」と「各種オンリー」を同日開催しているので、赤ブーはオンリーのみを開催しているわけではありません。

 

  

◆値上げ出来ないのか

印刷〆切は大体2~3ヶ月前には出ているのでその時点で料金は確定しており、

設定した締切日に入稿されれば、キャパオーバーからといって料金を変えることは難しい。

同人印刷印刷会社は基本「予約不要」で、事前予約や仮発注である程度は予測できても

予測以上の入稿となるとどうしようもない部分がある。今回は事前予測が出来ない突発的なものだったので、

完全予約にしておけばよかったのに、というのも酷である

 

またもう一つ、ユーザ視点でいうと「初めて使った印刷所を親と思ってずっとそこを使いがち」もあると思う。

栄光さんは「サイト印刷までの流れが分かりやす初心者向け」「〆切遅め」「価格低め」

クオリティも他と遜色ない」なので、元々ユーザーは多い。みんな栄光が大好きなのである

まあ安いので使ってる人も多いだろうから値上げもアリだと思うけど、原稿疲弊した状態入稿する人が

「使い慣れた印刷所」を変えるのは中々難しいので値段あげても変わらないと思う。私も同じとこずっと使ってるので…

 

 

◆なんで電子化しないの?

もう散々言われてるだろうけどあの建前は置いておくとして

作品はとにかく物理で持っておきたい

  PIXIVお気に入り作品を作者に消されてきた経験があるオタクは多い

WEBで発表すればいいじゃん

  最近WEBで発表済の作品を本にする傾向も多くなってる。

  小説とか全部PIXIVで読めますもよくある。それでも女オタク物理で確保しておきたい生き物なのだと思う。

・本の装丁楽しいから

  印刷仕様がセットになったものを利用する人が殆どだけど、そこに「オプション」で箔押し追加したり、

  変形カットしたり、季節限定の遊び紙いれたりするのが楽しい

  その仕様に合わせてデザインするのも楽しんでるんですよ。

  もちろんイチから仕様詰めて理想の本作るのも楽しい。締切とお金に余裕のある人にしか出来ない高嶺の花。

 

 

女性向けジャンルコミケ離れ

この話題出る度に毎回「今更!?!?!?」と思っています

私がコミケ会場で「もう赤ブーだけでよくない?」「私も今回限りでいいかなと思ってた」という会話をしたのが10年以上前です。

この時点でジャンル島にくる人の減りが明らかで、赤ブーの方が賑わっていたのを覚えています

最後コミケ申し込んだのいつだっけと久々Circle.msログインしたら最後の申し込み2010年でした。コロナ前にはとっくに離れています

20代フォロワーは「イベント申込む頃には普通にオンリーあったかコミケに申込むという発想がなかった」と言っていました。

 

女性向けジャンル週刊誌メジャーで本誌からネタ投下も多く、鉄は熱いうちに打てとなると

「申し込んでから抽選もある半年先のイベント」は創作スパンに合いません。

コミケ申し込んで開催までの間にジャンルオンリーが2~3回あるとかザラです。

 

 

AKB商法みたい

存在してるメンバー握手できるのと、ジャンル者が少ないのでオンリー存在してないか

頑張って新刊だして「イベント存在させる」のとでは全然違うやろがい!!

 

50枚という枚数ですが、赤ブーがイベント会社である以上イベントを開催したもの

会場が埋まらないという事態は避けたいでしょう。

指定の期間内で「50枚」を集める活発なサークル複数あるという確証がもてて、

1イベントに少数ジャンル・カプを乱立させすぎない数字が50なのではないでしょうか。

 

 

 

余談

 

今回の12/17合わせスケジュール

印刷仕様が決まっている(中から紙などの変更を選択できる)セット商品

上記の通常〆切を12/12に設定しており

12/15に会場へ発送する(広島会社

となっている。(参照: https://www.eikou.com/deadline/

通常イベントならこれで全然余裕だっただろうし、ただただ想定外だったんだと思う。

「Dozen Rose FES.2023」は申し込みが早期満了し、募集8000spから13000spへ拡大している

https://twitter.com/AKABOO_OFFICIAL/status/1711196972982628578 )ので、

この時点で何らかの対策がとれたらよかったのかなあと思うのだけど(他の印刷会社では8000spを超える場合

〆切の変動がある場合がある、の記載があった)、栄光さん自体が「できる限り受け入れます」の方針なので、

やっぱり事前にどうこうっていうのは難しかたかもしれない。

社長自身も「予測管理が甘かった」とおっしゃっているので、

(【緊急事態12/14現在の状況と今後の見込: https://kokoro.eikou.com/archives/1445

今ある中でなんとかやり切ってほしい。スタッフさんも大変だと思うし無理はしても無茶はしないよう願うばかりです。

 

 

 

2023-12-11

難病患って長年引きこもりだった姉が間もなく自立しそう

過敏性腸症候群(IBS)という難病をご存知でしょうか?

追記

不適切表現誤情報を書いていたので削除しました。申し訳ございませんでした。ただ姉はIBDも併発しています

 

私の姉はその難病中学生時代発症し、主に便秘型と分類される症状ですが、所構わず腹痛を伴いながら不随意お腹の鳴りや放屁を繰り返す、思春期の学園生活においてまさに不倶戴天の敵と言っても過言ではない、恐るべき病気なのです。

主に、神経質で完璧主義責任感の強い真面目な方が発症やすいようですが、実に姉の人物像に合致しますね。 

 

んで、姉はクラスで密かに毒ガス女とかあだ名をつけられて虐められて中2のとき不登校になって引きこもりなっちゃったんだけど、ようやく引きこもり卒業しようとしているわけですよ。治療薬の進歩と本人の精神的な成長、引きこもりながらも長年磨いてきた技術によって。

 

デザイン専門学校卒業して撮影スタジオ就職した私は翌年、ゴミ捨て場で拾ったある成人漫画誌公募に送った作品採用通知が届き連載してみないかと打診されるも、その原稿社会人生活を送りながら合間合間にコツコツと描いていたもの

両立は不可能だろうし安定した職を捨てて漫画家に転じるのもどうだろうかと思案し家族相談していたところ、まさかの姉が「私が手伝うからやってみたら」と。

その根拠はどこに、と思って夕食後に色々聞いてみると、B4漫画原稿用紙にびっしりと描かれた緻密な背景と簡易な人物ペン画を百枚近い枚数見せられ、圧倒された。

聞けば買い物を頼まれときの駄賃やお釣り、たまにもらうお小遣いを使って画材を買い込み、ずっと練習していたと。

病気で遠出すらままならないこのどん底人生を抜け出すには自宅でも出来る作家業になるしかない、と思って必死練習していたらしい。

ただ、ところどころパース微妙に狂っていたり、背景にしては線が濃すぎたりと色々気になる箇所があるものの、じゃあ二人でやってみようと。

 

姉の作品スキャンして担当編集さんに送ってみたら荒いけどまあOK、とにかく描いてみろとの返事をもらい、最初作品制作に取り掛かることになった。

ストーリーの大筋は編集さんが提案したものだったけど、自分と姉の提案舞台和風ファンタジー耽美姉妹レズ物に決定し、実の姉とこんな内容で打ち合わせするのきっつと思いながらも制作を開始、二十日以内で完成させ入稿すると編集さんからOKです、ストーリーもいいし大胆な黒ベタと筆で描かれた和の風景調和していてこだわったコンセプトを感じると返事をもらう。褒め上手なのかマジなのかわからないが、良い反応である

しかし後日、淫魔鉄道69というおねショタ痴漢ものを描こうとしたときネーム段階で物凄い勢いで激怒された。

 

その晩は家族全員で祝のパーティーを開いたものだったが、もう一つ気になるのは姉の体調。

決して難病を克服したわけでもなく、その体は長年の不摂生により力士とまではいかないが、それに近いレベルに増量していたのだ。

そこで自分は姉に毎朝ちょっとした運動をしてみないか提案すると、渋々ながらやってみるとの返事。

 

それから我々は編集さんの指示で幾度も習作を描きながら、同時に姉の病状改善と減量のための試行錯誤を繰り返し、結果的には毎朝のウォーキングオートミール中心の食事制限で90オーバー体重が80近くに、難病も僅かながら改善を見せ、一つの成功体験チャレンジ精神を生む好循環の真っ只中に姉は居た。

 

そして姉との初めての共同作業から半年後、我々は初めての商業誌デビューを果たし、姉も薬を用いた治療と相まって難病の症状を随分克服し、体重も60台、身長を考えれば平均よりやや上に収まりますますの好循環を見せていく。まさに姉ノミクスである

この頃になると本業のある自分漫画制作工程は各人物ラフな下描きと一部の台詞回しのみに減少しており、半分以上は姉の作業によって成立していた。

その上達速度は凄まじく、初めは手を綺麗に描くことすらできなかったのに、今では写真3DCGを元に小慣れた線で様々なモチーフ無難かつ立体的に描くことが出来るようになっていて、更には私の絵柄を真似しペン入れまで出来るほどに上達しており、クリスタ等のデジタルソフトを使いベタトーン入れまでするレベルに。

ここまで来れば姉一人で作家業を営めるのではないかと打診したことはあるがまだ不安なようで、確かにコマ割りやレイアウト等で若干の未熟さを感じるし今は共同で作業をしている。

 

が、姉が独立し、一人の作家としてやっていける日は近いだろう。

 

その成功と、健やかな毎日を過ごせることを祈りたい。

2023-10-29

誰かと同人誌作るの大変過ぎる

完全にただの愚痴

二次創作同人誌を作り始めて少しづつ人との交流が増えてすごく楽しい反面、壁打ちなら感じなくていいストレスが増えた。

今は3人で仲良くしてるんだけど他の2人が全然スケジュール管理が出来なくて締切を守るのも苦手なタイプ。何冊か合同誌を出しているけどスケジュール管理編集入稿イベント当日の頒布管理通販管理も全部私。もちろん印刷代金の立替も私。

出来る範囲の事だし他の2人の作品も好きだから私が雑務負担してスケジュール管理が苦手な2人の作品が世に出るなら…と思ってやってたけど続くと不満は出てくる。

今は一緒にアンソロ主催をしてるけど、分担された業務を本人たちが把握してないしアンソロ雑務をやる気持ちはもちろん自分原稿の締切すら守る気がないようにしかみえない。

アンソロ企画の方が先だったはずなんだけど気がついたらアンソロの締切1週間前にやる別ジャンルイベントに2人で申込みしてた。鉄を熱いうちに打ちたいのはわかるけどアンソロ主催なのに優先する気がないのは本当に悲しい。

スケジュール管理出来ないのは知ってるけど何度も本を出してるし1週間でアンソロ原稿が完成しない事くらいわかると思うんだけど…他に描きたいものが出来てしまったら欲求に抗えないものなの?私は今のジャンル以外全く興味がないからわからない。

アンソロだって私だけがやりたくて2人を巻き込んだわけじゃないんだけど、そう思ってるのかな…。

わかってて一緒に企画やってるのは自分だし、別に2人と揉めたいわけでもないし、普通に遊ぶだけなら今も楽しくて好きだけど、もう二度と一緒に本は作りたくない。

2023-10-21

anond:20230105085117

送り主のコミケ経験、なんとなく心の整理がついてきたみたい。

 

今の説明でいうと設営後、開場してすぐ

「私が苦労したこと他人幸せになっているのに、他人が(苦労につりあうほど)私を幸せにしてくれない」

と感じたのだそうだ。

 

天秤の左、「本人の苦労~」の部分は、イベ申し込み、はじめてデジ絵をならって入稿、など。

完璧主義で初めてでも一人でなんとかできてしまっていただけに、苦労が表にみえなくてフォローできなかった。

天秤の右、「他人が私を~」の部分、端的にいって交流がなかった。

いろいろあって出場した即売会微妙商業方面にずれていて、

本来いるべき同ジャンル参加者がおらず、新刊本の交換などが実質上発生しなかった。

また推しコスプレさんもいなかった。というか買い子の殺到風景は怖いよたしかに。

さらにいえばやはり最近は警備などのため参加料が高騰している。金銭面でも報われない。

 

でもあれから半年ゆっくり温泉していて、

やはり作品を通じて喜んでもらえる質はあるんだということが

(Xの不調にもかかわらず)じわじわと送り主を動かした。

 

「次に目指すは無配!だがイベントはまだ決めない」と

おっしゃっておられて、ああ~楽しみなんじゃ~。

先生委託させてください。

私が死ぬまでですからそんなに長く待てませんが。

なんならうちのスペの椅子をいつでも用意します(いきなり合同化居候OK)。

よろしくお願いします。

と面と向かっていうとヒかれるので……ここでいっといた

2023-10-05

二度名前を消されかけた馬鹿な私の話

これは仕事で疲れ切っていた若くて馬鹿な私が、云年越しの真実に打ちのめされる話かもしれない。

どこか嘘かもしれないし全部本当かもしれない。ただただやりきれない気持ちだけで書く。

この日記を一行でまとめると下記の通りだ。

業務時間外に書いた云十万字の小説権利が、一切自身になかったことを知った話、である

* * *

学校卒業後に就職したのは小さなさな編集プロダクションだった。執筆編集者がやるタイプ編プロだった。

ニッチな界隈の本を細々と出していた会社で、今はもう存在しない。

好みの分野を扱うことが多かったので仕事自体は楽しく、担当していた界隈がにわかに盛り上がったときは激務に次ぐ激務だったがかなりのやりがいを感じていた。

編集者のいいところは、自分の関わった商品本屋という身近な場所に陳列されて、しかも奥付に自分名前が載ることだと思う。

「私はこれを作ったんだ」という実感は激務を忘れさせるほどの麻薬だった。

会社はいろんなタイプオタクがいて、コミケサークル参加するような同人作家も在籍していた。

スタッフ創作であることは仕事に生かされ、それが会社の強みにもなっていた。

私もそんな創作者のひとりだった。小学生のころから二次創作小説を書いていたような、生粋創作する側のオタクだ。もちろんコミケサークル参加したことがある。会社でも小説を書くことは隠していなかった。

前述したとおりいろんなオタクが集まっているのはこの会社の強みであり、取引から面白がられていたので、何かとそれは話題にあがった。「あなたは何のオタクなの?」という感じの雑談から、私が小説を書くオタクであることは取引先にも知られていた。

ある日、上司に呼ばれて席まで行くと、「小説を書いてみないか」と言われた。

とある人の半生が面白いので、脚色を加えて小説にする企画があるのだが、書き手ライター)が見つからない。

そういえば御社小説を書く人がいたよね? ――と、取引からお声がかかったらしい。

素人の思い出話を物語として成立させるには、筆力のほかに構成力も必要になってくる。

小説が書けて、編集者視点も持っている人にお願いしたい、というのが私が選ばれた大まかな理由だ。

人生何が起きるかわかんねぇな」と思いつつ、正直先方の正気を疑ったが、特に断る理由もないので「自分でよければ」と答えた。

そして、企画が動き出した。

当時私は中堅の社員で、後輩の教育も任されており、わりと大きな継続企画も抱えていたので、まあそこそこ忙しかった。

そこそこ忙しくはあったが、後輩に任せられることは任せ、溜まりに溜まっていた有休を無理くり使い、執筆作業に当てた。

徹夜もよくしたし、午前中にネカフェ執筆して午後から出社、終電後まで働くみたいなことも多かった。

執筆はすべて業務時間外にしていた。これは単に会社にいると仕事が降って来るので落ち着いて書けないし、原稿料をもらうからには切り分けねばと思ったからだ。

会社を空けることが多くなり、雑用確認作業が頼みにくいと上司からはよく嫌味を言われた。

通常の仕事に加え、睡眠時間を削りながらの執筆、「自分で書くのだから」と資料作成・装画周りにも関わり、とんでもなく忙しくはあったがやりがいも楽しさも感じていた。

初稿が上がり、大勢の人の目が入り、製作も大詰めというときだった。

上司が、軽い調子でこう言ったのだ。「著名は原案者だけにするかも」と。

反射で「私の名前が載らないってことですか?」と尋ねると、「そういう案も出ている」と言われた。

忙しくて頭の回っていなかった私は、ただただ「そんな話が出ているのか」とショックで、会話はそれで終わりになったと記憶している。

デスクに座ったまま、ぽろっと言われたくらいのノリだったように思う)

その日の夜になってようやくだった、「いや、私の名前が載らないのはおかしくないか?」と怒りが湧いてきたのは。

前述したとおりこの本は、とある人物の半生を脚色して小説化するというものだ。

当然、この「脚色」は私の創作である些細な話題を膨らませてドラマチックにしたり、つなぎになるエピソード創作して物語を盛り上げた。

たとえば登場人物の紹介をするのに、設定にある特徴から勝手エピソードを作ったりした。

こうした追加エピソードについては、原案からも「まるで本人を知っているかのような描写で驚いた」とお褒めの言葉をいただいている。設定から妄想を広げるのは二次創作同人屋の得意分野だ。

そう、この小説は相当私の「創作」が含まれているのだ。それなのに何故、ゴーストライターにされてしまうのか。

怒りのまま、とはいえギリギリビジネス文章に落とし込んだ形で、私は上司出版社担当者にメールを書いた。

個人アドレスから送ってやろうかと思ったがそれはやめた。不審メールとしてはじかれたら元も子もないかである

要は「私の名を出さないのなら、創作部分をすべてカットする」という内容だ。原案者が著者なら創作部分は生まれなかったはずだから、という理論だ。

私のガチギレぶりにめんどくささを感じたのだろう。私のペンネーム原案者と併記されることになった。

ガチギレメールについて上司から小言をくらったが知ったことではない。私のやることなすこと気に食わない上司文句などすでに聞き飽きていた。

今思えば原案/著で記載されるべきだったのだろうが、この後の出来事を考えるとこの時からすでに事は動いていたのかもしれない。

その後無事本は出版されたが、ろくな広報はされなかった。

発売後、今度は社長に呼び出された。社長と総務の前へ、何事だろうと寝不足の頭で棒立ちになっていた。

印税についての話である

個人出版社契約でなく、会社出版社契約を結び、入金された印税の中から褒賞として私に支払う形にする、という通達だった。

当時二十代半ばの私は、この言葉意味をよく理解しないまま、印税がもらえるならいいかと了承してしまった。

ここがすべての間違いであったのだが、そんなことは当時の私が知る由もない。

その後、若い私にとってはそこそこの額の執筆料をもらったが、当然のことながら重版などかからなかった。

なんやかんやあってその数年後、いろいろ限界を感じた私は逃げるように辞職した。このままでは飼い殺される、という危機感が一番強かった。

同じ家に暮らす家族から最近顔を見ていないけど元気?」とメールが来るような日々だったのだ。

それなりに「できる社員」として取引先にも認められていたので、おかげで再就職比較スムーズに進んだ。

* * *

それから結構時間が過ぎたころ、なんと前述の本のメディアミックスが決まった。

私がそれを知ったのはネットニュースでだった。

起き抜けのTwitterTL巡回中、見覚えのあるタイトルが目に入って一気に目が覚めた。それは結構な規模のメディアミックスで、有名な人も参加するプロジェクトだった。

何事かと思って公式サイトに飛んで、さらに驚いた。

スタッフクレジットの「原作」欄には、原案者の名前しか書かれていなかったのだ。

とはいえ、今も同人活動をしている身としてはあまり名が売れてほしくない思いもあり(商業活動をしているわけでもない)、それについてはそこまで怒りも湧かなかった。

何よりかにより私が衝撃を受けたのは、原作欄に掲載された書影から私の名が消されていたことだった。

ぱっと見た瞬間、変だと思った。画像の一部に雑な加工の跡があったからだ。何故加工されているのか、よく見たら名前が消えている。そういう順番での認識だった。

なんだかんだ長く出版界隈に居座っているので、画像加工については見慣れている。本職デザイナーの手にかかれば、あたかも初めから存在していなかったような「画」を作れることも嫌というほど知っていた。

その書影の加工は、どこから見ても素人仕事で、スタンプツール連打したんだろうなって感じのものだった。私でももっとましに作れる。

加工者が誰であれ、私の名は意図的にその画像から消されたという事実に変わりはなかった。

少し前に好奇心から知財の本を読んでいた私の頭には、人格権翻訳権、氏名表示権などなどいろいろな言葉が浮かんでいた。名を消されたことに関する影響も危惧していた。

それと同時に、ずぅっと謎だったけれど、見ないふりをしていた疑問も浮かんでいた。

私の印税ってどうなっているんだろう。

前述したとおりこの本はほとんど広告が行われていなかったため、重版など夢のまた夢だと思っていた。だから、それまで考えないようにしていた。

メディアミックスされるとなると話は別だ。

この時私は打算的にものを考えていて、名前を消した理由を尋ねるところから入り、この本に関する私の権利について確認を取ろうと思っていた。

正しくない書影掲載したという非が向こうにはあるので、多少強気でかかって話を引き出せると思ったのだ。

微々たる額でも印税がもらえたら御の字だなと考えていたのだ。なんたって印税契約をしていた会社はすでに倒産していた。

小狡い私はこの問い合わせを、出版社ライツ部に送った。

担当部署に直で聞くのが手っ取り早いが、権利に関する問題であるし、内々で片付けられても困る。よそを巻き込んで大事にしてやろうと思ったのだ。

結果、私は惨敗することになる。

なんと、当時の担当者がライツ部に異動になっていたのだ。こんな偶然があるのだろうか。

午前の早い時間に送ったメールは、午後には返事が来ていた。

お久しぶりです!」の文字にくらくらした。

この本が出たのはもうずいぶん昔の出来事で、だから、当時を知る人がもう社内におらず、だから、私と連絡が取れず、だから書影から名を消していたのだろうと、そう思っていた。

問い合わせのメールには、連絡が取れないか名前を消したのだろうか、だとしてもこんな雑な方法で消すのはどうなのか。何故名前を消したのか理由を知りたい。権利にかかわる問題はらんでいる恐れがあるためライツ部に連絡をした。製作時も記名に関してひと悶着あったというのに残念だ。そんなようなことを書いた。

当時を知る人がいない前提の文面だ。

だというのにどうだ。その担当者は私が転職したあとも仕事のやり取りがあり、だから、私の連絡先は知っていた。なんなら携帯番号も知っている。

連絡しようと思えばいつでもできたはずだった。

返信には、非常に軽い調子でこう書かれていた。

「先方に間違った画像を送ってしまった(入稿のものだったのかも?)。今正しいものを送ったので即時修正されるはずだ。今後の重版に関しても名前が消されていることはないので安心してほしい」

あのずさんな加工画像を、製作過程画像だと言い切った。

製作に関わっていた私が、そんな画像存在しないことくらい知っているだろうに、そう、本当に軽い調子で書いていた。

誤魔化すつもりなのだ公式サイトに私の名を記載しないが故、書影との差異を出さないように雑に消したのだろう。バレないとでも思っていたのだろう。これだけ対応が早いということは、この人が本件に関する責任者なのだろう。

まり、あの時私の名を本から消そうとしていた担当者が、私の名を表紙から消したのだ。

大事にしたかったのにならなかった。この時点でもう打つ手はないなと感じつつ、「当時を知る人がいるとは心強い!」とよいしょしながら、本書の権利について尋ねた。

念のため最初からメール署名から電話番号を消していた。電話では余計なことを口走ってしま可能性があるし、丸めまれる恐れがあるからだ。諸々のことを文章として残しておきたかったのもある。

この時点ですでに、職務著作という言葉が頭をよぎっていた。簡単に言うと、業務制作した著作物の著作権は会社帰属するというものだ。

わざわざ業務時間外に小説を書いていたが、契約会社に委ねてしまった時点で私は著作権を放棄したことになっているのだろうなとほぼ確信していた。

とはいえ契約である会社はすでに倒産しているわけだし、そこはどうなっているのだろう。この際だからという気持ちでいろいろ疑問をぶつけてみた。

会社在籍中は印税の一部は会社から支払われることになっていると聞いたが、という話も伝えていた。

(誤魔化そうとしているのは明白だったので、雑な加工については「画像の送付間違い」ということで流した。一応修正前の魚拓は保存している)

結果、分かったことは以下のとおり。

著作権は原案者のみが所持、会社とは業務委託の契約しか結んでいない。

印税契約は元社長が持っている別会社が引き継いでいる。

はあ、つまりだ。

職務著作どころでなく、はじめっから私の権利は知らんところで放棄されていたのである

ずいぶん話が戻るが原案/著表記にしなかったのは、こうすると私が著作者として確立してしまうからだったのでは?みたいな気持ちもある。

こんなめんどくさい人間を絡めるといろいろやりにくいと思われたのだろう。事実暴れてしまった前例もある。

そしてこの本がいくら売れようと、印税が入るのは案件ノータッチの元社長の懐だ。

結局、知識のある人間が得をするのだ。悪いのは無知な私だ。目の前の仕事で目を回していて、いったん持ち帰るということができなかった、仕事に疲れ切っていた若くて馬鹿な私なのだ

いろいろ教えてくれたことに感謝はしつつ、とはいえ雑に私の名を消した恨みは募っていたので、最後っ屁のつもりでやり取りの最後はこう締めた。

本来書影に書かれている名が意図的に消されていると、『この消された人物は何者なのか』と無為な詮索にさらされる危険性がある。それが一番の懸念だった。もう二度とこのようなことが起こらないよう留意してほしい」

シンプル名前が消された怒りもあるが、この危惧もあった。メディアミックスに際して名を消された著者。もし、私がこのペンネーム商業活動をしていたとしたらどう思われるだろうか。

消されるだけのことをしでかしたのではないかと思われる危険性は高い。これは信用問題になってくる。

それに、今のネットの「面白そうなおもちゃ」に対する残虐性は認識しているつもりだ。自分が掘り出した“真実”を喧伝し、当事者炎上させる。何かあったら嫌だ、と身構えるのは致し方ないと思われたい。

とはいえ、これを読んでいるような人なら理解してくれるだろうが、出版社のこの手の人間には理解されないだろう。

それでも、もう二度とこんな雑に人の存在を消さないでほしい、という訴えは届いてほしかった。

* * *

若人よ、契約書を作れ。契約書を読め。

この件に関して、私は別に詐欺にあったわけでも、法を犯されたわけでもない。ただただ無知で、己の権利に鈍感だっただけだ。

手痛い授業料だと思っている。このエントリーは半ば逆恨みだし、書いてすっきりして忘れたかったのかもしれない。炎上させたいわけではない。

自分無知で痛い目にあった私ができるのは、二度と同じ過ちを犯さぬよう、そして後進たちが同じ轍を踏まぬよう努めることだけだ。

提案は一度持ち帰って調べろ、即決するな。とくに寝不足とき危険だ。

教訓として、とりあえずこの一連についてはいたるところで語っていきたい。

なんせ、私と出版社は(ついでに元社長も)、なんの契約も交わしていないのだから

ほんの少しだけよかった話をする。なんと印税をもらえたのだ。

印税契約譲渡した元社長の現会社から連絡があり、お小遣い程度の収入を得た。夢にまで見た不労所得である

連絡をくれたのが元総務の人だったので(元の会社上層部がそのまま現会社に移っていた)少し話をしたのだが、出版社担当者の話題は一切出てこなかった。私とその人がやり取りしたことは知らないようだった。出版社から入金があったので粛々と対応した、という感じだった。

献本は送られてこなかったので自分で買った。初版と第二版の年月日を見比べると渇いた笑いが漏れた。ずいぶん長い時間がかかったものだ。

メディアミックスについてはとくに興味も湧かず、とはいえ周囲から話題を聞くこともないので、爆死も盛況もしていないのだろう。

もう一回ぐらい重版からいかな、と思っているが難しそうだ。

2023-09-06

校正された側

昔、PHP技術書を書かせてもらった。どうやって入稿していいのか分からなかったから、HTMLで書いた。それは見事なIllustratorの版下になったけど、その仕事校正の人じゃないか

技術書だけど口語体で、アスキーアート結構入れた。あと、Oh!Xが好きだったので、本文と同じ分量の注釈を入れた。修正されるような誤字脱字は無くした。

それで、最初校正あんまり修正は入らなかったんだけど、一ヶ所「殺してやる」って書いたところが「暴力的過ぎる」と赤ペンが入ってたので「死ねばいいのに」か「(^p^)しーね!しーね!」に直した。ワイは「そう言う」を「そうゆう」って書いたけど、直されなかったな。

増田も人に読んでもらうための文章だけど、出版物はやっぱり責任が違うと思うんよね。編集の人も読んで、校正の人も読んで。女子ワレメは淫裂って言うんよ←「陰裂です」

2023-08-30

相変わらず二次創作は誤解だらけ

もういい加減にしてほしいが、同人批判するなら同人のことを少しくらい調べようや。

北朝鮮民主主義から」くらい前提知識が間違ってる。


fanboxと二次創作

とりあえずはまず、「fanboxは二次創作禁止なのに金稼ぎまくってる」について。

ああそうだな、

規約禁止されているなら規約違反をする方が悪い。


ここで間違ってるのは、「金稼ぎまくってる」という認識だ。


お前ら、「pixiv様のことなかれ管理主義」を知らねえだろ。

pixivは、疑わしきは問答無用で非公開にされる所だからな。


修正が薄いと言っては非公開にされ、ロリもの販売してると言っては非公開にされ、規約違反の版権物と言っては非公開にされ、なんだかんだと理由をつけて非公開にされる。


問い合わせをしても、紋切り型文章しか返ってこない。

非公開は解除されない。


R18絵描きSNSフォローしてれば誰でも知ってるな?

pixivを定期的に利用したことがあれば知ってるな?


通報が何百件きてもシカトデフォの、はてなみたいな衰退サービスと一緒にすんなよ。

世界中ユーザーがいる」超大手サイトだぞ。

巡回だけで非公開の嵐なんだわ。


fanboxがどうのと言ってる奴は、実際は「何年かの間に、たまたま非公開にされる直前の数件を目にしただけ」のくせに、

「みんなfanboxで二次創作で金をとってる!」とか思い込んでるんだよ。

あほか。


違うってんなら、「複数人ユーザーを数か月観察するくらい」のデータを取ってこい。

それすらしてない妄想に付き合うのは、「頭がおかしい」。


二次創作で金をとるのはダメじゃないの?

二次創作で金をとるのはダメ」と言い出す奴がいるんだが、まあこれにはいろいろ議論余地もあるとは思う。

だが、それならコミケはどうなんだ?


世界最大の屋内イベント」として海外ですらも有名だぞ。

どうして「版権を持ってる企業」が見逃してるんだ?

なんで許されてるんだ?


「は?バカじゃないの?コミケは紙に印刷するから、その費用いくら売っても利益なんて出ないんです~だからセーフなんです~」という奴がいる。

あ ほ か。


同人デジタルで売る方が手数料が高い」んだよ。

例えばデジタル同人大手DLSITEFANZAは、同人誌の平均価格である「一冊700円当たり、手数料300円」である

(ちなみに、600円でも同じく300円)


印刷量が高い高い言ってる奴は、ぎりぎりで入稿してるだけだなんだよ。

なら、高いのは当たり前だろ。

しかも、印刷費が高いといっても、「デジタル同人手数料と同じくらい」だぞ。


それが、余裕を持って入稿するだけで「半額以下」になるんだぞ。


どんな素人でも、例え小学生だろうと黒字にできる値段設定なのに赤字になるのは、

それもう「本人の問題」でしかいから。

紙の同人誌がどうこうの話じゃないから、マジで


「移動費が~打ち上げが~」ってのも、じゃあ高い家賃を払ってたら二次創作の儲けはチャラになるルールなのか?


とにかく、「二次創作で金をとるのがいけない」っつうんなら、

世界最大規模で」「海外でも知名度のある」「瞬間利益もでかいコミケの方をまず批判してくれ。


それが理屈ってもんだろう。


そのうえで、権利者がコミケを許してる事、下記に書いた問題も含めて論じてくれや。

それならまだ議論ができる。


でも「コミケ印刷費が~」とかいってる時点で、「ただの妄想によるお気持ち」でしかねえから


そもそも二次創作ってそんな多いの?

ネット上で同人誌を販売する、いわゆるデジタル同人界隈において、

二次創作よりも「オリジナルが圧倒的に多い」のは、デジ同人ユーザーならだれでも知っているな?


ユーザーなら当たり前の認識だが、大手DLSITEFANZAでも「2010年代の後半」においてすら、

二次創作は売れないことで有名」だったんだぞ。


下手なオリジナルが月1000本売れて、巷で有名な超大手作家(なんなら商業やってる)が、月100本以下で当たり前っていう文化なんだよ。


じゃあ作家側は、二次創作オリジナルのどっちを描くか、わかるよな?


最近二次創作も増えたには増えたが、とにかく論より証拠

面倒くさいこと言う前にデジ同人サイトのR18ランキングを見てみろ。


たか?見たならわかるよな?

まだコミケ後の8月で、これだぞ?

どこをどう見たら「二次創作だらけ」だと思える?


そもそも二次創作ってそんな多いの?part2

だいたい、コミケにしたって「サークル数はオリジナルの方が多い」だろうがよ。

一般参加者でもそういう情報ふつうに見聞きするんだから、知ってるはずだよな。


じゃあなぜ、こんな誤解が生まれる?

ではなぜ、「同人二次創作ばかり」という誤解がいつまで経っても消えないのか。


お前らが「違法アップロードサイト」ばかり見てるからだろ。


あそこでは「コミケ頒布された二次創作同人」が山のようにアップされて、どこを見ても二次創作だらけだからな。


違法アップロードサイトでは、そりゃあ「オリジナルなんて人気ねえ」もんな。

選び切れない量の作品がタダで見放題なんだから自然知名度のある作品検索され、閲覧され、人気になるよな?


はっきり言って、同人二次創作ばっかり、ってのは「タダ見が前提のユーザー」の発想でしかないんだよ。


同人で金とるな!」って言ってる奴は、「同人なんてタダで見て当たり前」と思ってるから、そういう考えになる。


自分違法サイトでタダで見ておいて、「悪しき金儲けを批判する正しい読者のつもり」なんだよ。


狂ってんだろ。


二次創作と金

SNSでも無料で公開されてる絵は、二次創作の方が人気だよな。

これはSNSというコミュニティの話だから、「話題性」が大事なのは当然。


でも、金を払う人間は少し違う。

話題性」よりも、「内容」を重視する。

それはデジタル同人を見てもわかるし、商業エロ漫画を見てもわかる。


特にエロなんて究極の実用性なんだから、そりゃそうだろ。

話題性に乗せられて、好みでもないしょうもないエロを買って泣いた経験は、誰しもある。


しろ、「一時の流行を追っただけの二次創作に金を払う方が希少種」なんだよ。

から同人という「内輪に向けた文化」のなかで、根付いてきたものだったんだよ。


しかネット上の意見を見ればわかる通り、基本的にはみんな「二次創作なんて見下してる」。

じゃあ、「見下してるものに、金を払う奴が沢山いるか?」


コミケ二次創作が人気なのは、「お祭り」だからだ。

共通話題で集まってはしゃいで、アッパーな気分になってるから二次創作に散在もするのだ。


でもだからこそ逆に、

デジタル同人界隈ではいつまで経っても「二次創作よりもオリジナルが人気」なのだ

一時の話題性より、内容が大事からだ。



だが、「違法アップロードサイトしか見ない奴は、

同人二次創作しかない」「俺はタダでみたいのに二次創作で金をとってる」と逆恨みしているのだ。


そこからAIがどうの」とか、意味不明な難癖をつけてくる。



あのさあ、

そんな「違法サイトユーザー」の話をまじめに聞くことほど、時間無駄はなくねえか?


その時間を使って、自分同人について調べた方がマシな議論ができると思わねえか?

繰り返しになるが、話はそれからだろ。

うんこ

2023-08-26

anond:20230826225110

印刷費安いから早期入稿ノベルティなし、会場近辺住みでセルフ搬入・出荷もなしとかなら100部でも黒字かもしれない

2023-08-23

WEB画像解像度は72dpiに設定すべきという幻想は捨てろ

Twitter映像畑の人による「映像系に使用する画像で72dpi以上は必要がなく、事前に整理するのが当然なんだけど350dpiのままで作業する人がいた。基本が抜けてるなぁ」といったツイートを偶然目にしてしまい、以下これに関してつらつらと書いていく。


結論から書くと、WEB画像解像度設定は72dpiだろうが350dpiだろうがなんでもよく、縦と横のピクセル数だけ見ていればよい。


DPIとは?>

印刷解像度設定」といったメタデータと考えてもらって構わない。

簡単説明すると、DPIとは、その画像をどれだけのキレイさで印刷するかという品質設定の単位である

dot per inchの略であり、1インチにどれだけドットを敷き詰めるかをこの数値で設定する。

72dpiは1インチあたりに72ドット、350dpiは1インチあたり350ドットドットの数が多いほど密度が上がるので鮮明に見える。

要はパソコンディスプレイ解像度と同じ。同じピクセル数の画像を72dpiの設定で印刷しようとすると大きく荒く出て、350dpiの設定で印刷すると小さくキレイに出る。

FHDの動画を27インチFHDモニターに等倍で再生すると全画面で再生されるが、27インチ4Kモニター場合、画質は良いが拡大しないと小さいウインドウ内で再生されるイメージとおおよその構造は一緒。

一般印刷用の画像データは350dpiにするのが理想とされている。

そのデータ映像制作使用する際に、解像度設定をそのままにしている人に対する嘆きが冒頭のツイートにつながったのだろう。


WEB画像におけるDPIPPI)>

DPIとは「印刷解像度設定」のことなので、デジタルで表示・使用する場合、この数値は関係がない。

というか、そもそもソフト側で参照されている様子がない。

まりDPIはどうでもよいのだ。

重要なのはピクセル数だ。1920×1080pxの画像があったとする。

解像度の設定を350から72dpiに変更したとする。

デジタル上でなにが変わるか。

なにも変わらないのである

画像の見た目も、容量も変わらない。カンバスサイズも変わらない。

実際に解像度の数値を変更した画像ブラウザで読み込んでみたところ、表示されるものは全て一様であった。

まり全く変わらないのである

なお、Photoshop上で解像度の数値を変更する際、設定によっては解像度の数値の増減に合わせて縦横のピクセル数も増えたり減ったり(拡大縮小)するので、それによって画像サイズが変わりはする。

ただそれはピクセル数の増減によってサイズが増減するということなので、例えば350dpiを72dpiにしたか画像が小さくなった、とは言えない。


ちなみにディスプレイ上ではDPIではなくPPIと呼ぶ。なぜならばDotではなくPixelから。どうでもいい話ではあるが。




そもそもディスプレイ解像度は>

72ppiじゃないよね。iPadは264ppiiPhoneは460ppiのものもあるよね。

モニターは、72ppi!」というのはあまりにいにしえの知識と言える。

さらに言うと、ppiは画面解像度と画面の物理的なサイズによって算出される。だってper inchだもん。

例えば4kモニターでも31インチなら142ppi20インチなら220ppiだ。同じ数ピクセルが詰まってるなら画面が小さい方が細かいでしょ。

というか、逆に言えば80インチ場合4Kと言ったって55ppiであるフルHDは28ppiだ。

ね、ppiのことを考えるのがどれだけ無駄か分かるでしょ。


映像制作においては>

最終的にエンコードする画面解像度、つまりフルHDなのか4Kなのかなどによって必要な素材のピクセル数は決まってくる。

からデカすぎる画像リサイズせよというのは分かる。

しかしそこにdpiだのppiだのといった数値はもはや関係がない。ピクセル数を削れという話なのだから

したがって、繰り返しになるがピクセル数だけ見ていればよい。

映像制作中においても、素材画像解像度設定が350だろうが72だろうが、画質になんの違いも出ない。

制作後も最終的にはエンコードをするので元素画像解像度設定はガチマジで関係がない。

素材データの受け渡しを考えても画像容量も変わらないので本当に意味がない。


まりWEB画像解像度設定は350dpiだろうが72dpiだろうがなんでもよく、縦と横のピクセル数だけ見ていればよい。

そして解像度設定の数値は画像の素性に一切の影響を与えない。

画像解像度設定の数値がバラバラだと先方にナメられるから、とかはガチで知らん。しょーもないと思う。

なんというか、基本を知らないなあと言っている側が昔の作法からアップデートできていないだけでしたっていうのを見て色々と考えてしまったものである

(もしなにか「いや違う!」といった指摘があったらください。)




  • 以下余談---------

<※IllustratorPhotoshopなどにおいては>

これらのソフト場合解像度設定の異なる同じ画像ドキュメント内に配置した場合、配置された画像の大きさ(縦横サイズ)に違いが出る。

なぜならばこれらは印刷を前提としたソフトであり、また、ドキュメント自体印刷解像度の設定がなされているかである





個人のこだわりの場合

なんとなくWEB画像場合は72にしないと気持ちが悪い、といった場合否定しないが、それはあくま個人のこだわりなのでそうしない人を基本が抜けてるとかう〜んとか言うのはやめた方がいいと思いました。

イラレ上で画像を拡大縮小してるのに元画像解像度を350dpiにするのにこだわるような意味のなさ。拡大縮小してる時点で解像度は変わってるし、印刷所でRIPときに均されるんだからさ※後述)


デジタルはわかった。結局印刷場合ってどうすればいいの?>

A4/350dpi必要ピクセル数が約W2890H4090pxなのでそれくらいで良いのでは。

ちなみになぜ350dpiが良いとされているかというと、これ以上解像度を増やしても人間の目にはあまり区別がつかないとされていたり、印刷機の性能の事情などによってそうなっている。

ポスターなどは150〜200dpi程度あれば十分とされる。デカものは近くで見ないし多少荒くて良いのだ。

抱き枕タペストリーなどもそれくらい。近くで見るものだけど、布自体の目が粗いのでデータ解像度を上げてもあまり意味がない。滲むし。

(布の種類にはよるが……)

ポスターも先述の通り解像度自体落とすので相対的ピクセル数は変わらずA1/150dpi場合約W3500H4960pxなので上記より少し増える程度。

抱き枕カバーのようにすごく縦長とかでもない限りざっくり縦横5000pxあればもう十分なのではと思う。


というか、素人場合印刷場合ピクセル数だけ見ていれば良いと思う。

実際に印刷されるデータ印刷所でRIPリップリッピング)といって、印刷データに変換されるんだけど、そのとき印刷解像度はあらかじめ印刷所で設定された数値に変換されることがほとんどだろう。

だって必要印刷解像度って印刷機の線数の2倍って言うし。ほらまた知らない単語が出てきた。入稿先の印刷機の線数なんて把握せずに解像度設定してるでしょ。普通は175lpiなんだって。LPI。Line per inchね。その2倍。だから350なんだね。知らないでしょ。だからいいんだよ。良きようにやってくれるんだから

A4なのかB5なのかとにかく出力サイズがわかっていて、それに十分なピクセル数が足りていれば良い。あと塗り足しね。

変に知識をつけて画像解像度350dpiしました! 仕上がりサイズはA4です!っていって縦横350pxみたいな画像が配置してあるデータ送られてきてもガビガビに印刷されるだけだよ。大事なのはピクセル数。覚えてこ。

2023-08-20

電話入稿面白エピソード

ファックスも無かった頃には記者が現地から本社電話をかけて記事を読み上げて入稿していたのだがその過程で起きた面白エピソード

[1.どぶろく密造ではない]

戦前の話。ある左翼活動家逮捕された記事で、「この人物左傾思想の持ち主として当局も注目していた人物」と書くはずだったのが実際の記事では「酒一升の持ち主として〜」

[2.どんな水だろうな]

数日前から行方不明になっていた人物マンションの貯水槽から発見された。

マンション住人は腐乱死体入りの水飲んだか」という記事になるはずが「〜フランケンシュタイン入りの水飲んだか」に化けたらしい

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