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はてなキーワード: マネーサプライとは

2024-04-08

[] 賃金物価スパイラル悪循環を続けるか

賃金物価スパイラルとは、まず何らかの原因でインフレが生じ、物価高が生まれます。その後、実質賃金物価に見合わないので、賃上げ圧力が生じ、賃上げします。企業としては賃金コストなので、生産性が向上しないままコストだけ増加すると、それを補う形で財・サービスへの価格転嫁します。するとまた実質賃金が低下するので、その繰り返しが生じます

これはコストプッシュインフレの一つの形態です。賃金プッシュインフレと言います。通常、この種のインフレは「悪いインフレ」と言われ、国の豊かさが低下しているのに物価が高まっています。この状態スタグフレーションと呼びます

インフレが生じた原因については色々ありますが、ロシアウクライナ問題において原油価格が高騰していることだけが問題ではありません。コロナ禍で政府財政政策を行うことでマネーサプライが増えたことがインフレの大きな要因です。

近年の経済学は、理論よりも実証分析が盛んです。経済の状況などを保存したデータベースからエピソード」を検索します。例えばこの場合歴史的賃金価格スパイラルが生じた例を調べるわけです。そして、そのエピソード複数シナリオとして分岐することがわかるでしょう。スパイラル継続して実質賃金が低下していったエピソードスパイラル継続しなかったエピソードスパイラル継続されたが実質賃金回復したエピソードなどです。

これらのエピソードにおいて、どれが2024-04-07時点のケースとして再現するのか、全くわかりません。以下の記事では、実際にエピソード分析されていますが、結論として「過去エピソード再現すると考えるのは時期焦燥」と述べています

"It is still too early to say whether the immediate future will replicate these patterns." https://cepr.org/voxeu/columns/wage-price-spirals-historical-evidence

そもそもインフレによって社会はどのようなコストを支払うことになるのでしょうか。

まずインフレするということは、貯金などの資産価値が減っていくことを意味します。つまり国家の富の総量が低下します。デフレ下では貯金という選択肢比較安全資産管理方法でしたが、インフレになるとこれらの資産価値が下がり、同じ貯金の額で買える物の数が減っていきます

日本世界有数の債権国である」と言われましたが、それはデフレ円高だったからです。円安になり、賃金価格スパイラル継続すれば、債権者不利益を被るでしょう。確かに借金をする人は借金を返しやすくなるのがインフレの良いところで、設備投資などもしやすくなりますが、債権者にとっては不利な結果になります

そしてインフレ下では、労働組合賃上げ圧力が増し、先鋭化します。「実質賃金物価に追いつかない」といって、賃金を上げるように交渉することになるでしょう。

ここで一つ質問がありますが、名目賃金賃上げ企業物価転嫁引き起こし物価高を生んでいるのであれば、「賃上げインフレの原因であり、実質賃金低下の原因である」といえるでしょう。それなのに、なぜ「追いつけ追いつけ」と賃上げをするのでしょうか。

経済学的には、適切な賃上げ生産性の向上分に限定する必要があるでしょう。生産性向上分を賃上げに当てれば、企業価格転嫁する必要が無いからです。つまり現在賃金物価スパイラルによる「悪循環」は、生産性上昇分を超える賃上げをしてしまっているのです。

では、生産性とはなんでしょうか。計算式は色々ありますが、アウトプットインプットで割ったものとして定義されますアウトプット収益インプットコストです。コスト労働投資設備投資などがあります。つまりこれは利潤=収益コストという計算式を分数の形に置き換えたものです。

近年の技術進歩しているので、企業生産性を上げるためには、人よりも設備投資したほうが合理的であると考えるでしょう。そこで賃上げ対処するには、まず設備投資生産性向上を、というわけです。実際、設備投資が増えているという統計存在します。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA123100S4A310C2000000/

賃上げしなければならない、そのためには生産性を上げる必要がある、そのためには設備投資をする必要がある、生産性が上がれば物価転嫁をする必要がなくなる、というわけです。

このような「力学系(時間とともに変化するシステム)」が存在するので、実質賃金が今後回復するのかどうかについて、なかなか現時点では判断が難しいというわけです。実質賃金平行線をたどる可能性も、低下していく可能性も、上がる可能性もあるのです。

いくつかの経済論文では、賃金物価スパイラルにおいて「初期に実質賃金が低下し、その後回復する」と述べていますが、再現性については疑問が残ります

"The real wage falls early on and recovers later." https://economics.mit.edu/sites/default/files/inline-files/WagePriceSpirals.pdf

2024-03-19

[] 株価変動理由説明は後知恵バイアスがかかる

政府支出が増加し、マネーサプライが増加し、インフレになる、といったことは予測可能事象である

ところが株をどう購入するかという戦略はそれほど予測可能ではないので、特定事象と合わせて後知恵で説明される

日銀マイナス金利解除すると発表し、株価が下落」と言うこともあれば、「日銀マイナス金利解除すると発表し、株価が上昇」と言うこともある

株価説明は大体が後知恵なので、膨大な特徴量を用意して予測させない限り「上がる下がる」の予測はできないと考えたほうが良い

そして仮に上がる下がるを予測できたとしても、多く見積もって50%±5ぐらいの範囲と考えておいたほうが良い

2024-03-17

[] 用語集: 賃金プッシュインフレ

賃金プッシュインフレ

賃金プッシュインフレとは、賃金の上昇によって生じる商品サービスコストの全体的な上昇。

雇用主は、従業員給与を引き上げた後も企業利益を維持するために、商品サービス価格を引き上げなければならない。

賃金プッシュインフレ理解する

企業はいくつかの理由賃金を引き上げることができる。最も一般的なのは最低賃金の引き上げである

企業は、従業員賃金を段階的に引き上げることでも知られる。

こうした最低賃金の引き上げは、賃金プッシュインフレの主要な要因となっている。

産業要因も賃金上昇の促進に関与している。

企業は、人材を惹きつけるために賃金を上げたり、特定業界が急速に成長した場合ビジネスの成長を助けるインセンティブとして従業員に高い報酬提供したりする可能性がある。

このような要因はすべて、企業提供する商品サービス賃金プッシュインフレ効果をもたらす。

賃金プッシュインフレには、賃金が上昇し、企業がより高い賃金を支払うために自社の製品サービスに対してより多くの料金を請求する必要がある場合に発生するインフレスパイラル効果がある。

マネーサプライが増えても、消費者購買力高まるとは限らない。なぜなら購買力実質賃金によって決定され、実質賃金の分母が物価であるからである

市場商品コストも上昇しているため、より高い賃金を支払っている企業やより広範な市場全体で商品サービスコストが上昇するため、賃金上昇は従業員にとってそれほど有益ではない。

 

ポイント: 企業コストの増加を補うために市場での製品価格を上げなければならない。しかし、商品サービス価格が高騰しているため、賃金引き上げでは消費者購買力を高めるのに十分ではないと判断される。「この賃上げが十分ではないなら、さら賃上げ必要だ」という単純なロジックを持った人々によって、賃金を再度引き上げる圧力がかかり、インフレスパイラルが引き起こされる。

インフレ目標とは何?

政府は通常、インフレ目標を設定する。米国ではインフレ目標は年間約 2% 。インフレ目標により、企業個人は将来の予算を立てることができる。

これは、企業従業員いくら支払うのか、また商品サービスいくら請求するのかに関する指標提供する。

これは、個人に対して、賃金がどれくらい期待できるか、また商品サービスにかかる費用がどれくらいかを示す。

インフレお金価値にどのような影響を与えるか?

インフレ現在お金の将来の価値を減少させる。

価格が上昇するため、現在円の価値は将来の価値よりも低くなる。

将来的には、現在の同じ円で購入できる商品サービスは少なくなる。

結論

政府労働者賃金引き上げを命令すると、雇用主は対応を迫られる。

そして賃上げと同時に製品サービス価格を引き上げる傾向がある。

その結果が賃金プッシュインフレである

2024-01-18

anond:20240118131154

何回もほかの増田言及しているけど、株式債券には企業業績に対応した配当分配金があるんだって。非分配型投資信託は隠れているだけで。市場全体としての企業価値(収益力)やマネーサプライの増大を前提にすればプラスサムだよ。全体が収縮するならマイナスサム。

2024-01-04

anond:20240104131731

価値が増減しないのとお金の量が増減しないのは別の話やろ

商品売買すればGDPは増えるけどマネーサプライが増えるわけではないって話

2023-12-14

バーナンキさん、日本リフレ派を全否定してしま

21世紀金融政策インフレからコロナ危機までの教訓 単行本

https://www.amazon.co.jp/dp/4296116274

日本人は、マネーサプライ物価が直接関係しているとする、過度に単純化され欠陥のあるマネタリスト教義を信頼していた」

日本人は、マネーサプライ物価が直接関係しているとする、過度に単純化され欠陥のあるマネタリスト教義を信頼していた」

日本人は、マネーサプライ物価が直接関係しているとする、過度に単純化され欠陥のあるマネタリスト教義を信頼していた」


アベノミクス理論的基礎「バーナンキ」のノーベル賞受賞を、メディアがあまり触れない理由 髙橋 洋一

https://gendai.media/articles/-/101119

https://news.1242.com/article/392163

2023-03-22

anond:20230322135142

マネーサプライ」の問題と「資源」の問題を雑に混ぜて語っても不毛ですよ。意図的不毛にして危機煽りたいんでしょうけど。

2022-12-12

anond:20221212134028

本気でやると円が暴落して、輸入品が大暴騰して、インフレ景気後退の両方起きるスタグフレーションになる。

さら通貨を発行するのは財務省ではなく日銀

マネーサプライを減らすのは税金ではなくて、公開市場操作(←中学校で習っただろ?)

もうあいつら言っていることがメチャクチャ

2022-12-03

マネーサプライを増大させても副作用一時的で、最終的には中銀の手元流動性還元される。

救済プログラムの名の下に

2022-09-11

anond:20220911204809

見事に馬脚を現したなぁ。

「今の時期は株式投資おすすめできない」というのはまぁ一理なくもないが、それで勧めるのが米国債コモディティて。(ゴールドコモディティの一つなのでそもそも分けて数えてるところに少し違和感

なんで利上げをすると株式相場が下落するのか、その理由をこの増田理解してなさそうだ。

前回のマネーサプライ万能説みたいなのを見ても相当怪しかったが。

あと資産額を匂わせて無理やり意見を通したいのなら最低でも証券口座スクショくらいアップロードしてください。

2022-09-06

anond:20220906062801

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4

世界各国のマネーサプライ推移のグラフが載ってるけど見事に右肩上がりですね。

国債というものを利用し続ける以上は絶対に増減量≧0だから当たり前なんだけどね。

続・インデックス投資新興宗教であることについて

https://anond.hatelabo.jp/20220905070801

これの続き。

言いたいのはこれ。



ブコメで、「でも経済は成長していくでしょ」って意見が多いけど、増田は「経済が成長しない」って言ってるんじゃないのよ。

増田も、今後数十年で経済は発展して、暮らしももっと便利になっていくだろう(二極化は進むかもしれないが)って思ってるよ。

でも、経済の成長や企業が生み出す価値株価指数は連動しないんよ。

もちろん、個別に見たとき関係あるよ。どこかの一企業利益市場予想に反してドカっと上がったら、株価はすごい勢いで上がるだろうよ。

けど、指数はそうじゃない。

上に書いたけど、株価指数は市中に出回っている金の量で決まる。

から企業利益を上げるし経済成長してるし世の中は便利になってるけど、株価指数が数十年に渡って横ばいかしろ下がる、っていうシナリオがあるのよ。

経済崩壊しなくても、ヒャッハーにならなくても、株価指数)が上がらない世界線があるの。

「そんなバカな!」は通じないよ。だってアベノミクス経験したでしょ?

実体経済株価指数は連動しないんよ。

ブコメ経済成長についてコメントしている人は、不勉強か、あるいは本とかで間違って教えられてる(か読み違えている)よ。

から、詳しい人はこういうふうに警鐘を鳴らしてくれてるの。

素人同然の人がインデックス投資をこのタイミングオススメしてるから

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27644株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由

「そんなもの資本主義に反している!」って言う人もいるかもしれないけど、そうじゃなければ他のいろんな法則に反することになるよ。

これは物理なんよ。お金が溢れてるから株価指数があがる。お金を絞れば株価指数は下がる。

気になった人は「マネリー」とか「マネーサプライ」と株価推移についてググってみるといい。

で、インフレの影響が出すぎて緩和はもう無理(日本だけやってるけど)

インフレが数年で収まる・すぐに再び緩和基調になる と考えている人は、増田的には楽観的すぎると思う。

まあこれも今のマネーサプライの状況をググってみてね。

素人が考えてもダメやろ」って意見も見たけど、じゃあ考えるのやめとく?

けど、資本主義は知力を使った戦争なんよ。

ダメかもしれんけど、それでも生き残る可能性を少しでも上げたいなら、勉強したほうがいいと思うよ。

それなのに「これだけやっとけばOK」って言っちゃうから、元記事や99点の記事は好かんのよ。

いま現時点の正解かもしれないけど、それは長期で見たら決していい賭けではないし、答えだけぱっと教えても全然人のためにならないの。

追記(9/11 20:40ごろ)

https://anond.hatelabo.jp/20220911204809

2022-09-05

anond:20220905070801

半日経ったのに、誰もまともな反論してないんだ。しょうがない、経済 専門じゃないけど、反論すっか。

色々と暴論かましているんだけども、1番のキモは「株価指数は、市中に回っているお金の総量で決まる。実体経済とか関係ない」の部分ね。

どこの本で勉強したら、こんな結論になるか分からないんだけども(というか「多くの人は株式投資の本とかをみて、ここを間違って教えられている。」とか書いてるから、ご自慢のご自説かな。経済学の常識反旗翻すなら論文でも書いてみたら?)、経済学の常識ではこんな事書いていないはず。(私の勉強した範囲なので、経済専門の人、フォローよろしく。)

株式の数は(ある程度)一定で、供給されるお金が増えれば、需要供給関係株価は上がる」みたいに素朴に考えたのかな? んな訳ない。というか、短期的には正しいんだけども、市場に入ってくるお金というのは、リターンを期待して入ってくる訳だから、期待したリターンが返ってこなかったら供給は止まっちゃうのよ。だからマネーサプライは、あくまカンフル剤にすぎなくて、マネーサプライだけで20年も成長させ続ける事なんてできないって。やっぱり実体経済の成長があるから株価も上がってんのよ。

じゃぁ、この20年に経済的には何があったかって言うと、一番大きいのは(認めたくはないけど)中国の成長。やっぱり、あれだけの人口が成長してお金持つようになりもの買うようになると、世界経済への影響はでかいよね。あと、この10年は東南アジアの成長も大きい。そうやって大きく成長する地域があると、回り回って先進国でもある程度経済が成長する訳で。アベノミクスだって世界経済がその間成長していたから、それに引き摺られて上がってた訳で。

といった所が、一般的経済勉強してたら出てくる解釈だと思うんだけども、「いや、株式市場ねずみ講にすぎない」って言うなら、そういう理論経済学と戦ってみたら? 

というか、経済専門の人、こんな暴論放置しないでちゃん反論しなさいよ!

2022-06-30

anond:20220630150607

株も金もドライバーマネーサプライなのは同じだから

これからQTでどんどん市場から資金が引き上げられたら金も下がるでしょ

月足のトレンドライン見たら、来年は$1500あたりまで下がるんじゃないの

2022-05-20

anond:20220519165720

そもそもマネーサプライバブル期の急激な金融引き締めの時くらいしか減少してないしタンス預金しようが銀行貸出できなくなるわけでもない

日本より進学率識字率が低くておそらく金融リテラシーの低い国民が多いであろう途上国でもマネーサプライは増えまくってるので金融リテラシー教育マネーサプライやすとかこじつけしかない

2022-04-24

anond:20220424174743

日銀経済規模に応じたマネー供給する必要がある。マネー過剰になったら(インフレになったら)売りオペマネーを回収(金利が上がる)必要があるし、そうでなければ(デフレになれば)買いオペマネー供給(金利が下がる)必要がある。日銀金利を見ているのではなく、マネーサプライを見ている。

2021-09-16

民主党経済通貨制作問題点を書く

野口悠紀雄が「円高になったら、チョメチョメ理論」をはじめると、大概おかしくなるので、2010年初等の民主党「あのとき」の雰囲気を書いておく。

拝啓野口先生。「超」勉強法を読んで、先生のことがファンになりました。先生の言うことは、実生活で役に立っていますしかしながら先生本業であります経済学』の主張は、プレジデントの連載を読む限りでは、再現性が薄いように思われます

たとえば鳩山政権が始まったころ、先生は「円高になったら、円高に強い産業が生まれる」と主張されていましたよね。私も、そう思っておりました。先生も、私も、スティグリッツクルーグマンのような、いわゆる富国論のアダム・スミスを起点とする「神の見えざる手」を、信用していました。神はサイコロを振らない、そう信じておりました。だからインデックスファンドを買うのが天国への近道だと信じてきましたし、インフレ比率が概ね年利 7%ポイントのリターンを得ることができています。今のところはね。

野口先生、たぶん、あなたは正しい。正しくないのは、民主党を過信して、選挙に投じた国民だと思います。はっきりいうと、あのとき民主党経済政策は「国としての」主体性確立できていなかったのが最大の問題点だと思います2010年にさしかかる頃、円高になるメリットは確実にありました。あの当時は BRICS を代表とする大国が消費旺盛で、化石燃料も高く、円高にすると都市部労働者にとってはメリットがありましたし、地方にとってもメリットがありました。だから、ある程度の円高は好まれたのです。

問題なのは日本国民はが世界円高で勝てる価値提供ができなかったのです。先生は、民主党の連中の支持基盤である都市部労働者」の実力を過信しておりましたよね?おそらく「円高メリットのある層は、円安で抑圧されてきた」と考えておられたでしょう。実を言うと、私もそうでした。円高になると、円高メリットのある会社があって、そういう会社が伸びるだろう、と思っていました。

今となっては、性急すぎた政策についていけた国民がいなかった、ということです。そして、民主党支持基盤であった都市部製造業従事者を破竹の勢いで潰れていったという事実だけでした。311 以前に戻りますと、あの頃は東芝日産のような民間大企業が元気でした。しかしながら、民主党政策は「経済的メリットのないガソリン減税、高速道路無料化」「JR再雇用されなかった組合員に総額およそ200億円を支払う」「再生エネルギー強制購入させられる」という、ポピュリズムで場当たり的な政策うんざりさせられましたよね。どれもこれも継続性がなかった、そんな経済政策だったわけです。

それで、あの当時、為替領域世界では何が起きていたか適切に把握していた人は民主党にいたのでしょうか?私はわかりません。

ただ、当時はリーマンショック後の「通貨流通量マシマシ」にあって、日本以外はマネーサプライがダブダ状態にあったことは判明しています韓国朴槿恵大統領が「日本通貨安を誘導している」と、2014年頃に煩くなったのは自民党になってマネーサプライを加速したからでしょう。つまり日本けが通貨流通量の増量が相対的に遅かっただけでなかったのか?、それは民主党無能からと、当時は私は思ったのでした。そして、それは国民も、世界も、同じ感想を抱いたのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、世界は「円安メリットのある国が円高是正しないのは、日本は(実質)内紛状態にあって、円安にできていないだけなんじゃないか?」と思われていたわけです。そうだとしたら、マネーサプライを上昇させて円高否定するやつがいない、つまり円高なのは、実力と無関係」とね。

じゃあ、マネーサプライを増やすとどうなるのか?、というと民主党から自民に変わった結果どうなったか思い出しましょう。物価インフレです。それは教科書どうりですね。いまの紙幣は兌換性が無い、信用紙幣ですから全く問題ありません。マンキューかスティグリッツでも読むほうが良いですから

それで、タイトルに戻りましょう。実力の無い国民による『円高』は持続不可能であり、その実力は『円高から育くまれもの』ではない、そういうことを民主党に教えてもらったし、国民は『円高に値する国民になれ』というべきなんじゃないですか?

2021-08-23

anond:20210823121804

わかってる人はそこで「現金」なんてあいまい言葉を使わず定義が明確なマネーサプライマネーストックさらにいえばM2+CDとかを言うんだよ。

ま、明確にしちゃったらどんどん増やしてることがばれちゃって「無いのは明らか」ってのが嘘だってバレちゃうから言えないのかもしれないけど。

そんな不勉強or不誠実な人の言う経済見通し()なんてチリほどの価値もないね

2021-02-23

https://anond.hatelabo.jp/20210223023425

いや、だからさあ、その人為的マネーサプライ起因のみ、という前例のないインフレ止める手段MMTの未確定な理論による保証しかないわけ。

・突然起きて対処できないかもしれない

なんてのは問題の一部。

自国中銀による意図的マネーサプライ増とアンダーコントロールマネー相互作用下で起きたインフレ

は一国の金融政策財政政策で止まるかどうか不明。(できる、と言っているのはあくま理論

例えば

「3年間5%インフレ。続いて2年10インフレ」→「そろそろ止めるか、で引き締め」→「景気後退、でもインフレまらない」→「数年スタグフレーション、色々やるが通貨価値毀損でもう利かない」→「ハイパーインフレ

なんてのは全然おかしくない。「前兆あるからOK」ってのはあくまで「ブレーキはある」のが前提。

今の所ブレーキ存在理論理論が正しいかからいか実験してみよう、ってのは一見まともだけど、この実験理論が間違ってた場合に穏便に手じまいできないかもしれんのよ。

安全実験はできないが、賭けてみよう」ならおかしくないけど、「走りながらの軌道修正ができるはず」ってのは単なる楽観論。

https://anond.hatelabo.jp/20210223020223

ソフト開発じゃねーんだからマクロ経済政策アジャイルにやれ、とか無茶いうな

かにやってみて、走りながら未確定なパラメータ決めていけるなら、それに越した事はないがマクロではそれが難しいんだよ


マネーサプライが絡む以上、地域限定しての効果測定ができない。通貨圏全体でやるしかない

・「量が少なすぎて利いてないのでは?」という、問題が付きまとう以上、デフレーターがそれなりに動くまでマネー増やし続けるしかない。

 そして反応を始めた途端、為替外国投資というコントロールできない要素がある以上、そのまま一気に暴走する可能性がある。

 つまり「少量で様子見」という手段ができるのか自体不明

 理論に一切の穴が無いなら様子見可能だが、理論実証するための実験なのに、最初から理論の正しさに賭けているのではPoCになってない。

ブレーキ手段が本当に効くのか保証がない。ブレーキが利かなくてハイパーインフレ起きてから理論間違ってました」となってもリカバリー手段がない。

2020-06-14

毎月15万円配れや

もう無理

稼いでも税金家族に奪われる。

毎月15万配れや。基本的人権だ。

あと消費税廃止な。

誰も傷つかないし困らないからさっさとと実験しろ

財源厨へ

日本自分で金擦れるからユーロにしちゃってヨーロッパ中央銀行支配下になったギリシャとは訳が異なります

あとな、国債国民借金じゃねーから政府の責任をお前が負うのか?負わねーだろ?戦争犯罪責任を負わねーだろ?

同じだよ。政府借金をお前が払う必要なんて少しもねーんだよ。

日銀がある限りな。

歳入、歳出厨へ

国債刷って国民に配れば消費行動で勝手に税収増えるわボケが。株式会社麻生代表の兄である太郎もそう言ってましたわ。

さっさと実験しろ

失敗しても誰も傷つかないわ。お前が傷つくのか?なぜ?

ハイパーインフレ厨へ

あのな、まずジンバブエの話を引き合いに出すならこれは覚えとけ。ジンバブエマネーサプライをすげー増やしたんだよ。

まり金を刷って配った。

日本と同じだよ。

日本と違うのは物価法律で下げたんだよ。

そりゃみんなもの作らなくなってみんな困るわ。日本法律で決めなくても勝手に下がってるけどな。

日本インフレにはならない。なぜならここ20年近くインフレにしようしようとする政策が、空振りしているこの国では10万円を毎月配ったところで影響ないわ。

金本位厨へ

お金は金(きん)の借用書だと思ってる人はこの時代WindowsNTやパワーマックG5で喜んでるようなもんだからさっさと情報アップデートしろ

ニクソンショック金本位制は終わった。グッドモーニングベトナムの頃だ。ロビンウィリアムズは最高だったな。

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