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2020-09-20

誰かおすすめのコンセプトアルバムプレゼンして

ジャンル不問だけどプライムで聴けると死ぬほど助かる

2020-09-16

”躊躇銀行

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『躊躇銀行』タローキジウマ|シングルアルバムハイレゾ ...

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曲のタイトルにしてはヒット数が少ないなと思ったら

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と言われる

2020-09-07

アイドルファンは全肯定応援スタイルが本当に正しいのか

私はかつて元KAT-TUN田口淳之介ファンだった人間だ。(釈放時に派手に土下座して法廷で公開プロポーズしたあいつだ現在も別の男性アイドル応援しているので、Twitterでいわゆるオタ垢を動かしている。そのオタ垢のTLで今年私をざわつかせた一連の流れがある。

手越祐也ジャニーズ事務所退所と、そこからファンの動きだ。

何がざわつくかって、かつての田口ファン層の変化と共通する点が多いからだ。

先にトピックを列挙しておく。

ファン需要供給の不一致

私生活の切り売り

ファン高齢化固定化

・全肯定ファンけが残った世界

当初たまたま目にしたファン...というより降りたくても降りられない人たちのつぶやきがあまりにも既視感があって、愚痴垢界隈からしばらく目が離せなくなってしまった。自分でもはちゃめちゃに気持ち悪いと思うけれど、自分トラウマと向き合って過去を冷静に振り返りたい自分がそこにいたのだと思う。

はじめに書いておくけれど、これはアイドルファンに対して「こうあるべき」と言いたいのではなく、手越くんをはじめとするアイドルたちに「残ったファンがこういう状況になったら危険」とどこかにメッセージを吐き出したくなったそこらの限界オタクの呻きです。オタクたちに石を投げるつもりは一切ございません。

また、「逮捕されたアイドルと一緒にするな」というご意見もあるかと思いますが、正直逮捕の有無に関わらず、逮捕前の田口の状況はいわゆる下降線をたどっていて、あまり芳しくなかったと思いますメジャーとの契約が切れたりして。(現在リセットされて少し良くなったと思う。この辺りは末尾にて。)知名度も人気の規模も手越くんとは差がありますが、あくまで「アイドルファン関係」が悪化すると活動が衰退する可能性があるぞという個人意見ですのでご了承ください。

ファン需要供給の不一致

田口といえば世間一般的にオラついていたKAT-TUNの中でもマイルド担当で、育ちとスタイルの良さ、ダンスの美しさからクラシカル王子様的ポジションとして愛されていた。(寒いギャグも言う三枚目キャラでもあったけど。)

ジャニーズ時代比較需要をまっとうしていたけれど、退所してソロ活動を始めてからは、本人のリアルな嗜好が垣間見れるようになってきた。

顕著だったのがアーティストロゴ

今でも「田口淳之介 ロゴ」と画像検索すると一部ヒットするが、ゴリゴリのワルなストリート系のロゴなのである(語彙力、、)。

インディーズで発表した1stシングルHERO」のジャケも完全にらしからぬワルでマッチョフォントタイトルが描かれていたし、続いてリリースされたメジャー1stシングルロゴストリートアート風で、本人のファッションもとてもカジュアルものだった。

活動のかなり初期から、熱心だったファンからも「これじゃない」「田口くんに似合う服はもっとこういうの(画像つきTweet)」といった類の意見が頻出していた。

音楽性に関してもちょいちょいジャパレゲテイストを出してきたり、ウェイ度の高いラップチャレンジしたり、イカついテイスト楽曲が目立った。(全てではないが)

はっきり言って、目指している方向が「理想ちょっと違う」というよりファン達が「なんなら苦手」と感じるジャンルだった印象だ。地雷を踏んでいたのだ。

アー写も「強い自分」を打ち出したい意図がわかりやすものを長らく使っていて、「もっと穏やかな空気感写真の方が田口くんの良さが出ていいのに」なんて言うファンの数は決して少なくはなかった。あれだけ言われていたのだからファンレター等で直接進言した人だっていたに違いない。

しかし、そういった意見からの変化は見受けられなかった。

逮捕前の田口は、ファン需要理解していながらも「自分表現したい自分」との大きなギャップに苦しんでいたのではないか

ライブ衣装しかり、写真集の衣装のチョイスしかり、需要に応える場面もそれなりにあった。けれど、本人が持たれたい印象と差があることがあまりにも明確だったので正直見ていて苦しかった)

独立して個人活動していくのだからアイドル自分のやりたい表現をやる権利行使して当然だ。それは美しく言えば信念とも言える。だけど、ファンのツボを押さえていないとファンが減るのは当たり前の結果なのだ

かつてのファンが一番切望しているであろう音楽活動が手薄なまま、YouTubeボランティア脱毛サロンにと活動範囲を広げている手越くんを見て、そんなことを思い出した。

ただここまでは本人がリスク覚悟してどこまで天秤にかけるのか次第の話だからまだいい。ここまでなら未来に期待して残るファンはそこそこいる。

私生活の切り売り

芸能人実名をあげまくった手越くんの自伝とは影響力にだいぶ差があるが、田口もしばしば私生活の切り売りと称されても仕方のない活動があった。

いくつかの媒体で、退所から現在までを振り返るインタビュー結婚をいずれ考えている主旨の発言をしたり、吉本芸人がたくさん集まる関西ローカル番組でも同様のことを語ったりしていた。

長年交際を続けている恋人がいるのはファンなら周知の事実だったし、退所理由を濁された時点で結婚を見据えての退所なのだろうと多くのファンが推察していたせいなのか、ソロ活動の開始当初から田口ファンには恋愛に寛容な人が多かった。

だが、週刊誌から情報が流れてくるのと本人の口から語られるのとではダメージ全く異なるのだ。くだりの関西ローカルから一気にファン離れが進んだ印象が強い。

アイドルだって恋愛自由だ」という考えは正論だし、どちらかといえば私もその主張に近いが、一方で「恋愛して欲しくないというより、アイドルの生々しさに触れたくない」というファン気持ちはわからなくもない。そういうファンが良い悪いというより、アイドルが実生活恋愛の話をすと、一定の耐性がある人でないと応援しづらくなるのが実情なのだ

また、生々しい恋愛を語りファンに耐性を求めることで、”とあるリスク”が生じるのだ。

ファンのと高齢化固定化

そのリスクとは「ファン高齢化」だ。

現在手越くんを純粋応援するファンの方も、どちらかというと高齢の方が目立つ。

田口ジャニーズ時代から元々マダムキラーの傾向があったが、1stアルバムを出したとき池袋サンシャインで行われた特典握手会には本当に若いファンがたくさんいたし、握手して感激して目をはらして会場を後にする人で溢れていた。

それが、いつからか会場には自分の親世代ファン割合がどんどん増えていって(つまり若い子が減った)、スタンディングの密集した現場なんかでは誇張ではなく本当に加齢臭が漂うようになってしまった。

アイドル恋愛に耐性がある人とはどういう人なのか。全員ではないが、自身結婚経験している人ほど、その傾向は高まるように思う。

また、アイドルの親目線で「幸せになって欲しい」と願うファンもこの傾向が強い。(言わずもがな世代の人たちに親目線ファンが多い)

自分結婚しているのに、アイドル恋愛結婚咎めるのは後ろめたい」と思う人、「アイドル恋愛を許容する心の広い自分が好き」と思う人たちが生き残る。

高齢ファンが全て悪いとは言いません。年齢を重ねて穏やかに応援していて、マナーを大切にする素敵なファンの方もたくさんいました。

ですが、高齢ファンのよからぬ特徴も正直あります

SNSが苦手

SNS上で内輪ノリな人が多い

SNSが苦手。これが単に「拡散力が低い」だとか「他界隈を沼に落とすのが下手」といった特徴であれば、単にプラスの影響が少ないだけで、害はありません。

SNS慣れしてない、SNSしてない世代の特徴は、<自分SNS上での振る舞いで他者からどう見られるか>という視点が欠如した行動全般を指すのです。

わかりやすい例でいうと、愚痴つぶやくとき検索けが出来ていなかったり。アイコンプロフィールがダサかったり。使っている絵文字顔文字など表現全般が古かったり。内容を垢分けせずに無駄日常を垂れ流したり。

そのダメな行動の最たる例が内輪ノリ

高齢女性ってなんですぐ「○○ちゃん〜❗️」とか言ってすぐリプライで絡むんでしょうね。あとすぐ「○○同盟」とか「見守り隊」とか言い出したり。

きっと若い世代以上に良くも悪くも<いか標準的であるか>に気を遣う世代からすぐに群れたがるのでしょうか。

アイドルディープオタクになるための2大行動として「ファンクラブに入る」と「SNSで専用垢を作る」だと思うのですが、後者の専用垢を作る前段階で、新規若いファン大手垢を中心に、界隈のファンがどんな発信をするかをチェックします。そして、安心できるコミュニティーだと判断してようやく壁打ち垢からスタートするものです。

SNSが下手なファンばかり増えてしまうと、残念ながら新規ファンはどんどんつきにくくなります

あとこれは田口ファンだけかもしれないけれど、高齢ファン気持ちが昂ってても遠慮してなのかライブ会場であんまり声出さないから、パフォーマンスの素晴らしさの割に現場熱狂が薄くて悲しくなることが多かったな。。。

肯定ファンけが残った世界

よく愚痴垢界隈や降りかけのファン、ひいては批判を投げかけるファンに対して投げかけられる意見として、「嫌なら見なければいい」という言葉があります

特に逮捕直後は当然ながら田口ファン界隈のSNSも荒れに荒れ、結果として擁護からこの言葉が発せられました。

少し前にAKB48柏木由紀ちゃん(この人選で傷つく手越くんファンいたらごめん)も自身Youtubeチャンネルで、「全肯定してとは言わなけれど、アイドル自分理想に変えさせるのは違う。見ていて自然応援したくなる人を応援すべき」という主旨のことを話していた。全肯定まではいかないけれど、比較的近いスタンス発言だと思う。

こうした類の意見は、ファン自身精神を病まずに応援するという観点では大正解だ。

だけどアイドルから見て、本当にこのスタンスは望ましいのだろうか。

アイドルに限らず、認知度がものを言う世界では、無関心こそが最大の脅威だ。愚痴を言われながらフォローを続けられているならまだマシで、チャンネル登録フォローを一度外されてしまったら、そのファンが戻ってくる望みはほぼゼロに等しい。

だいたいアイドルが何をやっても許すならば、そもそもなぜそのアイドル推しているのかという根拠が揺らいでしまう。だんだん応援するのが習慣になってしまったとしても、元はといえば応援したくなる決定的な要素があったかファンになったはずだ。本当に全肯定になってしまったら、それはただの宗教依存自己陶酔だ。

今私が推しているアイドルの界隈は、ことによっては批判も行われ(批判アイドルだけでなく運営に向けられることもある)、少なくともファンの間では正当に議論が交わされることが多い。批判も決して押しつけではなく「次は気をつけられるといいね」「反省できる○○くんは素敵」といった具合に幸いにもポジティブに着地するのをよく見かける。こういう意見が見られる場所応援してこそ、自分推しているアイドルを好きだと日々自信を持って実感しながら応援出来るのではないか

そして現在手越くんの愚痴界隈は、見切る勇気がなかったり、まだ期待しているというだけでなく、ファンが減ってしまう恐ろしさを察知しているからこそ、健気に意見を言い続けているのではないでしょうか。

かつての田口から見ても、彼女たちがいなくなってからが本当に切ない事態を招いてしまう予感がします。Twitterを見た感じ、若いファンが多いし。

少し前に現在応援しているアイドルグループのメンバーの一人が、新しいレギュラー番組を始めるにあたって、「今まで見せたことがない一面を見せるかもしれない」と事前にブログで発信していてとても感心しました。ファンが離れる恐れのある新しい挑戦の際に、先回りしてファンケアしたり、活動の幅を広げるにしても、ファン理解できるような筋を通すことでいか安心感が得られるか、と実感した体験でした。手越くんもよかったら参考にしてみてください。

最後にこのブログで散々貶めてしまった元自担田口淳之介さんに関して補足。

私は逮捕が原因でファンをやめたというより、逮捕後、ファンクラブの会員だけが見られるブログでは「法廷で語ったことが全て」と言っていたくせに、そのブログの後で家族との仲が原因で小嶺家に助けられて絆を深めた、などなど余計なことをベラベラと週刊誌に語ったのに呆れ果てて応援する気をなくしてしまいました。

ですが、私がファンをやめる前より、現在の方が状況が良いように思います

逮捕されたことで以前よりプライドがなくなったのか、自身オリジナル曲だけでなく「踊ってみた」に積極的に挑戦して動画投稿したり、逮捕からラジオ番組を通じて交流があったボカロ界隈の方と楽曲を作ることで、クリエイターを押し上げつつハイペースに作品を出すことに成功しています

正直、逮捕された後にここまでアクティブ活動してくれると思っていませんでした。

ボカロ曲が私の音楽的嗜好に合わないので、応援はしていませんが、SNSフォローは続けています

たくさん傷つけられましたが、今でも幸せになって欲しいという気持ちには変わりはありません。

何より、「歌って踊ることが好き」であるということにしっかり軸を置いて活動しているのが見て取れるのが嬉しいし、どうかこのまま続けて欲しい。田口氏に関しては、いつの日かまたファンに戻る日がくるかもしれません。

勝手比較して勝手に書き散らしましたが、どうか手越くんのファンやかつて手越くんファンだった人たちが幸せに心穏やかに暮らせますように。

2020-09-06

10年かけて父は死んでいった

私が30歳の時に両親が離婚した。

その10年後、夫の後妻から連絡がきた。脳出血で倒れ、高次脳機能障害静脈瘤を患い、あなたに会いたいと言っているから来てくれないか

両親は長いこと仲が悪かった。あとから振り返れば「仲が悪かった」の一言で済むが、私が10歳の時から30歳になるまで、子供の前ではまともに口をきいていなかった。年金借家更新手続きなどはすべて娘を介してやりとりが行われた。娘の立場としては別れて当然だと思っていたが、よくある「妻が働くことをよしとしない夫」と「専業主婦を望まれて家庭に入り、まともに職歴のない妻」の組み合わせが崩壊すると、子供を養ってはいけなかったのだろう。

そして父には恋人がいた。愛人と称するべきなのだろうが、どうもなじまないので恋人とさせていただく。母によれば、口を利かなくなる前に、離婚歴があり一人で子供を養っていて立派だと、よく話していたそうだ。となると私が10歳の頃くらいには関係があったのだろう。私の前ではその人の話はしなかったから。

私が大学に入ると、恋人の子供の家庭教師というアルバイトの口があてがわれた。子供は親同士の関係を知ってか知らずか、どの教科を教えても手応えはなく、頭がいいのか悪いのかもわからなかった。家庭教師として恋人の自宅にお邪魔すると、その両親が出迎えてくれる。おやつ飲み物と軽い雑談、成立しない家庭教師役、私はうっすらと事情を察した。恋人の両親はよく父を褒めていた。頭が良くて、気が回って、本当に立派な人だ。どこの世界の人だろう、と思った。家では無口で、たまに自分を連れてファミリーレストランに行って。もっと小さい頃の思い出はたくさんあるが、10歳以降の思い出は数えるほどしかない。思えば自宅で風呂に入らないのが不思議だった。そうか、この家で風呂に入っているのか、と考えた。もちろんラブホテルの時もあっただろう。私は当時、まるで子供だった。母はアルバイトに対していい顔をしなかったし、その家で食事を勧められることをいやがっていた。今考えれば当然だと思うが、私は両親の中が悪いことは知ってはいても、両親の心境にはとんと疎かった。考えるのをシャットアウトしていたのではないかと今なら思えるが、何を考えているのかわからなかった、不可解だったというのが正直なところだ。

大人同士の機微を読むのが面倒になって、勉強が忙しいからという理由アルバイトを辞めた。

就職し、家にお金を入れ始めるようになった頃、父親が月に1回手渡してくる生活費の額ががくんと減った。バブル期でも不景気な時でもあまり額の変動はないようだったが、バブル期にはかなり儲かっていたらしく、自分の親戚にみかんを送る箱の数を間違えて発注し、4箱のはずが14箱届いたという電話を受けたことがある。父は子供に話すわけにもいかず、ましてや母に話せるわけもなく、一人でぷりぷり怒っていた。かなり面白かった。そんな状態だったから、額が増えても減っても母と私にはどうすることもできなかった。生活費がない月もあった。その頃から、父は何を思ったか子供がいない時に外から家によく電話をかけていたという。私は母の証言しか聞いていないが、母に働けと言ったり、お前が浮気をしているのは知っているんだと怒鳴ったり、大変そうではあった。母は事態かいつまんで話してはくれたが、父は何も言わなかった。ますます、何を考えているかからない両親だなとしか思えなかった。母が浮気をしていたかどうかは私にはわからないが、一度ぶっちゃけどうなの、と聞いた時には、本当に父親一人しか知らない、他の人に好意を抱いたことはあったが子供が生まれる前だった、と言っていた。真偽はどうでもよかった。なぜか父の恋人が家を訪ねてきて「あなたも働いたらどうですか」と母に説教してきたそうだ。私から見れば、母の化粧や外出、外で働くことの検討を嫌がっていたのは父の方だった。私にとってはすべてが藪の中だった。ただ、このままの両親が年を重ねていくのなら、私がずっと生活の面倒を見るんだろうという覚悟けがあった。

私が30歳になる頃、父母の電話での言い争いは激しくなったそうだ。どこまでも伝聞だ。母は不毛な言い争いに疲れ、離婚届を準備していた。証人欄ふたつのうちひとつには私がサインした。特に感想はなかったが、これで父が恋人再婚すれば、将来の面倒を見るのは母一人でいいのか、助かった、と思った。

父は離婚届にサインして、いくつかのアルバムだけ持って家を去った。私への連絡はなかった。携帯電話版号も、メールアドレスも知っていたのに、特に娘に伝えたいことはなかったのかと、不思議だった。不思議ではあったが、謎の両親の電話――本当にそういうやりとりがあったのか、私は知らない――で二人で決めたのなら、私は意見文句も言うまい、夫と妻の間の話だ、と思っていた。

それから10年間、父からの連絡はなかった。戸籍謄本から辿れば現住所が分かることは知っていたが、特に話したいことはなかったし、非常時にはいくらなんでも連絡くらい来るだろうとたかをくくっていた。結婚した時も報告しなかった。子供ができていたら連絡しただろうか?幸か不幸か、子供はできなかった。「仲の良い夫婦とその子供」というサンプルを知らない私には子供を持つのは厳しいだろうと思っていたが、ごく自然にできないままだった。

10年経って、父が脳出血で倒れたという連絡をよこしてきたのは、一度だけ親族葬儀で顔を合わせた父方のいとこと、父の恋人の兄だった。Facebookで探し当て、メッセージを送ってきたそうだが、Facebookメッセージを受け取る範囲を絞っていたので、気づいたのは倒れてから半年後だった。死んでいればさすがに親族から母に連絡があってもよさそうなものだったが、そういう話は聞いていなかったので、母には何も言わずメッセージに返信した。手間をかけてすまない、父の具合はどうか、非常時にはこの電話番号とメールアドレスに連絡をくれ、いざとなったら先方に伝えてもらっても構わない。それくらいの簡単ものだった。

ところが、携帯電話にかけてきたのは父の恋人だった。私は瞬時に、失敗を悟った。留守番電話に残されていた最初メッセージは「連帯保証人になってくれ」だった。SMSには再婚したこと、病状、娘に会いたいと言っていることなどが断片的に送られてきていた。どう出ればいいか迷い、しばらく自分からコンタクトを取るのは控えておこうと思った。

次の日、会社の始業時間から終業時間まで、というのは単なる偶然だったのだが、1時間おきに着信があった。これを書くのは本当に恥ずかしいが、狼狽した私は電話留守番電話の通知が恐ろしくなり、不安障害発症して心療内科に通うようになった。簡単に連絡先を教える自分がばかだったし、想定できたはずだったのだ。1日考えて、父の後妻(結婚したことがわかったのでこう書く)の番号を着信拒否にした。着信拒否にすることで逆上されかねないとも考えたが、このままでは自分生活が壊れると思った。夫には全部ひとりで決着をつけたいと言った。

次は父の携帯電話から着信と留守番電話があった。さすがに1時間おきではなかった。留守番電話を聞くのに心の準備が必要だった。何を言われるんだろう、何をふっかけられるんだろう、本当に怖かった。父よりも後妻の方が怖かった。留守番電話は2件あり、1件目は「ほら、◯◯ちゃんよ」という後妻の声の後に父が「◯◯◯◯(父のフルネーム)です、こんにちは、どなたですか」と言った後に電話が切れた。2件目は直接父が発言したようで、「◯◯、元気か。会いたいな。子供はいますか、元気ですか。連絡くれるとうれしいです」という、私の主観では「何かを読み上げた」ような内容だった。

2件目を聞いた時に、高次脳機能障害というのはこういうことなのかと腑に落ちた。私のことがわからない父も、私に会いたいという父も両方混じっている。人前でしかさない、機嫌のよい時の父の声で「どなたですか」と言われたこと。この10年一度も親から子への連絡をしなかった父が、私の10年を何も知らずに「子供はいますか」と無邪気に尋ねること。一瞬気が遠くなった気がした。そして私のことをきちんと認識している父はもういない。いなくて当たり前だ、10年かけて私の中でゆっくり父の不在から父の死へ変化していったのだから。私の中で既に父は死んでいた。正確には「死んでいたということがわかった」。私はもう父の家族に、といっても後妻しかいないけれど、一切関わるまい。そういう決心をしながら、そういえば私が家庭教師をしたあの子供はどうしたんだろう、という思いがちらりとよぎった。

父の番号を着信拒否してから、1年に1回ほど、後妻からメールが届いた。「賢くて頼りになるお父さんのことを思い出します」。頼りになる? あなたにはそうだったんだろう、私にとっては違ったけれど。いとこからメールがきた。「今度静脈瘤の手術をするので連絡してあげてください。私の母が死んだ時にお世話になったから、恩返しをしたい」。つまり私にとってのおばがこの10年の間に死んでいて、私に連絡がこなかったのだから親族扱いされていなかったのは私の方では? 誰も彼も何を言っているんだろうと思った。怒りはなく、ただ不可解さだけがあった。両親がなぜか電話意思疎通(といっても口げんかだったそうだけど、私は聞いていないからよくわからないままだ)していたこと。すべてにおいて排除されていたのは私ではなかったのか。そして父が死にそうな時にだけ連絡が来る。不可解だった。どのメールにも返事をしなかった。

最初コンタクトがあってから4年後、おそらく戸籍の附票からたどったと思われる封書が後妻から届いた。ざっくり言えばもうそろそろ死にそうだから、面会に来てほしい。相談したいこともあるから連絡してほしい。会っていなかった10年を埋めることもなく、ただ死にそうだという連絡だけが来る、それがなんだかおかしかった。

そのさらに1ヶ月後、今度はいとこから、父が死んだこと、告別式の日時と場所の連絡があった。私は即座に相続放棄手続きを開始した。お金について計画性があったとは思えないので、相続手続きをしたところでたかが知れている。相続手続きには相続人全員の承諾が要る――つまり後妻と私は何らかのコンタクトを取る必要性があるだろう。弁護士を挟むにしても。私は一切後妻と連絡を取りたくなかった。分かり合える何かがあるとも思えなかった。年を取ってから再婚なんだからそういうこともあるだろうに、なぜ死んだからといって関係性が生まれるのか。丁寧に必要書類を集めて回り、家庭裁判所相談員の人と会話をして、「よくご存じですね」と言われた。そのことだけが、この一連の騒動の中で、本当に感情を動かされた。つまり、うれしかった。誰も彼もが私を都合良く(といってもきっと善意なんだろうけど。地獄への道は善意で舗装されているのだった)使おうとする中で、事務手続きを挟んだ人だけが、私のことを褒めてくれた。

相続放棄の申立は無事受理された。

父の名に大きく×がつけられた、後妻の名前も入っている住民票を見て考える。父にとって私はなんだったのか。かわいがってもらった記憶も、愛情をかけてもらった記憶もあるにはあるけど、空白の10年間、私が気を遣って父にコンタクトを取るべきだったのだろうか。いやそんなことはないはずだ。父は父の意思で私を家族から外したのだと思いたい。私が一連の話の中で一番ショックだったのは、面識があったはずのおばの葬式に呼ばれなかったことだったのだから

父と母と私の欄に「除籍」と書かれ、後妻の名前が連なっている戸籍謄本を見て考える。一番コンタクトを取りたくない相手名前が、同じ書類の中におさまっている。後妻の生まれた日も、両親の名前も、続柄も、再婚した日も書かれている。そういえば再婚したという報告すら父からはこなかった、それは当たり前だろうと思う。別の誰かとの再婚ならともかく、母との婚姻継続中に家族の中に割って入った人。割って入ったことすら気づくのが遅れた人。

家庭裁判所から送られてきた「相続放棄申述受理通知書」と「相続放棄申述受理証明書」だけが、私にとっての宝物だ。家庭裁判所の人はやさしかった。見知らぬ私のために、書類についてあれこれ教えてくれて、印紙が売られている一番近いコンビニエンスストアまで紹介してくれた。人のやさしさってあるんだなと思えた。

長くなりました。読んでくださってありがとうございます

2020-09-04

推し事務所が無理すぎてヲタ卒しそう

オタクお気持ち長文

でも客観的意見は欲しいので何か思うところがあれば是非教えてほしい。

三行でまとめるとこう↓

1.一般人だった推しグループが「自分たちのやりたいことをやるため」に会社(事務所)を設立した

2.いつの間にか事務所の規模が大きくなり「事務所のために推しグループが働いている」ような印象になった

3.増田的にはそれが受け入れ難くヲタ卒も視野に頭を悩ませている


以下、経緯を主観交えつつ紹介


隠すつもりもないから大してぼかさないけれど、増田推しは今年結成11周年を迎えるゲーム実況グループだ。彼らはゲーム実況だけでなく音楽活動のメインに据えていて、CDリリースしたり毎年のようにライブツアーを行ったりしている。

はっきり言って万人受けするタイプではないが、そのおかげか熱量の高いコアなファンが付きやすく、あけすけに言えば「金払いの良い」ファンを多く抱えている。増田などはまだ序の口の方かもしれないが、二日連続スパチャで満額投げたこともあるし、先月はオンラインイベントやグッズ販売が重なり推し活費だけでカード請求10万を超えた。推したちが「生身の男性」ということもあり、ファン層は今アツいVTuberオタクよりはジャニオタに近いと思う。とにかく推しに金を使うことに躊躇がないのだ。

そんな推したちが会社設立したと発表したのが、2015年1月のことだった。もちろん驚きはしたが、既にアルバムも3枚リリースしていたし、単独音楽ライブもやっていたし、企業とのコラボもしていたし、活動の幅が「ゲーム実況者」の枠を越えるくらいには広がっていたので、増田としては自然な流れかなと思った。会社所属する理由は「個人でやるには限界があるから」、自分たち会社を作る理由は「既存事務所に入るのでは自分たちのやりたいことができなくなるかもしれないから」と、そんな話がされていたのを覚えている。だから会社設立自体は、今でも悪い話ではなかったと思う。

当初、この会社あくま形式的もので、手続きスケジュール管理をやりやすくするためだけのものだと思っていたし、実際その後も特に会社のにおい」を強く感じることはなかった。もちろん、グッズ販売ライブツアーテレビイベントへの出演等は会社あってこその案件だったのだろうし、ニコニコと違いYouTubeに上げられる動画は外部の編集によるものになっていたが(これに関しては当時から不満が多かったが)、彼らの本質が変わったような印象はほとんど受けなかった(YouTube進出後初期はだいぶ空回っていたものの)。

会社存在をはっきり認識したのは、2017年2月のこと(実は2016年夏のライブチケットには事務所名が記載されていたのだが、当時は全く気付かなかった)。メンバーの一人が雑誌上で行っていた企画テレビ番組化し、そのゲストとして事務所(つまり推しグループ会社)の社長が出てきたのだ。

社長は、それ以前から推しグループに関わっている人物だった。音楽ライブではバンドサポートメンバーとして出演している人であり、メンバー曰く「色々手伝ってくれる人」だった。そうした面から社長を良く思う人もいれば、メンバーに対する過去言動理由社長を良く思わない人もいる(増田後者だ)。

メンバー冠番組に、他のメンバー差し置いて出てくるくらいだ。さぞかし「社長」としての力が大きいのだろう、と当時は皮肉交じりに思った。案の定番組放送後は掲示板Twitter社長批判派と擁護派の論争で荒れに荒れた。これを端として「事務所」や「社長」の存在認識した人は多かっただろう。

明確に事務所への不満を抱くようになったのは、2019年。この頃には活動の場はほとんどYouTubeに移っていて、動画投稿生放送こちらが中心になっていた。

この年から目立つようになったのが「スケジュール管理杜撰さ」と「動画編集」、それから企画過激化」だ。編集についてはYouTubeウケを狙うための試行錯誤もあるのだろうが、ニコニコ時代から見ている層としては過剰に感じる部分が多く、演出に関しては正直「スベっている」と思うことも多い。まあ、これは完全に好みの問題なので取り立てて騒ぐほどでもないのだが、スケジュール管理に関しては本当にどうしようもない。

翌日に予定が入っているのに長時間生放送をセッティングしたり、メンバー発案の料理企画生放送の日に大食い動画撮影をしたり、短期間に生放送の予定を詰め込んだり……。「なぜそうした?!マネジメントとは?!」と思うことが多々あった。「事務所であるならそれくらいはきちんとしてもらいたいものだ。

企画過激化については、なんというか、メンバーが体を張って笑いを取らされる企画が増えたように思えた。「今までならそれは罰ゲーム扱いだったのでは」というような内容(たとえば激辛や痛い系)が普通に企画競技採用され、見ていてつらいと思うことが増えた。そんなことをせずとも推し面白いのに、というファンとしての贔屓目もあるかもしれないが。

その他にも他所とのコラボレーションやMVの内容など、不満を感じる部分は所々であった。だが、推したちのことは好きだからそんな不満たちはぐっと飲み込んで我慢した。

しかしそんな中、事務所からCM仕事募集するプレスリリースが出される。それも、推しグループタレントとして前面に押し出してだ。

推しグループは、確かに「有名になりたい」とは言っていた。YouTubeチャンネル登録者を増やしたいとも言っていた。だけど、CMに出たいなんて発言をしていたことはない。

もちろんCM出演は知名度を上げるにはい手段だろう。だが、彼らの魅力は「ゲーム実況」と「音楽」にあるのではないのか?CMで有名になって、それでいいのか?そもそも商品紹介動画商品の利点も欠点もズバズバ言う彼らにCMキャラクターが務まるのか?彼らを知らない人が彼らの姿を見ても「なんだこいつら」としか思われないのではないか?最悪の場合、悪印象を植え付けることのほうが多くなるのでは?

正直、全く意味がわからなかった。なぜ、推しグループがこんなことをしなくてはいけないのかと思った。これは彼らがやりたいことなのかと首を傾げた。(この件に関してメンバーほとんど触れていない)

しかし、事務所ホームページ社長ツイートを見て何かが繋がったような気がした。どうやら、事務所映像制作タレント育成に力を入れていく方針に転換したらしい。そこでなんとなく、推したちはそのための実績作りに利用されていたのではないかと思った。事務所事務所として仕事を得るために、推しグループ客寄せパンダ的に働いている。そんなふうに思わされた。

毎日アップされる動画、月に三度は行われる生放送。それらを撮影編集するのは今となってはほぼ全て事務所スタッフ仕事だ。過密なスケジュール意図不明企画演出も、スタッフ仕事を生むためにあるのなら……。推したちの自主性はどこにあるのだろう?

事務所は、推したちが自分たちのために作ったものではなかったのだろうか?推したちは今、何がしたいのだろうか?

推したちが今の状況をどう思っているかも分からないのに、勝手に飛躍して、悲観して、自分自分の首を絞めている自覚はある。

だが、少なくとも推したちの主体性自主性が失われつつあるのは間違いないだろう。動画生放送企画内容についても、グッズの販売情報に関しても、彼らが把握していないことはままある。与えられたタスクをこなしている。最近はそんな印象を受けることがほとんどだ。

増田は、そんな状況が耐え難いのだ。

推したちは、推したちだけで十分面白かった。誰かに企画を考えてもらわなくても、今風の編集をしなくても。毎日動画投稿しなくても。

いわゆる懐古厨意見であることは間違いないし、合わないと思うなら離れればいいというのも分かる。だが、推したちのことは好きなのだ。ただ事務所方針が合わないというだけで。

推し事務所が合わない場合でも、ファンを辞めなければいけないものなのだろうか?

推しを持つ人、持たない人両方の意見を聞きたい。

2020-08-31

初音ミク人生を変えられた話。

小さい頃からぼうっとした子供で、本に顔を突っ込んで育った。自分にも他人にもいまいち興味が持てなくて、夢なんかも特になかった。

社会に出てすぐに詰んだ。同期が成長していく中、失敗ばかりで別の部署に回され、どうしていいかからなかった。

初音ミク出会ったのは、2008年のこと。

始めは「炉心融解」を聴いて、ソフトが歌うことに感動して色々漁るも、そのレベルの調声はなかなかなく。ただ、アマチュアの人が作る曲が自由面白かったから、最初は「歌ってみた」ばかり聴いていた。

そのうち、ソフトの声に慣れてきて、色々な曲を聴くようになった。

泣ける曲、かわいい曲、格好良い曲。トランス民族調、テクノポップメタル。いままで聴いたこともなく興味もなかった曲が、「初音ミク」を通して自分に入ってきた。

歌詞面白かった。今まで聴いてきたような恋愛人生応援歌もあったし、下ネタ独り言のような歌詞社会派、物語系。

般若心経ポップ」「P名言ってみろ」「吹っ切れた」などの派生ブーム面白かったし、「踊ってみた」「弾いてみた」やMMDいくらでも見る動画がある。

電車に乗っていて、「もしかたらこの人が、自分の好きなボカロPかもしれない」なんて思った。絵師かもしれないし、ニコニコ技術部をやっているかもしれない。

基本的に何をやってもいい、カオス空間。誰でも何か得意なことがあって、ネットに何かを上げれば、好きになってくれる人が必ずいる。

そんな風に思ったら、世の中が本当に変わって見えた。

ネタでつけるタグコメント広告ユーザーが遊べるところも多い。検索くらいしかネットに触れてこなかった自分が、ランキングにかじりついては毎晩、睡眠時間を削ってワクワクしていた。

初音ミク発売当時は、カラオケ化やTVでの取り上げられ方で揉めたこと。発売元会社が、創作可能ルールを作り、作る人を守るために戦ってきたこと。そんな事情を知ったのはもっと後のことだ。

2011年から2012年ごろ。

Tell Your World」がTVで流れ、「ODDS&ENDS」が発表された年が、ある意味ボカロピークだったかもしれない。

赤レンガ倉庫で平日に開催されるライブに、有休をとって行った。自分チケットを取るのも、人を誘うのも初めてだった。

初めて、生でボカロP(さつきさん)を見た。ウォータースクリーンだったけど、ミクが歌って踊るのを見た。チラシの裏いっぱいに感想を書き殴り、帰りは電車を二度間違えた。

八景島イベントファミマコラボ。Divafのために初めて、ゲーム機というものを買った。

「NyanCat」がネットミームになったりする一方、「カゲロウデイズ」の人気が予想外の状態を生んだ。

2013年、潮目が変わり始めたことに、遅れて気が付いた。

いままで挨拶冗談が書かれていた、曲の投稿者欄に、歌い手版との同時UPや、メジャーアルバムの発売が告知されるようになった。

勢いのあるP側とはうらはらに、コメント民度がみるみる下がった。カゲロウプロジェクトやKEMU VOXXの人気もあり、低年齢の視聴者が、どっと流れ込んできたのだと思う。

商業化への意見ボカロ厨やカゲプロ厨への嘲笑は、ネットを沸かせる一方。

ジャンルの外側からも内側からも衝撃を受けたけれど、一番許せないのは自分だった。

ずっと、「作る人」を尊敬して愛してきたつもりでいた。でも結局、「ボカロを使わないその人」を、心から応援するのがすこし、寂しい。

自分に都合のいいようにしか、愛せない。それでも好きだ。

それから何年も経って。

kemu氏が「拝啓ドッペルゲンガー」で衝撃的に正体を明かしたり、ハチとして戻ってきた米津さんに、ジャンルを「砂の惑星」と呼ばれたり。

色々なことがあったけれど、今もまだ、ボカロを聴いている。ヨルシカの曲も好きだ。

クリプトン公式コラボしている曲。「ヒバナ」や「DECORATOR」を聴いて思うのは、そろそろ潮時なんじゃないかということだ。

今までの自分は、ボカロを盛り上げるために何もしてこなかったな、と思った。

自分にできることをやろう。今まで考えてきたこと、あったこと。小説にして残したいな、と思っている。

曲も作りたい。努力はしなきゃいけないけど、基本的には誰かが聴いて、1人でも気に入ってくれたらそれでいい。

ミクさん。

人間を、音楽を、好きにならせてくれてありがとう

これからもずっと、あなたに歌っていてほしい。

初音ミク人生を変えられた話。

小さい頃からぼうっとした子供で、本に顔を突っ込んで育った。自分にも他人にもいまいち興味が持てなくて、夢なんかも特になかった。

社会に出てすぐに詰んだ。同期が成長していく中、失敗ばかりで別の部署に回され、どうしていいかからなかった。

初音ミク出会ったのは、2008年のこと。

始めは「炉心融解」を聴いて、ソフトが歌うことに感動して色々漁るも、そのレベルの調声はなかなかなく。ただ、アマチュアの人が作る曲が自由面白かったから、最初は「歌ってみた」ばかり聴いていた。

そのうち、ソフトの声に慣れてきて、色々な曲を聴くようになった。

泣ける曲、かわいい曲、格好良い曲。トランス民族調、テクノポップメタル。いままで聴いたこともなく興味もなかった曲が、「初音ミク」を通して自分に入ってきた。

歌詞面白かった。今まで聴いてきたような恋愛人生応援歌もあったし、下ネタ独り言のような歌詞社会派、物語系。

般若心経ポップ」「P名言ってみろ」「吹っ切れた」などの派生ブーム面白かったし、「踊ってみた」「弾いてみた」やMMDいくらでも見る動画がある。

電車に乗っていて、「もしかたらこの人が、自分の好きなボカロPかもしれない」なんて思った。絵師かもしれないし、ニコニコ技術部をやっているかもしれない。

基本的に何をやってもいい、カオス空間。誰でも何か得意なことがあって、ネットに何かを上げれば、好きになってくれる人が必ずいる。

そんな風に思ったら、世の中が本当に変わって見えた。

ネタでつけるタグコメント広告ユーザーが遊べるところも多い。検索くらいしかネットに触れてこなかった自分が、ランキングにかじりついては毎晩、睡眠時間を削ってワクワクしていた。

初音ミク発売当時は、カラオケ化やTVでの取り上げられ方で揉めたこと。発売元会社が、創作可能ルールを作り、作る人を守るために戦ってきたこと。そんな事情を知ったのはもっと後のことだ。

2011年から2012年ごろ。

Tell Your World」がTVで流れ、「ODDS&ENDS」が発表された年が、ある意味ボカロピークだったかもしれない。

赤レンガ倉庫で平日に開催されるライブに、有休をとって行った。自分チケットを取るのも、人を誘うのも初めてだった。

初めて、生でボカロP(さつきさん)を見た。ウォータースクリーンだったけど、ミクが歌って踊るのを見た。チラシの裏いっぱいに感想を書き殴り、帰りは電車を二度間違えた。

八景島イベントファミマコラボ。Divafのために初めて、ゲーム機というものを買った。

「NyanCat」がネットミームになったりする一方、「カゲロウデイズ」の人気が予想外の状態を生んだ。

2013年、潮目が変わり始めたことに、遅れて気が付いた。

いままで挨拶冗談が書かれていた、曲の投稿者欄に、歌い手版との同時UPや、メジャーアルバムの発売が告知されるようになった。

勢いのあるP側とはうらはらに、コメント民度がみるみる下がった。カゲロウプロジェクトやKEMU VOXXの人気もあり、低年齢の視聴者が、どっと流れ込んできたのだと思う。

商業化への意見ボカロ厨やカゲプロ厨への嘲笑は、ネットを沸かせる一方。

ジャンルの外側からも内側からも衝撃を受けたけれど、一番許せないのは自分だった。

ずっと、「作る人」を尊敬して愛してきたつもりでいた。

でも結局、「ボカロを使わないその人」を、心から応援するのが難しい。正直、寂しい。

自分に都合のいいようにしか、愛せない。それでも好きだ。

それから何年も経って。

kemu氏が「拝啓ドッペルゲンガー」で衝撃的に正体を明かしたり、ハチとして戻ってきた米津さんに、ジャンルを「砂の惑星」と呼ばれたり。

色々なことがあったけれど、今もまだ、ボカロを聴いている。ヨルシカの曲も好きだ。

クリプトン公式コラボしている曲。「ヒバナ」や「DECORATOR」を聴いて思うのは、そろそろ潮時なんじゃないかということだ。

今までの自分は、ボカロを盛り上げるために何もしてこなかったな、と思った。

自分にできることをやろう。今まで考えてきたこと、あったこと。小説にして残したいな、と思っている。

曲も作りたい。努力はしなきゃいけないけど、基本的には誰かが聴いて、1人でも気に入ってくれたらそれでいい。

ミクさん。

人間を、音楽を、好きにならせてくれてありがとう

これからもずっと、あなたに歌っていてほしい。

2020-08-30

嫌なら見るな」がやたら強力になってるの、歪だと思うわ

Twitterでもはてなでも掲示板でも、コンテンツへの不満を語ったやつが「嫌なら見るな」「not for you」でボコボコにされるのをすげーよく見るようになったけど、作者と鑑賞者の関係として歪んでると思うわ。

そりゃね、こじらせアンチになって叩くためにそのコンテンツ粘着してるやつは、他の趣味の方がいいぜ、下手すると犯罪になるぜって感じだけどさ。

追い続ける程度に好意は持ち続けてる人間であっても、この売り方は不快だとか、新展開に納得できないだとかの不満を持つことは当然あるわけじゃん。

ジョジョの二部四部七部が好きだが三部八部は面白くないだとか、龍が如く極の演出ストーリーはいいけど戦闘だるいだとか、1st2ndアルバム名盤で3で落ちたが4で盛り返したと思ったら新しく出た5枚目はがっかりだとか、Switchで遊ぶのは面白いがコントローラーの誤動作マジで何とかしろとか、ランダム特典商法エグすぎとか、Twitter面白い奴もいるがクソうざい奴もいるとか、あるだろ。

でもその不満が語ったやつが「じゃあ見るな」「not for youだっただけ」「黙って去れ」みたいに言われまくるようになってるのは、労力をかけてコンテンツを作った側と、金と時間を払ってそれを買った側の関係として、だいぶ不健全だろ。

不満や批判に対して、腰据えて再批判するならいいよ。「お前の批判内容は間違ってる」は健全だよ。

でも昨今は、「批判という行為をすべきでない。ファンなら全部褒めるべき、文句は口に出すべきでないしそれができないなら消えろ。全肯定ファン以外はファンにあるべからず」って風に切り分けたがる感覚が広まってるように感じる。切り分けが言いすぎなら住み分けでもいいけどさ。

批判なき政治を目指した今井絵理子かよ。

なんか、それを鑑賞する者たちの空間ではほめることしかさないのって、コンテンツ制作者もしくはコンテンツ自体偶像・崇拝対象として扱うのが常識になりつつあるみたいで、居心地よすぎて居心地悪い。

はてブという極左集会場 その2

文字数制限の都合でその1のつづき

Twitter

とりあえず安倍この投稿リプライいいね順に見ていく。

世界中リーダーから絶大な信頼を寄せられ、また日本人にこれほど愛された総理大臣過去に類を見ないと思います総理を辞されても、政治家安倍晋三として国内外に良い影響を与える存在で居て頂きたく存じます。まずはお身体をご自愛頂きゆっくり休み下さいませ。誠にお疲れ様でございました。(9782いいね)

色々言われ続けながらも日本支え続けた総理感謝する

最初何とも思って無かったけど

硫黄島英霊に敬意と感謝土下座拉致被害者に寄り添うあんたを見てすげーと思った

ゆっくり休んでくれい(9232いいね)

これが何のイデオロギーもなくテレビ煽動されてる訳でもない真っ白な若者感想です

安倍さん今までありがとうございました

元ツイは固定の方にございます(7800いいね)

(ここにTikTokコメントスクショが4つ貼ってある)

安倍総理、心より感謝申し上げます安倍総理日本の最高のリーダーです。総理は辞任しても、これまで通り、リーダーである事は変わりません。まずはどうかゆっくりご静養なさって下さい。長い間本当にありがとうございました。(6976いいね)

長い間、大勢売国奴相手に8年間もありがとうございました。

今こそ転換期だと自分は考えています

一般国民の皆様。日本日本人のためだけの国にするため国民一同、偏向報道ミスリードに騙されず総理の器であろう人に投票していきましょう。(5549いいね)

親愛なる安倍晋三さん、私たちインド人はみなさんの健康長寿をお祈りします。あなた公共サービスのためにすぐに戻ると確信しています。(3934いいね)

ヤフコメ

10551件のコメントがついた毎日新聞安倍首相、辞任の意向固める」の記事コメント欄おすすめ順(good-badが高い順?)に並んでいるものを上から示す。

これほんとなのかな。

本当ならばお疲れ様でした。ありがとうございました。

と言いたいけど、心配なのは次の人。

間違っても親中親韓の人は受け入れられないし、そのような人達言葉フラフラするような人も同じ。

日本のことを1番に考えてくれる人になってもらいたい。

そんな人今の自民党いるかからないけど。

いるとしても、期待できるのは河野さんだけかな。(69227good,12054bad)

功罪は後で検証するとして、兎に角お疲れ様でした。しっかり治療に専念して下さい。

ポスト安倍は相当難しいな。内政は勿論だが、今は安全保障に関する外交比重もかなり大きい。石破は絶対ダメだよ。(63504good,12718bad)

まずはお疲れ様でした。長期の総理仕事はかなり激務なんだろうね。ゆっくり休んでください。次はだれかな?個人的には河野さんだがどうなるか?石破と岸田だけは止めてくれ…(37021good,7412bad)

問題は後任。

昨日の麻生の動きからして、唯一前日に知らされていた感があるし、

臨時代理をしばらくはやるけど、

二階と会談重ねるのはどうなのか。

間違っても国益損ねる人物だけは勘弁。(14301good,912bad)

体調問題なら仕方がない。

次の総理には周辺国に厳しく対処できる人になってほしい。(15301good,1653bad)

もはや頼れるのは河野太郎しかいない。中韓に対して強気な態度をとれるのは河野しかおらん。石破や岸田や菅では「攻撃しないでください。その代わり沖縄をお譲りします。もしよければ、本州の一部もどうぞ」ってなるよ。習近平従順総理ではダメだ。 (13531good,1714bad)

自分潰瘍性大腸炎から良く分かるけど、きつい時期は本当にしんどいんです。。特にストレスで大きく症状が傾くので、限界が来たのでしょう。。自分は症状が重い時、この国のトップも同じ病気で苦しんでいるんだと思うと心強かったです。辞任はとても残念ですが、今はゆっくりと休んで頂きたいです。(15161good,2353bad)

安倍さんの功績は、中韓との決別。

同時に親日国との国交を広げた事。

その路線を貫けば良かったのに。

半端に中国と仲を戻そうとし、習近平国賓待遇で招待しようとするから以後、コロナでも後手後手になったケチがついた。

ポリシーは一貫して貫かないと(21869good,4686bad)

安倍ちゃんのことは結構あっさりしていて、ポスト安倍に関して懸念している人が結構いる感じ。

Youtube

58万回ほど再生されたTBS NEWSの「安倍首相が会見 辞任決断理由は(2020年8月28日)」という動画。1429件のコメントが書かれていて、いいね数順に並び替えたが、ちゃんソートされないのでもしかしたら見落としがあるかもしれない。

どんな人が総理になっても日本人は叩き続けるんだろうな。

次の総理でそれが分かると思うよ。(203いいね)

7年半も日本のために身を削って総理をやっていたんだから記者は「ご苦労様でした」とか労いの言葉ぐらいないのかい

ロボットみたいに質の悪い質問しててどうすんだ。(156いいね)

この報道を受けて喜んでいるのが中国韓国北朝鮮だと言う事を皆さん忘れないように。欧州や他のアジアの国々、南米などなど、皆等しくネガティブ報道なのにだ。日本にいる安倍総理辞任を喜ぶ連中が何者か、これで良く分かったはず。日本人絶対安倍総理は何と戦っていたのか、誰と戦っていたのか、忘れるな。 (101いいね)

お疲れ様でした。なんだかんだ言って安倍さんしかかたん!

体を大事にしてほしいです。

あと、目元とかすごい疲れてる・・・(108いいね)

泣いてしまった。

人が去るときくらいさ、ありがとうって言えないのかな?

安倍総理万歳(102いいね)

総理に対して「お疲れ様でした」の一言でも言った記者は数人、病気での辞任を責任逃れ呼ばわり、そりゃ日本からブラック企業も無くなりませんわ。 (86いいね)

他にも安倍辞任の会見動画は多数あって、THE PAGEの「【ノーカット安倍首相が辞意を表明 持病再発「総理地位にあり続けるべきでない」(2020年8月28日)」という動画は78万再生ほどあり、TBSのものよりも再生数が多い。ただ、337コメントしかなく100いいねを超えるコメント結構スクロールしたけどなかったので、2番目に再生数が多いTBS NEWS動画コメント欄を調べた。

ブクマカ

翻ってブクマカはどうか。「安倍首相 辞任の意向固める 持病が悪化したことなど理由に | 安倍首相 辞任へ | NHKニュース」についたブコメの人気コメント見てみよう。

辞めるのはええけどオータニの明細は出せよ(1013スター)

本当に「最長記録」狙いだったようにしか見えなくてウケる/まあでも病気は大変だしなあという気持ちと「病気等で国政に携わることが困難である時どうすればいいか」みたいな話は別途に必要なんではと思う。(500スター)

(称賛や批判はいったん脇に置いておいて) 長い間お疲れ様でした(436スター)

内田樹先生予定稿が読めるじゃん!(240スター)

取り巻き嘘つきすぎやろ…。(293スター)

"最長記録"更新たからね(476スター)

やっぱり具合悪かったのか。これでいいと思う、体調が優れないときストレスのかかる仕事なんぞするもんじゃあない…庶民感覚で語っていい仕事かどうかは置いておいて。(178スター)

いやーぶん投げたね(247スター)

なんやこの大本営発表ブコメも気色悪いのいっぱい(142スター)

記録更新ゴール。(68スター)

……うーんこの

結論

はてブ極左集会場と揶揄されても仕方ないって感じるわな。前に安倍ちゃんを休ませて欲しいといった甘利の発言に対して、ブクマカブラック上司メンタリティ罵倒ブコメしまくっていた[4]というのがあったけど、ブクマカ世間とズレすぎ。SNS世間全てとは言わんけど、ほとんどが匿名で利用できて本音を言いやす環境で、嫌味みたいなことしているのはてブだけだぞ。はてブ以外がランサーズかに制圧されているとはとても考えられんし……逆にはてブの方に何か変な介入がされちゃっているんじゃないか心配になるよ。

そういえば、はてブの皆さんは陰キャだらけで[5]きっと教室の隅っこが定位置だったと思うけど、これ見る限りだとインターネットでも隅っこの方みたいだね。

出典

[1]小山晃弘のツイートTikTokの「安倍総理タグ動画コメント欄を見る限り、どうもマジで10代の若者安倍のこと支持してるっぽいんだが、なんなんだこれは、いや統計とかでそういう傾向があることは知ってたけど、「生の声」を見るとTwitter論壇とのあまり差異唖然となる。。

[2]なぜ若者は、それでも「安倍晋三」を支持するのか

[3]「JKより上手い」「お役所感がない」首相官邸インスタが話題 “中の人”の正体に迫る

[4]ブクマカはこれだから世間からずれている

[5]「今どきの卒業式はこんなに進化している!『教室アルバム』が超楽しそうでグッとくる」のブコメ

2020-08-28

から担降りする。

担降りブログの代わりにここに綴ろうと思う。どうしても匿名のほうがいい。 

花男のころから嵐が好きだった。そのとき松潤が好きだった。今は大野くんが好きだ。

でも私は箱推しだった。嵐が5人で楽しそうなのが1番好きだった。

去年の活動休止の一報は寝耳に水であり、それから目の前が真っ暗になったようだった。

毎日泣いた。

絶対に嵐を後悔しないように2年間推そうと思った。

去年の終わりからとある別のジャニーズグループにぞっこんになった。

今まで全く他のグループには見向きもしなかったから、自分自身も嵐以外のグループを好きになったことに衝撃だった。

余りに好きで、とうとうファンクラブに入った。

このグループが好きで、今オタ活も楽しくて、嵐はゆるゆると推すぐらいになっていた。

この感じなら年末ちゃんと嵐と一時的にお別れできるなと思った。

最近、私が推し始めたグループファンと、嵐のファンが少しばかりいがみ合っていることがある。

その詳細は関係いか説明しないが、私はそれで、初めて「ファンの印象」のせいで嵐が少しだけ嫌いになった。

嫌いになったというのは語弊かもしれない、とにかく「面倒くさい」と感じたのだ。

そのときに私が引っかかったのは、「Team ARASHI」という文言だった。

私の好きなグループは、ファンダム名前こそ付けないものの、「team」のあとにグループ名をつけることで、メンバー自身ファンダムや彼らに関わった関係者を呼んでいて、ファン側も、私達がその呼称のくくりに入ることを理解している。少なくともこの呼称を去年にはメンバーから発信されているのも確認した。メンバーファン一丸となっていこう、そういう意味が付されていたと記憶している。

嵐のファンダムには、正式呼称がない。一時期、アルバムから取って「アラシック」と呼んでいたがメンバーがこれを否定、「アラシアンズ」という呼称が数年前にメンバー発信で作られたが、浸透しているかどうかはあまりよくわからない。

嵐のファンダム呼び方には「チーム嵐」というのもどうやらあるようだ。どうやら、というのは私はファン活動をしていてあまりいたことがない呼称だった、という意味である。調べてみると、公式発信かどうかはわからなかったが、どうやら「ある」ことは確認した。多分公式発信だろうとも思う。しかし声高に「私たちはチーム嵐だ!」とは今まで言ってこなかったように思う。

そもそもVS嵐で嵐側が「嵐チーム」と呼ばれることから混同やすいのもあって浸透しなかったのだろう。

嵐が海外デビューしてから、一部の(本当に一部の)嵐ファン自分たちを「Team ARASHI」と呼ぶようになった。

そしてその人たちの活動が、実を結び、本人たちにまで声が届くようになった。彼らが「Team ARASHI」という呼称を使っていることも含めて。

そして、嵐のメンバー自身が、「Team ARASHI」と発言するに、今日、至った。

どっちが先とか、どっちが正しいとか、そういう議論をしたい訳ではない。したくない訳でもないけど。

もやもやした。腹が立った。悲しくなった。

後輩グループファンといがみ合って、後輩潰しをしているような嵐ファン空気が嫌だった。

teamを声高らかに叫んでいたのは、こちら側だったのに、拡散力の大きいグループが使い始めたら、もうそちらのものになってしまう。

なにより、彼らが今、必死こいてファンに呼びかけて活動しているように見えて、滑稽に見えて、あの国民的であり堂々のトップであった彼らはどこにいってしまったのだろうと、悲しくなった。

思えば、去年のデビュー日の会見から、嵐は私の全く知らないものになってしまったな、と感じることが多くなった。

メンバーは、ずっと、ついてきてほしい、と言っていた。

でもごめんなさい、私はついていけなかった。

ビルボードランキングを上げたくて、去年の11月から私が応援しているグループファン活動を始めていた。

嵐のファンは、大体今年の6月ぐらいから目立って活動を始めていた。

そうしたら、最近私の周りの嵐のファンから、「今までこっちがずっとビルボード対策活動してたのに向こうがそれを奪った、乗っ取った」と言われてしまった。team表記も、文句を言われた。

ジャニーズで先に始めたのはこっちだ。ノウハウを取っていったのはあなたたちだ。でも私達もK-POPグループファンからノウハウをもらったから責めるつもりはない。でもその言い草はないだろう。実際、去年発売の『BRAVE』というシングルは同週発売の『馬と鹿』にビルボードランキング惨敗で、それでもあまり活動に熱心にはならなかったのはそっちだろう。

なにがいいたいのかわからなくなった。

少し前にグッズを捨てた。

円盤も、もう売りにいこうと思う。

嵐の5人には、今も幸せになってほしいとは思う。間違っても不幸になってほしいとは思っていない。

私はもう積極的に嵐を見ようとは思わない。昔は嵐が好きだった。私は確かに嵐が好きだった。

でも今は嫌いだ。

2020-08-24

今のK-POPの質低下が酷い

かつては自国のポップに海外の要素をいかに組み合わせてやるかで大衆性実験性が交差し面白かったのに、

ある時期から欧米流行をそのまま入れてろくに煮詰めずホイホイお出しするありさま。

しかも今はそのろくに煮詰めてないもの劣化コピーも溢れてとても退屈。

ただそんなシーンの中にも宝石があって今年だとYUKIKAのSoul Ladyはとても素晴らしいアルバム

音楽的にはなんとシティポップでそれを現代的にアップデートしてクオリティは高く、いくつかの曲は90年代ソウルと上手く融合してて見事な独自性を発揮してる。

そしてYUKIKAはなんと日本人で元声優アイドルマスター韓国ドラマにも出演していた寺本來可

長さもちょうどいいから「K-POPどんなもんかとBTSアルバム聴いたけど最初はいいのに途中から迷走して部分的には秀逸なのに全体的にイマイチだな」と見切りをつけた人もトライしてみてほしい。

インスタって見辛い

最近調べたいことがあってインスタでアカウント作ったけど検索画面が見辛い

画像ざっと出てきて、そこで見たくないなーと思うものまで目に入って来る

あれは自分アルバム的な扱いで検索自体はそこまで重視されてないのか?

それともフォローフォローから人伝に知りたいことを探しているんだろうか

あと検索単語ハッシュタグ化されてないと、たとえ本文で知りたい単語を使っていたとしても検索に引っかからないんだろうか

たとえばウェディングドレスで「地域名 ドレス レンタル」とやるとアカウント名?にその単語は入ってるのは出るけど

ハッシュタグでは全然投稿結果が出てこない

もしかしてインスタは知りたい単語から探すんじゃなくて、ハッシュタグをあちこち行き来して情報を集めるツールなのか

インスタって思っていたのとかなり違うな

アルバムアルバムバージョン入れるな

もしくはシングルバージョンも入れろ

シングルのほうが断然聞き慣れてるから好きだし

2020-08-23

一年前の今日に戻ったとして書ける予言

〜〜〜社会〜〜〜

新型コロナウイルス

今年の暮れくらいに中国武漢ってところで見つかる新型のコロナウイルスが、あれよあれよという間に世界中に広がってすごいことになる。

すごいこと、つってもパンデミック映画みたいに一瞬で何百万人が死ぬって感じではなく、もうちょっと地味な感じだ。健康若者はそうそう死なないし、空気感染も多分しないっぽいから皆で気をつけてればある程度は抑え込めるようなものだ。死ぬのは老人とか持病持ちの人が多いっぽい(当然健康な人も死なないわけじゃない)。

でもなんか厄介で、社会的な影響はめちゃめちゃでかいんだよな。ヨーロッパとかアメリカではなぜか日本よりすげえ流行って、ニューヨークなんかでは1日1000人とか死ぬ事態にもなる。その恐怖が効いてか、日本でも感染しそうなふるまいをとることは割と忌避されるようになり、結果として旅行外食がかなり縮小するんだな。息苦しい世の中になるから、今のうちにいろいろやってた方がいいのは間違いない。

ソーシャルディスタンス、三密、新しい生活様式、みたいな言葉ポンポン出てきて楽しいぞ。飛沫感染を避けるために密集を控えよ、っていうのが新マナーになる。

あっ、あとマスクがしばらくすげー品薄になるから今のうちに買いだめしといた方がいいよ。ちなみに来年の夏はバカ暑くて、37度なんかになる。それなのにマスクをつけないと外出できない雰囲気があるからキッツイぞ〜 

そう、あとあれだ!外に出ると感染するっていうんでリモートでいろいろやるのが流行る。そこで台頭してくるのがズームってサービス。まあスカイプみたいなもんなんだけど、会議をやるのにより特化してる感じ。「Zoom会議」なんていま言われても意味わかんないだろ?それが一年後にはほとんど誰にでも通じるようになるんだな。Zoom社の株買っとくと儲かるかもよ。

あとコロナ(新型コロナウイルス、COVID-19っていうのが正式名称なんだけどコロナとだけいうのが一般化してる)関係で言えば、志村けんさんが死んだな。南無。

★米中摩擦

コロナの影響で景気が悪くなるんだけど、その関係か米中の仲が悪くなる。アメリカ中国スマホ結構強硬規制したりしてるみたいで、だいぶ剣呑な感じになりつつあるっぽい。米中経戦争はすでに始まっている!なんて言ってる人もいたけど、実際どうなのかはわからん

東京オリンピック

どうなったと思う?延期になったんだよ!ウケるよな。

名前はTOKYO2020のまま2021年にやるっていうんだけど、コロナでとにかく国際移動がしにくくなってるんでどうなるかわかったもんじゃない。

梅雨

来年梅雨は長いぞ!7月末までずっと雨続きで、マジで嫌になるから覚悟しろ

それに豪雨結構すごい。覚えてる範囲だと、熊本人吉ってとこが川の氾濫で大変なことになってた。

アクタージュ

重要度は下がるけど、そういえば。

ジャンプアクタージュって漫画(聞いたことあるよな?)の原作者が、チャリで追い抜きざまに女子中学生の胸を触るっていうマジで終わってる感じの犯罪をやってお縄になり、連載が終わる。

読もうと思っても読まないほうがいいぜ。後悔するからな。

〜〜〜個人的な話〜〜〜

★ニャス

ニャスは死ぬ5月くらいだったかな?老衰だったっぽい。帰省するなら撫でておくといいよ。

★爺ちゃん

ちゃんもついに死ぬ葬式コロナスキップされるぞ!

チャイナ

近所にある中華料理屋、その名もチャイナ!あそこはうまいから今のうちから行っておけ。日替わりランチが730円で、うまいし量も多いしでかなり良いぞ。つかなんなら多すぎる。腹を減らしていけ。あと炒飯ラーメンセットは頼むな。マジで多すぎる。

ストロークス

ストロークスは新アルバム出すぞ!

はてな

お前はこれからはてな匿名ダイアリーおよびはてなブックマークってサービスを見つけ、というか存在気づき直し、それにハマる。ハマらないほうがいいぞ。見るな。

見るとするなら一つ盗作の種をやろう。

「📞🐘エレファントモシモシ」

これを11月7日17時40くらいに書き込め。1000ブックマークくらい貰えるぞ。貰えてもいいことないけどな。

ーーーー

意外と覚えてるニュースがなくてマトモなアドバイスができない。ググればもっといろいろ言えるんだろうけど、俺がいまパッと言えるのはこのくらいな気がする。

あと何があったっけなあ……

米津玄師ファンを辞めた話

米津玄師国民アーティストとなって久しい。

もとよりアイネクライネをはじめとしてLOSER、ピースサインなど若者を中心に認知はされていたけれども、Lemonがこんなにも幅広い年代に聴かれる曲になるとは思っていなかった。音楽といえば昭和歌謡で止まっている私の母でさえもCDで何度も聴きライブDVDを繰り返し観た。その母よりもさら流行りに疎い父でも、とりあえずは「米津玄師」の名を知っているというほど、Lemonは彼の存在を世に知らしめた。

そして8月5日米津玄師の3年ぶりとなるアルバム『Stray Sheep』がリリースされた。Lemon、flamingo、馬と鹿など数多の人気曲を引っさげた「最高傑作」と評価されたアルバムだ。

当然私も買った。そして全曲聴き終わった後、脱力してしまった。「みんなのものになってしまった」と、ほんの少しの絶望と寂しさを感じたのだ。

私は彼の大古参ファンという訳ではないが、それでもハチ時代の曲はそれなりに聴いてきたし、米津玄師の名でメジャーデビューしてからはずっと彼を追いかけていた。ボカロPとしては伝説級の人物で、ボカロ全盛期と言われたあの時代を生きた人間しかこ感覚は分からないと思う。多分この感情を持っている時点で、これから米津玄師についていける人間のふるい落としにかけられていた。

ハチ(ボカロ)の曲をバカにしていた友人が米津玄師の曲を褒めているのを見るとムカつく」というのはLemon以前、もっと言えば一回目の転機になったであろうアイネクライネ以前から応援しているファンの中でのテンプレ感情である。「応援してたインディーズバンドメジャーデビューしてちょっと寂しい現象」と似たものなんだと思う。かくいう私もLemonが大ヒットを飛ばしている最中自分の事のように誇らしい気持ちの裏にどこかそれと同じ感情を抱いていた。それを拗らせに拗らせた結果がこのブログだ。(そのようなテンプレ感情を患わせた古参米津オタクのみんなにはなるべく新規ファンに優しくしてくれることを祈る)

ただ、それはある種仕方の無いことだ。ハチから米津玄師初期、アルバムでいうとdioramaやYANKEEあたりの曲と、BOOTLEGやStray Sheepの曲の雰囲気はまったく異なるから新海誠で例えると『秒速5センチメートル』と『君の名は。』くらい違う。

それでも私はあからさまに変わった彼の音楽に対して感じる寂しさを拭えきれなかった。

音楽の専門的なことはよく分からないので「この曲のこの音が〜」などと詳しい話はできないが、単純に昔の彼の音楽が大好きだった。好みの別れそうなおどろおどろしいサウンドや、少し毒々しい歌詞名前も付けられないような感情を代弁してくれたような優しい歌詞も。米津玄師は私にとって、教室の片隅にちょこんといる人間を、誰も知らないアミューズメントパークにこっそりと連れ出してくれる魔法使いみたいな存在だった。そこで集まったみんなは似たもの同士だった。一種選民思想的なものさえ感じていた。

だけど今では「好きなアーティスト米津玄師です」と言うのがはばかられる程の人気者になった。好きであろうと嫌いであろうと、とにかく新曲情報が入ってくる。そんなポップアーティストとなった。

米津玄師」の名のついたものはなんでも売れる。それくらい、彼は彼自身ブランドを築き上げた。もう小学生適当に作った曲でも、米津玄師製作と銘を打てば売れるんじゃないかって、そんな意地悪なことも考えたりするほど。

そして彼を好きであることはアイデンティティでもなんでもなくなった。

みんなが彼の曲を聴くから。彼の音楽大衆文化として消費されるようになったから。純粋に彼の心地よい魔法にかかっていたのが一変、彼の噂を聞きつけた野蛮な人間に土足で村を踏み入られたように感じられて、なんだか居心地が悪くなった。

何が悲しいかって、彼自身がそれを望んでいたことだ。

米津玄師は度々インタビューで「普遍的ものを作りたかった」と語っていた。そしてそれがLemonであった、と。

その言葉を聞いたときに、「みんなの歌」じゃなくて「私たちの歌」を作ってよ、と叫びたくなった。しかしそれと同時に勘違いしていたことに気づいた。私は勝手自分エゴ押し付けていたのだ。彼を自分代弁者だ、「こっち側」だ、と祭り上げていた。彼が見ている世界は、そんな小さなものではなかったのに。だけど、どうしてもそれが、置いていかれたみたいで嫌だった。

よくよく落ち着いてみると、こうして純粋に彼の曲を楽しめなくなってしまったのは、私が本当に好きだったのが「あの頃の米津玄師」ではなく「あの頃の米津玄師を好きな私」だったからかもしれない。それはそれでかまわない。

どれだけ私が寂しがったところで、彼はこれからも素敵な曲を書きもっともっと愛されるアーティストになっていくだろう。コンサートで「誰一人この船から落としたくない」と語ったように、これから米津玄師という船は正しく真っ直ぐ平等に、より多くの人を救うような、より多くの人が楽しめる方へと舵を切っていくのだ。

彼の素晴らしい旅路に祝福を。無惨にもその船から零れ落ちて溺れ死んだ人間からささやかな反逆心を持って言葉を送らせてもらう。





追伸・この文章を書いている最中米津玄師カロリーメイトCMに出ていることを知り、さら絶望した。

2020-08-22

anond:20200822234801

保育所ときかなー。引っ越す前。

「おもいでのアルバム

つのことだか 思(おも)いだしてごらん

あんなことこんなこと あったでしょう

うれしかたこと おもしろかったこ

いつになっても わすれない

春(はる)のことです 思いだしてごらん

あんなことこんなこと あったでしょう

ぽかぽかおにわで なかよく遊(あそ)んだ

きれいな花も 咲(さ)いていた

夏(なつ)のことです 思いだしてごらん

あんなことこんなこと あったでしょう

むぎわらぼうしで みんなはだかんぼ

おふねも見たよ 砂山(すなやま)も

2020-08-20

anond:20200820183637

から女と畳は新しいほうがいいって言うし

ライムスター宇多丸ラッパーは最新アルバムが常に最高傑作だって言ってたし

AVに関しても過去の名作みたいな概念ほとんどないと思う

 

それでもレジェンド女優みたいなのはいるけども

2020-08-19

ROUND TABLE featuring Ninoっていうめちゃ最高のポップスを聴こうよ

ねえ、ROUND TABLE featuring Ninoの曲が全曲サブスクで解禁になってるよ!!!!!

みんな聴いて〜〜〜〜〜!!!!!!!!

元々はROUND TABLEっていう北川勝利さん・伊藤利恵子さんの2人で活動してたユニットNinoさんというボーカルを迎えたユニットなんだけど、とにかくめちゃめちゃオシャレでグルーヴィーな曲ばっかりなのよ、まじで。

Ninoさんのボーカルが本当に絶妙なのよ……。洗練されたサウンドに乗るスウィート歌声がね……。可愛いのだけど、甘すぎず、色っぽすぎもしない。

なんかちょびっツっていうアニメ主題歌を書き下ろすときNinoさんをボーカルにしてみたら好評で、それきっかけでその後10年くらいアニソン界隈で「featuring Nino」名義での活動が続いたっていう不思議ユニットなんだけど、その10年で出したオリジナルアルバム3枚がどれも名盤で。

当時初めて2ndアルバムの「Nino」を聴いたときは衝撃だった。どうしてこんなに良い曲ばかりなの?なんでもっと知られてないの?って。

当時ちょっとネットで調べたときに「アニメに魂を売った」みたいな書き込みしてる人がいて、「うるせえ〜〜!!!お前ちゃんと曲聴いたのかよ!!!???」ってキレ散らかしましたね。

でも00年代アニソンへの認識ってそんなでしたね。

北川勝利さんのTwitterとかずっと見てると、ジャンルとかフィールドとか関係なく、本当に音楽好きな人なんだなあ、って感じますよ。

話が逸れた。アルバム3枚がそれぞれ季節ごとに聴くのにちょうど良くて、「APRIL」は春に、「Nino」は夏、そして「Distance」は秋・冬にぴったりになっていて。

聴くなら「Nino」かな。3枚のうちでたぶん一番キャッチーアルバム個人的に。ARIAEDとか入ってます

日本ポップス史に名前が刻まれるべきユニットだと思ってる。ほんとに。

もちろんROUND TABLE単体の活動も好き。ちょっとロックよりの「CANNON BALL」ってアルバムが好き。

featuring Ninoでは「In April」と「Message」って曲が大好き。何か懐かしい気持ちになって胸がぎゅーっとなる。

みんなもROUND TABLE featuring Ninoを聴こうよ。

2020-08-13

【また追記アイカツ!に引導を渡された。の続き

追記

さっき、ガレキ制作資料撮りで久々にDCDやってきたんですよ。

すっげぇ面白いのね……やっぱ上から下まで全部自分でコーデ決めて、アイドルをかっこかわいく着飾って、最高にブチ上がるステージに上げるのが楽しいんだよ…これだよ俺が好きなアイカツ!って……。

情報が全くないんでDCDプラネット!がどうなるか分からないけど、この楽しさだけは絶対に変えてほしくない。アイカツ!アイデンティティってここだと思うんだ。ドキドキもチョキチョキ混ぜ混ぜカワイイもコワイも混ぜ混ぜがアイカツ!なんだよ。

俺はバンダイに幾度となく裏切られた。日本に生まれた以上ゆりかごから墓場までバンダイに貢がなければならない運命にある。それには抗うことが出来ない。だが裏切られても良いという理由にはならないはずだ。

バンダイ、ほんと頼むぞ。DCDの楽しさだけは曲げてくれるなよ。サンライズは頑張ってるぞ。元締めのお前が頑張らなくてどうする。お前とサンライズの娘の未来を、もうちょっと考えてくれ。

ちなみに霧矢あおい姐さんにグラスランドコーデを着せると気が狂うほど可愛くなるのでお勧めです。わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!姐さん可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







TOTm ガール戦士陣営三池崇史が出てきて作品への思いを語る記者会見と比べてどんなんだろうとは思った

ガール戦士って三池監督関わってたんだ…つーか総監なんだ…実写版無限の住人面白かったぜ…。

巷で話題の「見本と実物が違い過ぎるマスコットぬいぐるみ」ってラブパトだったのね。あれは酷すぎて笑っちゃったよ、タカトミどうした?

kamei_rio ゾンビ消滅する増田かと思ったら、進むもゾンビ退くもゾンビ増田だった。お疲れ様しか言いようが無い

ありがとうございますゾンビゾンビらしく何かを探し彷徨い続けます

消滅するか過去に縛られるか、未来に歩を進めるかはプラネット!本編を見届けてからでも遅くはない。

ffrog 文字数制限引っかかるレベルの激アツ長文で草

自分も「あれ、コピペミスたか?」と思いました。感嘆符削れば全文収まったかな。

kuzumimizuku 実写×アニメの例としてめちゃモテ委員長が出てくる世代はもう多分相手にされてないんすよ(小声)でも、気持ちはわかる。俺のシマじゃないのは重々承知のうえで「うちのシマでなにしてくれてんねん」という気持ち

正直実写×アニメ作品ってマジに見たことないんでここはヒで見かけたやつ持ってきました。

いやほんと…バンダイさん下手。やることがへたっぴすぎる。うちのシマ(ではない)を実験台にしないで。

islecape あーこれは長いぞと思って開いたらやっぱり長い

長くないお気持ち表明はお気持ち表明じゃねぇ!!自分気持ちを整理するためにある…と思う。

osya3 プリチャンのお気持ち表明した人っぽい

プリパラチャン界隈って女性いかお気持ち表明も沸々と煮え滾る感じの多いですよね。

その増田たことないんでURL知ってたら貼ってくださいな。他の人のお気持ち表明を読むのは楽しい

osyamannbe キモ過ぎて笑った、ジャンルわず今までで最高のお気持ち表明だわ。おつかれさま、元アイカツファンとしては同情するよ。

有難いお言葉…書いてよかったぜ。

アイカツ!は出戻りを歓迎するぞ!!!!!!!戻ってこい!!!!!!!!!!!!

t-oblate 実写の是非云々はおいといてもDCDや本編の情報全然なくてキャストバラエティ延々見せられて虚無になったのはたしか

構成があまりにもド下手糞。視聴してないであろうドルオタ向けにしてどうする。構成考えたやつをクビにしろ

まっっっっっっっっっっっったく求めてねぇ情報しか出されなかったらそらキレるよ。なに考えてんだろう。

sgtnk 俺が好きなアイカツは”ふと見たら面白くて曲も良くて思わずハマってしまった作品”だったんだ。ライブ行くくらい好きになってしまってるけどそういう基本に立ち返るのは重要だと思ってる

そう、そうなんだよ。知らない間にハマってたよ俺も。面白れぇんだよアイカツ!。すっげぇ面白いんだ。曲もいいんだよ、MONACA最高なんだよ。

今回の件で改めて自分の中のアイカツ!ってなんだったろうと見つめ直すのもいいかもしれない。そんな崇高なものでもないが。

uk_usa_tv 超長文で不満を撒き散らしてるのに、結局新作のキービジュアルにワクワクが止まらない!の、うんうん、それもま(略)。私も実写にはめちゃくちゃ動揺したけど、いつのまにか新作楽しみになってきました。

あのキービジュは凄いわ。不平不満を吹っ飛ばす力強さがある。ちゅーかBBフェスがほんまゴミカスクズ

neniki 見事主役オーディションを勝ち取った伊達彩ちゃん歌唱力抜群だしルフィ並みに肝がすわっててちょっとおかしい(褒めてる)ので是非見てやってください https://youtu.be/rEd8heiEa8Y (ちなみにアイカツは全く知らない)

お前ら演者ドルオタ民度を示すんだぞ。やっぱドルオタってカスだわって言われんなよ。お前らの行動一つがアイドルだけでなくアイカツ!シリーズ全体の民度に繋がるんだぞ。頼んだぞ。

meganeya3 でも崖登ったり斧持ったりしたら嬉しいんでしょ?

そういう上っ面だけくみ取るのって薄っぺらくてファンが一番嫌うとこなんですよ…。

yozhashi BBフェス中に「それってアイカツか?」という疑問が沸いたのは確か。プリリズ〜チャンシリーズ世代交代できたがアイカツ!は……。我らの救いはミュークルと電音部だけかもしれん。

ミュークル面白いよね、久々に純度100%の可愛さだけでぶん殴られたわ。僕は月島いらちゃん!!!!!!!!!!!!

msdrmgmg なりたい自分プリズムジャンプ… 続き気になるよ。正直2割も増田の言ってること理解できなかったけどもっと増田叫びを聞かせて

上でも載せたけど以前書いたやつ。

https://anond.hatelabo.jp/20200717180056

【また追記

堀江由衣の「楽園」てアルバムトラック3の曲名(記号抜き)でブログやってるからよかったら見てやってくれ。

igusa 女児に人気ある実写コンテンツを作るって方針はわかるけどなんで“アイカツ”というタイトルを使ってまで今までの“アイカツ”(アニメが主軸)とはかなり違うものを作るのかって理由が出てないからこういう気持ちにな るんだと思う

こはちょっとバンダイから説明しかったよね。前2作はバンダイ社員いたのにこっちいなかったしもうそういう事か。

どーーーせ今後も言わねぇんだろうな。100株買って質問するか~~!!

nyoron0128 プリティシリーズ派も対岸の火事じゃないんだよなぁ・・・10周年・・・

プリティシリーズは何やっても許されそう。実写は舞台でもうやってるしまプリティシリーズだしで適応しそうよね。懐の深いシリーズやで…。

seiyuDB ブレンズをまともに終わらせなかった時点でこの先厳しいと思った。/打倒加藤陽一(初代アイカツシリーズ構成にして、今ではガール戦士シリーズシリーズ構成)なんだよ。

正直フレンズ!二期ってファンディスクみたいなもんだよね。ひびきとアリシア百合豚の自分にとっては泡吹いて倒れるほど最高のフレンズだったんでニッコリなんだけど、あいねとみおの話は一期で終わってた感ある。

オンパレード!やるからって短縮された疑惑あるし、それが元でファンアンチになったのを目の前で見てしまったのは悲しい。でもフレンズ!好きだぜ…百合豚だからよぉ……。

Tailchaser 女児アニメうまいと金匂いさなきゃ冷めちゃうのよね、その辺プリティシリーズ子供に全振りでアーケードに大枚はたいてる人はうまい事隠してるからやり方が上手。ミュークルおもろいよね

バンダイは金を巻き上げる事しか考えてねぇからな。もうちょいサンライズ側のパッションが見たい。ミュークルを信じろ

miruna こういうのを言えないのはそれはそれで不健全だし私も歌唱担当嫌いだよ歌が声優さんよりヘタクソだから!つーかカオスラウンジパワハラセクハラ黒瀬陽平被害者不当解雇指示した嫁の子飼いアイドルからな!

としあきなのでブタミカスウジ関係ディアステの上の方が苦手っていうのはある。ただ歌唱担当に罪はない。

俺はあくまで暴れたいだけの口実として本作品ライブに参加する糞野郎が嫌いなだけだ。

spark7 新しくなるたび右肩下がりでwebアニメなっちゃって低予算の極みが実写なのだろう。そこまでしてIPを維持したかったと思えば涙ぐましくもある。俺もミュークルに救われたので正直興味失ってるな。

もーそろ10年だしね、これがコケても意地でも続けるでしょ区切りまで。その後のことは知らない。

porimern ゾンビが滅ぶ話かと思いきや、最後の展開に笑ってしまった

抗えねぇんだ…だってオラは アイカツ!が好きだから……。

lilllllll ここまでアイカツ!を求めているのならシャイニングスターは見ているのだろうか。 初期『アイカツ!』の魔力と 『シャイニングスター』について https://note.com/cureakarichang/n/n27da18d96927 https://www.youtube.com/watch?v=9QcnnSPAEio

アイカツ!が好きなのであってアイカツ!っぽい作品に興味ないのよごめんな…。

hinatamahatebu この話について心が平穏でいられるのはたぶんミュークルドリーミーのおかげ。ありがとうミュークル。

ミュークルは神。ミュークルは救い。ミュークルは心の保険

件のせいで事故りまくって保険代がバカ高くなったぜ…リルリルフェアリルも見てくれよな!!!!!!

automatican アイカツ自然と見なくなってしまったが 所々うん?という展開もありつつ集大成的なお話を入れて来て泣かせてくる全体的なバランスが良かったしそういう部分に期待してしまうんだよね、オタクの性

所謂捨て回があまりないのがアイカツ!のいいとこだと思う。最終的に未来収束するというか、過去があっての未来というか。

一期クリスマス回でいちご達がモミの木を切ったのを見たひとりの女の子スターライトの門を叩いたのが一番分かりやすい。

"未来を創る"いいアニメだよ…基本ギャグだけどたまに泣かせにくる。プラネット!にも期待しちゃうよね、オタクだもん。


syabazochang 実をいうとプリチャンももうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。

2,3日後にものすごく赤い朝焼け(赤城あんな)があります…は置いといて、プリチャン今めっちゃ面白くない?キラッCHUとメルパンラビリィありえん可愛いんだけど。

先週の二人(匹)のアイドルモード可愛すぎてミュークルまで精神が耐えられなかったわ。タカトミはかなり上手くやってるよ。

二期はちょっと虹ノ咲さん引っ張り過ぎてたかな~~~て思うんだけど…まりすずとなるちゃんが可愛すぎたのでオッケーです。なる、愛してるよ(RLで一番好き)。

sjn ワシとて落ち武者の格好で枕元に立ってポワプリの良いところを伝えるゾンビになりかねない

増田元増田みたいになるな。

CAX プリキュアプリティシリーズテーマの変更が容易だけど、『アイカツ!』は「アイドル」と「活動」という言葉を合体させてブランド化しちゃったのが失敗? 基本軸の大変更ができず、先詰まり感が。実写融合は!?

スターズ!時点で無印差別化もっと出来りゃよかったのかな?まぁ初期の方はそこら辺かなり頑張ってたし監督(だっけ)も「アクセル踏んではブレーキをかける連続だった」みたいなこと言ってたみたいだし、苦労したんでしょう。

最終的に無印寄りになっちゃったけど、俺はどっちも好きだよ。M4を除けば(ただスバル処遇百合豚の俺でも同情する)。

実写はもうどうなるか分からんシナリオ頑張ってくれればどうにかなりそうだが…もしダメでもアニメカバー出来るかどうか。どっちも頑張れ!

2020-08-12

展示できるような一本グソが出てしまった話

便器を見ながら途方に暮れてしまうような一本グソが出る経験したことのある者が、果たしてどれだけいるのだろうか?

意外とみんな、人生で一度や二度ぐらいはあるのかもしれないが、一つ断言できるのは、そういう体験比較的若年のうちに起こるものだということだ。なぜかというと、基本的に齢を重ねればストレスは溜まる、運動は不足する、酒は飲むはおかしものは食うわで、見事な一本グソを生成するには体内のコンディションは過酷になる一方のはずだからだ。

そんな折、きたない話で大変すまないが、先日俺は30過ぎで大変な一本グソを世に送り出してしまった。

便器の前に立ちながら、俺はしばらく呆然としてしまった。なんというか、そういう沈黙を強いる存在感があった。

うんこはいくつか原則があると思っている。

食ったもの以外は出てこないということと、そういう形状になるのにおおよその心当たりが毎回あるということだ。

体調がよくなかったり、好物だからって辛すぎるものを食べたりすると、結果としてうんこが荒れる。俺らは毎回、体から出てきたものに対して、だいたい腑に落ちるものがあるはずだと思う。

ところが、このときの俺にはここまでの一本グソをする予感というか、脈絡みたいなものがまったくなかった。

ゆらゆら帝国というバンドに、『空洞です』というアルバムがある。

『空洞です』はゆら帝最後アルバムだ。なぜかというと、『空洞です』によって、バンドが「完成してしまった」という、なんというか、もう何とも言いようがない心象に本人たちが達したからだ。

もちろん、バンドはそういうものを送り出そうとして毎回苦心してはいたのだろうが、(これは俺の想像に過ぎないけど)どこかで、そういうものが出来上がらないのを、予測してもいたんじゃないだろうか。

ところが、それが出てきてしまった。

このエピソードを踏まえながら聴く『空洞です』はすごい。ゆらゆら帝国以外からは出てこない楽曲なのはもちろんだけど、バンドがその後何を目指して変化したとしても、未来にわたってその答えがすでにここに示されてしまっているように聴こえる。

めちゃめちゃ怖くないか

俺はこのとき自分うんこに対して似たようなものを感じた。

俺の人生最良のうんこはこのとき、なんの前触れもなく出てきてしまったし、おそらく今後、もっと優れたうんこが出てくることはないと思う。

昨日口にしたもの毎日翌日出す、という生物的な側面が俺という人間の何%なのか知らないが、この点において俺は完成してしまったのだ。

これから毎日は、すべてあのうんこと比べられ必然的に敗れていくことの繰り返しになるのだ。

老成したアーティストには、昔日のマスターピースに挑んでこっぴどく失敗したり、そこそこいい勝負をしたりして長らえていくフェーズがいつか訪れるけど、俺の身にそんなことが起きるとは思わなかった。

いま『空洞です』を聴きながらこれを書いてる。本当にいいアルバムだと思う。

2020-08-11

anond:20200811113530

あああああああ、すげえわかる!90年代スガシカオ最高だよな!Sweet邦楽アルバムの中で1番好きだぞ!

PARADEあたりから雲行きが怪しくなってきたと所感。

『甘い果実』みたいな歌は今のスガシカオじゃ絶対作ってくれねえよなぁって思うんだわ。

sugarless2聞いた時に完全に離れちまって今は歌うたってんのか知らない。あの頃のスガシカオが戻ってきてくれるならCDうつもりでいるんだがなぁ。

米津玄師さんを少し憎らしいと感じた話

米津玄師さんのSTRAY SHEEP Radioを聞いて改めて感じた寂しさと,少しの憎らしさについて書いていく.

私の感じている寂しさは例えるなら,大切な友人と少しずつ距離が離れて行って,その大切だった人とまた仲良くなれる夢を抱きながらも,そんな妄想現実にはもうやってこない悲しさのような寂しさのような,そんな感情だと思う.

そして,少しの憎らしさとはその大切だった人が他の人と楽しそうにしている姿を見かけたとき気持ちのようだと思う.

私は米津玄師さんのdioramaやYANKEEの時の楽曲がとても好きだった.この時代米津玄師さんも唯一無二で今聞いても魅力的な楽曲が多い.唯一無二だから代わりになるようなアーテイストジャンルが一つもない.そんな唯一無二のジャンル新曲を期待すると,当然ながら米津玄師さんの新しい楽曲を期待するしかない.けれど,そのジャンルの曲が新しく作られることはなかった.

YANKEEの次のアルバムBremenでは曲の雰囲気が変わり,どちらかというとシンプルな曲がとても増えた.dioramaやYANKEEの時の複雑で幻想的なジャンルの曲はなくなってしまった.この頃はまだ昔の曲調が戻ってくると信じていたし,実際昔の雰囲気を少し持った曲はその後ちらほら現れた.しかし,そんな期待とは裏腹に以前とは違うジャンルの新しい楽曲たちが生まれていった.

もう距離が離れてしまったと気づかされたのは「砂の惑星」が発表された時だった.「砂の惑星」は初音ミクマジカルミライ2017のテーマソングで,米津玄師さんがハチ名義で出した今のところ最後の曲だ.この曲自体は昔の雰囲気を携えていて,この曲を聞いたときは戻ってくると期待した.しかし,歌詞MVの内容をよく見てみると,これは恐らく昔との決別の意味が強いことが察せられた.これに気が付いたとき少し泣いた.

とうとう「砂の惑星」の時の気づき確信に変わり,現実を突きつけられる瞬間が訪れた.それはF / T RADIOの時だった.このRADIOの29分ごろに,「昔の米津玄師とかハチに帰ってきてほしいって思うファンの人もいるかもしれないけど,もう戻れないから」と言っていた.もうあの時代米津玄師というジャンル消滅して,今後新しい楽曲がそのジャンルに増えることはないんだと知った.なんだか寂しいような,悲しいような,憎らしいような気持ちがないまぜになったのをよく憶えている.

最後にSTRAY SHEEP Radioで感じた少しの憎らしさについて書いて終わろうと思う.STRAY SHEEP Radioの28分ごろから,「カムパネルラ」という楽曲について語るシーンがある.そこでは「このアルバムを作るうえで3年たっていて,その時間はとてつもないと感じた.その間に自分を好きだった人が通り過ぎて,いなくなってしまった人がいるだろうと考えた.自分のことを好きだった人達を覚えておきたいと思っていて,その人たちの為の贖罪祈りの曲になっていると思う.」と語っていた.この話を聞いて少しの憎らしさを感じたのは,ここで言う「通り過ぎて行った人達」は,恐らく「昔の米津玄師ハチが好きだった人達」ではないような気がして,忘れ去られた寂しさと憎らしさが混在した気持ちになった.私は同じ場所で佇んでいるだけだから,通り過ぎていく人たちと違って,ただただ置いて行かれる存在しかないんだろうなとそう感じた.

これだけ現実を突きつけられて,置いて行かれたとしても,米津玄師さんの新しい楽曲が出るとき一喜一憂するし,アルバムCDはなぜか全て揃って手元にある.多分これからもずっとこうなんだと思う.

この文章気持ちの整理と,ちょっとした意趣返しで他意はない.憎らしさや寂しさは愛ゆえに発生するものから

ヨルシカを600時間聞いたから聞いてくれ

からこんなポエムを書いて申し訳ない。でも、書かずにいられなかった。

最新アルバム盗作を200時間聞いて、今まで自分の中でくすぶっていた疑問が全て解けた。

それまでの彼らの音楽ティーンターゲットに作られていたのだ。

からコミカルメロディや、直球の恋が歌われていた。

sui-sの七色の歌声がどんな曲でも歌い上げてしまうので、それが彼らの真骨頂だと思い込んでいた。

ヒッチコック」や「ただ君に晴れ」の、キャッチーでいて急にドキリとさせられるような大人の部分が見え隠れする、そんなアンバランスさがヨルシカ面白さだと思っていた。

その後色々な曲を聴き込むたび、sui-sの新しい一面を発見してはのめり込んでいった。

聞き流しているだけなのに、急に彼女歌声心臓を鷲掴みにされるような瞬間が病みつきになっていった。

ところが今回の「盗作」は今までのキラキラ輝いている感じは感じられず、少し落ち着いた、むしろ陰鬱雰囲気さえ漂っていた。

今までは若さと体力だけで後先を考えないような危うささえ感じられる疾走感だったものが、同じ疾走感でも助走をつけながら徐々に加速して、そのうち自分限界に挑んでいくような疾走感に変わったような印象だった。

先行シングルの「思想犯」も、はじめは戸惑いつつ、気がつけばヘビロテリストに加わっていたが、それでも少し戸惑いながら、「爆弾魔」の再レコーディングを聞いて、彼らの今回のアルバム表現したいもの垣間見た気がした。

そしてとうとう「花人局」にたどり着いてしまった。

はじめのたった1フレーズで、いままでのヨルシカイメージを粉々にされた気分だった。

今までヨルシカにもとめていたもののすべての答えがこの曲に詰まっていた。

鳥肌が止まらないまま聞きすすめる。

そこには今までのヨルシカの魅力の一つであった少年少女のような有り余るエネルギーや熱意のようなものはなく、心の奥底の方からじんわりと染められていくような脆くも危うげな心の変化が歌いこまれていた。

今までもsui-sの歌声変幻自在でどんな歌でも歌い上げるだろうと思っていたが、どちらかというと子供っぽい表現が多い中で、まさか、ここまで大人びた歌を大人びたままに細かな心情表現を持って歌い上げるとは思ってもいなかった。

もちろん、n-bunaの曲や言葉選びがあってはじめての作品である

よくもここまでsui-sの歌声を信用して、これだけの複雑な感情表現必要とする曲を作り上げたものだと。

とにかくこれを読んだ全員にこの曲を聞いてほしい。

でも、この曲だけを聞くのはやめてくれ。

せめて、youtubeで公開されているヨルシカMVを一通りみて、いままでどんなヨルシカが求められ、受け入れられてきたかを知ってから聞いてほしい。

曲の始まりから終わりまで鳥肌が一度も止まらず、歌声の変化に涙腺が突き上げられ、歌詞意味に触れたときに顔を覆いたくなるような悲しみに襲われたこ気持ちを少しでも誰かに理解してもらいたくて、でも、そんなもの経験した本人しか経験しようがないこともわかっていながら伝えないと気がすまないという衝動だけで書き上げてしまった。

当然ヨルシカあなたにとってそういった存在になるとは限らない。

でも、世界にはまだこんなに心揺さぶられる出会いがあるのだということを伝えたかった。

どこかで人生を達観し始める年齢に達してきながら、色眼鏡の色を濃くしているのは他でもない自分だったのかもしれない。

そんな色眼鏡を粉々に砕いてくれた出会い感謝したい。

2020-08-10

兜を捨てられない

実家解体されることになり、自分のものを引き取りに行った。

卒業アルバムとか、大量の写真日記とかを持って家に戻ったものの、これが結構な量である

中でもでかいのがこどもの日に飾る兜。おしいれにもはいらず、部屋の真ん中に鎮座。

正直めちゃくちゃ邪魔で、移動や掃除を阻害する。こどももいないので役にも立たない。

倉庫に入れたりするにも高温多湿な場所では劣化するらしい。中々の高級品だ。

でも、これ、4年前に死んだお婆ちゃんが買ってくれた代物なのだ

故人でなくとも、俺はお婆ちゃんのことが大好きだったし、捨てるのは忍びない。

でも邪魔だ。

兜じゃなくても卒業アルバムとかも、生きているうちで絶対に増えてしまうけど捨てるわけにいかないものあるよねえ。

みんなどうしてるの?と友人に話題を振ったらみんな口を揃えて

「え?捨てれば?」「捨てたけど」

俺は結構ショックを受けた。

え、ホラ、でもお婆ちゃん形見でさあ……とか言っても皆にえきらない態度で、「でもいらないじゃん」って。

自分ものを捨てられない方では無い……と思う。

この間ももうサブスクで聴けるからいいや、と産まれてはじめて買ったスピッツアルバムを捨てた。

から異様に思い出に執着してなんでもかんでも取っとく気はないんだけど、

でも卒業アルバムとか、大事な人に貰ったものって、代替品が無いし、皆そこまで簡単に捨てられちゃうもんなのか!?とびっくりした。

もちろん俺の部屋の真ん中には兜が鎮座し続けて居て、綺麗な部屋を求めるには捨てる以外選択肢がないんだけど、

そんなにすぐに割り切れないんだよな……となんだか悲しい気持ちになっている。

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