はてなキーワード: 定位置とは
片付けができない人って、使ったものをすぐに片づけられないんだよ。
ほとんどのアドバイスが、この習慣を直さないと使えないんだが、それが無理なんだよ。
だから整理してもすぐに元通り。
私自身もそうだった。
まれにやる気を出すがすぐに元通りで、自分への劣等感が強くなるの繰り返しだった。
ということで、机の上に散乱したものを横に動かすくらいしかできない人へのアドバイス
◆まず買うもの
https://www.amazon.co.jp/dp/B003CFD2K0/
https://www.amazon.co.jp/dp/B002NTCACM/
https://www.amazon.co.jp/dp/B07J1ZP1FS/
〇でかい一時保存箱
蓋が外せる45Lのゴミ箱
〇ゴミ袋たくさん
◆すること
〇ゴミはゴミ箱に入れろ。フタはいつも開けておけ。フタを外すなんて面倒な作業は無理だから。
コンテナがあふれそうになったら整理
整理する気分にならない時はそれを閉じて、新しいコンテナを使う
下手すりゃ部屋にコンテナが積みあがるが、ベッドや床は浸食されない。
◆服は置くエリアを決めておけ
そのエリア内にとりあえず投げとけ。服専用に1つコンテナ使ってもいい
床を見えるようにしよう。
この3つに分ける。
〇今月ないと生きていない→一時保存コンテナ
これを上で書いているとりあえず突っ込むコンテナとして使う。
これは閉じておく。必要な時に取り出して使おう。
◆コンテナ買う気力もない
ひとまず、ゴミとそれ以外を分けて、床を見えるまではがんばろう。
コンテナ代わりに、段ボールや40L~75Lの透明のゴミ袋に入れてもいいよ。ゴミと間違えなければ。
◆(番外編)コンテナ置くスペースが足りない
深型跳ね上げ式ベッドを買おう。値段は高いが、収納力は優秀
https://www.nitori-net.jp/ec/product/2080320s/
この感覚を持ってるあなたはラッキーです。実際、失われます。実体験に基づく。
その次は認知能力が失われ、人生の問題全てを認識できなくなります。カネ、身だしなみ、体調、周囲の目、将来。
書類の分別ぐらいは出来るでしょ? 「小学校時代のプリントがある」と認知できてるあたり。
最初に、捨てない箱を作る。段ボール箱に「捨てるな」と書くとか。そしたら…
1. 絶対捨てていい紙(チラシとか小学校のプリントとか) → ゴミ袋へ
2. もしかして要るかもな紙 → 捨てない箱へ
そしたら、作業台の上から、紙がなくなってるでしょ? 作業台が使えるでしょ?
b. 完了 かつ 保存版 → 捨てない箱へ
床がクリアな部屋で生活すると、思考のノイズが減ります。すると人生が上向きます。ガチのマジです。
誰かが書いてたとおり、モノの定位置を決めることが重要で、そのために最優先は「不要物を捨てる」 格納スペースを作るためです。
一日でやるのは無理でしょうが、毎日、25分ずつでも継続すれば、必ず減っていきます。
絶対できる‼ がんばって!
ここ数年、コンビニの棚でもジャスミン茶って定位置を確保した感ある。
前は結構「これ好きな人もいるよね」的扱いで、そんなに棚の位置も広くなかった感じがするんだけど。
自分的には、オフィスで何か飲む時に「緑茶って甘味や旨味が強すぎるんだよな」っておもう時があって、そんな時にジャスミン茶がスッキリ飲めるから常飲してる。
あと、ジャスミン茶ってコンビニのPBが「戦えてる」感があって、緑茶だとコンビニPBって甘味旨味とかで主要なポジションはNBに取られちゃってて、受け取り方として一段下がるっていうか、「これでいいか(安いし)」で買う感じがあるんだけど、ジャスミン茶は「〇〇のジャスミン茶ってうまいな」で指名買いするところがある。
KindleとKoboで500冊ずつくらいあるけど、基本的に読み捨てる感じになってきてる。
すぐ買えて読めるのは便利だけどさ、整理のしづらさはなんとかならんのかと。なんで整理がやりづらいのかとふと思ったけど、やっぱり定位置に置けないのと、フォルダ分けがしづらいことだよな。
フォルダ分けは一階層しか作れないから、分類したってフォルダが多くなると結局分かりづらいし。集英社→少年ジャンプ→鬼滅の刃 みたいに階層ごとに分けられるようにしたいのよ。自炊した漫画のリーダーはこういうことができるのに、なんで電子書籍アプリはできないんだよ。
だから、どこに何があるのか分かりにくいし、今まで何を買ったのがわからなくなる。まあ電子だから二重に買うことは防がれてるけど。
【オレオレFC】MF山本「やり返したい」29日川崎戦 退場、OGと不完全燃焼だった昨年のリベンジだ
オレオレFCは29日ホームに昨年王者・川崎フロンターレを迎え撃つ。28日はオレフィールドで非公開で練習した。チームはリーグ戦9試合負けなしと最高の状態で臨む一戦。主将のMF山本は「勝てば、自分達の価値が上がる。(負けなしを)どんどん伸ばせば優勝争いにも絡められる」と昨年王者との一戦に腕を伏した。
昨年チームは川崎相手に2敗。通算でも1分5敗と勝てていない。山本にとって、昨年は苦い経験しかない。0ー1で敗れた4月の等々力での試合は自身が退場し、その後、決勝点を奪われて敗れた。0-2で敗れた8月の試合もオウンゴールを犯し、流れを失ってしまった。2度の悔しい敗戦にも、「チームに申し訳なかった。でも、あれが今の自分の成長につながっていると思います」と話す。
神奈川県で育ったが、無名だった彼に川崎はおろか、横浜FM、横浜FC、湘南にすら声がかからなかった。それでも16年に入団してから6年。中でも19年、クラブ初のJ1初陣が川崎(△0ー0)であり、その一戦に途中出場した事は「キャリア通じてその試合が一番印象深いですね」と振り返る。その後はボランチ、トップ下を中心に定位置をつかみ、キャリアを重ねてきた。今季は背番号を10に代え、チーム最多の4ゴール6アシスト。主将としてもチームを牽引するが「もっと伸ばしたい」と貪欲だ。
明日は、クラブにとっても今後の行方を左右する重要な一戦となる。川崎は、前節、25日の湘南戦でまさかの大敗。現在3敗と過去2年と比べれば陰りが見えているが、山本は「当然、相手も明日の試合にかける思いはあるので、油断はないです」と話しつつ「湘南がやったように、相手をのみ込むぐらいの勢いを持って入りたい。リスペクトはしますが、僕達のホームで負けるわけにはいかない。勝つための準備をします」と、並々ならぬ思いを口にした。チームのためにJ1王者にも真っ向から挑んでいく。
DF伊藤が全体練習に合流した。伊藤は8日の神戸戦で右足甲を裂傷し、3針縫った。19日に抜糸を終え、段階を踏んできた。練習後、伊藤は「痛みはない」と完治を強調。相田満博監督も「動きも悪くなかったので、(来月1日の)天皇杯で」とヘズと対戦する天皇杯初戦での復帰が濃厚となった。
オレオレFCはDF渡辺が2023シーズンの新加入を発表した。
愛知県出身の渡辺はFC中京の下部組織出身で大学に進学。187センチと長身を生かしたヘディングとロングフィードの精度に定評のあるセンターバック。3年時からオレオレの練習に参加していた。加入内定にあたり、クラブ公式サイト上で次のようにコメントしている。
「幼い頃からの夢であるプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います。私自身、この感謝の気持ちを忘れずに、これからは責任と自覚ある行動をしていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」
父が死んだ。
遺体を見て、骨を見たら何か変わるのかと思ったけれど、遺体を見ても、火葬を終えて骨壺に骨を入れても、やっぱりあんまり心は動かなかった。
家に帰り、テーブルの父の定位置に骨壺がおかれる。それを数日見ていても、相変わらずだった。
こうまで心が動かないと、自分の中で父とはなんだったのか。と思う。
振り返ってみても、父に強い思いはなかった。
小さい頃は、朝学校に行く前に出ていって、眠るころに返ってくる人だった。
日曜、母から父に面倒を見てと渡されて、行く先は漫画喫茶かパチンコ屋だった。
パチンコ屋で子供らしく騒いで店に怒られると、行先は漫画喫茶一択になった。
大きくなり、パソコンなどいわゆるIT機器に自分がちょっと詳しくなると、わからないことを聞くわけでもなく、見えるところでうーん。とうなっている姿を度々見た。
幾度も、わからないとか教えてほしいとかやってほしいのならそういってね。というも、一度も教えてほしいとかやってほしい。と言ってくることはなかった。
時々帰ってこいと母から連絡があり、実家に帰っても父は家をあけているか、母の怒鳴り声が聞こえてきた。
やがて帰って来いと言われない限り実家にも寄り付かなくなった。
そして、母が父と別居するという。
両親が別居して少ししたころ父が行方不明になったと連絡がきた。冬になり、どんどん寒くなる中、真冬には雪深くなる地方で事故を起こした車だけ見つかった。その時に、おそらく死んでいるな。と思った。
その時も何も感じなかった。
そして春になり、訃報がやってきた。
一昨日、近所の焼き肉店で1人で酒席を囲うことがあった。道路や河川での土木仕事でさんざん疲れた後の一杯が最高なのだ。
この日は、川に橋をかけるための準備工として土嚢を積んでいた。小さい工務店の代表として、工事費の設計積算も、現場監督も、銃器捜査、肉体労働も兼任している。
体重が2kgは減った! という確信があるくらい今日は働いた。まずは冷えたビールを注文して、牛ロース100gに、上カルビ100gに、豚のハラミ100gに、鳥のもも肉100gに、石焼ビビンバに、韓国風冷麺に・・・単品のキャベツを素手で齧りながら食べ進めていった。
本題に移ろう。
その店にはキビキビと働く女の子がいる。多分高校生~ハタチくらいかと思われる。その日も、私が注文しそうなタイミングで傍に寄って来たり、注文をしようと厨房を見た段階で気が付いたり、トイレに行っている間に私のせいで汚くなった卓を整えたりと、ファインプレーを見ることができた。
それで、さあ帰ろうかと思ったところ、「お皿拭いたら上がっていいよ」という店主の声を聞いた。あの子が上がる時間になったようだ。22時だった。
その子は壁にあった扉を開くと、中の物置から上着を取り出して、賄いを食べに奥の座席に向かったわけだ。すると、私のふたつ隣に座っていた若い男性(30才過ぎかと思われる)が、「~~ください」と、その子を呼び止めた。その際、私は何とも思ってなかったが、その子が「もうアップ……」と小さく呟いたのを聞いた。
私は〆のアイスクリームを食べていた。考え事をしていた。すると、隣から「お前人生ナメとらんか!?」という声が響いた。例の若い男性だった。ちなみに初対面だ。
後で店主に確認したところ、女の子が「もう上がりなので」と説明したところ、奴さんはキレたらしい。うるせえな、と思いながらも彼の主張を聞くことになった。
・お客が求めているのだから、プロの自覚があるなら応えないといけない
といったものだ。
女の子は俯いていた。マスクをしていたが、瞳をまっすぐ地面に向けて、涙目になっていた。「すいません、すいません」と答えていた。
店主の方を見ると、天然パーマの頭だけがカウンター越しに覗いている。一応、こちらの方を向いてはいる。これは、店主がビヤ樽に座って休憩している時の姿だ。私の定位置から見るとそういう眺めになる。
残りの厨房スタッフは我関せずとばかり、肉肉肉、米米米!野菜ィィィッ!!!といった雰囲気で調理に打ち込んでいた。
若い男性の説教が続く中(上の3点目の途中だった)、私は声をかけることにした。メシがまずくなったからだ。「ちょっといいですか」と声をかけると、男性はこちらを向いて、「あんた、なん?」と方言混じりにこちらを向いた。
「その子は賢いんですよ。次は大丈夫です」と言ったところ、「大丈夫じゃないさかい、こうしてる」と息を巻いて私を威嚇してくる。
「おじさん、いちびんなや」
私は、彼の目をちょっと見つめた後で、
「調子乗っとんのはお前じゃボケ。おい、黙れ。〇すぞ!! おい、お前。黙れといったろ。聞こえとるんけ、おい!」
そんなことを叫ぼうとした直前、ハッとなって我に返った。
あれは5年前、私がまだ不惑になったばかりの頃だった。
この焼き肉店で同じようなこと(迷惑客が店員に絡んだ)があった時、そんなことを叫んで、そいつを蹴っ飛ばして、店から追い出して、さらに何発かブチ殴って、店を出入り禁止になったのだ。
その後、私は反省した。暴力に訴えてはならなかったと。店主に何度も謝って許しをもらい、再入店を許可してもらった思い出がある。
私は、彼に向かってできるだけ穏便になるように答えた。
「すいませんが、私は迷惑しています。聞いていると食事がおいしくないんです。そろそろ堪えてくれませんか。店主、あっちで座ってますけど、ほら。すごい表情で睨んでますよ」
と言った。
若い男性は店主の天然パーマの方を見ると、頭を振るようにして手元の手羽先に目をやった。そして焼酎を飲み始めた……解放のサインだった。
女の子は、私の方に会釈した。表情は見ていない。トコトコと奥の座席に向かい、もう1人のアルバイトの男の子と一緒に賄いを食べ始めた。
私の考えを述べていいだろうか。
やっぱり、ああいう勘違いをした御仁は、一度ガンと言ってやらないと効かないんじゃないか。痛い目をみないと反省しないからだ。あの日はどうにかなったが、あいつはまたやるんじゃないか。
だったら、あの時リスクを冒しても、私はあいつを全力で威嚇し、場合によっては店の内外で暴力によって制裁を下してやるべきではなかったのか。彼は若かった。それも愛だと思う。
そうすれば、もうあの女の子が絡まれることはなくなる。私も焼き肉店を出入り禁止になるリスクはあるが、私と店主は10年以上の付き合いだ。謝ったら許してくれるかもしれない。
少しだけ自慢をさせてもらうが、ケンカは強い方だと思う。社会人になってからも合計で30回以上、祇園や木屋町の路上や、飲食店やスナックの中で暴れたことがある。それこそ色んな輩と戦っているが、負けたことは二度しかない。
現行犯で警察に逮捕されたこともある。が、私は経営者だからクビになることはないし、従業員だって私がこういう人間だと知っている。みんなの前で、「また捕まったよ!」と冗談交じりに言ったなら、職場がまた笑いに包まれるのだろう。
別件だが、私が奴さんくらいの年の頃だった。2005年くらいか。先斗町寄りの祇園の端っこにある居酒屋で、深夜に大学生の男が酒に酔っていた。
私は彼の2つ隣のカウンターに座っていて、その間には黒っぽいスーツの男性が座っていた。片見知りだ。彼は私を知らないかもしれない。
「俺は立命館に現役合格してるし、そのうえ~~(よく聞き取れない)~~、△△(京都で一番有名な製作所)に内定をもらっている。いつか天下を取ってやる」「あのサークルの□□さんは俺のことが好きだ。付き合いたい」「人生はこれからも楽に勝てる」、みたいなことを言っていた。
彼が黒いスーツの男性に絡んだのを覚えている。それを確かめて、酎ハイをぐいっと飲んで、卓に置きかけたところで、カウンターの椅子がガッタン!と倒れる音が聞こえた。
怒号があった。あまりに驚いた私は聞き取ることができなかった。すぐ隣を見ると、さっきの大学生が黒いスーツの男性におそらく蹴っ飛ばされて、仰向けで倒れていた。
黒いスーツの男性はまた何か叫ぶと、大学生の脇腹の辺りを鋭く蹴った。うつ伏せ気味になった大学生を、何度も何度も革靴で踏んづけて、首根っこを掴んで引き上げたと思うと、右の拳を彼の顔に何度もぶつけていた(凄まじい台詞だった。そのまま書いたら当日記は削除されるだろう)。
私は周囲を見た。店長と思しき人間を始め、誰一人として暴行を止める様子はない。ほかの客もそうだ。それもそのはずで、スーツの男は本物の暴力団だった。相応の経験を積んでいる。
私もこの業界人を長いこと見てきた。堅気かそうでないかは、怒号の質と、暴力への慣れと、それらへの躊躇のなさで判断できる。
2022年現在、暴力団員が深夜に居酒屋を利用することは減ったし、居たとしても隅の方で大人しくしている。だが、この時代は違う。まだ彼らに勢いがあった。あの当時は、暴力団組員が数人連れで大手を振って繁華街をうろついていた(だんだん思い出してきた。この頃、木屋町の大通りで公衆の面前でのリンチ殺人事件が起きて、急に警察官が増えたのだ。それで反社や半グレが繁華街から消えた)。
この時、居酒屋の店主が警察に通報していたら復讐を受けたのは間違いない。もし、彼らが「〇す」と言ったら本当にやりかねない。いや、やるのだ。本気度が堅気の人間とは違う。
そういうオーラが立ち振る舞いから漂ってくるものだから、店側が「あのお客はもしや」と気が付いたとしても、また情報提供を受けて真実を得たとしても、何も対応することはない。これが、繁華街から反社の影が消えない理由のひとつである。
話が逸れた。大学生を見ると鼻血を流していた。何度も殴られて、男の衣服を掴んでいた片手がぶらんとなったところで、私は止めに入った。男の肩を後ろから触って、「○○の集まりでいた人だよね。店の奥の客が通報しとったで。はよ逃げ」と、彼の面子を潰さないように嘘をついた。その男は、店長と思しき人間を一睨みすると、お金を払うことなく店外に出て行った。
大学生の方を見ると、大泣きで仲間の肩につかまっていた。店員から「料金はいいですから」と説明を受けていた。
災難だったが、彼はいい勉強になっただろう。社会人になってからあまりに調子に乗ったことをしていると、ある意味で今回よりもひどい目に遭う恐れがある。その前に学べたのだから、彼はむしろツイていた。
例の反社の人は、あれから相当に勢いのある人間に育ったが、現在はわけあって娑婆にいない。あまりに男気が強すぎたのだ……。
さて、私もいい年だ。社会常識はわかっている。何事も、説得によるやり方が一番の至上なんだろう。
が、土木の仕事をしていると常々感じる。正しいやり方は、その時々の環境や条件によって変わるのだ。晴天時と小雨の日とでは、現場練りで配合するセメントと水の割合も違ってくる。
初めに戻る。私は、あの時あの状況では、女子店員と若い人(といっても30は超えてるだろうが)の未来のために、ついでに焼肉店のためにはどうするのが最上だったのだろう。またあの店で同じようなことがあった時、私はどうすればいいのか。
増田の人の知恵を貸してほしい。できればなのだが、金髪のダイダラボッチのアイコンの人か、物憂げな青っぽい女性の人か、楽しい雰囲気の黒髪の女の子か、鼻が大きい男性の人か、おたまじゃくしの人のコメントがあったらうれしい。おたまじゃくしの人は最近見ない。元気にしているのだろうか。
書いてる自分でさえスパムより安っぽいタイトルだなって思いました。
それでも知らない間にすごい時代が来てたことに気づいてしまったのでちょっと聞いて下さい。
世界中の個人が、世界中に対してあんなことやこんなことを配信してて、それだけでもとんでもない時代になったものだと驚いてました。
だって、流石に世界から集めればこれだけのボリュームになるとは言え、貞操観念の違いはあれどこれだけの人数が人前で躊躇なく裸になっているのってえらいこっちゃじゃないですか。
サービスの宣伝をしたいわけではないので詳しい仕組みは割愛しますが、大半は無料ユーザーで、一部の人間が課金することで配信者に命令を出して段々と過激になっていくっていうような作りでした。
それでとある白人二人組が裸で踊ってる配信をぼーっと見てたんです。
やっぱり白人はきれいだなぁと眺めてたんですけど、踊ってる手に引っかかってか不意にカメラが落ちてしまったんですよ。
しばらくピントの合わない床っぽいの映像が映ってて、どちらかが拾い上げてカメラが定位置に戻ったときのこと。
さっきまでの美少女はいなくなってて、なんか顔色の悪い骸骨みたいな顔をした体つきだけがよいだけの女性がこちらを見てたんです。
えぇ?!ってなって画面をよく見てみると、あれ?またさっきの美少女に戻ってる。
そういえばいくらなんでも全員がかわいすぎると思ってたけど、そういうことか。
どうやらほぼ全員が当たり前のように整形カメラを使っているということ。
それがたまたま、被写体がフレームから外れてしまったことで、再度フレームインした瞬間だけ整形が取れてしまってたということらしい。
しかも使い方が上手で、SNSで出回ってるような宇宙人みたいな極端な感じではなくて、肌艶とか目鼻立ちが微妙にちょうどよいくらいの使い方をしている。
そうとう意識してみないとわからないし、むしろ美人に見えるなら損をする人が誰もいない皆がハッピーな状況。
これってやばくないですか。
つまり、顔出し配信しても、映像で整形されてるから事故らない限りは個人が特定されないってことですよね。
大半の配信者は内容がエスカレートすればするほど顔の映る面積が減っていくので、激しい動きでエフェクトが外れる危険性も低い。
極端な話、スマホと回線があればいつでもサービスを始められる手軽さ。
世界中のユーザーが相手だから、ある程度内容が過激なら収益ゼロということはまずありえない。
店舗型サービスみたく客待ちに拘束されることもないし、自分のスキマ時間にいつでも始められる。
体つきはある程度どうしようもないけど、こういう世界って割りとニッチなニーズが強かったりするので、整ってるよりは尖ってる方が大事だったりするでしょ。
ここまで書いても本当にクソスパムみたいな内容だと思ってますけど、それくらいやばい時代が来てしまったという感覚がわかってもらえますか?
整形カメラがある意味でプライバシーを守ってることは以前からうすうす感じてたけど、それとオンライン型性的サービスの組み合わせは本当の意味での悪魔合体。
以前なら若い頃クラブでホステスやってましたみたいなのが武勇伝にされてたけど、一切誰にもバレずに本業続けながらオンライン型性的サービスで億稼いでましたなんて話が出てくるかもしれない。
いけなかったんだよね。
来たのは成人したばかりの綺麗めの子で全身脱毛してツルツルのよい子で頑張ってくれたんだけどダメだった。
社会人になって10数年、自由になる金で女抱いてきたけど緊張とかの精神的なものなのかなかなかイケナイ。たまにはフェラでいってフィニッシュして口内のもの飲んだりしてほしいけど、イけないのよね。本当に苦しい。
あと必要以上に女の子に触れないし要求できない。昔女の子の肌が見ちゃったり子供の出来心な痴漢してめちゃくちゃ怒られてからか、女の子に近づくのが怖くなっちゃったのかな。申し訳ない気持ちになってしまう。
でも今は金出して頑張ってもらってるのにイケなくて、最初は虚勢で仲良く話して、でもいざとなると奥手になっちゃう。んでイケないから向こうも落ち込んじゃって、また申し訳なくなる。自分の欲望の満たし方がわからなくてというか、奥手になって要求できないのが辛い。
もっとめちゃくちゃにしたいとか、本当は愛されたいとか自分の気持ちはあるんだけど、それを表に出すのが罪悪感と恥ずかしさと恐怖に負けちゃう感じ。
子供の頃の自分の自業自得なんだけどまあ辛い。デリ呼ぶのは数年に一度だから、女の子と友達になるから始めるべきなんだろうけど歳食ってるし難しそうなんだよな。仕事は全国出張系だからなかなか定位置にいられなくて友人関係の構築も難しいし。どうすればいいのか。
そういうのは一時のブームなのでそのうちおさまると思う。
対策があるとしたら、父親の不在時に子供達に父親の存在を意識させるような言葉かけを増田がしてみるとか。
たとえば、食卓やリビングのお父さんの定位置には勝手に座らないルール、親戚からプレゼントやお小遣いをもらった際は必ずお父さんに見せてからでないと開封出来ない・遣えないルール、などを設けるとか。そして、子供達が守んなかったらちゃんと「そこはお父さんの場所だから座らないで」とか「プレゼントをあけるのはお父さんに見せてからね」とか言って守らせるのだ。
もしも時間的に可能なら、お父さんが帰って来た時は玄関に行って迎える。増田が率先して「お帰りー!」ってハグで迎えるんだよ。お母さんが大事にしているものは子供にとっても大事なものになる。
子供って口で言ってもわかんないけど、行動で示すとわかってくれることが多いので。
すべて売ってるし、お金で解決できるかと。方法を列挙していくね。
・無印のリュックとかanelloとかがおすすめだけど、まずは荷物を減らしたり軽くするのが良いと思う。
・PCならLIFEBOOK UH、タブレットならiPad miniとか。surfaceにしてPCタブレットをまとめるとか。充電器は家や職場など頻繁に行く場所にそれぞれ据え置いて持ち歩くのをやめる。
・子育てや介護の荷物でつらいなら車買うと便利。どうやっても荷物を減らすのには限界があるし。
・家事代行頼むのといいよ。鍵を預けて不在中にしてもらえば、洗濯・たたみ・収納まで終わってるよ。
・自分でするならパナソニックか日立のドラム式の一番いいの買う。洗剤自動投入してくれるし、だいたい乾燥までOK。それで洗えない服は捨てて買い直せばいいよ。
・家事代行のときに栄養を考えた食事を作り置きしといてもらうといいよ。レンジで温めるだけですぐに食べられる。
・ビルトインの食洗機を購入しよう。大容量が良ければミーレ、洗浄力ならパナソニックの深型が良いかと。
・エアコンはダイキンのうるさらXに変えるのがいいよ。メンテナンス面ではデメリットあるが、換気と加湿は便利。
■一生冷めないカップとか。
・カップウォーマー買おう
よく行くところ全てにQiの充電スタンドおいて置いておいて、充電スタンドをスマホの定位置にするといいよ。
ちなみにiPhoneならPro MAXにすれば電池の持ちがいいので普通の使い方なら1日中充電不要だよ。
■物撮りの影を消してくれるカメラとか。
■何時間歩いても疲れない靴とか。
・このあたりは山系で探すと色々いいのがあるよ。高いけど。
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2022/1/13 id:kou-qana さんへ https://anond.hatelabo.jp/20220113113152
みたいなとても極端な形を取って解決してる。
けどこれは「着るものに悩まないために同じ服を5着持つ。それ以外の服は持たない」みたいな解決法で、あまりよろしくないというか、もうおしゃれとかあきらめますみたいな形だから極端すぎるよねーって思う。ある程度解決するけどそのためにそこまで犠牲にするのを許容できるかというと、少なくとも強要はできない。
1つアドバイスがあるとしたら「予備を持つ」は辞めたほうがいい。1つのものを管理できないなら2つ以上を管理できるわけないので。予備のSuicaを持つよりSuicaと何かを一体化する(スマホにモバイルSuicaを入れたり、スマホケースに入れたり、玄関鍵のキーホルダーに付けたり)方がいい。持ち物というより管理するものを減らす方が多分プラス。
飼い猫が亡くなった。17歳7ヶ月。
この子が初めての猫で、この猫以降譲り受けたり保護したりで犬猫総勢ギリギリ2桁にならんくらいの大所帯の最年長を突っ走り続けていた。
20歳までいくかな~、とわくわくしていたけど、悪化してからはあっという間だった。2ヶ月前の血液検査では超良好な結果だったのに。
身の回りで出産とか色々めでたい出来事が重なっててまだ周りには言うに言えずなので、ここでひとまず書いていく。
近所の公園で、目も開いてない状態で箱にブチ込まれた状態で捨てられてたのがこの猫。三匹のうち一番小さい子猫で、猫風邪も特にひどい子だった。
離乳期になってミルク卒業頃になっても哺乳瓶を離そうとしなくて、哺乳瓶の乳首を噛みちぎるまでずっとミルク生活だった。
若い頃からちょっとトロい子で、高い所へのジャンプはあまり得意じゃなかった。机の上で寝ていて寝ぼけたまま転げ落ちても、気にせず落ちた場所でそのまま寝続けるような子だった。
喧嘩も弱くて、一度しっぽの付け根あたりを縫合したりもした。完全室内飼いしようとしてたのに、二歳までしか続かなかったので私の方が諦めて。以来15年以上、室内と室外を自由に行き来する生活を続けた。
ここ数年は庭からは出なくなって、日当たりの良い場所で微睡むくらいになってた。トイレも庭に置いてある専用のプランターで済ませてた。
後輩猫が来たら、それまで私にべったりだったのに、急にそっけなくなった。かと思えば数年後またべったりになったので、拗ねてたんだと数年越しにやっと理解したりもした。
後輩猫のことが気に食わなくて、徹底的に威嚇して近づけさせなかった。でも、怖いもの知らずの子犬だった同居犬には何故かおおらかだった。よくごはん横取りされてたけど、犬には怒らなくて、いつも私の方を恨みがましそうに見つめてきていた。犬はポッチャリ体型になった。
もっと静かな最期を迎えられるのかと思ってたけど、最期苦しそうで見ている方もつらかった。
なんて声かければ正解だったのかわからない。無理に延命させてよけいに苦しい思いをさせてしまったのかもしれない。
長丁場になるかも、と思って短い犬の散歩に出たほんの数分の間に亡くなった。
火葬は私と飼い犬、一人と一頭で見送った。添えた花は若い頃よくつけてた首輪の色と同じ紫系。
あんまりにも何度も落としてくるから5歳過ぎくらいから首輪しなくなってたけど、飼い猫に合う色といえば紫だったので。
動物の供養って形式は自由だし、と思って、お供え物としてお刺身をあげて、お供えの後は私と犬で分けて食べた。
悲しくないわけじゃないけど、涙が止まらない訳でもない。でも、ちょっと思い出すと涙が出る。
仕事はなんとか出来る。全く手につかない訳じゃない。気が紛れるみたいな感じかもしれない。
とにかく別れがつらいしお金もすごいかかるけど、でもやっぱ犬や猫と暮らすのはやめられないんだよな。今、悲しくて辛いけど、もう飼うのやめようとは思わない。
思い出すたびにちょいちょい泣いてるけど、目の開いてなかった状態で捨てられてた子猫がちゃんと成猫になって、17年半くらい生き抜いたのだから、頑張った方じゃないかな、と思うようにしてる。
あのときああしとけばこうしとけば、とか色々考えてしまう。後悔してばかりじゃどうしようもないのわかってるけど、心を落ち着けるプロセスなんだろうけど、どうしてもなんか色々考えちゃうなあ。
今朝も、定位置だったソファの一角を確認してしまうし、猫がよくいた場所にはどうしても座れない。
老いてからはずっとブランケットだの毛布だのを重ねたところで微睡んでることが多い猫だったから、ブランケットがないすっきりしたソファを見てるとぽっかり何かが抜けた気分。
猫、老いて動くのが億劫だからか、ブランケットかけ直せってよく要求してきてたけど、かけ直す必要はもうないし、使ってたブランケット、一部は一緒に火葬して、残りはそのまま廃棄になる。
なんかないですか
実践中なこと
・物の定位置を決める カテゴリーごとに小さいボックスを用意して放り込むだけでもオッケー
・お風呂の蓋と桶は捨てる
・お風呂のタイルはスポンジよりブラシで洗った方が綺麗になる(気がする)、スポンジだとしゃがむのだるいし
・弁当はスープジャーと冷凍しておいたおにぎりor作り置きを朝詰めるだけ
・米は無洗米、沢山炊いて小分けして一部カレーなどのっけご飯用にタッパーに、残りはふりかけと混ぜておにぎりにして冷凍
・キーマカレーとガパオライス、ミネストローネ、ラタトゥイユ辺りは安くて簡単で栄養もとれて◎
・朝ごはんはプロテインなど栄養のありそうな液体で済ます Amazonで買いだめしておく
・野菜などはどんどん冷凍する、油揚げは冷凍しておくとかなり使える
・鰹節・ごまなど乾物を常備しておく +いい醤油&茹で野菜で一品完成
・疲れた時の夜ご飯は躊躇なく冷凍食品食べる ニチレイのいまどきご飯シリーズが良い(追記:ごめんなさいニップンでした よくばり御膳シリーズも良いです)
・何でもポンプ式のものを使う 食器洗い洗剤とかスキンケア系とか 柔軟剤をシャンプーボトルに詰め替えて直接投入口にプッシュするのは流石にナシか悩んでる
書き出したらしょぼ過ぎてウケる
トイレスタンピーとかジェルボールとかも試してみたけど合わなかった…………
今は冷凍宅配弁当と鍋の素の作り置き(ジップロックに切った白菜とか入れておくやつ)が気になってる
お金がないし部屋も1Kなのでルンバとドラム式洗濯機はもうちょっと先のお楽しみにしてる、結婚したら買う(予定無し)
生活力がなさすぎる哀れなアラサーにオススメの生活法を教えてください
追記: 沢山アドバイスありがとうございます!!!!こんなにいっぱい教えてもらえると思ってなかったのでびっくり
なんで効率化するのかという旨のコメントいくつかあったけど、本当にズボラで怠惰なのですぐ生活が破綻してしまって、もうやる気だけではどうにもならないので仕組みを整えるしかないなと思った次第です でもどうしたらいいかは何も思いつかないし人の真似をするしかないなと………
効率化の目的は「最小限の労力でいつでもそれなりにちゃんとした生活を維持したい」です 残った気力と時間はゆとりのある暮らしのために使います(ゆっくり料理をするとか散歩するとかお出かけするとか
初めてのネッコを飼い始めて5ヶ月が過ぎた。
保護猫なのではっきりした年齢は分からんが、常にゆっくりでかなりどんくさい(かわいい)、1日の大半寝ている、体のあちこちが悪い等から、ほぼ間違いなくおじいだと思っている。かわいい。
さてそんなネッコと暮らしているわけだが、この週末、遠距離恋愛中のかれぴが会いに来てくれた。付き合って5年以上経つ仲だ。らぶらぶですいえーい。
かれぴは生まれた時からネッコと暮らしている圧倒的経験者なので、我が家のおじいにゃんもかわいがってくれる。ネッコは最初こそかれぴを警戒していたが、元々人見知りしない性格もあって、すぐに馴染んでくれた。出会って2日目には、かれぴのお腹の上で寝ていた。
問題は夜である。普段はネッコと同じ部屋で寝ている。かれぴが来ても、特に何も考えず同じ部屋で同じ布団に案内した。
えっちな雰囲気になったからといって、自由に部屋を動き回れるネッコをケージに入れる理性は働いていなかった。かれぴがほぐしてくれて、じゃあ今日は私が上に乗る!といそいそかれぴの上にまたがったとき、
かれぴの顔の横に「何やってるんですか?」という顔をしたネッコ。暗い部屋の中できょとんと丸い目をこちらに向けて、枕に片足を載せている。
ネッコを飼うまで知らなかったんだが、彼ら案外、表情が顔に出るよね。直前まで自分が散々にゃんにゃん喘いでえらいこっちゃ状態だったのに、ネッコの顔を見たら一気に笑えちゃって「おじい…笑 おる笑笑」と吹き出しちゃった。かれぴも「え?」てネッコを見て、笑ってた。
まあ結局ネッコは一旦無視して最後までヤッて、気が付いたら枕元にネッコはいなかった。あれ?どこいった?て探したら、足元のいつも寝る時にいる定位置ですやすや寝てた。2人でアクティブしてる真横を通り過ぎて、定位置に収まったらしい。ほんとかわいい。
ちなみに次の日もヤッてたら、今度は「何してるんですか」「今さっきトイレしましたよ見て」とばかりに、まあまあ大きい声であおあお鳴いて、構ってちゃんアピールしてきた。終わった後、2人で裸になってだらだらしてたら、仰向けのかれぴの胸の上に乗ってきてそのまま寝た。ほんとにほんとにかわいい。
あまりにもネッコがかわいかったんだけど、顔見知りにこんな話をする勇気もないので、初めて匿名ダイアリー使いました。もしよければ、皆さんのえっち中のペットの話を教えてほしいです。私が聞きたいので。
(これを書き始めた7月8日はこう書いていたのですが結果的にこの3週間後亡くなります)(ネタバレ)
トイレ掃除してる際、そういえばここ2、3日💩ないな、いかんのでは!?
と同居人に心配しすぎじゃないのみたいな空気だされつつ病院につれていく。
早い段階で連れてきてくれてよかった、と先生にいわれ飼い主として自信をつける。
その間に点滴の練習も受け自宅で皮下点滴ができるようになる。これでひとまずプロに打ってもらう技術料が浮いた。
1週間の短期間で先生から合格を貰ったのは私が初めてだそうだ。やったぜ。
ちなみに同居人は点滴の準備と輸液の注入(結構力がいる)、私はねこをなだめ動かないようにし注射針を挿すという役割分担をしている。
家では1日おきの点滴。
最初は経過をみる為、5日おきくらい通院したかな。その度に血液検査をする。
翌月からは月1通院。
血液検査 5,000円
ひと月分の輸液セット 5,000~6,000円
慢性腎不全用の療養食が3,000円(元々少食なのもあって1袋4kg = 1.5ヶ月分くらい)
約15,000~18,000円、が毎月かかる。
ちょっと検査項目を増やすと2~3,000円くらい上乗せになる。
我が家では月1万ずつ出し合い猫財布を作ってそこから出すようにした。
2人じゃなかったら詰んでたと常々思う。
飼い始めた時に入ったペット保険は2011年1月~毎年1回約2万円
2020年12月で契約更新不可になって、まあそれはそうだね預けた分は使い切ったしねという感じで2021年からは保険なし。
そんな感じで約2年、合間にクシャミが止まらなくなり風邪のような症状がでたり目やにが酷くなって点鼻が増えたりとたまに2万こえてうちのお嬢はお金がかかるわね……などと言い合う。
ねこの皮下点滴について。
うちのねこは50ccのシリンジで3本を1日おきにしてました。
初めのうちは、ギチギチのところに液体注入するので肩がムキムキになって強そうになりますが
中期後期になると腹水になりやすいので4本を2日おきに。
普段たるたるに2日くらいは輸液溜まってるのに、減り早くない?となったのが始まり。
食べてすぐに吐くことが増え、食べ直しては水を飲みすぎ(これは腎不全による多飲)を繰り返していくうちにご飯を食べなくなってしまう。
カリカリをふやかしたり大好きなおやつを目の前に持っていったり手を尽くすが、ちゅ~るもそっぽを向かれた時はもうだめだと思った。
調べたら「猫は36時間絶食すると肝臓への影響が急激に出る」とあり、これはやばいと定期検診の予定日前に病院へ。
病院に行くと凶暴になるねこ、抵抗する力もないのか唸るだけでされるがまま。
結果は卵巣のコネコチャンが入る管の部分に膿が溜まっていた。
犬猫の子宮図で解説してもらったんだけど人間とまるで違う形状なのでへー!となった。
で、その膿を除くための手術という手段があるのだけど、この子には麻酔に耐えられる体力がないからお勧めできないと言われテレビでよく見るやつだ……!!などと思っていた。
今この診察のイライラでお家帰ったらごはん食べ始めるかもしれないので見ててね、と言われアハハなどと言っていたらマジで帰った途端ごはん食べに行ったのでめちゃくちゃ笑った。ご飯食べたやったーーー!!!
錠剤を粉砕し、ちゅ~るに混ぜて食べさせようとしたら察しがいいのでちゅ~るまで警戒するようになる。直接口に突っ込む「投薬器」を買った。
結果、数値は戻りこちらの件はなんとか乗り越えました。
そう、腎臓です。
腎臓が悪化すると、腎臓から脊髄に「血つくって!」の信号が送られずひどい貧血に。
造血を促す注射を受ける。元は人用らしい。
赤血球の数値が上がるかを一週間くらいで見るとのことで翌週も通院。
の予定が何を察したのか隠れてまっったく出てこなくなったので薬だけもらいに行く。
「逃げる元気があるなら効果は出てるとおもうので、ねこも人間もお互いストレスないよう診れる時に診ましょう」と言ってもらえて泣きそうになってしまった。だいぶ焦りがあった。
月末、改めて病院。赤血球の数値はちょっと上がったけど、今までの残りが働いてこの後減るかもしれない、とこの日も注射する。注射をしても食事が出来ていないと血の素材が足りないのでご飯食べさせるのに必死。
以前はカリカリしか食べずウェットごはんに見向きもしなかったのにウェットじゃないと食べなくなる。
更に翌週、赤血球の数値が19→21でほぼ変わらず、効いていれば30台まではあがるとのことで、造血注射は諦めて食事を頑張る方向に。
カリカリを食べなくなってからはウェットごはんを小皿に入れて与えていたのだけど、ニンゲンが口元までごはん小皿持っていかないと口にしなくなる。
この頃まだ吐くし、寝ててもえづく音で起きてしまう。元々そばでひと鳴きするだけで起きて「ネコチャンどうした」するタイプではあったけど。
貧血で棚の上を歩いて足を踏み外すことも多くなり、フラフラしてるので心配で目が離せなくなる。
我が家は1階・2階のメゾネットタイプなのだけど、途中で動けなくなったら困るのでできるだけエアコンの効く1階にいてもらうようにする。ねこの拠点が棚の上だったので、床にダンボールを横にして置いたらすんなり寝転んでくれたのは助かった。まだ2階に逃げる元気がある。
食事量も減るのでトイレに💩あるとやったーーー!!!💩あるぞーーー!!と宝を見つけたかのようになるニンゲン、ねこに引かれてたと思う。
相変わらずごはんの摂取量が少ないので、リン数値を気にするよりもなんとか食べてもらおうと好きな味のちゅ~るとウェットのごはん混ぜては、昨日は食べたのに今日は嫌なんですか!?こっちに変えますね!!!!など試行錯誤。気まぐれが凄い。
空腹になると胃酸で吐いてしまうので、家にいる時は2~3時間おきにちゅ~る半分やウェットごはんを与える。2ペロで終わるときもある。食え。
🐱7月17日
2階で寝ていたのを1階の座椅子で寝るようになる。どこでも寝られるのが特技なのが役立つ。
これ以降、急激に痩せていくのがわかるようになる。
軽い。
骨と皮だけじゃんやだーーー!!!もっと食え!!4キロくらいに肥えてくれ!!
実際は2.5kg
しっぽの付け根あたり、骨盤部分が骨の形がわかるほどで、褥瘡が怖くて私の枕をあげた。
顔は元々ほっそりしてたので殆ど変わらないのが救いだった。
🐱7月22~25日
4連休の間、久々にネコチャンが「窓の外を見る」ことを思い出したようす。
が、この時にはいつも通り道にしていた30cm程度のテレビ台にも上がれなくなっている。
窓の前にある棚が定位置だけど、いつも前脚を肘置きのようにしてた窓辺の段差7cmが、ガリガリすぎて高くなってしまっていた。
厚めのクッションを置いたり、窓のサッシをタオルで埋める。窓辺に行くために棚を渡っていたので、窓まで緩やかな階段を作る。
窓辺に行きたそうな時は直接連れて行ったので、1回しか使ってもらう機会がなかった。
寝返りや体勢を変えるのもしんどそうにしているので褥瘡怖いしひっくり返すんだけど、一定の方向が落ち着くのかすぐに戻ってしまう。なんでや。
あまりに食べないので、1日1回注射のシリンジで強制給餌を始める。
とうとうこの時が来たかという感じ。
連休中、ちっちゃい💩1回みただけ。
強制給餌で食べてるのに出てないのまずいな、と思う。
🐱7月26日
🐱7月27日
ネコチャンの首輪に「Catlog」を利用しているのだが、昼から「データなし」になっている。受信機が1階で、2階にいると記録しないのは常なのだけど今回ばかりは話が違ってくる。気が気でない。最短時間で帰宅する。
こんなに緊張しながら家帰ったこと無い。
1階の引き戸が開いていた。最悪のパターン、1階にいながらデータなしは回避した。
2階、少し前までよく引きこもっていた押入れの奥で横になっているのを発見する。
生きてた。安心して泣いたけど、ねこはキョトン顔だった。おまえのせいだよ!!
気が気でない。
帰ったらねこはダンボール寝床で寝ていた。ちょっとくったりしている。
というかよくそんな状態で昨日、重めの引き戸開けて脱走したな!?!??
すっかりトイレには行けなくなってしまい、シートが濡れてないかを確認する回数が増える。
横になるのが嫌なのか、近くの隙間にはまって香箱座りになりきれてない体勢でじっとしている。
連休中、横になっていると前脚の先だけ曲げて上半身起こしてて、変な体勢するようになったと思っていたのだけど、あれは香箱座りしたくても内側に前脚をひっこめる筋力も無くなってたんだな、と前脚を伸ばしたままのねこを見て思い至る。
🐱7月29日
少し仮眠、と朝4時~5時半まで寝る。
ちゃんと息してるのを確認して安心するも、完全に横たわり、呼吸が浅い。
内蔵に負担がかからないよう抱いて、しばらく撫でていると急にむせ始める。
慌てて横に寝かせ、顔と体を撫でながら声をかけていると、一度大きくむせて、そのままねこは止まってしまった。
この間30秒もなかったと思う。
こんな急に動かなくなるんだ。ねこの目と口を閉じる。
直後に同居人が起きてきた。
あと1分早く降りてきてたら……と言っていたが見なくて良かったんじゃないかな。
私も抱かなければよかったのかなと思ったけど、この後どのみち強制給餌だったので抱いて撫でてる時で良かったのかもな、と思うようにしている。
ねこを抱き上げると、首がすわってない赤ん坊よりすわってないので完全脱力したねこは液体だった。
まだ6時にもなっていない早朝、ねこは亡くなりました。
こういう時ってどうるすん?市役所?という同居人に「こんなこともあろうかと、私は事前に頼むところを決めていました」とペット葬儀社のURLを送る。
勝手に決めるのも気が引けたんだけど、卵巣炎症の時点でもう夏保つかどうかの覚悟を決めていたし、それくらいのことを考えてて欲しかったのもあったので。あと夏だし。
春先に実家のねこが無くなった時は、母がお寺でお坊さんにお願いしてたけど、
午前中にいけるかと思っていたら、19:30の予約になったのでびっくり。
直前に同居人がもうひとりの人が休みだから休めない……などと言い出し
「なる……」
と半休だけでももぎ取るという話をした後だったので、全然余裕で仕事して帰ってこられる時間じゃん、と出勤していく同居人。そりゃ電車でカメラロール眺めてたら急に泣き出す不審者にもなろうよ。
その頃私は家で思う存分泣きたくねーー!!と叫びながらひとり号泣していた。
ネコチャンが拠点にしていたダンボールに10時間保つアイスノンを敷き、この時のために事前にストックを増やしていた保冷剤をペットシーツに包み、ねこのそばに入れていく。
片付けるか、と猫砂や爪とぎをゴミ袋に入れ、ねこのごはん皿や水皿、それを置く台を洗う。
いきなり全部片付けるのはネコチャンも「急になんで!?」ってなるかもしれないなと思って、袋に少し余ってた猫砂をトイレに入れ、水皿に水をいれて台に置いた。
ねこにも適応されるかは知らんが四十九日くらいまでは置いときたいな。
冷たくなっていくねこ撫でながらゲームしてた気がする。冷たくなっても毛艶が良い。さすがうちのねこ。
鼻や口から体液が漏れ出てくるのでキッチンペーパーをあてがい、汚れに気づいたら変えてあげた。
動物病院に電話したな。話してるうちに先生も涙声になってて、そりゃ動物好きじゃなかったら獣医なんてならないか~って
考えてるうちに話せなくなったので、また挨拶に伺いますと切ってしまった。
予約時間、葬儀社のスタッフが棺替わりの籐かごを持ってやってくる。ちゃんと絹みたいなきれいな布で、薄手の布団みたいな敷物もセットされてた。
小型犬くらい入りそうな大きさだったのででかい。ねこ横たわらせても半分くらい余る。お花もっと買っておけばよかったな、と笑ってしまう。
お清めや小さい数珠も用意されてて、スタッフが作業するのかと思ったらこちらがやるらしくて、あ、やっていいんだと思いながら体を拭いたり、前脚に数珠を通した。
抱けるのは最期なので、と言われ固くなったねこを抱く。冷たい。
カゴに戻し、お花やカリカリを入れていく。一番好きなおもちゃが「レシート丸めたボール」という超絶安上がりねこだったけどさすがに入れるのはやめた。
ワゴン車に備え付けられた火葬炉にカゴを置き、扉が閉じられる。
ねこの写真をAirDropでスタッフさんに渡したのでこの間に事務所戻ってメモリアルカード作ってくれてた。
生まれ日、没日、四十九日の日付入りのラミネートされたカード。
四十九日あとで調べようと思っていたので助かる。
小さい骨壷で帰ってきたねこ。
遺骨カプセルのキーホルダーもプランに入ってたようで用意してくれていた。
一層ちっちゃくなっちゃったねえ。
🐱8月6日
今受け持ってる中でも一番コントロールが難しい子だったので、本当によく頑張ってたと思います。って言われてそっか、頑張ってたのか。
朝6時半には出勤するので朝の投薬のために毎日5時台に起きたり、は意外と苦じゃなかったなあ。ごはん食べてくれない方がしんどかったしな。
写真を見せたり色々話してるうちに、今こんなこというのも何なんですけど……
といつかまたねこを迎えたくなったら保護猫検討してくださいね、うちも「子猫リレー」っていって預かってる場合があるので、と教えてもらった。
いつか機会があれば今度は多頭飼いしたいな。
🐈💨💨 💨 🐾 🐾 🐾 💸 💸 💸
6/10 ¥6,820 隠れて病院行けなかった日(2週間分の輸液セット)
6/30 ¥19,360 血液検査、造血促進の注射、輸液セット
7/7 ¥14,960 血液検査、造血促進の注射、輸液セット
7/23 ¥18,400 血液検査、造血促進の注射、輸液セット
検査内容が増減したり、輸液セットが1週間分だったり2週間分だったりで幅がでてる。
2ヶ月で¥74,698か……頑張ったな…
6/10はセミントラもあったんだけど、病院の先生が「1回うちのねこに使ったやつだけどあげますねー」ってくれたのでめちゃくちゃ助かった。30ml・6,000円するので(輸入品なので病院によって値段違うと思う)
病院に最後の挨拶行った時に余ってた輸液セット持っていったら返金してくれたんだけど1万5千円返ってきて笑った。多すぎ。
普段から失敗した時用に注射針の予備ももらうんだけど、私失敗しないので予備が減らなかったり、最後頻繁に行ってた時の差分が管理出来てなくてわちゃわちゃですよ。
ねこ財布に入れたままにして、今後は月5,000円づつ入れてってそろそろヤバそうな洗濯機や冷蔵庫やコンロがいつ壊れてもいいようにするんだ……。
まあこれだけかかるので、話題になった東大の「腎臓病の治療法を開発」は全てのねこ飼いにとって大きいんですよ。
この記事読んだからこれだけお金絡ませた日記書こうと思ったくらいなので。
「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発 寿命が2倍、最長30年にも 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070800906&g=soc
ねこの腎不全は高齢猫は高確率で発病すると言われているので、飼おうとしてる人は
きちんと保険に入るなり金銭面を盤石にしてから挑んでくれよな。
僕の部屋は春夏秋冬いつでも22度だった。ワインセラーの様に一定に保たれた室温は、外の世界へ羽ばたこうとする僕のやる気を削ぎ、やがて窒息させた。
梅雨明けの太陽に照らされたアスファルトを窓から眺めていると、3人の家族が歩いていた。この眩しさはあの3人の為の物なのだと思い、壊れかけのカーテンを強めに締め、定位置に戻る。こうして外の世界を見てしまったあとは、僕を母親の胎内のように優しく包み込む羽毛布団を愛して離せなくなった。
ぬるい室温で育ってきた僕は、働かなければ死ぬという当たり前にすら直視出来ずに死んでる様に生きていた。多分そう、これからもそうなんだ。
ある日の早朝、僕は一匹の野良猫と出会った。出会ったというには少しだけ遠く、分厚い壁を隔てていたが僕の認識では確かに会っていた。
窓の外から見た黒猫はニャーニャーとおばあちゃんの手に頭をこすっていた。昔テレビで見た知識だが、猫が人間の足や手を孫の手のように使っているという事を僕は知った。
なんとも落ち込む話ではあるが、眼前に映るおばあちゃんと猫は確かに愛し合っているように僕は感じた。
猫を撫でる柔らかさと温かさを想像とYou Tubeで補填してみたが、予想通りに可愛いし愛くるしい。
想像できてしまうから、僕は外に出ないんだ。どうせ面白くないと飲み会を断り、どうせ俺なんかと女の子の誘いを断り、どうせ続かないと何一つ始めない。
被災者でもないのにシェルターに逃げ込む自分が今日は不健康に思えて仕方なかった。
そんなことを考えていると、内から鍵をかけたはずの扉が勝手に開いた。僕はいつの間にか扉の向こうにいた。
手探りで人間の模倣をする怪物のように、歯を磨き、顔を洗い、髭をそった。想定を超えて伸びた頭髪は、ツヤもなく、パサパサとしていて普通にキモいなと思った。
洗面所を出て、久々に見たリビングには僕の分の椅子もある。僕はパンを焼いた。母親が買ってきていたのであろう6枚切りの食パンにブルーベリーのジャムを塗りたくった。何となくコーヒーも入れようと思い、ポットでお湯を沸かし、クルクルと注ぐ。
サクサクのパンとブルーベリーの甘さがたまらなく美味しかった。多分ブルーベリーの青さがそうさせている。僕の視界はずっと白黒だったから。
コーヒーは黒くて苦い、でもパンには合った。コーヒーの優しさに気づいた僕は、勢いのまま友人にラインを送ってみた。
「お疲れ。今日飲まない?」
となると、このままでは怪異だ。僕は髪を切らなければならない。僕は、父親から貰ったポーチに財布と2年間読みかけの文庫本いれた。
さて、準備完了だ。多分このときの僕は一般の人間と比べると不快で、不清潔でだったと思うけど僕なりに身なりは整えていた。
靴箱から自分の靴を取り出すと、数年越しに仕事を貰えた靴が生き返るようにホコリを散らした。パンパンとホコリを払うとシャープなロゴがカッコいい。
玄関の扉に手をかけるが扉が開かない。押しても引いてもビクともしない。怖いから?違う、鍵がかかっていただけだった。
僕は扉を開けた。
「「「うおおおおおおおおおお!!!!!」」」
外のエネルギーはとてつもなく、ずっと家にいた僕は打ちのめされた。しかし、このエネルギーと僕は戦うんじゃない、夏と一つになるんだ。
僕も夏になる為に、少し激しめに靴をトントンした。
近所の遊歩道を目指して歩いていると、犬のウンチを片付ける老人と、ウンチなんかしてませんよ?みたいな顔でリードを引っ張る柴犬が格闘していた。
俺も負けてらんねえな。と思い負けじと僕も住居の庭から伸びている葉っぱを千切り対抗する。
しばらく歩いていても猫ちゃんの姿はなかった。自販機でコーラを買い、公園のベンチで飲みながら上を見上げた。久々の木漏れ日は、白熱電球の明かりしか浴びていなかった僕にとっては気持ちの良いものだったけど、「木陰ってこんなに暑かったっけ。」と呟くほどには暑かった。
公園の時計を見てみると7時半をさしていた。30分ぐらいしか外には出ていなかったし、猫を見つけることもできなければ、美容室に行くことも、文庫本を読むことすら出来なかったけど、下手くそな時間割りでも外に出られただけで僕の一日は輝いた。
空き缶をゴミ箱に捨てるとカランと良い音が鳴った事に、いや、この散歩の間に起きた事象全てに感慨深くなる。最早そこにこそ生きる意味を見出していた。
Tシャツがベトベトになる事を、不快と思わず、シャワーを浴びる理由と考えるだけで人生が楽しかった。
そんなことを考えながら、僕は帰宅した。
早速Tシャツとジーンズを洗濯槽にいれる。夏にジーンズは無かったなと今になって思いながら、ほぼ冷水のシャワーを浴びる。ガシャガシャと頭を洗っていると、耳の裏からでっかい皮脂みたいなのが取れて自身の不清潔さにゾッとした。
体を泡で洗っていくと、風呂場の温度で体が温まっていくのを感じ、再び冷水シャワーで体を流した。
ほぼ震えながら体を拭く。下着の棚には僕の物もあり、僕の部屋着も入っていた。当たり前なんだけど、僕は家族と4人で暮らしていたんだ。
コップに氷を3粒落とし、麦茶を入れて飲む。TVをつけるとニュースがやっていて、今は新型ウイルスによる未曾有の事態の只中にいるという事を思い出した。そういえば、外出している人はみんなマスクをしていた。自分が引きこもっている間に時代が変わってしまったんだな。と思った。
タイムスリップ開けのテレビは新鮮で、食い入る様に見ていると、母親の寝室の扉が開く音がした。コツコツと階段を下ってくる。いつもなら刑務所の看守に怯えるように息を潜めるが、驚く事にリビングのドアが開いたとき僕は、「うぃー!おはよ!」と気持ちの良い挨拶をかましていた。
コロナ禍になって久しいが、最近、自分の家事の負担が大きいことで悩んでいる。家族4人分(自分含む)の洗濯・洗い物・掃除(各部屋・風呂・トイレ)のほぼ全てを私がやっているのだ。
本題に入る前に、自分の家が少し特殊な環境であることを説明しておきたい。
まず、うちは母子家庭なのであるが、母は精神系の病気で家事がまともにできない。
その症状は近年ますます酷くなっており、特に掃除ができず、我が家はゴミ屋敷になりつつあるほどである。リビングには彼女のものが散乱している。
そうなると誰が肩代わりしなければならないか?必然的に同居している誰かがやらざるを得ない。
下の方の弟(以下:下弟)は私とはずっと歳が離れているのであるが、障害があり、元から不登校気味だったのがコロナで加速し、四六時中家にいる。彼もゴミ屋敷化に拍車をかける存在で、家中に彼が引きちぎったプラ製のパックの破片が散らばっているほどである。
上の方(以下:上弟)は1年前に仕事をやめたのだが、なかなか次の仕事が決まらず、つい最近まで就活以外は家でゴロゴロするか遊び歩くだけの存在だった。
下弟は仕方がないとして、上弟は家にいる時間が長いのだから、家を片付けることにエネルギーを注げるはずである。
だが、上弟は家がどんなに散らかっていても見て見ぬ振りをし、全く片付けようとする素振りを見せないのである。
私と上弟は相部屋で、部屋にはドミトリーのように3段ベッドがある。上弟が寝る場所はその1パーテーションであり、昼夜を問わずそこに寝そべりながらスマホを弄っている。
私はその向かい側にある机で作業(仕事・勉強など)をすることが多いのだが、彼がスマホで見ているであろう動画の音声がイヤホンから漏れることもあり、正直かなり鬱陶しい。
「(自分のように在宅での仕事もなく)スマホを弄ってる暇があるなら家事をやれ」。最近、こうした文言の張り紙を彼の「定位置」に残した(口を利くのも嫌なので)。だが、状況は何も変わらなかった。
今度は家事を「洗濯」「洗い物」「掃除」などの項目ごとに分け、現状誰が担当しているかをリスト化したものを置いてみた。これで自分が何もやっていないことに気づくだろうと思いきや、何も改善される気配はなかった。
ところで、ここで我が家の食事風景について話しておいた方がいいかもしれない。
最初のほうで述べた通り、リビングは母や下弟のもので散乱しており、机も例外ではない。
当然、一緒に食卓を囲う「家族団欒」なる日常は失われて久しく、各自でバラバラの時間に食事を取っている。
では、その食事は誰が用意しているか?私の分は私自身で用意しているのだが、他のメンバーは上弟が買ってきたものを食べることが多い。
母は私が中学生くらいの時からご飯を作れなくなり、それ以降、食事は私や上弟がスーパー等で買ってきた惣菜を食べることが多かった。
現在、それはほとんど弟の役目(?)となっており、特に下弟にはよく自分が買ってきたもの(マックなど)を食べさせてくれる。たまに肉や魚を買ってきて調理することもある。
おそらく、彼はこれを「家事」と捉えているのだろう。だが、その後が問題である。彼は調理に使ったフライパンを洗ったりはするものの、自分が使った茶碗・箸・コップおよび惣菜の入っていたパック・ペットボトルといったゴミをそのまま流しに置きっぱなしにし、自分では洗わないのであ
る。
惣菜のパック等、いわゆる「プラごみ」については、汚れがついているものをそのままゴミ袋に捨てていたことが昔あったので、あとで私が洗浄するからそこに置いておけと注意したことがあった。
また、ペットボトルについては何故か水を溜めてシンクに放置するだけで、捨てる前のステップとして必要な水切りをする工夫が微塵も感じられない(最近ラベルは剥がすようになったが)。
だが、自分で洗う努力をしようとせず、未だに私に任せっぱなしなのは疑問である。彼はそんな私に負い目を感じる素振りも見せないどころか、次々とプラごみが出やすい惣菜・弁当を買ってくるばかりである。
また、彼は下弟が好きな餃子を焼くことが多いのだが、その際にコンロ周りに飛び散った油をそのままにしておくことが多い。こういった細かいこともストレスである。
そういえば、少し前にどこかの会社のインスタントラーメンのプロモーション漫画が炎上したことがあった。というのも、その漫画の最後では、妻が不在の間に夫と息子が出した(インスタントラーメンを作るのに使った)洗い物を帰宅後に洗わされていたからである。
まさにこの妻の気分が現在の私だ。
もしかすると、彼は家をホテルか何かと勘違いしており(←何もしなくても勝手に誰かが片付けてくれる)、私のことを召使いか何かだと勘違いしてるのかもしれない。
また、先ほど、母と上弟との間でこんなやりとりがあったのを耳にした。
母「(中身が飛び出て床に散乱しているティッシュケースを見て)これ、朝からあるんだけど何で片付ないの?」
上弟「は?知らんし」
母「気付いたなら片付けなさいよ!」
上弟「気づかないし。というか、あんたも気づいてたなら片付けろよ。矛盾じゃん!」
確かにこの出来事一つを取れば母は矛盾している。だが、母が本当に指摘したかったのは上弟がティッシュケースを片付けなかったことではなく、そういった見て見ぬ振りをする普段からの態度のほうではなかろうか?
彼はこの家の惨状に対して、「自分には関係ない」と感じているに違いない。
一体どうすれば彼は態度を改めて、自ら積極的に家事をやってくれるようになるだろうか?
掃除に関して、私は忙しくて手が回らないので、せめてそれだけでも率先してやってくれれば助かるのだが…