はてなキーワード: 形見とは
高1の時に俺の親友が同じ学校だった彼女(嫁母)を妊娠させてしまった。
嫁母は高校を中退したが、嫁父は学業を続け、高卒で就職することが決定した。
17歳の若さで嫁母は玉のように可愛らしい女の子(嫁)を産み、俺もそこにちょくちょく遊びにいっては赤ん坊を抱っこさせてもらった。
当時の俺は抱っこしているベイビーが未来の嫁になるとは知る由もなかった。
高校卒業後、嫁と親友は結婚し、結婚して2年目に親友が事故であっけなく亡くなってしまった。まだ21歳の若さだった。
親友は即死では無かったので、最期の時には何とか立ち会う事が出来た。
死の間際、彼は俺に「これから成長していく娘を見られないのが残念だ。
どうかあいつらが幸せになれるようにお前が助けてやってくれ」と言い残した。
その遺言通り、俺は嫁の成長を見守るつもりだったけど、当時はまだ大学生の俺に力になれることは何一つなかった。
嫁母は就職しようとしたが、職歴も学歴もないヤンママにまともな仕事はなく、夜職になってしまった。
彼女は高校生で妊娠したことで親に縁を切られていたので実家に戻れなかった。
何年かして、次第に嫁母は子供を放置して遊び回るようになった。
俺も嫁母に「嫁ちゃんのことも考えた方が良い」と忠告したのだが、嫁母は聞く耳を持たず、
俺が大学を卒業して就職した頃に嫁母はロクでもない男と再婚してしまっていた。
嫁は継父に邪険にされて育ち、弟妹が次々生まれると家事育児を押し付けられるようになって、家族旅行には連れて行ってもらえず、継父の親戚の家に預けられる始末だった。
嫁の小学校のランドセルは親戚のお下がり、文房具は地味な百均だというからかわいそうになって俺がキティちゃんの筆箱や鉛筆を買ってやったこともある。
そしたらそれも妹に奪われて嫁は「俺君が買ってくれたものなのにごめんなさい」と号泣していた。
可哀想になって、嫁以外の家族が旅行に行く時は「親戚に預けるぐらいなら俺に預けろ」と言って、俺が預かるようになった。
元々、継父の妹夫婦に無理やり押し付けて嫌な顔をされていたらしいから、この申し出は喜んでもらえたぐらいだった。
もちろん、20代の独身野郎が小学生を家に泊めるなんて普通はしないが、当時は彼女と同棲していたから、できたことだった。
家族に夢の国にも、北海道旅行にも連れて行ってもらえない嫁のためにとびきりお姫様扱いをして、おしゃれなカフェとか、遊園地とかデパートとか連れて行ってやった。
彼女も最初の数年間は「妹が欲しかった!」と言って可愛がってくれて、嫁も俺たちを「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼んで懐いてくれた。
しかし、嫁が年頃になって美しく成長してくると彼女が嫁に嫉妬するようになってしまった。
当時の彼女もそれなりの美人だったが、20代後半になって美貌を失ってきているのを実感しているようだった。
反対に嫁はこれからどんどん大人の女性になっていく。不安でしかなかったのだろう。
極め付けは彼女の「嫁ちゃんってあなたの娘でも親戚でもないんでしょ。嫁ちゃんが私より大事ならお嫁さんにしてしまえば!」というセリフだった。
それをまだ15歳の嫁がいる前で吐き捨てて、彼女は同棲していたアパートから出て行った。
さすがに30代前半のオッサンのアパートにもう連れてくることはできないので、
嫁に「今度からは外で会おう。俺が結婚したら、また家に呼べるから」と言ったところ、
「私じゃダメですか…?」と言われた。
「どういうこと?」
「私、俺お兄ちゃんのお嫁さんになりたいです。」
「な、な、何言ってるの!俺、嫁ちゃんのお父さんの親友だよ!嫁ちゃんの両親と同い年なんだよ!」
「彼女ちゃんが私に嫉妬していたように、私もお兄ちゃんの彼女に嫉妬していました。
私は子供だから相手にしてもらえない、彼女ちゃんは大人の女性だからいつかはお兄ちゃんと結婚する、それが怖かった。
お兄ちゃんの結婚式で綺麗なウェディングドレスを着た彼女ちゃんを想像したら素直に喜べるのだろうか…。
彼女ちゃんが俺くんそっくりの坊やを産んだら、心から祝福できるだろうか…。
そんな黒い気持ちばかり抱えてました。
彼女ちゃんじゃない、他の女性がお兄ちゃんと結婚しても同じこと。
「嫁ちゃんは早くにお父さんを亡くして、お母さんや継父に育児放棄されてきたから、お父さんを恋しい気持ちを俺への恋心と勘違いしているだけだよ。」
「そんなことは…ありません!」
「普通、嫁ちゃんぐらいの年齢ならジャニーズが理想でしょ。それが普通だよ。俺みたいなオッサンなんてとんでもない。」
「私の大好きなお兄ちゃんを卑下するな…!私はお兄ちゃんが好きなの!
私が幸せになるように助けてあげてってパパが言ったんでしょ!?だったら、その約束守ってよ」
「パパは俺と結婚しろという意味でそんなことを言ったんじゃないよ」
「形はどうであれ、私を幸せにしてくれるのはお兄ちゃんしかいないの。だから、私と結婚さてください」
「ごめん、本当に申し訳ないけど、嫁ちゃんはまだ中学生だ。子供をそんな対象で見られない。結婚だってできない。」
「じゃあ、3年後、大人の女性になった私を見てください。俺くんに相応しい大人の女性になりますから。」
嫁は高校からは寮に入って男女共学の理系の進学校に行くことになっていた。
を見つけるだろうと思ったから、俺はもう嫁に会わないことにした。
どうせ、嫁の継父や嫁母は学費と寮費だけ払ってあとは放置するだろうから、俺が図書カードやら、スタバカードなどは時々送ってやった。
その間に引っ越しを済ませて新しい住所は教えなかった。
しかし、高校を卒業したあと、嫁は俺を探し当てて俺のところにやってきた。
ていうか、田舎だから、事情を知らない友達(嫁父との共通の友人)が勝手に教えた模様。
苦笑いしながら「もう行くところがないんです」
嫁の継父は学歴がある女が嫌いでいまどき、女子大生亡国論を信じているような時代遅れなやつだったし、妻の連れ子のために大学費用を払ってくれるようなやつではなかったらしい。
「学費は俺が出すから進学しなよ」と言ったが、「お兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢だったから」と言って専業主婦になった。
俺みたいなおっさんの下にウルトラキュートでお肌ぴちぴちすべすべのボンキュッボンの美少女が嫁にくるなんて開闢以来の出来事だろう。
それ自体はいいんだ。いい大人で触るのは苦手だけど造形見るのは好きだから。
たださ、昆虫好きの人達ってさ「美しくかっこいい素晴らしい種類です」って昆虫を褒めそやした直後にピンでブスブスにさされて固定して標本を作成してる写真をアップするんだよね。
俺は怖くなったよね。「こいつらサイコパスだ。自分が美しいと感じるものを殺さずに居れない殺虫嗜好者だ」ってね。
後、自然保全と昆虫採集との競り合いで、ウヨサヨバトルにも負けずとも劣らない醜い論争バトルをやってるのもげんなりした。どこ行っても日本人はSNSを人を殴る為の道具にしか使わないんだなって。
スーパーの一階出入り口のはしっことか駅やバスセンターのすみっことかにこまこました部品や客から預かった靴の詰め込まれた棚が天井まで続いてる小さい小さいスペースの店があるじゃん、多分日本全国どこにでもあるだろうあそこで人生初めて靴を直してもらった
それまでなぜ機会がなかったかというと直すほどのいい靴を履いたことがなかったからなんだけど
まあちょっと高い靴買ったり早世した叔父(足の小さい、バブル期が全盛期の几帳面かつスノッブな人だったので現在30代の私も履けるすばらしい本革靴やデッキシューズをいくつか遺してくれた)の形見の靴もらって履いたりすることはあるけれどそれも特に直すようなことはしてこなかった
マジで高い靴はすげー丈夫全然壊れない!だから全然機会がなかったんだよね手入れは面倒だけど 1万円以下の靴なら修理代出すより新品を買う方が長期的に考えると結局安いのではと思ったり
これまでは事実そうだったのだと思うけど今年の4月に買った合成皮革のビットローファー8900円税別、高いとはいえない靴だけどデザインが最高のやつだったんだ
私がずっとほしくて履きたいと思ってた形そのものの靴でこういうのってめったに出会えない
購入する段からビット(甲の金属飾り)と靴本体をつなぐ皮の部分がなんか弱々しくて不安だなとは思いつつも店舗も倉庫の在庫ももうその一足しかないってことでそこは目をつぶって買って色んな服に合わせて履きまくった
好きな形の靴手に入って嬉しくてちょっと調子にのって人より多く歩いたりしたかもしれない、5月のある日ビットをつなぐ細い弱い革の親指側の部分がぶちっと音を立てて切れた!出先だぞやめてくれ
小指側の首の皮一枚で宙ぶらりんになった金属部分を本体と足の甲との間に押し込んでよたよた家に帰ってうそだろ買ってまだ1か月だぞって泣いたけどあまりにその靴の形が気に入りすぎており、このまま捨てたりしたくないので頑張って一回自分で縫って直した
わりと綺麗に仕上がったので自賛しつつまたルンルンで履いていたけど6月入ってまた切れた!出先だぞやめてれくれ②
そんでもう仕方ないからプロに頼ろうと近所の靴修理の店に行くことにした
通勤退勤途中の駅の入り口にあるから兄の顔(親の顔よりは見てない)より見てる店で、それでもその店を一回たりとも利用したことない事実に不思議な気持ちになりつつめちゃくちゃ緊張して訪ねていった
お店の男性は淡々と靴を見て対応してくれて受取り日のメモを書いてくれて、革を取り寄せるのに少し時間がかかるそうで10日後に引き取りということになった 皮あて代金は一カ所で1400円ほど
思っていたよりも安いしこれならいいかと思って頼むことにしたけどあの手のお店先払いじゃないのね
電話番号等もまったく聞かれず名前も苗字しか書かずてこんな簡単な感じでいいんだと驚いたのだった、すごい新鮮な体験 あと靴は壊れてないほうも持っていく(事前に調べた)
一応ネットで下調べしてお店の評判とか見たりしたけど書かれてる以上でも以下でもない感じの対応で淡々と不愛想の間くらい、つまり何事もなくごくふつうであり、そこで緊張の糸がやっと解けてホッとしたのだった
で、10日経ったきのう靴どうなったかなーとどきどきしながら引き取りに行ってきたんだけど、持ち込み時受け付けてくれた人とさらにもう一人違う店員さんがいて、その人にメモを渡した
奥にいた持ち込み時に引き受けてくれた人がメモを見てすぐに私の靴を棚から取り出してくれて目の前に出してくれたけどもう一目みただけでめっっっちゃくちゃきれいに直ってる触ってもきれいに直ってる
なんならもとの仕立てよりずっときれいな縫製で直してくれててすげーーーってなった丈夫で全然壊れなさそう!
もういっそ他の3つのつなぎ部分もまだ壊れてないけど先んじて革を交換してほしいレベルできれいになっており思わずそれが口をついて出そうになるほどきれいだった!買ったときの50%以上の値段になるからさすがに実際に頼みはしないけれどやってしまいそうだった
メモを受け取ってくれた人に代金を手渡していると、持ち込んだ折に受け付けてくれたほうのかつてはやや不愛想かとも思えたその店員さんがこちらへ来てどうでした?って聞くから、私はすごくきれいです!ありがとうございます!って頭の中にある感想まったくそのまんまをばかみたいに口から出して伝えた
そしたらその人は破顔一笑光り輝くような笑顔になって、なんとか再現してみました!ってその新しくなった皮部分を指してものすごくうれしそうな顔で言うから初回の淡々とした表情とのギャップも相まってなんかもうこっちの方が嬉しくなってしまって嬉しくなってしまってありがとうありがとうありがとうございますって何回も言って美しくなった靴を袋に入れてルンルンしながら帰ってきたのだった
帰宅して玄関で靴出して所定の位置に置いて上がり框に座ってまた眺めて仕上がりのきれいさ、縫い目の均一さ、ぴったり本体に寄り添った新しい合成皮革のハリのある感触、それを丁寧に作業してくれただろう人の手さばきまで靴から見えるみたいで今日になって玄関で見てもまだずっと嬉しいのだった大事に履こう絶対大事に履こう
依頼する方の立場からは本来は見られないような気がする仕事の結果に対する純度100の素直な喜びを不意に見せてもらったようでそのきらめきがめちゃくちゃ目に焼きついてしまった感じがする
靴直しに行って本当によかったー
特段ファンというわけではなく、先月急逝した祖母がチケットをとっていたので代理で参加。
私は草加健康センターをホームサウナとしているものの、このグループについての予備知識がなく「つい最近LiLiCoの旦那さんがメンバーから卒業し、新メンバーが加入した」くらいのふわっと感だったが
会場に着き、賑わうマダムたちのものすごい熱気を見て、テンションが上がった。
ホールに入場する際にスタッフからあるものを手渡された。健康食品のサンプルだった。高麗人参のゼリーである。
同封のチラシにはメンバーの写真も掲載され、PR動画視聴用のQRコードが載っていた。
ファンの年齢層に合わせてこんなPRもあるのか、と感心していたら、開演。
2,3曲歌ってMCに入ると雑談?はそこそこに先ほど配られた高麗人参ゼリーの話を始めた。
というかがっつりPRだった。
リーダーの話術でファンサービスも盛り込んでありったが、内容はまぎれもなくPRだった。
…。
これ、観客はチケット7,000円(高い席は11,000円くらい?)払って広告見せられてるの?
2回目のMCが始まったと思ったら、また高麗人参ゼリーの話が始まった。
プレゼンのスライドも用意されていた(A4くらいの紙で物理的にやってたので資料内容は見えなかったw)
いや、話の内容もファンに楽しんで聞いてもらおうという気概は感じるけども。
私はQVCを見ているのか?
物価高だから、チケットの収入だけではコンサートの収益が出ないのだろうか
とか
チケ代上げると売れないのだろうか
とか。
エンタメを利益につなげる難しさを想像してしまい、ひとり世知辛い気持ちになった。
私はここ数年はもっぱらIP(知的財産のほう)のオケコン的な音楽イベントにしか参加しておらず、アーティストが歌うライブやコンサートには10年くらい足が遠のいていた。
うーん、まぁ番宣はメンバーの活躍を見れるファン側のメリットがあるものの。
この番宣もファンが参加する仕組みが取り入れられてて、喜ばれている様子に見えたけど。
私は、コンサートって歌や音楽などのパフォーマンスを楽しむ場だと思っていたので、かなり面食らった。
メンバー同士の雑談なんかを楽しむ時間で。多少台本はあるんだろうけど。
一緒に参加した両親(本来は祖母の付き添い要員)も驚いた様子だった。
父が「純〇は歌える営業マンなんだな…w」と形容していたので、なるほどと思った。
ビジュアルや歌だけでなく、PRのスキルがあるので替えの利かない存在なのだろうと。
ファンでない私が「番宣してた番組は見てみようかな」と思ったくらいには面白いMCだったので
ファンの人たちからすると、あのMCはCMとして認識しないか、あるいはコンテンツとして満足しているのだろう。
一概にコンサートと言ってもアーティストによって内容は様々なんだな。
さだまさしはMCのまとめだけのCD作っちゃうくらいらしいし。
カルチャーショックを受けた1日だった。
母の形見や仲直りの印までは「いや、言えよ! 言わなきゃわかんないよ!」って笑ってられたんだけど、ヤンマくんは親なしスラム育ちなので「親の形見にそれやっちゃまずい」というのがわからないし、ンコソパ全体としてスラムから成り上がるのに必死だったので「大事なものをブーブークッションにしちゃまずい」って感覚もないかもしれない(シオカラくんだけそのへんちょっと察してそうなのは彼だけちょっと年上で神の怒りの前に文化に触れるゆとりがあったのかも知れない)などの考察に触れた後は頭抱えてる。
そんなに全部、それぞれの事情を考慮するのは無理なんじゃないだろうか。
マイノリティとかダイバーシティとかインクルージョンとかグローバルとか、大事だっていうのはいいけど、無理がない? ビッグデータ解析だのAI分析だのだったらそういう細かい事情も計算できるかも知んないけど、人間の脳には無理だよ。自分と相対しているこの人も、自分とおんなじような環境で育ってきて同じような常識を持ち合わせているに違いないってある程度前提条件を絞らないと、考えきれないよ。
「男、女、子供、そのほか」が限界じゃない? ほんの10年前は「男、女」だったのが倍になって、この辺が人間の個人の脳の処理能力の限界じゃない?
このマイノリティだかダイバーシティだかのごたごたの果てが「みんなそれぞれ事情があるから、察しましょう」じゃなくて、「みんなそれぞれ事情があるけど、それぞれすぎてわかんないから、困ってる人は『人間とバグナラクのハーフで2000年ほど生きているものですが、バグナラクであった母の形見を他人を嘲笑うための道具にされ、その上その作戦の失敗を無関係なバグナラクのせいにされ、非常に不快です』ってちゃんと言おうね。言われた人も、『おう、そうだったのか。悪かったな』ってちゃんと聞いて考えてあげようね」って方向になったらいいなあ。
このニチアサはこの「いや、言えよ!」をどこに持っていくつもりなんだろうなあ。
適当に子供産んで施設にでも預けて養育してるフリすれば?旦那とは別居婚で。そうすれば会社もまわりも騙せる。養子に貰われていかなきゃ施設にいるうちは戸籍上の親権あるし、年末控除でもバレないだろう。
ただし、預けるには相当の理由が必要なので適当にパワハラされましたとか言って精神病んで精神科通院して適当に病名をつけてもらって養育できないフリしとこう。
精子バンクから精子を買って、妊娠。会社には夫は余命が幾許もない病気にかかってるので向こうの両親と相談して籍を入れないことにした→でも夫の形見のこの子だけはどうしても産みたいとでも言っとこう。
んで、産んだら施設に預ける。
預けるには相応の理由が必要なので夫の件で精神病んだとかなんとか(パワハラでもいいけど)適当に言って精神科で病名つけてもらって養育できないフリしとこう。
あとは旦那のことが忘れられないから1人で子ども育てる健気な女のふりすればオールオッケー。
どっかで自分の子供は生きてるから命は繋がってるわけだし少子化に貢献できてる上自分はなんの苦労もせず会社や周囲を騙して悠々自適に一人暮らしで海外旅行や温泉巡りができる。なんなら同情まで買えちゃうわりと最高では???
下っ端から直接根回し不能なレベルの上司に、持ってきた話をひっくり返す頻度が高い人がいる場合、そこまで持って行ってない話を下手に広めるのは「嘘を広める」ことになりがちです。
そのため、とにかくまずはその「話を自分の色に染めたがる上司」まで通してしまってから、そこに基軸を置いて一気に根回しを進めるのが安定行動となってしまうのです。
その上司の次の動きがある程度予測できる場合は「パターンAなら~~Bなら~~」で根回しできますが、動きが読みづらい上に誘導も無理っぽい場合は、事前に不確定な根回しをして嘘つき呼ばわりされるのがオチです。
正直された側からしても「あの根回し、全然ないよう変わったんで」と後から言われる方が混乱するので正直迷惑ですよね。
社会人なら誰だってこの経験ありますよね?根回しの内容がやたら変わるからもう決まってから言ってこいってなる相手先って……。
こういった状況に長く置かれたせいでトラウマを抱えた結果、根回ししないマンが産まれることもよくありますね。
まあ決定権を持つ人間が決定内容を好きなように動かせるのは権利としては当然なんですが、それが気分で決めているとしか思えないのは勘弁して欲しいっすね。
ハンコ押す以上は自分が満足する内容にしたいって気持ちはわかるんすけど、超やりにくいっす周りが。
直々の根回し拒否です。
まあ上みたいなパターンを食らいまくったトラウママンの一種なのかもです。
そもそも組織で自分の直前にハンコ押すやつが上のパターンだったら、マジで「不確定な情報を渡されるだけ」でしかないので、それは根回しになってねーんだよと言いたくなるわけで……。
このヒトもまたココまで行ってから内容ガンガン変える人だと、凄いことになります。
もっと上に根回ししておいてパワーゲームで抑えこむという権力闘争に発展させる手もありますが、なかなか激しい憎しみが炸裂するので悩みどころですね。
でもそこでキャンセルされてしまうと予定が狂っちゃうんですよ。
そこで「あくまでまだ根回しだったでしょ?」と言われてしまうと、いやいやそれなら最後まで連絡入れろよってなるわけで。
半端に根回しされると、別の方向に向かって一度歩きだしてから、方向転換して本当のゴールに向かうっていう余計な手間がかかるんですよね。
これ地味に面倒くさくて、0から段取り組むより面倒なことがあります。
いわゆる梯子外しですね。
これを「あくまで根回し」でやり放題だと思ってる人がいるのは「根回し≒権力者だけが得をする悪い風潮」というイメージに一役買ってます。
うーんこれはマジでね……よくない……。
全人格労働への第一歩なんですよね、職場及び職場の外において雑談する頻度が仕事の成否に結びつくってのは。
まあ全人格を労働に捧げたいってタイプの人には良いんでしょうけど、私は嫌ですね。
仕事に全部捧げてる人が多い職場って、仕事が上手くいってるうちはともかく少し風向きが悪くなると次々狂っていくんですよ。
仕事なんて結局はエラーをどう挽回できるかが勝負みたいなところがあるんですけど、狂いやすい職場はそれが出来ないから結局仕事が上手く回らない。
だからですね、根回しはあくまで労働時間中に、労働の一種として行なって欲しいんですよね。
その辺のルールを守ってる職場はなんだかんだ心や時間に余裕があるからミスの挽回にも強いですし、そうなると大きい仕事や面白い仕事もやってけるから働いていて楽しい。
小さな仲良しグループを大事にしてる職場は、正直部活の延長線上みたいな仕事だけして、終わるときもサークルが壊れる瞬間みたいにアッサリです。
ここよく分かってない人たまに見ますね。
これ良くないです。
むしろ「ここ危ないかもだけど大丈夫かな?」を確認しといてくれと。
根回しってようは「落とし穴があるか確かめる動き」なんですね。
「安全ですよ」とただ言うだけなら本番でもよくて、「ここもしかして危険ですか?」を事前に聞いておくから根回しの意味があるんです。
方向転換できるうちにリスクを減らしておく、そのためにちゃんと使って欲しいですね。
これ出来てない人の根回しはマジで「完成形見て直感で決めるから今の段階で言わなくていいよ」って感じはありますね。
だって「ここやばくね?」ってこっちが言っても「あっ、その辺は後でいい感じにするんで大丈夫っす」が返ってくるだけで暖簾に腕押しとか聞く意味ないじゃない
とても優しく周りの雰囲気がよく読める、
本当に賢くていい子でした
去年の6月頃に肝臓を悪くしてから何度も体調を崩し、その度に頑張って元気になってくれました
私もその頃からは覚悟を決めて、できるだけ長く彼女のそばにいてやろうと思いました
数日前からご飯も食べず、ずっとぐったりしていて、息も荒く苦しそうでした
少しでもその苦しさを取り除いてやりたかった
最期は、病院に連れて行ってくれた私のおばあちゃんの腕の中で息を引き取りました
ごはんをほしがる声も、なでろとせがむ小さい体のやわらかい皮膚と毛並みの感触も、わたしのとなりで寝息をたてて寝ている時のアーモンドみたいな香ばしい香りも、白濁した目でこちらを優しく見つめる眼差しも、もうそこにはありませんでした 硬く強張り冷たくなった体だけ残して彼女は去ってしまいました
14年のうち、本当に彼女と関わったといえるのは、もしかしたら私が2020年に帰省して
人間と動物は近いようで遠い存在だとずっと感じていました 本当の意味で分かり合えることなど、傲慢とさえ感じていました
たとえそれが私の傲慢であろうとも、ただのエゴであろうとも、それは私の中にずっと残り続けると思います 私はそれを彼女の形見として残していきたいです
2022年の防衛費増額のための増税を皮切りに、日本の軍事力は目覚ましい発展を遂げた。日本政府は米国、韓国の武器を大量に買い込み軍拡を急いだ。防衛費の余剰金は増税に向けて奮闘した自民党に所属する政治家たちに渡っていった。この歴史的快挙を前にこれを咎める人はいなかった。
よくやった岸田。五輪招致決定以来の喜びに頬は熱を帯び赤く染まっていた。
森林環境をはじめとした万物に税がかけられ、日本の税収は世界一位に飛躍した。世界一位という得難い称号に国民は心躍った。念願の敵基地攻撃能力を手に入れるまでそう時間はかからなかった。
賑わう国内に冷や水をかけるかのように周辺国が日本海へ威嚇攻撃を開始した。急な軍拡を危険視しての行動だった。だが、もう遺憾という言葉を述べる必要も並べ立てる必要もない。しかし、義憤を胸に行使した敵基地攻撃能力の結果は思わぬ物だった。核による報復を受けることになってしまったのだ。
国民は岸田総理に対して核を保有すべきだったと声を荒げた。核保有国に対し容易に反撃をすべきではないとの意見も飛び交った。
岸田総理は言うまでもなく国内外からの批判を一身に受けることとなった。五感を研ぎ澄ました結果、国民の声という雑音に意識を逸らされてしまったと説明し総理大臣を辞任した。
追い討ちと言わんばかりに敗戦による賠償が重くのしかかった。増税や宗教法人への献金によって疲弊した経済や先送りにされた少子高齢化はすでに歯止めが効く状態ではなかった。
薄汚れた冷蔵庫には壺につけられたキムチしか残っていない。経済が破綻し貧しい日本にあるのは韓国から支援として送られてきたこの食べ物だけだ。
今日もこれを食べるのか。唐辛子で胃腸が刺激されていつもに増して感情的になる。
空腹に韓国製のキムチは堪えるなあ。悲しい独り言が物一つない独居房のような部屋に響く。全く日本人の食の好みに合っていない。
ペットの猫にも仕方なく食わせていたが、これを嫌がりしまいには餓死してしまった。つい半年前のことだった。それでもよく持った方だったのかもしれない。盛り蕎麦とかけ蕎麦が支給されていた頃はまだよかった。
愛猫につけられた引っ掻き傷を眺めて時間をやり過ごす。なんでこんなことになってしまったんだろう・・・。
課税されていない唯一の食べ物だから日本国民は胃腸に負担を強いてでもこれを食べなければならん。私は最初に日本が軍国主義の道を突き進んでいた頃の映像を思い浮かべながらそう呟いて強がった。
食品から、道路の利用、公園のベンチの使用まで特別税がかけらている。もうどれにいくら掛けられているかなんて気にしている人はいない。
こんな孤独な私にも妻子がいたが、数十年前に木製のボートで脱日してしまった。脱北者みたいなことをするなと叱ったが、こんな国にいても生活は良くならないと言って憚らなかった。
私が子供に教えてやれたのはDENTAL PAIN、HELP MEという英語だけ。他に役に立つことは教えてあげられなかった。
元気にSHEINの服を裁縫しているだろうか。本当は一緒にいたかったが、今となっては日本より気候が穏やかな国で裁縫をしてくれていることを祈るばかりだ。
いつもと変わらない日々。無くなってしまった過去を枕がわりに想い抱きながら床に就く。妻は妻、私は私、現状維持、今より悪くならなければいいじゃないか。自民党を支持していたあの時のように。この平和な日本でデモをしたり亡命するのは野蛮で無意味な行為だ。
そう言い聞かせる自分を否定するかのように右翼街宣車のエンジン音が静寂を引き裂いた。軍艦行進曲の重低音が荒れた胃腸に響き渡る。晋三が帰ってくるぞ。自称保守派の狂喜に湧く叫び声が薄い壁を突き刺し私の耳に届いた。
安倍晋三、懐かしい響きだ。私は追い立てられるように子供の形見の薄汚れたキャラクター物のサンダルを履いて外へ出た。遠方に光の柱が根を下ろしているのが見える。まるで三本の矢のようだった。
あの光は・・・。
老人しかいなくなってしまい荒んだ日本に、蘇った文鮮明・池田大作・安倍晋三の三大売国神が降り立つ。
私は神々しさに思わず糞尿を垂らしてしまった。キムチの唐辛子で胃腸が過敏になっていたからだろうか。汚物とカプサイシンのツンとした臭いが辺りに立ち込める。
安倍晋三氏は国神になられたんだ。誰かが嗄れたか細い声でそう呟いた。
2022年の防衛費増額のための増税を皮切りに、日本の軍事力は目覚ましい発展を遂げた。日本政府は米国、韓国の武器を大量に買い込み軍拡を急いだ。防衛費の余剰金は増税に向けて奮闘した自民党に所属する政治家たちに渡っていった。この歴史的快挙を前にこれを咎める人はいなかった。
よくやった岸田。五輪招致決定以来の喜びに頬は熱を帯び赤く染まっていた。
森林環境をはじめとした万物に税がかけられ、日本の税収は世界一位に飛躍した。世界一位という得難い称号に国民は心躍った。念願の敵地攻撃能力を手に入れるまでそう時間はかからなかった。
賑わう国内に冷や水をかけるかのように周辺国が日本海へ威嚇攻撃を開始した。急な軍拡を危険視しての行動だった。だが、もう遺憾という言葉を述べる必要も並べ立てる必要もない。しかし、義憤を胸に行使した敵地攻撃能力の結果は思わぬ物だった。核による報復を受けることになってしまったのだ。
国民は岸田総理に対して核を保有すべきだったと声を荒げた。核保有国に対し容易に反撃をすべきではないとの意見も飛び交った。
岸田総理は言うまでもなく国内外からの批判を一身に受けることとなった。五感を研ぎ澄ました結果、国民の声という雑音に意識を逸らされてしまったと説明し総理大臣を辞任した。
追い討ちと言わんばかりに敗戦による賠償が重くのしかかった。増税や宗教法人への献金によって疲弊した経済や先送りにされた少子高齢化はすでに歯止めが効く状態ではなかった。
薄汚れた冷蔵庫には壺につけられたキムチしか残っていない。経済が破綻し貧しい日本にあるのは韓国から支援として送られてきたこの食べ物だけだ。
今日もこれを食べるのか。唐辛子で胃腸が刺激されていつもに増して感情的になる。
空腹に韓国製のキムチは堪えるなあ。悲しい独り言が物一つない独居房のような部屋に響く。全く日本人の食の好みに合っていない。
ペットの猫にも仕方なく食わせていたが、これを嫌がりしまいには餓死してしまった。つい半年前のことだった。それでもよく持った方だったのかもしれない。盛り蕎麦とかけ蕎麦が支給されていた頃はまだよかった。
愛猫につけられた引っ掻き傷を眺めて時間をやり過ごす。なんでこんなことになってしまったんだろう・・・。
課税されていない唯一の食べ物だから日本国民は胃腸に負担を強いてでもこれを食べなければならん。私は最初に日本が軍国主義の道を突き進んでいた頃の映像を思い浮かべながらそう呟いて強がった。
食品から、道路の利用、公園のベンチの使用まで特別税がかけらている。もうどれにいくら掛けられているかなんて気にしている人はいない。
こんな孤独な私にも妻子がいたが、数十年前に木製のボートで脱日してしまった。脱北者みたいなことをするなと叱ったが、こんな国にいても生活は良くならないと言って憚らなかった。
私が子供に教えてやれたのはDENTAL PAIN、HELP MEという英語だけ。他に役に立つことは教えてあげられなかった。
元気にSHEINの服を裁縫しているだろうか。本当は一緒にいたかったが、今となっては日本より気候が穏やかな国で裁縫をしてくれていることを祈るばかりだ。
いつもと変わらない日々。無くなってしまった過去を枕がわりに想い抱きながら床に就く。妻は妻、私は私、現状維持、今より悪くならなければいいじゃないか。自民党を支持していたあの時のように。この平和な日本でデモをしたり亡命するのは野蛮で無意味な行為だ。
そう言い聞かせる自分を否定するかのように右翼街宣車のエンジン音が静寂を引き裂いた。軍艦行進曲の重低音が荒れた胃腸に響き渡る。晋三が帰ってくるぞ。自称保守派の狂喜に湧く叫び声が薄い壁を突き刺し私の耳に届いた。
安倍晋三、懐かしい響きだ。私は追い立てられるように子供の形見の薄汚れたキャラクター物のサンダルを履いて外へ出た。遠方に光の柱が根を下ろしているのが見える。まるで三本の矢のようだった。
あの光は・・・。
老人しかいなくなってしまい荒んだ日本に、蘇った文鮮明・池田大作・安倍晋三の三大売国神が降り立つ。
私は神々しさに思わず糞尿を垂らしてしまった。キムチの唐辛子で胃腸が過敏になっていたからだろうか。汚物とカプサイシンのツンとした臭いが辺りに立ち込める。
安倍晋三氏は国神になられたんだ。誰かが嗄れたか細い声でそう呟いた。
2022年の防衛費増額のための増税を皮切りに、日本の軍事力は目覚ましい発展を遂げた。日本政府は米国、韓国の武器を大量に買い込み軍拡を急いだ。防衛費の余剰金は増税に向けて奮闘した政治家たちに渡った。
五輪招致決定以来の喜びに頬は熱を帯び赤く染まっていた。
森林環境をはじめとした万物に税がかけられ、日本の税収は世界一位に飛躍した。念願の敵地攻撃能力を手に入れるまでそう時間はかからなかった。
急な軍拡を危険視した周辺国が日本海へ威嚇攻撃を開始した。もう遺憾という言葉を述べる必要はない。その喜びを胸に行使した敵地攻撃能力の結果は思わぬ物だった。核による報復を受けることになってしまったのだ。
国民は岸田総理に対して核を保有すべきだったと声を荒げた。核保有国に対し容易に反撃をすべきではないとの意見も飛び交った。
岸田総理は国内外からの批判を受け、五感を研ぎ澄ました結果、国民の声という雑音に意識を逸らされてしまったと説明し総理大臣を辞任した。
追い討ちと言わんばかりに敗戦による賠償が重くのしかかった。増税や宗教法人への献金によって疲弊した経済や先送りにされた少子高齢化はすでに歯止めが効く状態ではなかった。
薄汚れた冷蔵庫には壺につけられたキムチしか残っていない。経済が破綻し貧しい日本にあるのは韓国から支援として送られてきたこの食べ物だけだ。
今日もこれを食べるのか。唐辛子で胃腸が刺激されていつもに増して感情的になる。
空腹に韓国製のキムチは堪えるなあ。悲しい独り言が物一つない独居房のような部屋に響く。全く日本人の食の好みに合っていない。
ペットの猫にも仕方なく食わせていたが、これを嫌がりしまいには餓死してしまった。つい半年前のことだった。それでもよく持った方だったのかもしれない。
愛猫につけられた引っ掻き傷を眺めて時間をやり過ごす。なんでこんなことになってしまったんだろう・・・。
課税されていない唯一の食べ物だから日本国民は胃腸に負担を強いてでもこれを食べなければならん。私は最初に日本が軍国主義の道を突き進んでいた頃の映像を思い浮かべながらそう呟いて強がった。
食品から、道路の利用、公園のベンチの使用まで特別税がかけらている。もうどれにいくら掛けられているかなんて気にしている人はいない。その点だけが昔の日本と変わらない唯一のものだった。
こんな孤独な私にも妻子がいたが、数十年前に木製のボートで脱日してしまった。脱北者みたいなことをするなと叱ったが、こんな国にいても生活は良くならないと言って憚らなかった。
私が子供に教えてやれたのはDENTAL PAIN、HELP MEという英語だけ。他に役に立つことは教えてあげられなかった。
元気にSHEINの服を裁縫しているだろうか。本当は一緒にいたかったが、今となっては日本より気候が穏やかな国で裁縫をしてくれていることを祈るばかりだ。
いつもと変わらない日々。無くなってしまった過去を枕がわりに想い抱きながら床に就く。妻は妻、私は私、現状維持、今より悪くならなければいいじゃないか。
そう言い聞かせる自分を否定するかのように右翼街宣車のエンジン音が静寂を引き裂いた。軍艦行進曲の重低音が荒れた胃腸に響き渡る。晋三が帰ってくるぞ。自称保守派の狂喜に湧く叫び声が薄い壁を突き刺し私の耳に届いた。
安倍晋三、懐かしい響きだ。私は追い立てられるように子供の形見の薄汚れたキャラクター物のサンダルを履いて外へ出た。遠方に光の柱が根を下ろしているのが見える。まるで三本の矢のようだった。
あの光は・・・。
老人しかいなくなってしまい荒んだ日本に、蘇った文鮮明・池田大作・安倍晋三の三大売国神が降り立つ。
私は神々しさに思わず糞尿を垂らしてしまった。キムチの唐辛子で胃腸が過敏になっていたからだろうか。汚物とカプサイシンのツンとした臭いが辺りに立ち込める。
安倍晋三氏は国神になられたんだ。誰かがそうか細い声でつぶやいた。
国神となった安倍による第三次政権が日本を取り戻してくれるかもしれない、そんな淡い期待が冷め切った体を温かくする。
日本を"とりもろす"。つかみどころのない笑みを浮かべそう口を開いた。
平成10年代後半に地元京都府で名を馳せた伝説のサセ子、友美さんとお会いする機会を頂いた。現在友美さんは工場派遣OLをしており、昔ほどのペースでSEXをすることはないらしいが、それでも定期的に男性を「喰う」ことを生業としているらしい。
そんな友美さんに伺ったのは、近年の「童貞」とのSEXエピソードだ。百戦錬磨の友美さんは今まで数多くの童貞とも身体を重ねているが、最近は特に筆下ろし活動に精を入れているという。そこで私は話を聞いてみることにした。
「半年前かな。夜勤明けに一人で晩酌してたらなんだかムラムラが抑えきれなくて。すぐさまマッチングアプリを開いて童貞っぽい子だけを右スワイプし続けたわ。童貞はすぐにマッチするの(笑)マッチした中から一番好みの子を選び、即デートのアポをとってその日は寝たわ。
1週間後。18時30分、待ち合わせは京都の出町柳駅。そう、今日は一乗寺で『ラーメンデート』なの。今日会う彼がラーメン好きをアピールしてくるもんだから仕方なくね。でも僥倖か、彼の家が一乗寺周辺らしいの。すぐベッドインできそうね♡、と舌舐めずりしていたら彼が遅れて到着したわ。
『うわあ…だっせえ~…』というのが第一印象。彼のマッチングアプリの写真である程度覚悟していたけれど、想像を超えてきたわ。身長は165cm前後、メガネで一重で小太り、スポーツ刈りをそのまま伸ばしたような短めのボサ髪で当然眉毛は整えてない。服は水色のTシャツに横縞模様のハーフパンツ、斜めがけのカバンに靴はクロックス(笑)明らかにデート向けではない服装に正直爆笑しそうだったわ。
普通の女の子ならここで帰るんだろうけど私は違う。なんせ『童貞』目当てで来たんだもの。こんなステレオタイプの童貞クン、私が放っておくわけないわ。」
「軽く挨拶も済ませて叡山電車に乗り込む私たち。行き先を聞いていなかったので、どこのラーメン屋に行くの?と尋ねると、『ラーメン二郎行かへん?』と一言。(初対面の女の子とラーメン二郎って…… あの量の多いとこでしょ?対人経験ゼロですか?)なんて言いたい気持ちもあったけれど。
この子、童貞力高すぎるのでは…!?と期待値が急上昇。同意してそのまま一乗寺駅すぐそばのラーメン二郎に入って、私も彼も並ラーメンを美味しく平らげたわ。(でもラーメン二郎は終始意味不明。なんで並なのに量が多いの?なんでニンニク入れますか?って問われてんのにアブラがどうとか関係ないこと言うの?謎のジャーゴンがまかり通ってる理解できない世界ね。)」
「ラーメン屋を出て感想を言い合う私たち。カップルに見えるかしら…?否、彼は麺上げがどうだのとかずっと意味不明なウンチクを口走ってるから側から見たら池沼の介護にしか見えないかしら(笑)完全にアッパー系コミュ障のそれだわ。
ここから仕掛けます。『君の家ってこの辺でしょ?一緒に宅飲みしな~い?♡』と猫撫で声でおねだり。彼は大動揺を隠せてない様子。(ウンウン、これぞ童貞ね♠︎)と内心大興奮しながら彼の手を握ったの。ラーメンの脂と手汗で過去最高に感触が気持ち悪かったけど後にひけないわ。そのままドラッグユタカで第3のビールとストロング酎ハイを6本ずつ買って彼の家まで行ったわ。」
「案外きれいな彼の家で第3のビールで乾杯して改めてアイスブレイクをしたわ(ラーメン二郎じゃまともに喋れないものね。)。彼は大阪府門真市出身の京都の有名国立大の法学部4回生。マッチングアプリのプロフでこれでもかというくらいアピールしてたから疑ってなかったのだけど彼、わざわざ学生証まで見せつけてきたわ(笑)そういうところも自己顕示欲の強い童貞っぽくて素敵だったわ。趣味はラーメンとアニメと鉄道という満貫童貞。ここまで完璧なのなかなかいないわよ(笑)
ところで彼、さっきから自分語りばっかり…喋るコミュ障ってどいつもこいつもそうなのよね…しかも出てくるエピソードはイキリと嘘で塗り固められてるし。中学で童貞捨てたエピソードも内容薄すぎて嘘確定、内定先も嘘じゃないかしら…?」
「とにかくうるさいのでなんとかSEXに持ち込もうと第3のビール3本目を飲み干してストロングチューハイを開けたあたりで彼の脚に何度か手を置いてみたの。でも失敗。彼はキョドるだけで仕掛けてこない。そう、多くの童貞は自己愛が強いのでSEXを断られて自尊心を傷つけられるのを極度に恐れてるの(笑)
しょうがない、ここは私が汚れ役になるわ… 彼の会話が途切れた瞬間に、彼の唇にキスしてお酒を口移ししたの。流石の彼もやっと誘われたことに気づいたみたい。そのまま激しくニンニク臭いディープキスを続けながら服を脱がせていったわ。」
「お互い全裸になった私たち。彼をベッドの上に横たえてそのまま彼の顔の上に跨ります。『どうよ~?ラーメン二郎の後の顔面騎乗は~?』高学歴で安定志向な童貞クンには容赦しないのが私の流儀。ワカメ増しマン汁マシマシを充分堪能してもらったところで解放してやり、万全に用意したコンドームをかぶせ、彼のギン勃ちペニスを私の器に導いて、身体をマーメイドのように動かしたわ。手前味噌ながら私のテクはホンモノ。動き始めて3分も持たず、『友美さん、俺、射精しそう…!』と焦りそうに彼。
刹那、私の中に温かい精液が放出されたの。感電しそう…♡ ザーメン拾うコンドーム。そのまま疲れ果ててか酔い潰れてか寝てしまった彼。早漏防止にお酒たくさん飲ませたのに…でも早漏も童貞クン、いや、『元』童貞クンっぽくてステキね(笑) どんな男でも『ヤってみよう』の精神は大事。軽い眼精疲労を覚えながら寝てる彼の頬にさよならのキスをして、マン毛1本を形見に残して彼の家を後にしたわ。
もう会うことはないわよ。私は童貞男子の彼に好意を抱いただけで、童貞を失った彼はただの激ダサいイキリ男だもの(笑)彼の人生に幸を願いながら、終バスの206系統に乗り込んだの。」
いかがであっただろうか。経験豊富な友美さんの童貞エピソードには驚かされるばかりだ。我々の周りにもこんな可笑しくて、少しロマンチックな童貞卒業エピソードを持つ男がいつと思うと、少し妬ましい気がするのは、私だけであろうか。
(筆者:ドグマチール庵介)
美少女コンテンツが好きだけど、だからと言って中の人にそこまで興味や関心があるわけではないオタクは多いと思う。私もその1人だ。
同じゲームやアニメを好む方々から「ラジオいいよ」「声優のラジオ聴いてみてよ」と言われることがある。
時間というのは有限だ。オタクとして漫画を読んだりアニメを見ることができる可処分時間には限りがある。
その中で、彼らはラジオを聴き、人に勧めている。つまりそれだけの魅力を持っているわけだ。
ならば聞いてみよう、とオススメされた女性声優のラジオを聴いてみる……が。
その女性声優のラジオだけつまらないのかと思い他のラジオも、男性声優のラジオも聴いてみる。
中には面白いものもある(ひだまりラジオの近所の狂人紹介コーナーなど)が、やはり大多数がつまらなかった。
トークテーマも平凡、送られてくるリスナーからのメールに山もオチも意味もなく、淡々とした番組が進行していく。
「笑いどころはどこだ?」
そう思う内に番組は終了したりする。
マジか、と驚愕するばかり。どこが面白いのかわからない、何が受けているかわからないラジオが多かった。
声優のラジオって一部を除いてつまらないんだな、というのが私の見解である。
私はつまらないと断じたが、声優のラジオなんて多く存在する。無料パートと有料パートに分けられてたりして、金を稼いでいるものだってある。出演した声優がMCを務めるアニメ作品ごとのラジオだって存在している。
つまり、声優ラジオの需要は高くあると言うことだろう。人気もある。面白いパートがなくても受け入れられるというわけだ。
ではなぜ私は声優のラジオを「つまらない」と断じたのだろうか。
私の個人的な話になる。私が初めてラジオを聴きはじめたのは中学生の頃だ。祖父が死に、形見分けとしてもらったSONYのポケットラジオをいじりまわしていた時に聴くようになった。祖父の形見は古く、自動チューニング機能もないためにダイヤルを回して周波数を合わせるタイプだった。
その頃はまだ美少女コンテンツにそこまでハマってなかった。ラジオといえばジョジョ3部の冒頭のイメージが強く、大相撲中継や野球中継ばかりだろうと思っていた。
しかし夜10時ごろにラジオのダイヤルを回していると、ある電波を拾った。
スクールオブロックだった。私が初めてしっかりとラジオ番組として認識したのがそれだった。
そう思った。同年代の中学生や高校生が電話越しにオナニーの話をしてる。まだエロとギャグの区別がついてなくて『セックス』をウンコやチンコと同じくらいオモロワードとして捉えていた私はゲラゲラ笑った。
彼氏を押し入れに匿って3日ほど寿司を与え続けた話なんかもう夜中だったので声を抑えて笑った。
今になって思えば、初めて聴いた回がいわゆる『当たり回』だったのだろう。継続して聴くとそこまでブっ飛んで面白い回は少なかった。どちらかといえば悩める中高生を励ましたりする回が多かった。
「またこれかよ! 励ますなよ! セックスの話をしてくれよ!」
私は最悪のリスナーに成り果てていた。スクールオブロックもいい迷惑だろう。たまたまいつもと違う回から聴き始めたリスナーから「あれを毎回やれ!」と願われているのである。気の毒。
なんとなく面白い番組がないかまたダイヤルを回してみる。すると次にとある芸人のラジオとぶつかった。
『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』である。通称サンドリ。
スクールオブロックを超える下ネタ、芸能ネタ、暴力……中学生の私の心を捕らえて離さなかった。
・足の皮膚をヨーグルトに入れ発酵させ『皮膚エネルギー』を取り出そうとする
・ラグビー日本代表選手を呼び「クソヒゲゴリラ」「畠山クスコ」と名付ける
チンポ、勃起、アナル、ゲロ、包茎、ションベン、言葉狩り……とにかく最高だった。
ゲスナー(サンドリのリスナーのこと)から送られてくるメールも生放送ということもあり、番組の内容を踏まえた暴言妄言が多数届く。それにゲラゲラ笑ってしまった。
ここから『芸人のラジオってすげぇな!』という感情が芽生える。
すると私はオードリーのオールナイトニッポンを片端から聞くようになった。オードリーのオールナイトニッポンはサンドリほど下ネタが多いわけではないが、2人の軽快な掛け合いが聴いてて心地よかった。
特に若林さんのトークで捩れるほど笑い転げた。ドラクエの回とか何度も聴いた。
それからダイアン、三四郎、ハライチ、空気階段、最近だと真空ジェシカのラジオ父ちゃんなど、聴いてて笑えるラジオ番組にどっぷりとハマった。
話が逸れたが、つまりで言うと。私はラジオを聴く際に『笑えるかどうか』を強く求めているのだ。トークを組み立て、自分達の間を取り、盛り上がりを計算して話す芸人のラジオのようなものを求めているのだ。
だから私は声優のラジオを「つまらない」=「腹を抱えて笑うようなシーンがない」と断じたのだろう。
番組を企画する人たちだって馬鹿ではない。「ラジオつまんねーぞ!」とはてな匿名ダイアリーに書いてる私の方がよっぽど馬鹿だ。
あの声優さんを起用して、こういうテイストの番組にして、前半を無料に後半を有料にして、アニメに合わせて、ゲストを呼んで…と。慈善事業ではなく商業として声優さんのラジオを流しているわけだ。
それに「芸人のラジオみたいな笑いどころがなくてつまらない!」と宣う私は客ではない。ターゲット層から外れているのだ。そんな顧客ではない私が文句を言うのはお門違いだ。
声優のラジオが多くあり、webラジオもたくさんある。長年続いているものもある。それだけ多くの人から求められているし、商業的にも利が出ているわけだ。
声優さんのラジオをつまらないと断じる視野狭窄状態な私の人間性こそがつまらないのだ。
テレビでもニュースやバラエティ、アニメ、ドラマがあるように、需要や客層に応じてさまざまな番組があるのを理解してない私こそが愚者であるのだ。
そうだ俺はカスだ……。
オードリーのオールナイトニッポン、オススメですよ。
「ための」演出が多すぎるって言うか
家や自転車の鍵をかける(あける)シーンを意図的にカットとして抜くのは、戸締りとしての鍵を意識させたいんだろうが
「戸を閉める(鍵をかける)無意識」みたいなものが物語に影響しないから、無意味な「ための」カットなんだよね
叔母さんとの確執も別段必要はなく、言い争いも要石に誘引させられたもの
叔母さんが子育てを愚痴ってるシーンや、裏ではすずめを憎く思ってるという伏線がないから、唐突過ぎて違和感しかない
そんで、「要石のせいだ」って提示されたら、実質確執はないよねってなる
震災周りのアレコレも、すずめは終始超然としてるので、特に引きずってるとは思えない
それが無意識に抱えてるトラウマを刺激したなどという描写もなく
むしろ、他人よりも早く復帰して、窓から「みみず」を見つけてしまう
自宅の跡地に戻ったからと、心を抉られたりもしない
あれのシーンはむしろ見てる観客の方が心抉られているはず
すずめは嗚咽したり、泣き崩れたりしない
その無言にナニカを見出すことは当然に出来るし、それが「リアル」だという向きもあろうが
あれは別にとうほぐ限定の上映じゃないんだから、伝わらない人の方が多かろう
むしろ叔母さんの方が気にしてるくらいなんだけど
ぶっちゃけ、あそこまで叔母を引っ張ったのは、確執を描きかっただけと言う風にしか受け取れない
(すずめは扉に入って消えてしまうのだから、もっと心配してるだろ常識的に考えて)
これもテーマがとっ散らかったおかげで、無くても良かったかなぁって感じになってる
ここをメインに据えるなら、震災関連が要らないし
震災関連をだすなら、草太を助けるためじゃなくて、4歳の自分(ひいては震災の被害者たち)を救うための活劇で良かった
・・・なんだけども
あのシーンで幼い4歳のすずめの心が救われるとも思えない
そして「大丈夫だよ」と声をかけていなくなる
あれが救いになっているという解説がどれもしっくりと来ない
4歳のすずめを救うマジックワードは、きっちりと作品内で描写されるべきだ
端的に言って、新海誠の映画の中に自分が出てこなかったのが一番の不満だ。
新海誠の主人公ってのは、独り善がりと被害者意識と自己陶酔で生きてるような、普通に見れば気持ち悪いものを持っているのが魅力だった。ああいうキモさ、自分を、許容してくれるのが新海誠作品だったのだ。ほら、新海誠好きな男なんて大抵キモいだろ。俺もそうだ。
すずめの戸締まりでは、そういう気持ち悪いキャラが出てこない。ダイジンはキモかったが、見た目が猫なので許されている。あれおっさんだったらみんな勘違いストーカー野郎だと罵倒するだろ。まあ、おっさんだったらすずめにうちのこになる?なんて言われないけど。
新海誠の描く相手キャラってのは非常に都合の良い、もっと言えば自我がないキャラとして描かれるから、そうたは想定内だった。
しかし、主人公であるすずめも、きれいすぎた。被災者であり地震の悲惨さを実感しているからこそ、母の形見を取り戻すため、そうたを元に戻すために戸締まりの旅をする。なんだそのキレイすぎる推進力は!!最初イケメンだからって惹かれたところが新海誠っぽいけどな!
あと、なんだあの芹澤って男は、いいヤツすぎるだろ。メンタル化け物かよ。自分と対比したら彼岸にいるよ。
あー、もしかしたら環が芹澤と寝てれば、岡部稔のBSSで共感できていたかもしれない。それもなかったけど。
結局のところ、自分持っているものを描写してくれるのが新海誠だったのに、それがなくなってしまったのが寂しいわけ。
新海誠は俺のことわかってくれてるんだって思ってたのに、変わっちまったな誠。でも、いいんだ。俺はお前と通じ合えてた思い出を胸に、お前のいない現実を生きていくよ。誰とも分かち合えない苦しみが、お前との思い出を輝かせる。
だから、この苦しみは俺の誇りなんだ。だろ?誠。
ふぅ・・・
わかるか?新海誠。今、俺はお前の主人公より新海誠の主人公だぞ。
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まあ、それはさておき、すずめの戸締まりはそこそこ面白かった。
すずめの自己救済の話としてよくできていたと思う。
いいところは沢山あるが、どうせ沢山語られるので不満点を書き出す。
1.閉じ師の存在
はじめ、現実にあった震災をファンタジーにしてよかったのか?とも思わなくもなかったが、まあロー・ファンタジーだし、こんなもんかなという気持ちに落ち着いた。
どちらかというと、閉じ師の存在が納得いかない。あんなに大事な仕事なのに、あの映画ではそうたとその祖父しか出てこない。それこそ、各地に人員を配置していたり、東京では他の閉じ師が寄ってきてもいいはず。そうたがこういうのは知られないくらいでいい、みたいなことを言っていたが、何を舐めたこと言っているんだ。周知徹底して人員増やせ。閉じ師の必死さが全く見えてこないので、大学生がカジュアルにやってる仕事にしか見えない。あってもなくてもいい存在ってことなのか?
愛媛のシーンが中途半端すぎる。すずめはあそこで何を得た?他の土地に比べて、薄味すぎる。他で入れるとくどくなりすぎる要素をまとめて配置したようなとてっつけた感。東京に行くまでで、神戸だけじゃさみしいし、愛媛あたりでも入れとく?みたいな。みかん女の親も何家出少女を普通に受け入れてるんだ。
ただ、道中でどんどん衣服をGETして自分が変わっていくってのは面白い要素だった。東京でそうたを失ったあと、ただのすずめとして元の制服を身にまとい行動する。歩む足にはそうたの靴。いいね。
3つめ、書こうと思ってたけど、明確に出てこなかったので、これでおしまいにする。