「伏線」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 伏線とは

2024-10-20

プロポーズ無かったら別れるって女のお気持ち表明

Xで流れてきたんだけどさ

このお気持ちからすると本当意味不明なんだよな

結婚をしたいんだったら、普通に自分からアプローチすればいいじゃない

相手結婚したいと思えるようなアクション起こして、それなりに伏線張って女からプロポーズすればいいんだよ

マジで意味不明なんだが、これってどういうことなん?

2024-10-18

オチを「そこには醜い男の顔があった」にして40〜200字の文を作るゲーム

より短く、よりややこしい方が勝ちというテキサスホールデムルール一般的

鏡を登場させるのが定石で、鏡の近くに生首を置いたり、精神入れ替え概念を導入したり、主観の方の変化すなわち醜貌恐怖症を取り入れたりして

伏線複数あったけど、どれ回収したの」ってさせる

[増田アイディア]

2024-10-17

今更ながらタコピー原罪を読んでみた

当時ネットで話題になっていたのは知っていたものの読んだことはなかった。

しかし今現在ジャンププラスで全話無料で公開しているので読んでみたわけだ。

まず最初謝罪したい。

すみませんでした!!!当時ネットで話題になってたのは悪い意味でだとばかり思っていて、だから勝手につまらない作品だと思ってました!!!

でも実際には大変すばらしい作品だったんで、ここにその感想を述べようと思う。

ネタバレ含むので、未読の方は読まない方が吉。

最初、というか一話目からいきなり首吊り描写という衝撃展開で、その後はまさかループものとは…。

というか、この時点でのループが実はキーで、後の伏線、実はまりちゃんのためにタイムリープしていたとは…!というのは視点によって善悪は異なるものだよといったメッセージ性をより強調、分かり易いものにしていて非常に良い構成だった。

タコピーの”原罪”とは、”誰もが幸せになれる”と思い込んでいることである

しかし、それは不可能なのだ

現代SNSの台頭により、マイノリティ意見を今までのどの時代よりも拾いやすい状況だといえる。

私たち多種多様な人々の意見を聞くことが出来、最適な社会形成できるであろうと考えるかもしれない。

でもそれは無理なんだ。何故なら資源は有限であり、幸せもまた有限なのだから

そして、この作品はそれを教えてくれる。

しずかちゃん幸せは、まりちゃんの不幸によって成り立つ。

まりちゃん幸せは、しずかちゃんの不幸によって成り立つ。

幸せは、有限だ。

皆が、全員が完全な形で幸せになることは不可能

何故ならこの世界は有限なのだから

でも私たちは、誰しもが幸福になれるであろうという夢を、無限資源を夢見てしまう。

それは無理なんだよ。決して叶わない。

だって片方の幸せが、片方の不幸によって成り立つ。

そういった世界に、住んでいるのだから

からこそ忘れてはいけない。

タコピー原罪は、我々現代人にとっての原罪でもあるのだから

そのことを、この作品は教えてくれた。

タコピー原罪は全16話で、巻数は僅か2巻。

非常に素晴らしい作品なので、未読の方は読んでみても損はないと思う。

2024-10-11

ラストマイルがとてもよかった話

ラストマイル映画をやることは知っていた。

見たいとなんとなく思っていた。

ただ仕事に追われ、映画を見に行くほどの時間気持ちの余裕がなかった。

見ようと思っていたこ自体忘れていたのを、さっき映画の予約サイトを見て思い出した。

ラストマイルについてはよく知らなかった。

MIU404を見ただけ、アンナチュラルは見ていない。CM満島ひかりが「止めませんよーー絶対に。」と言っていたのを見た。

満島ひかり犯人宅配流通爆弾を混入させたんだろうなと安直に考えた。

その予想は当たらずとも遠からずだった。

満島ひかりこと舟渡エレナ

最初、梨本コウにエレナと呼んでと言うので何を言っとるんだこの電波系はと思った。私もまだまだ英語名じゃないはずと思うあたり、偏見にまみれている。

舟渡エレナはどちらの人間か分からなかった。

もちろん善悪のどちらかである

デリファスフォンの出荷を止めるように進言したかと思えば、山崎タスク従業員履歴を消す。NY市場株価を気にしたかと思えば荷物のチェックをするように羊運輸と警察圧力をかける。

ずっとコウに対して謎かけのようなことを言い、見ている者を苛立たせる。

だがエレナには焦る理由があり、自分立場を守る描写が増えてくる。「止めませんよ」と言った時点ではもう疑いようのなくシロだと思った。CMの印象と真逆である。働く人間のかっこよさを凝縮したシーンだった。

とは言いつつそう思いつつ、そしてまた裏切られるのは見事だった。

経歴は謎、嘘をついている、山崎タスク情報を消した。そんな怪しさ満点の本音を語らない人間でも死ぬ間際になると語り出すものなんだろう。

陳腐ドラマだとコウとエレナキスをするものだろうが、そんな雰囲気なく、なんなら終盤に爆弾を託すほどあっさりした関係だったのには痺れた。

恋愛感情なく、一瞬死をも恐れない情を繋ぐことがあってもいいじゃないか

でもその人を大切に思うのではなく消耗品のように省みなくなってもいいじゃないか

所詮レールの上に乗っている。そんな後味だった。

満島ひかりは主演ではあるが主役ではない。

白い手帳自分に買うことにしたエレナ労働者を救い、誕生日プレゼントが爆発するのを防ごうとしたれっきとした善人である

同時に、山崎タスクロッカーの鍵をコウに渡し、デリファスジャパン代表こと五十嵐に追い討ちをかけるなど別の爆弾の仕掛けにも余念がない悪人である

エレナが残した爆弾とはなにか、エレナ解雇に際し何を思ったのか、なぜコウに渡したのか、考えたいことはいっぱいある。

たがこの映画の主役を語らずにはいられない。

名もなき配達員(息子)だ。

名前映画で出なかったのでなんて呼べばいいのか分からない。

役名が分からなかったのでエンドロールを見ても分からなかったし、俳優さんの名前も分からなかったので役名も分からなかった。

あとでパンフレットを見て確認するつもりだ。

いま思えば伏線を敷いてたのだろうが、明らかに主役ではない人選とビジュアルで途中まで見ても資本主義犠牲者としての役としか見ていなかった。

MIU404もアンナチュラルも(片方しか見ていないが)、有名な俳優さんが脇役に見せかけて主役級の役職で主役の活躍をするドラマのため、満島ひかり岡田将生が華麗に問題解決するのかと思った。

単価の安い労働者。160億円の損害という勝利を以てしても箱20円が追加に貰えるだけのような。

だけと言っても無いよりはマシの人もいるんだろう。

私は個人配送業したことがないか憶測しかないが、お昼ごはん時間10しかないのはい労働環境とは言えないし、その時間を売りたいほどの状況なんだろう。

報われるといいなあ、でもこんな世界観実写映画じゃあハッピーエンドは厳しいなあ。

実際、謎を解決するまでは満島ひかり岡田将生が主役だった。

でもその先は?

どれだけ便利になってもまだ玄関まで荷物を届ける仕事ロボットはやってくれない。

阿部サダヲこと八木さんが言っていた。最後の受け渡し、ラストマイルと。少々強引な説明だったが、そこまで言われないとピンとこない私にはそのくらい分かりやすいほうがありがたい。

なにせラストマイルというタイトル映画主人公最後まで分からなかったぐらいだ。

少女を救ったヒーローは誰だったか

名もなき人間がどこかで輝く瞬間があったっていい。富も名声もないけど、ヒーローが一瞬奇跡を起こして、それがかつての誇りによってもたらされるものだったら。

映画オチとしては文句無しのハッピーエンドである

最後に、こんな作品を作れる人が人間として、同位体として存在していることにおののいている。

そして感謝気持ちでいっぱいだ。

本当にありがとう

仕事が山あり谷ありで気が滅入っていたけど、もう少しがんばってみようかな。

MPが枯渇して0になったから、いてもたってもいられなくて突き動かされるように映画上映タイトルを漁った。なんとなく直感でこれだと思ったけどその判断に間違いはなかった。

映画を見てから空になったと思ったMPの底に10くらいだけふつふつ湧き上がってきている。

この細々と湧き出る泉を枯らさないように、また来週から働くつもりだ。

ラストマイル、かっこいいじゃん。

2024-10-10

朝ドラはそんな真面目な考察に値するものではないですよ

「虎に翼」が終わって「おむすび」になりましたが皆さん観てますか?

先日、増田に「虎に翼」のとてもよい考察がありましたが、朝ドラはそんな真面目な考察に値するものではないですよ。

https://anond.hatelabo.jp/20240928134122

そもそも朝ドラ対象年齢は60~70歳前後だと思いますが、あまり映画ドラマに親しまない人が家事とかしながら気軽に見られる様な作りで、1回見逃したらついて行けないなんてことがない様1回の内容は薄いうえ重要シーンは何度も流しますし、土曜のダイジェストを観ればストーリー的には十分、余計な演出カットされててむしろ出来がよいまであります

おむすび」では、ギャル文化ボリュームゾーンが50歳前後だと思うので、その世代向けの思い出とその肯定を入れたいんだろうなあ、少し若めの視聴者ターゲットにしたいんだろうなあ、というプロデューサーの狙いを想像します。最序盤ですが、あいかわらず薄い取材適当エピソード入れてる感じがしてさぶいぼが出ます。元ギャル取材して「パラパラ踊れる人が偉かったんですよ~」なんて聞いたのが、「一発で難しいパラパラ踊れたら認めてやる」と少年マンガみたいなことになってしまったのではと想像します。実話だったらすみません(知り合いに元ガチギャルがいるので聞いてみようかな)。

朝ドラは、大きく分けて実在人物をもとにした伝記系と、現代とある職業に生きる系の2種類があります。ましなのは前者が多いです。「虎に翼」とか、カップヌードルとかゲゲゲとかウィスキーとか。後者料理人とかパティシエとか気象予報士とか航空学校とか看護師とか海女とか、だいたい薄い取材でゲットした業界あるあるエピソードをつまらなくして盛り込んでてさぶいぼが出ます。せっかくスポットライトを当てたその職業の深みとかは表現しきれず、脚本家の書きたいドラマの設定に利用するのが精一杯です。

プロデューサーの主張なのか、するりと社会問題を入れてきます特に「強い女」は普遍テーマです。戦前でも戦後でも「今どき、女が〇〇する様な時代じゃない!」なんてセリフは毎回出てきます。余談ですが、大河ドラマでも平安から明治までどの時代でもこのセリフが出てきます。他、自閉症っぽい子供田舎で元気になったり、性的マイノリティとか。

尺が豊富にあるせいか、内容が冗長です。回想シーンでは映像を流した上で「あの時の!」ですし、下手すると同じ回の15分で同じ映像が流れます映画とか観て見て伏線がー回収がー演出がーという人が初めて朝ドラを観るとショック死すると思います

演出はほぼ古来からドラマありがちな紋切り型クリシェ)です。とてもわかりやすいです。落ち込むと暗い部屋でじっとしてるし、挫折すると雨に打たれながら外で倒れてます主人公はだいたいモテモテだけど恋愛に鈍くて、恋愛脳の友達に助けられ、カントリーロードです。早い展開でイケメン完璧な男と結婚交際すると、戦時中なら死にます現代なら相手側の理由で別れますお笑い担当コントみたいなBGMで登場し、肝っ玉母さんに怒られます。序盤で出てきた嫌なやつは、口が悪いだけのお友達キャラになるか、ラスト近くで「堪忍なあ」と泣きながら主人公に謝って禊を済ませます

また、セリフ抜きの演出表現する力量もないし、テロップ症候群視聴者も読み取ってくれないので、心情もその都度ナレーション解説が入ります主人公が眉をひそめて少し首をかしげながら、「どうも腑に落ちない〇〇でした」って感じです。余談ですが、変わり種のナレーションでは、亡くなっていつも見守ってる家族幽霊目線、飼ってる犬目線てのもありました。欽ちゃんが犬役で面白かったです。

脚本家群像劇を書きたそうな気配を感じることが多いですが、尺はあるのにうまくいってない事が多いです。だいたい各登場人物の設定を説明するのが精一杯です。

これだけ文句言いましたが、近年の朝ドラで私が好きだったのは、「カムカムエヴリバディ」でしょうか。それぞれの人生が少しずつ関わりながらすれ違っていって、ちゃん群像劇でした。登場人物が気づいていないことを、視聴者が神の目線で「あの人だ!」「あの人の子供がこんなところで!」って気づくことが多くて、そのまま登場人物同士は他人のままだったり。伏線回収もことさら強調せずさらさら流れていきます。たぶん視聴者主人公目線にセットしてると、久し振りに登場するキャラは、飲み屋に「よう」って入ってきて、「○○さん!?」「お前、よくここに顔を出せるな!」とかやるしかないよね。ラストで、子を置いて男とアメリカに行った母の言い訳回は要らなかったかなと思うけど(片付けが要るのはわかる)、朝ドラってのはこういうのでいいんだよ。こういうので。

2024-10-07

本屋で思ったほど買えないし、思考低血糖に負けてナンも頼めない

 日記出版区というYouTubeチャンネルはまっている読書家の人が読んだ本の感想バンバン言いながらバンバン本を買っていく動画だった。自分もこんなに楽しくなってみたいと思い、本屋に久しぶりに行ってみた。普段お金出して買ったのに面白くなかったらどうしようみたいな思考に負けてなかなか本を買えない。でも今日動画を見た後で「おっおもろそう」ぐらいの熱量でカゴに入れることも不思議抵抗感がなかった。5冊選んだところで気持ち悪くなってきて昼食がまだだったことを思い出した。低血糖だ。さっきまで豊かな気持ちで本を選んでいたのに一気にだるくなってきた。多いんじゃないか、高いんじゃないか、本当に面白いのか、ブックオフじゃダメなのか。人間気持ち、体調に左右されすぎる。

急いで飯を食わねばという気持ちと戦いながら、2冊まで減らした。ずっと何気に気になってた本と、店員さんのポップと実際に冒頭を読んでこれは!と入店時の自分が思った本。

 会計を済ませて何を食べるか迷った。カフェで買った本を読んだりなんかしちゃおうか。やったこともないのに。でも本屋で買ったレシートで割引が効くらしい。割引に弱い自分は同じビルインド料理屋に行った。店員は全員異国顔。まあまあ広い店内で客は一人客2組。入口は狭い。フードコートにあるのに食品サンプルウィンドウがでかすぎるし、ついたてで完全に外から視線ブロックしている。通路から中が全然見えない。自分のようなタイプ人間ガラガラすぎる店に入るのも勇気がいる。入ってからやべえと思ったが、なんとも思ってないよう顔をして入口から店内を見たときギリギリ見えるような席に案内された。集客に利用されてる?低血糖は人を自意識過剰にさせるらしい。

異国顔の店員さんが注文を取りに来た。声が全然聞き取れない。インド人顔の店員さんてもっと声大きいんじゃないのか。「カラサ…」というワードだけを信じて甘口を選んだ。ここでミスをした。ナンがメインで食べたい口できたのに、メニューの「選べるカレー」という文字に気を取られて「カレーライス」ということ完全に忘れていた。

ナンが食べたいと思ってたのに、こういうカレー屋はだいたいナンだろと思ってたのに、カレーが選べる割に安かったのもライス伏線か?注文して一息ついて、スマホをいじって、活字を探してメニューをなんとなくもう一回読んで、そこでやっと自分が頼んだのがライスだと気づいた。やってしまったと思ったがすでにセットのサラダが来た。カレー屋のオレンジ色ドレッシング、ではなく普通ゴマダレがかかっているサラダを食べた。ここでもう一個謎が発生した。ランチメニュードリンク一杯無料と書いていたが全然聞かれる気配がない。こっちからサービスドリンクって・・・」と言い出すのもなんか違う気がする。モヤモヤしているとメインのカレーが来た。これまでのミスなど何とも思ってないような顔をして食べるとっちょっと辛かったがめちゃめちゃうまかった。ターメリックライスうまい入口を遮ってる場合じゃない。異国の店員さんはショッピングモールキャンペーンとか、店のキャンペーンとか、覚えることが多すぎてサービスも忘れることもあるだろう。そもそもサービスだしな。

2割ぐらい食べたところで無言で小声店員さんがサービスドリンクメニュー表を持ってきた。間髪入れずにラッシーを頼んだ。これもうまかった。ビールグラスに入ってたけど。

低血糖もいい仕事をした。インド料理屋のカレーライスでもうまい

これ、元ポストは勿論引用でも、バッドエンドだと分からなかった人が相当頭の悪い愚か者みたいに言われているけれど

でもFF7エアリス生存ルートを求めるプレイヤー馬鹿にされたじゃん

当時のハード論争を左右するレベルキラーコンテンツにおいて、

ヒロインが殺された上に変な女に主人公NTRされるのが正エンドだなんてそんな事ある!?ってのを実際にやってしまったんだから

どんなにバッドエンドっぽくてもそれが真エンディングだと思う人が出るのは何もおかしくないと思う

エンディングを見るだけなら、仲間にしなくていいキャラクリアしなくていいダンジョンも沢山あったしな

つくづくあのゲームはそれまでのお約束セオリーをぶっ壊したよ

途中経過にはしっかり分岐があるのにそれがエンディングには何ら反映されないんだもの

さらにその後も20年以上にわたってヒロインファンへの誹謗中傷が繰り広げられ、リメイクが出るに至っても生存エンドは許さないと叩かれてるし

あのゲームとそれを良しとするファンによってあらゆる常識モラルの底が抜けた


鬼虫兵庫 Hyogo Onimushi

@ONIMUSHI_HYOGO

これはゲーム制作者にとっては頭の痛い話で「うせやろ!?」ってレベル想定外の反応をされるパターンがある。

僕のゲームでも、主人公ヒロインが死んでスタッフロール後に『DEAD END』ってデカデカと表示される明らかなバッドエンドなのに、それがゲームの真エンドなのだと思い込む人がいた…。

(それで低評価を入れられたりするのでたまったものではないが…)

「これは本当のエンディングじゃないよ~。だってまだ伏線もまったく回収してないし、話が全然まとまってないでしょ?選択肢間違えただけだよ~。もう一度トライしてみよう~」

って丁重誘導する手もなくはないんだけど、それやっちゃうと今度は普通にプレイしてる人のノイズになってしまうのでなかなか実装するのは難しい。

なので、ゲーム制作者としては、その手の想定外勘違いちゃう人はどうしても一定数発生するものだ…と割り切ってゲーム構成をしないといけなかったりもする…。

(というか僕のゲーム場合DEAD ENDの後にCGギャラリーを見れば、まだ表示されていないCGが大量にあるから、これはまだ途中なのだとわかるはずなのだが…それでも気づかない人は一定数いるのだ)

以前、シロナガス島の感想話し合ってるまとめの中で一人、DEAD ENDで終わりだと勘違いしてる人が紛れ込んでて、周りの人と全然話がかみ合ってなくてスレ民も「お前、一体何をプレイしたんや??」ってなってたのを目撃したこともあったが、この手の滅茶苦茶想定外勘違いする人は、どうしても一定数生じるものなのだ…。ウヒー… _(:3」∠)_

https://x.com/ONIMUSHI_HYOGO/status/1842490981033349477

2024-10-03

anond:20241002190451


なるほど、男の言う面白いが全く面白くない訳が分かった気がする

脱構築的発想って要は論理性や首尾一貫性がなく、破綻していてその場しのぎのインパクト勝負だって事だよね

それって女からしたらただただ意味が分からなくてつまらないだけ

一方、女の言う面白さは予定調和って、それはすなわち論理性や知的好奇心の充足に重点を置いてるって事なので

例えばミステリー真相が判明して事前にきちんと伏線が置かれていた事が分かった時なんかに最高の面白さを感じる

伏線もなく唐突に意外なだけの真相を出されても、面白いと思える女は少ないだろう

こうして考えると、男の基準に合わせていたら文化はいつまでも洗練されなかったんだろうな

女に受ける予定調和面白さが、文化を豊かにしてきたのは自明の理

推しの子ツルゲーネフはつ恋構造

推しの子を昨日健康ランドで15巻まで一気読み。

俺は賞とか獲ってなくて最終選考まりだけど、自分だったらどうこの物語を畳むか考えてみた。

はつ恋」とは、まあざっくり言えば「俺も好きで皆も夢中な美少女がなんか俺にだけ思わせぶりで不可解な態度取ってくるが、それは単に既婚者である俺の父親とできてたからでした」という形でラノベ主人公立ち位置説得力を持たそうとする古典である。(曲解)

推しの子読んでてふと浮かんだ。

ミキヒカルの父が諸悪の根源ではないのか。

あるいは、双子姫川の兄がカミキヒカルなのではないか

原作がどこまで進んでるか知らんが、

伏線の張り方と風呂敷の畳み方を思うと、

映画公開にも沈黙したままカミキは黙って風評被害を受け入れる姿勢

・同情の世論追い風ルビーついにドームライブ開催

・その直前にカミキよりDNA鑑定の申し出

・結果を待たずにドームライブ開始、最後ルビーのもとへサプライズっぽくアクア花束持って登場

・実はそれはアクアではなくなりすましたカミキで、ルビーの眼前でDNA検査結果を伝える

・カミキ双子の父ではなく兄

・カミキヒカル加害者ではなく被害者、15年の嘘のシナリオが間違っていた事、でドーム非難うご

ヒカル目的は父のばら撒いた種を狩ること(ゆらも含む)

・茫然自失のルビーヒカルが刺す

・間一髪間に合ったアクアが代わりに刺される

・今度は守れた…

・いやあせんせいお兄ちゃんいやあああああ!

気合いの入った作品から、これくらいの大風呂敷畳みせんと読者納得しなさそう。プロ大変。

2024-09-30

呪術読み終えた

序盤中盤の物語の進め方、キャラ立ちがとてもよかった

個人的に これ含みのある言い方だな、なんかこれ伏線っぽい、これは後々物語に巻き込まれてくるんだろうな

と思っていたものすべてスルーして終わった

ラスボス戦と物語の締めもあまりクワクしなかった

2024-09-29

キョンの事がいまいち好きになれなくなった

昔、涼宮ハルヒの憂鬱にハマっていた。

アニメエンドレスエイト消失映画も見たし、聖地も巡ったりした。

原作もくまなく読んで、伏線らしきところをチェックしたりもした。

色々あって、別のアニメが気になり始め、同時に原作刊行がゆったりめになったのもあり、ハルヒに触れなくなった。

最近、また再度興味が出て、最初から読み直してみているが、どうにもキョンに納得がいかない。

そもそもキョンが「10代の男子であることを考えて、なおかつ「素直にはものを言わない」(=いわば信用できない語り手)でもあるから、多少は仕方ない。

だが、どうにもそれを踏まえてもよく解らん、となる。

個人的にはどうにも長門の扱いが腑に落ちない。

特に顕著なのが消失の中での長門への感情

消失の受け取り方はそれなりに読者・視聴者でさまざまかと思うが、あれはラブストーリーだと思っている。

キョン長門世界改変を(エンドレスエイト等を踏まえての)バグである、またはSOS団活動を経ての感情の生まれであるとしている。

私は前者は確実にないだろう気がした。無論長門もそれなりに疲弊はしただろうが、「バグ」と片付けるのはどうなのかと疑問に思う。

後者SOS団活動を経て感情が生まれた、というのは「お前解ってて言ってるだろ」と思ってしまった。

長門は「キョン自分を選んでほしい」というように思っていたように、私には感じる。

初期の探索の時に、図書館カードを作ってくれた。それが嬉しかった。でもそれを「嬉しい」と実感し、伝えるまでにも時間がかかった。

ともあれ、その探索の時のカード発行とそれ以後に、長門の中で恋心が生まれたというのは、私の妄想ではないと思う。妄想だったらすまん。

しかし、キョンはかたくなに長門にたいして「バグ」「感情が生まれた」「疲れている」というふうに話す。

そうかも知れないけど、あんなふうに接している消失長門の恋心を解らんはずがない。おそらく、解っているうえでそう話す。

はいわゆる長門推しでもないし、キョン長でもない。だが、そんな私ですら「そりゃねえよ」と思ってしまった。

「気付いていながらスルーする」というのは、そういう気がないからと断るよりタチが悪いんじゃないかと思う。

私だったら好きな相手にその想いを気付かれながらも、その想いの存在すら認められなかったら悲しい気がする。

だいたいキョンはまだ高校生男子で、しかも素直ではない、かつかなり面倒くさい性格をしていることを鑑みればこういう態度も仕方ないだろうし、

メタ的に見れば読者への明言を避けたということもあろうとも思う。

だがやっぱり何度考えても「そりゃないぜキョン」という感情が出る。

ハルヒとの関係すらもあやふやに流されている中で、長門だけ明確に「ふってしまう」というのは出来なかったとしても、なかなかしんどい

とはいえ、巻を重ねるにつれある程度そういうモヤっとする部分は薄まっているので、新作は楽しみ。

ただ、やっぱり消失長門への感情は「そりゃないぜキョン」と思ってしまう。なぜ当時はさらっと読み流していたんだろう。

チャレンジャーズ感想[映画感想]

https://wwws.warnerbros.co.jp/challengers/

最後のシーンが良かった。

アートは、タシのおかげで全仏とかを数回制すトップレベル選手になれたけど、いまはタシのコーチングを聞きすぎて心が死んでいた。

アートマッチポイントで、パトリックサーブとき例のサインで、タシとやったことを伝える。それは、10代のころに作ったアートしか伝わらない方法で。

パトリックの動揺作戦成功し、アート激怒してポイントを失う。この段階では結婚している夫としての気持ち

・ただ、おもえもやったんかいという気持ちになり、次第に10代のころのように二人でタシを追いかけていて、テニス切磋琢磨していたころを思い出す。

・その気持ちパトリックにも伝わり、あのころの感じで最後ラリーをする

・それはまさにタシが最初テニスとは、二人の関係、と言っていたことと関係がある

・ともにタシを追い求める二人の男の関係に戻ったのだ

アート感情や心を取り戻す

パトリックも動揺作戦の直前にわざと負けようとしていたときは顔が死んでいたが、動揺作戦の発動時にはやっぱり選手としてわざと負けることはできないと立ち直ることで心が戻っていた。そこからさらに、最後アートと心が通じて最後ハグ友情を取り戻すこともできた。

伏線がいろいろ張ってあり面白かった。でもメインは心情描写であり、伏線による謎解きというわけではなく、話に彩りを添えるという感じで良かった。

アートとタシの夫婦関係テニスが無くなったら終わっていると思うから全米オープンが終わってどこかのタイミング離婚するのではないかと思う。

その後タシがパトリックコーチになって、35歳くらいにピークを迎えるような大器晩成でやってほしい。

でも、タシとパトリックも一緒にいてうまくいくはずがないと思うので、その後は3人はつかず離れず、一時的には連絡がとれずにやっていくのではないか

PC版FF16遊んでいてどうしても気になること

なんでタイトル画面でFFテーマ曲使わないの

FF14じゃないんだから使いなよ

ストーリーだけど、そう思ったけどそうじゃなかったぜ系が多すぎない

シドが壁に打ち付けられて吐血しながら、主人公に先に行けしておいて

すぐあとに何事もなかったように出てくる

死んだんじゃなかったのかい

シド召喚獣なりすぎて腕が石になりかけるから、きっと石になって死ぬんだろうな

ラスボスらしいやつとのいざこざ中に殺されたぜ、おいおい絶賛石化中みたいなシーンは関係なかったのかい

こんな感じで肩透かしが多い、おいおいちゃん伏線みたいなの作ってあるんだから使えよ

ヒロインのジルさん、なんで主人公の後をついて歩いてるの?

そもそもジルって何者よ、主人公兄弟と仲良くしてたみたいだけどさ

ジルみたいなヒロイン使うなら、主人公とジルとの出会いから始めてよ、少年少女出会いなんてFFらしいだろ

彼女説明がまったくないから、今のところジルが不気味な女にしか見えない

ま、全体的にFF14をソロゲーにするとFF16になるんだろうなと思った

2024-09-27

AI論争を降りた底辺絵師だけど、クズ懺悔を聞いて欲しい。

https://anond.hatelabo.jp/20240714201952

この性悪ゴミ日記を書いた自称絵師です。

紆余曲折あって、気持ちに折り合いがついたのでこの時の自分問題点について考えてみようと思い立ち、この記事を書いています

 

今回もきわめて頭の悪いお気持ち長文になると思うので、三行でまとめると

Twitter価値観を信じすぎていた

計算高そうなことを考えるだけで計画性が何もない

そもそも極めて性格が悪い

です。

 

 

先に恥を晒しておくと、私は学生時代オタク犯罪者予備軍という偏見がある時代で、変なテンションだったためにクラスで完全に孤立していたオタクです。

発達かどうか診断を受けたことはないのですが、未だにすぐ浮かれて中二病みたいな思考自己認識になって一人ではしゃいでしまうので知性は低いと思います

頭がおかしい女オタクというだけでもキツいのに、就職氷河期世代で、手に職をつけないとマズイという絶望的な空気の中「イラストレーターとして大成すればそんなの関係ないし、本当にマズくなったら死ねばいい」と楽観的に考え、手に職をつけず、それしか縋れるものがないため辞められずここまで来てしまった真性のバカです。

親の反対を押し切って大喧嘩の末に上京したため勘当されており、友達もおらず、インターネット関係が私の交友関係の全てです。

挽回のチャンスは沢山あったはずなのに、ニコニコ全盛期は二次創作の手描き動画や人力ボカロに(時にはバイトをズル休みするほど)時間を費やしていましたし、イナゴ腐女子問題になった頃は同人発の漫画家同人収入の話に釣られてまさにイナゴとして同人を描いていましたし、そもそも絵を描いていない時は一日中Twitter時間を浪費していました。

そういう人間の自語りなので、絵師高潔存在だと思っている人にとっては受け入れがたい話だと思います

信じようと信じまいと事実は変わらないので一向に構いませんが、自語り以上の目的が本当にないため、深読みは避けて頂けると助かります

故意深読み情報を流してバズを狙っていた私が言うのもどうかと思いますが、他意の無い文章に壮大な陰謀伏線を見出されると少し焦ります

 

---

 

Twitter価値観を信じすぎていた

 

マトモに交流する相手Twitterしかいない時点でお察しなのですが、更に

「絵を描いていてえらい。描ける人はすごい」

「絵の単価が安すぎる、もっとお金を取るべき」

絵師は絵を提供する立場なので、クライアントゴミだった場合は他の絵師被害に遭わないよう晒した方がいい」

といった絵師に都合のいい話をする人ばかりをフォローし、都合悪いことを言う人をブロックし、何をやっても擁護されるコミュニティを構築していました。

想像がつかないかもしれませんが、私のような人は絵を描いていると、案外普通にます

ハッシュタグを付けて、オリジナルキャラクターの絵を年単位で描いたことがある人なら「ああ…」と思う人もいるのではないでしょうか。

何というか、止める人のいない環境自分で構築したから、自業自得でここまで拗らせてしまったのだなと痛感しています

 

前回Twitter

当事者がこんな客観的物事を考えられるはずがない。つまり嘘」

という意見散見されましたが、これはおおよそ生成AI規制派として活動している時、絵を描かない人たちが

「本物の絵師なら○○するはずがない」

「これは生成AIユーザー自演行為

という、絵師視点から見るとかなり怪しい決めつけを仲間内で広める行為が横行しており、この流れを商業利用しようとした私からすると

お金も入らないし、ここに居たら話の通じない人認定されて現状が悪化して終わるだけだ)

危機感が生まれ、なんだか全部嫌になってしまい、正気に戻ったからです。

 

前回の記事が、私の本心を全て打ち明けた懺悔であったにも関わらず、Twitterはしっかり本筋から外れた部分(文章の書き方や誤植、絵の描き方)を嘘認定することで盛り上がっていて、はてなコメントでは本文に対しての知見や叱責をくれる人が多かったのを見て、やはり胸中を打ち明ける場所はてなで良かったし、ここで降りる決断ができたのは正しい判断だったと再認識することができました。

本当に、はてなのしっかりとした叱責に背中を押して貰えたと思っています。本当にありがとうございます

 

 

計算高そうなことを考えるだけで計画性が何もない

 

自分が何を間違っていたか、「そもそも○○しなければよかったのに」と行動を根本否定していくことは簡単ですが、結果ありきではなく今回(AI論争を知名度向上に結び付けるという発想、その行動内容)のどの部分が失敗だったのか考える必要があると思いました。

自力で考えてみたところ、

思想知名度を得ると、同調する思想の痛快さを目的に人が集まるので、思想関係ない絵には興味がない。

*生成AI規制派の行動が過激化した時、どうやって清算するか全く考えていなかったので、取り返しがつかなくなった。

*やり方が攻撃的かつ陰湿だったので、マトモな人ならトラブル懸念して「この人に絵を頼みたい」と思わない。

そもそもAIどころか技術全般に疎いのに、偏見お気持ちだけで押し切ろうとした。(今調べても、APIという専門技術のことがわからないので理解は困難)

という、「その後どうしたいのか」「ターゲットはどこか」「ゴールは何なのか」ということをロクに考えておらず、下調べも一切せずノリで飛びついたことが大きな原因だったと思い至りました。

勿論それ以外にも原因は沢山あると思うのですが、今の私の頭で考えるのはこれが限界です。

この先は外から言葉ではなく、ちゃんと実社会に向き合って、失敗による恥を以て己の異常性に気づいた方がいいと思っています

 

 

そもそも極めて性格が悪い

 

語るまでもないです。

恐らく敬語が混ざっているか優良誤認している人がいると思うのですが、私は自分が悪いと思っている時だけ冷静で、自分が悪くないと思っていることに苦言を呈されると顔真っ赤で噛みついて、グチグチと共通フォロワー悪口を流す、プライドだけ高い害獣ヒスおばさんです。

この腐った性根はすぐに叩き直せるようなものではないので、せめてこれ以上周りに害をまき散らさないよう、相手の言い分をよく聞いて自らの非を受け入れるよう自罰的な姿勢で努めたいと思っています

 

---

悪銭身に付かずというのは本当で、私が今まで知名度目的同人などで得た金はただ「絵が上手い」という感想と一時しのぎの小金しかなっておらず、性格が悪く上から目線だったためこの歳であるべき交友関係が一切なく、人としてなんの成長もしなかったので、今はその莫大な払いきれるかわからないほどのツケを自力で払うべき時が来たのだと感じています

私事ですが、来月から派遣社員になるので、自分無知で不出来で人を貶めるような卑劣人間であるという立場を弁えたうえで、二度と同じ過ちを繰り返さないよう地に足をつけて生きていきたいと思います

私の自滅が「こういう信じられない身の滅ぼし方をした人もいる」ということで、誰かの知見になって、同じ轍を踏む絵師が一人でも減れば幸いです。

ゴムを結ぶ。

子供の頃、風船を膨らまして最後の口を縛るところがが上手く出来なくていつも親に頼んでた。

器用に手際良く、くるっと結ぶのを見てある種、尊敬眼差し純粋に「すごいなー」と見ていた。

そして親の年齢に近づくにつれて、気づいてしまった。

ああ、なるほど。実はこんな所でゴムを結ぶ機会があるのだな。こうやって大人は手慣れていくのか、そういう事だったのか、と。

あの頃の尊敬の思い出が少し穢されたような、でも、積年の謎というわけではないけど、物語初期の伏線を回収した感じで、妙に納得した最近

2024-09-25

海のはじまりにずっとモヤモヤしてる

サイレントの時も感じたことだけど、登場人物セリフほとんどウソくさく聞こえてしまった。

何かの伏線を示してたり、こういうセリフは刺さるだろ?みたいな…考え抜かれた用意されたセリフを喋ってるみたいで、生きた人間って感じがしなかった。

まぁドラマから用意されるセリフではあるんだけど。それでも、なんか言葉選びが気持ち悪かった。

水季、夏に強制的に父にさせたくなかったってことなんだろうけど、夏に選択肢はないの?って初回からずっとモヤモヤ

堕ろすつもりだったけど産むことにした、夏に隠して一人で育てる、自分病気になったからやっぱり夏に頼むことにする、その選択自体はしてもおかしくない環境や展開だったし選択したこと否定するつもりはないけど、夏のこと考えてないんだなぁと思ったし、いざ話そうとしたら弥生存在に気づいて逃げたのに海ちゃん1人でも夏の家に行けるように何度も練習させたとか怖すぎる。

津野や両親に対しても、頼っているようでそれぞれに変な距離取ってたか自分の死後双方に壁が出来たんじゃないかと感じた。

水季が終始自分勝手で好きになれなかった。

でも水季側の人間が水季水季で夏を責めるから、私が感じる水季への印象とどんどん離れていったんだと思う。

制作が示したいドラマ方向性が、私とは合わなかったなぁ。

2024-09-19

コードを綺麗にするのは読みやすくするためじゃない

https://type.jp/et/feature/26796/

もうホントこいつって害悪だと思う

コードを読むのが下手なエンジニアのためにコードを綺麗にするのは時間無駄かな、、と。

この発言にもあるように「コードを綺麗にする=読みやすくする」ってことだと勘違いしてる

コードを綺麗にするのは「バグを少なくする」ためであって読み手のためじゃない

グローバルに一文字変数を使って困るのは「どこでそれを触ってるか分からいから」であって「読みにくいから」ではない(まぁ読みにくいけど)

特に昔だとLintもないし変数の参照先を探すのはgrepぐらいしかなくて

$iとかだと$iiもひっかかるし$iの後ろにスペースがあったり無かったりするともう探すのは不可能に近くなる

それでも動いているなら最悪問題無いんだがバグ修正時にめちゃくちゃ困って

「作り直すしか無いな」

ってなるのでビジネス的にも大きな影響が出る

「どんなコードでも動くコードを作るのが正しい」「done is better than perfect完璧を目指すよりも、まずは終わらせることが重要) 」のスタンス効率的だろうなぁ、、と思うおいらです。

これも元の言葉意味曲解していて、「終わらせることが重要」というのはバグがあって良いわけじゃない

例えばログインボタン実装したときに、ユーザー名とパスワードに何を入れてもログインできる状態にするのも「終わらせること」だし

開発初期はとりあえず画面が必要なのでそれで良いかもしれない

ただこのままリリースできるわけではないし、プロダクトとしては「終わっていない」

パスワードを平文で保存して実装するのも「終わらせること」ではあるけれどそのままリリースしていいわけではないし

下手に動いてしまうとそのままリリースされたりもするのでよりタチが悪い

この言葉重要なのは「better than perfect」の方であって「done」の方ではない

全てを完璧にする必要は無い(し、そもそも完璧定義できない)ので「perfectでなくていいよ」というだけ

バグがあったり不十分だったりセキュリティ不備があって良いわけではない

毎日論理構成の中に浸ってる人は、推理小説は向いてるかもしれないですね。初期にちょろっと設定したグローバル変数が、最終的な結果に大きく影響してくるとか、「ここで使われてるのかー」みたいな感慨とか。

残念ながら「ああ、まともなコードしか読んできてないんだな」としか思えない

例えば「ユーザー名前と住所は設定できてるから性別を設定できるようにして」という依頼があって

コード確認してみるとuser1, user2, user3という変数が100個用意されていて、user1.name = 'hoge', user2.name = 'gaga' って感じで100行書いてあって、更に住所で100行あって、性別も同じように100行追加しろっていうコードを読んだことが無いんだろう

そしてそのコードのどこかで住所設定が間違えているか確認しないといけないような作業をしてないんだと思う

小説で言うと同じ文章が100ページ続いていて、その中のどこかの漢字が違っていて、そいつ犯人、みたいな推理小説面白いか?

他にも足したり引いたりこねくり回された変数値が最後に定数値で上書きされてたり、UserオブジェクトがいきなりWeatherのオブジェクトに置き換えられていて、name属性に晴れとか雨のデータが入ってたりしたことがないんだと思う

汚いコード伏線を回収しないし最終的に犯人も分からないし無駄に長いので推理小説には全く向いてない

で、やっぱりこういう汚いコード問題は「バグが混入しやすいかどうか」であって「読みやすいかどうか」ではない

下手するとuserオブジェクトを100行ずつ書いてくれてる方が読みやすさはあるかもしれないが

user36だけ住所が設定されていない」といったバグが混入し得るし、それを確認するのに多大な労力を必要とする

人間は誰もが間違いを犯すので誰もがバグを混入させる危険性があるんだけれど

その危険性は最大限まで下げるように努力するべきだし、インシデントを引き起こすことでビジネス的なインパクトも大きい

現場猫案件と似たようなもの事故は無くせないけれど、だからといって適当にやって良いわけじゃないし

「優秀なエンジニアは汚いコードですよ〜〜〜」

みたいなゴミ意見を広めるのは害悪しか無い

2024-09-17

https://x.com/cult_and_fraud/status/1835795538056515908

本日朝日新聞1面トップ&2面のスクープ記事参院選直前の2013年6月30日自民党本部総裁応接室で安倍晋三首相萩生田光一総裁特別補佐・岸信夫衆院議員統一教会日本会長国際勝共連合会長日本会長・UPFジャパン理事ら教団幹部面談参院選での北村経夫候補への支援確認

2005年に「あの教団は嫌い」と発言し、統一教会とは一定距離を置いていた安倍氏がなぜ統一教会組織票を依頼するまでになったのか。誰が安倍氏統一教会を近づけたのかという最後ピースを示すものに?

2013年7月7日 やや日刊カルト新聞: 参院選自民党統一教会が裏取引か? (https://dailycult.blogspot.com/2013/07/blog-post_7.html)

統一教会では内部告発などにより教団のコンプライアンス違反が多数発覚している。それに伴い、警察公安による教団への捜査も噂されている。

その情報を入手した統一教会松濤本部は、宗教法人取消し問題へ発展することを懼れ、ある有力な自民党議員を通じて安倍政権に接近したという

その見返りは宗教法人取消しという事態へ発展しかねない『松濤本部への捜査』を先送りにさせるとのこと

3000人の特別伝道部隊が結成され選挙運動をおこなうとの情報


「ある有力な自民党議員」がポイント11年前の記事に書いた伏線が回収されることになるのか

この面談から始まる一連の展開

2013年7月5日

北村経夫候補が極秘に統一教会地区教会で講演「官房長官の仕切り」との証言

2013年7月12日 統一教会内部FAX

首相からきじきこの方を後援してほしいとの依頼があり

6月30日面談で「じきじき依頼」?

2014年10月八王子での統一教会日本会長講演会萩生田光一総裁特別補佐が来賓挨拶

2015年8月統一教会名称変更に関する疑惑のなかで統一教会からの働きかけには「世界日報下村博文ルート」と「勝共連合萩生田光一ルート」の二つがあったと指摘されている

2016年安倍首相統一教会会長と総会長夫人首相官邸に招待との情報

2017年5月統一教会北米会長一行が自民党本部10人以上の国会議員会談韓国本部での報告会で「官房長官から首相官邸に招待された」と報告

2021年9月統一教会イベント安倍氏ビデオメッセージ出演し韓鶴子総裁を礼賛

この面談から9年後、安倍氏統一教会被害者から銃撃され亡くなった。その悲劇へと連なる最初きっかけ、端緒はこの総裁応接室での面談だったったことになる。

自民党総裁室において総裁特別補佐が同席して行われた統一教会幹部との面談2022年自民党は党内現役国会議員自己申告制の「点検」を実施したが、対象議員に配布した用紙には一枚目に「党として組織的関係は一切ないことは確認済み」として党ぐるみの関与を否定する記述があった。赤報隊捜査資料には自民党本部には10前後国際勝共連合メンバーいたことが記載されている。第三者委員会などを設置し歴史的な経緯を踏まえて徹底調査必要

現在行われている自民党総裁選では自発的統一教会問題言及する候補者は皆無。出馬会見での質疑応答で私の質問に答えるという形でしか言及していない。今回、このような形で自民党総裁室での面談が明らかになった以上、各候補者は徹底調査を明言すべき

2024-09-16

やってみたい職業

校長

朝礼とかで前で喋ってみたい

総理大臣

議会解散を命じてみたい

ショコラティエ

出来立てのチョコを食べてみたい

インフルエンサー

面白い増田を紹介したい

プロ野球選手

代打で逆転サヨナ満塁ホームランを打ってみたい

トリマー

動物をモフモフしたい

パン職人

焼きたてのパンを食べたい

漫画家

伏線を張りまくって回収したい

鍼灸師

肩こりを一瞬で治せる伝説鍼灸師になりたい


みんなはやってみたい職業ある?

2024-09-11

西尾維新「腹減ったなぁ…牛丼でも食うか」

信者「何だ…?どういう意味だ…?」

西尾維新すんません牛丼1つ並盛りで」

信者「何が起こるんだ……」

店員牛丼一丁おまちっ!」

信者牛丼が出てきたァ!?!?!?伏線回収すげぇええええ!!!!!」

西尾維新「ふぅ~食った食った…牛だけにモォーお腹いっぱい」

信者言葉遊びすげぇええええええええ!!!!!!

西尾信者って

こんな感じだよね

人生楽しそう

2024-09-10

anond:20240910222019

呪術作者は説明すべき伏線説明しない癖があるんだよな

から説明されない謎に読者が引っかかってしまうと、

なんだこれわからんってなって離脱する

わかんないところは考察スレとか読むと突然面白くなったりするタイプ

"平均的"強さの36歳男性婚活模様について

anond:20240906193338

一連の流れを見ていて、俺のキモい自意識がどれくらいキモいのか気になったので投げつけてみる

  

基本スペック

36歳男

独身

東京在住、一人暮らし

167cm 60kg

顔はすい星のごとく某所を席巻した新生永世名人に似ているらしい。シンプルに恐れ多い

偏差値55くらいの「そこ国立なんだ?」みたいな知名度大卒

IT系企業勤務

年収850万

仕事ふつう

社交性レベル(この項目はどう評価すればいいんだ?)は社会人としてはふつう私人としては彼女いたことがないくらいに弱者

酒好き、タバコ嫌い

オシャレははっきり言って金ばっかりかかって嫌いだが、婚活に向け髪を切り眉を整え、ワンシーズンごとにユニクロ無印セットアップをすがるくらいのことはしている

  

女性遍歴と友人関係

交際経験なし童貞

女友達なし。中高大に友達いたことはあるがとっくに途切れている

当然セックス経験キス経験、手を繋ぐ未経験

友達10人くらいと言えばいいのか?ただ学生時代友達ばかりで増えることはほぼない

  

年収850万とほかの弱者的要素を足して割ってようやく平均かそれ以下くらいという体感伏線回収)

逆に言うと850万ぽっちでは無双できるわけでもなく、婚活を通して強く言い寄られるわけでもなく、弱者要素が相当に足を引っ張ってるのを痛感する

  

彼女いたことある人は強者だと気づいてください!

完璧同意

  

趣味

音楽

楽器やってたので惰性で続けてる

ただアドリブできないので積極的に人前で言うことはない。「なんか弾いて」という言葉ほど素人を殺すものはない

  

登山

と挙げられるほどの趣味ではないが、低山とはいえ三月にいっぺんくらい登ってるので許してほしい

ロクに運動してないのところから限界に挑む感じが好き。あとひねくれず普通に自然が好き

  

漫画

マジで何でも読んでる

それでもまったく読みつくせない漫画市場は今後も明るい

  

婚活

突撃しては死ぬほど疲れて敗退するのを繰り替えてしている。効率が悪いのは大目に見てほしい

 →うち3回目デート到達数がのべ3回くらい

 →うち3回目デート到達数0回。これは厳しい

 →うち3回目デート到達数1回

  

アプリは死んでるのでそっと介錯しておいてほしいが、ほかで3回目まで行って付き合えなかったのは先に俺がギブアップたか

ネットナンパ師のブログを読みふけり、聞き専に回り、(ぎこちなく)褒めそやした甲斐もあり、おそらく女性の最低ラインは超えたのだとは思う。しかし俺が全く楽しくなかった

  

彼女たちはよく仕事でも会うような、ごく普通のいい子ばかり(歴戦を感じさせるいわゆる婚活戦士たちは、求めるハードルが高いのか切られることのほうが多い)

ただ圧倒的に受け身

元来しゃべらないとこを是とする弱者男性にとって、今後もこの寸胴の銅鐸を叩き続けなければならない運命絶望するしかなかった

  

あと付け加えると皆俺に興味なさすぎ。マジで俺のこと聞いてこない

よくて、義務的にちょろっと俺の趣味を聞き、掘り下げあぐねて引っ込めるだけ

男のヒアリング能力はどこへ行ってもダメ出しの嵐というのに、この初歩にすら立ってない歴然とした差はなんだ。ここすら掘り下げやすいようにお膳立てしなきゃいけないのか?

  

会話に関してはギブかテイクかでいえばだいぶギブ側だった自負があり、すなわち3回戦で自滅する要因でもある

クソ疲れるとしか言いようがない。これで相手を好きになれる男とか存在するのか?

(正直ここは毎回神経をすり減らしてるところなので、キモいと言われようと全くかまわない)

  

ただまあこれは、俺の業の鏡写しでもあると思う

何様ってことは承知で、まず俺が順当に進められるスペックの裏返しなのが一つ

そのうえで己の努力無意識相手投影してしまっているのが最悪で、婚活を長引かせている要因でもあるんだろう。盛大なブーメラン

  

女性の好み

はっきり言ってよく分からない。この要求の仕方が一番の地雷らしいが

  • 話してて疲れない人

これに尽きる。細分化すると

  • 3時間以上一緒にいても疲れない人
  • そのうえで一人の時間尊重しあえる人
  • LINEなりの連絡は最小限でよい人(1日1通レベルも俺は苦痛。話すことがない)

こんな感じになると思う。顔だ体重だと実際のところあるとは感じているんだが、

まず前述の項目にを満たす女性が世の中に存在しないんじゃないかってくらいいないので、苦しくない程度に合うことを優先しプライオリティを下げている

  

所感

まず「女性交際」というもの経験してみたい

結婚はしたい気持ちはあるけど、今の自分人生とあまりにも乖離した存在すぎて具体的なイメージがつかない

俺もコレ。これまでの子とはまず話してて楽しくないので、なにがどうなると伴侶ができて人生バラ色になるのか想像がつかない

いや、当然全部バラ色に染め上げてもらうことは求めてないんだけど、どうなると、こう、お互い前を向けるくらいプラスになるのか分からない

まりにもまったく想像がつかないので、要求項目がクリアにならないジレンマ

  

あとは恥ずかしいんだけど、この歳で童貞なことが相当にコンプレックス

特に結婚相談所での活動を続けた場合、俺は一生のセックス相手に捧げることになる。自分で言っててクソみたいだがこれでハードルが上がってるところがある

  

じゃあなんとかこの呪縛を解消しようとしても、もちろんアプリ適当にヤリ捨てられるスペックは当然ない(アプリ女性モテ男じゃないと許さない傾向かなりあると思う)

また風俗で捨てるのは恋愛行為ではないので、俺の中で心理的に捨てたことに多分ならない。愛される経験がしたい

  

やっぱ書いててキモいなーコレ。むしろ中途半端に進められがちなのがよくねーんだろな

  

2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし無人機撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品あとがき藤子F本人が言及している通り、まさに集大成

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

2024-09-08

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その2

https://anond.hatelabo.jp/20240906234755から続く

おしん物語でもうひとつ誤解していたことがある。おしんは田倉を救ったという誤解(ここは超重要ネタばらしなので注意)

この出来事は、1983年から1984年にかけての現代編に関連している。。おしん83歳の頃、たのくらスーパーの拡大事業は、大手スーパー進出によって経営難に陥り、倒産寸前まで追い込まれていた。過去おしん初恋した相手並木浩太の息子が経営する並木商店が、大手スーパー土地買収における重要場所にあり、その売却次第でたのくらは助かる状況であった。私は以前、おしんが浩太を説得し、並木がその情に応じて救済が成功したと思い込んでいたが、実際にはそうではなかった。

なぜそのように思い込んでいたのか。もしかすると、失踪から戻ったおしんに、並木を説得してくれと仁が土下座して頼み込んだシーンがあったからかもしれない。

おしん」は全297話もあるドラマだが、その第1話は、たのくらスーパーの新店舗開店祝いにおしんが出席せず、家出する場面から始まる。おしん失踪理由が明らかになるのは、終盤の第290話。ドラマ伏線回収が時代を経て行われることが多く、おしん家出理由も最終週で回収される最大級伏線ひとつであった。この巧みな構成は、橋田壽賀子演出家のすごさを感じさせるもので、まさに名作と呼ぶにふさわしいものである

特に佐賀編では、あまり過酷さに倍速で視聴したこともあったが、終盤に近づくにつれ、ポーズしてでもじっくりと次の展開を予想しながら見入っていた。

1話から第3話にかけては、おしん並木商店の大旦那に恩義を感じていたため、新規スーパーの出店に反対していたことが示唆されていた。そのため、多くの視聴者おしんが息子の恩知らずな商売拡大に恥じて家出したと理解していたはずである。ぢかし終盤になってその真の理由が明かされるという展開が待っていたのは正直、超絶長い伏線回収である

実際には、おしん失踪直前に浩太を訪れ、仁の事業拡大による不義理を詫びていた。その際、聞かされたのが大手スーパー進出についての話である並木商店大手への売却は、並木商店の生き残り策であり、たのくらへの防衛策でもあった。おしんはすべてを理解したうえで、浩太に対して大手スーパーへの土地売却を進めるように頼んでいたのである

その後、おしんが戻ってきた際も、並木はまだ売却を逡巡していた。仁はおしん土下座して、まだ間に合う、並木を説得してくれと頼んだが、おしんは改めて浩太に売却を進めるよう頼むのであるおしん厳しすぎるだろ。

おしん大手進出によってたのくらの事業が立ち行かなくなることはわかっていたが、ひととしての恩義を忘れ、家族を顧みず金儲けに走ってきた田倉家の再生のために、そして恩人の浩太の一家のためにも並木土地大手売却への契約を進めてくれと願い出る。相変わらずおしんさんは厳しいお人だと微笑む浩太は、ついに売却を決意する。

仁は、母のおしん交渉に失敗したと思い込み失望して母を責める。妻の道子も、夫に失望し、ついには離婚宣言する始末。家族崩壊が進む中で、おしんはその様子を静かに見守ってゆく。

これが朝ドラ最終週の出来事というのがスゴイ。

おしんは仁に、離婚再考するよう促し、仁はようやく家族の大切さを思い出す。この姿は、かつて佐賀で竜三を立ち直らせるために試みたおしんの姿と重なる。仁と竜三は、いずれも実家の甘えを捨てきれずにいた共通点があった。おしんは仁の田倉商店倒産させてでもその甘さを排除しようとしていたのである

事業整理のため自宅売却を進め、引っ越しの準備のさなか、家族は徐々に絆を取り戻してゆく姿は橋田壽賀子の夢の世界なのかもしれない(正直、ここはちょっとうーんと思うところはあるが)。しかしこれが橋田ドラマ流の大団円なのだろう。

前述したように、田倉商店は浩太によって救済される。というより人の縁によって救われる。それはまさにおしん商売において大切にしてきた価値観なのであるしかしそれは、全297話、一年近く放送してきたおしんドラマの終盤最終話、終了わず10分前の出来事である。すごい。

橋田壽賀子がこの物語を書き始めた理由は、バブル経済前夜にあった80年代の人々が、お金儲けに走り、大切なものを見失っているのではないか、という思いからであった。物語ラストにはそのメッセージが強く反映されている。

田倉竜三についてのメモ

竜三と息子の仁は、おしんから見て「甘い」性格であり、竜三は何かと佐賀実家に頼るところがあった。しかし、竜三が「俺についてこい、命を懸けて大きな仕事をするんだ」と前に進もうとする時の屈託のない笑顔を、おしんはたまらなく愛していたのだろう。

竜三が敗戦時に自決した際、おしんはその死を「立派だ」と称した。今回全篇通してみる前は、残された家族を顧みない自殺自分勝手で情けないものだと思っていたものの、物語全体を通じて竜三の死に対するおしんの思いが腑に落ちる瞬間があった。

自殺直前の竜三のつぶやきがその鍵となる。

私は後悔しているんじゃないよ。私は私なりに信じて戦争にも協力してきた。軍のおかげで初めて仕事らしい仕事もさせてもらった。男として存分のことしてきたんだ。むしろ精一杯生きられたことをありがたいと感謝しているよ。ただ、ひとは私の生き方を間違っていたというだろう。私は軍と手を結んで仕事をしてきた。隣組の組長として戦争への協力も押し付けてきた。私の勧めで志願兵として少年航空隊に入った少年もいる。その中にはもう帰ってこない少年もいた。国債だって随分買わせてしまった。それも今となっては反故だ。私が無視する事だってできたんだ。だが私はそれをしなかった。もちろん私には私の信念があってやった事だ。それを悔いる気持ちは全くない。しか戦争に協力して罪もない人たちを不幸に陥れてしまった責任は消えやしないんだ!

これが自殺直前の竜三のつぶやきである。竜三の言葉なかに隣組という言葉が出てくる。

明治から終戦にかけての日本は、天皇を頂点とした「家制度」を仮構し、その枠組みの中で国民国家が成り立っていた。この「家」の概念は、戦時中には配給制隣組といった組織を通じて等しく苦労するフィクションを生み出し、社会の不平等を覆い隠していた。田倉家もその影響を受け、軍部から委託工場経営していたが、周囲からは「軍と結びついて甘い汁を吸っている」と陰口を叩かれていた。仁がある日突然、少年航空隊に志願した背景には、そうした噂への嫌悪感があったのかもしれない。

その後、仁は終戦の日も戻っては来なかった。田倉家では仁は戦死したもの想像していたのである

日本が「ひとつの家」として観念された時代において、家族を守ることと国を守ることは同義であった。竜三にとって、隣組の子供たちの死や戦争責任を負うことは、家制度の枠組みの中で重要役割であっただろう。彼が自決した理由も、家制度に基づく責任から来ていたのであるおしんが竜三の死を「立派だ」と称したのは、竜三が自らの信念に従い、天皇を頂点とした「家」への責任を全うしたと理解たからかもしれない。

語弊を承知でいえば、竜三の自決は、個人としての責任を取る行為であり、家制度における「切腹」にも通じる感覚だったと言える。

おしんが育った山形貧困農家では、口減らし普通だったし、姉のはるが死んでも母が死んでもまともに葬式もできない窮状だった。女性犠牲にして平気な顔してきた作造も長男庄司があまりにもひどかったことを思い出すと、隣組責任を感じて自殺するなんて、むしろ立派なことに思えてくる。

しかし、どうだろうか。

竜三のこれまでの数々の挫折経験のように、ふるさとの太い実家に戻るというような、逃げ道はなかったのだろうか。しかし思えば伊勢にきて魚屋になった頃から20年間、竜三は佐賀実家依存する思いがほとんど消え去っていたように思う。竜三の佐賀依存が消えていったことはおしんにとってはうれしいことでもあった。

禎の疎開ときですら、佐賀疎開という選択肢排除された。疎開先で虐待され逃げ帰ってきた禎をみたときには、さすがに佐賀という選択肢はあってもよかったと思うが。竜三はそれもしかなった。

太い実家をあてにしない、それはおしんが望んでいた竜三の自立の証でもあったはず。竜三は魚屋からの次のステップとして伊勢で軍の納入業者になることに挑戦した。そしてようやく家族を養う自信が付き始めた頃のこと、おしんは竜三が佐賀実家を頼らず、雄、仁、禎、希望、初子の5人の子供のために大きな仕事に夢を託していると思うとたまらなくいとおしくなった、とナレーション述懐している。

しかし、竜三が太い実家という表象代替として知らず知らずのうちに依存していたのは、天皇を頂点とする日本国という「巨大な家」だったのである

おしん自身は、国家という家のフィクションを完全には信じてはいなかったが、なんとなく空気には流されていた。しかし竜三は深く信じていた。信じていた以上、潔くその家の責任を取ったということだ、おしんはそう理解したのだろう。そうであれば、軽々しく天皇制などというフィクションを捨て戦前の考え方などなかったかのように、これから自由社会だ、などとふるまうことはズルいことだと思ったかもしれない。しかし、国が家族であるという考え方を捨てさえできれば、なんだったら太い実家に戻ってもいいのだ。しかし竜三はそれを逃げ場にはしなかった。だから立派だといったのではないだろうか。

敗戦直後の225話では、父と兄を失った仁の感慨として、潔く死を選ぶか女々しく図太くたくましく生き残るかの二者択一として人生観が総括されてゆく。その後の長い戦後物語では、昭和58年物語の終盤に至るまで、たびたび竜三と雄の仏壇に手を合わせるシーンが出てくる。これも地味だけど見逃せない。おしんが田倉竜三への思いを忘れずにいるという、竜三への愛と敬意がここに見て取れる。かつて伊勢海岸で、逃げようとする竜三をタックルをしてでも捕まえたおしんの心情がオーバーラップしてくる。

ちなみに、この竜三の自決は、80年代90年代翻訳放送された海外ではどう受け止められたのだろうか。それはとても気になっている。

おしんドラマ橋田寿賀子の反戦思想が色濃く反映しているといえるが、そのなかに侵略植民地支配反省という視点希薄である。それは竜三の自決動機のなかでも軍部に寄り添い、同胞を死に追いやった責任は感じても、侵略に手を貸した自画像みえてこない。しかし、植民地支配への反省についてはそれ自体動機にはなっていないものの、それにつながりうるイエ観念を読み取れるように感じた。隣組他人ごととしてとらえていたのであれば、竜三の自決はなかったはずである。そうであれば拡大されたイエ観念により実効支配された地域に考えが及んでもおかしくはない。実際にはそこまで思いは至らずに死んでしまうのだが。

同じ昭和時代作品である五木寛之の「青春の門」では、筑豊炭田差別的な扱いを受ける朝鮮人労働者が大きなテーマとして描かれている。石炭鉱業会社経営者が、朝鮮人労働者たちから待遇改善を求められた際、「他の山は知らんが、生きるも死ぬも一緒に炭を掘ってきた家族同然だ。私が親でお前たちは子供だ」と言い返すシーンがある。

この台詞は、日本を親、植民地を子と見立てる当時の日本人の感覚象徴している。家族になることで遠慮がなくなり、苦労を強いても平気になるという現象は、まさに家族観の持つ影の部分を示している。(ちなみに映画青春の門筑豊1980年経営者と交渉した朝鮮人労働者リーダー役を演じた渡瀬恒彦は、おしんでは浩太役を演じている。)


この真理を見事に表現しているのが、初子の存在である八紘一宇における植民地と田倉家における養子初子は入れ子構造なのである。初子の境遇は、創氏改名を強いられ皇民化の果てに敗戦を迎えた朝鮮民族運命二重写しに見える。植民地いかにわが子供のように見立てようともいざ状況が変わればあっさりと切り捨てられてしまう。

初子の抱えていた不安というのはまさにそういうものだった。おしん長男・雄の戦死を契機に山形帰郷するよう初子に伝えたおしんの行動は田倉家以外に居場所のなかった初子にとって残酷ものであったといえよう。自殺を思いとどまり米軍相手娼婦となった初子は誰にも消息を知らせないまま、3年もの間、田倉家に送金を続けていた。おしん言動は初子を養女とみていたとはいえない一方、初子は養女としての行動をとっていたのがいじらしく泣ける場面である

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911へ続く

2024-08-27

anond:20240827141057

元の増田でもこんなフレーズあってエアコンの設定温度に関しては伏線張ってるんだよな。

「私はテレワークでずっと冷房の効いた家にいるから、温度帰宅に合わせて変えなかったこと。」

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん