「オーバーラップ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: オーバーラップとは

2019-07-12

俺が昔居た会社じゃねーか

古い記事だけど。

https://jz5.jp/2015/07/06/nsw-to-diva/

俺の方が入社年度早いけど在籍時期はオーバーラップしてる。

都内勤務だったからすれ違うことすらなかっただろうけど。

俺も院卒だから給料に関するスペックは同じはずなんだが俺より全然貰ってない。

明細確認したら俺が3年目の時の金額に近い。

2019-07-05

セブンペイの話、大本営発表過ぎて気が滅入る。組織の頭が腐ってる。

自民党のそれとオーバーラップして見えて、この国の行く末に不安しか感じない。

2019-06-28

オレンジデイズ

アマプラをぼーっと見てたら、オレンジデイズがあって

うわー、超懐かしいと思い最終回だけ見た。

このドラマのせいで俺は少しだけど手話できるんだよなーとか、そういやこのドラマASAHIモーニングショットを良く飲んでいたわwww

自分青春時代オーバーラップして少し気持ちブルーになったりと色々楽しい時間を過ごしたんだが

柴崎コウが本当にメンヘラ顏で驚いた。いや可愛いんだけど、15年も経ってから見るとすっごいメンヘラ顔やなぁ。

いやそれだけなんだけどね。特にオチはない。

2019-01-06

anond:20190106143414

ラブライブ流行ったのは、もちろんスクフェススマホ音ゲーとして成功した先駆者だったのもあるが、

アニメもつ思想性、メッセージ力が、オタクというよりは一般寄りの価値観もつライト層に刺さったからだ。

平たく言うと少女たちの葛藤や成長で視聴者を泣かせる作りが巧かったから。

ミュージカルくさくて飛躍や省略の多い構成が良さを理解できない人を生む原因だろうと思われるが、

高坂穂乃果高海千歌のような、現実なら叩き潰されるような隙だらけのイノベーター主人公が、

善良な友人の協力を得て、周囲を巻き込んで、大きなことを成し遂げるというストーリーが、不寛容現実の息苦しさに対する救いになった。

それのみならず、アニメの中だけでなく現実でも、東京ドーム公演まで漕ぎ着けるサクセスストーリー演出して、

リアルタイムファンたちが成長物語に巻き込まれていった。そのオーバーラップこそが一番の肝だと思う。

加えて、キャストの方々が本当に真摯ハードダンス体当たりな生番組などに向き合ってくれたこと。

いい歳した声優さん達が、全力で青春を魅せつけてくれたから、ファン作品リスペクトを抱けているんだろう。

そういう面ではアイマス作品なども負けていないのだが、ラブライブが独特なのは、「スクールアイドルであるというコンセプト。

営利企業支援を受けて、ファンのために輝くアイドル像ではなくて、自分たち問題意識から発足し、自発的活動している。

そしてあらゆる局面での選択決断は、「自分たちはどうなのか」を第一に置いている。

これはもう現代若者生き方を問うものだ。悪意に飲み込まれず、善く生きる方法論を描いていると言っていい。

そこがこの作品の粋な部分だ。

そういったラブライブismが、多くの人に、言語化されないまでも魅力として伝わった結果がこうなのだと思う。

そのismNHKが汲んで後押ししてくれたことも大きいだろうし、純粋に曲や詞が良いのもある。

実際、複合的な要因でないと説明できないのは、スクフェス前までのアニメ特にバズらなかった事からも言える。

自分アニメが最大要因かのように書いたが、アニメ自体評価は、展開がアクロバティックなのもあって、

レビューをするような几帳面な人たちにとっては賛否両論となっているのが常で、表面上はアニメがすごいとは言いにくい。

だが、アニメでの描写や感動が、キャラへの愛を生む最大要因となっているのは明らかで、

ある意味で、サイレントマジョリティポジティブな捉え方が世間支配した例である自分は思っている。

2018-12-20

anond:20181220212356

女らしさはともかく、男らしさの表現について叩いてるフェミっているかなあ…

というか女ヲタ腐女子)とフェミがある程度オーバーラップしてるし…

2018-10-28

anond:20181027213027

仰ることは分からなくも無いんだけどさ、

どんなに進化した単細胞生物が居たとしても、獲得できる知性は単細胞での限界に制約されるわけで、

おめぇ、賢いつっても、しょせん、単細胞じゃんww

となると思うんだよね。

脊椎の獲得、

変温動物から恒温動物への進化

猿と人間を隔てる脳細胞の処理能力の変化

みたいな、知性獲得に至るブレイクスルー的な何かがありそうな気がするよ。

体重と脳重量の分布

http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/08/Brain-Evolution_s400.jpg

を見ても、オーバーラップする部分もある一方で、

爬虫類には爬虫類限界があり、鳥類がどんなに賢くなっても賢い哺乳類には及ばない何かがありそう。

2018-09-20

anond:20180920032542

オーバーラップどうしたんや...

知らぬ間に傾向が酷くなってた。そういうのは

フランス書院とかのエロラノベの役目ちゃうんか。

2018-07-27

anond:20180727111104

完全に漏れなくはないけどかなりオーバーラップしてそうだろ?つまりだいたいマブダチよ。

2018-06-25

長友のオーバーラップがすごかった

乾これは素晴らしい

2018-06-08

なろう系小説ネトウヨ小説 という仮説

10月から放送予定だったアニメ二度目の人生を異世界で」が作者の過去ヘイトスピーチの影響で炎上放送製作が中止になりましたね。

個人的に持ってた仮説で「小説家になろうユーザーネトウヨってかなりオーバーラップしてるんじゃないかというのがあったんだけど、なんだか

あながち的外れじゃないんじゃないかと思えてきた。

ウヨ的なアニメとか漫画ってあんの?』 という記事を読んだときそもそもネトウヨが好きなのは軍国主義じゃなくて権力大義名分を掲げて他

をけなすことじゃない? そこを鑑みるネトウヨってなろう系が好きそうだなぁと思ったんだよね。なろう系ってネトウヨ思考と似てるから

定義を語られると面倒なんで、ここでの定義

なろう系小説の特徴

JRPG中世ファンタジー異世界に転生する。生前は冴えない中年場合が多い

・転生する際に誰かしらにチート能力をもらう。大抵はこのチート能力異世界主人公一強レベル活躍をする

ハーレム要素。主人公がどんなことをしても必ず全肯定してくれるヒロインが何人もいる

ネトウヨの特徴

・3・40代団塊ジュニア世代に主なボリュームゾーンがあるとされる

権威主義基本的安倍新派で、与党の行いを絶対正義として他の価値観糾弾する

嫌韓思想持ち。掲示板ヘイトスピーチまがいの描きこみをしてなれ合う特徴がある

として話すけど、こうリストアップすればなんとなくわかると思う。

ネトウヨ本質マウントと(非生産的な)自己肯定。転生してチートもらって無双とか権威主義志向マウントの極地に見えるし、掲示板ヘイト

スピーチまがいのことを書きこんで「俺たちは正しい!あいつらは間違ってる! 俺たちsugeeeeeeeeeeeeeeeee!」となれ合ってるネトウヨ女体化

れば全肯定してくれるなろう系ハーレムヒロインの出来上がりって寸法よ。

ネトウヨラノベのメイン層も被ってるんだよね。

ネトウヨの主なボリュームゾーンが「団塊ジュニア」と言われる三十代後半から40代現在ライトノベルのメイン層は38歳と言われてる。

「なろう系」では転生前がほぼ必ず冴えない中年だし、「アラフォーおっさん」がジャンル化してる辺り「小説家になろう」でもそのあたりがメイン

ユーザーと考えてもいいと思える。

なろう系がどうして面白くなかったか解った気がする。あれって俺よりず~っと年上のオッサン向けラノベだったからだ。

まぁ、だから人生鬱憤がたまってるオッサンはなろう系小説を読めば幸せになれるんじゃないですかね?

2018-04-26

リズと青い鳥があまりスッキリしなくて気持ち悪い

あー気持ち気持ち気持ち悪。

なんだこれなんだこれなんだこれ。

まりスッキリしなくて映画館でてからも身震いのような気持ち悪さが引かず肩を縮こまらせてみたり腕を拭ったりぴょんこぴょんこ跳ねてみたけどそれでも気持ち悪い感覚が引かず最寄りの喫茶店に駆け込んでカフェラテを飲みながらこれを書いてる少し落ち着いてきた。

 

観客を楽しませる気ねーだろ山田尚子ちょっと失望したぞオイ。

アニメ映画に限らずエンタメであることが求められるこのご時世にこれだけ監督気持ちいいもの垂れ流しました的な物語劇場公開できてかつ絶賛されてるのをみると世の中健全だなあというか捨てたもんじゃないなあと思うけどやっぱ許せそーにねーわっていうか辛い(言えたじゃねえか)。

 

こっからネタバレ

 

でまあ何が気持ちいかっていうと希美なんなのアイツってことなんだけど。

本音言わないにもほどがない? ずっと嘘くせー笑顔うかべてるしさあ。一番「あ、こいつキチガイだな」って思ったのは優子がキレてるところでもニヘラヘラしてたところだな。あそこは普通な申し訳ない顔をするなり逆ギレするなり何なりリアクションがあったはずなんだよそれを普段と変わらない笑顔でやりすごすとかさすがに何なのコイツってなるわ。

そういう本音を一切語らない希美が描かれた末にみぞれが羽ばたいてあーこっから変化きますわ変化って思ってたら何も起きずむしろ語らなさが強化温存されてENDってさすがにねーわ音大行くのやめたのみぞれにけっきょく言ってねーだろ何だコイツ

それでもメタ的にそれを指摘するパースペクティブが用意されてるならいいんだけど(嫌だけど)でも作品として「disjoint→joint」ってやっちゃうわけじゃん。いやこれで解決されてるとか主張するのはさすがにソシオパシス疑うわwww

 

もう少し話を整理する。

 

この話はTVシリーズからずっと続いていたみぞれ希美に対する一方通行的な気持ちにどう決着をつけるかって話だ。

みぞれ希美に対してオンリーワンだけど、逆はワンオブゼムにすぎない。お互いがお互いに抱いている感情等価ではないという問題はこのふたりにずっと横たわっていて、TVシリーズ2期の序盤でこれを取り上げることによって一定解決をみた(が、実はTVシリーズ視聴者を慮ってか原作に比べてかなり手加減したつくりになっている。原作ではこの落差を青春が持つ残酷さとしてストレートに描いており、解決がつくどころか希美無理解さが強調されるエグみを持っていた)。

さて『リズと青い鳥』においては同名の架空海外小説とそれを原作とした吹奏楽曲を補助線とすることでふたり距離に改めてスポットを当てている。

リズと青い鳥』はひとりぼっちリズのところに彼女を哀れんで青い鳥少女となってやってくるという話である最初ふたり幸せに暮らすが、リズはやがて少女青い鳥だと気づき彼女は大空を自由に羽ばたくべきだと主張する。ひとりぼっちからといって己が鳥かごになって大空を自由に飛べる青い鳥を閉じ込めることは許されないというわけだ。それはリズの愛である青い鳥はそれを悲しむが、リズ気持ちに応える形で大空へと旅立つ。

当初みぞれリズ自分を重ね合わせる。闊達で皆の中心にいる自由希美を遠くから眺め、自分なら青い鳥を手放しはしないのに、リズ気持ちはわからないと言う。だが臨時コーチ新山との対話の中で、青い鳥リズの愛に応える形で飛翔することへは理解を示す。良かれとおもって彼女の元に来たことが却って彼女を苦しめるなら大空へと羽ばたく姿を見せることをもって彼女幸せにするのだ、という解だ。だがそれは現実みぞれ希美関係にはそのままオーバーラップしない。

吹奏楽リズと青い鳥』においてみぞれオーボエ希美フルートはそれぞれソロパート担当する。曲の成否を決める重要パートだ。だが希美クオリティが低く、みぞれ無意識的にそれへ合わせることで滝も麗奈も納得しない出来になっていた。それをみぞれが「羽ばたく」ことで解消する。しか希美リズじゃない。覚悟を決めて申し出たリズと違って、希美にとってみぞれの「羽ばたき」は寝耳に水で目をそらしていたみぞれ自分との力の違いをまざまざと見せられることになってしまう。希美みぞれに「手加減してたんだね」「みぞれはすごい。自分のような凡人とは違う」と醜い感情をぶつける。ここまでは理解できる。が、ここから先がないことは理解できない。事件は起きた。が、解決とまでは言わないまでも変化がないことは理解できない。みぞれ希美関係は、あのなんか表面だけを取り繕っている妙な関係に戻ってしまうのである。本当に理解できない。

希美音大進学を諦めたことは参考書を借りている描写からもわかる。くどいほどに強調されていた希美が一歩先を行きながらみぞれといっしょに音楽室に向かっていた今までから希美図書室に勉強へ、みぞれ音楽室に練習へ行っていることからも道が分かたれたことは明確に描写されている。

だが音大進学をやめたことを伝える描写はないし、おそらくみぞれもそれに気づいていない(それぐらいノーリアクション)。希美みぞれの目の前で参考書を借りているし、練習したみぞれ図書室で勉強していた希美と落ち合ってお茶して帰る描写があるので、現象として「希美音大進学あきらめた」はみぞれの目の前で展開しているのであるが、みぞれはノーリアクションなのでやはり気づいていないと考えるべきだろう。気づいてなお普段を演じているのだとしたら、希美以上にみぞれがぶっ壊れている(付言しておくと図書館が普通科大学音楽室が音大暗喩し、それぞれを出て合流してお茶するところが、道が別れても一緒にやっていけることを暗喩してはいる(映画けいおんセルフオマージュ感はあった)。しかしそれは言葉だけでそう表現されているに過ぎず、何も解決されていないことから額面通りに受け取ることはできない)。

事件は起きた。が、変化が起きないどころかお互いの距離無理解が強化温存されてしまった。それなのに「disjoint→joint」とやってしまうのは、さすがに気持ち悪いとしか言いようがない。

 

ちなみに音と映像ちょっとヤバイぐらい良かった。

ただ歩いてるだけであんな音はぜってーしねえと冒頭からツッコミ待ちな辺りそうとう振るっている。音がもたらす強烈な違和感によって、アニメーションからこそ描き得る「体温」とでもいうべき何かが嫌でも強調され、作品表現したい内容がプリミティブな形で視聴者の前に突き出される。

映像にしてもそうである。潤む瞳や流れる髪などアニメーション的誇張を重ねて表現された絵は、アニメーションであることの自覚ぬきに成しえない。アニメーションからこそようやく可能表現に挑戦した意欲作だと言える(アニメめぞん一刻』において、五代が「なんで泣くんだよ。なんで……」と言った響子さんの涙を思い出した。あれもアニメでなくては表現できないし、成立しない映像表現である)。

 

結論:「みぞ先輩」呼びしてくれる後輩ちゃん天使

 

 

■2018/4/28追記

https://anond.hatelabo.jp/20180427225401

いやいや。

希美内面を表情に出さな本心を語らない(いつも嘘くさい笑顔をはりつけている)キャラクタとして設定されていて、その強調として彼女を中心とするクラスタが表面的な付き合いに見えるような描写は繰り返しされている(むろん希美にはみぞれ以外の友人が沢山いる、希美しかいないみぞれとは違って、というためのものでもあるが)。

みぞれの後輩である剣崎梨々花が「先輩といっしょにコンクールに出たかった」と号泣するのはそれとの対比であり、畢竟、希美みぞれ及びそれぞれのキャラクタの周りにいる誰が本心を語っているのかということを浮き彫りにするためにほかならない。

優子に詰められた時の対応などを見ても、希美が(本心を語らないという意味で)信頼できない語り手登場人物として描かれていることは疑いようがない。そこから彼女が「変化」したと捉えうる描写もないため、増田が「濡れ場」と称する場面でも彼女の表情や言葉額面通りに受け取ることはできない。

そもそも原作ユーフォは、みぞれ希美がそれぞれ相手に寄せる好意の量の差異を赤裸々に露わにし、青春とはかくも残酷なのだ描写した物語だ。物語がその残酷さに直面したとき原作においては久美子が「うわこれキッツ」というようなリアクションを密かにすることで、それをどう物語として扱うかというパースペクティブが用意されている。が、リズと青い鳥にはそれがない。

希美相談なく吹部をやめたことでみぞれはショックを受けた。相談がなかった、知らされなかった、自分はその程度の友人でしかないのだという事実彼女を傷つけた。希美音大やっぱやんぴはそれの繰り返しであり二度目だからこそ余計につらいわけ。だから優子はキレた(なのにニヘラヘラしてやりすごす希美!)。じゃあ実際みぞれがそれを知ったとき彼女はそれをどう感じるのか、ということは「食事トイレに行」く描写があるかどうかとかとはまったくもって次元の違う、映画において回避すべきではない描写にもかかわらず映画はそれ回避してしまう。ずいぶんと不誠実ではないか

みぞれ最後オーボエを続ける選択をする。それをどう解釈すべきか。

みぞれ希美といっしょにいるためにオーボエを吹いていた。一歩下がってついていくようなみぞれ希美に嫌われたくない。だからオーボエも、希美に合うようにもっと言うなら彼女を超えないように抑えられていた。鳥が自由に羽ばたくところを見れば、地べたを這いずり回るしかない人間はあるいは鳥を嫌いになってしまうかもしれない。そういう恐れを鳥が抱いても不思議ではない。だが青い鳥は、リズに励まされ、大空を舞う。翼はもともと持っていたものだが、リズの励ましによって青い鳥はもういちど空を自由に舞うことを選択する。それこそが、あなたわたしに望んでくれたことだから。だからこそ大事にしたい、続けたい。

という読みが妥当だろうが、納得してそう受け取るには希美音大に行くことをやめたと知ったみぞれ描写なくしては無理だし、リズ青い鳥を支えたように希美みぞれオーボエを支えると口にされても、希美への信頼がゼロなのでそれは難しい。そういった明らかな構造的不足を映画無視したまま終わってしまうので、信頼もへったくれもない。

ところでこういった感想は、映画を見て心で感じたことを言語化して初めてでてくるものであって、「小難しい理屈」などでは決して無い。ということぐらい最低限理解してからコメントをつけるべきだろう。

2018-03-11

anond:20180301125408

誤解しているようだが

2.5次元というのはベース俳優オタ向けのコンテンツだろ?

宝塚と一緒

若い俳優フレッシュさとキャラオーバーラップさせて楽しんでる

キャラ萌え要素もあるにはあるんだろうが根本俳優を眺める為に行くところなんじゃないか自分は思う

増田原作にのめり込んでる人ならそりゃまあ2.5次元嫌悪感を抱いてもおかしくはないか

2018-02-26

カーリング世界選手権代表選考について

id:BigHopeClasic です。

ホッテントリ入りした以下の記事は、両角友佑というカーラーの知性を示すものとして、さらに幅広く読まれてほしいと思います

両角友佑が語るカーリング界のリアル「今の強化方法には限界がきている」

https://pyeongchang.yahoo.co.jp/column/detail/201802250010-spnavi

ただ、この記事を読む上で注意しなければならないのは、「両角SC軽井沢の利害」と「日本カーリング界の利害」が微妙な重なり方をしていて、その切り分けを読む側が慎重にしなければならないというところにあります。この2つの利害は、かなりオーバーラップしているのですが、しかし完全に同一ではなく、そこを見誤ると、過度に両角SC軽井沢に平衡を傾けてしまうことになります。そのことについて、補助線を引いてみたく書きました。

ブックマークコメントを読むと、多くの方が今年の日本選手権の開催日程と世界選手権代表選考に疑問を感じたようです。このインタビューだけを読めば無理もないと思いますしかしこれが、非合理的理不尽な決定なのかというと、むしろこれはかえって優れて合理的選択なのです’(ただし、最後に書きますが「合理的に過ぎた」面が出てしまいました)。

私はカーリングについては素人なのですが、素人なりに日本カーリング協会JCA)の運営に思うところがないわけではありません。高田明会長が関与していたらずいぶん違うだろうな、などということを夢想する程度には、コンテンツの魅力をフルに活用しきれていないとは思います。が、理想とは程遠く至らないところもありながら、少なくとも非競技者の目から見ては、決定的に落第の運営とまでは思っていません(知り得る情報が少なすぎるということはあります)。

で、日本選手権の日程と世界選手権代表選考に関する話になります過去3回の五輪年の日本選手権は、2006年2010年2014年五輪後の熱が冷めやらぬ3月上旬に開催されており、五輪代表がそのまま参加していました(世界選手権代表選考については、年によって異なります)。それをなぜ今回「五輪前に日本選手権を開催し、そこに五輪代表を参加させない」かたちに変えたのか。

まず、五輪代表世界選手権代表が異なることについては、今年の場合でも決して珍しくはなく、むしろ例を多く見ます。次に、五輪の前に国内選手権を開催し、五輪代表をそこに参加させないという例については、カナダがその方式採用しました。カナダは昨年12月五輪代表選考会を行って、五輪代表チーム五輪に集中させカナダ選手権への出場を免除カナダ選手権五輪直前の1月から2月に開催し、その優勝チーム世界選手権派遣します。したがって、他にも例がある、という点では、異なことをしているわけではない、ということになります

もちろん、世界一カーリング大国であるカナダ猿真似からいいのだ、という単純な話でもありません。五輪代表世界選手権代表を分ける、という点には「より多くのチームに世界最高レベル大会経験を積ませる」という意味があり、日本選手権の開催時期を前倒しにするのは、「世界選手権への参加の準備に十分な時間をかける」という意味があります

カーリング世界選手権は毎年3月下旬に開催されますが、開催年によってその意味が全く異なります。具体的には、五輪出場権を争う「五輪前年と前前年の大会」と、それがかからない「五輪開催年とその翌年」にわかます。前者は、その時点で国内最強のチームを派遣して、しゃにむに五輪の参加権を勝ち取りに行く大会です。他方後者は、名誉と実績という点を除けば「強化のために消費できる」大会です。国内2番手以下のチームを派遣するタイミングとしてはベストです。

そうは言っても、その世界選手権代表選考会に五輪代表チームがいれば、そこはそれなりの確率五輪代表チームが勝ちます。もちろん五輪代表チームを除く最上位チームを派遣する、でも構わないのですが、それはそれで差し障りもありそうです。また、五輪代表チームを除いてできた日本選手権の出場1枠を他のチームに割り振る、というのも、強化の点では意味があります。なにより、3月上旬に開催して優勝して、さあ半月後に世界選手権開催地カナダアメリカヨーロッパに行ってください、となっても、みんなアマチュアですからね、そう簡単スケジュールの都合がつくわけでもありません。五輪代表チームを除いても有力チームは準備もできるかもしれませんが、そこは一発勝負伏兵が勝つ可能だってあります

というわけで、この判断自体は極めて合理的もので、異論を挟む余地本来ありません。あえて難じるとすれば、合理的に過ぎたことでしょうか。

今回の盛り上がり方は、単純に男女が両方出場して、かつ成績を上げて露出が増えた、という要素以上のものがありました。現場取材する記者記事が良質化し、それがSNSで強力に拡散する、という点がそれを強力に後押しし、より本質的情報が多くの人に届けられたといえるでしょう。

その効果として、まさに今、このタイミングで、国内でのSC軽井沢試合の機会を作ることは、パブリシティという観点からはこれ以上のものはなく、その機会をみすみす喪失しているように見えるからです。

さて、ここで、現状分配しうるすべてのリソースSC軽井沢に集中させていいのか、という、悩ましい、正解の見えない問題が発生します。

今このタイミング国内での露出機会があったとき、その果実ほとんどはSC軽井沢が持っていくことになります。それは、来季以降の活動が今の段階では確定的ではないというSC軽井沢にとっては、この上もない利益となるでしょう(2006年2010年日本選手権で、3位の常呂中学校(robins)、2位の常呂高校(WINS)がメディアの注目を集めた、という事実はありますしかしそれは、彼女たちのプレイレベルと残した結果に加えて、彼女たちが女子中学生女子高校生だったという付加的な価値も大きく寄与していました)。

誤解を避けるために言うと、両角自己利益だけを目的にこの発言をしたとは、私は毛の先ほども考えていません。彼は心底日本カーリングの全体利益を考えてこの発言をしているのであり、そして言っている内容は正しいと思っています。ただ、悩ましいのは、この問題、正解が一つではなく、そしてその較量が難しいということで、そのことを心に留めないといけないということです。

部外者が立ち入れるのはここまでになります日本選手権がない代わりに、3月14日から18日まで、青森市では日本ミックスダブルスカーリング選手権が行われます。今回の五輪から始まったこの種目、残念ながら日本は国際実績が足りず出場を逃しましたが、次の北京五輪への出場を目指して強化に入っています。この大会には、各地の予選を勝ち上がってきたペアのほか、強化委員会の推薦指定枠で日本代表から両角友佑ー吉田夕梨花山口剛史ー藤沢五月、清水徹郎ー吉田知那美の3ペアが出場します。

推薦指定枠は昨年から導入され、早速初回で阿部晋也-小笠原歩組が優勝しています。即席の代表ペアと勝ち上がってきたペアのどちらが上に行くか、それも含めて興味深いところです。

2018-02-03

うっちーの恋路を応援し隊的喪129の2Pと3P感想「なぜ田村ゆりは耳を外したのか、うっちーが耳を変える日は来るのか」

かなりぐちゃぐちゃになってしまった。

もっと短文でズバッと言える人言語感覚文章を読み解く力がすごい人の意見も聞きたいです。

うっちー「…いいの?」

ゆり「……私は仲良くないから」

喪129 2P 4コマ

http://www.ganganonline.com/viewer/player/viewer.html?tw=2&cid=SQEX_WATASHIGXXXC1290_72



うっちーを含む雌猫の間グループ全員がお揃いの花冠つけて旅行を楽しんでいる絵

9巻収録の喪79の扉絵電子書籍版のページ数でいうと17P)



いやもう、これで言いたい事は伝わる気がするんだけど、自分のなかでうまく言語化できていないので、ちょっと言葉を尽くしてみようと思う。

まず、うっちー修学旅行編では雌猫の間グループの面々とお揃いの花冠を付けていて、

今回の遠足編でもこっちとお揃いの耳をつけている。

これは、うっちーがいつもの六人から、もこっちを優先していることを示している。

いや、示しているも何も、事実スマホがないと嘘をついてまでもこっちと一緒にいたがってるんだから、そんなことは耳による隠喩がなかったとしても、明確だ。

ただ、遠足編喪128までの、もこっちたち六人組はそもそも別にお揃いの耳をつけているわけではない。

あくまで、もこっちとうっちーけがお揃いなのだ。(吉田さんの耳が同じように見えるコマもあるけど、ところどころで吉田さんの耳だけ三つの白い模様が入っているので別物だと解釈した)

もちろん、これはうっちーともこっちだけが、雌猫の間グループと同等の親しさ(厳密に言えばうっちーがもこっちとそれぐらいの親しさを持ちたいと一方的に思っていること)を示しているわけではない。

もこっちたちのグループ構成員たちは、それなりに互いのことを思っている(もちろんそれぞれの好感度は、一方的な「好きな人いる」もいれば、そんな仲良くなったと他人から称される間柄もあれば、あいつらといるのが楽しかたから忘れてたが…とごちる関係もあるから、一様ではない)が、そのうえで互いが別々の耳をつけている。

という、まずうっちーの耳の移り変わりと、雌猫の間グループの耳、それともこっちたちの耳について押さえたうえで、今回の本題である田村さんの耳だ。

そもそも田村さんは耳に対して否定的だった。

(ここら辺過去ログを保存してないから、ページ数などをちゃんとかけないのもどかしいな)

喪125でネモ提案に対して

私いい

と断っている。

もちろん、これは提案者が親しくないネモだったこともあるだろうが、

そもそもまこが提案しようと、もこっちが提案しようと、吉田さんが提案しようと断りそうなキャラクタではある。

そして、その次の喪126でも、田村さんは頑なにネモとノリを合わせようとはしない。

この話題を簡潔にまとめているのが、ネモ独白だ。

普通女の子グループって空気読んでみんなに合わせるものから

説明の都合上、作品時間軸が反転してしまったが、もう明白だろう。

過去修学旅行における「うっちーを含む雌猫の間グループ八人」や

遠足回における「うっちーとナツを除く四人」は、みんなに合わせてお揃いのものをつけている「普通なのだ

ということを踏まえると、遠足回でネモはもう一つ深い独白を残している。

何この面白そうなグループ!?

やっぱり黒木さんは

普通じゃないな……

また時間軸を反転させてしまったが、喪125でもネモはもこっちたちを普通じゃないと思っているんですね。

と、少し話が脱線しました。

このネモ普通に関しても、今回の喪129では深堀されているのですが、

この増田においては田村さんとうっちーに焦点を絞りたいので、ここらへんで。

さて、そんな田村さんですが、あっさり耳をつけることになります

それは吉田さんの

おーいいじゃねーか

それにしろ

という言葉によるものでした。

結局田村さんにとって、耳をつける行為には思い入れはなく、思い入れがある吉田さんに勧められたからつけているだけなんですね。

ようやく本題です。

喪129の3Pで、田村さんは

田村さんもくる?」

と誘われた時、三つ編みの子の耳に目がいきます

その後、耳を外したうえで、

私は待たせている人がいるか

と言って断ります


これは何を意味しているのか?

そう「待たせている人(=もこっちと吉田さん)がいない今この状態に、耳をつける意義がない」ことなんです。

田村さんが耳をつけているのは、吉田さんに勧められたから以上の深い意味はなくて、言って見れば彼女を楽しませるためのサービスなんです。

もちろんそこには、まこっちや、もこっちも含まれているでしょう。

からこそ、雌猫の間グループの子と会話をする際に、まこっちがいなくなったその時、その耳はもう用をなしていないのです。



という、解釈で終わってしまっては「田村さん視点」の気持ち解釈にすぎません。

そこから谷川ニコという作者の気持ちに想いを馳せてみます

雌猫の間グループ(=普通)と同じ耳をつけず、もこっちと同じ耳をつける、うっちー

雌猫の間グループ(=普通)と同じでないのは当然として、そもそも耳をつけることを嫌がる、田村さん

この対比を見ると、どうもワタモテにおける「耳」や「花冠」などの頭の装飾物は、

他人とどのように関わりたいのか? という他者への欲求象徴のように思えます

「全員一緒でいたい」雌猫の間グループ普通グループ

「全員違うけどそれでいい」もこっちグループは変わり者のグループで、

「耳をつけていない」キバコ、茜、加藤さんのグループは、グループとして成り立っていないから、こうして解散してしまった。

そう思うと、全員が違う中でもこっちと同じでいたいうっちー

吉田さんたちがいればつけるがそうでないならつけない田村さん。

この2人は同じようで、反対な面もあります

まず同じ面としては、うっちーにとっても、田村さんにとっても、

普通はいらないものです。

それは、うっちーが雌猫の間グループと行動せずもこっちといたがることや、

田村さんが雌猫の間グループの前で耳を外す(=要求がない)ことからも明白です。

そんな2人の気持ちのやじるの先にいる、蠱惑さをもった我らがヒロインが、普通じゃない代表もこっちなんですね。

次に、反対な面として「普通」は否定しながらも、うっちーは結局「もこっちとお揃いにする」という普通をしてします。

これは、うっちー花冠時代他者と仲良くするには同じものを身につけるということを学んでいるから。

けど、もこっちグループ普通じゃないので、ここが違う耳をつけた状態でも楽しいし、仲がいい。

から、まだそこに踏み込めていない、うっちーは「もこっちから見るとまだ、その他大勢普通の人にすぎない」のだと思います

なので、先の展開を予想するなら、もこっちがうっちー個性を認めた時、お揃いの耳ではなく、うっちー独自の何かを得るのでしょう。

田村さんは、他者と仲良くする方法そもそも不器用から、耳も親しい吉田さんに勧められなければ付けないし、1人でいるときは外したい。

同じ、普通否定するもの同士だけど、やっぱり正反対なんですよね。

かなり長くなったけど、こういう個々人の気持ちを踏まえたうえで、冒頭に引用した2人の会話を読み返すと。

いいなあ。

田村さんは、うっちー言葉を「(まこっちと一緒にキバ子のところへ行かなくて)いいの?」と解釈して

「……私は(キバ子と)仲良くないから」と返しているけど、

うっちーとしては「(まこっちを行かせて)いいの?」と言っているようにも思えるんだよね。

だってうっちーはどこかのグループを抜けて別のグループへ行くことを今まさに自分実践しているんだから

言ってしまえば、雌猫の間グループと、もこっちを天秤にかけて、もこっちをとった自分を、

相手がああいう状況だったとはいえ、キバ子の方をとったまこっちにオーバーラップさせていてもおかしくないわけでさ。


うーん。

なんかすごくとっちらかった文章になってしまったな。

うっちーの恋路を応援し隊としての物語ハッピーエンドは「もこっちがうっちーの恋心に自覚的になる」あたりだと思うんですよね。

(そりゃ、恋が成就する、まで行けば言うことないけど、さすがに漫画としてこれやっちゃうと軸がブレすぎるから、まず一旦の目標はここだと思う)

それのためには、ネモやまこっちや田村さんたち、もこっちと仲がいい他の子たちにも知ってもらったうえで、応援してもらうとかが、漫画としては広く展開できると思うんですよね。

そういう意味でも、うっちーともこっちの関係だけじゃなく、うっちー田村さんたちの関係も要チェックですね。

2018-01-02

FGOが気に食わない

これは、典型的な「自分でやっていない、なにやら盛り上がっている作品を、気に食わないと上から目線批判する文章」だ。

本文は『月姫』と『Fate/stay night』のネタバレを含む可能性がある。特にFate/stay night原作を未プレイで、劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel]』の続きを楽しみにしている人は、ネタバレを含むため読まないでほしい。

Blue Blue Glass Moon, Under the Crimson Air.

私が奈須きのこ作品出会ったのは2003年月姫月姫PLUS+DISC、歌月十夜の3作が収められた『月箱』であった。いわゆる型月ファンとしてそれほど古参というわけではない(型月における古参とは、竹箒に連載されていた時代の『空の境界』読者――とまでは言わないものの、最低でも2001年には『月姫』に触れたレベルを指すものだろう)。当時『ONE』『Kanon』『AIR』に心酔する所謂鍵っ子」であった私は、もちろん月姫の噂は聞いていたものの、手を出すきっかけを掴みかねていた。月箱が頒布されたのは、そんなときである歌月十夜まで一揃えで化粧箱に収められたそのパッケージは、初めてのTYPE-MOONとしては最適であった。同時期、彼らが商業へと移行し、次回作Fate」は商業ゲームとしてリリースすることを発表したことも背中を押した。群雄割拠エロゲ界についに鳴り物入りで乗り込んでくる新進気鋭の代表作を、体験しておかねばならぬと考えたのだ。

果たして、私はTYPE-MOONの虜となった。

月姫』は衝撃であった。連綿と積み重ねられてきたビジュアルノベル恋愛アドベンチャーゲーム文法に沿っていそうに見えながら、しかし決定的に異なる「それ」は、私に新しい刺激を与えてくれた。私はシエル先輩が好きになった。この文章を打っている2018年に至ってなお、人生オールタイムベストシエル先輩だと胸を張って言える。もちろんそれだけではない。ファーストインパクトとなったアルクェイドが醸し出す寂しさを、そして、ひまわり畑で微笑む琥珀さんの愛おしさを、今なお昨日のことのように思い出せる。

月姫の魅力のひとつに、不思議ノスタルジーがあると思っている。あの文章グラフィックと音楽には、懐かしいナニカを思い出させるものがある。去り行く少年時代を描いた作品だからだろうか。遠野邸の遠い記憶がそうさせるのかもしれない。

PLUS+DISC、歌月十夜まで一気にプレイした私は、そのまま『MELTY BLOOD』も楽しんだ。シエル先輩を動かせるのが楽しかった。弓塚さつきの話が出ると抜き身のナイフのようになる志貴を思うと切なくなった。琥珀さんが楽しそうで涙が出た。G秋葉ゲラゲラ笑った。

したらばのTYPE-MOON板にも入り浸った。それまで葉鍵板が主戦場であった自分が。当時、すでに「月厨」は鬱陶しい存在として認知されていた。私は努めて無関係な場ではTYPE-MOONの話をしないようにし、型月板でその分、目一杯、楽しんだ。たくさんのアンソロジーコミックにも手を出した。武梨えり佐々木少年磨伸映一郎……(そういえば特に好きだったこのお三方はみな現在商業作家として活躍中であり、同時に、シエル先輩ファンであった。当時、武内崇は「シエル先輩が好きな作家さんは漫画力が高い人が多い」というような趣旨の発言をしていた記憶がある)。

だが。不思議もので、このとき私は『空の境界』にはハマらなかった。もちろん原作は読んだのだが。当時、マルチシナリオ形式のビジュアルノベル未来を見ていたためか。あるいは、純粋に趣味に合わなかっただけなのか。後年、空の境界アニメ映画化され大ヒットを飛ばすことになる。

――――――体は剣で出来ている。

2004年、ついにTYPE-MOON商業作品第一弾『Fate/stan night』がリリースされる。もちろん発売日に予約して買った。事前の雑誌での情報を見ていて、藤ねえお気に入りだった(まさかあんなことになるなんて)。ライダーさんはビジュアルだけ見て絶対アサシンだと思っていた。体験版の段階でクオリティが大幅に上がっていることは明らかだった。心が躍った。世界が変わる瞬間が、目の前にあった。

魔術師英雄跋扈する本作を終えて、私は思った。私は優秀な魔術師でも高潔英雄でもなく、なんでもない、取るに足らない、醜い人間が好きなんだと。だから私は、間桐桜衛宮士郎物語が好きになった。

桜は魔術師ではあるが、本作においては魔術師としてよりも、もっと違う存在として描かれる。衛宮士郎もまた、魔術師ではなく魔術使いとして描かれる。そしてラストシナリオであるルートでは、桜は家族呪縛から解き放たれて人間として生き始め、士郎は正義の味方に憧れたロボットからひとりの人間に生まれ変わる。魔術師英雄が闘い続けた果てにたどり着いたのが、ふたり人間の、人間としての歩みであったことは、とても感動的で、同時にこれが、奈須きのこが幻の弓塚さつきルートで実現しようとした未来なのではないか想像した。

そして絶望する。ご存じの通り、桜ルート批判された。当時の型月板は荒れた。セイバールートと凛ルートが絶賛されるとともに、桜ルートは徹底的に批判されたのだ。

イリヤスフィール物語オーバーラップして主題が分かりづらいという主張には一理ある(一説にはイリヤルートを作るリソースが間に合わず、桜ルートに混ぜた、と言われている)。描写不足であるという批判も、ある意味では仕方ないだろう。だがそれ以上に、ファンたちは、「多くの人間を殺しながら幸せなエンドを迎える桜」と、「正義の味方であることを諦めてセイバー犠牲にした士郎」を批難した(正確には、彼ら2人に対してというより、そのようにある物語を避難した)。私は憤慨した。衛宮士郎の、何を見てきたというのだ。

正直に言うならば、私はセイバールートや凛ルート衛宮士郎が嫌いだ。凛ルート遠坂凛も苦手である。はっきりと言ってしまえば、物語として楽しみながら、登場人物たちに対しては苦々しい思いを抱き続けてプレイした。そんな彼らが、桜ルートで丸ごと好きになった。桜ルートでは、みな、人間として生きている。それが愛おしかった。

同時に、TYPE-MOON作品のふたつの側面のうち、ファンに望まれる側と、望まれない側が見えた気がした。考え過ぎかもしれないけれど、私がより好む側は、望まれていないように見えた。

それは、未来を取り戻す物語

これ以降、私はTYPE-MOON作品と少しずつ距離を置くようになっていく。厳密に言えば『Fate/hollow ataraxia』は心から楽しんだ(アンリマユとカレン・オルテンシア物語はとても好みだ)。だが、『DDD』は未読、『Fate/Zero』は同人誌として頒布された際に1巻だけ読んで断念、『Fate/unlimited codes』『Fate/EXTRA』には手を出さず、期待した『魔法使いの夜』はプレイしたものの、それほど心惹かれなかった。この間、各種メディア展開で楽しんだものは、佐々木少年による漫画版真月譚 月姫』のみであった。パスタ先輩のことは一生許さないよ。

時は流れ、2014年7月27日。もうTYPE-MOONに何の期待もしなくなった私は、それでも「Fate Project 最新情報発表会」をニコ生の中継で見ていた。そこでUBWのテレビアニメ化や『Fate/strange fake』の正式出版化に並んで、ひとつの新作が発表された。『Fate/Grand Order』。通称FGO。ついにソーシャルゲームをやるのか、と私は冷めた目で眺めていた。むしろ発表会本編終了後のサプライズHeaven's Feel劇場版制作決定の発表の方が魂が震えた(今でもあの瞬間の、観客席からの絶叫と、涙を流しながら挨拶をする下屋則子さんの姿をよく覚えている)。

私はソーシャルゲームほとんどやらなかった。手を出してみたことはあるが、純粋に楽しみ方が分からなかった。というよりそれ以前に、私はいわゆるオンラインゲーム全般が合わなかった。だからFGOが楽しめるかどうか不安だった。2015年サービス開始に合わせてダウンロードし、序盤をプレイした。だめだった。まったく合わなかった。どう頑張っても楽しむことができなかった。私はFGOをアンインストールし、Twitterタイムラインに流れてくるFGOプレイヤーたちの悲喜こもごもを眺めるだけになった。年を重ねてしまった、と感じた。

やがて、現実人間関係の中でも、FGOの話題が上がることが増えてきた。2016年末のイベントの様子はTwitterでも見ていたが、彼らはとても熱っぽくFGOがいか面白く、衝撃的で、とてつもないかを語った。私は羨ましかった。もうTYPE-MOON作品でこんなにも熱く語れることはないだろう。そう思った。

私はFGO本編をプレイしていない。いろいろと明かされたアレやソレを、なんとなく知識で知っているだけだ。そうした立場評価するのは御法度であろう。それでも私はFGOが気に食わない。これは負け惜しみだろうか。それともただの老害しかないのだろうか。私が好きだった奈須きのこTYPE-MOONの描く取るに足らない人間たちの物語は、もしかするとFGO本編でも繰り広げられているのかもしれない(琥珀さんルートや桜ルートが好きで、かつFGOのシナリオがそれと同様に面白い、という人がいたら、ぜひ魅力を語ってほしい。皮肉ではなく、ぜひ知りたい)。だけれども、数多くの英雄スマートフォン上で戦い続け、それをプレイするファンたちが嬉々としてお気に入り英雄が引けたことをTwitter上に報告する様子を、どこか冷めた気持ちで眺めてしまう自分に気付く。私がTYPE-MOONに求めていたものは、これだったのだろうか? 幾度となく繰り返されてきた、単に自分が望むような創作から外れていってしまった存在を寂しく思うという、これはきっとただそれだけのことなのだ。つまり、八つ当たりと取ってもらって構わない。

劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower』は、公開初日に映画館に観にいった。素晴らしかった。須藤友徳監督の、間桐桜と桜ルートに対する圧倒的な「理解」に目眩がした。アバンで桜と士郎の「それまでの日々」をたっぷり描いた時点で、完全に勝利だった。FGOで得た利益でこんなにも素晴らしい映像作品が作れるのなら、FGOに感謝すべきであろう、などと思った。第二章も楽しみだ。

なんて無様だ。意味もなく生きてるのはおまえのほうだろ

聞くところによると、FGOの世界には死徒二十七祖(という概念)は存在しないそうだ。私が好きだった奈須きのこワールドとは違う世界がそこにあるのだな、と改めて思った。繰り返すが、これはただの八つ当たりだ。

2017年末も、FGOは盛り上がっていた。きっと酸っぱいに違いないと、私は新年からこのような文章を打っている。2008年4月、月姫リメイク制作決定が発表された。今年、ついに発表から10年が経過する。優先順位があることくらい私だって理解できる。だからもう「月姫リメイクはよ」とは言わない。そのようなファンに耳を貸す必要だってない。FGOを楽しむ人々に向けて頑張っているスタッフの皆さんに、おつかれさまです、と声をかけたい(年始メンテおつかれさまです)。FGOという作品批判する気もない。そもそも批判できるだけの素地すらない。何しろプレイしていないのだから。本当に申し訳ない。

結局のところ、私はTYPE-MOONが、奈須きのこ世界が好きだったのではなく、ただ『月姫』という作品が好きだっただけなのだろう。あるいは、月姫が生まれた、あのころが。

これは八つ当たりだ。私はFGOが気に食わない。ただそれだけの、書き初めである

2017-12-24

ヨッピーの事をよく知らないが岡崎体育オーバーラップ

件の登場人物であるヨッピーの事を思い浮かべようとすると、岡崎体育イメージが先行してしまって出てこない。自分の中でなぜか二人を同一視しているようなきらいがある。

先週のMステを見て岡崎体育好感度必要以上に上がった。

2017-11-06

ではどうやって"AI人材"を選考すればよいのか

AI人材採用局所的に話題になっている。

http://aiweeklynews.com/archives/49678692.html

Excelはがっつり使える

Pythonのnumpyやpandasでデータの処理ができる

SVMや重回帰分析普通に使える(数式も少しは分かる)

Chainerを触っている (pipでインストールのみでもOK

これくらいできると、AI人材の平均レベル(と相手に思って貰える)なので採用見込みはかなりあると思います

例えばですが、python自分パソコン環境構築して、「Hello,world!」と表示できるようになったら、面接に申し込んで、「少しはpythonできます」と言ってみるのも一つの方法かもしれません。

実際に見分け方がわからなくてこれに引っかかって採用してしま場合もあるんだろうな、とも思う。

自分がこの手の人材エンジニア)を採用する場合にどうやって質問をすれば見極められるのかエンジニア採用にも関わっている身としてを考えてみた。

AI人材という呼称自体がぞわぞわするけど、一旦そこは我慢する。

取りたいロールをはっきり認識/確認する

まず採用を行う前に、AI人材を取って何をしてもらいたいのかをチームないし採用意思決定者としっかり確認する。

エンジニア系のAI仕事と大雑把に言っても

1.画像/映像認識技術活用したい

2.大量のデータ対象として分析予測を行いたい

3.上記大量のデータを貯めたり一括処理したりするための基盤システムを作りたい

など、あとは案件ベースなのか自社開発なのかそれぞれ必要となる能力オーバーラップしつつも異なっているため。

(以下、今回の目的が1や2だったと仮定する。)

バックグラウンド確認

あなた機械学習の関わりを教えてください

機械学習経験のある分野 / 得意な分野 / やってきたことを教えてください(実務でなくてもok

バックグラウンド確認する。実務や研究経験の話が出てくるのがメジャーだと思うが、エンジニアとしてのバックグラウンドがあれば独学勢でも野良kagglerなどレベルの高い人はいるので実務経験に絞らなくても良いと思う

全般知識確認

機械学習全般基本的なところから確認していく。質問としてはこんな感じだと思う

教師あり学習教師なし学習の違いを説明してください

・分類問題回帰問題の違いについて説明してください

過学習ってなんでしょうか

イメージとしては非エンジニア職でも必要になる「この辺りの言葉が通じないと絶対困ったことになる」一般常識確認する感じ。

ディープラーニングについて

画像映像認識などディープラーニング系の業務が多い想定の場合

普段使うディープラーニングライブラリは何ですか

から始まって

あなたの組んだモデルについて教えてください

・どうやって訓練したのですか?

・どうしてそのような構成にしたのですか?

と突っ込んでいく。

きちんと自分で考えて組めているか確認するのがメイン。

ディープラーニング以外の機械学習について

・フィッシャー情報量から何が分かるか

・共役事前分布についてどのように用いるもの

MCMC法で事後確率の近似を取る時に気をつけることを教えてください

確認したいことはディープラーニングしか」できない人かではないかという点。

ある程度統計ベイズ法周りの知識が無いと詰むため。逆にディープラーニング不要業務ならこっち一本でも可。

手法の詳細・原理説明

・この問題最尤推定をしてみてください(簡単文章題

・勾配降下法について説明してください

・畳み込みニューラルネットワークについて仕組みを説明してください

盲目的にライブラリを使ってるだけでないかという点を確認したい。

SVM入力適用するだけならsklearnで5行書くだけで誰でも出来る。手法の背景や対象データ特性をきちんと考えて使っているかを見たい。

・kaggleのコンペに参加したことはあるか

・あればその時の課題手法をできるだけ詳しく

メダルの取得状況

kaggleに参加した経験があればnoteからその人の手付きを直接評価できるし、メダルという他メンバから客観的評価できる定量指標もある。

その他

学習意欲とか普段姿勢確認したい。もしかするとここが一番重要かも。

・分からない項目をはっきり分からないと言えるか

普段何を参考に勉強しているか / 論文を読む習慣があるか(最近読んだ論文があれば教えてください)

・今興味のあること

こういう観点必要、とか○○なんてもう古いよ、みたいなツッコミどころ満載だと思うのでコメント/トラバで突っ込んで欲しい

2017-11-02

そんなとき出会ったのが

この言い回しをみると

そんなとき出会ったのがトゥルースリーパーでした!ってハキハキした男の声がオーバーラップして通販番組が始まる

2017-10-19

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』と『私のいない高校

1年ほど前、内部から突然わいてきたもこっちかわいさに基づいてわたモテに注目していたんだが、

あれよあれよという間に(一部ネットで再び)絶大な人気を誇るコンテンツになってしまった。

俺も夢中になっているうちの1人で、

ここまで漫画の新作を楽しみにする、というのはこれまでの人生でなかった。

俺はもともと保坂和志とかを熱心に読むタイプなんだが、

「その界隈の最右翼」たる青木淳悟『私のいない高校』となぜだかダブらせて読んでしまっていることに気がついた。

『私のいない高校』ってのは一言で言うととにかく凄い不思議小説で、

さしたる個性がない教師とさしたる個性がない留学生との関係を中心に、

さしたる個性がないクラスメイトが描かれ、さしたる事件もないまま学生生活が送られる・・・という話で、

文字に起こすと何がおもろいねん、って話なんだけど、あるタイプのわたモテ読者は読めばピンとくると思う。

魅力的な個性派揃いのわたモテ(ってアイロニーなく書けることに少し感動)とは一見対照的なんだけど、

学生生活の細かな事象への眼差しとか、

あとこれは些細なことだけど舞台千葉県であるとか(千葉県には「ヤマ」がない、というエピソードが冒頭にあざとく挿入される)、

学生が主に女の子であるとか、一応修学旅行にヤマらしきものがもってこられるところとか、

色々とオーバーラップするところがある。

ちょうどコインの裏表として読んでいる、とでもいうか。

わたモテを読んでいると、自分がもこっちでもなく、主要キャラクターでもなく、無論うっちーでもなく、その他モブでもなく、しかし神の視点でもない・・・

そんな不思議な、要は幽霊ってことなんだけど、ポジションに置かれている気持ちになるんだけど、

それと近い感触がこの小説を読んでいると起こる。

まあ、おれはもこっちが好きだしおれはもこっちなんだが。

興味があるひとがもしいれば読んでみてくれ。

2017-09-26

anond:20170926145908

そこで挙がってるガンダムポケモンfate東方、ぜんぶカドカワが手がけているのが笑える。ポケモンオーバーラップに移ったけど。

2017-07-22

今年よかった映画や本などのメモ

一時期赤羽の駅前を賑わせた男性がいる。彼はどう見ても普通の、背広を着てネクタイを外したサラリーマンなのだが、なぜか道行く人にノートを見せつけてくると言う。そのノートにはどれほど猥雑なことが書かれているのだろうかと怪訝に思われるだろうが、実はそうではなく、ノート手書きで書かれているのは

君の名は

に関するあらゆる情報。どうやら彼は映画館で観ていたく感動し、その作品を広く世に知らしめるべく行動に出たようなのだ。すごくないですか?このインターネット全盛の時代に。しかもすでにみんな結構観てるし。でもなんかいいなと思った。どうしても色んな人に観てもらいたかったのだろう。

今年観た映画には素晴らしいものが数多く、会う人会う人に、向こうのリアクションなどお構いなしに下を見ながらブツブツすすめ続けてしまう。わたしは何かを観たことによるマウントを行いたいわけではない、と思う。ただ、自分が今ラリっているブラントを配りまくっているジャンキーのようなもの。たぶん。ヘイ、ニガ!一緒に吸おうよ!みたいな。たぶん。知らないけど……。僭越ながら紹介させていただきます。とっておきのブラントなんだぜ、ニガ。

長い前置きすみませんでした。

◆超オススメ

①映画「お嬢さん」監督:パク・チャヌク

韓国鬼才によるエロサイコミステリーしか百合韓国映画敬遠しがちな人は度肝抜かれるので観てください……。戦時下、美しい日本庭園で美しい衣装を着て日本人のフリをする朝鮮人たちが騙し合うんですが、セリフがずっとカタコトの日本語。この時点でカルト映画だ!となるんですが、話の展開も予想だにしない方向へと引っ張られていき目が離せないです。しかも最後が爽やか。イェーイ!となるという。とにかくエロいんでそこ目当てでも観て欲しい。

公式サイト:http://ojosan.jp/sp/index.html

②映画「コクソン」監督:ナ・ホンジン

韓国の寂れた村に國村隼が住みついてから、村人が家族を惨殺する事件が相次ぐ……なんで國村隼?本当に犯人は國村隼?なんでフンドシで鹿の生肉食べてる國村隼?こう聞くとB級映画しか思えないと思いますが、カンヌ出品も納得のテーマへと迫っていく。何を信じるのか?終わり方は苦手な人もいそうだけど、でもそういう人こそ観るべきだと思う。途中、祈祷師なる人物がドラをジャンジャン鳴らしながらヤギの首をかっ切るシーンは尋常じゃない高揚感が得られます

公式サイト:http://kokuson.com/sp/

③映画「くすぐり」監督:デイビット・ファリア

Netflix話題を呼んでいるドキュメンタリーニュージーランド記者が「くすぐり我慢大会」なるものを見つけ取材を申し込むと「オカマ野郎には関わって欲しくない!てめーはクソだ」のような攻撃的な返事。調査を進めるうちに、まるでゲイポルノのようなくすぐり動画を撮影し、恐喝に用いていたことが判明する……。

実話であることが恐ろしすぎる!見ず知らずの若者を支配し人生をぶち壊すことにしか興味がない恐ろしきサディストの話。こんな怖い話があってたまるか……。ゾワゾワしたい人は是非観てほしい。すごく怖い。

参考サイト:http://cinemandrake.blog.jp/くすぐり

④本「勉強哲学 来たるべきバカになるために」著:千葉雅也

勉強するとはどういうことか?勉強するとはキモくなることである勉強すると100%キモくなる。なぜなら周りのノリに対し浮くからだ、という箇所に大納得。でもそれでも勉強してしまう。なぜなら自分が変わっていくマゾヒスティック快楽があるから。勉強とは、今までわからなかったことがわかること。言葉自分のなかで血肉を持つこと。でも言葉自分環境を一度切り離し、客観的に捉え直すことが必要自己啓発書風だけど中身はすごくわかりやすいドゥルーズだった。わたしがなぜ学生の時にドゥルーズに心惹かれたか、腑に落ちた。とても平易な言葉で書かれているけれど、勉強のものに切り込んでいくのでスリリング。名著だと思う。……伝わってますか?すごく読みやすいのに考えさせられる、とてもよい本。

テレビシリーズ「ル・ポールドラァグレース

こちらもNetflixにて。アメリカンドリームを夢見る、人種バックグラウンドも様々なドラァグクイーンたちがバトル!ル・ポールの前で1番を競い合う。カーテンドレスを作ったりものまねショーをしたり。あれ?意外に予算がかかってない?しまむらチックな私服を着た屈強な男たちがメイクと豪華なドレスで美しく変身する様、見習わないといけないなと思わせます。そしてなんてったってル・ポールが美しい!普段はダンディなスキンヘッドの50代のオジさま(声だけ女)なのに、ひとたびドレスアップすると193センチの美女!日本の番組ありがちな、 「でも実はオッサン」的ないじられ方をすることなく、ただただ美の化身として存在するル・ポール尊いです。あと発音がわかりやすくてリスニング力を鍛えることができる。

⑥映画「モアナと伝説の海」監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー

海、砂、黄金テクスチャーが本物以上。海洋スペクタクルアドベンチャーモアナプリンセスというよりかは立派な施政者。16歳なのにあんなにしっかりしているなんて……。話の説明パートは歌かギャグが入るので飽きることがない。オチ完璧だったし、この映画を観て育った子供は絶対に自然環境破壊しないと思う。ホントか?半神ムアイは全身タトゥーだらけで顔もいわゆるディズニーヒーローとは違っているけど、とても愛らしい。ディズニーは反ルッキズムへと舵を切っているのかも。人間に御礼を要求する歌がいいです。派手なカニやココナッツマッドマックスも必見。

⑦映画「レゴバットマンムービー」監督:クリス・マッケイ

今激激激激オシしている映画。なぜなら全然流行ってないから。でもそれはどう考えたってオカシイだってこんなに面白い映画そうそうない。映画館で終始ニヤニヤ、たまにゲラゲラ、笑いすぎてむせてしまったかと思えばしんみりさせてくれる。バットマンでかつレゴ、でもどちらも必然性があるストーリー。レゴがとにかくかわいくカラフルで魅せられるんだけど、話は意外に考えさせられる。

ダークナイト」では、悪に対し私刑を加えるにすぎず、その行動がより悪を増長させ自らもまた悪の似姿となるバットマンが、アメリカオーバーラップさせる形で描かれた。奇しくもジョーカーを演じたヒース・レジャーの死によってダークナイト問題提起に答えが与えられることはなくなってしまったが、その答えを与えるのが「レゴバットマン」。まじです。しかも子供も楽しめる。すごい。ウォルデモート卿やマトリックスエージェントキングコングまで。騙されたと思って観てください。

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/legobatmanmovie/

オススメ次点

⑧映画「アシュラ」監督:キム・ソンス

韓国ノワール。人がイヤな死に方をすることでは天下一品韓国映画にまた一作、観ていて痛そうな映画が。サイコ市長に飼い犬のように使われるダーティ刑事が牙を剥く。観終わったあとに結局なんだったのか?感が否めないが、市長がフルチンでキレたり、やたら痛そうな拷問など、観ると楽しい。主演が西島秀俊に似ている。

公式サイト:http://asura-themovie.jp/

⑨映画「ムーンライト」監督:バリージェンキンス

閉鎖的な黒人社会でセクシャルマイノリティとして生まれたこと、というよりかは孤独な子供あるあるとして観た。静謐さ、不安定な視界、不安げな表情、どれも既視感のある普遍的ものだったので、不器用な子供だった人にすすめたい。また、車、言動、振る舞い、筋肉、どれをとってもギャングスタに憧れないわけにはいかなかった。

公式サイト:http://moonlight-movie.jp/sp/

⑩映画「湾生回家」監督:ホアン・ミンチェン

台湾で生まれ育つも敗戦により引き揚げざるを得ず、しばらくかの地に足を踏み入れることのできなかった日本人を追ったドキュメンタリー故国ではないところに故郷がある人の、心はいつだって異邦人という言葉に痺れる。人の優しさと詩情に満ちている。

公式サイト:http://www.wansei.com/

11映画「スウィート17モンスター」監督:ケリー・フレモンクレイ

とにかく女の子ダサい二日酔いから覚めると一人しかいない親友といけすかない兄貴がウチでヤッてた!?最悪な気持ちのまま適当アジア系のイケてない男の子デートしたり先生悪口言ったり、ジタバタ。パーティで人に話しかけることができなかったり、目も当てられないが、それはまごうことのなきいつかの自分。近頃よく見るイケてない青春ムービー一角だが、大した事件が起きないのにしっかり成長するので見ごたえがある。サントラがいい。

公式サイト:http://www.sweet17monster.com/

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