2024年09月25日の日記

2024-09-25

白人酋長って、純文学作家様なら土人が書いてる転生モノで新しいものが書けるはず、って発想のことだよね

「異世界×日本スゴイ」に秘められた“欲望”とは...ラノベ界→純文学界へ“転生”した市川沙央が読む『大転生時代』(島田雅彦 著) | 文春オンライン

この記事代表的なんだけどさ、ブコメがすでに多数指摘してる通り、「なろう系」を語る批評家って、「なろう系」全然読んでなさそうだな……ということがありありと伝わってくるよね。

まあ、なろうなんて安っぽい娯楽でごぜぇますから一生読まなくてもいいと思いますけども、それでも読んでもない人には「なろう系は〇〇ばかり」とか「なろう系にはない発想」とかい表現は使ってほしくないわけだ。

純文学というハイカルチャーの一員だから、遥か下に位置する(ナ)ローカルチャーなんて数作読めば語れると思ったか白人ましゅごいです!!!

ほぼほぼ

記事違和感のあるところをコメントしていこう。

(なお主に男性向けを念頭に置いて解説する。実は2024年小説家になろう女性向けサイトなのだけど、歴史的には最近まで女性向けは傍流であったし、「なろう系」などという言葉を使ったとき女性向け作品イメージされることはおそらくまれからだ。)

その「小説家になろう」に投稿されていた『転生したらスライムだった件』が異世界転生ブーム火付け役と言われるように

2013年連載開始の転スラが火付け役なわけねーじゃん。

俺はログホラが書籍化されたあたり、2011年くらいからなろうを眺めているんだけど、そのころにはとっくに「異世界転生」がテンプレとして確立して流行してる。

定説では、ゼロ年代に隆盛を極めた二次創作文化からの輸入設定だろうといわれていわれてるな。

「好きなマンガ世界に行ってキャラたちと交流したい」という素朴な欲望を実現するために「マンガ世界に転生」という設定が流行り、それがWeb小説読者の中で当たり前のお約束として定着したあと、誰かがオリジナル作品でも「異世界転生」が使えると大発見したわけ。

異世界転生」に限らず、Web小説文化とは、お互い設定をパクり合う一種生態系を通して、お約束を研ぎ澄ましていくもの

転スラが火付け役なんて言っちゃうのは、出版界で一番売れた作品しか見てねーんだろうな。

俺は一般小説も読むから、転生と聞いて「異形の設定が突然現れた!」と興奮して世代論を語りたくなるのもわかるけどさ、海面から顔を出した氷山の一角を見たところで、氷がどのように成長してきたかわからん

お約束形成過程を知ろうとすれば、そう異形でもないということがわかるはずなんだけどな。

ここまでパワフルな大転生時代が招来された要因はひとえに、読者の欲望ダイレクトに満足させるストーリー展開にある。主人公チート能力による問題解決連続、いわゆる無双状態快感を求める若者層(実質的中年層という説もある)

俺TUEEEモノというジャンルのことだな。なろう小説は決して俺TUEEEモノだけの世界ではないので「ひとえに」とまで言うと嘘だが、Web小説で人気を得るためには必ず意識しなければいけない、大本の土台的なジャンルであることは同意できる。

ただ一つ付け加えると、俺TUEEE小説の魅力というのは、現代日本大谷旋風や藤井竜王名人ブームと全く同一のものであり、決してなろう系特異なものではない。

大谷ファン藤井ファンも、野球将棋ルールすら知らない人が大多数だろう。ただ大実績を積み重ねるという情報、「クソ強えー!」ただそれだけの情報原始的で荒々しい魅力は、他の洗練された娯楽コンテンツのどれよりも普遍的に我々を惹きつけるものだ。

よく大谷藤井を称賛するのに、「マンガだとリアリティがなさ過ぎてボツになってしまう」という言葉が使われるが、これはなろうの俺TUEEEモノがなぜ受けるかという理由でもある。

それは転生とか異世界とか、リアル現代日本から舞台を変えてしまうことで、読者が求めるリアリティ基準を下げ、摩擦なく最強キャラを出すことができるからだ。事実として、大谷より強い野球選手も、藤井より強い将棋棋士も、Web小説界には人気作品として普通に存在するからな。

われわれにとって理想世界はつねにどこか遠くにある異世界ガンダーラ)であり、理想世界を構築するための力とは、上から与えるものか、与えられるものであり、落差を利用した一発逆転の魅力の前では、内発的な自立心と漸進性など相手にされない。私はこうした異世界転生ジャンルの発生原理を、ギブミーチョコレート症候群と呼んでいる。

俺は『異世界食堂あんまりきじゃないんだけど、この批評はさすがに『異世界食堂』を読めていなさすぎる。

異世界食堂」とは、1週間に1度だけ異世界から来客が訪れる、現代日本食堂を指している。誤解しやすいが舞台異世界ではなく日本だ。

そして小説異世界食堂』も1週間に1度だけ更新された。作中設定と、小説更新頻度の一致は何を意味するか。

読者を異世界住民見立てているのである

なろう読者は毎日毎日異世界主人公が大活躍する小説を読んでいる。異世界冒険者であったり、国王であったり、魔王であったり、感情移入しながら読んでいる。

そして、感情移入継続したまま、週に一度、異世界食堂入店する。直前まで読んでいたなろう小説では戦場無双していた竜王も、異世界食堂の中では特別人間ではない。庶民食堂常連の1人として料理が運ばれてくるのを待つのである

そして、洋食屋で食べる料理の素朴な美味しさを追体験したあと、感情移入を解いた読者は、冒険者になったつもりで小説を読み耽るのもいいけど、気になる食堂を訪ねるのも楽しそうだなと思うようになる。

そして、異世界食堂は週に6日は日本開店し、読者であるあなたが訪れるのを待っている……、これが小説異世界食堂』の仕掛けである

毎話挟まれる、

・一応ファンジーです。

・剣も魔法存在しますが、あまり活躍しません。

・店主は普通おっさんです。料理以外できません。

という但し書きは、このアンチなろう性をわかりやすく読者にアピールしている。

よって「理想世界はつねにどこか遠くにある異世界ガンダーラである」という市川沙央の読みは完全に誤読だ。

遠い異世界に夢中になってないで、身近な幸せにも目を向けようよというのが『異世界食堂』のメッセージなのだ

なお余談だが、「ギブミーチョコレート症候群」というような、人を病として勝手に診断しレッテルを貼る行為は、10年後には炎上ネタになってそうな気がする。

——巷に出回ってる小説なんて自分に都合のいいユートピアを作りたいだけじゃないか。何の障害もなく、他者存在していないから、どんなヘタレも無敵になれる。本当の異世界あんゲームみたいにイージー世界じゃない。

これは小説から引用であるので正確な文脈はわからないのだが、こういうこと言う人には、「あなたはリゼロスバルくんになれるんですか?」と聞きたくなるな。いや転スラのリムルくんでもいいし、他の主人公でもいい。なれるの?

かに、彼ら主人公は都合のいいチートを持っている。しかし、同じチートを与えられれば、あなたにも同じことができますか?と問われれば、間髪入れず無理と答える程度には英雄的だ。リゼロスバルくんは死んでも生き返るという能力を持つが、何十回と死に続けても諦めず立ち上がり続けることなぞ、常人には絶対不可能だ。

この島田雅彦の書く一文からは、島田異世界転生の表面的な部分しかメタれていないことがありありと伝わってくる。

真に、異世界転生を突き詰めて考えるならば、問題として提出すべきなのは「都合のいいチートを得た、ただそれだけなのに、なぜ現代日本人が英雄になれるのか」である

転生系ライトノベルの型(パターン)においては「わたしは突然前世記憶を思い出した」の一言存在と一回性の人生尊厳をまるごと抹殺されてしまう転生先本来人格について本作は透明化することなく、むしろ転生という事象から生じうる共存理想をいくつかのかたちで示している。

?????

それ、転生モノの一大テーマですけど?????

かにスルーして単純化する作品もたくさんあるよ。一方で、転生モノの見せ場と言えるくらいには、問われ解答されてきたテーマでもある。

島田雅彦『大転生時代』の解答は、2つの魂が1つの身体共存するとのこと。

なろう視点で見ると、身体共存モノはごくありふれた設定だ。というかそれ転生モノじゃない。いわゆる脱法転生モノという類のもので、なろう運営異世界転生転移モノに対しランキングで不利になる規制をかけたとき特にかなり流行っていた印象だ。現地人を主人公にしつつ(規制回避)、日本視点を都合よく設けることができるからな。

「転生=人格塗りつぶし問題からは、「主人公は、前世自分とどこまで連続していて、どこから不連続なのか?」「主人公地球存在か? 異世界存在か?」「主人公の本当の両親は地球の親か? 異世界の親か?」など、物語面白くする様々な問いが派生する。名作と呼ばれる転生モノは、少なくとも部分的には答えようとするものだ。

島田雅彦の『大転生時代』は、市川沙央の書評を読む限り、問いに真正から取り組むのではなく、ただ回避しただけにしか見えない。

(4ページ目から5ページ全体)

市川沙央氏の文章は全体的に意味が取りづらいが、4ページ目から特に何が言いたいのかわからない。連想ゲームで思いついたことを繋げているだけに見える。いくつかわかるところだけコメントをつける。

異世界転生ジャンルが、経済的文化ギャップから生じうる植民地化の欲望を下敷きとしていることをすでに述べた。

「すでに」というので、前の文章を読み直したが、ただのチェリーピッキングだ。

市川沙央は『異世界食堂』を誤読していることは先に述べたが、一方で『異世界食堂』が「日本スゴイ」モノであるのは正しい。「食」という文脈で、日本異世界より文化的に上回っているという設定であるのも正しい。

しかし、『異世界食堂』が、転生/転移モノの代表的作品か?というと、全く違う。

先に引用した、「一応ファンジーです」「剣も魔法存在しますが、あまり活躍しません」「店主は普通おっさんです。料理以外できません」からわかるように、『異世界食堂』は正統派的なろう系作品の逆を行くものである

まり正統派とは「主人公が剣と魔法で大活躍」する作品のことだ。

となると、はて、日本に剣や魔法があっただろうか? そう、異世界とは剣と魔法先進世界であり、日本は剣と魔法後進国だ。ギャップ上下が逆なのである

よって、大多数の転生モノにおいて、主人公無双する力を身につけるのは異世界においてである。転生者だから強いわけではない。超一流の戦士の家に転生したかであるとか、転生設定を完全に抜いても成り立つような作品が多い。

1ページ目の、

無双状態を引き起こすチート能力とは、主人公異世界人たちつまり世界世界ギャップによって生じるもの

という表現ときは、「主人公日本では活かせない巨大な才能を持っている」という風に善解すればギリ意味は通るかなと考えたが、4ページ目で「経済的文化ギャップ」とギャップの中身を限定してしまったところで、市川沙央は言い逃れ不能な馬脚を露わにしたといる。

(正確に言えば、「日本古武術を修めていたから強い」とか、「魔法イメージが力の源泉であり、日本人は水などをH2O化学式レベル理解しているから強い」とか、文化ギャップ無双する作品もないわけではないが、稀な設定だし、説得力があまりないのでかなり昔に廃れているはず)

ポストヒューマンSF

俺は序盤しか読めていないのだが、ポストヒューマンSF的な転生モノの話をするならば、『幻想再帰のアリュージョニスト』は避けて通れないかなと思う。代表作だよね。

現実的にわれわれの実社会で開発が進められているメタバースはむしろこうした摩擦のなさ、都合のいい自己実現、そして管理社会の強化の方向性を持つものではないだろうか?ほぼほぼほぼほぼ

知らんけど、VRChat民とかこの一文読んだらあまりの雑さにキレるんじゃね、知らんけど。

おまけ、転生モノを語るなら、まずこれを読め厳選3作品

生モノ多様性鑑みるいくらでも追加できてしまうが、絞りに絞るとこんな感じかな。

1. 最強呪族転生~チート魔術師のスローライフ~

スタンダードな転生最強モノ。頭空っぽにして読む類の作品。完結しているが、最後までずっとワンパターンなので、だいたいわかったらそこで読むのをやめて良し。

2. 無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

序盤展開は当時流行ってた人気転生モノのまんまパクリ。そこから、今でも名作として語り継がれる作品となったのは、「転生」という設定から生じる数多の問いに、真正から向き合い答えを出したかである。転生モノ無職転生越えるのってはっきり言って無理じゃないかな。削除されたアイシャ編含め外伝まですべて読もう。中でも『王竜王討伐』という外伝は、作者の理不尽な孫の手先生が、なろうを知る前に書いたもの。「これをなろうにローカライズしたら無職転生になるのか」ととても勉強になる。

3. 超世界転生エグゾドライブ -激闘!異世界全日本大会編-

生モノメタった作品を書く上でのお手本になる作品。ありきたりの発想でなろうを揶揄って恥かく前にまず読もう。「転生モノって植民地主義じゃね」ってネタも組み込まれているぞ。また、人外転生とか悪役令嬢転生とか、転生モノの主流変形パターンもかなり網羅的にネタにしてくれているので、転生モノを手早く知るという意味でも便利な作品だ。

anond:20240925050448

まずスポーツがつまんねーの

ゲームチート使って9999勝0敗みたいにできないのはクソつまんねーの

anond:20240925004445

ぼくは172センチで低身長じゃないもん!高身長には癌のリスクが!って大騒ぎしてるところ申し訳ないけど172㎝は小柄じゃない?言い方変だけど小柄の中でもでかい方ってだけ。癌のリスクなんて身長意外にもあるし、わざわざ書くなんてその身長はよっぽど自慢なんだな。

スポーツ経験乏しいやつって大丈夫なの?

人生楽しくないだろ?

スウェーデン移民に500万円あげるから国外退去して」


500万貰って帰ってからまた戻ってくれば何回でもおかわり可能じゃん。急げ!対策されても知らんぞー!

anond:20240925045715

90分たったらでてけ!!!

って店も言わないのが悪いと思う

飲み放題の店もそうだがでてけ!って店が言うべき

店員落武者の格好して言うべき

anond:20240925042634

既に時間制限店はあるようだな しかし1オーダー制なら都度注文すれば長居可能

例えば90分で退店まで要求する店はあるのかな(再入店まではさすがに拒否できない気もする)

anond:20240925043235

吃音じゃねーじゃん

吃音はこうだろ

おおお俺もこっ…子供の頃から吃音…で小学生の頃まままで…真似され…まくってバババカに……されたけけけど……おおお大人になっても……たったったまにま真似して…来る小学生みたいななな……大人がががががが……居るから社会って…こっこっ怖いよ…ね

anond:20240924225138

おっしゃるとおり、日本グラフって滑らかでないところがいくつもあります

今回は、800万円から1000万円あたりの話だったので、それについて書きました。

 

 

扶養の壁があるから今年はこれ以上バイトしないとか。

子ども手当がもらえなくなるから残業を調整するとか。

 

こういうのは税金制度おかしいと思ってます

個人のためにもならないし、国全体のためにもならない。

 

少し多く働いたら、収入はそれにしたがって少し多くなるべき。税金もそれに従って微増すべきと思っています

X、ブロックされても投稿は見られる仕様に変更

これ良い改善だと思うんだけど不満に思ってる人多くて驚き。正直ミュートだけで良いと思うんだよね。

ブロックして見れなくしても新規アカ作って見に行くから意味無いし、完全シャットダウンすると今の時代マジで刺されるよ。イベント行くとかどこどこ行くとか今便所とか何でも呟いちゃうから

[]

リサイクルショップで母の姉がまじないの本を売りに行ったが、そのなかで欲しい本があったのでもらった

一方、父は魔法使いの店で変な薬を飲まされ、視覚異常を起こした

家に帰ると、家に閉じ込められた家事メイド掃除をしていた

そのメイドメタモンみたいなもので、自在に変化する、しかも死なない

メイドが巧みに私たちを騙し、外へ逃げようとしていたので、仕方なく永久に葬ろうとした

メイドを消し去ろうとすると様々なものに変化し、毒蛇になって噛みついてきたが、最終的に私たち家族は究極魔法burveで街ごと破壊した

ライブ中にお客は歌うなってマジで言ってんの?


アーティストとの一体感を求めてライブ行くんじゃないの?手拍子NGは笑ったわ。

声が聞きたいだけなら家でCD聞いてりゃ良いじゃん。アーティストと一つになれないならマジで行く必要無いじゃん。もうライブ不要だな。そういう時代なのかもな

>私は舐められやす人間だが、おかげで人を舐めることが習慣化してる人と話すとボロ出すから助かる

俺も子供の頃から吃音小学生の頃まで真似されまくってバカにされたけど大人になってもたまに真似して来る小学生みたいな大人が居るから社会って怖いよね

anond:20240924194054

婚活するようになって気づいたけど、男からしたら義理男の子って存在は厳しい。

完全に自分の息子として接して育てていいならいいけど、そうでないなら異様な存在しかならない。

小さいうちはいいけど、大人になってきたらほんとに無理。

反抗期かになったら完全に警戒すべき他人として認識してしまうと思う。

これはオレを含む多くの男は、親子以外で仲良くても男同士で優しくしあうことなんてないからだ。ましてや反抗期なんてあったら単なる敵としか感じない。

これは良い悪いではなく、男同士の社会がそうなってるからだ。

からロリコンとか関係なく無理。

まあそもそもオレは義理の子自体無理な傾向あるけどな。

脳に電極を入れて電気流してる奴はいるんだろうな

脳に電極を入れて電気を流せれば

こんな時間に目覚めることもないのに

そして一瞬で眠りにつけるのに

なぜそんな簡単な事もできない時代なんだろうか

だけど脳に電極をいれて電気を流してる奴は

世の中に何人もいると思う

何十億人も人類はいるんだ

きっといる

ずるいなあ!!

脳を一瞬で制御できて

ずるい!

>「カフェお仕事コーヒー1杯で“長居問題に店が悲鳴 「8割がカフェワーカー」

本当に出て行って欲しいのなら『滞在1時間まで』とか張り紙出すと思うからそれまでガンガン居座って良いぞ

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