はてなキーワード: 来賓とは
僕(日本人男性 K)は、タイで知り合って3ヵ月間程度のお付き合いをしていたタイ人女性に、「来週末、私の田舎へ一緒に行かない? 親にも紹介したいし、友人の所でパーティーがあるの!」と誘われた。興味深々で、もちろん直ぐに僕は「OK!」と告げた。
今思えば…それが安易で大きな失敗だった。
彼女がどんな所で育ったのか?両親や家族はどんな人でどんな生活をしているのか?
タイ人の生活自体を除いてみたい!と、何も考えずに一言返事で「いいよ」と言ってしまったのだ。
タイ人の彼女は、綺麗な衣装で着飾って僕の傍へやってきた。衣装をひらひら嬉しそうにはしゃいでいる彼女に、僕は、彼女に「おー、綺麗だね~、可愛いね~」と褒めたたえていると…。
何やらタイの民族衣装のような服を差し出されて、「あなたも、この衣装に着替えて」と彼女に言われた。
支持されるがままに、タイの民族衣装に着替え、生まれて初めて化粧まで施された。その間に、彼女はどこかへ消えて行ってしまった。
その後も、彼女の付き人の様な人?に言われるがままについて行き、パーティー会場とやらに案内された。パーティー会場を見た時、「おー!彼女が言っていたパーティーって、友達の結婚式かぁ⁉」と、初めて見るタイの結婚式が、どんなものか興味深々だった。
しかし、その後、案内されて座った場所は、「あれっ?えっ?ここって、新郎新婦が座る席じゃないのか???」、横にいる彼女に、あれこれ尋ねていると、彼女は、「いいから、言われた通りにして」と、何やら儀式の様なものが進行していった。
うっ、嘘だろ?! もしや、これは自分の結婚式か? いや…間違えない!うわっ、やられたー!何で僕が会って3か月程度のこのタイ人娘といきなり結婚しなくちゃならないんだ?
と、ここで初めて、自分が新郎で主役なんだということを理解した。しかし、これは何かの間違えだ!と騒ぎ立てるほどの勇気もなかった。
結婚するなんて言った覚えはなーい‼
結婚式を終えて、さて、この後どうなるのか?
その日、言われるがままに儀式を終え、大勢の人たちと会食をし、多くの人たちと握手を交わした。タイの結婚式では、その出身地の習慣にもよるらしいが、宴会の時間に終了時間を定めていないことが殆どだそうだ。
来賓客が全員帰れば終了となる。なにしろ朝から、とてつもなく長い一日だった。
さて、何だかわからないまま自分の結婚式が終わり、彼女の実家へ移動してきた。まだ、今日の出来事について頭の中が整理できずにいる中、彼女のご両親は、「ここに座りなさい」と言い、お茶を入れてくれた。タイ語で何を言っているか分からないが、彼女の両親や姉妹兄弟ら家族の話をぼんやりと聞いていた。
ご両親の話を、彼女が僕に英語で説明し出した。どうやら、今日の結婚式の費用を払えと言いたいようだ。領収書や紙に書き出した費用を計算し、全額で25万バーツを僕に支払えとのことだった。あっけに取られて彼女や家族の話を聞いていたが、さすがに理不尽な請求に対して、やっと言わせてもらった。
「自分の知らないところで勝手に結婚式の計画を立てられて、いきなりやって来た場所が自分の結婚式なんてあり得ないし、これまで、結婚する約束を彼女と交わした記憶もない!なぜ、僕が支払わなければならないのか?」
彼女とその家族は、一瞬、顔色を曇らせたが、その後、彼女の父親がこう言った。
「娘の結婚式は大成功だった。日本人男性と結婚式を行った娘は、近所の人たちや親類にも今や自慢の娘となった。君が、25万バーツを払ってくれれば、今後、娘との関係を断ち切って自由になってもらって構わない。
※解説:「婚約不履行」とは、正当な理由もなく「婚約」を破棄した者は、損害賠償義務を負う。
なっ、何だって?最後の訴えるとか訴えないとか?!自分は、何か違法行為をしてしまったのか???…いや、タイの法律って?そんなわけはないはずだけど、訴えられたくない!どうするか…? でも、25万バーツを払ってしまえば、これで彼女ともこの家族とも縁が切れる…のか。
彼女の家族に囲まれて、結婚式費用を払えと追い込まれ、尻込みしたのも理由の1つだが、、それより、正直なところ、彼女との縁を断ち切りたかった。一晩、考えに考えた結果、次の日、僕は、25万バーツを用意して彼女の家族らへ支払った。
それから、彼女とその家族へ挨拶をして別れを告げたが、彼女も家族らも、僕なんてどうでもいいといった態度だった。
虚しさとこれまで感じたことない奇妙な気分で、僕は、バスに揺られながらバンコクの自宅へと向かった。あれから3か月が経とうとするが、彼女からの連絡はない。
終わり
こういうのが文才なんだな
https://x.com/cult_and_fraud/status/1835795538056515908
本日の朝日新聞1面トップ&2面のスクープ記事。参院選直前の2013年6月30日に自民党本部総裁応接室で安倍晋三首相・萩生田光一総裁特別補佐・岸信夫衆院議員が統一教会日本会長・国際勝共連合会長・日本総会長・UPFジャパン理事ら教団幹部と面談。参院選での北村経夫候補への支援を確認。
2005年に「あの教団は嫌い」と発言し、統一教会とは一定の距離を置いていた安倍氏がなぜ統一教会に組織票を依頼するまでになったのか。誰が安倍氏と統一教会を近づけたのかという最後のピースを示すものに?
2013年7月7日 やや日刊カルト新聞: 参院選で自民党と統一教会が裏取引か? (https://dailycult.blogspot.com/2013/07/blog-post_7.html)
統一教会では内部告発などにより教団のコンプライアンス違反が多数発覚している。それに伴い、警察・公安による教団への捜査も噂されている。
その情報を入手した統一教会松濤本部は、宗教法人取消し問題へ発展することを懼れ、ある有力な自民党議員を通じて安倍政権に接近したという
「ある有力な自民党議員」がポイント。11年前の記事に書いた伏線が回収されることになるのか
北村経夫候補が極秘に統一教会地区教会で講演「菅官房長官の仕切り」との証言
2014年10月、八王子での統一教会日本会長講演会で萩生田光一総裁特別補佐が来賓挨拶
2015年8月の統一教会の名称変更に関する疑惑のなかで統一教会からの働きかけには「世界日報→下村博文氏ルート」と「勝共連合→萩生田光一氏ルート」の二つがあったと指摘されている
2016年、安倍首相が統一教会会長と総会長夫人を首相官邸に招待との情報
2017年5月、統一教会北米会長一行が自民党本部で10人以上の国会議員と会談。韓国本部での報告会で「菅官房長官から首相官邸に招待された」と報告
2021年9月統一教会系イベントに安倍氏がビデオメッセージ出演し韓鶴子総裁を礼賛
この面談から9年後、安倍氏は統一教会の被害者から銃撃され亡くなった。その悲劇へと連なる最初のきっかけ、端緒はこの総裁応接室での面談だったったことになる。
自民党総裁室において総裁特別補佐が同席して行われた統一教会幹部との面談。2022年に自民党は党内現役国会議員に自己申告制の「点検」を実施したが、対象議員に配布した用紙には一枚目に「党として組織的な関係は一切ないことは確認済み」として党ぐるみの関与を否定する記述があった。赤報隊の捜査資料には自民党本部には10人前後の国際勝共連合メンバーがいたことが記載されている。第三者委員会などを設置し歴史的な経緯を踏まえて徹底調査が必要。
現在行われている自民党総裁選では自発的に統一教会問題に言及する候補者は皆無。出馬会見での質疑応答で私の質問に答えるという形でしか言及していない。今回、このような形で自民党総裁室での面談が明らかになった以上、各候補者は徹底調査を明言すべき
めずらしく我らが箕面市(”みのお”って読むよ)がはてブに挙がってきていたので書いてみよう。完全にn=1の視点なので、他に箕面市在住増田がいたら補足よろしくね。
なお、先に増田の投票行動を明らかにすると、国政では国民民主、府政では大阪維新、市政ではその時々という感じです。前回の市長選では維新候補(=現職)、今回の市長選は非現職に投票しました。
以下、これぐらいの適当感覚で投票している奴もいるよということで政治家の皆様はご参考ください。
各社報道ではそのように書かれていることが多い印象ですが、明確に維新候補を嫌がった結果かと言うと分かりません。
というのは、市議選挙では維新候補が全員当選していて、トップ当選の候補も含めて、比較的皆さん上位でもあるからです。
なので、シンプルに維新以外の候補を欲した結果である、とは言いすぎなんじゃなかろうかとの感覚があります。
もとい、そもそも現職の上島さんが当選した前回選挙を振り返ると、当時から維新を信任した結果だとも言い難いのではと個人的には思います。
前回選挙では、候補者が維新・共産・諸派(この方は兵庫県知事にも立候補されていますね)の三つ巴でした。
お察しのとおり、無党派層からすると、ほぼ選択肢が無い選挙です。箕面は従来転勤族が多く、子育て層の人口も多いと言われているところ(恥ずかしながら詳しく調べたことはないですが)、特段共産党優位の地盤というわけでもありません。
かといって自民支持の保守層中心というわけでもなく、国政の話になりますが民主党の政権交代時には民主党候補が当選していたので、それぐらいに無党派層が中心の郊外都市なんじゃないかと思います。
そして上島さんは箕面市議の出身で、市民に名前と顔も知られているので、この中から1人を選ぶんだったらまあということでみんな投票したんじゃないかなあ(よく行事で来賓として方方に顔を出されていたのでその意味で上島さんを知っている人も多かったと思う)。
結果として8割近くの得票で当選されました。
言い換えると、仮に上島さんが維新候補でなかったとしても(無所属その他で出ていたとしても)、多分同じぐらいの得票率で当選していたと思います。
現職の対抗馬となる候補が出馬しました。多分この一言で終わりそうな気がします。
今回市長選を制した原田さんもまた箕面市議出身で、途中で府議に行かれて……と、経歴としては上島さんと同じです。要は、一定の知名度があるんですね。また、現職より若くて、かつ若すぎない。
そして元自民なので、(議論はあると思いますが)名も知らぬ諸派候補よりは投票もしやすい。このような形で、現職候補以外の受け皿が登場しました。
近時の箕面市をとりまく一大トピックとして、「北大阪急行(北急)の延伸」がありました。大阪の大動脈である地下鉄御堂筋線、と直結している北急が、箕面まで延びてきたんですね。
延びる延びると言われ続けて何十年も延びぬまま、昨年ようやく開通したという運びでした。延伸によって箕面市内に2つの新駅が生まれ、関西ローカルの報道では結構取り上げられたりしました。
この延伸によって箕面はさらに便利になる……という触れ込みだったのですが、いざ開通してみると、逆に不便になっていないか? と感じる状況が生まれました。
その主因がバス路線の再編(ダイヤ変更を含む)です。北急延伸前は、当時に終点兼始発駅であった千里中央と箕面市の各地をつなぐような格好で阪急バスが運行されていたのですが、延伸によってこのあたりの路線再編が行われました。
これによって実質的にバスが減便になった地域があります。北急延伸自体に否定的な方はあまり見ない印象ですが、逆にバスについては不満を漏らす方は多く見られるかなあというところです。(実際、市議会でも取り上げられる程度感です。)
にもかかわらず「このバス路線は利用者が少ないのでこのままだと廃止されます!」みたいなことが書かれたチラシが投函されたり、市の広報誌でも特集されたりで、日常的にバスを利用している身からすると「そんなこと急に言われてもどうしたらええかわからんのやけど」という感覚にはなります。
そもそもバスを運行しているのは民間企業なので、どこまで行政からの投げかけができるのかという話もあります(これは他の地域と同じ問題ですね)。ただ、上島さんも選挙期間中に「阪急へ申し入れをした」「今後改善を図るな」ど訴えておられていたところ、それやったら最初からやっといてほしかったなあとの感想は否めないのではないかというふうに思います。
箕面は面積の半分ぐらいが山で占められていて(畑や田んぼもあるよ)、市としても自然の豊かさをアピールしているのですが、開発等でだんだん減っています。
身近なところでは、一部道路において、車道を狭めて歩道を拡張する工事が行われているのですが、それによってもともと歩道にあった街路樹と植え込みが基本的には撤去されて、アスファルトが広がるみたいな状況になっています。
たしか工事の目的は、自転車通行レーンを確保して、歩行者・自転車利用者の安全を確保するみたいな話だったはずで、実際に歩道が広がった事自体は悪くないと思うのですが、この季節の日中歩くと日陰もないので暑くて仕方なく、殺風景な様子に感傷的にもなります。
端的には、ここまでする必要があったのかなあという感情でしょうか。という感じで、緑をアピールポイントにしているのに、自己矛盾な行動してない? との感覚があります。
といった、実生活上の不満とか不安が積み重なった結果として、それが市長の権限でどうにかなるものなのかそうでないのかはさておき、別の選択肢が求められたんじゃないかなあと思いました(ちなみに上記の点は、原田さんが主張していた箕面の課題に含まれるので、感覚的に同意した市民が多かったのではないか)。ほんならちょうどよく対抗馬候補がいたので投票したと。子育て層や高齢者層ではまた違った感想を抱いているかもしれませんね。
2024年パリ五輪開会式に、日本から来賓としてだれが行ったんだろう?疑問に思って調べてみました。
開会式後の報道では見なかったので、Wikipediaをみてみました。「2024年パリオリンピックの開会式」
という項目がありましたが、「主な出席者」のところに日本のことは書かれていませんでした。同じ項目の他の言語を見たところ、英語版で、Yuko Kishida, spouse of the Prime Minister of Japan (representing Emperor Naruhito and Prime Minister Fumio Kishida)。フランス語版で、「Japon-Yūko Kishida-Épouse du Premier ministr」と書かれていました。英語版では要出典の記載がありましたが、フランス語版にはありませんでした。
過去の大会について調べて見ました。Wikipediaの英語版などによると、「2016リオデジャネイロ麻生太郎副総理///2012ロンドン野田佳彦首相///2008北京福田康夫首相」とありました。2008年の北京五輪で、福田康夫首相は夫人とともに出席したという報道を見つけることができました。2012年ロンドンでは、野田首相ではなく平野博文文部科学相が出席したという報道を見つけたので、Wikipedia情報が違っているようです。
脱線しましたが、私が知りたいのは、2024パリ五輪開会式に日本から出席したのはどなたなのかということです。総理夫人だったのでしょうか?もしかしたら秘書である息子さんも同行したのでしょうか?どういう経緯で選ばれたのでしょうか?国会議員が行かなかった理由はあるのでしょうか?いろんな疑問が浮かんでいます。
▼2018年、「旧統一教会」の関連団体「千葉県平和大使協議会」の大会に祝電を送る▼2021年7月、地元・千葉で「旧統一教会」関連団体の自転車イベントに来賓として記念写真撮影。参加者80人のほとんどが信者だった▼2021年10月、「旧統一教会」の機関紙「世界日報」のインタビューに応じて「半導体の安定供給を」と答えている。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359320
https://x.com/ashitawawatashi/status/1825432100906136038?t=b48oVw8xPWhNs_Phr4CGLw&s=19
統一教会のPEACE ROADイベントにおいて「自民党は公明党と自公連立政権だから、こんなことを言ったら怒られますけど、公明党さんが勉強されている教えより、皆さんの勉強されている教えの方が上ですよ。自民党の国会議員として真の家庭運動を推進できるように皆さんと一緒に頑張ります」と挨拶
https://x.com/cult_and_fraud/status/1824263162860015665?t=IgMGgx5ECnms4tDevHJ9IA&s=19
ずっとソフトウエアエンジニアで飯食っていたのですが、2021年4月からIT系専門学校の教員を3年間やってきました。
始めるうえでやって良かったこと。逆にがっかりしたことを書こうと思います。
いずれちゃんと書くつもりだったのですが、途中で飽きてしまったのでwとりあえず下書きっぽいのを投げてます。
—-
教員になってすぐに、理事長含むお偉方の前で模擬授業をやったのですが、そこでの理事長の評価がとても良かったそうです。私がいないところで褒められたので、どこが良かったのかわからないのですが、模擬授業中の他教員からのフィードバックでは、「常に教室中を見回して聞き手のことを見ている」「適当な時間に質問タイムを入れている」などをいただきました。この辺りは説明やプレゼンを数多くこなしていれば普通に対応できると思います。どちらかというと、「初手で理事長に好印象付けに成功した」が大きかったと思います。
とりあえず、なんとかなりそうだとの感触を持ちました。
さて、私は大卒で専門学校のことも知らないし教員歴もありません。
なので、経験のある社員教育(OJT)をベースに、不具合があったところを修正する、という方針で臨みました。
②課題解決のための材料の提供のみ行い、課題解決は自身で行なってもらう。こちらが全てお膳立てして、こちらの想定に沿った解決策の提示を行なってもらっているので、まだ自立しているとは言えないが、本人は自分の努力で解決したという自意識を持っている。
③「なぜこの課題を解決すべきなのか」という問題提起のみ行い、解決のためのリソースを入手するところから自力でやってもらう。これができるようになると、こちらの想定を超えた課題解決を行うことがあり、仕事を任せることができる。
こちらをベースに、不具合のあるところをアレンジする方針で臨みました。
基本方針は
①専門知識は全て教員が持ち、必要な情報を全て提供する「教師と生徒(≠学生)の関係」
②体調が悪い時には自ら病院に通い、専門技術を持った医者の医療サービスを受けるような「医者と患者の関係」
③RPGの「武器屋」のように、自ら魔王は倒さないけど、各自に合った良い武器の選び方、武器の使い方は教える「勇者と武器屋の関係」
③だけちょっと表現が違いますが、これが1番学生に通じやすかったんです。
また、学生は「さん」づけで呼びました。TPOによっては呼び捨てもしますが、「あの子」のような「子」とは呼びませんでした。「あの子呼ばわり」というとネガティブな印象の方が私には強いので。
基本的に学生との接触回数・接触時間を増やすことで、学生からの好感度・信頼度は上がります(人によって上昇率に差はあるにせよ)
朝早くから在室しているメンバーは固定されがちですが、まずは少数の学生であっても、良い評判を勝ち取り、口コミで他の学生評判が広がってくれれば良いと考えました。
これはずっと続けたかったのですが、特に3年目は仕事が忙しく、時間ギリギリに通勤するのがやっとだったので中断してしまったのが残念です。
専門学校が大学と違うところの一つが、専門学校にはゼミ・研究室がないことです。
コロナ禍でオンライン登校が多かったせいもあると思いますが、学生同士のつながりが希薄です。クラブ活動も全面ストップだったので、クラス外の学生、学年を跨いだ学生同士の連携はほとんどないように感じました。
大学だと、学生が何かわからないことがあれば、まず同じ研究室生・同級生に、次に先輩に質問し、それでもわからなければ教員に聞きにくると思うのですが、専門学校だと、割と軽微な質問まで教員にきます。もちろん困っている学生がせっかく相談に来てくれたのだからそのつながりは大事にしますが、教員に聞きにくるまでに捨てられた無数の質問もあったんだろうなと思いましたので、そちらをなんとかしたいと考えました。
こんな便利なツールがあるよ。よかったら授業で使ってください。という「紹介」をしました。
細かい使い方までは言わなかったのですが、特にグループワークで学生が自主的に使ってくれました。
特に人気があったのはMiro(ブレインストーミングやカンバンなど)、Figma(アプリのデザインなど)、Notion(技術共有などWiki的な使い方)などです。どれも複数人の同時編集機能があるので、グループワークで使うのに相性が良かったようです。
ツールの使い方、どんな図面・ドキュメントを書くかなど、学生同士が細かく相談したり、あるチームの成果を別のチームで紹介したり等、学生が自主的に動いてくれました。
統制が取れた、良いチームワークができたと思っています。
統制とは(辞書に載っている意味とは違うかもしれませんが)個人が自主的に別の個人やチームに共感し、自主的にその方針に従っている状態が保たれている時、「統制が取れている」と言う言い方を、私はします。
フォローアーシップが十分に発揮されている状態、と思って頂ければと。
1年目は登校授業が週1に制限されていたので、放課後の学生居残りまで発想が及ばなかったのですが、「夏休み中に登校して、学校で基本情報の勉強をしたい」との学生の申し出があったのでいろいろ調べたところ、前日までに登校計画書を提出すれば対応可能だとわかりました。計画書さえ出せば毎日登校でも良いそうです。その後、通常授業の日も事前に学生名などを届けることで教室が使えることになったので、できるだけ学生を呼ぶようにしました。
卒業の1年以上前に内定を取る学生もいますので、彼らに未内定学生のフォローを手伝ってもらいました。
「面接でどんな質問があるか」等、最新の就活事情は私もわかりませんし、その辺の情報は学生が1番詳しいです。
教員や就活支援担当のいうことより、同年代の学生の経験談の方が、説得力もありますし、学生も真剣に聞いてくれます。
さらには、就活フォローの名目で、学生との1on1に当てていました。
「自己PRのネタ探し」などの名目で、学生の経験などをかなり詳しく聞くことができます。普段なかなか聞けない「みんなより1学年上なのはなぜ?」などの質問もできますので、私にとっては貴重な時間です。
私は座学をほとんど受け持たず、実技メインの授業でした。
実技メインなのは助かりました。
技術者として他の人に指導なり水平展開するのと、基本的に同じやり方が取れるからです。
技術リーダーの仕事は「自身のスキルを持って、他の技術者の成果を向上させる」です。それは教員でもほとんど同じです。
受け持ちも3、4年生なので、2年以上プログラミングを学んだ人たちです。ずぶの素人集団ではありません。
特にグループワークの授業では「チームがより良い成果を出すためには、チームメンバーの技術、知識、経験をフルに生かすこと」を命題に、かつて学んだCrew Resource Managementの技術をベース(CRM自体を学生に学んで欲しいわけではないので)に、Psychological SafetyやHealthy Conflictの考え方を交えた取り組みを行いました。
引き継いだシラバスから、デザイン思考を用いた企画発案、スクラムによるアプリ開発を重点に、他の部分は極力削ぎ落としたり簡単に取り上げるだけにしたのも良かったと思います。
実際の授業では、先に挙げた通り学生同士の教え合いを活発化させることをメインに、こまめに学生の机の間を回って、学生から質問なり、ただの雑談があったときにすぐに話ができるようにしていました。
このあたりは、工夫というほどではないですね。
専門学校は1コマが50分しかないので、途中で集中力が切れてしまったら、時間内の回復は難しいです。
なので、できるだけ授業を止めない。たとえばあるチームの質問を他のチームにも展開したいと思った時には、その場で一旦授業を止めるのではなく次のコマの開始時にまとめて話をするようにしました。
逆に、これは50分持たないな、と思った時には、あえて中間に5分ほどアイスブレイクを入れることもあります。
この辺り、授業進行・クラス運営は技術ではなくアートだなと強く感じました。
基本的には「中間層の学生をメインに授業設計する」「よりできる学生は本人の自主性・成長力に期待する」「それ以外の学生は個別対応」で対応しました。クラスに40名以上もいると、全員個別対応はできませんので・
ただ、できる学生だからと放っておいてもいいわけではない。常に気を配っている姿勢を見せつづけないといけない。
で、そういう学生には「こちらからお願いごとをする」機会をできるだけ作るようにしました。
直近2年連続で学年総代を私のクラスから輩出させていただいたのですが、彼(女)らは、4月の時点では特に目立って他学生への気配り・目配りができるタイプではなかったです(仲間内では人気がある学生でしたが)。「総代候補」の学生数人を中心にこちらからお願い事を増やし「ありがとう」という感謝の意を伝えるようにしました。
結局、総代になった学生は、私から最もお礼を言った学生になりました。
総代になる学生は、何か具合の悪いことが起こった時に逃げたしだりやる気を失ったりせず、問題解決しようとするか、少なくともテンションが大幅に下がることがないですね。そういう「胆力」がある学生が結果的に総代になってくれて、個人的にはうれしかったです。
高校時代の出席率が良くない学生は、(高校の入試偏差値が高くても)成績がよくないケースが多いです。高校時代の出席率は入試担当部門に行けば見せてもらえるので(そのことを知ったのは教員やって1年以上経ったころでしたが)、予め当たりをつけることができました。
ちなみに今は高校時代の成績、出席率は教務担当はオンラインで見られます。なぜか国語の成績はシステムに入ってないので、そちらは相変わらず見に行かないといけないのですが。
人数はそう多くないのですが、高卒資格で入学してくる学生は、これらの情報がありません。学生のコミュ力は結構な差があって一概にいえないのですが、教員含む大人との駆け引きは苦手な学生が多い印象です。つまり、就活が大変になるということです。
調子の良くない学生の典型例として心療内科の受診経験者も結構いたのですが、教員にも隠していることが多く、引き継ぎにも書かれていないケースや、本人から他教員に言わないで欲しいという申し出もたまにあります。
私の場合、心療内科受診を勧めた学生に受診歴なしの学生はいなかったのですが(受診歴あるのに本人から申告されるまで気づかなかった学生はいます。)こういう対応ができる教員はそう多くないので、学生が隠したがる一員になっていると考えています。
対処法は学生による、としか言いようがないですね。学生むけの無料相談室を勧めるところまでは共通ですが。
前年度の担任から、「特に問題点はない素直な学生だが成績は良くない」という引き継ぎを受けた学生が、実は大人を騙すことになんのためらいも無い人物だったことがありました。私などからすると「こんな単純なウソが大人に通用すると本気で思っているのか?」と思える幼稚な対応でしたので、すぐに保護者連絡を取って(当然保護者は気づいていますので)、保護者・担任の連携が強固に取れていることをアピールすると、少なくともウソが通用しないことは気づきます。基本的には保護者から「先生、なんとか卒業だけはさせてください」という言質を取って、とっとと卒業してもらう、というスタンスです。
やたら素っ気ない態度と、1年の時から比較して成績が急降下していた学生がいたのですが、彼女の友人から「父親と決定的に仲が悪く、そのためか年長男性に心を開かない」ことを教えてもらうまでは、全くとりつく島がなく、苦労した学生がいました。会話が成立するようになってからも、特に強い言葉を使ったつもりもないのに学校に来なくなってしまうことが時々あったのですがなんとか就職も決まり、今は元気にやっている様子です。
出席率・単位が不足する学生には補習を受けてもらうのですが、私を含めごく少数の教員は「他の人よりちょっと多く学校に来てもらうことになったけど、これが終われば進級・卒業できるんだから、あとちょっとだけがんばろう」というスタンスでした。補習が終わり「これで卒業決定です。4月からは新社会人として頑張ってください」というと、学生自ら反省とか決意とかを言ってくれるので、こちらはそれを信じて送り出します、
一方で補習中ずっと説教モードの教員も多く、聞いているこちらがうんざりしました。説教しない教員同士で「学生はすでに十分反省しているのに、なんでまだ怒るんでしょうね」とヒソヒソ話をしてたものです。
事前に全く想定していませんでした。
私自身、大学どころか、高校、中学の先生と両親が面談をやっていた記憶がありません。
とりあえず
「できるだけエビデンスを揃える」
で臨みました。
成績の良くない学生・就職を控えている学生の保護者との面談は特に重要です。
「もうすぐ社会人なのだから、自分で決断・行動してほしい。先生にお尻を叩かれてから行動を起こすようでは困る」という保護者は多い、というか、ほぼ全員です。こちらももとよりそのつもりです。
単純に放置する保護者も多いのですが、「1人前になるのはゴールではなくスタートですよね?1人前の人間としての能力を持ったら、その力をどう使うべきでしょう?困っている人を助けるのも、力の使い方のひとつと思います」などと偉そうなことを言って、保護者連携を強化しました。
最新の就職事情がわからない。自身はIT系の人間ではないので、どういう支援をしたら良いのかわからない、という保護者の方には、過去の学生の活動事例、本校学生の就職先、勤務地などの資料をもとに、説明を繰り返しました。
大学の就活に関する情報はネットにたくさんありますが、専門学校生に特化した情報は意外とありません。それはこちらも同じなのですが、「ここは大学生とほぼ同じ。ここは事情が違う」という情報を集めてご報告しました。
「先生と会ってどんな話をしたらいいのかと思っていたが、お話できてよかったです」というメールをいただいた時にはホッとしました。
1. とにかく忙しい。
去年の3月末で辞めた教員の補充しなかったため、仕事が山積みになった
その前年にもベテラン2名が辞めていたので、土日も休めない状況になった。
2.やることがなくなってしまった
2年目で数値化できる数値はほぼずべて学年トップ。場合によってはIT学科トップや全校でも2、3番手などになってしまい、さらに上を目指すものがなくなった
校長など経営陣の意向を取り違える。他の学科長と連携しないなど、独自路線を突っ走る。かといって学科の取りまとめもやらないので、成果の出ない(クラス数激減)学科になった。
4. 他教員と話が合わない
4年ではスクラム開発を取り上げるのですが、4年担任はよくいえばスクラムガイドに忠実。悪くいえば批判的精神がない、なぜこういうルールになったのかまで考えが至らないタイプでした。
スクラムガイドには、チームは「10名以下」と明記されているのですが、チーム開発経験の乏しい学生にこの人数は多すぎです。
実際、成果を出したチームは4人チームが最も多かったのですが、ずっと多人数チームに固執し続けていました。
4年生は当然実力はあるのですが、それに見合った成果が出ませんでした
5.他教員が働かない
2、3名で案内をしていたのですが、体が不自由そうな保護者の方をエレベーターに誘導したり、 Permalink | 記事への反応(2) | 13:20
6年生担任が最高のパフォーマンスで学校を沸かしていると、知人がLINEで教えてくれた。当方、田舎の小さな学校だが、都会の大型校の話に驚くしかない(どこの県かは伏せる)。
とにかく、自分の学年とクラスの子供の自己肯定感を高めるために、ありとあらゆるネタを仕込んで、子供たちに実行させてるような気分にさせる。保護者からのウケもいいので、校長や教頭すら頭が上がらない。若い先生たちのヒーローらしい。いわば、最高の教師だと。
猛練習した結果、卒業生の2割が欠席。式の途中で気分が悪くなる子も続出。式の終盤になったところで6年生の一人に「揃っていない卒業式なんて意味がない、やり直ししよーぜ」と言わせた後に、最高の教師が大演説パフォーマンスをして、生徒と保護者を説得。その場で「卒業式のやり直し」を管理職に迫って、認めさせたという。
ほとんど卒業式が終わってんのに、別の日のやり直しをその場で決めるのかよ。テレビドラマみたいなだな、都会。
卒業式が2回もあってうれしいか?5年生とか、来賓とかスケジュールどうすんのよ。 そもそも、体調悪くするぐらい練習させてるとか、組体操とか、子供に現金扱わせたり、無駄に追加行事とか、ほかのクラス・学年を貶めかねない言動とか、私からすればダメ教師でしかないんだが。
知人は学校でなぜか動画を撮っていて、見せてくれた。私には、やはりダメ教師にしか見えなかった。
日本は広い。
コロナ禍でしばらく開催されていなかった国際学会が復活した。学会の運営は無難に進み1日のプログラムが終わった。夜になって、世界中の研究者が集まる宴会が始まった。会場のホテルには、すでに盛り付けられた料理が並べられており思わず食欲が高まる。
宴会開始時間になり、開会の挨拶が始まった。挨拶を勤めるのは地元の政治家の先生。が、話が長い。国際学会の宴会なので、共通言語は英語で進む。が政治家先生は英語が話せない。対して中身のない挨拶なのに、いちいち英訳が入るためただでさえ長い挨拶が倍の長さになっていた。スピーチ開始から10分後、ようやく終わったと思うと次の来賓挨拶が始まる。地獄かよ。
この辺りから静かにしていた海外の研究者たちが痺れを切らして雑談を始める。来賓の挨拶はまだまだ続いているが、もはや誰も聞いていない。自分も隣にいたフランス人研究者に話しかけたのだが、彼は目の前にご馳走を並べたままで長時間挨拶を聞かされるのは苦痛だ、Disasterと言っていた。
結局、来賓の政治家先生方の挨拶は合わせると30分にも及んだ。宴会時間2時間のうち、1/4が研究者でもなんでもない政治家先生の話に費やされたのだ。海外の研究者を前にありがたい話をしたという虚栄心は満たされるかもしれないが、時間の無駄なことこの上なかった。海外の研究者から見たら日本の運営スタッフはホスピタリティがなってないし、日本の政治家は国際学会に来るような人でも英語が話せない馬鹿なのかという悪いイメージしか残らないのではないだろうか。
宴会の挨拶なんて1人で十分で、「皆さん、ようこそ日本にお越しくださいました。コロナ禍を乗り越えて再び国際学会を開けることを嬉しく思います。本日はこの宴に地元の特産品を揃えました。私のイチオシはこのXXです。ぜひご賞味ください。それではみなさんグラスをお手に。乾杯!」(30秒)くらいでいいと思うのだ。次回参加するかどうかはわからないが、運営が改善されていることを望む。
奢る奢られる論争だけどさ
論争になるのも馬鹿らしいくらい本当はみんな答えを知っていると思う
言ったら終わりだし、みんな知ってると思うけど、最終結論として書いておく
男女に限らずあらゆるメンバーでの会の想定
お堅い会ならそもそも会費が決まっていて受付で払う
その会費を個人的に奢るとか奢らんとかはおかしいので、そこに奢る奢られは発生しないし、するべきでない
来賓や招待客は会費は払わないが、招待されれば寸志を払うのが普通だし、くれるならば受け付けは受け取るのが礼儀
もう少し気軽な会なら、幹事が決める
そのひとり分を個人的に奢ったりなどは嫌らしいのですべきでない
友人との会なら、どうするー?と言って、意見を出し合って決めればそれでいい
自分が正しいと思う意見が通らなかった場合、その会にはもう行かないほうがいい
基本はこんなもので何も難しくない
多人数なら要は場の空気、決定に従うだけでいい
合コン的なやつ
これは男女のパワーバランス、女に気に入られたい男と、男を品定めする女、という構図が多い以上、男側が多少見栄を張る流れになりやすい
これがいい悪いということではなく、女に気に入られたいと男が思うなら必然的に男が多めに払う必要がある
が、多くの場合、男側幹事と女側幹事がいると思うので、基本的には幹事同士でお互いのメンツをつぶさず、負担をかけ過ぎず、という額で落ち着くもの
幹事が決めたのなら、多少納得いかなかろうがそれに従うのがスマート
強硬に全額払うと言ったり、ぴったり割り勘にすると言ったりするとちょっと不格好
が、場の大多数のメンバーが、この会は失敗だったと思っている場合、ぴっちり割り勘にしましょうという流れになりやすい
失敗だったと思っている場合、女の方も借りを作りたくはないので割り勘を望む人が多いように思う
幸いなことに、男が全部払うものでしょみたいな女に出会ったことはないが、内心はどうかは知らない
奢るのが当たり前でしょみたいな女はごく一部のチヤホヤされている美人しかいないのか、出会ったことはないし都市伝説だと思っている
芸能人女ならそんな人もいていいのだろうと思うし、男もまあ払うだろう
ヨッピーが言ってた、男だけで女の分を全部持つ会
これは旧帝大サークルと女子大サークルの合同コンパなどでは発生する
逆に言えばそんな感じのコンパじゃない限りなかなか発生しない
要は男女であることをお互い色濃く意識する場で男女の人数差がそれなりにある大人数コンパでのみ発生する支払方なので、まあつまり、一定のメンバーがワンチャン狙ってる会であるケースが多いだろう
これは、当たり前のことだけど、個人と個人の関係なので、2人の同意で全てが決まる
お互い相手に気に入られたい場合、男は私が払いますよと告げ、女はいいです自分の分は出しますと申し出る
そこで男が少額受け取る場合もあれば、女が引き下がって次の店で女が奢ったり、後日プレゼントがあったりするケースが多い
奢り奢られは一時的に発生するがあるが、すぐに気遣いを返すのが大人の関係性だ
男からの好意がない場合、男は最初から割り勘にしましょうと申し出るケースもあれば、男である以上出そうとするケースもある
そういうケースで奢ろうとした場合に、いいよ出しますと女が言った場合、男は固辞せずにすぐに受け取る確率が高いと思う
女の方も、好意がない場合は借りを作りたくないので、割り勘を主張するケースが多い
好意ないのに来てやったんだから奢れみたいな女はほぼいないと思う
が内心は知らない
これはヨッピーなんかは否定しがちだったが、普通にお金持ってるほうが払うケースが多い
学生男と社会人女のデートなど、女が男に好意を持っていれば当たり前に女が払うケースが多い
学生男が社会人女を好きで、社会人女は好意はないけどたまたまデートしてあげた場合のケースなら、それは割り勘になるだろう
結婚相談所などでマッチングした初対面の男女のケースなら、その時どうするかのルールがあるのが基本
マッチングアプリなんかでルールがない場合は、関係継続を希望するなら男が奢ることを申し出て、継続がないと思えば男は割り勘を主張するだろう
そこで切られたことが露骨にわかるから、奢られない女は面白くなくて奢られないことに文句をいう構図が発生する
奢る奢らない論争の大部分はこの、初対面の品定め面接の場合でのみ発生している気がする
・場の流れ、幹事の決定、ルールがある場合はそこに従いましょう
要はこれだけでしかないし、皆が当たり前にやっていることだ
「奢るべき」「奢るべきはおかしい」みたいな「べき論」で語るからおかしくて、本当はべきも何もない人間関係の気づかいの問題
論争になるほうが不思議
「好意がないんだから得させてくれ」は人としては欠陥がある思考としか思えないし、そうでないならば、経済的に得させてもらえるだけの価値が自分にあると信じて疑わない人=美人芸能人くらいしか言えないような理屈だと思う
僕は地元駅弁大学を卒業し高校にて教鞭を取るアラサー教員です。
先週の週末うちの学校の事務所にいる県職員さんと食事に行きました。今まで帰り際に駐車場で挨拶したり話したりすることはあったのですが、勇気を出して食事に誘ったらOKだったのです。
彼女はとても大人しい印象でした。しかし食事中はとても明るく、それでいて上品さを失わない素晴らしい女性でした。学生時代の話や好きなドラマ、趣味など色々なことを話しました。2軒目のバーを出るとお互いほろ酔いで自然に腕を組んで歩きました。彼女を自宅の近くに送ってその日は解散したのですが、別れ際にハグをしました。性欲よりも圧倒的な幸福感を感じました。
昨日の放課後、来賓の方をお客様用昇降口までお見送りしたのですが、教室に戻る途中に職員用事務所を見るとちょうど窓際に座っていた彼女が頭を下げながら周りに見えないように手を振ってくれました。嬉しかったです。高校生の時、部活でグラウンドを走っていたら当時付き合っていた吹奏楽部の彼女が窓から手を振ってくれたのですが、この歳になってからその気持ちを思い出しました。
帰宅時、車に乗ろうとすると丁度彼女が事務所からパタパタと出てきて成り行きで僕の部屋で食事をすることにしました。僕が作った回鍋肉と味噌汁を彼女は美味しそうに食べてくれました。その夜彼女は帰宅せず、僕らは同衾(男女の共寝)しました。
今朝、夜明け前に目を覚ましタバコを吸っていると彼女も起きて来て、僕らは再び目合いました。気がつくと朝食を食べる時間も無くなっており、慌てて準備し別々の車で出勤しました。車から降りた彼女はニコニコしたまま控えめに手を振ってくれ、そのまま事務所に走って行きました。
教員用職員室に入ると、高校時代に僕を教えてくれたこともあるベテラン男性教員から「お前何ニヤニヤしてんだよ!気持ち悪いなぁオイ!」と言われ、妙に勘の鋭い先輩教員達からも色々追及されました。しかし絶妙なタイミングで若手の女性教員が教師とは思えないカーダシアン家の一員のような服装で「Good morning. What’s going on??」(彼女は純日本人です)というお決まりの挨拶と共に数十回目の遅刻をして来たため、先輩達は彼女への説教に移り事なきを得ました。明日も良い日になりそうです。
先日の安倍元総理の国葬を、ちょっとした施設の休憩スペースに設置されたテレビで知り合いと見ていた
管前総理の弔辞に思わず目頭が熱くなり、お互いに涙ぐんだのを気取られまいと、少し体をひねり親指の腹で薄く濡れた目頭を拭った
献花場まで赴くにはいろいろと調整が必要な遠方に住んでいることもあり、黙祷を捧げることしかできずに歯痒かった
来賓の献花が始まったころ、テレビの映像は献花場へと続く列を作る、弔意を伝えるために粛々と進む人々の姿を映していた
しっかりとした喪服のご婦人や、散歩途中のようなポロシャツ姿の老人、仕事を抜け出したかのようなワイシャツ姿の男性に、学生服に身を包んだ子どもなど、
まさに老若男女、偏ることなくさまざまな人によって列が形成されていた
その時、私たちの斜め前方に座って同じくテレビを見ていた70歳前後の老人が、その列の映像を見ながら「はっ、蟻みたいだな!何も考えてない働き蟻だわ!」と吐き捨てるようにいった
思えば弔辞の最中にもぶつぶつと文句を言っていて、周囲の人に静かにするようにたしなめられていた
注意されてからしばらくは居心地が悪そうに静かにするものの、数分経つと安倍元総理や弔問に向かう人々を貶める言葉を呪詛のように吐き出していた
弔問の列に並ぶ人々は黒っぽい服装に黒髪の方が多く、本能に従い花を運ぶようだと揶揄するために「働き蟻」と表現したのだろう
その発言をした本人は興奮しながら周囲を見回していて、うまくいってやったとばかりの表情だった
その後、テレビには反対派が映し出された
色とりどりの「のぼり」や看板を掲げ、ステージの周りに集まり、太鼓を叩いたり楽器を演奏したり、口々に何かを叫んでいた
その映像をみた私はつい「あっちが働き蟻扱いなら、こっちはシロアリの群れだな」と口を滑らせてしまった
知り合いは驚いた顔をしながらもこちらを見て笑いを押し殺していた
私の独り言が聞こえたのか、「シロアリ…」と少しの笑いで賛同してくれた方もいた
そして、このシロアリ発言は斜め前方に座っていた件の老人にも届いたようで、落ち窪んだ目でこちらを凝視していた
残りいくばくもない寿命を怨念に変換したかのようなエネルギーと怒気がこもった目線にさらされて少し困惑したが、何かあれば受けて立とうという感情が湧き出した
その老人はバン!と机を叩くとこちらに体を向け、かぶっていた帽子を剥ぎ取り「お前!」と勢いよく立ち上がろうとした
その老人の知り合いが落ち着かせようとしたが、老人の怒りは怒髪天を衝くばかりのようで、制止を振り切り立ち上がりこちらに向かってきた
「目上の人間をシロアリ扱いとは!」と怒り出したところで、その老人の頭部にほのかに残された白髪に気づき「ああ、ここにもシロアリ」と返したところで、私も知り合いに制止された
その後、興奮しながら何かを捲し立てる老人に周囲の人が「うるさいよ」「騒ぐならよそでやれよな」と聞こえるか聞こえないか微妙な声量で文句がわきたち、その老人は知り合いに捕まり、そのまま退場していった
働き蟻とシロアリなら、私は働き蟻でいい
日本に巣くい、内側を食い散らかすだけシロアリなどになりたくもない
そしてあの老人は国葬が終わった今、いったい何を生きがいに据えたのか