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2024-11-18

anond:20241118125547

魔法があって王政やってるような一個人の権勢がデカいなろうファンタジー現実比較しちゃ不味くね?

2024-11-17

anond:20241117224451

それはそれで問題があったか民主主義採用されてる訳でな

高学歴=99%富裕層なんで低学歴=99%貧乏人を代表する者は確実に必要なんよな

理想は半々

だが現状それは叶っていない

共産主義社会主義も結局は国の中枢に近い方から特権を得るだけのものだった

共和制とか王政ガチャからナシ

どうすりゃいいのかね

2024-11-07

自由価値は下がりましたか

自由に対する価値観時代と共にどのように変遷してきたかについて考えると、フランス革命現代日本の状況を比較することで、その違いが明確になります

 

フランス革命時代には、封建的身分制絶対王政の下で「自由」が抑圧されていました。啓蒙思想家の影響を受けたフランス市民は、自由平等友愛の実現を掲げて立ち上がり、王政を打倒し、社会根本から変革しようとしました。フランス革命における自由価値観は「命を懸けてでも達成すべき理想」であり、抑圧から解放民主的社会の実現が主な目的だったのです 。

 

一方、近代以降の自由主義や民主主義世界中に広がることで、多くの国では基本的自由人権保証されるようになり、特に日本のような成熟した民主主義国家では「自由」が前提となっています戦後日本国憲法は個人自由基本的人権の尊重を大前提としており、教育法律によってその価値が守られてきました。しかし、自由が当然視される状況では、それが「意識しなくても存在するもの」として捉えられやすく、自由に対する強い感受性価値観が低下する傾向も見られるのです 。

 

また、現代日本においては、自由に対する「制限」にも関心が薄くなる場合があるのは、社会的な安定や秩序を優先する傾向が強まったためと考えられます特に1990年代以降の経済停滞やグローバル化の影響により、日本では安定と安全が重視され、個人自由制限されることへの抵抗が薄れる現象も見られます。こうした状況の中で、自由に関する意識の低下は、歴史的背景と社会成熟経済的・政治的な安定が関連していると言えるでしょう。

 

自由への価値観歴史と共に変遷するのは必然であり、フランス革命のように自由が「得るべきもの」だった時代と、現在のように「当然のもの」とされる時代では、自由の捉え方が異なるのは当然とも言えます。この変化は、歴史の中で価値観社会構造が常に変化し続けていることの証拠であり、また人々の意識環境時代背景によっていかに影響を受けやすいかを示しています

2024-10-21

ディスコエリジウム』には多数選択肢があり、その中で一定の傾向を示すことで「俺は◯◯な人格かもしれない」と思うようになり

◯◯について考えることができるようになり、一定時間思考させると「俺は◯◯だ」というアイデンティティを得て、◯◯的な発言が増える

◯◯には、「終末論者」「芸術好き」「筋肉至上主義」「人種差別主義者」「ロック好き」「昔の彼女タラタラ未練」「ゲイ」「フェミニスト」「共産主義」「ファシスト」「リベラル」「倫理主義者」などがある

その中でも、数日目にどれか一つに決めることになる共産ファシストリベラル倫理イベントに組み込まれ特別人格である

このゲームにおいてはリベラルとは「経済自由主義金満主義、裕福なエリート思想」という扱いだ

倫理主義は、他3つにあてはまらず、ふわふわと人が良さそうなことを言っていると取れやす

このゲーム政治イデオロギーについてよく取り上げられる

舞台となる架空都市は、かつては王政だったが、共産主義者が革命を起こし王を討ち、しかし天下は短期間で終わり、革命直後で弱っていたところを他国リベラル連合に乗っ取られ半ば植民地化している

現状に馴染んでいる者もいれば、「王政だったころは誇れる国だったなあ」「革命成功した時は夢があったなあ」とうらぶれる者もいる

ある死体の身元や誰が殺したかを探るのがメインストリーなのだが、主人公がスプリチュアル方向を研ぎ澄ましていると死体対話することができ、

「お前を殺したのは誰だ」とストレートに聞くと「愛と共産主義によって殺された」と死体は答え、真相は実際にそうである

選挙シーズン政党診断についての書き込みを見ていてふと思い出した

一周目は政治思想、どれになったんだっけな

ゲーム中の思想であって、現実思想ドンピシャで浮き出てくるわけでもないけど

愛国者日本の文化とかが好きで愛国しているのであって、架空世界架空の国の愛国者共感はできずそういう選択肢選ばないかもしれないしな

2024-10-12

anond:20241012183935

王政打倒するまではよかったんだけど結局内ゲバ始めちゃったのがね

あんグダグダでよくイキるもんだなあと正直思ってしま

投げ込まれたら生き残れる自信がない

2024-10-04

世界の弱い軍隊たち

きょうは世界の弱い軍隊たちを紹介するよ!

サウジアラビア軍

絶対的王政権力の集中しているサウジアラビアでは、アメリカ兵器を大量に購入しているよ。

ただしサウジ軍に求められるのはクーデターによる政権転覆を行わないことで、部隊間の連絡すらかなり制限がかかってるんだ。

イエメンに介入したときは何十もの中隊相互連携をとれずに大損害を被って負けたよ。

名目上は彼らがアメリカに代わってイスラエル保護するための戦力という扱いだったけど、無理なことが露呈したんだね。

最近イスラエル暴走は彼らの弱さが引き金といってもいいかもね!

イスラエル

イスラエル過去中東戦争や小競り合いで何度も勝利を重ねてきたよ。

でもそれは外交周辺国への調略による賜物で、軍隊はその時間を稼ぐだけしかできなかったんだ(役割は十二分に果たしている)

イスラエル軍、特に陸軍が弱い原因は2つあるよ

  1. 生存意欲の高さが作戦に支障を来すレベルで影響している
  2. 舐めてる

前者は兵器の開発思想運用特に悪影響を及ぼしていて、全ての前線兵士装甲車両に乗れるようにしてるんだ、

そのため作戦のために十分な数を集められなかったり、車両間の連携がうまく取れなくて戦術行動が難しいんだ。

そして2番目が影響してくるんだけど、アメリカ軍だとあまりに準備不足だと作戦が延期や中止になるけど、イスラエルは行っちゃうんだ。

神の軍隊が負けるわけないってね。負けてるよ!

でも政治外交で勝つから終わりよければ全てよし、で数十年と改革が進まないんだ。

中小国軍隊

ちなみに世界中小国軍隊は、先進国の1個師団ほどの規模すら平時は持たないよ!

世界の国の1/5が先進国の1個師団相当以下、

世界の国の1/2が3個師団相当以下しかないんだ。

実際には編成の関係で内訳は全然違うけど、頭数としてはそんな感じ。

日本平時26万人は十分軍事大国と呼べるよ。

イラク軍(-2016年)・アフガニスタン軍(-2021年)・ウクライナ軍

共通点はなーんだ?

答え:予算や動員計画アメリカに握られた軍隊

この3軍は戦闘力は決して弱いわけじゃないけど、汚職が酷かったんだ。

イラク軍は小銃26万丁を反政府勢力イスラム国に流したし、名簿はあるけど実際には存在しない幽霊兵士が最大5万人いたよ。

将校はそれで裕福な生活をしたかったんだね!

アフガン軍は有志連合への空爆要請私的利用することが横行していたんだ。

あいつはテロリストだ!って対抗部族攻撃させたりしたんだ。結婚式場の爆撃が有名だね。

アメリカ軍が基地の外に一歩でも出たら襲われたのも内通者ネットワークのおかげだね。

ウクライナ軍幽霊兵士がとても多いよ!

徴兵逃れで1小銭、兵隊亡命させて1小銭、逃げた兵隊給与で1小銭、儲けてる将校たちはそれで家を建てちゃうくらいなんだ。

結局みんな国家趨勢なんてどうでもいいんだね!

みんな弱くてみんないい

戦争なんてやめよう! 無駄無駄

2024-09-13

anond:20240913224439

FFTずっと王政のイザコザで揉めてる話だけでよかった

途中モンスター化したりして若干話とっ散らかってしまった

2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし無人機撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品あとがき藤子F本人が言及している通り、まさに集大成

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

2024-09-04

パレドゥレーヌジジイルートが好きだ

パレドゥレーヌ戦略要素の強い乙女ゲー

主人公王女様、跡継ぎは兄王子なので政と関係なく生きてきたが、王子失踪した上に父王が急逝

急遽王女を次の王にする運びとなったが、「帝王教育も受けてない女を血筋だけで国家元首にしてもいいのか?」という当たり前の指摘が入る

他の有力貴族たちや国家宗教最高指導者などが次の王になりたいと言い出し、時が経ったら10数人の有権者による投票で王を決めることになってしまった

そもそも王政自体なくなりかねなかった

期限までに王女は、まっとうに自己鍛錬して支持を集めたり、武力有権者領土制圧して票を我が物にしたり、あるいは敵対相手暗殺していくことになった

その過程で仲良くなったイケメン、もしくは美女と恋に落ちることもできる

だが中には、親しくはなれるが恋愛展開にはなれない相手もおり、ジジイはその一人だ

ジジイ好々爺然として、身長も170ない小柄で弱そうなじいさんだ

若い頃は名を馳せた剣士であり、かつて国を蝕んだ魔王を倒したレジェンドである

だが実は魔王は死んでおらず、ジジイを「おもしれー男」として認めて上から目線で身を引いて数十年に及ぶ居眠りモードに入っていただけで、最近復活してしまった

魔王人間世界の王になりたいと王争奪戦立候補している

ジジイには妻がいる

妻は不老不死で、若く美しい姿をしているが正気を失い一人でニコニコし続けるだけでまともに会話もできない

ジジイ剣士を辞めた後でずっと妻の介護をしていたが、死期を悟る時期になり、自分がいなくなった後で残される妻を不憫に思った

若い頃に魔王との攻防を繰り広げる中、家に残していた妻は魔王の手の者に拉致され行方不明になった

魔王は妻を手籠めにして子供を産ませた(その子供も攻略対象

数年間魔王支配されていた影響で妻は魔族に近い存在になり、そして心が壊れた

妻が不老不死になったのは魔王の影響であり、魔王を完全に殺せば妻は解放され、死ねるはず

ジジイは攻守のステータスが様々なキャラの中で最強だが、スタミナゲージは1しかない

洗練された戦闘技術は温存されていても、長く戦えない

パレドゥレーヌには、戦士同士で訓練させれば、相手の得意なスキルが反映されて伸びるシステムがある

スタミナの高いキャラと訓練させ続けることで、ジジイはスタミナも高い最強キャラになる

やがてジジイは、王女による王族専属バフみたいなのも与えられ、若き日よりも強い戦闘力を得て魔王殺害

妻が正気を失っていたのは魔王の影響もあったのだろう、最後正気に戻って数十年ぶりの会話をした後で彼女は死んだ

ジジイによる魔王討伐の功績は主人である王女の功績にもなり、王女は無事に玉座についた

色んな美男美女恋愛したり結婚したりできるのに、ジジイ最後まで妻を思い王女と恋仲にはならない

ジジイはかっこいいので、ジジイ恋愛できないことが悲しかった

でも、魔王に手籠めにされて頭のおかしくなった妻を思い続け、王女にはあくまでも従者としての忠誠を捧げたからこそのかっこよさでもある

だけどやっぱりジジイとちゅっちゅしたかった

王女を後妻にしたかった

他にも恋愛ではなく主従愛や友愛に留まるキャラはいるけど、年の差が離れていたり同性でもいけるからジジイともいけるのかなって期待しながらプレイしていた

ジジイ結婚したいよ

2024-08-11

anond:20240809212549

ヘレニズム時代遺跡も、ローマ時代遺跡も、古代キリスト教教会も、トルコイランエジプトチュニジアしか残ってない。残ってないというか、イギリスフランスドイツは当時は辺境過ぎてそもそもなにも建ててない。ギリシャもいうほど残ってない。

例外南イタリア南イタリア遺跡がわんさだけど、南イタリア民度の低さはヤバい北イタリアはいつもアイツらと一緒にするなと言ってる。どこの国より詐欺師スリも段違いに多い。

近世以降の城だってベルサイユ宮殿以外はトルコイラン宮殿ほうが上だと思う。ベルサイユ宮殿特別なのは、やっぱり、革命平和に終わるようじゃまだまだ王政のヤバさが足りないってことだと思う。ロマノフ朝ブルボン朝清朝はやっぱすごい。贅沢しすぎ。

2024-08-06

右翼左翼みたいな、実態のない概念

お前らは大好きだな。

「もともとフランス議会王政派と民主派を指した言葉」ってとこまで調べられれば、民主主義右翼なんかいるわけないし、定義恣意的な話になるだけだなって結論付けて終われるのが本当の「頭のよさ」だぞ?

お前らが答えのでない問題を好きのは、単に答えのある問題は難しいからだよな。

ありとあらゆることを調べ尽くした博識者が、世の中にまだない知識を求めてする研究とは全く違うもの

右翼左翼みたいな、実態のない概念

お前らは大好きだな。

「もともとフランス議会王政派と民主派を指した言葉」ってとこまで調べられれば、民主主義右翼なんかいるわけないし、定義恣意的な話になるだけだなって結論付けて終われるのが本当の「頭のよさ」だぞ?

お前らが答えのでない問題を好きのは、単に答えのある問題は難しいからだよな。

ありとあらゆることを調べ尽くした博識者が、世の中にまだない知識を求めてする研究とは全く違うもの

2024-07-12

https://anond.hatelabo.jp/20240712184211  続き

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(16)

nippon.com版

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用が極めて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。市民に向かって政治的成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

内田ブログ

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用がきわめて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。民主政有権者に向かって「いまあるあなたとは違う人間になってくれ」と懇請するのである。「よけいなお世話だ」と腹を立てる有権者がいても不思議はない。そして、実際に多数の有権者が「大人になってくれ」という制度からの懇請に腹を立てて「オレはオレのままでいいんだよ。オレはオレが大好きなんだ」と口を突き出すようになったことで民主政は終わりに近づいている。

 市民に向かって政治的成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

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(17)

nippon.com版

 帝政王政貴族政も寡頭政も、どれも「市民が幼稚で愚鈍である方が統治コストが安く上がる政体である。だから、これらの政体市民に向かって「成熟するな」というメッセージを送る。「難しいことは考えなくていい。考える仕事私たち支配者が代わって行うから、お前たちは愚鈍のままでいい」という甘い言葉を送り続ける。中国の歴史書・十八史略に登場する、「帝力なんぞわれにあらんや」とうそぶいて、自分支配されていることさえ気づかなかった「鼓腹撃壌」の老人こそ愚民理想である

 

 

内田ブログ

 帝政王政貴族政も寡頭政も、どれも「市民が幼稚で愚鈍である方が統治コストが安く上がる政体である。だから、これらの政体市民に向かってさまざまな機会に「成熟するな」というメッセージを送る。「難しいことは考えなくていい。考える仕事私たち支配者が代わって行うから、お前たちは愚鈍のままでいい」という甘い言葉を送り続ける。「帝力なんぞわれにあらんや」とうそぶいて、自分支配されていることさえ気づかなかった「鼓腹撃壌」の老人こそ愚民理想である

 

 

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(18)

nippon.com版

 その中にあって、民主政けが市民を甘やかさない。市民に対して「大人になれ」という面倒な仕事押し付ける。だから民主政は嫌われるのである

 

 

内田ブログ

 その中にあって、民主政けが市民を甘やかさない。市民に対して「大人になれ」という面倒な仕事押し付ける。だから民主政は嫌われるのである

 

 

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(19)

nippon.com版

(無し)

 

 

内田ブログ

 たぶんこれから民主政は嫌われ続けるだろう。有権者たちが「あなたがたは今あるがままでよいのです。成熟する必要も、自己刷新する必要もありません」という甘ったるいメッセージを言い交わしているうちに民主政は終わるのである

 

 

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(20)

nippon.com版

 今回の選挙の混乱の再発防止のために、一部から立候補時の供託金を高額に引き上げることや推薦人を一定数確保することを立候補の条件とする案も出ている。だが、私は立候補を困難にする条件をつけることには原則的には反対である。一部の「性善説制度をハックする人たち」を何とかするために、今私たち享受している政治的自由を規制すべきではない。

というのは、性悪説に基づいても、違法行為も完全にシャットアウトできるシステムを作ることは可能だし、それに類するものを作ってみても、システム設計と維持に膨大なコストがかかり、かつ効果は大してない。「ハッカー」というのは「穴を見つける専門家」なのである性悪説シフトすることが民主政プラスをもたらすことはない。

規制を設けるなら、法律で網をかけ監視や取り締まりをしなければならず、システム構築に膨大なコスト必要になる。だが規制を設けても、相手は新たな穴を探してくる。おそらく終わりなきいたちごっこになるが、これによって民主主義に関する新たな価値を生み出すことは無い。

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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(21) 最終部分

nippon.com版

 私たちなすべきなのは、「市民社会の常識」を再生させることである。「君がやっていること、それは非常識だよ」という言明が、現実に強い規制力を持っていれば、法律を作る必要はない。

米国では2016年の大統領選挙の時、ワシントンポスト紙が候補者たちのステートメントファクトチェックをかけて、「ピノキオ」という単位でその真実含有量を表示したことがあった。「一部誤認や事実つまみ食い」が1ピノキオ、重大な言い落としや誇張は2ピノキオ、重大な事実誤認や明白な矛盾は3ピノキオ、大うそが4ピノキオ前大統領ドナルド・トランプ氏は「底なしピノキオ」の称号を贈られた。信頼できるファクトチェッカーがその威信をかけて「誰が真実を語っているのか」を査定するならば、法的規制は要らない。

今回の都知事選が改めて示したのは、「常識あるまともな大人」が一定存在しなければ、民主政は持たないということである。今は「大人になれ」も「礼儀正しくあれ」も「非常識であるのは恥だ」も、どれも強い指南力を持つメッセージではなくなってしまったが、それでも私はこれからも忍耐強くそう言い続けるつもりである

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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内田樹によって書かれた都知事選に関する2つの記事比較

nippon.com版の方が先に書かれたので、nippon.com版→内田ブログ版の順に掲載

適宜改行等を加えた。

 

 

nippon.com版

https://www.nippon.com/ja/in-depth/d01018/

 

 

内田ブログ

http://blog.tatsuru.com/2024/07/12_0846.html

 

 

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(01)

nippon.com版

 今回の都知事選では、「選挙民主主義の根幹をなす営みである」という認識が崩れてしまったという印象を受けた。選挙というのは有権者自分たち立場代表する公人を、法を制定する場に送り込む貴重な機会であるという基本的認識が今の日本からは失われつつあるようだ。

 

 

内田ブログ

 今回の都知事選では、選挙民主主義の根幹を為す営みであるという認識がかなり深刻な崩れ方をしているという印象を受けた。選挙というのは有権者自分たち立場代表する代議員を選ぶ貴重な機会であるという認識日本からは失われつつあるようだ。

 

 

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(02)

nippon.com版

 知事選当選者は1人に限られるのに「NHKから国民を守る党NHK党)」が関連団体を含め24人の候補擁立した。そして24人分の掲示板の枠に同一のポスターを貼るなど“掲示板ジャック”をした。NHK党は、一定額を寄付した人にポスターを張る権利譲渡する行為にも及んだ。掲示板には選挙関係ない人物動物写真サイト誘導する2次元バーコードなども張り出された。NHK党以外の候補も「表現の自由への規制はやめろ」と書いたわいせつ写真入りポスターを張り出すなど、目を疑うような行為があった。政見放送も含め、注目を集めて動画サイトなどのフォロワーにつなげるなど、選挙を単なる売名や金もうけに利用しようとする候補者が多数登場した。

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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(無し)

 

 

内田ブログ

 投票する人たちは「自分たち利益をもたらす政策を実現してくれる人」を選ぶのではなく、「自分と同じ部族の属する人」に投票しているように私には見えた。自分と「ケミストリー」が似ている人間であるなら、その幼児性や性格の歪みも「込み」で受け入れようとしている。だから、仮に投票の結果、自分生活が苦しくなっても、世の中がより住みにくくなっても、それは「自分の属する部族」が政治権力行使したこと帰結から別に文句はない。

 自分自身にとってこの社会がより住みよくなることよりも「自分のような人間たちから成る部族」が権力や財貨を得ることの方が優先する。これが「アイデンティティーポリティクス」の実態である

 

 自分幼児的で、利己的で、偏狭で、攻撃的な人間だと思ったら、かつてならそれは「成熟」へのインセンティブになった。「もっとちゃんとした大人になろう」と思った。でも、今は違う。今は「そういう自分がけっこう好き」だとカミングアウトすることの方が人間的で、端的に「よいこと」だとされる時代なのだ

 正直言って、私には意味がわからない。この人たちはそんなに自分が好きなのか。そんなに同じ自分のままでいたいのか。私は同じ人間のままでいるなんてまっぴらである。息苦しいし、不自由だし、何より退屈で仕方がない。「自分自身に釘付けにされていること」をエマニュエル・レヴィナスは考えられる限り最も苦痛体験だと書いていた。私もまったくそうだと思う。そもそも自分自分しかあり得ないことの不快」を推力として、生物はここまで進化してきたのではないのだろうか。単細胞生物単細胞生物であることに自足していたら話はそこで「おしまいである。だからアイデンティティー固執する人たちを見ていると、私は奇妙な生き物を見ているような気になる。なぜ「そんなに自分自身でいたい」のか。自分であることにうんざりすることがないのだろうか?いや、ほんとに。率直にそう訊きたいのだ。

 

 選挙の話をしているところだった。

 

 今回の都知事選では、選挙を単なる売名や金儲けに利用しようとする候補者が多数登場した。

 

 

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nippon.com版

 公職選挙法に限らず、私たち社会制度の多くは「性善説」あるいは「市民は総じて常識的振る舞うはずだ」という仮定の下に設計運営されている。でも、「性善説」の制度は隙間だらけである。その隙を「ハック」すれば、簡単自己利益を確保できる。候補者にさまざまな特権保証されている選挙という機会を利用しても、私利私欲を追求したり、代議制民主主義のもの嘲弄(ちょうろう)したりすることは可能である。そのことを今回の選挙は明らかにした。もう「性善説」は立ち行かなくなったらしい。

 

 

内田ブログ

 公選法に限らず、私たち社会制度の多くは「性善説」あるいは「市民は総じて常識的にふるまうはずだ」という仮定のもとに設計運営されている。でも、「性善説」の制度は隙間だらけである。その隙を「ハック」すれば、目端のきいた人間なら誰でも簡単自己利益を確保できる。候補者にさまざまな特権保証されている選挙という機会を利用しても、私利私欲を追求したり、代議制民主主義のもの嘲弄することは可能である。そのことを今回の選挙は明らかにした。もう「性善説」は立ち行かなくなったらしい。

 

 

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(05)

nippon.com版

 だが、選挙がこれだけ軽視されるに至ったのは2012年以後の安倍晋三氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3代の首相による自民党政権立法府軽視が原因であると私は考えている。

 

 

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 だが、選挙がこれだけ軽視されるに至ったのは2012年以後の安倍、菅、岸田三代の自民党政権立法府軽視が一因だと私は考えている。

 

 

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(06)

nippon.com版

 日本国憲法では立法府が「国権の最高機関」とされているが、安倍政権以来、自民党政権行政府立法府より上位に置くことにひとかたならぬ努力をしてきた。その結果、国政の根幹にかかわる重要な事案がしばしば国会審議を経ずに閣議だけで決定され、野党が激しく反対する法案強行採決された。国会審議は実質的には意味を持たない「形式的セレモニーであるように見せかけることに自民党政権は極めて熱心だった。

 

 

内田ブログ

 日本国憲法では立法府が「国権の最高機関」とされているが、安倍政権以来、行政府立法府より上位に置くことに自民党政権はひとかたならぬ努力をしてきた。その結果、国政の根幹にかかわる重要な事案がしばしば国会審議を経ずに閣議だけで決定され、野党がはげしく反対する法案強行採決された。国会審議は実質的には意味を持たない「形式的セレモニーであるように見せかけることに自民党政権はきわめて熱心だった。

 

 

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nippon.com版

 安倍首相は「私は立法府の長である」という言い間違いを繰り返し口にした。これはおそらく「議席過半数を占める政党総裁自由立法ができる」という彼自身の実感を洩(も)らしたものであろう。だが、法律を制定する立法府の長が、法律執行する行政府の長を兼ねる政体のことを「独裁制」と呼ぶのである。つまり、彼は「私は独裁者だ」という民主主義精神全否定する言明を繰り返していたことになる。

 

 

内田ブログ

 安倍首相は「私は立法府の長である」という言い間違いを繰り返し口にした。これはおそらく「議席過半数を占める政党総裁自由立法ができる」という彼自身の実感を洩らしたものであろう。だが、法律を制定する立法府の長が、法律執行する行政府の長を兼ねる政体のことを「独裁制」と呼ぶのである。つまり、彼は「私は独裁者だ」という民主主義精神全否定する言明を繰り返していたことになる。

 

 

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(08)

nippon.com版

 現行憲法下で独裁制を実現するために、差し当たり最も有効なのは立法府威信を低下させること」である有権者の多くが「国会機能していない」「国会審議は無内容なセレモニーにすぎない」「国会議員選良ではなく、私利私欲を優先する人間だ」という印象を抱けば、民主政事実上終わる。

 

 

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 現行憲法下で独裁制を実現するために、さしあたり最も有効なのは立法府威信を低下させること」である有権者の多くが「国会機能していない」「国会審議は無内容なセレモニーに過ぎない」「国会議員選良ではなく、私利私欲を優先する人間だ」という印象を抱けば、民主政事実上終わる。

 

 

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(09)

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 だからこそ、自民党はこの12年間、国会議員は(自党の議員を含めて)知性的にも倫理的にも「普通市民以下かも知れない」という印象を扶植することに並々ならぬ努力をしてきたのである。そして、それに成功した。知性においても徳性においても「平均以下」の議員たちを大量に生み出すことで、自民党政党としては使い物にならなくなったが、その代償に立法府威信を踏みにじることには見事な成功を収めた。

 

 

内田ブログ

 だからこそ、自民党はこの12年間、国会議員は(自党の議員を含めて)知性的にも倫理的にも「ふつう市民以下かも知れない」という印象を扶植することになみなみならぬ努力をしてきたのである。そして、それに成功した。知性においても徳性においても「平均以下」の議員たちを大量に生み出すことで、自民党政党としては使い物にならなくなったが、その代償に立法府威信を踏みにじることにはみごとな成功を収めた。

 

 

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(10)

nippon.com版

 その帰結が、「代議制民主主義嘲弄する」人々が選挙立候補し、彼らに投票する多くの有権者が少なから存在するという今の選挙現実である

 

 

内田ブログ

 その帰結が、「代議制民主主義嘲弄する」人々が選挙立候補し、彼らに投票する多くの有権者が少なから存在するという今の選挙現実である

 

 

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(11)

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 NHK党は、暴露ユーチューバー有罪判決を受けたガーシー(本名・東谷義和)元参院議員国会に送り込むなど、国会威信国会議員権威を下げることにきわめて熱心であったが、これは彼らの独創ではない。自民党が始めたゲームを加速しただけである

 

 

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(無し)

 

 

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 今回の都知事選で2位につけた石丸伸二氏も前職の広島県安芸高田市長時代市議会と繰り返し対決し、市議会機能していないことを訴え続けてネット上の注目を集めた。これも「立法者」と「行政者」は対立関係にあり、「行政者」が上位にあるべきだという、安倍首相体現してきた「独裁志向路線を忠実に踏まえている。

 

 

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 今回の都知事選で二位につけた石丸伸二候補安芸高田市長時代市議会と繰り返し対決し、市議会機能していないことを訴え続けてネット上の注目を集めた。「立法者」と「行政者」は対立関係にあり、「行政者」が上位にあるべきだという、安倍首相体現してきた「独裁志向路線を彼は忠実に踏まえている。

 

 

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 日本維新の会も「独裁志向」では変わらない。「議員の数を減らせ」という提言は「無駄コストカットする」合理的政策のように聞こえるが、実際には「さまざまな政治立場代表者が議会議論するのは時間無駄だ。首長に全権委任しろ」という意味しかない。

 

 

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 維新の会も「独裁志向」では変わらない。「議員の数を減らせ」という提言は「無駄コストカットする」合理的政策のように聞こえるが、実際には「さまざまな政治立場代表者が議会議論するのは時間無駄だ。首長に全権委任しろ」という意味しかない。

 

 

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自民党派閥裏金問題は、国会議員たちがその地位を利用して平然と法律を破っている事実を白日の下にさらした。この事件は「国会議員はろくな人間ではない」という民主主義空洞化するメッセージと、「政権に近い議員であれば、法律を犯しても処罰されない」という法の支配空洞化するメッセージを二つ同時に発信していた。

 

 

内田ブログ

 自民党裏金問題は、国会議員たちがその地位を利用して平然と法律を破っている事実を白日の下にさらした。この事件は「国会議員はろくな人間ではない」という民主主義空洞化するメッセージと、「政権に近い議員であれば、法律を犯しても処罰されない」という法の支配空洞化するメッセージを二つ同時に発信していた。

 

 

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nippon.com版

 このメッセージを「警告」として受けとった人は「今のままではいけない」と思って政治改革を目指すだろうが、このメッセージを「現状報告」として受けとった人は「民主政は終わった」という虚無感に蝕(むしば)まれてへたり込んでしまうだろう。そして、どうやら日本人の相当数は、この事件ニュースを「世の中とはそういうものだ」という諦念と共に受け止めたように見える。

 

 

内田ブログ

 このメッセージを「警告」として受けとった人は「今のままではいけない」と思って政治改革をめざすだろうが、このメッセージを「現状報告」として受けとった人は「民主政は終わった」という虚無感に蝕まれるだけだろう。そして、日本人の相当数は、このニュースを「世の中とはそういうものだ」という諦念と共に受け止めたように私には見える。

 

 

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 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用が極めて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。市民に向かって政治成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

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 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用がきわめて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度であるPermalink | 記事への反応(1) | 18:42

2024-03-16

古代ローマ共和政期と帝政期に別れると習った。

共和政期とは実質的貴族たちによる寡頭政治のことだ。

帝政期とはその貴族たちによる議員政治制度を利用して独裁的な権力行使する仕組みのことだ。

共和政ローマにおいての首長は、独裁を避けるために二人の執政官が選出され元老院リードする形を取られた。

しか有事に際しては一人の独裁官が選出される仕組みとなっていた。

国家の存亡(といっても当初はローマ周辺の小さな都市国家だったのだが)の危機にあたって合議していては遅いからだ。

素早く決断して、素早く行動する。

そのためには一人の権力者が必要となるということだ。

しかし、共和政ローマにおいて常に危惧されていたのは一人の人間権力を握ることでやがて王政への道を開くことだった。

ということは常にそのようなことを夢想する輩がいたということの反証でもある。

そのような男の一人がユリウス・カエサルである

彼はその前時代独裁官の権力政敵粛清したスッラのやり方を見て着想を得た。

スッラ内戦により権力を握ると独裁官となり、自身政治信条に基づいた元老院運営体制を築いた後に独裁官を退き元老院へと権力を戻した。

なぜなら元老院による貴族政治スッラ理想とするところだったからだ。

しかし、民衆派であったカエサルは違った。

彼はその支持層貴族ではないことから権力を握るためには元老院による寡頭政治ではなく、より独裁必要としたからだ。

これは彼自身の野心であると同時に、対立したポンペイウス派に対抗するための手段でもあった。

カエサルルビコン川を超えてローマに帰還したあと独裁官に就任、その後内戦勝利したあと、永久独裁官に就任するところで暗殺された。

元老院派にとって、共和制の原点であり拠点とも言うべき元老院において、ひとつ政体を退けるために暴力行使されたというのは元老院議員にとって如何に王政に対する忌避感が強かったのかの現れであろう。

これを見ていた後継者アウグストゥスは、永久独裁官という地位を求めることはせずに、様々な制度を複合することで実質的独裁権を得た。

その王政アレルギーを刺激しない方式をとることで自らの権力をより受け入れやすものへと変質させたのだ。

2024-02-20

anond:20240220205217

あれだな

韓国王政辞めた理由がわかるわ

今まで庶民が耐えすぎたんだわこれは

日本人想像するここまでやったらまずい線を易々突破するんやな

そういう意味では中国人とも違うなあ

中国人は後先考えてやるもんな

2024-01-06

フランス革命が起こった原因は財政破綻

啓蒙思想がどうたらとか

自由平等友愛とかの

フレーズが先行していて

どうしてフランス革命

起こったのかわかりにくかったが

簡単に言うと

フランス財政破綻たか

それがきっかけとなって

雪崩のようにいっき

革命が起こった。

財政破綻した王政側が

あらたに何らかの形で

お金税金の形で集めようとしたら

当時力をつけていたブルジュワジーから

反発を受けて対立

武力衝突が起こった。

ようはお金の話なのだ

もちろんそれがおこったバックボーンとして

啓蒙思想とか

階級闘争などがあるのだが

黒船の来航(外国から圧力)がなければ明治維新が起こらなかったのと同じで

財政破綻していなければフランス革命は起こらなかった。

また元々は王政を打倒して共和制に移行するというところまでキツイ思想革命ではなかったはずで

本来であればイギリスのような立憲君主制に軟着陸すべきところだったもの

王権側の政治力の低さと革命後の権力闘争の流れが原因となって王がギロチンにかけられることになった。

2023-07-30

共産主義の謎

共産主義に対するのって資本主義であって民主主義じゃないと思うんだけどなんで共産主義独裁に走るの?

民主主義に対するのは王政でしょ?

2023-07-22

1903年イギリスレーニンを立ててメンシェビキの党(中流国民共産党)を作る

1912年レーニンがメンシェビキの党をボリシェビキ大衆共産党)に作り替える

1917年ボリシェビキロシア王政を倒すが、メンシェビキに政権を奪われる

1918年ボリシェビキがメンシェビキを追放独裁ロシア共産党が発足する

1919年レーニンコミンテルン(第3インターナショナル)を発足させ、労働革命が始まるが、ここで内戦や、ポーランドロシア侵攻が発生

1922年、敗退したポーランドは、ヒロヒトと日波通商航海条約をして手厚い輸出支援を受ける。スターリン共産党書記長になる(他方で、日本は元ドイツ租借地中国青島権利を失い、刑訴法改正検察の不起訴裁判権が設置)

1923年日本検事総長小山松吉が、『露国司法制度及び訴訟手続』を出版法曹会)

1924年レーニン不審死スターリンソ連独裁

 

元のボリシェビキを潰すために、スターリンレーニンの見張りにつけ、ポーランドソビエト戦争で戦功を上げさせ(しかソ連ポーランドへの侵攻には反対させ)、書記長にしたのは誰だろうなあ(棒)

レーニン暗殺なんだろ?

スターリンは、ポーランドに味方した時点で追放すべきだったね

1946年6月王政廃止賛否を問う国民投票では賛成54%の僅差で王政廃止が決定し、ウンベルト2世廃位され、共和制を採択してイタリア共和国が成立した

天皇夫婦は、元オランダ領韓国ポスコ営業地のインドネシア訪問したが、中古鉄道車両は売れなかった

宮内庁警察庁自動車保険会社の一つは、修理会社の過大請求詐欺計画した

2023-05-29

anond:20230529110604

民主主義以外の政権は、もっと短期間にクーデターなんかで滅びていくからなあ。

 

永遠に賢王を得られる王政なんぞありゃせんのだ。

最近ではロシアって国の君主老いてクソ化してるのが露呈しましたね。

2023-05-19

anond:20230519183241

歴史に学べ。王政世襲制をとってきた国は馬鹿トップにたったタイミングで全て例外なく滅んできた。

事実日本もアホばかりが世襲制政治家になり、日本語すら不自由人間ですら首相になった。

現代戦国時代ではないか日本は表面的に生き残ってるだけだ。

中身は朝鮮カルトだけど(号泣

2023-05-17

ティアキンのおもんないとこ

待ち侘びていたティアキン

発売日からプレイしてて、ゲーム部分は楽しいストーリー感情移入できない

王政が無理

昔ながらの「姫と騎士」の物語なんだからしゃあないとは思うが、民主主義国家まれとしては「王国」や「王族」に感情移入できない

・貧げな暮らしの村人たち←→バカかい城に住むゼルダ姫ら王族

・非文明的な暮らしをしている村人たち←→お抱えの研究者の作ったカメラ(プルアパッド)で趣味研究に没頭するゼルダ

らへんにまずモヤる。

・ブレワイの頃からゼルダ姫・リンク・プルアら研究者の持つ技術が村人らの暮らし還元されていない様子

技術があるならすぐに暮らし還元できるはず、しろ、というのは「なろう」じみた考えかもしれないが、王族として国を支配する立場なのにゼルダ姫はブレワイから今まで何してたんだ?と思ってしまう。

一心に姫を慕う村人たち

理解し難い。「ゼルダ様は凶作の年に隣町から物資を届けて下さった」的な説明があるならわからんでもないが、そういった説明もとくになく、貧しい村人たちが「姫、姫」と慕っているところが共感しにくい。現代日本にも「アベノミクス日本を救ってくださった安倍様」など言うやつは居なくもないが、普通感性では受け入れられない。所詮天皇象徴時代人間王政のような宗教的ものを受け入れる下地がない。

つまるところ

今作でもゼルダは未だに「姫」で、国政をメインに担うのは「王」。ゼルダが何してるのか、何をしてきたのかよくわからない。よくわからないのに慕われててよくわからない。

サピオセクシャル任天堂

ニンテンドー王族の次に偉いのは学者先生らしい。好奇心旺盛であることが良いこととみなされる。ゼルダ・プルア筆頭に研究オタクキャラが多い。多すぎる。ニンテンドーゲームに必ず1人はいる気がする。

「あーはいはい好奇心旺盛で研究のこととなると夢中になっちゃオタクなのね」。いかにも「好奇心旺盛」「勉強熱心」が誉めそやされる世界で過ごしてきた人間のつくるキャラクターだ。おもしろみがない。

キャラクター、好きになれない

任天堂キャラの「ガワ」を作るのはうまいが、「中身」を作るのは下手なように思う。

キャラクターは個性豊かだが、どこかで見たことあるものが多い。大抵のキャラが同じセオリー、同じ価値観に基づいて作られており、ロールに沿った言動しかしない。現実人間ならあるようなゆらぎがない。大味でつくりもの感が強い。

編集者会議して作った漫画は没個性でつまらなくなる」とバクマンだかで言ってたが、任天堂も同じなのかもしれない。

よく考えたらRPGそもそもきじゃない

ゲームストーリー部分をボタン連打で読み飛ばす系の人間ティアキンのストーリーパートを楽しむのは無理なのだろう。

アクション、謎解き、オープンワールド主人公の強化、あたりは楽しいムービーNPCとの会話のような茶番を見せられる時間が発生するのがだるい

ブレワイのストーリーパートを楽しんでるやつとかあんま見たことないが、なんでストーリー重くしたのか……

ってま、グッズ販促タイムか。ライダーベルトやプリキュアの変身グッズのCGと同じだよなあ。真面目に考察してもしゃあないわ。

……とか思わせないでほしいっすわ。いや無理な要望だわ。ソフトしか買わない金落とさない客だしな。

2023-05-01

anond:20230501044824

いやいや、高級なフランス料理起源家庭料理などではなくて王侯貴族宮廷文化だよ。革命王政自体が無くなって、失業した元ベルサイユ料理人たちが街で裕福な市民階級相手レストランを始めたのさ。

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