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はてなキーワード: スタッフロールとは

2024-03-19

anond:20240319113926

そもそも説明書ってPS以降厚いか

ディレクター・メインライター音楽キャラデザ担当くらいしか書かれてないし、

逆に言えばそれ以外の要素って基本的に気にしなくね?

作中のスタッフロールなら社内SEとかでも載るぞ

2024-03-18

映画の上映中にスマホ光るのってそんなに邪魔か?

たまに映画観てるときに光らせてる人見かけるけどほとんど気にならない

ましてやスタッフロール中なんて本当にどうでもいいだろ

anond:20240318171302

みんな大好き「メーデー!」のシリーズ初期は、スタッフロールが高速すぎて再生速度を落としても残像しか見えないことがネタになってる。

映画メーデーくらい高速化すればいいと思う。

エバ未完成映画版で、前半のスタッフロールで終わりだと思って帰ったオタク結構居たな。

エバ作りかけ映画版で、前半のスタッフロールで終わりだと思って帰ったオタク結構居たな。 anond:20240317222158

anond:20240317222158

とりあえず自由他人自由を犯さな範囲でご自由に。

で、それがぶつかる時にいちいち討論も面倒だからマニュアル的に決めとくがマナーのあるべき姿だと思っていて、マナー講師仕事啓蒙の名でマナー弱者を虐めるんじゃなくて、強者同士でぶつけ合ってより多くの人たちのより多くの幸福を導く道筋を作ってくれよとおもってる。

で、この辺の話で金払ってるから良いだろになる人は金以外で払うべきものを見てないんかなと。この話ならクレジットされるのが大事スタッフスタッフロールをないがしろにされればそこの価値が下がるわけで、その分作品の質が下がるなり給料を上げるなり必要になってくる、それに対して何も払わないって言うならそれはコジキだわな。

anond:20240317222158

普段オタク客の多い映画しか見ないから、たまに一般人客の多い映画見に行くとスタッフロール普通に席立ってたりスマホ取り出したりする人の多さにビックリする

2024-02-17

ボー、恐れるな 俺がついてる【ネタバレだらけ】

ボーはおそれているを見た

  

本当ははてな匿名ダイアリーに書こうと思ったのだが、初の試みすぎてどこからいけば入力ホームに飛べるのかも分からなかったので、こうして一旦自分エディタに向かって書く。ちくしょうめ。

お前たちがこれを見ているのなら、どうにかうまいこと投稿できたんだろう。

  

あのミッドサマーを作った、嫌な人間関係を描くことでお馴染みの男アリ・アスター作品だ。

彼の妙に女側の鬱憤描写に自信がありそうな感じは、まあきっと他の人が論じることだろう。

  

以下は、ボーと同じく母子関係問題のある増田がどのようにボーと旅をしたか備忘録である

もちろんネタバレたっぷりだ、各々で注意してくれ。

物語は、ボーが母親誕生日パーティドタキャンしたことから始まる。

ボーはいつも恐れていた、母親の機嫌を損ねることを。傷つけることを。

わかるぞ、ボー。

女手一つで息子を育てるというのは、どんなに大変なことか。

大人になればなるほど、それが途方もない献身の末にあったことが身に染みるようになる。

そんな彼女気持ちを裏切るのは、いつも最悪な気分になった(これは増田の話)

  

それにボーは、母親経済的援助の元にある(はっきり書かれてはいないが、増田はボーのカード母親名義のものだと推測している)

自立できればよかったのだが、母親がアレだもの

就職先とか全部潰されてきたりしたのだろう。

  

アパートで鍵を奪われたりしたのは、なんだったんだろうな。

母親誕生日パーティドタキャンを受ける前から、ボーに試練を与えるつもりだったのか。

それとも、母親の一味の中にボーに害意を持つ者が個別にいたのだろうか。

あるいは、「お前はこれで終わりだ(うろ覚え)」と語りかけてきた男は、ボー自身破滅願望だったのか?

  

ともかくここからボーの辛い旅が始まる。

家にたどり着くまでのやつは割愛しよう。

あれはほとんど昔話で言う「三回正しい行動をしたものけが生き残れる」みたいなお約束パートに見えた。

その中でも、医者の妻や森の痩せた男など、ボーに同情的な人々は少し居た。

彼らはどんな気持ちであの寸劇をやっていたのだろうか。

あの医者の家の娘、その気の毒さ。

突然やってきたボロボロ中年男性に、居場所を奪われるのは苦しかっただろう。

もしかしてあのペンキを急に飲んだのは、ボー母から内密な指令だったのかもしれない。

例えば誰も逆らいようのないボー母から「ボーと恋人関係になれ」などと命令されたなら(もちろんもし従ったところで、きっとボー母は彼女を始末しただろう。ボーにセックス禁止呪いをかけていたわけだし。つまり彼女が本気でボーを誘ってボーがそれをちゃんと断るところを見たかった。試したのだ)、あのヤケクソも理解できる。

ティーンエイジャーがそんなことを強いられれば、死にたくなったって仕方がない。

追記最初の推測は上の通りだが、よく考えて「ボーを本当の息子として扱え」が命令だったのかも)

  

個人的な推測をさらに進めるなら、ボーの母は彼を裁くに足る証拠を集めたかったのだろう。だから彼が罪を犯すチャンスをたくさん与えた。

そういえばボーの居住地区の治安が終わってるのも、母の采配なのだろう。

から離れた罰が、非常に明瞭に存在している。

彼女はボーが自分を愛していないことを、確認たかったのかもしれない。

    

ペン自殺きっかけに、ボーは次のステージへと追い立てられる。

ここでの話はよく分からん割愛しよう。

舞台の筋を書いたのは母親だろうから、母の愛(鎖)を断ち切ったところで幸せにはなれないという話だったのだろうか。

結構序盤からボーの妄想劇場っぽかったから、あれは単に彼の内心の探索だった説の方が強そうだが。

そういうお母さんの話(舞台)を途中から流すようなところが、母をイライラさせていた可能性はある。でもあのお母さんイライラ範囲デカいからな…。

    

その後、また追い立てられて舞台は最終決戦の葬儀場(家)へ。

セレモニーが終わってみんな帰った後っぽかったのは、フェイクだったからだろう。元々死んでない葬式なうえ、目的はボーのリアクションを確かめることだ。

弔問客がいっぱいいたってノイズになるばかり。

  

クルーズ出会ったあの子(たぶんボー母がセックスに至る前に追い出した)が、葬式に現れる。

彼女はボーと可及的速やかにベッドインするし、死んだ母親アクセサリーとかもいじくり回す。

正直、これが母親殺害意思を固めたんじゃないかと少し思う。

絶対このタイプの女、ボー母は嫌いだもんな。明らかに遺産目当てだし。

あのおっかない母親が死んだ今、ボー一人を籠絡するのは楽勝だと思って現れたのだろう。

でもこういう金目当て女に易々とハマるのは、ボー母の責任だ思う。

お前がボーに恋愛セックス)を禁じて、免疫を得るチャンスを与えなかったから……

そしてボーは母親に言外にしかし固く禁じられていた射精を、彼女の中で果たした。

ボーが母親に決定的な不信感を覚えた瞬間だと思う。

それはそのまま同時に、母親がボーを殺す理由だったのだろう。

  

口論の末、ボーは屋根裏で「本当の父」と対面させられる。

察するにボーの父親普通に浮気者だったのだろう。

あの外観を与えたのはボー母であるし、自分の中で射精した瞬間死んだみたいなエピソードもそれっぽい。

ボーを宿したあの瞬間までで夫の物語を止めて仕舞えば、美しい話で終われる。

隙を見せたお前が悪いので自分語りをするが、私も過去浮気をされたことがあり、ボー母のこの気持ちはよくわかる。

ある一瞬以降の「あいつ」を死んだことにしてしまえれば、どんなによかっただろうか。

ここに関しては、ボー母は自分のやりたいようになったことだろうから、少し羨ましくもある。

アリ・アスター監督は女のこう言う感傷部分への理解が異様に深い。

私も無限の金があったなら、昔の男のことは好きなだけボロボロにした上に殺したと思う。

ボー母の不幸は、それができてしまう力があったことだ。

なんでもできるが故に、諦められない。

彼女にとってどうしようもできないのは、人の心だ。

父親の心も、ボーの心も彼女は全く思い通りにできなかったのだろう。

  

一度、彼女の側に立ってみてボーを見る。

多分父親に似ていたのだろう。

今度こそ自分一心に愛する男に育てようと心を砕いたのに、ボーは何度でも「私」を裏切る。

友達と一緒に自分を貶め、自分以外の若く美しい女と寝ようとする。

自分に愛しているという口で、カウンセラーには不満や憎しみを言い募る(聞いてる母が悪いのだが)。

愛しても愛しても(少なくともそのように認識していても)、男は決して満足のいく愛を返してくれはしない。

可愛さ余って憎さ100倍ということわざが向こうにもあるのかは分からないが、そんな心境だったろう。

  

父と息子を混同するの、やめた方がいいよ。

  

ともかくそんな感じの母は、ボーに向かって死刑を宣告する。

「私」をとうとう完全に裏切った「あなた」なら、安心して殺せるから

  

正直言って母の父への憎しみはわかるものの、「子供」としての増田はボーと共にある。

経済的援助を受けていたやましさ。

日記帳を覗かれていたおぞましさ。

母を拒否した時の、たとえようもない罪悪感。

他にも色々あるが、ボーにシンパシーを受けるのはこの辺の過去があるからだ。

私の母は経済的援助についてはもちろん恩を感じるべきだというし、

日記帳に関しては母の愛だったのだから、私が許すべきだと主張する。

そして彼女の様々な誘いを拒否すると、哀れっぽく嘆いて見せるのだった。

これは、このタイプの母を持つ人間しかからない強制力だろう。

ボーよ、私はお前の気持ち結構わかるぞ。

特にお前が母親に「自分あなたの死を悲しんでた、超泣いたし」みたいな言い訳してるとこすごい分かったぞ。

自分でも嘘なことはわかってるんだけど、悲しめない自分に罪悪感もすごいしそれが母にバレた日にはすごいことになるから、とりあえず口先だけで母親想いをやるんだよな。

  

昔は金と罪悪感のコンボで割とコントロールされていたものの、最近すっかり距離を取るようになった。

物理的に距離を開けたのもあるし、一念発起して母に直接様々なわだかまりを伝えたからもある。

まあ全然分かってはもらえなかったのだが、幸いにして私の母には100人の狂った部下はいないし、経済的自立も今のところ果たせている。

このままボートには乗らず、本物の葬式しか近づかないつもりだ。

  

ボーよ、お前には全然選択しなかったと思うけど、こういうオチもあったよ。

次のお母さんは異常金持ち女性じゃないといいな。

  

映画自体は徹底的にバッドエンドだったし、スタッフロール中にも転覆したボートを延々映し続けて終わる最悪さだったが、その後のことは私が勝手想像してもいいだろう。

  

ボーはあの後、きっとボートの中にあった空気で助かって、うまいこと脱出できた。

観客席のみんながはけた後、最後に残った私のところにボロボロで泳ぎついて、私は「よく頑張ったなあ」ってボーの手を掴んで引き上げる。

そのあとは小汚いボーを連れてその辺でホットドッグとか買って齧って、公園で「いやお母さんやばいね」みたいな話をして、話も尽きたし寒いから私は普通に家に帰る。

ボーはお母さんの手から逃げることはできないだろうけど、まあなんとかトボト暮らしてお母さんが死んだら、遺産とかもらって急に派手な暮らししたらいいよ。頑張ってお母さんより長生きしな。

人より苦しい時間は多かったかもだけど、もしかすると本当にもしかすると、その苦労に見合った価値のある時間がいつかくるかもしれない。

そういうのって、生き残ってみなきゃわかんないから。

  

ボー、恐れるな。

もついてるし、意外と似たような境遇のやついっぱいいるからさ。

な、しぶとく行こう。

2024-02-12

映画ダンケルクウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男感想

どちらも事前情報は一切仕入れず、立て続けに2本観た。

ダンケルクに関しては事前情報仕入れなかったのが裏目に出て、冒頭から完全に置いてけぼり状態だった。

まさかここまで「事前知識がある前提で観なければ理解不能映画」をノーランが撮るとは思っていなかった。

3つの時系列が並行して絡みあいつつ進むという物語構造や、意図的に分かりにくくしているのであろう演出などはいかにノーラン的だが、この作品はTENETと違って理解できなくても楽しめるような作りにはなっていない。

フラストレーションが溜まる鬱々とした展開がひたすら続く。まるで映画ミスト」のようだ。

そのPTSD野郎を船から放り出せ

カタルシス欲しさのあまり途中でそんなことを思ったが、PTSD野郎戦争の負の側面の象徴なのだうから、そんな展開には絶対にならないだろうことも感じていた。

ミストとは違い、カタルシスは終盤に作戦成功という形でようやく得られる。微妙に暗雲も立ちこめた不安混じりの結末だ。

最後チャーチル演説が流れたことで私は「国威発揚映画かよ」とまで思ってしまった。戦争悲惨さを描いているのは理解できたので戦争賛美とは受け取らなかったが、イギリス出身ノーランイギリスのために作った映画であると感じた。

率直に言ってダンケルクはとてもつまらなかった。

まりのつまらなさに驚き、鑑賞後に解説サイトをいろいろ読んだ結果、自分理解できていなかっただけということが理解できた。

私が歴史無知すぎたのもあるが、スタイリッシュで高尚で難解なこの映画初見理解できた人はすごいと思う。

そして続けて観た「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」は、無知人間でも楽しめるように作られているし、ちゃんエンタメしてくれていて面白かった。

ラストスタッフロールチャーチルを演じた俳優ゲイリー・オールドマンだと知って目を疑った。役のために太ったのかと思ったら、どうやら特殊メイクらしい。

鬼気迫る迫力のある素晴らしい演技だった。

映画を観終わったあと、今まで一切興味を持っていなかった歴史に興味が湧いて、第一次世界大戦第二次世界大戦について詳しく調べてみたくなった。

ふたつの映画を立て続けに観たことで、自分は俗なエンタメ映画が好きで、高尚な映画はあまり好みではない非インテリ層だという悲しい事実再確認したのだった。

2024-01-30

anond:20240130192847

わざわざ「私はここまでしか書いていません」なんて自分から発信するのは違和感がある。

そもそもスタッフロールにそう書いてあるわけで…

自分名前が出ているが実際はゴーストライターが書いている」とかだったらわざわざ言わないだろうけど

名前出てるし名前消えたんだからそりゃ経緯を説明するだろ

2024-01-29

anond:20240129194653

そりゃ自分仕事じゃなくなったんだから説明はするだろ

スタッフロール名前も外されたわけだしファンから質問も来るだろうし

2024-01-26

AI将棋を題材にした映画awake

コンピュータ将棋ソフトを題材にした映画awake」を見た。

題材としてIT日本の伝統遊戯が融合されていて好みだった。

将棋の場面も、プログラミングの場面も良かった。

映画では浅川棋士将棋を指すAIであるawakeが対局することになる。

実はこの対局の結果はある程度予測できるようになっている。

浅川棋士はどのような棋士なのかが作中で描かれている。それも棋士になってからだけでなくもっと若い時でもどういう人なのかが語られている。

その部分と映画の後半で起きていることを合わせて考えると、対局はどちらが勝ちそうか予測できるようになっている。

この映画で少し残念だったのはスタッフロールでの音楽である

将棋本来楽しいものから二人には将棋を楽しんで欲しいという先生の思いが偶然の形で実現するのだからもっと明るい音楽で終わるべきだったのではないだろうか。

ともかくこの映画お勧めである

2023-10-03

anond:20231001182838

テレビドラマにも昔はアニメみたいなオープニングやエンディング映像がどのドラマにも付いてたけどだんだんなくなっていったんだよな

今はオープニングはタイトル表示だけ、エンディングダンス動画スタッフロール流すだけか完全カットかでプロデューサーのこだわり次第になってる

2023-08-12

[]8月11日

ご飯

朝:コーンフレーク。昼:ナポリタン。夜:豆腐えのきベーコンにんじんオクラ玉ねぎの鍋。たまごやき。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

アーキタイプ・アーカディア

・はじめに

ケムコウォーターフェニックスコンビが送る文明崩壊した世界で何故か稼働し続けるVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を巡る、熱く燃える熱血ノベルゲーム

中人物達が遊ぶ「アーキタイプ・アーカディア」はゲームの設定が作り込まれていて、それを遊ぶ様がまず楽しい

そしてそんなゲームを遊ぶ日常がいつの間にか世界の命運を巡る壮大な物語に広がるんだけど、あくま個人の良いところもあれば悪いところもある生き様の格好良さで魅せる展開が多めの沸るシナリオ面白かった。

主人公のルスト、その妹クリスティンの二人っきりの旅から始まる物語が数多くの人を巻き込んでいきどんどん話が広がっていくのも群衆劇っぽくて好み。

インキャラ、サブキャラわず、どのキャラ重要役割があるを序盤から繰り返しやってくれるので、回想シーンやサブキャラの掘り下げが繰り返されるパートもダレずに楽しめた。

・「アーキタイプ・アーカディア」が面白そう

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」内の出来事物語の大半を占めているが、このゲームがよく考えられている。

ゲームログインすると、今までの人生で印象に残っている記憶カードが4枚入ったアルバムもらえる。

アルバムからカードを取り出して呪文を唱えると、その記憶媒体としたアバター召喚されるので、アバター同士で戦うPvP

アバターは人それぞれで、ごっこ遊び記憶から剣や銃や石といった直接攻撃系もいれば、愛し愛されの記憶から回復系、単純な乗り物の移動系、辛い出来事を耐え忍んだ防御系、複雑な事情能力からも伝わる状態異常系などなど、記憶出来事ゲームっぽさとが融合している。

他にも色々とルールはあるのだけど、記憶と共に戦うから戦闘を通じて対戦相手過去理解していくストーリーと密着したシステムになっている。

そのため、ゲームの中のバトルがそのままキャラクタの掘り下げになっていて、バトル描写が退屈しない。

お歌で戦うアバターから元アイドルなのかな? 縄のアバターで縛る子はSM好きか? など敵の記憶を予想しながら楽しく遊べた。

全員分の掘り下げがあるわけじゃないのが残念なところだが、主人公が持つ4枚の記憶カードについてはじっくりたっぷりストーリーが楽しめる。

他人記憶カード交換することもできて、そうするとその能力だけでなく記憶のものも受け取ることになるので、主人公だけでなく他のキャラクタ達の掘り下げも多い。

物語が進むと色々なシステムによってそれだけじゃない手段でも記憶カードの中の記憶を辿るストーリーが楽しめる。

・翔太が可愛すぎる

そんなカードのやり取りで記憶の一端が描かれるメインキャラの中でも一際惹かれたのが翔太。

見た目と表向きの態度は可愛い思いやりのある女の子記憶カードでは回復を使える優しい子なんだけど、VRMMORPGのキャラメイクシステムを使って女性を演じている22歳の青年男性

ネットゲーム用語でいう「姫プレイ」のような遊び方をしており、取り巻きを作り閉じた人間関係の中で悪循環を回している中々に攻めた設定だ。

他人依存し自立できない幼さがある癖に、すぐ調子に乗り増長する愚かさが愛らしい。

であることがバレるのを怖がっているが、性自認女性というわけではなく、あくま他人から都合よく愛されたいがために異性装している打算あるキャラ

とまあ嫌な視点ばかり書いてきたが、そんな人間の愚かさをある意味肯定的に、ある意味否定的に描く、人間人間であるだけで尊いそんな弱くて愚かだけど強くて可愛いキャラだった。

主人公やその他の男性キャラとそういう雰囲気になる展開こそないものの、22歳男性が自立できずに大人の男の人に依存して甘えた態度を取るのはエッチだった。

攻略対象として専用ルートも用意されており、男性キャラながらゲーム内の見た目が女性なのでヒロイン的なポジションとも言える。

なお「ぷぷぷー騙されてやんのー。残念! 男でしたー。おじさん男相手エロいことしようと思ってたのウケるんですけどー」な二次創作Pixiv投稿されていると予想したが一切されておらず涙した。

大人リゲルさんをはじめとしたサブキャラ達も良き

記憶カードの掘り下げこそないものの、他のサブキャラ達も魅力がいっぱい。

特に防衛隊隊長リゲルさんは出番こそ控え目ながら、相手カメラ撮影すると閉じ込める状態異常系のアバターと、竣敏な動きで攻撃する猫の攻撃アバターと、バイクの移動系アバターの三種類を同時に使いこなす屈指の強キャラだ。

アバターの同時併用は二つでも高等技術扱いなので三つでかつそれぞれの役割が被っていないのは強キャラの風格があった。

防衛隊なので物語の都合上どうしても負けシーンは多いが、彼ほどの実力者が負けることに毎回きちんと理由があるし、それが主人公の乗り越えるべき大きな壁になるので、主人公師匠キャラっぽさもあるリゲルさんは美味しいキャラだった。

他にも映画大好きなキャンディさん、翔太の取り巻きながら男を魅せる集落代表最後最後で良いところを持っていく奇妙な倫理観ローズ、肉体を使った「癒し」が得意なカーラのお母さんなどが印象的なキャラだった。

インキャラだけでなく彼らサブキャラたちの想いも乗った熱い展開が幾つもあるので、サブキャラ書き込み上長に感じず楽しめた。

・メインキャラとの思想ぶつかり合いバトルが面白

先に翔太という例外と魅力的なサブキャラ達の感想を書いてしまったが、この作品のメインは記憶カードをぶつけ合って戦う思想の殴り合いだ。

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」のシステムを利用した作戦や工夫のシーンも沢山ある。

この作戦を立てるシーンは楽しく、実際に何か3Dキャラを動かしたりステータスが変動する要素は一つも無いのに、このゲームを実際に攻略しているような気分になるのが面白い。

しかし、毎回色々、本当に色々あって、最終的には主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだ記憶カードと、章毎のメインキャラ達の思想のぶつかり合いが主題となる。

最強を目指して奪い取った様々な記憶カードに成り切り演じるリア、自身の犯した罪の意識から自死の願望が強いオリーブ恋人再起不能になったこから世界を憎むアレグロなど、様々な理由の「楽しい」以外の感情記憶対峙する。

これらを主人公ルイスはどのように破るのか、どの章でもここが見どころになってくる。

この思想バトル通じて得た仲間たちの輪がどんどん広がっていくのも良かった。

特にアレグロは表紙に映っているだけあって超重要キャラ対立が一度や二度じゃないのが、物語に深みが生まれていた。

主人公と表裏の関係にあるエピソードなんかもあり、名実共にもう1人の主人公だった。

彼らのエピソードはどれも単純な否定で終わらず、考え続けていくことで、作中でも後々には意見が変わることもあるのが、単純じゃ無さが伝わる難しい話だった。

良い/悪い、正義/悪のように一言で分類できないグラデーションのある多様な意見のぶつかり合いは読み応えがあった。

ゲーム楽しい

自己言及型のメタミステリのような物言いになるが、このゲーム主題を要約するとこれに尽きる「ゲーム楽しい」だ。

主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだゲーム記憶

これが物語最初から最後まで一貫して強く肯定される。

ゲーム楽しいシンプルな主張だが、多種多様な様々な状況においてもこの主張は繰り返される。

「悲しい時ほど遊ぶ」作中で何度も引用されるクリスティンの台詞

どのような意図なのかを細かに解体する必要もなく、遊んでいるプレイヤー自身もまたゲーム楽しいから遊んでいるのだから、この主張には納得しかない。

そんなメタ的な構造の話では終わらず、作中ではきちんと噛み砕いて説明してくれ、ゲームは殺し合いと違って次があること、次があるからこそ工夫をしたくなること、工夫するから技術進歩すること、終わったら勝っても負けても楽しいこと、誰かと時間を共有することの楽しさなどなど、ゲームの魅力をこれでもかと手を変え品を変えアピールしてくれる。

間違っても何度でもやり直せるように取り返しのつかないことだけはしない、そして自分相手も許す、ゲーム肯定することがいつの間にか人間肯定することになっているテーマ性の広がりが最高に決まっていた。

・さいごに

主人公の妹クリスティンが興したギルドで使われていた仲間の中だけで通じる内輪ネタ「ラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカ」の意味オーラスオーラスで明らかになるんだけど、これこそが正にゲームだった。

ゲーム遊ぶことを肯定するどころか、ゲーム的でないもの否定するような強いメッセージ性のある強烈な作品でありつつも、そのような良い意味脱力する展開で、緊張がすごく解けてスタッフロールに迎えた。

ゲーム楽しい、そんな当たり前の感情を丁寧に解体して色々な部位で楽しませてれた。

僕もテキスト主体アドベンチャーゲームを一人で遊ぶのではなく、ステータスゲーム技術が求められる人と人との交流がある類のゲームを遊びたくなった。

2023-07-24

最近ゲーム説教臭くて嫌

もちろん全部とは言わないのだけど。

発売してしばらくたった割と評価の高かった大作RPGをやっと昨日クリアした。

異世界ファンタジーと思わせておいて、世界崩壊したあとの話だなんて割とよくあるパターン

そうすると自然人類崩壊した理由が描かれるわけだけど、そこがいちいちうるさい。

人々のエゴだとか環境問題だとか、なんで飲み屋の片隅でじじぃどもが騒いでるような話をゲームの中でも聞かされないといかんのか。

それ見て「自分は気をつけよー」なんて小学生でも思わんでしょ。

序盤はシステムも良くて楽しんでたんだけど、終盤になって大作感を出そうとして無駄に話がデカくなっていく感じが本当にしんどかった。

とりあえずクリアまではしようと思って頑張ったけど、それでもつらいと思ってから20時間くらいかかって、ラスボスから理不尽な一撃死を食らってレベル上げしなくちゃいけなくて、やっとエンディングまで行ったらスタッフロールスキップできなくて。

ただ泣かせたいだけの理由ヒロインが死にかけて最後は当たり前のように生き返って。

クエストとか山程残ってたけど速攻でソフト削除した。

ただの愚痴になってしまったけど、「人類崩壊現代人のせい」みたいなストーリーゲームにいらないから。

そんなの現実でもうお腹いっぱい。

ウクライナ戦争プーチンの顔が出るたびうんざりしてるんだって

最初からひゃっはーしてるゲーム最後までひゃっはーしててくれ。

RPGってネタバレするわけにはいかないからここのところが厳しい。

大作は、大作感を出すから大作なんじゃなくて、多くの人々の心に響いたから大作なんだよ。

上辺の演出だけで道徳観とか涙腺刺激して大作面されるのが一番腹が立つ。

辛かった。

2023-07-20

君たちはどう生きるか感想考察

……よりもさァー、鈴木Pが入れ込んでるって噂の人がスタッフロールに何の担当で載ってたかだけ教えてくれよォー

2023-07-17

宮崎駿君たちはどう生きるか」の検証にもならない独り言/ジブリ映画感想レビュー

大学2年の時にニーチェを読んだ。ニーチェサリンジャーを読まないといわゆる「基本的人権」が認められない世界観の中で、避けられない選択肢だったので、読んだ。そして意味がわからなかったので、本屋普通に並んでる様な文化人解説本をいくつか読んだ記憶があり、その後読んだ年齢の倍以上経てその殆どを忘れてしまってる。

さて、先日「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。何故かネタバレを極端に避ける風潮があって私の周りでも内容に触れる人は極端に少ない。

ただ「理解するのが難解な作品である」といった趣旨投稿をしている人は何人もいた。

果たしてそうなのだろうか?という疑問を持ったので本増田を書いている。

特にメモをとってわけでもないので、ディテール齟齬がある部分は勘弁いただきたい。

1、話の骨子

真人空襲(?)で母親を失くす

その後、母親の妹が新しい母親となり、母親実家疎開(?)をする

亡くなった母親の思い出もあり、新しい母親真人は心を開けない

金持ち仕草抵抗のない父親が車に乗せて初登校をしたため、ガキ大将的な奴と喧嘩になるがMMA能力があったため圧倒する

帰り道に石で自分の頭を殴り✳︎1 かつ犯人を言わないという知的な叱られ対策を行う

亡くなった母親の残した「君たちはどう生きるか」に出会う ✳︎2

その後成長した少年は新しく生まれた弟と家族と共に東京に戻る

ご覧の様にストーリーは極めてシンプルである。そして、✳︎2の描写が本作品の大部分を占めている。

2、おしいれのぼうけんなのか否か

いやいや、おしいれのぼうけんのさとしとあきらのぼうけんは実際に異世界へ行ったのであるよ。そういう人もいるだろうし、多感な子供がおしいれに罰として閉じ込められるという昭和のみ許された罰によって生じた脳への過大なストレスで発生したイマジネーションの中の世界という人もいるだろう。

今回は後者の説をとらせて貰いたい。

真人はあまりに強く石で頭を打ってしまい、かつ慣れない場所でのストレスから母親が残してくれた「君たちはどう生きるのか」に没頭してしまう。

この原著小学生の時に読んだことがあり、その歳からは3倍以上の歳となってしまったので

あるが、コペルくんという快活な出来杉くんが日々体験した葛藤かに、「叔父さん」が真摯に答えてくれるという内容で、漫画化されて話題になった時の売り文句を見ても感じたのだが、児童文学の姿を借りた思想書/啓蒙である

うっすら覚えている内容も、格差によるキャズム父親金持ち仕草でいきなり浮きまくって喧嘩となり、派手な登校拒否スタートとなった真人とは重なる点も多く、「叔父さん」の回答は真人の心に刺さるものが多かったろう。

聞くところによると反戦主義者であった吉野源三郎は、自由言論活動抑制された戦前、戦中において、その活路を児童文学見出したようだ。

吉野源三郎ニーチェの対比については東洋哲学視点で語る人は少なくない。戦前、戦中においてはニーチェが死んだと評した絶対的価値観と同様のものがこの国に溢れていたのは事実だろう。

そういった意味では吉野源三郎日本ニーチェと感じる人はいてもおかしくないのだろうけど、昭和小学生であった自分には全く刺さらなかった一冊であった。

なんにせよ、真人少年はこの本を読み、心の中のぼうけんへとでかける。

3、これは大事ものから

庭にある「塔」はよそから飛来した飛翔体で、大叔父は「これは大事ものから」と新しい建築物で囲った。

ここで思い出すのは聖書の一節である

「新しいぶどう酒は新しい革袋に盛れ」(ルカ5章38節)当時の慣例を無視したイエスは、新しい思想は、新しい環境にて受け入れかし的な意味で言ったらしい。

健全なる精神健全なる身体に宿れかし」

と宿るじゃ大きく意味が異なるので、この辺も解釈によって随分と違う。

さておき。この大叔父の言っている「これは大事ものから」は絶対的価値観で、この絶対的価値観を装飾したり保護したもの戦前、戦中に世に溢れていた「常識なのだろう。

この常識に対して、「君たちはどう生きるのか」は児童文学というN国ハックを成功し、無事相対的価値観真人少年に届けることに成功する。

✳︎母親も塔で行方不明になった時期があり、大叔父は姿を消したままなのは絶対的価値観に対する「疑問」を持ったことに対して、思想警察等の介入を招いたという事なのでは?といった解釈もなりたつ。一方で、隠れキリシタンマリア像的な「進歩的思想」を表すものとも受け取れるがその場合はいくつかの齟齬生まれる。

4、アオサギの指すもの

本作でトリックスターとして描かれるアオサギ古代エジプトのベヌウを始めとして様々な宗教で描かれている。

混沌に現れたベヌウがアトゥムとなりそしてラーとなったが古代エジプト神話創世記で、ベヌウはその後もフェニックスになったり、旧約聖書で忌むべきものと描かれたりと様々な存在であり続ける。

全てのアオサギは嘘つきだとアオサギは言った。これは本当か?!

という問答が本作ではあったが、アオサギは「相対的価値観」のメタファとして描かれたのでは?と私は思う。

敵か味方か、友人かわからない存在

見る人によって、見る時によって解釈が異なる存在相対的価値観象徴としてこの上ない。

ソクラテスの良き友人であり、ソクラテスソクラテスとならしめ、そして死に追いやった「ダイモン」はその後「デーモン」となり絶対悪となる。

アオサギは創世の核から、忌むべきもの、そして後世では聖職者キリストとしても解釈をされている。相対的価値観象徴として登場するに相応しい扱いのブレブレさ。

嘘つきを「悪」や「忌みもの」と置き換えたとしても時代、そして答えるものスタンスでその答えが変わるだろうアオサギトリックスターに据えたのは、アオサギ不死鳥火の鳥としての立ち位置だと考えても中々に面白いのではないだろうか?

5、ペリカン反戦

わらわらが空に舞うシーンとペリカンの登場をみて、多くの人が空襲によって生まれるはずの命が奪われていったのをイメージしたのではないだろうか。

出雲大社をはじめ、神道結婚式では玉串をおさめるさいに、新郎新婦螺旋の様に左右に交わりながら神前に進む。

この「螺旋」という存在は、永劫回帰もつながる東洋思想の根幹となるもので、すべてのもの平等に無価値で、それぞれが相対的価値をそれぞれに対して持ち、または持たない。

下の世界は明示的に「地獄」と表記されてたのであるが、おそらく描かれてるのは冥界だろう。

ニーチェが死んだと評したものはそれ以前のキリスト教における始まりのある絶対的価値観というのが有力な説であるが、その絶対的価値観を作った人物の1人であるアウグスティヌスが「聖心、自己犠牲」の象徴とし、その後も様々な紋章で愛されたペリカンが魚の内蔵餌にし、上の世界での誕生を待つわらわらの命を次々と奪っていくのは宮崎駿フラットな「反戦思想」が読み取れる極めてシニカルメタファーではないだろうか。

ペリカン第二次世界大戦でも輸送機爆撃機のノーズアートとして愛用をされていたのは、ミリタリーに造詣の深い宮崎駿なら知らないわけはないだろうと考える次第である

6、インコがよくわからない。

インコ軍団の描かれかたは、当時の日本軍部の急進派やポピュリズム扇動された国民イメージとさせる。

ところが、インコアオサギペリカンの様に何かのメタファとして使われてた例を少なくとも私は知らない。

あえて言えば、ポピュリズム扇動される一定数の国民は今も変わらない、その人たちはみな同じ様ち聞いたことを繰り返す。

これらに対しての皮肉を込めて、鸚鵡はアレだからインコにするか、となったくらいしか思いつかない。

1シーン、インコたちが「陰謀論者」を彷彿とさせるセリフを言ってたのが気になるが、それにしても偶然の一致だろう。

何故、インコなのかは本当にわからない。

まとめ

本作は極めてシンプル構成少年の成長の数年間を描きつつ、そのきっかけとなった一冊の本バックボーンを深く掘り下げた作品だと思う。

ただ、その一冊が示すところは当たり前の様に社会実存する不条理や、固定された常識を「畜知」として個々の持つ倫理観や、相対的価値観を持って超越すべきと描くものだった上に宮崎翁の表現だ。わかりやす理解が困難であるところが極めてわかりやすい。

現象界では常に変化が起こり、全く同じ真理などは存在せず、全てのものに等しく「無」だけがその拠点として存在すると、ナウシカ宮崎駿は伝えたかった気もするのだけど、これすら三連休の最終日にしこたまアルコールを飲んで歩くのすらおぼつかない私の中だけの相対的宮崎駿である

なんにしても本作の序盤の数分で感じるスパイダーバース同様の狂気は、宮崎駿存命の間しか味わうことが出来ない、スタッフロールと引き換えに命を削った各コマを作り上げた人々の命の結晶である時間は貴重だ。一方、チケット代なんて酒を2、3杯飲むのと引き換えられる程度の数字が書かれた概念しかないだろう。

よっぽど忙しい人や、ジブリ宮崎駿が嫌いな人も最初10分で良いから見てほしい。

そんな狂気に溢れた作品であった。

おまけ 

昨晩、地下室からのふしぎな旅を改めて読んだ。柏葉幸子は素晴らしい。

宮崎駿引退するまでに一回で良いか柏葉幸子作品監督をやりたいはずと、私は勝手に思っており、君たちはどう生きるかもその色眼鏡で鑑賞するといくつかのシーンから妄想が膨らむ。「鈴木くん。柏葉幸子は素晴らしいぃぞぉ」という宮崎駿の声が脳内で響く。

2023-07-13

なぜ火サスは火曜の夜2時間サスペンスだったのか

月曜のりきって火曜平日になれてきた夜になぜこんなテンプレサスペンスがよさそうだ!ってなったのか

ルーチンって意味でありふれたサスペンスドラマってことなのか

そもそも平日の火曜の夜に2時間も、映画と違って出来のよしあしもわからないドラマをそんなに見る人間がいたのか

ウィキペディア

番組初期のプロデューサーだった小坂敬は「哀しくなければサスペンスじゃない」が最初のコンセプトであるとして、「単なる謎解きに終始せず、きっちりとした人間ドラマを作ろう」ということで、登場人物はみんな何か重いものを背負っていることをじっくり描くことが最大のテーマだったと話している[1]。

第1回放送は、島田陽子主演の「球形の荒野」(松本清張原作)。1980年代は、松本清張作品などの日本推理作家海外ミステリーなどを原作として、ベテランスタッフ映像化する重厚作品が多く、全盛期には視聴率もしばしば25%を超える人気を誇った。日本テレビにとっては、1980年に放映の始まったよみうりテレビ制作の『木曜ゴールデンドラマ』に次ぐ2時間ドラマ枠であり、1988年からさらに『水曜グランドロマン』を設けるなど、日本テレビ系列では2時間ドラマ枠が多くなったが、『火曜サスペンス劇場』はその中核であり、最も息の長い枠となった。1990年代以降は、主に50歳代から60歳代の女性視聴者に絞り定番シリーズ放送する安定路線が敷かれた[要出典]。特に1990年代は、日本テレビの視聴率全国的好調になっていた年代でもあり、日本テレビのドラマ枠としては、最も高い視聴率殆どの回で記録しており、ドラマ視聴率ランキングの上位にもしばしば食い込んでいた。

この番組の開始によって、『木曜ゴールデンドラマ』が、読売テレビ一社制作に変更された(それまでは、日本テレビと読売テレビが交互に制作していた)。また、札幌テレビ放送テレビ岩手福岡放送といった系列局が制作することがあったり、系列局の地元の“お国自慢”などに絡んだ作品制作されたこともある。

また、大林宣彦神代辰巳鈴木清順実相寺昭雄劇場映画で名声を博している旬の監督たちを起用して演出家主導の意欲作を撮らせる試みもしばしば行われた。その結果、難解なストーリー前衛演出も辞さず、2時間ドラマのみならずテレビドラマの枠をも破るような作品群が少数ながら生まれている。

番組スタッフロールは、当初は「最後に『制作製作):日本テレビ、(担当制作プロダクション)』」とクレジット表記されており、1985年4月以降は、「最初に『制作日本テレビ』、最後に『製作著作:(担当制作プロダクション)』」当とクレジット表記されていた(同時に日本テレビ製作番組製作から製作著作表記が代わった)。当枠終了後、日本テレビは製作プロダクションとの制作打ち切り関係も絶縁し、視聴者層を若年層に絞った路線に変更した。

一時期は視聴率20%を超えることもあったが、2000年代に入ってから視聴率低下に歯止めがかからず、2005年9月27日放送をもってを24年間の歴史に幕を閉じた。最終回放送内容は火サス最多出演俳優水谷豊主演の「事件記者三上雄太III 逃走援助」で、放送時刻は19時からの3時間特番により通常より1時間遅い22時 - 23時54分であった。

からなかったこ

なぜ火曜の夜だったのか。

たぶん始まったときがそうだったからってだけなんだろう

2023-06-25

マージ・マジ・無シューミなんだが「趣味」の話の仕方教えてくれ

俺、増田ノニ

平日はブラック企業でダラダラ残業して、家帰ったらシコって寝るだけ!

オカズはPornhubのランキング上位を何も考えずに再生するって心に決めてるから特にこれといった性癖はナシ!

休日はそのクールに人気のアニメドラマを3本ずつぐらい見てたけど、なんか最近大河ダルい朝ドラゴミからアニメしかもう見てねえ!

でも別にアニメが好きってわけじゃねえし声優名前は「山ちゃんしか知らねえ!本名は忘れた!あと声が変わりすぎてぶっちゃけからねえ!

アニメスタッフロールダルいから見てねえっつーかOPED飛ばしてるから監督名前宮崎駿細田守しか知らねえ!あと一人いたけど誰だっけ?

ドラマは……半沢直樹あたりからとにかく叫べばいいじゃんってノリがキメーから最近マジでもう洋ドラばっかだな!今見てる洋ドラ最後に見たのはアップロードの2期だけど何年前だ?

好きな作家村上春樹貴志祐介!でもここ5年ぐらいは休日活字読みたくねえから何出してるかも知らねえ!つーか言ってみただけで青い炎と世界の終わりぐらいしか読んでなかったわ!

映画配信サイトしか見ねえけど見ながらネット漫画読んでるから特に思い入れはねえ!マジで何見たのか忘れたわ!

漫画無料で読めて時間潰せるから読んでるけどぶっちゃけ内容あんま分かってねえ!

ゲーム無料で遊べるゲームちょっと齧っては捨ててるから特に思い入れはねえな!

好きな食べ物ハーゲンダッツ限定味はあったら買うけど何食ったのかは覚えてねえからどれが好きとか聞くなよ?

で?

この状態でどうやって趣味の話すりゃええんや

聞かれてもまともにキャッチボール出来んわ。

拘りとかないわけじゃねえけどネガティブな物ばっかだぜ?

まず恋愛至上主義美男美女至上主義がでえっきれえだ!童貞にとっては恋してる奴ら全員敵だからよ!

あと炭水化物至上主義みてーのがマジで理解不能!白米ってマジうめーよなーとか言われても食べ物界の無課金アバターにどんな過大評価だよって気分だぜ!

テレビ至上主義アクセス数至上主義も気に食わねえな!逆にマイナーなほど偉いって考えもあるがそれも結局は囚われてるじゃねえかって感じだ!

うそファッションが俺はマジで興味なくてよ!ユニクロしまむらで済むものを何倍も出して買う奴らはマジでバカだと思ってる!

他にはそうだなぁ……陰謀論みてーのも馬鹿すぎて嫌いだな!お前らそんな嫌韓みてーなノリで21世紀を生きようとかダサすぎだろ?

年功序列もかなり嫌いだな。先輩だから偉いなんてことがそんなにあるか?

そもそも特定の何かがある奴が偉いって考え方自体おかしくねえか?基本的人権平等だよな?

犯罪者じゃない限りは皆同じ重さの命と心だと思わねえか?まあぶつかりおじさんみてーのは犯罪者から普通の人より命も心も軽いと思うけどな。

そういやLGBT黒人出しときゃいいみたいな映画ってどう思う?コンセプトが間違ってるなって俺は思うよ。なんかのコンセプトがあってそれを描くのにLGBT出す必要があるなら躊躇しねえのが大事なんであって、それ自体をコンセプトにするのはそれもまた差別だろ?

まあこんな所かな。

愚痴ばっか文句ばっかで特に得意分野もねえわけよ。

どうやって語ればいい?

趣味」や「休日の過ごし方」って奴をよ?およおよ~~~???

2023-06-12

個性自由ではみ出していく

映画を見たら商店街で踊ってる女子高生がいた

スタッフロールで「新しい学校のリーダーズ」ってなんだ?と思いながら、あーあの女子高生たちがそういう名前の人らなのかと気づいた

スマホで調べてたら一緒に映画を見た娘から「出てたよね」って言われて知ってるの?って聞いたら最近TVにも良く出てて人気らしい

全然知らなかった

かにTVを見る時間は昔に比べて大幅に減ったけど、そもそもスマホ動画しか見ないのは同じはずの娘よりモノを知らない時代になったというのは少々ショック

2023-06-10

TAR / ター はいいぞ

映画TAR / ター」はいいぞ。見てよかった点は以下。

主人公が美しい、おしゃれ

主演のケイト・ブランシェットが美しく、演技も素晴らしい。あとキャラクターとしてファッションセンスが良くて、シンプルながら見惚れる着こなし。ファッション誌の映画レビューでも褒められるような感じ。しかしこの美しさは男社会を生き抜く鎧だったのかもしれない。

映像音響ダイナミック

ほとんどBGMが無く、生活が描かれる場面での静けさと、オーケストラ演奏する時の大音響との巨大なギャップ。その音楽の巨大な力を、主人公が1人で制御している全能感。音によって、マエストロが手に入れた権力が伝わってくる。

人間の強さと弱さが描かれる

オーケストラ世界世界最高の指揮者にまで登り詰めた主人公、その情熱と才能は本物。タフで知的で社交的。でも一方で、傲慢感情的。その人間的な弱さの部分が、徐々に自分に跳ね返ってくる。破滅が近寄ってくる。その演出が怖い。くる、きっとくる。

・よく練られた構成

開幕、よく分からないシーンがあり、スタッフロールがはじめにあったり、長いインタビュー主人公が語り続けたり。なんだこりゃ?大丈夫なのか?という不安からはじまりつつも、最終的には意図が分かって腑に落ちる。ただ、上映時間はけっこう長い。トイレに行きたくなるかもしれない。

・よく分からない感覚

見終わった時に、どんな顔をすればよいのか良く分からなくなる。自分は何を見たんだ?この感じ…今まで見た何に似ている?ハッピーなのか、バッドなのか。ハッピーだとして誰にとっての?何かものすごく今の時代を捉えていつつ、神話寓話を見たようでもある…よく分からない。つい後で思い出して考えちゃう。つまり癖が強くて面白いってことか。

2023-05-27

映画館区分けが欲しい

先日、映画を見に行ったときのこと。

近くに何らかのハンディを持った子どもたちが座った。

なぜハンディを持っていたと感じたかというと、

1人目

上映中ずっと前後に揺れてる。手を前に出すものから、俺の視界の端にも入ってくる。揺れがひどいとその子の頭も視界に入ってくる。

2人目

定期的に声が出る。「ガッ」とか「ゲッ」とか。

たまに笑い声みたいなのも。

まぁ、そういう子らもいるよなと思いつつ、内心はしんどかった。

映画に集中したくてもできない。定期的に視界を塞がれ、奇声が聞こえる。

それでもなんとか我慢した。

でも、その映画クライマックス、感動的なシーンでヒロインセリフを言う時

「ギャーハハハ!」と笑い声が聞こえた。

本当にムカついた。

素晴らしい映画台無しにされたと思う。

でも、まわりの人は何も言わなかったし、その子たちをどうにかすることはなかった。

まぁ、上映中にどうにかしたらそれ自体他の人の邪魔になるんだけど。

スタッフロールが流れた瞬間、その子達は席を立った。

母親らしき人がうつむいて笑い声をあげた子の手を引き、その後ろを前後に揺れてた子がついていった。

その後ろ姿を見て悲しくなった。

難しいんだろうけど、そういう子らでも見れる別席みたいのあればいいのにな。

一番は俺が映画に集中したいからなんだけど。

2023-05-19

[]すずめの戸締まり29周増田

映画『すずめの戸締まり』の映画評を定期的に投稿している増田。鑑賞のたびに新たな発見がある模様。

回数(*)
日付
備考
42022-12-11anond:20221211214034"考えてみるとほぼ毎週見てますねぇ!"
"若い人が多いと屋根が直るのとカーナビのとこで笑いが起きるんだけど、一体感あって好き"
52022-12-18anond:20221218211349前の席に座ったのを後悔したものの結局楽しんで観ちゃった
62022-12-24anond:20221224211801学校地震の時、戸をスッと開けてる有能がいた
72022-12-29anond:20221229163356初のIMAX
82023-01-08anond:20230108140544おじいちゃんかに隻腕だわ
92023-01-15anond:20230115192154すずめの戸締まりダイナミックコード説
102023-01-22anond:20230122173003スクリーンがピンボケするトラブルが発生
"次は字幕童貞かやるなら4DX童貞も捨てたいですね…生(レア)でね"
112023-01-28anond:20230128144537"ポスター買おうかと思ったけどすずめの戸締まりが大好きな人みたいで恥ずかしいからやめた"
122023-02-04anond:20230204210408"最初の後戸の真水の質感とかすげーよ"
132023-02-11anond:20230211154320ロングヘアの同級生名前マミだと判明
142023-02-12anond:20230212171443"あと、吉幾三聞き取れた。スナックでグラスに氷入れてるとこだ!"
152023-02-19anond:20230219201955"すずめが温泉廃墟行くときダイジンの声してない?"
162023-02-23anond:20230223144114えらい短い。飽きたのだろうか
"ただ、今日シネコンで観たのに流し見気味で、見飽きてきてんのかな?"
17
18
2023-02-25anond:20230225202537杞憂だった模様
"禁断のすずめ二度打ち"
192023-02-26anond:20230226144339金熊賞を逃す
"すずめは…しくじったんだね" "私が金玉賞をあげるよ!"
202023-03-04anond:20230304180609トローチを一日一箱舐めて舌がズタズタになった模様
"なんだか集中できず…"
212023-03-05anond:20230305170513"スーパー面白かった…昨日はつまんなかったのになんでェ~?"
"楽しいなぁ幸せだなぁしか考えられない"
222023-03-13anond:20230313193920"最初の戸締まりのン゛ゥ!って気合い声すき"
232023-03-18anond:20230318220124駐車券を紛失し焦る。"ミミズ東京の後戸の泣きギレすずめすき"
"守るのはいいけどダイジンが顔に股間を近づけてるのが気になる"
242023-03-19anond:20230319185422"券売機で小銭をぶちまける。店員さんに助けてもらう。誠にごめんなさい。"
252023-03-25anond:20230325224118スタッフロールに王珍珍の名前発見
26
27
2023-05-05anond:202305051835521か月ぶり。初の平日レイトショーに参戦。シン・仮面ライダーも4回目に突入
282023-05-13anond:20230513175140背景画集を購入
292023-05-14anond:20230514145727"愛媛ミミズが出現したあたりから、急に面白くて面白くて仕方ない!やられたぜ!面白い展開をテンポ良く入れたな!"
"最初の30分で、俺はこれからの90分を淫乱に盛り合えることを確認した"

(*)1~3回目は発見できなかったため省略

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