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はてなキーワード: スタッフロールとは

2023-08-12

[]8月11日

ご飯

朝:コーンフレーク。昼:ナポリタン。夜:豆腐えのきベーコンにんじんオクラ玉ねぎの鍋。たまごやき。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

アーキタイプ・アーカディア

・はじめに

ケムコウォーターフェニックスコンビが送る文明崩壊した世界で何故か稼働し続けるVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を巡る、熱く燃える熱血ノベルゲーム

中人物達が遊ぶ「アーキタイプ・アーカディア」はゲームの設定が作り込まれていて、それを遊ぶ様がまず楽しい

そしてそんなゲームを遊ぶ日常がいつの間にか世界の命運を巡る壮大な物語に広がるんだけど、あくま個人の良いところもあれば悪いところもある生き様の格好良さで魅せる展開が多めの沸るシナリオ面白かった。

主人公のルスト、その妹クリスティンの二人っきりの旅から始まる物語が数多くの人を巻き込んでいきどんどん話が広がっていくのも群衆劇っぽくて好み。

インキャラ、サブキャラわず、どのキャラ重要役割があるを序盤から繰り返しやってくれるので、回想シーンやサブキャラの掘り下げが繰り返されるパートもダレずに楽しめた。

・「アーキタイプ・アーカディア」が面白そう

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」内の出来事物語の大半を占めているが、このゲームがよく考えられている。

ゲームログインすると、今までの人生で印象に残っている記憶カードが4枚入ったアルバムもらえる。

アルバムからカードを取り出して呪文を唱えると、その記憶媒体としたアバター召喚されるので、アバター同士で戦うPvP

アバターは人それぞれで、ごっこ遊び記憶から剣や銃や石といった直接攻撃系もいれば、愛し愛されの記憶から回復系、単純な乗り物の移動系、辛い出来事を耐え忍んだ防御系、複雑な事情能力からも伝わる状態異常系などなど、記憶出来事ゲームっぽさとが融合している。

他にも色々とルールはあるのだけど、記憶と共に戦うから戦闘を通じて対戦相手過去理解していくストーリーと密着したシステムになっている。

そのため、ゲームの中のバトルがそのままキャラクタの掘り下げになっていて、バトル描写が退屈しない。

お歌で戦うアバターから元アイドルなのかな? 縄のアバターで縛る子はSM好きか? など敵の記憶を予想しながら楽しく遊べた。

全員分の掘り下げがあるわけじゃないのが残念なところだが、主人公が持つ4枚の記憶カードについてはじっくりたっぷりストーリーが楽しめる。

他人記憶カード交換することもできて、そうするとその能力だけでなく記憶のものも受け取ることになるので、主人公だけでなく他のキャラクタ達の掘り下げも多い。

物語が進むと色々なシステムによってそれだけじゃない手段でも記憶カードの中の記憶を辿るストーリーが楽しめる。

・翔太が可愛すぎる

そんなカードのやり取りで記憶の一端が描かれるメインキャラの中でも一際惹かれたのが翔太。

見た目と表向きの態度は可愛い思いやりのある女の子記憶カードでは回復を使える優しい子なんだけど、VRMMORPGのキャラメイクシステムを使って女性を演じている22歳の青年男性

ネットゲーム用語でいう「姫プレイ」のような遊び方をしており、取り巻きを作り閉じた人間関係の中で悪循環を回している中々に攻めた設定だ。

他人依存し自立できない幼さがある癖に、すぐ調子に乗り増長する愚かさが愛らしい。

であることがバレるのを怖がっているが、性自認女性というわけではなく、あくま他人から都合よく愛されたいがために異性装している打算あるキャラ

とまあ嫌な視点ばかり書いてきたが、そんな人間の愚かさをある意味肯定的に、ある意味否定的に描く、人間人間であるだけで尊いそんな弱くて愚かだけど強くて可愛いキャラだった。

主人公やその他の男性キャラとそういう雰囲気になる展開こそないものの、22歳男性が自立できずに大人の男の人に依存して甘えた態度を取るのはエッチだった。

攻略対象として専用ルートも用意されており、男性キャラながらゲーム内の見た目が女性なのでヒロイン的なポジションとも言える。

なお「ぷぷぷー騙されてやんのー。残念! 男でしたー。おじさん男相手エロいことしようと思ってたのウケるんですけどー」な二次創作Pixiv投稿されていると予想したが一切されておらず涙した。

大人リゲルさんをはじめとしたサブキャラ達も良き

記憶カードの掘り下げこそないものの、他のサブキャラ達も魅力がいっぱい。

特に防衛隊隊長リゲルさんは出番こそ控え目ながら、相手カメラ撮影すると閉じ込める状態異常系のアバターと、竣敏な動きで攻撃する猫の攻撃アバターと、バイクの移動系アバターの三種類を同時に使いこなす屈指の強キャラだ。

アバターの同時併用は二つでも高等技術扱いなので三つでかつそれぞれの役割が被っていないのは強キャラの風格があった。

防衛隊なので物語の都合上どうしても負けシーンは多いが、彼ほどの実力者が負けることに毎回きちんと理由があるし、それが主人公の乗り越えるべき大きな壁になるので、主人公師匠キャラっぽさもあるリゲルさんは美味しいキャラだった。

他にも映画大好きなキャンディさん、翔太の取り巻きながら男を魅せる集落代表最後最後で良いところを持っていく奇妙な倫理観ローズ、肉体を使った「癒し」が得意なカーラのお母さんなどが印象的なキャラだった。

インキャラだけでなく彼らサブキャラたちの想いも乗った熱い展開が幾つもあるので、サブキャラ書き込み上長に感じず楽しめた。

・メインキャラとの思想ぶつかり合いバトルが面白

先に翔太という例外と魅力的なサブキャラ達の感想を書いてしまったが、この作品のメインは記憶カードをぶつけ合って戦う思想の殴り合いだ。

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」のシステムを利用した作戦や工夫のシーンも沢山ある。

この作戦を立てるシーンは楽しく、実際に何か3Dキャラを動かしたりステータスが変動する要素は一つも無いのに、このゲームを実際に攻略しているような気分になるのが面白い。

しかし、毎回色々、本当に色々あって、最終的には主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだ記憶カードと、章毎のメインキャラ達の思想のぶつかり合いが主題となる。

最強を目指して奪い取った様々な記憶カードに成り切り演じるリア、自身の犯した罪の意識から自死の願望が強いオリーブ恋人再起不能になったこから世界を憎むアレグロなど、様々な理由の「楽しい」以外の感情記憶対峙する。

これらを主人公ルイスはどのように破るのか、どの章でもここが見どころになってくる。

この思想バトル通じて得た仲間たちの輪がどんどん広がっていくのも良かった。

特にアレグロは表紙に映っているだけあって超重要キャラ対立が一度や二度じゃないのが、物語に深みが生まれていた。

主人公と表裏の関係にあるエピソードなんかもあり、名実共にもう1人の主人公だった。

彼らのエピソードはどれも単純な否定で終わらず、考え続けていくことで、作中でも後々には意見が変わることもあるのが、単純じゃ無さが伝わる難しい話だった。

良い/悪い、正義/悪のように一言で分類できないグラデーションのある多様な意見のぶつかり合いは読み応えがあった。

ゲーム楽しい

自己言及型のメタミステリのような物言いになるが、このゲーム主題を要約するとこれに尽きる「ゲーム楽しい」だ。

主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだゲーム記憶

これが物語最初から最後まで一貫して強く肯定される。

ゲーム楽しいシンプルな主張だが、多種多様な様々な状況においてもこの主張は繰り返される。

「悲しい時ほど遊ぶ」作中で何度も引用されるクリスティンの台詞

どのような意図なのかを細かに解体する必要もなく、遊んでいるプレイヤー自身もまたゲーム楽しいから遊んでいるのだから、この主張には納得しかない。

そんなメタ的な構造の話では終わらず、作中ではきちんと噛み砕いて説明してくれ、ゲームは殺し合いと違って次があること、次があるからこそ工夫をしたくなること、工夫するから技術進歩すること、終わったら勝っても負けても楽しいこと、誰かと時間を共有することの楽しさなどなど、ゲームの魅力をこれでもかと手を変え品を変えアピールしてくれる。

間違っても何度でもやり直せるように取り返しのつかないことだけはしない、そして自分相手も許す、ゲーム肯定することがいつの間にか人間肯定することになっているテーマ性の広がりが最高に決まっていた。

・さいごに

主人公の妹クリスティンが興したギルドで使われていた仲間の中だけで通じる内輪ネタ「ラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカ」の意味オーラスオーラスで明らかになるんだけど、これこそが正にゲームだった。

ゲーム遊ぶことを肯定するどころか、ゲーム的でないもの否定するような強いメッセージ性のある強烈な作品でありつつも、そのような良い意味脱力する展開で、緊張がすごく解けてスタッフロールに迎えた。

ゲーム楽しい、そんな当たり前の感情を丁寧に解体して色々な部位で楽しませてれた。

僕もテキスト主体アドベンチャーゲームを一人で遊ぶのではなく、ステータスゲーム技術が求められる人と人との交流がある類のゲームを遊びたくなった。

2023-07-24

最近ゲーム説教臭くて嫌

もちろん全部とは言わないのだけど。

発売してしばらくたった割と評価の高かった大作RPGをやっと昨日クリアした。

異世界ファンタジーと思わせておいて、世界崩壊したあとの話だなんて割とよくあるパターン

そうすると自然人類崩壊した理由が描かれるわけだけど、そこがいちいちうるさい。

人々のエゴだとか環境問題だとか、なんで飲み屋の片隅でじじぃどもが騒いでるような話をゲームの中でも聞かされないといかんのか。

それ見て「自分は気をつけよー」なんて小学生でも思わんでしょ。

序盤はシステムも良くて楽しんでたんだけど、終盤になって大作感を出そうとして無駄に話がデカくなっていく感じが本当にしんどかった。

とりあえずクリアまではしようと思って頑張ったけど、それでもつらいと思ってから20時間くらいかかって、ラスボスから理不尽な一撃死を食らってレベル上げしなくちゃいけなくて、やっとエンディングまで行ったらスタッフロールスキップできなくて。

ただ泣かせたいだけの理由ヒロインが死にかけて最後は当たり前のように生き返って。

クエストとか山程残ってたけど速攻でソフト削除した。

ただの愚痴になってしまったけど、「人類崩壊現代人のせい」みたいなストーリーゲームにいらないから。

そんなの現実でもうお腹いっぱい。

ウクライナ戦争プーチンの顔が出るたびうんざりしてるんだって

最初からひゃっはーしてるゲーム最後までひゃっはーしててくれ。

RPGってネタバレするわけにはいかないからここのところが厳しい。

大作は、大作感を出すから大作なんじゃなくて、多くの人々の心に響いたから大作なんだよ。

上辺の演出だけで道徳観とか涙腺刺激して大作面されるのが一番腹が立つ。

辛かった。

2023-07-20

君たちはどう生きるか感想考察

……よりもさァー、鈴木Pが入れ込んでるって噂の人がスタッフロールに何の担当で載ってたかだけ教えてくれよォー

2023-07-17

宮崎駿君たちはどう生きるか」の検証にもならない独り言/ジブリ映画感想レビュー

大学2年の時にニーチェを読んだ。ニーチェサリンジャーを読まないといわゆる「基本的人権」が認められない世界観の中で、避けられない選択肢だったので、読んだ。そして意味がわからなかったので、本屋普通に並んでる様な文化人解説本をいくつか読んだ記憶があり、その後読んだ年齢の倍以上経てその殆どを忘れてしまってる。

さて、先日「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。何故かネタバレを極端に避ける風潮があって私の周りでも内容に触れる人は極端に少ない。

ただ「理解するのが難解な作品である」といった趣旨投稿をしている人は何人もいた。

果たしてそうなのだろうか?という疑問を持ったので本増田を書いている。

特にメモをとってわけでもないので、ディテール齟齬がある部分は勘弁いただきたい。

1、話の骨子

真人空襲(?)で母親を失くす

その後、母親の妹が新しい母親となり、母親実家疎開(?)をする

亡くなった母親の思い出もあり、新しい母親真人は心を開けない

金持ち仕草抵抗のない父親が車に乗せて初登校をしたため、ガキ大将的な奴と喧嘩になるがMMA能力があったため圧倒する

帰り道に石で自分の頭を殴り✳︎1 かつ犯人を言わないという知的な叱られ対策を行う

亡くなった母親の残した「君たちはどう生きるか」に出会う ✳︎2

その後成長した少年は新しく生まれた弟と家族と共に東京に戻る

ご覧の様にストーリーは極めてシンプルである。そして、✳︎2の描写が本作品の大部分を占めている。

2、おしいれのぼうけんなのか否か

いやいや、おしいれのぼうけんのさとしとあきらのぼうけんは実際に異世界へ行ったのであるよ。そういう人もいるだろうし、多感な子供がおしいれに罰として閉じ込められるという昭和のみ許された罰によって生じた脳への過大なストレスで発生したイマジネーションの中の世界という人もいるだろう。

今回は後者の説をとらせて貰いたい。

真人はあまりに強く石で頭を打ってしまい、かつ慣れない場所でのストレスから母親が残してくれた「君たちはどう生きるのか」に没頭してしまう。

この原著小学生の時に読んだことがあり、その歳からは3倍以上の歳となってしまったので

あるが、コペルくんという快活な出来杉くんが日々体験した葛藤かに、「叔父さん」が真摯に答えてくれるという内容で、漫画化されて話題になった時の売り文句を見ても感じたのだが、児童文学の姿を借りた思想書/啓蒙である

うっすら覚えている内容も、格差によるキャズム父親金持ち仕草でいきなり浮きまくって喧嘩となり、派手な登校拒否スタートとなった真人とは重なる点も多く、「叔父さん」の回答は真人の心に刺さるものが多かったろう。

聞くところによると反戦主義者であった吉野源三郎は、自由言論活動抑制された戦前、戦中において、その活路を児童文学見出したようだ。

吉野源三郎ニーチェの対比については東洋哲学視点で語る人は少なくない。戦前、戦中においてはニーチェが死んだと評した絶対的価値観と同様のものがこの国に溢れていたのは事実だろう。

そういった意味では吉野源三郎日本ニーチェと感じる人はいてもおかしくないのだろうけど、昭和小学生であった自分には全く刺さらなかった一冊であった。

なんにせよ、真人少年はこの本を読み、心の中のぼうけんへとでかける。

3、これは大事ものから

庭にある「塔」はよそから飛来した飛翔体で、大叔父は「これは大事ものから」と新しい建築物で囲った。

ここで思い出すのは聖書の一節である

「新しいぶどう酒は新しい革袋に盛れ」(ルカ5章38節)当時の慣例を無視したイエスは、新しい思想は、新しい環境にて受け入れかし的な意味で言ったらしい。

健全なる精神健全なる身体に宿れかし」

と宿るじゃ大きく意味が異なるので、この辺も解釈によって随分と違う。

さておき。この大叔父の言っている「これは大事ものから」は絶対的価値観で、この絶対的価値観を装飾したり保護したもの戦前、戦中に世に溢れていた「常識なのだろう。

この常識に対して、「君たちはどう生きるのか」は児童文学というN国ハックを成功し、無事相対的価値観真人少年に届けることに成功する。

✳︎母親も塔で行方不明になった時期があり、大叔父は姿を消したままなのは絶対的価値観に対する「疑問」を持ったことに対して、思想警察等の介入を招いたという事なのでは?といった解釈もなりたつ。一方で、隠れキリシタンマリア像的な「進歩的思想」を表すものとも受け取れるがその場合はいくつかの齟齬生まれる。

4、アオサギの指すもの

本作でトリックスターとして描かれるアオサギ古代エジプトのベヌウを始めとして様々な宗教で描かれている。

混沌に現れたベヌウがアトゥムとなりそしてラーとなったが古代エジプト神話創世記で、ベヌウはその後もフェニックスになったり、旧約聖書で忌むべきものと描かれたりと様々な存在であり続ける。

全てのアオサギは嘘つきだとアオサギは言った。これは本当か?!

という問答が本作ではあったが、アオサギは「相対的価値観」のメタファとして描かれたのでは?と私は思う。

敵か味方か、友人かわからない存在

見る人によって、見る時によって解釈が異なる存在相対的価値観象徴としてこの上ない。

ソクラテスの良き友人であり、ソクラテスソクラテスとならしめ、そして死に追いやった「ダイモン」はその後「デーモン」となり絶対悪となる。

アオサギは創世の核から、忌むべきもの、そして後世では聖職者キリストとしても解釈をされている。相対的価値観象徴として登場するに相応しい扱いのブレブレさ。

嘘つきを「悪」や「忌みもの」と置き換えたとしても時代、そして答えるものスタンスでその答えが変わるだろうアオサギトリックスターに据えたのは、アオサギ不死鳥火の鳥としての立ち位置だと考えても中々に面白いのではないだろうか?

5、ペリカン反戦

わらわらが空に舞うシーンとペリカンの登場をみて、多くの人が空襲によって生まれるはずの命が奪われていったのをイメージしたのではないだろうか。

出雲大社をはじめ、神道結婚式では玉串をおさめるさいに、新郎新婦螺旋の様に左右に交わりながら神前に進む。

この「螺旋」という存在は、永劫回帰もつながる東洋思想の根幹となるもので、すべてのもの平等に無価値で、それぞれが相対的価値をそれぞれに対して持ち、または持たない。

下の世界は明示的に「地獄」と表記されてたのであるが、おそらく描かれてるのは冥界だろう。

ニーチェが死んだと評したものはそれ以前のキリスト教における始まりのある絶対的価値観というのが有力な説であるが、その絶対的価値観を作った人物の1人であるアウグスティヌスが「聖心、自己犠牲」の象徴とし、その後も様々な紋章で愛されたペリカンが魚の内蔵餌にし、上の世界での誕生を待つわらわらの命を次々と奪っていくのは宮崎駿フラットな「反戦思想」が読み取れる極めてシニカルメタファーではないだろうか。

ペリカン第二次世界大戦でも輸送機爆撃機のノーズアートとして愛用をされていたのは、ミリタリーに造詣の深い宮崎駿なら知らないわけはないだろうと考える次第である

6、インコがよくわからない。

インコ軍団の描かれかたは、当時の日本軍部の急進派やポピュリズム扇動された国民イメージとさせる。

ところが、インコアオサギペリカンの様に何かのメタファとして使われてた例を少なくとも私は知らない。

あえて言えば、ポピュリズム扇動される一定数の国民は今も変わらない、その人たちはみな同じ様ち聞いたことを繰り返す。

これらに対しての皮肉を込めて、鸚鵡はアレだからインコにするか、となったくらいしか思いつかない。

1シーン、インコたちが「陰謀論者」を彷彿とさせるセリフを言ってたのが気になるが、それにしても偶然の一致だろう。

何故、インコなのかは本当にわからない。

まとめ

本作は極めてシンプル構成少年の成長の数年間を描きつつ、そのきっかけとなった一冊の本バックボーンを深く掘り下げた作品だと思う。

ただ、その一冊が示すところは当たり前の様に社会実存する不条理や、固定された常識を「畜知」として個々の持つ倫理観や、相対的価値観を持って超越すべきと描くものだった上に宮崎翁の表現だ。わかりやす理解が困難であるところが極めてわかりやすい。

現象界では常に変化が起こり、全く同じ真理などは存在せず、全てのものに等しく「無」だけがその拠点として存在すると、ナウシカ宮崎駿は伝えたかった気もするのだけど、これすら三連休の最終日にしこたまアルコールを飲んで歩くのすらおぼつかない私の中だけの相対的宮崎駿である

なんにしても本作の序盤の数分で感じるスパイダーバース同様の狂気は、宮崎駿存命の間しか味わうことが出来ない、スタッフロールと引き換えに命を削った各コマを作り上げた人々の命の結晶である時間は貴重だ。一方、チケット代なんて酒を2、3杯飲むのと引き換えられる程度の数字が書かれた概念しかないだろう。

よっぽど忙しい人や、ジブリ宮崎駿が嫌いな人も最初10分で良いから見てほしい。

そんな狂気に溢れた作品であった。

おまけ 

昨晩、地下室からのふしぎな旅を改めて読んだ。柏葉幸子は素晴らしい。

宮崎駿引退するまでに一回で良いか柏葉幸子作品監督をやりたいはずと、私は勝手に思っており、君たちはどう生きるかもその色眼鏡で鑑賞するといくつかのシーンから妄想が膨らむ。「鈴木くん。柏葉幸子は素晴らしいぃぞぉ」という宮崎駿の声が脳内で響く。

2023-07-13

本当の映画グランツーリスモ

この映画原作通りでした

映画の始まりが、走り屋オーバルコースに来て、自分の車を正面から壁にこすりつけて斜めになりながら超高速で走って優勝を掻っ攫うというシーンで、初代のバグ彷彿とさせるものでした

その次はエスクードアクセルブレーキが反応しなくなってしまい、自力でゴールするためにステアリングによるスピンや敵車からの追突でなんとか完走を果たすという、某やりこみにあった『2』のネタで驚きました

別の場所ではトヨタGT-Oneウィリーする仕様で走り、21億という速度をたたき出すという、また某やりこみにあった『3』の様子があったり、その後にはトヨタPodでバックしながらおすわりして優勝する『コンセプト2001TOKYO』のネタもありました

『4』のネタとしては明らかに不利なマシンなのにショートカットカミカゼのような特攻で無理やり勝利して200ポイントを獲得していました

休憩後には『5プロローグ』のCMのように『dies irae』で始まりライバル車両が異常な動きをする対戦を彷彿とさせる映像へと変わっていくのに感動しました

そして完成した『5』ではDLCスパスーパーGTが行われている1シーンで、黄色レーシングカーが赤いマシンの行く手をT字でブロッキングするという衝撃的なクラッシュシーンが描かれ、

キャリア復帰のために青いフィットがまたカミカゼショートカットを繰り出してレースを勝ち進んでいくというナットォのような粘りのあるストーリーにも心打たれました

スタッフロール前では、様々なリバリーがある中でのぶつかり稽古とも思えるドッグファイトの中で、車の値段が高すぎると愚痴りながらもなおもレースに挑む……という妄想ゲーム機が買えないおっちゃんというオチには衝撃を受けました

なぜ火サスは火曜の夜2時間サスペンスだったのか

月曜のりきって火曜平日になれてきた夜になぜこんなテンプレサスペンスがよさそうだ!ってなったのか

ルーチンって意味でありふれたサスペンスドラマってことなのか

そもそも平日の火曜の夜に2時間も、映画と違って出来のよしあしもわからないドラマをそんなに見る人間がいたのか

ウィキペディア

番組初期のプロデューサーだった小坂敬は「哀しくなければサスペンスじゃない」が最初のコンセプトであるとして、「単なる謎解きに終始せず、きっちりとした人間ドラマを作ろう」ということで、登場人物はみんな何か重いものを背負っていることをじっくり描くことが最大のテーマだったと話している[1]。

第1回放送は、島田陽子主演の「球形の荒野」(松本清張原作)。1980年代は、松本清張作品などの日本推理作家海外ミステリーなどを原作として、ベテランスタッフ映像化する重厚作品が多く、全盛期には視聴率もしばしば25%を超える人気を誇った。日本テレビにとっては、1980年に放映の始まったよみうりテレビ制作の『木曜ゴールデンドラマ』に次ぐ2時間ドラマ枠であり、1988年からさらに『水曜グランドロマン』を設けるなど、日本テレビ系列では2時間ドラマ枠が多くなったが、『火曜サスペンス劇場』はその中核であり、最も息の長い枠となった。1990年代以降は、主に50歳代から60歳代の女性視聴者に絞り定番シリーズ放送する安定路線が敷かれた[要出典]。特に1990年代は、日本テレビの視聴率全国的好調になっていた年代でもあり、日本テレビのドラマ枠としては、最も高い視聴率殆どの回で記録しており、ドラマ視聴率ランキングの上位にもしばしば食い込んでいた。

この番組の開始によって、『木曜ゴールデンドラマ』が、読売テレビ一社制作に変更された(それまでは、日本テレビと読売テレビが交互に制作していた)。また、札幌テレビ放送テレビ岩手福岡放送といった系列局が制作することがあったり、系列局の地元の“お国自慢”などに絡んだ作品制作されたこともある。

また、大林宣彦神代辰巳鈴木清順実相寺昭雄劇場映画で名声を博している旬の監督たちを起用して演出家主導の意欲作を撮らせる試みもしばしば行われた。その結果、難解なストーリー前衛演出も辞さず、2時間ドラマのみならずテレビドラマの枠をも破るような作品群が少数ながら生まれている。

番組スタッフロールは、当初は「最後に『制作製作):日本テレビ、(担当制作プロダクション)』」とクレジット表記されており、1985年4月以降は、「最初に『制作日本テレビ』、最後に『製作著作:(担当制作プロダクション)』」当とクレジット表記されていた(同時に日本テレビ製作番組製作から製作著作表記が代わった)。当枠終了後、日本テレビは製作プロダクションとの制作打ち切り関係も絶縁し、視聴者層を若年層に絞った路線に変更した。

一時期は視聴率20%を超えることもあったが、2000年代に入ってから視聴率低下に歯止めがかからず、2005年9月27日放送をもってを24年間の歴史に幕を閉じた。最終回放送内容は火サス最多出演俳優水谷豊主演の「事件記者三上雄太III 逃走援助」で、放送時刻は19時からの3時間特番により通常より1時間遅い22時 - 23時54分であった。

からなかったこ

なぜ火曜の夜だったのか。

たぶん始まったときがそうだったからってだけなんだろう

2023-06-25

マージ・マジ・無シューミなんだが「趣味」の話の仕方教えてくれ

俺、増田ノニ

平日はブラック企業でダラダラ残業して、家帰ったらシコって寝るだけ!

オカズはPornhubのランキング上位を何も考えずに再生するって心に決めてるから特にこれといった性癖はナシ!

休日はそのクールに人気のアニメドラマを3本ずつぐらい見てたけど、なんか最近大河ダルい朝ドラゴミからアニメしかもう見てねえ!

でも別にアニメが好きってわけじゃねえし声優名前は「山ちゃんしか知らねえ!本名は忘れた!あと声が変わりすぎてぶっちゃけからねえ!

アニメスタッフロールダルいから見てねえっつーかOPED飛ばしてるから監督名前宮崎駿細田守しか知らねえ!あと一人いたけど誰だっけ?

ドラマは……半沢直樹あたりからとにかく叫べばいいじゃんってノリがキメーから最近マジでもう洋ドラばっかだな!今見てる洋ドラ最後に見たのはアップロードの2期だけど何年前だ?

好きな作家村上春樹貴志祐介!でもここ5年ぐらいは休日活字読みたくねえから何出してるかも知らねえ!つーか言ってみただけで青い炎と世界の終わりぐらいしか読んでなかったわ!

映画配信サイトしか見ねえけど見ながらネット漫画読んでるから特に思い入れはねえ!マジで何見たのか忘れたわ!

漫画無料で読めて時間潰せるから読んでるけどぶっちゃけ内容あんま分かってねえ!

ゲーム無料で遊べるゲームちょっと齧っては捨ててるから特に思い入れはねえな!

好きな食べ物ハーゲンダッツ限定味はあったら買うけど何食ったのかは覚えてねえからどれが好きとか聞くなよ?

で?

この状態でどうやって趣味の話すりゃええんや

聞かれてもまともにキャッチボール出来んわ。

拘りとかないわけじゃねえけどネガティブな物ばっかだぜ?

まず恋愛至上主義美男美女至上主義がでえっきれえだ!童貞にとっては恋してる奴ら全員敵だからよ!

あと炭水化物至上主義みてーのがマジで理解不能!白米ってマジうめーよなーとか言われても食べ物界の無課金アバターにどんな過大評価だよって気分だぜ!

テレビ至上主義アクセス数至上主義も気に食わねえな!逆にマイナーなほど偉いって考えもあるがそれも結局は囚われてるじゃねえかって感じだ!

うそファッションが俺はマジで興味なくてよ!ユニクロしまむらで済むものを何倍も出して買う奴らはマジでバカだと思ってる!

他にはそうだなぁ……陰謀論みてーのも馬鹿すぎて嫌いだな!お前らそんな嫌韓みてーなノリで21世紀を生きようとかダサすぎだろ?

年功序列もかなり嫌いだな。先輩だから偉いなんてことがそんなにあるか?

そもそも特定の何かがある奴が偉いって考え方自体おかしくねえか?基本的人権平等だよな?

犯罪者じゃない限りは皆同じ重さの命と心だと思わねえか?まあぶつかりおじさんみてーのは犯罪者から普通の人より命も心も軽いと思うけどな。

そういやLGBT黒人出しときゃいいみたいな映画ってどう思う?コンセプトが間違ってるなって俺は思うよ。なんかのコンセプトがあってそれを描くのにLGBT出す必要があるなら躊躇しねえのが大事なんであって、それ自体をコンセプトにするのはそれもまた差別だろ?

まあこんな所かな。

愚痴ばっか文句ばっかで特に得意分野もねえわけよ。

どうやって語ればいい?

趣味」や「休日の過ごし方」って奴をよ?およおよ~~~???

2023-06-12

個性自由ではみ出していく

映画を見たら商店街で踊ってる女子高生がいた

スタッフロールで「新しい学校のリーダーズ」ってなんだ?と思いながら、あーあの女子高生たちがそういう名前の人らなのかと気づいた

スマホで調べてたら一緒に映画を見た娘から「出てたよね」って言われて知ってるの?って聞いたら最近TVにも良く出てて人気らしい

全然知らなかった

かにTVを見る時間は昔に比べて大幅に減ったけど、そもそもスマホ動画しか見ないのは同じはずの娘よりモノを知らない時代になったというのは少々ショック

2023-06-10

TAR / ター はいいぞ

映画TAR / ター」はいいぞ。見てよかった点は以下。

主人公が美しい、おしゃれ

主演のケイト・ブランシェットが美しく、演技も素晴らしい。あとキャラクターとしてファッションセンスが良くて、シンプルながら見惚れる着こなし。ファッション誌の映画レビューでも褒められるような感じ。しかしこの美しさは男社会を生き抜く鎧だったのかもしれない。

映像音響ダイナミック

ほとんどBGMが無く、生活が描かれる場面での静けさと、オーケストラ演奏する時の大音響との巨大なギャップ。その音楽の巨大な力を、主人公が1人で制御している全能感。音によって、マエストロが手に入れた権力が伝わってくる。

人間の強さと弱さが描かれる

オーケストラ世界世界最高の指揮者にまで登り詰めた主人公、その情熱と才能は本物。タフで知的で社交的。でも一方で、傲慢感情的。その人間的な弱さの部分が、徐々に自分に跳ね返ってくる。破滅が近寄ってくる。その演出が怖い。くる、きっとくる。

・よく練られた構成

開幕、よく分からないシーンがあり、スタッフロールがはじめにあったり、長いインタビュー主人公が語り続けたり。なんだこりゃ?大丈夫なのか?という不安からはじまりつつも、最終的には意図が分かって腑に落ちる。ただ、上映時間はけっこう長い。トイレに行きたくなるかもしれない。

・よく分からない感覚

見終わった時に、どんな顔をすればよいのか良く分からなくなる。自分は何を見たんだ?この感じ…今まで見た何に似ている?ハッピーなのか、バッドなのか。ハッピーだとして誰にとっての?何かものすごく今の時代を捉えていつつ、神話寓話を見たようでもある…よく分からない。つい後で思い出して考えちゃう。つまり癖が強くて面白いってことか。

2023-05-27

映画館区分けが欲しい

先日、映画を見に行ったときのこと。

近くに何らかのハンディを持った子どもたちが座った。

なぜハンディを持っていたと感じたかというと、

1人目

上映中ずっと前後に揺れてる。手を前に出すものから、俺の視界の端にも入ってくる。揺れがひどいとその子の頭も視界に入ってくる。

2人目

定期的に声が出る。「ガッ」とか「ゲッ」とか。

たまに笑い声みたいなのも。

まぁ、そういう子らもいるよなと思いつつ、内心はしんどかった。

映画に集中したくてもできない。定期的に視界を塞がれ、奇声が聞こえる。

それでもなんとか我慢した。

でも、その映画クライマックス、感動的なシーンでヒロインセリフを言う時

「ギャーハハハ!」と笑い声が聞こえた。

本当にムカついた。

素晴らしい映画台無しにされたと思う。

でも、まわりの人は何も言わなかったし、その子たちをどうにかすることはなかった。

まぁ、上映中にどうにかしたらそれ自体他の人の邪魔になるんだけど。

スタッフロールが流れた瞬間、その子達は席を立った。

母親らしき人がうつむいて笑い声をあげた子の手を引き、その後ろを前後に揺れてた子がついていった。

その後ろ姿を見て悲しくなった。

難しいんだろうけど、そういう子らでも見れる別席みたいのあればいいのにな。

一番は俺が映画に集中したいからなんだけど。

2023-05-19

[]すずめの戸締まり29周増田

映画『すずめの戸締まり』の映画評を定期的に投稿している増田。鑑賞のたびに新たな発見がある模様。

回数(*)
日付
備考
42022-12-11anond:20221211214034"考えてみるとほぼ毎週見てますねぇ!"
"若い人が多いと屋根が直るのとカーナビのとこで笑いが起きるんだけど、一体感あって好き"
52022-12-18anond:20221218211349前の席に座ったのを後悔したものの結局楽しんで観ちゃった
62022-12-24anond:20221224211801学校地震の時、戸をスッと開けてる有能がいた
72022-12-29anond:20221229163356初のIMAX
82023-01-08anond:20230108140544おじいちゃんかに隻腕だわ
92023-01-15anond:20230115192154すずめの戸締まりダイナミックコード説
102023-01-22anond:20230122173003スクリーンがピンボケするトラブルが発生
"次は字幕童貞かやるなら4DX童貞も捨てたいですね…生(レア)でね"
112023-01-28anond:20230128144537"ポスター買おうかと思ったけどすずめの戸締まりが大好きな人みたいで恥ずかしいからやめた"
122023-02-04anond:20230204210408"最初の後戸の真水の質感とかすげーよ"
132023-02-11anond:20230211154320ロングヘアの同級生名前マミだと判明
142023-02-12anond:20230212171443"あと、吉幾三聞き取れた。スナックでグラスに氷入れてるとこだ!"
152023-02-19anond:20230219201955"すずめが温泉廃墟行くときダイジンの声してない?"
162023-02-23anond:20230223144114えらい短い。飽きたのだろうか
"ただ、今日シネコンで観たのに流し見気味で、見飽きてきてんのかな?"
17
18
2023-02-25anond:20230225202537杞憂だった模様
"禁断のすずめ二度打ち"
192023-02-26anond:20230226144339金熊賞を逃す
"すずめは…しくじったんだね" "私が金玉賞をあげるよ!"
202023-03-04anond:20230304180609トローチを一日一箱舐めて舌がズタズタになった模様
"なんだか集中できず…"
212023-03-05anond:20230305170513"スーパー面白かった…昨日はつまんなかったのになんでェ~?"
"楽しいなぁ幸せだなぁしか考えられない"
222023-03-13anond:20230313193920"最初の戸締まりのン゛ゥ!って気合い声すき"
232023-03-18anond:20230318220124駐車券を紛失し焦る。"ミミズ東京の後戸の泣きギレすずめすき"
"守るのはいいけどダイジンが顔に股間を近づけてるのが気になる"
242023-03-19anond:20230319185422"券売機で小銭をぶちまける。店員さんに助けてもらう。誠にごめんなさい。"
252023-03-25anond:20230325224118スタッフロールに王珍珍の名前発見
26
27
2023-05-05anond:202305051835521か月ぶり。初の平日レイトショーに参戦。シン・仮面ライダーも4回目に突入
282023-05-13anond:20230513175140背景画集を購入
292023-05-14anond:20230514145727"愛媛ミミズが出現したあたりから、急に面白くて面白くて仕方ない!やられたぜ!面白い展開をテンポ良く入れたな!"
"最初の30分で、俺はこれからの90分を淫乱に盛り合えることを確認した"

(*)1~3回目は発見できなかったため省略

2023-05-17

映画館区分けが欲しい

先日、映画を見に行ったときのこと。

近くに何らかのハンディを持った子どもたちが座った。

なぜハンディを持っていたと感じたかというと、

1人目

上映中ずっと前後に揺れてる。手を前に出すものから、俺の視界の端にも入ってくる。揺れがひどいとその子の頭も視界に入ってくる。

2人目

定期的に声が出る。「ガッ」とか「ゲッ」とか。

たまに笑い声みたいなのも。

まぁ、そういう子らもいるよなと思いつつ、内心はしんどかった。

映画に集中したくてもできない。定期的に視界を塞がれ、奇声が聞こえる。

それでもなんとか我慢した。

でも、その映画クライマックス、感動的なシーンでヒロインセリフを言う時

「ギャーハハハ!」と笑い声が聞こえた。

本当にムカついた。

素晴らしい映画台無しにされたと思う。

でも、まわりの人は何も言わなかったし、その子たちをどうにかすることはなかった。

まぁ、上映中にどうにかしたらそれ自体他の人の邪魔になるんだけど。

スタッフロールが流れた瞬間、その子達は席を立った。

母親らしき人がうつむいて笑い声をあげた子の手を引き、その後ろを前後に揺れてた子がついていった。

その後ろ姿を見て悲しくなった。

難しいんだろうけど、そういう子らでも見れる別席みたいのあればいいのにな。

一番は俺が映画に集中したいからなんだけど。

2023-03-25

すずめの戸締まり25回目感想

サントラ聴いてたら行きたくなったので

3月で終わりかと思ったら4月2週目くらいまではやるみたい

1度シン仮面ライダー挟んだからか、新鮮で最初からしかった

カナタハルカ、今宇宙で一番欲しかった言葉を言うの…の後でおかえり、だと記憶すり替え起きてたが

あなたと見る絶望あなた無しの希望より」なんだな、でもその方がメッセージあっていいな!と思った

スタッフロール、王珍珍いたけど仙台貨物の…?

2023-03-11

人生のフィナーレを毎日求めてしま

いい加減疲れてきていてとにかく終わらせたくて仕方がない。

せめて第一章の終わりぐらいにはさっさとたどり着きたいと毎日思っている。

じゃあ適当な所で人生を区切ればいいじゃないかと周りは思うだろうが、今の状態でどこから切ってもバットエンドにしかならない。

人生の中でとりあえずいい感じにゴールした瞬間がなさすぎる。

例えばスポーツ地方大会なり読書感想文コンクールなりでもいいから一度でも一位になれば「とりあえずそこまでの集大成が出た」で一度切り上げられる。

そう言えるようなものが一つもない。

おそらく多くの人がこういう感情を何処かで抱いているから、壮大な結婚式なんかをやって「自分たち人生は一度は高い山に登りましたよ」とアピールしたがるのだろう。

誰に向けるでもなく自分に対して第一部の完了を告げたいのだ。

実際問題として30年もダラダラと終わらない敗北の物語をしているのはしんどすぎる。

そういうものだと人生を割り切るには多くの物語を浴びせられ続けてしまった。

自分人生一冊の本のように眺める癖がついて、自分主人公なのだと思ってしまう。

負け犬として転がり落ちるだけで終わる物語なんて創作プロが手掛けるものであり素人がやるのは得てして安易ハッピーエンドだ。

自分自分人生を綴るときにもそれは同じで、大抵の人間ハッピーエンドにならなければ成立しないような物語として自分のこれまでを自分に書き込んでいってしまう。

だが訪れなかった。

受験就活趣味仕事も、ダラダラとした惰性の中で妥協を繰り返して、世間が作り上げてきたものの落ち穂拾いで何とか食いつなぐようなことばかりしている。

なんのゴールもない。

成果もない。

ひとまずのエンディングとしてスタッフロール差し込んでしまえるタイミングがない。

バッドエンドだというにしたって、画面にゲームオーバーと表示してタイトルに戻すだけで、バッドエンドなりのスタッフロールさえ流せそうにもない。

その苦しさから逃れるために毎日のように人生にフィナーレを求めてしまう。

どうでもいいような物事に「この瞬間を迎えるために人生を生きてきたんだ」という感動を期待してしまう。

そんなハードルを乗り越えられるようなものなんて、自分が作り手として関わりもしないなら世の中にはないわけだから、当然のように全てはそれ未満の期待外れに終わる。

いい加減こんなことは辞めにしたい。

しんどすぎる。

2023-03-05

アカデミー賞最有力の「エブエブ」がぶっとんだ映画だった

ブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

〜あらすじ~

若い頃にアメリカに来てコインランドリー経営している広瀬香美は(若い頃の)ジャッキーチェン離婚危機にあり、認知症養父橋爪功大学を辞めてタトゥーを入れたレズビアン娘、渡辺直美暮らしていた。

納税に苦しめられ毎日鬼のように忙しく過ぎる日々。

しか税務署で夫のジャッキーチェンが突然カンフーを始める。

「僕は君の夫じゃ無い」と言い出すジャッキーチェン広瀬香美は混乱の中、襲ってくる敵と戦っていくことになった。

そして広瀬香美ジャッキーチェン結婚しなかった世界線広瀬香美Bの人生を知ることになる。

マルチバース上の彼女はあるときカンフースター、あるとき歌手、ある時は足が器用だった。マルチバース記憶を共有することで、広瀬香美格闘技マスターし、最強の広瀬香美となるのだ。

そして敵は……闇に落ちた世界最凶の渡辺直美だった。

世界線広瀬香美が今、立ち上がろうとしていた。

広瀬香美ミシェル・ヨージャッキーチェンインディージョーンズグーニーズのあの男の子という映画好きの日本人なら結構興奮するキャスティングだったりする。他にもアジア人映画オタは知ってる有名人たくさん。

とにかくカオスアクションが多いがギャグの頻度も多い。

インディーズ映画なので予算も低いらしいが、そうとは思えない映像の凝り方やCGの使い方は圧巻だった。スタッフロール日本人名もちらほらあったのが嬉しい。日系人オスカー部門賞受賞も期待している。

あいわゆる「ハリウッド映画」は世界中が見てきてると思うがエブエブはそれとは全く違う。

日本人も親しんできたカンフー映画前提で、日本邦画要素も強くあり「なんでもオッケーだよ。好きなことをしよう!黒澤明はもちろん、ナンセンスギャグジャンプレベル下ネタも、ごちゃごちゃごった煮でいこうぜ!中国政府規制貴様無視だ!」というアジアの良いところが詰まっているのだ。

からお上品な映画好きな人は避けてほしいし、ボーボボマサルさんと言われるのだろう。

(とは言ってもオスカー映画って結構下品なシーンあるよね?)

マルチバース解釈スタッフアベンジャーズシリーズでお馴染みのルッソ兄弟が入っているので、マーベル好きなら特に抵抗感なく見れるだろう。

ここまでの話では奇抜だという印象を持つと思う。

しかしこの映画、メインストリーが恐ろしく素晴らしく、そしてシンプルなのだ世界観のカオスさを超えて真っ直ぐテーマが突き刺さり、何もよくわかっていないのに感動が押し寄せてくる。

石と石が喋るシーンが本当に泣ける。画面には声もない。石に字幕がついてるだけだ。それなのに何故だか頬に涙が伝っていた…。

予測もつかない展開だ。説明も難しい。だからこそ一度見てほしい映画だ。映画好きならきっとこの映画を愛してしまうだろう。

それにしても最近大人が肩車をよくするのを見る気がする。あれはRRRだったかアジア人は肩車をするものだと西洋人勘違いしたらどうしよう。

期待に答えて練習すっか…。

広瀬香美さんはミシェル・ヨーに似てるからってだけでエブエブの日本公開応援ソングを歌っておりますが、めっちゃ世界観あってるので一度見てください。

https://youtu.be/WkMsZJ4G6Lc

anond:20230305054358

miHoYoはスタッフロール見ると大部分がHNっぽいな

https://youtu.be/4PEhXewes08?t=430

ちな日本語っぽい名前もあるが基本みんな中国人と思われる、日本オタクなだけやね

2023-01-24

映画館ポップコーンを食べる理想的なペース配分にいつも悩む

何も考えずに最初からフルスピードで食べてしまうとすぐに食べ終わってしま

かといってスタッフロール流れるまで温存するのも変な感じだ

新幹線でいつ駅弁を食べるか」問題に近いものがある

新幹線で食べる駅弁場合、乗降者が少ない区間かつ景色の眺めがよい区間理想

映画館ポップコーンも同様に考えてみよう

そう考えると映画の山場にポップコーンをつまむのは避けたい

アクションシーンが盛り上がっている中でつまむ余裕はないし、ロマンスシーンでぼりぼり咀嚼するのもなんか違うか

じゃあ映画で盛り上がるシーンと盛り上がるシーンの合間って開始何分後くらいなんだという話になるか

映画によりけり、それはそう

2022-12-09

[]PS5 FF7リメイクインターグレード ユフィ編

面白かった

ユフィめっちゃかわいいアクションサクサクだし

ロードもほぼない

すきまくぐるのもあるけど本編みたいにやたら狭いところをズリズリ移動することはまったくなかった

ゲームカタログでサクッと無料プレイするにはちょうどよかった

お金出してたらもっとやりこんだかもだけど本編もフリプだし、やりこもうとすると逆にストレスになるのが目に見えてるからやめた

ただこのDLCの本番はユフィ編ってよりかはユフィ編が終わった後にある、リメイク本編のおまけムービーだな

ザックス生きてる世界線にきたけど、クラウドとの別れはどういうふうに解釈されてんだろ

ffリユニオンでそこも変えられてそうだな

なんだかんだでグラフィックすごい

本編みたいに会話のgdgd感もなかったしほんとサクサクでよかったー

ただ画面がごちゃごちゃしすぎて何やってんのかわかりにくい問題がやっぱりあったけど

そこはお姉チャンバラレベルなんだよな・・・

エフェクト切ると地味なのはわかるけど、エフェクト盛りすぎても何やってるのかわからんくらい画面がうるさくなるトレードオフ、どうにかならんもの

完全にエフェクト切るとヒットストップというか当て感がなくてそう快感がなくなりそうだし

ともあれ平日仕事終わりにさくっとクリアできてよかった

スタッフロールやらおまけムービー終わってクリアごせーぶしたタイミングで3:20だった

リメイク本編と違って出し惜しみほぼなしなのもよかったー

ラスボス?が意味不明だったけど

ダージュオブケルベロスキャラなのか?

中田譲治おっさんすぎて声あってなかった

ff7原作やらずにリメイク本編やった人もこんな気持ちだったのかーと思うと少し新鮮

2022-12-05

[]PS4 お姉チャンバラZ2 ~カオス

ストーリー意味不明

オリジンのいみちぞく?とは別に吸血鬼姉妹がでてきてた

神楽ビジュアルキャラめっちゃタイプからずっと使ってた

性能的にも使いやすかったし

すげえいいギャルビッチみたいな

沢城みゆき基本嫌いだけど神楽はあってた

妹と二役してて妹は微妙だった

ゲーム部分はオリジンより遊びにくかった

マップもないしどこ進んだらいいかわからんことが多々

アクションバツ長押しのチェイス?(戦国無双の神速攻撃みたいな)からの四角連打が基本で、

たまに四角と〇同時押しでゴッドオブウォーみたいなQTEっぽいけどタッチパッド操作させるめんどいのがある

タッチパッド操作するってことがまったくわからんでぐぐったわ

チェイスして切りまくってたらもう画面ぐっちゃぐちゃエフェクトだらけでプレイしてる実感・体感がうすくて楽しくない

オリジンのほうが地味だけど自分操作プレイしている、という感覚があった

4時間くらいでエンディング

スタッフロール中のキャラトークで未回収の伏線とかを怒涛のように回収してて笑った 雑すぎだろ ゲーム内で語れよ

そもそもラスボス目的とか行動原理もよくわからん

デビルメイクライとかゴッドオブウォーに影響うけてんだろうなと思ったけど、まったく作りこみが足りてなくて雑すぎる

オリジンモデリング好きだったから今作のアヤ?とかのいみちぞくまったく使う気にならなかった

全体的にケ馬杉

神楽はけばいのがよかったけど

体系もいかにもなモデルってよりかはAV女優というかリアルなむっちりかんで非常によかった

神楽がね

せめてマップがあればなあ・・・

似たようなコピペマップから余計迷うんだよな・・・

変な謎解きないのはいいけど道に迷うのが謎解きみたいになってる

あ、終盤だけps5でやったけど、ロードほとんど変わんなかった

ちょっと早くなった・・・かな・・・?ってくらい

体感PS4の80%くらいかな ロード時間

がっかり

ゲーム側の問題なんだろうけどね

スパイダーマンとかが爆速なのを見ると

モーションビューアーみたいなのがあるのはいいけど

あー神楽だれかに似てると思ったらDOAカンナ!!!

カンナめっちゃ好きだもんなー

2022-11-16

ブラックパンサーカンダ・フォーエバーが最悪だった

途中までは楽しく見てたんですよ、いきなりのティ・チャラの死の喪失感から始まってタロカン帝国の壮大さ、シュリをはじめとして活躍するのはほぼ女性キャラ、こんなに充実していていいの?というくらいのフェミニズム描写

キルモンガーの登場や、復讐心を乗り越えて前に進もうとするシュリには感動した

それがずっこけたのはスタッフロールの途中で唐突に出てきたナキアの息子

最初養子可能性も考えたが、残念ながらティ・チャラの実子で間違いないらしい

まさか「女の王は中継ぎ!男系男子こそが正当な後継者!」なんて話をフィクションの中でまで見せ付けられるとは…

つい先日イギリスエリザベス女王が惜しまれつつも亡くなった記憶が新しいのに、なんで映画の中で今更こんな古臭い描写

作中でも女性が王になる事への反対意見とかがあった訳でもなく、みんな当たり前のように女王を受け入れていたのに

スタッフロールをぶった切ってこの唐突男系男子至上主義描写

ていうかナキアがティ・チャラの子供を産んで、ティ・チャラもそれを承知ハイチでナキア一人で育ててましたって

父親が甥を見捨てた事に憤ったティ・チャラとも思えぬ無責任さ。

育児放棄のクソ親じゃん…

恋人子育てを全部任せて、母親や妹には王位の面倒なところを押し付けて、自分と同じ名前の息子が正当な王位継承者ですって?

ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンって確か、結婚はしてても子供はいなかったと思うけれど、彼に対してもあまりに失礼じゃないだろうか?

ラストの「ブラックパンサーは帰ってくる」って、ティ・チャラの息子を指しているとしか思えないし

要はシュリ正式ブラックパンサーじゃなくて女王は中継ぎに過ぎないって事だよね?

アフリカ系の人達ってなんだかんだで異性愛至上主義かつ男尊女卑保守的な人が多そうだから、その辺の人達に受け入れられるようにした結果なのかね。

異性愛なら普通にリリのポジションを年頃の男性キャラにして、シュリの婿として迎えられて二人の子供が後継…みたいな感じじゃいけなかったのかねえ

とにかく絶対男系に拘りますとでも言いたげな製作陣の態度に、秋篠宮妃が突然第三子を妊娠した時の事を思い出したわ

もうシュリはネイモアと組めばいいんじゃないかな…ネイモアの言う通り、マジでシュリ孤独で気の毒になった

対等な友達になれそうだったリリも結局出て行っちゃうし、愛する兄は自分達に内緒子供を作っていた事が明らかになるし。

こりゃあ闇落ちしても仕方がないわ

2022-10-09

[]10月8日

ご飯

朝:ハッピーターン。昼:なし。夜:餃子ビール、肉団子、チャーハンキムチ

調子

むきゅーはややー。お仕事おやすみ

EVE rebirth terror

面白かった

スタッフロールまで遊んだので感想を書きます

直接的な物言い(A=Bとか、前作のCが再登場とか、Dが亡くなるとか)でネタバレは書きませんが、シリーズ概要や「ではなかった」という感想から、じゃあ消去法でこうだよね? と理解できてしまう部分もあると思います

EVE burst errorから一年後、再び事件に巻き込まれ小次郎まりなだが、その裏にはあのエルディアの影が見え隠れする、というあらすじ。

めちゃくちゃ面白かった。

事件捜査するのが楽しい

前作の魅力だった捜査パートの格好良さはバッチリ引き継がれていた。

情報屋とのやりとり、聞き込み捜査バーでの意味深な会話、発見した情報からしづ事件の外見を導き出していく過程面白い。

間に挟まるコメディ要素もくどくないのが良きだし、前作の小ネタがたくさん拾われていて探索する楽しさがあった。

所謂推理」ではなく「捜査」なので、情報を集めるだけなのだけど、少しづつ人と人との関連性が見えてきて、証拠と紐づけられていき、疑うべき人物、信用していい人物がわかっていく過程面白い。

音無橘花という今作の魅力があるからこそ、前作も輝く

美ノ神みなと、という行方くらました先生を探して欲しいと依頼する小次郎ルートヒロインとなる橘花ちゃん

前作が「ああ」だったので、依頼人かつ、エール外国人学校の生徒で、科学者父親を持つとくれば、読者としては疑いの眼差し第一印象になるのは仕方ない。

仕方ないのだけど、一緒に捜査を始めれば本気で先生を探す姿にほだされ一気に好きになった。

特に寮で一緒にダンスするシーンは東山奈央さんの熱演も合間って、序盤から一気に引き込まれた。

後半、例によって彼女容疑者として浮上するが、流石にこれはミスリードだと確信を持って読み進めた。

それが同じ(ヒロインが実は犯人だった)展開を二回もしないだろというメタ読みではなく、橘花先生を思う気持ちを疑うわけねえだろ、というキャラの心情での読みなのは、この作品が前作ありきの続編でありながら、単独物語としても面白かった証拠だろう。

そして、この作品単独の美ノ神みなとのことが大好きな橘花を信じきれるまで、橘花のことが大好きになったからこそ、オーラスオーラスラストが輝く。

そのラストでは、前作からの継投キャラの中、唯一未登場だったメインヒロインが満を持して登場し、今作のメインヒロイン交錯する。

音無橘花という今作の魅力があるからこそ、前作も輝く、そんな満願の想いがこもったいいシーンだった。

美ノ神みなとの正体に驚き

そんなわけで、今作の魅力が橘花にあることは明白なんだけど、彼女の魅力を占める大部分には美ノ神みなとという存在がある。

小次郎パートでは依頼人から捜索を依頼された尋ね人として、

まりパートでは影も形も出てこない、謎の人物

捜査パートが進んでも、彼女輪郭はパッとしない。

エルディアを巡る人間の動きや、今作のSF設定となるDシリーズなどの情報はどんどん集まっていき、メタ読みも含めればあらかた事件概要を把握できるところまで物語を進めたにも関わらず、

エルディア要するに敵の立場なのか、はたまた小次郎まりなに友好的な味方の立場なのか、全く関係ない第三者目線なのかすらさっぱりわからない。

そんな謎ばかりの彼女の正体が明らかになるシーン。

ココは、もう完全にやられた!!! と思わず声が出てしまった。

このゲームが続編であるからこそ、

伏線がないキャラが突然出てきても面白くない」

「ということは前作の登場人物

「死んだとされるアイツが生きてた?」

「はたまた、生きてたあの子がまた姿を変えてた?」

「いやいや、前作では『多重人格』もあったぞ」

と、前作ありきのメタ読みをしてしまっていた。

からこそ、完全にやられた。

まさかまさかの正体に驚きつつ、この正体が判明した瞬間「前作と今作の共通点」に気付かされる。

どうして、美ノ神みなとが彼女に優しくしたのかの答えを、前作をプレイしていたら疑う余地なくわかる。

からこそ、前作のストーリーがまだ終わっていないことを思い出す。

EVE burst errorを本当に終わらせる

EVE burst error最後悲劇的な結末を迎える。

と言っても「現時点では悲しい終わりだけど未来希望がないではない」という終わり方だった。

その希望をやりきるためのEVE rebirth terrorだった。

上記の美ノ神みなとの正体が明らかになった時点で、タイトル意味

リバーステラー」という言葉意味が腑に落ちる。

ああ、彼女のために…… と美ノ神みなとの真意に気づく。

から、同じ橘花を助けなきゃいけなかったんだ、橘花彼女も……

という感じで、ここから先はもうノンストップで読む手が止まらなかった。

満点の三乗

偉大な前作を踏まえたファンサービス的な側面。

これも100点。

前作の登場人物豊富に出てくるし、今作から登場するキャラも多くが前作キャラ関係性を持っているのがすごい。

burst errorキャラを出してワチャワチャといった浅瀬の楽しみだけでなく、尻切れとんぼだったアレやコレやを明確に終わらせた風呂敷畳みが100点。

そして、rebirth terrorとして、橘花とみなとを巡る独自物語としても100点。

100点満点で300点付けないと割に合わないぐらい、豪華な詰め合わせだった。

それぞれの要素、キャラを沢山出すファンディスクで一本、burst errorの完結作として一本、rebirth terrorという完全新作として一本、計三本のゲームを同時に遊んだような、とてつもない満足感だった。

そして、これらが単純に足し算になってないのが凄まじい。

さっき300点と書いたけど嘘だな、100の3乗で1000000点だ。

面白かった

こういうジャンルを好きでいると、たびたび、文章を読むだけのゲームってゲームである意味ある? みたいなことを聞かれることがある。

答えは、ある、だ。

EVE rebirth terrorの最大の見せ場「美ノ神みなとの正体」が明らかになるシーンを遊べば明白だ。

BGMSE、1枚絵、立ち絵文章、画面効果

そして、それらの根底なす文章自分のペースで読み進められる仕組み。

こんな素晴らしいジャンルは他にないよ。

面白かった。

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