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はてなキーワード: 夢幻とは

2024-04-23

anond:20240423104817

人間五十年」は敦盛の一節であり信長言葉ではない。

また、人生50年という意味ではなく、「人の世の50年は下天の内の最下の四大王衆天でも一日にしかあたらない。 夢幻のようなものだ」という時の流れの儚さを歌ったものだ。

2024-04-04

異動希望は叶わず、むしろ「今あの終わってる部署から君がいなくなったら確実に崩壊する」と言われて継続になった。

新卒3人のメンターと並行しながら自分仕事を行い引き継ぎなどの作業も行う。

体調が悪いが唯一の休日に開けてくれている親切な病院はないため医師に罹れない。保険証の手持ち無沙汰。

休職も考えてたけど休職者は「心の風邪っぴきさん◯号」というあだ名をつけられるので絶対にしたくない。

「それでもやっぱり休もうか…」と考えていた3月

それでも新年度3日目となり「心じゃなく身体を壊せば解放されるのでは?」と開き直り張り切って仕事してる。

大学時代あんなに入りたかった職場じゃないか

ここまで来たら燃え尽きるまで頑張るぜ。

人間三十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり

2024-04-01

anond:20240401180159

毎年思うけどGIGAZINEのやつって一覧性が悪すぎるよね

から見出しだけ一覧化してみた

亀田製菓ハッピーターン つらターン」
サブウェイ脳波オーダー開始
日本郵政が「速達」でお肌に潤いを届ける「ゆうぱっく」を発表
タイトー新人Vtuber阿波野 八四八」登場
幻日ヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE-
◆「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」実写化決定
◆新作は学園恋愛シミュレーション💕『ぱる♡わーるど! ~もう友達(パル)じゃいられない~』
大阪環状線で有料座席サービス「Aぇシート」が開始
デイリーポータルZ記事七五調
ドスパラ公式AI「Chotto GPU
ご注文はうさぎですか?
ボボボーボ・ボーボボ実写化
アニメ黒子のバスケ公式サイトがお仕事仕様
ダブル主人公で描かれるにじさんじ発のゲームにじさんじファンタジー-勇者魔王エイプリル-」の制作が決定!?
BLEACH THE HIGH SCHOOL WARFARE
電子チラシサービスでチラシが浮世絵風に&ポイントの代わりに小判を配布
ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」がランニングアプリ「hashiru&(はしると)」へ大型リニューアル
響け!ユーフォニアム ~誓いのダ・カーポ
パインアメ味のパイナップル
◆「推しの子有馬かなが「すしのこ」のイメージガール就任
マンガ推しの子公式Xアカウントが【ぴえの子公式Xアカウントに変化
キムワイプカフェオープンパティシエ募集
ウマ娘プロジェクト宇宙走娘<コスモピュエラ>」
エバラの便利な「プチッと鍋」がバケツサイズの「ドカッと鍋」に
キッコーマン豆乳から豆乳とうふ」が登場
エイプリルフールといえば、こじらせハラスメント
◆「プロジェクトセカイ」に限定ストーリー特別チーム登場
◆「ブレイバーンフライパーン」新発売
世界初男性イケメンvtuber
わかさ生活
エイプリルフールに生まれた「重音テト」が16周年のお祝い中
◆「勝利の女神:NIKKE」の続編ゲームリリース決定
◆雀魂-じゃんたま-
◆超高級リゾート列車「GRAN HERMES - グランヘルメス
ドミノ・ピザがいつでもどこでもピザチャージできる「ピザタブレット販売開始
◆最強のアクトレス麻雀チームを決めるアクトレス競技麻雀リーグ開幕
◆「真夜中ハートチューン」楓林女子高校放送部による#告白代行
◆「ONE PIECE バウンティラッシュ」にニセルフィが登場
キャプテン石崎〜たたかドリームチーム
◆飲むサクマドロップス
テレビアニメ「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」の主演声優ハリウッドザコシショウ就任
サクレまるごとレモン
国産AIチャット「CyberMates」に関西弁翻訳関西風要約の新機能が追加
劇団四季ミュージカルアナと桜の女王」を上演決定
◆ロボ子さんが「はげーぼー」さんに
カルピス菌の保存方法
カフェ・ベローチェのネコ肉球コーヒーゼリー
フラガリアメモリーズALL SO BAD」MVのはぴだんぶいバージョンが公開
◆【機密解除】航空自衛隊協力による特殊備品概要について
Kanon 16bit Edition
◆低音ボイスが特徴の音声読み上げソフト「フリモメン」が「魔法少女☆フリモ」に大変身
チョーヤ梅酒からチョーニャ「ウオッシュ」登場
◆「ぬきたし」アニメ化中止?!
Fate/Dream Striker
にゃんこ大戦争恋愛リアリティ番組「バチェニャーCATS」を配信決定
◆「東京ばな奈VRヘッドセット」登場
◆鷹嶺ルイプロデュース恋愛シミュレーションゲーム「ホロに恋する」新作が登場
◆特大サッポロポテト
◆暗黒議会で「アサギ」をあらゆる世界に登場させる議題が投票受付中
◆このチャンネルはぺこらマミーが乗っ取ったぺこ♪
カスピ海ヨーグルトパーク
フィギュア造形やガレージキット制作に行き詰まったらコレ!「ウマクデキィルEX
キングジムが「保存ボックス」型クーラーボックスを発売
◆あすけんのお姉さんが人事異動でムキムキのお兄さんに
◆疑似ハーレム声優が入れ替わる
アニメくそみそテクニック」が阿部さんのフリーアイコンを配布してみんなも阿部さんに
◆消音機能や暗視機能などあらゆる機能を詰め込んだ「多機能マルチサイレンサー」登場
恋愛ADVこの青空に約束を」の続編制作が決定?
◆巨大マジカすごろく展示会
CAPCOMがこれまでのノウハウを生かした「CAPCOMヘリコプター」で航空事業に参入
◆ついに宇都宮餃子会が「餃子のなる木」の開発に成功
シャニソンで「4lternative 1dentity」イベント開催
◆キャル&ヤバイバル
◆「魔法少女にあこがれて」に登場したホテルワンナイト建設決定
◆「シュガーバターの木」収穫時期到来
アース製薬開運ホイホイ」
ねこ育成ゲーム「パラねこ
◆「SHY -シャイ-」の各国ヒーローが「シャイレンジャー」としてチームアップ
◆INTI CREATESが新作ゲーム精霊機(スピリットマシン)フレイリート」を発表
マジック:ザ・ギャザリングサンダージャンクション無法者
まいまいまいごえん
◆虎杖と東堂が高校野球全国大会優勝するまでの軌跡を描いたドキュメンタリーブラザーズ ~全国優勝への道~」
ドラゴンクエストウォークが超大型イベント「スラミチチャンピオンシップ 〜導かれし競走馬たち〜」を開催
◆あのソニックマンセガ入社して「ソニックアンバサダー」に就任
◆「白猫プロジェクト」が10周年で実写化
ソードアート・オンライン インテグラルファクター
◆VKC48
ポケモンGO
◆「僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT」の主人公が洸汰くんに
TVアニメ変人サラダボウル」が岐阜駅前の信長像を乗っ取る
◆博衣こよりがAIこよりに乗っ取られる
ブルーシール
◆QBBベビーチーズのアソートタイプが登場
clusterが「1億人が同時接続できるワールド」を公開
青鬼オンライン映画化
◆陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン
ゲームメーカーのエフアンドシーが飲食業進出スタッフ募集
◆「にゃっにゃーにゃんにゃにゃぁにゃんにゃー」発売
保健医レクスの青春カルテ
◆「明恋夢想」発売決定
◆猫の鳴き声対応AIボイスレコーダー「オートメャオ」発売
◆みみちゃんが美味ちゃん
カスタムキャスト3Dモデルを歌って踊らせる機能が追加される
パックマン食べ物が変化
Deep One 虚無と夢幻フラグメント
スイートホームメイドメイドが2人追加
◆「サシュウから世界を救え!「IRODORIMIDORI FANTASY VII」発売決定
VTuberのぽんぽこさんがヘアスタイルを大胆変更
VTuber・もこ田めめめ、お姉さんになる
恋愛ゲームブランドイケメンシリーズ」が新種の花粉発見
◆BUSTAFELLOWSからスケアクロウYouTuberデビュー
◆「エルフさんは痩せられない。」初のトレーディングカードが登場
恋愛アドベンチャーゲーム「時空の絵旅人」に限定SSR画霊「毛糸だま遊び」が追加
◆「B-PROJECT 1/2 -half-」始動
◆OMENから純金のゲーミングPCが登場
◆「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」で称号「この背徳騎士にご褒美を!」などがもらえるパネルミッション開催中
モンカフェからディフューザーが登場
◆「救世少女 メシアガール おかわり」に「ぞぬー」が侵略
旅行ガイドブックるるぶ」の人型キャラクタープロジェクト「連れてって!るるぶさん」が始動
テレビアニメラーメン赤猫」従業員募集
◆「俺は全てを【パリイ】する」実写映画
マリオンクレープから激辛唐辛子クリームクレープ」が登場
スマホゲーム感染×少女」が「感染×少女 パンツゲーム」を発表
マクセルが「インプレゾンビ消滅祈願」を実施
スマホゲーム魔法使いと黒猫のウィズ」が本格格闘アクションゲームスピリットファイター -The World of Mystic Wiz-」の開発決定を報告
はてな匿名ダイアリーに巨大な検索フォームビッグ検索」が登場
オンラインRPGラグナドール」がイベント「らぐにゃどーる」を開催
◆子ブタの「ぷーとん」のぬいぐるみにXXXXXXXXXXLサイズが新登場
マウスコンピューターからネコハラ対策グッズの「猫収納BOX」が登場
◆平安伸銅工業から画期的収納グッズ「浮いてる棒」が登場
くりーむパン八天堂が「銭湯八天堂」をオープン
◆爽やかに「ウノ!」と言うためのウノ専用ミントが登場
◆「ぷよぷよ!!クエスト」ですけとうだら特集
◆「実況パワフルサッカー」の期間限定イベントに「矢部坂秀人」ルートが登場
◆「BanG Dream!」がカップ麺ラーメン銀河」を発売
戦艦バトルゲーム「蒼焔の艦隊」でバイオレンス劇画海戦ゲーム世紀末漢伝」がスタート
美少女ゲームブランド「CRYSTALiA」が乙女ゲーム乙女ゲーム世界に転生したけどカップリング厄介オタクなのでヒロイン辞退します!!」を発表
◆「Tokyo 7th シスターズ」にエイプリルフール限定タイトル画面が出現
◆「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」でエイプリルフール期間限定スキンが登場
◆「エーテルゲイザー」×「焼肉ゼンキ」コラボが決定
◆ゲーミングブランド「G-Tune」がソーラーパネル充電対応ゲーミングPC「G-TUNE HIKARI」を発表
◆「ニノクロ」のミニゲームポンポンゲーム」がウェブサイトで遊べるようになり公式プロゲーミングチームの「ニノクロゲーミング」が復活
Live2D公式キャラクターわんころもち」がモデルアップデート実施
チロルチョコが食べられる将棋駒「DECOチョコ将棋」を発売
◆「ねこのしっぽ」がアニメ
テレビアニメ弱キャラ友崎くん」新PV公開
◆「ダーツライブ」が渾身のダーツを開発
◆「ケロロ軍曹アニメプロジェクト始動
ビートまりおさんが新曲を発表
新曲「QUATTUORUX / 打打だいず Vs. Tanchiky Vs. からめる」公開
ツキノ芸能プロダクションが「ピュアラビ」をアニメ
◆「カピバラさんゴワッとぬいぐるみ」新発売
回転ずしくんとドコドコうさぎ、入れ替わる
フリー素材キャラクター「つくよみちゃん」を未来から召喚する企画実施
◆「ゾゾゾ」の落合平氏政治へ挑戦か
◆「ガルスマから木村良平岡本信彦両名の超特大アクリルスタンドが登場
中学生イラストレーター・さくしゃ2、将来の目標を語る

2024-03-31

anond:20240331101525

無償赤ちゃんユーザーサービスしなきゃだからフリゲ界隈は有料よりキツイと思うよ。あと最近夢幻の方が勢いある。匿名意見を書けるのは大きい

2024-03-08

みんな死ぬ

鳥山明が死んだ。

神田沙也加も死んだ。

安倍晋三も死んだ。

三島由紀夫も死んだ。

ウチのペットも死んだ。

みんな死ぬべきではなかった。社会に対して、他者に対して、影響力を持った人物だった。生きている意味があった。うちのペットには何の罪もなく、ただただ可愛かった。

特に何の社会的な価値もない自分は生きている。あまりに偶然であり、特に必然性もない。ただ単に、偶然、何の意味もなく生きている。

生かされている理由があるわけでもない。ただの偶然だ。その辺に虫が這っているのと同じ現象だ。

自分が生きていることが(別に価値がないとか無駄とか言っているわけではなく)本当に、夢幻のように思えてくる。もしかしたら、誰かの古い記憶をすごくリアル追体験しているのかもしれない。

自分が見ている光景、感じている感覚、嗅いでいる匂い、感じている感情は何の形にもならず、誰にも伝わらず、ゆえにシュレディンガーの猫のように、社会的には存在しないも同様である

だが胸が締め付けられる。ただただ胸が締め付けらるのである。いや、しかし、それが生きていると言う事だなあ、こんな気持ちを、死んだ者たちはもう感じることもないのだ。

そして自分もいつか死ぬ未来では自分は死んでいる訳だから、今の自分が古い記憶なのは当然なのである

2024-03-06

anond:20240306113716

無限なんて概念はそれこそ夢幻の如くなりというわけか

2024-03-04

眠れない夜、少年は羊を数え始めることにした。

しかし、次第に見たこともない生物が頭に浮かび、羊の代わりにその奇妙な生物たちが彼の夢の中を闊歩し始めた。

始めは普通動物だった。馬、牛、犬などが彼の頭の中を通り過ぎていく。しかし、次第に形も色も知らない奇怪な生き物が登場し出した。

少年: 「羊がもういいや、次は…フレブルキスという名前生物だ!」

そして、彼はその名前叫びながら、見たこともないフレブルキスという生物が空中を跳ね回る様子を想像し始めた。

続いては、クランゴーラやズルワツィップ、モクルマワといった未知の名前生物たちが現れ、彼の夢の中で奇妙なダンスを繰り広げていく。

少年: 「おお、これは面白いもっともっと奇妙な生物が欲しいな。次は…ヴォルドラクス!」

夢の中では、ヴォルドラクスと呼ばれる未知の生物が虚空を泳ぎ、不思議な音を奏でているようだった。

夜が更けるにつれて、少年の頭の中にはますます未知の生物が湧き上がり、夢の中で独自生態系形成していった。

眠れぬ夜が、未知への好奇心くすぐり、夢の中には冒険と驚きが広がっていった。

夢の中、少年は次々と未知の生物を呼び起こし、それぞれが独自の特徴を持ちながら、奇想天外世界を築き上げていった。

少年: 「さて、次は…ズゴブリット!」

ズゴブリットは、丸い体に羽根が生え、足は逆向きについているような姿勢で夢の中を浮遊していた。その存在はまるで宇宙から飛来した異星人のようで、夢幻的な空間を彩っていた。

夢の中の時間はどんどん過ぎていき、少年は未知の生物たちと共に冒険を楽しんでいた。しかし、その夢にはまだ驚きの瞬間が待っていた。

少年: 「最後生物は…ミステリアススリーパー!」

その瞬間、夢の中で何もかもが静まり返ったかと思うと、突如として登場したミステリアススリーパーが、夢の中の未知の生物たちに微笑みかけ、彼らを一瞬で眠りに誘った。

すると、夢の中の風景は次第に静寂に包まれ、未知の生物たちは静かに眠り始めた。少年もまた、ミステリアススリーパーの影響で深い眠りに沈んでいった。

そして少年が目を覚ますと、彼の周りには見慣れた寝室の風景が広がっていた。夢の中で築かれた未知の生物王国は、一瞬で消え去ってしまったのだ。

少年: 「あれ、夢の中の生物たちはどこに行ったんだろう?」

彼は微笑みながら、夢の中での冒険を思い出し、眠れぬ夜が意外な結末となったことに驚きと喜びを感じていた。

そして、未知の世界を夢で彩り、現実に帰ってくる少年冒険が続いていくのであった。

"僕"は深夜、都内繁華街を歩いていた。

眠気を押し殺すために飲んだ睡眠導入剤のせいで、現実幻覚不思議なほど交じり合っているようだった。

フラフラとした足取りで歩く僕の姿は、まるで泥酔者だ。

スルッと避けて通り過ぎようとした通りすがりサラリーマンに声をかけた。

僕: 「お疲れ様会社帰り?」

サラリーマン: 「え、いや、実は今から仕事なんだよ。夜勤明けでね。」

僕: 「おっ、そりゃ大変だな。でもさ、夜の仕事ってっと、吸血鬼っぱくてクールじゃ?」

サラリーマン: 「まさか吸血鬼面接官になってくれるんですか?」

僕: 「もちろんだよ。でも待って、吸血鬼って夜行性から、昼は休みってことになるよね。それって最高じゃない。か?」

サラリーマン: 「確かに、昼寝が捗りそうだな。吸血鬼求人、どこかな?」

"僕"は笑顔で立ち去る。そして、次に出会ったのは路上パフォーマンスをしているストリートミュージシャンだった。

僕: 「おっ、これはいい音だね。それと何かリクエストあるかな?」

ミュージシャン: 「何でも言ってくれれば弾くよ。」

僕: 「じゃあ、『眠れぬ夜をありがとう』ってやつを弾いてくれないか?」

ミュージシャン: 「それ、知らない曲だけど…

僕: 「そうだよ、僕も知らない。でも夜中に街を歩くのにピッタリの曲さ。」

ミュージシャンは微笑みながら曲を演奏し始めた。

"僕"は音楽に合わせてフラフラと歩き続け、街の灯りが照らす夜の冒険が続いた。

ミュージシャン音楽に耳を傾けながら、"僕"は次第に幻想的な夜の街の風景に引き込まれていった。

街灯の明かりが建物の壁に幻想的な影を描き、人々が笑顔で歩き交う様子がまるで夢の中のようだった。

"僕"は路上パフォーマンスをしているジャグラーのところにやってきた。

ジャグラー: 「おい、お前も何かやってみなよ。」

僕: 「何かやるって言われても…」

ジャグラー: 「じゃあ、これを使ってみてくれ。」

ジャグラーは"僕"にボールを手渡し、そのままパフォーマンスを手伝ってもらうことになった。

"僕"は初めてのジャグリングに戸惑いながらも、笑いながらボールを投げ上げた。

"僕": 「これ、なんか楽しいな!」

ジャグラー: 「さあ、街の人たちに見せてやれ。」

"僕"はボールを巧みに操り、通りがかる人々に笑顔を届けた。そんな中、路上アーティストたちとの共演が続く中で、"僕"の夜はますます幻想的なものへと変わっていった。

深夜の繁華街出会う人々とのユーモアあふれる交流は、"僕"にとって不思議冒険の一夜となり、眠気を感じることも忘れさせてくれた。

彼は笑顔で街を歩き、新たな出会いを楽しみながら、光と影で煌めく夜を歩き続けた。

"僕"は繁華街を歩きながら、次第に周囲の光景さら夢幻的に変わっていった。路上パフォーマンスをしている芸人たちが、彼の前に立ちはだかり、面白おかしネタジョーク披露してきた。

芸人A: 「おい、お前も一発言ってみろよ!」

"僕": 「うーん、じゃあ、夜中に駆け抜けるトンビってなんだと思う?」

芸人B: 「なんだ?」

"僕": 「ナイトホークだよ!」

芸人たちは笑いながら拍手を送り、"僕"は自分冗談に満足そうに微笑んだ。

その後も、路上出会うさまざまなキャラクターたちと楽しいやりとりを続けながら、"僕"の夜はますますコミカル雰囲気に包まれていった。

途中、カフェの前で一人の詩人が立っているのが見えた。

詩人: 「夜の街は言葉にならない美しさがある。君もその美しさを感じているのかい?」

"僕"は微笑みながら答えた。

"僕": 「確かに、夜の街は言葉にならない何かが漂っているよ。でも、それが何かはちょっとからないな。」

詩人: 「それが夜の魔法だよ。言葉では語りきれない美しさが、夜になると優雅に姿を現すんだ。」

"僕"は詩人言葉に深く頷きながら、夜の街を歩き続けた。路上での出会いと笑い、夢幻的な空気が"僕"を包み込む中、彼はこの夜を忘れられない冒険の一ページとして心に刻んでいくのだった。

2024-01-11

萌えキャラ大手メイドカフェ

2024年舞台は、都会の喧騒に包まれ大都市

慣用句が織り交ぜられた街角で、新たな物語が始まる。

大手メイドカフェ、華やかな扉を開ければ、

甘い香りが迎えてくれ、キラキラ輝く笑顔に心躍る。

登場人物は、いたって普通の同僚のおっさん

独自の魅力と深い人間味を秘めながら、

メイド服に身を包むその姿に誰もが驚く。

「違う話なんだけど」と彼が語りかけると、

時折彼の言葉に潜む哲学とも言える言葉が、

聴く者の心に響いてくる。

メイドカフェの中で繰り広げられる出来事は、

まるで夢幻の中のように美しく、

萌えキャラたちの演技は芸術のもの

萌えキャラの微笑む顔に癒やされながらも、

同僚のおっさんは深い孤独感に揺れる。

彼の心の奥底に秘められた物語が、

大手メイドカフェカラフル世界に交じり合う。

慣用句が織りなす言葉の花が、

街全体を包み込む中、

同僚のおっさんは何か新しい自分を見つけていく。

夢と現実交錯する2024年

大手メイドカフェの扉が開くと、

物語は新たな展開を迎えるのだろう。

2023-09-23

日本ラグビーの前に踊りたいよね

ニュージーランドハカとか、サモアシバタウ、トンガのシピタウ、なんかいろいろあるよね

日本もやったらええんちゃう

戦前伝統的なものみたいだけど、日本だとそれに当たるのって戦前にするの口上を述べる感じ?

やあやあ我こそは日本国民の代表なり!みたいな?

それか信長みたいに敦盛でも舞う?

夢幻の如くなり、って

何が相応しいんだろう?

2023-08-27

anond:20230827214335

分かる〜

掃除できない、家計どんぶり勘定体重コントロールもできない

自分の面倒も見れない俺が家族持つなんて夢幻なんだよなあ

2023-06-30

右手薬指の第二関節の1cm下からマチ針を刺すと黒い血が流れます。これは真那の国からの教えです。擦ると目が出てきますさながら皮を剥かれたじゃがいものようなものです。人間にはパンゲア大陸は早すぎた。しかしもう手遅れかもしれません。このことは旧逓信省出身の矢崎さんにも伝えてあります。彼の奥さんはとても綺麗な人でした。マチ針を刺すとき除菌必要です。人間の目の奥にアカシア記憶が宿っているからです。ルミノール反応が発生するたびに時計のネジを巻くことが大事です。夕方特に危険です。チューリップ花弁に塗られているキサンB2増粘剤が人々を狂わせています。そのことに気づくたびに指差しダイソーのものが一番よいです。真鍮製の球体が新宿の地下に埋まっている。矢崎さんとは親しくさせていただきました。ソフトランディングの緩衝材の一部にこしひかりが使われています。引き抜くたびにドロドロとした液体が漏れ出ていることを感じ取りますカテゴリ

中辛です。かぐや姫は確実にダーキニー化身でしたが、それを知られてしまたことによりロケット製造法は失われそうになりました。夢幻泡影の美しさです。指は場合により6本です。コスト管理の大切さを訴えた。ダダは焼いたら美味かったです。マンション敷地アーモンドを育てることもできます。矢崎さんの息子さんはSAPIXに通っているそうです。人間にはパンゲア大陸は早すぎた。スマートフォンに貼られたガラスフィルムの一部にはアステルパームが使われています。黒い血を見ても絶対に口に含んではいけません。それは太陽の成分によって変色したのです。すべて欺瞞でしたが、そのときは従うしかなかったのです。マチ針の1/3ほどが黄色くなったらそれが合図です。粘着テープを足の裏に貼るのが最適解です。伊能忠敬は田岡麟太郎という名前で今も生きています。この部屋はエアコンが効いていて涼しい数字にはめっぽう強い方です。みなさんの一票が大切です。アルシンド地方に大きな緑色ウミウシが出るそうです。カレーを溢してしまったので今日はもう終わりです。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。 明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴 れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明

日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。明日は晴れますように。

2023-05-25

anond:20230524222248

エロからSQL検索してみた

亡国のクルティザンヌ

仮面のセカイ

偽骸のアルルーナ

僧房カンタレラ

円卓のレスレクシオン

円環のメモーリア

冥契のルペルカリ

冬色のマフラー

創刻のアテリア

創神のアルスマグナ

双空のシャクティ

地球メルクマール

夏空のペルセウス

夏空のモノローグ

夏色のエプロン

夏色のコワレモノ

夏色のコントラスト

夕凪スノードロップ

夕刻のペルセウス

夢幻ゼロ

夢限のヤミ

天冥のコンキスタ

天壊のアルカディア

天海メッセージボトル

天空シンフォニア

天翼のアスクレイン

太陽のオルゴオル

太陽のプロミア

娼館エミリー

学校のセイイキ

密室サクリファイス

封印エリザ

封緘のグラセス

屈辱カレン

帝都ユリ

幻影のゴーストビル

幻月パンドオラ

幽境のアステール

廃忘のガゼボ

彩管のアパシーキネマ

彼女キモチ

彼女のセイイキ

彼方のトケイ

忘却のカナタ

恋情のファントム

悠久のカンパネラ

愛慾のエプロン

戦乱のヘキサ

戦律のストラタス

敗北のアークカルミア

断罪のエルミア

星彩レゾナンス

星逢のプリズムギア

最弱のムートンブルージュ

月光アドニス

月影のシミュラク

朝凪アクアノーツ

椿色のプリジオーネ

欠月のラプソディー

正義のキヅナ

永遠のメルディラージェ

流星のアーカディア

海空のフラグメンツ

涙声のギニヨル

淫紋のクロスロード

淫魔のトラップアイランド

深淵のイクスフィリア

深淵ラビリントス

深淵レコンキスタ

溶鉄のマルフーシャ

灰色アルカディア

灰鷹のサイケデリカ

灼眼のシャナ

無形のドルドナ

王国ソウルスミス

痴漢ライセンス

白銀のイクシア

監獄ダークエルフ

破滅のマルス

神父のオシゴト

福音のアパス

秘密ヌードデッサン

穢翼のユースティア

穹窿のアルフヘイム

籠庭のクックロビン

粘獄のリーゼ

精霊ディストピア

純白のワスレナグサ

終奏のオーグメント

終末のメシア

終極のヨル

聖剣のフェアリース

色染のカドエイ

蒼撃のイェーガー

蒼穹のファフナー

薄明のアジール

虚空のバロック

虜辱のディレンマ

記夢のセカイ

軋轢イデオローグ

迷宮マリオネット

迷宮ユグドラシル

追奏のオーグメント

鈍色のバタフライ

鈴夏のメロディー

銀色オーブ

鋼心のオルトロス

閃紅のアリエス

閃鋼のクラリアス

闇色のスノードロップ

陥落のソーサリア

雨恋のキセツ

雪色のカルテ

雲上のフェアリーテイル

霧上のエラスムス

霽月のアフターキネマ

青色のエピタ

風色のロマンス

魔女デリバリーヘルス

魔法パレット

鯨神のティアスティ

鳥籠のアストライア

鳥籠のマリアージュ

黄昏シンセミア

黄昏フォルクローレ

黒蝶のサイケデリカ

2023-05-19

anond:20230518111140

人間五十年下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなりってことだよ

言わせんな恥ずかしい

2023-04-05

👨5️⃣0️⃣年、⬇️🌤のうちを♣️れば、😴 💭の如くなり

人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり

2023-03-28

武田鉄矢は慧眼だったな

世界はグー・チョキ・パーって曲あるじゃん

夢幻剣士エンディングの。

あれって、一見すると「みんな違ってみんな良い」みたいな曲の印象があるけど、実は割と凄い事言ってるんだよね。

冒頭部分の「大人は時々ムリ言うぞ子供にまじめにムリ言うぞ『世界の人とは仲良しに国際的な人となれ』一緒に遊びたいけどアメリカ10時でもう夜ペキンは8時でまだ朝遊べない」って、

要するに「世界の人と仲良しになんかなれない」って言ってんだよね。

これは暴言のように聞こえるが、ネットとかやってると、世界の人どころか同じ国の人でも「こいつとは仲良くなれないし、なりたくもない」ってのがぞろぞろいるのが普通だ。

まして世界なら、プーチンだの習近平だの、ヤバい奴が目白押しで仲良くなんてなれるわけもない。

けど、殺し合いまでやるわけには行かない。

じゃあどうするのかと言ったら、他のやつも巻き添えにしてあいこにするしかない。1対1だと殺し合いで決着になるから

皮肉というのか何というのか、大長編どらえもんって、夢幻剣士も含めてあいこで終わる事ってないんだけど。

相手を殺すか警察に引き渡すか、和解して終わりになる。

いずれにせよ、1対1で完全に決着をつけてしまうのが大長編ドラえもんなのであって、魔界冒険鉄人兵団なんて、相手惑星丸ごと、歴史丸ごと破壊して決着をつけている。

夢幻剣士ものび太やしずかが一度は死亡するという大長編史上まれにみる陰惨な戦いの末に、ラスボス殺害している。

これはもうグー同士で戦って、あいこではなく相手を殺しての決着なんだよね。

そのエンディングテーマに「いや、あいこにするべきでしょ。グー同士でもなく、グーとパーの戦いでもなく、グー・チョキ・パーでみんな違うんだから」という歌詞ブッ込んだ武田鉄矢って凄え。

2023-03-11

食べ物で遊ぶのが生理的に好きでない

ドキュメンタル下ネタ内輪ネタならいくらでも、って感じだったけど、食べ物で遊ぶのだけは頂けなかった

ペヤングも、ゴキブリだなんだと叩かれていた時はさほどどうとも思わなかったけど、youtuberおもちゃと化した激辛(痛いだけで美味しくない)を出し始めてから心象が悪くなった

別に作ってくれた人がどうこうを気にしている訳でもないので、フィクションでさえ食べ物夢幻に扱われていると辛くなっちゃ

人妻NTRモノで、家庭が破壊されていく過程よりも、注文した寿司を踏んづけてから食べるシーンの方が辛かった

ちょっと前にTwitterで「ASD人間自我や理性があるんだから各々勝手にやってどうぞって感じだけど、ぬいぐるみはそうじゃないか放置されて埃をかぶってる様を見るとかわいそうって思っちゃう」みたいな話がバズってたけど、無抵抗自我をもたないモノをいじめるのを見るのが辛いのかもしれない

2023-01-26

anond:20230126113125

日本以外ぜんぶ、

「みんな違って、オレが一番」だから

日本だけ、「~、みんないい」なんて夢幻に漂ってる(苦笑)

2022-12-09

anond:20221209180059

あの踊ってるのは女子じゃなくて、なんか夢幻にちかい何かだ

2022-11-11

マンガ読者歴が90年代で止まってる浦島増田に新旧オススメください

タイトル通りです。下記のようなマンガで育ち、近年マンガを読んでいない浦島増田太郎に「これも読んどいた方がいいよ」「これはきっと好きなはず」というマンガがありましたら、新旧問わずご教示ください。

オールタイム・ベスト×10+1(参考までに。面倒な方は適当に読み飛ばしてください…!)
●『まんが道藤子不二雄А

藤子不二雄は両御大ともに「大好き」では済まされないくらいの敬意を抱いている。ドラえもんより21エモン派、パーマンより劇画オバQ派の自分だが、もっとも胸を熱くして読んでいたのはこれ。「藤子不二雄ランド」(80年代半ばに小学館が行なった復刊シリーズ)でセル画付きコミックス本屋に並ぶのを毎月楽しみにしていた。

●『キン肉マンゆでたまご

メディアミックスの力をリアルタイムでびしびし感じたマンガ消しゴム通称キン消し)にアニメFCゲーム単行本クラスメイトと奪い合って読んだ。ゆでたまご氏の画力ストーリーテリングにおける成長ぶりを主人公に重ねることができる。『ドラゴンボール』同様、作者の力を越えた「神がかり感」にみなぎっていた。好きな超人アシュラマンサンシャイン。新シリーズは未読。

●『こちら葛飾区亀有公園前派出所秋本治

まだ幼かった小学生男子にとって大人世界サブカルギャンブル、酒/煙草)の入り口であり、ギャグ漫画の類でほとんど笑えなかった自分ほとんど唯一声をあげて笑っていた希有な作品。「国宝級」という言葉はできれば使いたくないのだが、この作品には相応しいように思う。60巻あたりで読むのを止めてしまったが、いつか最初から全部読みたい。

●『BASTARD!!萩原一至

僕が中学生の時に鳴り物入りで連載スタートした本作。ファンタジーエロスとオカルティズムが三位一体となって、思春期の扉に射しかかっていた自分暴力的に襲ったハレー彗星の如き作品単行本10巻代で離脱してしまったので(そのうちKindleで続き読みたい)ここに入れるかどうか迷ったが、インパクトの大きさを考えると外すことはできなかった。

●『ジョジョの奇妙な冒険荒木飛呂彦

BASTARD!!』とほぼ同時期に連載が始まったように記憶している。当時の自分が毎週ジャンプを欠かさず読んでいたのは『ドラゴンボール』『魁!男塾』『聖闘士聖矢』ではなくて、『BASTARD!!』と今作のためだった。第3部までは完全無欠な作品だと思っていたが、自分的には4部半ばで失速してしまい、以降未読。

●『瞬きもせず』紡木たく

思春期になって別冊マーガレット別マ)を読むようになったのは、人格形成においてかなり大きかったように思う。が、今でも諸手を挙げて「好き」と言える少女マンガ作家はこの紡木たくくらもちふさこ山岸涼子岡崎京子くらいかもしれない。自分より少し上の世代BOOWY尾崎豊世代)の聖書ホットロード』と迷ったが、今作で展開する田舎の閉塞感と諦念を含んだ叙情性の方が自分にはずっとリアルだった。

●『Kiss+πr 2(にじょう)』くらもちふさこ

くらもちふさこ作品の影響は自分で思っているよりもきっと遥かに大きい気がする。どの作品もあまりに素敵で、生々しく、リアルに感じた。今もくらもち作品を読むと、初心な女学生のような気持ちでいっぱいになる。

●『14歳フォーティーン)』楳図かずお

高校生の頃、コンビニスピリッツで第1話を立ち読みした時の衝撃を忘れることはできない。「恐怖心」というより、新しい世界への扉が開いた時の「カチッ」という音が聴こえたような気がした。たしか最後まで読んだはずなのに、まるで記憶喪失になってしまたかのようにほとんど全て忘却してしまっているところも、楳図作品「らしい」。

●『同棲時代上村一夫

二十代の頃、たしかクイック・ジャパンかな? サブカル誌で知って全巻買いした。悲しくて美しくて愉快な夢幻と、人生において或る時期にしか見得ない美しさにみちていた。昔の詩や文学みたいだなと思った。

●『GOGOモンスター松本大洋

かつてのサブカル女友だちが「あんたは絶対読んどきな」と貸してくれた。その後、彼女とは会えなくなって、返すタイミングを失ったまま20年近く経ってしまった。『ピンポン』『鉄コン』も迷うけど、個人的な思い出もあって本作を選びたい。

●『悪の華押見修造

最近の(?)作家では例外的にほぼ全作フォローしている。楳図かずお上村一夫安達哲の影響を見事に咀嚼し、現代風にアップデートしている感じがした。当初はそこまで凄い作品と思っていなかったけど、巻を重ねる毎に自分にとってのっぴきない作品に変貌していった。連載中の『血の轍』『おかえりアリスももちろん読んでます

***

以上となりますよろしくお願いします。(本当に最近マンガはろくすっぽ知らない浦島漫画太郎なので、批判意見罵詈雑言はなるべくご容赦ください…!)

※※追記1※※

さっそくオススメありがとうございます。『キン肉マン 無量大数軍編』、ジョジョ4部続き、『深夜食堂』『かくかくしかじか』『ハチクロ』『犬夜叉』『吸血鬼すぐ死ぬ』『着たい服がある』『スキップローファー』『ヴィンランドサガ』『アクタージュ』『ハコヅメ』『SPY&FAMILY』『マイ・ブロークン・マリコ』『A子さんの恋人』読んでみますオススメリストもありがたいです。

※※追記2※※

チェンソーマン』は知人に薦められて、DMMセールで一気に買って読みました(すみません、書き忘れてました)。なかなか面白く、第2部も読んでますが、正直、そこまでハマれませんでした。『タコピー原罪』も読みました。これもなかなか良かった。デスノートバクマンも全巻読みました。鬼滅、呪術廻戦、東京リベンジャーズは未読です(たぶん好みじゃないだろうと決めつけていました)。ハンターハンターはあまり読める自信がありません…。薦めて頂けると読むモチベーションがぐっと上がるので、引き続きよろしくお願いします!

2022-10-23

鬼滅の刃嗅覚人間の本性その他の話(2)※末尾に追記

(1)anond:20221023223518からの続き

 いくら視覚的な識別手段機能しない状況下で重要な働きをするとはいっても、これらの三感覚によって人間は、本当に相手のことを知ること、理解することが果たして出来るであろうか? 例えば、聴覚によってパートナーの本性を知ることが、人間に出来るであろうか? 正直に言えば、私はそうは思えない。

 例えば、和漢朗詠集などに収められている和歌に次のようなものがある。

 「いつはりの 無き世なりせば 如何ばかり 人の言の葉 嬉しからまし(もしも、この世界に嘘[ウソ]というもの存在しなかったならば、どれほど素直に、想い人の口にした言葉を喜ぶことが出来ることか)」

 二人きりの閨(ねや)で同衾して、耳元で甘い愛の言葉を囁かれても、それでもなお。これは、そういう歌ではないかと、私には思える。あるいは逆に、愛の言葉を幾ら紡いでも、想い人がこの歌のようなことを言って信じてくれない。そういう人の役割を演じて詠まれたとも考えられる。

 このように、視覚が働こうが働くまいが、嗅覚聴覚・触覚が働こうが働くまいが、それらの感覚によって得た情報から築き上げるパートナー像は、畢竟、想像産物であって、実像とは異なるところがある。したがって、引用した箇所に示した小松和彦言葉想像力による夢幻世界における営み」という記述は、現実を的確に表現した、極めて正しいものであると言える。

 ただし、そのような現実を突きつけられた時に抱く感慨が、男と女との間で大きく異なるのではないだろうか。

 視覚的な情報を強く志向する男という種族は、その視覚の働かない状況下で、代替手段として精一杯に駆使した嗅覚聴覚・触覚によって得た情報を元に、必死で作り上げたパートナー像という理解が、単なる想像産物に過ぎないと言われたら、大きな心理的ショックを受ける人が大多数なのではないだろうか。

 それとは対照的に(と言っても私は女性ではないから、あくまでも私の[それこそ]想像に過ぎないのであるが)、女性の多くは、昔の人でも現代人でも、仮に「視覚によってであろうと、嗅覚聴覚・触覚によってであろうと、あなたの得たパートナー像とは、あなた想像産物に過ぎませんよ」と言われたとしても、案外あっさりと「そうでしょうね」と言って受け止めることが出来る人も少なくないのではないか。そのように私には思える。

 もし仮にそうなのだとしたらの話ではあるが、それは「覗き見の禁忌」の本質として小松和彦も指摘した、あの「『本来女性の姿』を晒すことの禁忌」によって、多くの女性日常的に、好むと好まざるとにかかわらず、化粧その他の余所行き用の装いを強いられる経験、すなわち「今現在(明かりの存在する状況下≒現世)の我々が互いに見ている/見せている姿は、そもそも仮の姿である」という経験を積んでいるからではないだろうか。だから、上で述べたような「想像力による夢幻世界における営み」と言われても、女性の心の中では男性のようには齟齬や混乱を生じ難いのではないだろうか。

 もしかしたら「虫愛づる姫君」の中で言われる「鬼と女とは人に見えぬぞよき」という言葉は「本当の自分他人に見せること/知らせることが許されないのは、辛いことである」という抑圧の面と同時に「本当の自分他人に見せずに/知られずに済むのは良いことである」という解放の面をも併せ持つ、アンビバレント言葉なのではないだろうか。

 『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴は、女性作家であると推測されている。だから、ここで私が言うような「嗅覚聴覚・触覚により相手(人間)の本性を看破・把握する[できる]というのは、畢竟、幻想に過ぎない」ということも「女は本当の自分を隠さざるを得ないように強いられている」という現実も、先刻承知の上で作品執筆したものと思われる。

 『鬼滅の刃』の主要な女性キャラクターには、胡蝶しのぶ、栗花落カナヲ甘露寺蜜璃のような「本当の自分他人に見せられない/見せられなかった」という女性たちが登場する。その中でも、胡蝶しのぶの印象深い場面として、竈門炭治郎の鋭敏な嗅覚によって「何か怒ってます?」という言葉を掛けられ、彼女の心の裡に秘めていた鬼に対する強い怒りと、その元となった深い哀しみの感情が察知されるという場面がある。この描写には「虫愛づる姫君」の「人に見えぬぞよき」という言葉類似する、女性のアンビバレンスが込められているように私には思われる。亡き姉の生前笑顔溢れる姿を理想像として、それを模倣して演じているとはいえ、胡蝶しのぶには、甘露寺蜜璃や栗花落カナヲとは異なり「本当の自分」を隠すべき強い理由は、さほどないようにも思えるが、しかし、それでも何らかの理由で思いを隠したかったのであろう。その上で、他人から隠したいという思いと他人に知って欲しいという二つのアンビバレントな思いを、胡蝶しのぶは抱いていたのではないだろうか。炭治郎に本当の感情を察知された時の胡蝶しのぶの表情には、そのアンビバレンスが顕れているように見えたと言ったら言い過ぎだろうか。そんな胡蝶しのぶに似た女性は、現実世界にも多数存在するように思われる。

 そのような思いを抱いて生きざるを得ない女性たちに対する、救済の思いを込めて、嗅覚により心の本音を察知するという描写を『鬼滅の刃』の作者・吾峠呼世晴は生み出したのではないだろうか。

 それは虚構に過ぎないかもしれないが、それでも「この世界と人よ、斯くあれよかし」という、慈しみを込めた虚構である

 そして、そのような虚構には捨て得ない価値があると、私は思う。何故なら「過酷現実を知っても、それでもなお」という、表現者としての覚悟のようなものを感じるからである

(了)

(2022/10/25追記)香り嗅覚による本性の察知・看破または偽装について論じるならば、珠世様の血鬼術にも言及するべきであった。完全に失念しており、これは初歩的なミスである。お恥ずかしい限りである

鬼滅の刃嗅覚人間の本性その他の話(1)

 世間流行の移り変わりとは無関係に、私は度々『鬼滅の刃』の原作単行本を読み返しているのだが、またも同作を読んでいる。

 ここ最近の読み返す切っ掛けの一つとなったのは、例によって金関丈夫の『木馬と石牛』である。何度目だ。

 ひとまず最初に紹介しておく金関丈夫論文は「わきくさ物語」と題する一篇である

 これは、腋臭(わきが、えきしゅう)や体臭肯定的に捉えるか否定的に捉えるか、その相違について、人類学的な統計データに基づいて西欧人と東アジア人の腋臭体質の多寡(出現頻度)を比較するとともに、東西文学作品や文献に於ける腋臭体臭に関する記述比較したという内容である。今さら気づいたが、論文題名は『若草物語』のパロディである

 金関丈夫の論旨を大雑把にまとめて紹介すれば、次のようなものである。「人類学的に見て、西欧人の集団では腋臭体質の人の出現頻度が高く、日本中国などの東アジア人の集団では出現頻度が低い。それに呼応するかのように西欧では、身体臭い肯定的に捉えて讃美する詩や文学作品が見出される。それとは対照的日本中国では、身体臭いを讃美する文学作品記述は見られない。ひどい体臭の人が周囲から疎んじられるといった、否定的記述内容は見出される。日本文学においては、田山花袋の『蒲団』など西洋文学の影響を受けた近代の少数例を除けば、体臭文学存在しなかったのではないか」云々。これも今さら気づいたが『大衆文学』の駄洒落である

 それはともかく、かのナポレオン愛人に宛てて「近々戦場から戻るから風呂に入らずに待っているように」と手紙を書いたという有名な挿話を知っていると、金関丈夫の主張にも頷けるところがある。

 しかし、体臭文学に関して言えば、確かに金関丈夫の言うとおり国文学の中では劣勢なのかもしれないが、嗅覚のものは、時代の変遷や題材の違いによる差異はあれども、国文学においても大なり小なり着目したり描かれたりしてきたのではないかと思う。源氏香(※)のような遊びが生まれたぐらいなのだから香り匂いを味わうことの悦びを昔の日本人も持ち合わせていなかったわけではないだろう。それにまた、腋臭のような刺激的な匂いに対する肯定的記述が見られないからといって、体臭のものに対する愛好癖が日本人の間に存在しなかったとまでは断言できまい。好ましくない体臭に対する認識があったのならば、好ましい体臭に対する認識があってもおかしくはない。したがって、いま少し詳細な再検討必要ではなかろうかと思われる。[※注:源氏香は、室町末期以降の遊びであるが、源氏物語各巻の見出し源氏香の記号が付記されるようになったのは明治以後のことらしい。また、その記号は、組合数学テキストで例として挙げられることもある。]

 とまあ、こういった具合に「わきくさ物語」を読み直したことが切っ掛けで、嗅覚について色々と思いを巡らせていたところ、竈門炭治郎のことも連想して『鬼滅の刃』を再読し始めたという次第である

 ところで、上に述べたとおり、私は金関丈夫の主張に対しては批判的な考えを抱いているわけだが、そのような批判的思考は私の独創ではない。以前に読んだ本の記憶から「はて、国文学でも、それなりに嗅覚重要視されていたはずではなかったか?」と思ったので、金関説にも疑問を抱いただけなのである

 さらに、その時に本で読んだ内容には『鬼滅の刃』を妙に連想させる記述も含まれていたと記憶していた。そこで本棚を漁ってみたところ、それらしきものを再発見した。次に、それを紹介しようと思う。

 『鬼滅の刃』の主人公たちである竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の三人が持つ優れた感覚は、それぞれ、炭治郎=嗅覚、善逸=聴覚、伊之助=肌感覚(触覚)である。炭治郎や善逸は、相手人間か鬼か、人間であれば善人か否かを、これらの感覚によって看破できることは、漫画を読んだりアニメを観たりした人ならばよくご存知のことと思う。

 この三感覚と同じ取り合わせを、私が目にしたのは、小松和彦の著書『神々の精神史』(講談社学術文庫)に収録されている「屍愛譚(しあいたん)をめぐって 伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)二神の冥界譚を中心に」と題する論文の中であった。

 まず、私が『鬼滅の刃』を連想させるもの記憶していた箇所を、少し長くなるが同論文から引用しておこう。

 「男と女の愛の語らいは、昔から夜中に行なうのが一般的であった。言い換えれば、愛とは、第一次的に視覚依存するものではなく、香り(嗅覚)や声・物音(聴覚)あるいは肌触り(触覚)のなかからかに創り出されるイメージの、想像力による夢幻世界における営みであった。そして、日本女性美の一つは、この視覚的な隔離から発生しているともいえよう。『堤中納言物語』の「虫愛づる姫君」のなかに「鬼と女とは人に見えぬぞよき」とあるが、この言葉が苦しまぎれに吐かれた言葉にせよ、実に見事に女の美のあり方を、愛のあり方を示唆している。」

 奇しくも、小松論文の中で三つの感覚が挙げられる順序は『鬼滅の刃』の物語主人公たちが登場する順序と一致している。果たして吾峠呼世晴は、小松和彦論文著作を読んでいたのかどうか。真実は分からないが、そういった想像をしてみるのは楽しいことである

 さて、小松和彦論文は、国文学などにおいて見られる、妻・夫・愛人などに先立たれた人が、パートナーの亡骸を屍姦したり冥界を訪れるという物語記述について論じたものである。その中でも題名のとおり特に、亡くなった妻のイザナミ恋しさに黄泉の国を訪れたイザナギ物語、そこで語られる覗き見の禁忌、その侵犯について考察している。

 死して黄泉の国の住人となってしまったイザナミは、自分を現世に連れ戻すために訪れた夫イザナギに対して「それでは、現世に戻れるのかどうか、殿内に入って黄泉の神と協議します。私を待つ間、決して中を覗かないようにして下さい」と言い残して黄泉殿内に籠もる。しかし、妻と黄泉国神との協議が終わるのを待てなかったイザナギ禁忌を犯し、黄泉の国におけるイザナミの変わり果てた姿(肉体が腐敗して蛇に集られている有り様)を覗き見てしまったがために、彼女は現世に戻ることが不可能となり、二人は別れざるを得なくなる。

 この禁忌を犯す場面において、イザナギは彼の御髻(みみずら)に挿していた湯津爪櫛(ゆつつまぐし)を抜いて、それに火を灯してから黄泉の国の殿内を覗き見るという筋書きになっている。この灯火を焚く必要があったということは、つまり黄泉の国でイザナギイザナミが語り合ったのは、闇の中であったことを示している(そうでなければ、黄泉の国で最初に再会した時点で、イザナミの肉体的変貌にイザナギは気づいていたはずである)。ここには、現世でも黄泉の国でも何ら変わることのない「男女の愛の営みや語らい(ピロウトーク)は暗闇の中でこそ行われる」という形式がある。

 小松和彦論文でも指摘されていることであるが、日本イザナギイザナミの冥界譚やその他の屍姦譚・屍愛譚には、中国大陸の物語から影響を受けた節が窺える。小松論文でも紹介されているが中国東晋時代書物『搜神記』における屍姦譚の一例として、次のような話がある。

 美しい女性結婚した男が、妻から「私は普通人間ではないので、結婚してから三年経過するまでは、夜、明かりで私の姿を照らさないで下さい」と言い渡され、それを守りながら夫婦生活を送り、二人は子まで設けた。しかし、どうしても夫は我慢が出来ず、ある夜、明かりで照らして妻の姿を見てしまった。彼が目にした妻の姿は、腰から上が普通人間女性で、腰から下は干からびた白骨というものであった。妻は「私は死者であるが、あなたが、あと一年だけ我慢して私の今の姿を見ないでいてくれたならば、完全に蘇生することが出来たのに。しかし、あなたが禁を破ったがために、最早それは叶わなくなった」と言い残し、形見として袍(うわぎ)の端布と二人の間に生まれた子を残して、男の元を去ってしまった。その端布を持って嘆き暮す男のことは、スイ陽王(スイは目偏にオオトリ旁)の知るところになり、袍の端布が王の若くして亡くなった娘姫のものと同じであったこから、娘姫の葬られた墓を暴いたとの嫌疑で男は取り調べられることになった。男が語った事の経緯を信じられない王と家来が、娘姫の墓を検分したところ、墓暴きに遭った形跡も認められず、念のために墓内に入って棺も確かめると、袍の裾が棺の蓋の隙間からはみ出ていた。それを見て「さては、本当に墓を抜け出して夫婦生活を送っていたのか」と、王も家来も信じるようになったとの由。この生者の夫と幽霊の妻も、彼らの愛の営みを、妻の申し渡した禁忌を犯さないように、明かりの無い暗闇で行なっていたことは確実である

 イザナギイザナミ冥界譚と『搜神記』における人間・死者婚姻譚との間に共通するのは、妻の本当の姿を見ることの禁忌、それを夫が犯したために妻の蘇生が叶わないという点である

 特に前者の覗き見の禁忌について、小松和彦考察し、その本質は「女性が『ありのままの姿』を公に晒すのは好ましくないという、昔日の社会における男女観・価値観倫理観の反映」であり「女性の本性を覗き見ることについての禁忌」だったのではないか推理している。それを裏付けるかのように、生者であるパートナーに対して自分の本当の姿を見ないように要求する死者の話は、圧倒的に女性要求する側であることが多いのである。また、禁忌を犯した夫イザナギに対するイザナミの怒りの言葉は「吾に辱(はぢ)見せつ」(私に恥を晒させた!)というものであるさらに、類似物語として、豊玉姫(トヨタマヒメ)が出産の時、産屋に籠もり、それを彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)が覗き見ると、豊玉姫の正体はワニ(サメ)の姿であったという話もまた、女性の本性を見る禁忌の事例として挙げられる。

 死者にしろ生者にしろ、隠れている女性の姿を覗き見る男の性向というのは、時代を下っても変わらない。例えば『伊勢物語』の「むかしおとこうゐかうふりして」という出だしで有名な最初の一篇でも、田舎には不釣り合いな雅やかな女性が里に暮らしていることを知った主人公(在原業平)は、垣根の破れた所から彼女たちの姿を覗き見る。ずっと時代を下った現代においても、男性向けアダルトコンテンツは、視覚表現重要性を持つことは周知の事実である。このように、イザナギ在原業平の昔から変わることなく、男性は「視覚的な欲求」を満たすことを強く好むと言って間違いない。

 ところで、この「屍愛譚―」論文を再読し、期せずして気づいたのであるが、論文の著者である小松和彦の行なう考察もまた(覗き見の禁忌を論じて考察する必要から、当然のことではあるとはいえ)、やはり「視覚範疇」に留まっている。これもまた、視覚を重視する男の性向の顕れと言えるかもしれない。しかも、上に引用した箇所で「夜の闇の中での男女の愛の営みや語らいにおいては、嗅覚聴覚・触覚が重要である」といったことを述べているのにも関わらず、同論文は、それらの三感覚重要な働きを示している国文学上の具体例を、特に挙げてはいないのである。あるいは、国文学に詳しい人たちからすれば周知の事実なので、態々挙げる必要がないとして言わなかっただけのことなのだろうか?

 とりあえず、男女の機微の話は後回しにして、ひとまず、妖怪識別する手段としてのこれら三つの感覚について、話を進めることにする。

 聴覚妖怪識別に用いる事例は、比較的容易に見出される。例えば、誰そ彼(たそかれ)時・彼は誰(かはたれ)時・夜のように、人間なのか物の怪なのかを視覚的に区別をつけ難い時、相手妖怪が発する声によって正体を見抜くという事例は幾つも見つけられる。カワウソなどの物の怪は、人間から「誰じゃ?」と問いかけられると「俺じゃ」と言えず「おねじゃ」とか「かわい」などとしか言えないので、正体を見破られてしまうという。これは、言霊の力とも解釈できるが、音声(聴覚)による正体識別の事例と考えても許されるであろう。また、仮に人間の方が話し掛けたり問い掛けたりしなくても、妖怪の方から自発的に何らかの独特な声や音を発してくる(アズキアライ・テングダオシのような怪音、ヤロカ水の怪しい呼び掛け声など)ので、それを聞けば正体が分かるという例もある。これらも聴覚による妖怪識別に含めてよさそうである

 触覚の方はどうだろうか? 例えば、厠(便所)で河童などの物の怪に人間が尻を触られるという怪異の話は数多い。そして、それらの怪異譚は「毛むくじゃらの手である」といったような、通常の人間とは何かしら異なる手触り・肌触りの特徴を持つことを窺わせる描写が伴うことが多いように思える。厠が家屋の中では暗い場所に分類されることを併せて考えれば、これも視覚には頼り難い状況下で、触覚により妖怪識別する事例と考えることが可能ではないだろうか。他には、猟のために山に分け入った猟師が、夜になり「これでは鼻を摘まれても分からないな」と独り言を呟いたところ、突然「これでもか?」と何者かの手に鼻を捻られたという怪異譚もある(参考:千葉幹夫『全国妖怪事典静岡県の部)が、これは残念ながら手触りについて伝えていない。しかし、このように暗い場所時間帯において、物の怪に身体の一部を触られるという怪異譚は、枚挙に暇がない。これらも触覚によって人か物の怪かを判断するという事例に含められないか否か、再検討してみるべきかもしれない。

 問題は、嗅覚により妖怪識別する話や本性を看破する話なのだが、残念ながら今のところ、これといった事例を見つけられずにいる。逆に、妖怪嗅覚の方を利用し、何らかの臭いを発するもの人間が用意することで魔除けにするという事例ならば、比較的容易に幾つも見出だせるのであるが。例えば、焼いた鰯の頭を魔除けとする例は有名である。また、今でこそカカシといえば田圃に立つ人形のことであるが、日本神話でオオクニヌシスクナビコナと出逢うくだりに記されているように、本来の古い和名はソホド乃至ソフドである。それがカカシと呼ばれるようになったのは、稲を荒らす鳥を追い払うのに、鳥の死骸を焼いたもの竹竿の先に紐で括り下げて掲げるという風習があり「臭いを鳥に嗅がせる」という意味でカガシと呼んでいたものが、鳥避け人形混同されるようになったかである。上に挙げた鰯の頭も、ヤイカガシ・ヤッカガシ(焼き嗅がし)と呼ぶ地方があり、明らかに鳥避けのカガシと同じである。他にも、山中でタヌキやムジナの類いに化かされたことに気づいたならば、煙管(煙草)を一服すれば妖怪は逃げていくとか、小便をすると臭いを嫌がる妖怪を避けられるとか、人間嗅覚ではなく妖怪嗅覚を逆手にとって利用して払う例は多い。

 小松論文では具体例が挙げられていないものの「視覚的に本性を見ることが禁忌とされた状態特に暗闇の中で、何者かと一対一で対峙する状況において、重要役割を果たすのは、嗅覚聴覚・触覚である」という見解は、説得力を感じさせられるものであることは確かである特に、愛の営みに関しては、そうである人間がお互い裸一貫となって同衾する時、見た目の虚飾は、ほぼ通用しなくなるのだから。したがって、これら三感覚重要性が高まることは、必然であるように思われる。

 とはいえ「思われる」ということと、国文学などにおいて実際にどのように捉えられていたのかは、もちろん別問題であるから、これは検証必要があるだろう。あるいは(素人である私に言われるまでもなく)既に専門家の間では検証済みなのかもしれない。国文学中の、特に男女の愛の営みや語らいにおける三感覚が占める役割について、どのように描かれ、語られてきたのか、可能ならば識者の見解を知りたいものである

―――――――――――――――――――――――――――――

 さて、私は上で、男女の機微の話を後回しにして、妖怪の正体を識別する感覚的な手段の話をすると書いた。そこでいよいよ、男女の機微、すなわち異性のパートナーのことを暗闇の中で知る手段としての嗅覚聴覚・触覚の三感覚について論ずる順番がやって来た。といっても、上の文章を読んでもらえば分かるとおり、専門的な知見を私は持たない。そこで、識者の見解とは無関係に、今の私個人が思うところを書くことにする。したがって、これより以下は全くの駄文である

文字数制限のため分割したので、続きは⇒anond:20221023224411

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