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はてなキーワード: チームメイトとは

2022-01-01

anond:20211231002527

そりゃ自分エンジョイする為に他のチームメイト負担押し付けてれば叩かれる

気が向いたときだけボールに突っ込むクソみたいな守備と、無理なドリブルで突っ込んでからゴミみたいなパス、そしてそれをフォローしようとしたチームメイトに怒鳴るクズメンタリティ

それに見合うほどの結果が出せてた訳でもないしな

2021-12-30

いやいや!草サッカーエンジョイしてる人、結構いるぞ

日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん欧州で目撃した、勝利(とビール)を真剣に目指す大人たち

https://number.bunshun.jp/articles/-/851448

今日この記事を読んだのだが、私が知る現状とは違うと思ったので、少し書いてみる。

私は高校時代クラブチームプレーをし、その後は学生時代の友人や仕事を通じで知り合った人々と草サッカーを楽しんできた。そんなわけで、引退した今でもサッカー真剣ガチ勢や、テレビ試合ウイニングイレブンを通じて、ちょっと自分プレーしてみたいな」なんて思って飛び込んでくる、サッカーエンジョイ勢の両方を私は知ってる。

地域としては関東圏に限定されるが、他の地域もそれほど誤差は無いと思う。

見えない序列。草サッカー階層について

僕は、日本に一番足りていないのは、「めっちゃ楽しそうにサッカーをする、死ぬほどサッカーが下手なおっさん」だと思っています

 週末に、仕事終わりに、競技レベルの高低とは全く関係のない次元で、おっさんがユラユラと集まって、しか真剣に、サッカーをする。1111である必要は全くなくて(どうせ最後は走れなくなって2対3くらいになるのだから)4対4でも、6対6でも構わない。

 僕は大学卒業まで日本サッカーしましたが、各年代チームメイトで、週末だけでもサッカーを続けている人間は数えるほどしかいません。皆、短くない期間打ち込んできたにも関わらず、です。

 それはサッカープレーするに足らない、魅力のないスポーツからではなく、熱中していた時にあった序列的な空気構造サッカーを「つまらなく」感じさせてしまたからではないでしょうか。「サッカー自分蜜月関係」の間に、上手くいかない、嘲笑される、誰かにジャッジされる、という横槍ザクザクと入り込んで、サッカーを「誰かより劣っていた記憶」として、あるいは「自らを序列に当てはめた記憶」として刻んでしまう。好きで始めたサッカーが、ヒエラルキー象徴に化けてしまう。

引用:https://number.bunshun.jp/articles/-/851448?page=2

このようにあるが、これは一部の世界だと思う。と言うよりも草サッカーにも階層があって、サッカーの上手い人は上手い人同士でつるみたがる。サッカーの上手い人達にとって、素人と一緒にプレーするのは基本的には歯痒いモノなのだ

ボールの蹴り方からディフェンス時のボジション取り、チームメイトの狙いを汲み取っての連動的なオフボールの動き、挙げればキリが無いが素人プレーをすると、その全てがどうしても気になってしまう。

実際に草サッカーと言えど、ある一定レベルにあるメンバーがいないと分かると、予定をキャンセルするサッカー上級者も私は見たことがある。いわゆる介護プレイはゴメンだぜ」ってやつだ。悪く言えば差別と言えるかもしれないが、実際にハイレベル人間同士でないと実現できない領域はあって、それが実現できた時の快楽が何ものにも変えられない魅力に包まれてるのも事実だ。

エンジョイ勢を受け入れないと、存続が難しい草サッカーチーム

かに冒頭の記事中野遼太郎さんが語るように、見えない序列はある。ただし一部の世界で。ガチガチ序列がある草サッカーチームは、そもそもチームの存続が難しい。

東京都内で考えてみる。

サッカーグランドを借りようと思うと、2時間で5000円~10000円ほどかかる。しかナイターの照明代金が30分ごとに1700円なんでプラン場所がちらほら……。結構お金がかかる上に時間制限であるのだ。

「それなら埼玉千葉河川敷に行って勝手ボール蹴ってれば良いだろ?」と思うかもしれない。実はそれもNGだ。地域職員さんが勝手に利用してないかチェックするために車で巡回をしている。河川敷もその地域に住む人が抽選をして初めて使える仕組みだったりする。意外にも誰でも自由に使って良い場所都内には少ないのだ。

さらにまともにサッカーをやるには10人以上は確実に必要だ。10人でも5対5のミニゲームができるくらい。その人数を忙しい社会人の中から集めるのは至難の技だ。22人ならもっと難易度が上がるのは想像に難しくないと思う。

これは私の妄想だが、あらゆる草サッカーチームは慢性的人手不足なんだと思う。

変にサッカーの上手い人には従うべき」だとか、学生時代のノリでやろうと思うものなら、金はかかるしマウントは取られるしで簡単に人は離れ、そのチームは満足にサッカーができない状態に陥るだろう。

サッカー個人個人技術向上を常に考え、常に大会勝利することを目指すガチ勢のチームの運用は、本当に難易度が高い。だから私が知る限りサッカーをしたい人には、どれだけボールを蹴ったことがなかろうが、基本的にはウェルカム姿勢のチームが多いと思う。

サッカーガチ勢に。エンジョイ勢フットサル

上の項で書いたが、サッカー都心では金がかかる。しかも人数を集めるのが難しく、それを継続するのも、相当なサッカーに対するモチベーションメンバー同士の絆が無いと難しい。

フットサル場もサッカーと変わらずあるいはそれ以上の料金(10,000円以上など)を覚悟しなくてはならない。しかし、仲間内だけでやるなら10人集めれば条件はクリアさらに当日に集まった知らないメンバー同士でフットサルをする個サルのチョイスもある。個サルなら1人2000円程度で参加可能だ。

なのでサッカーよりもフットサルの方が、現状ではエンジョイ向きであり、そっちに多くの人が流れているのではないかと私は推測してる。

まとめ

おそらく冒頭の記事中野遼太郎さんは、草サッカーの中でも上手い人達世界しか見てなかったのかもしれない。ちゃんと目を凝らすとめっちゃ楽しそうにサッカーをする、死ぬほどサッカーが下手なおっさん結構見つけることが出来るハズだ。

今回の記事日本サッカー未来を憂いて書いたと推察する。しか僭越ながら言わせてもらうと、あなたもっと危機感を持つべきは、『金のかかるグラウンド存在だ。

現在東京を中心に関東圏では、どこでボールを蹴るにしても金がかかる。しか時間制限もある。サッカーフットサルにおいて2時間なんてスグだ。ちょっとプレイしてスグにその場所をどかないといけない。そんな状態で例え経験者と言えど、サッカーをわざわざチョイスする人が、どれだけいるのだろう??

また、これから未来を担うサッカー少年に対しても、この現状はマイナス自由無料サッカーができる場所があるから自分の技を磨けるのにその場所が有料で時間制限があるのだから、どうやってサッカーを上手くなるのだろうか??高校サッカーでもクラブユースでも、首都圏ではなく地方のチームが強い理由が、ここに表れてると私は思う。

本来サッカーとはボールと仲間さえいれば、どこでも楽しめるものだが、その本質とズレた状態が、今の日本の大きな問題なんだと私は思う。

2021-12-26

江川氏は94年スタート前身番組スポーツうるぐす」で

江川氏は94年スタート前身番組スポーツうるぐす」でメインキスターを務め、2010年から「Going」に11年8カ月出演。この日の放送では「江川卒業SP」と題して、番組での江川氏のMCぶりや、試合解説選手の様子や変化を見極めて結果を当てる「予言解説」を展開してきたことなどが特集された。

巨人原辰徳監督(63)からビデオメッセージが届き、これまでの労をねぎらわれるとともに、「まだまだ江川さんは体も知力もお若いでしょうから、少し時間があるんであれば、実弾飛び交うジャイアンツのところに降りてコーチ、あるいは監督という形でやってもらえる可能性も、ちょっと増えたのではないかと思っています。先輩、ご苦労さまでした」と、今後の監督業も期待された。

MCくりぃむしちゅー上田晋也(51)もこのVTRを受け「我々としても、江川監督って言うのを見てみたいというのは長年思っているんですけど。そういう方向性というのはいかがでしょう」と問いかけると、江川氏は「ほぼないですね」と回答。上田が「え~やりましょうよ」と食い下がると「ないと思いますよ」と淡々と続けた。

上田あきらめず「ひょっとしたら原監督からちょっと江川さん、お願いします』って、臨時コーチとかあるかもしれませんよ」と粘ると、江川氏は「そうですね、臨時であれば、やらないですね」とクールな返答で笑いを誘った。ただ、最後上田が「やってくださいよ、日本中に見たい人がいっぱいいますから。その日を楽しみにしたいと思います」と言うと、江川氏はまとめるように「はい」と回答。今後の監督就任を“完全否定”はしなかった。

終盤には、今年まで巨人の場内アナウンス担当した山中美和子さんの「9番ピッチャー江川背番号30」のアナウンスに送られてあいさつ。江川氏は視聴者スタッフ感謝言葉を述べると、「私はもう少しマウンドに登ってみたいと思っていますありがとうございました」と、意味深コメントで締めた。



選手としての特徴

江川の球速は高校時代に既にピークを迎えていたとも言われ、当時スピードガンはまだ無かったが、150km/hを超えていたのではないか推定されている[49](プロ入り後の最速は154km/h[50])。スピードガンが各球場に導入された頃、江川ストレートの球速が135km/h前後と表示される記録映像が残っている。これについて掛布雅之西本聖槙原寛己など多数の人物異口同音に「江川の球速が140km/hを下回ることはありえない」と証言、当時のスピードガンは精度が低く、数値の正確さには疑問があると指摘している。特に掛布は「最低でも150キロ好調時は155キロ以上出ていただろう」と述べている。2021年12月4日Going!Sports&Newsにおいて、江川自身が最も速かったとする1981年中塚政幸に投じたストレートの球速を分析したところ、158km/hと算出された[51]。

江川が投じる速球の威力の高さは、投手としては指が短めだったこともその理由とされる。指が短めだったことは、スピンをかけるには有利だったが、フォークボールなどの変化球を投げるのには適さなかった。そのため、プロ入りまで変化球カーブしか投げられなかった。掛布高木豊の弁によると江川は手首の関節が非常に柔らかく、打席から見るとリリースの寸前まで手のひらが見えたという。この柔軟かつ強靭な手首によりボールに強烈なバックスピンを与え、江川独特の伸びのあるストレートが生まれたのではないか高木解説している。このことを掛布は「スピンが効いた独特のストレート」と評した[52]。

1980年代では、スピンが効いたストレートは「球質が軽い」「長打を打たれやすい」などと呼ばれ軽視もされていた。 しか2000年代に入り流体力学を使った解析により、バックスピン数が高いストレート普通の直球よりも沈まず、打ちにくい球であることが判明した。 江川の浮き上がるようなストレートはこの効果によるものと考えられている。

《なお、2021年MLBでは、回転数が高いボール効果があり過ぎるため、指に粘着物質を付ける投手が激増したことから、取り締まりに至る事態になっている。》

1985年から投げ始めた「相手の腰を引かせるスライダー系のボール」、コシヒカリ話題になり、本当にコシヒカリが贈られてきたエピソードがある。このことに味をしめた江川は、今度はメロンを貰おうと「相手マスク(顔)をメロメロにしてしまう顔の前を通すボール」、マスクメロンを開発している[19]。現役時代ライバルだった掛布雅之は、「ストレートへの強いこだわりを持ったボールを感じさせてくれる」唯一の投手だったと述べている[53]。

阪神ランディ・バースが55本塁打や7試合連続本塁打などで王貞治の記録に迫ったとき、逃げ腰の巨人投手陣の中にあって勝負を挑んだのは既述の通りだが、バースが2年連続三冠王を獲得した1985年1986年において、1985年は被本塁打0、1986年の被本塁打も7試合連続となった本塁打連続試合打点記録更新中の最後試合(13試合目)で打たれた2本だけであった。江川引退時、バース江川を「日本アメリカを通じて今まで対戦した中で最高の投手」と讃えている[54]。

9回を完投するため、中心打者には「最高出力」まで上げ、下位打線選手にはコントロール重視とするなど、メリハリをつけていた[55]。9回に全力の投球で三者三振を取ることを「やっぱり打てない」という印象を与えるという点で重視し、そのために7回・8回は少し力を落としたと述べている[55]。現役時代チームメイトだった篠塚和典は「江川さんにはギアがある」と表現しており、「試合の中でここぞという時、特に主力打者と対戦する時はトップギアに入れた。あの大きな体が更に一回り大きく見えた」と述懐している。

江川は与死球が極めて少なく、これは高校時代、自らが頭部死球を受けた経験から厳しく内角を攻めることにためらいを見せたためと語っている[56]。江川自身は、捕手が構えたままのギリギリコースに投げることができたため、わざと打者の体の近くには投げることはしなかったとも述べている[57]。また与四球も少ない。江川場合、豪速球で圧倒できた全盛期の与四球が非常に少ないのが目立っている。江川ボール球を投げること自体が嫌いだったと述べており、当時の巨人ではカウント2ストライクノーボールからヒットを打たれると罰金を取られたため、捕手から懇願でその場合は仕方なくボール球を投げていたという[58]。一般的に速球派投手コントロールが悪いことが多いが、江川はそれにあてはまらず、コントロール面も卓越したものであったことが伺える。

本塁打が多く、「一発病」といわれた投手の1人であり、本塁打を打たれた際、マウンド上で両手を腰に当てながら首を捻るシーンがよく見られた。1982年リーグ最多の36本塁打を打たれた。9イニングあたりの被本塁打通算で1.23である[59]。

上記の通り、デビューした対阪神戦では敗戦投手になったが、その後は阪神キラーとなり、対阪神通算36勝(18敗)を挙げた。これは通算135勝の1/4強を占める。逆に小林繁阪神移籍した1979年こそ対巨人戦8勝0敗と意地を見せたが、その後は引退までの4シーズンで対巨人戦5勝15敗と対照的な結果になった。入団2年目の1980年8月16日、対阪神戦(後楽園球場)での小林繁との初対決では、打撃でも小林から決勝適時打を放つ活躍で、3失点完投勝利を収めている[60]。のちに、「プロ野球でやっていく中で絶対に負けられない試合は数試合しかないだろうが、その中の一つがその試合だと思って試合に臨んだ」と懐述している。

打撃の優れた投手としても知られているが、初安打デビューから36打席目だった[† 28]。プロ入り最初打席で、阪神山本和行が初球に投げたストレートがあまり速くなかったため、「プロってこんなレベルか」と思っていたところ、そのあと「打ちごろ」と見て振った球をいずれも空振りして三振を喫した。江川はそれがフォークボールであったと気づき、「これはやばいぞ。プロはこんな高いレベルなのか」と思ったと回想している[61]。

人物

少年時代写真笑顔で写っているものはない。それは父親から写真は真顔でとられろ」と言われたかである[62]。

裕福な少年時代を送っていたわけではないが、父親財産管理が上手かったこから、年2回の旅行を行えたり、電化製品をそろえることができるなど、物資には全く不自由しなかったとのこと[63]。

幼い頃に父に背負われて散歩に出かけた際、背負われたまま崖の下を覗かされたことが原因で、極度の高所恐怖症となった。そのため妻が元客室乗務員でありながら飛行機いであり、国内の移動はどんなに時間がかかってもいつも鉄道などを用いている(妻との馴れ初めは、江川米国開催の日米大学野球選手大会に出場するため、やむを得ず飛行機に乗っていて青くなっているところを、客室乗務員だった妻が親切にしてくれたこである)。かつて巨人北海道遠征取材東京盛岡青森函館札幌と一日かけて陸路を乗り継ぎながら出かけたほか、宮崎キャンプ取材でも東京博多新八代鹿児島中央と乗り継ぎ、車で宮崎入りするなど、時間がかかっても陸路移動にこだわっている。現役時はまだ青函トンネルが開通しておらず、チームの北海道遠征時は登板がある場合のみ飛行機を利用したが、自らの登板予定がないときはチームに帯同せず東京に残った(江川引退した翌年、1988年青函トンネル開通)。松山でのオールスターゲーム取材したときでも、松山岡山東京と乗り継いで帰京したために、翌朝の『ザ・サンデー』のエンディング江川は既に松山を発ったとのフリップが出ていた(同行した女子アナ松山市内でゆっくり買い物をした後に飛行機で帰京し、江川より先に東京に到着した)。陸路がない沖縄キャンプ取材する際も、時間に余裕があるとき鹿児島から24時間かけてフェリー沖縄に移動するほどである横浜DeNAベイスターズ春季キャンプ取材沖縄に行った際、このときはさすがに飛行機には乗ったが、中畑清監督に「どうやって来たの? 潜水艦でも乗ってきたの?」といわれてしまい、名球会ハワイでの取材時にも長嶋茂雄から江川さん、よく飛行機に乗れましたね」といわれたほどである飛行機嫌いの一因には幼少時代体験だけでなく、現役時代に発生した日本航空123便墜落事故も影響しているといわれている。この事故で同じ球界関係者である阪神タイガース・中埜肇球団社長犠牲になっていたため、球界全体にも大きな衝撃を与えていた。

大学時代、後の夫人となる女性交際していたときデート東京六大学の試合登板予定が重なると、待ち合わせ時間として「試合開始から時間後」というように時間指定していたという。夫人によれば、指定した待ち合わせ時間に遅れることはほとんどなく、逆に試合の進行が早すぎると、わざと遊び球を投げて時間調整をしていたほどであった[64]。

現役時代から財テクに精を出し、不動産投機で大失敗して多額の借金を背負う。「投げる不動産王」とも呼ばれた。プロ入り直後には契約金を使って土地を購入したところ、予定納税のことをすっかり失念していたために資金繰りに窮し、結局土地を手放さざるを得なくなる[65]など、投資に関する失敗談も多い。この他、一時は第一不動産(のちのエフアール・イー、2007年1月破産)や、東京ベイホテル東急の運営会社役員にも名前を連ねていた[66]。なお、同様の呼び名桑田真澄にもあったが、こちらは本人が直接作った借金ではない。

現役引退の年、自宅に近い横浜市緑区霧が丘に喫茶店「きりんこ」を開店した。元々は巨人で打撃投手をしていた同僚が転職を考えているという話を聞き、その支援目的で当時近所に住んでいた黒澤久雄や羽川豊らと共同で出資したのがオープンきっかけだったという[67]。しかし、住宅地で回りにほとんど店が無いこと、すぐ隣に老舗の喫茶店があったことなどから、数年で閉店。その後駐車場となっており、建物の遺構の一部が駐車場の壁として残っている。

本人曰く「成金趣味」に結構金額を費やしている。一時はワインにはまっていたほか、ゴルフ好きが昂じて純銀パターを特注で作らせたこともある[† 29]。それらの贅沢には「ストレス発散」の意味合いもあったという。

テレビでの野球中継において選手呼び捨てにしている解説者が多い中、江川基本的呼び捨てはせず「○○選手」「○○投手」といった呼称を付けている。

2021-11-25

NHK番組連想ゲーム』とガッツ石松

 女性チームと男性チームで対戦する形式。各ゲーム毎に司会者が、まず正解を両チームのリーダーのみに教える。両チームからリーダー以外のチームメイトが、1名ずつ解答者としてゲームの場に出る。リーダー自軍側の解答者役のチームメイトにヒントを出して、チームメイト連想を頼りに正解を言い当てる。もしも当たらなければ回答権が相手チームに移り、正解が出るまで交互にヒントと回答を続けるというルールだった。例えば、こんな感じである。男「黄色」「ヒヨコ?」ポーン(ハズレの効果音)→女「ケチャップ」「オムレツ?」ポーン→男「お米」「オムライス!」ピンポーン(正解の効果音)

 毎回、両チームの末席は、ゲスト出演者の枠だった。

 その日は、男性チームのゲストとして、ガッツ石松が出演していた。

 各ゲームを始める時は、司会者アナウンサーが対戦者の名前を先攻・後攻の順に「○○さん・✕✕さん」と軽妙に読み上げた後、先攻者を「○○さん!」と告げてからゲームを開始する。

 「ガッツさん・✕✕さん、ガッツさん!」

 ゲームが始まった。男性チームのリーダー加藤芳郎がヒントを出した。

 「くるくる

 ガッツ石松は答えた。

 「……るんるん?」

 ポーン。

 その日、最後までガッツ石松が正解を言い当てることは一回も無かった。

 一説にはルール理解しておらず、尻取りと勘違いしていたと言われるが、尻取りだったとしても「ん」が付いてるのでダメだろ。

2021-11-24

牧田「よう、久しぶりだなぁ〜」

平良「え…ど、どなたですか?」

牧田「あぁ、若手は俺のこと知らないのか。俺、ここで新人王とか獲ったことあるんだぜ?」

今井「…で、その新人王さんがウチに何の用ですか?」

牧田「何…って、俺も来年から球団を変えようと思うから古巣もアリかなと思ってよぉ」

平良「えっと、お気持ちはありがたいですが、貴方にそんな権限ないですしお引き取りを…」

牧田「何だよ、OBだぞ?今年最下位だったお前らにメジャーリーグいろはを叩き込んでやろうとしてるんだぞ?」

森「牧田さん…」

牧田「おう、森。お前もすっかり立派になったな!おい、お前からもこの世間知らずに言ってやれよ」

森「帰ってください」

牧田「は?」

森「ここは貴方がいた三年連続Bクラス西武ライオンズじゃなく、俺たちが強くなろうとゼロから作り上げた埼玉西武ライオンズです。貴方の力は必要ありません」

牧田「なんだと?おい、日本一になったこともないくせにいい気になるなよ?」

森「金に釣られて強くなった気でいる貴方が言う資格ありません。もう一度言います帰ってください」

山川「そ、そうだ!森の言う通りだ!出ていけ!」

チームメイト「そうだ!そうだ!」

内川「く、くそっ…覚えてろ」

梶谷「悪いけど忘れますよ、貴方が僕たちのことを忘れたように」

翌日、梶谷はFA公使を表明。横浜を去っていった。

Mリーグ つまらない」がTwitter検索候補に上がったので検索して目についたやつ

ネットリテラシー低めおじたん

@rapyutar

今期のMリーグ、そんなにつまらいかな?

①昨期オフに初の契約解除断行

②チーム成績次第で選手強制入れ替え

伊達さんはじめ5選手新規加入

日清さんのスポンサー

マルチアングル採用

⑥るみあき、タキヒサがチームメイト

などの要素で、個人的には例年以上に楽しめているのだけど

④が明らかにまらなくする原因じゃねーか

スポンサードするって聞いて1ヶ月見るの辞めてたぐらいだから

2021-11-21

ダイパリメイクを買わず批判(笑)している人って

どうせ実況見て判断してるんでしょ?ツイッターとか事前PVは論外として.

30時間シャイパをプレイした人のまっとうな意見を伝えてあげる.

   

   

はっきり言ってダイパリメイク客観的にクソだよ.それは否定しない.

グラフィックは剣盾型じゃないのが不評だけど,これはさぼったよりかは意図的であろうのでOK

それよか作りこみが甘すぎる.

   

3Dだからオブジェクトそれぞれに意味を感じちゃうけど,クリックするとただの張りぼて...

神話を期待して「いっぱい本が並んである!」はまあ萎える.

ダブルバトルで味方に抜群技当てて「やったね!」はないでしょうよ.

3Dでちょっとリアル感あるだけに中身がないとしらけるよね.

   

とまあプレイした結果こんな感じ.手抜きそれはそう.

ストーリーとか追加要素に関しては追加改変したらしたでまた別の勢力批判するから話すだけ無意味だね.

   

   

本題.客観としてはこうなんだけど,主観としては普通に6000円払って黒字だったよって報告.

    

というのも手持ちポケモン愛着が湧くための誘導がすごかった.

連れ歩き,戦闘時のなつき要素,足跡etc ...

   

僕の殿堂入りパーティを紹介しよう.

   

アブソル♀ NN:ダイアモンド 初めて全然まらなかった毛艶のいいイケメンおねえさん.

ドダイトス♂ NN:リリー 最初パートナー.連れ歩きがとんでもない遅さで愛らしい.

ムクホーク♂ NN:シルヴィ 世界で一番強いムックルを夢見た元Lv2ムックルムックル系統には必ずぶつけてすべて勝利

パチリス♂ NN:くいな 甘いもの好き.シルヴィとはライバル関係かわいい名前つけちゃってごめんね.

エルレイド♂ NN:ナギ おくびょう.めざめいしを見つけるまでの進化キャンセルでは慌ててた...はず.

サマヨール♂ NN:ガイティン 名前センスなくてすまん.しか姓名判断場所忘れちゃってさ...

   

なんか途中で足跡おじさんが彼らの考えてることを教えてくれるんだけど,一推しダイアモンドアブソル)の

主人公がどういうやつかはどうもわかりにくいが 

人間に嫌われることの多いアブソルを仲間にするんだから 

案外いいやつなのかもな... 

まあだからと言って 主人公の前でニコニコ笑って見せたりはしないが...」

どうすかこれ.最高でしょ.

彼女はチームの紅一点で一番レベルが高い.

まあチームメイトから尊敬されあるいは恋されってかんじだろうね.

ちなみにパルキアアグノムを殺した”ゴッドスレイヤー”の異名を持つ.

ゴースト四天王まさかの5タテ.強すぎる.

美しさコンテストスカタンクに負けたのだけは納得いかない.

   

最後チャンピオン戦でくいな(パチリス)がミロカロスの熱湯を二回こらえたのは胸アツだったなあ.

「くいなは主人公を悲しませないように必死でこらえた!」だってさ.

泣かせてくれるじゃねーかコノヤロー

   

進化アイテムをどんなに探しても見つからなかったかサマヨール進化させてあげられなかったんだけど,最後ガブリアスを倒したのは彼.

剣舞まれたから彼が倒さなかったら負けてたよ.

最終パーティに入れるつもりはなかったのに,いつの間にかとけ込んじゃってた.

てかポケモン気持ちを聞いちゃったらもう駄目だね.

自分は暗いけど主人公は違う世界を見せてくれる不思議な奴だ」

なんて言われたらもうボックスには戻せないよ.

   

クソな世界でも手持ちのポケモンが最高なら主観としては最高の世界だといえる.

   

実はサンムーンまでWCダブルガチ勢だったかストーリーをこうやって楽しんだのそれこそプラチナ以来だったんだよね.

これはランクシステム実装されてたら起きなかった奇跡だ.

ランクマがあったら「ストーリーチュートリアルデュフフ」と今頃言ってただろうなあ.

   

もう言いたいことはわかると思うけど,実況なんかでこの愛着は生まれようがないよ.

自分が主役じゃない実況なんてただの「情報」.

  

  

そもそも子供向けのコンテンツなのが自分プレイしないことで情報に成り下がるときた.こりゃ批判しますわな.だって僕ら「大人(泣)」だもん.

プレイしようよとりあえず.思い出補正サンクコストとかのバイアス上等.バイアスがかかって「楽しかった」って言えるなら主観としてはOKじゃん?

本当のクソ作品バイアスすら与えてくれないんだからさ...

   

   

てか20歳になった今だからわかるけど,ダイパストーリーって割とふつうだよね.

神話的な壮大なスケール成功しているけど,物語構造だけで見ればいささか陳腐

いやスケール感だけで大成功なんだけどさ.

「あれストーリーこんなつまんなかったっけ?」って思っちゃった.

今となっては「ストーリーだけは神」っていうのもよくわからない.

   

結局,僕も君らも「大人」になったってことなんだろう...

   

P.S.

不買宣言している人が一番バカ

一人が買わなくても意味ないって.

次回作なんてキミの意志関係なくなるようになるんだよ.

買えばいいのに.何も変わらないんだから

結局は製作者のプライド次第だよ.

売れる売れないじゃなくて,作り手が「どこまで妥協できるのか」を試されてるだけ.

消費者なんてそう大層なものじゃない.

社会貢献?なんて空虚ものに身を投じてないで娯楽くらいフリーライドしようよ.

2021-11-19

ネトゲ引退して、未練等の消化

大型アップデートを控えた某ネトゲに関しての、愚痴と不満と未練です。消化不良な感情の行き処が無くて、書き遺す事にしました。

現在進行形でこのネトゲを楽しんでいて大好きだという人はなるべく読まないでください。

軽く自己紹介をすると自分機械にもゲームにも疎いです。なので知識的な事は滅茶苦茶かと思います

人気で有名なゲームシリーズネトゲ版らしいですが過去作という同じタイトルテレビゲームを一つも遊んだことがありません。

そんな自分が何故そのネトゲを始めたのかというと知人から「騙されたと思ってやってみてほしい」と言われてしまってついうっかりという理由です。 

どうして辞めたのか

 未練があるなら辞めなくてもよかったのでは?その通りですね、ストレス苦痛が未練を上回ってしまいました。未練に関しては一番最後言い訳していますのでそれだけ気になったなら最下部へどうぞ!

 

1.環境に恵まれなかった

トップクラスの腕前を持つ人達と知り合えても完成されたコミュ所属している人達ばかりで、自分に入り込める余地がなかった。

自分がチームを立ち上げるために募集して頼み込み走り回りもしたけれど賛同を得られず、最終的に挑戦に必要な人数を集めることも出来なかった。

立ち上げメンバーの一人が自称未成年男性とのことでしたが途中でネトゲ内の女性にハマっておかしなことに。ネトゲあるある系の笑い話かもしれなくとも食らった側としてはキツい、気持ち悪い、そして迷惑だった。

 

2.運営方針矛盾が多く、色々とおかし

規約」という言葉がめちゃくちゃ。特に不満を感じた部分は「アカウント共有の禁止」についてと「外部ツール使用禁止」について。

 

運営と同じ会社出身過去シリーズ作品スタッフで、そのネトゲ自体にもシナリオ提供という形で関わっているクリエイター家族とのアカウント共有を宣言していたというものを見かけました。

それとは別に暴言下ネタ辺りでGMに注意されている一般ユーザースクショTwitterで見かけました。「うんことかちんちんとチャットで言ったのは自分ではなく弟です」と注意されているキャラ発言していた画像だと記憶しています。それに対するGMの返答が「家族であっても他人とのアカウント共有は規約違反なので今後弟さんに操作させないようお願いします」的なものだったと思う。

モニターの向こう側にいるのが誰なのか、運営側はゲームアクセスているIPアドレスマシンの事くらいしかからないだろうし。例のクリエイターの「家族と共用」なんてIPアドレスマシンも一緒だろうからGMが自宅に伺うくらいしないと共用かどうかの判別は無理ですよね。だからアカウント共有の禁止」という規約に関しては、なんとなく掲げているだけにしか感じられない。

本来の「アカウント共有禁止」も代行(他プレイヤーIDパスワードを教えて代わりにログインクリアを依頼する行為)の事を指すのであれば「常識的に考えて違反行為だ」とも理解できる。あんな例文(後述)を出す運営だし、アカウント共有の禁止についても「ご家族ご友人であっても」という一文を追加した方が良いのでは?そして違反者をきちんと罰してほしい。家庭内共有は前述の理由で正直無理だろうけど。

ふと思い出したけど、運営チーム所属クリエイターが「(規約プレイ可能年齢になっていない)子供にパッド渡したらキャラ動かしてた、かわいい~」的なのもあったような。

 

そして、例の「アカウント共有を公言したクリエイター」は生配信の際にデスクトップを映し、ACT(ダメージ計算などができるソフト)のアイコンががっつり写っていて炎上していたことも記憶に新しいですね。「今は運営会社や開発チームに所属していない外部のゲストクリエイター。彼は関係者じゃないだろうが」という意見もあったようですが、ゲーム会社スタッフ事情に関して無知自分から見ても、この「家族アカウント共有宣言してデスクトップACTアイコンを映したクリエイター」は運営側の人だと判断してしまます真剣にやったコンテンツの中心キャラの年齢を自分判断修正した的な事を言っていた覚えもあるし、これで運営側の人間じゃないというのは流石に無理かと。

クリエイターの細かい事情無知自分からしたら「このネトゲに関わっているスタッフが奥様にアカウント貸したりACT使ってるんだったらぶっちゃけもう公式はそれらを黙認してるっつう事じゃん」と、感じてしまいました。こいつが許されるなら一般人でも同じ行動が許されていいだろうよと。

 

引退した今だからこそ言えます自分ACTを利用していました。利用しないと「遊べない」からです。正しくは「遊べない」ではなく「自分理想とする遊び方が出来ない」に、訂正します。「なぜ自分自身の理想プレイングにはACT必要なのか?」ということも考えました。規約違反(のはず)だから必要不要問題じゃなくて使っちゃダメだ。とも思いつつ。

まず、ACTで計測をし出力されたゲームの結果をアップロードしてランキング組成しているコミュニティサイトがあります。次に、海外コミュニティには「そのサイトアップロードしたデータの提出が可能な者に当コミュ大会への参加資格がある」というものがあります。そのコミュ大会に憧れを感じていて出場したかったんです。参加者海外プレイヤーばかりですが、自分が挑戦したいと思った大会で優勝したのは日本のチームでした。ACTがないと参加できない。導入が必須規約違反にはなるけど導入しないと舞台に立てない!

 

実はACTというソフトには「5秒後にこういう攻撃が来る!ここが安全地帯から移動して!」と教えてくれる機能を追加する事もできたそうで。これはネトゲ側で規約に明記されている「ゲームバランスを崩す機能を持つソフト」を使っているという扱いになりますよね。裏技チート。ずる。そう呼ばれるものですよね。ちなみに機械音痴自分には最後までそういった使い方の設定の方法がわかりませんでした。

特定ユーザーコミュニティへ参加するには「ACTで出力されたログ」が必須だったから導入せざるを得なくて使っていました。チームメイトの誰か1人だけがACTを導入してログを提出できる環境にあればいいので、自分自身がACTを導入する必要性がないと言われたらその通りです。が、チームの誰かは必ず導入しなくてはならない。なので結局その大会に参加しているチームの時点で規約違反くそもあるかという感想です。ついでにACTが導入できるのはそのネトゲパソコンで遊ぶプレイヤーだけなので「PS3(PS4)お断り事件」というもの過去にあったらしいと聞きました。くだらない。

 

ACTを利用せずにあのネトゲを遊び楽しんでいる人達も沢山いらっしゃるかと思います。前述したランキングサイトに巻き込まれるという形で載せられたりする事からACTランキングサイトに悪い印象を抱いている人達いるかと思います。「悪い印象」という言葉だけを取り上げるなら、読み上げツールと呼ばれるチート行為(「ここの安全地帯に移動してください」等と教えてくれる拡張機能)にいい印象はもちろんありません。自分が設定できないから僻んでいるんだねwと言われたら何も言えませんが、ACT=読み上げだと思っている人達一定数いるようで。それを使っていなかった自分と読み上げ機能を使うユーザーを一緒にされることは不服ですが、どちらも同じACTユーザーです。ACTユーザーであるだけで「ツーラー」とも言われてしまますVCで有名なDiscordツールですしDiscordユーザーもツーラーでは?と思いますね。ここにツッコミを入れようとすると限が無い。余談ですが「読み上げを使わないとギミック処理ができない馬鹿」がいると言われているようですが、自分は「設定すらできない馬鹿」の方でしたw

結局、ACT刃物のように使う人次第で印象が変わるものだとゲーム機械音痴自分は感じました。自分はただトップ層のプレイヤーになりたかったし、他部門活躍するトッププレイヤー交流してみたかった。だから必要だった。

 

そんなこんなで運営への不信や不満

まあもう、これ、運営が悪いじゃん。ACTいらずのゲームシステム設計や催し」提供できていれば良かったわけで。運営から参加希望者に限定したランキング大会を用意してくれていたら、トップを目指したいような人たちだけが参加するでしょうと。ACT規約違反から絶対に導入しないorプレステで遊んでるけどトップを目指せるなら参加してみたいという人達でもトッププレイヤーと認められるチャンスが得られる。しか主催者運営なら、公式に認められたトッププレイヤーになれるという事じゃないか

冒頭で「自分は憧れの大会に出て実力を試したい、仲間になってください」とあちこちに頼み込んだりしていたと書きましたが、前向きに参加を検討してくれたフレンドに概要を伝える過程で「大会参加にはツール(=ACT)必須なんですね。それらの使用規約違反利用者と関わりたくないから無理です」と断られた経験もありました。その後フレンドも切られ、通報もされただろうと当時は相当ビビりました。公式ツール不要ランキングを催してくれるのであれば、その人は一緒にトップを目指してくれていたかもしれないのに…と悔やんだ思い出が蘇りました。

 

ある意味トドメを刺してくれたのは例の例文発表でした。大丈夫です、理解してますありがとうございます。」のあれですね。初めて読んだ時の感想は「うわ…」です。奥様とアカ共有&デスクトップACTライターの件の時点で呆れてはいたのですが、あの例文公開で運営への不信感が限界突破しました。この通り、同じくらいのプレイヤースキルを持っていそうな「フリーの」仲間には恵まれず、自分は俗に言われる野良で遊んでばかりのプレイヤーでした。ご縁のあったトッププレイヤー達は所属や居場所があった。自分には無かったし作れなかったし入れてもらえなかった。野良参加が多い身としては、あの例文のケースを実際に目にしています。「慣れている人で周回しよう」という意図募集に、メンバーを全滅させるミスを何度もする人。募集主はミスした人に「大丈夫ですか?」と尋ねてミスした人も「大丈夫です」とのことで「どんまい、気を取り直していこう!」からの、同じ人が同じ場所ミス。慣れている人で周回する募集なのに必ず間違えて全滅させ、時間ばかりが過ぎていく。これは迷惑行為ではないのでしょうか?30分あれば3周出来る面なので3周できるといいなーと参加したら、25分で1周も出来ず解散。毎回ミスをする人に対してですが時間返せよと感じました。「上手い人は下手な人に文句を言わない」「ゲーム時間に余裕がある人がやるべき」と言われたらその通りかもしれません。そして野良しか遊べない人は固定を組む努力を怠っているからという言葉もあるみたいですが、自分だって一緒に上を目指してくれるメンバーを探し説得するという行動をしました。単純に自分とフレになってくれたトッププレイヤー達に遊びましょうと声を掛けてみたところで、断られる回数の方が多くそれにも疲れました。95%くらいが「〇〇時から固定だからごめんね」でした。「今日は疲れてるからやだよーwやる気ないよーw」という断り方をしてくれる人の方が納得できたというか気持ちは良かったです。そのタイプの人は後日改めて声を掛けてくれることも多かったです。

しか運営が一度示してしまたこ方針(「理解しています大丈夫です」のミスる人に「理解していませんよね?」と何度も言ってはいけない)が続くようであれば「不慣れな人たちがあわよくばの気持ちで進行度や腕前をごまかし募集に入ること」が増えてしまうだろうし「面の皮が厚い奴ほど得を出来るゲームシステムという事がさらに加速しただろうなと。やってらんね、となったわけです。

過去UORO等を遊びネトゲ経験値の多い叔父が親戚にいます。もちろんこのネトゲも遊んでいた時期があり、魅力的なNPCやそのNPC達とダンジョン探索ができること等を評価していたけれど運営システムに愛想を尽かし辞めたそうです。ついでに「例の文についてどう思いますか?」と振ったらただ一言民度やば」と。運営はなぜあの例文を公開したんでしょうか。謎です。

 

少しずつ蓄積していった不満もあります。この機会なので吐き出しておきます。確かにクリエイターという存在はこのネトゲにとっては創造主神様かもしれない。けれどこのネトゲ内で数多く存在している「開発スタッフを崇拝する独特の空気」も最後まで理解することができなかった。ACTとも無縁だった一年くらい前の話。宝探しでハズレが出たときスタッフ名前チャットで叫ぶ行為が多発し、由来を調べた結果、率直に気持ち悪いと感じました。「(クリエイター崇拝を)気持ち悪いと思うならこのゲームは合わない。やめたら?このゲーム。」という風潮まであるらしく。そして、アップデート予定等をユーザーに伝える公式生放送スタッフが着ていた私服話題になり同じ品を特定し購入したユーザー達でとても盛り上がっていた…という出来事にも気持ち悪さを感じました。これは個人意見です。

クリエイター崇拝といえば、冒頭から何度も書いている「奥様とアカ共有&デスクトップACTライター」は人として大嫌いです。悪い人という印象しかありません。その人の役職が何なのかすら実はよく理解していないのですが、大嫌いになりました。作家人間性で作品登場人物の善し悪しを決めたくはないけど、ファンを通り越した信者が「オキニのA君がカッコイイのは〇〇様が産み出してくれたからです!ありがたや~」とキャラ以上にクリエイター本人を持ち上げている内容が目に入ってしまって、そのキャラへの印象も残念ですが下がってしまいました。具体的ですが道を開けい!のお殿様はキャラとして結構好きだった。はず、だけど、気付けば苦手になっていました。お殿様に罪はないのに…

 

こうして今残っているユーザー層や運営方針に愛想を尽かし、自分分身でもあったキャラを消し、そのネトゲ世界から遠ざかるという決断しました。

きっぱりやめられた事のはずなのに未練が?妙だな…

仕事必要になった旧ノーパソブラウザランキングサイトが開きっぱなしで残ってたり、バージョンアップが控えているのもあって嫌でも情報が目に入ってきてしまった。道路ど真ん中のうんち踏んだ。

そしてよ。参加する事にずっと憧れていた海外コミュ大会がよ、発表されてよ?未練ダラダラだなおいって言われたらそこまでだ、その大会の種目内容じゃあ未練デロデロにもなるわクソが!

突如開催が発表されたその大会エントリー締切日は今日なので、この遺言を見た実力者は自分の代わりに参加してきてください。よろしくお願いいたします。

 

もう自分パソコンには、そのネトゲ本体ACTランキングサイト専用のアップローダーも無い。

成仏しなきゃ。

ここまでお目通しいただきありがとうございました。

2021-10-31

ネトゲで下手なチームメイトを責めてしまう人は部活経験者か?

下手なチームメイトを責めてしまうってのは誰でもしてしま可能性があるわけで、

まあそういうのは小学生くらいのころから部活とかクラブ活動経験するんだよね。

その失敗の反省からどうやってチームプレイが円滑に行えるか学んでいくわけ。

上手い人も下手な人も楽しくゲームができる環境のほうが気持ちがいいよね。

2021-10-30

チーム戦ゲームすると放置するやつにしょっちゅう出会って時間無駄にするー

早期降参や放置ペナルティあるから残りのチームメイト敗戦処理という楽しくない時間強制されるー

りろんはわかる わかるが!?なーんかこう制度が上手くいってない感じがするよなー

メールアドレスアカウントが作れてP2Wじゃないゲームなら悪質行為ペナルティも痛くないだろうし

ペナルティがつらいのは一アカウントしかもってない普通ユーザーだよなー

じゃあこっちも複数アカウント使って乗り捨てて遊べってのも一般ユーザーの対症行動としてかったるすぎるー

とくに解決策はおもいつきません

2021-10-19

チームメイトになるということ

先日、プロ野球ドラフト会議がありましたよね。私も野球が好きなので興味深く見ていました。

ふと、思いました。

プロ野球選手を輩出する学校ってある程度絞られますよね。

すると同じ出身校で同じプロチーム入団することって結構あると思うんですよ。

するとね、その同級生やら後輩やらがたまたま同じチームにあとから入ってくることもありますよね。

嫌なものじゃないんですかねぇ、特に若くしてプロ活躍している選手の、先輩があとから入ってくるケース。

感じの悪い先輩。

それでスランプになる選手っていると思うよ。

2021-09-09

anond:20210909221833

面接チームメイトとうまくやっていけない人は落とすらしい

あとは倍率の問題もあるけど

2021-09-04

ウマ娘新ナリオ「アオハル杯」がつまらなすぎた話

3行

1 テンポくっそ悪い。アオハル魂爆発の演出とかかったるすぎて目眩がする。

2 基本的にURAと大差ない。同じこと半年間やってまた半年同じことやれと?

3 運ゲー要素が増えすぎて攻略してる感じがない。自分ライバルに勝ってもチームが負ける可能性が高すぎる上に目覚まし使用不可って……。

なんだこのクソゲー(爆)


ジョロン(序論が出てくる音)

我々は滅茶苦茶待ったのだ!新シナリオを!

URAでの育成もそれぞれのサポカでの限界に来て「マジ飽きたわ。このゲーム他にやることねーの?」みたいに言われていた頃、運営は確かに言った「近いウチ新シナリオ出すわ」と。

それから延期して延期して延期して遂にアオハルがやってきた。

我々はずっと君を待っていた!どこに行っていたんだ新シナリオ

マジでもう一生こねーんじゃねーかってぐらい延期が続いてた。

そんなわけだから期待値は凄かったね。

URAと全然違うゲームが始まると皆思ってた。

今までの育成の常識通用しないどころか、そもそも同じゲームに見えなくなるぐらいのが。

だってパワプロシリーズだと既にそういった無茶苦茶モードがあったんだもの

こんだけ延期したんだからきっと凄いのが来ると思ってたよ。

URAに蛇足が生えただけやんけ!

まさかね。

最初の3周ぐらいは「アオハルシステムよくわかんねー!」って感じで興奮もしたさ。

でも5周目ぐらいでふと気づくよね「これぶっちゃけURAにチムレの要素が追加されただけだろ」って。

アオハルに勝つとシン・URAファイナルに行けるわけだが、そこで試されるのは「お前らアオハル必死になりすぎてウマの育成するゲームだって忘れてね?」ってことの確認

俺も新システムに振り回されたか最初はシン・URA負けてハッピーミーク状態だったわけだが、そっから3周ぐらいしたらアッサリ勝ってビビったよ。

結局今までのURAにちょっと新しい要素が増えただけだと気づけばそんだけじゃんって。

つうかおまかせ編成マジでゴミからそれ辞めればあとは運じゃんって。

アオハル それは君が見た運ゲー

ぶっちゃけURA攻略って「叩く育成を偏らせて運ゲーを上から叩き伏せる!」って感じだったんすよね。

もうねこれぞ人類史だよね。

神の作り給うたこ世界において起きうることは即ち神のみぞ知るの世界理論ねじ伏せてきた歴史再現よね。

じゃあアオハルってどうなの?

答えは「どこまで行っても運ゲー運ゲーから割り切って諦めろ!」がアオハル

マジでね。

つうか新加入の友人キャラからしてそれを物語るよね。

「上の選択肢を選んだほうがいいけど上で失敗したらコイツが紙切れになる覚悟はいいか?」って迫ってくるよね。

実際のところは友人2でたづな入れときゃそっちで全部お出かけするんで理事長代理は単なる保険なんだけど。

ゆーて理事長代理入れるとき理事長代理でスタミナ補う前提で組んでるけど。

ゆーてゆーてアオハル運ゲーでどのステが伸びるかすら運の世界からたまたまスタミナがいい感じに伸びれば「最初から理事長代理要らなかったんじゃね?」みたいに終わるから最後まで回さんと分からん

つうかアオハルってどこまでも「じゃあどうなるかは最後まで回してからのお楽しみで」って感じ。

これもう攻略じゃねえな……

アオハルの姿か……これが?

割り切って単にアオハル杯とシン・URA勝ったらそれでええわって気分でプレイしようにも、それがまず運なんだよね。

URAファイナルだったら自分がクソ強くなればそれで勝てるけどアオハル自分が勝っても味方が負けるからね。

強い2人のうちどっちか自分が潰しても片方は多分負けるんで残り3レースでどっちが2勝するかで勝負決まるから

もし自分が短距離マイルなら残りの短距離マイル全部味方が勝たなきゃ駄目っていうね。

無茶苦茶ゆうとるやん?

味方が負ける理由の半分ぐらいはAI馬鹿からなので編成変えれば解決するけど、もう半分は純粋に運だからどうしようもねえ。

ガチシナリオ攻略重視なら育成半分捨ててチームメイトの強化に時間を割くしかねえ。

じゃあ強いチームメイトってどうやって作るの?

答えは最悪だ。

加入が一番最近のやつがアオハル爆発するようにする。

これが一番早いと思います

序盤からずっと重点的に特定距離エースとして育ててた奴がいるならまだ話は変わるんだがな。

育ててたっつーかスピや賢さで得意率高いからずっと踏んでたら勝手にアオハルしまくって育ったみたいな奴。

そういうんじゃなきゃ基本的には新規加入した奴がアオハル爆発したらチーム内サイッキョ!

初期からの絆とかそういうんじゃねーから

クソ雑魚ウララ友情パワーにより最強になるまでの物語とかじゃねーから

ウララはそのうちクビだから

嘘だろ?

これが……アオハルかよ。

これ楽しんでる人いるんですか?

マジで不安になるレベルだ。

いや嘘。

これでホクホクしてる奴がいるのは分かる。

まあ強いウマが育つ確率は今までよりも高からとにかくステが伸びればいいって子にとってはアオハルは待ちわびたモードだと思うわ。

俺は「攻略した結果として強くなった」を感じたいからここまで運ゲー運ゲー運ゲー運ゲーだともうSとか出ても「あっ、はい」だわ。

友人2編成とか賢さ編成とか試していって因子とサポカとアオハル黄金比を求める遊びは確かにできるかもだけどさぁ、ソレ結局アオハルが全部ぶっ壊すじゃん?

URAは結局の所ある程度ブレが収束したっつーかブレを収束させつつそれを上へと押し上げる方向へ攻略進化したんだよね。

でも今回はブレはクソほどデカものだと割り切ってその最高到達点をたまたま引くことを祈る度合いが今までよりずっとヤベーじゃん。

アオハル爆発のタイミングとかもういつだって運ゲーだし、気づいたらなんかステ合計値高いけど伸びてるステが理想じゃねーからボツだなーっての延々繰り返しじゃん?

かにもともとそうだよ?

でも程度問題があるだろ?

そもそもストーリーちゃんクリア出来るかに「完全に」と言っていいレベルで運が絡むってもう意味わかんねーよ。

ちげーよ敵が強すぎるって話じゃなくて、「プレイヤーが介入することで勝率を上げられる要素の限界値が来るのが早すぎる」っつってんだよ!

特に距離マイル

つうかシン・URAまで行ったらあとはほぼ必勝だからクッソつまんねえよ!

マジでこれもうNKODICEだろ?
ウオオオオオオオオオウマウマウンコウマウマウオオオオオオオオオオオオオオオウマウマウンチマチウンチチチチチチチ

2021-08-28

アイアンリーガーに騙された -2-

1(https://anond.hatelabo.jp/20210828215226)のつづき

プログラムされた意思

 第九話では、トップジョイの正体と過去が明らかにされる。もともとダークスポーツ財団で「作られた」トップジョイは、ショックサーキットという枷を掛けられ、スパイ行為を「ほとんど」強制されていた。これまで意思を持ち、それを自由行使できると思われていたロボットが、実はそうではなかったということが、ここで明らかになる。

 もちろん、ショックサーキット自体第一話の時点でマッハウインディに埋め込まれた形で登場している。ダークスポーツ財団ロボットたちに背反を許さないようにし、彼らの自由を奪っている事実は、物語の冒頭から提示されていた。

 だが第九話から続くトップジョイ物語は、マッハウインディがショックサーキットに苦しみ、そして克服した第一話・第二話とは少し様子が異なる。マッハウインディが自らダークの元を去り、早々にショックサーキットを切除して完全にダークとの絆を絶ったのに対し、トップジョイはそこから十三話まで、「自らの意思で」ダークとの関係を持ち続けているのである

 トップジョイが――シルバーキャッスル好意を抱き、マグナムエースから手を差し伸べられていたにも関わらず――なぜ十三話までダークとの縁を切らなかったのかについては、明確な描写がなく、少々解釈が難しい。ここから先は憶測比重が非常に大きくなるので、ご容赦いただきたい。

 第九話で、トップジョイはフェアプレーを重んじるシルバーキャッスル、及びそれに共感する子どもたちを「理解できない」と言った。「ラフプレーをすれば客は喜ぶ」「客を喜ばせるのがアイアンリーガー」だと。

 これは、シルバーキャッスルを内部から撹乱するというスパイ行為による言葉ではない。トップジョイ本心だ。彼は本心ラフプレーを正しい行為と捉えているのである。同じ本心で、第八話でキアイリュウケンオーナーの絆に涙し、子どもたちと純粋交流を楽しんでいる一方で。

 同時に、九話ではトップジョイ過去と思いが垣間見える。「楽しむ」ことを大切にした結果、バスケットチームから放逐された過去。それでも忘れられない、バスケットリーガである自分に向けられた観客の歓声。あの場所に戻りたいという思いが、トップジョイ根底にある。

 彼がぎりぎりまでダークとの絆を絶てないでいたのには、この思いが大きいのではないだろうか。トップジョイがダークに従っているのは、ショックサーキットけが理由ではない。もっと根底の、自分存在のものに関わる意思ーーあるいは、心ーーである

 これは完全に僕の推測であるが、第八話で示唆された「ロボットは、人間役割を与えられ、それに相応しいように設計プログラムされて生み出される」という事実を踏まえると、トップジョイのこの「意思(心)」もまた、ある程度製造者によってプログラムされたものではないだろうか。

 作中で、ロボット意思思考、心が人間プログラムされたものだという直接的な言及は(現状)ない。だが彼らが「注文に応じて製造される商品」としての一面を持つ以上、ロボット人間赤ん坊と同じようにまっさら状態で納品されるとは思えない。彼らは製造された時点である程度の機体性能、そして知能と知識を有し、そこには人間意向が相当程度反映されていると考えるのが自然である

トップジョイ」という名前であるがーー彼らがある程度完成された状態で世に出るとしたら、彼らの名前は、その機能・性能にちなんだものであるのだろう(もちろんまったく関係のない場合もあるかもしれないが)。ロボット機能・性能は、つまり製造者が彼らに込めた役割と期待である。「ジョイ」つまり「喜び」。彼は、人に「喜び」をもたらす存在としての役割を期待されたのではないか。故に、ああいった明るい性格に設定され、他者の喜びを自分の喜びとするような性格プログラムされたのではないか。そして、そのプログラムされた心でラフプレーに喜ぶ観客たちを見て、それを自分の喜びとして、そして正しいこととして学習したのではないだろうか。

製造された時点でラフプレーを正しい行為としてインプットされていた可能性もあるが、第九話のトップジョイの「教わった」という言い振り的に、その可能性は薄そうである。)

 だが、その期待は裏目に出た。明るく楽しくを第一義とする性格チームメイトの反感を買い、彼は本来活躍するはずだったバスケットコートに立つことができなくなった。その後、シルバーキャッスルにおいてはーー彼自身純粋から本来スパイという立場を越えて、彼らに好意を抱いているにも関わらずーー逆にラフプレーを許すことができないシルバーキャッスルの皆の心を理解できず、孤立してしまう。

 そして、ダークから虐待を受けても、マグナムエースたちから手を差し伸べられても、本当に自分が望むことに気づきかけても、プログラムされた心で過去に学び、感じた喜びを忘れることができず、ダークとの繋がりを断つことができなかったのではないか

 人間の都合によってプログラムされた「心」によって、トップジョイは傷つき続けていたのではないか

 人間と全く同じように喜び、悲しみ、悩み、傷つく「心」を、人間の都合によって作り出すというこの世界の不気味さが、トップジョイによって突きつけられる。

 そして、第十一話でのS-XXXの結末が、それを決定的にする。

 S-XXXはこれまでのロボットたちとは違い、意思感情の乏しい存在として描かれる。それは本来、僕たちが「ロボット」と聞いて思い浮かべるイメージに近い。

 S-XXXはテンプレート的な「ロボット」として、命令だけを忠実に実行し、サッカーフィールドで「戦争」を繰り広げた。そして最後は、マグナムエースによって破壊される。

 第十一話では、これまでよりも明確にロボットが「商品であることが語られる。S-XXXはアイアンソルジャーという「商品」として、敵を殲滅する者としての役割として与えられ、その破壊力を期待され、品定めされる。彼のロボット然とした意思感情の薄さは、兵士として忠実に命令を実行することを求められ、そうプログラムされた結果なのではないだろうか。

 しかし一方で、S-XXXは「敵を倒す」という目的に対し非合理的シルバーキャッスルの行動に困惑し、動揺する。そして、マグナムエースの「新しい道」という言葉に、ほんの一瞬であるが、本来あるはずのなかった「迷い」を見せた。

 S-XXXにも、心は存在した。

 なぜS-XXXの製造者が「兵器であるロボット「心」が生まれるような知能を搭載したのか、その理由はよく分からない。スポーツ選手であるアイアンリーガーであれば、人間がある種のカタルシスを得るための機能として、人間と同じような心や感情を搭載する理由もある程度理解できるが、迷いが命取りとなる戦場に送り込む兵器に、それは不要のはずである

 もしかしたら「心」というものは、それは製造者意図的ものではなく、自分学習し、アップデートしていくことができるほど高度な知能には、逃れられない副産物なのかもしれない。

 いずれにしても、例え人間ほとんどをプログラムされたものであったとしても、兵器であったS-XXXにさえ、心は存在した。そして僅かに、けれど確かに「新しい道」へと進む可能性があった。

 にも関わらず、第十一話の商人たちは、彼を徹底的に「商品」として扱った。そしてS-XXX自身も、「戦場でない場所には存在不可能」と語っている。

 ロボットは、人間によって役割定義されている。そしてその役割を果たせなければ、彼らは自らの存在意義すら失いかねないのである

 この『アイアンリーガー』の世界に横たわる現実を受け止めるのに、相当な時間を要した。いや、実際まだ受け止められてはいないのかもしれない。人間は自らの都合によって、自分たちとほとんど変わらない心や感情を持つロボット役割という枠に押し込めて生み出し、その存在をも人間の都合によって左右する。この神の模倣とも思える傲慢さに、幾たび怨嗟を吐いたかしれない。

 一方で、自らの意志で生き、誇りを持って戦っているロボットたちを哀れみ、同情を寄せるようなことは、彼らに対する侮辱ではないかという思いもずっとあった。

 僕の心は千々に乱れ、分裂し、二転三転し、自己矛盾に苦しむ日々が続いた。「ロボットスポーツをする子ども向けのアニメ」を観てそんな感情に取り憑かれるなど、一体誰が予想できよう。

 しかし、である。一通り憎悪煩悶に身を投じた後に、ふと気づいたことがある。

 ロボットたちが置かれた現実は、結局、僕たちの生きる現実と同じなのではないか、と。

人間ロボットロボット人間

 僕が七転八倒している時、僕に『アイアンリーガー』を教えてくれた先達は、一つの問いを僕に投げかけた。「ならば、アイアンリーガーはどうなったら幸せなのか」と。

 頭を殴られたような衝撃を受けたせいで、僕がその時どのように答えたのか、正確には記憶していない。「彼らが、やりたいことをやりたいようにやれる」のようなことを言ったような気がする。

 月並み言葉を振り絞りながら、僕はぼんやりと「どこかで聞いたような話だな」と思った。よくある話。人間幸せを語るときに、よく言われるような言葉だと。

 そして、僕の思考は再び振り出しへと戻った。『アイアンリーガー』に最初に感じた、違和感にも似て、それでいて温かかった感覚人間ロボットが、同じ意志や心や感情を持つ存在として、同じように生きている世界

 第一話でマッハウインディはこう言った。俺たちロボットも「人間と同じなんだよ」と。

 それはつまり人間もまたロボットと同じであることを意味する。

 この国で生まれれば(その実態はどうあれ)、僕たちは一応、自由意志(ここでは各種の哲学定義無視して、単に「他から強制・拘束・妨害などを受けないで、行動や選択自発的に決定しうる意志」という意味で用いる。)を認められた存在である

 しかし、完全に自由人間など存在しない。人間もまた、さまざまな制約の中で生きている。親、夫、妻、上司、部下、教師学生、老人、若者、友人……そういった役割立場を与えられ、家庭環境ジェンダー経済力文化時代価値観……そんなあらゆる枠に押し込められながら、社会の中での「あるべき姿」「あるべき意志」を定義され、それに応える「社会人」に育てられてゆく。それは、人間、あるいは「社会」の要請意思や心をプログラムされるロボットと、実はそう大差ないのではないか(語弊を恐れずに言えば、教育とは一種プログラミングである)。

 真に自分の望むように生きている人間などほとんどいない。皆、社会の中で折り合いをつけながら成長し、社会の中で生きている。そして、労働市場の中で自らの価値を計られ、自己存在意義を証明し続けることを要求される。

(そうあるべき、と思っているのではない。ただ事実として、それが資本主義社会の一側面であることは否定できないとも僕は考えている。)

 その姿は、役割を与えられ、商品として売買されるロボットに重なる。

 もちろん、『アイアンリーガー』においてロボットたちが置かれている状況は、僕たち人間より深刻だ。彼らは自らの存在の前提として役割がある。役割がなければ彼らは存在し得ないし、その役割への期待に基づいてプログラムされた意志や心の拘束度は、人間のそれよりも遥かに強い。

 しかし、あらゆる寓話がそうであるように、度合いが強いからといって、それが全く違うということにはならない。制約の中で、それでもなお自らの意志を貫き通そうとするロボットたちの姿に、僕たちは僕たちの姿を見るのである

アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがきに書いてあったことだが、アンガス・テイラーという人は、フィリップ・K・ディックの書くアンドロイドについて(「機械的な行動パターンに侵された」、あるいは「内面的に阻害された」)人間隠喩象徴であると述べたそうだ。そして訳者浅倉久志氏は、この作品の中に「人間とは何か?」というテーマに取り組んだとしている。『アイアンリーガー』も、それと似たような物語ではないかと、僕は思う。つまり、『アイアンリーガー』に登場するロボットたちもまた、僕たち「意志を持つモノ」、つまり人間隠喩であり、『アイアンリーガー』は、「意志あるモノが自由を手に入れる」物語ではないかと。

 こんなことを考えているうちに、僕は『BEASTARS』のことを思い出した。『BEASTARS』の登場「動物」も、姿形は動物のそれであるが、やはり人間と同じような意思感情を持つ。彼らを通して描かれているのは、そういった心を持つモノたちのドラマだ。人間と同じ意思感情を持つモノたちが、しかし肉食・草食動物それぞれの身体特性、言い換えれば宿命という強制と制約を背負いながら、学校という一つの閉鎖社会の中で苦悩し、ぶつかり合い、時には折り合いをつけながら生きていく。負った宿命の中身や程度は違えど、そこに描かれているのは紛れもなく心を持つモノーーつまり僕たちの物語である

 と、このような書き方をしたが、あくまでこれは『アイアンリーガー』(や『BEASTARS』)という作品に僕たちが心を動かされる「絡繰」、結果論をそれっぽく言い募っているだけである。『アイアンリーガー』は(恐らく)寓話ではないし、アニメスタッフが彼らロボット人間象徴、あるいはその苦悩の投影先として選んだ、というのも(なんとなくだが)違うような気がする。正直、単にロボットが好きなだけな気がしてならない。

 これについては、象徴隠喩というよりも、同じく『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがき引用されていた、次のような表現が相応しいように思う。(原典に当たっておらず申し訳ない。)

ディックにおいて、人間アンドロイド生物学上の、あるいは自然科学上の区別は、まったく無意味である。(中略)ディックは、『アンドロイド』と『人間』の形式上区別には関心がない。(中略)ディック世界では、そもそも人間機械自然と人工といった単純な二分律は棄却されている」(『銀星倶楽部12 後藤将之氏「フィリップ・K・ディック社会思想」)

アイアンリーガー』に描かれているロボットたちの生き様を語るのに、彼らが生み出された経緯や理由に潜む人間の驕慢さなどは、意味をなさない。彼らの前で、人間自分たちと同じ心を持つモノを恣意的に生み出すという行為の是非を問うことは無意味であるいかに彼らのルーツに薄ら寒い人間欲望が渦巻き、彼らの意志人間によって指向性を持たされているとしても、それは彼らが「その」自らの意志決断し、戦い、生きてゆく征途の輝きを何ら曇らせるものではない。

 彼らは、ロボットとしての宿命を背負う自らの存在を呪うことはない。背負った宿命の中で、心を持つ故に葛藤に苛まれながらも、心を持つ故に抱いた意志で、自らの宿命を乗り越え、未来を切り開いていく。フェアプレーをしたい。スポーツをしたい。道を極めたい。この場所にいたい。君と一緒にいたい。たとえ世界がそれを許さなくとも、世界がそれを笑おうとも、自らの意志で在りたいように在る。その姿は僕たちと地続きのものだ。彼らはロボットであるから尊いのではない。僕らと同じであるから、眩しいのである

3(https://anond.hatelabo.jp/20210828220439)につづく

2021-08-25

ねこさんの話

私の推しJTサンダーズ広島金子聖輝選手です。

ねこさんは明るくて楽しくて、苦しそうなところを見せたりしないのですが(顔に出ないとは言ってない)、悩んだり泣いたりすることもあって人間味がある努力家です。お調子者なところもあるけど、私たちをガッカリさせるようなことはしません。そういう信頼感がありますコートに入ればチームを明るく鼓舞するパワーがあるし、かねこさんのために頑張りたいと周りに思わせるような人です。昨季の終わりからスタメンを掴み、来季レギュラーに定着出来たらいいなあ、というところです。これからがとっても楽しみな選手なので、私が言うのは本当におこがましいですが、是非注目してもらえたら嬉しいです!

本題は以上です。以下私が沼落ちしたきっかけについて書きます。長すぎ。スペースで一席ぶってたら大迷惑だったと思うのでここで書いてよかった気がするね。

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私はバレーボールをしている。バレーボールをするにはまとまった人数ときちんとした場所、道具が必要で、社会人になって続けるのは難しいスポーツひとつだ。チームスポーツなのでひとり下手だと本当に肩身が狭い。私のバレーボール経験中学3年間の部活のみで運動音痴。このステータス社会人になってもバレーボールをしている者はいない。みんな最低でも中高6年、大学でも続けていたなんてザラで、社会人になってなおクラブチーム所属していた者もいる。では何故バレーボールをしているのか。それはひとえにチームの人数が足りないからに他ならない。メンバーは下手な私にも優しかったが、足を引っ張り迷惑をかけるのは本当に申し訳なく、私は救いを求めるようにYouTube指南動画を探し始めた。そこで出会ったのがご存知ビークイックのサントリー95年組の動画である。ビークイックの動画は大変わかりやすくどのプレイがどのようにすごいのかを解説してくれ、興味を持って観ることが出来た。特にゲーム形式動画でエグいコースバックアタックを打ち込む大宅選手は本当に素晴らしく、何度も繰り返し観ていた。そう、これが終了の合図です。

https://m.youtube.com/watch?v=XGmOHlhH104

ついに気づいてしまった。

アレ 大宅くんって…かわいい?!

オープニングで無表情で突っ立っている大宅くん、小野くんの腕毛をむしる大宅くん(なんで?)、今の入った(ボールイン)アピールする大宅くん、腕をブン!て振り回してガッツポーズする大宅くん、天井直撃して倒れ込む大宅くん、舐めプされて頭ナデナデされる大宅くん、余計なことしかせん大宅くん、突っ込まれニコニコ笑う大宅くん

エ?

めちゃくちゃかわいいんですけど?!

こうして無事大選手のかわいさに気がついた私は、選手に注目してバレーボールを観る楽しみを覚えた。近くで試合があれば足を運び、来季も機会があればサントリー観に行ってみようと思った。完

そう思ってたのに……

急に…急にかねこさんが来るから!!!!!

https://m.youtube.com/watch?v=XGmOHlhH104

突然大きな声を出してごめんなさい。本当に不意のことでパニックになってしまい、つい大声になってしまいました。

この時の私はかねこさんのことをよく知らなかった。良くも悪くも目立つので明るいお調子者がいる、くらいの認識はあったけど、それ以上も以下もなかった。だからこのインタビュー動画ちょっと見てみるか、くらいの軽い気持ちで観てしまった。

まって

おもてたんとちがう

全然ただのお調子者じゃないじゃん。すごい気遣い出来るじゃん。ふざけていいところとそうじゃないところ完全にわかってる。刹那的に生きているようで、ずっと先のことまで見据えてる。ていうか、ものすごいまじめでしょ。たくさん愛されて育ったでしょ。すごく育ちよさそう。素直の擬人化か?なのに、話したいこと、知って欲しいことと、そうじゃないことの線引きが明確。セルフプロデュースがうますぎる。それから目標をきちんと口に出来る強さ。明言することで心ないことを言う者もいるだろうに、ファンと共有させてくれる優しさ、誠実さ。この人を応援したい。応援したい!ああ!ニコニコ笑ってる。コント始めてる。いらっしゃいませ〜なんつってペコペコしちゃってる。かわいいかわいいかわいい!!!

知ってるか かわいいは終わりの始まり

こうしてはじまった20〜21シーズン、序盤かねこさんの出番はあんまりなかった。怪我人続出でチーム状況は苦しく、本来ポジションではないOP起用。コートに立つ姿を見られて私は嬉しかったけど本人はあんまり嬉しそうじゃなかった。迎えたサントリー戦。

https://m.youtube.com/watch?v=FBTsVWKW7g0&feature=youtu.be

この日、出だしコート内はドタバタ、大きく点差をつけられて、にしさんと衝突したくまくらさんは負傷、代わりにかねこさんがコートに入った。最悪の雰囲気の中、大きな声を出して一点一点を喜んで、コートの中を走り回ってガッツポーズして、みんなを集めて声かけて、どんどん雰囲気を明るくして、自分で打って点取って、2、3セット目をもぎ取った!結果的に負けてしまったんですけど……それでもストレート負けしてもおかしくなかったくらいお通夜みたいな雰囲気ゲームからチームを立て直し、ヤマコフさん(サントリー監督)にかねこくんの決定力にここまで苦しめられるとは、と言わしめた。相変わらず本人はあんまり嬉しくなさそう。それでもこうしてコート雰囲気を変えられる、って誰にでも出来ることではないし、そういう能力があることをアピール出来たと思う。ああ、本来ポジションで出場機会を得られたらどんなにいいだろう……

そして迎えた2021年2月21日公式ツイッターはいつも選手入場を動画で見せてくれるんだけど、いつもかねこさんはめちゃくちゃふざけてるのに、この日は様子がおかしかった。

https://twitter.com/thunders_jt/status/1363345167743291392?s=21

いや ガッチガチやないか どした?

https://m.youtube.com/watch?v=ZNjYTOiQmUo&feature=youtu.be

スタメンコールでふかつさんが呼ばれず皆がにわかにざわつき、代わりにかねこさんの名前コールされ、ガッチガチに緊張しているかねこさんの顔が映し出されたときJTファンは1人残らずかねこさんの父兄になった。手汗かいてドリっちゃってるのはかねこさんだけではなかった。生きとし生ける全てのJTファンは大量の手汗をかき、心は千々に乱れ、固唾を飲んで見守った。一度合田さんがパイプを見せに来てくれた以外、交代はなかった。ずっと苦しそうな顔をしてたけど、なんとかゲームを作って試合を終えた。そのかねこさんの試合後の様子はこち

https://twitter.com/thunders_jt/status/1363404350391902216?s=21

いや……ガッチガチやないかほんまに……ああ……

正直この試合リアルタイムで一回観たきり、二度と観ることが出来てないので、細部はあまり記憶にない。間違いがあったら申し訳ない。

そのあとチームは連敗が続き、かねこさんがスタメンになってから勝てない日が続いた。でも時々煮詰まった時にパイプやクイックを見せに来てくれる程度の交代しかなく、もうチームはかねこさんで行くと決めてるみたいだった。

https://m.youtube.com/watch?v=9mSEL0ymCVY&feature=youtu.be

3/6のFC東京戦。はじめてかねこさんがスタメンで勝つことが出来た。試合自体は危なげなく3-0で勝利。この時現地で観戦していて、記念すべき初勝利に立ち会えたこと、スタメンを掴んでからずっと苦しそうな顔をしていたので、すごく嬉しそうに笑ってるかねこさんを見て、本当に嬉しかたことをよく覚えてる。写真がすごく良いので見てほしい。

https://vbm.link/51651/

その後に出た初勝利の日の会見の記事

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/news.yahoo.co.jp/amp/articles/4a33cbb4e3ce0676ccd543732af6a9a926b1d187%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

これ本当にすごくないか。おのくん、いや日本一ミドルブロッカー小野寺さんが、かねこで勝てて嬉しいと、はっきり言葉にしてくれている。いちばん身近で見ているチームメイトでありチームの中心である小野寺さんが、かねこさんの努力を認めて力になってあげたいって言っている。これからチームの中心になる選手として、助けてあげたいって言っている。小野寺さんよ?!ねえ!あの小野寺さん!!日本代表の!!みんな知ってますよね?!かねこさんはまだやっとスタメンを掴んだところだけど、こうして周りの人を動かす力がある。応援したい、助けてあげたい、一緒に頑張りたいと思わせる力が。普通そんなこと出来る人がいます!?いや、いません!!誠実で、努力家で、健気で、ひたむきなかねこさんだからみんながそう思うんです!!!ねこさんしかこんなこと絶対に出来ないんです!!!!!!

私本当にかねこさんのこと応援してよかった。これから応援したい。JT看板選手になって、いつか日本代表するセッターになるところを見届けたい。

これが私の沼落ちの記憶です。普段かわいいしか言いませんけど、かねこさんは本当にすごいんです。私が言うのもおこがましいのですが、JT戦を観る機会があれば、是非注目して見て下さい!こんなとこまで読んでる人いないと思うけど、読んでくれてありがと!愛してるぞ❤️‍🔥

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(後日追記:初スタメンの2/21の試合見直しました。交代はなく、一試合通してコートにいました。合田さんはリリサでした。1セット目こそガチガチに緊張していましたが、2セット目以降いいところもたくさんありました。当時緊張していたのは多分私の方で、きちんと見られていなかったんだと思います。本文は当時の気持ちの記録ということで、訂正せず残しておきます。)

2021-08-20

最後酸素

 静かな夜だった。

 幼い娘が電気を消して欲しいと言うからわたしは寝室の常夜灯を消して、ベッドに横たわる彼女の隣に寄り添った。

ママ、苦しくない?」

 娘はそう言うと、チューブ自分の鼻から外して差し出した。わたしはそれを受け取らず、代わりに小さな手を握り返した。

「お母さんは大丈夫、もう少し吸っていなさい」

 そう言うや否や、自分の肺の底から咳が込み上げてきた。身体を反転させ、娘に背を向けて咳き込んだ。

 同じ病気にかかっているから、こうすることにたいした意味はないのに。

 娘は小さな手で背中をさすってくれた。

 わたしは枕元のチェストに置いたティッシュペーパーをとって痰を吐き出した。

 薄闇の中で、それはどす黒い血のようにも見えたが、さすがに気のせいだろう。

 くずかごには丸めティッシュがうずたかく積まれていた。

 娘は健気にわたし背中をさすり続けた。その柔らかな皮膚と荒いスウェット生地が擦れる音は、世界で一番優しい音だと思った。


「もう、大丈夫だよ、ありがとう

 今度は娘が咳き込んだ。ケンケンケンケン

 幼な子の咳は軽やかで愛らしいけれど、自分が重たい咳を吐き出すときよりもよほど強くわたしの胸をしめつけた。

 ......あのとき帰省しなければこんなことにはなっていなかったかもしれない。ワクチンだってまだ打ってなかった。

 そのことを娘に詫びると、彼女はこう言ったのだ。

いなかの山、星、きれいだったね」

「そうだね、流れ星も見れたね」

 あの夜、星が天球の上を一筋に流れたとき、とっさに願ったのはこの子幸せだった。

「ねえ、ママ、お水が飲みたい」

「待ってて」と言って、わたし橙色ルームランプをつけ、スリッパを履き、ベッドから立ち上がった。


 足元には、フローリングを埋め尽くすほどたくさんの観葉植物が並べられていた。

 わたしたちの感染がクリニックの外来証明されて、だけれども入院できる施設がどこにもないと知ったとき、帰りに立ち寄ったドラッグストアで買ったものだ。

酸素在庫はありません。供給が追いついていないそうです」

 髪の薄い男性店員が、眉を八の字にして申し訳なさそうに宣告した。

 だったらどうしたらいいのよ! といつものわたしだったら食い下がっていた場面だろう。

 もうそんな元気がなかったのもあるし、何より社会全体が何かを諦めてしまたかのようなムードに包まれていたから、わたしは何も言えなかった。

 調剤室の前のベンチにはたくさんの人が座っていた。

 みんな、まるで負けることを知った試合を消化するチームメイトのように、うつむいて、冴えない顔つきをしていた。


 結局、わたしたちは酸素ボンベの代わりに、たくさんの鉢植えを買ってきた。

 植物光合成をしてくれたら、部屋の酸素濃度が上がるかもしれないという、浅はかな考えだった。

「ねぇ、フラワーパークビニールハウスみたいね

 ドラッグストアからの帰路、緑を満載した赤いコンパクトカーの後部座席で娘は咳き込みながら笑った。

「また行きたい、フラワーパーク

「うん、行こうね、必ず連れていくよ」

 返事はなかった。

 白いマスクと、冷えピタシートに挟まれ可愛い目を細めて、彼女はそのまま寝てしまったのだ。すーすーと穏やかな寝息を立てながら。

 わたしは安堵して、赤信号が青に変わったのにしばらく気がつかなかった。発進を急かすクラクションがやけに遠くから聞こえた。


 あれからまだ三日しか経っていない。いや、二日だったか? すでに、寝室とダイニングキッチンを往復するだけでも身体が重く、息苦しい。

 昔は、クロールだってバタフライだって延々と泳げたのに。

 洗っていないコップに水を注いで、一口飲む。

 水はもとより味がないから助かる。

 昼間に食べた卵がゆは、まるで湿地から採取した粘土のようだった。まだ喉の奥にひっかかっている気がする。

 味が濃いはずのものを口にして、その風味を感じられないことがあんなに不愉快なこととは知らなかった。

 シンクには、その食べ残しの茶碗が重ねて置かれていた。

 昼間に洗って水切りかごに伏せておいた子ども用のプラスチックのコップに水を注いで、寝室に戻った。

 ルームランプに照らされた黄色いコップには、アニメキャラクタープリントされていて、屈託のない笑顔永久に固定していた。

ありがとうママ

 娘はマットレスに手をついて起き上がると、壁にもたれかかって、コップの水をゆっくり飲んだ。

 彼女は、肩を大きく上下させて呼吸していた。

 枕元に転がっている酸素ボンベをちらりと見る。これが最後ボンベだった。

 フリマアプリで、とんでもない高額で取引されていたものだ(たぶん違法だ)。だから何本も買えなかった。


 配送を待っていられなかったから、車で片道二時間かけて取りに行った。古い戸建てに住む、中年男性だった。

 まいどあり、と言ったあの笑顔が、がたがたした歯が、家の臭いが、忘れられない。

 ......彼は一体どうやってあんなにたくさんのボンベを手に入れたのだろう……どうだっていい!

 帰りの高速では意識朦朧として、事故を起こしそうになったっけ。


 黒光りする筒の頭の部分におもちゃみたいなメーターが付けられていた。針は、かなり傾いていた。

 パルスオキシメーターで測定したわたしたちの酸素飽和度は、故郷の山の、空気の薄い山頂にいるくらい低い。

 どうりで頭がぼおっとするわけだ。

 N-95マスクをつけた医師に、少なくとも一分間に五リットル以上の酸素必要と言われたが、もったいないからもっと絞って使っている。

 酸素に味はないけれど、吸えば少し楽になるのがわかる。

「美味しかった」

 娘がコップを差し出した。まだ水は半分も残っていた。

 もういいの? うん、もういい。

 チェストにコップを置くと、ランプを消して二人で横になった。それから娘の体を抱きしめて、小さくて丸い頭を撫でた。

 髪の毛は柔らかく、少し湿っていて、甘い匂いがするような気がした。

ママ、それ、ほっとする」

 腕の中で彼女はそう言った。子守唄を歌ってあげたかったが、もう声を出すのもしんどくなっていた。

ママ寒いの?」

 確かにわたし身体は震えていた。でもそれは寒さから来るものではなかった。

大丈夫、咳を、こらえて、いる、だけ」

 声がなるべく震えないように、切れ切れに言って(あるいは本当に息が続かなかったのかもしれない)、わたしは頬を伝う一筋の涙が彼女に落ちないように頭を上の方に向けた。

 それにつられて、娘も顔を上げた。


 ベッドサイドのチェストの上に窓があった。正方形の小さな窓だ。

 すりガラスがはめ込まれていて、外の景色は見えない。

 ただ今が真っ暗な夜ということだけがわかる。

 娘が、ママ、とささやいた。

 どうしたの? と尋ねると、彼女は目をつむってこう答えた。

「星が、きれいだね」

 わたしは頷いて、

「ねえ、あのとき流れ星を見て、何をお願いした?」と聞いてみた。


 返事はなかった。



2021-08-05

一次ソースにあたれ

情報一次ソースに当たることは昨今の情報社会において当然のことのように思うが、情報が氾濫している以上そうしなくても満足してしまうこともしばしば。

アプリケーション開発においても全くその通りで、QiitaGitHubで拾ってきたサンプルコードベストプラクティスと思い込んでしまう人がいる。

DDDだ、クリーンアーキテクチャーだ言い始める前に、エリックエヴァンスアンクルボブの本を手に取ろう。

そして会社プロジェクト情報の入手へ投資を惜しまないようにしよう。本を買おう。

本を読んだ人はまずチームメイトに共有しよう。議論してあなた会社・チームにとってのベストプラクティスを見つけていこう。

本人からいいね」ついてます

2021-08-04

アメリカフェンシング選手たち、性的暴行容疑のチームメイトに抗議するため「ピンク」のマスクを着用

https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/athlete/a37207054/team-usa-fencers-pink-mask-protest-alen-hadzic-210803-lift1/

ハドジックはエペの控え選手で、他のチームメイト病気怪我の際にだけ競技することになっており、実際にはそれは起こらなかったが、米フェンシングが彼を東京に連れていく決断をし、彼を他の女性選手から隔離するという"安全策"を講じたことには恐怖が広がった。

「ハドジックを擁護する特別配慮がされたことは、ストレート白人はいかにルールが異なる形で適用されるかということを改めて思い出させた」とアンドリュー・ローレンスは『The Guardian』紙に書いている。

この対応はひどすぎる。

もしハドジックが白人でもゲイだったり、ストレートでも黒人アジア人だったなら、隔離されず出場権自体を失っただろうに。

オリンピックフェンシング選手イブティハージ・ムハンマド金曜日シェアした写真では、チームメイトピンクマスクをつけている一方、ハドジックは黒いマスクをつけて後ろに立っている。

本人だけ黒いマスクだったらしいけど、他のメンバーピンク色のマスク女性連帯を示したのは良いアイデア

マスクの色で連帯を示せる。

2021-07-27

anond:20210727110325

わかる 個人戦なら恥ずかしいだけだが、チーム戦はそこに「迷惑がかかる」が加わるんだよね そのうえでチームメイト露骨迷惑がってくると、もういたたまれなくて穴を掘りたい

2021-07-23

わいの推し開会式でるんだろうか・・・

推しも、チームメイトもなんでインスタ更新せんのや。

他の国の選手選手村出るときバス乗る時や入場待ちの様子ストーリにアップしとるというのに。

2021-07-21

改変内川コピペ (自作

まずは元ネタ

本拠地横浜スタジアムで迎えた中日

先発三浦が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった

スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声

無言で帰り始める選手達の中、昨年の首位打者内川は独りベンチで泣いていた。

WBCで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・

それを今の横浜で得ることは殆ど不可能と言ってよかった

「どうすりゃいいんだ・・・」内川は悔し涙を流し続けた

どれくらい経ったろうか、内川ははっと目覚めた

どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚現実に引き戻した

やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」内川は苦笑しながら呟いた

立ち上がって伸びをした時、内川はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」

ベンチから飛び出した内川が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった

千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにベイスターズ応援歌が響いていた

どういうことか分からずに呆然とする内川の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

セイイチ守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った内川は目を疑った

「す・・・鈴木さん?」 「なんだアゴ、居眠りでもしてたのか?」

「こ・・・駒田コーチ?」 「なんだ内川、かってに駒田さんを引退させやがって」

石井さん・・・」  内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた

1番:石井琢 2番:波留 3番:鈴木尚 4番:ローズ 5番:駒田 6番:内川 7番:進藤 8番:谷繁 9番:斎藤隆

暫時唖然としていた内川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった

「勝てる・・・勝てるんだ!」

中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する内川、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村村田病院内で静かに息を引き取った




改変

首相交代、コロナ禍で迎えた1年遅れの東京オリンピック2020は

殆どの会場での無観客試合が決定、頼みのワクチン効果もあまり出ず内閣支持率も下がり続けていた

政府自民党内に響く閣僚党員のため息、どこからか聞こえる「衆議院惨敗だな」の声

無言で帰り始める議員達の中、総理大臣 菅義偉は独りベンチで泣いていた

第二次安倍内閣で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるマスコミ報道・・・

それを今の自民党で得ることは殆ど不可能と言ってよかった

「どうすりゃいいんだ・・・」菅は悔し涙を流し続けた

どれくらい経ったろうか菅は はっと目覚めた

どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚現実に引き戻した

やれやれ、帰ってパンケーキを食べなくちゃな」菅は苦笑しながら呟いた

立ち上がって伸びをした時、菅はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」ベンチから飛び出した菅が目にしたのは、玄関まで埋めつくさんばかりの観客だった。

千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように自民党の党歌が響いていた

どういうことか分からずに呆然とする菅の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

菅さん記者会見頼みます」声の方に振り返った菅は目を疑った

「あ・・・安倍さん?」  「なんだガースー、居眠りでもしてたのか?」

「た・・・谷垣幹事長?」  「なんだ、かってに谷垣さんを引退させやがって」

「二階さん・・・」  菅は半分パニックになりながら閣僚名簿を見上げた

内閣総理大臣安倍 財務大臣麻生 厚生労働大臣田村 外務大臣…岸田 官房長官…菅

暫時唖然としていた菅だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった

「勝てる・・・勝てるんだ!」

加藤から原稿を受け取り、官邸へ全力疾走する菅、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、官邸椅子で冷たくなっている菅が発見され、吉村村田病院内で静かに息を引き取った。

2021-07-20

anond:20210720153719

君の話が無視しているのは、現実人生においてチーム分けは、健常組と障害者組に分かれてなどない。

ということだ。

 

国家には、自治体には、町には、学校クラスには、障碍者存在する。

攻撃しているのは、チームの敵などではなく、チームメイトの一人だ。

 

言うまでもないが、生存競争的には、チームメイト弱者だろうと保護するのが有利なんだぞ。

から我々ヒト種は古来より社会動物でやってきたんだからな。

善とか優しさは生存に有利だから備わっている。それが欠けた人間をこそサイコパス犯罪者としてムラハチしてきた。

2021-07-18

過去イジメが許されないならなんで選手はセーフなの?

部活で後輩をいびってた奴。

学校クラス障害者イジメてた奴。

チームメイト罵声を浴びせてパワハラした奴。

探せばいくらでもいると思うけど、なんでセーフなの?

2021-07-17

Switchを買いたいけど踏み出せない

欲しい理由簡単だ。

俺はポケモンユナイト小学生ボコボコにしなきゃいけないからだ。

俺はLoLだとゴールドで終わった男だ。

ハッキリ言ってクソ雑魚だ。

プライドなんて捨ててワントリックポニーになってりゃプラチナぐらい行けたが、どうも俺は周りの顔色を伺っちまうから出来なかった。

だがポケモンなら、新作のMOBAなら大暴れできるだろう。

Lovaが始まったときオープンβで俺はオーラバトラーとして英雄になっていた。

チームメイトキッズから「どうしてそんなに強いの?」なんて聞かれたがなんのことはない「MOBA最初の1000戦はチュートリアルでお前らはそれをまだ終えてないんだからむしろお前らが負けてるのが当たり前なだけさ」と答えようとして、とりあえず何も言わずスキルを空打ちして喜びを伝えて終えた。

またMOBA小学生ボコボコにしたい。

今回はVtuberなんかもいるから、もしかしたら有名配信者をボコボコに出来るかも知れない。

考えても見てくれ、小学生Vtuber、たとえばにじさんじウミウシなんかがノコノコポケモンユナイトを遊んで、俺がそれをボコボコにする。

可哀想涙目になってるのがマイク越しに伝わってくるのを、何度でも動画で楽しめ「この対面のピカチュウ俺なんだぜ?」って俺は虚空に浮かぶもうひとりの自分に話しかけるんだ。

最高に楽しいだろうな。

でも俺はSwitchを持ってない。

なんでかっていうと、Switchゲームは高いからだ。

Steamなら少し前の名作が1000円で買えるし、新作のめちゃ面白インディーズセールなら1000円だ。

でもSwitchなら7000円する。

本体そもそも30000円だ。

Steamゲーム30本分、作品を選べばこれだけでSwitch陳腐化するその日まで遊べちまいそうだ。

でもSwitchがないとポケモンユナイトは遊べない。

いや、これは半分間違いで7月スタートするのがSwitchで2ヶ月遅れの9月にスマホで遊べるようになる。

でもその頃には新規プレイヤー向けの情報なんていくらでも増えちゃうからスマホから入ったキッズボコろうとしても限度がある。

特に配信なんてするような層はそういった情報アクセスするのも上手いだろうし、下手したら姫を守る騎士団が既にゲーム内で結成された跡かもしれない。

ボコボコにすることを楽しむなら今しかないんだ。

でもそんな遊びに金を使うのもどうなんだろうって思うわけだよ。

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