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2019-12-31

[] #82-1「2019年ドラッグレース

2019年ドラッグレース

歌:小滝読二 作詞作曲小滝読二、梅本


あの日 気球勝負したのさ

岬に誰が 早く飛べるか賭けてみて

吸ってたあとで 身震いしてたら

朝まで笑っていたね

意味不明なことを 喋ってるとき

ぼくが一番 不気味だって言ったね

痛みに丁度いいものから

合法からと笑って

DRUG LACE 2019

DRUG LACE 2019

白い細いパイプ うなるようにすする

肺臓深く 吸い込んでみる

意識だけ変わり 未来はどこにある


テレビ画面が切り替わり、曲が途中で中断される。

「おい、チャンネルを替えたのは貴様か」

番組を熱心に観ていたウサクは、リモコンの主に睨みを利かせた。

視線の先にいたのは俺の弟だ。

「こんな古臭い音楽なんて聴きたくないよ」

「古臭いとはなんだ。この歌の偉大さが分からないのか。今よりも無秩序な、ドラッグ定義も取り締まりも甘かった時代社会様相ドラッグは一つの象徴であり、その激動で生きていく人々の葛藤と渇望が……」

こうなるとウサクの話は長いし、疲れる。

それはここにいる皆が分かっていたため、俺たちはすぐさま二人の間に入った。

「ウサク、歴史の大切さは分かるが、年末音楽特番省みる必要はないだろう」

「弟くんも、チャンネル替えるなら断りを入れたほうがいい」

「でも俺たちの部屋にあるテレビだよ」

「だったら長男の俺には少なくとも何か言うべきだろう。そもそもテレビだって俺たちが買ったわけじゃないし、自分たちの部屋にあるってだけだ」

だが、正直なところ俺たちもチャンネルを替えようと思い始めていた。

このままじゃ日の出まで起きていられる自信がなかったからだ。

仲間たちで寄り集まっても、このまま音楽を垂れ流していたのでは全滅は免れない。

「よし、じゃあ二人の意見尊重して、折衷案のドキュメンタリー番組を観よう」

「何をどう尊重して、折衷した結果なんだ?」

次 ≫

2019-12-30

2019年宮城県高校野球を振り返る

まずは春夏秋と、県内3連覇を達成した仙台育英なしには語れない。昨夏の甲子園での敗北をきっかけに着手した打撃強化が実り、「打のチーム」と化した。また、1年生を積極的に登用し、層の厚さも県内随一。選抜での活躍が期待される。

その育英を終始追い詰めながらも、毎回あと一歩のところで敗れ続けた東北高校特に秋は2戦とも勝利寸前まで持ち込んだにも関わらず逆転サヨナラ負け。打力は全国クラスだろうから投手力アップがポイント特に、秋の2戦でサヨナラの長打を許してしまった「打者・笹倉」対策は非常に重要

昨秋、東北大会ベスト4という大躍進を果たした古川高校は、夏は育英へのリベンジを前に悔しい敗退。鉄腕エース・千坂、大黒柱・髙橋のバッテリーを中心に、長い間楽しい夢を見せてもらえたことに感謝

その古川を春夏と破った東北学院榴ケ岡。下級生時から光るものを持った選手が多く、個人的には甲子園も狙えると思っていたが、育英の壁は高かった。正直に言うと、一冬でイマイチ伸び悩んだ感は否めない。だが、手負いの状態で育英を前半は完璧に抑え込んだ鴻巢のピッチングは、フォームコントロールの大切さを改めて教えてくれた。

北部地区では、大崎中央も昨秋の東北大会ジャイアントキリングを達成し、実力に結果が追いついてきた学校だ。荒井世代勝負の年と思いきや、遠山世代ポテンシャルの高さはさらに上をいくと見る。白石工業との再戦では、懸念されていた脆さが出て敗退してしまったが、個人的には観ていてとても楽しいチームでもあり、春に向けてさらなる進化に期待したい。

また、上記以外でも利府古川学園・古川工業などの実力校を中心に、北部地区は年々レベルの向上が凄まじい。かと思えば、富谷・岩ケ崎・黒川小牛田農林なども少ない部員数ながら安定した戦いぶりを発揮し、古川黎明・迫桜などの超無名校にも面白い選手がいる。

実にホット地区である

南部地区では、柴田高校は今年もベスト4の壁を破ることが出来なかった。柴崎平間と2年連続で左腕の好投手を擁したが、悲願達成を考えると同格クラス投手がもう1人欲しい。そういう意味では、新チームは頭数が揃っているので、個々のレベルアップに期待したい。

仙台南・仙台城南も、1年生の頃から活躍する選手が多かったが、頂点には届かなかった。しかし、いずれも下級生に好選手複数残り、特に城南は昨秋の古高ポジとして東北大会ベスト4を達成。春も大いに期待したい。

東部地区では、東陵や石巻工業リードしつつ、その後ろを気仙沼向洋松島塩釜などが追う構図が確立しつつある。佐沼・登米などの伝統校も侮れない。反面、実力校・石巻高校が年々元気を失いつつある感じがするので(応援団長の爺さんは相変わらず元気で何よりだが)、復活に期待したい。

また、志津川高校宮城水産高校に多数の1年生が入部し、特に宮城水産が夏は数年ぶりに単独出場を果たしたのは、県内で最も少子化の影響を感じる(個人の感想東部地区だけに、非常に明るいニュースであった。

宮城高校野球の4つの地区のうち、最激戦区である中部地区では、中堅私学の躍進が目立つ1年だった。

春は、聖和学園が初の県4強、そして東北学院が初の東北大会花巻東を破りベスト8。多彩な投手陣と攻撃パターンを駆使する、東北生文大高も安定した強さを発揮。

実業学校では、なんといっても秋の県準優勝、そして東北大会でも強豪を相手善戦した仙台商業活躍が光った。公立古豪の活躍は、強豪校へプレッシャーを、そして同じ公立校へ勇気を与え、中堅私学の台頭とともに、県内高校野球に活気をもたらすだろう。

仙商の飛躍を糧に、実業学校の仲間であり、近年やや低迷している感のある仙台工業宮城工業(市工・県工)の両校が意地を見せたい。

伝統校では、県内トップクラス進学校である仙台一高・二高・三高のいわゆる「ナンバースクール」勢が、それぞれ違った特徴を有しており、興味深い。

ゲームメイク完投能力のある2枚の投手を中心とした一高

守備力向上が課題だが旧チームから強力な打撃を見せる選手が集う二高

・秋は部員20名未満ながら、各自ポテンシャルをフルに引き出す「らしさ」満載の三高

学力だけでなく、野球でも見所のある選手を育て、好ゲームを演じるナンバー勢も今後が楽しみだ。

今回挙げた学校以外にも楽しみなチームが沢山あり、県内には、私がまだ一度も試合を観たことのない学校存在する。

宮城県の高校野球という、一見ごく限られた世界もその内情は実に奥深く、まだまだ私もその世界のほんの一部にしか触れられていない。

2020年も、1人でも多くの選手が、心身ともに健康で、大好きな野球を楽しみ、懸命にプレーしている姿を見ていきたい。

最後に、現時点で私が選んだ、個人的2019年度、宮城高校野球ベストナイン(10名、3年生限定)を掲載し、当記事の結びとさせていただきたく思う。特に投手捕手遊撃手を中心に人材豊富で、選出に苦労した。企画のたびにメンバーが変わることは間違いないだろう。

【右投手

千坂 優斗古川高校

1年から実質エース東北大会ベスト4の原動力となった鉄腕投手。速球の球質、スタミナ、精神力の強さはおそらく県内ナンバーワン。味方にエラーが続出しても、明るく励まし続けた姿が印象的。

【左投手

庄司 陽斗(聖和学園

この選手も1年時から活躍特に自らの代では、主将エース・4番打者としてフル回転。投打の能力も高いが、千坂同様、マウンド上での振る舞いが素晴らしい。

捕手

大原 健我(柴田高校

から捕手に。そうは思えぬ守備力と、4番を担う打撃力で夏のベスト4に大きく貢献した。次のステージでも「打てる捕手」にこだわって欲しい選手だ。

一塁手

丹治 基(東北生文大)

春の地区予選4HRスラッガー。パワフルな体格から、見た目通りのスイング・打球を繰り出す。1本でいいから見たかった。

二塁手

中里 光貴(仙台育英

センス長打力はずっと光っていただけに、技術面での悪癖がそれらを殺していた姿が非常に歯痒かった選手最後の夏にようやく完成させた打撃で、甲子園では大覚醒

三塁手

千葉 蓮(仙台育英

異様なまでの勝負強さ。走塁時に相手野手安全第一に考えてプレーするなど、キャプテンだけあって人間性の良さも光る。

遊撃手

小林 玲大(東北学院

球際に強く、深い位置からも確実に刺してくる守備には華やかさもあり、将来メシを食える可能性すら感じさせる。

一発を秘めた4番打者でもある主将

左翼手

古山 慎悟(東北高校

東北大会で放った、逆方向へのHRはすごかった。ほとんど急造ながらも、夏は4番・投手としても活躍した二刀流

中堅手

伊藤 康人(東北高校

走攻守に優れた能力を備えた「スーパー1年生」も、甲子園の土を踏むことは出来なかった。次のステージこそは、全国出場を果たして欲しい。

右翼手

小濃 塁(仙台育英

甲子園で得た借りは甲子園で返す。下級生時の悔しさを晴らした2本のHRは素晴らしかった。対戦相手投手ドリンクを持っていく優しい一面も。実は内野手としても良い動きをしているので、大学では幅広い可能性を模索して欲しい。

2019-12-29

anond:20191229174826

この話題の何がそんなに好きなのじゃ?

なお、増田2年目は何度もこれ投稿した ↓


集団哺乳類母系集団構造を持つものが主流で、人間古代文明日本を含めて母系社会が主流で

現代においても圧倒マイノリティではあるがモソ族、スマトラ島西部に住むミナンカバウ族、パプアニューギニア沖のトロブリアンド諸島の島民ほかが残っているやで

政治も畑仕事も力仕事家事育児も全部女性仕事

通い婚、雑婚で特定パートナーは持たない

仕事も育てるのも女性なので、男性経済力家事能力では相手を選ばない

単純な相性/好みで選ぶ

男は父親仕事すらなく、のんびり過ごす

アジア系なら移住する女性もいるそうな

anond:20191229090517

2019-11-02

ブラッド・クロンツ博士(anond:20190929154512)も言ってたが所得と誠実さは比例するらしいので

その結果だと思われる

誠実さと想像力独立心に欠ける低所得者ほどポコポコ生む

高等教育を受けた者や上級労働者ニューリッチほど慎重になる

ほとんどのルールねじまけたり回避できるガチ富裕層はその限りでは無いが

そもそも少ないので人口増に寄与しない


anond:20191102140425

結局、そいつの子孫は残らないんだなーと思うと面白い


■ つまり anond:20191102140720

乳児死亡率1.9%で人権児童福祉概念がある社会で数産んで適当に放っておいて何人か育てばいいだろ的な何時代からやってきたの?って言う親が生まれつつ、

その真逆の者たちは子作りに慎重なのは

バカを増やして緩やかに文化科学を後退させ

緩やかに人口調整しようという

自然の働きってことで良い?


anond:20191102142119

というか、エリートというのは本質的マイルドヤンキーみたいなたくさん子供を残す層が楽に生活できるための礎というか捨て石として存在してるんだろうな、と思った。

anond:20191229085726

ワイちゃんHR法務に怒られそうなネタを書いてるだけじゃよ

チキンから書いても消すけど

2019-12-23

GoogleAmazonスゲーと言ってる人達労働組合禁止容認なのか

給料面や待遇は良いかもしれないが、そこだけ注目していると労働組合禁止という文化をどう思ってるのだろう。

日本法人労働組合あるんだから日本にいるのがベストとか、そういう感じなのだろうか。


膨大なコンプライアンスを全て守ってられる人はおらず、多かれ少なかれ違反をしていて、HRにいつか何かのために記録され、

いざって時に切り出されるわけだが、そんなスキを見せないような頭の偉い人ばかりなのだろうか。

それも自己責任と言われればそれまでかもしれないが。

2019-12-05

ゲレンデより愛を込めて 〜Re:エンジニア職に就いたあと辞めたポエム

エンジニア職に就いたあと辞めたポエム の者です。業務終わりにみたら伸びてたので補足がてら。ぼくのいる雪山はまだそんなに積もってないんで16時くらいに閉めるんですよね。空気も美味いよ。暖冬最高。「週休2日しかフレックス」なんて無いけどな。

はじめて書いた増田で、こういう形で二の句を継ぐなんてダサすぎる気がしますが、少しでも注目を得られたのが意外だったので。きもちは残して晒したい派です(なら実名でやれ)。

ここから先はフィクションです。遠い昔、遥か彼方の銀河系の、たまたま地球に似た惑星の、たまたま日本に似た列島の、とある僻地物語

これ創作でしょ? キーワードの散りばめ方が上手すぎる。"玉掛とフォークリフト" だった人が書く文章じゃないし 1~2 年?でこの内容の仕事をやってきたのなら才能溢れる人。現役Web屋さんが書いた正にポエムだね。 - lorenz_sysのコメント / はてなブックマーク

もともとフォークユニック乗ったりしてた人が途中からエンジニアを志してたらこんなヘソの曲がった駄文ではなく、もっと真摯文章になってたと思います自分場合は逆で、バイトのためにフォーク免許取っただけなので、べつに工場勤務はバックグラウンドではないかなぁと思ってます。あと、1~2年で書ける才能があればよかったのですが、阿呆なので3~4年くらいやってこのレベルです。電工二種は落ちました。あれ受かるの天才じゃない?

これ地方の話しじゃないと思うし、もし地方だったとしても首都圏とかでも全然ありえる話しだと思う。増田自身未経験といいながらかなり言葉をしってるし所々フェイク入れてるんじゃないかな。 - letitrideのコメント / はてなブックマーク

ほかの多くのひとも言及してますが、マジでどこにでもある話だと思います。ただ、どこにでもあるはずだしタブーでもないのになぜかあんまり表立って見かけないのでぶん投げました。個人的には「どこにでもある話」と言ってる人にどうやってサバイブしているのか教えて欲しいところです。自分妥協以前に病んだので駄目でした。

あとこれもよく言及してますが、今読み返したらフェイク1.5割くらい、本質関係なさそうなのを含めると3割くらいな感じです。経緯っつーか言い訳としては、最初個人ブログに投げるつもりだったのでフォーカスずらしてうっすらとブラーかけてたんですが、客観的にみたときdisだけで終わりそうになってしまったため、増田にアップしようとしてどうせならと加筆しまくったら文字数制限にひっかかってしまい、最終的にざっくりと削ったり言い換えたりしたのも影響してます。ところどころ日本語がおかしくなっとる(のに頑なに好きなvtuberの箇所は消さなスタイル)。

言葉っつーか界隈で使われがちな単語とかは、この程度ならQiita読んだりTech系ポッドキャスト聞いてると刷り込まれると思います。と、ほぼ未経験SEが言ってみる。

優秀ですなあ。本当に未経験なら議事録の書き方すらわからないと思うけどねw - KazuoLv1のコメント / はてなブックマーク

本文中には敢えて書いてませんが、MTG時に議事録録る役を充てられている人がいました。その人が不在のとき自分に役が回ってきて、書き方はこれまでのやつを参考に、と言われたのでやったことが数回ありました。というか正しい議事録の録り方ってどっかで習えたりするもんなんでしょうか。いいなぁ。

地方の製造業のシステム部門を切り出して別会社にした会社なのに、COBOLやRPGの話じゃないなんて。 - onehiroのコメント / はてなブックマーク

これは指摘されて書き方が間違っていたと気づきました。もともとあったシステム部門を切り出したわけではなく、正確には新しく受注するシステムみたいなのを専門にやるために作った、というのが正しいと思います。うーん、そういわれれば本来そういう部門があったかどうかも怪しいです。どうしてたんだろう。

これくらいの人が熊本で来てくれないかなぁ(ヽ''ω`) - megascusのコメント / はてなブックマーク

ほかの方も地域差について言及してますね。べつに場所にこだわりはない(ただし都市圏を除く)ので住むのはどこでもいいんですが、スキルに関してはたぶん過大評価です。ほかの方も能力について言及しているのを見かけます自分スキルセットは大したことないと思ってます(といってそもそも実務経験がこれだけなので棚卸しもなにもない)。今回は客観的技術力を評価してもらいたいというのが主目的入社したのですが、ご覧の通り結局叶いませんでした。せめて研修くらいあって、テックリード的な役割をしている人がいれば最高なんですが、逆にいうと地方でそんなのほとんどねぇよな〜という印象です。なんのためのインターネットテクノロジーやねん。

本文にも書きましたが賃金はわりとどうでもよくて、「300万出す」と言われたら「180万でいいんで週休4日にしてくれませんか」てな感じで自分時間を優先するタイプかもしれません。帰属意識社会的責任が云々ではなく、単に貧乏性なんだと思います

『スキー場で住み込みバイト』どこ?白馬??捕獲してうちで働いてもらわないと! - stealthinuのコメント / はてなブックマーク

外国人たくさんいそうで英語使う機会ありそうだし面白そうだったんで白馬いきたかったです。。。

増田は普通に優秀な部類のプログラマだと思うので、ちゃんとした開発フロー持ってる会社に潜り込む機会はいくらでもあると思う。札幌や福岡などの地方大都市くらいなら引っ越せないかなあ。東京ならすぐ決まるけど - oakbowのコメント / はてなブックマーク

マジで行きたいですね。べつに場所にこだわりはない(ただし都市圏を除く)ので。バイト間中にそこらへんの会社リサーチをしてみます札幌/仙台/金沢/岡山/福岡以外にどっかありますかね?海外でも火星でもいいけど。

こういう感じの人うちの会社にも居たけどそいつのTwitterでの毒吐きと似てるなあ。脳内で同僚とか関係者を極悪人に変換しちゃってたりするんだよね。単に本人がクソなだけなんだけど。 - newnakashimaのコメント / はてなブックマーク

ずっと相互コミュニケーションが不足してるなぁという思いはありましたし、そこが問題だと思ってました。でもどうすりゃいいか結局わからなかったですね。本文に書いた「ポエム褒め褒め大会」や「全社清掃」も実はレガシーな形での相互理解の場のつもりだったのかもしれません。なんつぅか、互いに童貞処女みたいな感じでした。童貞雰囲気なんて作れるわけないよね。。。

「ハッピーエンドは欲しくない」の作者が暇つぶしで書いたような内容だな - kae1990のコメント / はてなブックマーク

自分も大好きで事あるごとに読み返してます。彼のような超天才タイプとは程遠いですが。お気づきのように冒頭の "ここから先はフィクションです" はリスペクトです。


いかがでしたか

ぼくのはなしは、これでほんとにおしまい

退職アドベントカレンダー2019はまだはじまったばかりです。楽しみですね。

エンジニア職に就いたあと辞めたポエム

補足→ https://anond.hatelabo.jp/20191205212350


これは退職アドベントカレンダー2019 (https://adventar.org/calendars/4051) 5日目の記事です。最初自分ブログに書くつもりでしたが、書いてるうちにどこまで筆が滑っているのかわからなくなったので増田に投げることしました。そしたら余計にタガが外れたのはご愛嬌

What's this

よく見かける「未経験からエンジニアへ!」ストーリーの、あまりなさそうなルートです。よくあるルートのほうはなぜかTwitterで報告して「○○系エンジニア」的な命名をしてから入社その後の動向が闇に葬られているのをかなりの確度で見かけますが、まあ、なんか、いろいろあるんでしょう。逆にそういう成功(?)体験生存バイアスを強化する情報ばかりあふれていると情報として健全でないように感じます

ということで、今年あった自分体験談を残すことにします。

といいつつ後日しれっと消えてたらInternetArchivesか魚拓で会いましょう。

この話はここから先はフィクションです。剣も魔法労基法も出てこないファンタジーです。

who are you

地方に潜むフリーターです。好きなvirtual beingsはロボ子さんと東雲めぐさんれいきらさんです。

これまでは自分のためのプログラムを書き散らすだけで、ITとは無関係バイトをしてきました。玉掛フォークリフトなら任せろーバリバリ

入社の経緯

会社にもぐりこんだいきさつはやや特殊なのでぼやかします。とあるきっかけで知り合った人から誘われました。リファラルです。なお、とあるきっかけはなにかと炎上しがちないわゆるプログラミングスクールなどではないことを防火剤がわりに書いておきます。そんなもんに使う金など無い。

その人のことはあんまりよく知らなかったのですが、CTOとして手伝っている会社システム部門で人手を探しているとのことでした。会社ホームページにはリクルートページなど無く、何をやっているかいまいち要領が掴めなかったのですが、ざっくりと自社製のWebアプリ開発をやる感じらしく、内容も聞いた限りでは(自分スキルと照らし合わせて)そんなにどえらいわけでもない印象でした。ちょうど金もないし無職だし、少し経験でも積んでみるかという気になったので、この際ホームページDreamWeaverサンプルを流用したまんまといった細かいところは観なかったことにしました。

面接にいくと社長から「いつからこれるの?」と言われたので「あっこれは」となりましたが、金がなかったので是非もなくそのまま入社の運びとなりました。この頃はプログラム書いて金もらえるなんてサイコーとか思ってました。ちなみにgithubatcoderアカウントを書いた職務経歴書は一顧だにされませんでした。

やったこ

地方製造業システム部門を切り出して別会社にした形態の、創立数年ほどの会社です。自分のほかにもうひとり、社内情シスのようなことをしている方がいましたが、基本的にはサポートが専門な感じでした(ただし肩書自分と同じでしたが)。紹介してくれたCTOは週に一度のMTGに顔を出すだけということで、実質的に常駐している人間プログラムが分かるのは業界経験自分だけというチャレンジングな環境からスタートしました。なお入社して社内の平均年齢を大幅に下げることになりました。

レスポンシブ化

ちょうど入ったタイミング情シスの方が抱えている仕事があり、とくにやることもなかったので手伝いました。グループ会社サイトスマホ対応させるもので、事情はわかりませんがそれまで他社に制作委託していたものを自社で運用することにしたとのことです。みてみるとWordPress4でPHP5が動き、Bootstrap3を使ったオリジナルカスタムテーマ運用してきた様でした。もちろん仕様書ローカル環境もあるはずがないのですが、どうせ自分Webデザインなど知らんのでとりあえず直にheader.phpにviewportを書いてmain.cssメディアクエリを設定して、ザ・web制作初歩みたいなレスポンシブ対応しましたが、デザインについて当事者との意見のすり合わせの機会なんかの開発手順はなかったので良しとしました。

新規Webサービス

入社して2周間ほどのち、社長についてこいと言われた打ち合わせの後日、MTGで「昨日のアレの進捗はどんな感じなの?」と聞かれたこから、いつのまにか新規案件自分に一任されていることに気づきました。仕様は前日の打ち合わせがすべてだった模様です。要件定義技術選定・検証のような工程など決まってないので好みで揃えました。趣味と関心からExpress+Mongo+Reactのセットか、触ったことのあるDjango/Railsでざっくりやるか、どうせならDockerも使い時か、こんなとき相談できる同僚やメンターが欲しいなぁなどと考えていたら、CTOがそれまで作っていたやつをみるとPHP+ES5+MySQLだったのでなんだかんだでそうすることになりました。PHPを初めて触り、「これがペラ1のphpjscssもなにもかも書いていくといういにしえのスタイルか…!」と新鮮な感じでやってました。

既存システムの移行

Windows Server 2012で動いていたサービスLinuxに移行しました。これは自分が入る前から情シスの方が任されていたのですが、マニュアルに沿ってコマンドを打ちこんではどこかで転け、エラーは読まずにあきらめてCentOSインストールからやり直すということを繰り返していたのを見るに見かねて手伝いました。SSHPowerShellからマニュアルコマンドコピペして実行する方法を教えてあげると目を丸くされました。shellファイルを書いてあげると魔法をみるのような顔で驚かれました。自分が入ってなければどうなっていたんだろうか...

自分ツール作成

毎日出退時間規定EXCELフォーマットに記帳する必要があり、これが非常にめんどくさく無駄に思えたので、自動記述するpython/Goスクリプトを書きました。これは入社して2日目とかだった気がします。しかしここを自動化しても「印刷して人事に提出し、それをもとに人事の方がまたEXCELに書き込む」と知り虚無になったりしました。

FE取得

これはやったことというか思うところあってプライベートで取り組んだことです。自分想像していた開発現場との乖離を感じたので、こういうのはFE勉強すればわかるのかもしれないと思って1ヶ月くらいやって取りましたが、得られた知識会社に活かせそうなものは何一つありませんでした。

チーム開発などという概念存在せず、「1案件を1人で上流から実装運用保守サポートまですべてやる」という進め方でびっくりしました。手持ちの技術スタックでできる範囲ギリギリなんとかやった感じです。よく転職サイト上で見かける文言で「お任せします」がありますが、これとかも要するに「丸投げ」の換言なんでしょうか。わたし気になります

とりくめなかったこ

自分のように途中からジョインした人に対しての業務移行のシステムがないことから感じていましたが、案の定「誰かが抜けたあとの引き継ぎの機能」も整備されてないことに気づきました。もともとオンボーディングや研修概念などありません。えらいひとは「そのへんは現場で協力してうまくやって」と丸投げし、すべての作業を自宅でやっているCTOは社内のこうした事情については放任で、いちおう情シスの方がいつのまにかメンター代わりになっていたものの、不明点を尋ねても頓珍漢な返答が多くもどかしかったです。どのサーバでどんなサービスが動いているのかやSSH情報を聞き出すのに苦労しました。こうした不幸と無駄時間をなくすためにドキュメントを整備しようとしたのですが、頓挫しました。これから物理フォルダーと社内サーバ散逸した各種の情報混沌を深めていくのでしょう。gitも無いし。

サーバオンプレでした。自分クレカをもっていないためパブリッククラウドを試す機会がなく、ぜひとも触ってみたかったのですが、承認を得るための説明がうまくいかず、結局VBoxでやることになりました。唯一、それまで使われていたVBoxではなくVagrantを導入したのは少しだけ救いでした。どうせ自分しかいじらないのですが。

余談ですがオンプレ面白かったのはHDD増設のために初めてデータセンターなるものに入ったことです。インフラ/ネットワークはまったく分からんしなかなか個人で試せない領域だし縁がないかなと思っていたのですがやはりそこに見える物理層が存在するというのはテンションがあがりますね(断層みたいに言うな)

イキってカイゼンジャーニー情熱プログラマーを買って読んだりもしました。目につくように共同図書のつもりで「ご自由にどうぞ」を添えて自分ロッカーに置いておいたら「私物は持ち帰れ」と言われてしまったので持ち帰りました。

退職経緯

さてお待ちかねメインディッシュですね。

もともと技術コンテンツ会社ではなく、技術畑の人間がまったくいないことのインプレッションが次第に違和感として強く響いてきました。ITエンジニアとしてやっていくつもりの観点でみると、学習や成長の土壌は無いように思えました。協調関係や信頼がうまく築けず、自分のすべき道筋不明瞭のままやっていけるほどタフなYATTEIKI精神ではなかったのです。

これは地方の、それもIT気質のあるわけではない、ワンマン経営中小製造業ならばどこにでもあることかと思われますが、随所に感じるレガシーさに疲れてしまいました。一例を挙げると、毎朝30分に亘り行われる全社清掃(もちろん業務時間外)、社是の復唱、『感謝言葉をみんなで味わうポエム』の輪読、その感想大会、頻繁に行われる中身のない会議日報エクセルで書いてメールで送ったり、出退勤表を毎日エクセルに書いて印刷して事務方に持っていくなどのルーティンがけっこう苦痛でした。

社内のコミュニケーションツールLINEだったので使い勝手も悪く、会議chatworkslackを使いましょうと提案しても誰一人としてそれらの存在を知らず、「勝手にやってくれ」と言われてしまったり。LINE WARKすら知らんやんけ。説明しても「skypeじゃ駄目なの?」と言われたので諦めました。

えらい人の思いつきのたびに方向性が変わり、当人発言したらそれで全て完了した気になってしまったのか、会議終了後の10分後に「さっき言ったやつまだ出来てないの?」などと言われた時はギャグかと思いました。会議議事録も誰も見返さないので果たして意味があったのか疑問です。誰かひとりでもmarkdownが書けたり、少なくとも書く気があれば勉強会を開催してHackMDなどを推せたのですが。議事録機能していないエピソードとしてひとつ思い出しました。開発中に機能追加を下された際に、その挙動は完全にプラットフォームネイティブであり今の技術選定だと作り直しになり、結果納期に間に合わない(し、自分技術スタックからも遠く外れていたので学習コストも加算)と発言したらその場は収まったのですが、会議終了後に個人メールで「やはり機能マストだ」と伝えられました。当然それは議事録に反映されることなく、なんかしらんけどそういうことになっているという感じになりました。

初めてのエンジニア職でしたが、社内に開発をる人やマネージャー職は不在で、いわゆる開発現場での流れを学ぶことはできませんでした。少なくとも技術を知らないえらいひとが「俺がスケジュールを立てたからこれに沿ってやれ」と、”開発”と”広告作成しか書かれていない2週間の計画表をもってくるような現場システム開発として正しいのか、 と本能が警告を発していました。

もともと会社製造業から始まったため、えらい人たちとの見解齟齬があったのは体感としてあります。同じものづくりといえど設備マンパワー時間線形的に結果に結びつく工場業務と異なり、システムエンジニアリングはかける時間見積もりも容易でなく、かかった時間が必ずしも結果に結びつかないものである、と言う事実は受け入れられ難く、知識ドメインマインドセットが異なれば説明も困難です。しかしながらえらいひとは一様に「経営視点を」の号令で、経営誌を配り、その感想文の提出を義務付けるなど、現場視点を欠いた行動で現場(というか私)を疲弊してました。気づいたらSEO対策や別部署MTGのためのプロジェクター設定、全PCwindows updateに伴うドライバ更新の役も同一の職掌として役付けられそうになっていたり(一部は実際に情シスの人がやってた)、It’s not my workなシーンがみられるようになっていました。

そして、よくあることですが、理念実態乖離していたことです。世界をよりよくと言いつつ、目先の掛け算を考えてばかりのように思えました。グロースする中で発生しそうなあれこれをすっ飛ばし利益だけを皮算用するのはいいとして、データ量やトラフィックを指摘すると「そこは現場努力でしょう」となるので、世界を良くする前に精神を悪くしてしま人生で初めて心療内科にいったりもしました。一応グローバル展開を目指しているとしながらサーバからMailerDaemonが飛んできたら「ギャっ英語っ!」と言って読まず捨ててたり、急にサービスが止まった時には激怒して責任所在の追求を求められたため、草創期にえらい人の個人アドレスで取得してほったらかしにしていたドメインが失効したことが原因と伝えたら「あれはもう読んでいないアドレスだし仕方ない。こういうピンチときこそチャンスにしようぜ」という謎理論を出されたこともありました。

違和感が確かなものになったのは、外部に提出する資料で社内の数字が異なっているとを指摘すると「こういうのは見栄が大事なんだ」と暗に公文書偽造をほのめかされたことですが、これ以上は闇っぽいので書きません(たぶんどこもやってて罷り通ってる範囲だと思うけど)

総じて、心理的安全性の低さ、そこからくる身動きのとれなさ、ロールモデルの不在、前時代的な風潮、社内文化へのミスマッチと不理解、成長の実感が沸かない不安と不満、それらに伴う摂取アルコール量の異常な増大と過食、といった要因の積み重ねが、ネガティヴな形での退職へと駆り立てることになったのだと思います。まあ、よく知らんうちにリファラルしてるところからして「採用教育コストを考えてないのでは?」の念はあったのですが。中身がまったく不透明状態で飛び込んだらそうなるよなぁ、の好例かもしれません。誘われた時はわりと藁にも縋る思いだったのでしかたないね

これから

現在スキー場住み込みバイトしてます。無考えに退職すると年を越せないことに気づきました。

可処分所得可処分時間いずれも今の方が上なのはちょっとウケます賃金ふつうに生きていければいいので前職程度でも気にしなかった程度なんですが。いまは映画をみたり積ん読を消費したり、在職時は深いところまで触れなかったPHPをいじったり、生PHPしかやってないことに気づいたのでcakeやったり、あとはweb周辺も久しぶりにキャッチアップしたりしてます。nodeネイティブおじさんなのでFWはangularしか知らないんですよね。vue/nest面白そうな感じです。あと寮のwifi談話室限定で窒息しそうだったので、持ち込んでいたラズパイルータにして部屋まで飛ばしたら隣室の同僚から感謝されたりと活動は多岐に渡ります

先のことはなにも決まってませんが、ちゃんエンジニアリングしている組織で開発してみたいなという気持ちがありますレビュースクラムアジャイルなんてのはひとりだと不可能ですし。ですが、やはりそういった会社日本では都市部にばかり集中しているのでしょう。自分空気の悪いところには住めないし、案外また辺鄙なところでtechとは無関係のことをしているのかもしれません。ワーホリでも使って海外大麻栽培でも始めようかなぁ。

いかがでしたか

巷説に流布する「未経験からエンジニアへ」の言説のたぐいは、どちらかというと技術力よりもコミュ力が偏って高いタイプ生存しがちな雰囲気を感じます。たまにTLに流れてきたのを見かけますが、ああいった立ち回りは自分にはできないしやりたくないなぁと思ってきました。社会要請ならばそれまでですが。

自分は体系的な情報教育を受けていないどこにでもいる地方高卒で、下手の横好きで趣味プログラムを書いてきたし、続けてるってことはそれなりに好きなんだと思います。得意じゃないけど。んで、こんなのがITエンジニアをしたサンプルというのは見かけないかもなぁと思って投稿しました。光あるところに闇あり。

といいつつ、やっぱり好きなことの結果がおかねになるのはいいよなぁと思った次第です。プログラムを書くのは楽しいけどエンジニアリングは超絶むずい、が雑な総括ですが、今回のことを顛末次第にはする気はないので、どこかに拾ってもらえるよう精進するきもちになりました。

ぼくのポエムはこれでおしまい。じゃあね。

2019-11-18

低能先生を論じるための教養①「正当性多数決

世の中、正しい人のほうが多数派だ。

翻って、マイノリティは誤っている場合が多い。

から自分が正しく生きようとするなら、多数派意見を受け入れて従うのがいい。それが一番確実かつシンプル生き方となる。

これは生き方道徳観だけではなく、世の中すべて、「えっ?そんなことも?」と思われそうなことにも通用する。

簡単な例を挙げると、

  • 1+1=2なのは、みんながそう考えるから正しい。
  • 2×3と3×2が同じなのも、みんながそう考えるから正しい。(学校教育では異なると言われても、大多数はそう思わないので誤り)

多くの人が誤っていることなんて、ごくわずかで、しかも軽微。せいぜい日本語の誤用程度で、わずかだからこそ話題になる。


今回の低能先生の件には複数意見があってモヤモヤするが、上記を踏まえるとスッキリハラ落ちできるはずだ。やってみたい。

暴力がいけないのは、誰もそれが正しいとは思わないから。そのみんなの常識が明文化されたのが法律で、その法律に従って社会機能している。法律は正しい人間を育成するための教科書にもなる。

個人攻撃罵倒が罪にならないのは、みんなやっていることだから。正しいことは罪になりようがない。名誉毀損侮辱が罪にならないのは、誰も訴えないことだから。誤っていることは誰もやらない。

低能先生したこと罵倒暴力だ。前者はみんなやっている、だから何年でも続けることができた。後者は誰もやらない、だから誤りで、罪になり、許されない。

低能先生対峙したユーザーしたことは、サービス運営者への通報だ。これはみんなやったことで、正しい。多ければ多いほど正しいと言える。

警察への通報は誰もやっていない。だから罵倒のみで警察沙汰にするのは誤りだった。実際、公判でも罵倒問題になっていない。被害者遺族でさえ「言論の自由」を挙げており、処刑対象あくま暴力(と、それに付随する銃刀法違反建造物侵入)だ。

以上は「詭弁」だろうか。

しかし「多数派は正しい」という一点で実際に説明ができたことを見落とさないでほしい。

2019-11-17

それでも学問政治活動を分断させてはいけない

とある理系大学文系教養課程。最終日のテーマは「原発についてどう考えるか」であった。震災からまだ数年、明らかに政治的な」設問である。それまでの重厚で如何にも学問的な講義とは、明らかに様子が異なる。先生は、「あなたが望むと望まないとに関わらず、これから社会はこのようになるだろう。そこであなたは何を考える?」と問うた。

私は、問われていることの意味もわからず、ただその時の素直な「気持ち」をレポートに書いて提出した。今思えばそれは全くナンセンスな回答だったのだろう。書き直せるものなら書き直したい。

人間は根源的に自由である」とは、講義中に何度も先生が口にした言葉だ。すなわち、この世界にどのような強制力が働いたとしても、最終的な意思行動決定権を握るのは自分なのだと。その言葉意味を、当時の私も理解していたつもりなのだが、それを実践するまでには至っていなかったのだろう。あの日先生が問うていたのも、結局は「そこ」だったのだ。

原発のあり方に賛成か反対か。賛成/反対だとして、どのような具体案を持っているか。そんなことはどうでも良かったのだ。ただ、「この社会に、私はアクションを起こせる」こと、それだけを問うていたのだろう。それこそ純粋に、ただ学問的に。

そして伝えたかったのは、何らかの政治的思想ではなく、「学問実践できる」ことだったのだろう。


別の授業。上記とは分野も、先生性別も異なる。その先生がふと、自分経験について語る場面があった。

とある論文について、テレビ番組からコメントを求められたのだ。それは嬉しいことだと取材を受けたのだが、どうも番組としては「目指したい結論」があるらしく、そのようなコメントを「断定的に言ってもらえないか」と打診された。先生学者として嘘はつけないと断ったものの、放送された内容を見ると、やはり結論ありきの構成に利用されてしまっていた。

以降、先生はしばらくそのような取材は全て断っていた。しかし、ある時「本当にそれでいいのだろうか?」と考える機会があった。「仮にあの時自分が断ったとして、それで何かが変わっただろうか?」「コメントの場を与えられることは、それ自体社会意識を変えるチャンスなのではないか?」と。

それからは、取材のお願いも可能な限り断らないようにしているそうだ。やはり結論ありきの構成に利用されることは承知の上で、しかし、「その中で自分にやれることを探している」と言っていた。


学問政治活動に毒されてはいけないというのは、確かにその通りだと思う。一方で、政治活動にはもっと学問を持ち込むべきだろう。現状のように、宗教疑似科学、「気持ち」で動くばかりの活動いつまでも続けてはいけない。

そのためには、学問から拒絶するような態度をとり続けていてはいけないと思う。決して迎合するわけではなくとも、ただ一方的な「批判」では為せない仕事もあるのではないか。雲上人のままでいることなく、この汚く泥臭い社会の中に身を投じ、正しい学問実践していく必要もあるのではないか

2019-11-12

[Hatena::S] ○○さんの☆レポート

はてなメッセージで通知設定をオンにすると、1日に獲得したスターレポートメールで受け取ることができる(たまに来ない日もある……)

以前は毎日午前9時半ごろ〜10時前ごろにメールが来てたが、最近その時刻がとても不規則になっている

この1ヶ月のレポート受信時刻をまとめてみた(※あくま自分場合であって、人によっては全然違う時刻かもしれない)

日付時刻備考
10/129:23 
10/139:26 
10/149:26 
10/159:24 
10/169:27 
10/179:37 
10/189:32 
10/199:26 
10/209:28 
10/219:23 
10/22 -来なかった
10/23 -来なかった
10/2410:50 
10/2513:29 
10/2615:33 
10/2715:53 
10/28 -来なかった
10/2916:06 
10/3015:18 
10/3122:002回来た(同内容のが)
 23:00 
11/120:31 
11/222:25 
11/318:56 
11/415:17 
11/514:43 
11/614:42 
11/715:062回来た(同内容のが)
 17:02 
11/815:18 
11/915:31 
11/1015:43 
11/1114:47 
11/1213:06 

10月22日・23日に来ず、24日に再開されてから規則になったのがわかる(14〜15時台が多い?)


追記上記の期間中に、スターを1つももらえなかった日はないはず……(一応「来なかった」日(とその前日)の自分ブクマ確認した)

2019-11-11

韓国ナムウィキの「大正ロマン」の記事機械翻訳にかけてみた

anond:20191109191407で紹介されているやつな。機械翻訳にかけたあと適当修正しただけなので誤訳勘弁。

1. 概要

大正ロマン大正浪漫)。日本大正時代 (1912〜1926)をロマン化した(romanticized)視点表現する風潮のこと。

2. 詳細

(中略)

3. 韓国での批判

本来大正ロマン韓国特に批判される要素がなかった。しかし、2016年の『アイドルマスター ミリオンライブ!右翼議論の後に、大正ロマンが間違っているという主張が一部のオタクの間で提起され、急速に伝播されて、いくつかのインターネットコミュニティを中心に大きな議論を呼ぶようになった。

3.1 いくつかのインターネットコミュニティ観点

韓半島歴史的には、大正ロマンの前半は、日本植民地時代の武断統治期、あるいは文化統治期初期に該当していた時期で、躊躇なく野望を曝け出した民族抹殺統治期よりは相対的に良いが、知ってのとおり制服を着た日本憲兵/巡査韓半島悪名を轟かせていたので、大正時代をひたすら肯定的にのみ見ることには無理がある。軍服だけ除けばどうかという人もいるが、明治以降西洋化日本政府と軍隊が主導して民間に広がったものであり、また大正ロマンにおいて日本軍と制服は概ね必須要素だ。それが無ければぎこちなく感じられる。少なくともマント羽織った学ランは出なければならない。

これらの背景には、日韓両国時代を眺める視点の違いがいくつかあるが、韓国帝国主義時代日本全体を否定的に見る傾向があり、日本軍部政権を掌握した昭和時代以前の帝国主義については一面的否定的評価をしない。そのために、日本メディアでは「あの頃のように帝国主義に戻って大きく強く豊かな日本を作ろう」といった極端なメッセージを含んでおらず、単に「ユニークで美しい時代だった」という意味しかなくとも、周辺国では拒否感を覚える場合がある。

3.2 一般的観点

本来韓国大正ロマン批判される要素ではなく、いくつかのインターネットコミュニティを除けば、大正ロマン批判はない。特に植民地支配擁護する要素がないのであれば、韓国一般人にとって大正時代何の変哲もない時代であるだけだ。ポン・ジュノ監督は、鈴木清順大正ロマン3部作ブルーレイBOXを購入したとインタビューで述べたが、誰も問題にしなかった。日本へのパッケージツアー大正ロマンのコンセプトカフェに行くこともあるし、大正ロマンを題材にした日本文学作品流通することもある。そもそも韓国でもこのようなもの存在することを知らない人が大半である

韓国でもその時代を扱った作品を見ると、大正ロマン必須要素がすべて登場する場合が多い。大正ロマン説得力のある描写とされている要素が、日帝時代特に1920〜30年代舞台にした作品でも、同様に美化されて描写される。主に日本植民地時代時代背景にした作品の中で、日本の悪行や独立運動のような重い素材ではなく、恋愛芸術などの軽い素材を扱った作品で、このような要素が著しく現れる。パク・チャヌクの『お嬢さん映画)』の衣装監督は、最初から大正時代の反物を探して駆け回った。しかし、これをもって、その時代を美化したと批判する人はいない。これは、韓国でも三・一運動から太平洋戦争以前の時期までは、文化統治経済の好況という流れがあったからだ。

実際、韓国オタクのなかでも、大正ロマン批判をする風潮は、あまり古くからあるわけではない。2000年代後半、さら2010年代初頭までは、韓国オタクたちも大正ロマンは良いという話を公然とした。この時期に、韓国でよく挙げられた代表的作品としては『るろうに剣心』がある。ツイッターなどを検索すればログが残っているので確認可能である大正ロマン問題視され始めたのは2010年代中盤だと言うことができ、この時期に起きた事件は、2016年1月舞台あんさんぶるスターズ!右翼議論である。正確に何をきっかけに突然大正ロマンタブーになったかはわからないが、概ね韓国の成長と民族主義化、日本右傾化が原因と思われる。

とりあえず、昔からタブー視されてきた日本帝国日本軍服要素に対する批判が、大正ロマン全体に対する批判拡張されたものと思われる。大正ロマン批判的ではないコミュニティでも、日本軍の要素については批判的な態度をとる場合ほとんどである

また、『ヘタリア』(ウェブコミック) 、『進撃の巨人』(作者がプライベートにおいて自分政治的歴史的見解発言した)などの後に、「避難所ドットコム」などの女性向けのコミュニティで、右翼的な要素が徹底的に検閲された影響もある。おりしも2010年代中盤に入って際立ったコミュニティの先鋭化も少なからぬ影響を及ぼした。現在は、男性の多いコミュニティでは日本軍服など軍国主義要素は批判しても大正ロマンに対しては問題を感じない人々が大半だが、ツイッターおよび女性の多いコミュニティでは大正ロマン軍国主義の美化および戦争の美化と同一視して、徹底的に排斥しなければならない要素として扱われている。

(後略)


まりこれ腐女子の学級会案件なの?

2019-11-07

anond:20191107164741

ワイ(身長:9999cm 体重:9999kg 打率:.9999 HR:9999本 打点:9999点 OPS:9999)「フンッ」

バギ

ワイ(身長999cm体重999kgIQ999年収999円)だったもの

2019-10-31

anond:20191031141650

文字数が多すぎると途中で強制切断される。

区切り線は<hr>タグを使うとよい。

主体性と客体化について。

https://anond.hatelabo.jp/20191031141650 の補記の続き


主体性と客体化に関する言及が多く見られた。この観点重要なのではあるが、正直に告白すると、複雑すぎて細かい議論から逃げてしまった。

たとえば、以下のような2つのケースは、比較的論じるのが簡単である

前者は「女性の客体化」であり、認められない表現だという人もいるであろう。今回の宇崎ちゃんポスターは、ポスター批判派にとってはこれにあたる(露出度ではなく、乳袋だが)。

後者は「主体的」な露出であり、前者を認めない人も、こちらを認めるケースが多いであろう。下着広告の大半はこれにあたる。

では、以下のケースはどうであろうか。

これは言い換えると「主体的な客体化」であるが、このケースはどう判断されるのだろうか。

さらに次のケースはどうだろうか。

段々と即答が難しくなってくる。次の例はどうだろうか。

これはコメントでも多く言及されていたが、女性誌の一部などで発生しているケースである。宇崎ちゃんが認められない場合、男女を入れ替えただけのこのケースも認められるべきではないように思われる。

次のケースはどうだろうか。

ここでいう団体は、具体的には赤十字である赤十字には、恐らく女性を客体化する意思存在していなかった。今回のケースでは、たまたまコラボレーションをした作品に、女性を客体化した要素が含まれいたことになる。もう少し正確に表現するならば以下だろうか。

さら思考実験を勧めよう。

このケースからは、なんとなくまずそうな雰囲気が漂っている。情報によると、セーラームーンはこのパターンらしい(anod:20181007164838)。セーラームーン露出度の高い服装が、男性編集者による女性の客体化に由来しているという文脈考慮するのであれば、セーラームーン全面的に認められなくなるかもしれない。セーラームーンは認められると考えている方は、どう判断するだろうか。キズナアイも、もしかするとこのケースに入るという人もいるかもしれない。

このケースを、少しいじってみよう。

セーラームーンが認められやす理由は、セーラームーンキャラクターたちにはっきりとした自己が見られるから、という説は一定説得力がある。似たような例といて、次のケースはどうだろうか。

ナミや峰不二子はこのケースだろうか。自己がはっきりとしていると、多少の露出度の高さは認められる傾向があるように思われる。あるいは、露出度の高さは、「貞淑であるべし」というジェンダーロールからの開放と見なされることすら有り得る。ここで興味深いのは、これらのケースでは依然として、男性による女性の客体化がベースにあるということだ。

このケースの考察は、個人的には、非常にクリティカルであると考えている。もし、ナミや峰不二子、あるいはセーラームーンが認められるとすると、「客体化」や「主体性」は、実は判断基準としては重要ではないという可能性が出てくることになる。むしろ重要なのは、「自己をはっきりと持つキャラクター」と表現の外形であり、言い換えれば「異性に媚びてない」見た目であれば、その誕生経緯はどうであろうと、問題ないという判断になりえる。

「宇崎ちゃんは嫌だが、セーラームーンは許せる」という人は、「宇崎ちゃんは異性に媚びているが、セーラームーンは異性に媚びていないようにみえる」からという心理理由かもしれない(もちろん、違うかもしれない)。これが正しい仮説だとすると、表現の是非の判断が、外形が許せるか許せないか、という問題帰着してしまう。さらに、an・anの表紙にも違和感を覚えない人であれば、「同性が異性に媚びている表現は嫌だ」という結論になる可能性がある。

私自身は、このような表現判断基準の持ち方は、どちらにしても問題ないと考えている。なんらかの経緯により、このような判断基準に至ったとしても、それは個人自由である。一方で、客体化あるいは主体性表現の是非に影響を及ぼすという観点妥当性は、必ずしも明白ではない、とも考える必要があるのではないだろうか。

いずれにせよ、表現誕生経緯を勘案することは非常に難しい。セーラームーンの例にしても、男性編集者存在など、そもそも知らなかった人も多いだろう。これはつまり、外形のみでセーラームーン表現の是非を勝手判断していた人が、それなりに存在しているということだ。私自身は、このような理由もあり、客体化あるいは主体性といった要素を表現の是非に持ち込むことには慎重になるべきだと考えている。

もし、何らかの理由で客体化に触れたい場合は、例えば「過剰に異性に媚びた表現は、性的搾取セクハラ助長につながるのでNG」といったように、むしろ外形をベースとした基準にしてしまったほうが、理解も得られやすいし、運用が楽なのではないだろうか(もちろん、「過度に」とはどの程度か、とか、「異性に媚びた表現」が果たして本当に性的搾取セクハラ助長につながるかどうか、「異性に媚びることは悪いのか」などの別の議論必要である)。

主にポスター擁護派の言論脆弱さについて

https://anond.hatelabo.jp/20191029132449 の補記


このまとめが私の言いたかたことに非常に近い。私自身が4ページ目で「線引き」という言葉安易に使ったのは失敗であった。後述するが、線引きは必ずしも必要ない。

まさしくそのとおりである。これは1ページ目に書いたとおり、赤十字には表現の自由があり、何を表現するかは赤十字判断をすればいい。最終的には、赤十字にとってのコストパフォーマンスにより決定されるであろうと考えている。


私は、表現自主規制を行う上で、法律上の「わいせつ性」を基準とすることは不適切であると考えている。

世の中にはいわゆる「成人指定」あるいは「R-18指定」という仕組みがあるが、これらの規制自主的に行われている。法的な「わいせつ物」はそもそも流通不可能であり、一般流通している「成人向け」コンテンツはすべて法的に「わいせつ物」ではない。では、どのようにして成人向けコンテンツレーティングが行われているかというと、業界団体による自主規制ルールによる。もちろん、各都道府県系には青少年健全育成条例のようなものがあり、レーティングゾーニング実施要求している。しかし、レーティング主体は、あくまでも表現者である業界団体側に委ねられている。言い換えると、現在日本においては、法的にわいせつであるかどうかを基準とした運用は、成人向けコンテンツに対してすら行われていない。

以上の理由より、私は、法律ベースラインと置く言説には説得力が乏しいと考えている。もちろん、「法律で認められているものOK」と強弁すること自体可能であるが、周囲の同意が得られるかどうかは別である私自身はむしろ、件のポスター擁護する上では、このような極端な言説を用いるのは悪手であると考えている。

これらのコメントは、現実的自主規制ルールについての言及である

男女共同参画視点から公的広報の手引」は、多くの機関にとって最低限満たすべき基準となるであろうが、一方で、非常に概念的な内容にとどまっており、個別表現に対する評価には使いづらいように思われる。そういう意味では、CEROレイティングは、個別表現評価する上では、より有用かもしれない。ここで重要となるのが、CERO(や映論やビデ論など)のレーティング基準は、これまでの議論社会的な情勢を踏まえて策定されており、ある程度の社会通念上の合意が得られたものとして運用されているということであるコメントには「落とし所など無い」という意見散見されたが、多くのコンテンツは、すでに「落とし所」すなわちレーティングに基づいて運用されている。そして、想像ではあるが、このようなレーティング基準の背後では、規制強化派と規制緩和派の綱引きが常に行われているのではないだろうか。

赤十字がどのようなレーティング基準採用するかは、赤十字自由であるしかし、「法的にわいせつ物でなければOK」といった基準採用しないであろうことは、かなりの確度をもって確実だと言えるであろう。

後半の指摘に注目されたい。いわゆる「レーティング基準」というほど明確なものではなくても、赤十字が内部的に表現基準を作ることは十分に有り得る(むしろ、すでにあるのではないかと思う)。このような内部基準は、過去の事例へのフィードバックを基に更新されていくであろうし、性的要素以外にも、ブランディング多様性への配慮なども含めて運用されていくだろう。そして、内部の表現基準曖昧定義されることも予想できる。「各要素を勘案して、不要性的に映らないようにすること」といった基準は、組織内部では問題なく運用される。担当部署感覚が共有されていればよいだけなので、肌の露出割合といった、客観的基準必要とされない。言ってしまえば、まさに「ムラの掟」ならぬ「日赤広報部の掟」があれば十分である

繰り返しになるが、このような内部基準は、表現の自由問題とは直接的に関係がない。赤十字には、当然ながら表現の自由存在する。しかし、赤十字が実際にどのような表現基準をつくり、どのような表現を外部に対して行うかは、赤十字裁量に委ねられている。表現の自由を前提として、それをどのように行使するかの話である

前述のような前提に立つ場合、この問題は「ポスター批判派 v.s.ポスター擁護派」の構図ではない。この問題は、「ポスター批判派 v.s. 赤十字」と「ポスター擁護派 v.s. 赤十字」という、個別の2つの問題である。両陣営とも、赤十字自分の好みに合う表現基準を設定するように、赤十字ロビイングをするだけである。ここで赤十字に対して「あなたには表現の自由がある」と言ったところで、赤十字からすればそのようなことは既に自明であろう。赤十字にとっては、自由を前提として、どのような配慮を行うべきかこそが課題であり、「表現の自由」や「法的なわいせつ物」の話を引き合いに出されたとしても、あまり参考にはなりそうもない。また、ポスター批判派の言論を「お気持ち」と揶揄したとしても、赤十字が「我々はなるべく多くの人の気持に寄り添いたい」と方針付ければそこまでである(そして、赤十字役割を考えれば、そうなる可能性はかなり高い)。「批判派は明確な基準を示せ」という意見も、赤十字には届かないであろう。赤十字立場は、「皆さんの意見を参考にして、基準自分たちで作ります」でしかないと予想されるからだ。

私自身は、ポスター擁護であるしかし、一方で、ポスター擁護派の言論が非常に脆弱であるという危機感を持っている。わいせつ性の有無や表現の自由銀の弾丸扱いしたり、「お気持ち」を軽んじる方向性は、現実世界において他者に響くであろうか。私にはあまりそう思えない。むしろ、そのような極端とも取られかねない言動は、単に無視されるか、悪印象とすらならないだろうか。もしも、わいせつ性の有無や表現の自由議論において有効武器であり、「お気持ち」を簡単に潰せるほどの威力があるのならば、ビールポスターから水着女性が消えたり、レーティングによる自主規制が行われているのは何故だろうか。私が、敬意をもって落とし所を(なるべく自分の好みになるように)模索するべきだと考えているのは、そういう理由である銀の弾丸を持たない以上、100%自分の思い通りにはならないだろうが、「お気持ち案件」などと言って対話を打ち切ってしまえば、最終的にこちらが譲歩する度合いはさらに大きくなるであろう。

繰り返すが、件のポスターの是非において、表現の自由はあまり関係がない。もし仮に、ポスター批判派の要求が、政府による規制を求めることを主体としているのであれば、話は別であるしかし、今回の議論に置いて、そのような意見ポスター批判からほとんど出ていないように観測される。


  • id:Ayrtonism 議論の出発点が食い違っている(批判派は、無秩序にあの手の絵がどんどん広まっていると考えているが擁護派は批判派によって自由が狭められていると思っている)ので、先にそっちを解消しないといけないと思う。

この視点はとても参考になった。確かに公共の場公的、あるいは公的に準ずる機関二次元キャラクターを用いるようになったのは最近のことである漫画アニメに馴染みのない人にとっては、自分が知っている世界が、なにか別のもの侵食されていると感じられるのかもしれない。とはいえ表現の自由を前提にすると、そのような状況を拒絶することは難しいように思われる。「あの手の絵」に過度に性的な要素が含まれていない場合二次元キャラクターであるというだけで拒絶することは難しいであろう。この部分は、なんとかして各自が折り合いをつける必要がありそうに思われる。

残酷ではあるが、あえて言うならば現時点で「声が集まっている」のはあなたの周囲だけなのかもしれない。実際に、私の妻に今回の件の感想を聞いてみたところ「別にこれぐらいいいのでは」というものであった。女性であっても、人によってはこのような反応である。他の人から見ると、あなた(達)の声は、まだ小さいのかもしれない。

しかし、どうか絶望しないで欲しい。私は、あなた立場を完全に理解することはできないし、今時点であなたのために提示できるものもない。それでも私は、あなたにとって、今回の件が重大な問題であることは理解するし、それを馬鹿にしようとは思わない。私にはあなたを助けることはできないかもしれないが、あなたが声を上げ続けることは尊重するし、あなたの仲間がどんどん増えてあなたの声が多くの人に届くといいなと思っている。もちろん、声を上げ続けること自体が容易でないし、辛いこともあると思う。大変ですが、お互いがんばりましょう。


一部はふざけているようにも見えるが、重要な指摘である性癖というのは個々人でバラバラであり、実際に私からすると極端に感じる性癖を持つ人もいるであろう。では、個々人で性癖バラバラであるから、手も黒タイツも、あれもこれも表現として認められない世界になるかというと、少なくとも現在日本においては、そうはならないであろう。これは単純に、社会通念上の合意簡単には得られないかである。これらのコメントは、「だれかの気持ちのために1つでも譲歩したら、結局はあれもこれも譲歩することになる」という危機感を述べているのだと考える。1ページ目で述べたとおり、このような危機感には一定妥当性がある。一方で、現在日本において、そのような自体が実際に発生するかというと、そのようなことも無さそうである。実際に、既に存在している様々な自主規制ルールは、多かれ少なかれ問題はあるにせよ、先鋭化することもなく、案外まともに運用されている。ルールを正常に保つためには、各陣営不断努力が求められるだろうが、極端に悲観する必要は無いと考えている。

補記が続くのかよ

https://anond.hatelabo.jp/20191031142026

2019-10-29

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

この時間にふさわしい質疑応答を心がけることを誓う。

Q.なぜ不特定多数人間がいる場所で、言ってはマズいことを言ってしま人間が多いのでしょう。

王様の耳はロバの耳』の話を知っているだろう。ある床屋王様の髪を切りに行くのだが、その王様がロバのように特徴的な耳をしていることを知ってしまう話だ。それを知られたくなかった王様は誰かに言えば殺すと床屋を脅した。床屋は誰かに言いたくてたまらなかったが、何とか我慢をする日々を過ごす。

しかし、そのせいで床屋病気になってしまった。言いたいことを言わないと腹が膨張していき、最終的に破裂するという恐ろしい病である。そこで床屋は、誰もいない林の近くに行き穴を掘って、そこに向かって王様秘密を叫んだ。察しの通り、これが匿名ダイアリー起源である。一説にはツイッターの鍵アカウントとする向きもあるが。

しか匿名だろうが鍵アカだろうが、喋ってはいけないのなら黙っているのが賢明だ。それから季節が巡り、床屋が叫んだ場所に一本の木が生えた。通りがかった男はそれに何かを感じ取り、その木から笛を作ったのである。すると不思議なことに、その笛から王様の耳はロバの耳」という音色が聞こえてくる。

不用意な発言を別の人間たまたま見つけ、巡り巡って身バレしてしまったというわけだ。当然、王様は酷く怒ったが、秘密秘密のままにしたいのであれば、そもそも誰にも明かすべきではない。ましてや昨日今日あった床屋に明かした時点で、王様プライバシー意識にも落ち度がある。それでは隠しきれないし、暴かれたときには後の祭りだ。こうして王様は仕方なく開き直り自分の耳を隠さず生きていくことにしたのだった。

ちなみに、主役の床屋以外にも王様の髪を切っていた床屋は何人もいたのだが、彼らが登場しないのは……“そういうこと”だ。


さて、この童話で学ぶべきことは「我々は皆、床屋である」ということだ。人間とは、何かを吐き出さないと死んでしまう生き物なのである。誰か聞いていても、いなくても、表明しなければ腹が膨らんで破裂してしまう。今ここにいることが、何よりその証明であろう。

お喋りな人間は首を切られるが、喋らない人間病気になって死ぬ。やりたくてやっている人間も勿論いるだろうが、多くの人間は仕方なくやっているに過ぎない。いずれ“そのとき”が来るまで、誤魔化しながら生きながらえるしかないのだ。だから適当な林に行って、適当な穴を掘って、適当なことを叫ぶのである

ここでいう“適当”を、私がどういう意味合いで使っているかは君への宿題だ。こっちも片手間でやっているから忙しいのである

Q.誰もが納得できる正しくて綺麗な線の引き方を教えてください。

よし、では実際にやってみよう。君も、他の生徒たちと一緒に参加したまえ。

では、まず準備からだ。「正しくて綺麗な線」を引くためには、ペンと定規の段階から「正しくて綺麗」なものを用意するのが大事だ。「誰もが納得できる」ことも前提であるため、それらを皆が使えるよう潤沢であることも条件である。言うまでもないが、他の子が持っているのを奪うのはご法度だぞ。

おい、そこ!

の子押し付けるのもダメだ!

ちゃんと私が配ったものを使え!

……では、行き渡ったところでいよいよ線を引いておこう。おっと、ペンちゃんインクが入っているか確認しておけよ。見えない線を引いたところで、その線が分かるのは自分だけだからな。こらこら、紙に残ったペンの筆圧を「見えているだろう」と言い張るんじゃない。そんな理屈で皆と同じ線を引けたというのは無理があるだろう。

いか、焦るんじゃないぞ。同じペンと定規を使えば、皆は同じ線を引ける。つまり「誰もが納得できる正しくて綺麗な線」を……どうだ、引けただろう。


んん?

なんだこの線は。


君たち、ふざけているのか。

ペンと定規が同じなのに、なぜ同じ場所に、同じ長さの線を引けないんだ。

ほら、私の


を真似すればいいんだよ。


あれか、私に対する“あてつけ”か?

線を引けると、引こうと思っていること自体が間違っているとでも言いたいのか?

馬鹿言うんじゃない、間違っているのは君たちだ。


いや、違うな。

何となく分かる、私の生徒がここまで愚かなはずがない。

これはソーシャルアジェンダ、略してソーアジのせいだ!

ヤード・ポンド法採用している国の陰謀だろう。

彼奴らめ、諦めてメートル法に従えばいいものを……ぐっ……ふぅ……

……まあ、そうだな、今回学ぶべき教訓は「線は簡単に引けるものでも、引くべきものでもない」といったところだ。

是非もなし。

2019-10-27

初めて本気で人を殺したいと思った話(かつての同僚Tのこと)

昨日、胃痙攣を起こして、胃液もどしつつ、苦しい中、ぼんやり、かつての同僚Tのことを考えてた。


私が初めて胃痙攣を起こしたのは、29歳頃で、仕事ではデスマーチ(デスマ)の真っ最中だった。

過労と睡眠不足が重なって、身体限界だったんだろうね…。でも、突然、すごい目眩不快感吐き気が一度にやってきて、原因も分からなくて号泣しながら便器にゲーゲー戻してた。 それ以降、くせになっちゃってるから、もう10数年のお付き合いになる。

同僚Tとは、その頃一緒にデスマを乗り切った頼れるやつで、「業務システムとかやってたら、身体持たないから、IT業界も辞めたい」とか真っ先に私が相談したのも彼。 会社辞めて、2年位ニートやってた時も、都度都度飲みに誘ってくれたっけ…。

結局、その後彼も身体壊して(慢性疲労症候群鬱病だったらしい)、会社をやめて、それから転々としてた。 結局、無理が効かない身体になると、仕事をロングスパンで続けられなくて、どんどん蓄えもなくなって、それに伴って精神状態もどんどん悪くなっていった。

宮城県出身の彼は、3.11家族と大半の親族を失ったことが決定打だったかも。 喪失感で、頼れるのは一緒に住んでる猫だけ、生活保護アルバイトプログラム下請けで、なんとか喰ってる感じだった。 私も、彼には立ち直って欲しくて、金を無心されて、家賃の建て替えとかしてあげた。 40万くらい貸してたんじゃなかろうか。

2年前のある日、警察から電話あって、彼が死んだことを知る。 飼っていた猫が死んで、もう生きていけなくなったか自殺したらしい。

遺書には、あなたのことが書いてあって、死後のことは任せたい、とあるのですが」

もうこの時ね、彼を殺したいと思ったよ。 っていうか、もう死んでるんだけどさ。 少なくとも、責任感の強い奴だったから、金は返してくれると思ったし、もう一度立ち直る姿を見せてくれると信じてたから、裏切られた気持ちで、悔しくて、久しぶりに声を出して泣いた。

熱い胃液を戻しながら、「もう一度久しぶりにTに会いたいな」と脳裏では思っていた夏の夜だった。


2015年07月27日日記転載です

2019-10-25

今となっては理解できない過去出来事

何十年も前の事だし、別に法を侵してるわけではないんだけど、今の価値観からし理解できない出来事がある。

中学生とき、ある科目の先生にお子さんが産まれた。

お祝いしようってHRの議題にあがり、何をするか話し合った結果、赤ちゃん名前を考えようって事になった。

あれから何十年、ひとの親になった自分感覚で言えば、名前贈られるってどうなの?って怖くなった。親や親戚からの助言ならともかく。

担任教師も当時親になってたんだから、なんかあるだろ?

「うちのクラスの子たちが考えたよ」って、名前リスト渡してたような記憶があり、「ははは、ありがとうございます。参考にします」と、確か笑ってたが、ひょっとしてパワハラがなされた瞬間だったんだろうか。

時代が変われば価値観がかわるもんだな。

2019-10-22

自称高速インターネット「SEIWA-BB」遅すぎ問題

口コミというか、引っ越す前にネット検索してネガティブな評判しかなかったので不安だった
とはいえ、そこまでじゃないだろ」と思ったら、日中0.3Mbpsしか出てない。

300kbpsが「高速インターネット」だったのは、1990年代までだから!!!!!!!!

いま、2019年!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「遅い」という評判は散見されるものの、「速い」という評判は一切なかった
なお悪いことに、「遅い」という評判の記事記載されているスループットよりも更に速度が遅かった。
因みに参考にしたのは以下のサイト
anond:20180915174949
http://www.keims.net/article/465351657.html
https://kabujin.com/misc/20190712-uq-wimax/
https://minsoku.net/speeds/optical/services/seiwa-broadband
https://twitter.com/search?q=seiwa%20bb&src=typed_query&f=live
他、速度計測系サービスマンション口コミサイトなど

2019-10-17

HR打ちたいんだけどどうすればいい

ちな野球経験

2019-10-10

結婚物語Tさんの新作来たかレスする

婚活男子です。

https://ameblo.jp/kekkon-monogatari/entry-12534127779.html

はい

5分前到着は遅刻

これはさすがに言い過ぎでは!? と思ったけど

まぁ自分は必ず30分前についてラウンジの席を確保しているので、

10分前ぐらいに待ち合わせ場所に姿が見えないと、今回の人はゆっくりだなと思う事は正直ある。

時間ちょうどだとあー今回はこういうタイプねって思う。

20分前くらいからスタンバってる人も珍しくないしなー

とはいえTさんが書きがちな1時間半前からラウンジ待機みたいなのはもうラウンジ迷惑だよ!? かなり盛ってますよねあれ

まぁでも

20分前から仏頂面でスタンバってスマホ見ながら声かけ待ち体制でいられるより

1分前でも笑顔挨拶してくれる人の方が印象はいいですよね正直

前に時間ギリギリに走ってきて汗だくでオイオイオイって人いたけどめっちゃいい人で楽しかった

楽しいのが一番

いやしかしですね

結果が出なくてお見合い経験値と知見だけが溜まっていくというのはまたそれはそれで

むなしい……


申し込まれたら遠慮なく希望場所を入れて欲しい!

これはそう

まぁ自分相手場所指定なかったらこちらから指定するけどね

相手場所登録してたら市区まではわかる)を踏まえて行きやすい所から自分ラウンジ経験を活かしていい感じの場所を選びます

やり取りはスムーズにがモットーです


会員「13、14、15が空いています

相手「13日でお願いします」

会員「その日はもう予定があります

は?

幸いここまでひどいのにぶち当たった事はないが……

初手で平日連続3日指定とかされると、まぁしんどい相手来たなと思う

仕事終わってからスーツに着替えるの大変なんだよね。想像力ないんだろうなって

会っても態度クソ悪い印象最悪マジで金と時間無駄って感じであれはひどかった

こういう傾向の人わりとわかるので、IBJお見合い不成立の罰金3,000円くらいにして気軽に断れるようにしてほしい

あとまぁこれ言っても仕方ないんだが……

お見合い申込みを期限切れまで放置するのやめて

どうせ受ける気ないならとっとと断って次に行かせてほしい

一番困るのは10ギリギリまで寝かした上でお見合い受けるやつなんだが


⚫️婚活のグチや弱音、

婚活全体に関する質問

相談所外での出会いや交(ry

なんかもうこの辺全部slackに集約したらいいんじゃないですかって感じになった

こちらからは以上です

次回! あなたうその太り方は健康リスクあるよ!? みたいな人へのオブラートに包んだお見合い断り文言どう書くかみたいな所に期待

2019-09-25

悲報ADHD日本人親和性悪すぎる件について

ADHDの特長

不注意(気が散ってしまう)

仕事などでケアレスミスをする

・忘れもの、なくしものが多い

約束や期日を守れない、間に合わない

時間管理が苦手

仕事作業を順序立てて行うことが苦手

・片付けるのが苦手

多動性(じっとしていられない)

・落ち着かない感じ

貧乏ゆすりなど、目的のない動き

衝動性(思いついたらすぐ行動してしまう)

・思ったことをすぐに口にしてしま

衝動買いをしてしま

https://adhd.co.jp/otona/about_adhd/#adhd-2-1

日本人の特長

不注意を許さな

ケアレスミス根性論で治せ

忘れ物、なくしものに細かい、しない前提の社会

約束や期日に厳しい

時間管理が得意(残業はさせる

・片付けに厳しい

多動性を許さな

体操座り、起立気をつけ礼、一糸乱れぬ行進など集団と同じ動きをさせることが大好き

卒業式中どころか授業中の咳払い、髪を触る、身体を掻くなどに異様に厳しい

目的のない動き、観測者が理解できない行動に異様に厳しい(監視社会)

衝動性を許さな

・口数が少ない

お気持ちしろ文化(アスペ可哀想)

優柔不断

あとセンター試験な。あれはADHD足切りするためにあるんやで。大学ADHD必要いからな。ワイのマークと筆記の偏差値差は15や。衝動的で不注意なやつは解けないようにしてあるんや。


海外だったらこんなに遅刻に厳しくないんだよな。みんなもっと適当に生きてるんだよな。昔仕事先にいたインド人とかなんでもクッソ雑だったもんな。

海外出来るような頭もコミュ力も気力もないからワイは死ぬことにしたけど、これから日本に生まれADHDは本当に可哀想やね。ADHDを殺すためにあるみたいな国に生まれて。

日本人は悪くないんやで。丁寧で時間が守れるのはとってもええことや。でもワイの生まれるべき場所じゃなかった。

ああ日本の中にもADHDに優しいところがあるって?知ってるわ。でも幼小中高大ずーっと優しくなかったやろ。会社だって転職転職でやっと見つかった居場所も潰れたな。笑えるわ。

そわそわするな。窓の外見るな。プリント皺くちゃにするな。なくすな。忘れるな。首掻くな。それぐらい気づけ。ズレてるぞ。字が汚い。ああそんなのどうでもええやろ。そんなにワイを正したいか?無理だろ生まれつきガイジなんだぞ。

もう転職疲れたわ。日本で生きるのに向いてなかった。

ほんじゃさよなら

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