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2020-03-10

素人童貞の32歳が彼女を作ろうとマッチングアプリを使ってみた結果

スペック

執筆動機

結論から述べると、マッチングアプリでは彼女を作ることはできなかった。

けれども、2年間の経験から何も学ばなかったわけではない。そのことを再確認し、次のステップに進むために本記事を書く。自分を振り返り、失敗した点を反省しながら、絶望したり自棄を起こしたりしないように、時折この記事を振り返ることとしたい。

また、これからマッチングアプリを使う人にとって、参考になることがあればうれしい。確かに女性交際にまでは至らなかったが、全然マッチングしなくて困っている人には、役に立つかもしれない。

使用したアプリ

pairsとwithを使用。それぞれの仕組みは基本的に同じ。検索条件で異性を絞り込み、気になる相手に「いいね!」を押す。互いに「いいね!」を押すとチャットができるようになる。どちらも、毎日ランダム無料で「いいね!」を押せる相手が出てくる。

プランはどちらもプレミアム的なもの選択。これだと通常1か月に付与される「いいね!」が30回から50回に増える。

この二つのアプリ仕様はよく似ている。どちらもコミュニティに入ることで共通趣味や興味関心で検索ができる。ただし、withのほうがおおよそ2週間に1度DaiGoによる心理テストがある。そして、このテストにより相性がいいとされた異性は「いいね!」を1日に10人までなら無料で押すことができる。適度に「いいね!」を押す相手が入れ替わるし、無料で選べる相手が増えるのはありがたいが、心理テストのたびにDaiGoドヤ顔を毎回見ることになる。

アプリのもの使用

pairsを半年、しばらく休んでwithを1年半使ってみた。結果、どちらが特に使いやすいということはなかった。しかし、どちらも毎日ログインすることにより無料で「いいね!」に交換できるポイントがたまっていく。普通に使っていれば毎日ログインボーナスがもらえるのでありがたいのだが、まるでアプリこちらの行動を支配というか指示されている気がするのはいただけない。ソシャゲの類をやらないので、そうしたことが煩わしく思えてしまう。

使い勝手のものはいいのだが、こうやって様々な条件の女性が並んでいるのは、カタログみたいで興ざめというか殺伐とした気持ちになる。それに、相手女性が何人からいいね!」されているかも表示されるので、野菜か何かの品評会みたいだ。18歳のビキニ女性に3000近くものいいね!」がついているのを見るとやりきれない思いがする。谷間を見せたりしているだけでも露骨に「いいね!」がついているのも、あまり気持ちのいいものではない。自分おっぱい大好きだけどさ。

逆に、「いいね!」をたくさんもらっている男性プロフィールも参考にすることができるのだけれど、僕の苦手なさわやかな人間写真が出てきたので、即閉じた。

具体的な戦略

プロフィールはできるだけ詳細に書いた。それから、友人と楽しそうにしているところをサブ写真に選んだ。コミュニティはできるだけたくさん入った。自分読書が好きなのだが、読書コミュニティだけではなく、作家ごとのコミュニティにも入った。こうすることで、共通話題の多い女性を探しやすくなった。

こちからいいね!」を押すのは、大体20から40くらいの「いいね!」が押されている相手を中心にした。何百もの相手からいいね!」をされている相手からすれば、当然埋もれてしまうからだ。弾の無駄打ちはしたくなかった。確かにお金を払えば「いいね!」する回数を増やせるが、すでにプレミアムプランを使っていたので、その必要はないだろうと判断した。それに後述するが、自分は同時進行が苦手だ。

相手女性は、自分と同じ内向的読書家で、美術館が好きそうな人を中心に「いいね!」していったが、もしかしたら意外と相性がいいかもしれないと思い、例えば国内旅行登山好きな人も選んでみた。ガチ勢ではないが、友人と富士山に登ったことはあるので、新しい趣味として開拓してもいいかもしれない、と考えたのだ。結局そういう相手とは会話が続かなかったけれど。

結婚歴は未婚を選んだ。もしかしたら、離婚歴のある人のほうが優しくしてくれるかな、とも思ったのだけれど、今回はやめておいた。やっぱり過去の人と比べられてしまうのが怖い。御覧の通り、僕は器が小さい。学歴は初めのうちは気にしていなかったが、結果として高卒よりは、大卒専門学校卒のほうが共通話題も多く、話は長く続いた。

メッセージを同時進行するのは気が引けたが、相手もそうしているだろうし、そこは割り切ることにした。ただ、自分の頭の処理能力を考えて、3人までの同時進行とした。どのみち、同時進行でデートに誘うことができたケースは1回だけだった。自分はそこまでモテるわけではないので、そうした心配はしなくてもよかった。

会話をして1~2週間してから実際にデートに誘った。そこで音信不通になるケースもあるので、実際にデートができたのは1か月に1度か2度だ。

デートの雑感

もともと、デートした各相手について項目を立てて論じようかと思って手帳を取り出していたのだが、馬鹿らしくなってやめた。10人以上の相手それぞれについて思い出すのも大変だし、振られた相手なのだから面白くない。それに、細かく書いていくとねちねちした恨み日記になってしまう恐れがあるので、細部は省く。

結果だけ言うと、様々なタイプ女性と会った。たいていは常識的だったが、中には残念ながら失礼な相手もいた。

ひどいケースだと、こちらを一目見るなりムスッと黙り込んで、理由もわからないまま不機嫌な相手水族館を回る羽目になったこともあった。2回目のデートで「ごめんなさい、やっぱりあなたとは恋愛できそうにないです」と告げられたこともある。誠実な人柄を感じたので諦めもついたのだが、その直後に「あなたの顔って、面白いですね」などと言われたのには傷ついた。男性女性に対して敬意を欠いた失礼な態度を取るのが許されないのと同様に、女性男性自尊心大事にしてほしい。

まだマシなケースでは、会話が弾まなかったり、恋愛対象にはならない相手だって互いに気づいてしまったりした。でも、これはどっちも悪くない。需要供給が一致しなかったのだ。

でも、マッチングアプリを使っているうちに、1回で終わるデートが2回目に続くことがぽつぽつと出始めた。

そこで、ある女性と3回目にデートした時に告白した。3週間連続デートできたので、これは間違いなく行けるだろう、と思ったのだ。けれども、彼女は驚いた様子で返事を保留した。僕は待つことにした。そして、7回目のデートの後、8回目のデートリスケジュールの途中で、彼女音信不通になった。

さようならを言う機会さえ与えられなかったのか、と思うと吐きそうだ。悔しい。小説漫画音楽趣味がぴったり合って、普段ならできないディープな話を何時間してもお互いに飽きなかったのに。

そういうこともあり、一緒に見に行った岩井俊二三谷幸喜映画まで嫌いになったし、彼女が好きだと言っていた東京事変の印象も悪くなってしまった。すすめてくれた「子供はわかってあげない」や「北北西に曇と往け」も背表紙が見えないように逆にして本棚に置いている。ついでに、「パラサイト」を見に行こうという話になっていたのだが中止になったので、ポン・ジュノ監督映画はしばらく見たくないし、ついでに是枝裕和監督のことも褒めていたので、当分この監督作品を見ることもないだろう。なんというか、自分の好きだったものまで嫌いになってしまいそうでみじめだ。しばらくすれば、またまっさら気持ちで好きなものを好きだと思えるようになるはずなのだけれど。しばらくは映画を見たいとは思えそうにない。

きちんと「一緒に過ごして楽しかったけれど、あなたとは交際できません。ごめんなさい」の一言があれば、ずっと救われていたのに。その程度の言葉をかけるのも面倒くさかったのか。そこまで軽んじられているのかと思うと情けなくて泣きそうになる。そういえば、本名を教えてくれた時も、男性でいえば鈴木一郎みたいな感じだった。そもそも偽名だったのかもしれない。そういえば遅刻魔だったのも、僕のことなどどうでもいいと思っていたのだろうか。それとも、本当に事故にあったのであろうか。心配でならない。

こういう時に限って、過去恋愛のみじめな失敗を思い出す。例えば、大学時代片思いをしていた女性から童貞馬鹿にされたこととか、前の職場の同僚の女性から面と向かって恋愛感情を見せたわけでもないのにいきなり迷惑だといわれたことだとか、告白したけれどもやっぱり保留にされて、1年以上たってから振られたこととか、とにかくみじめな失敗ばかり浮かんできて仕方がなかった。

そして、残念ながら2年間で1度も手をつなぐことができなかった。

成長した・学んだポイント

  • 自分他愛ない話で笑ってくれる女性がいるとわかった。これだけでも大収穫。
  • デートだけならしてくれる人がいる。
  • 数年ぶりに3回以上デートしてくれる人もいた。
  • 女性を過度に理想化しなくなった。素敵な人もいれば身勝手な人もいる。
  • 1回や2回のデートで振られても気落ちしないようになった。
  • 需要供給が一致しなかったのだと開き直ることを覚えた。
  • 女性から失礼な態度を取られたとしても、その程度のやつだった、と割り切れるようになった。
  • 女性嫌悪に陥りそうになったら、深呼吸するようにした。
  • そして、家族や同僚が優しくしてくれた時のことを思い出すよう心掛けた。
  • 勘違い野郎にはならないで済んだ。
  • 異性から馬鹿にされる、敬意を払われないことはこれほどまでにつらい。
  • 自分がされて嫌だったことを他人にはするなんて、したくない。

近況

現在音信不通、という最悪の結果を受け入れてから2週間ほどだ。正確にはラインの返事が来なくなってから4週間、こちからの催促のメッセージが未読のまま3週間が過ぎた。土日はジョギングをするほかは、家に引きこもって寝ているばかりだ。コロナウイルスのせいで、美術館に気晴らしに行くこともできない。仕事にも集中できない。失恋した直後は同僚のなんということのない口調に激昂しそうになった。その時は1度席を離れて6秒数える、アンガーマネジメントを試みた。しかし、腹の虫がおさまらなかったので、100まで数えることを3度やった。さすがにこれは効果があった。とはいえ、そのあと結局体調を崩して職場を2日間休んだ。

今日も最低限のパフォーマンスは確保しているが、突然襲ってくる虚無感は抑えがたい。手が止まってしまう。それでも、原因がわかっている落ち込みだから対処仕様はある。

いやっほーい、自由だ! これから風俗で未経験プレイたっぷりしんじゃうぞ! うひひ! みたいな気分になることもないではないが、それはちょっと躁状態ときの考えだ。本当は、自分好きな人と手をつないでデートしたり添い寝したりしたいのだ。まるで人生の実績解除みたいに、複数プレイに興じたり、白人美少女と寝たり、メイドさんにお尻ぺんぺんしてもらったりしても、そこまでの喜びはないのだと思う。

今後の展開

自分恋愛対象としては魅力的ではないのかもしれない。そのことを身をもって体感させられた。しかし、それで絶望するつもりはない。結婚相手としてなら考えてくれる人もいるかもしれないからだ。

もともと自分結婚願望が強く、子供も欲しい。マッチングアプリからの疲れから十分に回復したら、そういう条件で折り合ってくれる人を探してみたく思う。マッチングアプリは単純に素敵な彼氏彼女を見つける場所で、僕に対する需要が少なかった可能性がある。

それに、結婚相談所にはアドバイザーがいる。なんであれ、苦手だったり詳しくなかったりする分野の出来事に立ち向かうには、専門家相談するのがいいはずだ。病気になったら医者にかかる。進路相談には学校や塾の先生相談する。悩んだらカウンセラー相談する。それと同じことだ。

かに自分の生涯にはロマンチック出来事は少ないかもしれない。自分高校大学時代の甘酸っぱい恋愛にあこがれたが、失敗してきた。こういう絵にかいたような青春が欲しくて、人生をやり直したくなり、胸が苦しくなることもあるが、自分10代、20代にそうした恋愛に挑戦し、敗れてきた。そのことは悔しいし、無力感に押しつぶされそうになることもある。恋愛を扱ったテレビを見るのも苦痛だ。元カレ元カノという言葉を聞くだけで、複数相手と付き合ったことがあるのだという事実を見せつけられている気がして悔しい。だが、それでもチャレンジしたことは恥じてはいない。行動せずに文句だけこぼしていたよりは、ずっとましな人生を送ってきたはずだ。

最後

長々と読んでくれてありがとう

つらい失恋の渦中にある人が慰められるといいと考えて執筆した。

そしてこれを読んで一歩踏み出す勇気が出る人がいたら、もっとうれしい。

これは失敗の記録だ。だが無意味ではない。

泣いたっていい。気が済んだらもう一度アタックする。

女性から断られる勇気がまた出てきたら、それは3か月後か半年後かわからないが、またチャレンジしたい。

追記(3/11早朝)

たくさんのコメント、本当にありがとうございます。励みになりました。

ここまでコメントをともらったのが初めてで、すべてにレスポンスはできないのですが、こちらも勇気が出ました。

一言だけ。手を繋げなかったのは、相手がずっとポケットに手を突っ込んでいたからです。

それと、美術館リストを紹介してくださった方。ありがとうございます。参考になります

皆様も、恋愛・友人を問わず、良縁に恵まれますように。

2020-03-03

ポン・ジュノの「グエムル」が面白すぎた

GYAO無料配信してたから全国一斉休校をチャンスにおっさんだけど昼間っから見てみたけど、すげーなこの映画

 

グエムル漢江怪物- | 韓流 | 無料動画GYAO!

https://gyao.yahoo.co.jp/p/00449/v02981/

 

怪獣映画でなくて家族映画じゃん。パラサイトと同じ社会底辺層の。今の時代に公開してれば、この映画でもカンヌアカデミー賞取れたんじゃないか

とにかく面白かった。

2020-02-16

パラサイトオブジェクト指向で考える

偶然できた時間を利用してパラサイトを観た。

噂に違わず、そして期待に応える素晴らしい映画だった。その素晴らしさの仕組みを読み解きたい。

システム屋なので、オブジェクト指向で読み解いていく。

ドメインは2つ。ソン・ガンホ演じる父の無職一家とイ・ソンギョン演じる事業家の裕福な家庭の2つ。

クラス図は、裕福な一家の方はシンプルで父・母・娘・息子である無職一家の方は少し複雑になる。

同じ父・母・娘・息子と構成は同じだが、それぞれが偽のロールを実装し元の素性を隠蔽している。

作品というアプリケーションの中で、この2つのドメイン間でのメッセージのやりとりでストーリー駆動していく。

メッセージの発生は基本的イベントリブンになっている。

最初イベントはチェ・ウシク演じる無職の息子が友人の代理として、裕福な家庭へ家庭教師面接を受けにいくところから始まる。すでにこの時点で偽のロールとして継承している。そして、以降芋づる式に無職一家は裕福な家庭に偽のロールを継承しながら組み込まれいてる。いわゆる密結合である。密結合はいろいろと良くないことが起こる。そして映画でも良くないイベントが起こる。

あとは、映画を観てもらうとして、基本的には密結合した2つのドメイン間でのイベントが発火するごとにインシデントが発生しシステムダウンに向かうストーリー見立てる。

という感じでシンプル構造を解析すると、映画の中での重要ガジェットに気づく。

それは「臭(にお)い」である

無職一家のそれぞれの元クラスさらに親クラス貧困層実装されている臭いは偽のロールにも引き継がれ、ところどころでメッセージとして出現する。ただし、出現するだけでイベントは発生しないようにみえる。

そこがこの作品の1つの重要設計要素になっていて面白い

言葉や行動など偽のロールで実装した可視化されたメッセージと、根源クラスにある非可視臭いメッセージのやりとり。臭い隠蔽できなかった時点でシステムとして破綻は目に見えてた。

ここで、構造をもう一段掘り下げる。

無職一家の父・母・娘・息子というクラス自体映画でのロールという偽物である

まり俳優のものオブジェクトがあって役になり、作品の中で偽物を演じるという3段階の構造になっている。

そして、俳優生活のもの貧困一家のような生活ではない。

多重継承である

偽の家庭教師を演じている無職息子と、それを演じている俳優

多重継承は常に複雑度を増し、予測もしなかったような振る舞いをする時がある。

それがこの作品本質と思ってる。

まり作品だけを見ると貧困層富裕層悲喜劇に見えるが、それ自体富裕層の遊びになっているのでは?という視点で、実際少なくないレビューがそれを指摘している。いわく、本当の韓国貧困を描いてない等の指摘である

言いたいことはとても分かる。

監督ポン・ジュノの経歴を見ても、普通に大学に行って映画アカデミーに再入学小説家祖父もつという貧困とはあまり近くない。

社会問題を描くとき当事者でないと本質を描けないのかという問題は本当に根深い。

極論すれば、殺人テーマにするならば人を殺さないといけなくなってしまう。

そして、されに言ってしまえば、当事者自分たち問題作品化する能力があるかどうかという問題と、そういった作品果たして当事者たちが触れる機会があるかどうかという話になる。

そこまで行くとすべてがゲームになる。

ある社会問題に対して、インテリ作品をつくり富裕層ではないけれど貧困層でもない聴衆が消費し、何とかしないといけないねと言いながら何もしないといういつものパターンである

パラサイトもそういったアンチパターンの一つかどうかは今の時点では分からない。

パラサイトノンフィクションではない。とても上手く設計されたフィクションになっていて、アカデミー作品賞が贈られたことにも疑問の余地がない。

ポン・ジュノ監督スピーチで言った

もっと個人的なことが、もっとクリエイティブだ」

という言葉。この個人的なこととは何か?

作品から観客へ送信されたメッセージ、それが何か。

ゲームで終わらせてはいけない。

2020-02-10

韓国映画パラサイト」、作品賞など4冠 アカデミー賞

いつも日本愛国ポルノにムキムキしている面々がウッキウキ韓国しゅごいしてて笑う。

あ、ポン・ジュノ監督はじめ映画スタッフの皆様方はおめでとうございます

2019-11-11

韓国ナムウィキの「大正ロマン」の記事機械翻訳にかけてみた

anond:20191109191407で紹介されているやつな。機械翻訳にかけたあと適当修正しただけなので誤訳勘弁。

1. 概要

大正ロマン大正浪漫)。日本大正時代 (1912〜1926)をロマン化した(romanticized)視点表現する風潮のこと。

2. 詳細

(中略)

3. 韓国での批判

本来大正ロマン韓国特に批判される要素がなかった。しかし、2016年の『アイドルマスター ミリオンライブ!右翼議論の後に、大正ロマンが間違っているという主張が一部のオタクの間で提起され、急速に伝播されて、いくつかのインターネットコミュニティを中心に大きな議論を呼ぶようになった。

3.1 いくつかのインターネットコミュニティ観点

韓半島歴史的には、大正ロマンの前半は、日本植民地時代の武断統治期、あるいは文化統治期初期に該当していた時期で、躊躇なく野望を曝け出した民族抹殺統治期よりは相対的に良いが、知ってのとおり制服を着た日本憲兵/巡査韓半島悪名を轟かせていたので、大正時代をひたすら肯定的にのみ見ることには無理がある。軍服だけ除けばどうかという人もいるが、明治以降西洋化日本政府と軍隊が主導して民間に広がったものであり、また大正ロマンにおいて日本軍と制服は概ね必須要素だ。それが無ければぎこちなく感じられる。少なくともマント羽織った学ランは出なければならない。

これらの背景には、日韓両国時代を眺める視点の違いがいくつかあるが、韓国帝国主義時代日本全体を否定的に見る傾向があり、日本軍部政権を掌握した昭和時代以前の帝国主義については一面的否定的評価をしない。そのために、日本メディアでは「あの頃のように帝国主義に戻って大きく強く豊かな日本を作ろう」といった極端なメッセージを含んでおらず、単に「ユニークで美しい時代だった」という意味しかなくとも、周辺国では拒否感を覚える場合がある。

3.2 一般的観点

本来韓国大正ロマン批判される要素ではなく、いくつかのインターネットコミュニティを除けば、大正ロマン批判はない。特に植民地支配擁護する要素がないのであれば、韓国一般人にとって大正時代何の変哲もない時代であるだけだ。ポン・ジュノ監督は、鈴木清順大正ロマン3部作ブルーレイBOXを購入したとインタビューで述べたが、誰も問題にしなかった。日本へのパッケージツアー大正ロマンのコンセプトカフェに行くこともあるし、大正ロマンを題材にした日本文学作品流通することもある。そもそも韓国でもこのようなもの存在することを知らない人が大半である

韓国でもその時代を扱った作品を見ると、大正ロマン必須要素がすべて登場する場合が多い。大正ロマン説得力のある描写とされている要素が、日帝時代特に1920〜30年代舞台にした作品でも、同様に美化されて描写される。主に日本植民地時代時代背景にした作品の中で、日本の悪行や独立運動のような重い素材ではなく、恋愛芸術などの軽い素材を扱った作品で、このような要素が著しく現れる。パク・チャヌクの『お嬢さん映画)』の衣装監督は、最初から大正時代の反物を探して駆け回った。しかし、これをもって、その時代を美化したと批判する人はいない。これは、韓国でも三・一運動から太平洋戦争以前の時期までは、文化統治経済の好況という流れがあったからだ。

実際、韓国オタクのなかでも、大正ロマン批判をする風潮は、あまり古くからあるわけではない。2000年代後半、さら2010年代初頭までは、韓国オタクたちも大正ロマンは良いという話を公然とした。この時期に、韓国でよく挙げられた代表的作品としては『るろうに剣心』がある。ツイッターなどを検索すればログが残っているので確認可能である大正ロマン問題視され始めたのは2010年代中盤だと言うことができ、この時期に起きた事件は、2016年1月舞台あんさんぶるスターズ!右翼議論である。正確に何をきっかけに突然大正ロマンタブーになったかはわからないが、概ね韓国の成長と民族主義化、日本右傾化が原因と思われる。

とりあえず、昔からタブー視されてきた日本帝国日本軍服要素に対する批判が、大正ロマン全体に対する批判拡張されたものと思われる。大正ロマン批判的ではないコミュニティでも、日本軍の要素については批判的な態度をとる場合ほとんどである

また、『ヘタリア』(ウェブコミック) 、『進撃の巨人』(作者がプライベートにおいて自分政治的歴史的見解発言した)などの後に、「避難所ドットコム」などの女性向けのコミュニティで、右翼的な要素が徹底的に検閲された影響もある。おりしも2010年代中盤に入って際立ったコミュニティの先鋭化も少なからぬ影響を及ぼした。現在は、男性の多いコミュニティでは日本軍服など軍国主義要素は批判しても大正ロマンに対しては問題を感じない人々が大半だが、ツイッターおよび女性の多いコミュニティでは大正ロマン軍国主義の美化および戦争の美化と同一視して、徹底的に排斥しなければならない要素として扱われている。

(後略)


まりこれ腐女子の学級会案件なの?

2018-10-07

anond:20181006180050

他のトラバにもあるけど、ポン・ジュノ特に吠える犬は噛まないはかなりコミカルな誇張演技だと思う

演技じゃなくてぺ・ドゥナとか役者の素材感が自然っぽいというならわかる

2018-10-06

anond:20181006180050

それならマイク・リーの「秘密と嘘」だろ

と思ったけど、是枝とかポン・ジュノ作品のような演技が見たいのか…

いかにも演技臭いと思うんだけどなあ、ほえる犬は噛まない殺人の追憶も好きだけどさ)

自然な演技の映画

舞台芝居っぽい大げさな演技じゃなくて、普通に今そこで過ごしているような演技・演出映画オススメがあれば教えて欲しいです。

好きなのは是枝裕和監督の「万引き家族「誰も知らない」「歩いても歩いても」、

山下敦弘監督の「リアリズムの宿」「松ヶ根乱射事件」、

ポン・ジュノ監督の「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶

などなど

2016-02-18

映画を年に二百本観る人はそれだけで信用できるか

年間200本の映画を観るぼくがオススメする7つの映画と7人の映画監督 - 私を構成する映画監督 - - Hikikomotrip

信頼できる映画評を各人間を見分けるにはコツがいる。見ればわかる程度のアレもいるが。

一番わかり易い見分け方は、まずライムスター宇多丸ラジオ映画番組(正しくは番組内の一コーナー)「ムービーウォッチメン」を聞くことだ。

信頼出来ないやつはそこで述べられた評言をまんまパクる咀嚼せずにパクる宇多丸ラッパーだけあってキャッチークリティカルフレーズを次々と考案してくれるので、使い勝手が良い。

そういうのをアホは何も考えずに右から左で流すだけだから、「それってどういう意味なんですか?」と聞かれたときにうまく対応できない。

感想評論のパクりが悪ってわけじゃない。むしろ、それが有用だと思えばどんどんパクるべきだ。

しかし、それにはあくま自分感性や理性というフィルターを通して自分なりに噛み砕いたうえで、自分言葉として精製する過程必要だ。

それがアホにはできない。

たとえば、コレ。

この人がぼくに与えてくれたのは「ヒップホップ」。彼の映画の作り方はとってもヒップホップ思想に近いと思うんですね。サンプリングオマージュを多用するパッチワーク方法論はまさにヒップホップのもの。ぼくがラップが好きなのは彼の映画が好きだからなのかもしれません。


 手法思想が似ているからどちらも好き??? 

 じゃあお前、ウンコとオシッコは似たようなプロセスを経て製造されるけど、オシッコほど喜んでウンコまるのみできる自信あん???

 こういうのは圧倒的リファレンスを有し、かつ日本ヒップホップ界のレジェンドである宇多丸が言うから重みがある(別にタランティーノ形容してヒップホップ的と評したのは彼が初めてではないし最後でもない)のであって、そのへんのやつが言うと「え? 具体的にどういうこと?」と疑問が湧いてしまう。タランティーノ映画観てて「あ、このBGM、『アラモ』だな」とか「あ、このシーン、『修羅雪姫』だな」とか思うか?本当にタランティーノヒップホップ魂を感じているのか?ちなみにタランティーノ映画で流れるヒップホップってせいぜいウータン・クランくらい(っていうかRZA)だぞ。

 いやいやタランティーノは我々の知らない引用ネタをさも知っているものかのように見せるのが巧くて……と言うのだったら、手法として最もヒップホップ(=引用パッチワーク)的な『ジャッキー・ブラウン』が肌にあわないってどういうわけ? 

 結局、ヤクザ狂人が出てきて人が無残に殺される映画が好きなだけってなら最初からそう言えば?

 そもそも宇多丸リスペクトしてんなら『ハート・ロッカー』以外の気に入った映画劇場複数回観ろや!

 こういう何も考えずに宇多丸フリーライドして周囲の評判を稼ごうとする人を業界では「紫の服の人」と言います

 用例:

 映画会社社員A「このまえ公開された◯◯なんですけど〜ネットにひどいこと書かれてて〜見て下さいよこのブログ〜」

 広告会社社員B「ん〜???ああ、このブログね。これは「紫の服の人」だから気にしなくていいよ」

  

 というところで、本日増田、お開きです。最後増田おすすめする本当にキモチいい七人の監督の七作を紹介してお別れです。

周防正行:『舞妓はレディ』と『終の信託』以外全部。入門編は「シコふんじゃった。」。シコったあとで『Shall We Dance?』を見ればこの監督独特のリズムに慣らされる。

キャスリン・ビグロー:『ハートブルー』と『ゼロ・ダーク・サーティ』。最初に観るなら『ハートブルー』。それを最後にしてもいい。

北野武ヤクザ映画全部観た後でまだ北野武を知りたいと思う余力が残っていれば『みんな〜やってるか?』あたりも。『アウトレイジ』は単発として間口は広くても北野映画入り口にはならないと思うので『BROTHER』あたりで覚悟をきめておこう。

タランティーノ:一通り全作観終わった最後に『デス・プルーフ』。この監督フィルモグラフィー順に観るのが良い。よって入門編は「レザボアドッグス」

ポン・ジュノ:全部。入り口としてなら『グエムル』。度胸と覚悟と自らのゲスさに自信があるなら『殺人の追憶から入ってもいい。

園子温:ない。七人のなかで一番優先順位が低い。強いて挙げるなら『地獄でなぜ悪い』(スラップスティック好きなら)と『冷たい熱帯魚』(とにかくエグい救いのない話が好きなら)。

クリント・イーストウッド:全部。ただ順番があって、西部劇諸作飛ばしていきなり『許されざる者』を、『許されざる者』や『ダーティ・ハリー飛ばしていきなり『グラン・トリノ』観ても感動はしてもよく飲み込めないと思う。気軽に楽しみたいなら『インビクタス』や『ジャージー・ボーイズ』あたり。

 
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