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2024-10-26

(続き)週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241026155116の続き

14.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

ハイキュー最終回を迎えた際、Twitter感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファン投稿が目に入った。自分ハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。

井上雄彦作品通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間思考感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティ基準点をもたらすこととなった。

桜木花道バスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要問題になりうることを、今なお我々に伝えている。

15.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - (ジャンプSQで連載中)

講談社1970年代末期には後発のジャンプマン業界盟主地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジン苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである

その中で強引に看板作品祭り上げられ、ジャンプ屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。

ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張封神演義BOYSにこの役割代替できたか考えてみてほしい)。現代ジャンプ読者はもっともっと本作に感謝すべきだと、佐藤健超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである

16.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんシュールではなく、ベタシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。

本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである現代観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。

彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象ワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。

17.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空TCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。

コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲーム友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。

18.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

世界で最も多く発行された単一作者によるマン作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然カテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。

毎週月曜日ワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マン業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィ尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。

19.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 不定掲載

幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルE前人未踏領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。

「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTER最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」

いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品ジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。

20.テニスの王子様 作:許斐剛 1999年32号 - (ジャンプSQで連載中)

前例のないテニスマンガでの成功女性読者の流入クール生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。

1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツ侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。

21.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマン文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで

22.BLEACH 作:久保帯人 2001年36・37号 - 2016年38号

まりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。

連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民久保帯人センスバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落キャラクターセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内しかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。

23.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

デスノートという作品複数の点で極めて例外的成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力宗教的崇拝、欠点の無い主人公ゴシックキャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...

本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品メディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクター矛盾なく作れる人間大場つぐみくらいしかいないのだから

24.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

2010年代ジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」

ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。

家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的テーマフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に劇場版無限列車編』は社会現象化し、国内興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。

出版業界の衰退、コロナ禍、趣味多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能である証明した本作は、令和を生きる日本人心象風景に残る新たな「国民マンガ」として、時代に選ばれたのだ。

25.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

ひとりのスター存在プラットフォーム価値定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在メジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動文化オーバーグラウンドものにしたように。

2014年に創立したジャンプ+というプラットフォーム目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。

かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所ひとつとして認知されるようになった。

藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈インターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。

2024-10-25

職場の中で私は一人で...

人と上手く関われないという、この苦しみ。いえ、苦しみという言葉ですら軽すぎる。言うならば、人生を根こそぎ侵食する泥沼のようなものでしょうか。何のために、そして誰のために私はここにいるのか。職場に足を踏み入れるたび、そう問いかけてしま自分がいます

人が集まり日常の会話が交わされる。おはよう、どうですか、最近は。私はその一言一言が怖いのです。その中に足を踏み入れた途端、私はどうしようもなく「余計なもの」になってしまうのです。そもそも私は、彼らの輪の中に入る資格など持っていない。私が何を話せば、彼らは私を受け入れてくれるのだろうか。いや、そんなもの最初から存在しないのです。彼らの軽やかな会話に、私の重苦しい言葉はただ沈むだけです。

ランチタイムには、さらに別の地獄が待っています。無理にでも皆と行くべきなのか、でもそこには自分の居場所などない。けれども一人で食べていると、まるで世界から取り残されたような孤独が襲ってくる。ひっそりと弁当を広げ、周囲の話し声を遠くに感じるこの時間空虚さ。誰にも話しかけられず、誰にも見向きもされない自分存在が、どんどんと霞んでいくようです。私には、何も語れるものがない。何も、話すべきことがない。

たまに勇気を出して、何かを話してみようとするときもあります。けれども、それがどうしてもうまくいかない。言葉が詰まり、伝えたいことが形をなさない。心の中には確かに言いたいことがあるのに、それが声となって外に出ると、途端に崩れ去る。周りの人々の無関心な表情に、私は己の無力を見せつけられるのです。どうして私はこうも不器用で、こうも無価値存在なのだろうか。

職場の中で、ただそこにいるだけの自分。それはまるで透明人間のようであり、あるいは、誰からも忘れられた遠い記憶の欠片のようでもあります自分存在しているという実感さえ、次第に失われていくような気がします。このまま何も変わらないのならば、私はいっそ、どこか遠くの誰も知らない場所へと消えてしまいたい。

2024-10-24

PCゲーム史上、最も重要ゲーム10選

1 OXO 1952年

世界最初ゲームENIACタイプのクソデカPC上で三目並べをするというしょーもなの極みながらも間違いなく人類最初ゲーム

2 ストリップポーカー 1970年代

ドイツで作られた世界最初エロゲー制作者の自称しかないため真偽は定かではない。気に食わない人は日本最初に作られたエロゲである野球拳 1981年」に入れ替えよう。

3 Rogue 1980年

世界初の不思議のダンジョンランダム生成を意味するローグライク(ローグライト)の原点。テキストベースの画面はこの時代ならでは。

4 DOOM 1993年

FPS存在世界に広めた作品ストーリーがあるようなないような絶妙バランスFPSというゲームジャンル方向性確立

Desktop Tower Defense

5 Ultima Online 1997年

MMORPG歴史を作った作品架空世界の中で現実とは違う人間関係を展開するという新たな生活様式を生み出した。

6 StarCraft 1998年

e-スポーツ文化立役者。実力重視のRTSであり、やってみるとクソほど忙しくてハゲる。

7 Kanon 1999年

エロゲー黄金時代立役者エロゲ文化から派生した美少女ブームツは今でもゲーム業界侵食している。

8 FarmVille 2007年

ソーシャルゲーム黎明期で最も有名な作品Facebookと連動することで圧倒的ユーザー数を誇った。

9 Minecraft 2011年

プログラミングクラフトインディーズ配信と様々な界隈に大きな影響を与えた作品。影響範囲が広すぎて論点が絞れない。

10 Outer wilds  2019年

好奇心駆動型というスタイルによりゲームというジャンルが持つ「手探りで分かることを増やす喜び」を人類に再発掘させた。「は?信者過大評価か?」と文句がある人は「Rance X -決戦 2018年」にでも入れ替えよう。

anond:20241024165553

カビは見た目に変化がない部分まで侵食してるから、多めに捨てとけよ

2024-10-22

メモ

氷河期無能で卑屈、そのくせ性欲だけは団塊並みにある性犯罪者の温床

ゆとり:上の世代から甘ったれてるとか言われるけど無意味精神論排除されつつあって効率良く生きてる

Z世代SNSに脳が侵食されてるバカコイツらを教訓に次の世代SNS離れしてほしい

anond:20241021061443

CPUまで侵食されてるのかどうかは知らんけど、よくGoogle検索結果を汚染してる、ブランド品・大手メーカー品を半額以下の値段で釣って商品は発送されない、典型的詐欺サイトリストアップされてるんじゃ…?

(少なくとも、詐欺サイトが通常のGoogle検索結果に載ってしまってる以上は、Googleショッピングに載ってもおかしくない)

2024-10-11

anond:20241010110513

ポムポムプリンって男性差別だよな

擬人化されたゆるキャラ肛門むき出しにしてるの可愛いって、明らかにセクハラ

あんなの女の子設定のキャラだったらやらんでしょ

男の子だったら肛門出しても性的じゃない、セーフ」って男性蔑視思想が間違いなく制作背景にある

学校とかでよくあるじゃん女子更衣室用意するのに男子はそこらへんで着替えさせるとか

男の裸も男の肛門も「シャレになる範囲ギャグになる範囲」扱いで羞恥心無視され男性尊重してもらえない

ちょっと前まで男性肛門性交強要されても「強制猥褻」として乳揉みとかと同程度の扱いされてた中世ジャップランドなだけあるわ

肛門だぞ肛門内臓と直結してるんだぞ

内臓にチンポ突っ込まれて体内侵食されるのなんか膣に突っ込むのと同じぐらい酷くて痛い行為だろ

そういう男性への遅れた取り扱いが反映されたポムポムプリンは見るたびムカつく

2024-10-10

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。つづき。

佐伯は冷静に外を見つめ、静かに言った。「急がなければならない。私たちだけじゃない。既に他の誰かが、この文書存在に気づいているんだ」

宮内たちは、その暗い夜の中、重大な真実を抱えながらも、さらなる危険に直面していることを痛感した。そして、彼らの背後で静かに動く影が、その行く手を阻もうとしていることを――。

7世紀朝鮮半島

霧がかった朝の大地に、冷たい風が吹き渡る。遠くに見えるのは、伽耶城郭――かつて繁栄を誇ったこの地は、今やその輝きを失い、四方を敵国に囲まれていた。百済との同盟は、物部氏政治的判断により、伽耶土地割譲され、かつての強固な関係はもろくも崩れ去っていた。そして、北から新羅勢力を伸ばし、伽耶領域は日々侵食されつつあった。

伽耶の都、金官伽耶の城内では、倭人行政機関である任那日本府」が、かろうじてその機能を保っていた。日本朝鮮半島を結ぶ重要拠点として、ここ伽耶には古くから倭人たちが駐留し、地方統治を行ってきた。しかし、伽耶領域が狭まり、外部から圧力が増す中で、彼らの存在もまた危うくなっていた。

任那日本府

倭人たちの本拠地である任那日本府では、緊張した空気が漂っていた。府長を務める高橋宿禰たかはしのすくね)は、伽耶未来に対する不安を抱きながらも、冷静な目で情勢を見据えていた。彼は日本から派遣された者で、伽耶を通じて倭国朝鮮半島の諸勢力との外交軍事管理する責任を負っていた。

高橋は、大陸の動向を理解していた。高句麗が依然として強大な軍事力を持ち、新羅が急速に勢力を拡大している一方で、百済は弱体化の一途をたどっていた。百済物部氏領土を譲る代わりに、彼らの庇護を受けていたが、それでも新羅の脅威を完全に退けることはできずにいた。

ある朝、任那日本府の本庁に、使者が慌ただしく入ってきた。新羅軍の進軍がさらに加速し、伽耶南部まで侵入しているとの報告だった。

高橋宿禰様、新羅が我々の国境を越えて、さらなる侵略を開始しました。彼らの勢力は日増しに増強されており、我々だけではこれ以上の抵抗は難しい状況です」

高橋はその報告を聞くと、しばし黙考した。彼の心は冷静であったが、その目の奥には深い憂慮が感じられた。新羅の勢いは予想を超えるものであり、このままでは伽耶消滅することも現実のものとなる。

「我々が百済との同盟を維持し、かつ新羅を押し返すには、どうにかして大和朝廷からさらなる支援を得るしかない…」高橋はつぶやいた。

倭国――大和政権――は、朝鮮半島での権益を守るため、長らく任那日本府を通じて伽耶に影響力を行使してきた。しかし、今や大和の内部でも、朝鮮半島への介入を巡って意見が分かれていた。倭国自身国内での権力争いに忙殺されており、ここ伽耶への支援は限られていた。

高橋は、日本府の幹部たちを集め、緊急の会議を開いた。木造の広い会議室に、鎧を身にまとった武将や、文官たちが座していた。その中には、伽耶出身の有力者も混ざっている。彼らは皆、伽耶をどう守るべきか、顔を曇らせながら高橋言葉に耳を傾けていた。

「このままでは伽耶新羅に飲み込まれる。我々は百済に頼ることはできない。むしろ百済自身がその存続を危ぶまれている状態だ。しかし、倭国が強力な支援を送ってくれれば、伽耶防衛可能だ。私は、大和朝廷さらなる援軍と物資提供要請する」

しかし、大和朝廷が動くかどうか…」ある幹部言葉を切った。「近年、国内でも騒乱が絶えず、朝廷伽耶に対して以前ほどの関心を示していないと聞いています。我々の声が届くかどうか…」

高橋は静かに頷いた。「その懸念理解している。しかし、ここで引くことはできない。もし伽耶新羅に落ちれば、次は百済、そして我々の国、日本にまで新羅の脅威が及ぶことになる。これは我が国未来を左右する問題だ」

その言葉に、会議室内の空気さらに張り詰めた。伽耶運命が、彼ら一人一人の肩に重くのしかかっているのを、誰もが感じていた。

伽耶領主金官伽耶王室

その頃、伽耶王室でも緊迫した議論が交わされていた。金官伽耶を治める若き王、金輸(キム・ス)は、深い悩みに沈んでいた。彼の治世は短く、まだ若い王であったが、その肩には国の存亡がかかっていた。

新羅の脅威をどうするつもりですか、王よ?」側近の一人が、焦燥感をにじませながら問いかけた。

新羅降伏すれば、この伽耶新羅属国となり、我々の独立は失われる。だが、戦いを続ければ、国が滅びるかもしれない…」王は苦渋の表情を浮かべていた。「日本府の支援を頼るしかないが、彼らもまた、我々を見捨てつつあるのではないか?」

伽耶王家の一員であり、倭国の血も引く王には、古くから日本との絆があった。しかし、その絆がどこまで続くのか、今は誰にも分からなかった。

「王よ、我々にはもう時間がありません」と重臣の一人が進言する。「新羅軍勢は、既に国境を越えて伽耶の村々を焼き払っています百済もまた、新羅との対立が深まり、援軍を送る余力はないでしょう。ここで戦うしかないのです」

金輸は、重圧に押しつぶされそうな思いで、目の前の地図を睨んだ。新羅勢力が日々拡大していることは明白だった。残された選択肢は少なかった。

「もし…もしも大和朝廷が我々に背を向けたなら、伽耶は滅びるだろう。しかし、それでも私はこの地を守るために戦うつもりだ」金輸は強い決意を見せた。「この伽耶は、我々の祖先が築き上げた土地だ。たとえ新羅が押し寄せようとも、最後まで抵抗する」

彼の言葉に、周囲の武将たちは力強く頷いた。彼らは伽耶を愛し、誇りを持っていた。その土地が、たとえ消滅危機に瀕しても、最後まで戦い抜く覚悟は揺るぎないものだった。

こうして、伽耶最後の戦いへと向かおうとしていた。日本との絆を信じ、大和朝廷からの援軍を待ちながらも、彼らは自らの土地と誇りを守るため、剣を取る準備を整えていった。

一方で、新羅軍勢は、着々と伽耶領土侵食し続けていた。

新羅の侵攻

新羅軍が伽耶国境を越え、村々を焼き払い、伽耶領地を猛々しく侵略していた。朝靄の中、戦火の音が徐々に近づく。剣と剣がぶつかり合う音、逃げ惑う人々の叫び声、そして馬蹄が大地を叩く音が響き渡る。伽耶の地は一瞬にして戦場と化していた。

金庾信(キム・ユシン)と階伯(かいはく)は、その混乱の中で共に逃げ延びる。二人は幼い頃から親友であり、共に倭人の血を引く。伽耶という共通故郷を持ちながらも、彼らの運命は今、異なる道を歩もうとしていた。

金庾信はその目に怒りを宿し、剣を強く握りしめながら周囲の景色を見つめた。焦げた木々と倒れた民衆――彼の心には怒りと無力感が入り混じっていた。

「もうこれ以上、逃げるわけにはいかない!」金庾信は立ち止まり、階伯に向かって叫んだ。「ここで新羅に挑まなければ、伽耶は滅びる。俺たちが立ち上がらなければ、この国を守ることはできない!」

階伯は、そんな金庾信の熱い眼差しを受けながらも、冷静に彼を見返した。彼の目には理性的判断が宿っていた。階伯もまた伽耶の血を引くが、心の中では百済との結びつきを強く感じていた。百済は彼にとって、新たな拠点となり得る希望の地だった。

「庾信…」階伯は静かに言葉を紡いだ。「お前の気持ちは分かる。だが、今ここで新羅に挑んだところで、何も変わらない。新羅は圧倒的な軍勢を持ち、我々の力では立ち向かえないんだ。無駄に命を捨てることになる」

「命を捨てる?」金庾信は怒りに震える声で返した。「伽耶は俺たちの故郷だ。ここで戦わずしてどうする?この土地で生まれ、この土地を愛してきたんだ。新羅に屈するわけにはいかない!俺は戦う。たとえ一人でも!」

階伯は目を閉じ、深い息をついた。金庾信の激情理解しつつも、彼はあくまで冷静な判断を崩さなかった。

「今、ここで命を散らすのは、愚かなことだ」と階伯は低い声で言った。「我々はまだ若い。戦をするなら、もっと力を蓄えた後にするべきだ。俺たちがこの場で戦っても、新羅には勝てない。だからこそ、一旦退いて、力を蓄え、百済で新たな拠点を築こう。そして、その時が来れば、再び新羅反旗を翻すんだ」

金庾信は階伯の提案に苛立ちながらも、その言葉には一理あることを感じ取っていた。しかし、彼はそれを簡単には受け入れることができなかった。

「逃げてどうする?百済に逃げ込んで、いつか反抗すると?そんなことをしている間に、伽耶は完全に滅ぼされるぞ!」

階伯は毅然とした表情で金庾信に向き直った。「伽耶が滅ぼされることは悲しい。だが、今の我々ではどうすることもできないんだ。今ここで命を落とすのではなく、百済に逃れて新たな力を得る。それしか道はない」

二人の間には、一瞬の静寂が広がった。彼らは幼少期から共に育ち、共に剣を学び、共に伽耶未来を夢見てきた。しかし、今や彼らの前には、それぞれ異なる道が現れていた。

金庾信は目を閉じ、深い溜息をついた。「俺は逃げない」と決然とした声で言った。「新羅に挑む。伽耶を守るために、ここで戦う。そして、この土地を取り戻す」

階伯は静かに頷いた。「お前の気持ち理解した。だが、俺は百済へ向かう。力を蓄えた後、必ず新羅に反抗するつもりだ。百済の地で再び立ち上がり、我々は再び会うことになるだろう」

二人の間には、再び重い沈黙が流れた。戦乱の中、互いに進むべき道を決めたその瞬間、彼らの運命は大きく分かれることとなった。

「階伯…俺たちはいつか再び会う。その時まで、お前も生き延びろ」と金庾信は低く言った。

「お前もな、庾信。新羅に勝てることを祈っている」と階伯は静かに答えた。

こうして、二人の幼馴染はそれぞれの運命を背負い、異なる道を歩み始めた。金庾信は新羅に残り、伽耶を守るために戦うことを選び、階伯は一旦百済へと退き、後に反抗するための準備を進めることを決意した。

彼らが再び顔を合わせる時、朝鮮半島運命が大きく動く瞬間が訪れるだろう。しかし、今はただ、それぞれの道で新たな戦いが始まろうとしていた。

金庾信の捕虜となる運命

金庾信は、伽耶を守るために新羅軍に最後まで抵抗したが、その圧倒的な兵力差の前に彼の軍勢は次第に追い詰められ、ついには彼自身捕虜となってしまった。新羅の兵たちに拘束され、彼は荒れ果てた戦場を後にした。伽耶の大地に響く火の音、そして仲間たちの叫び声を背に受けながら、金庾信の胸には深い無念と怒りが渦巻いていた。

新羅捕虜となった彼は、何度も逃亡を試みたが、その度に失敗し、監視ますます厳しくなっていった。鉄の鎖に繋がれた手首の痛みは彼の屈辱さらに増幅させたが、それでも彼は決して屈することはなかった。伽耶の民のため、彼は新羅服従には決して応じなかった。

新羅将軍との出会い

だが、そんな金庾信の反抗的な態度は、ある人物の目に留まることになる。新羅軍の中でも屈指の実力者として名を馳せる将軍、**金閼智(キム・アルチ)**であった。閼智は高句麗百済との数々の戦いで勝利を収め、戦術家としても戦士としても一流の地位に立つ将軍だった。彼は、金庾信の不屈の精神戦士としての資質に注目し、特別に目をかけるようになった。

ある日、閼智は捕虜監視兵に命じ、金庾信を自らの前に連れてこさせた。閼智の陣営は戦乱のさなかにあっても厳粛な空気が漂い、将軍の威厳がひしひしと感じられる場所だった。

金庾信は両腕を縛られ、堂々とした態度で閼智の前に立った。捕虜でありながら、その目には一切の恐れはなく、むしろ新羅への怒りが燃え上がっていた。閼智はそんな彼を冷静な目で観察し、静かに口を開いた。

「お前が金庾信か。伽耶武将でありながら、我が新羅最後まで抗った者だと聞いている」

「そうだ」金庾信は短く答えた。「俺は伽耶を守るために戦った。今もその意思は変わらない」

閼智はその言葉に微かに笑みを浮かべた。「お前のような男が伽耶を守ろうとするのは分かる。しかし、今の伽耶は滅びに向かっている。新羅大軍勢を前にして抗い続けるのは愚かだ。いずれ滅びる運命を変えることはできない」

「滅びるのは伽耶ではない。貴様新羅だ」と、金庾信は強い口調で言い返した。「新羅がどれほど強くても、俺たちは絶対に屈しない。伽耶の民の誇りを貴様らに踏みにじらせはしない」

閼智はその反抗的な態度に少しも動じることなく、むしろ興味深げに彼を見つめた。しばらくの間、沈黙が続いたが、やがて閼智は少し体を前に傾け、言葉を続けた。

「金庾信、私はお前を殺すつもりはない。それどころか、私はお前の力を見込んでいる。お前の武勇と不屈の精神――それは、ただ伽耶のために使い果たすには惜しいものだ。もしお前が新羅に仕えれば、その力を存分に発揮できるだろう。我が軍の将として、共にこの地を治めるのはどうだ?」

その申し出に、金庾信の眉がぴくりと動いた。だがすぐに彼は険しい表情で答えた。「新羅に仕えるだと?俺が貴様らの犬になるとでも思っているのか?俺の忠誠は伽耶にあり、倭国にある。新羅に仕えるなど、考えたくもない!」

閼智はその言葉にも動じることなく、穏やかな口調で続けた。「お前が伽耶を愛しているのは分かる。しかし、その伽耶はもはや滅びゆく運命だ。だが、お前にはまだ未来がある。伽耶を守ることができないのなら、少なくとも自らの命と力を、より大きな目的のために使うことを考えたらどうだ?」

その言葉に、金庾信は内心揺れた。伽耶が滅びゆく現実を知りながらも、彼はそれを認めたくなかった。だが、閼智の言う通り、このまま無為死ぬのではなく、自分の力を何かに生かす道もあるかもしれないという思いが、心の片隅で芽生えたのも事実だった。

「考える時間を与えよう」と閼智は言い、席を立った。「お前が新羅に仕えることを選べば、私はお前を軍の将として迎え入れよう。だが、それでも新羅に逆らうなら、ここで命を失うことになる。それもまた一つの選択だ」

そう言い残して、閼智は静かに去っていった。

新羅軍人としての道

数日が過ぎ、金庾信は深い葛藤に陥っていた。伽耶を守るために戦い続けるか、あるいは閼智の言葉を受け入れ、新羅の将として新たな道を歩むか――どちらの選択にも、彼の心は重かった。伽耶はすでに滅びつつあり、金庾信の忠誠の対象として存在する意義を失いつつあった。彼が戦い続けた伽耶の夢は、今や過去のものとなっている。

やがて、金庾信は一つの決断を下した。彼は、新羅に屈服するのではなく、その内部から自分の力を生かす道を選ぶことにした。新羅に仕えることで、いずれ伽耶の民を守り、新しい形で伽耶精神を受け継いでいくことができるかもしれない。彼の忠誠心は揺らいではいなかったが、現実の中で最善の道を模索するしかなかった。

ある日、金庾信は閼智の前に進み出て、静かに膝をついた。

「俺は新羅に仕えることを決意した。だが、その決断伽耶を忘れるためではない。俺は新羅のために戦うことで、伽耶の民を守り、新たな道を切り開くつもりだ」

閼智は微笑み、満足げに頷いた。「賢明決断だ、金庾信。お前の力を、存分に発揮するがいい。新羅の将として、我々と共にこの地を統治しよう」

こうして、金庾信は新羅軍人としての道を歩み始めた。その武勇と知略は新羅軍内で高く評価され、彼は次第に新羅の中で頭角を現していくことになる。そして、その裏には、いつか伽耶精神を取り戻すという彼自身の静かな誓いが秘められていた。

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。朝鮮半島南部日本固有の領土

もう10年近く前になるでしょうか。テレビ善徳女王や階伯(ケベク)を見ていました。そこで気付いたのですが、全く史実考慮せず、ドラマを作っているところです。

両方のドラマに、階伯(ケベク)も金庾信も出てきますが、全く別人のような扱いです。それは当たり前で、記録が残っていないからです。階伯など日本書紀しか残っていないに等しいです。

また、花郎世紀という偽書可能性の高いものからドラマを作っているということも知りました。こんなことができるのなら、東日流外三郡誌大河ドラマができてしまます韓国ドラマのすごいところです。

そこで、なぜ日本では、善徳女王や階伯(ケベク)のようなドラマができないのかと考えました。まあたぶん、歴史ドラマは大きく史実から外れられないとか、「自虐史観」があるのかなと。

紫式部なら創作もある程度許されるんでしょうかね。しかし、日本ドラマでは時代考証をある程度以上はやってます。階伯(ケベク)のように火薬が爆発したりしない。7世紀火薬があるのか?。

ダムの乱を起こしたピダム善徳女王が恋仲になるなんてシナリオが許されるのなら、階伯(かいはく)と金庾信が幼馴染でも問題ないですよね?w だって、記録無いし。

イスラエルユダヤの地だったら、朝鮮半島南部倭人の地のはずw。

生成にはGPT-4oを使用しましたが、下記の文章見出しを少し直し、はてな表記にしただけで、生成文そのままです。アメリカ等の歴史教科書では、朝鮮半島南部倭人が住んでいたということを認めているので、すんなり生成されたのだと考えています。本当は、倭人とういう朝鮮半島南部から九州北部あたりに分布している海洋民族がいただけなんじゃないかと思います。そして、その人らが大和政権に取り入れられ、日本という国が成立したんじゃないでしょうか。

ということで、日本側の見解としての階伯(かいはく)と金庾信の話を作ってみました。以下に本編です。

小説 階伯(かいはく)

現代日本東京 宮内庁

東京の秋の夜、薄い雲が月明かりをぼやかし、冷たい風が皇居の周囲を包んでいた。歴史学者、宮内敬一は、しなやかな動きで宮内庁の厳重な警備をかいくぐり、特定建物へと静かに忍び込んだ。彼の胸中には、ある確信があった――かつて日本に伝来し、その後散逸したとされる「百済本紀」が、ここに隠されているはずだ、と。

数年前、宮内韓国古書店で、偶然ある巻物の切れ端を目にしていた。その破片には「百済本紀」の名がかすかに読み取れ、彼の興味を大いにかき立てた。百済王国歴史を記したこ書物は、日本朝鮮半島との関係を解明する鍵となりうる、極めて貴重な歴史資料であるしかし、日本の記録にはどこにもその存在は記されていない。宮内は、この謎を解くべく独自調査を進め、ついにたどり着いたのが、ここ宮内庁だった。

彼の手元には、長年の研究から得た宮内庁内部の古文書倉庫レイアウトが詳細に記されているメモがあった。限られた時間の中で、どの棚にどの文書が保管されているのか、緻密に計算されていた。

暗い廊下を抜け、幾重にも鍵がかけられた古文書倉庫の扉の前にたどり着く。宮内は冷静に暗号を解き、精密な動作で鍵を解除した。倉庫の中はひんやりとした空気が漂い、古びた紙の匂いわずかに鼻をくすぐる。長い棚が並び、そこには時代ごとに整理された膨大な古文書が眠っている。

宮内目的の棚へとまっすぐに歩み寄る。近づくほどに心拍数が上がり、手の平にはじっとりと汗が滲む。ついにその時が来た。彼の手が、一冊の古びた箱に触れる。箱の表面には、薄れかけた文字で「百済本紀」と刻まれている。

慎重にその箱を開け、中の巻物を取り出すと、千年以上の時を超えてその姿を現した。封が施されていたはずの巻物は、思いのほか保存状態が良く、宮内の震える手の中でゆっくりと広げられていく。巻物に記された文字は、古代朝鮮半島漢字表記であり、間違いなく「百済本紀」だった。

宮内は息を呑み、震える声で「これが…ついに…」とつぶやいた。目の前に広がるのは、歴史が語りたがっていた物語だった。これまで失われたとされてきた百済の記録が、自らの手の中にあるという事実に、彼はただ打ち震えるばかりだった。

だが、その瞬間、背後で微かな音が響いた。宮内は瞬時に振り返り、身構えた。

宮内の背後で響いた音は、冷ややかな静寂を切り裂くかのようだった。警備員か、それとも何者か別の存在か――宮内心臓は、緊張のあまり大きく脈打った。

「誰だ?」宮内は小声で問いかけるが、返事はない。身を低くし、ゆっくり視線を巡らせた。そのとき、微かな足音が再び聞こえた。かすかな光が倉庫の奥から差し込み、宮内の視界に誰かが近づいてくるのがわかった。光に照らされたその姿は、想像していたような警備員ではなかった。

スーツ姿の男が、静かに歩を進めてきた。その目は鋭く、宮内を捉えて離さない。そして、男の口元にかすかな笑みが浮かんでいた。

「探していたものが見つかったようですね、宮内先生

その声には、明らかに宮内の行動を全て見透かしているかのような冷静さがあった。驚きと同時に、背筋に冷たいものが走る。

あなたは…誰だ?」宮内は巻物をそっと戻し、箱を再び閉じた。手は汗ばんでいたが、その目には確固たる決意が宿っていた。

男はゆっくりと近づきながら、まるで狩りを楽しむかのように言葉を続けた。「私の名前は名乗る必要はありません。ただ、あなたが何を求めてここにいるのかは、もう全て知っている。そして、それが公に出てはならないということも」

「公に出てはならない?」宮内は眉をひそめた。百済本紀発見が、なぜそれほどまでに秘匿されなければならないのか。宮内の中で、疑念と怒りが沸き上がった。「これは、歴史を明らかにするための重要資料だ。日本百済のつながりを示す、そして隠されてきた真実を照らす光だ。それを隠す理由がどこにある?」

男は薄く笑い、「それはあなたが決めることではない」と静かに言い放つ。「歴史は常に勝者が書くものだ。敗者の物語は、都合よく葬られることもある。あなたがこの巻物を公表することは、今の日本歴史観を揺るがすことになる。そう簡単はいかない」

宮内はその言葉に心の中で反発した。歴史真実でなければならない。たとえそれが現代価値観政治的意図にそぐわないものであったとしても。しかし、目の前の男は明らかにそれを理解しない、あるいは理解しようとしない。彼はただ、今の秩序を守るために動いている。

「では、どうするつもりだ?私をここで止めるのか?」宮内はあえて挑戦的な口調で尋ねた。

男は一瞬沈黙し、次に口を開いたとき、声は低く冷たかった。「あなたがどれだけの真実を知っていようと、我々はその真実を決して外に出すつもりはない。だから、これ以上深入りしない方が身のためだ、宮内先生

そう言いながら、男は静かに背を向けた。そして、出口に向かって歩き出す。彼が扉に手をかけた瞬間、ふと振り返り、「もしまだ、百済歴史に興味があるのなら…もう一度考え直すことだ。あなた研究も、命も、この国のために使えるはずだ」と含みのある口調で言い残し、倉庫から姿を消した。

宮内はその場に立ち尽くした。男の言葉意味を考えながら、再び視線を箱に向けた。手の中に収めた百済本紀は、歴史の失われたピースを埋める貴重な証拠だ。しかし、それを公開することが、彼の命を危険さら可能性があることも明白だった。

だが、宮内は一度決めたことを覆すつもりはなかった。彼は再び箱を手に取り、慎重にそれを自分のバッグに収めた。何があろうとも、この真実を守り抜く。それが、彼に与えられた使命だと確信していた。

倉庫を後にし、宮内は闇の中に静かに姿を消した。彼の手の中にある百済本紀が、これから日本朝鮮半島歴史をどう変えるのか――その答えは、まだ誰にもわからなかったが、確かに歴史は動き出していた。

宮内は暗い夜の中、宮内庁敷地を慎重に抜け出し、手に汗握るような緊張感を抱えながらも、自らの決意をさらに固めていた。背後で静かに扉が閉まる音を耳にし、彼は改めて周囲の安全確認した。振り返ることなく、冷たい秋の風に身を包まれながら、ゆっくりと歩を進めた。

百済本紀

百済本紀は、ついにその姿を現した。しかし、この発見は彼にとって、祝福されるものであるはずがなかった。目の前の謎めいた男が口にした警告は、無視できない現実として宮内脳裏にこびりついていた。彼は一つの歴史真実を見つけた。しかし、それがあまりに大きすぎる秘密であったために、彼は今、新たな危険さらされていることを知っていた。

「誰が…何を隠しているんだ…?」宮内は自らに問いかけながら、都心に戻る電車の中でじっと考え込んでいた。外の街の景色は、窓越しに次々と流れていく。煌々と輝くネオンと、高層ビルの明かりは東京の夜を彩っていたが、宮内の心の中は重苦しい暗雲が立ち込めていた。

彼は手元のカバン視線を落とした。カバンの中には、つい先ほど手に入れたばかりの「百済本紀」が眠っている。その重みが、今の彼にとっては異様に感じられた。歴史重要ピースを手に入れたにもかかわらず、その喜びはまるでなく、代わりに不安と恐怖が心を支配している。

「このままではいけない…」宮内は静かに呟いた。彼の頭には一つの考えが浮かんでいた。この文書を公開する前に、まず信頼できる誰かに相談し、協力を得る必要がある。単独で動くにはあまりリスクが大きい。だが、誰にこの話を持ちかけるべきか――それが問題だった。

彼の心にまず浮かんだのは、大学時代の友人であり、今や有名な考古学である佐伯真一の顔だった。佐伯日本国内外歴史的な発掘調査で多くの成果を上げており、特に日韓関係史の研究において第一人者とされている。彼なら、この資料重要性を正しく理解し、適切に扱ってくれるはずだ。宮内はすぐに佐伯との接触を決め、駅に降り立つとスマートフォンを手に取り、連絡を取った。

数回のコール音の後、佐伯電話に出た。

もしもし宮内か?久しぶりだな。こんな夜遅くにどうした?」

宮内は一瞬ためらったが、意を決して口を開いた。「佐伯、急ぎで話したいことがあるんだ。今すぐ会えるか?」

佐伯は少し驚いたような声で、「今か?何か大事なことか?」と尋ねた。

「…ああ、これまでの研究人生で一番大事発見をしたんだ。それも、とてつもない発見だ。今は詳しくは話せないが、どうしても君に見てもらいたいんだ」

佐伯はその異様な緊張感を察したのか、数秒の沈黙の後、「分かった。今すぐ都心カフェで会おう」と返事をくれた。

宮内カフェに着いたのは、電話からわずか30分後のことだった。深夜にもかかわらず、カフェは数名の客で賑わっていた。宮内は店内を見回し、奥の席で待っている佐伯の姿を見つけ、急いで席に向かった。

宮内、どうしたんだ?お前がそんなに慌てるなんて珍しいな」

佐伯心配そうな表情で宮内を見つめていたが、宮内は口を結び、静かにカバンから巻物の入った箱を取り出した。その瞬間、佐伯の目が一気に鋭くなった。

「これを見てくれ」宮内は低い声で言いながら、慎重に巻物をテーブルの上に広げた。薄暗いカフェの灯りに、古代文字が浮かび上がる。

佐伯は息を呑んだ。「これは…本物か?まさか、これが…」

「そうだ」宮内確信を込めて言った。「百済本紀だ。散逸したはずのものが、ここにある。そしてこれが、これまで語られてこなかった日本百済真実証明するものなんだ」

佐伯はしばらく無言でその巻物を見つめていたが、次第に表情が険しくなっていった。そして、静かに目を閉じると、ため息をついた。

宮内…お前、これがどれだけ危険ものか分かっているのか?」

宮内はその言葉に驚きながらも、佐伯に向き直った。「危険だと?これは歴史真実だ。それを明らかにすることが、なぜ危険なんだ?」

佐伯は低い声で答えた。「宮内、世の中には触れてはならない真実というものがあるんだ。この文書が公にされたら、ただ歴史教科書が書き換わるだけでは済まない。この国の根幹を揺るがすことになる。お前が巻き込まれたのは、単なる学問問題じゃない。もっと大きな、国家問題なんだ」

宮内驚愕し、言葉を失った。まさか、そこまでの影響があるとは想像もしていなかった。「そんな…一体どういうことだ?」

佐伯は再び巻物に目をやり、静かに言った。「これから先、お前がどう行動するかで、お前の運命も決まるだろう。だが、その前に…もう一度この文書を精査し、何が書かれているのかを完全に把握する必要がある。私も協力するから、一緒に慎重に進めよう」

宮内はその言葉に頷き、覚悟を決めた。「わかった、佐伯。まずは真実を解き明かそう」

二人は深夜のカフェで、百済本紀の解読に取り掛かることを決意した。しかし、外では彼らを見張る影が、静かに忍び寄っていたことに、まだ二人は気づいていなかった。

宮内佐伯と共に百済本紀の解読を進める中、ある一節に目を留めた。その古い漢字で書かれた文章は、これまでの日本朝鮮半島関係史を根底から覆すような内容を秘めていた。

佐伯、これを見てくれ」と、宮内は震える指先で指し示した。

そこにはこう記されていた。

百済国は、倭より来たりて、王を立て、その民を治む」

佐伯は眉をひそめ、しばらくそ文言を目で追った後、重々しい口調で言った。「まさか…これは、百済日本人――つまり倭人によって建てられた王朝だということを示唆しているのか?」

宮内ゆっくりと頷いた。「そうだ。そして、これが真実なら、朝鮮半島南部――百済領域は、かつての倭の支配下にあったということになる。竹島対馬どころか、済州島朝鮮半島の南半分までが、歴史的に日本領土であった可能性が出てくる」

佐伯はしばらく沈黙した後、深いため息をついた。「これは一筋縄はいかない話だな…。もしこの文書が公に出れば、歴史の再評価だけでなく、国際的領土問題にまで波及する可能性がある。サンフランシスコ講和条約定義された日本領土が、揺るぎかねない」

宮内焦燥感を抱えながら佐伯に問いかけた。「だが、どうしてこの『百済本紀』がここ日本で隠されていたんだ?なぜ誰も知らないんだ?」

佐伯は静かに考え込み、やがて低い声で話し始めた。「その答えは、戦後日本歴史にある。連合軍総司令部、つまりGHQが関与していた可能性が高い。特にマッカーサー日本の再建と国際関係の安定を図るために、歴史的な資料や記録を抹消または隠蔽したケースは少なくない。もし『百済本紀』に、日本朝鮮半島南部歴史的に支配していたという証拠が記されているとすれば…」

佐伯は目を宮内に向け、厳しい表情を浮かべた。「GHQはそれを脅威と見なして、抹消を命じた可能性がある。サンフランシスコ講和条約日本固有の領土定義された際、その基盤に揺らぎが生じることを恐れたんだろう。もしこの文書が明らかになれば、国際社会において、日本朝鮮半島南部済州島領土として主張する正当性が浮上しかねない。それは、当時の冷戦構造の中で、極東の安定に重大な影響を与えたはずだ」

宮内はその言葉に打たれた。「つまり、これは単なる歴史の一資料ではない。戦後日本朝鮮半島領土問題、そして国際政治に直接関わる爆弾だということか…」

「その通りだ」と佐伯は冷静に応じた。「だからこそGHQは、この文書を表に出させなかった。百済倭人設立した王朝であったという事実が認められれば、日韓歴史認識や領土問題根本から覆されることになる。現代竹島を巡る領有権問題など、取るに足らないものに見えるほどの衝撃が走るだろう。済州島釜山、そして南半分の領有権を巡って、新たな国際的な論争が生じかねない」

宮内佐伯言葉に深く頷いたものの、その重みを改めて感じていた。この「百済本紀」は、ただの古文書ではない。それは、日本朝鮮半島領土問題を再燃させ、国際情勢に大きな波紋を広げかねない爆弾だ。

「だが、これは真実だ」と宮内は力を込めて言った。「歴史を捻じ曲げてはならない。これが隠されてきた理由が何であれ、私たちの使命は、真実を明らかにすることだ。たとえそれがどれほど大きな影響を及ぼそうとも」

佐伯は厳しい表情を保ったまま、静かに宮内の目を見据えた。「宮内、お前の決意は分かる。だが、この文書を公にすることで、国内外にどれだけの波紋が広がるか、お前自身理解しているはずだ。日本政府だけでなく、韓国政府も黙っていないだろう。いや、それどころか、国際社会全体がこの文書に注目し、外交的な大混乱を招くことになる」

宮内は一瞬言葉に詰まったが、再び口を開いた。「それでも、歴史真実であるべきだ。この文書を隠し続けることは、日本学問的誠実さをも裏切ることになる。それに、これまでの研究者たちが解き明かそうとしてきたことを、我々が踏みにじることになるんだ」

佐伯は深く息を吸い込み、しばらくの間、何かを考え込んでいた。そして、ゆっくりと口を開いた。「分かった。お前の信念を否定するつもりはない。ただし、慎重に動こう。急に世に出すのではなく、まずは信頼できる少数の専門家に見せ、段階的に議論を進めるべきだ。この資料が持つ意味を、慎重に検討しなければならない」

宮内はその提案に頷いた。「ああ、そうしよう。まずは、私たち知識経験でこの巻物を完全に解読し、それから信頼できる専門家に見せる」

二人はその場で、新たな行動計画を立てた。百済本紀の解読を進め、文書の真偽を確認した上で、専門家との協力を仰ぐ。そして、その真実を公にするための準備を進めることにした。

しかし、彼らがその場を立とうとした瞬間、外の窓に気配を感じた。宮内は一瞬、外を見やったが、何者かの姿がカフェの外にちらりと映った。黒い影――まるで監視するように、静かに彼らを見張っているようだった。

佐伯…」宮内不安そうに囁いた。「外に誰かいる。もしかすると、もう動き出しているのかもしれない…」

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2024-10-09

anond:20241009074654

中華大手ゲーが安牌なのはリベラルと女だけ

もっと最近の女は完全男性向けコンテンツ侵食してくるわ学級裁判始めるわで早く出て行って欲しいが

中華ゲーなら散々オタクは糞だのゲームやってる奴は病気だの散々言い続けてきたリベラル聖地(笑)に出来ると思うので引き取ってくれ

そこでなら女ユーザーも多いかリベラルも満足するだろう

2024-10-05

ChatGPT 4o版桃太郎

桃太郎サイバーパンク風にして最初から最後まで作ってほしい。勢いは大事です

むかしむかし、巨大なメガロシティ「オオヤマト」の暗い夜、光のネオンが踊り、ドローンが空を飛び交っている時代。貧しい老婆と老人がスラム街の片隅でひっそり暮らしていた。

ある日、老婆が廃棄物処理場から拾ってきた古びたカプセルを家に持ち帰ると、中から光が漏れ出し、音声が鳴り始めた。「桃太郎.exe起動完了」。カプセルから出てきたのは、銀色の髪とサイバネティックな義肢を持つ少年アンドロイドだった。

オカン、オトン、俺、桃太郎。悪のオニ・コーポを倒すために作られたぜ!」

彼はプログラムに従い、悪のオニコーポレーション支配されたオオヤマトを解放するため、戦いに出ることを決意する。

道中、彼はまずストリートのデッカい犬型ドローンサイバードッグイヌ」と出会う。「アンタ、オニ・コーポとやりあうのか?俺も協力するぜ。奴らには借りがあるからな」と、イヌガトリングガンを構える。

さらに進むと、空を飛ぶドローンサルサルビー」と、ホログラムを使う技術に長けた謎のキジAIキジーロン」に出会う。サルビーはドローンジャッキング情報を抜き、キジーロンはバーチャルハッキングで敵をかく乱する。三体ともオニ・コーポに深い恨みがあり、チームを組むことに。

オニ・コーポの本社ビルは、メガロシティの頂点にそびえ立っていた。四人はレーザーフェンス突破し、敵のサイバーニンジャやオートメカをバチバチ電脳戦で次々と倒し、最上階に辿り着く。

そこには、全身サイボーグ化されたCEO、「オニキング」が待ち構えていた。「お前らごときがこの俺に挑むとは…!」。ビルの窓から見えるネオンの光が、彼の体を照らす。

しかし、桃太郎は笑いながら言った。「俺たちはただのアンドロイドドローンじゃねぇ。正義ハッカーだ!」

最終バトルは、オニキング身体侵食した悪のAIとの電脳空間バトルだ。桃太郎プログラムされた必殺ウイルスモモウイルス」が発動。激しい戦闘の末、オニキングを完全にシャットダウンすることに成功する。

オニ・コーポのビルが崩れ落ち、ネオンの輝きは静かに消え、スラム街に朝の光が差し込む。オオヤマトに再び平和が訪れた。

そして、桃太郎つぶやく。「これで終わりか?いや、次は月面コロニーだな…」。彼の赤いサイバネティックな瞳が、次の戦場を見据えていた。

THE END.

(勢いはバッチリです!)

2024-10-01

anond:20241001204503

R18とか分ければいいのにね

まあ侵食するだろうけど

2024-09-26

暇空がcolabo関連訴訟7連続敗訴、全敗で終わる

実質暇空ファンスレ感想

まぁ、一般人あんなふうにされることが合法っていうならマジで市民の声なんてあってないようなもんだから

あれを司法合法だと認めたら、NPO一般社団法人の関わる事業は全て完全なブラックボックスになるよ

俺らの税金が一体何に使われてるのか、だ~れも調べられなくなる

住民訴訟なんてマジで意味ないものになる

共産カルト司法侵食本当に危険

弁護士反社会化に懸念やな

また高裁から地裁に落とされた裁判官沖縄かよ。純粋培養のパヨ裁判長だな

活動家に物申したら社会的に潰されて合法なのか

勝っても負けても

俺のかわりにケンカしてくれてるから

カンパ無駄じゃないと思ってる

敗訴じゃなくて棄却から

一定の理が認められたってことだよ

暇空にも非があるなら暇空に賠償命令が出てたよ

どっちもどっちって認められたってこと

https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/twwatch/1727262275/

実質暇空アンチスレ感想

7つの #暇空敗訴 を集めると願いが叶うんだ

🌸  🌸

    🌸

 🌸

  🌸

   ✴ 🌸

         🌸

🥸 見える! 見えるぞ! 勝利の星が!

┌─┐

│暇│

│空│

│敗│

│訴│

└─┘

💪😁「正義は勝つ!」

原告棄却されるような訴えに弁護士が四人ついているという事実

暇さんこいつらクビにしないんですか?

🌸🌱🌸

🌸🥸🌸

🌸🌸🌸

~週刊暇空敗訴、完~

🥸👍カンパ1.4億ありがとう

全敗

https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/twwatch/1727273780/

実質暇空愚痴スレ(応援してたけど冷めてきた人たち)

ざっこ

マジでリーガル警報だのなんだの2度としゃしゃんな

控訴審からはそろそろ弁護士を替えたらどうかな

結果出してないし

もう負けても日本司法の方が間違ってると認識する選ばれた人しか残ってないよ

暇が間違ってると気付いた人は去ったか◯◯罪で切られてる

裁判の結果に対して陰謀論を唱えるのはさすがについていけない

味方をスパイ認定したり、高崎物語真実かのように語り続けたり、

そういうとこなんだよね

https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1726507350/

2024-09-21

海外産の3DソフトにStable Diffusionが組み込まれているものがある。その中の一つにつけられているコメントにて、どうやら生成機構はStable Diffusionでも、モデルまでStable Diffusionの流用とは限らないという基本が分かっていないのか、何の証拠にもならないスクショで騒いでいる反AI阿呆と、それに共鳴している大量の反AI阿呆発見した。

Diffusion=Stable Diffusionと思ってそうなレベルというか、「ウチの生成AIはDiffusersを使ってるからStable Diffusionとは違うよ」と言えばコロッと騙せそうなレベルというか、ともかくモデルモデル以外の区別すらできていない人々。

セルシスプラグインについて問い合わせ云々というツイートに付いてる、生成AIどころかオタク界隈以外の物事を知らなさすぎるあまり被害妄想が爆発して止まらない反AIたちといい勝負だった。

枯れ尾花ではなく、目前に迫っているどころか侵食してきている現実の脅威なんだろうに。楽観視しているならどうでも構わないが、無駄に怖がるくらいなら学ぼうぞ。

2024-09-15

リベラルってジェンダーの話しかしてなくね?

リベラルが主張してるのってフェミニズムしかなくない?ほかに何かある?

経済政策は?言ってるのれいわぐらいじゃね?

選択夫婦別姓とか?どうでもよくない?優先度低くない?

ゲイ結婚できるかどうかとかもどうでもいいよ

ホームレス支援は?フェミニズムが嫌がる男の支援だけど…生活保障福祉の話なんだけど

俺が求めてるのはリベラルじゃなくて反自民なんだよ

まあれいわに入れてるんだけど

立憲のカスがクソどうでもいいことにこだわるのホント邪魔なんだわ

フェミニズムに関してはどうでもいい通り越して害悪なんだよ死ね

何の理屈も通ってないお気持ちだけの集団になんで寄り添ってんだよあほ

つーかれいわもフェミ侵食されつつあるくね?

マジでフェミカス

女さんたちは己のテイカ気質の幼稚さを自覚して早く大人になれよ

2.5の苦手意識が薄くなるまで

経緯を書く以上、特定ジャンル名を誤魔化しきれないので明言します。話の流れでそのジャンルの2.5を悪く言ってしまう事を先に謝ります

関係者の方々やその2.5を好きな方、本当にごめんなさい。





私は2.5次元、いわゆる漫画ゲーム等の舞台ミュージカル化が苦手だった。舞台化という存在を初めて知ったのが約10年くらい前でその時からコンテンツの新展開に大して期待感より困惑が強かった。


漫画ゲームアニメ化

原作ビジュアルで動き、声がつく

舞台

原作容姿を真似た人がアニメと違う声で話す


こんな感じの認識だった。

その時の私が声(声優)が好きなオタクでもあったせいもあると思う。ゲームであれは原作からついている声。私はビジュアル声優の声まで含めて1つのキャラクターだと認識していた。だから違和感が凄かった。

絶妙キャラクターに似ているような、角度によってはそうでもないような人が自分イメージの中と全く違う声で話していること自体にゾワッとしてしまった。

こんなの私の好きな○○じゃない、と宣伝の数十秒の動画拒否反応が出てしまった。

結局初めて舞台化の存在を知ったコンテンツはそのまま好きでいることをやめた。そこまで舞台化が嫌だったわけじゃなくて、その頃のTwitterなんかで繋がっていたコンテンツ好きな人同士の集まりの中で自分けが舞台を好きになれず、ついていけない気持ちが強くなったからやめた。楽しめない自分が嫌で嫌いだった。

その後も新たに好きなコンテンツができて舞台化する度に毎回界隈を卒業してきた。今回こそはと思って毎度舞台宣伝動画は見るようにしていたけれど全て無理だった。私と好きなキャラクターとは違う何かが本人かのように振舞っているのにどうしても耐えられなかった。


そういうオタクで生きて、初めての2.5次元に触れてから約5年後。隠しきれないので言ってしまうと刀剣乱舞の新キャラ推しができてしまった。

その推しは追加キャラであり、好きになった時には既にコンテンツ舞台ミュージカル存在していた。もちろん既に界隈が2.5次元を楽しむ人が多いのを理解していたけれど、どうしてもその推しが好きで好きで絵を描いたりもしたくなってTwitterアカウントをつくった。2.5が苦手というだけで壁打ちにするつもりまではなかったから当然交流もした。新キャラだったから2.5のメディアミックスがあっても未登場だったからしばらくの間はなんの問題もなかった。

少しして舞台推しが出ることになった。今回ばかりは分かってて界隈に足を突っ込んだ手前、いい加減本編をちゃんと見ずに毛嫌いして食わず嫌いするのはやめようと思って配信を見ることにした。

これだけ公演を重ねているジャンル舞台ならイケるかもと思って決めた。

結局無理だった。むしろ余計に舞台が無理になった。

刀剣乱舞ゲームにはメインシナリオというもの存在しないため、舞台ミュージカルは完全オリジナルになる。私はその台本の話に拒否感を覚えてしまった。

応身の回りの同じキャラクター好きな人で2.5をよく見る人でも素直に喜んでいない感想もあったか台本に関しては一概に私の好みの問題だけではなかったんだと思う。でももちろん受け入れる人は受け入れる。新しく舞台が始まって私の推しが何度か出た後には、あの初登場の舞台悪夢だったんだと言わんばかりに受け入れられていった。苦手意識を持ったままの私もそれ自体はとても喜ばしいことだと思った。

そして交流を持っていた私のタイムライン舞台のレポ画像が多く流れるようになっていった。その絵を見ているのは楽しかった。だってそれは原作と同じビジュアルに描いた二次創作イラストから

だが次第に舞台での演者アドリブがレポではなくまるで原作から公式であるかのようにキャラクターに語らせる二次創作が増えてきた。

それが決定打になって界隈を抜けた。

舞台化してもキャラクターが好きだから刀剣乱舞特有の「私の本丸」と「舞台本丸」の認識でしのいでいた何かが限界になってしまった。同じキャラクターを好きでいる人同士で集まれたはずなのに私だけキャラクター認識がズレている感覚。違う何かを見ているんじゃないかとすら思えた。

逆輸入がとか侵食だとかそういうのじゃなくて自分けが好きなものを全て好きでいられないことが辛くなった。初めて舞台化を知った時と同じだった。

2.5次元が嫌いで楽しめない自分直視したくなかったから界隈を抜けた。メディアミックスが多い公式から周年の企画でも求められてる消費者じゃないなって気付いたのも大きかった。


それからまた数年経って、私はまた新しいジャンルにハマった。始まってから時間はそんなに経っていないもの舞台化は1回していたジャンルだった。

から誰とも交流せず、学生時代の友人との話題にするくらいで舞台には触れずに楽しんだ。

ハマってから数ヵ月後に2回目の舞台の公演がある事を知った。私は怖いもの見たさで配信チケットを買っていた。

なんだかんだで私は2.5次元を好きになりたかった。

その方が私は私のオタク人生が楽しくなるんじゃないかと思ったからだ。

配信で見たものは前に見た舞台とは完全に別物だった。原作があったか原作通りの台詞を言う。知っている流れで好きだった場面が三次元に具現化していることに喜びを感じた。初めての感覚だった。

私の中で苦手意識が薄くなっていった理由としては

原作絵がキャラクターよりはリアルに近い方の画風だったため引きのカメラであれば思っていたより違和感がなかった

原作通りの舞台展開でキャラクター性と齟齬が出るような台詞がない

・主に会話劇で現実に引き戻される感覚がなかった

・声オタクじゃなくなって許容範囲画広がった

だと思う。

2.5の舞台も見ている友人と話をしたらそもそも原作なしの完全オリジナル台本でやっている舞台の方が少ないらしい。そりゃそうか。

刀の舞台で苦手意識を無くそうと苦手な台本の公演以外のもの配信を見てみたりした事が間違いだったのかもしれないことに気付いた。

人気だから、これだけ公演やってて映画もやるくらいだからきっと良いもので好きなれるはずという思い込みだった。

おかげで舞台化したからといって界隈を抜けるようなオタクではなくなった。今でも1番酷かった頃の1〜2割は違和感があるけれど舞台ミュージカルを楽しんでいるタイムラインを見ても辛くなくなったのは大きい。むしろおすすめで流れてきた某ラップ女性オンリー舞台動画を見て舞台からコンテンツに興味を持つようにすらなった。

以上、オチなんてない2.5が苦手な人間が2.5を受け入れられるようになるまでの振り返りでした。

2024-09-12

オレはバカからよく分かんねえけどよォ

バカなりに飲み込めねェこともあるんだよな

マイナンバー制度がその一つなんだけどよ

制度のものメリットもよく分かってねえんだが、「強制じゃない」って言うし、ただお上から勝手に番号が振られるだけだっつーから、ほんならまあ好きにしとくれや、くらいに思ってたんだ

これまではな

どんだけ「今マイナンバーカード作ればポイント還元!」って言われてもよォ、バカからカード作ったところで何に使うんだと思って作らなかったし、必要な場面がなかったからずっと個人番号通知書のまま放置してた

そしたらよ、健康保険廃止だっつーじゃねーか。おいおい、話がちげーよって!

任意だっつーから、これまでほっといたんだぜ。でも、健康保険証にまで食い込んできやがったら、そんなん、マイナンバーカードを持ってない人間が明確に”不合理”になるじゃねーか

そりゃよ?カードがなくても、資格なんちゃら証とかいうので、これまで通り病院にかかれるって言うけどよ。オレぁ昔、病院事務バイトをしてたことがあってよう。”イレギュラー”の患者の処理がどれだけ面倒か、そこそこ分かってるつもりでさあ。今、マイナンバー所持率って7割くらいだろ。ほんで、これからそれが当たり前になるわけだろ。”持ってない”患者、スゲー迷惑になるじゃん。オレぁバカだけど、他人迷惑かけてまでデケー顔はできねーんだ

そいでここにきて、免許証一体化?おいおい、勘弁してくれよ。しかもしれっと現行免許証更新料が上がってんじゃねーか。これまた持ってない人間が”不合理”、っつーより不利になる話だよな

オレぁ納得がいかねえんだ。「任意」「強制じゃない」って話だったろ?なんでいつの間にか、生活の基盤にまで侵食してきてんだ?

重要な根幹にしたいんだったら、最初から言ってくれたらよかったんだ。「全国民共に共通カード持たせたい」ってよ。そしたらバカなオレは「まあお上が言うなら…」って飲み込んで、カードでもなんでも作ってたってもんよ

けどよォ、現状って詐欺みたいなもんじゃねえかい

オレは納得いかねえよ。どうしても

2024-09-02

そういえば月見バーガーって食べたことない

育った家族がそういう季節限定ものを食べる習慣がなかったので、食べる機会がなかった。

ついったらんどには月見バーガーに脳を侵食されてしまった人もいると聞く。

あれって美味しいの?

anond:20240831151259

そのうち自然と滅びるでしょ。

メディア侵食してた団塊左翼ジジイ役職定年&嘱託契約終了でもう影響力ある奴は左程残っていないだろうし、それより下の世代左翼に傾倒するやつなんてごく少数だからな。

自分社会落伍者になったのは政府のせいだと文句言って誰かに何とかして貰いたがる層はまだたくさんいるだろうけど、実際に活動して変えようとするリーダー層は不足してるだろうしね。

徐々に滅びていく存在ではあると思うが、いっぺん自民立憲維新国民大連立組んで共産社民れいわの議席全部刈り取って欲しいわ。特に地方自治体はまだまだそれなりにいるだろうし。

2024-08-28

ポリコレ文化侵食する一方でルッキズムはむしろ加速していく現代だが

デスクワーカーの男性20代後半にはだいぶ腹が出てくる人も多いんだよな

これは今の世の中においてはハンデだと思うね

2024-08-23

anond:20240823222350

本当に頭が悪いんだな

中国近代で正面から戦争して勝ったことはほぼない

ウイグルモンゴルも、土地内に中国人を増やして増やして、増えきったところで土地奪われて殺されてんだよ

政治的に内部から食い破られてんだよ

日本中国土地爆買いしたり、在廊中国人を増やしたり、NHK中国工作員いたことが発覚したことからわかるように、政治的経済的にかなり中国が入り込んできてる

台湾にはそれができなくて武力で進行しようとしている ちなみに台湾侵攻の計画アメリカ軍の報告で言われてることだから

武力的にも政治的にもどちらにも中国は仕掛けてきており、どちらにも対応必要

カネがなく、すでにある程度の武力をもち、まだアメリカ核の傘に入っている日本にとっては政治的侵食への対応こそが喫緊課題だって

軍拡したって、政治乗っ取られて降伏されたら終わりだろうが

さすがに中国の手先であってほしい‥ 頭が悪すぎる

怖い

anond:20240823220710

軍拡より中国が内部に入り込むのを防ぐ方が大事であるという意見にその返しはヤバい奴やん

中国企業の侵食に何も思わないで、なんとなく中国中国騒いでりゃいいかってのはさすがにバカすぎん?

まあそれか親中派なのかしらんけど

2024-08-13

anond:20240813132025

弱者男性だが、何を言いたいのか理解は出来るがそれは無理な相談

韓国少子化の原因がリベラル化の進行によるフェミニズムの浸透なのは分かるだろ?

これからネットの亀裂が目に見えて現実侵食するよ。ネット現実の延長なんだから

anond:20240813153814

そうなんだけど、最近AIとか立体モノが境界侵食してるんだよね

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