「卒業論文」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 卒業論文とは

2024-10-30

俺以上に運のいいヤツいる?

俺の一番の長所は運の良さで、幼少期から35歳の今までずっとツイてきた。

なぜだか分からないが、本当にずーっと人生追い風が吹いており、思い返すと不思議なほどにツイている。

俺ほどに強運が継続している人間日本ほとんどいないと思うし、運の良さで生きてこれたので自慢したい。

長い文章だが、とにかくずーっとツイているので長くなるのは仕方がない。

幼稚園時代

小学校時代

中学時代

高校時代

大学時代

社会人1~5年目

社会人6年目以降





夏目漱石の「坑夫」という小説に、主人公たちの腹が減ったらたまたま近くに飲食店があり「大袈裟に云えば天佑である」とコミカルに述べた部分があって妙に印象に残っているのだが、俺の人生はまさに天佑連続なのだ

俺以上に運のいいヤツはほとんどいないと思う。ありがとう

2024-06-09

精神疾患

最近、また精神科の診察に行くことになった。自分には長い間、うつ病と診断されていて、抗うつ薬パキシル睡眠薬ロゼレムを処方されている。初めて診断されたのは5年前のこと。まだ20代の後半だった。仕事ITベンチャー企業、そう、あの有名なサイバーエージェント関連会社に勤めていた。

仕事が忙しすぎて、次第に夜も眠れなくなり、食欲もなくなってきた。あの時の社長、T社長は「頑張れ、頑張れ」と言ってくれていたけど、結局は自分が壊れてしまった。休職するように言われて、親会社サイバーエージェントの社内カウンセラー相談して、その時はじめて「精神科に行った方がいい」とのアドバイスを受けた。

あの頃の自分がとても愚かだったことにうんざりする。鬱になる前に、信頼していた友人Aにも一度相談した。しかし、彼は「お前、ただの甘えだよ」と一蹴した。彼との関係も、それ以来ぎくしゃくしたままだ。友人Kも「悔いのないように頑張るべきだ」と言っていたけど、精神的に追い詰められている自分にはただのプレッシャーだった。

実家に戻ることになり、親戚や近所の皆さんには「何してるの?」と聞かれる度に「療養中」と答えるのも辛い。うちの親も精神疾患者への理解ほとんどなく、「いつまでそんなことしてるつもり?」なんて言ってくる。父親現場監督をしていて、昼間から酒を飲むこともある。そういうふうに家庭内雰囲気も悪くなっていった。

今では、週に1回、近所のクリニックに通院している。診察券には「Sクリニック」と書いてあるが、正直、そこがどれだけ信用できるのかもわからない。先生笑顔で接してくれるが、内心何を考えているのかはわからない。薬も増えたり減ったりで、自分状態が良くなっているのかもよくわからない。

自分の手元には、大学時代に書いた卒業論文が残っている。その時は早稲田大学卒業することに全力を尽くしていたが、今となってはただの紙の束に過ぎない。その紙も、今の自分にとっては重荷だ。

SNSも見ないようにしている。FacebookInstagramで皆が楽しそうにしているのを見るのは辛い。自分楽しい時期があったはずだが、今となってはただの遠い記憶だ。Twitterでは同じような境遇の人がいるのを知っているが、だからと言って慰めにはならない。

こうして文章に書いてみても、自分気持ちが晴れることはない。それでも、何かしらの形で吐き出さないと、もっと心が苦しくなる。これからも、自分がどうなるのかはわからない。ただ、一歩一歩前を向いて歩くしかないのかもしれない。でも、その一歩がとても重い。

2024-06-07

anond:20240607100057

Fラン卒業論文でも査読ついた一次ソースは求められるが

ここは増田なので新聞記事とかのクソ中のクソソースでもいいこととする

2024-04-25

異国での失恋後のぐちゃぐちゃな感情について

2024年始まってから散々なんだが!!!!!!世界のこと許さないからなこのカス!!!!!

4月も終わるのでもういい加減立ち直りたいが、時間が経つと怒り以外にも寂しさ、悲しさ、いい思い出、憎めないことがぐちゃぐちゃに混ざりさらカオスな心境になってきた。

渦中にいるとき全体像が把握できないし、何より感情時間差で処理されるので後になっていろいろと噴出してくるのだ。

そして、ぽつぽつと人に話すと高確率で、文章感情をまとめると整理されるという助言をもらうので散文を匿名ダイアリーに投げることで成仏を試みる。フィクションです。

知り合って3年、付き合って2年ちょい、1年半同棲していた彼氏から1月に別れを切り出されたこからすべては始まった。

その時になんて言われたのかを思い返してみよう。

「なんか、求めてるエネルギーと違うんだよね。違和感があるというか。。。。会話も出会った頃から弾まないんだよね。」

今まで、ちょいちょい「増田はおばあちゃんみたいだよね。本当におばあちゃんになったときどうなるの?木になるの?」

などと言われたことを思い出し、カス元カレ(以下春日)が私の陰キャすぎるエネルギーに疑問を持っていたことを知る。

実際に私は友人付き合いが超限られていて、SNSも苦手でインドアなので図星ではあった。

ただ、私の陰キャ化が加速したのはこの1年のことである特に2023年は諸々のストレスが重なり、精神的にセーフモードで超低空飛行していたのである

元々、付き合った頃は逆だったのだ。私が春日出会った頃、彼はまあまあ重めの鬱を患っていた。

コロナ禍を機に、不眠と身体の不調からずぶずぶと鬱に沈んでいき、大学中退して家から出ることが怖くなりニートになっていた。

ちなみに補足情報として春日外国人で、私は現在海外修士課程留学中の在外邦人である紆余曲折あって音楽趣味が合い意気投合したのが出会いだ。

慣れない異国のコロナ禍で不安な中、曲とも呼べない小さな音楽の断片を作って交換したり、好きなことを共有できる相手は私にとって貴重だった。お互いにまあまあ離れた別都市に住んでいたが、友人として気分転換によく春日の街に遊びに行くようになった。

春日の母と一緒に3人で初めてご飯を食べたとき春日がいきなり号泣し始めて落ち着かせるために必死に彼の手を握っていたことを思い出す。突然号泣したり沈黙し、動けなくなることが多い状況だった。

春日はとても純粋で、鬱でも前向きに生きようと頑張っている姿を見て次第に応援したくなった。春日はとても美しい声を持っていて、時々歌ってくれることが私の心の浄化にもなっていた。ただ、それも不調により以前のようには歌えない状況だったので本人はとても落ち込んでいた。

私自身、現地語のみの授業を理解し、口頭試験を乗り越えていくことに心身を消耗していたが、なるべく春日が外に出るように引っ張り出したり、心に寄り添えるように丁寧なコミュニケーションを心掛けていた。春日日本語が上手かったが、言語の壁も高かったので尚更慎重に進めた。Rei harakamiの命日に二人で登山して、山頂で終わりの季節を聴いて黙祷したりとか、今思えば二人とも変な奴だった。


そして、プロカウンセラーの手を借りて春日は鬱を治療することになり、友人になって一年弱が経つころ、恋人として付き合うようになった。

付き合った当初もまだ鬱は強く残っており、春日に関しては特に自己防衛機能が強く、何か一つ難しいことがあるとできない理由を無理やり探して諦めたり、衝動物事を瞬時に決めて深く考えずに逃げるという癖が相まって、物事継続したり、安定して物事を考えることが難しい様子だった。その中で、私が住んでる家から引っ越しを予定してると伝えると私の住んでる周辺の街に春日も住みたいと言い始めた。それもあって一緒に住もうということになったのである。その後も、具体的な計画が進むにつれ、「やっぱり僕には無理!」とか「やっぱり一緒に住もう!」と、決断が二転三転する春日精神的に振り回されて疲弊したので、その癖を人と共同で何かを決めるときに持ち出すのはやめてくれとお願いした。

ただ、我々の家探しは困難を極めた。そもそも貸し手市場なのに加えて、正式賃貸契約場合ニート(実家が細い)&外国人留学生というコンビでは賃貸審査を受けるという土俵にすら立つことが難しかった。とはいえ私の家の退去期限もあったので謎のモルドヴァ人のおばさんちの小さな一室をとりあえず借りて、極限の生活が始まった。

状況に反して春日はなぜかこの頃精神が強くなっており、審査に通るために黙々と職を探していた。私は定期試験を乗り越えることと賃貸審査が通りやすくするための準備でいっぱいいっぱいだった。このモルドヴァのおばさんは一ミリも信用できず、家賃交渉で一悶着あったり大変だったが今では笑い話である。そして、春日不動産営業という職を見つけたことにより保証に通るようになり、四か月後、アクセスあんまりよくないがこじんまりした1LDKに住むことに成功した。

その頃、湖畔に弾丸キャンプに行ったのも良い思い出。4000円ほどの砂浜で使う用のテントエアーマットレスだけ持って行ってのだが、初日の夜に土砂降りになってしまい、気が付いたらテントの中が湖みたいになっていた。水にマットレスだけプカプカと浮いてて二人で「ノアの箱舟じゃんwwwwww」とか言って馬鹿すぎて爆笑してたよな。そんな状態で7泊もした。

引っ越し後は、私は円安による金欠奨学金が終了することに焦りを感じ、なにかWeb制作系で働けないか試行錯誤した。春日ニート生活から一転して、スーツを着て一日11時間勤務の社畜へと変化した。ただ、営業職は出来高制で精神ダメージも大きく、彼は四カ月後に仕事を辞めた。

そうやって2022年は過ぎ、2023年には無職春日留年して金欠外国人という最強の布陣が出来上がった。

一月頃、金欠、将来の不安引っ越し一連の疲れがどっと出て私は精神病み始めるが、打破するため近所のカフェバイトを始めて安定した。一方春日は、営業職で受けた数々の否定言葉に傷つき、癒しとして貯金を食いつぶしながらやってみたかったドラムを習い始める。

私のバイト夜勤と早番が不規則に組まれるような状態で、現地語で早朝のラッシュを捌くことに必死だったのであんまり記憶がない。ただしばらくして、伝手でリモートでできる仕事を依頼されるようになり、そっちの方が興味のあるジャンルだったしガタガタな生活リズムを戻したくてバイトを辞めた。そして、春日は相変わらず週一の習い事以外は日本語の本を公園で読む生活をしていた。

卒業必要単位も取り終わったこ日本に3週間ほど二人で遊びに行った。春日牛丼を大層気に入り、吉野家すき屋松屋を食べ比べたのちにすき屋牛丼以外は認めない頑固さを持ち、片っ端からブックオフ古本市場はしごし、コンビニはローソン以外には入らない外国人となった。日本にずっと行きたかった春日は終始目をキラキラさせていた。

日本から帰ってきたころ、私はリモート仕事をしながら本業である芸術に関する活動に勤しんだ。おかげで賞を取りちょっとした催しに参加するなどのイベントが発生した。卒業論文にも取り掛かり始めたがその壁が高く、先行研究論文と本を現地語で読むことで時間が過ぎていった。卒業後の進路や家族問題論文プレッシャー円安制作意欲が低下していることなどのストレスが一気に重なり私の精神は下降し続けていた。

一方春日は、貯金が尽きて彼の母から仕送り生活するようになった。とはいえ日本語能力試験一級に挑戦する目標を立て、ひたすらカフェ日本語の本を読んでいた。なにかバイトしたら?と聞くと、「うん、来月から探す~」と言い続けて2023年は終わった。やるやる詐欺を繰り返す春日にムカついていたが、本当に一級に合格たからえらいよね。

年末年始を彼の地元で過ごし、春日自分の喉の調子がだいぶ改善したことに気付く。コロナ禍以前は弟の彼女コンビを組んで路上パフォーマンスをしていたこともあり、再度コンビを組んで地下鉄で歌うと、これがまた投げ銭で儲かった。彼が好きなことでお金を稼げることを発見し私も大層喜んだ。しばらくは家を離れて実家活動したら?と提案したのだ。

そうして二人で家に帰ってきた2024年一月、冒頭にあるようなことを切り出されたのである

出会った頃元気がなかった春日精神はだいぶ安定してきていたのに反して、私は在外年数が増えるにつれ外国人としての立場の弱さやストレス、現地人と対等な土俵に上るための終わりのない努力に疲れ果てていた。きっと、私が春日を家の外に引っ張り出したように、春日が今度は私の人生でつらい時期を支えてくれると期待していたのだ。

しか現実は違った。もともとは陽キャの素質を持つ春日が好きなことを見つけて元気になったところで、陰キャで元気のない私はただの言葉の通じにくい異邦人メンタルおばあちゃんしかなかった。

春日は冒頭の言葉とともに特に話し合わずに足早に地元へ帰り、日銭を稼ぐことに集中した。私は論文に追われてしんどい時期に別れを切り出されたことが悲しくて、その理由も悲しくて、毎日を泣いて過ごした。日が経つにつれて春日がなんの相談もなく結論だけを私に話してすべてを放って逃げたことに怒りがこみ上げ、太宰治崩れのポエムみたいな謝罪文だけ投げてくることも火に油を注ぎ、一日でいいからこっちに帰ってきて話し合え!と伝えると、月末に一日だけこちらに帰ってきた。春日は二時間ほど私に謝り続け、どうしてもやり直したいと言い始めた。

私は春日に対して信頼を失っていたが、それらをゼロからまた積み上げるような努力を一緒にしてくれるならいいよ、と許してしまった。育ってきた背景も母国語文化も違う二人が関係健康に維持するにはお互いの努力必要だ。自分ができることを相手ができないのは当たり前で、自分と違う文化を受け入えてその違いに尊敬を持つことが、同郷人同士以上に必要になる。

もちろん私にも落ち度はあった。私が学業資金繰り外国人としての滞在許可証の条件などに四苦八苦してるなか、二十代も半ばになって、苦労して一人で家計を支えている母の仕送り日本語の本を読んで夜はボードゲームの集まりに参加する貴族のような毎日を送る春日イライラしており、尊敬を持つことが難しく心の距離を置いていたのも事実である。相変わらずコロコロ判断を変えて振り回されるのも日常茶飯事で、この軽蔑的な感情を外に出さないようにしていたが、確実に伝わっていたに違いない。

そして再び春日地元に二週間ほど帰り、その間我々はどうやって不安定な時期を乗り越えるのか取り決めを作ったりしていた。その後一週間ほどこちらに春日が帰ってきて、束の間の平和なひと時を過ごした。春日地元に帰るタイミングで私も着いていって二週間ほど彼の実家で一緒に論文の現地語校正を進めることを決めていた。

そして一緒に帰った翌日、春日に再び「やっぱり波長が合わない。。。。僕はもっと明るくて、引っ張ってくれる人をパートナーにしたい」 「増田とはもう一緒に成長できないし、もう考えてることを伝える気が起きない」 「現地語のスラングを言い合って言語の差なく話したり、もっと協力し合えて一緒に音楽をしてくれる人と付き合いたい」などと散々なことを言われた。

そもそもだって明るく居たいが、元気ないのは過去のてめえみたいな状況だからだよ。そもそも外国人ネイティブと同じことを求めるな。私も毎回なんでお前の母国語で話し合いをしなきゃいけないんだって思ってるよ。それでも好きだからやり直したいって懇願してきた二週間前のお前何?蜃気楼

矢継ぎ早に傷つく言葉を言われて、春日からきっと「こいつはいくら殴っても倒れないか大丈夫」と思われてるのかなとも思った。あのな、自国家族に囲まれぬくぬくしてるお前と違って、一度完全に倒れたら誰も私を助けてくれないの。この国に実家もないし親族もいない。ただの病んだアジア人としてさら劣等感に埋もれて取り返しのつかないレベルに粉々になって、廃人になるだけ。

から最後の気力だけで完全に折れないようにだけ耐えてんだよカスふざけんな。

というか、鬱を患ったならもうちょっと元気がない人の気持ちがわかって優しくなれるもんじゃないの?と疑問にも思った。しかし、春日の様子を見るに鬱の事実は元気になった今ではもう消し去りたい過去で、鬱の匂いがするものからは遠ざかりたいという心理なのかなと思った。腐ったりんごの隣に置くと、普通りんごも腐るし困っちゃうよね、みたいな。

友達としてならうまくやっていけるはず!」とも言われたが、私は春日にとって都合のいい存在で、不都合があると「物足りないなあ...」と切り捨てる程度の存在だったことに絶望した。

私は彼の調子が悪い時に自己肯定感を埋めるだけの存在だったのだ。そもそも、一月から振り回されて論文の進捗もギリギリで、ここでまた振り回されてボロボロになったことにより、私の三カ月間を返せ!!という怒りがこみ上げてきた。一日前に言ってくれたら、あんたの地元行きの電車に乗ってねえよボケナス

あと、恐らく文化が違うからかもしれないが、彼は愛情表現が強いのだ。「愛してる」という言葉挨拶のように言う。別れを切り出される数時間前まで「愛してる」と目を見て言われていたその温度差も日本人の私には理解不能で、サイコパスしか思えなかった。

そこからは、今まで我慢していたいろんな感情が噴出。さらには希死念慮までが唐突に襲ってきて、居場所のない彼の実家必死感情爆弾のように抱えた。

急いで変更した帰りの電車の日まで、知り合いの居ない彼の地元でひたすら論文を書くだけの時間の虚しさ。楽しそうに彼の弟の彼女爆笑しながら帰宅して、何事もなかったように振る舞ってくる春日から逃げる場のない状況とその惨めさ。さらにムカつくのは私がなぜ傷ついているのか勘違いしているところ。

「ごめんね。。。もう別れることは変えられないから。。。」と言ってくるがオイコラ、全人類のクソ男に告ぐ。そこちゃうねんクソ。お前と別れることに悲しんでるんとちゃうねん。今までそれなりにお互いが人として大切な存在だったはずなのに相手の状況も顧みずに振り回してなんの責任もない別れの仕方をされたことで過去あんたとの思い出も、私の存在くそ薄っぺらものになったことに悲しんでるんじゃボケままごとしてたんとちゃうカス。この心境に共感するひとはSHISHAMOの「忘れてやるもんか」を聴くと少しすっきりすると思う。

家に帰ったあと、春日SNSをすべてブロックした。それでも気になって覗いてしまSNSでは初ライブもして音楽家としてどんどんバズって有名になっていく春日と弟の彼女が目に突き刺さってきた。それはそれは楽しそうに歌っていて、出会った当時の姿から比べると本当に幸せになってよかったね~と思う気持ちがまだ存在していることにホッとしたが、元カレSNSを見るのは一種自傷行為である

一カ月間、必死自分のやるべきことをして、フラッシュバックが来るときや寝るときには号泣するということを繰り返してきた。同棲していたので、家の契約とか置いていったものが山ほどあるのでどうしてもいつか顔を合わせなければいけない。あの、世の中の女性はこのような場合どのような顔をして会ってるんですか?

異国の地で一人で生きていくには私は弱く、二人で生きていくにも力及ばなかった。そしてつらい時期に、一番大切な人から浴びせられた性格否定される言葉一生懸命保っていた自尊心をもぎ取られ、それをまた家族親友もいない異国で一人で泣きながら拾いなおしていくこの惨めさ。鬱の時期も愛してもらったお前には分らんよな。私だってつらい時期を耐えて、また心から笑って一緒に楽しく過ごしたかった。

私は無償の愛を持っていなかった。助けたから私も助けてほしかった。でも相手はそう思わなかったというただそれだけのことなのだ。フロムの「愛するということ」にもあるように愛することは技術であり、その修練が必要というのは本当で、意識覚悟をもって愛すことは、感情とは違う部分も大幅に使う。ただ、お互いに技術がなかっただけなのだ

この一連の出来事のおかげで今まで出会たことのない感情たちに出会たことはよかったと言えるだろう。希死念慮も今では優しい死神のようにぴったりと背後で見守っている。自己が消えそうなとき自己存在を強烈にこの世に残そうとするのか、創作意欲が見事に回復したこと皮肉である

また、時間が経つと不思議なことに、カオス感情の中に謎のメタ認知的な視点が表れて、こうやって惨めに醜く足掻いてる自分も、中途半端な執着をもって繰り返し傷付く自分も、なんだか本当に子供すぎていじらしくて愛らしく思えてくる。感情爆発させてて最高に人間らしくていいじゃんって思えるのも、なんだか傷が少しずつ癒えてる気がする。

人に期待しすぎること自体、ただの我儘になってしまうこともある。どれだけ自分が惨めでかっこ悪くてしんどくても、まだ泣き喚けてるだけ健康で、とりあえず自分を裏切らないものを信じる訓練から始めるしかない。ペット植物筋トレ美容創作活動はいいぞ。

2024-03-10

腰掛け気分で公務員とか日本でもトップクラスのクソバカだろ(注:学校の成績の話はしてない)

腰掛け入社に向いてる会社の特徴

  1. 業種/業界で横断して使えるスキル/経歴が身につきやす
  2. 他業種/他業界でも経歴として換算される(実質の空白として扱われにくい)
  3. 入社時の給料が高い(上がり幅の良し悪しはどっちでもいい)
  4. 転職/婚活等をやれるような時間的余裕がある

はいダメー❌

公務員は全部ダメー❌

完全にダメー❌

  1. 公務員世界しか使えない独自知識や経歴しか身につかない
  2. 公務員としての在籍年数ほど他業種でイメージが悪いものもそうそうない
  3. 年功序列の確定昇給が売りなので入社時の給料は同じ就職偏差値の中ではカス中のカス
  4. 公務員叩きを真に受けまくった政治家のせいで人は減りまくったのに上に老害居座り若手の残業時間マッハ

はいもう完全にダメー❌

お前の人生設計完全にダメー❌

マジでアホすぎる。

お前が本気で「公務員腰掛け」をしたいなら、2年以内に辞めろ。

2年だ。

2年までなら大丈夫

「入ってすぐに違和感を感じて、1年間様子見して転職活動をすることを決めました」のストーリーで2年目に本格的に動き出して、周りからどう言われようが「うるせー!こっちは人生かかってんだよ!」で逆ギレしながら意地でも転職先を見つけろ。

ぶっちゃけ公務員1年やっての転職はそこまで不利じゃない。

危機感があった。違和感を覚えた」って言葉を使いこなせば、公務員の大幅マイナスイメージを逆に利用してちょいプラスぐらいまで持ってけることさえある。

PCがオンボロでマクロもまともに使えない事務員とか、アホみたいな所内規則に雁字搦めでハンコリレーばっかとか、先輩の仕事を手伝わされて書類にひたすらペン書き作業とか、朝早く来て事務所雑巾がけとか、ゴミみたいな仕事ばっかさせられたって経歴さえも1年目ならまだ許される。

第2新卒までなら公務員というイメージのおかげで「最低限のマナーは身についてるだろ」と思ってもらえることがプラスに働くけど、そんなの社会人3年ぐらいになったら持ってて当たり前すぎて価値が0まで落ちる。

一つ言っておくが、筆記試験で点が取れることの価値公務員以外の世界では「筆記試験で点が取れる」以上でも以下でもないから。

公務員世界筆記試験が重視されているのは、公務員試験が誰にでも門戸を開くって前提の元にやっている中で、本当に口先だけで知能ゼロのアホを叩き落とすための手段がそれぐらいしかいから。

公務員なんぞにまともな面接能力はないのは公務員自体も分かっているので、全ての面接官がポンコツだった時の保険として筆記試験比重をやたら高くしてるってだけだ。

無能面接官だらけ、無能な奴を学歴フィルターで弾くことも出来ない、この2つの要素を解決するための銀の弾丸として筆記重視の風潮があるが、他の会社はそんな異常な状況じゃない。

なぜなら学歴フィルターによって馬鹿最初から弾けるし、面接担当者も何人かそっち方面プロが混じっていてアホは落とすようになってるから。(注:中小企業は知らん。まあアッチは「ウチの事務所に馴染めるか」だけで決定していいような狭い世界からうそれで採用決めちゃっていいんだよな)

最後に、一つだけ言っておく。

公務員筆記試験で点が取れるなんてのは、ニッコマレベル大学出てる奴でさえ皆クリア出来る条件だ。

あんセンター試験ちょっとしたIQテストを足しただけの代物、ニッコマに受かる程度の連中がガチれば皆普通に点が取れるようになるよ。

あんなので点が取れたことを根拠に「勉強できるんスよね―」とかかましてくるアホ、社会じゃ相手にされん。

皆が頑張って面接自己分析卒業論文時間を使っている間、資格試験勉強もせずに訳分からん参考書必死にマーカー引いてたってこと自体がアホの証明みたいなもんなんだよ。

公務員試験合格栄光と思うな。

汚点と考えろ。

そこからようやく、まともな人生が始まる。








https://anond.hatelabo.jp/20240309182333:tilte=]

2024-01-22

産業大学社会人3年目の24歳が日本一の同時接続ゲームワンオペで捌いていると聞いてアンチになりそう

凄い嫉妬心を感じる。

今までにない嫉妬心を。

俺の人生はなんだったんだろう。

どこでこんなに差がついたんだろう。

俺もネットワークコンピューターゲームが好きだったのに。

社会で10年揉まれて未だに何も成し遂げてない。

気に食わない顧客の気に食わない仕事を延々とやってるだけだ。

楽しくない毎日社会で認められるような内容の仕事でもない。

出社するのが苦しくてしょうがない中で、休日出勤もして、それでも社会の何処にも居場所を感じないクソのような仕事

でも世の中には大卒3年で世界的な偉業に巻き込まれ、その中でちゃんと結果を出している人がいる。

飛び込んでいった勇気と、それを実現する実力、自分を信じられるだけの積み上げの結果があったんだろう。

大学卒業すぐの段階でクラフトピアに関わっていたらしいが、その時どんな気持ちだったんだろう。

ゼルダフォーナイトのグチャグチャのキメラみたいな代物を必死に耕す日々にどんな意味を感じていたのか。

でも間違いなくその段階でも既に世界的な知名度を持った作品インフラ部分に深く関わっていた。

ベンチャー飛び込みその中で生き残れるだけの力を持っていた。

一方で大卒直後の俺には何もなかった。

大学講義の内容でちゃんと学べてるのは2回生まで、3回生からは誤魔化しの連続で何とか単位を取り、ゴミのような卒業論文を出して逃げるように学士を取った。

社会に出て役に立つ技能なんて全然なく、趣味でやっていたことは仕事に全く繋がらず、消極的な減点減らしのために敬語マナー勉強ばかりしてた気がする。

俺には何もない。

何かある人間大卒1年目から既に違う。

そういえば高校時代の知り合いがサークルの中から在学中に漫画家になった人が出てきたと言ってたな。

悔しい……才能のある人間が羽ばたく年齢になるまで結果を出せなかった奴らは恐らくずっと社会底辺をのたうつんだ。

基礎構造の中を這いずり回ってメンテナンスをして回っているとでも言い張れば少しはマシに思えるのか?

でも俺がしているブルシットなジョブ社会の役に立っているとは思えない。

業界ごと消えてなくなれは言い過ぎだが、半分の規模に縮小して丁度いいぐらいだろう。

そしたら消える半分の側にきっと俺はいる。

から俺はもうとっととここから逃げ出すべきなんだが、なにもないから怖くてそこに居座っている。

なんだったんだこの人生は。

人生を主役として生きている人間がいるのを見ると、悔しくてしょうがない。

俺も自分人生という物語を主役として生きてみたかった。

今は脇役でさえない。

本当に単なる名も無いモブなんだ。

それでも苦しみがなく生きられるなら良かった。

今が苦しいから、それに何の見返りも感じないことがこんなにも悔しい。

そんな中で結果を出している若者がいる。

嫉妬しかない。

苦しい。

アンチになりそうだ。

パルワールド、早めにちゃんと失敗してくれ。

そうしたら俺も「ざまーみろ。調子に乗るからだぜ」でさっさとこの気持ちガス抜きできるのに。

2023-11-14

アンチフェミ論客小山晃弘のコンプレックス

小山@iikagenni_siro_というアンチフェミ論客最近社会学批判してるらしい

フェミニズム⊂社会学ということで無意味学問だと社会学全体を批判してるんだけども、小山記事を読む限り社会学手法のものなんだよな

別に社会学自体妥当性についてどうこう言うわけじゃない。正直、結論ありきの学問自分に都合のいい資料だけ採用し、都合の悪い資料無視する。なんなら曲解までして自分の主張の補強材料にする学問からクソというのは小山同意

でも小山記事を読む限り(課金してないので無料部分だけだが)、落ち穂拾いの絵を見て女性労働参画の証拠だと論じたり、イギリスメイドが増えた理由産業革命中間層が増えたからなんて大デマ吹いてるんだよね

小山自分の主張を補強するためにYoutubeゆっくり解説でも採用されないようなクソデマを使ってるわけで、こいつこそ社会学のクソそのものじゃないか

なんなら社会学についてアカデミック教育を受けてない時点で社会学を学ぶ学生以下の素人論者でしかないんだよな。高校中退してるし、どこの大学かは明言してないけど大学中退してるらしい

その辺の卒業論文も書いたこともない奴が、他大学学士修士論文形式に対して噛みついてるのは頭が悪いしかいようがない

というか、こいつは以前大谷翔平に対して高校生みたいな顔だから気持ち悪いと批判した挙句、こいつ自身もほっぺが真っ赤の童顔で「お前が言うな」と炎上してんだよな

https://togetter.com/li/2097502

今回の件と同じで、自分大学卒業してない低学歴というコンプレックスから社会学という学問批判してるだけなんだろうなぁ

anond:20231114152913

そういえば、増田ってどうやったら卒業できるんだ?

卒業論文書くんか? あ、いや卒業増田

誰が採点するんだ? トラバ何件付いたら合格? ブクマカ何件で?

卒業証書誰が出してくれるんだ? はてな

教えて 増田

2023-10-30

Nくんはここにいる女子が全員イケメンって言うほどのイケメンですけど、私は全然性欲が湧きません。でも、例えばO先生とNくんのどっちかとセックスができるなら、私はO先生を選びます。O先生はここにいる女子全員がイケメンか?って思う感じの微妙普通の、フツメン、ですけど。O先生ってもう子持ちのオッサンですし。でも断然O先生。O先生の方がセックス上手そうなんですよね。Nくん、なんかセックスうまくなさそう。なんか自信なさげなんですよ、もたもたしそう。セックスには自信と関心を持って臨んでほしいんですよ。やるぞ!っていう。もっと気持ちよくする・なるにはどうするか?っていう前のめりな、探求心を持った人がいいんですよ。O先生って、なんかそういう議論できそうじゃないですか。これ良かったよね~みたいな。Nくん、なんか、言えなそう。あれ微妙だったな~って時に、プライド傷つけないように余計な気を使いそう。そういう雰囲気出てるんですよ。あとはそうだな~H先生絶対ひとりよがりですね。好き勝手やって自分だけ先にいってそう。全然相手見てなさそう。てかH先生嫌いなんで、ムリっすね。次はC先生。C先生はああ見えてめちゃくちゃ性欲強そうです。これは予感ですね。セックスは確かな根拠に基づく仮説と毎日実践の積み重ね、という時論を掲げてアスリートみたいに毎日しそうです。終わったあとは議論ですね。あれはもっと時間をかけるべきだったのではないか?とか、こことここを2点同時に刺激すればいけるかもしれない、とか。良く分からないところから仕入れマニアック情報楽しいセックスができるかもしれません。いいですね。O先生とC先生。両方セフレにしてほしいです。次。K先生イケメンですね。Nくん系です。シュッとした誰もが納得の。でも性欲、淡白そうです。余裕で全然レスになりそう。それよりも話をちゃんとしてくれそうです。それはそれでいい事なのですが、私、セックスしたいので。って言うと残念な顔されそうです。でもしたら普通に上手そうです。K先生人間性が良く分からないんですよね。声ちっちゃいし。でもイケメンなんで、セフレにはしてほしいです。隔週とかでもいいんで。てか、強気イケメンっていないですね。私が知る限り、みな自信なさげセックスにも淡白そうに振る舞いますイケメンじゃない方が色気があるからセックスしたくなります。これはどういうことでしょうか。卒業論文にしていいですか。Nくん、O先生、C先生とK先生で見た目からの性欲の強さを予測して、その後定期的にセックスして予測の正しさを確かめます。それで、本当にイケメンと性欲の関係を見るんです。楽しそうだけど疲れそうですね。セフレがたくさんいるって大変です。

2023-10-29

自分で何も考えられない思考停止人間

私は自分で何も考えられない思考停止人間だ。小さいころからコミュ力運動神経ともに皆無で、将来を案じた両親がせめて勉強だけはできるようになってくれと、塾にずっと通わせたおかげで、認知能力だけは人並みになり自分の出来の悪い脳みそからしたらホームランレベル大学に進学することができた。しかし小さいころからディスカッションをしたり自分課題を設定してそれを成果として発表するような授業が苦手だった。コミュ力が低いのも苦手な原因だったのだが、何より自分の頭で何かを考えてそれを形にするということが苦手だった。塾にずっと通っていたおかげで認知能力だけは人並みにあるのだが、認知能力だけでは解決できない非認知能力要求されるものがとにかく出来ない。何となくディスカッション結論としてこういう結論が出ることが望ましんだろうなということが推測できる場合は、そこから逆算して自分意見課題を組み立てていた。でもそれは認知能力を利用したに過ぎず、非認知能力は何も培われなかった。こうした授業が苦手だったので、私は向き合って克服しようとせず逃げ続けてきた。逃げ続けた結果、大学就活でそのツケが重くのしかかってきた。大学では卒業論文を書かなければならず、ゼミ所属したのだが、自分課題を設定することが何もできなかった。結局自分の力では何もできずみかねた教授が付きっきりで全部助言してくれて、自分の頭で何か考えて課題を設定することはほとんどせず、教授が引いてくれたレールをなぞって卒業した。就活でもとにかく自分の頭では何も思考しなかった。嘘を並べ立て、ネットに転がっている例文に自分の多少の経験を織り交ぜてそれっぽい志望動機などを生成して履歴書を埋めた。そんな履歴書では大手に受かるわけはないと最初から分かっていたため、日本語として成立してるような履歴書さえかけて面接の場だけでもまともに話すことさえできれば受かるような企業しか受けなかった。結果誰でも入れるような企業就職することになった。そこで安い給料で誰でもできる何も身につかないような仕事をしている。でもそれでいいんだ。私は自分で何も考えられない思考停止人間から自分の頭では何も考えず誰でもできる仕事をして安い給料でダラダラ生きていければ幸せだ。

2023-06-24

人生で初めてできた彼女と別れたが、恋愛地獄だった。

勢いで書いたものなのでまともに推敲しておらず体裁も整っていないので、物凄く読みにくいと思われます申し訳ないです。

私は近畿に住む21歳の大学4年生だ。およそ半年前、初めての彼女ができた。21の誕生日を迎える少し前のことだ。そして先日、私は彼女を振った。

20歳(それもギリギリ)で初めて彼女ができるというのは、どちらかというと遅めなのだろう。片思いして振られたり告白されて振ったりしたことはあったが、両思い交際に至るという恋愛経験がなかった私は、キラキラした幸せ恋愛に見ていた。そんなもの幻想に過ぎなかった。

付き合った経緯に関しては結構複雑なので端折らせてほしい。付き合って1か月くらいは幸せだった。毎日全てが満たされていた。ただ、違和感を覚えることは多々あった。2か月3か月と時が経つにつれ、その違和感がどんどん膨らんでいった。

束縛や嫉妬が激しいタイプの人だった。そんな彼女安心させるためにも就職活動卒業論文執筆で忙しいなか、できる限り時間を取って毎日大量にLINEのやり取りをしたり長時間通話したりしていた。

同性の友人と遊ぶことも制限された。「今度○○(私の友人)と遊んでくる」と言うと、激しく不機嫌になった。私がどちらかと言うと女性的な顔立ちや体型だからか、同性の友人であっても「浮気するかも」と疑っていたらしい。私は異性愛者だと丁寧に説明しても「分からないじゃん」「嘘かもしれないじゃん」の一点張りだった。そのため、私は男女問わず友人との関わりを持つことは基本的にできなかった(女友達との関わりがある程度制限されるのは仕方ないと思うし受け入れていたが)。

喧嘩のような雰囲気になった時は最悪だった。怒りながらでも「私はこう思った」「こういうことをされたのが悲しかった」とはっきり伝えてくれれば良いのに、「気持ち悪い」「ウザい」といった攻撃的な言葉LINETwitterでぶち撒けるだけ。それから少し経つと、気分が多少落ち着いて投げやりな反省モードに入るのか「死にたい」「恋愛なんてゴミ」「好きにならなければ良かった」といった言葉に変わる。それがほぼ毎日発生するのだ。

一度「モヤモヤした時は、ゆっくりでも良いから君がどう感じたのかはっきり言葉にして教えてほしい」「話し合いがしたい」と伝えたことがある。その結果返ってきた言葉は「自分は冷静に話し合えるって、すぐ感情的になる私のことを遠回しにバカにしてるの?」「話し合い苦手な私のペースに合わせてよ」だった。「確かにそれもそうだ」と思った私は、変に話し合おうとするのはやめることにした。

それから「私が○○したのは良くなかった。ごめん。これからは気をつけるね」と反省謝罪を述べるようにしたが、今度は「謝れて偉いですね〜笑」「そうやって素直に謝れない私を惨めな気持ちにさせて楽しいですか?」といったLINEが返ってきた。もうどうしたら良いのか分からなかった。

「これだけ相手を怒らせてしまう以上私に何か問題があるのだろう」「きちんと反省しなくては」という自責思考に陥ったのがいちばんの間違いだった。もちろん私にだって至らない点や反省すべき点は沢山あっただろう。しかし、時に揚げ足を取りながら、相手の悪い点を大袈裟に取り上げて執拗攻撃してくるような人間に対して、反省して謝るという真っ当な行為逆効果なのだ

毎日自分言動に細心の注意を払い、常に彼女を最優先にし、彼女を怒らせないように機嫌を伺いながら接する日々。次第に私は彼女支配され、操られているような感覚に陥っていった。彼女の言いなりになって、彼女が求める愛情完璧に与えるための都合の良い人形、それが私だった。次第に私は、彼女のことを「めんどくさい」というより「怖い」と思うようになった。

たまたま彼女用事があって時間ができた際、私はこっそり友人と通話をした。隠れて他の人と話すなんてことはしたくなかったが、外部の人間と話さないともう限界だった。

友人にははっきり「すぐに別れた方が良い」と言われた。友人曰く、通話越しでも声色で分かるくらい私は憔悴していたらしい。私も内心「別れた方が良いよなぁ」とは思っていたものの、過去の楽しかった思い出を振り返るとどうしても踏ん切りが付かなかった。とは言えその時の友人との会話で、「私と彼女関係は異常なんだ」という自覚が芽生え、ある程度目が覚めた節はある。友人には感謝してもし切れない。

ある日喧嘩になって、「冷静に話を聞こうとしても謝っても責められるもんな…なんて声かけたら良いんだろう…」とLINEトーク画面を開いたまま10分ほど悩んでいた時、彼女が「そうやってめんどくさいって思って放置するんだ」「何も言わないならもういいや、他の男と通話してこよ」といった趣旨のことをツイートした。その時私は「もう別れよう」と決めた。私が引き止めてくれるか試しただけで、他の男と通話をした事実はなかったようだが、もう既に私の気持ち限界だった。

それでも葛藤はあった。私は付き合っている以上相手欠点も受け入れて一緒に居続ける責任があると思っていた。だが、このまま彼女と一緒に居たら、私は精神的に壊れてしまうような気がした。

私は1か月以上かけて、少しずつ彼女に対する気持ちを薄れさせていった。毎日のように泣いていた。泣くことで気持ちを整理していった。その1か月の間は、就活が物凄く忙しかたこともあってかなり精神的に不安定だったが、「君が就活精神的に不安定なのは分かるけど、こっちまで病むからやめて」といった彼女言葉ますます別れの決意が固まった。「君が精神的に不安定な時はあれだけ寄り添おうとしたのに、私には寄り添う気なんてないんだな」と心底失望した。

そして先日、私は別れを告げた。案の定大泣きされて「反省するから」「チャンスが欲しい」と言われたが、自分もびっくりするくらい気持ちが揺らがなかった。涙も出なかった。6時間に及ぶ問答の末、結局彼女が折れて、別れることになった。晴れやかですっきりした気分だった。

きっと彼女が求めていたのは彼氏ではなく、何をしても全てを許して受け入れてくれる、理想母親のような存在だったのだろう。あまりこういうことは言いたくないが、彼女は幼い頃に母親を亡くしており、どうしてもそこと結び付けてしまう私がいる。

今はもう何の未練もない。彼女のことはもうどうでも良いと思っている。強いて言えば少し恨んでいるくらいだが、そんな憎しみもそのうち綺麗に消えてなくなるだろう。

ただ、これからまた誰かと恋愛するのが少し怖くなってしまった。初めての彼女がこんな感じだったせいで、「女性はみんなきっとこうなんだ」という偏見が生まれしまった。一括りにするのが不適切なのは自分でもよく分かっているのだが、女性、というか彼女という存在が軽いトラウマのようになってしまったらしい。

世間では恋愛経験のない人間バカにする風潮があるが、世の中には自身愛情を向ける人を都合良く乱暴に扱う人間存在するのだ。私はこの程度で済んだものの、相手のことをよく見ずに焦って付き合うと、深い傷を負うことになる。だから、男女問わずきちんと相手のことを見極めて、合わないと思ったら切り捨てる強さが必要だと私は思う。

恋愛人生の全てだと思っているとそれが難しくなる。自分ひとりでも生きていけるくらい日々の暮らしを充実させ、恋愛のものへの依存や執着は捨てた方が良い。恋愛のことは「1人でも楽しいけど恋人が居たらもっと楽しい」という人生オプションくらいに捉えるべきなのだろう。だから交際経験や性経験がない人も、世間の声に惑わされず、焦らずに生きてほしい。

2023-06-09

文学部入学してしまった哀れな人へ

この文章24卒の文学部所属している私が書いたもので、同じ文学部の人たちや学部を悩んでいる高校生、その親御さんとかに向けて書いているつもりです。キャッチータイトルにはなっていますが私は文学部が好きだしここで勉強できて良かったなと思っています。主に文学部での大学生活と就職活動について正直に書いていきます。進路選びの参考にしてください。構成を決めず、思ったことの羅列なので読みにくかもしれません、すみません。読んでいるうちに私の所属にピンとくる方がいるかもしれません。その時はおすすめ東京ご飯を教えてください。

自己紹介

24卒私文。都内近郊生まれ都内近郊育ち、中高一貫からMARCHへ。やや厳格な家庭だが進路や普段学習・成績ついて厳しくは言ってこない環境で育つ。

サークルなし、体育会なし、大学友達(と呼べる関係の人)マジでゼロ、長期インターンなし、普通バイト特殊バイト

大学選びについて、文学部という学部を選んで

 一言でいうと文学部おすすめしません。やめておきましょう。なぜなら文学部の授業で聞くことは基本的にやる気があれば調べたり本を読んだりすることでみにつけることができるからです。特に国文系や史学系は新しい事実が追加されることがあまりなく、すでに体系化されたものをその科目のオタク先生楽しい感じでおしゃべりしてくれるだけだからです。要するにうんちくマンにはなれますご飯を食べていくための能力は授業だけでは身につかないかなと通って思いました。いつか忘れましたが阪大文学部(?)の卒業式部長っぽい人が言っていた「文学部の学びは金にならないけど人生の節目節目で生きてくる」(意訳、ググって読んでください。これを読んでいる人には刺さると思います)の通りだなと思います。うんちく(笑)がたくさんあるに越したことはありません。けれど考えてみてください。あなた面接官だとして、マーケティングを学んできて神話文学知識にも明るい商学部の人とレポート文字数を稼ぐのが異様に得意で国生み神話を事細かに話せる文学部ではどちらの方が欲しいですか?(泣)私はこのことに大学4年の春に気づきました。「イザナミイザナギが空からぐちゃぐちゃにかき回したらできた島が淡路島なんですよ〜!」っていう知識会社顧客の獲得に大きく貢献するでしょうか(涙)。あなた文学部での研究面接官にまったく刺さらなかったらどうでしょうか(涙)。私は広告に関する卒論を書いていますマーケ的な視点ではなくシンプル趣味で調べましたみたいな内容なので全然ウケないです!

なので今進路に迷っている高校生はよっぽどの確固たる動機がない限りは文学部を選ばない方がいいと思います理由は①やる気さえあれば本やネットで十分に学習できる、②会社で直接役に立てる知識が身につきにくいからです。数学ができるなら商学部経済学部、そうじゃなくても文学部以外だったら基本的会社仕事に直結できるようなスキルが身につきやすいのではないでしょうか、知らんけど。たとえば法学部とかだったら薬の会社法務職とか、マーケ勉強してたらマーケターの採用もあるので学びと結びつけやすそうだなと就活して思いました。

 では私には確固たる動機があったのでしょうか。ありました。高校生時代のある経験から広告をつくりたい」という強い思いができたこと、その経験から文学部勉強するという動機がうまれ進学を決意したのです。今思うと大学入学時にすでになんとなく行きたい業界(広告)が決まっていて、かつ広告関係することで卒業論文を書こうと決めていたのでなんとか納得のできる就活ができたのかな、と思います。結果として行きたい業界で満足できる会社内定をいただけました。ふわふわした感じで「歴史が得意だから」「源氏物語が好きだから」「神話もっと詳しく知りたい」みたいな趣味ベースで行ったら苦労すると思います。その好きや趣味の先に「こういう仕事業界で働きたいか文学部で〇〇を勉強するんだ」というビジョンがない限りは文学部は選ばない方がいいと思いますマジで文学部就活成功するのは基本スポ薦でゴリゴリ体育会ウェイか授業最低限で長期インターンハマり奴か公務員になろうという意思を持って1年から公務員就職に関する勉強情報収集をしている奴です。何も考えずに大手受けても普通に落ちます(笑)パンフレットに載っている大手や勝者で活躍している先輩の紹介はマジのマジで一握りです。各大学が出している学部別の「就職企業データ」をみましょう。何も考えず王手を受けるのはMARCH文学部では心もとなさすぎます運動部全国大会ガクチカ、長期インターンガクチカなどが作れない(作る気ない)けど文学部趣味の延長線上みたいなことがしたいならとにかく上位の文学部に入りましょう。

 教員志望は学芸大学とか早稲田教育とかとりあえず知名度とか偏差値の高いところに行くべきだと思います理由は周りの(っていっても友達がいないので雰囲気でだが)教職履修者は大体途中で履修をやめているからです。文学部というのはおそらくどこの大学も専攻がわかれていて、国文とか史学とか色々あってそれらの必修をなんとなくとっていれば教員免許に必要選択単位自動で取れるのですが教職のための科目を取らなければいけません。教職科目は履修人数が多くてテストありきで(レポートや出席点がない)落とす可能性があったり、土曜だとか平日の遅い時間か1限に授業が入っていて「とりあえずとっとくか〜」のノリでとった人は大体やめます教職保険代とかであまり課金せずに取れる資格課程なので辞めるのもハードルが低いのでしょうね。教職履修者で残るのはマジの教員志望と親が教員でとりあえず受け続けている真面目なやつくらいです。なので「1年の時は教員になろうと思っていたけれど3年になってやっぱ一般企業にしよ」とか言う人も多いと思います。なので高偏差値教育学部に行っておけば教員という道をやめても就活市場で戦える可能性が高くなるのではないかと思いました。

ここまでできれば文学部はやめとけの路線で行きましたが、文学部でできること(いいところ)をいくつか挙げておきます

レポート簡単にかけるようになる。

 文学部経済や法と違って知識の定着を問う試験はあまりありません。(もちろん試験ある科目も一定数ある)基本的に14回分の授業を通して考えたことやそこから発展して自分で決めたテーマに沿ってレポート(最低2000字くらい)を書くことのほうが多いです。文学部はどちらかというと知識や体系を詰め込むところではなく「ここまで色々話してきたけどじゃあ貴方はどう思うの?」と問われることが多いところなのかなと思います文学部入学するということは基本的に中高時代に作文などで苦労したことが少ない人が多いと思うので元からある程度の作文スキルがあるでしょうがそれがより強くなります難解な表現カタカナ語を駆使して中身がないのに文字数のある文章を書けるようになったり、参考文献を読む機会が多いので要約する力や全然関係ない学部の他校の友達レポート代筆ができるようになります。多分3年生くらいになると最低2000文字レポートを課されても「ツイート15個分カァ」くらいになると思います。授業の感想を毎週数百文字で求められる授業も多いので文字数を稼ぐ文章力や考えを整理する力、あとはブラインドタッチができるようになります。(逆にこの力を4年かけて400万で欲しいですか?笑)

②ずっと日本史とか世界史教科書の端っこのコラムみたいな話が聞ける。

 文字の通りです。その分野のオタク先生コラムみたいな話を100分盛りだくさんで話してくれます。考えてもみてください、文系(人文社会学)で院行くだけでもかなりのキテレツなのにそこから大学教員研究者になるってよっぽどの厄介オタクですよね。先生質問とかすると基本ニコニコされるし気に入られます。中高の頃先生と仲良くなるのが得意だった人(仲良くなりやすい人)は中高の延長線上みたいな授業になるのではないでしょうか。

一般教養科目がめちゃくちゃある。

 どこの大学文学部でも大体当てはまると思います。専攻や専門以外の文学部の授業がたくさん取れます国文系でも哲学歴史心理宗教など幅広く授業をとることができるので(めちゃくちゃ偏見だけど)楽単度合いで選ぶよりも内容で取りやすい、しかも大体が出席とレポート簡単単位が取れるのでおすすめです。あそ文学部所以ではないでしょうか。

パッと思いついたのはこれくらいです。基本的高校時代までの趣味嗜好がそのまま勉強なるみたいな感じなので授業そのものは満足できると思います

就活について

 就活広告テレビ出版映像などクリエイティブ系を見てました。また好きな商品サービス宣伝するのも楽しそうだという思いかメーカーもいくつか受けました。メーカーは全て「ES落ち」でした(笑)保険などの無形商材と不動産と金融、コンサルなどは「私如きが人様の人生に口出しできない」という思いとウェイ系が多そうということで受けませんでした。文学部大学によっては教員公務員志望がほとんどで大3の夏になってもサマーインターンの話が全く出ないみたいなこともザラなので仲間が欲しいとかなら他のコミュニティに入るか文学部はやめましょう。就活を始めたのは大学3年生の春で、といっても春は片っ端から興味のある会社マイページを作って本格的にやっていたのはサマーインターンの応募からでした。ちなみによくtwitterとかでみるサマーインターン経由の優遇内定を勝ち取れるのはごくごく一部です。期待するのはやめましょう。また、twitterゴリゴリサマーインターンを勝ち取った報告をする人がいますが病む必要はありません。意識が高いかtwitterをしているのです。いい結果の時しか呟かないでしょうし、心配する必要はありません。夏インターンに参加できたのはテレビ局(単日開催→上級参加)と誰でも参加できるキモいベンチャーのふたつだけでした。キー局電博、読広、D2C、NTTとかの大手ミーハーで出してました。インターン参加しなくても本選考が始まると説明会や座談会がたくさん組まれるので大丈夫ではあると思います。20社参加した!とかいうのもあまり気にしないようにしましょう。

私が就活を終えたのは6月に入ってからでした。ありがちな秋〜冬の大手に落ちまくってバリ病んでいたところ、たまたま行きたい度が高かった会社選考とんとん拍子で進んで内定をいただくことができました。大手だけ見るのはマジで精神病みます。行きたい業界大手業界10位以内くらいまでの会社をとりあえず出して、あとは駒を増やすために逆オファーサイト(オファーボックス、ABABA、ネオキャリアなどなど)を登録するといいと思います。逆オファーは有名な(かつブラックである)飲食チェーンとレバや某ハウスみたいなウェイベンチャーと零細意識他界ベンチャーしかないので、逆オファーサービスメインでの就活はやめましょう。

 あとは話せる人がいるって大切だなと思いました。学校環境就活モード低そうであれば夏秋冬のインターンに参加して居合わせ学生とインスタなり交換して情報交換できるようにしましょう。私は大学での友達がマジのガチゼロでしたが夏インターン出会った子と励ましあったり情報共有をしたりしていてメンタルが保てました。有名かつ人気の企業インターンに「選抜」されているということはそれだけである程度優秀なのでぜひそこの繋がりも意識してみてください。大学が違う方が僻んだり妬んだりしないのでなるべく違う環境で生きている子の方が精神が安定するしモチベも保ちやすいです。

ガクチカ

 ES面接ガクチカ特殊バイトをしていたことと特殊ゼミに入っていたこと、地元でのボランティアでの活動を出す会社によって分けていました。これらの活動をしていたのはサークルなどに入っていなかったのでガクチカ代わりになると思ってやっていました。ゼミの方は結構ウケて、特殊バイトの方は広告エンタメ系ではウケました。結果として行く会社内定をいただけたのは特殊バイト面白がってくれたからだと思っています文学部の人は学部に華がないので大学+自分しかできないような経験必要じゃないかなと思います。商とか経はよくゼミ大会とかゼミでコンペに出すこともあるのでゼミガクチカになりうると思います自分趣味を発展させただけの文学部でのゼミ活動は「で、なんか役に立った?(笑)」になってしまいがちです。クリエイティブ系を目指すのであれば変なバイト特殊バイトしましょう。特殊バイトというのはタピオカ屋やスタバ、高級焼肉などある程度のハードル必要飲食もいいですがライター特殊清掃、ラブホ、街ゆく人の数数えるなど人とのコミュニケーション人間観察ができる、価値観に影響しそうな仕事を選ぶといいと思います。私は上に書いたようなバイト経験しました。話すと結構興味を持ってもらえました。SNS運用インターンもいいですが、特殊経験をうまく話したり表現することができると食いついてくれる(おもしれ〜女・男認定される)のではないかと思います

ガクチカについては「これまでの学生時代」や「いつでもいい」などがない限りは基本大学での活動にしていました。高校時代のを話すとき文化祭でのリーダー経験でした。ガクチカを「作る」のはお勧めしません。せめて経験を「盛る」くらいにしておきましょう。周りの話や感覚としては「サークル活動」は弱いです。圧倒的に「体育会」が強くて次点で「長期インターン」です。行きたい業界に関連した会社インターンおすすめです。おそらくその長期インターンベンチャーが多いと思いますが間違えてもそのベンチャー魅せられて就職したりベンチャー就職するのはやめましょう。

個人的ヤバい(ヤバそう)会社の見分け方は①20代で人事、②HP会社説明文をみて一発で何をしている会社かわからない(成長・やりがい・仲間みたいな単語で内容が薄い)のは要注意です。特に①で外したことはないです。(D◯M、〇―〇〇〇〇〇、すか〇〇―◯など飲食全般)ベンチャーベンチャーでも出資元が老舗企業だったりキャリアのある中途が多い人は結構印象よかったです。(タクシー配車アプリ会社とか)

最後

 ここまで読んでいただきありがとうございました。文学部受験を考えていた方は考え直してくれたでしょうか。推薦で文学部を考えている人も私の文学部での生活をぜひ参考にして自分でもイメージしてみてください。教員公務員志望の方は文学部でいいと思います。結局文学部だけに限らずどこでも大学では「自分意思」が非常に大切です。周りに合わせていたら詰みます。一緒に行動している友人が就活を始めるのが4年の4月だったらあなたもそうしますか?面白くなさそうだけど友達がとるからその授業をとりますか?ぜひ自分意思で行動してみてくださいね

文学部に行きたいと思っている後輩へ

 考え直してみましょう。〇〇について詳しく知りたいな〜くらいの動機だけじゃないですか?大学文学部ではその〇〇を知った上で何か新しい視点をみつけなければいけません。自称進に通うあなた先生に穴場学部として文学部を勧められていませんか?早慶くらいならまあいいかもしれませんがMARCH以下ならやめておきましょう。MARCH文学部に滑り入るくらいなら勉強して文学部以外に入れる成績に持っていくかランクを落として法学部に入ったほうが就活楽そうに思います。(個人の感想)旧帝以上なら学歴に箔がつくと思うので文学部でもいいと思いPermalink | 記事への反応(30) | 15:34

2023-05-07

卒業論文AI利用されるのが困るなあ→

ブクマカ「口頭試問で落とせばいいだろ」

ブクマカは、質問されたことに答えられるのと、理解したこと自分の考えを文書にまとめることの違いが理解できない。口頭試問と文書作成は相補的だがオーバーラップしている部分はそれほど大きくない。今後は「作成された文書での学生理解考察評価」はほぼ不可能になる。大学教育問題に答えられればいいというものではない。テクノロジーをうまく使えることは大学以上の教育を修める上で重要ではあるが、レポート課題の出来が単なるAI使用スキルに置き換わってしまったので、今までとは評価方法を大幅に変えなければいけない事態になっている。しかも突然。今まで作成された文書評価していたことを全て口頭試問で置き換えることはとてもできない。困ったなあ。

2023-02-05

卒業論文「お前がこれを読んでいるということは、私はもう大学にいないのだろう」

2022-12-17

大学教員だけど、もう学生にお給料払えない」の続き

自分修士課程の時は普通に先生が取った科研費っぽい研究の一部をやっていたので、別世界だなあという感想。」

それはRAとしてお金が出たのかな!ここでは、学生科研費研究の一部を手伝ってもらう費用科研費から支出するのが大変だという文脈だよ!そもそも研究する学生のためのバイト代科研費から支出しようと考える自分みたいな大学教員は、大学教員全体の中では「良心的」な方だと思うよ!「学生研究するのは当たり前!」、「卒業論文修士論文存在をチラつかせて焦らせて無給で学生自分科研費研究のために働かせよう!」という発想で、そもそも学生研究バイト代を払うという事すら考えたことのない大学教員はかなり多いと思うよ!数割の大学教員はそうなんじゃないかな!でも、学生大学に払っているのは「学費」であり、科研費教員研究のために国から出ているお金なので、扱いとして全然別物で、厳密にいえば学生教員科研費研究を手伝う義務はないはずだよ!そして、科研費の仕組みとして学生RAとして雇いお金を払う事も想定されている以上は、「科研費研究学生従事させたいなら、ちゃんバイト代を払ってね」という仕組みに制度上はなっているはずだよ!卒論修論を盾に学生科研費研究を手伝わせる行為は、厳密にいえば、無償労働強要に当たるんじゃないかな!学生の側も変に大学教員対立したりして卒論修論が完成させられなくて留年かになったらいやだからほとんどの場合、そのまま受け入れると思うけど、厳密には無償労働強要サービス残業させているのと同じだと自分は思うよ!学生の側も一枚岩ではなくて、教員研究を手伝えるのが嬉しいとか研究楽しいとか、そういう学生もいるはずだよ!でも、全ての学生がそうなわけじゃないし、「大学教員研究なんかどうせ社会の役に立たないんだから、早くやり過ごして社会でマトモなもっと役に立つことやらせろ」って思っている学生も割といると思うよ!いや、自分研究社会の役に立つから(そうじゃなかったら科研費通ってない)、たいていの場合大学教員研究社会の役に立たないというのは学生勘違いだと思うのだけど、だとしても、そう勘違いしている学生が多いことは否定できないよ!研究楽しいと思えるタイプ学生の「善意」によりかかるのは危険だと自分は思うよ!寄りかかりすぎて、本来科研費研究卒論修論研究関係ないのに「卒業できないぞ!」とおどして論文を書かせるのは、厳密にはアカハラと取られる可能性があるよ!全国を探せば、それでアカハラ認定されて懲戒解雇になった大学教員もいるよ!自分はそういう方がこわいので、学生科研費研究は手伝わせないよ!逆にこっちも科研費研究学生に手伝わせる義務は負ってないしね!

申し訳ないが研究設備必要な分野で研究費年100万はただの無能なのよ……分担者に入れてもらうとか、なんとでもなるだろ」

申し訳ないけど研究設備の話はしていないよ!自分研究設備は足りていて、学生雇用の話をしているよ!研究設備は一度そろえてしまうか、最悪、設備を持っている他研究室に頭下げて研究させてもらえばいいだけだと思うよ!大きな予算の分担者に入れてもらったところで、年100万が数年間、年数百万になるだけで、大差ないと思うよ!あと、少なくとも自分自分の分野では無能ではないと思うよ!ここ5年の業績だと、分野を限定すれば明らかに国内で上から数えて何番目の位置にいると思うよ!与えられたリソースの割には業績出している方だと思うよ!自分より業績ない大型個人研究費獲得者、割といるしね。自分より研究業績あげている人を連れてきてから無能呼ばわりして欲しいよ!

後、年100万が安いと思う人は、正直、企業に行けばいいと思うよ!自分は金にならない研究が好きだからアカデミアに残っているけど、アカデミアが研究費獲得に苦労する割には研究やすいなんて言うのはわかりきったことなんだから、不満があるならさっさと企業に行けばいいと思うよ!

「そういうの全部ひっくるめて研究だよね!?

こういうこと言う人結構いるんだけど、これが全く意味からないよ!違うと思うよ!だって企業はこんな事やってないよね!労務管理担当をする方を別におくことができるはずだよ!で、研究の内容に関しては、企業でも技術的には大学と似たような研究できるはずだよ!お金にならないか大学と同じ研究やってないだけの事が大半だと思うよ!「そういうの全部ひっくるめて研究」にしちゃったら、逆に、「そういうの」を経験しない企業大学と同じような研究ができないって企業を下に見て小馬鹿にしているように聞こえるよ!国立大学だって、各研究室の光熱費水道代とかは普通研究から請求されないか教員個人が把握していないだけで、しっかり各研究室ごとにどれだけ電気使ったか計算されて支払われているはずだし、その会計担当されている職員の方がいらっしゃるはずだよ!光熱費に関してはたくさん使ったからと言って大学教員の手間が増えたりしない仕組みが構築されているよ!現状、光熱費水道代については、同じ大学財産でも、教員管理の手間がいかない仕組みができているのだから労務管理でも本来はできるはずだよ!できないのは制度が悪いんだと思うよ!

2022-10-21

anond:20221021193514

イギリスラテン語と言えば、ニュートンの主著 Philosophiæ Naturalis Principia Mathematicaタイトルだけじゃなくて中身も全てラテン語で書かれていますね。まあ、ニュートンだけじゃなくて昔は学術書などは全てラテン語でしたから当然ですけど。

ちなみに今でもイギリスの古い大学では論文卒業論文博士論文)は英語またはラテン語で書くことという規則が今でも残ってたりします。もちろん今は誰もラテン語科学論文を書いたりしませんけれど。

また、ラテン語大学名やモットーもあって、ケンブリッジ大学は Universitas Cantabrigiensis で、そのモットーは Hinc lucem et pocula sacra (訳:From here, light and sacred draughts)

まあ、昔の名残りですね。

なお、今でも名門私立中学のことを Grammar Schools と言うのもラテン語教育を重視していた時代の名残りだとか。(普通公立中学は Comprehensive Schools)

2022-08-17

anond:20220816014148

ここまで強い言葉で言う気にはならないけど、気持ちはとてもわかる。勉強全般はかなり得意な方だが、研究がとにかく嫌いだった。卒業して数年経つけど、いまだに嫌悪感が抜けない。たまたま卒論必須でない学部に進んで就活も終えてて単位も余りまくってたから夏前にゼミを辞めて卒論放棄することで(ゼミに入っていると卒論を書かないといけなかった)問題なく卒業できたけど、もし卒論必須だったら4年生の1年間は楽しめなかっただろうし最悪留年していたかもしれない。成績が良かったから院進を勧められていた時期もあったけど、本気にしていたらどうなっていたか想像したくもない。

普通に大学生活を送ると4年生になっていきなり卒論/研究かい存在だけは聞いていたよくわからないものが降ってくることになるんだが、その段階になって初めて適性が判明するからゼミ研究室の厳しさや求めるコミットと本人の適性や興味次第では心理的にめちゃくちゃ大きな負担苦痛になるし、教員大学院生にはたぶんそれが理解できていない(そういうのが好きでそこにいる人間なんだから当然だが)。怠慢と切り捨てられたらそれまでだけど、片脚がないのにサッカーをさせられている人というのはこういう感じなのかな、と思ったりもした。

増田と同じ感覚なのかはわからないけれど、とにかく自分がそこに時間を割く意味があるとは思えなかったし、そういう言わばエイリアンだらけの空間時間を過ごしてエイリアンの決めたルールに従って何かをするというのが気持ち悪くて仕方がなかった。いま学生指導している立場の人が読んでいたら、そういう人間もいるんだ、ということは知っておいてほしい。

そんなわけでゼミを辞めて卒論で身につけるはずの能力を身につけなかったのだが、それで困ったことは全くない。仕事楽しいばかりではないが充実してやれていると思う。増田がどういう選択をするかわからないけど、卒業さえしてしまえばどうにかなるはずだからなんとか耐えてほしい。

増田を叩くコメントも多い。確かに大学研究機関だと言われたらそうなんだろうけど、ほとんどの人は研究するために入っているわけではない。(それは大学院の役目だと思う)

関大とされるところであればあるほど「高校の次に行くもの」という認識になっているし、周りのほとんどが大学に行く中で自分だけ「研究をする気がないから」なんて理由で行かないやつは見たことがない。もちろん、入学の段階で卒業論文の有無を気にするやつなんているわけがない。入試でも研究に向いているかなどは一切問われない。そうして入った中の一部にたまたま研究に全く興味のない、向いていない人間存在したとしても仕方ないだろうと思う。しかも、それで3年生までは問題なくやれてしまうんだよな。

問題卒論研究に全く興味のない、意義を感じない人間に逃げ場がなく、しかも4年生になるまでそれを自覚しないで過ごせてしまシステムじゃないだろうか。1年生からゆるゆると研究の真似事に触れるようになっていて、研究との関わり方の自由度も確保されているなら、自分が向いていないことを自覚して所属する学科コース研究室を選んだりもできるが、多くの大学だと入学時点で詰んでいる気がする。(自分のいたところはわずかにそれらしき「研究に触れよう」のような授業があった&学部レベル入学後に選択できたので、事態わずかに想定して卒論必須でないところを選べた)

長くなったが、とにかくこういう人間一定割合で出てきてしまう仕組みになってるんだから個人を叩いても仕方ない。増田にも責任はない。大学側にこういう人間が発生したとき対処法が確立していたらとは思うが、まあ無理だろう。同情するしかできないが、強く生きてほしい。

現実的には増田卒論免除されることは考えづらいから、教授かには下手に喧嘩を売らずに媚びまくって負担を軽くしてもらえるように働きかけるか、あるいは「やる気がないわけではないが本当の無能だ」と思わせて院生あたりの助力を得るようにした方がいいと思うけども。

2022-08-16

anond:20220816014148

え~アニメ二次同人誌つくりとかもほぼ研究とおなじことやるんだよ。他人の本よんで流行とか解釈を全部学んだうえでオレはこう思うをちゃん理解できる形にして出すことが研究からね。

まりは好きなことを表現お金にかえて邁進する技術が「研究」なんだよ。

そんでざっくり好きな広いジャンルのなかで、他に誰もやってないけどあまり拾われてない分野から課題をみつける、これが大学教授のやってる研究であり、勝ち筋。

まらん、大学生は他にやりたいことがたくさんある、っつってもたいしたことじゃないだろ。オフパコとか。そんなん、あまった時間でいいだろ。

同人誌即売会イベント学会

ダウンロード同人誌論文

大手論文読んでない奴とっぴょうしもなさすぎてよほど上手く表現しないと設定そのものから理解されない。

で、卒業論文すら書く気のない現時点のおまえはこいつにも劣ってるてわけ。https://note.com/disonazy/n/nf97b688587b8

2022-06-07

anond:20220606174313

Unpublished Manuscriptってお手盛り紀要論文卒業論文にも劣るな

個人ブログ記事と同レベルやん

しかも15年も前の記事

もし万が一そんなに画期的な内容と結果ならとっくに世界中引用されまくってスタンダードになってるわな

2022-06-01

不登校児の末路

俺は中学時代不登校だった。

中学1年生の体育祭あたりから休みがちになっていった。

原因は何となく、転校によるストレス不眠症

校則の厳しさから遅刻してはいけないという強迫観念自律神経失調症になったことだと思う。

中学1年の半分と中学2年は丸々休んだ。出席日数ゼロの圧巻の通知表はどこに行ったっけ

不登校時代特別だと思っていたけど、自分不登校時代にやっていたことは学校に行きながらでもできるなんて事のないことだった。

親は最初は過干渉だったけど、そのうち諦めて、自分自分なりに体勢を整えることができた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

学校に行かず、自分勉強して、英数の要点だけは頭に入れた。中学3年生の4月頭に突然復帰した。

不登校児が復帰するのは勇気がいるとか色々思うかもしれないが、転校とそんな変わらない感覚だった。

なので普通に友達もできるし、5月には修学旅行もいった。

中3は塾に通わせてもらい、英国数の3教科に絞って勉強した。わからないことは授業終わりに質問した。

誰も嫌な顔せず教えてくれた。

高校小論文英国数だけで入試ができた。事前にこの情報を知っていたので本当に良かったと思う。

結果は合格偏差値50の普通よりちょっと女子の多い学校へ行った。


引きこもり陰キャからパソコンにはそれなりに抵抗がなくて、高校ではITを学んだ。

ITパスポート資格を持って、大学へ行った。推薦入学だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一人暮らし大学生活お金に困ったけど、奨学金があるからなんとかなった。

給付型の奨学金も受けることができて、学生生活不自由なく過ごすことができた。

大学偏差値も50程度

基本情報保持、プログラミングちょっとTwitter APIで遊ぶ程度

勉強がてらラズパイLAMP環境を構築する程度のITレベル理工系以下、文系以上。

普通普通ちょっと不登校が2年あっただけで、本当に普通のよくいる学生なんじゃないかと思う。

ADHDっぽいと診断されたけど、古いおじいちゃん先生なのでよくわからない。致命的なことはなく

期限の迫る卒業論文は追い詰められて能力を発揮・・・することなく、本当に普通に終わらせた。

大学卒業家賃2万未満のボロマンションとおさらば、案外短かった4年。

俺の人生彼女はいなかった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

東京一人暮らし椎名林檎歌詞を思い出しながら乗る電車

ここで、社員800人程度のSIerとして働くのだ。




コロナ蔓延した。夢のテレワークが実現した!


・・・コロナによって案件が少ない。経験できることが僅かで3ヶ月も経てば作業手順なんて忘れてしまう。

テレワーク上の報連相相手は本当に見てくれているのかわからない。レスがない。

仕事のやり方が不明瞭。標準がないので上司3人に聞くと3人の答えが返ってくる。

それを評価し、比較し、混ぜ合わせるほどの能力はない。

かに得られた案件機会の僅かな記憶を頼りに、もう1年前のことを思い出して行うような作業を行う。

問題が起きる。フォローがない。問題が起きる。責任者を探す。

自分は何の仕事をやっているんだろう、この仕事はどこからどこまでの作業があって、終わり次第どこに引き継げばいいんだろう。

何もわからない、聞いてる間は仕事が止まる。期限が迫る。俺は何もできていない。会社お荷物だ。いる意味がない、これから怒られたり失望されるに違いない。

夜、叩き起こされ尋問が始まる。誰のせいか、誰が問題を起こしたのか。自分確認してもらった部分に食い違いが生じていた。間接的に悪いのは私である

課された仕事難易度が高く達成できず、できるどころかミスをして周囲に迷惑をかける。

精神を病んだ。休職した。

親と姉も病んでいた。手帳2級。

自分も知能テストを行う。どうせガイジだ。

結果はIQ100で特に問題はない。苦手はあるが、生活はできるはず。

本も読めず、飯も食えず、ボロボロだった。

今は体重10キロ増え、人間になった。

不登校児は社会のはみ出し者。中学校は社会の縮図。

学校生活がうまく行かない人は、中学時代に何かあったんじゃないかと思う。

俺のような、そろそろ復職で上手く行けるか不安人間にはなるな

難しいけど、緩く生きて、失敗してもいいから。

俺はダメそうだが

2022-05-08

anond:20220506135925

テレビソースはないけど新聞の例やテレビゲーム悪影響論の波は下記の論文にわりといい感じにまとまってたよ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasag/13/1/13_56/_article/-char/ja/

テレビゲームと暴力問題過去現在未来社会心理学における研究の動向―

坂元

フリーPDFを見れるから見るとよいよ。この著者の坂元章さんはいお茶の水大学の教授になってるんだ。

あとは下記の東北大学の(たぶん卒業論文かなにかだと思う)PDFデータ量が多くてちょっと面白かったよ。

http://www.law.tohoku.ac.jp/~inuzuka/lec/kumada.pdf

新聞雑誌などのメディアの中では、テレビゲームが社会的適応性に対して悪影響を及ぼすことが定説であるかのように扱われてきている。木村が挙げた例によると、1993 年 2月 14 日号の週刊読売では、「テレビゲームはこんなに怖い!! あなたの子供は大丈夫か」との特集が組まれ、人づきあいが苦手になる、といった主張を軸に、様々な身体的・心理的悪影響を受けるとの記事掲載された。同年 1 月 30 日号の週刊現代でも「子どもの心と体を蝕む『テレビゲーム症候群』」と題した記事の中で、テレビゲームの使用他人コミュニケーションをとるときに悪影響を及ぼす、といった旨の医師によるコメント掲載された。また、新聞では、いじめから不登校になった中学生自殺事件を報じる記事に、「テレビゲームでの遊びによって、対人関係能力が低下している。自分保護してくれる人以外の人間とはつきあえなくなるなど、傷つきやす人間になってしまう。」というコメントが寄せられることもあった(木村, 2003)。

2022-03-02

コロナ禍での修士課程を終えて

私はとある地方国公立大学修士である

昨日修論を提出し、修士課程の修了が確定した。それ自体は喜ばしいと思うのだが、この修士の2年間は灰色のものだった。例に漏れコロナのせいである。この場で2年間を振り返りながら、現在修士進学について私見を述べようと思う。

話は2020年2月から始まる。コロナ日本にも入り込みはじめるが、まだ人々は状況を楽観視し、国会ではモリカケの方が大切などと言われていた頃のことだ。私は卒論発表会を終え、最終提出する卒業論文と学会発表する論文とを同時並行で執筆していた。その頃の私は「学会発表のために研究室予算(=国の金)で旅行ができる」とワクワクしていたし、何より研究活動が本当に楽しかった。

しかし、年度が明け最初緊急事態宣言が出されると、それを追うようにしてあらゆる学会が軒並みオンライン開催に切り替わった。モチベーションの1つが完全に失われたわけである私自身は旅行好きな人間なので、学会を口実にした旅行しか他人の金でのそれができなくなったと知ったときの落胆はそれなりのものだった。

しかし、旅行云々が霞むような落胆がその先にあった。オンライン学会シンプルに楽しくないのである素人質問が飛んでくるとか厳しい意見で凹むとかでなく、例えるなら否定的コメントしか流れてこないニコ生のようなものからだ。あくまで私の周りでの話にはなるが、オンライン学会においては基本的に聴講者はウェブカメラをつけずに参加することになる。つまり、どれだけの人、あるいはどんな人が自分の発表を聴いているのか把握しづらいのだ。まさに、パソコンの向こうの虚空に向かって数十分もの間独りで喋り続ける虚無感に苛まれた。加えて、質疑応答では文字通り発表に対する疑問が、時に否定的ニュアンスを多分に含んで発される。学会とはそういう場だ、と頭ではわかっていても、相手の表情が見えない状態でそういった発言を向けられるのは恐怖でしかないのだ。

同様のことは学内発表でも感じられた。中間発表や修論発表において、見知った教授から質問とはいえ相手の表情が見えないと自分の答弁がきちんと質問に対する回答になっているのかをリアルタイム判断することが非常に困難なのだ。我々は自然言語だけで意思疎通しているわけではないのである

また、コロナの影響は研究発表のときのみに留まらず、コロナの影響で研究活動のものが停滞した時期もある。特に大きかったのが、大学施設利用制限だ。緊急事態宣言が発令され全ての講義リモートとなった2020年春、大学講義だけでなく、研究活動のために大学に来ることにも制限をかけてきたのである

具体的には、研究室への入室人数制限――部屋の定員の半分までしか同時に入室してはならないという布告4月末に大学から発せられたのだ。私の分野は研究室に行かないと実験ができず、これによる停滞は大きなものだった。実際に入退室を細かく監視してるわけではなかったが、万一にもクラスター感染が発生し経路調査が行われたときのことを考えると背くわけにはいかず、結局2020年曜日ごとに入室できるメンバーを分けての活動余儀なくされた。

さら大学は、感染者が出た研究室がある建物を消毒のために数日間閉鎖するという強硬策も同時に打ち出していた。案の定というべきか、私がいる同じ建物の別の研究室感染者が出てしまい、入室どころか入館自体ができない事態になったことがある。学会まで間もなくというタイミングのことだ。その時私は学会発表に向けて追加実験をしていたこともあり、「大学は我々に研究させる気がないのではないか」と本気で思ったものである

また、教授から指導を十分に受けられなかったのも、モチベーションの面で非常に大きかったと言える。大学教員というもの基本的には裁量労働制であり、与えられた仕事をこなせるのであれば労働時間場所制限されない。これにリモートワークが結び付くことで、頼るべき研究室ボスが――扉1つ開ければすぐに質問相談ができた指導教員がそこにいないという状況が完成する。つまり、真面目に研究室に来たところで、研究がどんづまればその日はもう終わりなのだ平時であれば教授の居室に駆け込み即席の個人ゼミをしてもらえたところが、教授相談メールを送って個人ゼミを後日に設定してもらう、という手間が増えたのである

手間だけならまだ良かったが、更なる問題個人ゼミオンラインしたことであった。私の研究する内容は数理に片足突っ込んでいるものであり、つまり図を使わないと説明ができない類のものなのだコロナ禍前は個人ゼミ室のホワイトボードが黒くなるまで教授と競うように図を描きなぐったものだが、個人ゼミオンラインしたことで図を即席で描いて説明する、ということができなくなってしまったのだ。正確にはZoomを用いれば画面上に何かを描くことはできるのだが、ペンタブなどがない限りうまく描けないし、うまくかけていない図で説明するのは図を用いずに説明するのとそう大差はなかった。つまり個人ゼミをしたところで何に悩んでいるのかをうまく伝えられず、先生から提案理解に苦しむことがあったのだ。こうなると研究の進みも悪くなり、また相談するがイマイチ解決しきれずにどんづまり…という負の連鎖が始まってしまう。

これら1つ1つは小さなことだが、それが2年間も続けば研究のものに嫌気がさしてくるというものだ。少なくとも私はそうだった。

私のこの体験談は、「リモートワークに向いていない人間愚痴」と単純化することもできるだろう。ただ、そうした人間を切り捨てるだけでは、その社会は進展は望めまいとも思うのだ。特に教育研究機関は、その意味を深く考察すべきだろう。

この春、私は新社会人として東京とある企業入社する。そこは去年、私が就活していた時点ではリモートワークを順次導入中ということであったが、私は嘆願書を出してでも出社させてほしいと主張するつもりだ。

2度としてあの灰色の日々を送らないために。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん