はてなキーワード: 異変とは
毎晩のように脳裏に去来するから書き捨てておく。脳のメモリの節約になるだろう。
当方スペックは30代男。年上の妻と子供が1人いる。数年前、子供の手がかからなくなってきた頃、ネズミ講みたいなのにハマりだしたけど、自己実現の機会は必要だろうと思って静観してたら、結局ネズミ講システムで成り上がれないことがわかってきて荒れ始めた。そうこうするうちに証券の営業をしたいとか言い始めた。なんぼなんでも主婦上がりには務まらんやろと賛成も反対もせず静観してたら、採用までトントン拍子だった。挙げ句のうちに日本の証券営業は私が変えるとか凄いことを言い始めた。こういのって、反対しちゃダメなんだよね。かといって、聞き役に徹するのは中々キツいなぁ、と思っていたら、段々外出勝ちになって帰宅も遅くなり、着るもの、特に下着とかが派手になり始めた。幾ら鈍感な俺でも色々疑ってしまう。ただ、その時は悪気無かったんだが、妻がよく携帯を無くすのでその対策にGPS追跡をOnにしてた。ある晩、翌日になっても帰ってこなくなった。嫌な予感がしてGPSを確認するとラブホ街ど真ん中だった。現場に急行してホテル出入りの現場を押さえた。ただ、これ、ホントに情事の現場を押さえないと証拠にならないらしいね。
妻はヤッてないの一点張りだった。こっちとしてはまぁそこを追求しても埒があかないから「どっちでもいいよ。」と言っておいた。キツかったのは家族のために働いてるつもりだったのが、モチベが瓦解してしまったことかな。最初は、妻をそんな状態に追い込んだ自分が悪いんだろう、と考えた。あまり家事をしない方だったが、この日を境にまぁまぁやるようになった。というか後述の理由でせざるを得なくなったのだが。一方で妻には「もう朝帰りはするな。」と約束させたが、その約束は再三破られた。証券会社からはノルマが課され、営業のためにむしろ連日深夜帰宅となった。約束を守らない妻を詰ることが増え、家の雰囲気は険悪になった。ここで、けじめをつけるために離婚するかどうかをかなり真剣に考えたが子供から母親を奪うことに踏み切れなかった。しかし、子供は敏感だ。荒れ始めた。
ただ、妻の浮気はその一晩だけで継続的なものではおそらく無かったのだろう、新しい職場で死ぬほど働いたお陰で頭角を現し、同性顧客を多く獲得して営業成績トップを争うようになった。仕事が落ち着くにつれて帰宅時間が常識的な時間になってきた。それは結構なことだが、家で自分の金融商品が如何に素晴らしいかを営業してくるのには閉口した。正直なところ、惚れた女房だから妻にも未練があったし、子供には尚更未練があった。離婚となればこのような場合でも子供は妻に持っていかれて養育費を払わねばならない可能性が高い。今戦うのは損だ。自分にそう言い聞かせた。だが、10年後、20年後になればこの女も若さを失い、ただの金に汚い人になる。子供達も善悪の区別がつくようになるだろう。だが、妻の不義は墓場に持っていって、将来は性格の不一致で決着をつけよう。短期戦から長期戦に切り替え、将来の安息ではなく将来の戦いのために現在も仕事で戦うという変なモチベを自分に湧かせて生きる気力を維持した。
しかし、こんなモチベが長続きするわけ無い。何もかも馬鹿らしくなってきて、仕事に対する熱意が冷めてきた。こんなに闘争心のない俺、将来戦えるのと自問自答する毎日だった。妻はそろそろ家を買おうよとか言ってきたが、信じられない奴と共同名義で大きな買い物をするなんて馬鹿げてるので生返事ばかりしてた。
こういうクソみたいな状況に異変が生じた。妻が大病を患い、余命数ヶ月と宣告された。この時生じたのはザマミロという感情よりも子供のためにも今死なれるのは困るという打算だった。そのころには感情が摩滅してたので悲しいとかいう感情はほぼなかった。数ヶ月、治療と看病を頑張った結果、5年後の生存率4割というところまで状態が持ち直した。
この間、妻の私に対する態度は大きく変わった。頭というか勘は元々いいから、私との間に未来がない、ということも薄々察してたようで、病気する前は家族写真から私を除外するとか、嫌がらせがひどかった。それが、気持ち悪いぐらい私に対して甲斐甲斐しくなった。
私の方は、貯蓄の何割かは離婚の係争費用にあてるつもりだったのが多少拍子抜けした。将来こんな半病人相手に俺は全力で闘えるのか? というか、妻は戦意ゼロ。ただ、勝ち負けというよりも完全に人間不信に陥ってるから、それを拭えない。例えば、私が病気して妻より弱ったら逆に見捨てられるんじゃね? とか。ごくごく客観的に見ると妻は地頭はいいが、信じられるかどうかで言うと信用できない人間だ。将来私が病気したりして強弱関係が再逆転するとどう出るかわからない。
そういうわけで将来設計は和戦両方を考えねばならない状況があんまり変わったように思えない。世間の人の多くはもうちょっと配偶者を信じることができてるんだろうと考えると、自分の人を見る目の無さには笑うしかない。別に今すぐ死のうとは思わないけど、とにかく生きるモチベが上がらないのはどうしたらいいのかな。
2018/5/12に開催された「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」の如月千早主演公演第3部に参加してきました。この公演では如月千早が体調を崩し、歌うことが困難になるというトラブルが起きました。ここでは、その公演で私が感じた感情とその後考えたことを整理するためにまとめた文章を公開します。
レポートや感想というよりは感情の吐露です。また、如月千早は私が一番好きで応援したいと思っているアイドルです。そういった人間が書いたということを念頭においていただけると全体のめんどくささを予想、納得いただけるかと思います。
・公演の詳細に触れますので内容を知りたくない方はご注意ください。
・基本的に自分の千早観丸出しなので独善的解釈を多く含みます。
●公演の概要
●感情の整理。
●少しだけ理性を取り戻して。これから出来ること。
今回はMRという技術を用いた新しいライブイベントで、簡単に言うと765ASの3Dモデルが舞台上で歌って踊るというものです。
youtubeのとっても短い公式紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=jHwXIrJKr3s
私は真ん中より後ろのほうでしたが、舞台上の3Dモデルは立体感、存在感、躍動感共に想像を超えるもので感動しました。特にPS4向けのリッチな3Dモデルと豊富なダンスモーションを持つ765ASとは愛称バッチリだと感じます。また、その性質上、本当に765のアイドル自身が出演しているという体と演出で行われており、ここでしかない貴重な体験が味わえます。
2018/4/30-2018/5/27の土日祝日を中心に開催され、ひとつの公演時間は1時間、1日に3公演が実施されています。開催日それぞれに「主演アイドル」が1人選出されており、主演アイドルはMCとソロ曲を披露してくれます。セットリストは基本的に下記の構成のようですが、曲については公演日によって変わっているみたいです。
今回まとめる2018/5/12如月千早主演公演第3部(以降3部公演と表記)についての詳しいセットリストなどは他に正確な情報をまとめていただいているのでここでは触れないことにします。
ここでは3部公演で体調不良というトラブルに見舞われながら舞台に立つ“如月千早”に対し、私が感じた感情とその変遷を時系列順にまとめたいと思います。私の感情主体なので、客観的に出来事を知りたい場合には適切ではない参考資料になります。
前日から「如月千早に会える」と興奮気味の私でしたが、MRは初めて体験するものだったのでどんなものか期待していました。
結果としてはそれはもうすごいもので、アイドルがまさにそこに“存在”し、活き活きと踊り歌う姿を見ることが出来ました。
1曲目のライブ革命で千早が出てきてから彼女から目が離せなくなりました。
他のユニット曲もかわいく美しく楽しく魅力的でした。立体感と存在感と躍動感と身長差がすごい!765ASの魅力が存分に発揮される新しいフィールドの登場に胸が熱くなりました。
千早のソロ曲がどうなるのか! という期待がよりいっそう高まっていたのを覚えています。
数曲ユニット曲が披露された後、とうとうソロ曲がやってきました。
曲は「arcadia」。私が始めて買ったアイマスのCDに入っている曲です。好き。
皆さんもご存知の通り、この曲は出だしの第一音から歌詞があります。
静かなBGMの立ち上がりと共に千早の透き通る歌声が一節をつむいだ後、激しい曲調へと移り変わるアグレッシブな曲です。
その出だし、音が入りませんでした。千早の歌がよく聴こえない。
マイクの不調かな?音響のスイッチングでちょっととちったかな?と思いましたが様子がおかしい。
開始数秒で私を含め、会場全体が何か異変が起きていることに気付いたはずです。
高音が出ない。声量も安定しない。ロングトーンも伸びない。ところどころ音程がとれず、声がかすれる。
単に調子が悪いとか音響がおかしいとかではなく、何か身体的な問題が彼女ののどに、歌声に発生している。
私はすぐにそう思いましたし、他の参加者も同様だったでしょう。
激しいダンスとは裏腹に、彼女の実力からは程遠い、痛々しさすら感じる苦しい歌声。
私は「はやく千早が歌うのを止めさせなくては」という思いで頭がいっぱいになりました。
彼女の搾り出すような歌声は“無理をして歌っている”と言うことが明白に感じられるものでした。
このまま歌い続けては彼女の声によくない。
無理に歌った負担で万が一にでも後に悪い影響が残るような事があってはならない。
彼女を守らなくてはならない。
どうやってとめればいい? どうやったら彼女を守れる?
そんな思いが頭の中をかけめぐりました。
したがって間奏はいわゆるコールが入るタイプの楽曲といえます。
混乱し立ちすくみ、ただ千早を見つめる僕の周りで、力強くコールをあげるプロデューサーが居ました。
彼らの気持ちは痛いほど分かりました。
如月千早の体を、声を案じて歌うの止めさせたいと思う一方で、もがきながらも何とか舞台に立ち、歌おうとする千早を支えなくてはとも感じていたからです。
何か強い意思や覚悟を持って舞台に立ち向かう千早の思いを私も感じていたからです。
「arcadia」が披露されているときの会場の空気は今まで経験したことのない異様なものでした。
私のように混乱し動揺しているプロデューサー達の感情と必死に歌い続ける千早の声が交差し、緊張感とも焦燥感とも付かない何かが充満していました。
声がかすれて歌声が途切れ途切れになっても。
そんな苦しみながらも「ステージ」を作ろうとする千早支えるために出来ることなんて私達には驚くほどなくて、大きいコールで「ちゃんと“ライブ”が出来てるぞ!」「千早は1人じゃないぞ!」ということを伝えようとするぐらいしか選択肢はなかったように思います。
果たして他のプロデューサー達が何を思いペンライトを振り、コールをあげたのかは分かりませんが、同僚達の行動を通じて「ここで千早を支えなくてはいつ支えるのだ!」という思いが自分にもあることを少しずつ自覚し始めました。
それでもなお、血をにじませながら(比喩表現です)歌い続ける如月千早を止めなくてはという思いと、大きく声を上げて応援することがさらに千早を追い詰めることになるのではないか?と言う不安から、コールを上げることも出来ず、かといって何も打つ手立てのないまま、私はただ青いペンライトを握り締め祈るような気持ちで彼女を見つめることしか出来ませんでした。
「arcadia」を奇跡的に最後まで歌い終わり、会場は拍手に包まれましたが、緊張感は増すばかりでした。
水を打ったようににわかに静寂が訪れた会場で、千早は話し始めました。
如月千早はそんなことをはじめに私達に問いかけたと記憶しています。
その声は本当に弱弱しく、彼女が抱える不安が内包されたその言葉は会場に居るプロデューサーの胸に深く突き刺さったと思います。
彼女は自分の体調が悪く、そのために歌を満足に披露できなかったことを謝罪し、体調管理が出来ずパフォーマンスを発揮できない自分はプロ失格だと自らを叱責しました。
「そんなことはない!」そういった声が会場から上がりますが、その声も如月千早と会場全体を包む後悔・悔しさ・不安・動揺といった感情を払拭するにはいたりませんでした。
自分の責で満足いく歌を披露できなかった、期待にこたえられなかった、楽しいライブを提供できなかった。
そうやって自分を責め、後悔や悔しさや申し訳なさを抱え、傷つき、心で血を流している千早を目の当たりにして、私は胸を締め付けられるような思いになりました。
彼女はつづけます。最後にもう一曲ソロ曲を歌う予定だと。その曲は「眠り姫」だと。
今の状態ではちゃんと歌うことは出来ないかもしれない。ライブとして成立させられないかもしれない。
「私はどうしたらいいでしょうか?」
震える声で助けを求める彼女に、私達はどんな手を差し伸べてあげたられるのか?
このときの会場の空気は本当に危ういもので、何かが間違えばすべてくだけっちってしまうような、細い糸一本で支えられているような緊張感がありました。
自分達に何が出来るのか?
プロデューサー達の迷いを含んだ重苦しい沈黙の中、「大丈夫だよ!」、「千早ならやれる!」そういった千早の背中を押す声がちらほらと上がり始めました。
プロデューサーとして絶対に彼女を支えなくてはいけないまさにその瞬間に、この危うい空間の中で必死に。
私の中ではまだ2つの気持ちが別の方向を向いてせめぎあっていました。
「もういい。今は休もう。次のチャンスを一緒に作ろう」そういって彼女を休ませてあげたい。
でもそれは体調不良を押してまで舞台に立つことを選択した千早の意思や覚悟を否定することになってしまうのでは?
「大丈夫だ! 思う存分やればいい!」そういって今日“舞台に立ち歌う”という選択をした彼女を最後まで応援したい。
でもそれは本当に彼女のための選択なのか? 体に負担をかけ、無理をしないと歌えないのは明白なのに、それを彼女に強いるのか?
私はどうしても「がんばれ!」、「負けるな!」といった強い言葉を選ぶことは出来ませんでした。
彼女を追い込みたくない、無理をさせたくない、守ってあげたい、という思いの大きさがそれを拒みました。
ただそれでも、覚悟と意思を持って、様々なものを賭して、ぼろぼろになっても舞台に立っている彼女を支えたいという方向に気持ちが傾きました。
ここまで来てたった一人の“プロデューサー”の発言でライブを中止する事なんて出来ないだろうという思いもありました。
なら何とかして彼女を守りながら「ライブ」を最後までやりきれるような言葉を捜さなくては。
声が途切れてもいい、無理はしなくてもいい、千早は1人じゃない、俺たちが居る、足りないところは補うから、ライブを一緒に作ろう。
そんな思いを表すような、短くてぱっと言える(長ったらしく話すことは出来ないしそんな場合でもない)何か一言はないか。
色々と思考がごちゃつくなか、誰かがまた千早を鼓舞する声を上げました。
それを追うように私も声を上げました。
「俺が歌う!」
会場に笑いが起きました。
私の素っ頓狂な発言に千早が少し今までと違う調子で「大丈夫ですか?歌詞は覚えているんですか?」と答えてくれました。
その千早らしい返答にまた会場に笑いがおきました。
少し空気が変わりました。
「千早が歌えないところは代わりに歌ってやる!千早が中止にしたくないと思ったこのライブを無理やりにでも成立させてやる!一緒にライブをやりきろう!だから無理するな!」みたいな意図を中心とした様々な感情がない交ぜになった結果の言葉の暴発でした。
ただ私の声に続いて「一緒に歌おう!」、「みんなで歌おう!」といった声を上げてくれるプロデューサーが居てくれたのは本当に救いでした。
きっと彼らの言葉を通じて私の言いたかったことも千早に伝わっていると思います。
おそらく台本があり1部2部公演でも類似のやり取りがあったであろう会話。
それに体調不良に起因するいくらかのアドリブや変更を加えつつ、進むMC。
正直このあたりの事は詳細をあまり思い出せません。
どういう流れであの問いかけからMCパートに移っていったのかも覚えていません。
声を上げ、千早が答えてくれた後、私はしばらく顔を上げることが出来なくなっていました。
ほとんど前情報を仕入れなかった私も、「MCはアイドルと会場で直接やり取りがある」といううわさは聞いていました。
それを知ったとき私が思ったのは「絶対に何も言うまい」というものでした。
ここまで読んだ方はお分かりの通り、私は如月千早の行動に対し、自分に都合のいい思いやら意図やらを好き勝手に妄想し盛り上がるタイプの人間です。
そんなヤツが如月千早の大事な舞台で変なこと言おうものならもう目も当てられません。
私が嫌われるのは仕方がないですが、如月千早に被害が及ぶのはあってはなりません。絶対に。
そう思って挑んだのですが、感情を抑えきれずほとんど反射的に声を上げていました。
後悔と恥ずかしさと、申し訳なさでしばらくの間顔を伏せていました。
公演後は興奮していてそのあたりの後悔は吹っ切ったつもりだったのですが、時間がたつとやはりまずいことをしたんじゃないのかと言う思いが顔をもたげます。
私の発言のせいでMCを進める流れになったとしたら、結局ライブを続けることを千早に強要してしまったのではないか。
本当はもっと理性的なプロデューサーが千早に何か言ってくれるのを妨げてしまったのではないか。(もしかしたら私が頭を下げている間に言ってくれていたかもしれません。)
私の変な発言で千早の大切で守りたかった舞台をかき乱してしまったのではないか。
何より千早自身や765プロとはぜんぜん関係のない馬の骨のせいで、千早の大切な舞台でいやな思いをするプロデューサー(ここでは私の発言がその人を不快にさせ楽しみ方を奪ってしまうということ)が出るようなことは許されないと思います。
いずれも大変自意識過剰な問いですが、でかい声を上げてしまった以上、考えざるを得ません。
もし本当に誰かを傷つけたのなら批判は受けるべきでしょう。
答えは出ませんが、一生付き合っていくしかないのだと思います。
少なくともあんなふうな声を公式イベントで上げるのは金輪際やめようと思います。
長すぎて途切れたのでその2に続きます。
中の人が大暴れしてお腹が波打とうが構わずよく眠っていた私が、ついに腹痛で夜中に目覚めた。
妊娠10か月。初めての妊娠。3日前に診察を受けたときは「当分産まれないね~」なんて先生に言われたけれど、痛いものは痛い。
実はここ数日断続的に生理痛のような痛みがあったけれど、臨月になるとよくある現象のようなので、へぇ~と思いながらやり過ごしていた。
昨日の午前中に少量の出血と生理痛のような痛みがあり、病院に電話するととりあえず様子を見るように指示を受けた。
昨日の夜、旦那とおっさんずラブを大爆笑しながら鑑賞して、そのあと旦那とスプラトゥーンをやって、お腹痛いなと思いつつ残り少ない2人だけの土曜の夜を楽しく過ごしていた。
ベッドに入ってすぐ眠ったが、夜中の3時半にお腹が痛くて目が覚めた。
腹痛は1分くらい続いて、そのあとは何事もなかったかのように痛みが引く。
「陣痛」ではなく「腹痛」と書いているのは、初めてのことでこれが陣痛かどうかまだ判断がつかないから。
とりあえず、「陣痛が来たら時間の間隔を計ってください」と病院で言われていたので、時間を計る。
今は陣痛アプリなるものがあり、お腹が痛くなったら画面をタッチするだけで陣痛の間隔を計ってくれる。便利。
今のところ、腹痛の間隔は10分を切ったり切らなかったりする。
念のため病院に電話したら、明確に間隔が10分を切るまで様子を見るように言われた。
もう寝るのはあきらめて寝室を抜け出し、お腹が痛くない合間にこの日記を書いている。
アルコールや薬物依存のヤツにさ、お前が悪いんだよって断じてそれで何か良いことあんの?
周りが支えてやんなきゃ依存症っていう病気は克服できないよな?
そりゃあアイツはクビでいいと思うよ。しでかした時代とタイミングが悪かった。
でもさ、好感度最強のスーパーアイドル様としてさ、「こういうことになった以上彼と一緒にはやっていけない。ですが、友人として、彼のアルコール依存からの脱却を支えて行くことだけはどうかお目こぼしいただきたい。」
くらいの感じが欲しかったなぁ。
アルコール依存は甘え、薬物依存も甘え、ニコチン依存も甘え、鬱も甘え。
学生時代はひょろひょろと痩せていたが社会人になり一人暮らしになりそのうち料理が趣味になりで寄る年波には勝てずメタボ体型までになった。それでも健康診断(の結果)はガチ無視でやってきたのだが、さすがに最近いろんな異変が出てきた。といっても痛いとかキツイとかではなく、
・前は昼間眠かったのに最近は4時間くらいしか寝てないのに眠くない
・小さい頃から酷い近視で、40代になって老眼になったのだが、その視力が急に落ちてきた
・なんか指がパンパンになってる
それで去年の健康診断の結果で産業医に呼び出され、結果を見られて一言、「専門のクリニックに行ってくださいね」。
結論から言えば生活習慣からによる糖尿病。2型。1月に近所の糖尿病専門のクリニックに行って女医さんにバッサリ、「インスリン打って治療しましょう」ということで、セルフ治療デビュー。そのあと食事指導も入り、「とにかく炭水化物食べ過ぎダメ、甘い物ダメ、芋とか人参とか土の中から取れたモノはカロリー高い」。体重を落とすために1日1700kcalくらいにしましょう。と言われ、素直に従うことになりました。
毎日仕事のストレスで、ガムは5日で1箱(100粒)、グミ1袋、そのほか甘い物、帰宅が遅いので夕方に社食でそばかラーメン、て嗜好品を全てストップ。毎日の食事のご飯を大盛り→半ライスにし、(アラカルトで選べる)おかずも一番カロリーの低いやつを1つだけ。その代わりにサラダ小皿と豆腐(冷奴)を必ず付けて、昼飯は600kcalくらい、夕飯は800kcalくらいに。それに毎食直前に即効性のインスリンをトイレへ行って注射。寝る前にもうひと種類注射。朝イチと夕食2時間後の血糖値を測るメニューになりました。
いま4月末。始めてから3ヶ月。BMI25から23くらいに(実体重でいえば8kgマイナス)。血糖値も200くらい余裕で超えるのが120くらいまでには下がってきました。それに伴い、視力は戻りつつあるし、昼間眠いし、いや低血糖だった学生時代を思い出す感じで。来月の健康診断までにはBMI22までは下げたいところ。血液検査の結果も危機は脱出しつつあるし、インスリン注射から一部錠剤にも変わったし、ココロ穏やかに治す所存である。
いやぁ、インスリン注射は注射嫌いでない人でも結構ガーンとくるよ。ストイックに惑わされず回復できることを願ってひたすら毎日の決まりを守るだけだよ。
昔から両親と折り合いが悪く、弟ばかり贔屓して育てられた。
特に母親はいわゆる毒親というやつで、私が楽しくしているのがとにかく気に入らないような節がある。
今までやむを得ず実家にいたが、2018年になったら遠くの県に引っ越して一人暮らししようと2年ほど前から考えて計画していた。
しかし2017年の夏、思いがけず老犬を家に引き取ることなった。
引き取ったのは祖母が飼っていたもう15歳の高齢犬で、祖母の持病悪化で世話が難しくなって我が家で世話をすることになったのだ。
私は動物好きで幼少期からその犬とは仲良くしており、元々懐いてくれていたが一緒に暮らすようになってからは尚更懐いてベッタリになった。
家の中で常に後ろを付いてくる、トイレやお風呂に入っているとクンクン鳴きながらずっと探す、夕方になると私の帰りを玄関でずっと待っている、夜も必ず同じタイミングで隣で寝ようとするなど。
他の人にはそんな態度は取らない。
今までずっと飼っていた祖母ですらそんな対応をされた事はないと言う。
しかし引き取ってからすぐ犬に病気が見つかり定期的な通院が必要になり、もう平均寿命も超えている高齢犬なこともあってその後も何度か体調を崩した。
その度に私が会社を休んだり早退して動物病院に連れて行き、面倒を見た。高額な医療費も支払ってきた。
日中はどうしても家に犬だけになってしまう時間があって心配なので、スマホで確認出来る見守りカメラも買って設置した。
犬のことは本当にかわいい。大切に思っている。
基本的に終業後はすぐ帰って休日も一緒にいるようにしているが、それでも私だって用事やしたい事もある。
たまには友人と出掛けてストレス発散もしたいし、ひとりで買い物も行きたい。もともと趣味が旅行で、それだって本当は行きたい。
なのに、仕事終わりにどこかへ寄って帰ったり休日たまに出掛けたりすると母親が毎回文句を付ける。
「ずっと玄関で待っていてすごくかわいそうだった」
「あんたが遊びに行った日から体調を崩した、家に置いて行かれたのがショックでそうなったのだろう、かわいそうだ」
などと、帰宅してからずっとネチネチと言われて犬の不調を遠回しに私のせいにされたり、本当にウンザリするしせっかく久しぶりに楽しかった気持ちが一瞬でどこかに行ってしまう。
別に毎週毎週出かけるわけでもないし普段は一番面倒を見ている。
毎日仕事もあるし月に一度くらい私だってストレス発散したい、たまのリフレッシュをなぜそんな風に言うのか?
その間家に誰かいて犬をずっとひとりぼっちにさせたわけでもないし、もし私の不在時に犬の具合が悪くなったらすぐ動物病院に連れて行ったらいいだけ、私は犬博士でも獣医でもない。私がいるから出来ることというのは本当は別にない。
それなのに少し出掛けただけでそうやって責めてくるのを本当にやめてほしい。
その旨を何度も言っているが、
ちなみに母親は「かわいそうだから無理」という理由で自ら動物病院に犬を連れて行ったことは一度もない。
そのせいで犬の具合が悪くなった際は毎回私が仕事の調整を付けている。
本当なら私は今年この家を出て行きたかった。
それが犬を引き取ったことで現状では出来なくなり、我慢している。
自分のささやかな趣味やプライベートも犬がかわいそうという理由で母親が制限してこようとする。
昨日も仕事終わりに本屋に寄って帰っただけで「遅い!待ってたのにかわいそう!」とずっと文句を言われた。
犬と子供を一緒にするつもりはないが、子育てしているお母さん達が
「子供になにかあった時、父親が一緒にいるのに「おーい、鼻水出てるよ」とか些細なことでいちいち呼んできたり、「やっぱりママが一番好きなんだから、ママじゃないと」とか言われて努力を放棄するのに腹が立つ、いやお前も父親だろ!いちいち私を呼ぶな、考えて自分でも対応しろ!」
「私だってたまには買い物やゆっくりお茶をしたりしたいのに「子供がかわいそう」「いつ帰るの?」とか言われて全然くつろげない」
などと言っている気持ちがなんだか始めて理解できたような気がする。
犬のことは本当にかわいいが、私ばかりいつも我慢を強いられて嫌になる。
今日だって私以外はみんなどこかに出掛けており私は犬と家にいる。私も本当は買い物に行きたい。
犬が私に一番懐いているからと言って、私が世話をするのが当たり前だと思うな。
疲れた。
どうしたらいいのだろう。
春ボが思ったよりあったので冒険してみた。
夜勤明けで性欲を持て余しまくってたのでネットで調べて1番安くて評判のいいとこを選んだ。
震える指で番号を打ち込み、発信!
緊張からか、震える声で指名する女の子(1番巨乳で若い子21歳)の名前とコースを注文。
店側、注文を復唱後、「こちらの女の子は全員中国人ですけど大丈夫ですか?」
そんなことホームページにもレビューにも一言も書かれてなかったぞ?と思ったけど、デリヘルってそういうもんなのかと納得し了承。
1時間後くらいに来てくれるとのこと。
速攻で部屋の片付けとシャワーを済ませ、布団を敷き待機。
しばらくの後、インターホンが鳴った。
ドアを開けた僕を待ち構えていたのは、ホームページの写真と全く似てない半魚人みたいな顔のフィリピーナだった。
写真と違う。中国人ですらない。おっぱいも明らかに小さい。少なくともプロフィールに書いてたバスト90ではない。
色々言いたいことがあったけど、これもいい経験だと自分に言い聞かせ中に入ってもらう。
嬢「オ兄サン、何歳デスカ?」
僕「24歳です…」
待て待て待て、お前俺より若いんじゃねえのか?21歳やろお前!って言いたかったけど抑えた。
嬢は俺にディープキスをかました後俺のパンツを下ろして「今日ハヨロシクネ♡」とちんこにチュッとキスしてきた。
いやーたまんねーな!相手が半魚人フィリピーナとは言え、こんなことされて勃起しない男はいない。これは期待できそう。
嬢がシャワー浴びている間、僕は心臓バクバクちんちんビンビンで辛抱たまらんかった。
最初はとりあえず生フェラ。上手くはないけど下手でもないちでもいつも行ってるピンサロのこの方が上手いなぁなんて思いながらしゃぶらせていた。
5分くらい舐めてもらったあとはいよいよゴム装着。AVとかエロ漫画でしか見たことのないお口でゴム装着。正直興奮した。非現実でしか見たことのない光景が今目の前で自分自身のちんこで!
嬢に優しく教えてもらいながら正常位で挿入。
???思ったより気持ちよくないもんですねマンコって……でもだいしゅきホールドされてアンアンとかわいい喘ぎ声出されると興奮が絶好調。AVで見たようなピストンはできてなかったと思うけど、初めてにしては上手く出来てたのではと自負したい。
何度か正常位で突いたあと、バックでやりたいと言ったら「イイヨー♡」と快く承諾してくれた。僕はバックが大好きなんだ。
魚の腐った臭い。生ゴミみたいな生臭い吐き気を催す臭い。こいつのマンコから臭う!!バックだとマンコと顔が比較的近いのでモロに臭いを感じてしまう。
嬢は僕にまたがり腰をくねらす。あんまり気持ちよくない。逆レイプものって騎乗位が多いけどこんなんじゃ射精できないなぁなんて考えてた。僕逆レイプも好きのに。
「ナンデ元気ナイカー?」と不服そうな嬢。お前のまんこの臭いのせいじゃボケ!って言いたかったけど、夜勤明けのせいかな?ごめんなさいね。って言って、結局最後は生フェラでフィニッシュ。
プレイのあと、嬢に萎えたことを色々言われたけど僕はぐっと我慢した。
最後にお店に嬢の感想を電話で報告させられるんだけど、嬢の目の前でマンコが臭くて萎えたなんてとてもじゃないが言えなかった。僕にだって情はある。嬢の評価が下がったら可哀想だし。でもこの店は二度と呼ばない。
2012年頃、大人の発達障害者への治療薬が適用になったこと、発達障害が話題となったことがありました。その当時、ネットの発達障害チェックをうけると「その疑いが強い」の判断があり、
自分も発達障害であるのかど強く悩み、予約不要のメンタルクリニックを行くことがありました。しかし、そこの病院は大変に混雑していて、当時は相談することを断念しました。
そもそも冷静に考えてみたら当時の私にはいろいろな抵抗感がありました。
しかし、今年の1月末頃『宇宙よりも遠い場所』の主人公の玉木マリの「何かをしたいけど一歩踏み出せない」という人物像に共感を抱くようになり、次第に作品に嵌まるようになりました。しかし、彼女たちは南極へ行きたいという夢を実現するのに自分は余りに変わらない事に愕然として、次第に深酒をしないと眠れず、毎日耐えられない不安に襲われるようになりました。
しかし、最初はうつ病を疑ったこともあり、律儀に二週間様子を見ようと思ったことと繁忙期だったこともあり実際に病院への受診を決断したのはさらに一月遅れることとなり、2月20日頃病院に電話をして、5日後に受診の予約を取り付けました。
こうした状況になるおよそ半年前の昨年8月に遡らなければなりません。絵を描くことが趣味だったこともあり「1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える」という経営コンサルタント大前研一の言を間に受けてSNSのフォロワーをがらりと変えたことがあったのです。しかし、彼らの素晴らしい実績を裏腹に自分は何も変わることも無く、ものすごい物をインプットし続けて次第に疲れていったのか、時間だけがいたずらに過ぎていく日々が過ぎ、夏コミの本を整理していると「もう半年経ったのか」という時間の経過に愕然とするようになりました。
先生は普通には白衣だろうと思っていたのですが、普段着だったことに驚きました。ただ、そこの病院は正直その先生の物腰は優しいのですが、しばしば話が噛み合わず「あった先生」とは言えませんでした。そこの病院は先生が一人で臨床心理士が居なく発達診断の診断は出来ないので他の病院を探してくれ(おいおい紹介しないのか?)と言われる始末で、自分で今度受診する病院を探し、二ヶ月後に予約を取り付けましたが、それでも、抗不安剤と睡眠薬で随分私を救ってくれました。
今回、精神科医療における一番のハードルは親でした。すぐにキレる。お前は生きる価値がない等の暴言を繰り返す親である以上、病気への理解が全く皆無であるとしか思えなかったのです。診療を秘密にして自分のお金だけで受診をすることを本気で検討したこともありましたが、治療費を考え断念したこともありました。先述のメンクリの先生に(親の説得材料に)「診断書出してくれ」といっても「紹介状あるんだからいいだろ」の一点張りで結局自分でカミングアウトすることになり、それが一番のハードルでしたが、もともと思い当たる節があったのか、案外優しくむしろ繁忙期に病院に同行する事へのいらだちの方が多かったのです。
結局、自分だけで悩むと1年以上時間を無駄にしてしまいました。生きるのは厳しいかも知れませんが、しかし手を差し伸べれば差し伸べてくれるだけの手はあるのです。もし、今後(治療方針や検査など)が不安というならまず近くのメンクリで抗不安剤だけ貰うというやり方もあると思います。検査は25日でまだ自分がどういう精神状態なのかが解りませんが、一人でも多くの人が救われることを願っています。
最初の異変は12月中頃ケース交換中急にリンゴループに突入。リカバリーモードにも入れず。
Appleサポートに電話してピックアップで家まで取りに来てもらうことに、が翌日充電コード繋いだら普通に起動しやがった。
1回目だったのと、再現性がないからAppleに持っていっても突っ返されそうだったしピックアップキャンセルしてもらった。
それから月1くらいのペースで、気づいたらリンゴループ現象が度々発生。
その度に何度かリンゴループさせると直るのでサポートにも連絡することなく放置。
最近、頭が痛くってさ、早退したり、休日は家でずっとベッドの中で寝ていた。
せいぜい、休みの日に家を出るっていったら、歩いて徒歩5分のコンビニで弁当を買うぐらい。いつもおにぎりとサラダを買っている。あわせて300円にもならない食事。そんなことはどうでもいいか。
でさ、流石にずっと寝てるから、することが無くて困ってんの。まあ、最近はテレビを点けてオリンピックをダラダラ見てるぐらいかな。オリンピックは良いよな。一日中ずっとやってるし。CMも無いから。せいぜい、他の国同士の団体の競技をもう少し見たいって思うぐらい。
それがここ数週間の俺の休日。
ガンガン痛い頭の痛みやときどき現れるふわふわした気分を抑えながら、データ入力をするのが俺の仕事だ。単純作業だけど、正確性が求められるのでこの状態だとかなりキツイ。ぶっちゃけ俺じゃなくても誰でもできる仕事だ。だから、俺が不能だと分かったら、さっさとクビにするだろうな。会社の中で死んだりでもしたらメーワクだから。
こんな状態が毎日続いていたんだが、どうやら、俺はいわゆる残留思念に取り憑かれているらしい。
説明は難しいが、こう、急に分かった感じがするんだ。パズルのピースが嵌ったような気分。もしくは数学的概念が理解できたような。
昨日、快挙と言っていいと思うのだが、残留思念と対話することに成功した。対話というより通信のほうがいいかもしれない。よくマンガとかで出てくる「こいつ、直接脳内に……!」みたいなアレ。あれは読者が日本語ベースで理解しようとするから、日本語で書かれているけど、実際に言語でやり取りはしていない。ぼんやりと分かるようになるぐらい。残留思念は無口だ。これは俺の場合だけどな。
その残留思念と通信してわかったのだが、俺に残留思念を送りつけたのが、仕事場所で俺の隣りにいる横田らしいんだ。
横田は勤勉だし、性格も良いから、頭が痛いとぼやく俺のことをいつも心配してくれる。もちろん、他の同僚たちにも気を配る優等生だ。仕事もよくできるので周りの評価も高い。
そんな横田がなぜ、と思ったのが最初の感想だ。そこで、横田が残留思念を送ってきたのか理由を通信した。
しかし、残留思念にも分からなかった。いくら残留思念でも、創造主の頭までは侵入できないのかもしれない。
仕方が無いので、今日出勤してきたときに俺の残留思念の一部を横田に送りつけてみた。ちょっと横田の脳に触れる感じ。
すると、面白いことが起こった。
残留思念の一部が横田の脳に攻撃すると、そこからどんどん別の残留思念が出てくるんだ。耳、鼻や口とか穴の中から出てくるんだ。というか、俺は残留思念を感知できるようになった。
俺の会社では毎日朝礼があって、部長の朝の挨拶の間でもずっと横田は残留思念を垂れ流しにしていた。心なしか横田の影が薄くなっているような。でも、みんな横田の異変には気づいていない。
おそるおそる、俺は横田に気分が悪そうに見えるが大丈夫かと尋ねてみた。
横田は一目俺を睨んだだけでなにも言わなかった。誰が残留思念を送ってきたのか分かったのかもしれない。
朝礼が終わると、横田はすぐにトイレに向かった。俺もこっそりついていった。
トイレの個室で横田は小さくうめき声を上げた後に、声は止んでしまった。
その後、俺は横田を見ていない。
横田の隣の席の横横田と話していると、ある核心的事実がわかった。
なぜそれがわかったって?
いったん、残留思念に取り憑かれると空気中を漂う他の残留思念が体に集まりやすくなるようだ。体の許容量を超える残留思念が溜まるとそいつは消滅する。
横横田もすでに許容量の半分ぐらいがすでに侵されている。
ふつうは、残留思念が集まるといっても1思念1ヶ月ぐらいのペースぐらいが平均みたいだが、横田は異常なスピードで残留思念が集まってしまったと教えてくれた。きっと、社内外問わず広い交流をしていたからに違いない。
残留思念が多すぎるとふとした拍子に残留思念が漏れ出てしまうことがあるらしい。それが俺の中に入ってきてしまったというのが横横田の仮説だ。
では、どうすれば残留思念を追い出せるのかと聞いてみたが、それがわからないと返ってきただけだった。一方的に溜まっていくだけで今のところ防ぎようがない。
今は1思念だけなのでまだまだ許容量までには十分余裕がある。
妹が大学に行っていない気がする。ここ2年くらいそんな気がする。
根拠はあまりないが、昔よく話していた学校の話をパタッとしなくなったりとか、休日は布団から出ないことが多いとか。
平日は一応家から出ているけどどこに行っているのか分かったもんじゃないと思う。
ここ2年私も精神的に不安定だったので異変に気付きつつも問題に触れられずにいたが、今から1カ月は割と余裕があるので少し気になってきた。
妹に「お前学校行ってるの?」と直談判する勇気はない。なぜなら、妹に正直に打ち明けられて寄っかかれたとしても受け止めきれる自信がないから。私もそこまで精神が強くない。大学の相談室に引きずるのがせいぜいだろうが、妹はそれを望んでいるのだろうか。
妹に直接聞かずに、本当に学校に行っていて進学できているのかどうか確かめることはできないだろうか。
それとも母に問題を持ちかけた方がいいのだろうか。でもなぁ、母は最近祖母の世話や叔父のもてなしで忙しいしな、さらに心労を増やすのは忍びないよなぁ。というか鈍感な私でさえ妹はおかしいと感づいているんだから、機微に敏い母が気づいていない訳ないと思うんだよな。分かったうえで放置しているのか。それなら私が相談するだけ野暮だしな。
妹はこれからどうするつもりなのだろうと聞かれるかもしれないが、私が推測するに妹はただ現実逃避しているだけだ。おそらく今後どうするつもりなのかも何も考えていない。出来るだけ長い間話を大事にせず結論を出さなくていい状態にしたいのだろう。
これが全部私の悪い妄想で、実際の妹は元気に学校に行っていて、ただお姉ちゃんに学校のことを話さなくなっただけだといい。
どうしたらいいのだろうか。やはり妹に聞くべき?いやあ、でも妹が唯一気楽におしゃべりできる相手が私だろうし、そんな私とシリアスな話をしたくないんじゃないか。というか私がこのせいで姉妹仲が壊れるのが怖い。昨日見たアニメの話とかできる関係を壊したくない。
極部不可侵地域、略称極侵帯は通常いしと呼ばれ太陽系外縁部より飛来したとされる相互環境改変機構の影響下にある区域であり
その一帯はいしの構成要素と成り自己確変因子へ組み込まれ著しい変質が進んでいる
1919年の2月某日にいしが飛来したことによりパッシェンデール近郊に異変が生じた
偶然、飛来の瞬間をを天体観測を趣味としていたアーダルベルト・ゼールバッハが目撃していた
証言によればいしは赤々と燃えながら速い速度で落下していたその物体は奇妙なことに小刻みに振動しているように見えたそうだ
そして調度、物体が地上と空の中ごろに差し掛かったところで急停止し針路を大きく変え南方へ方向転換し徐々に速度を落としながらパッシェンデール方面へ落ちたということであった
パッシェンデール近郊は第一次世界大戦の激戦地であり長らく無人であったまた惨禍によって大量の有害物質が残っており特異な環境が存在していた
2月中旬人も生物も寄り付かないこの地にに突如として生物の大移動が始まる周辺住民は野生動物の移動を訝しがっていたが3月初旬にはその列に彼らも加わった
この時点でパッシェンデール近郊において何らかの異変が生じたことが公のものとになる
地元警察と行動心理学、生物学など様々な分野の研究者らが協力しパッシェンデールへ調査へ向かう
その日のうちに様々な報告が入る……
翌朝、音信は途絶し彼らは2度と帰ることはなかった
口蹄疫を覚えているだろうか。
感染力が強く、ドーバー海峡を渡ってフランスイギリス間で伝播したことすらあるらしい。
徹底した隔離だ。
基本、ウイルスは患者から離れたら、時間が経てば死滅するしかないのだ。
自然界で単独で生きられる細菌や、野生動物に感染するウイルスなんかだと、患者がいなくても残る可能性があるが、そんなのは例外だ。
ちょっとでも具合が悪いなと思ったら家で寝てろ。
家族に一人でも具合が悪い奴が出たら、みんな自宅に引き込もれ。
打った人と打ってない人で感染のリスクが変わるかというとかなり微妙。
みんな打ちまくったと年と、あまり打たなかった年を、何十年も比較すると、社会全体としては効いてる臭いって程度。
自分の為に、社会のために、インフルエンザの診断がついてからじゃなく、ちょっとでも身体に異変を感じたら家族全員家で寝てろ。
朝。なんだかだるくて、お腹も痛くて。
だんだん寒気も酷くなってきたし、肘や肩、腰、背中が痛いんです。
「これは」と思い、熱を測ると7度8分ありました。
インフルエンザの予防接種は受けていましたが、イコールでかからないわけではないらしいとも聞いていて。
ベンザブロックが「鼻から?喉から?」と言うように風邪なら鼻水や喉の痛みから始まるのが普通でしょう。しかしそのいずれの症状もありません。
熱が8度を超えたのを確認して、近くの内科に行きました。そこで測った体温計を見ると、なんと6度8分。
「は!?」
病院の体温計で思ったより数値が伸びないと、なんとなく悔しくなります。
問診票にインフルエンザの検査を希望することを記入して、インフルエンザの検査をしました。
何度かインフルエンザの検査をしたことがありますが、個人的にあれは採血よりも嫌いです。
鼻の中の粘膜に小さな棒を突っ込んでイジイジするんですが、その突っ込み具合に個人差がありますよね。
ついついクシャミが出そうな程度にサワサワする人もいれば「奥歯ガタガタ言わせたろか」というくらいに突っ込む人もいます。
各看護師が「サワサワタイプ」とか「奥歯ガタガタタイプ」とかバッジをつけてくれればわかるんですが、こればっかりは入れてみないとわかりません。
奥歯ガタガタタイプの看護師さんからつらい検査を終えて、診察を受けると「今朝から熱が出たんじゃ出るわけないよね」と。
うわ、やられた。早すぎパターン。
体調悪くなったら早めに病院に行きたいのに、インフルエンザはある程度仕上がってから行かないとタミフルもらえないんですよ。
明日になってもまだ熱があったら、もう一度インフルエンザのテストを受けるように言われました。
「これは確実にインフルだ...」
翌朝起きると、熱は8度2分。
うわ、やっぱりダメだ。
しかし、異変が。朝食を少し食べて薬を飲むと、少し気分が楽になってきました。
「これは」と思って熱を測ると、7度4分。
「あら、下がってる。」
今日、わざわざインフルの検査を受けなくても、安静にしてたら完治するんじゃないの?
そう思って夕方まで安静にして、再度熱を測ると7度2分でした。
「予防接種を受けると症状が抑えられる」
という情報も加味すると、このなかなか熱が下がらない感じはインフルだと、改めて思いました。
改めて病院へ行き、熱を測ると6度5分。
「ヤバっ」
おいおい、こんなヌルいサワサワでウイルス検出できんのかよ、頼むよ。
結果、インフルではありませんでした。
採血の結果も異常なく、お医者さんから「うん!異常なし!」と。
うるせえ、何が異常なしじゃ。こちとら異常ありと思って2日休んどるんじゃボケ。
そして、今朝熱も引きまして。無事に出社しました。
あの熱は何だったんだろう。大人が38度出すなんて、普通じゃないだろ。まあ、ただの風邪か。
普段、風邪を引かないのでただの風邪で熱を出すのがかっこ悪いと感じてしまう。インフルであってほしかった。
「どうせ熱が出るなら、ある程度大ごとがいい」という、お話でした。
私には1歳11ヶ月離れている姉がいる。
頭が良くて友達の多い姉だ。
およそ2歳離れているが、年度の都合で学年は1つ違いだった。
幼い頃からできた姉とよく比べられてきた。
お姉ちゃんは言うことを聞いてくれるのにお前はなぜ聞き分けが悪いんだ。
お姉ちゃんは勉強して成績が良いのにお前は漫画ばかり読んでるんだ。
家では当たり前に比較された。
幼稚園小学校中学校に入学すると、まず先生から姉ちゃんの妹と呼ばれた。
そして姉の友達にも姉ちゃんの妹と呼ばれる。
先生からも先輩からも、顔が似てるだとか、性格は違うとか、姉ちゃんはそんなことはしないとか毎日言われていた。
年賀状の枚数が姉の方が多いとか、姉は友達といろいろなところに遊びに行っているだとか。
通知表の成績が姉の方がいいとか。
最初は私も追いつこうと頑張った。
だけど毎日毎日姉ができるのになんでお前はできないんだと言われて劣等感でいっぱいになった。
このことの最初の変化は、家族でトランプをして私が1番にならないと、トランプをめちゃくちゃにして怒り泣き叫んだ。
家族で出かけるのを嫌がり、外で寿司を食べなきゃ行かないと言っていた。行ったら行ったで、帰りたいつまらないとずっと言ってた。
姉がいなくなればいいのにと毎日祈ったし、姉の宿題プリントをめちゃくちゃしたり隠して意地悪をするようになった。
しかし親は1人で遊んでることが心配だったようで、姉に、あねと姉の友達と私とで遊んでやってくれと頼んだ。
当然よく知らない姉の友達と遊んで楽しくもなく、漫画が読めないからイライラが募り姉の友達と大ゲンカになった。姉はこの喧嘩を黙って見ていた。
そして太った同級生の女の子をいじめた。この頃の私の思考は、太っている=だらしない、で、私よりダメなくせに楽しそうに笑っているのが許せなかった。
それでもたまに親は私のことを褒めることがあった。
姉ばかり褒めてばかりだと平等ではないと感じたそうだ。
このころの私は褒められても嬉しくなかった。
それよりも、親が姉に対して、妹はできるのになんでお前は出来ないんだと言って欲しかった。
皆大嫌いだった。全員敵だった。
親には嫌なら家を出て行けと言われた。
それからは親に話しかけられるまえに急いで部屋に駆け込むようになった。
こどもを比べると家庭が崩壊する。
意外にも1番傷つき被害を被ったのは姉だった。
元来穏やかで繊細な気質の姉は、唯一私の気持ちに気付いていたようだった。
しかし親や周りのすることを止めることもできず、私には無視され散々だったろう。
姉は良い子を止めることは出来ず、マイナスな感情は見せずにいた。
誰もが知る名門校に入り順風満帆に見えたが中退し引きこもり始めた。
親にも怒鳴り散らすようなり、親は困惑し、あんな良い子だったのにどうしてと嘆いた。
姉と比べられるのは苦しかった。
年子だと比べられる期間が長こと、体格が同じ感じだから比べやすいのだろう。
はじめてますだに投稿するけど、なんだか吐き出したくて仕方ない。
文才がないことだけははじめに伝えておく。
お付き合いして2年だったけど、残り1年は中身ある付き合いとは言い切れない。
おれは今まで亭主関白なところがあって、自分の考えを押し付けるところがあり相手の聞く耳をもつことがなかった。
これじゃまずいと思って、次付き合う人は「相手を立てて、その人を尊重しよう」って思い意識を変えた。
それが元婚約者だ。
はじめの1年はとにかく楽しかった。お互いケンカもなく、笑い合いながら楽しんだ。
1年たった後、元婚約者に異変が起きた。会社内で元婚約者を批判する投書が上司に知れ渡り状況が一変した。
おれは彼女を支えるべく、ずっと励ましをして彼女の言いたいことを常に優先してきた。
結果として彼女は精神を病み、おれ自身もうつ病になって、結婚どころじゃなかった。
会社のカウンセラーからは「お互いの心が正常に戻った時に話し合って前に進めたらいい」と助言を受け、オレはそれに従った。
半年が経ち、元婚約者からは「好きな人ができた」と告げられた。
おれはどうしようもない絶望感に襲われて、今までおれはなにをしてきたのか訳が分からなくなった。
これが2年かかった。長いのか短いのか分からないけど、オレにはどうしようもない怒りと悲しみに襲われていた。
最終的には和解という形にはなったが、実質勝訴みたいなものだ。
すべてを終えたおれは心が軽くなり、久々に1人の時間を満喫するようになった。
元婚約者と過ごした2年+裁判で2年、失われた時間を埋めるかのようにとにかく動きまくった。
その子はとにかく恋愛体質が強く、自分を好きになってくれる人を好きになるタイプ。
しかし重い。
相手のことを思いすぎて、オレの時間など気にせずLINEをしまくってくる。
オレは元婚約者との関係は異質なものと観ていたので、自分の時間を大事にしたいし、相手も相手で自分を大事にしてほしかった。
これじゃ未来を描くことはできないと思い、オレから別れを告げた。
今その元カノは別の男性とできちゃった婚をしたと風のウワサで聞いた。
その人はバツイチだったので、特に後腐れもないと思っていたが、一回身体の関係をもつと面倒なことになった。
焦っているのかどうか分からないが、とにかくオレへのアピールがすごすぎる。
その気がないことが伝わるまでかなりの時間を要したが、今では普通に接している。
ただハッキリ言えるのは同じ会社の人と恋愛または関係を持つのはコレっきりにしようと決めた。
2016年の春
会社に新卒の女の子が入社してきた。高卒の18歳。その子は藤田ニコルみたいなので「ニコるん」とする。
若い子はまるっきり興味はなかったんだけど、ニコるんは余り積極的に自分から話すことはなく、こちらから声をかけていくうちに気になり始めた。
あぁ〜おじさんがキャバクラにのめり込む心理が分かったような気がする。
おれの話を屈託のない笑顔で応えてくれるんだよ。そう自分が肯定されている錯覚に陥る感覚。
15歳も離れている子を気になり始めるって、自分でも信じられなかった。
その子に恋をするってのはある意味で面倒だし、ましてや同じ会社。
じゃあ同じ恋をするなら、年が近くて別の世界に属している人がいいんじゃね?って思い、出会い系を使うことにした。
出会い系はいわゆるペアーズやomiaiなどのアプリを利用した。
プロフ作成とかメッセージのやりとりは正直面倒だったが、きちんと出会えた。
はじめは3つ下のバツイチ。同じ読書趣味で盛り上がってとても楽しかった。
けど2回目のデートのとき日帰り旅行で南紀白浜に行ったんだけど、どうも相手は楽しくなかったみたい。
相手曰く「コミュニケーションがちゃんと成り立っていない」「わたしには時間がないのでここで切りたい」
そう言われて落ち込んだ自分がいた。
とても虚しい気持ちになり、ついニコるんにLINEをした。ただ話し相手になってほしくて呼んだに過ぎない。
ニコるんは何事もなくオレに接してくれて、会社の話や趣味の話などをして少しずつ気持ちが少し落ち着いてきた。
同時に出会い系出会った女のことも話し、なんとか笑い話になった。
その時、ニコるんはオレのことを恋愛対象として観てるかはわからん。
本人は15歳離れても全然OKだとさ。それ聞くと意識はせざるを得ないけど、社交辞令として受け取った。
オレから観るニコるんはいつも妹中心に考えていて、男は二の次という印象。
なので、ニコるんの心にオレは入ることないだろうなって思った。
最初の出会い系を使って2ヶ月後、別の女性と出会い系で知り合った。
最初のデートはカフェで楽しくおしゃべりしていたけど、2回目からはぐいぐいビールを飲む。
その点は気にしないようにして、いつしか身体の関係をもつようになった。
女として見れないと思い、連絡は減らすようにフェードアウト。
結婚を意識した上での恋愛をしていたつもりなんだけど、相性が合わないと結婚生活は上手く送れない。
そんな信念で恋愛をしていた。
この店を通うようになってから、他の常連客とも仲良くなりとても楽しいひとときを過ごすようになった。
ちなみにその女将は既婚者で、恋をするとか全く考えていない。
ただシンプルに自分に癒やされる空間で美味しいお酒と食事をすることを堪能した。
小料理屋に通い始めて3ヶ月後
同時期に女性3人と付き合い始めた。
こうやって聞くと3股なんだけど、ただオレは相手の話を聞いて頷いて女性を立てていたにすぎない。
1人目
そいつとは高校の時に色々あったけど、年を取った今、大人の会話ができている。
経験値というのだろうか、話が意外にも合う。共通の趣味とはないけど、腐れ縁的なところもあるな。
流れにのってヤッてしまった部分はあるけど、まあ大人の関係だ。それ以上もそれ以下もない。
シンプルに言えば、セフレみたいなんだけど時々飲みに行く間柄である。
2人目
会社の元同僚。2つ上で既婚者子なし。
最初は趣味友という関係で意識も何もしなかったんだけど、9月になぜか二人っきりで旅行行くことになった。
ただ野球観戦をするだけのためにすべて相手にホテルの手配や飛行機の予約を任せていたんだけど、部屋は別室と思っていたら同室。
どう考えても不倫になるので、自分の中では「ダメ」だと思いつつも好奇心旺盛が強く、流れでヤッてしまった。
旅行自体は楽しかったんだけど、終わった後の罪悪感なものを感じてとても気持ちが複雑になっていた。
3人目
事の始めは相手の恋愛相談から始まったんだけど、結局ダメになった。
なぜか話しの流れで「私達付き合わない?」と言われ正直戸惑った。
おれは結婚を前提に恋愛するつもりでいたんだけど、付き合っていくうちに気持ちが変わるかもしれないと思い、
一応付き合い始めた。
しかし、4ヶ月経ったのに身体の関係がなく、ただいつもどおりの友人関係。
オレが考える恋愛とは全く違う。
3人同時進行は、オレの中で初めての経験で自分でもモテてることに意外に思えた。
この流れは後にも先にもないだろうと思い、死ぬまでにはしてみたいことだったので前向きに捉えるようにした。
もちろん3人にはオレが3股であることは伝えていない。
まず1人目。
こいつについては、まあ来年も関係は続くだろうけど結婚はまずないだろう。
何よりもオレ中心ではなく自分中心で生きたいというスタンスなので、コレ以上も何もない。
気心知れているけど、恋愛対象としてないオレがいる。
2人目
お互い不倫という負い目があるからなのか、あれ以来音沙汰なし。
先のことを考えたら、お互いのためにも会わない方がいいかもしれない。
3人目
つい2週間前、ヤッた。
1回目はゴム付きでやったんだけど、ホテルの中のゴムは1個しか無いので、2回戦は不可。
しかし相手が誘ってきたので、生でやった。もちろん合意の上で。
つい気持ちよくなってつい相手の中に出したんだけど、ここで事件が起こる。
「なんで中に出したのよ!!!!!」
めちゃスゴイ剣幕で怒りが込み上がっている様子の中、オレは出した直後なので果てている。
何が起きたのか訳がわからない。
外で出してほしかったみたいだけど、生でヤッた時点でいつできてもおかしくないんだ。
確率上、中のほうが高いのは言うまでもないけど、ラブラブムードが一気に吹き飛んだ。
4ヶ月間楽しくデートもして友人関係のままだったけど、この日に初めてヤッて気持ちよかったのに。
たった1回のセックスでおれはこの瞬間、「この女と切りたい」という気持ちになった。
しばらくしてお互い落ち着いて、少し話す機会を設けたところ
言われなくてもオレもそのつもりだった。
こんな感じで3人の女のとの関係が終わった。
ここでおれのゲスなところを伝えておく。
11月、たまたまニコるんと出張へ行くことになり、急接近し始めた。
出張帰りにデザートを買ったり、一緒に食事にいくようになった。
恋愛として対象に観ていたかどうかと言われたら、難しいけど恋しているんだろう。
そう彼女は二十歳になっていた。
成人している年齢なので気軽にお酒を誘えるようになった。
なんでこんなオッサンについてくるのか疑問だったけど、気分は悪くない。
けど妹のことになれば、おれのことはどうでも良くなる。
そんな子だ。
おれは3人の女との関係を持ちつつも、ニコるんのことは片隅にあった。
いや男としてなんだろうな。
先週、おれはニコるんにあるお願いをした。
「来週の土日、引越し先のために車を使いたいから買い物に付き合ってほしい」
ニコるんは笑顔で「いいですよ〜!車はアルファードがいいですか?!」
こんな風に快諾してくれてオレは嬉しい気持ちになった。
そして昨日、待ちに待った約束の日。
ニコるんから「すいません!妹がインフルエンザにかかったみたいで」
おれは「いいよ〜気にするな。また明日あるしな。妹さんお大事に〜」
かなりガッカリしたけど、気にしないようにした。
けど尾を引いた。やっぱ妹優先なんだろうな。
未読のままだ。
何かあっただろうと思いつつも、きっと妹のことを優先しているんだな。
不相応に同年代の方がいいんだろうか。
何にでもはっちゃけすぎた。
そう思うようにしとこう。
こうやって、ますだを書いてる最中にニコるんからやっと連絡きた。
「いつもお世話になっています。ニコるんの妹です。姉が昨夜緊急入院して今も目が覚めておりません。こうやって予定を合わせられなくて申し分ないです」
そもそもニコるんの携帯は指紋認証がついてるiPhone8だ。
妹が勝手に使ってるって邪推してしまう。予定の埋め合わせができなくてこうやって嘘のストーリーを作ってるんかな?
あれこれ考えてしまうけど、どうでも良くなってきた。
冷静に考えてたかが15下の小娘だ。子どもに踊らされてるオレがアホなだけと思っとこう。
ニコるんの妹への返信は、そのまま額面どおりに受け取ってフォローしておこう。
そして極力かかわらないでいこう。
そのほうがいいな。
・寝ると偶に息が止まる
⇒息が止まると苦しくて起きるから死なない。なのであまり深刻ではない。
・腰が痛い
⇒完全にじじいでワロタ。
・ち○こが全自動で震える
⇒き○んたまとか精子の管とかが震えるのは以前にも経験があったがマイリトルボーイ本体が震えるのは初めて。単純に恐怖。
⇒偶に漏れたことを確信して、急いでトイレに確認しに行くけど十中八九漏れてない。謎のセルフドッキリ。
⇒たまにっつか一回しかないんだが。あれは怖かった。勉強しすぎて頭おかしくなったのかと思った。二度寝したら治った。
・腹が鳴る
⇒お腹すいてるわけじゃないのに腹がギュルギュルなってる。もしこの音が周りに聞こえてるなら放屁野郎だと思われているに違いない。恥ずかしいな。
・便秘
https://twitter.com/shinkai35/status/945771033696509952 へのリプライです。書くところが無いので、ここに書きます。この話は全てフィクションで、実在の人物や組織には一切関係ありません。
その日、文筆家しんかいはPCから出るピピピ・・・と言う異音で目を覚ました。翌日が休日である事に安心しきって、ついついツイッターでリツイートされてきたポストモダニストの著作がいかにおかしい話であるかを語っていたはずなのだが、顔にキーボードの模様をつける結果となっている。実感は沸かないが寄る年瀬には勝てない。相対主義が何を主張しようが、ヒトにはその限界がある。そんな事を思いながら、テレビのスイッチを入れようとしたとき、しんかいは異変に気づいた。
部屋に置いてあるそれは、平面的で画面が大きな液晶テレビではなく、画面は小さいが奥行きのある立方体、昔懐かしいブラウン管のもので、ダイアル式のスイッチでチャンネルを選択するそれだ。電源のオン/オフに金属のトグルスイッチがついており、もしかしたら産まれてから実際に目にしたテレビの中でもっとも古いものかも知れない。背面から出て壁につながっているテレビ線のコードは同軸ケーブルではなく、平たいプラスチックの両端に二本の細い線があるものだ。もう平成も終わろうとしているのに昭和過ぎる。が、昭和であってもテレビの裏の埃は変わらない。くしゃみが出てきた。
パチンと電源を入れる。ヴォンと音を立てた後、数秒の間を置いて粗い絵が映し出された。4Kや8Kのテレビの宣伝をみるたびに、もう走査線の本数を向上させてもと思うが、いやおう無しにでもその重要性を認識せざるを得ない絵だ。北朝鮮のテレビよりひどい。2017年12月27日、朝7時のニュースが始まった。アナウンサーの「おはようございます」は、普段通りの番組だが、他は普段通りとは言い難いものであった。見慣れたコンピュータ・グラフィックスの今日の見出しが、アナウンサーの横の黒板に置き換えられている。ボードですらない。何より、国家放送第一と言っている。
しんかいはチャンネルを回してみた。チャンネルはかくんと90度づつ回転し、四つしかチャンネルが無いことがわかる。ぐるっと一回転させる。四つあるチャンネルのうち、一つは白黒の画素が激しく入れ替わるノイズが流れていたが、三つは使われていた。国家放送第二、国家放送第三、ノイズ、最初の国家放送第一。どうやら、国家放送しかないようだ。第二はこの時間帯なのに正しい文学について解説し、第三は老人が正しい体操を実践している。しんかいは、この時点でテレビの登場人物全員が、カーキ色の上着を着ており、一列に並んだ大きめのボタンをきっちり留めていることに気づいた。
チャンネルを国家放送第一に戻す。国民服のようなものを着たアナウンサーが読み上げるのは交通事故や気象情報と言うところは、公共放送のニュース番組と同じだ。しかし、一つ一つについて解説を丁寧に与えていく。しばらく唖然としながら番組を見つめ、思わず「何だ?」とツイートした。ニュースに解説があるだけであったら、驚かなかったかも知れない。しかし、先々月の災害の被災者の感情を、微分可能多様体と言う単語を持ち出して説明しようとしている。そう、ポストモダンだ。ポストモダンについては日本有数の知識を有すると自認しているが、寒気についてのポストモダン的解釈は初めて聞く。
はっきり認識はできているが、全く理解ができない状況。自らの視覚や聴覚を信じることができない。思わず、「テレビがポストモダンになっている」となっているとツイッターに書き込む。「え、愛知だけでは?」「柄谷行人が死んだりでもした?」「ポストモダンに“なる”はおかしいだろう」とリプライが返って来る。誰もこのポモな国家放送を観てはいないようだ。ブラウザーでポータルサイトのニュースを見ても、特段、テレビ放送に関するものはない。ツイッターやフェイスブックの検索でも、しんかいと同じものを見ている人はいないようだ。
このブラウン管のテレビだけが、ポモな国家放送を流しているのであろうか。アンテナ線は壁につながっているが、これはモックなのであろうか。手の込んだ悪戯としか考えられない状況ではあるのだが、手の込みすぎたところが気になった。目の疲れを感じる。気づくと一時間は国家放送を観ているのだが、同じ内容が繰り返し放送されているわけではない。チャンネルは三つ。ブラウン管のテレビも昭和風ではあるが、チャンネルのスイッチは特製だ。粗雑な出来とは言え、かなりの労力だ。現実とも夢とも断言できない。
しんかいは電器店にいって、他のテレビを観ることに決めた。冷静に考えればテレビを摩り替えられたとしか思えないわけで、窃盗で警察に届出を行なうべきだが、この国家放送が持つリアリティがそれを躊躇わせた。無理な体勢で寝てしまったので二度寝の誘惑もあるが、“ブラウン”管からの一つの連想が心をざわめかしていた。ブラウン管の発明者はフェルディナントだが、ポストモダン思想の批判者にも有名なブラウン、ジェームズ・ロバート・ブラウンがいる。
著作「なぜ科学を語ってすれ違うのか」でブラウンは、国家などの社会的構築物が必然ではなく、人々の考えの偶発的な結果によるものと考えると、社会が人々の考えを統制しだしてファシスト国家に陥る危険性を指摘していた。また、ポストモダンの科学的方法への懐疑は、科学の進展を阻害し、技術的進歩を阻害する事になる。つまり、ブラウン管に映し出される世界は徹頭徹尾、ポストモダンに支配された世界と言える。
ポモの危険性を指摘してきたしんかいにとっては悪夢としか言いようが無いのだが、しんかいは心踊っている自分を自覚していた。日常からにじみ出る不穏な世界の兆候。アニメでは親しんだ別世界がそこにある。「けものフレンズ」は好物だ。このときしんかいは、柄谷行人の『日本近代文学の起源』の結核の話をすっかり忘却していた。ポストモダン思想に支配された世界であれば、繁華街の電器店がいかに危険な場所であるかは、最もしんかいが理解しているはずであるのにである。
テレビに見入っていたので気づかなかったが、家を出る前に、アパートの部屋が狭くなっている事に気づいた。振り返れば玄関が見える狭さなので迷子にはならないが、間取りも見覚えが無い。六畳一間と台所、バス・トイレ付きではあるが、便器は和式である。昨夜、帰宅する家を間違えたのであろうか。しんかいは映画「パトレイバー the Movie」の帆場のアパートでしか、似たような物件を見たことが無い。
机の上のPCの下には、書きかけの原稿用紙が散らばっていた。題は「科学のためのポストモダン思想からの脱却」とある。見覚えのある字ではあるが、自分のものを含めて久しく手書きの文字を読んでいないので、誰のものかは思い出せない。大判の封筒も置いてある。宛名は、自分であった。送り主は「鈴木幸子」とある。中はゲラ刷りで、赤が入っていた。出先で原稿を読もうと封筒を手に取る。
ポストが大きい金属製の重い扉をあけると、アパートの外側の廊下に出た。二階だ。表札は確かに自分の名前が書かれている。鍵がないので施錠できないがやむを得ない。ところでここは一体どこなのか。スマートホンを出して地図アプリで位置検索をかける。すぐに「こんな所でスマホが使えるわけが・・・」と思うが、現在位置はあっさり示された。GPSの電波は届いている。インターネットも使えた。自分の場所が異世界なのか、そうでないのか、明らかになってきた状況を元にしても判断が出来ない。
かなりの資力が必要になるが、古いアパートの部屋に自分を押し込む事は可能だ。しかし、衛星測位システムの電波までは防ぐ事ができなかったのであろう。聖戦士ダンバイン以来、主人公が異世界に飛ばされる娯楽作品に親しんできたしんかいは、密かに期待した状況が否定されて落胆する。まだ十分な確信が持てないが、これは壮大な仕掛けの悪戯だ。街の中心部に向かえばはっきりするであろう。しんかいは、金属の音を響かせながら階段を降りていった。
5分後、しんかいは自分が異世界にいる事を確信した。悪戯とすれば、神の仕業であろう。スマホの地図アプリの位置情報は機能していたが、道路の舗装が汚く、空気が汚れていて、高いビルが無いので空が見上げやすい。そして、旅行先でしか見たことが無い路面電車が走っていた。しんかいの知る名古屋市には市電が無い。しかし、ベージュと赤と緑のカラーリングの路面電車が走っている。地図アプリの位置情報は、間違いなく名古屋だ。
道を歩く人々の服装は、男性は国家放送局のアナウンサーが着ていた国民服、女性はもんぺ姿である。しんかいは人々が自分を凝視するのが気になって仕方が無かった。しんかいの格好はPコートにチノパンである。この世界では明らかに浮いている。この恥ずかしさをツイートして紛らわせたい衝動に駆られたが、文章だけでは何を書いても気がおかしくなったと思われるであろう。国民服ともんぺ女性と市電が映った写真を撮って、「ここはどこ?」とつけてアップロードをした。「戦時中の名古屋市」とリプライがつく。
戦時中なのであろうか。朝のニュースではそのような事は一切言っていなかったし、テレビは戦後で、カラー化は高度成長期の最中だ。昭和40年代ぐらいが相場に思える。状況を把握するために、一日中テレビを観ていた方が良かったかも知れない。古くて小さな家電店が目に付く。中に入ると、期待通りテレビが置いてあり、放送を見ることが出来た。店主は商売っ気の無い老人で、都合が良いことに客に関心がないようであった。テレビの出演者は全員、国民服ともんぺであり、ドラマですらそうであった。アパートの部屋のテレビだけがおかしいと言うのは否定された。
しばらくテレビに見入っていたが、空腹を感じてきた。何かを食べたいと思うが、この世界で食事をとる方法が思いつかない。飲食店はあるようだが、市電で使われている硬貨は見かけないものだった。この世界で使える金を持ち合わせていない。このままでは行き倒れ、帰宅をしても孤独死になってしまう。途方に暮れたところで、家電店に若い痩せた男が入ってきた。肌が白い。「単一の電池を・・・」と言ったところで、ゴホゴホと口を押さえて倒れこむ。指の隙間から見える、鮮血。小説の中でしか知らないが、即座に結核と言う単語が思いつく。店主は男の様子を気にせず、「ろうがいかい。向かいの店のホメオパシーが効くよ」と電池を出してくる。これは、不味い。
しんかいは、危機を感じて慌てて電器店の外に出た。ドンと人とぶつかる。「ごらぁ、前を見て歩け!」と旭日章のついた帽子をかぶってサーベルをつけたおっさん、明らかに警官に怒鳴られる。反射的に「すいません」と謝るが、警官はしんかいを上から下まで舐めるように見ると、「おまいさん、なんちゅー格好をしている。ちょっと署まで来い。三日はぶち込んでやる」と言い出した。その瞬間、中で物が落ちて割れる音がした。「お客さん、ちょっと、しっかり」と言う店主の声がする。警官はそちらが気になったのか、店の中に入った。
しんかいは、その隙を見逃さず走り出した。一瞬「逮捕されれば食事は出るかも知れない」とも思ったが、この体制国家的な異世界では逮捕されれば拷問を受ける可能性もある。どこにも行く宛てが無いと言うわけでもない。持って来た封筒の裏側には、住所が書いてあった。何者かは分からないが、「鈴木幸子」を頼る事にしよう。少なくとも、この世界のしんかいを知っている人物である事は確かだ。
要約すると、「早いとこ彼女なり嫁なり見つけないと詰んじゃう」っていう話。
私は発達障害を患っている。
ADHDと自閉症スペクトラム(いわゆるアスペルガー症候群)だ。
そんな私ではあるが、今年からとある都道府県庁に就職し、公務員として働き始めた。
家は、職場まで電車その他で片道2時間のアパートを借りている。
大学生の妹と二人暮らしをしており、家事は妹7:私3くらいの割合で担当している。
いや、していた。
抗うつ剤を飲みながらやっとのことで学校に行く妹に、家事を押し付けることは出来ない。
妹が担っていた7割分の家事は、自ずと私に回ってきた。
一つ、他の家事や趣味などに目移りして、1つの作業が終わらせられない。
一つ、疲れやすさから全ての家事を終わらせる前に寝てしまうことがある。(ここで無理をすると、翌日は確実に寝坊する)
一つ、後片付けが壊滅的に出来ない。
一つ、帰宅時間と服薬の効き目が切れる時間が重なるため、以上の特性がより増幅される。
夜8時に帰宅してから、全ての家事が終わる頃には、深夜2時を回っていることも少なくなかった。
それでも、朝5時半には起きていないと、仕事に遅刻してしまう。
職場では家事の疲れからか、これまで出来ていた仕事でミスを連発。
書類整理では処理の順番を間違え、3度もやり直しをすることになった。
普通の人が当たり前に出来ることが、私にはさっぱり出来ない。
仕事の現場にあるモヤイ結びのロープを見て「ここに来れば簡単に首が吊れるな」
高電圧キュービクルを目にして「ここに手を突っ込めば感電死できるのか」
日常生活でも、仕事の現場でも、いつしか私の思考は「自死」の方向にしか働かなくなっていた。
仕事が手につかず、昼食も食べず、昼休みに欠かさず遊んでいたスマホアプリもプレーしなくなった私を見て、同僚も上司も私の異変に気付いていた。
「いつでも相談に乗るぜ」
「入りたての頃の底無しの元気はどこに行ったんだよ」
少なくとも、職場を辞めるという選択肢は、はなから私にはなかった。
でも私は、周囲に相談出来ずにいた。
ただでさえ周囲から配慮を受けながら(障害はカミングアウト済みなので)何とか仕事をしているのに、これ以上配慮を求めることなど出来なかった。
それに、メンタルがやられたといって、今後腫れ物扱いされるのも怖い。
親は遠方に住んでいるので、そう頻繁に助けを求めるわけにもいかない。
そう思い込んでいた。
ある時、私はあることをふと考えた。
「家事を手伝ってくれて、辛いときには悩みを打ち明けられる、そんな人が居てくれればな」と。
それすなわち、彼女。
嫁でもいい。
私の障害を受け入れ、
家事を少しでも手伝ってくれて、
辛いときには寄り添って、抱き締めてくれる。
フェミニストが聞けば怒るかもしれない。
ただの甘えだと言われるかもしれない。
贅沢な願望だと思われるかもしれない。
私は決してモテる男ではない。
恋愛経験は、私が大学生の頃に1年間付き合っていた高校生、ただ一人。
そんな人間だろうが、しかもこんな文章をグチグチと書くようなメンヘラだろうが、私はすぐにでも彼女を作らないとぶっ壊れてしまいそうなのだ。
欲しくて仕方がない。
さもないと、妹だけでなく、私までもがぶっ潰れてしまう。
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補足
反応下さった方々、ありがとうございます
やはり、家政婦雇えという意見が多いですね。
確かに将来的に、経済的に安定してくれば、そういう選択肢も出てくるかもしれません。
ですが、現状だとそれはほぼ不可能に近いです。
まだ1年目ですから、初任給程度の賃金しか頂けていないので、経済的に厳しいのです……。
チンポコの話を書いておくべきだと思った。
突如としてチンポコにニキビみたいなものができた。思春期の中学生にできるみたいなやつが亜空間から誕生した。チンポコの左サイドだ。この位置にニキビができると空力的にまずい。性病か何かだろうと考えもしたが、感染経路がサウナくらいしか思いつかない。不安だ。どうしても不安だ。
これがやはり普通のニキビで、おでこにできたニキビは想いニキビ、チンポコのは重いニキビ、とでも言えたら人生も楽しいのだろうけど、とにかく不安だった。このままボコボコとニキビが増殖していって最後にポンの顔が出てきたらどうしよう、泣きながら潰す羽目になったらどうしよう。夜も眠れなかった。結構寝た。
いきなり性病科の医師はハードルが高いと思った。渋谷辺りの首都高から見える「性病科」とちょっとホラーっぽいフォントの見える病院に行こうと思ったが、そのまま余命宣告とかされたら恥ずかしいし、なにより結構普通なことだったら恥ずかしい。
女の子同士は、「よしこおっぱいおおきいー」「もう!」と更衣室で性的な話に花が咲くかもしれないが、男同士はあまり「隆則、ちんぽこでかい」と揉みあったりはしない。他人のチンポコがどうなってるのかあずかり知らないところがある。
もし、結構日常的にちんぽこにニキビができるとしたら? 僕が知らないだけで当たり前であったとしたら、ただ性病科にちんぽこを見せつけに行っただけの人だ。「あれで自信あるのから見せに来たのかしら」などと婦長に笑われたら目も当てられない。
セミプロに見せたらどうだろうか。そう思った。早い話がピンサロだ。
ピンサロの女の子たちはもしかしたらチュロスよりチンポコを見ているかもしれない。もしこれが深刻な病ならすぐにでも異変に気が付くだろう。そしてサービス中止となり、僕はたたき出されるだろう。ただ、それは撤退ではない。敗走ではない。価値ある前進なのだ。そこで初めて病院に行く決意ができる。
侍はピンサロの前に立った。
固い決意とは裏腹にピンサロの看板はピンク色でぷよぷよしたフォントだった。今日は私服デーらしい。
入店すると待合室みたいな場所に通された。何人か先客がいて、まるで死刑を施行される前の人のようにうなだれて座ったいた。なぜだろうか、覇気がない。
全員が全員、チンポコにニキビができたわけでもなかろうに、なんでピンサロの待合室はあんなにもバツが悪そうなのか。もっと快活にみんなでフットサルをするくらいに勢いでもいいんじゃないか。そう思う僕も、バツが悪そうに、バイク仲間が事故した時の病院待合室みたいな感覚で待った。
きっと誰もがチンポコにニキビみたいなバツの悪さを抱えている。ピンサロに来るとはそういうことだ。誰もがここでは大人しくなるしかない。フットサルなんてとんでもない。
トイレから声がした。同時にドアを蹴破りそうな勢いでオッサンが飛び出してきた。マジックだったらすごくビックリするシーンだ。マジックじゃなくてもびっくりする。
ヘモグロビンの代わりにストロングゼロ(ダブルシークワーサー)が流れていそうなオッサンはウンコが流れないことに御立腹ですごい怒っていた。開け放たれたトイレからは禍々しいオーラが溢れ出していた。
謝るピンサロボーイに、しゅぽしゅぽやるやつ持って駆けつけるピンサロボーイ、一通り暴れたオッサンは「ゲンが悪いから帰るわ」と吐き捨てて帰っていった。お金と割引券を返却してもらってた。
僕はそんな彼を見て、チンポコにニキビなんてなんて小さいことで悩んでいたんだろう、そう思った。ピンサロではなく病院に行くべきである。そう思った。なので僕も帰ることにした。返金はしてもらえなかった。