はじめは珍しい花だなくらいに思っていたのだが、最近じゃ球根一個に100ギルダーを超える額が付けられてやがる。
物によっては100ギルダーを超えるようなこともあって、それも日々値上がりしていく。
こうなると当然俺みたいな庶民には手を出せないが、今度は共同購入の話がやってきて、これは一口1ギルダーとかそういう単位で乗ることができる。
近所の肉屋のおやじが10ギルダーつぎ込んだとか言って笑っていたが、おいおい、お前はいつから花屋になったんだ? それに、球根一個のさらに何割かだけを手に入れてどうしようっていうんだ。
なんて思っていたのだが、こうして球根が値上がっていくさまを見ると、やはりもっと前に買っておけば良かったのかと思ってしまう。
男ならチューリップの権利くらい持っておいてしかるべきだ、なんて言って回っている奴もいる。
我々は生まれてくる存在に対して何らの権利も持たないので、本来生むことも生まないことも選択することはできないが、
せめて比較的マシな生まないほうを選ぼう、その根拠は非対称性だ。というような理解で良いのですかね。
基準は幸福(苦痛から幸福までのゲージ)で、それらを認識する脳が発達したところが生の発生時点、というわけですね。
生まれてくる存在に対してなんの権利ももたないことは同意します。ですがやはり非対称性の根拠が薄弱なように思います。
「苦痛」を受ける機会がなくなるのが(喜びが生じることと比べて)良い事かどうかも主観であり、
このままでは「喜びがないのは苦痛なので、生まれないことは苦痛だ。」という論と矛盾なく両立してしまうように見えます。
ところで起こってしまったことは仕方のないこと、というお話がありましたが、反出生主義は生きている人間にはどのような立場をとるのでしょうか?
その辺のブロガーよりミニマリストのブロガーのほうが「こんなもの買いました」記事が多かったりするの面白いよな
家に物が少ないだけで大量に物を消費しないわけじゃないのか
ドテッ ヽ(_ _ヽ)彡
>「マイナスは確実にあるが、もしかしたらプラスもある」より「確実にマイナスはない」のほうが合理的
というところに引っかかった誤解が多いみたいだ。
おそらく、苦痛は-5あるけど幸福が+10ある場合、-5+10=+5の幸福な人生というイメージをしている。
そうではない。
生まれないことは0。
幸福が+10あっても苦痛が-5あるなら苦痛は確実に存在している。
だから子供を産むことは苦痛を産み出すことなんだ(だから産まないほうがいい)、というのが元増田の論理。
でもこれは論理的に弱い(状況次第で覆しうる)んじゃないかな。
たとえば苦痛も不幸もない状況。
遺伝子操作で痛覚をなくし、洗脳と薬物で強制的に幸福にする、というように。
オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』をさらに推し進めたディストピア的な状況(『すばらしい新世界』は培養ビンで生まれた子供が睡眠時教育で疑問を持たないよう教育され、少しでも不快な気分になるとドラッグで「楽しい気分」になる)
「幸福」「不幸」「苦痛」その他もろもろを感じる主体自体を産み出すことの是非を問題にしたほうがいいと思うな。
この点はベネター『生まれてこないほうが良かった~』もシオラン『生誕の災厄』もいまいちで、ショーペンハウエル『意志と表象としての世界』の方がいいような気がする(よく理解できていないのでわからないが……)
マウンティングっていうのは
自分を優位に見せようとするかつサルやイヌのようなケダモノが行うような劣った行為
というニュアンスを含んでいる
このワビサビに張り合える言葉じゃないとなーーー
ち~ん♪ ち~ん♪
子供が二人ともインフルエンザにかかってしまったようだ。今日中1の娘と一緒に病院に行って検査してもらう予定だったが、娘が一人で行けるというので信じて見送った。
しかし俺はそれを信じていたが娘は俺にウソをついていて検査なんてしていなかった。どうやら検査が怖いウソをついていたのだ。夜仕事から妻が帰ってきて病院の明細を見て検査をしていないことが発覚。そして娘の熱は夜に39度まで上がった。
病院に一緒に行かなかった俺が悪い空気に。心配していた妻のお母さんにまで電話で怒られた。
娘が嘘をつくのは俺が嘘付きだから、俺が嘘をつくのも両親の育て方がどうのとありとあらゆることで怒られた。言葉を聞いていると妻は頑張っている、妻は耐えている、苦労をさせるなと全て妻をかばう内容だった。妻が可愛いんだろう。
正直ここまで言われるのは納得いかなかったがとりあえず吐き出させてしまった方がいいだろうと思いサンドバッグになった。近くにいた妻も俺が悪いと思っているのだろう、かばってくれるようなことはなかった。久々にあそこまで理不尽に自分を否定されて腹も立ったし傷付いたが反抗しなかった俺を俺だけは褒めてやりたい。
あそこまで指切りまでしたのにウソをついた娘にも腹が立つが仕方ない、忘れてやろう。
最後に妻から娘の病院は一緒に行ってやるべきだったと念を押されるしとにかく嫌な気分の1日だった。
って言われたら、 ち~ん って言い返せばええやん。
成長する機会じゃないですか。がんばりましょうよ。