はてなキーワード: 副社長とは
習近平は全人代という巨大なピラミッド組織のトップの本当に頂点であり一人の人物なわけだけど、
当たり前の話ではあるのだけど、少なくとも俺には無理というか、嫌というか、
コードギアスではないが、おまえを世界の頂点の王にしてやると仮に神様に言われたとしても、
王になることで重く伸し掛かるであろう重圧とか、仕事量とか、テロや暗○に警戒する緊張感とか、
ふにゃふにゃコンビニに一人で行くこともできないし、
莫大な収入になるとしても、比例して仕事量も莫大になるのは勘弁なので、
偉い人には偉くなった分だけ仕事して貰えれば、自分は凡人だしなんだかんだ平民が一番かもなあと思ったり
台湾人とか中国人のトップは基本的には死ぬほど働いているイメージはあるので、
そうであるなら別に問題ないというか、そうでないと困るというか
日本の大企業の経営者さんはサラリーマン社長のようなルーティンワークか、
小さい市場である日本政府へのロビー活動みたいなことばかりに明け暮れてるイメージがあるので、
(まあ、島耕作的な仕事量のイメージは不倫云々は関係なく自分には悪印象なんだよなあ
東南アジア最後の市場とも言われたと思うミャンマーが今はあんな感じだし、
これから6年以内に台湾有事だの、中国オリジナルの原子力空母も数隻完成しそうだし、
コロナだし、
大企業としても大きな展開がしづらくなったというか先が見えなそうに思えたりする昨今、
などの数々の悪行を行った。
二大政党が綱引きするのが良いとよく言われるけど、これ何か理論的な根拠あるの?他に健全化の方法はないの?
たとえば企業なら、社長と副社長が社内政治で足を引っ張り合うよりも、団結して協力しあう方がうまく経営できるでしょ。
腐敗や迷走を防ぐには株主や社外取締役がオブザーバーとして目を光らせてたり、監査組織のチェックを入れたりみたいな、経営者(政党)とは別の立場の監視役で回すモデルだし。
他にもたとえば公務員なら、腐敗を防ぐために頻繁に異動させるやり方をしてて、これは頻繁な与党野党の政権交代に似てるけど、このやり方は深い経験が蓄積されないし、責任を持って長期プランに取り組まないというデメリットも生むのでときどき問題視される。
教えて、詳しい人。
このところゲーム業界内部でプレイステーションへの風当たりが妙に強い。
特にプレイステーションのソフトを出しているキーパーソンたちが経営層から追い出されたり、独立するなどの流れが目立つ。
SIEについても開発会社のキーパーソンが去ったり、副社長が本社に戻されたり、セカンドパーティが移転していたりする。
ソフトウェア販売も非常に厳しい。ソフト販売はスイッチの寡占状態であり、ハピネット流通が破壊され、事実上ソフト販売実績が集計できないXBOXとどっこいどっこいという有様。
新作ソフトはその大半が延期と言う状態になっている。一方でPS5の販売トラブルが報道され、売れているという演出だけが独り歩きしている。
PlayStationは本当に大丈夫なんだろうか? アメリカのVideoGameCrashの轍を踏んではいないだろうか?
割と有名なyoutuerや芸能人がやってるyoutubeチャンネルもそうなんだが、結構杜撰な撮影環境の人多いんだがあれって大丈夫なのかな?
勿論ちゃんとやってる人や企業チャンネルもいっぱいあるんだが、youtubeなんて世界に向けて映像晒してるわけだから、万が一その中から感染者でたら「あの動画が問題だったんでは?」みたいな憶測や批判を受け、ダメージ大きそうなのになんでしないんだろうか?あと、動画にコメントしてる視聴者もほぼ批判も指摘もしないのがなんか怖いなって思うわ。
例えば、声優事務所の響が運営してるチャンネルが幾つかあるんだが、どのチャンネルも対策全然されてないように見えるんだよな(見逃した回や、見逃した箇所でされてたら申し訳ない)。響が運営するチャンネルの一つに声優三姉妹【チームY】ってのがあるんだが、いつも肩がつくくらい密着して声優がわいわいおしゃべりしてるし、あと結構な頻度で食べ物企画とかやってて飛沫とびまくりなんだが、誰か陽性者が一人でもいたらヤバいなって感じの動画ばかり。
出てる人が少ないから良いって考えなのかもしれないし、アクリル板とかマスクで感染対策バッチリとか言いたいわけじゃないが、全くしないって怖くないのかな?
少人数なら家庭でいるのと同じだからいいだろ?って思う人いるかもしれないけど、家族でもあんなにくっついて喋ったり飲食しないよ。
奇妙なのはスタジオでの撮影中は基本的にノーガードなんだが、外でボルダリングやってる回とかは何故か皆、マスクしてんだよな。
これって、外での感染のリスク軽減のためだけでなく、ようは外でマスクなしは人の目があるからマズイって認識してるからだよね。だけど、全世界に公開してるyoutube動画では対策をせず家にいる感覚で視聴者とその空間を共有してるのを考えると本末転倒だなって思う。
こういうyoutubeチャンネルってここだけじゃなくて、元々素人で有名になった人、お笑い芸人、モデル、俳優、スポーツ選手等色んなジャンルでこんな感じの人が少なくない。
youtube動画っぽいからかもしれないが、特に大食いや早食い、食べ比べなど飲食関係の企画も多くて今わざわざ集まって動画でやるなよって思う。
極めつけは、ゼロイチゲーム部っていうゼロイチファミリアっていうグラビアやモデル系の事務所が運営するゲームチャンネルがあるんだが、夏や数か月前はマスクとかしてたんだが、最近の動画では一切マスクすらしてないんだよ。eXeFIELD AKIBA(NTT系)の提供でeXeFIELD AKIBAに遊びに行ってる企画でも、説明しているeXeFIELD AKIBA側の副社長はマスクしてるのに、動画の出演者の子たちはノーマスクなんだよな。4人で密集して食レポもしっかりやってて、ほんと感染しそう。
建前での対策もしないし、夏はマスクしてたのに今しないって明らかに緩んでる感じがでてそういう感覚が当たり前になってきてるのが怖いわ。
20代後半まで勤めてた会社が最悪だったけど、自分はスキルもなにもないのでここでアルバイトをし続けるしか無いと思ってた。
その会社では使えないやつと思われていたが、転職したところ成長株扱いされてものすごく褒められるようになった。
最初の会社は就活中に金を稼ぎたいからアルバイトで入った会社だった。
最初に書いてあった業務内容が趣味としてやっていた内容で、これなら気軽にできるし就活に金を使うから少しでも稼ぎたくてで入った。
その後就活は失敗、どこにも内定が出ないまま、大学を卒業しずるずるとその会社に勤めていた。1日8時間。普通の社員と同じだけの時間だがアルバイトだ。
親族経営で、社員が10人程度しかいないがそのうち3人は社長の親族だった。社長と副社長が親子で、経理が副社長の妻といった、本当によくある親族経営だ。
アルバイトとして入った業務内容は、ずるずると長期間やる必要があったが1日の仕事量はそれほど多くない内容だった。
うまく説明できないんだけど、ランチタイムだけ営業しているカフェの厨房業務とでも言うのか。そんで会社自体はそのビルの警備業務がメインとでも言うか。完全に例えで実際は全然違うんだけど。
とにかくそんな感じで、俺のやっている業務内容は会社のメインの業務とは全然違ったし、なんならその部署というかその業務をしているのは俺だけだった。今までカフェは空間はあるものの誰も整備もなにもしていない状態で、俺が入って初めて厨房にガスコンロが置かれたようなありさまだった。
結果的に、俺はバイトとして入った理由である厨房業務から、手があいたときは警備員の業務を手伝うようになった。
どの車をどこに案内すればいいのかわからない。どの人が不審者か見分けがつかない。車種がわからないのであの車が来たかと訊かれても答えられない。何もわからない。
上司からはひたすら使えないやつとして見られていたのがわかった。そうだろう。俺だって俺みたいなやつが部下にいたら使えないと思う。同じようなことを何度も何度も訊くしミスも多い。
最終的に、単純作業なら良いだろうということで、俺は警備で使う機材の整備などをおこなう仕事も多くなった。
本来は2人で1時間かけてやっていた内容を俺1人で3時間ほどかけて行った。そりゃそうだろうな、鉄の棒2mあるやつを2人で運ぶならばまだできるけれど1人で運ぶのはきつかった。ここで腰を悪くしたりもした。鉄の塊10キロを台車もなしに運ばされたからな。
けれども車が多く来る時間帯は警備員業務に回されるしミスをして上司が嫌そうな顔をする。だったら俺に回すなと思う。厨房に帰らせてくれ。
この時期には厨房業務は8時間のうち1時間くらいになっていた。カフェはそれでも回っていた。客がろくに来ないが、それでも少しずつは来るからやめられないという状況だった。
やめようとは思ったことがなかった。
俺はスキルが無い。厨房も趣味としてやっている程度でプロと比べたら全然だろう。だからここをやめたらこの業種で働くことは出来ないだろう。また、1人で好き勝手やれるのも気楽で良かった。
社長は厨房について何も知らないが自分は詳しいぞと社長仲間に見せたいため、俺がヘルシオを買ったほうが良いといえば買ってくれたし、電気圧力鍋だろうと食洗機だろうと買ってくれた。俺以外に使える人間なんていないのに。
俺以外の連中ができるのはせいぜいが電子レンジで温めるぐらいで、調理といえる調理は何も出来なかった。
俺がいなくなったらカフェは終わるだろうとわかっていたのでやめたくないと思っていたのもあった。
会社に対する愛は無かった。
近くに出来たイオンの駐車場がハイテクだという話を1ヶ月に3回は聞いた。社長がクリスマスに床屋にいったところ床屋も急いでいたのか冷ましていないタオルを顔に当てられてやけどするかと思ったという話も、クリスマスが近くなると週1でされる。そこで働いている社員全員の出身中学と高校と大学、現在住んでいる家のだいたいの場所、残ローン年数、家族、家族の仕事まで全部強制的に知らされた。NHKの集金から逃げる方法などは何度も語られていた。
興味がない内容すぎて眠くなるのに無理やり相槌を打つのは意味がない仕事だった。その間にも警備員の業務は溜まっていく。
友達には転職してみたら?と遠回しに言われることは何度かあったが、俺は俺のスキル的に転職できる場所などないと思っていた。就活時期に失敗したのもある。内定どころか面接にすら1度たりとも進めなかった。俺が正社員になれるわけがないと思った。友人たちは優しいからお前なら大丈夫と言ってくれているのだと思っていた。
友達の欲目だ。俺にスキルなんてない。上司にお前は使えないやつだなと態度で示され、他の同じ仕事をしている人たちがお茶をしている時間に一人鉄の棒を運んでいたのだ、自己肯定感など無い。カフェの仕事は進むが、特段俺の作ったメシが旨いと言われることもないので誰がどう思っているかなどなにも知らない。
そんなとき、とある人に酒を飲んだ流れで給料の話をしたところ、転職したほうが良いと進められた。転職について詳しい人で、おすすめのエージェントも教えてもらった。現在俺が厨房でしている内容を話したところ、それなら転職できると言われた。
この人は俺の友達ではない。ネットで出会っただけの人だ。俺は一方的に尊敬しているがこの人は俺に対して好意がどれだけあるか知らない。つまり友人の欲目はない。
その状態でも俺の給与は低いし、俺は転職できるかもしれないスキルがある。
驚いたし、ありえないと思った。
このときすでにアルバイト先では5年勤めていたが、俺と同時期に入った俺より出来る先輩がちょうど正社員にしてくれる会社があったからと辞めていった。あの人すら正社員になれないのならば俺もなれないだろうと思ったのもある。また、GWの休みで給与がどれだけ減るかと恐ろしくなったのもある。盆暮れ正月GWがある月は、手取りが10万を切る。
転職は難航した、ような気がする。
基本的にアルバイトしかしたことがない場合、正社員と同じ時間働き、同じだけ残業し、同じだけの責任を負わされていても、扱いはそれでもアルバイトだ。職歴があるとはならない。アルバイトという名の無職のようななにか扱いだ。
エージェントによっては社内選考で弾く対象なのだろう、同じような文面でお祈りメールが来まくる。
しかし、偶然とある会社で内定が出た。厨房業務に興味があればいい、厨房で働いたことなんてなくたっていい、明るく元気な職場です、ただし作る食品がちょっと特殊です、という会社だった。
業務内容的に転職は難しいだろう。作るメニューが特殊だ。例えばあんこう料理のような、他ではあまり活用する場所の少ないようなものだ。次の転職は難しいだろう。
しかし、正社員だ。今はGW前だ。月の手取り9万は嫌だ。俺はそこの会社に行くことにした。
会社にやめますと伝えたとき、特に何も引き止められなかった。あの厨房はどうなるんだろうなと思った。俺しか使えないヘルシオや食洗機は誰も使えないままなのか、それともいちから取扱説明書を見てなんとかするのか。
おそらくは埃を被るだけだろう。俺が入るまで3年間、ある程度設備の整った厨房をそのままほったらかしてカフェもなにも使わずに放置していたと聞いた。アホだと思った。
新しい会社に入った。あんこう料理は今までやっていたカフェのメニューとは全く違い難しい。しかしまあ、同じ包丁とまな板を使うものだ、なんとかなるだろうと思った。
なお、入社してから半年後ぐらいに大型のあんこう料理イベントがあるため、それまでにあんこう料理をマスターしてくれと言われた。冗談だろう。
新しい会社では、上司は俺をバカにしなかった。使えないものとして見なかった。俺がなにかわからな箇所を聞いたときにちゃんと教えてくれた。嫌そうな顔をしなかった。同じことを聞いても教えてくれた。上司だけじゃなくて他の人もそうだった。わからないものは誰かに訊けばわかった。警備員の業務と違い調理業務なので俺もやっていて楽しかった。腰を痛めなくなった。あんこう料理も楽しかった。徐々に自分ができることが増えるのが面白かった。前は日1時間程度の残業があったのに新しい会社は無かった。前述のあんこう料理イベントの時期だけは休日出勤もして月40時間ほど残ったが、上司が気にしてくれたり、社長がご飯をおごってくれたりして嬉しかった。できると褒めてくれた。褒めてくれることがたくさんあった。わかりやすかった。飲み会が嫌じゃなくなった。上司とお酒を飲むのが楽しかった。同年代の人も優しかった。年下の先輩という微妙な立場だろう人も訊けばなんでもわかりやすく教えてくれた。相手の腰が低すぎて申し訳ないぐらいだった。なおここも親族経営だった。親族だからと社長の息子が低賃金でめちゃくちゃ働かされてた。社長の息子の給料を上げろ。親族経営は前の会社で親が息子に甘すぎて最低だと思ってたのに全然違った。楽しかった。
俺は出来ないやつじゃなくなった。上司に嫌な顔をされる相手でもなくなった。期待していると、世辞か冗談かプレッシャーをかけるためか、なにかわからないけれども言われるようになった。
俺のスキルごときでは転職できないと思っていたが、転職は出来た。年齢的な期限があったのもあるだろう。ちょうどこの会社があんこう祭りを前に人手不足だったのもあるだろう。だとしても、良い会社に入れた。
前の会社は合わないと思いながらもずるずると5年もいたが、新しい会社は働いていて楽しい。
会社が合わないと思ったら転職したほうが良い。もしくは友達に相談して言われた内容を信じたほうがいい。友達の欲目があるだろうと思ってしまうなら、第三者に相談したら良い。それでもやばいと言われるレベルなら転職したほうがいい。できるから。俺も出来たから。
・最後の給与支払い忘れ(給料日過ぎて2週間経っても入金されないから確認したら社長に「忘れてた」って言われた)
・源泉徴収票をくれと伝えたら昨年のを渡される
・正しい源泉徴収票を取りに直接向かったところ、厨房のリニューアルについて相談される
有給の概念もなく、社員もアルバイトも等しく休んだ分は給与引かれる会社だったし、他にも色々あったから労基に突っ込んどけば良かったなと今になってみると思う。
自分が担当していた大口取引先の会長から、「友人が起業することになったので相談にのってあげて欲しい」と持ち掛けられた
創業関連の融資というのは銀行はあまりやりたがらない 計画があてにならずリスクも高いからだ
通常なら「起業資金だったら政策金融公庫ならすぐに出してくれますよ」と受け流すところなのだが、会長直々の相談なのでとりあえずその友人と面談することになった
銀行の応接で面談し話を聞くと、今既に和菓子店を複数店舗展開しており、今回そこを辞めて新たに会社を設立するので資金を出して欲しいという
その和菓子店は地元で人気の店であり私も知っていた 地元の果物を使ったフルーツ大福やフルーツ葛饅頭などが人気でいつも行列が出来ている
ただそうなるとなぜ上手くいっている会社を辞める必要があるのかという疑問が出てきた
「今の会社ではやりたいことが出来ないので、一から新しくやり直すことにした」というが、自分が社長なのにやりたいことが出来ないというのはやはり納得がいかない
「今の会社のメインバンクはどこなんですか」「A銀行だけど」「喧嘩別れとかでないのであれば、A銀行に相談するのが一番手っ取り早いと思いますが」と私が問い詰めたところで、社長はようやく白状した
社長は新商品などの開発は非常に得意で仕事は出来るのだが、その分夜遊びも酷くほぼ毎日のように他社の社長友達たちと飲み歩いていたという
キャバクラの女の子と平日にゴルフに行くなど散々遊びまくった結果、副社長である妻がついにキレて社長を解任され会社から追い出されてしまったということだった
会社設立の際に妻の父親に一部出資してもらっていたため、株式保有割合が社長40%、妻40%、妻側の父20%となっており、実質的に株式の過半数を握っている妻に追い出されてしまったわけだ
「とはいえ社長だったんだから退職金は貰えたんでしょう それに株式だって40%持ってるわけだからそれを買い取ってもらえるんじゃないんですか」と聞くと社長は項垂れながら答えてくれた
「退職金として2000万円、株式は税理士に評価してもらって4000万円で買い取ってもらったよ だけどこれまでに会社の金を流用して個人的な飲み食い等に使っていた分を穴埋めさせられた
それから離婚時の慰謝料も払わされたので手元に残ったのは1000万円足らずしかない」
銀行は決算書上で会社側から役員個人に対する貸付金があるケースを酷く嫌う 会社に融資したはずの運転資金が社長個人に流用されてしまっては困るからだ
そんな状況では内情を良く知るA銀行が社長に対して融資をOKするはずがない
ただこの社長には商品開発力はある デパートのバイヤーとも繋がりがあるので、商品を取り扱ってもらうことも恐らく可能だろう
私自身新規取引先開拓のノルマがあり、あと1件増やせばノルマ達成だったこともあり、この融資案件について採り上げ方向で検討することとした
支店内での稟議は金額が融資金額が1000万円と少額であったこともあり、比較的すんなりと決裁になった
社長が有名和菓子店を経営していたことも一つの材料になったのだと思う(社長が追い出された件はただの夫婦喧嘩という説明に留めておいた)
稟議承認の際、私は支店長に「増田君、中小企業は会社=社長だよ 増田君が面談して信用出来ると思ったのであればやってみればいい」と言われた
すんなり決裁が得られると思っていなかった私は、支店長の言葉で逆に不安になってしまった
悩んだ私は最悪この案件が流れても仕方ないという覚悟で社長に対して最終の条件提示を行った
融資金額や金利、融資期間については当初の提案通り、但し不動産担保として社長の実父が住んでいる実家を取らせてもらうことを条件として出した
実家は築50年以上経っており建物の価値はほぼゼロだ しかし立地が良いので更地にして売却しても相応の金額にはなるだろう
社長は担保提供について抵抗したが「嫌なら他の銀行で相談して頂きます 当行では対応出来ません」と突っぱねたところ最終的に社長が折れた
さすがに実父の自宅を人質にとれば社長は夜遊びを多少は控えるだろう、そう考えての対応だったのだが、結果としてこのときの私の判断は甘かった
融資実行後、工場兼店舗となる物件を契約し2ヶ月ほどの準備期間をおいて店はオープンした
社長が開発した新商品は地元のTV局の情報番組で取り上げられたことなどもあり、開店当初から売上は順調に推移した
とはいえやはり不安が拭いきれなかった私は社長に対し「決算書は税務署に提出する前に必ず私に見せて欲しい」と何度も念押しをした
そして決算期を迎え、社長の飲み友達である税理士から渡された決算書のドラフトを見て私は愕然とした
確かに黒字にはなっている 数十万円程度のお情け程度の黒字 しかし問題はそこではない
「決算日に店舗の金庫の中に現金が800万円あることになってるんですけど」
「社長は忙しいから毎日銀行に入金に行けないんだと思うよ ある程度まとまってから行くんじゃないかな」
「800万円って何日分の売上に該当すると思います?先生は現金があるのを確認しました?」
「…」
預金残高をいじればさすがにすぐに銀行に見抜かれる だからといって現金を膨らませるとかもう小学生並みの発想だ
恐らく毎日の店舗の売上現金はそのまま社長の遊興費で消えてしまっているのだろう
「こんなバレバレの粉飾に手を貸したという話が広まったら困るのは先生でしょう、うちの銀行出入り禁止になりたいですか!」
と税理士に罵声を浴びせ、現金項目について原材料や前払金等の適当な項目に振り分けるよう指示した
クリスマスケーキ用に前もって大量の原材料を発注した 保管はメーカー側の倉庫でしているとでもいえばなんとかなるだろう
翌日社長と面談し、「これ以上はお付き合いできないので、すぐに他の銀行で肩代わりして頂きたい 出来なければ担保である実家を処分する」と通告した
その後税理士が新たな決算書を作成し、その決算書を持って近隣の信用金庫へと相談へいってもらった
事前のうち合わせ通り「今の銀行から大幅な金利引き上げを通告された、なんとか借り換えさせて欲しい」と社長は信金の窓口担当者に泣きついた
そして3週間ほどたち、粉飾決算を見抜くことが出来なかった信用金庫は融資を肩代わりすることとなった
他行で借り換えされることになった旨を支店長と上司に伝えると「自分の担当先だろ しっかりグリップしておけよ」と怒鳴られてしまったのだが
下手をすれば融資先の粉飾決算で信用事故に巻き込まれるハメになっていたわけなので、それに比べれば上司からの叱責など軽いものだった
信用金庫からの振込入金を確認し、借入返済手続きを終えた私は返却書類一式を持って和菓子店を訪れた
営業時間中は忙しいだろうということで、閉店間際に行ったのだが店内にいるのはバイト店員だけであった
「社長は外出中なのでお預かりしておきます あと銀行さんが来たらこれをお渡しするようにと言われてましたので」と和菓子の箱を渡された
外出といってもどうせ飲みに出ているだけだろう まあ最後にお礼の菓子を渡すくらいの常識は持ち合わせているのか…
私は菓子箱を受け取り銀行へと戻った 箱の中身は葛饅頭だったので残業している同僚たちと食べることにした
「あーこれは美味しいわ 売れるはずだよ」と同僚たちが言う
ドラマ版ゆるキャン△2期の制作が決定したので、記念に大垣城の思い出を書く。ドラマ版の大垣があまりにもアニメの大垣そのままだったことに感動して、大垣に関係するものを何かしてみようと思い、大垣を観光しようと大垣城へ行った。今年の3月のことだった。
岐阜県大垣市のJR大垣駅から歩いて10分で大垣城に到着した。当時は児童・生徒の入場はコロナ禍により制限されていたが、そうでない私は特に問題なく入場できた。大垣城は関ヶ原古戦場に近く、最上階の天守閣から西の方を眺めると、南北を山地で囲まれた関ヶ原が琵琶湖方面への通り道のように見える。もちろん大垣城内の展示では関ヶ原の戦いを売りにしており、戦いの様子を表現したジオラマの展示、当時用いられていた当世具足の展示、武器を手に取って体験できるコーナー、ビデオコーナーがあった。
私がその中でも気に入ったのはビデオコーナーであった。入口の立て札には「SEKIGAHARA」というタイトルと劇画調の石田三成と徳川家康の精悍な顔が描かれており、「関ヶ原の戦いはただの権力争いではなく、後世の武士の価値観を決定するイデオロギーの闘争であった」みたいな感じ(注:正確な文章は忘れた)の煽り文が異彩を放っていた。中を見ると、公立図書館の様な一人再生用の視聴ブースが5つほどあり、映像は全部で2時間と説明文にあった。大垣城以外にも「奥の細道むすびの地記念館」など市内をいくつか観光するつもりだったので、10分ほど軽く見るつもりでヘッドホンを装着してDVDの再生ボタンを押した。結論から言うととても面白くて、1時間ほど見てもまだ続きが見たかったけど、泣く泣く中断したほどだった。
私は高校で日本史を履修しておらず大河ドラマの類も見たことが無く、石田三成を見ても「誰だっけ?」と思ったほどである。関ヶ原の戦いは豊臣と徳川の争いであるとは漠然とは知っていたが、関ヶ原の戦いの時には豊臣秀吉がすでに故人だったことも知らなかった。そんな私でもDVDに夢中になった。
映像は豊臣秀吉の死から始まる。秀吉を豊臣財閥の筆頭株主兼社長に例えて、五大老は秀吉にM&Aで吸収合併された競合他社の社長としていた。五大老は自社の株式の全てを秀吉に売り、代わりに秀吉の会社から株式を譲り受けて豊臣財閥の取締役になったという設定である。五奉行は執行役員部長で秀吉生え抜きの社員だという。それぞれの大名の石高数は、豊臣財閥の持ち株数で表していた。
秀吉の跡を息子秀頼が継いだものの未成年で実権がないので、成人するまでは取締役である五大老が秀頼を補佐するようにというのが秀吉の遺言である。遺言に反して株式保有数第二位で副社長の徳川家康がクーデターを企て、それを社長室長兼企画部長の石田三成が阻止するというのが「SEKIGAHARA」の大きな流れだ。250万石もの大資本を持つ取締役副社長の家康に対して、わずか18万石の部長に過ぎない三成がどのように対抗するのか。この会社組織で例えた設定がナレーションや図表でわかりやすく解説されたので、歴史に詳しくない私でも現代ドラマを見るように楽しむことができた。
時間がなかったので飛ばしながら見たが、それでも全部見終わることはできなかった。この「SEKIGAHARA」は「原作:堺屋太一」とあったので、帰宅後に原作を読んで関ヶ原の戦いを調べることにした。原作小説の「大いなる企て」でも、五大老や五奉行を会社組織で例えており秀吉の死から物語が始まる。しかし、映像版と原作小説ではストーリー構成が大きく異なっていた。映像版では秀吉の死後に関ヶ原の戦いが始まり、合戦の様子を三成と家康のそれぞれの視点で描くのがメインであった。それに対して上下巻構成になっている原作小説では、朝鮮出兵の和平交渉と撤退に三成が中間管理職として苦労する描写に長尺が割かれている。朝鮮出兵から帰還した大名に対して三成が秀吉の葬儀を取り仕切り、それがようやく一段落ついたころには上巻が終わるという具合だった。関ヶ原の戦いはいつ始まるんだと思っていたが、残念ながら原作小説は関ヶ原の戦いが始まる前に完結してしまう。
原作小説は私の期待に反して関ヶ原の戦いは描かれなかったけれども面白かった。それにしても、原作では三成が中間管理職として苦労する地味なサラリーマン小説であるのに対して、映像ではドラマのようなエンタメに仕上がっているのはどういうことだろうか。気になって原作者を調べてみたが、堺屋太一がただの小説家ではないことが分かった。
堺屋太一は元通産省の官僚であり、大きな業績として大阪万博の企画立案に携わったことがある。通産省を退官後は、小説家・博覧会のプロデュース・ドラマなどテレビ番組のプロデュース・大臣・学者・政治運動とマルチに活躍しており、どれをとっても大きな功績といえるだろう。「SEKIGAHARA」のプロデュースも堺屋太一の活動の一つだ。「SEKIGAHARA」では単に原作のストーリーをなぞることにこだわらず、大垣城の展示作品としても、エンタメとしても楽しめる物を意識してプロデュースしてきたことだろう。
堺屋太一を知らない人でも、「団塊の世代」という言葉は知っているだろう。「団塊の世代」は元々堺屋太一の小説のタイトルで、当時「戦後っ子」と呼ばれた戦後生まれの世代が、将来社会でどのような役割を担わされるのかを予想した近未来小説である。この小説も私は最近読了したので感想を述べてみる。
1970年代中頃に連載した当作は80年代90年代のバブル景気とその崩壊を予測できなかったものの、団塊世代の出世が頭打ちになること、無駄に役職者が高い人ばかりになり組織のピラミッドが歪になること、人余りの団塊世代が関連企業へ出向されるなど、年功序列型の賃金上昇や終身雇用が維持できなくなる現在を予測している。
団塊世代は今でこそ巨悪と描かれることが多い。昨今話題になったドラマ半沢直樹もその一つだ。ドラマでは銀行マン無双というタイトルが似つかわしいほどの勧善懲悪痛快劇であるが、原作小説では「オレたちバブル入行組」のタイトルの通り、バブル世代である半沢直樹らが団塊世代に復讐をする世代間対立の物語である。ただ、原作でも世代間対立の色合いは作品を経る毎に薄くなり、三作目で「ロスジェネの逆襲」というタイトルで半沢らより下のロスジェネ世代の人物を多く登場させながら、ロスジェネ世代がバブル世代や団塊世代に逆襲をするというわけでもなくタイトルに反して半沢直樹無双となっている。四作目ではとうとう世代間対立は関係なく、その時話題になっていたJAL再生タスクフォースや民主党の事業仕分けをネタにして半沢直樹無双をやるだけになってしまった。ドラマ2期で過剰な演技や顔芸ばかりが取りざたされることに批判もあるが、原作もこの様なものである。
閑話休題。しかし、「団塊の世代」を連載した1970年代中頃では、団塊世代はまだ二十代の若造である。その頃から戦後っ子が老害へと変貌する未来を予測したのは流石としかいえない。「団塊の世代」の4話では1999年が舞台になっており作中では、団塊世代が既得権益をむさぼりレジャーにうつつを抜かして経済や技術の発展を妨げた、と批判がなされている。大阪万博など一大レジャーを築いた堺屋太一自らがこのように評するのは痛快にして皮肉でもある。
ちなみに、堺屋太一は1935年生まれで2019年に故人となっている。多くの業績を残したすごい人を亡くなって1年も経ってから私が知ることになるとは何て残念なことだろうと思ったが、それで堺屋太一の小説の面白さが色あせることもないので今も読んでいる。
ゆるキャン△ドラマ2期決定を機に大垣城の思い出を述べてきたが、関係ない話が長くなってしまったので、この辺で筆を折ることにする。
某大企業に勤めてるよ!
みんな絶対に知ってる日本でトップクラスっていうかある意味トップの企業だよ!
もちろんDXをゴリゴリに推進しているし「DX」と名の入った部署まで作って本気だよ!
社内システムはもちろんDaaS(Desktop As A Service)を使ってるよ!
要するにリモートデスクトップだよ!
社内全員がDaaSを利用するんだけど負荷を抑えるためにWindowsのインデックスサーチはOFFにされてるよ!
なのでファイル検索はめちゃくちゃ遅いしOutlookのメール検索も死ぬほど遅いよ!
おまけに一人あたり20GBの容量しか使えないよ!でも基本的にメールのやりとりだからメールだけで使い切るよ!
え?使い切ったらどうするかって?もちろん、古いメールは削除だよ!
なんで20GBしか使えないのか聞いたら、「平均して20GBしか使ってない」んだって!
ってことは平均以上の半分の人は見捨てられたんだね!
スマホに入ってるmicroSDですら128GB使えるけどね!
ちなみに不正防止の観点でメール等の証跡は全部別のサーバに蓄積されているよ!社員からは見えないけどね!
あと、インデックスサーチOFFにされてるけど、結局はセレロン並の遅さだよ!
だからUSBで持ち出しても外では開けないよ!セキュアだね!DaaSだからUSB刺さらないけどね!
ちなみに暗号化の解除は社員なら了承無しで誰でもできるよ!不便だもんね!
本当に危ないファイルはzipでパスワードを独自に付ける人が多いよ!
でもほとんどの人が4桁数字しか使わないしzipにパスワード付けてるだけだから
DaaSにつなぐためにVPNを張るよ!ワンタイムパスワードで保護してるからセキュリティもバッチリ!
ちなみにこのVPNはDaaSのサーバにしか繋げないVPNだよ!
DaaSにはTLSでアクセスするんだけど、念の為VPNで更にセキュアにしてるよ!
そのせいでVPN繋ぐとトラフィックがそっちに吸い取られてインターネット通信できないよ!
キーロガー仕込まれてたとしても安心かもね!後で送信されたら一緒だけどね!
ちなみにコロナのときはVPNへのアクセス集中でみんな仕事できなくなったよ!DaaSは余裕があったけどね!
社内システムのWeb会議システムがあるからリモートでも会議可能だよ!
DaaS上でしか使えないからラグとエコーがひどくて結局現地で開催されている会議を聞くだけのツールになってるけどね!
なぜかZOOMは初期の頃に猛烈な反対にあって使用不可になったけどね!
DaaS上でしか使えないから映像はほとんど無理だし音声もエコーだらけだけどね!
だからみんな自分の携帯でログインして画面共有のために二重ログインしてるよ!
メールに添付ファイル付けるともちろんPPAP(パスワードZIP送付、パスワード送付、暗号化、プロトコル)してるよ!
exe送れないこと多いからex_にしてから送って、受け取り側でexeにして実行してもらうよ!
4,5年前はこの状態だったけど、これは流石に修正されたのかな?実際に送られたファイルを知らないからわかんないね!
定期的に訓練が実施されているよ!
「訓練が実施されるのでうっかり開いた人は報告してね」
っていうメールが事前に来るよ!親切だね!
訓練メールはだいたいWordのdocファイルが付いていて開封したらHTTPリクエストが飛ぶ仕掛けで開封したかどうかが分かるよ!
ちなみに受け取っただけなら報告はいらないらしいよ!
この時期に本当の標的型メールが来てたらどうするんですか?っていう質問の回答は未だに返ってこないね!
社員への周知がある場合は、周知ページへのリンクがメールされてくるよ!
たとえどんなに些細な周知(社長が挨拶に来ます、とか)でもリンクがメールされるよ!
リンクを踏むとIE9が開いて貧相なページが表示されるんだけど、そこにもまだ内容はないよ!
貧相なページの下に更にリンクがあって、Wordファイルがダウンロードされるよ!
Wordファイルをダウンロードして激重のDaaSで開封すると
だけ書いてあるよ!
勤務表に投入するだけじゃなくて、どういう作業をしたかの稼働までちゃんと入れるよ!
毎日15分単位で始業開始時刻と終業時刻と休憩時間を入れるよ!
ちなみに2つのシステムで業務時間に誤差があると物凄く怒られるよ!
最近知ったけど日々の業務時刻はどうでもよくて合計しか見てないらしいけどね!
信じられないぐらいチェックシートをたくさん用意して不正防止に努めてるよ!
鉛筆一本買うだけでもとんでもないチェックをしないといけないよ!
チェックが多すぎて誰もチェックしないっていうのが常態化してるよ!
あ、ダブルチェックトリプルチェックは当たり前なので、責任希薄になってやっぱり誰もチェックしないよ!
ちなみに事件は頻繁に起きてるよ!だって、肝心のシステム側がザルだからね!
チェックシートは前は紙にサインだったけどペーパーレス化が進んだからPDF保存になったよ!
おまけにファイルは暗号化されちゃうので検索で引っかからないよ!
ファイル名で検索するしかないから、ファイル名を間違えてると内容が合ってても後ですごく困るよ!
あと会計に少しでも関わるものは絶対にペーパーレスにならないよ!
領収書は原本いらなくなったって何回言っても原本保管から変わってくれないよ!
飛行機の領収書とかPDFをダウンロードしてきて印刷して保管してるよ!
肝心の半券は不要だからやろうと思えばPDFダウンロードした後にキャンセルできるけどね!
業務で使うサーバにログインするときは共通アカウント・共通パスワードが常識だよ!
だいたいのパスワードはアカウント名+1234みたいな感じだよ!
この前、公開鍵設置して秘密鍵でログインしようとしたらなぜか弾かれてて、よく見たらわざわざOFFにしてあったよ!
公開鍵認証の話をしたら「は?なにそれ?」みたいな顔をされたよ!
あ、もちろんパスワードの定期変更は推奨されてるよ!
なんと今流行りのチャットコミュニケーションツールが導入されたよ!
社内のDaaSからはアクセスできるけど、社外からはアクセスできないほどセキュアだよ!
でもでも、スマホアプリなら社外からでもアクセスできるよ!よくバグで落ちてるけどね!
今のようなことを情シスに言っても何も変わらないよ!だって、ほとんど素人だからね!
3年で人事異動でメンバーが入れ替わるから、それまで問題を起こさないために何もしないよ!
こんな感じでDXを進めてるよ!
もちろん客先では「うちは最先端のDXやってます」って言ってるよ!
胸が痛いね!
フェイクをちょっと混ぜといてよかったよ!本当は「社長が挨拶に来る」じゃなくて副社長だよ!
割と酔った勢いで書いたから今読み返したら意味わからんだろう内容があるのはごめんよ!
教えられるわけないよ!
ごめんね!そうだね!ガチDX施策のクソさも書きたいけどさすがに身バレするね!
本当に書きたかったのは社内システムこんなクソなのにもっとDXしよう!って言ってるシュールさと
社外的に「DXしましょう!うちはプロですから!」って言ってるとこだよ!
もはや全部変えると予算がつかないからこんなことになってるよ!
でもたぶん全部MS社にしてOffice 365とOneDriveにしたら問題の8割は解決しそうだよ!
この辺のシステム請けてるのがそもそもグループ会社ってのが日本の一般的な大企業だよ!
そこで働いてる人はおじいちゃんばっかりで若者はみんな派遣だよ!
この辺のシステムが最適化されると派遣が切られちゃうから下請けはたぶん喜んでるよ!
みんなの会社はこんなにひどくないと信じてるけど
引きこもりから抜け出し25歳で就職してから今年で35歳になる。
引きこもりから抜け出した後に情報系の専門学校に通ったものの、「C言語ができない人間はエンジニアで非ず」と言う
講師の影響でプログラミング嫌いになり中古のルーターやサーバーで遊んでばかりいた(上記の講師が担当していた資格取得の講義もやる気も出なかった)。
よって3年で身に付いたスキルはネットワークとCiscoルータとUNIXとLinux(RHEL系)に関する知識のみだった。
その専門学校で自分に紹介されるのはプログラミングが嫌いならと言う理由で特定派遣会社(中小規模)ばかりだった。
就職後、新卒で入った会社では銀行系の現場に派遣されたものの営業がやらかしたのか「新卒が来るなんて聞いていない」と
騒動になりウチの会社と旧知の仲である1次受けの現場担当の部長が間に入って落ち着いたものの現場の社員からはOJTをして貰えず
突然「死ね」とか「消えろ」とか「こんなクズがココにいるなんて」と暴言を吐かれたり、業務の進め方を聞くと胸ぐらを掴まることがあった。
そんなこんなで「仕事をしない」と言ったクレームが自分が所属する特定派遣会社に入り雇用契約が打ち切りとなった。
打ち切りになってからは会社から同じ系列の工場派遣の会社に異動を命じられ拒否したら、自動的に自己都合退職となり辞めることになった。
その会社には2年半いたが教えてもらった事はない・・・今更ながらにさっさと辞めればよかったと思っている。
そのころに鬱病を発症して3年ほど療養した後に、リベンジで転職活動したがスキルのなさで再び特定派遣会社に就職することになった。
その会社は保守とサポートメインの会社だったネットワーク重視と聞いてはいたが、ネットワークのネの字も出てこないような
24時間365日年中無休のコールセンターとヘルプデスク業務がメインだった、そこでは障害の1次切り分けや
電話対応スキルで大いに学びがあった・・・・・が技術的な学びは一切なかった。
その会社には2年ほどいたが、仮眠も取れないような環境で日勤と夜勤が続く過酷なシフトに嫌気が出てきて辞めた。
初めて引き留めにも合い給与を今(手取り11万)から手取り19万に上げると言われたが丁重にお断りをして円満退社だった。
そして次は転職エージェントを利用してみたもののスキルの低さから今の特定派遣会社に入った。
そこはネットワークの運用と保守・監視をメインとしているため給与は微妙(手取り20万)けれど
通信・ネットワークをメインとする大手企業や中堅企業に派遣されるため今までの会社よりは学びがある。
今年で会社に在籍して3年が経つ、自分の年齢も35歳になった。これまでの業務経験から得た能力は
「極度のストレス環境で業務を追行する能力」「お客様相手の電話対応能力」であったが今の会社にいたおかげで
「Cisco機器の障害復旧やコマンドに関する知識」と「サーバーの障害復旧やコマンドに関する知識」が加わった。
しかしながら、はてなで見るような輝かしい経歴も開発経験もないため35歳でコレではゴミクズと言われてしまうレベルだ。
知り合いの中では部長や子会社の副社長に抜擢された奴もいる・・・・・それに比べたら俺はゴミクズだ。
ゴミクズと自覚をした上で、今度どうするかは未だにわからない。
特定派遣の正社員になって10年が経った・・・・このまま手取りが20万程度で何とか働けると言う現状では
年齢による首切りにあった瞬間に生活保護申請になってもおかしくない、何度も親に迷惑を掛けただけにあまり心配もさせたくない。
エンジニアのスキルは掛け算でなんて話も見たが元々がゼロかマイナスな人間には当てはまらないだろう。足し算をするにしても
ワシントン・ポストにThe Health Care Scare ヘルスケアの恐怖:私はアメリカ人にカナダの医学についての嘘を売り、いま我々はその対価を払っている、というコラムが載っていて、興味深かったので訳しました。アメリカの健康保険が高すぎて、保険に入れない人が多くおり、これがアメリカの嫌儲問題の一因となっていた事は有名だと思います。この問題をなんとかする為に、2009年にオバマケアとも呼ばれるAffordable Care Act (ACA)が成立したわけですが、このACAは民間保険会社に大きく依存した制度でした。なぜ他の多くの国がやっているような(勿論、各国ごとのバリエーションは大きいわけですが)政府による保険の提供が行われず、できる限り民間市場に頼った制度になったのか?色々理由はあるわけですが、その一つが保険会社によるプロパガンダであり、そ担当者だった保険会社の重役が書いた懺悔がこのコラムです。
なんか長すぎたようなので、2つに分割してあります。
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保険会社重役という私の以前の人生において、私の仕事はアメリカ人に自分たちの医療について騙すことだった。利益を守る為に人々を欺いていたのだ。実際、企業のプロパガンダ担当としての私の主要な目的の一つは、自分の役割を果たすことで「株主価値を高める」ことだった。この仕事は保険を受ける人たちを減らす環境作りに直接つながったが、これがコロナウィルス)という誰もが医療を受ける事を求めそして受けられる事によってのみ立ち向かえる状況に対する我らの国の苦難を生み出してしまった。私のようなスポークスマン達がアメリカとカナダの健康医療制度の違いについての重要な真実を誤魔化す事に給料が払われていなければ、このパンデミックの期間に亡くなった何万ものアメリカ人はまだ生きていたかもしれない。
2007年、私はCignaの広報担当(Corporate communications)の副社長として働いていた。その夏、マイケル・ムーアは彼の最新ドキュメンタリー”Sicko”をリリースする準備をしていた。アメリカの医療を他の豊かな国々のそれと比べるものだ(当然ながら、我々は酷いものに映っていた)。私は他の大手保険会社の同じ役割の人間たちとその映画を叩く為の秘密裏の会議に何ヶ月も費やしていた。この映画には重要な医療処置への保険適用を認められなかった患者たちの多くの逸話が含まれていた。例えば3歳のAnnette Noeだ。彼女が聴こえるようになる為の2つ人工内耳の移植の支払いを彼女の両親がCignaに求めてきた時、我々はただ1つしか認めなかった。
明らかに、私と仲間たちは強固なディフェンスを必要としていた。業界の最大の事業者団体、America’s Health Insurance Plans (AHIP)の為のタスクフォースにおいて、我々はいかにしてカナダ、フランス、英国、そしてはてはキューバの健康医療制度を我々のもの同様の酷いものに見せるかについて話し合った。我々は大手のPR会社であるAPCOワールドワイドを雇い、そこのエージェントたちがAHIPと共に私のような企業の宣伝屋がニュースリリースや記者向けの声明で使える宣伝文句のバインダーをまとめ上げた。
次はそのバインダーの中のAHIPの広報資料からの例だ:「2004年5月の世論調査によるとカナダのビジネスリーダの87%がもし緊急で医療が必要になれば政府のシステムの外側の医療機関を探すとしている」。これのソースは業界が支援しているPacific Research Instituteの社長であるSally Pipesによる2004年の、「ミラクルケア:アメリカのヘルスケア危機をいかに解決するか、そしてなぜカナダは答えではないのか」というタイトルの本だ。同じ本からの他の主張は、カナダの放射線技師の協会のCEOが「カナダの放射線技術の設備はあまりに酷すぎて、『早急の対応がなければ放射線技師は検査の信頼性と品質について保証することはできなくなるだろう』」という言葉を引用している。
こういったもののほとんどは、多くのアメリカ人、特に必要な医薬品を手に入れる為にカナダの安い薬価に頼っている数百万の人たちの経験に反している(訳者注:アメリカの薬はバカ高いのでカナダ国境近くのアメリカ人はカナダへ薬の買い出しツアーをしていたりした、コロナ以前は)。しかし、こういう主張を疑うよりはっきりとした理由があった。たとえば、この2004年の調査を行ったのは誰なのか我々は知らなかったし、そのサンプルサイズや調査方法についても何も知らなかった。「ビジネスリーダー」として認められる基準についてすら、だ。画像装置についての発言は信頼できるデータに基づいているのか、ただの個人の意見なのかも知らなかった。そしてアメリカの病院での時代遅れの設備についての同様な文句は簡単に見つけられる。
(ワシントン・ポストからの応答の要請に対して、AHIPのスポークスマンはこれらの考えは「ACA以前の過去のものであり、我々はいまはフューチャーフォーカスドであって、上手くいくものを進め、いかないものを修正しています」と返答し、当団体は「誰もが購入可能で質の高い適用と医療を受けとってしかるべきであると信じています。健康状態、所得、病歴に関わらず」と付け加えた。APCOワールドワイドのスポークスパーソンはポストに、会社は「ヘルスケアシステムの進化に対応する顧客の支援に関わってきた。やってきた仕事は誇りである」と伝えた。Cignaは応答の要請に答えなかった。)
昨年、3ヶ月位働いた仕事を辞めた。
理由は色々あるけど、一番はお局さんだ。
この会社に入るまで私は男9割の業界にいて、今回初めて女9割の業界に転職した。
しかもそこは8割がアラフォーオーバーのBBAパラダイス、若い人は同じ歳くらいの人が3人位。
私はこの会社に前業界の仕事を担当してほしいと初めて入ってきた、お局さんにとって異物だった。
全く考え方の違う異民族って感じだ。
社長は殆ど思いつきで入れてしまったのですぐに仕事が用意できるわけもなく、まずは通常部署の仕事に入ってほしいと言われた。
9時50分までに出社と社長が言っていたので、30分に会社に到着、社長と話して着替えて通常部署へ行ったのが45分。
100%こいつがこの会社の裏ボスだって見た目と態度の人が、某ドラマみたいに後ろに他の女社員を並べて腕を組んで顔を真っ赤にしていきなりキレてきた。
理由は45分には準備を開始するのに何故早く来なかったのか。
答え、社長からそんな事聞いてないし入社前に貴方とエンカウントしてないからです。
すごい理不尽だ…と感動した。
男社会にいたせいで今までお局という存在にあった事がなかったのでまとめサイトでの妄想か誇張と思っていた。
オラ、ワクワクすっぞ。
とりあえずすみません、と頭を下げておく。
何か言ってるけど早口で聞き取れない。
更年期って大変だな、自分がなったら早めの治療を心がけようと思った。
そして、お局さんが奥の部屋に消えて仕事開始。
私の育成担当はお局様に頷いて相槌を打っていたおばさん、もう直ぐアラフィフ。
どっちにしろこの部署に今後来ることのない私を真剣に教える気もない、そりゃそうだよなぁと思う。
流石に仕事にならないので最低限は教えてくれたが、細かいところは知らないのにいきなり怒られる。
客対応以外に関係ない事…例えばゴミ出しの曜日とかシフト希望提出締切だとかは結局辞めるまでその人からは聞けなかった。
作業中はマスク必須で本当良かった、マスクしてなかったらビンタのひとつも食らってたと思う。
次に、少し年上の先輩。
細くて顔も綺麗でじじいの客のアイドルだった。
しかし、じじいなんて若い新人が入ればそっちに興味が湧くに決まっている。
じじい達は先輩の事なんて忘れてしまったかのように私に話しかけてセクハラギリギリをかます。
先輩が輪をかけて冷たくなったのはその時からで、影で私の事をジャージー牛みたいと呼んでいたのを聞いた。
ホルスタインと言わない所に例えが美味いなとこっそり笑った。
私は耳に一応ピアスホールが一つずつ空いてるし、黒髪が死ぬ程似合わないので会社の規定内の範囲の茶髪だ。
タグでも付けて行こうかと思ったけど辞めた。
嬢といっても、ギリアラサー。
社長と副社長、お局さんには完全に声を高くして同意しまくっているし、一人称は苗字。色々すごい。
ただし私には目が据わり低い声で話しかけてくるのでこっちが素なんだなあ、としみじみ。
辞める2週間前、パソコンエラーを直してあげたら少し優しくなった。
他にもいるけど、とりあえずこの4人が凄かった。
そして、シフト管理をしているお局さんは夕方早上がりする私にブチ切れてきた。
こっちにも事情があり、時短を条件に入ったのでキレるなら社長に言ってほしい。
入社直後に仕事が用意できずこの部署に入ったのも社長の指示なので。
お局さんはいろんな人…特に古株の人達に私の愚痴を言っているようだった。
お局さんとは担当がちがうので殆ど迷惑をかけてないはずなのだけど、色々言っていた。
声がでかいので休憩室の横を通ると聞こえてくる。
声が気に食わない(そんな事言われても)
今時の化粧をしているのが生意気(してない)
男に媚を売っている(売ってない)
婆さんから褒められているのが謎(知らん)
早く辞めてほしい(さいですか)
他にもいっぱい言っていたが、麦茶を飲んでるのが意味わからんって言い出した時点で吹き出しかけてさっさと帰った。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いになりかかっている。
大体比率としては半々。
私の仕事は専門的で調べる事が多い仕事なので半分位はネトサをする。
どうするかと悩んで考え込む事もしばしばある。
社長がお昼に行った瞬間、お局様が別の部屋からすごい勢いで突入してきた。
闘牛みたいだな、と思いながら耳を傾けると、簡単に言えば遊んでいるんじゃないかとキレてきた。
言い訳してもまた長くなりそうだなあと思い、とりあえずすみませんと言っておく。
社長が用意した私が使用しているパソコンは社員共通のパソコンなので使われると邪魔だとキレている。
そうして二ヶ月が経った。
その間に私の靴は無くなったし、全員に一つずつ配られたはずの社長の出張のお土産は貰っていない。
無視される事もあったし、知らない優しそうなおばさん社員からいきなりアンタここにいちゃ死んじゃうよ、と諭された事もある。
漫画みたいだ、そんなセリフ生で聞けるなんて人生でそうそうない、感動した。
どうしたものかなぁと思っている矢先、なんとなく現状を友達に話した所、友達経由で知ったのだろう古巣の知り合いから此方の業界に戻ってこないかと声をかけられた。
電車を乗り継がないといけないし家庭の事情でフルタイム残業が厳しくなり辞めたのだけど、時間も調整してくれるらしい。
まだギリギリ試用期間だし、そうだ、辞めよう。
早速社長に相談した。シフト締切3日前なのですぐ言わなくてはいけなかった。
とりあえず現状を話す。
社長もやはりお局さんから私の愚痴を聞いていたらしく、苦い顔をしていた。
誘われた会社よりこちらの方が近いし、時間を調整してくれると社長が言っていたから現状が好転するならこちらの方が都合が良かったので、今後他の仕事を手伝うにしても他の部署でお願いしたいと頼んだ。
僕にはどうする事も出来ないけど、君がみんなと仲良くできるなら考えてもいいよ。
そう言って社長は腕を組んだ。
頭の中の平次が叫んだ。
元はと言えば社長が私をいきなり雇い、いきなり別部署にぶち込み、私を入れてどうしたいか説明しなかったせいでいきなり訳の分からない新人が来るとお局さんがキレて私にあたり古株全社員に愚痴を言ってる中で、それを言うのか。
漫画じゃん?!
こういうの病院に置いてあるレディコミで読んだことあるぞ!!!
ハイになって、「えっどう考えても今更無理なので辞めまぁす!!!」と言ってしまった。
幼少期ぶりにバニラシェイクもクーポンで100円だったので買った。
飲んだら少し寝不足だった頭がすっとして、明日からどう会社で過ごそうかな、とワクワクした。
だって後13回働けばお別れだ、どうせなら漫画みたいな体験をもっとしたい。
ずっとは精神衛生に悪いので辞めるんですけど。
そうして出社したら、お局さまが辞めるなとキレてきた。
あれだけ辞めろと言ったのに、どうしたどうした?
面白い展開になってきた、よしお局さんの話を聞こう。
成る程、シフトに組んでしまったので今更組み直すのが困るですと?
まだシフト提出期限じゃないですよ?
仕事教え損?
それは申し訳ない、でも私今後在籍したとしてもこの部署には入らないようお願いしたと思う。
だって毎回引きっぱなしのネットの有線で転ばされるからアザがすごいので。
多分10分程一方的に喋っていたと思う、落ち着いたのでそっと靴下を引き下げてホルスタインみたいにブチ模様になった足を見せたらヒュ、とお局さんの喉が鳴った。
本当に喉ってヒュ、と鳴るんだな。
流石に察したらしい、どうしてアザだらけになっているかを。
靴も靴箱に置いておいたんですけど知りませんか、アレ兄からもらったものなんです(これは嘘だ、某大手靴屋で30%オフで買った)、パソコンのデータ知りませんか、アレは私が作ったやつを副社長が使っていたものなんです、給料まだ貰っていないんですけど、手渡しとお聞きしたのですが?
血の気が無くなる人も初めて見た気がする。
お局さんは多分、恐らく手を出さず愚痴や悪口を言っていただけなんだと思う。
誰が何をしたかなんて知らないだろう。
みんな大人だ、自分が何をしたかだなんて言うわけがない、きっと休憩室でお局さんに同意したりその日の私の行動を面白おかしく報告してただけなんだろう。
全部気に入らない、此方には味方しかいない。
ならば追い出したい。
実際最初に隙を見せた私という敵に先制攻撃を喰らわせられた事で、止まらなくなってしまったのかもしれない。
でもまさか手まで出す人間がいるなんて思ってもいなかったんだろう。
この会社で実際社長よりお局さんの味方の方が多い、だって実質会社の事を把握してシフト管理をしているのはお局さんだから、この人を敵に回すと子どもや孫のために休む事があるパート達は逆らえないのだ。
そのお局さんが敵とみなしたやつは、何をしてもいい。
だって実際私が辞める日に聞いたら、4人はお局さんに嫌われたお前が悪い!とキレて何処かへ行ってしまったんだから。
最終日、三ヶ月分の給料が入った封筒を手に私は地元の夫婦経営の焼肉屋に入ってテイクアウトのお弁当を買った。
私の事を気に入ってくれたお客さんのじじいの店だ。
来てくれてありがとう、また行くな!と明るく笑う尻を触ってきたじじい。
今辞めてきたんです、と言いながら焼肉弁当のお金をトレイに置く。
びっくりする夫婦、そりゃそうだ、地元密着のあの会社は馴染みのお客が多くGoogle mapの評価は悪いが爺婆には評判が良い。
なんで辞めてきたんだ、と焼酎片手に聞いたのはこれまたよく会社に発注を取りに来ていた地元の商店街に店を出しているじじいだった。
私は迷った。
全部話すべきか、それとも濁すか。
悪魔が囁いてくる、来週転職と共に引っ越してしまうんだからこの町には戻らないだろうと。
頭にいつか読んだ例のレディコミが浮かぶ。
私も漫画みたいな事をして締め括っても良いだろうか。
だって、あんな漫画みたいな事が起きた事、この感動を話してしまいたかった。
じじいにゆずサワーを奢ってもらった私はいくつかかいつまんで、ポツリポツリと話した。
じじい達は絶句して、腕の傷に気付いたばばあはそっと骨付きカルビを焼いて弁当に乗っけてくれた。
聞いてくれてありがとうございました、とゆずサワーを飲み干して浅く一礼し弁当を受け取る。
私もお局さんみたいに思った事を話してしまった。
悪意や敵意というのは印象に残りやすい。
初めて悪い事をしてしまった時の子供のように、少しの罪悪感と山程の高揚を胸に食べた焼肉弁当は最高に美味しかった。
そうして一年が経った。
多少の妬み嫉みはあるものの、あの三ヶ月と比べたら可愛いもので、本当にあの人間の醜い部分の煮凝りみたいな三ヶ月は漫画を読んでの妄想だったんじゃないかと思う。
それはコロナの所為かもしれないし、もしかしたら焼肉屋での15分がきっかけなのかもしれない。
もうあの田舎町に知り合いがいない私が理由を知る術はないのだけど、ふと半袖になって見えた傷の跡を見て思い出したので記念に書いてみた。
オモコロの動画を見て許されるのは中学生のキッズにのみ許された特権だと思い見るのを避けていた。
あれをこの世の面白さの本質だと思ったら負けという気持ちを持って生きている。
しかし運悪く見てしまったが最後,人に見ろと進めるわけでも貶すわけでもなく一人啜り泣くめんどくさいオタクとなってしまった。
高等工業専門学校(以下,高専)の電気電子系学科には2種類の人間がいる[2]:
たまーに本当に「一般人」がいるわけだが割と外れ値なので除外するか②に放り込む。
高専というのは,男女比率が9:1,わるいと10:0で大体男しかいない。そして高専という5年の長い時間をかけて実験や実習を共に繰り返す閉鎖的状況ゆえに①と②が仲良くなる。
男子校チックとでもいうのかもしれない。だが私は高専しか知らないので高専チックとよぶ。
特に私はそこそこの意識の高さ(将来なりたい職業があり,それについては頑張るがロボコンとかで精を出すようないわゆる「技術者」ではない)であり,
そういう感じの「ゆるい高専生」の集団とオモコロという集団が非常に似ているのである。
特に顕著なのは,フリースペース(?)でgdgdと集まって会話する動画群であろう。
名前はあげないが仮面を被ってる氏や目線をつけてる氏など①側の人間と,
編集長氏や元肉屋氏の比較的②に分類される人間(もちろん外から見れば全員オタクである),
そして全ての中間点っぽい副社長氏がそれなりにワイワイ楽しく会話しているのだ。
仲間内で話す分には時間をつぶせる位に面白く,まぁ外から見ても教室でガヤガヤしているやつらおるなくらいのテンションと話題,
高専時代の放課後と比べて足りないのは性癖語りとアニメ(今ならVの者だろうか)くらいだろうか。
アレは非常に手ごろな「男子高専生の日常」として,かの頃のノスタルジーを感じるオタクとして丁度良い温度感なのであった。
[1] これはオモコロで働いている方々には非常に申し訳ない発言だと思っている。「面白い」から距離をとって生きていきたいオタク心である。
[2] 典型的高専オタクなのでウェイとオタクしか人類はいないと思っている。
[3] 「見たことない雑誌を買って見る動画」とか「話を盛る伝言ゲームをする動画」とかが顕著(この記事は見ろと進めるオタクではないので貼らない,各自で探して欲しい)。