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一般社団法人のみなし解散について | 一般社団法人設立.net
事業を継続したいのであればきちんと手続きを行う事が大事ですが、もしみなし解散された場合は、救済措置がとられています。
解散登記された日から3年以内であれば社員総会で継続をすることの決議を行い、法務局へ登記することで復活させることができます。
ただ単に継続の決議を行うだけでなく、清算人・代表清算人の登記や職権で抹消された役員の再任、理事会設置法人であれば理事会設定の決議等も必要です。継続登記の手続きは大変複雑ですので、専門家へ依頼する方が良いでしょう。
また、変更事項が発生した場合は原則2週間以内に法務局へ変更登記申請をしなければならないため、登記を怠っていた場合は、裁判所から過料の通知が送られてくる可能性があります。
しかし、打越さく良は国会議員。北原(渡邉)みのりは脱退。めちゃくちゃである。
ここでははっきり正義記憶連-正義記憶財団との関係がはっきりしている。そして希望のたねは広報、募金活動、つまり資金を取り扱っている団体ということになる。
検察、「正義連寄付金横領疑惑」尹美香議員に懲役5年求刑=韓国の反応 : カイカイ反応通信
韓国与党、慰安婦支援団体元代表の尹美香に対する議員除名推進=韓国の反応 : カイカイ反応通信
となれば、キボタネが集めたお金も当然尹美香が横領していた。さらにそれは北朝鮮に流れていたことになる。
更新日時を見ると2021年が最新で、この2年間はなにもないが、
Mail:ドメイン名kibotane.org
しかし、法人格がない現在、取引(募金、集会参加等)は一切しないほうが良い。いつ消えるか全くわからない。
親北かどうかはどうでもいい。正義連や貧困ビジネス、性犯罪被害者団体の正体は人身売買組織だからだ。
本人たちはそう考えていないかもしれないが、病気を装う、生活保護をもらうために演技させる、そして自分たちの施設で飼い殺しにする。
この慰安婦の人身取引モデルは大成功し、それを真似して法律にしたのが困難女性支援法という狂った法律で、これを通した国会議員(きれいに全員)売国奴であり普通に粛清の対象として良い。税金を横領して身を切る改革も何もない。
多少フェイクも入れながら。
・年齢:今年33歳
・独身
・免許なし(視力の問題で原付までしか取れないが、障害者手帳は取れないレベル)
②ストレスから逃避するため、150万ほど消費者金融とクレカで借金をこさえる。
③それでもストレスから逃れられず、逃げるように転職を重ねる。
いわゆる室長さんというやつをしていたが、売上を上げることに必死な上司と成績を上げたい俺の意見が対立。
元々ADHD気質(のちにグレーゾーン診断)があったため書類のミスが多かったこともあり会議での吊し上げは日常茶飯事であった。
同じような状況は同期の中でも結構あって、40人いた同期が半年で10人になる。
「なぜだ・・・なぜだ・・・」を繰り返しているうちにうつ病を発症。
ストレスから逃れたいあまりに飲み歩くようになり、風俗とかにもハマった結果、
よく考えずに150万近く借金をこさえ、その返済によりさらにストレスを増やすスパイラル。
若干の愛社精神はあったため「こういう状況を減らしたい」と法務や総務を担当していたが、ここでも注意力散漫でミスを連発。
針の筵となり、逃げるように転職を決意。
「未経験からSEになれるよ」という知人の紹介でSES企業に転職。
ここでも深く考えずに転職したため、社内教育はゼロ。自学でなんとかやろうとするも、
クソ私大文系をギリギリ卒業した程度の頭では全く内容が理解できないまま初日から客先常駐。
もちろん何かがわかるわけもなく、ただただ罵倒される3か月を送り、速攻で退職。
塾勤務時代にバイトの採用などをやっていたので、人事・総務関連を担当。
わりかし順調に勤務していたがコロナの直撃や、部下が社長の愛人だったことが発覚。
その部下が起こしたミス(各種連絡漏れ、書類ミス等)を隠蔽し、全て俺の指示だと主張。
エンタメ系の中小企業でバックオフィス全般(人事・総務・広報)を担当。
ある程度ノウハウはわかっていたのと、立ち上げ直後の会社だったこともあり比較的高評価をいただくも、
現場社員からの不満を吸い上げ、パワハラ疑いのある言動に注意を促すよう上層部に取り計らうも相手にされず、
「バックオフィスが無能だから現場が縛り付けられる」論でボコボコにされる。←今ここ
「正しいこと、胸を張れる仕事をしたい」とは思っていて、しかし先述のパワハラ等、
社会的に見て「悪いこと」を指摘できないことが非常にストレス。
辞めたい気持ちもあるけど「また転職?」という気持ちもどこかであって。
諸氏がこういう気持ちをどうやって乗り切ったのか知りたい。
恥ずかしながら「大人としてやっておくべき」と認知されることがほとんどできていない自覚がある。
まあまずは借金返済かと思っているが、今手取りが22万くらい。
150万くらい(これが返せてない時点でお察しだけど)返したことある人、アドバイスくれると嬉しい。
まあそもそもこんなことを増田で聞いてるからお前はこどおじのゴミクズ野郎なんだ、
と言われれば返す言葉もないのだけど、こういう経験をきちんと乗り越えるにはどうしたらいいのかわからない。
鵜呑みにするだけじゃなくて自分でも考えながら浮かばないことが多い。
何も返せなくて恐縮だが、助けてくれ。
ブコメやトラバありがとう。ちょっと仕事のトラブルがあり全部は見れていないが、
あとでコメント等返させてもらおうと思う。
それから「地方か東京か書け」というのがあったので、追記する。
人気の記事一覧、みたいなのに自分の記事があってびっくりした。
本当にみんな色々な言葉をくれてありがとう。できる限り返信させていただく。
要約が下手くそで読みづらいかもしれないが、ご容赦いただきたい。
親に借りる、という選択肢は残念ながら取ることができない。
実は1度目のうつ病の際に借金の概要は両親にも打ち明けているが、その際両親も多額の借金を背負っていることがわかった。
(概要は伏せるが、祖父が仕事上で横領などをやらかしたらしく、それを父が肩代わりしたと聞いている)
この時両親とは「追加で借金をしないこと」「風俗通いをやめること」をそれぞれ約束した。
弁護士等の相談は正直ハードルが高いと思っていたが、増田諸氏のコメントを見て考えを改めた。
借り換え等を検討して、一番無理のない範囲での返済計画を立てようと思う。
自力での計画が難しいということは体感で理解しているつもりなので、少し相談先を調べてみる。
これに関しては確かにその通りだ。自分の無駄なこだわりに自分で苦しめられていると思う。
自分で文章にしてみて気が付いたんだけど「折り合いをつければいいのはわかるけど、どう折り合いをつければいいんだ」という部分で悩んでいたのかもしれない。
勉強不足と言われればそれまでだが、認知行動療法というものは名前だけ知っていた。病院に行って聞いてみようと思う。
コメントにあった家計簿アプリで自分の出費を調べてみたんだけど、使途不明や外食、衝動買いなどの出費が10万以上あった。
家には5万入れていて、残りから借金返済するわけだがご指摘の通り利子だけ払うみたいなことが続いていた。
「だから借金減らねえんだよ」と言われたらその通りだ。返す言葉もない。
ただ風俗通いだけは辞めた。キリがないので(だからどうした、と言われたらこれもまた返す言葉もない)。
強制引き落としは確かに良さそう。今月からやってみることにする。
うーん。「俺の状況だと」風俗通いは正しくない、と思う。
風俗という仕事の正当性みたいなのをここで論じてもしょうがないと思うし、そういう立場にもないので。
パワハラやらなんやらがあると自分が気持ち悪いし仕事が大変になるからなくしたい、と思っているだけだから。
自分のことは棚に上げて何を言っているんだというのも確かにその通り。俺が逆の立場ならたぶんそう言う。
少なくとも「仕事において」ハラスメントや不正は見逃されるべきではないよね、と思っていてこういう書き方になった。
うまく言えなくて申し訳ない。
ノープランだわ客の意見は無視だわ金はどんどん消費するわの大騒ぎの割に、素人みたいな出来。実のところただのインフルエンサーだった。
弊社はバカなのでそれを2回もやった。広報責任者はそろそろ懲りてほしい。
詐欺師は口がうまいし言葉が強いから、すぐ騙される人が責任者だとやばい。
あと「自分はすごいんですよ」って言われたら基本裏を取らずにみんな信じてしまうんだなと思った。
自分の制作物ではなく、他人の制作物でタイムラインのクオリティを上げている。
上から目線で評している場合、ヤバい人率があがる。(他人の成果物や意見を大切にしない傾向)
制作能力よりインフルエンサーとしての能力をメインに活動している可能性がある。
もちろんまともな人も多いが、まるで俳優さん?女優さん?みたいな場合は一応注意。
インフルエンサーとして、情報拡散力を目当てに仕事を頼みたいならOK。
ファッションデザイナーと名乗っているが実際はほとんどOEMだったり、
グラフィックデザイナーを名乗っているが実際はすべて外部のデザイナーに頼んでいたり、
制作物名でしっかり検索してクレジットを見て確認し、ほとんど外注だった場合は注意。
ディレクション能力に優れている可能性もあるが、外注先の実績についても調べた方がいい。
大体のケースで外注先のレベルが高いことが多い。(=本人は代理業務しかしていない)
本人が確実に作ったと分かる制作物だけを見た時に「うちも同じようなものが作りたい!」と思ったら頼んでもOK。
違和感が残るならやめたほうがいい。
また、どれも似たような制作物ばかりだった場合は「それ系しか作れない」と考え、自分の依頼内容に相手が適合できない可能性も考える。
うちは最終的に「5」で制作物の写真をパワポに貼り付けまくって
コレですよ?コレで本当にいいんですね????と室長に確認することでヤバいやつをはじけるようになった。
まあ、今のところ2敗1勝だけど…
わんさかではないけど1人はみたな
でもOJTといって教育を徒弟制みたいにしてて、
師匠役や上司との相性がうまくいかなければ積極的に干してる部分もある
俺は最初に師匠にチェックしてもらってたんだけどいうことが毎回違う、
悩んでたら師匠の同期生から「あいつバカだから」っていわれて目が覚めて
そこから顧客につたわりゃいいのかって丁寧に仕事するようになったら
「仕事遅い」っていう理由らしいけどさ。一件もっと上にあがった件があってそこでは俺の仕事を援護された
外から転勤して来た上司はこのジャンルでは特定の法律が使えるということをしらなかったからその法律をよくつかう俺を見張ろうとおもったらしい
そこからは単に「チェックを1~2日に一回しかやらないしそれでつっかえしてくる」だけの干されっぷりになった
(こっちが2~3件一度にあげりゃいいとおもうだろうけど2件だしても忙しくて1度に1件しかチェックできないっていってくる。
で先に出した方からみてくれるもんだからせっかく切り替えた頭の中がどんな話だったっけっつうのを思い出すのに時間がかかる)
のでなんかもう「ああなるのか~」って最初にあげた一人、「なにもしない人」がずっとうかんでたわ
こいつは禁煙の事務室でめちゃくちゃタバコすうし、自分の住居地の市役所とかに私用電話かけて親の体調が~とか交渉することしかしなかった
今でいう脳梗塞の高次機能障害になっちゃった人(しかも先輩の話によれば30代で)とおもう、見るからに太ってたしヘビースモーカーだったしな
あと風呂に入らないのでそいつが私用につかった電話の受話器は必ず耳垢がべっちょりでいつもだれかが拭いてた
で、当時の室長がめっちゃ叱ったりなだめすかして自宅待機か辞めるかにもっていって事務室にはこなくなった
あれとおなじで体よく厄介払いされるんだっていう自分の末路がわかっちゃってさ
いやになって途中で見切って辞めて士業で独立したわ
確定申告は大変だけど(1月から準備してたからもうおわったし)、
世の中ってそうなってんだな、金くれててもやることを求められない仕事はやらなくていいんだ
こっちも誇りなんかないし、必要以上に細かく丁寧な経費計上なんかしなくていいんだわって思った
他に思い出すといえば、辞める前の職場というか入ってすぐ24歳くらいのときに過労死(職場で発作おこして倒れた人)もみたし葬式も出られる人全員で出た
(そのころの職場はいつも夕方から事務室内で冷蔵庫から酒出して飲んでた、
「奥さんに泣かれたつらい」つってたし
その経験もあってなんか公務員の先の見えている具合が本当に嫌だったなぁ
でもおじさんはたいへんだなともおもったけどね
どれもこれも強者おじさんなんだけど高すぎるプライドとか部下より地頭がよくない事実とか病んだ親とか不出来な子供とかと一生つきあっていくんだよ
がんばれ強者おじさん
「かつては財界が『人件費が高すぎて国際競争に勝てない』キャンペーンをしていた」という意見があり、一応その記憶は自分にもあるけど、そんな言説が本当に強かったのかどうか、あらためて確かめたくてTwitterを検索してみた。
結論から言うと、2010年前後ぐらいまでは割と普通・主流の意見で、一部のネット経済オタクがそれに反論している感じだった。しかし、アベノミクスの名の下にインフレと賃上げの好循環を掲げた第二次安倍政権以降は、明らかに少なくなっている。安倍政権は、なんだかんだまともではあったと思う。
製品の原価を考えた場合、原材料費+人件費+生産に必要なエネルギーなど となります。 原材料費はほぼ世界共通となりますので、人件費と付加価値部分の価格の問題となります。人件費は円で支払われますので、海外から見た場合、割高となり、これが企業の国内生産を苦しめます。(競争力低下)
ちょっと意見が違うな。国際競争力が外的要因で落ちているのに給与が上がり続けたわけで、人件費比率が下がったのは正常化に向かってるということでは。今、この場に具体的な数字を持っていないけど。企業に金を使えとも言ってません
グローバル化の名のもとに、ある意味国境なき価格競争が起きていますからね。海外の安い産品と人件費との競争にさらされ、平均化が進む。これまでは、自由主義が幅を効かせてきましたが、世界の先進国は障壁を設け始めている。
中国の生産拠点の移動には色々なご意見をいただきました。中には海外に求めず国内にとの意見もありましたが、国内では人件費が高く国際競争に負けてしまいますね、残念ですが・。
総務省タスクフォースで。ICT産業、主要16社での売上高販売管理費比率は日本企業は50%。その他地域は30%。人件費は欧州系の二倍、その他地域の六倍。国際競争力向上の壁は高い。
茂木議員「日本で企業再編が進まない」→平沼室長「産業再編の最大の問題点は余剰が発生する人材をどうするか。賃金が下がる。賃金消失を誰が補償するか?新日鉄は自分がやった。国際競争力回復で一番企業に負担が大きいのは余剰人員の賃金負担」
こないだJALの根本問題をBLOGにUPしましたが、 国際的に日本人の賃金が相対的に割高になって航空運賃のコストを圧迫し国際競争力が落ちてゆく構図は、当然にANAにも同じことが言える。
2022年に開幕したラグビー新リーグ。その発足に向け、法人準備室長・審査委員長として中心的役割を果たしていた谷口真由美氏は、なぜ、突如としてラグビー界を追われることになったのか。その背景には“おっさん社会の掟”があったという――。
「序列」が幅を利かす組織では、抜擢された人間、外部から登用された人間はそうでない人にとって嫉妬の対象となりやすく、それも改革を妨げる一因です。私を含め外部から女性理事が登用されたことで、「自分もようやく協会理事になれる」と思っていた「おっさん」がポストを与えられず、その影響が私たち“外からやってきた人間”の改革を拒んでいた面は否定できないでしょう。「嫉妬」という言葉が“女へん”で表されていること自体、疑問を感じます。
もはや男疾男石と書いてshitと読ませるべきだろう
※合わせて読みたい
実際の『処分』内容は
・処分対象の10人のうち、8人は当時の統計部門の室長以上の管理職。7人は減給1~3か月や戒告の懲戒処分、1人を訓告
・山田次官と石田優国土交通審議官の2人は組織の監督責任を問い、訓告
・処分は同日付だが、10人のうち1人は出向中のため同省復帰時に処分する。1人は退職しており「処分相当」として減給の相当額の自主返納を求める
→NHKニュースの見出しが「国交省統計データ書き換え 事務次官ら処分 大臣も給与自主返納」なせいで
とはいえ、Yahoo!主要ニュースの見出しも「統計書き換え、国交省次官ら10人の処分発表…斉藤国交相は給与を自主返納へ」だから、大した違いはない筈なんだがな
自主返納なんて、徹底した事実解明や厳正な法に基づいた処分の遂行から役職者が逃げるための、職務放棄から目を逸らせるためのやり口に過ぎんのに
ヤフコメと違って、ブコメは可哀想とか言っちゃう残念な奴らばかり
やっとお目当ての漫画を買えたし、Kindleでセールもやってたしで、ほくほくした気分で今月のお小遣い残金を一気に遣い尽くした。
あるところに、森の魔女に生贄として女の子を捧げる風習のある村があった。魔女ハンターのゴルダは村の青年に雇われ、魔女を狩るために森に入った。ところが、ゴルダの被る赤頭巾を見た魔狼達が、ゴルダを魔女の一味と勘違いして襲いかかる。
ゴルダは魔狼のリーダーであるフェンと利害が一致していることを知り、フェンに共闘を申し出るが……。
これは、シリアスストーリーと見せかけて、頭空っぽにして読む系のエンターテイメントwww 赤ずきんゴルダのキャラデザがとてもいい。性癖ぶっ込み過ぎなのに『魔法少女 俺』になりそうでならないところがいい。
BLには珍しく、攻めと受けと狼たち以外の殆どが女性キャラ。ゴルダ周りの女性キャラ達のにぎやかな掛け合いが面白い。
ストーリーには全然難しいところがない。とにかくゴルダのエッチで(胸ボタンが)弾けるワガママボディと人の心が無さすぎる言動を楽しむ漫画だった。ガチムチ好きな助平な人向き。
読みごたえがすごい(ページ数多い)
どうやら『アラジンと魔法のランプ』がモチーフであるらしい漫画。上下巻。
新井仁は東京の大学に行こうと思っていたが、受験に失敗。仕方なく地元の大学に入学した。高校時代まではいじめられっこだったが、大学に入ってからは痩せて髪も染め、パッとしないながらも平穏なキャンパスライフを送っている。
ところがある夜、通りがかりにふと目にとまった車のトランクから、どう見てもその筋の人っぽい、ガタイのいい男が飛び出してきた。男の腕にはガムテープで拘束された跡。どう見ても怪しい男に仁は財布を取られ、貯金も奪われ、家に居つかれてしまう。
しかしこの、「まーくん」と名乗った男、なかなかのスパダリで……。
朝田ねむい作品大好きと言いつつ、ずっと読むのを後回しにしていた、朝田ねむい先生の代表作。朝田先生は商業BL界のなかでメジャーかマイナーかといえばマイナーな方なんだけれども、本作は異常に人気があるので気になっていた。
読んでみてその人気に納得。まーくんのアントニオ猪木みたいな見た目とのギャップが凄まじい、スパダリ力のバリ高さがすごいのだ。朝田作品にしては珍しくハッキリとBLって感じだし。
スパダリといっても大枚をはたいてゴージャスな世界を見せてくれる系というよりは、朝ご飯に鮭を焼き夜ご飯には唐揚げを作ってくれる、そしていつの間にか液晶テレビを1ランク上のでかい液晶テレビに買い換えてくれていたり、部屋の掃除もしてくれるという、実力派のスパダリである。地に足の着いたスパダリ・まーくん。一周回って夢がある。
しかし裏では何をしているのかよくわからない、怪しい所がまたいいし、仁君に「おいていかないで」と泣かれて戻って来るのがまたいい。
まーくんの元彼の存在感が濃くて、下巻では現受けの仁君よりも元彼の方が前面に出てきがちなので、攻めの元彼絶対許さない系の人には向かない。
タイトルは一周回って「最高の」っていう意味になる系のスラング。竜人×人間 のバディもの。
亜人のアルフォンスは警備業界最大手「ライフディフェンス」社の本社総務部で働いていたが、休日に遭遇した銀行強盗事件を単身で解決してしまったことで左遷されてしまう。
左遷先は、社内でも回されたくない部署ナンバーワンと言われている「特殊害獣対策室」だった。だが室長のダンテはアルフォンスを亜人だからといって差別せず、バディとして対等に接してくれる。自由奔放で人たらしながら、繊細な気配りも見せるダンテに、アルフォンスは惹かれていく。
バディもの。現場でのお仕事シーン(害獣退治)は少なめ。それよりはオフィスでの同僚達との会話シーンとか、アフター5とかのシーンが多め。設定はファンタスティックだけど、正統派オフィスラブっぽい感じ。
これまたキャラクターデザインがとてもいい。アルフォンスのデザインは特に凝っている。
ダンテのお姉さんみのあるお兄さんなキャラクターがとてもよく、そんなダンテにアルフォンスが惹かれていくとこがすごくいい。
表紙絵からはそんなに甘々な印象はないし、電子書籍サイトやTwitterで無料公開されている第1話にはラブ要素が全くないんだけれども、2話以降はアルフォンスとダンテは始終イチャイチャし続けている。しかも「※付き合っていません」という注釈付状態で、これで付き合っていないだと!? という驚愕のイチャつきぶり。そしてアルフォンスの悩みっぷり。
これ、商業BL好きの腐女子向きというよりは、二次創作BL好きの腐女子向き。
「※付き合っていません」なのに果てしなくラブい……これ重要!!!!!
二次創作でBLを覚えて商業BLに手を伸ばしてみたものの、なんか思ってたんと違ってがっかりしたという腐女子におすすめの1冊。
本編もボリュームがあり、おまけ漫画まで沢山ついて来るので、お腹一杯になる。
が! この設定とストーリーでたった一巻で終わらせてしまうのは勿体ない! ぜひ続きを描いて欲しい漫画。
去年は売り上げゼロの月が数ヶ月あって、室長と苦しみながら慣れないリモートワークに取り組んだ。オンラインで受けたい、という人も多かった。でも今は違う。対面で受けたい、という依頼が全然止まらない。もちろんコロナ前に比べれば売り上げは落ちているが、忙しい日が圧倒的に多い。
人流を減らすべきだというのは理解してて、うちみたいな不要不急な職はオンライン化すべきだろう。でも対面が良いお客さんが多ければ、当然その応対を増やさなければならない。
そもそも売り上げなかったから長く働いてくれたバイトさんにも仕事を振り分けられず、社員だけになるというかなり苦渋の決断を強いられた。それでも都内のバカ高い家賃は出て行くばかり。
支援金に関してだと、飲食店ではないから出ていない。初期の給付金は全て申請したけど、かなり家賃に消えたんじゃないか。家賃の給付金はかなり手続きが煩雑で、なかなか降りなかったから。
うちは接客業だが、飲食店ではないので制限はない分給付金なども降りない。
消毒のために休み時間を長くしたり、1講座の人数を減らしたり、窓を開放して換気をしたり、もちろん工夫もしてる。でも、レッスンを受けに来ること自体生徒さんにリスクを強要してるのでは?とか、色々考える。でもまた売り上げゼロになったら、今度こそ…
難しい。難しいよ。同じようなこと考えてる人多いんだろうな。でも明日も出勤だ。
■五十嵐えり
中学時代にいじめに遭う→中卒で4tトラック運転手、牛乳配達、クリーニング配達など様々な職業を経験。
24歳で高卒認定→働きながら静岡大学夜間卒→名古屋大学院卒→30歳で司法試験合格→弁護士
■佐藤こと
静岡県立浜松北高校→ダブリン大学トリニティカレッジ心理学部へ進学。
卒業後、広告代理店にて5年間営業職。障害者雇用支援事業を展開するソーシャルベンチャー「株式会社ゼネラルパートナーズ」入社し、広報室長。選挙のため求職中。
一児の母。ADHDグレーゾーン。パリテアカデミー出身でフェミニストを自称。
夫は高卒で、北区の工場で三交代勤務。マンションの頭金を選挙につぎ込んだとのこと。
■広瀬まき
京都大学経済学部卒業→三菱UFJ銀行にて約12年勤務(営業・企画業務)→アクセンチュア(外資系コンサルティング会社)を経て、独立
「ドラクエ5の花嫁は、ビアンカ以外を選んだことがなくて。フローラ選ぶとイオナズン使えるからその方がいいという人もいるけど、幼馴染を裏切るのは保守の政治家として許せない。」
■池辺愛
「ヌーブラヤッホー」のギャグでブレイク?した元モエヤン(解散)。
大阪府豊中市出身→大阪教育大学附属池田小学校→同池田中学校、同高等学校池田校舎卒業→慶應義塾大学文学部
2度の流産、乳がんを経験し、現在4歳の娘と10ヶ月の息子の母。
■山名 かなこ(生年月日記載拒否、れいわ新選組、新人、杉並区)
同志社大卒。
すべての「生きづらさ」を感じる女性が、自分たちの権利を主張できるコミュニティを目指すNPO法人“The F-Word”の代表。
「選挙に出られる25歳以上ではあります。履歴書や経歴書に、性別、年齢だったり、写真を載せることによって、その人自身というよりも、うわべと申しますか、そういうもので(社会に)判断されることに疑問を感じます。経歴には生年月日を書かない選択をしました」
報道局記者を4年、その後社会部、外報部、政治部にて取材や中継を経験。
トレンダーズ株式会社にてPRコンサルタントを勤めた後、夫の海外留学・勤務のため離職し、シンガポールにて子育て。
帰国後、「株式会社みんなのウェディング」広報や、女性のキャリアを支援する「株式会社LiB」法人営業。
2児の母。
「早慶現役合格は地方帝国大とかの難関国立に現役合格するより圧倒的に難しいから舐めちゃいけない」
と言われたことがあった。
曰く、
「日比谷や学芸大附属でも学年上位3割以内にいないと”現役で”早慶は受からない」
「学年平均層が概ね”現役で”早慶に受かる高校は御三家と桜陰と栄光学院と聖光と渋谷幕張と浅野くらいしか日本にないんだよ」
と。
麻布や開成に限っては、学年真ん中より下の層では早慶に受からないのは、中下位学部を併願する生徒が極端に少ないからある意味特殊とも言ってた。
「『東大合格者ランキングトップ10に入るような高校の生徒は大抵現役時に早慶を併願せず東大一本に絞って受ける』というのは都市伝説で、麻布や開成の現役生で早慶を一切併願しない生徒は実際のところ学年の1割もいない」とも言ってた。
この人の言うことを真に受けていいのだろうか。
かなり疑ってる。
以前にも書いたことだが、自分は彼女らを見て、かわいいというより、大人の女性だなあと感じてしまう。
自分の中での「女子」は中学3年で成長が止まっているため、45歳の今になっても女子大生を見ると「大人」と感じるのである。
しかしその反面、彼女らには、つい「年上の格好良さ」を見せようと演じてしまう。
自分の中での「女性」はクールでちょい悪な男性が好きなはずだから、彼女らの前ではいつも以上に孤高の人を演じて、彼女らに関心を抱かせようとするのだ。
ただ、45歳の今になってはいくらクールに振る舞っても、女性からまったく声はかからない。
かくして、そんな孤高の人は、彼女らといまだ一度もコミュニケーションをとることができない。
他方、男性講師も皆大学生だが、彼らを見ても女子大生と同じ感覚が湧かないのが不思議である。
もっとも普段彼らと会話することは全くないため、彼らがどういう人間かはほとんどわからないし、興味もわかない。
肌は黒く、茶髪のショートヘアーでヒゲを短く整えており、塾に来るときはサッカーの本田がかけているような金縁のサングラスをかけている。
女性講師からはエグザイルのなんとかに似ていると言われるなど、コワちゃらい感じである。
自分もちょい悪を演じているのだが彼は見た目だけのちょい悪である。
でも、彼はそれが「格好良い」といわれ、自分は言われたことがない。
自分は何をしても気づかれない。
これはいったい何の差なのか。
そんなちょい悪な彼でも仕事においてはフットワークが軽く、室長の言いたいことを即時に把握してすぐ行動に移すという行動力を持っている。
最年長の自分は仕事を任せられたことはないが、20歳そこそこの彼には様々な仕事を任せるのである。
だから、パソコンの仕事は彼にやらせるより自分が適任のはずである。
でも、パソコンを使った仕事でも、室長は自分ではなく彼に頼む。
そういうのを見ると、なんだかやるせなくなる。
また、これも自分と違って、生徒に面白い話をして楽しませることもできるため、生徒から人気があり、休み時間はいつも彼の周りに人だかりができている。
そんな彼は、いつも講師室に入るなり、得意の大声で周りの講師をいじったり、馬鹿話をして場を和ませており、講師室ではムードメーカーとしての役割を果たしている。
自分が彼の話を聞いてもあまり面白いとは思わないが、同世代ではあれが面白いと感じるのだろう。
彼にいじられる方も、まんざら悪い気ではなさそうだ。
彼が講師室にいないときも講師の間ではよく彼の話をして笑っている。
その一方で、彼は目上の人間に対しては体育会系なノリで接する。
その体育会系なノリが、上司である室長からも気に入られているのか、室長としょっちゅう長話をしている。
自分は仕事中ほとんど講師室で室長のそばにいるが、室長と最初の面接以来、5分以上話したことはない。
何気ないコミュニケーションが取れないのだ。
彼はもはや室長からは単なるお気に入りから「特別な存在」として認識されている。
その証左として、彼は塾の駐車場に堂々と自分の車を止めている。
学生のくせに車を持っていることだけで腹立たしいのに、塾に来るのにわざわざ車で来て、どや顔で駐車場に止めているのだ。
自分はそんな彼が好きになれない。
学生のくせに車に乗るなんて、運転免許も持っていない自分にとっては妬ましくて仕方がないし、あんなふざけた話ばかりしてて講師になれるのに、自分がいまだ研修生なことも納得がいかないし、妬ましい。
また、女性講師と笑いながら喋っているのも妬ましくて仕方がない。
彼は周りの講師のほとんどをいじってきたが、自分だけに対しては、決していじろうとしないことである。
体育会系ならではの年上に対する敬意があるのだろうか、彼は自分を笑いのネタに使ったことは一度もなかった。
いくらボンボンのエグザイルでも、二回り以上も年上の人間には敬意を払っており、そこは意識的にきちんと線引きしているのである。
当然と言えば当然だが、自分も中学校時代の水泳部で上下関係を学んだからよくわかる。
さすがのエグザイルも、そこはきちんとわきまえていたのだった。
…はずだった。
その日は休んでいる生徒が多かったが、講師も電車の関係でいつもの半分くらいしか来ていなかった。
自分もすぐに帰ってよかったのだが、そのとき男性陣から一番人気のある女性講師も残っていたため、彼女とのコミュニケーションを作る絶好のチャンスと考え、自分も敢えて残った。
いつもクールに振る舞ってばかりでは会話の糸口を掴めない、ここでは二人きりのときに思い切って声をかけてみようと考えた。
彼女はハーフのような顔立ちをしており、顔だけでいうとおとぼけキャラのローラに似ている。
彼女は大学でチアリーディングをしており、いつも黒髪をポニーテールのようにして後ろで結んでいる。
というのも、以前室長が講師名簿を見ている隙に背後から覗き見し、彼女の通っている大学や生年月日、住所も覚えたのだ。
男性講師が何歳でどこの大学などまったく興味すらわかないが、女性に対しては別である。
勉強ではほとんど機能しない暗記力も、こういう時には20代に負けないくらいの力を発揮する。
その日、最後まで授業があったのはエグザイルとローラだけだった。
最後の授業をしている間、自分はひとり講師室に残って予習をする振りをしながら、彼女に話しかけるためのネタを考えていた。
しかし、彼女はエグザイルと一緒に講師室に入って、ずっとエグザイルと喋っていたため、結局チャンスは巡ってこなかった。
夜になると雨はほとんどやんでいたが、室長はエグザイルに、自分ら2人を車で送るよう提案した。
自分は、正直彼の車に乗りたくなどなかったが、これまた彼女と話せるかもしれないチャンスと考え、期待に胸を膨らませた。
エグザイルは「いいっすよ」みたいな返事をして、車に乗せることを快諾した。
これは絶好の機会だ、これを逃すわけにはいかないと思った。
両親は車の免許を持っていなかったので、幼いころから数えるほどしか車に乗ったことないからだ。
最近乗った最も古い記憶は、20年くらい前に乗ったタクシーである。
しかし、彼らの手前、ほとんど車に乗っていないことを知られたくなかった。
夜10時近くに、塾のシャッターを閉め、隣の駐車場に向かった。
そして、彼の車をはじめて目にしたとき、やはり戸惑ってしまった。
まず、彼は、車のキーをリモコンのように押すと、車のランプみたいなのが光ったが、それが何を意味するかわからず、呆然と立ち尽くしてしまった。
車からカチャという音が聞こえたような気もしたし、それが開錠を意味するものなのかもしれない。
しかし、はっきりわからない以上、ドアを開けるわけにもいかなかった。
すると、エグザイルは「開いてるよ」と言った。
ああ、さっきのはやはり開錠の音だったのか、最近の車は鍵を使わなくてもドアを開錠するのかと、科学の進歩はすさまじいなと思った。
「開いてるよ」という言葉は、年上の先輩に使う言葉ではなく、同世代か年下に使う言葉である。
この疑問が自分の中で膨れ上がった。
なぜ彼はタメ口なのか、二回り以上年上の人間とわかっていて彼はタメ口を使ったのか、いやそれはない、そんなことは許されるはずがない。
そして逡巡した結果、なるほどこれはローラに向けて言ったのかと善解し、疑問に一応の決着をつけた。
そんないきなりのエグザイルのタメ口につまづいたが、いつもクールなちょい悪を振る舞う自分は、こんなことに取り乱したことを知られてはならないと思いつつ、先輩の威厳を改めて見せつけるように、車のドアを格好良く開けて挽回しようと試みた。
車のドアの開閉くらいはなんとなく知っているからだ。
そして、助手席のドアの取っ手に手を伸ばしたら、
「いや、後ろ行って」
と言われ、さらなるショックを受けた。
また、タメ口だ。
おそらく、さっきのタメ口もローラではなく、自分に言っていたのだ。
しかし小心者の自分はこの2発を食らっても、すぐには信じることはできなかった。
待てよ、これは自分に対する親しみをこめて言っているに違いない、と良いほうに考えた。
しかし、体育会系なノリの彼にそんなはずはなく、自分を目下に見ている説のほうがかなり有力となり、一気に不快になった。
しかも、ローラを助手席に乗せて、自分を後部座席に座らせるつもりなのだ。
ただでさえ家まで近いのに、これではローラと全くコミュニケーションが取れないではないか。
ただ、いまさら乗りたくないというわけにもいかず、つつがなくドアを開け、後部座席に乗り込んだ。
そして、久々の車に3度目のショックを受けた。
車の中はテレビで見た車と同じでカーナビがあって、革張りのシートに、いまどきの音楽が流れていた。
自転車しか乗らないので、車の内部構造はまったくわからなかったが、車の中はまさに異世界だ。
なんだか悔しかった。
自分は車の免許すら持っていないのに、たかだか20歳かそこらの糞ガキがこんな立派な車に毎日乗っていることに腹が立った。
車どころか、自転車に乗って、毎日必死にペダルをこぎながら図書館を往復し、図書館では向かいに座って勉強している女子高生を見て、悶々としていた。
そんな時期だった。
しかし、彼はそんな自分の数歩先、いや何十㎞先の人生を歩んでいる。
それが悔しくて仕方がなかった。
車の中はオレンジかシトラスかわからないが、柑橘系の香りが車特有の独特の臭いを打ち消していた。
ローラも入るなり、「いい匂い」と言っていたが、自分はそうは思わなかった、いや思いたくなかった。
先のエグザイルのタメ口で一気に不快にな自分にとっては、ローラのエグザイルに対する肯定的な発言も許さなかった。
車の中でエグザイルの言動を何度も反芻し、怒りで発狂しそうだった。
仕事の上では彼のが立場が上だが、さすがに二回り上の人間に対する態度ではないだろう。
その怒りを感じつつも、やはり小心者の自分はつい自己弁護してしまう。
ひょっとすると彼のさっきの言葉は、とっさに一番言いやすい言葉が出てしまっただけではないか、体育会系にもかかわらず思わずタメ口になってしまったのは仕事がオフになってつい気が抜けてしまったからではないか、もしやエグザイルはローラの前で少し格好つけようとしただけではないか、と自分を落ち着けるため必死の善意解釈を繰り返していた。
そしてある決意をした。
自分の不安を打ち消すために、彼が車の中で助手席のローラとの話に、あえて後部座席から自分が入ろうと考えたのだ。
さっきは2発とも単純な一言に過ぎなかった。
彼と2語以上の会話をすれば上下関係がはっきりする。
そのときの彼の言葉遣いで、彼のなかでの上下関係を認識できると判断しようと試みた。
この試みには勝算があった、
2語以上の会話であれば、さすがのエグザイルもタメ口を使うことは憚られ、おそらく敬語を使ってくるだろうと確信した。
そして、ローラの前で自分の方がエグザイルより上であることを誇示するチャンスと思った。
そして、彼とローラがくだらない話をした後、相槌をうつように「○○ですよね~」と言った。
自分はエグザイルの先の言動で侮辱されて腹が立ってしょうがないため、本来自分はタメ口でもよかった。
しかし、そこは大人の余裕と見せかけた小心者の本音で、敢えて敬語を使って接した。
ローラはきちんと「ですねー」と反応したが、なんと、エグザイルは自分の相槌を無視したのだ。
20歳そこそこの若者に45歳の人生の先輩がわざわざ相槌を打ったのに、無視しやがったのだ。
よしんば運転中だとしても、ローラとの話は漏らさず反応していたのに、自分の初めての一言に対しては「無視」なのだ。
普段職場ではおふざけキャラとして同僚のちょっとした反応でも見逃さず拾うのに、彼らに比べ遥か遥か先輩の敬語による相槌に無視を決めたのだ。
怒りを超えて悲しくなってしまった。
そして、同時に、もしかして彼を怒らせてしまったのではないかという不安が頭をよぎった。
もし彼が怒っているならば、これ以上の彼の話への介入はさらなる刺激となり、本当に怒りだすかもしれない。
言葉の達者な彼が本気になって怒れば、自分は太刀打ちできない。
また、自分は車に乗せてもらっている立場上、完全に自分の分が悪い。
それを棚に上げて応戦すれば、間違いなく彼女の前で失態を晒すことになる。
普段全くコミュニケーションをとらなくクールなちょい悪を演じているのに、ちょっと喋ったら怒られたなど、恥の上塗りである。
それだけは避けなければと思った。
そして、そう思わざるを得ない自分が情けなくなり、悔しくて悔しくて仕方がなかった。
そんなこんなで2語以上の会話を交わすという当初の目的も暗礁に乗り上げてしまった。
しかし、年上のプライドからか、本当は不安でたまらないくせに、自分も先のエグザイルの言動で先輩の威厳を傷つけられたことは許さないぞという態度だけは示し、ローラにだけはわかってもらおうとした。
なぜなら、もしエグザイルに自分が不快な態度が知られてケンカを売られたら敵うはずがない。
だから、エグザイルには気づかれず、心優しいローラにだけは、この男のプライドが伝わるよう、細心の注意を払って仏頂面を決めた。
そして、自分の家の近くの信号で止まったので、彼に「この辺で大丈夫です」と伝えた。
すると、彼は「え?あー、はい」と答えて、やおらハンドルを切って車を止めた。
おそらく車線変更をしなくてはならない関係で、もう少し早めに止めるべきことを伝えなければならなかったのだ。
それなのに、直前で止めるように言った自分に呆れと怒りを感じたのだろう。
ここで反省すべきなのに、楽観主義の自分はそうは考えず、あとのエグザイルの「はい」というどうでもよい返事に安堵してしまったのだ。
もし、目下の人間なら「はい」と言わず、「うん」とか「ああ」だろう。
そこに一瞬の安堵をした。
その後、そんな一瞬の安堵も奈落の底に突き落とす出来事が起こる。
彼の底にくすぶっていた怒りの炉心を露呈させてしまうようなミス犯しててしまったのである。
原因は、突き詰めて言えば、人生経験不足だ。
自分は車の降り方を知らなかった。
通常車を降りるときは歩道側のドアを開けるのに、自分はそれすら知らなかった。
もちろんまったく何も知らなかったわけではない。
狭い歩道側から降りたら車のドアがガードレールに当たって傷つけてしまうかもしれないという、さしてどうでもいいことは気づいたのだが、肝心なことはわかっていなかったのだ。
そして、彼の不機嫌を察しているにもかかわらず、自分は先の仏頂面の延長でそんなの気にしていないような振りをしながら、さらにタメ口で上から目線で「おーありがと」と言って、思いっきり車道側のドアを開けたのだ。
するとエグザイルに「なにしてんだ、危ねーだろ!!」といきなり怒鳴られた。
耳を疑うような怒声に一瞬心臓が止まった。
さらに、同時に車の後ろから走ってきたバイクに急ブレーキを踏ませてしまったのだ。
バイクに乗っていた人に少し驚いた顔で「大丈夫ですか?」と言われたので、大丈夫ですと答えると、そのまま走り去って行った。
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