「フルタイム」を含む日記 RSS

はてなキーワード: フルタイムとは

2023-09-26

南関東地方出身同士で子供作ってるカップル

度胸ありすぎんか

不動産暴落リスクとローン返済リスク考えたらマジで子供作るの無理だなという感想しかならん

ローン高すぎてフルタイム正社員共働き必須だし

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続きの続きの続き

農業の到来

平等から階層へ、男女平等から著しい男女不平等への転換は、一般農業と関連しており、このことはグレーバーとウェングローにかなりの問題を突きつけている。彼らは選択に関心があるため、唯物論的な議論を避けたり、環境が人々の選択を条件づけ、制限する方法について考察したりすることに固執しているようだ。

農業は、約1万2千年前から世界の多くの場所独自発明された。狩猟採集民は食料を共有し、持てる以上のものを所有することはできなかった。しか農民たちは定住し、畑や作物に投資するようになった。そのため、一部の人々が自分の取り分以上の食料を手にする可能性が生まれた。

やがて、凶悪犯やいじめっ子集団が集まって領主になることもあった。窃盗や略奪、家賃小作料、労働力雇用税金、貢納、什分の一など、さまざまな方法でこれを行った。どのような形であれ、このような階級的不平等は常に組織的暴力依存していた。そしてこれこそが、ごく最近まで階級闘争が対象としてきたものなのだ

農民狩猟民族にはない弱者だった。彼らは自分土地、畑を開墾し灌漑するために費やした労働、そして作物の貯蔵に縛られていた。狩猟採集民は離れることができた。農民はそうではなかった。

しかし、グレイバーとウェングローは、農民が余剰を生産し、蓄えることができたからこそ、階級社会搾取国家、そして偶然にもジェンダーによる不平等可能になったのだという、この物語に立ち向かった。

フラナリーとマーカス

2012年考古学者のケント・フラナリージョイス・マーカスは『不平等創造』という素晴らしい本を出版した。彼らは、世界のさまざまな地域農業がどのように不平等をもたらしたかをたどっている。

しかし彼らは、その関連性は自動的に生じたものではないと主張する。農業階級可能にしたが、多くの農民平等主義の社会暮らしていた。農業発明階級発明の間のギャップは、数世紀単位で測られる場所もあれば、数千年単位で測られる場所もある。

フラナリーとマーカスはまた、地元凶悪犯や領主権力を掌握しても、後に打倒されることが多いことを、注意深い実例を通して示している。多くの町や都市では、エリート考古学的記録に現れ、その後何十年も姿を消し、また現れる。事実上階級闘争は決して止まらないのである[5]。

ジェームズ・C・スコットフラナリーとマーカスの壮大な比較研究は、人類学根本的に変えた1954年エドモンド・リーチの著書『ビルマ高地政治制度』や、アナーキスト政治学者であり人類学者でもあるジェームズ・C・スコットの研究において先取りされていた。[2009年、スコットは『統治されない技術』(An Anarchist History of Upland Southeast Asia)を出版した。同書は数世紀にわたる東南アジア全域を対象としている。

スコットは、平原王国の稲作農民の多くが丘陵地帯に逃亡したことに関心を寄せている。彼らはそこで、「焼畑」移動耕作者の新たな民族集団として再出発した。彼らの中には、より小さな階級社会を作り上げた者もいれば、階級を持たずに生活した者もいた。そのすべてが、下の王国国家からの絶え間ない奴隷化軍事的襲撃に抵抗しなければならなかった。

技術

ある意味では、グレイバーとウェングローはリーチ、スコット、フラナリー、マーカス仕事を土台にしている。ウェングローは結局のところ、フラナリーとマーカスが要約している考古学の変化の一端を担っている。そして『万物黎明』には、スコットの影響が随所に見られる。

しかし、グレイバーとウェングローは、一方では技術環境と、他方では経済的政治的変化との間にある、他の著者たちの結びつきを好まない。

フラナリー、マーカス、スコットの3人は、テクノロジー環境が変化を決定するのではない、と注意深く述べている。それらは変化を可能にする。同様に、穀物農業発明自動的階級格差国家をもたらしたわけではない。しかし、それがそうした変化を可能にしたのである

階級関係階級闘争技術環境の変化は、階級闘争の舞台を設定した。そして、その階級闘争の結果が、平等と不平等のどちらが勝利するかを決定した。グレーバーとウェングローはこの重要な点を無視している。その代わりに、彼らは常に、そのような変化を即座に必然的ものとする段階論の粗雑な形式問題にしている。

この生態学思考に対するアレルギーが、彼らが人類進化に関する新しい文献を扱おうとしない背景の一つであろう。

これらの文献はすべて、人類となった動物たちが、自分たちの住む環境自分たちの身体、競合する捕食者、自分たちが発明できる技術生計を立てる方法に対して、どのように社会適応を築いたか理解しようとするものである。偶然にも、彼らはその生態系と状況に対処するために平等主義的な社会を築いた。それは必然的な結果ではなかった。しかし、それは適応だったのだ。

一方、グレーバーとウェングローは唯物論者ではない。彼らにとって、生態系技術について考えることは、彼らが望む選択革命不可能にする恐れがある。例えば、古代メソポタミアに関するスコットの本が、特に穀物農業が不平等をもたらした物質的な理由を強調しているため、彼らが満足していないのはこのためである

これは些細な問題ではない。私たちが今直面している気候危機は、人類が新しい技術と新しい環境適応するために、社会をどのように変えていくかという問題を浮き彫りにしている。平等人類存続のための政治は、今や深遠なまでに唯物論的でなければならない。

ジェンダーの不在

グレーバーとウェングローが環境人間存在物質的基盤にほとんど関心がないことは、これまで見てきたとおりである

同じように、彼らは階級という概念や、階級関係階級闘争についての議論ほとんど宗教的に避けている。グレーバーは確かに、そしておそらくウェングローも、階級関係階級闘争について理解している。彼らは、階級が何をするのか、そして実際、自分がどの階級人間なのかを知っているが、階級関係社会変革の原動力として扱うことはできないし、また扱おうともしない。

これと同様に目を引くのは、グレーバーとウェングローがジェンダー社会的構築に対して関心を示さないことである。彼らはミノア・クレタ島における母系制のほぼバコフェンを再現する一方で、女性は養育者であり、男性はいじめっ子であるという家父長制的なステレオタイプ散見する。

平等は常に私たちとともにあったというのが彼らの主張であるため、グレーバーとウェングローは、人類性別による不平等起源についてほとんど何も語っていない。

男女関係進化については、基本的に3つの学派がある。まず、進化心理学者たちであるが、彼らの主張は非常に保守的であるジャレド・ダイアモンドナポレオン・シャグノン、スティーブン・ピンカーは、不平等暴力競争人間の本性の基本であると主張する。彼らは、男性進化によって他の男性競争するようにプログラムされているため、強い者が女性支配し、より多くの子どもをもうけることができるからだと言う。これは残念なことであり、幸いにも西洋文明はそのような原始的感情部分的に手なずけてきたとピンカーは言う。

偉大な生物学者であり、トランス活動家であるジョーン・ラフガーデンは、こうした考えを『薄く偽装されたレイプ物語』と正しく表現している。このような議論は実に忌まわしいものであり、そのためだけにグレーバーやウェングローが否定したのは間違いない。

非常に長い間、フェミニスト人類学者の間では、第二の学派の考え方が支配的であった。この学派もまた、女性男性の間の差異本質化し、女性男性の間に何らかの不平等があることをあらゆる社会で当然のこととして受け入れていた。

私たちが支持するのは第3の選択である歴史学人類学考古学の記録に顕著な特徴がある。人々が経済的政治的に平等社会暮らしていたほとんどの場合女性男性平等であった。また、経済的に不平等階級社会存在したところでは、そこでも男性女性支配していた。

私たちにつきまとう疑問はこうだ:なぜなのか?

グレーバーとウェングローはこの問いに取り組んでいない。彼らは性差別について何の説明もしないし、男女関係がどのように、あるいはなぜ変化するのかにも関心がない。しかし、彼らは性差別主義者ではない。彼らは何度も女性抑圧の事例に触れているが、それは一過性のものである。彼らの関心事の中心にはないのだ。だから私たちには印象的な一致に見えるが、彼らにとっては蜃気楼なのだ

複雑な採集

グレイバーとウェングローの説明重要な部分は、農耕と階級的不平等、そして国家の出現との関連を軽視しようとする決意のもと、階級的不平等戦争さらには奴隷制さえも存在した狩猟採集民のグループに焦点を当てている。考古学者は彼らを「複合狩猟採集民」あるいは「複合採集民」と呼んでいる。

レバーとウェングローは、先史時代の人々が無国籍平等主義的であったか暴力的で不平等であったかのどちらかであったという証拠として、これらの人々を取り上げている。それは証拠が示すところとは違う。[7]

典型的な例は、フランツボースによって研究されたクワキウトル族と、カナダ西海岸コロンビア川フレイザー川の近隣の人々である。この川と海岸では、莫大な数のサケ遡上していた。限られた数の隘路や漁場を支配する者は、莫大な余剰を蓄えることができた。コロンビア川のギャレスがその一例だ。少人数で10ポンドサケを獲ることができた日もあった。

それは例外的なことだった。場所によって差はあった。しかし、沿岸部河川全域にわたって、サケ資源豊富であればあるほど、考古学や文献記録には階級間の不平等が表れている。富の不平等はしばしば極端であった。また、これらの人々は複雑な軍事技術を持っており、大勢戦士を乗せ、数人で何カ月もかけて作るような大きなカヌーを使っていた。

事実上農民田畑に囚われていたように、これらの人々は漁場に囚われていた。そして農民と同じように、サケ漁師たちにとって貯蔵は不可欠だった。考古学上の記録を遥かに遡ると、彼らの骨や歯を調べると、年間の食生活の40%から60%がサケからもたらされていたことがわかる。サケは数週間しか獲れないので、その食生活の大半は乾燥サケによるものだったに違いない。

農民と同じように、環境的制約と新技術階級社会可能性を開いていたのだ。こうした過程は、『万物黎明』にはまったく見られない。そのかわりに、50年前の学部生がクワキウトル族について語った、浪費的で貪欲ポトラッチ饗宴の民という、お決まり説明がなされている。この説明は、その後の膨大な研究成果を無視している。

天然痘梅毒人口の6分の5を失い、金鉱探鉱者によって征服され、そして蹂躙され、最終的にはカナダ政府によってポトラッチの宴が禁止された人々の中で、あの無秩序な宴は、権力にしがみつこうと必死だった支配階級によって管理された伝統的な生活の祭典であったことが、今ではわかっている。深い物質的な悲劇が、非合理的茶番劇として語られている[8]。

西海岸漁民けが「複雑な採集者」だったわけではない。世界中には他にも例がある。しかし、それがいかに少ないかは注目に値する。さら考古学者たちは、現在より7,000年前より古いものひとつも見つかっておらず、14,000年前より前に戦争があった証拠もない。

複雑な採集民の数が少なく、その起源が新しいのは、技術問題かもしれない。確かにカリフォルニア沿岸のチュマシュ族が不平等戦争を発展させたのは、紀元600年以前に大型の外洋用板カヌーの建造を習得してからである

彼らは「複合型採集民」の第三の例として、フロリダ南部カルーサ族を選んでいる。ある意味では、これらもまた、支配的な首長戦士階級格差奴隷制度、高価な戦争カヌー、海の哺乳類、ワニ、大型魚の漁業依存する漁民であった。

グレーバーとウェングローは、カルサ人を「非農耕民族」と表現している。しかし、彼らが認めているように、カルサの漁民もっと大きな政治の中で支配的なグループであった。他のすべての集団は農耕民であり、カルサ人の支配者に大量の食料、金、奴隷にされたヨーロッパ人アフリカ人捕虜を貢納していた。その食料によって、カルサ族のエリートたち、そして300人のフルタイム戦士たちは働かずに生活することができた[10]。

続き→https://anond.hatelabo.jp/20230926143955

2023-09-25

自分年収が国が認める生活困窮者に近い水準だった

フルタイムで働くような仕事ではなく、好き勝手時間を選んで好きな日に働くフリーランス紛いのことをしていたが、やはり楽をするとこういうところにしわ寄せがくるのだなぁ

追記】「勉強なんて心底どうでもいい」って人間は相当な数いる

地方国立大に通っていた四年間のアルバイトと、新卒を鬱で退職してからバイト先に拾ってもらい、フルタイムパートで二年ほど。計六年ほど、個別指導講師をやっていた。


俺が働いていたのはSAPIXとかみたいなお受験予備校じゃなく、「町の塾」みたいなとこ。

小三くらい(小一とか小二は受け入れてはいるけど見たことない)から高三までを受け入れていた。

お受験予備校は月謝は高いし指導も厳しい(からどうせ続かない)し、「月謝も安いし、定期テスト対策と『やってる感』のために取りあえず放り込んでおけばいいや」的なスキマ産業である


わざわざそういうところを選んでくる親と子だから、総じてレベルは低かった。公立中学校定期テストでいうと五科目200~350/500点くらいの層だ。

まあ中には勉強に楽しさを見出したりしてグングン伸びる子もいた。

様々な理由(本当は塾なんて行きたくないが、親が強く勧めるからから近い/楽そうなところを選ぶ等)から稀に元から勉強ができる子も来た。


だが大部分、体感七割くらいはそもそも勉強が嫌で嫌で仕方がなく、さらに三割くらいはもう手の施しようがない子だった。


働き始めたばかりのころは、あの手この手を使って算数数学なら理論方法論を、現文なら文章読解のコツを教え込もうとした。

だがこれは一部(先に触れた伸びる子と元々できる子)を除いてほとんど意味をなさなかった。


塾に通うペースはだいたいの子は一日2~3hを週二回程度、多い子だと週三、少ないと週一だ。

コマに空きがある講師が割り振られるから毎回俺が見られるわけでもない。

するとどうなるか。

だいたいの子自学自習なんて一切しない。塾に行って勉強してるんだから塾以外で勉強する必要がない、と本気で思ってる。なんなら親すらそう思ってる。

から次にあったときは俺が必死こいて教えたことをすっからかんに忘れている。この徒労感ったらないぜ。

それでも覚える→忘れるを繰り返し繰り返し行ったらいつか定着するんじゃないかと信じた。結果、半年経ってもすっからかんだった。

思うに、「こうして・こうして・こうなる、ってパターン理解して覚えて、別の問題に応用する」ってのは、やつらの脳みそには高等すぎるんじゃないか


まあたしかに俺の教え方が悪いのはそうかもしれない。だが俺もバイトパートながらに書籍を読んだり教育者に話を聞いたりした上でいろんなアプローチを試せるだけ試したんだ。少なくとも指導中の反応は良かった。でも全部忘れる。

宿題プリントを持たせてみても、答えを全部写すのはまだマシで大概はやってこない。それを責めすぎると辞めてしまう。

加えて学校の授業なんて一切聞いてないし、予習復習なんて一回もしたことがない。

あ、授業を聞いてないつっても別に授業中ずっと漫画読んだりスマホいじったりしてるわけでもないんだ(まあそういうやつもいるが)。

とりあえず教科書ノート開いて、なんか書いてるフリしてずっと上の空みたいなイメージ結構前に「真面目系クズ」って概念流行ったがだいたいそんな感じだ。

そういうレベルのやつらは、そもそも覚える気がないんだよな。

んで義務教育で教わることが頭に入っていないことを、子はもちろん親すら問題視していないんだ。だって親もそうだから


じゃあどうしたかって話。

俺の働いていたとこみたいな小規模塾では大概「定期テストの点数アップ」がアピールポイントになっていた。

から数学だろうが現文だろうが定期テスト範囲をひたすら暗記させる。

語呂合わせもバンバン使う。本質じゃないって問題視される「みはじ(はじき)」とかもフル活用する。

それでも湯水の如く抜けていくけど、微かに引っかかった残滓みたいなので少しばかり点数が上が……ったらいいな、って感じ。



んでこのレベル学力人間はお前らが思っているよりもずっと、ハチャメチャに多いわけ。

そもそも大学進学率自体が6割くらいだし、まあ短大とか専門とか含めた高等教育進学率は8割くらいあるけど、義務教育過程で学ぶことを歯抜けがなく概ね身につけている、って言えるレベル人間は2割もいないんじゃないか

自分名前漢字で書けたら合格、ってレベル私大があるって信じられるか?

そんでそういう奴らでも入れる、学力が優先されないとこに就職する。

手に職系ならいい。だがそうじゃないとこも多い。そして若いうちに子ども産んで、同じような子を再生産するわけだ。



んでこの増田自体蛇足みたいなもんだが蛇足蛇足

生活が苦しくなるとこういう暮らしの下層にいるやつらから皺寄せの打撃を受けるじゃん。

こういうやつらは自暴自棄になっての通り魔や道連れテロみたいなのよりも、カネがありゃなんとかなるって短絡的発想から強盗とかが増えるんじゃないかってずっと思ってたし実際そうだった。

(次のトレンド身代金誘拐じゃないかって思ってる。監視網が発達したいまリスキーリスキーだが、たとえば裸の写真でも撮ってそもそも警察沙汰にさせないってパターンじゃないかと。まあ勝手な予想だ)


ITでもなんでもいいんだけど、もしお前らが就職転職するとき、to C の業務があるならこのレベル人間相手をするって覚悟したほうがいい。老婆心から忠告だ。


追記

思った以上に伸びていて驚いた。読んでくれてありがとう。想定よりもずっと「そんなの知っとるわい」ってブコメが多かった。

きっかけってほどじゃないが、はてなやXを見てると「中学で習っただろ」みたいな発言しょっちゅう見かけるので、中学で習ったことをずっと覚えてるやつなんてほとんどいねーんだよ、って思いから書いた。衝撃を受けるってほどじゃないかもしれんが、そんなやつがいっぱいいるのか…って思ったやつも少なくないんじゃないか塾講師経験者(かなりいて笑った)から概ね共感を得ていたようだったのも知れてよかった。


なお俺自身地方公立から受験したクチだ。勉強は嫌で嫌で仕方がなかったが、他にやりたいことも特技もないので仕方なくやっていた。なので別に塾講師になって初めてこんなやつらがいるのか! って知ったわけじゃない。ただ地方の一エリアとはいえ、色んな学校の色んな年齢で満遍なくこういうやつらはいることを示せるので取り上げた。

強盗云々は論理の飛躍があったかもしれん。すまん。やらなきゃいけないってことになってるもんを適当スルーし続けて、そのまま大人になって適当に生きてるやつらに俺が我慢ならんだけかもしれない。

トラバでもらった、

要するに、「世間には想像以上にバカが多いから、知能レベルを低く見積もったアプローチをしないとマスにはリーチしないぞ」ってこと?

これがだいたい俺が言いたいことだ。いまは役所で働いてるんだが、窓口に来る大人が言ってることを理解しない、すぐ忘れる、書類も不備だらけで最初のうちは本当に困ったが、なんとか帳尻を合わせてやっている。ストレスを吐き出したかった。

2023-09-24

祖母誕生日を祝うために親戚で集まった

いい人はいないのかとか結婚はとか出産の適齢期はとかそれだけでもうんざり

でも一番腹が立ったのは、仕事別に大して忙しくないんだろ?と叔父に聞かれて、私がうんそんなに、と言ったら、母が横から、そんなにというか全然、ねえ?みたいに言ってきたこ

かに私の仕事アシスタント職系で、定時でしっかり帰らせてもらっている感じではあるが、

一応ちゃんとした職場ちゃんフルタイムで日々真面目に働いてるわけだし、別に話盛って超忙しいですとか言ったわけでもないし、母親にそこまで言われる筋合いないなと思って

根本的にこの人たちに私の仕事って馬鹿にされてんのかな、って思って悲しくなった

anond:20230916134307

勝てる場所で戦う・出来ることをするで終わりだぞ

ADHD手帳持ちワイくん、特に何もなければ年収1000万超える見込み

まぁ残念ながら永続的なものじゃないし、運の要素も相当デカいけどな

 

あと、純粋増田ではなく、ブクマカ兼ねてそうな増田、𝕏で生きづらいちゃんくん界隈でキャッキャ言ってそうな増田を見てて思うことなんだけど、

いくら何でも感情制御しようというつもりが足りなすぎない?スキルとかミスがどうこうとか要素分解とかそーゆー問題ではたぶん無いですね・・・

 

一例↓

▼関連増田:話し合いの途中で泣いちゃう人への対処、どうすればいいの?

https://anond.hatelabo.jp/20230426081719#

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20230426081719

 → 職場真剣な話し合いの最中に泣くのはフツー!生理現象から配慮しろ

 

 

一般就労しかしたことない(今もそう)ワイくんがなんでADHD検査受けようと思ったかというと、

感情制御能力があまりにもうんこ過ぎるし、自分以上に長時間怒り続けている人を自分の周りで見たことがなかったからなんだね

 

そのワイから見てもキミらだいぶアレなので、余人をもって替えがたい人材であってもだいぶ苦労すると思います

というか、英語ガンガンヘッドハンティング電話掛かってくるレベルでもそんな生きやすそうではなかったからな

それ以下で生活で出来てる?ってなるし、人の親になってるらしい人とか見ると恐怖を覚えるよ

定期代に関しては新幹線新潟から東京毎日通勤してる人おったな

奥さん実家に帰るから辞めるわ』して、『幾らでも金出すから残って欲しい』で交渉した結果、そうなった

その人は新幹線に乗るからフルタイムで働いていなかったけど、技術者しかいないのと、日系企業なので誰も文句は言わなかった

いまだったら確実にリモートワークだっただろうけどな

 

なお、某外資で働いてた時は、三顧の礼で迎え入れた英語ガンガンヘッドハンティング電話が掛かってくるエンジニア

コアタイムに来ない・守らない😡で詰めてた人事の人おったなぁ・・・

100%人事の人が正しかったけど、それでそのエンジニア不貞腐れて数日会社来なくなって草生えた思い出

 

なお、いずれもワイくんがやったら余裕でクビですわ・・・、余人をもって替えがたい人材ではなく一山幾ら系だから

https://anond.hatelabo.jp/20230917085604#

2023-09-21

今って障害児が生まれたら育てるしかないの?

増田20代前半。

比較的裕福に育って生まれから今まで実家暮らし地元バカ女子大出た後、親の会社コネ入職。

22歳で卒業して満を持して見合い開始。

見合い相手は全員30代後半の金持ち医者とか一流企業会社員とか。

いや、ハイスペックでこの年まで結婚してない人ってまあやばい人が多くて。親も蓋開けてみたらやばいやつだらけでびびってて。

そんな中、医者30代後半が候補にあがってきた。まともだし初婚だし、清潔感もある。相手もこっちを気に入ってる。

別に私は親の近く(相手も同じ地方の人)で今まで通り暮らせるなら、なんとも思わん。今飼ってる猫と暮らせれば最高

てなことで今婚約まで秒読みなかんじ。出会ってから3カ月くらい。



ここからが本題

まあ見合いするからには子供を産むことが必須なわけ。

子供別になんともない。一人くらい産んでやるのは別にいい。

可愛いか可愛くないかと言われれば可愛い。街ですれちがったら可愛いし癒される。

別にでも自分生活我慢してまではいらない。犬カフェならぬ赤ちゃんカフェでもあればなーて思う。(最低でごめん)

まあ仕事だし産みますよ、みんなそれだけで喜ぶわけだし?私も自分の親みたいにフルタイムシッターお手伝いさんうから負担はそんなないだろってね。

親も私のこと興味なかったし、私も一番の仲良しは小さいこからいたお手伝いのおばちゃんだし。


そんな時相手の親に「かたわじゃ困りますからね」て言われたのね。意味からなくて調べたらまあ差別用語だった…

それでいろいろ調べてたら両親の年齢差が10歳以上だと自閉症確率高いよーって記事を読んだのね。

まじかーってなった。相手の親はともかく、私も悪い意味でこどものこと2匹目の猫だと思ってるからさ…

みんなに責められないための最強魔法くらいにしか思ってないからさ、普通に困るしそれはいらないんだよね。

こんなやつ子供を産むべきじゃないって思うよね、私も思うよーーーw


遠い親戚の自閉症の子にはあったことないし、親戚の集まりにも来たことないし。

田舎の古い価値観の家だからさー、その子のことに関しても平気でお嫁さんの血筋が悪いとか言うわけ。

責められないための魔法なのに、追放されるおそれがあるのは納得できないなーって。

で、親に聞いたの、私がもし障害もってたらどうする?って。

そしたらお金積んで人にあげて、事故にあったことにするわよーって言われた。笑いながら。(養子縁組とかじゃなくて、金積んで知らない人にあげて厄介払い)


最低で申し訳ないんだけど、まじでこんな感じなの。冗談かもだけど。体裁大事から

このご時世でそれはうまくいかんだろって思って、養子縁組調べたら、今の日本てそういう制度ないんやね。

こちらに育てる能力があれば拒否される?て見て、じゃーむりじゃーんてなった。




何回も謝る、最低でごめん。

なんか良い案ないかな。子供産まないとか、結婚辞めるとか以外で。

てか、相手親も自分の息子と私が一回り以上違うのに、自分の息子39なのによく私にいえたなーーー

2023-09-19

anond:20230919200651

●親に頼れない

正社員フルタイム共働き必須

首都圏

がこの3つが重なると相当キツイっぽい、観測範囲内の話だけど

夫婦とも地方出身者とかで上の条件にあてはまるなら、正直首都圏から出られないなら今は子供諦める方が無難と思う

もちろんめちゃ稼いでてシッター使えるなら大丈夫と思うけど、上の属性ガッツリ当てはまるなら厳しいよねと思ってる

2023-09-18

田舎49歳シンママです。

大企業管理職彼氏がほしいです

離婚歴ある方がよいです。

背が高くて、頭よくて

優しくて、浮気しなくて一途で、勿論管理職なため高収入だろうかと、

どこで出逢いますか?

出逢っても、付き合い、愛されるには

この過程をどうもってけばよいのですか?

私は高卒フルタイムバイトですが、

から美人で若く見えモテは現役ではあります

2023-09-17

anond:20230917083550

定期代に関しては新幹線新潟から東京毎日通勤してる人おったな

奥さん実家に帰るから辞めるわ』して、『幾らでも金出すから残って欲しい』で交渉した結果、そうなった

その人は新幹線に乗るからフルタイムで働いていなかったけど、技術者しかいないのと、日系企業なので誰も文句は言わなかった

いまだったら確実にリモートワークだっただろうけどな

 

なお、某外資で働いてた時は、三顧の礼で迎え入れた英語ガンガンヘッドハンティング電話が掛かってくるエンジニア

コアタイムに来ない・守らない😡で詰めてた人事の人おったなぁ・・・

100%人事の人が正しかったけど、それでそのエンジニア不貞腐れて数日会社来なくなって草生えた思い出

 

なお、いずれもワイくんがやったら余裕でクビですわ・・・、余人をもって替えがたい人材ではなく一山幾ら系だから

2023-09-16

anond:20230916203643

正規雇用」の定義による

フルタイム(1日6時間以上かつ週4日以上執務)を正規雇用とするならば、パートタイム非正規雇用)を望む女性は多いだろう

正規雇用=厳格な要件を満たさな会社都合の解雇は許されない、とするならば、みんなそれを望むだろう

労使双方が落としどころを継続的に話し合っていれば、双方とも不満は高まらないのだが、党派政治的思惑が入るとまとまるものもまとまらない

日本労働者ライフライン確保のためには、反米だの反原発だの、目先の生活には(党派の人以外には)どうでもいいイシューはしばらく棚上げにして、党派の人々も団結していただくわけにはいかないのだろうか

anond:20230916133044

ワイも、

ヤク買ったではなくヤクの売人で捕まるやつ、

原チャリパクったではなく車をパクったで捕まるやつ、

万引きではなく⚪︎⚪︎で強盗(これ学校特定余裕だから伏せる)で捕まるやつ、

中学時代学校許可を得て働いてたやつ・全日高校なのにフルタイムで働いてるやつ、

そんなのがいるとこにいたので、

80年代のなにか見て雑な創作書く人のお気持ちとそれに乗っかる人の気持ちからない

 

あと風営法・都条例がない世界線の人なんやろな

2023-09-13

anond:20230913164641

お前も今から無給で仕事しろよ?な?

弱者の味方なのは日本人権持ってる全員がそういうことになってるからな?弱者を救うべきという題目弁護士会けが掲げるわけじゃない

もちろんフルタイム残業ありだぞ

2023-09-12

男性の皆さんにちょっと聞いてみたい。うちの夫、ヤバくない?

うちの夫って男性から見てどうなのか、本気で聞きたいので皆さんの忌憚ない意見をどうか聞かせてもらえませんか?

収入が逆転したらどうなるかな?

そう言う夫は一円家計お金を入れない。

6年後くらいに収入が逆転する可能性はある。

今はフルタイムで働く私が家計負担してる。

夫はジムに行き、資格試験勉強をし、ストレスフリー生活をしている。

この環境ですら度々いきなり機嫌が悪くなる。

不安や悩みを聞くのも当たられるのも私。

家のことでやるのは2つだけ。

朝、子供を車で送る。(往復20分強)

晩御飯作り。

以上!

信じられないんだけど、夫はこれでこんなにやってるのにと言うんだけど、普通?これ普通なの?

車2台分給油、洗車、ゴミ捨て、洗濯、室内掃除、庭掃除、買い物、子供習い事送迎、通院、学校学童関係は私。

サーフィンで汚した車も放っておけば洗ってもらえると思ってる。

お願いだから週一回でいいか掃除機かけてと頼んでも汚いと感じないからやらないんだそうで。

まあ私が掃除するからね…

まりに私の負担が大きくて、何度お願いしても改善しない。

そこで言っちゃったんだよな〜

家計一円も入れないならもう少し家事やってよと。

褒められて感謝されながら、やりたいんだと。

私はあなたママンじゃないのよ。

これって普通

アンバランスだと思うんだけど男なんてこんなもん?

モラハラ香りする??

そいつ(夫)こうなりそう

こんなこと考えてこんな行動してんだよ

お前(妻)の対応が悪いとか

切実に教えてほしいです。

anond:20230912084051

田舎年収600万稼いでるのが少数派やん

フルタイム共働きでようやく世帯収入がそれくらい、が普通だろ

2023-09-11

自殺した父の思い出 1

中学2年生の時、部活練習が忙しかった。

個人競技で、私は市の大会で優勝か準優勝、県の大会ベスト8には入るけど全国大会では1回戦負けするレベルだった。

毎日18時まで部活、そこから歩いて家に帰って18時半、車の中で親の作ったお弁当を食べながら移動して19時から21時までクラブチーム練習だった。

たまたま勝ててしまうから続けていただけで、拘束時間が長すぎて辞めたかった。

いつもは母がクラブチームまで送り迎えしてくれた。

その日は父が送り迎えしてくれることになった。

父は途中で町のケーキ屋に寄った。

おまえも毎日毎日練習で大変だな、お父さん買ってやるから好きなケーキ選んでなって。

でも私はこんなもの食べても嬉しくないって風にふるまった。

母と父は毎日お金のことで喧嘩ばかりだった。

仕事をすぐ辞めてしまう父、パチンコに行く父、それをカバーするために子育てしながらフルタイムで働く母、私たち子ども暴力を振るう母、同居している祖父母との諍い。

金がない、こんなはずじゃなかった、幸せだった頃に戻りたい、出ていきたい、金がない。

機嫌の悪い時の母の口癖だった。

母は大体機嫌が悪かった。

私はよく愚痴を聞かされていた。

からお金がないのに家に金を入れず、ケーキを買うと言う無駄遣いをした父が許せなかった。

父は苦笑いをしていたように思う。

今父の顔を思い出そうとしたらもう過去に見た写真動画しか思い浮かばないことに気づいた。涙が止まらない。

高校1年生の時、父が自殺した。

anond:20230911010941 anond:20230911161143

自己肯定感成功体験の有無だと思う

うちは自己肯定感ゴリゴリ削ってくる系の親ではなかった

あと稼がないと生活が出来ないので『自分は稼いでやっていける』っていう成功体験強制的に積めた

 

行きたかった高校を定期代が払えないとか私服だとお金が掛かるとかい理解不能理由却下されたので、

当て付けでチンピラ学校へ通ったのだけど、

(なお、親は極端に教育に無関心なのでノーダメ先生は荒れている学校だと言ったはずだけど何を思ったのか・・・

つか学費自分で結局払ったしマジでなんだったのか・・・)

 

このチンピラ学校の子全日なのに高確率フルタイムで働いて、20万以上稼いでいる子はザラにいた

 

そういう状況にない人も、

・・・とか、みんなそんなん

 

で、高校在籍中に新卒以上に稼いでたわけだし、稼いでない子もただ普通に働くだけで今までの人生で一番いい状態になるし、

やっぱ、そういう人らは今も逞しくやってるよね。たぶん稼ぎも平均よりいいと思う

 

ただ、ヤンキーでも家がどうしようもない状態でもないのに、なぜか入ってくる子もいた

そういう子はフツーにからお小遣い貰ってバイトもしていなかったけど、

卒業後は、なんとなく水商売やったり、なんとなくバイト派遣やったり、そんな生活してたよね

(名前書けば入れる学校だったので、重ための学習障害ボーダーだった可能性はある)

 

自分にはなんとかする力があるって経験を積むのはマジで大事

出来たらもっとポジティブで、長期的に役に立つこと(習得時間が掛かること)で成功体験を積めるとなお良いけどな

2023-09-07

学生モラトリアム時期終わったらすぐフルタイム毎日働いて職場と自宅の往復って考えると人生って本当に短いよな

体力的になんでもできるってのがまー35歳前後までって考えると

人間いつ突発的に死ぬかもわからん

本当に好きなことやって生きるべきだな

2023-09-06

夏暑すぎて仕事行けない三十路フリーターなんだが

からリモートワークできる仕事正社員で就けるかな……?

毎年倉庫作業とかデータ入力とかの派遣社員を夏以外フルタイムで働いて、7月9月までの間ニートしてるんだけど、今更ながらリカバリー効かなくなりそう(てかなってる)で焦りを感じてる

anond:20230905214936

医者じゃないが、俺が学生していたころもおじいちゃんたちは「学生なんだからお金を払って勉強させてもらう立場でしょ!」みたいなことを言ってたな。

その考えで言えば、学生なんだから研究フルタイムでやって、生活費はその残り時間バイトして稼ぐのが当たり前って考えになるんだろうな。

幸い、俺の先生研究室の研究実績作っているのは学生たちなので、研究に専念できるように資金援助をするべきとの考えだったから、多少の給与は出てた。

研究に専念できるように研究室が学生を雇うのは海外大学では当たり前だと当時先生から聞いたし、生活の為に研究時間減らされるよりはそっちがよほどいいと思う。

学生なんだからお金を払って勉強させてもらう立場でしょ!」みたいなのは資金援助を惜しみなくできる太い親がいる少数の学生が進学した時代にはあってたのかもしれない。

でも、今は日本国際競争力を下げる一因だよねって思う。

2023-09-04

結婚メリットがわかった

なぜ婚活必死になってまで結婚したい人がいるのかわかった。

ただ以下に挙げるメリットを優先していない人は、婚活を早々に諦めるタイプ

結婚メリット


まり必死になってまで結婚したい人は、もしや奴隷を求めてる?と思ったわけ。

少し前に増田で「人間として見るって何?」って話題が出たが、まさにこういうことだよ。

もちろん、気の合うパートナーとずっと一緒に暮らせたら楽しいだろうなと思う。

ただ婚活をはじめて早々に「ずっと一緒に暮らせる気の合うパートナー」を見つけられるのはここじゃないと気づく。

(たまに成功談も見かけるが、そういう人はたぶん婚活しなくても相手が見つかったと思う。婚活ショートカットなだけ)

なぜなら、奴隷を求めている人が多いからだ。

追記

自分結婚しているけど、フルタイム仕事に加えて家事育児ワンオペです。

家事育児苦手なのに、なんで結婚しちゃったんだろう?って後悔しています

子供はひたすらかわいいけど、ワンオペが辛い。

今日飲みに行くから」って気軽に遊びに出ていくパートナーが憎い。

会社では「結婚して子供もいる安定した大人」という立場を得てご満悦のようです。

ちなみに婚活ではなく、出会い学生時代恋人からそのままなやつです。

自分ってもしかして人権ない?と思って書きました。

結婚願望強いやつも要注意かもな。若い頃に気づきたかった。

anond:20230903130008

子育てに金がかかりすぎる」というのは、「子供を持つことでフルタイム共働きが困難になり家計収入が激減する」ということでしょ。機会費用を含んでるわけ。

家庭からフルタイム正社員が1人いなくなって主婦扶養範囲パートタイム労働者になったら、家計トータルの収入は1億〜2億は減る。これに加えて、子供がいることで広い家が必要になり住居費が上がるか安い郊外への引越し通勤時間等の機会費用が発生する。これも金額化するなら数千万円くらいになるだろう。合計1億5千万〜って感じだ。

低学歴で元々の収入が低いとしても、1億5000万が7500万になるくらいの話であって、大幅に収入が減ることに変わりはないんだよね。

2023-09-03

新卒で入ったJTCを辞めて博士留学を始めた。

〜はじめに〜

私は新卒入社した企業をたった2年で辞めてアカデミアの世界に戻ってしまった。

周りから見たら堪え性のない最近の若者って感じだろうな。

共感してもらえるとは思わないが、なんとなく聞いて欲しくて書いてみている。

就職するまで〜

国内国立大学修士課程卒業して新卒でJTCに入社した。

分野は特定されたくないのでぼかす。

恐らく日本人なら誰でも聞いたことがあるメーカーだ。

入社した理由は周りの多くが修士を出て大企業就職してたから、お金もらって研究続けられるならそれでいいかと深く考えずに入社した。

元々研究が好きで就活時もR&D一本で就活していたので、結果的に見れば理想通りの進路だった。

業務内容について〜

最初研修を経て研究職として地方研究所に配属され、近くの寮(一人部屋)で一人暮らしを始めた。

しか入社して半年程度で、自分仕事に全く楽しみを見出せなくなってしまった。

まず研究について。

これは企業なので仕方がないのだが、入社時に希望していた研究テーマ(仮にAとする)と大きく異なる分野に関わることになった。

Aは就活当時に海外研究が盛んになっている分野で、産業的に日本にも入ってくるかどうかというタイミングだった。

就活の時には研究所の偉い方々とAの話で盛り上がった。

事実、私が入社したタイミングでその研究も立ち上がったのだが、残念ながら自分メンバーではなかった。

正直、誰よりも興味があったし先行研究もそれなりに知っている自負があった。

勿論、新しい研究の立ち上げに加えて新卒教育なんて大変なのはわかる。

ただ自分にとって真横でAの研究が行われるのを傍観し、全く異なる別のテーマ情熱を注ぐというのは正直かなり無理があった。

上司と話す機会もあったし私がその分野に強く興味があることは知っているはずだが、どうもその上司育成方針からして私は何年経ってもその分野に関わることはないだろう事を悟った。


人間関係について〜

また入社時にはコロナ流行しており、半年たっても会ったことのない部署の先輩がいる程度に希薄人間関係が出来上がった。

元々研究所はその特殊性から人員移動がほとんど起きず、10年単位で同じ課にいる人がいる程度にはクローズドコミュニティだった。

普段なら人付き合いは得意な方なのだが、その閉鎖性とマスク越しで想像し難い同僚の表情に勝手に畏怖してしまい、必要以上に気を遣う付き合い方を始めてしまった。

気づけば半年も経つ頃には人付き合いに対して過度に気を遣って自滅してしまい、人付き合いに楽しみを見出すことが出来なくなってしまった。

家と会社を往復して酒飲んで寝るだけの生活に終止してしまい、家族や友人にも会えずなんのために会社で働いているのか分からなくなってしまった。


待遇キャリアについて〜

また、自分の周りの方々を見ていると自分キャリアがこの先どのように進んでいくか、人生が概ね見えてしまった気がした。

新卒年収が400万、3-5年ごとに100-150万ずつ上がって、40代でもし課長になれば1000万超えるとか、そんな感じの年功序列が色濃く残る給与テーブル

研究員は10年とか努めたら突然の辞令研究員ではなくなり、別部署主任になるのが大半みたいな。

大体三十歳前後結婚して、近くに家をローンで買って、子供育てながらずっと勤め上げるみたいな。

恐らく多くの人から見たら幸せ人生なんだと思う。勘違いして欲しくないのは、私はそれを全く否定していない。

それでも自分には魅力的に映らなかった。

まず第一に、自分研究が好きで博士号に憧れを持っていた。

日本では取っても食えない足の裏の米粒とか言われているが、それでも私は研究に携わる上でいつかは博士号を取得したいと思っていた。

入社当時は社会人博士等も考えたのだが、会社としては肯定的ではなかった。

研究所にも関わらず職場では実務には必要ないという考えが主流で、事実博士号を持っている方々もそれに見合った待遇は全くなかった。

しろ時間と金をかけているのにほぼ年功序列のため、同年代の同僚と加えて損しているような状況であった。

もちろん全ての会社がそうではないと思うが、私は博士号を良しとしない日本の風潮と会社に大変に失望した。

また別の理由として、人生で一度は海外生活してみたいという強い思いがあった。

元々いつかは海外駐在をと思って会社を選んだが、入社してから研究員として駐在するというポジションはなく経理営業ほとんどであることも知った。

それどころか会社研究員を続けたら海外に行く機会はなくなり、10年も腰を据えればある日突然の辞令研究員ですら無くなってしまうのだと理解した。

はいつか研究から離れるにしても、少なくともその引き際については上司裁量社内政治の巻き添えではなく、自分意思で決めたいと思った。



受験準備〜

入社半年上記のような数々のギャップを抱いた結果、海外博士号を取るという決断に至った訳である

どうやら博士号欧米では十分に評価されるらしいとか、海外大学院授業料無料生活費までくれると聞いたのが大きな理由だ。

よくも知らないのに受験して海外に来ているなんて、今思えばかなり無謀なことをしているように自分でも思う。

また研究世界はどこまでいっても英語公用語であるため、基礎的な学問母国語習得した上でなら英語研究遂行する能力必要だろうと考えた。

幸い職場ホワイトだったので、勉強する時間は存分に確保できた。

主に米国大学院に絞ったため、一年目の秋頃からそれに合わせて準備を始めた。

大学院留学には主にTOEFLIELTS使用されるため、私はIELTS選択してオーバーオール7.0まで取得した。

元々英語趣味だったので、こちらは半年程度で到達できた。

続いてGREスコアを取得した。

GREとはGraduation Record Examの略で、米国大学院受験する際に要求されるスコアだ。

ただ近年では研究能力と関連がないという意見も多く、廃止される大学も増えてきている。

こちらも半年程度で目標としていた点数(Verbal 150, M170, AW4.0) に達した。

2年目の秋頃から書類を揃えて本格的に海外大学院Ph.D.プログラム日本でいう博士後期課程)に応募を始め、三校から合格をもらった。

自分レベルに見合う中堅の州立大学をメインに受けたのでIvyのようなトップスクールではなかったが、それでも合格が来た時は本当に嬉しかった。

合格した中には修士時代に少し交流のあった先生からの誘いが含まれていて、これ幸いとそこを進学先に決定した。


退職まで〜

合格が決まったので退職職場関係者に報告した。

反応は様々だった。

新卒で2年しか勤めてないのに辞めるのかとかなり叱責してくる上司もいて辟易したりもしたが、実際会社から見たらただの不良債権なので仕方ない。

そもそも会社辞めて海外留学なんて叩き上げ管理職からしたら当てつけのように感じたかもしれないから、分かり合えないのは仕方ないと割り切った。

管理職ではない方々は割と優しくて、割と前向きに送り出していただくことが出来た。

大変に良い人が多かったので、コロナ禍でなければもっと良い交流を持つことも出来たのかなと少し残念に思った。


博士留学してみて〜

アメリカでの博士課程生活は大変に気に入っていて、現状は概ね満足している。

一度社会人経験してみて履修する講義はどれも面白いし、大学時代よりも自分に存分に投資できる時間を嬉しく思っている。

ただ給料が出るとはいえ大学院生なので、収入の面では下がってしまった。

現在給与は年間で大体$25,000くらい、日本円だと350万円くらいかと思う。この額は多分アメリカ州立大学大学院生の平均的な給与だと思う。

そもそも好きに勉強して研究するだけでお金が貰えるので、自分にとっては天国である

自分としてはむしろ授業と研究だけで350万貰えるのに、フルタイムで苦労して働いて400万しか貰えなかった日本大企業やばない?と若干思うところもある。

まあしかしアメリカ田舎なので物価は安めだが、日本の時と比べると生活費は上がってるので前より余裕はない。

大学院としては年間$30,000(約400万円)の学費免除経済支援の一部としているので、それを踏まえると待遇は上がったかと納得している。

残り2-3年で卒業を目指し、卒業後は現地就職する予定だ。

アメリカでは博士卒が民間就職した場合自分の分野では平均$80kから100kは貰えるそうなので、給与の面ではJTC時代を大きく上回る算段となっている。

周りをみても外国籍特に問題なく就職しているので、日本博士卒の就職難というような問題こちらでは無縁のようだ。景気さえ悪くならなければ大丈夫だろうと思う。

幸いビザ問題とある理由クリアできる目処があるため、卒業と現地就職を目指して今後も研究に励むつもりだ。

海外生活も日々新鮮に感じることが多く、自分にとっても成長を感じる機会が多くて楽しく過ごせている。

生魚や焼き鳥が恋しいが、日本食材自体は売ってるので思ったより食事が辛いということもない。


最後に〜

自分は体質的日本企業には合わなかったのだろうと思う。

元々人付き合いは好きだが、上下関係気遣いは得意ではないので大分ストレスに感じていたように思う。

年功序列自分には向いていない制度であったし、自分意志を介在せずに自分処遇が決まっていく組織というものにに耐えられない性分でもあった。

それでも日本大企業入社してみた経験自体は確かに生きていて、培ったマナーであったり規律等は学生上がりが多くカオスアメリカ大学院生活でも大変に役立っている。

自分別にアメリカを礼賛しているわけではないが、少なくとも私のような青二歳の外国人にも挑戦すれば機会が与えられて、能力があれば高い給与が貰える可能性があるのだとすれば、これは私にとってのアメリカドリームに違いないだろうと思う。ドリームというほど上振れてもないけれども。

同じようなことで悩む若者がいたら、少しでも参考になれば嬉しい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん