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はてなキーワード: エトセトラとは

2017-05-19

ない

 社会人になってひと月半ほど、別に辞めたいとか辛いとかの感情はない。のだけれど、日常に色がない。毎日労働して休日は炊事洗濯掃除エトセトラ、この先もルーチンワークを捌くだけの人生なの?なんて思っちゃうからいただけない。確固たる打ち込める趣味は持ち合わせていないし、かけがえのない存在もさしていない。そのくせ無を有にする気概もないから、せめて落ち込まないように今日も一人酒、ってこれだと華がないし腑に落ちない。

2017-02-21

化粧に関するエトセトラ(最終更新:02/22 00:56)

最近twitterキャンメイク云々で炎上したり、マジョマジョががらっと方向転換したりするのをみてて、まあなんとなく思うことをつらつら書いていこうかと。

スペックは96年生まれ20歳、中高大と女子校都内在住実家住。そのほかは文章から察してほしい。

メイク自体するようになったのはほんとうにここ数ヶ月。去年の秋口くらいからで、通ってるところで発表会があったのと、バイト接客してて、たまにくるメイクばっちりの人や同じ職場の人に刺激を受けたのが最終的な動機だと思う。

ちょっといいところで働いてるから、秋なのにフューシャピンクアイカラー乗せてくる人とかいるし、ビューラーつけまつげでまつげばっちりくるんとさせてくる人も多くて、しかも私は人より背が高い(170cm)から割と見放題で。それをしばらく続けてて、あ、そうか、男の人ってこういう視線の高さから女の人を見るんだな、って気づいた。今までメイクって女の子側が楽しくて、自分に自信があるからするんだって思ってたんだけど、それをみる男の人(をはじめとした相手)を楽しませるためにもするんだなって。現に私がそういうのを見て楽しんでいるようにね。

あと通ってるところ、ってぼんやり書いたけど、その先生が男の人なんだよね。今ふっと思ったけど、人生で男の人に外部でなにか習うのはじめてだ、もしかしたら無意識の中でそれも関係してたのかも。まあそれはそれとして、一応大学生が素顔で彼のところに出向くのはどうなのかな、って薄々感じてたのもあって。それまでは美術館でもどこでもほいほい着た服のままで出かけてたのにね。

で、メイクをするようになった話だ。

発表会で一応人前にたつから似合ってない色つけてたらやだな、って思って慌てて駆け込んだのが百貨店ちふれ。いわゆるデパコスと違って、ちふれだけ別フロアなことが多いから、当時ドラッグストア化粧品売場をダッシュで素通りするような私がめっちゃがぐぶるしていくってことはなかった。それでも十分緊張はして、普段はおしゃべりな方なのにBAさんと一問一答、みたいな感じになってしまったけどね。お財布も傷まないし必要以上にひよらなくて済むから同じような状況に陥ってる子にはとりあえずちふれをすすめたい。

ともあれ彼女のおかげで無事私は人前に出るときと、習い事の日だけだけどメイクをするようになったわけです。問題も抱えてるけど後述。

で、どうして今までお化粧できなかったのかってついでにぼんやり考えてみたの。

今まで自分の顔立ちとかについても全然考えた、気にかけたことがなくて、それこそ中2の時から「化粧映えする」「もっとメイクしたらいいのに」とか「ハーフっぽい顔立ちだよね」とか「大学デビューしたらいいのに」とか言われまくってたけど、それひとつひとつにどう反応していいのかほんとうにわからなかった。羽目外せるところは外しまくってたから目立ってたけど、基本的はいい子ちゃんしてたからそういうの興味あるって表明するとなんかアウトだと思ってしまってたんだと思うのと、どれだけそういうことを言われても、自分には装うだけの価値がないと思ってた。メイクを、自分自身の防御力をあげるもの仮面をつけるものだっていう認識があった気がする。

今は違うんだ、メイクって自分ちょっと拡張する、自分が受け入れられるものを増やすような儀式の気がしてる。甘いメイクをしたらかわいいおんなのこっていうものを受け入れられるし、ギャルっぽく盛ったらいわゆる若者文化を受け入れられる。ロトムフォルムチェンジするような感じとか、まだ途中までしか追えてないけどまほプリが力を借りる宝石によって違う姿になるとか、そう考えるとしっくりくるところがあるのでは。

多分メイクひよるような同世代って、少なからず「自分に装う価値がない」「自分にそんなかわいいものは似合わない」と思ってしまっているんじゃないかなっていう私感。少なくとも私がそうだったから。でも、やるきっかけとする場所、ちゃんと見てくれる人さえ見つかれば、思ってるよりも簡単に壁は越えられる気がする。運よく私はそれが重なっただけって話。それができれば苦労しないって叫びが聞こえそうだけどいったんここで。

とまあ偉そうに言ってるけど、してるかしてないかくらいのうっすい化粧だけど、母親の前で化粧できないんですよ、私。外に出るときメイクポーチもって駅前多目的トイレにこもらないと化粧ができないし、同じところで落としてからじゃないと家に帰れない。ポーチは棚の奥に隠してる。

これはちょうど1年くらい前、色付きのリップクリーム買って帰ったときに見つかって、「あかくち○○○(本名)www」みたいにいじられたのが遠因だと思うし、成人式前撮りで濃い化粧されたときに「清水ミチコwwww」みたいな風に言われたのも一因だと思う(私は眉をやたら濃くされた以外はプロにしてもらうとこんな感じなんだー、って楽しかった)。年離れすぎてる(去年還暦)なのもあるけど、そういう親の前で化粧する、した顔をみせるのはしんどいっす。彼氏できたとか思われてまた一通りイジられるのもほんっとやだし。

なんだか思いの外長くなってしまった。今でもキャンメの語尾にハートついた商品説明苦手で展開してる前で長く立ち止まれないし、ピンクコスメに手が出せないけど、まとめると、装うことは楽しいぞ、っていうことです。

あ、あと、自分の好きなキャラクターがこの化粧品つけてたらかわいいよな、素敵だよな、っていう視点が入ると買うのちょっと楽になるかも。私もそれで最後背中を押してもらった覚えがあるし、今でもちょいと助けてもらってる。そういう考え方を意外とバカにしちゃいけない。

以上。なにかあればブコメまで。できる限り答えます記事にするのだけは勘弁。

2/22 0:46時点から拾えるところだけ拾って追記

>死んでください

そうか、人間生きてたら必ず死ぬんやで。私が死ぬ時はあなたも一緒に死のう♡

>化粧は男性を楽しませるためにするのか問題

上にも書いたように私は身長が高くて男性の平均身長並みだから、男の人はこんくらいの高さからこういうの見て楽しんでるんだー、って思った次第。メイクしてる人を見てかわいいとか、素敵だな、とか思ってるので、それは物理的には男性と同じ立ち位置からみてるってだけで、ある意味女性的な視点なのかもね。

>一回親をビンタすべき

そうかもね。一瞬このブコメみて反射で涙が出た。

前撮りの時、一応素敵だよ、とは言ってくれたけどね。

2016-11-04

大会関西大会演奏の違いについて - TVアニメ響け!ユーフォニアム2』#5

長尺を使って描かれた関西大会における北宇治演奏。凄すぎて凄い以外の語彙を失ってしまった感はあるのだが、いくつか思ったこともあるのでそれを書きつけておく。

そしてそれは府大会関西大会演奏の違いであり、結論を先述べしておくと、

の二つが論点になる。

 

積み増されたコンテクスト

端的にいえばみぞれ希美確執および和解にまつわるエトセトラがそれ、ということになるのだが、最も説明やすいのが麗奈ソロパートなのでそこに触れる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29961964

上記は府大会関西大会演奏シーンを並べた動画だ。見てもらえれば判る通り府大会では香織の表情を映してるのに対し、関西大会ではトランペットソロを下支えする久美子と彼女幻視した大吉山でのシーンが描かれている。

大会は直前にトランペットソロ麗奈が吹くか香織が吹くかで揉め、再オーディションをする事態にまで発展した。「三年間やってきたんだもん、最後は吹きたい」という香織の想い。彼女を慕う優子の想い。しか麗奈はそれらを音でねじ伏せ、ソロパートの奏者となった。コンクールにおける当該シーンでは、その音を聞きながら最初うつむき、そして最後には“納得”したように微笑む香織が描かれる。つまり麗奈ソロパートは、香織の心の決着の場でもあった。

関西大会はそうじゃない。今度は麗奈の音に久美子の回想が乗る。なぜ久美子かというと演奏の直前に「私も久美子のために吹こうかな」と麗奈が言い出したことによる。「みぞれソロがんばってね」「わたし希美のために吹く」というみぞれ希美のやりとりを見てそう口走ったのだ。

ユーフォ2』#1-4は言うまでもなくみぞれ希美お話がメインだった。その中のひとつの切り口に、誰のために何のために吹くのかというのがあった。みぞれは「楽器けがあたしと希美をつなぐもの」だから吹いていた。片や麗奈は「考えたことない。……強いて言うなら自分のため、かな」と答える。そんな麗奈も、みぞれ希美コンテクストを受けて、「久美子のために吹」くという形でソロパートに臨んだ。

ここでとても面白いのは、麗奈ソロパートを下支えしてるのはユーフォニアムという点だ。府大会ではシーンに登場したファゴットがここでは描写されず、それによって久美子の下支えが、その低音が強調されている。そうして絡み合い一体化していくふたつの音。それは大吉山での“愛の告白”の回想へとつながっていく。あまりに、あまりに美しい光景だ。

 

シーンを音によって裏打ちする

正直いちばんうなったのはこれ。音による裏打ち。

ぜひ府大会関西大会演奏の音を聴き比べてほしい。みんな本当に上手くなっているので。……と言いつつ、当方の耳は非常にボンクラ部長の声を「はやみん? いや……能登かわいいよ能登?」などと言って周りに白い目で見られてしまレベル)で、合奏はその違いがよく判らなかった。なので麗奈ソロパートを聴き比べてみた。ここはその差が如実に判った。それぐらい違った。

たとえばソロパートの始まりの「ぷぁー」という音。府大会は出だしのこれが鈍重かつか細いのだ。例えるなら冬の海。冷たく重い海水から頭を浮かすことができず潜ることを余儀なくされたような、重力を含んだ音。メロディの終わりも唐突で、次の音も焦ったように早く始まって伸びや豊穣さが感じられない。対する関西大会はどうだろうか。こちらは非常に伸びやかで、春の海のような、その上を軽やかに滑るような明るさがあるのだ。音の終わりもビブラートを利かせて情感がたっぷりこめられており、次の音への繋がりもとても心地よい。聴き比べてみると驚くほど違いがあったのだ(これは大げさでもなんでもなく、実際そうなのでぜひ聴き比べてみてほしい)。

続く「ぱーらりらりらー」も関西大会では楽しげに舞い上がるような音になっている。まるで夏の夜、意中の相手との初めてのデートに浮足立少女を想わせるような。その(久美子を想って吹かれた)つやっぽい音色を聴いて、久美子が大吉山での出来事を思い出すのは無理ないことというか、音それ自体が、その時のことを語りだすかのようですらある(府大会の当該シーンに、そういった抑揚はない)。

これは、臨時講師橋本が言っていた「君たちの演奏は(中略)表現力が足りない」というコンテクストにも乗っている。みぞれオーボエに対して「もっと感情だせない?」という話から始まったこれは、どんどん上手くなっている北宇治に大きく欠けているものだった。みんな練習や、みぞれに関しては希美との和解によって「表現力」を獲得していくが、麗奈のそれは、半ば冗談めかして言った「私も久美子のために吹こうかな」により久美子が夏の大吉山を思い出すような艶めかしい表現につながっていき、そして何より音がしっかりとそれを裏打ちしていた。『ユーフォ』は本っっっっっっ当に芸が細かい

 

そのとき希美は何を思ったか

傘木希美現在フルートパート担当する三年を凌ぐ実力の持ち主で、南中では吹部の部長を務めていた。南中での最後の府大会まさかの銀賞と涙を呑み、高校に入ったら絶対に金賞を取ろうとみぞれたちと誓い合っていた。しかし今は卒業してしまった去年の三年との確執によって退部を余儀なくされてしまう。みぞれとの和解を経てサポートメンバーとして部に復帰し、じっさい献身的みぞれやAメンバーを支えている。

しかし、だ。希美はもともと辞めたくて部を辞めたわけじゃない。フルートが好きで、金賞を取りたいという目標もあった。フルートパート担当する奏者は自分より明らかに劣っている。おくびにも出さないけど、奏者として吹けないことが悔しくてたまらなかったはずである

それが、「わたし希美のために吹く」というみぞれオーボエソロときに初めて顔に出る。

https://i.gyazo.com/06b7e5cfb22dec64999f0fa202731f57.png

舞台からみぞれオーボエソロから背を向け、笑みを浮かべず、中空を見つめる希美

大会オーボエソロには「きゅーん!」となったにも関わらず、希美への感情が乗って表現力の増した関西大会のそれにはそうならないのだ。

ここから一貫してみぞれ舞台に対して背を向け続ける。サポートメンバーはみな舞台を覗き込んだりしながらAメンバーたちの演奏が無事に終わることを祈っている。しか希美がその輪に加わることはない。

https://i.gyazo.com/df1f0bac8c9ab5c3824e7d9738ff6157.png

https://i.gyazo.com/814767fa1286d18a63ec9d61f5171438.png

それぞれ演奏終了直前、全国大会進出が決まった直後の表情。特に最後の表情は、周りと違って手放しで喜んでいる様子はない。良かったとは思っている、でも自分がそこに居ないのは悔しい。

少ないカット、一瞬の表情。しかしそうやって希美感情フィルムに乗ることで、関西大会演奏がより豊かになる。そして希美の悔しさは、来年コンクールにつながっていくことだろう。コンテクストがまたひとつ積み上げられ、『ユーフォ』の世界が豊穣になっていく。

 

全国大会での演奏が今から楽しみ

関西大会を終えた今になって一期の#13、府大会演奏直前のあすかと久美子のやりとりを見返すと、あすかの曰く言い難い表情に、その胸の裡の複雑さを思わせられる。

「なんか、ちょっとさみしくない? あんなに楽しかった時間が終わっちゃうんだよ? ずっとこのまま夏が続けばいいのに」

「なに言ってるんですか。今日最後じゃないですよ。わたしたちは全国に行くんですから

「そうだったね。そういえば、それが目標だった」

久美子のまっすぐな瞳から虚をつかれたように視線を外すあすか。そして眉尻をわずかに下げ、とても複雑な笑みを浮かべるのだ。

これは関西大会直前の「私はここで負けたくない。関西に来られて良かった、で終わりにしたくない。ここまで来た以上、なんとしてでも次に進んで北宇治の音を全国に響かせたい」と部員たちの前で宣言するあすかにつながってくる。

あすかは、あるいは部の誰よりコンクールにかける想いを持っているのかもしれない。これからそれは明らかになっていくことだろう。そのあすかのコンテクスを踏まえた全国大会映像、それが今から楽しみでならない。

 

ユーフォ感想一覧

2016-10-21

結局彼女がいないとね

↓を読んで

http://anond.hatelabo.jp/20161021120207

やっぱり異常者という扱いになるんだなぁと思いました。ブコメ勢が誰も同情しない。

あの文章を読むかぎり焦っているだけに思うんですが違うんでしょうか?

誰かと愛し愛される関係になりたいというのは

いたって普通欲求だと思えるんですが違いますか?

一般的恋人と友人の関係は違うとされている以上、その経験のない者(若しくは少ない者)が

恋人という関係に急いでしまうのは致し方ないことでは?

それの具体像がつかめないために、「誰でも良い」

「(あなたたちが非現実的非難する)理想は下げるから付き合いたい」、普通欲求だと思います

そして、増田の言い方のとげとげしさはともかくとして、「どうすりゃいいねん」という気持ちも良くわかります

これが分からないというのは、大変禁欲的な生活をされているのか、

いま現在充たされているという方だけだと思います

あと前にも言ったよな!てめえの恋愛定義してから恋愛を語れってよぉ!

(まぁ、あの投稿を読んでいるとは思っていませんが)

さて以下私の話、一応どうやって「作ったか」の話もするので参考にでも。


世間というやつが彼女を作れとうるさく

彼女いないの?」と聞かれたり、「彼女いないの!?」と人格を疑われたり、

世間ではヘテロ恋愛モチーフが溢れていますし、親戚から子供をつくって落ち着けといわれますし、

以前はここでもよく見かけた、そういったハラスメントに反駁しようという投稿も、残念ながら殆ど見かけなくなりました。

(昔、非モテがもうちょっと論じられていたときは良かったんですけど

 その声も「童貞」の一言で封ぜられると思っている人間が増えてしまったので、もうどうしようもないですね)

それで、私自身肌寂しく、ちょうど好きだった男性に愛想が尽きたので、彼女とやらを作ろうと思ったのです。


すぐさま作れました。それはなんでかというと、相手恋人を求めていたからです。

なぜか、忘れられる重要な条件だと思うのですが、相手恋人を求めていれば、

こちらがゲスだろうがゴミくずヒモ野郎だろうが、簡単にできてしまものです。

だって言葉の枠組みでしかないですから、私達ってそうだよね、ってなったらそうなのです。

セフレだって添い寝友達(で、あってましたっけ?)だって親友だって、やっていることは似たようなものです。

ただ恋人という言葉をもってして括っているだけです。

逆にそれだからこそ、それ以外の要素(例えば社会的地位など)を気にされる方が多いというのも当然のことで

一般的に求められる最低限の要素を満たすように生きるのは、交際できる女性の幅を広げる行為だともいえます

ただ、そんな“一般的価値観を持った”女性が好きというならば、そもそも彼女はすぐできるはずです。

残念ながら増田メインストリーム人間ではなかったのです。そこは意識する必要があります

まあしかし、最低要件として、タイミングが合えばポンとできるものと思っていただいて構わないと思います


さて、そいでもって、じゃあ具体的にどうすればいいかという話なのですが、

私の場合こうしましたよということだけお伝えしておこうと思います。確実ではありませんが私には有効でした。

婚活臭くはないが出会いのあるところに参加する

・狙うのはあまり社交性のなさそうな女性若しくは婚活女子

 (あなたと同じメインストリーム外の人間であるため)

・観察すべきは、相手ネガティブな部分を愛せるか。

 (できれば、自分ネガティブ面もちょろっと出して相手が受け入れられるかも見ておく)

・人慣れしていないことを伝える

 (話しかけてくれたのなら、きちんと感謝する。「こういう場所なれていなくて…。有難うございます」みたいな)

・連絡先を交換するのは別れ際。惜しい、という感じで。

メールなんかもしつつ、ある程度期間を空いたらデートに誘う。我慢できなければ、数日でもよし。

 (自分相手と会いたくて我慢できないといういことが大事

デートもとにかくなれていないアピール。(男性らしさを求められる場合があるので、先につぶしておく)

デート先は自分キラキラできるところ(私の場合バンドデシネ美術展でした)

デートが終わったら感謝感謝

告白は遠回しというか、どうでしょう的な伺う的な感じで

そんな感じでうまくいきました。これからどうなるかは知ったことではないですが。私の少ない恋愛経験からでした。

まぁ、簡単にいうと、愛される努力より、人を愛する努力というか、人を愛すマインドを持たないといけないんだと思います

だってぶっちゃけ、女ってクソゴミウンコカスなんですもの

ジェンダー行方不明だって言ってるのに男らしさを求められるし、

弱者アピールするくせに差別を平気でする(というか勉強してない)し

不寛容敵対的な態度、少ない語彙、芸術に興味があるとかいって知識だけ集めて頭でっかちになるバカも多いし

会話はいつも共有するばかりだし、自分以外の女性を蔑む癖があるし、エトセトラエトセトラ

から、女と付き合うことを強要される社会において、

非モテや男が好きな人間ができることは、異性との交友率が低いデータをしめして、

「お前らの方がおかしいんだ」と声を上げるか、

それとも尊重しあえる異性を見つけて付き合いたいですって態度をだして

このゴミみたいな権力が牛耳る世界処世術として恋愛するかしかないわけで、

私みたいに洗脳され、ぬぐえない願望がある人間は今いるワイフを愛し続けるしかないのです。


増田も私もセカイ系みたいな生き方をするしかないわけで、

それはつまり残酷な結果しか待っていないように思えるのですが、

それでも生存戦略としての川村元気ごっこといいますか、

そうすることで、あたかも災厄を免れるだろうと信じ切るしかないわけです。

考えなしに書いたので全くまとまった文章にはなってないのでしょうが

取り敢えず生き残るために頑張る人として増田氏の発展を。なんつって。

2016-10-20

駅乃みちかを叩いてる連中は自身が撒き散らしてる萌えフォビアに気づけ

連中がやってるのは自分が気に入らない表現をただ叩いているだけでそこに正義などありはしない。なのに社会一般から見てこれは公共の場で許されない表現! などと理屈として成立しないこじつけをしながら叩くから反発が大きくなる。

ただ単にお前が気に入らない表現というだけだろ。なぜ素直にそう言えない?

もちろん理由は単純。理屈をつけないと広く支持を集められないと思い込んでるからだ。ただのこじつけにすぎないから支持など元より集められないのに近視眼的になっているからそんなことも理解できず理屈にならない理屈をこねる。

萌え絵化された駅乃みちか一般人が見てヨガり顔だと思うだろうか。ブレザーを着てるにもかかわらずおっぱいデカいと思うだろうか。スカートが透けてると思うだろうか。

答えは何とも思わない。

そう読み解く目がないし、そもそもそんな細かいところまで見ていない。

なのに一部クレーマーメトロに凸って表現を変えさせる。自分が気に入らないことを公共ふさわしくないと言い換えて。

1950年代には悪書追放運動が沸き起こり、マンガが叩かれた。

明治時代には夏目漱石が、小説が叩かれた。

ミケランジェロの『最後の審判』も死後、局部が隠された。

一部クレーマー自分理解できないもの、嫌いなもの社会のためと言いながら徹底的に攻撃する。そこにはあるのは自分嫌悪するもの社会から消し去りたいという下卑た欲望だ。

叩くことそのもの目的から「美おっぱいグランプリ」を擁護しながら駅乃みちかを叩くという無理筋なことさえしてしまう。

クレーマーは「美おっぱいグランプリ」が「女性目線」だからセーフという。おっぱいエロへの批判からセーフという。女体に関して、女が自ら主導権を握っていればセーフという。

ではなぜ主催者新聞社を集めて撮影会などしたのか。写真が表に出れば男性視線を向けられることは避けられない。女性女性のために自らのおっぱいを誇るだけであれば報道写真もいらないだろう。むしろ報道によって写真が表に出ればそういったコンテクストは失われ、おっぱいは性消費物に堕する、と思うのだがそういった批判フェミニストからなぜか聞こえてこない。むしろ駅乃みちかダメ理由として引き合いに出される始末だ。

「美おっぱいグランプリ」をエロ目線で見る男が悪いということか?

駅乃みちかエロとして扱うフェミニストと何が違う。

駅乃みちかセクハラ公共の場所にふさわしくないという。

「美おっぱいグランプリ」がニュースサイトで報じられることは男性に対するセクハラだと考えたことはないのか?

あるいは「Fカップマギーが思わずさわり 」という見出しになぜ怒らないのか。これは純然たるセクハラではないのか?

しかフェミニスト駅乃みちかを叩いて「美おっぱいグランプリ」にまつわるエトセトラは叩かない。

そこにあるのはけっきょく女性尊厳を守りたいといったことではなくただの萌えフォビアである

萌え絵からは、やはり、性的欲望の発露を感じる。

それも、現実の3次元女性への性的関心と異なる、少し歪んだ欲望

内向的で、未成熟人間の、現実逃避的な、性的欲望に思える。

http://togetter.com/li/1038572

となどと

前ツイに「カチン」とくる人はいるでしょうから以下、理由

次元水着女性グラビア欲情するのは、普通のスケべな性欲だと思うけど、

萌え絵オタク欲望に応じて、オタク理想通りに作り上げられた、非現実女性から

オタク差別ではありません。

http://togetter.com/li/1038572

差別でないといえば差別でなくなるわけではないと萌えフォビアを撒き散らしてる連中はいい加減理解すべきだろう。

2016-09-30

君の名は。』は秒速レクイエム

ようやく見てきたので感想

ネタバレあるよ。

 

君の名は。』は秒速レクイエムと『ほしのこえ』ぐらいから新海を見てきたヤツは言うんじゃないかなと思う。

終盤の展開は、わざとらしいぐらいモロカブリだった。

そーなんす。自分の中からほとんど失われてしまったあの子を、何を探してるかすらも忘れてしまったのにそれでもずっと追い求めてる、ってゆーある意味クッソ気持ち悪いアレをもっかいやるんすよ。

でもって明確にリフレインされてるのが、“すれ違う”と“電車に乗ってるときに見かける”のふたつ。

すれ違いは、『秒速』のラストで印象的に使われていた。線路で“君”とすれ違い、お互い渡りあった後に振り返るけど電車が走ってきて、それも何本も重なって長い時が流れる。遮断器が上がったときには“君”はもういない。

君の名は。』では今度こそ振り返った時そこに阻むものは何もなく再会できるのかと思わせておいてスカす。心憎い演出だと思う。

でもって“電車に乗ってるときに見かける”。

『秒速』では電車に乗ってる貴樹は“君”らしきひとを見つけるけど乗ってるのは急行彼女も気づかず再会できない。

君の名は。』ではお互いが電車に乗っていて、ドア越しに決定的な再会を果たす。すぐ間に電車が走って分かたれるけど、『秒速』と違ってお互いが求めあってるので“君”がいなくなったりはもうしないのだ。

 

で、この違いを生んだ最大の理由に奥寺先輩をあげておきたい。瀧のバイトの先輩で、淡い恋心を抱いていた女の人。

三葉と入れ替われなくなった瀧は彼女を求めて飛騨に向かう。なぜか奥寺先輩(と友人A)がついてくる(そう、貴樹と違って瀧くんには友人がいるのだ!)。演出上は探せど探せど手がかりが見つからないシーンのコメディリリーフなんだけど、彼女が「ラーメン食べたい」と言ったお陰で次のシーン、ひいては三葉との再会へとつながる。

構造的に言うと、瀧くんには三葉との間を埋めてくれる第三者がいて、貴樹にはいなかったっつー話になる。

あともうひとつ機能として避雷針

瀧は奥寺先輩に二度振られる(といってもどちらのタイミングもすでに三葉のことが好きになってるので、違うっちゃ違うんだが)。特に二回目は奥寺先輩の薬指に結婚指輪が見える形でそれが露わになる。

これは三葉の指に存在しかねなかった指輪を奥寺先輩が引き受けてくれた――と『秒速』を経た人間としては思った。

 

音楽

天門RADWIMPSだね、と。うん、この映画にはあの前向きなボーカル必須なので大正解だと思う。川村元気の功績として語られることが多いこのチョイスだけど、ガチならそれだけでプロデューサー役割は果たしたと言えるぐらいにRADWIMPSだった意味は大きい。

なお歌が流れてるとき映像が後景化しあたかも曲のPVであるかのようにしつつ話を圧縮して転がしていくのは見ていてかなり気持ち良かった。

この辺りはファルコムを出すにしろminoriを出すにしろ長編映像を作る前に短い映像をたくさん作ってた話を出すにしろ、新海の本領と言える部分なので、さもありなん、といった感じ。

 

あと映像について。

初めて話を見せるための映像になったなという印象。『秒速』って映像を見せるためにお話がついてくるといった感じがあったでしょう。『秒速』に限らず、『ほしのこえ』も『雲の向こう、約束の場所』に関してもそう。

今回だって「あー、このシーンみせたいんだなー」と感じるところは何個もあって(隕石が落ちてきてそれを眺める最初のシーンとか、太陽を背にふたりが逢魔が時に再会するのとか)、新海の癖だろう映像から話おこしてる感が完全に消えたわけじゃない。

でも、今回は映像を見てるんじゃなくお話を追ってる感が見てるあいだずっとあった。だから映像キレイだし印象に残ってる画面はあるけどそれじゃなくお話で満足した感がある。

もっと言えば映像凄さは超展開の強引さを埋めるために機能したというか。

あのかなり無理やりなお話を、映像凄さで納得させたというか。

新海誠自分の絵の凄さをようやくフルに使えたんではなかろうか。

 

ここまで来たらぜんぶ書いちゃうか。

三葉ちゃんめちゃくちゃ可愛かったね。新海のどこがいちばん成長しまたかって聞かれたら女の子がちゃんと可愛かったって答えるわ俺。世界をしょった儚い女の子とか可憐女の子はこれまで何人も出てきてたけど(『星を追う子ども』と『言の葉の庭』は見てない)、三葉のような見ていて楽しい、素直に可愛いと思える、愛着の湧くヒロインは初めて。このタイプヒロイン自体が初めてなのに圧倒的に成功してるというのはほんとすごいと思う(単純にキャラデザがいいってのはあるけど。『ほしのこえ』は新海本人、あとはいろんなひとに作監お願いしてきたけど、今回がいちばんウェルメイドだと思いますふつーに)。

 

おっぱいについて。

瀧くん執拗なほど三葉のおっぱい揉み揉みしますよね。あれもちろん単なるセクハラじゃなくて(セクハラなんだけど)、①サービスシーン、②(妹につっこまれることで)コメディシーン、③(重ねることで微細な差が生まれる)コメディシーン、④キャラの置かれてる状況の違いを強調する小道具エトセトラ効果があります

おっぱいモミモミにこれだけの多重性を持たせられたってのも新海成長したなあと思いました。というかこれ誰かがそうしろって新海をたぶらかしたんじゃないかと思うんだけどどうだろ。

 

とりあえず。

映像のためのお話じゃなく、お話表現するための映像になったのと、三葉がものすごく好感の持てるキャラクタになってたという二点で新海は本当に化けたと思う。見る前はただのフロックじゃねーのと眉唾だったけど、地力ついてきたとふつーに思うので、これまでもがき苦しんできた新海本人はもとより支えてきた周囲の方々にも本当にお疲れ様、次回も楽しみにしてますと言いたい。あと天門はどこかでまたいっしょに仕事してあげてください。minoriとはもうしなくていいです。

2016-09-25

「まだ~~で消耗してるの?」ってコピー、実は超凄いんじゃね?



「まだ東京で消耗してるの?」


ご存知イケハヤ氏のブログ名だ。これを見てイラってさせられる人、特にはてなには多くいると思う。

でも、よく考えてみてくれ。このフレーズ2014年(だっただろうか?)の初出からもう3年経つ。

にもかかわらず、この一部を改変したタイトルを、未だに色々なところで見かけているはずだ。


 ・まだ田舎で消耗しているの?

 ・まだママ友で消耗しているの?

 ・まだブロガーで消耗しているの?


エトセトラエトセトラ。気になる人は、「まだ 消耗」とかでググってみてくれ。


正直言って、彼のブログ自体はとんと見かけなくなってしまった。

しかし、だ。2014年の鮮烈な炎上とともに投下され、

自身コンテンツ性と完全に結びついたこコピー、未だに色褪せてはいない。

"煽り"と言えばこのフレーズ、という立ち位置まで確立しているといえよう。


それほどまでに、あのコピーは秀逸だったのだ。

イケハヤ嫌いのはてな民も、それだけは認めざるを得まい。

2016-08-11

お盆休み田舎に帰る都会の人に、田舎の人から頼み事

まとめを先に書いておくと、「じじいどもを殴れ」です。

都会に比べると田舎は本当に何もないんですよ。本当に、まともな仕事も、遊びも。

その割に田舎には、若者に課された義務が山のようにある。

地域ごとの運動会雪かき消防団草刈りエトセトラ...

まあそんなだから田舎なんだけど、それでもこのままだと消滅するとわかったので、

じじいたちは何とかしようと都会にアンテナショップを出したり、

テレビ局移住番組特集を組んでもらうように打診してるわけです。

それが都会に出ている人から見れば滑稽で怠惰なわけです。

自然なんてそれこそ都会以外のどこに行ってもみれるわけですし、

おいしいものなんて旅行に行って食べればいいわけです。

自分たちのやってること・やってきたことを若い人にそのままやってほしいか

若い人にとっては義務になっているし、重荷になっているわけです。

若年人口減ってるのに同じことやらせてるから負担は増える一方ですわ。

まあ、最近まではまだ我慢できたんですよ。

ただ、消防団操法大会に出たら練習期間中の仕事ミスが連発して、

ほぼすべてやり直すことになり、キレました。

自営業なんですよね。だから請負契約だし、一ヶ月分の給料が飛ぶんですよ。

練習仕事の前や終わったあとにやる上に、一ヶ月間週6であるし、練習内容は肉体的にも精神的にもキツい。

これが毎年あるらしく、さすが若者がいなくなる地域は違うな、と。

改めて私からの頼み事ですが、都会の人は田舎に帰ったら、その地域で決定権のある議員地主、あるいは親に

「(私は違うけど)都会の若者から見たら、こんな義務の多いところ絶対にすみたくないですね」

一言言ってほしいです。

政策を立てる人が若い人と話してないために、人が流出している理由が全くわかっていないので、

若いから意見をあげてほしいです。

都会の人には全く縁のないことですし、田舎に戻ることがないならいいんですけど、

巨大災害が起きるなど、何らかの理由田舎に戻ったときにめちゃめちゃ住みづらくなっていた、

ということがほかでも起きたらいやだったので書きました。

人口流出の一番の原因はまともな仕事があるかだと思うけど、

働き盛りの人がゆっくり休日に休める環境を作ることも大切だと思いますよ。

2016-04-27

目標設定という名のノルマという地獄

目標設定表なるものを渡された。

見れば、20もの項目に対して目標を設定して、年末に達成できているかどうかを調べて人事評価に使うらしい。

情報収集効率化、有用分析、新しい視点での構想、企画力向上、社内環境改善相互成長、チーム体制改善エトセトラエトセトラ

明らかに平社員向けじゃない項目が大量に設定されてるんですけど?

チーム環境とかマネージャーがなんとかしろよw

この目標設定表作ってる暇があったら仕事片付けてーわマジ。

しかもこれ全社員がやってるとか。

洗脳かな?

1000人*作成時間でどんだけ金使ってんだか…。

その金を少しでも給料に回せよ。

2015-12-15

ミカ先輩とゾーニング痴漢問題わたし(腐)

ネット民戦慄! 表現の自由を脅かす”ゾーニング破り”とは? - トゥギャッチ

これは、上記記事を読んだ腐女子がどうしても我慢できず

非実在腐女子エリコちゃんに(物陰から説教をかまそうとしたり、その勢いで著者である小野ほりでいさんに(物陰から因縁をつけたり、ちょっと前に大炎上した痴漢関連の話を思い出したりするエントリである

追記:くっそ長いです。制限オーバーして最後トラバにはみ出すくらい。

エリコちゃんよ、ゾーニング問題は暗くて深いぞ

冒頭にリンクした記事では「エリコちゃんがTwitter投稿したBL風の二次創作マンガ炎上する」という事件から

ゾーニング破り」という人種について書かれている。


ここで、腐向け二次創作画像ツイート炎上したエリコちゃんはこう言っている。

(エリコ) でも、プロフィールでちゃんと注意書きしたのになんで炎上したんだろう?

ミカ先輩)こういうネタゾーニングは、リツイートリツイートが重なってぐだぐだになっちゃうからね。

(エリコ) ゾーニング

ミカ先輩)ゾーニングというのは、情報の発信者仲介者が表現物を「見たくない人・見せるべきでない人」にまで行き届かないよう配慮したり工夫したりすることよ。

(エリコ)でも、リツイートで見たくない人に届くのは、私じゃなくてリツイートした人の責任じゃないですか?

ここでは、「エリコちゃんはプロフィールに『腐向け二次創作注意』『18歳未満の方の閲覧はお断りします』って書いて【ゾーニングをしているはず】」で、それが「RTによってぐだぐだになった」という見解で書かれている。

君のそれはゾーニングといえるのか

しかし、腐女子である私はどうもこの辺に疑問を抱いてしまう。

そもそもTwitterというのは、「発言ひとつひとつがTLに流れていく」前提のツールではなかっただろうか。

とくにRTされた発言は、いちいち「この人はどんな人か」を確認するすべなどない。

「この人はどんな人か」から切り離され、発言けが一人歩きする。Twitterはもともとそういう特性を持ったツールだ。

ようするに、「鍵なしでやってる以上、プロフィールの注意書きが読まれる前に発言だけ見られるのは当たり前のこと」である

なんぼプロフィールに「腐向けから注意してね」って書いてましたよ、と主張しようが、Twitterというツール特性無意味に終わる可能性は高いのだ。

しかミカ先輩はこういう。

ミカ先輩)もちろんそうよ。リツイート不快ならフォローを外すこともできるし、リツイートだけ非表示にする設定もあるし。

フォローをはずす」「RTを非表示にさせる」。

そういう、かなりの勢いでほかの事を犠牲にする作業受け手にさせるのって、

ゾーニングしてた」って言えるんだろうか…?

それは「目をつぶってれば見えないでしょう」と同じではないんだろうか。


たとえるなら「元カノ元カレ元カレ

この記事後半では、悪意の第三者であるゾーニング破り」という人の存在提示される。

まあ、古くからある言葉で言えば晒しだ。晒しするような人そりゃあ厄介ですよ。

悪意からRTするような人最悪ですよ。そうだそうだ!怪人ゾーニング破りがみんな悪い!!

そうだろうか。

エイズ検査促進CMのキャッチコピーで、「カレシの元カノ元カレを、知っていますか」というのがあったが、それと似ていると思う。

私たちは、「フォロワーフォロワーフォロワー」のことまでは知らない。

エリコちゃんのTLにいるのは、彼女プロフィールを読んで了解したフォロワーほとんどだろう。

そのフォロワーがエリコちゃんのイラストを好ましいと思い、RTしたらそのフォロワーにつながるだろう。

だがその先は?

BLなんて反吐が出るほど嫌いなファンとつながっている可能性は。

保護者許可を得ている13歳以下の子供は。

アニメ公式スタッフは、原作者は。

二次創作イラストが「嫌いな人、望まない人、見てほしくない人の目にはいる」可能性は、怪人ゾーニング破りのような「悪意ある第三者」よりも、そういった「好きだと思った善意の人」からの可能性のほうが高いのではないか。

その意味で、Twitter上でのゾーニングと言うテーマを扱うとき、「ゾーニング破り」という悪意の存在だけに焦点を絞るのは片手落ちだと思うのだ。

これは腐向けだけに限らない。多くの「不適切な」ものに共通である


政治的に正しいゾーニング腐女子間のゾーニング

少し横道ではあるが、二次創作BLのゾーニングについてはもうひとつ厄介な問題が付きまとう。

「男女恋愛二次創作と、BLの二次創作は同等のゾーニングでいいのか?」である

これについては本当に腐女子間でも各々の思想があるから一概には語れない。

数年前までは「キャラ勝手ホモにした妄想するなんて異常だよ。異常性癖は隠すべき」なんて言い回し腐女子間の「マナー」として語られていた。

上記の言葉がすんなり受け入れられる人も今もいるかもしれないし、

ホモが異常ってあんまりだろ」って人もいると思うし、

「いや、ホモが異常って言ってるわけじゃないから、女の私がホモ妄想することが異常って言ってるだけだから」と言う向きもあるだろう。

ゾーニングについても、

「男女恋愛より嫌がる人が多いんだから、BLのゾーニングは男女より慎重になるべき」という向きも、

同性愛描写タブー視に加担するのは嫌だ。男女恋愛と同等のゾーニングで十分」という向きもあると思うし

「いや、っていうか男女二次ゾーニングに無関心すぎるでしょ。BL見習って、エロや人を選ぶ絵は見えないようにしろよ」って人もいる。

個々の考えについてここでは意見しないけれど、問題のややこしさについてはお分かりいただけると思う。


さら腐女子間でもゾーニング問題と言うのはついて回る。

腐女子の一部は、しばしば他者作品、嗜好に対し激烈な拒否反応を示すことがある(「地雷」と呼ばれる)。

逆カプ、ヘイト創作、特殊嗜好、設定の捏造パラレル設定…

それを「見たほうが悪い」で済ませるかどうかについても、腐女子間では議論百出である

対外的にも、対腐女子的にも色々な問題に悩みながら、ためらいながら、己の安寧と衝動と、自分の絵を広く見てほしい気持ちと、見知らぬ他者平和狭間で揺れ続けるのがゾーニング問題なのだ

エリコちゃんはこういう。

でも、アカウントに鍵をかけるのはなあ…。好きな人に見てもらいたいから投稿するわけだし。

それも否定しない。否定しないが。

なにがいいたいかっつうと、いろいろ我々もフクザツなのだ

はい腐女子は静かに暮らしたい

はいである

長々語ったが、ぶっちゃけ多くの腐の感覚ミカ先輩とエリコちゃんが以下に言うとおりだとは思う。

ミカ先輩) でも怒られて嫌な思いをするのは結局こっちだから、どういうふうに工夫できるか自分で考えないとね。

…(中略)…

ミカ先輩)まあ、そのへんの基準は人によって違うけどね。

ただ、気をつけないと怒る人は内外にいるってこと。

(エリコ)私は怒られたくない。

その通りである。怒られたくない。

ゾーニングに対する意識は前述のように多岐にわたる。単純に考えの足りない人もいるかもしれない。

だがしかし、きほんてきに、静かに暮らしたいのだ多くの腐女子は。

その方策として記事内ではこのように表現されるが

エリコちゃんがやったような注意書きはもちろん、違う呼称を使って検索避けしたり、アカウントに鍵をかけたりね。

実際のところ、腐女子界隈で多くとられている措置は、さらに以下のようなものがある。

①「不適切画像を含むものとして設定する」にチェックを入れる

②「表垢」と「裏垢」を使い分ける

③privatterなどの外部サービスを利用する

①はTwitterデフォルト機能である受け手が「不適切画像を表示しない」設定にすることにより、サムネイルの表示にワンクッションはさませるもの

ただ、おそらくBLは見たくないけど男女(or百合)のエロは見たいぜ!って人は不適切画像も表示させている可能性が高く、「設定してないおめーが悪いんだろ」という理論は成り立っても自衛としては不十分とみなされることがある。

②は、鍵をかけておらずイラスト過激もの投稿しない「表垢」を作り、主な交流や雑談をそこで行う。

そこで知り合い、年齢が確認できる人だけ鍵つきの「裏垢」フォロー許可する、という方法である

BLっぽさがあきらかな作品エロなどは「裏垢」に投稿することで、幅広い交流ゾーニングとを同時に行うのである

③は、要するに「作品を見てもらうのにワンクッションはさむ」と言う方式である

- Privatter - share your long tweets to your followers only

中でもプライベッターは、画像テキストどちらも投稿でき、公開範囲を全体・ログイン限定フォロワー限定フォロー限定…などと細かく設定できるため、最近非常に好まれている印象がある。

ログイン限定」は、Twitterログインしている人なら誰でも見られるのだが、作品を見るためにprivatterをTwitterに関連付けするというワンアクション必要になるため、ある程度「見たくない人の目に入ってしまう」事態を防げると目されている。

てゆうか小野ほりでいさんの記事が苦手だというだけなのですが

さて、長々と腐女子ゾーニングにまつわるエトセトラについて語った。

しかしたら「いや、そういうディティールはいいんだよね。あの記事は『ゾーニング破り』っていうならず者告発するのがメインでしょ?」とお思いの方がいらっしゃるかもしれない。

いや、そうなのだ。そう思う。

でも、正直、私は小野ほりでいさんの、「そういうディティール」を捨て去った記事が苦手なのだ

ぶっちゃけこれが言いたい。すみません増田の癖に。しかも腐った増田の癖に。

読後の「そりゃあそうですけども…」的モヤモヤ

小野ほりでいさんの「エリコちゃんとミカ先輩」記事は、よくネット上で話題のいろんな「微妙問題」をばっさりと切る。

その理論的な切り口、爽快感に、ファンの方も多いと思う。

私も彼の記事を読んで「だよね!超納得、すっきり!よく言ってくれた!」と思ったことがある。

だがしかし。前述の「腐女子ゾーニング問題のように、自分当事者としてかかわっている問題になると、どうも読後のモヤモヤが残るのである

記事の言ってることは、決して間違ってない。

けど、私が実際に見ている世界には、もっと細かくいろんな問題があって、その中でなんとかバランスをとろうとしているのだけどな…といいたくなってしまう。

そんなことを小野ほりでいさんが知る由もないのは承知である

privatterがどうこうとかそら興味ないだろうし、知らなくても彼の記事正論として成り立つ。

でもさあ。でもさあ…

ミカ先輩「名前をつけてやる」

なぜ、細かいことはよく知らないのに、ミカ先輩は正論を言えてしまうのだろう。

それは、悪役を作り上げ、「名前をつけた」からだ。

彼女はそれが圧倒的にうまいのだ。

前述の通り、ゾーニング問題は「善意第三者」によって破られることもあるが、

ミカ先輩はそれをスルーする

このリツイートした森山ゴリ夫という人の「こういうのって気持ち悪くない?」というコメント…。

これは明らかに「見て不快に思う人に見せる前提」で共感を集めるためにやっている面があるよね。

ややこしいところを全部ぶっとばして、誰もが「わあこいつはどうよ」と思える悪役を持ち出す。

そして、その悪役に「ゾーニング破り」と言う名前をつける。

こうなれば、読んだ人間気持ちは一致するのだ。そうだ、ぼくたちの敵は「ゾーニング破り」って名前なのだ

どうして痴漢された話は「自慢話」になるの? - トゥギャッチ

痴漢問題について「自己責任論によるストレス隔離」という「名前」を掲げて切り込んだ記事も、

最後はこうなる。

大事なのは、話を聞いてほしい人の気持ちも、聞きたくない人の気持ちも尊重してあげることだよ。

そうだ。そうなんだけど、その通りなんだけど。

ネット上では自分で好きで記事を読んでおきながらブログを読んで殴りかかってくる人もたくさんいる(私みたいに)。でも読んだ人がどう反応するかは自由だ。その倫理観は人による。

また、痴漢問題における社会的周知や認識の共有も進んでいるとは言いがたく、「無理やり聞かせる」と「なんとか一緒に考えてくれとお願いする」の境目はどこだって話もある。どこに不快を感じるかは人による。

けれどもそういうメンドクサイことは語られない。名前がつかないから

そして、「自己責任論によるストレス隔離」という「名前」周りの事象けが語られ、きれいにまとめられる。

でも、そっからが。

ミカ先輩よ、あなたが今丸めたそこからが、懲りずに炎上しくすぶり続ける本質なのではないか。

あなたは、そこを見ない振りして「キャッチーな名前」をつけ、そこから一点突破で論を構築する。

そして「これは正論」「すっきりしました!」と多くの人から賞賛を受ける。

あなたのつける名前はわかりやすく、理論にはそつがない。その問題に詳しくない人にもすっとしみこむ。

けれど、問題の渦中にいるとき、私はいつも困惑する。

すっきりしたか?そうか?ボロッボロ大事なことが落ちてないか?

そして、これがいちばん引っかかる。

その、「すっきりしたキャッチーな名前」を得た人たちは、もうそ問題を「解決済み」のフォルダに入れてしまうのではないか。

そして、問題の渦中で苦しみ続ける人を見て、「ミカ先輩があんなにきれいにまとめたのに、まだ苦しんでるのか。ばかだなあ」と思いはしないだろうか?


私が、小野ほりでいさんの記事をあまり好きになれない理由はこれである

名前をつけてやる。

名前をつけて、それでその問題がすべて解決したかのような印象を(小野ほりでいさんの意思はともかくとして)受ける人がいる。

名前のつかなかった細かいかいしかし容易には解決しない問題は積み残したままに。

そして記事を読んだ人たちは、本質理解した気分ですっきりして立ち去り、問題の渦中にいる人は苦しみ続ける。

ミカ先輩のやり口を「団結ポルノ」と名づけたい(ミカ先輩式に)

今上で思いっきり批判したことを、自分ひとつやってみたいと思う。

小野ほりでいさんほどうまくはいかない素人芸だが。

痴漢問題うつくしき団結

痴漢問題は本当にとかく炎上やすい。

暴力冤罪男性立場、女性の立場男性差別女性差別、都市の過密、労働形態子供の保護…

痴漢問題を語る切り口は無数にあり、ひとたび話題に上るとそれぞれの人間がそれぞれの立場からそれぞれが気になる切り口について語るので、基本的に収拾がつかない。

11月はじめ、「痴漢されない女子の特徴」というエントリ大炎上した。

http://cild.hatenablog.com/entry/2015/11/05/072629 - 2015年11月5日 07:55 - ウェブ魚拓

例に漏れず私も大変なアンチになったので、上記リンク魚拓である

ところでこの記事に対する反応はすさまじかった。

老若男女を問わず、みながブログ主性犯罪に対する無理解と、性差別意識を叩きに叩いた。

前述の通り痴漢問題は無数の立ち居地と切り口から語られ、全会一致など到底ありえないはずだが、ことあのブログに対するコメントブコメに関しては、殆どの人が意見を一にしていたのではないかと思う。

ブコメは増え続け、言及記事が連日ホッテントリに上る、祭りの様相だった。

あの、「無理解差別意識に満ちた邪悪ブログ主」という悪役を得て、我々は性別を超え立場を超え「団結」したのだ。

彼を叩いている間、我々は仲間でいられたのだ。


そして、正直に告白する。

「団結」できたことが私はうれしかった。

己の考えとはまったく異なる意見を、私の目には無理解と保身としか思えないブコメを、痴漢関連のエントリではたくさん見る。

けれどあの記事に関してだけは、どのコメントを読んでも納得がいき同意できた。

それは本当に気持ちの良い体験だった。

ミカ先輩は私たちに「団結」を提供してくれる

ミカ先輩は非常にたくみに、ややこしい問題スマートに言い表す。

そして、炎上しゴタゴタするはずの話題について、「同意」「正論」というコメントが並ぶ。

それは、きっと、すごく気持ちのいいことなのだ。

喧々諤々しているところより、すっきりした結論と、それに対する同意の中にいられたほうがいい。

同じ考えの人の中で、自分もまた同じ考えを書き込む。

自分感覚の「正しさ」を、「団結」が――わかりやす理論と、同意コメントの多さが――保証してくれる。

しかし、前述の通り、ミカ先輩の言うことは、「スマートで誰でも同意できる」代わり、「ややこしくてなかなか解決しないこと」をしばしば捨て去っている。

本当は、そこに取り組み続けることがもっとも大変なのに。

から、思うのだ。

彼女は、「問題真摯に取り組む姿勢」を捨て、その代わりに我々に「団結」という快楽提供してくれているのではないか。

それは、いわばポルノだ。

「団結」と言う名のポルノだと思う。


団結ポルノは一夜の夢だ。ではそのあとは?

「団結」は一瞬の快楽をもたらしてくれるし、あまり興味のない問題ならば「読んですっきり」できる。

それが悪いことだろうか、と言われたら私は答えに窮する。

世の中の問題のいちいちに、「真摯に」かかずらわってるほど我々は暇ではない。

腐女子ゾーニングにどんだけ頭を悩ませてようが、二次創作に興味のない人は「私に迷惑かかんなきゃいいよ」ってなもんだろう。


でも、どうか、時々でいいから、振り返ってほしいのだ。

あなたが「団結ポルノ」ですっきりしたあとに、点々とこぼされている、ややこしくて、一概には言えなくて、どうにもならない問題があることについて。

それに取り組み続けている人がいることについて。

2015-11-23

ニコニコ動画をやめた

一気書き怪文書こゎぃ

というわけで、ネット特有のスラングネタ等が含まれるため、そういったものが苦手な方は

ブラウザバックか注意して読まれることをおすすめします。某手書き劇場じゃないけども。



24歳、学生です(大嘘)

え~、ネット歴が10年で、ニコ厨歴が8年(SP1)です。

そんなこんなで人生を歩んできたわけだが、一種の詰みという状態になっているわけだ。

具体的にどんな詰みなのかは、ここでは言及を避けておく。避けておくが、借金で首が回らない等の絶望的な感じではない。

感じではない、が、それだけに、ぬるま湯から少しづつ熱湯へと変わる水に気づかないで茹でられてしまカエルのような、そんな最悪な気分であり状況であることは言及しておく。



そんな状況になったのも、色々な問題から逃げてきたせいだと思う。世の中すべてが自己責任なのだ。全ては自分のせいであり、他に原因を求めても仕方ないのだ。

思い返すに、一番最初に思い出せる逃げた経験は、進研ゼミチャレンジ特に赤ペン先生だったように思う。

一時はそれを取り返そうと、一年分の赤ペン先生提出用小テストを送ったものだ。懐かしい。

それから、様々なことから逃げてきたように思う。

部活動の選択、いじめ・イジりからの脱却、文系・理系の選択、大学の選択、単位の取得、あらゆる勉強、交友関係、就活、エトセトラエトセトラ…

よくある感じのクズ人間だ。こうはならないようにと、心がけてきたつもりだったのにな、心がけてきただけで、実行できなかった。

なんだか怖かったんだな。実行に移すのが。まるで自分が食べることのできる大切なケーキがどんどんなくなっていくようで。


一方で、ネットにはハマった。これはもうホントに、見事にはまっていった。

まずは、中学生らしくG行為ネタだ。まずはそこら辺に転がってた18禁小説から

クリスマスプレゼントかなにかで買ってもらったPSP1000をいじっていると、

どうやらネット機能を使えるということがわかり、若い時のドキドキを携えて恐る恐る「エ ロ」と検索したのだった。

検索エンジンが何かまでは覚えていないが、トップ近くに出てきた(であろう)18禁小説を適当に選択して読んでいた。

寒かったことも手伝って、布団に丸まって片方の手を股で挟んでいると…というテンケテキな精通を迎えたのであった、まる

今でも何故か覚えているが、最初に読んだのは姉妹のレズものだった。文体は単純なのに「ふ…ふみゅ!?」とかいった

きゃわいい吐息の描写ものすごく興奮したのを覚えている。

それから、森の奥の吸血鬼姉妹のもとに仕えることになったメイド姉妹ふたなりものとか(今でこそそれが東方Project二次創作だったとわかるが、当時は全く知らなかった)

社会人とヒモの物語とか、コナンの虹エロ小説のみを掲載してるサイトだとか、お寿司をホニャララに突っ込んでズルズル吸い上げるとかいう今から見ると嗚咽もののものまで、

情欲が満足するまで、ひとり夜のベッドの中で励みまくった。

そのうち小説では飽きたらなくなり、フリー公開のエロ漫画や、同人マンガっぽいものうpされているようなサイトまで足を伸ばしていった。

そういえばえろまんがわーるどってサイトにだいぶお世話になった記憶がある。今どうなってるんだろうな。


そこから、他のネット文化に親しむ様になるのに時間はかからなかったように思う。

それこそ、上に書いたえろまんがわーるどでオナネタを探している最中に見つけた東方Project二次創作の同人マンガを見つけて感動し、

東方Projectとその二次創作郡(主に同人マンガ)に見事にはまっていったし、

もう黄金期は過ぎていたが、Flashのまとめ倉庫みたいなサイトを見つけて、Flash動画にはまっていったし。

2ちゃんねるへの書き込みとかも興味があったけど、なんだか殺伐とした雰囲気に「半年ROMれ」という格言も手伝って、ほとんど書き込みはしなかった。

受験勉強ほっぽり出して、冬でかじかむほど寒い中、東方星蓮船をひたすらキーボード使って、最後の白蓮の弾幕をよけながらクリアしてたっけ。


そうして辿り着いたのが、ニコニコ動画だった。

うそこは、俺にとって天国であった。

会員になったのはSP1からから、高校で入った計算になる。

学校でいじられ続けて病み気味になっていた俺を元気づけてくれた、唯一と言っていいほどの存在だったのだろう。

そこで親なり担任なりいのちの電話なり、周りの大人に頼っていれば、道は違っていたのかもしれないが、

俺がとった道は電子世界への逃避だったわけだ。

ドナルドエア本フタエノキワミチャー研レスリング、最近では淫夢等、Flash動画時代を髣髴とさせるMADを食い漁るように探して見続けた。

東方にもはまっていたので、ニコニコで勢力を拡大しつつあった、同人マンガの延長線上のようなジャンルである東方手書き劇場」も、ホント漁るようにして探して見続けた。

それだけだと飽きちゃうので、台頭し始めていたMMD系列や、サービス開始当初から人気だったVOCALOIDも時々見ていたけど、やっぱりMADと東方手書き劇場が主軸だったかなー。



みんなはどうなのかわからないが、俺の予測だとハマっているコンテンツがまずあって(つまり特定アニメ漫画音楽小説があって)、

それを共有することや二次創作的な作品を見たい・作りたいって思いからニコニコ動画に登録し始めると思う。

俺も東方ProjectFLASH動画で頭を金槌で打たれて人生が震えた人間なので、その一人といえば一人なのかもしれないが、

しろニコニコ動画で昨今のサブカル(主にアニメ漫画的な意味で)の流行を知って、それらにハマっていった記憶が強い。

イカ娘とか超電磁砲とか日常とか。あずまんが大王なんか、空耳ケーキのMAD見てなかったら存在も知っているかどうか怪しい…ってのは言いすぎかもしれないけど、多分「これは名作なんだな」なんて認識は

確実になかっただろう。

特に深夜アニメ放送という概念存在しない都道府県に生まれた身としては、身につきすぎたぐらい身についたのではないかと思う。

俺はそうして、サブカル(主にry)に関する基礎中の基礎となる知識を身に着けていったわけだ。

ニコニコ万歳ニコニコのおかげで人生変わりました!

そんな生活をする中で、今までの勉強量という貯金を切り崩して見事よくわからん国立大学合格したわけだが。

まわりが「よし!大学生活遊び放題だね!」と言ってくれる中、俺はそんな楽観的な観測はとてもできなかった。

その頃にはもう就活生の悲喜こもごもが聞こえ出していたし、そもそも大学選びの時点で俺はものすごく憂鬱だったのを覚えている。

「お前はこれから自分の足で立って、自分の足で生活して、自分責任のもとで生きていくんだ」と宣告されているような気がしたから。

それを好意的に受け止める人種がいることも、今は知っているが、でも大体の、敗北を知っている少年少女たちは、青年たちは、不安と不安でいっぱいだったんじゃないか?

同意を求めてみるテスト



悲喜こもごもの悲に入ってはダメだ!、と自分なりに大学生活でやらなきゃいけないことを色々意識して、頑張って頑張っていい社会人になるんだ!

ぐらいには頑張ろうと息巻いていた。たくさん読書して、たくさん学部の専門科目を勉強して、できるだけ早く単位をとって、卒業研究も今のうちに足場を固めてしまって…

もうおわかりだと思うが、結局どれも実現しなかった。4年間通して。草生えますな。



機会損失という概念がある。なにか始めるのには、結局何かを、上で書いた例だとケーキを諦めなければならない。どのケーキがどれだけなくなるのかがわかっていればまぁあきらめも付くというものだが、なんと失ったケーキの種類も量も正確にはわからないというのがこの世のニクイところである

俺は大学生活というあまりにも貴重だとわかりきっている時間に、勉強も遊びも将来の担保も全部全部つめ込まなければならないと思うあまり、何にも手が出せなくなってしまったのだ。何かを諦めるという、その勇気がどうしても出せなかった。

と書けばなんだかかっこが付いたふうだが、単にやる気がなかっただけだと思う。根性がないよね。だって全部詰め込んでる人は、それこそネットを探せばいくらでもいたし、周りにもそういう人はいたんだから



一日一日を後悔しながら、ニコニコ動画を始めとしたネット文化サブカルへはもっとハマっていった。そこで、俺はサブカルには詳しいんだぜという変な自負心も生まれかけたんだけど…

大学の友人たちが、そんな自分のちっぽけな自負心をも打ち砕いていった、という、またテンケテキテキなパターンになった。

一人は俺よりニコニコ動画歴が長く、尚且つ知っているジャンルもあまりに広く、信じられない程深かった。それに、プラモデルゲーム、その他のサブカルにも造詣が深く、もう尊敬せざるを得なかった。

二人は一つのジャンルを突き詰めに突き詰めていた。宇宙語と俺には思われる言語で会話して、なおかつ他のサブカルに関しても基礎的な知識をちゃんとおさえていた。

なにより、ひねくれた俺よりよっぽど常識があって、性格のいい奴らだった。

もう俺は、ひねくれて性格が悪い上に唯一ほかより得意で知識のあるネット文化サブカルですら圧倒されているこいつらはなんなんだ。そんなことよりそれに比べた俺の価値の無さは何なんだ…唯一深い知識があると思っていたジャンルにすら引けを取る俺の価値の無さは…

そんな感じのタコツボ化でもう自分がいよいよ嫌になったり、ついでにニコニコばっかで学業をまともに修めていない自身の将来の不安がますます増えていったりした。




突然だが、俺の将来の夢はマンガ家だったりする。

上記の偏歴を見ればまぁ予想はつくだろうが、好きなマンガを描いて楽しく生きていきたい。そういう意味では、マンガ「家」ではなく、「趣味マンガ、なのかもしれない。

その他にも、MADを作ったり、音楽で既存の好きなゲームリミックス作ってみたり、SSみたいな小説を書いてみたり、3分くらいのアニメ作品を作ったり、スレを立ててコピペとして受け継がれる書き込みしたりと、そういう、ネットサブカル文化に深く関わって生きていきたいと思って生きている。

そして、そういう活動を、大学のうちに出来たはずなのだ。出来たはずなのに…


思えば、学業も、ニコニコアニメマンガ小説・絵その他ネットサブカル文化に関する活動も、資格取得や就活等の将来に対する投資も

なにもかも、なにもかもが中途半端大学生活だった。

中途半端どころか、自分のやりたいこと・やるべきことが何も達成できない、真空もびっくりの空虚な生活になってしまった。

4年間だ。4年という歳月をだ。

願うなら、この後悔を一緒に大学入学のあの日に持って行って、もう一度やり直したい。

いやそれができるのなら、高校入学のあの日まで行って、部活選びをやり直して、もっと必死に勉強したい。

いや、やっぱりそれが叶うのなら、中学入学のあの日まで行って、やっぱり部活選びをやり直して、もっとまともな交友関係を築きたい…


思えば、俺がアニメにハマったのは、マンガにハマったのは、ニコニコにハマったのは、Flashにハマったのは、東方Projectにハマったのは、エロ同人にハマったのは、18禁小説にハマったのは、PSPでネットに助けを求めたのは、

結局何かから逃げ「続けた」からじゃないだろうか、と、今振り返って考えてみると思う。

なんだか、この文章を書く前と結論が違っているような気がするが、やっぱり文字に起こして出力してみるって違うんだね、と。

学校での日々のイジり(悲観的に捉えれば、いじめ?)や勉強からストレス、将来への得も知れない不安から唯一開放されていた、このPCの窓。そこから広がるインターネッツ

そういえば、今これを書いている時と同じような、肌寒さもいよいよな低音の中、ひたすら「インターネットしていた」な。あの頃の俺は、何かのバランス感覚を失っていたんだと思う。

そしてそれは、社会人として仕事に勤めている今にも、強い影響力を残している。

帰ってからもずっとネットにかじりついてるし、土日はほとんど外に出ないで、頭が痛くなっても構わずアニメを見て、マンガを見て、MADを見ている。



別にそれらは、異常なことじゃない。もともと、異常か正常かということを言い出すこと自体、なにかものさしを使っているということだ。

この場合、俺の今住んでいる地域で、コミュニティで、ちょっと異常だということが言えるくらいで、さして間違った生き方ではない、と俺自身は思う。

思うが、それは、きちんと仕事趣味を両立して、充実した人生だと思えるような、色々な意味で自立した人間が生きるべき生き方であるとも、誰よりも俺自身が思う。

そして何よりも、俺自身が、今、そうではない。


今、実は岐路に立たされている。時間は1年と無い。始めの方に書いたように、具体的にどんな岐路なのかは書かないが、やっぱり岐路であることに変わりはない。


先日、俺が大好きなブログで、戦後70年テーマ的なものにして、ブログ主がこういった趣旨のことを書いていた。

戦後左翼思想家は、敗戦の総括をしないと前に進めないといって、政府が現実の問題を四苦八苦して解決している中、ずっと空論や理想論を掲げ続けてきた。戦争とは、平和とは、と。それも戦後半世紀近くずっと。それは、理想論を突然語り出す中高生と同じ。自身の親が抱える現実的な問題に、いつか自分もぶつからないといけないんだと知った時、現実逃避して、問題を先送りにしている。その中高生たちとおなじだよね。」

前半の思想家の部分が本当なのかどうかはともかく、大事なのは、後半の「問題を先送りにしている」という部分だ。

俺はおそらく馬鹿であるため、理想論など掲げることもなく、ただひたすら目の前の問題を見ないよう聞こえないようにするために、ひたすらネットサブカル世界に没頭し続けた。

そして、大人に「なってしまった」今、その先送りにした問題が、いま目の前に、もし解決していた場合と比べてとんでもなく性質を悪くして立ちはだかっている。


ところで、最近キルミーベイベー熱が再燃した。どしたのわさわさなんでもなーみん。あの歌詞にあんな深い意味が込められていたとはね…

そんなキルミーベイベーにハマるキルミストたちがいつも貼る、あのチャーリー・ブラウンのAAをみんな知っていると思う。

(崩れちゃうかな?)

      ,, _

       /     ` 、

      /  (_ノL_)  ヽ

      /   ´・  ・`  l    キルミーベイベーは死んだんだ

     (l     し    l)    いくら呼んでも帰っては来ないんだ

.     l    __   l    もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ

      > 、 _      ィ

     /      ̄   ヽ

     / |         iヽ

    |\|         |/|

    | ||/\/\/\/| |

もう、死んだんだと思う。何とは言わない。言わないが、俺ももういい年なんだ。

もうあの時の、Flashニコニコ東方Projectにハマっていたあの時の輝きに満ちた時間はもう終わっていて、もう死んでいて、もう腐っているんだと思う。

俺ももう、人生と向き合うときなんだと思う。いい加減。

逃避し退避し、遠ざけていた人生と、強制的に向き合う時期が来てしまったんだと思う。



それに加えて、アニメも、マンガも、ニコニコも、ここ最近そこに割く色んな意味でのリソースなんか無いことに気づいた。

そう、俺は、ネットサブカルを愛す、オタク足り得なかった。

岡田斗司夫が、「強いオタク」と言っていたが、この定義からすると、ありとあらゆる中傷があっても、理論武装でも何でもして、自身オタクであるということを保っていくことこそが「オタクである条件だった時代があったらしい。

正直、それは今も変わらないところがあると思う。どんなに仕事が忙しくても、どんなに私生活が忙しくても、アニメを、マンガを、ラノベを、その他サブカルに使う時間と金だけは絶対に惜しまない、その体力だ。

俺には、そんな心の強さも体力も理論武装するような頭も、何もかもが資格不足だった。

もともと俺には、向いていない趣味であって、生き方であったということを、ここ数年間で、嫌というほど味あわされてしまった。こんなにネットサブカルに関わるあらゆる物事が大好きなのに。

でも、資格が不十分だった。ちょうどある一定の身体条件を満たしていないと、宇宙に行くことができないように。目が見えないと、運転免許が取れないように。

俺には仕事と炊事洗濯等の基本的私生活を送るだけで、どうやら大半の脳のリソースを使ってしまうようで、そこにネットサブカルを放り込むと、何もできなくなってしまう。どんなに頑張っても。

現実は、そういうことだった。



俺は、大したことのない、ただの平凡の、平凡以下の、ただの、しがない人間だった。

一発逆転の、いきなり三千院状態にならない限り、俺は大好きなマンガにもラノベにもアニメにもゲームにもイラスト制作にもMADにものめり込むこともできない、まとめサイトで斜め上からのニヒルでひねくれて皮肉が効いたあの空気を共有することもやっとの、平々凡々とした、無趣味な人間だった。



とりあえず俺は、目についた片っ端のウェブサービスからアカウントを消していった。

TwitterやらPixivやら、ニコニコ動画でのチャンネルも次々退会していった。

そして、ニコニコ動画のものアカウントの出番であった。

思えば、高校からずっとの付き合いだった。

俺はニコニコで笑い、考えさせられ、知識と知恵を学んでいった。

ニコニコは俺の青春のすべて、とは言わないが、俺の青春の明の部分であり、花であり、やっぱりほぼすべてだった。

音楽も思考も動画コンテンツも、そしてそういったものの質の善し悪しも、全部ニコニコやそこから派生したものから学んだに他ならなかった。

ニコニコネタを通じて大学で無二の親友たちができたし、どんな嫌なことがあっても、ニコニコがあったから笑って、なんとなく流して、なんとかやってこれた。

ニコニコは、やっぱり俺の人生を、とんでもなく支えてくれたと同時に、俺がダメなハマり方をしたせいで、こんな状況を招いてしまった。

から、これまでと決別し、これからを生きていくために、

俺はニコニコ動画を、退会した。


もちろんニコニコ動画と決別するわけではない。ましてや、俺の思考や趣味趣向の基礎基本を叩き込んで、教えてくれて、俺を最高に楽しく生かしてくれた、ネットサブカルと決別する気なんか毛頭ない。

今は、あまりにも色々なもの脆弱から、距離を置くだけだ。

いつか、経済力も、思考力も、精神力も、色々なものが「大人」になってからそれから戻ってくる。それだけの話だ。

文字にするのはそれだけで、実行していくのは、きっととても遠い話だ。

しかしたら、一生戻ってこれないのかもしれない。

それはそれで、そういう運命だったというだけもお話だと思う。運命という言葉がなんかアレなら、その程度の才能、身体、能力、DNAしか持っていなかった、というだけのお話なんだろう。

先ほど上げたブロガーの言を借りれば、人類の生きてきた何京通りのパターンの中で、たまたま幸せになれなかったパターンを引いてしまった、それだけなのだと思う。

それでも、俺はニコニコに戻ってくることを、ネットサブカルの中で再び熱狂する日に戻ってくることを目指して、どんな手を使ってでも、(いくらかの倫理と法律を守った上で)脳みそパンパンになってはじけ飛んででも、突進していきたい。

とりあえずそのために卒業式自作自演し、なんとか卒業していった。

24歳、学生でした。














そういえば、ニコニコ動画アカウントを削除するにあたって、特に好きな東方手書き劇場動画と、懐かしのFLASH動画まとめ動画をみていたわけだが、

Flash動画の中でも、知っていたものは良くて半分くらいだったのが、ちょっと衝撃だった。

「おいおいこれを知らないとはモグリのにわかめー」と、Flash職人であるポエ山の作品「quino」を知らずに友人にからかわれたことが一度だけあるが、それもわかる。

代表的な一部の有名作品の一群ですら、俺が知らないものがたくさんあったのだから

2015-09-05

同僚の考える理想の結婚相手は(注:しょうもない結論

休み、僕は弁当を食べながら休憩していた。

休憩室では他の従業員も休んでいて、僕と同じように食事をしていたり、談笑していたりなど思い思いのことをしていた。

一際目立つのは、従業員たちの間でも特に人気のあるA崎さんと副店長が、二人で何か会話していることだろう。

「……ほんと大変です。もし理想相手出会えても、相手が私を選んでくれるかは別の話ですし」

「『選ぶ側』と『選ばれる側』、二つの側面を同時に考えないとアカからなあ」

聞き耳を立てるつもりはないのだが、僕の近くで会話をしているものから嫌でも内容は耳に入ってくる。

「なかなかいい人と出会えないんですよねー。そこまで選り好みしているつもりないんですけど」

A崎さんは現在婚活をしているらしく、相手に求める条件やらで副店長相談しているようだった。

この職場で既婚者は店長と副店長くらいなので、妥当相談相手だろう。

「まあ『選ばれる側』でもある以上、条件が緩いからってそう簡単にはいかないやろ」

「それはそうなんですけど、別に高学歴高収入』とか高望みしているってわけでもないのに、こんなに出会えないんだなあ、て」

「ふうん……ちなみにどんな感じの条件?」

「ザックリいうなら、私と同じくらいのスペックでいいんですよ。そこそこルックスよければ言うことなしなんですけど」

「ほ……ほぉ~」

「……あ! そういうのがどうでもいいと思えるような人格者なら、実のところスペックとか関係ないんです。ルックスとかが決め手になるわけじゃないんですよ、本当に」

「いやいや、何に価値を置くかは自由やて」

「そ、そうですよね。『見た目で選ぶなんて酷い奴だ』みたいに思われたんじゃないかと焦っちゃいました」

「思わへんて。外見がどうとか中身がどうとか、判断基準に是非なんて求めへんから

「とはいっても、『だけ』で選んだらさすがにアレですよねえ?」

「まあ悪いとかは別として、単純やとは思うな。その『だけ』に入る言葉が何であれ」

「やっぱり今の条件くらいが丁度いいんでしょうか」

「それはA崎さんが決めようや。未来のもろもろ考えるんやったら、納得のいかない相手結婚したって後悔するのは目に見えとるで」

「うーん……あ、もうすぐ休憩終わりですね。そろそろ持ち場に戻りますね。相談ありがとうございました」

A崎さんは会釈をすると、早足で休憩室を出て行った。

店長は、A崎さんの出て行った方角を見ながら、僕の近くにあるイスに腰掛けた。

それからつぶやくように僕に話しかけてきた。

「難儀やなあ……」

「え……ああ、何がですか?」

「いやね。アタシが結婚したきっかけは見合いなんやけど……相手は叔母ちゃんからの紹介で、まあお節介ってやつや」

「でも、その『お節介』で今の店長結婚したんですよね」

「やから結果的感謝はしとるよ。でも、あの子はその『お節介』を、金を払ってまでして貰っているわけやろ?」

「まあ……様式とか、正確には違うと思いますけれど」

「なんかなあ。自由恋愛結婚が認められた社会になってきてんのに、結局はそういう需要もあるんやなって」

手段を選択できるってことが大事なんでしょうね」

「そうなんか……しかし、A崎さん分かっとんのかなあ」

「?」

「『私と同じくらいのスペック』って、つまり学歴だとか収入だとか、他にも容姿だとか趣味だとか、諸々の相性を合算した条件やろ」

総合的な相性で決めるのは健全だと思いますが」

健全ではあるけれど、A崎さんが思ってるほど緩い条件ちゃうで。各ハードルが高くなくても、数が増えれば難易度は上がっていくし」

「種目がハードル飛びじゃなくて、ハードル走になっているわけですか」

「『高学歴高収入』という条件が高望みっていうのも疑問やし」

「高いハードルのほうが飛びにくいとは限らない、と?」

「『スペックなんてどうでもいいから、それでも一緒になりたい人』と比較しての話や。あれはあれで厳しい条件やと思わん?」

「そんなこと言い出したら、ほとんど『高望み』になりますよ。それに出会いは水物ですから。僕たちがA崎さんの首根っこを捕まえて、『だから結婚できないんだよ!』というのは違うと思いますし」

「確かになあ……というかワタシら、他人の話で盛り上がりすぎや」

「些か下世話でしたかね。昼休みももうすぐ終わりますし、僕も持ち場に戻ります

その数ヵ月後、朝の集会でA崎さんが結婚の報告をした。

僕はあのときの話は忘れており、機械的な祝福を皆と粛々と行っていた。

その日の昼休み、A崎さんは結婚相手のことを周りの従業員に色々語っていた。

プロポーズが高級レストランだとか、名門校の出とか。

家系が~、エトセトラ

遠巻きにそれを眺めていると、僕の近くにいた副店長が呟いた。

ある意味妥協しよったな」

僕はその言葉で、数ヶ月前にあった話を思い出す。

店長言葉調子に悪意はなく、何の気なしに言った様子だった。

僕は「いやいや~」と、苦笑いしながら月並みなことを返していた。

まあ、A崎さんは幸せそうに見えたし。めでたし、めでたし。だろう。

2015-06-11

私が小学6年、それとも中学1年の頃だったか

父の浮気が発覚した。

職場の若くてきれいな未婚女性だった。

妻子持ちでハンサムでもダンディでも筋骨隆々でもないただのブサイクなオッサンになぜ?という相手だったので

コミュニケーション能力ってのは偉大なものなのだと幼いながらに学んだ。

毎晩のようにカノジョのところでお泊まりセックス。朝方帰宅し、身支度を整え仕事へ行く。

家庭内不倫が露呈してからも、その関係は数年に渡り続いた。

そんな状態になって少し経った頃、母は鬱病になった。

精神状態は常に不安定で、些細なことで取り乱し、泣き叫び、怒り狂う。

何度か自殺未遂もした。

処方された睡眠薬を大量に飲み、昏倒する。意識もおぼろでわけのわからないことを言う。

台所の流しで薬を吐く。丸二日眠り続ける。エトセトラ

母は若いから自殺未遂を繰り返す人だった。

左手首には数本の傷跡があり、いつも天然石のブレスレットを重ね付けしてカムフラージュしていた。

からはいつも父や浮気相手への愚痴を聞かされていた。私も父の行動には常々怒りを貯めていたので、一緒になって文句を言っていた。

「おとうさん」と呼ぶのすら腹立たしく、本人の居ないところでは「オッサン」呼ばわりだった。

ある時から母が携帯を手放さなくなった。いつもメールを打っている。

メル友ができたと言う。いい人なんだよ、とも。

母は普段出掛けたりしない夜更けに家を抜け出すことが増えた。

風呂上がりで髪がぬれたまま、ブラジャーも着けずに家を出る。

メル友と会ってくると言っていた。

ちょっとそこの自販機へ、とはワケが違う。

母は胸が大きかったので余計、娘の目で見てもいやらしく、汚らわしいと思った。

「ねえ、お母さんだって、お父さんと同じことしてんじゃん」

「それ、浮気でしょ」

「違うの、この人は相談に乗ってくれてるだけ」

そうは言うが、それ以上の否定はしなかった。

2015-04-03

地方創生に群がるパラサイト有識者

地方創生てあるでしょ。東京一極集中!とか地方活性化!とか。

あれのネックになってるのが市町村に群がる有識者(と呼ばれる人たち)。

パラサイト有識者。パラ有と呼ぼうか。大学教授とかさ。なんとかコンサルタントかい胡散臭いやつ。

補助金とか、交付金かいっぱいあるんだけど

応募は、地方自治体とかが主導して国に申請する。

その応募書類を書いてるのがパラ有ね。

パラ有は応募書類に慣れてるから、どういうキーワードを書けば

まれるかよくわかってる。

六次産業化、着地型観光 エトセトラ

このパラ有は、なんでただ働きして補助金の応募書類書いてるかっていうと、

自分お金が入るから

補助金の中に 「有識者への謝金」とか「外注費」とかいう項目で

自分お金が入るようにコントロールする。大きい補助金だと数百万単位かな。

んで、補助金が採択されたら、パラ有は適当ーに助言(笑)してるだけで金がもらえる。

自治体側も、「せんせー」とか言っちゃって、大して成果が上がらなくても、お金払っちゃう

まぁ、応募書類書いてもらって、補助金がうまくもらえてるんだからね。パラ有を敵に回すわけない。

こんなパラ有が、地域活性化成功してる○○町!とかに寄り添ってるわけね。

ネームブランドがあるところだと余計補助金の採択されやすからね。仕方ないね

2015-03-10

育ちの悪さ

今時は珍しくないのかもしれないけど、まあまあ複雑な環境で育ちました。片親、親戚に預けられる、義理の親などなどは体験済みである

辛気臭いことこの上ないので、子供の頃から自分家族話は人様に言えるものではないのだという自覚があったため他人相談したり話したことはほぼありません。でもやっぱり、吐き出したいので増田になります

経済的には良くも悪くもなく、人間関係がこじれた系家族です。親はお金を出してくれる人くらいの感覚しか持たずに育ちました。この感覚はは世間一般に好まれない感覚だろうというのは想像できます。いくら複雑だったとしても養われてきたのだから感謝の気持ちを持つ方が美しい心根というものだろうとわかっていても持てません。

そんな身の上だったからか生来のものなのか、根暗性格悪く育ったうえ、特技もなく、就職活動時期はリーマンショック直撃で面白いくらいに面接に落ちまくる。

そのため自分には絶対に向いてないと避けていた教育系の仕事に足を踏み入れました。それがもうショック療法かなというくらいに自分コンプレックスを激してくるんですね。結局は家庭教育が全て、問題行動を起こしたりするのは家庭環境が複雑な子供が多い、エトセトラエトセトラ。そんな話題が出るたび、自分のことを話してるのではないとわかってても動揺するよわよわメンタル

しかも周りは大体がお育ちの良い方々ばかりですので、ますます育つコンプレックス

あなたには想像できないかもしれないけど、大変な家庭も多いのよ、と言われるも、むしろ大変な家庭に親近感を持っていた。これは人によっては強みになったかもしれませんが、いまだその壁を乗り越えられていない私は強みにはできませんでした。

暴力を受けた訳ではないし、学費も出してくれたけど、家族はみな不器用で余裕がなく常に誰かが誰かにやつあたり怒鳴り散らし喚く家庭で育ったやつが、他人の子供を良い方向に導くことができるだろうか?いや、できないだろうと日々育っていく劣等感

子供の頃は、この家さえ出れば何とかなるのだと思い生きてきましたが、家を出て一人暮らしを始めても、この育ちの悪さとそれによって形成された私という人格からは逃れようがないのだという確信を強くする日々です。

でもこの精神不安定さは、大人になった私にとってはもはや家族のせいにはできない、自分問題なのだというのはさすがにわかます理由はどうあれこの非常に個人的問題を解決できるのはやはり自分だけなのですから。どうしたらこ劣等感を受け入れてることができるようになるのだろうか。家族のせいにしても意味ないし、ただつらい。

2015-02-10

教授学生エトセトラ

教授面白いものがあります。これが何だか分かりますか」

学生「猛々しく勃起したペニスです」

教授「木を見て森を見ず。全体を見て。そうこれは変態です。変態を見たことがありますか」

学生「ええ。以前に一度付きまとわれて」

教授「なるほど。どうやら君は変態に好かれるらしい。ところで私と結婚してくれませんか」

学生「お断りします」

教授「確かにそういう考え方もありますね。聞き方を変えましょう。私と恋人になってくれませんか」

学生「無理です。それに私結婚していますし」

教授「そんな話は聞いていないが」

学生「言ってませんから聞いてないと思います

教授日本には離婚という制度があることをご存じですか」

学生「夫と離婚するつもりはありません。私は夫を愛していますから

教授「愛していると。それはつまり私に対しても同様の気持ちを持っていると解釈してよろしいわけですね」

学生「よろしくないです」

教授「なんとも手厳しい」

学生「そんなことより教授室でふたりきり、こんなことをしてただで済むと思っているのですか」

教授アカデミックハラスメントですか」

学生「柔らかい言い方をすればそうなりますしかしこれは性犯罪だと私は思います

教授「ここに指輪を用意してあります。君に贈るために科研費で買いました」

学生科研費でそんなもの買えるわけないでしょう」

教授安心してください。伝票は上手いこと改ざんしておきましたから」

学生教授、どうしてそんなことを」

教授「君を愛しているからです」

学生「残念ながら教授の気持ちにお応えすることはできません。あと今警察を呼びましたので」

教授警察ですか。あの無力な官憲の犬どもですか」

学生日本警察は優秀ですよ」

教授「仮にそうだとしても私はもっと優秀です。しか変態ですよ」

学生「だからどうしたんですか。あなたは今から逮捕されるんですよ」

教授「容疑はなんですか」

学生「さあ。わいせつ物陳列罪だとか強制わいせつ罪だとか。とにかくわいせつと名のつく犯罪だと思います

教授変態冥利に尽きますね」

学生「虚勢を張るのはもうやめてください」

教授「これがなんだか分かりますか」

学生指輪ですよね。でも受け取れません」

教授「これはただの指輪ではないんですよ」

学生婚約指輪だとでも言うんですか」

教授「この指輪伸縮自在。そして時間移動も自由自在なのです」

学生「そんなこと誰が信じると言うのですか」

教授「今から過去に移動すれば、私が警察逮捕されることはありません」

学生「気でも触れたのですか」

教授「論より証拠、見ていただければ分かります

警察警察です。変態教授はどこですか。逮捕する」

教授「容疑は何ですか」

警察わいせつ物陳列罪だ」

教授「はて?わいせつ物とはどこにあるのでしょうか」

学生「そこに、あっ!」 そこはまるで空間が切り取られたかのように何もなかった。

教授「私はわいせつ物を持ち合わせていません」

半径20cmにしか作用しないタイムマシン教授の股間は今どこにあるのだろう。時空の狭間を漂っているのか。はたまた過去のどこかに現われたのか。過去の空を舞う教授ペニスに思いを馳せながら私は研究室を後にした。

2015-02-05

http://anond.hatelabo.jp/20150203165015

じゃあ聞くけど毎週実家電話してたり、帰ってるか実家住みとか

誕生日母の日クリスマスホワイトデーエトセトラきっちり祝ってやってるのか?

それすらしてない人は俺からすれば「普通に親が好き」なだけで薄ら寒いとまで言われる筋合いないと思う。

2014-11-13

増田アドベントカレンダー

今年は増田アドベントカレンダーやりませんか?

増田にまつわるエトセトラ、なんでもかまいません。

増田を書くときに使うツールとか便利Tipsでもよし。

ブクマトラバを稼ぐHowtoとか。

普通にいつもどおりの釣り日常吐露CSSフォント芸などでももちろんかまいません。

参加登録は↓から

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1yh4HCbH70JdtQATTmo7LNXeOT_x59SC_6TqVapLa9N8/edit?usp=sharing

自分発起人なんで、人集まるか不安だしとりあえず3日分押さえてますが、

その日書きたい人は上書きして構わないです。

どんどん参加して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2014-10-17

絶望した! Fire HD絶望した!

『【KindleFireタブレット発売記念】30日間全額返金キャンペーン』がやってたんだ買ってみたんです、『Fire HD 7』を。

発売日の翌日、朝の9時前に届きましたよ。配達のお姉ちゃんパジャマ姿晒しましたよ。

 私「うっほほ~い!」

金曜の朝からハイテンションです。

で、午前中いっぱい使ってFire使い倒しました。

……もう激おこですよ。

以下、ブチ切れポイントを列挙します。

画面が綺麗じゃない

解像度はたったの216ppi 近くで見るとドットの粗さが目に付く。

ノーマルサイズフォントはかろうじて読めるけど、ルビは無理。

iPhone 5が326ppi、Nexus 5が445ppiなのを考えると、ディスプレイのお粗末さヤヴァイ。

PCディスプレイと違って至近で観るモノだから解像度しんどい

アプリがない

Google Play』使えないから基本的に『Amazonアプリストア』にないアプリインスコできない。

で、その『Amazonアプリストア』の品揃えが酷い。

Googleアプリ, Dropbox, SmartNews, Instagram etc. エトセトラ、ふぁっきんベゾス、全部無い。

無いだけならまだしも、検索すると怪しげな(YouTubeっぽい名前がついてるけど開発元はGoogleじゃないしなぜか有料とか)アプリがいくつもヒットして怖い。

わざわざFireを買う意味が分からない

密林のコンテンツPC, iOS, Androidからでも楽しめる。

不便さは『動画Androidで観られない』、『和書PCで読めない』ことくらい。

……Fireなんのためにあんだよ。

強いてFire買う理由挙げるなら『値段』

メモリ1GB、ストレージ8/16GB、CPU1.2~1.5GHzとかい中華タブスペックだけど、価格チャイナ

カスROM焼くと返金してくれない

利便性ゼロFire活用法って言ったら、『カスROM焼いて遊ぶ』しかないじゃないですか

案の定、ググったらFireは泥信者オモチャにされてますね。『FireAndroid化する』なんていうサイトが無数にある。

で、密林のカスタマーセンターに『OS入れ替えても返金してくれる?』って聞いたんですよ。

そしたら遠回しに『アホか返金するわけないやろ』って言われました。

ブチ切れポイントは以上です。

ユーザー視点Fireを総括(連合赤軍的な意味で)すると……

1. タブレットで密林コンテンツ楽しみたいなら林檎 or 泥 or 窓タブ買え。

2. 用途は『カスROM遊び』のみ。

です。


返金してもらう方法

2014/09/17から2014/10/12までに買ったKindle, Fire HD 6, Fire HD 7は以下の方法で返金してくれる。

この期間以外に買った文鎮、失敬端末も返金してくれるかもしれないけど、あんまりゴネちゃダメだぞ★

1. 返品受付センター( https://www.amazon.co.jp/gp/orc/returns/homepage.html )にアクセス

2. 『購入商品を返品する』をクリック

3. 注文履歴右端にある『この注文の商品を返品する』をクリック

4. 返品理由で「サイト上の説明と違った」を選択、コメント欄コードKINDLE-AND-FIRE」と入力

5. Fireダンボールにぶち込む。

6. 返品ラベル(サイト、もしくはメールから印刷可能)をダンボールに貼る。

7. 返品ラベル上で指定されている配送業者に集荷を頼む。

以上でオシマイ。端末が密林に届いたあと、1~3日後に返金される。

2014-08-22

人間として最大級嫌悪を捧げます

見てるかなー見てなくてもいいんだけど、ホットエントリ入りすればきっとあなたのことだから見るんだろうね。そこのあなたですよ、あなた

どの面で家族に会いに来たいのか知らないけど、本当厚顔無恥ってあなたのことを言うんだと思います

親戚への借金寄生した彼女ポイ捨て、嘘の経歴で会社を騙す、妹への暴力行為エトセトラ

過去のことだとお思いかもしれませんが、決して過去ではありません。

から自己啓発本を読み漁っては、やれ「日本は~」やれ「世間は~」やれ「海外では~」と言うけれど、なぜあなたは今も日本生活するのでしょうか。さっさと海外に行けばいいのに、それでもあなた日本にいるんですね。

自己啓発自意識高い系男子を気取るのはいいですが、DVをした事実は消えません。そして彼女を捨てた行為も、返さなかった借金も。

親戚も家族も大人なので、あなたが会いに来る時には人間として優しいですが、実際には疎遠も疎遠です。親戚があなたをどう言っているか、それは伝えないでおきます。伝えてもあなたは認めず、理解もせず、経験としても受け入れないでしょうから

何度も何度も何年も何年も殴られ、蹴られ、罵倒され、両親のいない家で一人手錠まであなたにかけられていた私の気持ちをあなた反省しているようですので、改めて言います

近づかないでください。話しかけないでください。視界に入らないでください。会話のネタにもならないでください。一生をもって、このまま永遠に勘当されてください。

反省していれば許されると思っているのですか。あなた反省は何回目ですか。反省さえすれば、私の恐怖と怒りは欠片でも和らぐとお思いですか。

今ははてなダイアリーすら書いていらっしゃるようで、本当に気持ち悪いことこの上ないです。気持ち悪いあなたにはお似合いだとおもいますが。

人として、あなたを拒絶しています。気付いてくれたなら近づかないでください。同じ空気を吸うことすら苦痛で、吐き気を催すので。

2014-06-14

オレと統計学

誰でも入れる程度の理科系大学工学部に入ったオレ。

卒業研究に入るまでトーケーガクとはまったく接点がなかったことは、オレがボンクラなせいなのか大学教育パッケージの不備なのか。

ともかく、B4になって研究のために論文を読むようになった。

なんじゃこの棒グラフについてる変な細い棒は…。

いまから思えば大変浅学なことであるが、当時のオレはそれがなんなのかまったく知らなかった。

標準誤差ってなんだ。標準偏差ってなんだ。っていうか、この変な細い棒が標準偏差ときと標準誤差のときがあるのはどういう基準でそうなってるんだ。

統計の本は一冊入門書を読んでもあまりからない。書いてあるのは日本語なのだが、通読しても狐につままれる気持ちになるだけで一向に腑に落ちぬ。

確率変数ってなんなのだ確率分布ってなんなのだ正規分布? 標準化

そういう初歩的なところから亀の如き歩みで読み進めていっても論文にはまだまだ謎の単語が出てくる。

t検定? 分散分析? 非線形フィッティング? 最尤法? ブートストラップ法? エトセトラエトセトラ

全くわからないままオレはほぼ独学で(研究必要なだけは)理解してきた。

いま、オレはそういう当時のオレと同じ気持(であろう)奴らを相手にしている。

そんなに偏差値高くない系の工学部学生は、統計学の知識が必要とされるとき、どうしてる(た)んだろう…。

最初から分かってた? それなら、まあ…。

2014-05-19

片山氏にまつわるエトセトラ

また最近片山氏関連のエントリーが増えた。

はっきりいって全く興味がないのだけど、何がそんなに面白いの?

自分たちと境遇が似ているから応援したくなるの?

そうやってはてなが盛り上がっている間に、何かとんでもないものが裏をすりぬけているのではないか。(陰謀論

2014-03-14

何か、はてな方面で盛り上がってるなって

思ったので、そろそろ、書くかってなった。

Q. お前だれ?

A. 増田

Q. 何してるの?

A. エンジニア

はてなのサービスが重いのはダイアリー初期から知ってる人間なら別になんとも思わんだろ?

キーワードとか他にもうんたんうんたんしてるんだから諦めろ。

一応、念のために言っておくけど、回し者じゃないからな。

で、お金にまつわるエトセトラとかまぁ、企業としては色々と考えないといけない点、仕方ない点があったと思う。

まぁ、ぶっちゃけ重いのはダイアリー時代から変わってないけど。

でも、はてなが与えてくれたものサイトの重さよりも遥かに大きいと思う。

念のためにもう一度、言っておくが、回し者じゃないからな。

まぁ、重いのは今よりも2008年くらいの繋がらないレベルを知ってる人間からしたら、え!?軽くね?って感じだと思う。

べ、別にはてなdisってるワケじゃないんだからね!!

まぁ、何が言いたいかというとサービス提供者はあくまで利益を求める。お前らは知識を求める。

妥協って点で多少の重さは生温く見守ってやれ(有料ユーザとそれを見てる人間除く)

まぁ、最後に言っておくが、回し者じゃないぞ。

ということで、はてなさん、もうちょっと軽いインターフェース用意して下さい。どうぞ。

2014-02-21

承認欲求自己肯定感

私は自己肯定感が弱い。

さなさな子供の頃には無邪気にそんなことは気にせず生きていたはずで、いつからこうなったのかは定かではない。

しかしち○こが小さいとか、顔が脂ぎっているとか、手汗や脇汗が酷いとかといった身体的な後天的な悩みや学歴自分でも自覚できる話の浅さ薄さつまらなさ、鳴らない電話物語る交友関係、人としての器の小ささなどが、より弱くしているのは間違いない。


まずは自己肯定感が弱いとどういう症状で苦しむのかお話したい。


自分自身のことがつまらない。

たまには考えたり思い出したりする、あの時はこうだった、ああだったと自分過去を。考えるだけでつまらない。

まらないどころか、そのうち後悔や恥ずかしさばかりになってしまう。

普通の人の「あの時は楽しかったな」が「あんなことしなければ良かった」に変換される感じだろうか、そもそも思い出すのが嫌なことばっかりなのかもしれない。


なので自己開示が苦手である

自己紹介からランチでの他愛もない会話で繰り出される「休みは何してた?」から、果ては業務の報告まで、自分にまつわるエトセトラ自分の口から語るのがとことん苦手である面接での自己PRなんかは地獄である

ただ苦手というだけではない、汗が出る。それも大量に。

からまらないと思っていることをさも価値が有る様に話さなければならない苦しみ、案の定つまらなかったというリアクションを頂いた時の苦しみ、四苦八苦に加えて欲しい苦行である


自己肯定感が強い人が苦手である

その人が面白いとか面白くないとかいい人悪い人関係なしに、「俺が俺が話」とか「俺さんスゲー話」とか「俺さん可愛い話」とか「俺さんイケてる話」を聞くと、あまりの気持ち悪さにいらっとする。

まったくもってこちら側の一方的な都合で申し訳ないと思いつつも、決定的に辛い訳ではないその感情を抱えながら会話を継続するのは結構しんどい

どうしてそんなに自分に自信が持てるのか、自分を肯定できるのか、自分の行いにうっとりできるのか、一度心ゆくまで問い詰めてみたい願望に心を奪われる。

自己肯定感の塊であるリア充の方々には本当に申し訳ない。


自分自身の成功無意識の内に遠ざけているかも知れない。

成功回避欲求とか敗者の脚本と呼ばれているらしい。(http://2chcopipe.com/archives/51559636.html

から振り返ってみると潜在意識が悪い方悪い方へと導いている気がしてならない。

最初は失敗を喜ぶ悪魔が住み着いていると思ったがどうやらそうでもないらしい。

恐らく正しい選択の結果に得られる成功体験に耐えられない精神を守るために、潜在意識制限を掛けているのだろう。云わば幸せの総量規制を忠実に守っているようである



巷間では承認に対する議論が喧々諤々である最近ではスラングの一つとして立派?に機能している。

是非このエントリーにも「承認欲求W」とコメントして欲しい。


かつては私も他者から承認が欲しくて欲しくてたまらなかった。自己肯定感の弱さを他者から承認で埋めたかったのだろう。

まだ若かった頃には今ほどインターネットも普及してなくてSNSなんかまだなかった時代コミュニケーションと言えばガラケーによる通話やメールだった。

そして私もガラケーを持ったものの、着信音が鳴ることは滅多になかった。

当時のガラケーは通話とメールぐらいしか機能がなかったし、i-modeパケット代が恐ろしく高い代物で、そのくせたいした情報は得られなかった。

プリインストールされているゲームもすぐに飽きてしまえば、結局残るのは通話とメールだったが、鳴りもしない物に良くお金を払っていたと思う。いつか鳴る日が来ると信じずにはいられなかったのだろう、本当に残念だ。

しか承認を渇望していた思春期時代が、現代の始終繋がっていることが当たり前の時代と重ならなかったことには少し感謝している。本質的には変わらないだろうと思うけれど、情報伝達の早さと広さを考えると往時より受けるダメージは大きく余計に心を擦り減らしただろうと想像できるから


今のところ昔に望んだような他者から承認はまだ得られていないし、この先も得られることはないだろう。

からと言って落胆して絶望深淵に沈んでいる訳でもない。

それなりに折り合いをつけて、こんなもんだろうと思えるようになったし、今さら電話メールがやたら鳴っても面倒でしょうがないし、捌けるスキルも無い。

誰しも若い頃に適量以上の酒を無理に飲んで酔い潰れた経験があるだろう。そんな経験をするうちに自分の適量が分かり、それ以上を欲しなくなる。

今頂けている、ほとんどゼロに近いような承認の量が私には適量なのだろう。それ以上を欲することもなければ鳴らない電話を見ても当たり前の風景に何も感じなくなった。


それでも他者から承認が欲しくてたまらないならば「承認に足るほど努力できる何か」を見つけ努力することを考えた方がいい。

何もない人には誰も承認してくれないし、例え承認されたとしてもただ空虚なだけで、あなたが望む形の承認ではないだろう。

あなたが望む形の承認を得るには、承認を得たい相手と同じレベルになる必要がある。


努力が実り多くの人から承認されるようになった暁には、きっと求めていない承認に頭を悩ませることになるだろう。

しかしその悩みを乗り越えて、是非とも承認する側に回ってあげて欲しい。他者承認する資格があるのは他者から承認を得ている人だけだから

そして世界中の被承認需要供給を遥かに上回っているのだから


もし努力が実らなかったとしても安心して欲しい。

この世は人の心を圧し折るには充分すぎるほど不平等不条理で不合理で、持っている人は与えられてさらに豊かになり、持っていない人は持っている物まで取り上げられる仕組みになっている。

夢や努力が報われるなんてごく一握りの人間以外の大多数には幻想に過ぎないのだから

そしてあなたは今、生きてこの駄文を読むことができている。

醜態晒し、媚び諂い、痴態を撒き散らし、地面を蠢き、それでも今日を戦い生き延びた、そのことに乾杯

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