はてなキーワード: 無趣味とは
去年の暮れに、両親が離婚した。
薄々そうなる気はしていた。二人の間には会話もなかったし、一緒に何かをするという事が絶えて久しかった。
だけど、今か、と思った。
その年に始めた仕事が軌道に乗り、うつ病の治療も安定し、ここ最近では一番、元気だった。
その日は、月に一度の実家に帰る日だった。誰もいない実家の、自分の部屋に入って、デスクの上に、それはあった。
「お母さんとお父さんは、離婚しました。お母さんには、支えたい人が別にいるからです」
口で言えよこの野郎、と思った。言葉の代わりに、涙が溢れだした。
脳みそがパニックを起こしている気がした。書いてある文字がちっとも理解できなくて、頭に入ってこなくて、全部水滴になって落ちていった。
●
母のことは、よくわからないなりに、大好きだったと思う。
小さい頃からちょっとそりが合わなくて、よく反抗した。よく怒られた。よく泣かせた。
同族嫌悪、と言えばいいのだろうか。近すぎるから、同じだから、気持ち悪くて、心地よかった。
わたしはどちらかというと感性は父に似ており、本を読んだりゲームをしたり、小説を書くのが好きだった。
母は、街を歩くのが好きだった。手芸をするのが好きだった。お菓子作りが好きだった。
どれもこれも、子育てのために我慢していたから、私は彼女のことを「無趣味のひと」だと思っていた。ずっと。
そんな母が、ふらりと一人で出かけるようになったのはいつのことだったろうか。
増えた白髪を茶色に染め、ほうれい線に化粧を乗せ、元気に家を飛び出す背中を見送るようになって、どれくらいが過ぎただろうか。
そんな母と化粧の話をするのは楽しかった。服の話をするのは嬉しかった。やっとすきなものの話ができる。これからたくさんしていける。ずっとずっと、そう信じていたのに。
母は、家を出ていった。
●
飲む薬が一気に増えたし、涙が止まらないせいで仕事にも行けなくなったけど、元気だった。
わたしには、父が、弟が、パートナーがいる。結婚だってしたいし、子供だってほしい。来年のウルトラマンが楽しみでたまらなくて、予定はヒーローショーで一杯だった。
二月に入って、調子が悪くなってきた。
微熱が下がらない。検査をしても異常なし。横になる時間が増える。
頭がぼーっとして動かない。薬を変えたからだろうか。本が読めなくなる。
胃が鈍く痛い。食欲もない。下痢の日が続く。水は飲まなきゃ。
イライラする。他人といるのが苦痛。相槌さえうてない。パートナーに申し訳ないな。
最後に小説書いたのはいつだろう。母はあの手紙で私に「書け」と言った。だから書き続けないといけないのに。あれは遺言だ。遺言は守らなきゃ。守らなきゃ。
吐きそう。
三月になって、実家に泊まることになった。二月はしんどくてそんな余裕がなかったから、年始ぶりに父に会うのは楽しみだった。
父は飲み会ということで、一人で夕飯をなんとかしないといけなかった。誰もいない家に人でいるのも何だか寂しくて、せっかくだしマックでも食べようかな。そう思って私は、近所を散歩することにした。
やめときゃ、よかったのに。
店を見た瞬間、涙が出てきた。
そうだ。ここは、母とよく行ったスーパーで、母によくナゲットを買ってもらったマックだ。
わたしは立ちすくむ。両腕で自分を抱きしめる。気を抜くと口から何かが飛び出しそうで、自然と口呼吸になった。
親子連れがわたしの横を通っていった。母と娘だった。わたしは目が離せなかった。
釣られるように、わたしも店に入る。座席に座って、ネットオーダーをする。
涙が止まらない。子供の甲高い声が頭に突き刺さって、気分が悪かった。
ハンバーガーの味は分からなかった。胃からせりあがってくる何かに蓋をするみたいに食べた。泣きながら食べた。
そして、逃げるみたいに実家に戻った。
新居に戻れば、よかったのに。
わたしはベッドに倒れこんで、おかあさん、おかあさんと泣いた。
もうおかあさんと化粧品を買いに行くこともないんだろうな。
もうおかあさんと並んで料理をすることもないんだろうな。
もうおかあさんとテレビを見て笑い合うこともないんだろうな。
もうおかあさんに、抱きしめてもらうこともないんだろうな。
だけど、これから帰ってくる父にも、遠方に住む弟にも、仕事中のパートナーにも、誰にも、メッセージを送ることはできなかった。
ひとりで、眠りに落ちるまで、泣いた。
●
翌朝、腫れぼったいまぶたをこすりながら、父におはようと言った。父はわたしを見て何も言わなかった。だからわたしも、何も言えなかった。
あいかわらず体調は最悪で、熱っぽかったし、腹痛もあった。頭の中は真っ白で、身体がふわふわとしていた。吐き気だけが鮮明だった。
https://anond.hatelabo.jp/20240130033015
の増田です。これにて終了です。
【結果報告】
彼女できました。わー。相手は上にも書いた懇切丁寧にメッセージを送ってくれた子です。
【マッチングアプリ】
堅苦しいのが苦手なので、はじめからある程度の失礼を承知で敬語を使わないように振る舞った。「礼儀正しい人がいい」というのもわからんでもないが、私のキャラクターだと直ぐに瓦解するのでそれは諦めた。というか、「〜ですか?」「そうなんですね!」「〇〇いきませんか?」の応酬で仲良くなれるわけねーだろって思いはある。ある程度数回したらそういうのを喜ぶ相手と出会えるのかもしれないが、出不精で面倒くさがりな私にはなかなか難しい。このおかげでアプリ内の通話機能で通話までこぎつける割合が大きく増えた。
女性の8割くらいはそんなにやる気がないというのも理解した。やる気がないというか「私に興味がない」というのが正確か。無料だからやる気も興味もないってのはあるだろうね。
正直二度とやりたくない。1年以上ダラダラ続けている知人がいるという話を彼女から聞いたが、そりゃあそうだろうなという感じ。女性の射幸心を煽るようなシステムになってるようにみえるから、実は沼ってるのは男よりも女かもしれない。
実は一瞬だけこれで出会おうとしていたことがあるが、結果は全く出ず。
正直、マッチングアプリより不愉快度が高い。諸々は割愛するが、こういう人たちにはならないようにしようと心の底から思った。女性特有のムーブ(?)を知れる良い経験だった。
リア友がこういうタグ使って募集しようとするなら全力で止める。
【相手について】
SNSも疲れてやめたとかかんとか。えらい。しかしながら、無趣味人間っぽい。
とりあえず色々一緒にやってみながら好きなものを増やしていく方針ではいる。
こちらはごちゃごちゃ考えずに自分のやりたいことベースで振り回し倒すつもり。テキトーに時間を共有しながら楽しく過ごせたらな〜と思っている。
ここ2ヶ月くらいの話
結婚相談所は足切り要素多いので、基本的な戦場はアプリと街コン
街コンで会ったフリーでイラストレーターとか広告系のデザインやってる方。喋ってる感じ俺よりずっとしっかりものという印象
結婚相談所もやってるって言ってて、会話も具体的な結婚までの流れとか結婚後の生活スタイルとかをいっぱい聞かれたんでなんか戦略的に婚活やってる人だなーって思った。
なんか真面目そうな雰囲気だったからおちゃらけたこととかあんま言えなかった気がする。
アニメとホラー映画好きな方だったんで薬屋のひとりごととかミッドサマーの話をした。
解散してすぐ2回目のデートお誘い「元カレに顔が似すぎている」とかよくわからん理由でお断りされる。
まあ多分いろんな条件やら印象やらが微妙なのをめっちゃオブラートに包んだ言い方なんだろうなーって思った。
アプリでマッチングして数回通話した後に会った。小柄で年齢よりも童顔で可愛らしい方だった。
車ないから家が遠い人は基本足切りしてたんだけど、向こうからいいね来て可愛かったから例外的に会った。
「顔で判断されたくないんです」って言ってたから「え、めっちゃお綺麗じゃないですか」
って言ったらどうやら美人ゆえに見た目だけでチヤホヤされたくないっていう思ってたのと逆パターンだった。
メンタル弱そうな感じで、職場からは正規雇用勧められてるけど長時間で責任重いのは辛いからあえて非正規時短で今は専業主婦を目指してるらしい。
「中身を見てほしい」ってしきりに言ってたけど意識低い故の非正規雇用で実家暮らしだから家事が得意なわけでもない専業主婦志望みたいな美人の見た目と体以外のどこに魅力があると自分で思ってるんだろうってぶっちゃけ思ってた。
会話は恋愛論みたいな話題中心で、過去の恋愛の辛い過去の話したり婚活の悩み相談乗ったりひたすら全肯定してた。体の相性とか理想の回数とかそういうのまで結構赤裸々に話してた。
盛り上がったから俺の家の前で解散って流れになったんだけど、「ちょっとあがってく?」って冗談っぽく言ったらOKしてくれたから二回くらい性行為をした。
「お互い良い人できるまで、こうやってたまに遊ばない?」って提案された。将来の伴侶としてはちょっと内心微妙な感じなんやなーってちょっと思った。
その数日後にその子がたまたまうちの近く来ることあって一回お泊りした。その子が最近デートに行った男やマッチングした男の評価やらメッセージの添削やらをした。
まあそっから家が遠いからお互いだるくなってなんやかんやでフェートアウトで終了
街コンで会った県庁務めてる方。別の人とマッチングしたからマッチングはしてなかったんだけど連絡先だけ交換して後日デートすることになってた。
見た目はなんか「The・キャリアウーマン」みたいな感じで、身長170くらいあってスタイルすごく良かった。
マッチング後近くのカフェでお話したけど、JSミルの功利主義の話とか、フェルマーの最終定理の話とか、芥川のトロッコのエモさの話とか、
あんまりリアルの人とそういう話題を話せたことなかったけどちゃんとした大学出た人ってこういう話できるんだ凄いなーって思った。
中心街の駅周りをぶらぶらデートした。GU寄ってコートを試着してもらったらやっぱ背高い人にコートは似合うんだなーって思った。セール中で値段は安いんだけどプレゼントした。
手繋いだりハグっぽいことしたらなんか好感触で、「どっか行きたいとこあります?」って言ったら「どこでもいいですよ」って言われたから「じゃあ俺の家はー?」
って言ったら軽くOKしてくれたんで俺の家で一緒にロールキャベツを作って食べた。結局その日は泊まりで性行為はした。
最初のカフェで「アプリで初日ホテル誘ってくるヤリモク何人かいてマジで常識なさすぎじゃないですか?」って言ってたのに俺とは出会って初日でワンナイトしてくれたのが嬉しかった。
↑の事務員の子の次の日に会ったから2日連続のワンナイトだった。
なんやかんや繋がってはいるけど、まだアプリやら街コンやら頑張ってる雰囲気あるから付き合うとかじゃないのかなーって感じ。
アプリで出会った方 金髪でタトゥーが入ってて鼻ピアスしてて喫煙者だった。あんまり喋ったことない生粋の陽って感じの人種
なんか向こうのお気に入りのスイーツもやってるおしゃれバーで初デート
肩に蝶のタトゥー入ってたから「なにそれめっちゃかわいい!」って言ったらタトゥーのこといっぱい教えてくれてちょっと詳しくなった。
海外のレゲエやらヒップホップが好きらしいけど全部全く名前も知らんかった。
映画も好きらしいからトレインスポッティングやらレザボア・ドッグスやら遊星からの物体Xやらの話結構してた気がする。
その子高卒だったから「俺今の時代は女性でも4年制大学出てない子ってちょっとありえないと思うんだよね」って言ったら
「そうだよね…私みたいな低学歴の女には婚活する権利ないよね…って中卒男が何言っとんねん!」って結構ノリノリのノリツッコミしてくれたのが面白かった。
次の日早番だからって割りと早く解散して、「楽しかったです!」ってLINE送ったら半日以上返事こなくて(半日後は返事来たんだけど)
そういえば「最近LINEの通知見れなくなっちゃったんですよねー」ってバーでの会話の中で言ってたけど返事遅いのがそのせいなのか脈なしなのか判断つかなくて次のデートお誘いできなかった。
まあでも明るくて面白くて素敵な方だった。
今まで一度も男性とお付き合いしたことないって言ってたけど本当かどうかは不明
昼からカフェで会って終電近くまでファミレスやらバーやらはしごした。
インドア方向でもアウトドア方向でも無趣味で家でずっとボーーっとしてる感じの人だったから話題に結構困った。
プロフィール情報聞き出すテンプレ会話以外あんま噛み合わなかったから話した内容あんまり覚えてない、多分「綺麗だね」「○○さんといるのめっちゃ楽しいー」とか適当なこと言いまくってた気がする。
手繋いだらめっちゃ初対面なのに「女の扱い小慣れすぎててきしょいですね」って面と向かって言われたのが面白かった。
「お別れするの寂しいよー」って言ってごねてたら家の前までついていくの許してくれた。
「お家あがっていい?」って聞いたら拒否られたけど「キスしていい?」って言ったら「いいですよ」って言ってくれたからとりあえず家の前でベロチューしながらお尻は触った。
たまに連絡してたけど意外にも向こうから2回目のお誘いはなかった。自然とフェードアウト
なんか趣味がフットサル釣りキャンプボルダリング海外旅行で週2回以上は何かしらやってるってめっちゃアクティブな人だった。
なんかお互い可もなく不可もなくみたいな感じだったから2回目には繋がらなかったんだけど、
後日「良い子いるから会いませんか?」って職場の女性のLINE紹介された。ただぶっちゃけあんま可愛くなかったからデートは誘わなかった。
2ヶ月間いっぱい女の人と出会ったのに結婚相手どころか彼女すらできないよ……
「当たり前」を持ってる人だとこんなに苦労しないんだろうな……
私は基本的に仕事中毒の人間であり、仕事を抜いたら何も残らない。
もし仕事を辞めたら孤独で無趣味で何の面白みもない引きこもりになるだけだ。
私の仕事は独りよがりであり、作っては捨てての無駄な労力ばかりかけている。
仕事においては報連相が大事なんていうのは、うんざりするほど聞き飽きたフレーズではあるが、私はそれが嫌いだ。
まずは相手が何を求めているかをきちんと確認して仕事の方向性を決めて、
作成している途中の段階で何度も都度確認をしながらコンセンサスを得て、
最終的にゴールにたどり着くという段取りが重要なのは分かっている。分かっているがそれが嫌いなのだ。
仕事の相手は顧客であったり上司であったりするが、その相手が何を求めているかなんて大体ソイツ自身にも分かっていない。
言語化することをサボっていたり能力がなかったり、理由は様々だが、とにかく相手にヒアリングすることなんて時間と労力の無駄だと私は思ってしまう。
だから私は最初から全部作り上げる。作成途中で7割程度の完成度のものなんて見せても、不出来な部分を指摘されて不愉快になることが分かり切っている。
そうして完成させた成果物を出しても、いやそういうのじゃないんだよね、というお気持ち一つでバッサリと捨てられる。
こんなの作るのに時間かける前に、ちゃんとコミュニケーション取ろうよと言われる。
私は雑談が非常に苦手であり、休日をどう過ごしているのか、どんな趣味があるのか、といった話ができない。
飯食って昼寝してネットサーフィンしてで終わりだよとしか思えないのだが、普通の人がそうではないことは知っている。
雑談ができないから、何を考えているのか分からない不気味な人間としてカテゴライズされ、異物として扱われる。
仕事は仕事として、割り切って扱ってもらうことはこの人間社会では難しい。
まあそんな仕事の中身についての話はどうでもいい。結局は給料をもらって生活が出来ている、それだけだ。
人生は、予期せぬ出来事で満ちていると言われるが、私の人生は単調で予測可能だ。
朝起きて、仕事をして、夜になったら寝る。毎日同じようなことの繰り返しで、時が過ぎていく。
過去の私が、もっと相手の心に寄り添うような行動を取っていれば、という場面も思い浮かぶが今更だ。
まあみんな大体そういう後悔のいくつかはあるだろう。そういうものだ。そしてその8割は勘違いだとも分かっている。
過去の行動を誤ったと解釈することもできるが、こういう行動をとった結果が私なのだから、無理しても仕方ない。
仕事中毒の人間が家庭を犠牲にして働いて、職を失ってから後悔するという話もよくあるが、私にとっては贅沢な話だと思う。
その家庭をそもそも築けなかったのが私だから、完全に下位互換でしかない。
もう若くはない。この先、同じような毎日を繰り返して老いていくのかと思う。
割と幸せに過ごしていたが、少し暗雲が立ち込めた。
昨日の今日なので、この状況の変化にもじきに慣れて安定する可能性はある。
原因は、未来の楽しみの実現が2つ遠のいた。あるいは叶わないしれないと感じたこと。うまく環境に馴染めなかったこと。
面白いのはいすれのケースにおいても、自分自身の能力や状況に変化が生じたわけではないことだ。形而下における私は何一つ失っていない。
失われたのは「希望」「自己肯定感」といった概念、つまり頭のなかだけで起こっていることだ。
つまるところ「何かいいことが起こりそう」という未来への甘い算段をテコにして幸福感を得ていたわけだ。バカほど幸せなのはこういうことだろう(自分のことです)。
間違った認識だろうと本気で信じているうちは事実のように人間の脳は扱える。
私が比較的幸福を感じながら生きられているのは、単純に性分ゆえ未来への不安が少ないからだろう。
私はニーチェの言うところの牧人だ。何も志さず、平穏で楽しい人生を送れればそれでいいと思っていた。
しかし、気付かないうちに、その楽しみを得るためには、何かを犠牲にして挑まねばならないところまできてしまった。
彼らにに認められ、椅子を得るためには努力や苦労が必要となる。私は無欲で無趣味ゆえ、そうまでして何かを得たいと思ったことはこれまでの人生なかったのだが、厄介なことになったものだ。
趣味が高じて私の数ある楽しみのなかで特別な地位を占めた。それが団体競技だったがゆえに「他人に認められる」という容易に自己肯定感を揺らがせうるプロセスが組み込まれている。厄介だ。
どうしたものかな。
諦めるかやるかの二択だ。
今のところやる気でいる。
いつまでやるのかわからないが。
私は未来の計画を立てるのは苦手だが、本当は期限があった方が努力にも身が入るものなのだろう。
まあ短期にテストが予定されてるので、そこで実力が試される。それを目標にしていけばよい。残り一ヶ月と少し。三日坊主の私には丁度いい。
楽しく過ごしていたというのに。
当たり前のことだ。
心が上を向いているか、下を向いているかは現実の座標よりも幸福感に作用するものだろうか。「今」も大事であるが。
いずれにせよ、私も欲張りになったものだ。
それがいいことか、悪いことかは今の私にはわからないが。
男女入れ替えるとキモい男のストーカー寸前なんだけど、若い女なら許されちゃうんだね。
少し前の増田を読んで苦い記憶が蘇った。自分は元の記事で言う『推し』の立場で職場の後輩から好意を持たれていた。コロナ前の話だけど。
当時小さなIT企業に勤めていた私は、会社が初めて採用した新卒の教育係に任命された。後輩は有名私大卒の男性で文系からのエンジニア採用だった。A男とする。無論即戦力と言う訳でもなく、当時まともな人材育成の仕組みもなかった弊社では私が業務の合間に指導を受け持っていた。
人を育てる余裕のない中小で、なぜ新卒、しかも文系を採るんだよ・・・と思ったがA男は根性があり勉強熱心ですごい勢いで成長した。教育係としては手がかからずありがたかった。なので特段目をかけたわけでもない。
小さなコミュニティ特有の人間関係の濃密さもあり、当時の会社では社員のパートナー情報がほとんど共有されていた。誰は最近彼と別れ、誰は彼女ができたとか。出会いは合コンで相手はどこそこに務めている・・・など。なので私がしばらく彼がいなかったことも当然みんなに知られていた。
ある時から、A男と仲の良い同僚男性から飲み会に誘われることが増えた。メンバーは職場の若手数名。それまで特に親しい仲でもなかったが呼ばれて都合がつけば行った。A男は酒もほとんど飲めないのに毎回必ず参加していた。飲み会では同僚男性からやたらと恋愛の話題を振られた。最初はそういう話が好きな人なんだと流していたが、ふとした瞬間の目配せによって「あぁこれはA男のために聞いてるんだな」と悟った。
元増田でも『推し』は反応が薄くずっと彼はいらないスタンスだったと書いてあったが、私もその態度を貫いた。休日何してますかと言われても「酒飲んで寝てる」とわざとつまらなそうな人間に見せる回答をした。最近Xで「男の子って無趣味じゃない?誰に聞いても趣味はカフェで友達とおしゃべりって答えるw」と言うpostに「興味のない人間にマウントとられたり誘われたりするのがダルいからそう言ってるだけ」と言う引用がついてバズっていたが本当にそれ。私は休日はほぼ出かけているしなんならテーマパークだって好きだが、言ったら一緒に行く流れにされそうで。彼も欲しくないわけじゃないが、今はいらないと言い続けた。
それでも、A男は冗談めかしてたまに誘ってくるようになった。「一緒に行ける人いなくてw」とか「暇なのでw」とか。デートじゃなくて遊びたいだけですよ?みたいな顔してるけど緊張してるのが空気でわかる。適当にかわし続けていたが、相談があると会社帰りにカフェに誘われた時だけ行った。とってつけたような相談だったので、1時間で帰った。
同僚なので冷たくはしないが、今考えても出来うる限りの脈なしな態度をとっていたと思う。それでもA男は諦めなかった。素直に慕っている風に戯れてくるが、どこか期待している感じもする。控えめに体に触れてくる。周りからは仲のいい先輩後輩に見えていたらしく、別の部署の同期に「付き合ってんの?」と聞かれた時は本当にゲンナリした。
幸い、タイミングよく出会いがあって恋人ができた。会社ではいつもうざいくらいに恋愛の話題をふられるのに、その頃に限ってしばらく聞かれず、初カミングアウトはA男だった。飲み会の誘いを断った時「彼でもできたんですか〜w」と否定待ちで聞かれたので、別にその日は彼と約束しているわけではなかったが「そう」と言った。視界の端でA男の笑顔がひきつるのがわかった。「なんだ!よかったですね、どんな子ですか?」と聞かれ、私は彼とディズニーに行ったときの写真を見せた。「・・・先輩ディズニーとか行くんですね」「彼とならね」A男は笑顔を貼り付けたままどこかに行った。後から同僚男性からA男が泣いていたと聞いた。
A男からは直接告白されたりしつこくされたわけではないが、鈍感さを装って好意を無視するのはなかなかしんどかった。職場の人間と恋愛する気にならないし好みじゃなかった。この話をリアルですると新卒男子からアプローチされたモテ自慢と受け取られそうだが、これはシンプルにだるい話だ。男女逆ならもう少し共感得られるのだろうか。
ただでさえ職場恋愛なんて面倒なのに、周りを巻き込むなんて何を考えてるんだと思う。アプローチする権利がないとまでは言わないが、一度打ったジャブがかわされたら諦めるのがマナーじゃないか?漫画じゃないんだからグズグズ片思いするな。合コンに行け。友人に紹介を頼め。マッチングアプリをインストールしろ。職場に性愛を持ち込むな。
https://anond.hatelabo.jp/20231224104639
少し前の増田を読んで苦い記憶が蘇った。自分は元の記事で言う『推し』の立場で職場の後輩から好意を持たれていた。コロナ前の話だけど。
当時小さなIT企業に勤めていた俺は、会社が初めて採用した新卒の教育係に任命された。後輩は有名私大卒の女性で文系からのエンジニア採用だった。A子とする。無論即戦力と言う訳でもなく、当時まともな人材育成の仕組みもなかった弊社では俺が業務の合間に指導を受け持っていた。
人を育てる余裕のない中小で、なぜ新卒、しかも文系を採るんだよ・・・と思ったがA子は根性があり勉強熱心ですごい勢いで成長した。教育係としては手がかからずありがたかった。なので特段目をかけたわけでもない。
小さなコミュニティ特有の人間関係の濃密さもあり、当時の会社では社員のパートナー情報がほとんど共有されていた。誰は最近彼女と別れ、誰は彼氏ができたとか。出会いは合コンで相手はどこそこに務めている・・・など。なので俺がしばらく彼女がいなかったことも当然みんなに知られていた。
ある時から、A子と仲の良い同僚女性から飲み会に誘われることが増えた。メンバーは職場の若手数名。それまで特に親しい仲でもなかったが呼ばれて都合がつけば行った。A子は酒もほとんど飲めないのに毎回必ず参加していた。飲み会では同僚女性からやたらと恋愛の話題を振られた。最初はそういう話が好きな人なんだと流していたが、ふとした瞬間の目配せによって「あぁこれはA子のために聞いてるんだな」と悟った。
元増田でも『推し』は反応が薄くずっと彼女はいらないスタンスだったと書いてあったが、俺もその態度を貫いた。休日何してますかと言われても「酒飲んで寝てる」とわざとつまらない回答をした。最近Xで「女の子って無趣味じゃない?誰に聞いても趣味はカフェで友達とおしゃべりって答えるw」と言うpostに「興味のない人間にマウントとられたり誘われたりするのがダルいからそう言ってるだけ」と言う引用がついてバズっていたが本当にそれ。俺は休日はほぼ出かけているしなんならテーマパークだって好きだが、言ったら一緒に行く流れにされそうで。彼女も欲しくないわけじゃないが、今はいらないと言い続けた。
それでも、A子は冗談めかしてたまに誘ってくるようになった。「一緒に行ける人いなくてw」とか「暇なのでw」とか。デートじゃなくて遊びたいだけですよ?みたいな顔してるけど緊張してるのが空気でわかる。適当にかわし続けていたが、相談があると会社帰りにカフェに誘われた時だけ行った。とってつけたような相談だったので、1時間で帰った。
同僚なので冷たくはしないが、今考えても出来うる限りの脈なしな態度をとっていたと思う。それでもA子は諦めなかった。素直に慕っている風に戯れてくるが、どこか期待している感じもする。控えめに体に触れてくる。周りからは仲のいい先輩後輩に見えていたらしく、別の部署の同期に「付き合ってんの?」と聞かれた時は本当にゲンナリした。
幸い、タイミングよく出会いがあって恋人ができた。会社ではいつもうざいくらいに恋愛の話題をふられるのに、その頃に限ってしばらく聞かれず、初カミングアウトはA子だった。飲み会の誘いを断った時「彼女でもできたんですか〜w」と否定待ちで聞かれたので、別にその日は彼女と約束しているわけではなかったが「そう」と言った。視界の端でA子の笑顔がひきつるのがわかった。「なんだ!よかったですね、どんな子ですか?」と聞かれ、俺は彼女とディズニーに行ったときの写真を見せた。「・・・先輩ディズニーとか行くんですね」「彼女とならね」A子は笑顔を貼り付けたままどこかに行った。後から同僚女性からA子が泣いていたと聞いた。
A子からは直接告白されたりしつこくされたわけではないが、鈍感さを装って好意を無視するのはなかなかしんどかった。職場の人間と恋愛する気にならないし好みじゃなかった。この話をリアルですると新卒女子からアプローチされたモテ自慢と受け取られそうだが、これはシンプルにだるい話だ。男女逆ならもう少し共感得られるのだろうか。
ただでさえ職場恋愛なんて面倒なのに、周りを巻き込むなんて何を考えてるんだと思う。アプローチする権利がないとまでは言わないが、一度打ったジャブがかわされたら諦めるのがマナーじゃないか?漫画じゃないんだからグズグズ片思いするな。合コンに行け。友人に紹介を頼め。マッチングアプリをインストールしろ。職場に性愛を持ち込むな。
元増田の『推し』も鈍くて気づいてくれなかったんじゃなく、普通に職場恋愛が無理で増田がタイプじゃなかったんだろう。「アフタヌーンティーよかったですね」「食べるの難しかったね」の返しは「もうその話題は終了」のサインだったんじゃないか。「本心じゃなくても楽しかったねまた行こうと返してくれたら嬉しいのに」と書いていたけどそんなのは彼もわかっている。気がないのに喜ばせるのは罪だろう。鈍いのは増田の方だと思う。
俺はコロナ禍で転職したが、元同僚から最近A子は会社で出世したと聞いた。俺と関わりのないところで幸せに生きていて欲しいと思う。
※追記
この手の話が迷惑なのは、じゃあ同僚の自分は無理だ諦めよう〜とならず「つれないのは同僚だからなんだ!職場以外で会ってたらアリかもだったってことね」「てことは異性として見られないわけじゃないんでしょ」「社内恋愛の面倒くささを排除したらいけるかも」みたいな解釈をされること。
社内恋愛無理派だって相手が超絶タイプでもう2度と会えないレベルだったら主義が変わることもあるかもしれない。逆に、おっ可愛い!レベルなら絶対に手は出さないしタイプじゃないならなおさら。
この長い文章を書くモチベーションはリアルでこんなこと語ればモテ自慢・健気な女子の思いをフイにした扱いされるから。あと元増田があまりに都合よく解釈していて腹が立ったから。
後輩・A子の表記揺れは直したごめん
参考になるかわからんが自分の周りの結婚事例について考えてみた
1、俺の親
ど田舎出身の俺の親(もう60後半〜70過ぎ)はお見合い結婚で、お見合いしたとき母には別に気になる人がいたらしい
気になる人は超ハンサムでやさしくて穏やかな人
かたや俺の父はハンサムというよりはなんだ、あのマリオで降ってくる岩の敵キャラみたいな顔
だけど、父親が地方の中でも都会で働いていたため、結婚すれば田舎を出れると父を選んだらしい
あとは「無人島に行っても一人で生きていけそうなところがよかった」とか
ちなみに俺の父は趣味人でマイペースで、母は無趣味で子育てに心血注ぐ毒親タイプ
性格や考え方はあってない
結婚してから子育てしたり、親戚のどろどろに巻き込まれたりなんやかんやあった
一時期は離婚する直前まで行ったが、年をとり、何より二人共通の趣味「孫」ができてからは今も仲良くやってる
2、俺(30後半)
高校で妻と別れたあと気になった女子は二人くらいいたが、陰キャなので恋愛に発展せず
俺の妻は変わり者でぎょっとすることもあるけど、それも楽しいし気に入ってる
好きな容姿も年をとって劣化すると感じるかと思ってたけど、むしろ前より好きになった
でも性格は合わないから喧嘩はやばいくらいした 結婚して1〜3年は生活方式の違いで小競り合いしまくった
年数が経つにつれ喧嘩は減って、考え方も合わないんだけどお互い理解して気が合ってるから一緒にいても苦じゃない
念願叶ってなった公務員を辞めることになるとわかっていた妻も、迷わなかったと言ってた
結婚するにはこの人しかいないというより、この人と結婚しなかったらもう結婚しなそうだ、と感じたらしい
今回の事例でいくと、俺の親は妥協タイプ、俺は妥協なしタイプだと思う
でも、それぞれなんとか続いてるってことは、基準がどうかより「納得いってるか」が一番大事ぽい
喧嘩が少ない、安定した穏やかな暮らしを求めるなら今の彼女はバッチリそう
刺激が欲しい、常にドキドキした暮らしがしたいなら目移りした別の人に行ってもいいが、
・30歳で初めての彼女なら、今の彼女と別れても新しい彼女ができる可能性は低い
ありがたいことに平均よりはいい給料もらっている上にさらに稼ぐ嫁がいてくれるから、子どもがいるとはいっても割と余裕はあるはずなんだが、
いざ使おうと思うと全然使い方がわからないというか、いわゆる生活水準を上げる行動が全然できない。別に無趣味ではないし、嫁が厳しいなんてこともない。ただ金をかけないで楽しんでしまうというか。
同じ職業の同世代の奴らを見ると、オーダーメイドの家を買ってみたり、時計や服飾品に注ぎ込んでいたり。車やバイクをいじったり、いくらだか分からん自作PCを見せられたり。ワインセラーもよく聞くが。外商が来るなんて奴もいた。
そういうのをみていると、食にしろ、服にしろ、車にしろ、旅行なんかの経験全般にしろ、高い金払って良いものを得ることに喜びを感じるのにも才能が必要なんだなと思う。
結果どんどん資産が貯まっていくと言えば聞こえはいいが、金の使い方が下手なだけな気もする。個人で言ったら質素倹約溜め込みが吉かもしれないけど、ある程度稼ぐ人間はある程度使わないとやっぱり社会って回らないわけで。
最近暇つぶしに英語を勉強し始めて、カタカナ英語って呪いだなーと感じた。
(ちなみに増田は普段英語を使うこともなければ、学生時代も真面目にやっていなかったので英語力は底辺)
どのあたりが呪いかというと、例えば、Primaryという単語。今までプライマリーと認識していたが、正確な発音はプラィメリィである。(ラ行はrの発音。カタカナで正確な発音というのもどうかと思うが)
もちろん、発音記号を見れば正しい発音は理解できるが、Primaryという単語が目に入ると、カタカナ英語として脳内再生される。それから音を聞くと、え、なんか思ってたんと違う、みたいになる。
他にもよく使われているカタカナ英語が本当の発音とは違うことがたくさんある。これとの戦いがしんどかった。
これを克服するため単語を見る(読む)前にまず音を何回も聞き、発音し、脳に音が記憶されてから単語を見るという手法を取った(正しいのかは知らん)ところ、先入観なしに覚えられるようになった。
個人的に、単語帳は発音記号をもっとデカく書くべきだと思う。1行なら発音記号>スペルの順、2行なら発音記号の下にスペルを書いて欲しい。