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はてなキーワード: 言の葉の庭とは

2018-08-01

anond:20180801050846

大人理由必要なのさ。今度からは具合が悪くなって駅の休憩室で寝てたとかなんとか言っておけ。

過敏性腸症候群とかなんとか、病名も覚えておくと効くぞ。

言の葉の庭って映画みた?あれ作ったのは全員社会人だって噂だ!

非行でなければ好きにやるべきだ。たまにはね。

でも教師ちょっとはかわいそうだから下痢便漏らしたことにしておけな。

2018-06-19

anond:20180619202245

言の葉の庭は正直わかる

でも売れなかったんだよなー

2018-05-29

アニメ見るのは体力使うとか言ってたけど

スタートすら切れていない状態には草が生える。いや、生えない。

社会人始めてから6年以上は経ったわけだけど、アニメを見る本数は減るどころか消えた。

対して、胃はキリキリするし、朝起きたら死にたくなるし。

入社して数年経った頃だかにtwitterブログかで「アニメが見れない」と愚痴たことがあったけど、フォロワーさんの一人が「何かを捨てないと何かは拾えない」(意訳)とマジレスしてくださったことをなぜかよく覚えていて、そりゃ正論だなと思いつつも、結局現状はアニメを拾えていないわけで。

年齢を重ねるに連れて、できることも増えたけど考えなければならないことも増えた。考えなければならないことが増えたけど、できることも増えた、だけどもやっぱり考えることが増えた。

ちょっと前に新海誠展に行ったが、言の葉の庭のコーナーにて、映画クライマックスEDに入る直前の、あの作品の最も熱量が放たれるあのシーンの映像が流されていて、やはり惹きつけられてしまっていました。

タカオとユキノ関係性とかどうこうではなくて、ユキノが心を病んでしまった、歩く練習をしている……そういったユキノ境遇が胸に刺さりすぎて辛く、涙が出てしまう。同時上映のだれかのまなざしも同じ。

「何かを捨てないと何かは拾えない」はそりゃそうだと思うけど、実際はなかなかどうして、上手く決断できないことが多い。

結局、30も超えているのにまだまだ子どもなんだなとも思うけど、それを言い出すとますます何もできなくなる気もする。

とは言いつつも、こうやって逃げられる場所が一つでもあるのは本当に助かる。

なので頑張ろうと思う。

2018-04-04

anond:20180404134736

言の葉の庭って美術以外見どころないつまんない映画だった

雲の向こうもそう

秒速は美術プラスして山崎正義もかろうじて見どころになるけど

カップヌードルトムヤムクン味をススメてくる奴

新海誠監督アニメで『言の葉の庭』をススメてくるような奴だよな。

いや、「ような奴」っていうか、ズバリ友達ことなんだが。

友達が嘘をついているとは思っていない。

当人は「良かった」と思っているんだろうし、あれらをそう思うことは間違いじゃない。

俺が間違っているとも思ってないけど、だからといって友達が間違っているわけではないんだ。

だけど、あれらをススメてきたことについては間違っている、という感覚がある。

上手く説明できないが、それだけは何とか分かってくれないものか。

そのことを、やんわりと友達に伝えられたらいいんだけどなあ。

2018-01-22

新海誠監督について

君の名は。を見て、主人公?の女の子がこけた後、走り出すシーンがあって、

その時の両肩の描き方を見て、「新海さん、何か武術らしきことやってるんじゃないか?」って思いました。

昨日「言の葉の庭」を見ていて、階段の登り方を見た時も感じた。

太極拳を始めて約4か月。

こんな感じでやたらに人体の動かし方に目が行くようになった。

腰が入っているか?とか・・・

2018-01-03

新海誠に毒されて

タイトル詐欺です。要はただの自分愚痴で,だらだらと読みづらいことをご承知ください。

投稿者は21歳の理系大学生のようでそうじゃない人間です。

はじめに

君の名は地上波初放送 今日の夜9時からですね。それを祝して1/1と1/2の深夜に新海誠監督作品放送されたことをご存知の方もいらっしゃるかと思います

私は関東圏なので,『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』が放送されて全部観ました。(あとでほしのこえも観ました)

何回か見た作品もありましたが,Twitterの実況を流し見してると「小説版もいいぞ」という声が多い多い。なので,特に印象に残った『言の葉の庭』と『雲のむこう、約束の場所』を買いました。

このダイアリーは『言の葉の庭』を読んでいたら、自分のことをつらつらと殴り書きたくなった、活字もまともに読めない残念な人間愚痴です。

はいプロローグおしまい

本題

ここから自分を振り返ってみようと思います。(〇〇しようと思いますって表現だいきらいだけど)


そもそも投稿した目的は「病んだ人間自分の中に溜めきれなかった気持ちを吐き出そう」なわけです。

去年の8月末ぐらいに「全般性不安障害」と診断されました。ざっくり言えばうつ病の手前です。

医者へ行くきっかけになったのはある人(以下Aさんとしましょう)にメールで「他人気持ちを考えてやりとりをしなさい(曖昧)」と言われたことでしょうか。

当時はインターンシップ(企業じゃなくて大学研究室に行くっていう稀なやつです)やら学会発表やらでなにかと忙しかった。そんな中でこのメールが来たわけです。

その晩はずっと泣きました。そのあとは医者に行って薬もらってマシになりました。(いまは効きがイマイチに感じる 変えるべきかなぁ…)


で、今に至るまで病気を引きずってるわけですが、ここで新たなストレス就職活動」がやってきます。(病気きっかけで院進は向いてないなときっぱり諦めました)

ビッグサイトでやるような大規模イベントにも行きました(DaiGoお話タメになったなぁ)。 企業の人と面談にも行ってみました。

いわゆる情報系なので就職するならSEとかそっち系だろうと思い込んでいたわけです。でも色々やってるうちに「どうやら以前からプログラミングは好きじゃないと思ってたことは正解だったんだ」と気づいていきます

最初に書いたように大学生のようでそうじゃない立場人間なので、同級生には就職してる人もたくさんいます。でもみんなつらそうだなぁ…と

そんな考え達が余計に自分を迷わせます。ある同級生保育士目指しだすし、自分がなにをしたいのか余計にわかりません。


私は、洋服の青山就活セールCMダメージを食らい、SNS就活広告でも神経をすり減らすようなメンヘラです。

孝雄くんは「靴職人」っていう立派な夢があっていいなとか、雪野先生も色々あったけど歩き出せていいな…とか観たり読んだりしてて思うわけです。

から趣味ベースとかやってて「楽器弄るの楽しいなぁ」と思っていた時期もありました。この前友人に言われた「楽器工房で働けばいいじゃん」の一言がずっと頭に残っています

まぁでも今からだと遅いわけです。18歳以前ならその道も選択肢ひとつだったでしょう。でもここまで来てしまったので引き返すには相応の勇気必要だなと思って結局決断できません。

ハナから見れば「若造がな~に遅いだのなんだのうだうだ言ってんだよ」って話ですが、いろいろ考えは浮かんでも決断は出来ないわけです。視野が狭い分出てくる考えも浅いことばかり。


ここまで読んでくださった方、周りの人には「仕事なんてつまんないよ」って言われます仕事を探すときに「楽しいかどうか」って考えちゃいけないんでしょうか。

というか皆さん今の仕事どうやって決めたんでしょうか。

5年・10年・20年先を考えても仕方がないのに考えてしまうのはどうしたらいいんでしょうか。

研究もさっぱり手がつかないし、就活もこんな状況です。


あ~~~~~~~~~~~~~~~さっさと死にてぇなぁ クソったれ

おわりに

長文失礼しました。

もうここでまでくると人間不信スパイラルです。名前も顔も知らない皆さんに罵詈雑言でも何でもいいからどうすりゃいいのか教えてくれよと思って書いた次第です。

投稿読んでてつらくなったので『言の葉の庭』の続きを読んできます。では

2017-12-31

[]

今回は少年ジャンプ+読み切り作品感想をいくつか

『彼方のアストラ』が最終話から感想書こうと思ったけれども、細かいこと言い出すなら色々とあっても結論としては『良い作品だった』ってことになるから、まあいいや。

FLEAGHT-フリート-

ド派手なアクションシーンで楽しませながら、終盤にちょっとしたオチ

まあ終盤のオチは、あれがないと単なる「巨大生物に立ち向かう戦士たちのヒューマンドラマ」になって月並みからちょっと捻ってみましたっていう印象のほうが強いかな。

もちろん設定とかもちゃんとこじつけはいるけれども、大筋の描写がしっかりしすぎているが故の弊害かもしれない。

マッチョグルメ』の人が原作だってこと踏まえると、ある意味で納得。

ややもすると真面目に描きにくい話を、大真面目に描いてストーリーを成立させるっていうスタイルからね。

鬼の影

話の流れ自体は、良くも悪くも言うことなし。

いや、「良くも悪くも言うことない」ってのは、つまり評価していないってことになるか。

前半の話に読者を引き込んでくれるようなものがないし、後半はタイトルにもなってる『鬼の影』についての解説ほとんどだし。

坦々としているというか、陳腐というか、「設定垂れ流しマンガ」みたいになってしまっている。

「実は主人公は……」みたいなパターン定番だし、その展開も読んでいる途中ですぐに気づく。

展開が読めること自体が悪いとは一概に言えないけれども、それが作品面白さとは何ら関係ないってのは欠点だと思う。

絵も基本的に拙いけれども、鬼の影が登場する場面は割とサマになっている気がする。

カラーの力が大きいだけかもしれないが。

佐本家のニケ

ストーリーものってサクッと読めないか感想書きにくいけれども、テーマ最初からハッキリしていると、それだけで読みやすくて助かる。

粗探しをするなら、ニケはキャラクターとしては出来ているけれども、ストーリー上の役割としては舞台装置的でしかないって点かな。

超常的な存在なのに大したことをやらせいから、展開としてはあまり盛り上がらない、役割としての必然性が薄い。

もちろん主人公の心境が少しだけ変化するキッカケにはなっているけれども、その程度だったら別に似たような人格登場人物でも良いって思ってしまう。

ハートフルコメディ”らしいが、コメディ要素に関してはそこまで楽しいと思える要素が少ない(ハートフル要素に関しては異論はないけれども)。

はいえ描きたいことは理解できるし、作風演出のものケチをつけるようなところはないので、総じて手堅く纏まっているって印象。

ロストサマーメモリー

回想の代わりに動画の記録という演出を取り入れて、その演出がちゃんとストーリー上でも意味があったと分かる構成が良い。

この手の話ってオチが読めたり、判明した後だと途端に白けるんだけれども、本作はそれが分かった上でなお読ませる構成になっているのが上手いと思う。

オチ理解したうえで改めて読み返すと、カメラに映っている登場人物たちの言動とか、視点が見下ろしになったところとか、色んな箇所に恐怖を覚えるっていうね。

もう一度読み返したくなるっていう意味では、今回感想を書いた読み切りの中では一番印象的かな。

難点は、ちゃんと読み込まないと話を理解しにくい構成なのが一長一短といったところ。

色々と工夫しているのに、それが分かりにくいのは勿体無いと思う。

余談。常々思っていることなんだけれども、はてブホッテントリになる漫画って、いまいち基準が分からないことが多いんだよね(面白いかどうかって話じゃなくて、面白いマンガの中からホッテントリになるのはどういう類のものなんだろうって話)。ただ、今回のに関してはまあ分かる。やっぱりプロットキャッチーさがあると強い。

欲(仮)

特定のシーンとかしっかりキマっていて、絵の迫力も中々なのに、話の流れとか展開が不自然なところが多くて悪目立ちしてる。

セリフ選びのセンスというかセリフ運びもぎこちなくて、そっちが気になって目が滑る深読みするなら、一応この不自然さにはちゃんと理由があるといえなくもないんだけれども、ほとんどの登場人物セリフがぎこちいから、ちゃんと機能しているといいにくい)。

テーマ犯人セリフからして明瞭ではあるけれども、ただ喋らせているだけって感じ。

ときおり出てくる独特な表現プロットに馴染んでなくて、単なる賑やかし的な飾りにしかなってないのも気になるし。

演出意図希薄なのに目立つ表現って、悪目立ちに近いから読んでると戸惑う。

作風は色濃く出ていて、一つ一つの要素を抜き出して評価する分には面白いんだけれども、それらが一つの作品としては噛み合ってないなあって印象。

雨音く君の綴る音

こういうシチュエーションは、『言の葉の庭』を思い出すね(別にパクりって言いたいわけじゃない)。

君の名は』でメジャー級になるまで、新海誠監督いまいち大衆認知されない理由象徴するような作品だと思う。『言の葉の庭』って。

アニメーション表現力は圧倒的なんだけれども、プロットが退屈すぎるからね。

要人物のやり取りとかの繊細さ、空気感など、作り手の表現したいことを汲み取った上でなお退屈だった。

なんか『言の葉の庭』の感想なっちゃたけれども、なんでこういう話をするかというと、この漫画長所短所も大体同じだからだと思う。

身も蓋もないことをいえば、動きの少ない、劇的じゃない物語面白がるのは難しい。

ましてや本作は漫画から劇半やアニメーションがない分、漫画という媒体を存分に活かした表現や、よりプロット重厚で繊細でないと厳しい。

キャラ漫画とかだと、キャラクター性に振り切ることで緩和されるけれども、地に足の着いた登場人物たちが現実的世界観物語を紡ぐなら何らかのフック、エンターテイメント性のある劇的な要素がないと、どうしても盛り上がりに欠ける。

ど忘れゴッデス

漫画記号キャラであるゴッデスと、漫画記号取り巻きたちに、主人公イライラするっていう要はメタフィクション要素の強い作品

“こんなヤツ現実にいるわけがないし、いたとすれば絶対キャラでやってるだろ”っていう読者の共通認識コメディ主体にしているのは、取っ掛かりとして良いと思う。

キャラとかではなく、本当に忘れっぽいだけ」みたいなオチに逃げず、ゴッデスが最後最後やらかしたポカが、ネタを忘れるっていう展開なのも利いてる。

深読みするなら、結局ゴッデスがネタでやっているのか、素でやっているのか有耶無耶にしているとも解釈できるけれども、それだと話としてフワフワしすぎているか個人的にその線はナシかなあ。

それと、展開にもう一捻り欲しい。

漫画記号に対するツッコミ主体にするなら、それこそゴッデスというキャラや、彼女を持てはやす取り巻きの不気味さとか掘り下げられる要素はたくさんあるのに、ただ表面をなぞっているだけのストーリーになっているのが物足りないかなあ。

2017-12-09

君の名は。』で新海誠は死んだ

俺は『秒速5センチメートル』を新海誠最高傑作だと信じて疑わずにいる人間だということを、予め言っておく。

君の名は。』、去年の夏に公開されるまで、久々の新海誠の新作映画ということで心底楽しみにしていた。

公開前に発売した『小説版 君の名は。』は発売日に買ってその日のうちに読んでいたし、神木隆之介も好きだったから、これはもう間違いない、

秒速5センチメートル』以来の大物が来る、と期待を胸に公開を待っていた。

でも、その時から、心の片隅で、ほんの少しだけど嫌な予感はしていて、それは公開後に的中した。

俺は新海誠の、あの陰鬱で薄暗くて救いようのない世界観が好きなんだ。

ドロっとした恋愛観で語られる男主人公背中が好きで、やっぱり俺は『秒速5センチメートル』が大好きなんだと思う。

遠野貴樹に自分を照らし合わせて、たまらなくなる。

そうして、公開直後に胸をときめかせて見に行った『君の名は。』にはかなりのショックを受けた。

これまでのような人を選ぶ作風ではなく、エンタメに富んだ、大衆的で王道の展開に、ベタベタラブコメディをぶち込んできた。

開始30分ぐらいでそれがはっきりとわかると、目を背けたくて、我慢できなくて外に出たくてどうしようもなかった。

でも、これはしっかりと目に焼き付けて、この事実自分に刻み込まなければならないと、拷問に近いような感覚最後まで見届けたのを覚えてる。

これまでと一貫しているのは、背景美術の美しさだけであった。

背景美術は確かに、素晴らしかった。前作の『言の葉の庭』以上だったと思うし、とどまることを知らないようだった。

この酷い映画を見終わった、劇場からの帰り道、俺は少しずつ「新海誠は死んだ」ということを理解し始めた。

過去作を全否定した『君の名は。』、しかし俺とは反対に世間評価は大絶賛だった。

世間はこの酷い映画を"新海誠代表作"と称し、過去作には目もくれずにエンタメ監督としてもてはやした。

違う、そうじゃないだろ。

君の名は。』を見て、それを新海誠だと思っている彼らのほとんどは、馬鹿である阿呆である

君の名は。』を気に入ったミーハーな彼らは、同監督の『秒速5センチメートル』を見て、失望するのである

鬱だ、暗い、つまらないと吐き捨てる。全くもって、ありえない。

ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』を経て、『秒速5センチメートル』は完成した。

本来はこの過程こそが新海誠なんだ。

どうしてこんなにも変わってしまったのか、困惑するばかりである

2017-09-09

常識レベル(?)の日本アニメ映画100』を作ってみた

ヒット作品、何かの賞を受賞してる作品クリエイターがよく挙げている作品ネームバリュー等々……要するに「よく語られてる作品」をリストアップしていたらあっという間に100を超えてしまったので、ちょっと手を加えて100作品に調整してみた。正直なところ100だと枠が全く足りない。映画だけで絞ってもだ。

オールタイムベストではないので、ここに載ってるから優れているとかそういう意図はないです。

作品名公開年
1 白蛇伝 1958
2 太陽の王子 ホルスの大冒険 1968
3 長靴はいた猫 1969
4 千夜一夜物語 1969
5 パンダコパンダ / 雨ふりサーカスの巻 1972/1973
6 宇宙戦艦ヤマト 1977
7 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 1978
8 ルパン三世 ルパン対複製人間 1978
9 銀河鉄道999 1979
10劇場版エースをねらえ! 1979
11ルパン三世 カリオストロの城 1979
12ドラえもん のび太の恐竜 1980
13 機動戦士ガンダム / II 哀・戦士編 / III めぐりあい宇宙 1981-1982
14 じゃりン子チエ 1981
15 さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 1981
16 伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇 1982
17幻魔大戦 1983
18 劇場版うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー1984
19 風の谷のナウシカ1984
20超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか1984
21 銀河鉄道の夜 1985
22 天空の城ラピュタ 1986
23王立宇宙軍 オネアミスの翼 1987
24機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1988
25 となりのトトロ 1988
26 火垂るの墓 1988
27 AKIRA 1988
28機動警察パトレイバー the Movie 1989
29 魔女の宅急便 1989
30 おもひでぽろぽろ 1991
31老人Z 1991
32 紅の豚 1992
33機動警察パトレイバー 2 the Movie 1993
34 劇場版美少女戦士セーラームーンR 1993
35 平成狸合戦ぽんぽこ 1994
36 耳をすませば 1995
37 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 1995
38 もののけ姫 1997
39 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 1997
40 パーフェクトブルー 1998
41 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 1998
42 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- 1998
43 ホーホケキョ となりの山田くん 1999
44 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 1999
45 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 2000
46 人狼 JIN-ROH2000
47 劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード2000
48 BLOOD THE LAST VAMPIRE2000
49 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲 2001
50 千と千尋の神隠し2001
51 カウボーイビバップ 天国の扉 2001
52 ほしのこえ2002
53 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国合戦2002
54 猫の恩返し2002
55 千年女優2002
56 茄子 アンダルシアの夏2003
57 東京ゴッドファーザーズ2003
58 イノセンス2004
59 スチームボーイ2004
60 マインド・ゲーム2004
61 ハウルの動く城2004
62 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者2005
63 時をかける少女2006
64 パプリカ2006
65 鉄コン筋クリート2006
66 秒速5センチメートル2007
67 河童のクゥと夏休み2007
68 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 / 破 / Q 2007/2009/2012
69 崖の上のポニョ2008
70 サマーウォーズ2009
71 マイマイ新子と千年の魔法2009
72 ONE PIECE FILM STRONG WORLD2009
73 カラフル2010
74 涼宮ハルヒの消失2010
75 イヴの時間 劇場版2010
76 コクリコ坂から2011
77 映画けいおん!2011
78 ももへの手紙2012
79 おおかみこどもの雨と雪2012
80 ドラゴンボールZ 神と神2013
81 言の葉の庭2013
82 風立ちぬ2013
83 劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語2013
84 かぐや姫の物語2013
85 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!2014
86ジョバンニの島2014
87 たまこラブストーリー2014
88 思い出のマーニー2014
89 楽園追放 -Expelled from Paradise-2014
90 花とアリス殺人事件2015
91 百日紅 〜Miss HOKUSAI〜2015
92ラブライブ!The School Idol Movie2015
93 バケモノの子2015
94 ガールズ&パンツァー 劇場版2015
95 心が叫びたがってるんだ。2015
96 KING OF PRISM by PrettyRhythm2016
97 君の名は。2016
98 この世界の片隅に2016
99 映画 聲の形2016
100 夜明け告げるルーのうた2017

2017-05-09

君の名は。主人公名前覚えてる人いない説

覚えていましたか

バケモノの子はどうですか?

言の葉の庭は?

心が叫びたがっているんだ。

サマーウォーズ

秒速5センチメートル

2017-03-31

http://anond.hatelabo.jp/20170331130500

作品が全く無い状態で、企画書が回ってきた段階で「これが当たる!」と判断して出資出来る人はほぼいない

作品単位と作者(=ブランド単位のどちらで捉えるかで話が変わってこないかな?

ブランドの売り込みをイメージして元増田を書いたんだけど、

作品単体でいかに売れるかって話になると今の考えをそのまま適用していいかわかんない・・・


けものフレンズの例だと、問題はたつき監督いかにしてキャズムを越えたかで、

てさ部から注目できてた人たちがいないといきなりヒットはできないような


自分にとって今日一番の気付きって

「先にほしのこえを作らないと秒速は作れないし、言の葉の庭を作っとかないと君の名は。も無理」

ってことだったの

お金や助けてくれる人のことじゃなくって、

いきなり(小規模であれ)秒速だけ(ほしのこえ以前の新海監督が)作っても

「あーよくあるそれ系ねw」で終わっちゃうんだろうなって


最近必死こいて君の名はをやろうとしてたから、

そっちじゃないのかな、ちょっと考え方変えないとなあって話でした

2017-02-07

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.この匿名ダイアリーはどのような立ち位置ですか。

例えるなら、『スーサイドスクワッド』のカタナっていうキャラクターかな。

Q.『君の名は。』はなぜ大衆にウケたのですか。

何ヶ月前の映画の話をしているんだ。

いい加減、次のステップに進みたまえ。

まあ、それでも答えるなら、同監督の『言の葉の庭』を観ろ。

理由は聞くな、私はこれ以上のことは答えない。

Q.サイコロを延々ところがすだけの動画作ってみたのですが再生数がふるいません。どうすればいいですか。

当たりつきとか、何か報酬を設けたらどうだ?

あと、さすがに絵面が地味だから編集して派手なエフェクトをつけたほうがいい。

大丈夫だ、需要はある。

Q.『君の名は。』じゃなくて、なぜ『レッドタートル』がノミネートなのですか。

また、『君の名は。』の話か。

次、質問してきたら社会通念上よろしくないが、ギリギリ罰されないことをするからな。

じゃあ答えるが、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』というアニメを知っているか

第87回のノミネート作品なのだが。

アイルランド作品で、日本だと2016年に公開されていたから知っている人も多いだろう。

もしも君が知らないというのなら、つまりは“そういうこと”だ。

2016-10-21

生花と造花

本日記は、新海誠監督による劇場アニメーション映画君の名は。』および『秒速5センチメートル』の結末に関する内容を含みます












今日新海誠監督作品君の名は。』を観て、私はふたつのことを思った。

ひとつは、新海氏の監督作品でまだ観ていない、『星を追う子ども』と『言の葉の庭』を観てみたい、ということ。

もうひとつは、「新海監督って、一貫してるなァ」ということだった。「観てない作品があるのに、一貫してるかどうかなんてわからないだろ」

とは自分でも思うのだが、「一貫してるなァ」と思ってしまったのだからしかたがない。

秒速5センチメートル』の二人は、なぜ最後に、本作のような形で、出会えなかったのかなァ、ということを考えた。

あの二人を、本作のような形で、出会わせなかったものはなんだったのだろう、『秒速5センチメートル』にあって、

本作になかったものなんだったかな、と考えて、それは、罪悪感とか後ろめたさのようなものではなかったか、と私は思った。

なぜ罪悪感なんかを抱くかといえば、「大切な存在を小さくしたのは、時の流れるままにした、他ならぬ自分だ」と思うからで、

一方の本作で罪悪感なんかを抱かないのは、「大切な存在を小さくするのは時間のせいでも自分のせいでもなく、

人智を超えた力によってそれをスパッと忘れさせられてしまうからである

喪失感はあるが、「喪失させたのは他ならぬ自分だ」という後ろめたさはない。

一緒に観に行った友人が、『秒速5センチメートル』で劇中の時間を多く割かれた恋愛ディテールが本作ではほぼ描かれないことを、

「欲をいえばもっと胸キュンたかった」とか言って少し不満がっていたのだが、私はなんとなく、それはこんな理由じゃないかと思っている。

私の憶測に過ぎないが、『秒速5センチメートル』では、長い「時間」を見せることで、大人になった主人公が罪悪感というか、

後ろめたさというか、申し訳なさというか、そんな感情を抱いているのだと、観客に理解して欲しかったのだろう。

第2部以降、主人公が送る日々を見る観客は、「彼の心の中では彼女との思い出の領域はもう増えないのに、

その他の領域は大きくなるばかりだ」ということがわかる。

彼女存在相対的大きさの縮小に慣れようとする彼が、その「慣れようとした」という自覚によって、

思い出や、かつて抱いた強い想いを粗末にしているような疑念や後悔を感じ始めることも。

恋愛ディテールが長く描かれたのは、そんな第2部以降の時間とのバランスをとったからだろう。

一方、本作では、「何か大事なことが色々あったはずなんだけど、思い出せない」という、喪失感だけを観客に共有して欲しかったのだろう。

そのために、観客を「二人に恋をさせたものが色々あったのだろうけど、断片しかからない」という状態に置くことを選んだのだろう、と私は思う。

本作で、再会を果たす直前の主人公は『秒速5センチメートル』のモードに入りかけている。

それは時間が経つにつれて、「思い出せないままにしている」自分を責める気持ちが徐々に強まるからだろう。

きっと、時間とともに何事かを忘却したり喪失したりすることに対して、罪悪感のようなものを感じてしまう、というのは、

新海氏のひとつ人間観(あるいは男性観)なのだろう。

しかし、本作の二人は再会できる。それはおそらく、本作の世界観では「忘れる」だけでなく「思い出せない」もまた、

時間のせいでも自分のせいでもないからだろう。「時間という要素によって、出会えなかった」物語を描いた人が、

時間という要素がないのなら、出会える」という物語を描いたのだ、と私は思った。

海監督の2作品、『秒速5センチメートル』と『君の名は。』の対比は、生花と造花を思わせる。

タオマークの陰と陽のようでもある。

当然だが、だから良いとかだから悪いとかいう話ではない。

表現されたものは違うが、新海氏はきっと、ずっと同じことを考え続けているのだな、と思うのである

君の名は全く興味ないし全く見に行く気にならなかったけど言の葉の庭めっちゃ興味ある

絵が綺麗

おねショタ

 

観たい

2016-10-11

君の名は。小ネタ

言の葉の庭製作後に東宝から川村元気を紹介された

・元気にあったときに今の仕事が終わる、2ヵ月後に企画書しますよと言った

企画書を作りだしたのは提出1週間前

・初期段階で男女が入れ替わり、彗星が落ちて、最後に再開するという筋書きは出来ていた

川村元気最初チャラくて新海誠典型的イメージどおりの(いわゆる)プロデューサーが来たなと思った

・実際に話すと結構シャープな人だった

会議では如何に感情の起伏を作り出すかや、終盤で序盤の台詞との重ねあわせ等をしたほうが良いと指摘された。

・そのほうが皆感動して涙を流す。その一粒が興行収入いくらになるとか茶化しながら言われた。

ラピュタのように、三葉(シータ)を物語の軸にして、語り部を瀧(パズー)にしたほうが良いといわれた。※元気に

小説版新海誠印税が入る

とりかえばや物語などの日本古典や夢で好きな人を見た和歌などを参考にした。

RADWIMPS桑原武田声優で出演している

勅使河原重要

・序盤の巫女の踊りは彗星割れる様を表している

・額につけている飾りは龍である

・奥寺先輩や口噛み酒が物語に登場するのは監督の好みでもある

・秒速までは99.9%男性客がメインだった ※主観

・星を追う子供から海外客や女性客が増えた

RADWIMPS野田二郎童貞じゃないと思うけど、童貞力がある。※新海誠

・結局二人(瀧と三葉)は再開したけど、再会した後にやっぱいろいろあるらしい

作画監督安藤さんにはほとんど口出ししなかった

安藤さん的にはもうちょい芝居の方向性提示してほしかったらしい。

・今時のキャラデザ田中将賀の絵を使えれば(リアルな絵を描くのが得意だったので)なんか(典型的アニメ手法みたいな)新発見あるかもとおもっていたらご飯をよそったり意外と日常芝居が多くて大変だったらしい。※アニメではただ椅子に座ったりするだけとかの日常芝居(絵を描くの)はかなり難易度が高いといわれている。

・幅広い観客に観てほしいと思ったので全体的にはマス向けに作っているがファン向けにいろいろ過去作の小ネタを仕込んでいる

・ドアを閉める描写とか結構高橋留美子アニメの影響とかある

東宝のお偉いさんの会議をゼーレ会議と言っていた。

・らんま2/1を高校生とき見ていた


②があるかはわからない


b:id:msdbkm 出典は後日追加します。

b:id:watermaze 紹介の話は川口さんと新海監督の間で食い違っているので真実はわかりません。推測はできますが。

2016-10-08

言の葉の庭自分語り

※ 一部新海監督作品のネタバレを含むので注意してほしい

  • 前 ---

君の名は。人気はまだ続くのだろうか。自分は公開2週目位に一度見たきりなのだが、Web上で展開されている

様々な解釈念頭に置いて、もう一度くらいは劇場に足を運ぼうと思っている。

新海監督の作品は「ほしのこえからの自分だが、その中では前作「言の葉の庭」が一番好みである

50分弱という過不足無い尺。今作では少し鳴りを潜めた、現実よりやや過剰に高められた光の輝き。

ヒロインを失意の闇から救済し、精神的な絆を結びつつも、直接の対価を得ることが無い幕引き。

どれをとっても、新海誠という人物が長年その心象世界に持つ純粋な「私の世界」。

君の名は。を彼のベスト盤であると評した人がいた(本人?)ように思ったが、自分は「言の葉の庭」こそが、

最も正確に彼そのものを表しているように思う。

ただ、そういった作品性とは別に、自分が言の葉の庭を特別なものとして見るのにはもう一つ大きな理由がある。

全くもって個人的な体験に基づくもので、それを他人と共有する事に価値は無いのだとは思うのだが、

40を目前とした今、その記憶がゆるやかに風化していくにつれ、どこかにその記憶を刻んでおきたいという欲求に駆られ、

1日だけの日記としてここに記しておこうと思う。

創作では無い為物語の構成は酷く、起伏にも全く欠けるが、偶然目にする人がいたら、息抜きのつもりで読んでみて欲しい。

  • 序 ---

20年ほど前、自分は地方私立大学に通う大学生だった。高校を出て何となくの流れに乗って通う大学生活は、

地方であること。理系であること。あまりハイブロウ属性でないことなから大きな刺激も無く、

かといって腐ってしまうという程の退屈さもなく、毎日がそこそこのルーティーンとそこそこのイベントによって消費される、

どこにでもある普通日常だった。

卒業校は大学とほど近い場所にあるため、自分は時折高校時代の恩師の元を訪れ、近況の報告や、

(当時のPC弄りが好きな学生がしばしばそうであるように)師のPCメンテナンスなどを請け負っていた。

ある日いつものように師の元を訪れると、師の隣席に初めて見る顔があった。

師は、新任の先生だと言って彼女を紹介してくれた。

「今度新しく入ったH先生だ。」

「どうも初めまして。Sといいます。」

学校行事でスーツを着ていた自分を、おなじ新任か関連業者の人間と思ったのかもしれない。

彼女…H先生は突然勢いよく椅子から立ち上がり、コンシェルジュのような角度でお辞儀をしながら

「新任のHと、も、申します!よ…よろしくおねがいします!」

と、およそその完璧お辞儀からは相応しく無い焦り具合で挨拶をしてくれた。

新任教師ということだから、歳の頃は24、5だったと思う。

少しだけ長めのボブカット

新任らしいカチッとしたスーツタイトスカート

そして何より、整った、育ちのよさそうな顔立ち。

(ははぁ。これは生徒に人気がでるだろうなぁ…。)

そう、思った。

「そう言えばH君、パソコンの調子が悪いと言っていたじゃないか。せっかくだからSにみてもらったいい」

これをきっかけに、ほんの短い間ではあるものの、自分とH先生に関係が生まれた。

  • 二 ---

その後数か月間、自分はH先生のPC周りの面倒を見ることになった。勿論、数か月といっても頻繁では無い。

実のところは、精々5・6度の話でしかなかったと記憶している。そうとは言え、ほんの少しだけ年上の

とびきり可愛らしい女性が相手だ。いつもわくわくしながら通ったのを覚えている。

見かけ通り、H先生はとても可愛らしく純粋だった。

明かりの落とされた職員室。

冷陰極管の青白い光に浮かび上がる横顔。

買ってくれた缶コーヒーの温もり。

年下の自分に中途半端な敬語交じりで話し、ソフトの使い方を教えたり、FEPの不調をメンテしたり、

壊れたFATテーブルエディタで書き直す程度の事で、H先生はとても喜んでくれた。

見かけによらず、頑固でもあった。

突然の夕立に「いい」と言うのに頑として聞かず、駅まで車に乗せられた。

H先生らしい、深いグリーンのK11マーチ

エアコンが効かず、少し蒸した車内。

シフトレバーにかける細く白い腕。

まるで童貞妄想のものだった。

一度、何かの為にソフトを借りに実業系科目の教師の所へ顔を出したとき

「お前、あの人はお嬢なんだから丁重に扱えよ」

と、冗談とも真面目ともとれない顔で言われたこともあった。

…その通りだと思った。

あの時自分はどうして恋に落ちなかったのだろう?

高校時代淡い好意を持っていたクラス女の子を忘れられなかったからだろうか?

卒業校とは言え、教師という立場の相手に対しての遠慮だったのだろうか?

今となっては思い出すことができない。

ただとにかく、会いに行く時間の胸の高鳴りとは裏腹に、

自分がH先生に対して恋心を抱いたことは無かったように思う。

時が経つにつれて、H先生とは疎遠になった。卒業からしばらくOBとして顔を出していたやつが

つの間にか顔を見なくなるという、ごくありふれた、普通の流れだった。

勿論、心のどこかで気になってはいたが、明確なきっかけも無いのに顔を出すのも気恥ずかしく、

また、自分という存在が順調に過去となっていく高校に窮屈さを感じ、足が向かなくなるにつれ、

しばらくの後には思い出すことも無くなっていった。

  • 三 ---

それから季節が一巡…二巡くらいしたかもしれない。

大学生活は相変わらず少々退屈で、授業とバイトの日々が続いていた。バイト先にはコケティッシュに笑う

年下のあざと可愛い女子大生が入り、自分はその子に相当入れあげていた。

そんなある日。

高校の「部室」へ顔を出した。

自分は高校時代ややヲタクサークルに顔を出していた。それはよくあるアニメゲーム好きが集まるような

内輪志向趣味サークルで、正規の部員でこそ無かったものの、殆どコアメンバーのような立場メンバーとつるんでいた。

先輩も、後輩も、同級生も、自分の高校生時代の交友の半分は、そのサークルに由来している。

部室にはYがいた。

Yは自分が卒業する年に入学した後輩で、少々エキセントリック性格ではあるものの、

当時の世相でそういったサークル志向していた女子には珍しく、並以上とは言える容姿と、

その予測不能な反応を示す性格から、OB現役を問わず大層人気があった。当時から近い表現はあったように思うが、

ヲタサーの姫がベターワードチョイスだ。正確にはサークラ的要素も多分に混じるのだが、

方々穴兄弟にはなったものの、サークルクラッシュされなかったので、二択であればやはり姫の方が無難であろう。

Yや他の部員たちと軽く挨拶を交わし、部室に置き去りにしたPCエンジンで縦スクロールシューティングに興じていると、

唐突にYが話題を振った。

「先輩先輩。先輩はH先生知ってますか?」

驚いた。彼女が新任教師として赴任したのは自分が卒業した後であり、現役生であるYもそれは承知だろう。

卒業後に赴任した教師話題にあげるという事は、普通滅多なことではしない筈だ。

「ああ、実はちょっとした絡みがあって少しだけ知ってるよ」

事実を答えた。Yが続けた。

「H先生、辞めちゃったんですよ」

公立高校と違い、私立高校では異動というものが殆どない。私立主体の都会では事情が異なるかもしれないが、

地域内に同業が少ないこともあって、転職という選択をする教師も(教師という手堅い職を選ぶ本人の性向もあってか)

滅多にいなかったと思う。とにかく、短期での退職というものはあまり例が無さそうに思えた。

Yは表情を変え、ゴシップ好きの主婦のような声色を作って次を継いだ。

「それがね、聞いてくださいよ先輩。H先生寿退社…ってことになってるんですが、本当は…」


「本当は、生徒に強姦されて辞めたんです。」

  • 四 ---

それから数年の年月が過ぎた。

大学卒業後、氷河期のどん底という頃に地元の小企業就職したが、ワンマン社長の横暴に嫌気がさし2年と少しで退職。

しばらくアルバイトをしながら職を探したが、高卒でブルーカラー職についたり土建業に入るならともかく、

大卒が志向するようなサービス業的業種にまともな就職先はとても少なく、わずかにある条件のよいポジション

新卒で滑り込んだ者が既得権化しており、あとはそれこそ公務員くらいしか不満の少ない就職は困難だった。

それを期に、意を決して東京へ出た。

友人の家に転がり込み、転職エージェントを頼りにいくつかの会社を受けた。東京での活動は思いの外順調で、

面接したいくつかの会社から採用通知を受け、そのうち、条件はあまり良く無いものの、基盤の堅い中小企業に入社した。

入社後上司との性格の不和に苦しんだが、前職の事を思えばその程度の問題に対処することは苦労のうちには入らなかった。

給料はとても安(250程度だったと思う)かったが、それも前職に比べれば不満は少なく、初めての東京生活エンジョイし始めることができた。

そんな矢先。

アキバメイド始めたんで、良かったら遊びに来てください』

Yからメールだった。

当時の秋葉原メイドカルチャー黎明期の出店ラッシュがひと段落し、金の匂いに感づいた風俗業の面々が

続々と出店を始めた位の頃だったと思う。高校卒業したYは東京大学へ進学したが、

生来の不安定性格故順調にメンヘラ属性を手に入れ、真面目な大学生という路線は早々に離脱。

生活の為か趣味かは聞かなかったが、アルバイトとしてメイドを始めた、ということだった。

メールには多少面食らったが、Yの人と成りからすれば、想像には難くなかった。

自分の秋葉原に対するスタンスは単なるパソコンショップ詣の場所で、メイドカフェへ行くことに多少の

戸惑いはあったのだが、後輩に会いに行くと思えばいい。了承の返事を送信した。

  • 五 ---

「おかえりなさいませ、ご主人様~」

Yの働く店は正確にはカフェではなく、バーだった。

万世橋渡り少し裏手の路地の扉を開けると、今では手垢どころか擦り切れて表皮が

ボロボロになったような定型のコールで迎えられた。

やや珍しい青と白の照明で彩られた店内(まるで自作PC筐体のようだ)は、多少の安っぽさはあるものの、

常連客との適度なゾーニングもされていて、居心地は悪くなかった。カウンターの向こうで客の相手をする

Yに目配せだけをして、入り口に近いスツールに腰をかけた。

隣では、この場所にはやや不釣り合いな女性が独り呑んでいた。

「君、初めて?」

声をかけられた。

「そうですよ。高校時代の後輩がいるんで、まぁ付き合いです。」

「そうなんだ。じゃあ私と一緒ね。」

女性(T)は銀座ホステスをしていた。非番今日は、ここで働く自分の彼女の仕事が終わるまで待っているのだ、

と教えてくれた。自分も自己紹介をし、それからしばらく話をした。ホステスの会話術は流石に巧みで、

後輩に会いに来たことなどすっかり忘れ、仕事の話や高校時代のことなどを話し込んだ。

2杯目のジントニックの氷が溶けるころ、Tがはたと気付いたように自分に聞いた。

「ねぇ、SはYの先輩なんだから、N高校なんだよね?」

「そうですよ。Yは3つ以上下から、直接一緒になったことはないですけどね」

「そっか。そしたら君…」


「H先生って…、知ってる?」

  • 六 ---

ドキリとした。

自分の中で風化し、消えかけていた「H先生」という単語の響きが、急速に記憶の色を取り戻させた。

しかし、こんな偶然があるのだろうか?ここは00年代も半ばの秋葉原。しかも場末メイドバーだ。

これが地元のバーでの出来事であったとしたら不思議ではない。

100歩を譲って、自分達の高校埼玉神奈川にあったとすれば分からなくもない。

だが、自分達の高校は十分に遠方にあり、増してや、彼女がH先生であったのは6年も7年も前の話なのだ

心臓が早鐘を打つのを感じた。自分はTに話をした。

卒業生ではあるものの、偶然新任教師として紹介されたこと

ボブのかわいい初々しい先生だったこと

人の消えた職員室で一緒にコーヒーを飲んだこと

たった徒歩10分の道程緑色マーチで送ってくれたこと

大した話ではない。読んでくれている人がいたら申し訳ないが、当事者以外が聞いても何の感慨もない日常出来事だろう。

Tは、そんな自分の話を穏やかな顔で聞いていた。ひとしきり話を聞いてから、話をしてくれた。

彼女とは夜の世界で知り合ったこと

髪型が全然違うこと 化粧が派手だったこと

プレリュードに乗っていたということ

…そして、1年程前まで、自分の彼女だったということ

少しジメジメした夏の終わり頃だったように思う。

日付なんて全く覚えていない。

でも、それくらい、自分にとって忘れられない日の出来事である

  • 結 ---

言の葉の庭」は、ヒロインである雪野先生が、想いを寄せられた男子生徒への対応を誤ったことを

きっかけに物語が構成されている。劇中、男子生徒を奪われ、腹いせに雪野先生の退職を画策

(そしてそれは成功する)した女生徒主人公が抗議をするシーンがある。

客観的に見るとやや時代錯誤と青臭さがあり、本作で唯一落ち着かない場面ではあるのだが、

このシーンを見ていると、雪野先生とH先生をどうしても重ねてしまう。

勿論、自分が孝雄になる妄想を出来る程今の自分は若くない。ただ、物語は悲恋として終わるものの、

孝雄の存在は、雪野先生の人生において彼女のレールを想定の範囲内におさめる為強力に機能した筈だ。

では彼女は、H先生はどうだ?

H先生に関して一つ書き忘れたことがある。彼女は県下一の、ある業種の創業家の息女である

実業科教師の「お嬢だから」は冗談ではなく、本当だったのだ。

名士の娘が地元の高校で教壇に立つ。頃合いをみて結婚。家に入る。

時代錯誤ではあるのだろうが、そんなルート彼女の想定の範囲だった可能性は高い。

もっとも、実はそれが嫌で飛び出したということも考えられる。

これを読んで、「だからだよバーカ」と舌を出しているかもしれない。

それならそれで、構わない。彼女が想定の範囲人生を受け入れていたかどうかなどわかるはずもないし、

想定されたルート幸せだったなど、他人人生価値判断想像でするべきではない。

ただ、人生ターニングポイントにおいて、1人の人間の存在が他の1人の人生に与えうるインパクトの大きさというものは、

現実であっても、いや、現実こそ想像以上に大きい。花澤香菜がワンテイクで録ったというクライマックスを見る度、

そこに感情をぶつける肩のあった雪野先生と、もしかしたら無かったのかもしれないH先生とで、

いつも必要以上の涙が溢れてしまうのだ。

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自分語りはこれで終了だ。

最後に少しだけ、素人の新海誠評を書いてみたい。

あくま想像だと前置きするが、新海監督は幼少から無理目な恋愛ばかりをしてきたのではないだろうか?

恋愛という通常とは比較にならないエネルギー必要とする行為において

その力を一方的放出還流を受けることのできない状況は、人を極端に消耗させる。

ある者は力尽き、ある者は別の誰かから力を得た。

またある者は、運良く力の循環に出逢えることもあるだろう。

監督はどうだ?

監督は恐らく、無から力を生み出すことを選んだ。それが新海誠作品性の源流であり、

彼の心象世界価値観なのだと自分は思う。

君の名は。の2人は、時空を超えて尚力の循環を得ることが出来たように描かれている。

これをもってして彼の心象世界との乖離を突き、不安視する声がある。かく言う自分も少しばかりは、心配だ。

だが、監督は既に力の循環を知っている。言の葉の庭の2人は、実態としての結末こそハッピーではなかったかもしれないが、

雨の非常階段の2人には、明らかな力の循環があった。君の名は。は、それを実態に反映させたに過ぎない。

からきっと、大丈夫だ。また気負わずに描きたいものを描いて欲しい。

2016-09-30

君の名は。』は秒速レクイエム

ようやく見てきたので感想

ネタバレあるよ。

 

君の名は。』は秒速レクイエムと『ほしのこえ』ぐらいから新海を見てきたヤツは言うんじゃないかなと思う。

終盤の展開は、わざとらしいぐらいモロカブリだった。

そーなんす。自分の中からほとんど失われてしまったあの子を、何を探してるかすらも忘れてしまったのにそれでもずっと追い求めてる、ってゆーある意味クッソ気持ち悪いアレをもっかいやるんすよ。

でもって明確にリフレインされてるのが、“すれ違う”と“電車に乗ってるときに見かける”のふたつ。

すれ違いは、『秒速』のラストで印象的に使われていた。線路で“君”とすれ違い、お互い渡りあった後に振り返るけど電車が走ってきて、それも何本も重なって長い時が流れる。遮断器が上がったときには“君”はもういない。

君の名は。』では今度こそ振り返った時そこに阻むものは何もなく再会できるのかと思わせておいてスカす。心憎い演出だと思う。

でもって“電車に乗ってるときに見かける”。

『秒速』では電車に乗ってる貴樹は“君”らしきひとを見つけるけど乗ってるのは急行彼女も気づかず再会できない。

君の名は。』ではお互いが電車に乗っていて、ドア越しに決定的な再会を果たす。すぐ間に電車が走って分かたれるけど、『秒速』と違ってお互いが求めあってるので“君”がいなくなったりはもうしないのだ。

 

で、この違いを生んだ最大の理由に奥寺先輩をあげておきたい。瀧のバイトの先輩で、淡い恋心を抱いていた女の人。

三葉と入れ替われなくなった瀧は彼女を求めて飛騨に向かう。なぜか奥寺先輩(と友人A)がついてくる(そう、貴樹と違って瀧くんには友人がいるのだ!)。演出上は探せど探せど手がかりが見つからないシーンのコメディリリーフなんだけど、彼女が「ラーメン食べたい」と言ったお陰で次のシーン、ひいては三葉との再会へとつながる。

構造的に言うと、瀧くんには三葉との間を埋めてくれる第三者がいて、貴樹にはいなかったっつー話になる。

あともうひとつ機能として避雷針

瀧は奥寺先輩に二度振られる(といってもどちらのタイミングもすでに三葉のことが好きになってるので、違うっちゃ違うんだが)。特に二回目は奥寺先輩の薬指に結婚指輪が見える形でそれが露わになる。

これは三葉の指に存在しかねなかった指輪を奥寺先輩が引き受けてくれた――と『秒速』を経た人間としては思った。

 

音楽

天門RADWIMPSだね、と。うん、この映画にはあの前向きなボーカル必須なので大正解だと思う。川村元気の功績として語られることが多いこのチョイスだけど、ガチならそれだけでプロデューサー役割は果たしたと言えるぐらいにRADWIMPSだった意味は大きい。

なお歌が流れてるとき映像が後景化しあたかも曲のPVであるかのようにしつつ話を圧縮して転がしていくのは見ていてかなり気持ち良かった。

この辺りはファルコムを出すにしろminoriを出すにしろ長編映像を作る前に短い映像をたくさん作ってた話を出すにしろ、新海の本領と言える部分なので、さもありなん、といった感じ。

 

あと映像について。

初めて話を見せるための映像になったなという印象。『秒速』って映像を見せるためにお話がついてくるといった感じがあったでしょう。『秒速』に限らず、『ほしのこえ』も『雲の向こう、約束の場所』に関してもそう。

今回だって「あー、このシーンみせたいんだなー」と感じるところは何個もあって(隕石が落ちてきてそれを眺める最初のシーンとか、太陽を背にふたりが逢魔が時に再会するのとか)、新海の癖だろう映像から話おこしてる感が完全に消えたわけじゃない。

でも、今回は映像を見てるんじゃなくお話を追ってる感が見てるあいだずっとあった。だから映像キレイだし印象に残ってる画面はあるけどそれじゃなくお話で満足した感がある。

もっと言えば映像凄さは超展開の強引さを埋めるために機能したというか。

あのかなり無理やりなお話を、映像凄さで納得させたというか。

新海誠自分の絵の凄さをようやくフルに使えたんではなかろうか。

 

ここまで来たらぜんぶ書いちゃうか。

三葉ちゃんめちゃくちゃ可愛かったね。新海のどこがいちばん成長しまたかって聞かれたら女の子がちゃんと可愛かったって答えるわ俺。世界をしょった儚い女の子とか可憐女の子はこれまで何人も出てきてたけど(『星を追う子ども』と『言の葉の庭』は見てない)、三葉のような見ていて楽しい、素直に可愛いと思える、愛着の湧くヒロインは初めて。このタイプヒロイン自体が初めてなのに圧倒的に成功してるというのはほんとすごいと思う(単純にキャラデザがいいってのはあるけど。『ほしのこえ』は新海本人、あとはいろんなひとに作監お願いしてきたけど、今回がいちばんウェルメイドだと思いますふつーに)。

 

おっぱいについて。

瀧くん執拗なほど三葉のおっぱい揉み揉みしますよね。あれもちろん単なるセクハラじゃなくて(セクハラなんだけど)、①サービスシーン、②(妹につっこまれることで)コメディシーン、③(重ねることで微細な差が生まれる)コメディシーン、④キャラの置かれてる状況の違いを強調する小道具エトセトラ効果があります

おっぱいモミモミにこれだけの多重性を持たせられたってのも新海成長したなあと思いました。というかこれ誰かがそうしろって新海をたぶらかしたんじゃないかと思うんだけどどうだろ。

 

とりあえず。

映像のためのお話じゃなく、お話表現するための映像になったのと、三葉がものすごく好感の持てるキャラクタになってたという二点で新海は本当に化けたと思う。見る前はただのフロックじゃねーのと眉唾だったけど、地力ついてきたとふつーに思うので、これまでもがき苦しんできた新海本人はもとより支えてきた周囲の方々にも本当にお疲れ様、次回も楽しみにしてますと言いたい。あと天門はどこかでまたいっしょに仕事してあげてください。minoriとはもうしなくていいです。

2016-09-29

君の名は違法アップロード

がアレらしい。もちろんわかるんだけど、気持ちとしてはちょっとうーんってなる。

まったく個人的な話だが、新海の映像にはじめて触れたのはナントカっていう高画質すぎて潰れちゃった海外動画サイトの(違法アップロードだった。中学とかそんくらいの頃。

すげえってなって、そのままの勢いでほしのこえレンタルに走った。秒速とかもその後借りたと思う。

その後の映画は全部映画館で見てる(君の名はは実はまだ見てない)

言の葉の庭初日に並んだ。そんなでっかいスクリーンでもなく、並んだって言っても大したことなかった。

君の名はすごいらしい。

すごいらしすぎて、怖くて見に行ってない。

なんかアップロードがどうこうって炎上を見ると、出会い否定されたみたいで寂しい。

単純にメジャーになって寂しいオジサンひとりごとでした。

2016-09-28

君の名は。性的描写男性恋愛物を作る難しさ

君の名は。」で口噛み酒のシーンが気持ち悪いと言う話になっている。

http://togetter.com/li/1029154


口噛み酒自体は新海監督のある種のフェティシズムの発露であるというのはインタビューでも言っていたのでまぁ気持ち悪く感じる人がいるのもわからなくはない。

本来性癖は人によって千差万別でかなり慎重に扱うべきものからだ。

一方でエロは万人にほぼほぼ普遍的存在するものなのである程度の公約数的な部分を確保してしまえば多くの人間にフックするという強みもある。


新海誠監督は今まで過去作においてエロティックな場面をほとんど描いてこなかった。

その理由は私にはわからないがある種の特徴の一つでもあったと思う。

そういった点がこじらせた「童貞」臭さと言われる一端でもあった。


※ちなみに新海監督は童貞臭いと言われることを一定程度評価している旨をラジオ番組発言している。

おそらく童貞臭いという評価に内在する純粋さ・ピュアさが新海監督がターゲットにしている思春期の男女にまさにクリティカルにHITする部分だと思っているからだろう。


今回はそこから一歩踏み出し、フェティシズム一定程度健全エロさを作中に含ませようと考えたのは恐らく言の葉の庭の足フェチ描写が観客に評価されたかであると思う。

「意外と若い男女ってエロティック描写に寛容じゃん?」

ということに気づいたのだと思われる。

東宝に出した最初企画書の時点で三葉の胸を揉む描写が既にあったことが見て取れる。

ベタベタ描写、みたいなことが注釈で書いてある。


一方で性欲を丸出しにしてしまうと下品すぎて観客が引いてしまうことは恐らく既に把握していて、言の葉の庭では足を触る描写エロティックだが徹底的に崇高かつ審美的に描き下品さをかき消すと言う手法を使った。

それに対して今回使った手法ベタベタと言っているように定型的で既に出来上がった文脈手法をそのまま持ってきた形だ。

まり笑いを使うことでエロさに健全さをくっ付けることで観客が引くことを回避させようと言う手法である

まり観客にこのシーンを見て笑ってもいいんだぜ?

という言い訳をつくることで安心させようと言うわけだ。

そこまでエロくないですよ、健全ですよ。

というわけだ。


最近エロ手法を取り入れたにしてはこの辺の技巧に非常にしびれたし、単純にうまいなと思わされた。

なんとなくこの辺で瀧君を「ちょっとエッチ東京から来たイケメン」という卑近さを生み出すの成功しているような気がする。

股間に手を出すのはアウトだが、胸ならギリギリという非常に危ういラインだ(瀧が三葉の状態トイレに行く描写がないのはそういうことだろう。三葉in瀧ではあるのに)。

その他こまごました部分を含めてその辺の舵取りはかなりきっちり詰めたのだろう。

お見事でした。


しかし、この入れ替わりシーンは置いておくとして問題になっているのは口噛み酒のシーンである

特に四葉が三葉に口噛み酒を販売すれば売れる!

と言うシーンである


ここにオタク男性感性をどうしても感じてしまうと言う点である

四葉女性性的価値少女でありながら感じていることに違和感を感じると言うことだろう。

しかし、正直この点に男性性をいきなり感じてしまうというのは少々飛躍しすぎではないだろうか。

実は作中に少女向けのファッション雑誌が部屋に転がっていると言うカット存在する。

まり四葉はそういう点にわりと自覚的であるのではないかというエクスキューズをわざわざ用意してあるのだ。

あるいは三葉の言うとおり「思春期前のお子様」であるのでそういった視線知識はあるもの無頓着である

という解釈もできるかもしれない。

いずれせよ、安易一方的男性性を見出すには少々待ったをかける必要はあるはずだ。


ネット上の論評をいくつか見て回って、少し思ったことがある。

思ったのは新海誠男性であるからといった点が論評において強く作用しているのではないかという点だ。


もちろん秒速5センチメートルが強い男性目線から作品であったのは事実だと思うし、実際作中のモノローグの量はタカキの物が大半だ。その様な作品男性性を強く見出すのはわかる。

しかし、だからといって一足飛びに「君の名は。」をすぐに男性であると決め付けすぎるのはすこし早すぎる気がする。

もちろん過去作の文脈をまるごと無視するというのはさすがに無理があると思うが、言の葉の庭における雪野の描写彼女と彼女の猫女性主人公であるという点を無視しすぎである

海外では新海誠映画は男女比率がわりと均衡しているという。

一方で日本では従来の男性ファンがあまりにも多すぎた気来がある。

そのせいかどうも、評論すら男性目線から見たものが多すぎる気がする(特に上白石萌音が秒速でどちらかというとコスモナウトに感情移入したというのは示唆的だ。ネット上であまりその視点から言及した記事を見たことがない。)


女性自分性的価値認識していないというのは少々一方的過ぎるだろう。

でなければ女子中高生アイドルがいることの説明がつかない。

女性受けを狙ってアイドルをやっている人もいるという説明もまぁそういう人もいるだろうが、皆男性から目線意識していないなどというのは少し純粋性を女性に求めすぎだ。

特に三葉が口噛み酒販売に対して斜め上の回答をしたのはまともに回答するのが恥ずかしいからであり、それは三葉に対するジェンダー的抑圧の強さを示している部分でもあると思うし、「イケメン男子にしてください」という台詞もつながる。

わりと重要な部分だと思うので安易監督男性性に固執するのは危険だと思う。


勅使河原の口噛み酒の部分もあれは作品メッセージではなく勅使河原認識とみなすのが相応だろう。

同じ縁故に縛られた立場として土着にまつわる行為否定されることにある種のシンパシーから擁護であるとも取れる。

※つまり必死こいて神事を行ってるのに友人まで否定するのは酷ではないかという同情的心理。縛られていることに息苦しさを覚えていながら糸守に愛着があるという描写を事前に行っているのはその辺の示唆なのではないか。三葉がどう思うかは別である

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