はてなキーワード: 家庭教育とは
父Fラン大卒・母高卒で家庭教育ゼロな環境で育ち、身体も小さく運動も苦手でゴリゴリにいじめられながらも努力でのし上がって東大出てエリサラやって長い。
経済力とか社会的地位とかそういう表層的な部分は努力と多少の運でどうにかなったりはするけど、根本的な人生のクオリティというか自己肯定感とか幸福感みたいなものは生まれ育った境遇に支配されてるなと感じるよ。
どれだけ努力して結果を出しても、小さい頃に周りに馴染めずゴミ扱いされて親も全然助けてはくれず(助ける能力がなかったんだと思う)、いつ誰に殴られるか分からなくてビクビクしてた頃の記憶が人生を肯定しきれない要因として一生残る感じがしてる。
現代社会では、国ガチャに勝利し、高値で売れる能力があるからこそ、高所得を得られる
そういう人々は、ご家庭に問題がなければ学歴を得やすい、ただ、それだけのことであり、以上でも以下でもない
だから、低学歴でも高所得者も存在し、高学歴でありながらワープーや無職の人も存在するわけですけど、
先進国ではアラ還までは何をしたってメシに困らない(勉強不要)なのに、なぜかこういう人たちは実在するので、
それすらも無かったらおそらく生きていけませんよ
(まぁ現行の学校教育・家庭教育がサポートするポイントが間違ってるだけだと思うけどね)
あと、根本的な話ですけど、知識というのは自分の食い扶持を作り他人を助けるためのもので社会選別のためのものでは本来ないです
「ジェンダー問題に詳しい山口智美・米モンタナ州立大准教授は「教育は親の責任、母親は家庭を守るべきだといった性別役割分業などの保守的な考えが色濃く出た内容。家庭教育に公権力が介入することにもつながりかねない」と指摘する」
(東京新聞は「改正案がこうした運動と直接関係しているかは分からないが」とか予防線張っているがそれなら記事にする必要ないよね)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/282874
(記事の内容)
自民党は家庭教育の重要性を定めた「家庭教育支援法案」の制定を目指し、保守系団体や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が後押しする。
「保守派は、虐待やいじめの背景に家庭の教育力の低下を持ち出し、家庭教育の必要性を説いてきた。改正案がこうした運動と直接関係しているかは分からないが、どのような経緯で提案されたのか、検証が必要だ」と話す。
条例主導者はどちらかというとリベラル色が強いとのこと。確かに統一教会の主張と田村議員の主張はかなり隔たりがありそうだ。
https://anond.hatelabo.jp/20231010220353
条例主導者の一人である田村琢実は、公式サイトで実績としてLGBTQ条例の制定を挙げたり、丸川珠代らが夫婦別姓反対を求める文章を地方議員に送っていた際に不快感を示していたりした人物。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/88152
ブログでは「選択的夫婦別姓問題と酷似するLGBTQへの理解不足が生む現状に、吐き気すら感じるところです。」とまで言っている。
これは田村議員が統一教会の影響を隠そうとして敢えて統一教会と反対の主張をしているのか、それとも東京新聞はブコメが「統一教会の影響」とデマを流していたのかどちらたろうか。
個人的には単純に欧米のやることに敏感なリベラルが、日本の実情に合わせずにそのまま欧米を真似しました程度にしか思えないが。
仕事仲間は国立理系のエリートも多いけど中には同じように人生を呪ってばっかの人もいるから、
気の持ちようなんじゃないかと思う
俺はその「国立理系のエリート」に該当すると思うけど、無根拠に人生ポジティブになれない理由は結局のところ小中学校あたりでゴリゴリにいじめられた経験が効いてるんじゃないかと思う。超早生まれで遺伝的にも小柄で小学校卒業時点で身長130cmくらいしかなかった上にASDくさい特性(これも遺伝だと思う)だったのでそれはもういじめられまくった。
両親は全然頭よくなかったし家庭教育もゼロだったけど途中でなぜか勉強に目覚めてそれだけでここまで来た感じ。当時俺をいじめてた連中は田舎のマイルドヤンキーになってるので、今の自分は小中学校のほぼ全員より良い暮らししてるだろうとは思うけど、それはそれって感じで基本的に社会には馴染めないし意味わからんなって思ってる。
はてサも駅前で謎の外国人にお菓子買わされたりしてない?だいじょうぶ?
deepdreamlessslumber🦖
@ddslumber
駅前で外国人留学生(アジア系女性だった)が「コロナで生活に困ってる」とのことで菓子を売り歩いてた。「千円でいいので」と言われたけど手持ち全額の五千円を渡しておいた。周囲の人から無視されてたし。せっかく日本に来てもらってる留学生にこんなことさせる政府マジ無能
https://twitter.com/ddslumber/status/1266677633116303360
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翻訳業。極端な左右や性自認至上主義に反対。Translating GC/radfem views into JP to prevent the spread of gender ideology in JP #WomensRightsAreHumanRights #UntowardAboutPaedophiles
やんくみ(矢口エリン・国防を語るなら壺カルトを排除し、原発を廃止せよ)
@yankumikourin99
人混みを避けて歩いていたら、30過ぎくらいのアジア系の女性が「すみません」と声をかけてきた。何かと思ったら、一生懸命書いたと思われる日本語の自己紹介の紙を見せながら、生活が苦しいのでお菓子を買って欲しいと。
寄付と思って3つ買ってあげたら、「ありがとう❣️お姉さん優しい」と。
幸あれ
https://twitter.com/yankumikourin99/status/1511618046087274496
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一応理系。 家庭教育アドバイザーとか喋るお仕事が得意。 #差別企業DHCの商品は買いません 。 政府は日本海側の原発がミサイル攻撃された場合の被害想定せよ。 さらに高レベル放射性廃棄物の安全な処分は出来ないことを認めよ。日本から壺カルト退散!⚱️ウヨは壺のカモ
若泉政人
@wakaizumi3
先日、MさんとNo SiDE のライブに歩いていたら、アジア系女性に黙って日本語を書いたカードを見せられた。生活が厳しいので品物を買って欲しいという。お菓子は好きなので買ったが袋にメッセージが印刷されていた。人にプレゼントを贈るのは難しい。言葉を贈ることもできるんだな。お祝いどうしよう…
https://twitter.com/wakaizumi3/status/1655037480952016898
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「本とオペラ ~消えていく人~」が東京ドキュメンタリー映画祭2021 入選 /2012年7月から、毎週金曜日に福井県庁前で原発再稼働に反対する抗議・デモ行進. サヨナラ原発福井ネットワーク/ノイズユニット MW https://twitter.com/NoiseMw /(field recording) field
三浦雅也
@boogiedaijing
近所を歩いていたらアジア系の女性が近寄ってきて紙を差し出してきました。「生活に困っています。お菓子を買ってください」と書かれてました。
手持ちが少なかったので小さいお菓子を500円で買いました。フィリピンから来た方でした。
胸が苦しくなりました。
https://twitter.com/boogiedaijing/status/1384766079096922112
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夜のストレンジャーズ@yorustaff 三浦雅也です。 ソロ活動もしてます。作詞作曲歌ギター。音楽大好き。動物大好き。反戦、反核。殺処分ゼロ。ペットショップ廃止。 ANTIFA。肉は食べません。魚は食べます。自分で殺せるかどうかで線引きしました。https://boogiedaijing.amebaownd.com
@wbowbcchampion1
私も同じ経験をした。アジア系女性から500円でお菓子を購入した事がある。しかし、彼女の動きを目で追っていたら、スマホで連絡を取り5〜6人が集まった。考えたく無いが「騙されたかな」と。ただ、日本へ留学や技能実習生等で来て失業したり帰国出来ない方も多い。法案や今ある仕組みで救って頂きたい https://twitter.com/wako0501/status/1472240454133780481
https://twitter.com/wbowbcchampion1/status/1472380407715082242
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明治大学法学部卒。学校教師。歴検日本史大博士。政権交代可能な新党結成を模索中。政治団体 #日本改新党(the inovation party of Nippon:IPN)総裁。条件が整えば政界に打って出る。 日本の政治経済社会は「改新」が必要だ。自民党や既成政党では出来まい。来る時が来ればやってみるさ
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26gaiyou/tokushu.html
これさあ、「早く結婚して自分の家庭を持ちたいと思っている意識が,欧米諸国と比較して相対的に高い」割に
「方で,40歳になったときに,結婚している,子どもを育てている,というイメージを持っている者の割合は,諸外国と比較して相対的にやや低い。」らしいけれど
その対策が「子育て支援や家庭教育支援といった家族への支援を一層充実させるとともに,家族の大切さなどについての理解を促進することにより,若者が自らの家族形成に明るい将来像を描きやすいものに。」
そこは普通「家庭を築くのに十分な収入の保障や余裕を持った労働時間」とかでしょうに
結婚そのものが出来るかどうかの段階でイメージが持てないんだから、その対策として必要なのは子育て支援なんかじゃなくてそのもっと前の段階でしょうに。
なんでこう日本政府の考える事はズレてるんだろうな
何かある度に、「アメリカでは、日本で常識とされている~~がダメです!」みたいに言われるじゃん。
しかも大体、単に「へえ、アメリカではそうなんだね」じゃなくて「だから日本は遅れている!」みたいな言い方になるじゃん。
例えば家庭教育だと
「アメリカでは、子どもが×歳になったら親は子供と同じお風呂に入りません!」→「子どもと風呂に入る日本の文化は児童虐待!」
「アメリカでは、子どもから親が少し目を離しただけで捕まる!」→「日本もそうしよう!留守番やお使いは禁止!」
みたいな。
あとは
「アメリカでは、何でも裁判で解決する!」みたいな雑語りも、昔はやたらそれが良いことかの様に押されていたけど、
最近ではそれが富裕層に著しく優位な形でしかないことや、「刑務所社会」化を進めていることが分かってきた。
「へえ、アメリカではそうなんだね」で良いじゃん。多くの日本人にとっては子どもとお風呂に入るのが団らんの象徴です(話を繋げるなら「アメリカではどうですか?」)、で良いじゃん。
自分の文化は自分で考えるべきだ。仮に海外の文化を取り込むとしても、それは何十年と言うスパンで考えるべきことで、テレビの「ここがへんだよ日本人」とかSNSの多少のバズりとか「ポリコレ」とかで急変させるものじゃないんだよ。
蒸気機関車便利だねとかキリスト教進んでるねみたいなことを数年で急激に取り入れる様な明治維新の経験も意識されてるのかも知れないが、あれは例外的な物だし、当時の人々も非常に困惑してて「和魂洋才」とか実学偏重の教育問題とかに発展したわけだよな。
というかその「アメリカでは」「〇〇では」って何なの。どこの州のどういう集団のどの階層を差してるの。多分、一握りのWASPの第一印象だよな。絶対黒人とかヒスパニックの文化なんか参照してないだろ。
言ってる奴自体、生活の100%をそのどこかの「アメリカ」ナイズしてるわけでも無いしな。
じゃあ「アメリカでもやってるからハーグ条約にちゃんと従いましょう」っていうと、アメリカのMeTooを日本に取り入れようとしてる人たちは反対するだろうし。
東南アジアに日本企業が続々進出してた時にも、東南アジアの人々は多少労働環境などの影響は受けただろうけど、何でも「日本流」にしなかったし、今でも何でも「中国流」にしてないだろ。
逆に、アメリカのルイジアナ州で、ハロウィーンの季節に日本人留学生が間違った家に遊びに行ってしまい「フリーズ!」と「プリーズ!」を聞き間違えて乗込んじゃって射殺されたって事件あったけど(うろ覚え)、その場合は大方仕方ないと思うよ。
(あとこの場合は留学生の遺族はアメリカのその州の裁判に則って争って、賠償金を得た。これは郷に従った正当性のあるやり方。)
雑に羅列すれば、日本には日本のそれぞれのポリコレがあるし、中国には中国のそれぞれのフェミニズムがあるし、韓国には韓国のそれぞれのエコロジーがあるし、ブラジルにはブラジルのそれぞれの家族があるし、エチオピアにはエチオピアのそれぞれの宗教がある。
それをアメリカ・西洋一色にする必要はない。(もちろん日本も、日本一色にすることを求めない。)
自分の身の回りの文化をしっかりと考えていない人間が、他国の文化についても語れる訳ないだろ。それも数年の留学とか、SNSの雑なブームとかで。そっからだよ。
子どもの食について考えてみませんか?(写真:プラナ/PIXTA)
食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、新聞、雑誌、テレビにも取り上げられるなど大きな反響を呼んだ『食品の裏側』を2005年に上梓した安部司氏。70万部を突破する大ベストセラーとなり、中国、台湾、韓国でも翻訳出版され、いまもなおロングセラーになっている。
その安部氏が、『食品の裏側』を発売後、全国の読者から受けた「何を食べればいいのか?」という質問に対する答えとして、このたび『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』を上梓した。15年の間に書きためた膨大なレシピノートの中から、たった5つの「魔法の調味料」さえ作れば、簡単に時短に作れるレシピを厳選した1冊だ。
発売後、たちまち6刷5万部を突破し、各メディアで取り上げられるなど、大きな話題を呼んでいる安部氏が「子どもの食生活に迫る危機」について語る。
『食品の裏側』がベストセラーとなったことで、私は講演会や食育セミナーに招かれ、全国を飛び歩くこととなりました。そこで私は「家庭で今、なにが食べられているのか」、その実態をうかがい知ることになります。
『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん』にも書いたことですが、衝撃的だったのは、「手作りのおにぎりを初めて食べた5歳の子ども」でした。
『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)
ある保育園の食育講座で、「おかか入りのおにぎり」を作ったときのことです。それを食べた5歳の子どもが「おにぎりってこんなにおいしいんだね」と言って感動しているのを、保育士さんが「よかったね」と言って抱きしめて泣いているのです。
その子は「手作りの温かいおにぎり」を5歳になって生まれて初めて食べたということでした。おにぎりとは「コンビニの冷たいおにぎり」であって、手作りのものを食べたことがなかったのかもしれません。
別の保育園では「味噌汁が『臭い』と言って飲めない子どもがいる」という話を聞きました。
給食に味噌汁を出すと「こんなものは飲んだことがない」「変なニオイがする」と言って飲めない子どもが、毎年必ず何人かはいるというのです。
子どもたちの食生活の実態がどうなっているのか、疑問に思った私は、機会があるたびに子どもたちに「今日は朝ごはんに何を食べてきた?」と聞くようにしました。
「ご飯とみそ汁と焼き魚」「トーストとハムエッグとサラダ」などという、いわゆる一般的な朝ご飯を食べている子どもももちろんいましたが、それはむしろ少数でした。
多かったのが「菓子パン」。それと「インスタントのポタージュスープ」という組み合わせも多くありました。
なかでも好まれているのはコーンポタージュで、「冷凍のタコ焼き」「ロールケーキ」というパターンもありました。
それから、これはあるお母さんから聞いたのですが、その家では朝ごはんに「(冷凍食品の)餃子」を食べると言っていました。
そのお母さんは、「餃子はお肉、野菜、小麦粉と、栄養バランスが一番いい。この(冷凍食品の餃子)1品で必要な栄養が摂れます」と胸を張っていました。それは確かにそうかもしれませんが……、私は返答に困ってしまいました。
これで驚いてはいけません。さらに驚いたのは「カップ麺の牛乳戻し」です。カップ麺をお湯で戻すのではなく、熱々に沸かした牛乳で戻して食べるのだそうです。
「なぜそんなことを?」と思いますよね。「お湯を使うよりも、牛乳のほうが栄養価が高いから」だそうです。
朝からカップ麺ではあまり体によくないから、牛乳を使うことで罪悪感を帳消しにするということでしょうか。とにかくそれが「5歳の子どもの朝食」だというのです。
返答に詰まるどころか、絶句してしまいました。「朝から冷凍餃子」の朝食が立派に思えたほどです。
「カップ麺の牛乳戻し」は極端な例としても、私が気になったのは、朝から「甘いもの」を食べる子どもがとにかく多いということです。
「朝はパンです」といっても、よく聞いてみると、食パンではなくて「菓子パン」なのです。「あんパン」や「メロンパン」「デニッシュ」といったものです。
親も朝は忙しいから、トーストを焼く時間も惜しい。菓子パンなら買っておいたものをそのまま食べさせられるから便利だということでしょう。
「食パン」という人もいましたが、「マーガリンと砂糖を混ぜたものを塗る」「チョコなどの甘いスプレッドを塗る」などのパターンが多いのが印象的でした。
それに呼応してかどうか、今は市販の食パンもビックリするほど「甘いもの」が多いと感じています。糖分をたっぷり入れていて、菓子パンと変わらないほどの甘さになっています。
折しも「高級食パンブーム」だそうです。店によっては行列ができるほどの人気だといい、メディアでもよく取り上げられています。
どの食パンも「しっとり、モチモチ」がウリだそうですが、あれは私などに言わせれば糖分と油の入れすぎで「じとっ」としているとしか思えません。
「何もつけずにそのまま食べてもおいしい」というけれど、あれだけ糖分と油が入っていれば、何もつけなくておいしいのは当たり前です。
いずれにしても、私が食品加工の現場に立っていた現役時代からは考えられないほどの糖分の使い方です。
それをみんな「おいしい」といって奪い合うように食べているのです。昔ながらのオーソドックスな食パンは、姿を消していく運命にあるのかもしれません。
日本人が糖分を摂りすぎていることについては「日本人の体を壊す『隠れ糖質』とりすぎの深刻盲点」に書いたように、かなり深刻な問題だと私は思っています。
ましてや、子どものうちから、糖分をたっぷり体に入れることがどんなにリスクが高いか。親御さん方には、ぜひ危機意識を持ってほしいと私は切に願います。
しかしこの話をすると、「うちは子どもの自主性を大事にしたいから」とおっしゃる方がいるのです。つまり、子どもの食べたがるもの、好きなものを与えることが、「子どもの自主性」を尊重することになるというのです。
たとえば子どもが野球をやりたいというなら野球をやらせてあげるとか、ピアノが習いたいというならピアノを習わせるというのは、確かに自主性を大事にするということでしょう。
でも、それと「好きなものだけを食べさせる」のは根本的に違う話です。「子どもの好きなものだけを食べさせる」のは、たんなる「好き嫌い」をさせているだけです。
「野菜を食べないと、栄養が足りなくなって元気が出ないよ」「魚を食べると頭が良くなるよ」などと教えるのが家庭教育ではないでしょうか。「子どもの舌を作る」のは親の教えなのです。
好きなものを好きなだけ食べさせる食生活を続けたら、子どもの味覚はおかしくなるに決まっています。
全国を回って、子どもたちの味覚がおかしくなっていることに危機感を覚えた私は、「令和の時代の和食のバイブル」を目指し『安部ごはん』を出版しました。
家庭で「手作りの和食」を増やすことが大事ですが、面倒で手間のかかる作り方では、誰しも忙しいので、作ってくれない。そこで「5つの魔法の調味料」を考案し、「これさえあれば、おいしい和食が簡単に、時短で、誰でも失敗せずに作れる」レシピを開発しました。
「子どもの舌」は発達途上です。今ならまだ取り戻せます。そのためにはやはり「和食」で、「天然のだしを使った和食」を食べさせることが一番だと私は思うからです。
「だしの素」をやめた家族に起きた変化
私の講演を聞きに来たことがきっかけで「だしの素」をやめたお母さんがいました。昆布とかつおぶしで、だしをとるようにしたのです。
「だしの素をやめたい」という人に対して私がいつもアドバイスするのは、「徐々に切り替える」ということです。
「だしの素」をいきなりやめると、必ずと言っていいほど家族から「おいしくない」「味が薄い」と文句が出ます。だから、最初は少しずつにして、徐々に切り替えることが大事です。そのお母さんもそのとおりに半年かけて「だしの素」をやめたのです。
ところが、半年後にそのお母さんの妹さんが来て「今日はおばちゃんがご飯を作ってあげるね」ということになったそうです。
妹さんは台所に残っていた「だしの素」を使ってみそ汁を作ったそうです。その味噌汁を飲んだ子どもたちは「いつもと違う」「後味がもわっとしておいしくない」と言い出したそうなのです。
わずか半年で、子どもの舌は「だしの素」ではなく、「天然のだし」をおいしいと思うようになっていたのです。
これはだしの話ですが、もちろん糖分、油分についても同じことです。「正しい味」を教えれば、必ず「子どもの舌」は取り戻すことができます。そうすれば自然と「甘すぎるもの」「油っこすぎるもの」「人工的なつくられた味」を遠ざけるようになります。
「頭」ではなく「体」と「舌」を変えることが「糖分や油分のとりすぎ」を減らす、確実な、そして大きな一歩になります。