はてなキーワード: 円筒とは
国立新美術館の「古典×現代2020」に行ったんだけど、現代美術ってつまんねえなといまさら。
菅木志雄
宣伝動画で「来る人は美術館に石ころがあると考えませんから」なんて言っているけど、感覚が半世紀くらい遅れてんじゃないのこの人。いまどき美術館に石ころがあった程度で、なんも思わんわな。それとも現代美術ファンは、美術館に石ころがあったらびっくりするの? そんなんだったら、徳川美術館で水石「夢の浮橋」見たら、腰抜かしてしまいそうだな。まして国立新美術館は美術館ではなくて、美術館を詐称する展示場なんだが。
いい写真だと思うよ。インスタで流れてきたら迷わずいいねを押すだろうね。その程度。
棚田康司
円空と並べて展示してつらくなかったのかな? 作品の持つ力の差が歴然と感じたが。まあ、本人やファンが満足ならいいけど。
皮緞帳は粗大ごみにしか見えんかったというのは置いておくにしても、刀剣とのスケールの差が大きくて「組み合わせた壮大なインスタレーション」と感じ取るのは難しいな。現代美術ファンは器用だ。なお刀剣展示の照明ダメじゃね。刃文見える?
田根剛
中では唯一作品を展示していなかった。仏像展示の演出のお仕事。動く照明と録音された声明だけのインスタントでチープな演出。本物の宗教儀式が、さまざまな工夫を凝らして神秘性を演出しようと努力しているのに比べれば、子供だましみたいなものだ。
おもしろいパロディではある。こっちはツイッター映えか。アニメーションは途中までしか見てないから何とも言えない。
印象うすい
さすがに力のある作品で見応えがある。ただ、「針のない時計は〇〇(忘れた。時間の超越とかそんなんだった気がする)を意味します」みたいな作品解説を読んで、深いなあなんて思わなきゃならないとしたら、俺には現代美術は無理だ。
古典の方は見応えあるよ。念のため。
【追記】
「古典×現代2020」について、古典側も含めて、もう少し詳しく書いてみる。
仙厓の作品は掛軸1つ。円相図といって単なる○が書かれている。○には悟りや真理、仏性、宇宙全体などと宗教的・歴史的にいろいろな含意があるようだ。添えられた賛がいい。「これくふて御茶まひれ(これ食ってお茶を召し上がれ)」。
洒脱だねえ。かっこいい。この作品初めて見たんだけど、賛を読んで、ふわっと心が軽くなるような感じがして、ああいい作品を見たなあと。
それに比べて菅の作品。それっぽい思わせぶり以上の何かだとは思えないな。解説聞いたら納得や感動するの、これ?
川内の写真は数が多くて辟易した。いちいちつきあってられんわというのが1番の感想。前回インスタ云々と書いたけど、でかく引き伸ばした写真とかもあり、それはそれででかい会場で展示する意味はあるのかもしれない。ただちゃんと選抜してくれ。花鳥画の方は6幅なんだよ。
花鳥画の方で目を引いたのは、森蘭斎筆/梁田象水賛の牡丹図(神戸市立博物館蔵)。背景に大きく描かれた太湖石は伝統的な描法。手前の牡丹は西洋画の影響をうかがわせる陰影がついている。でありながらうまく調和していると思う。おもしろい。賛は読めんかった。誰か教えて。
棚田の作品には全然目が行かなかったんだよなあ。円空いいなと思ってただけだった。荒々しさというか生々しさというか、そういうのがいいよね。というわけで、棚田作については何も言えない。
いちおう言っておくと、もともと円空あんま好きじゃなかったし、今回で好きになったというわけでもない。それでも円空ばっか見てたのだ。
mitimasu 冷たいドブをさらって原石を見つけるのが楽しくないなら向いてない/刀剣は手に取って角度を変え光の当て方を変え…という見方ができない以上、どこの展示もそんなもんだと思うけど?国立新が特にひどいのか知らんが
刀剣の展示は、1つ1つに小さなスポットライトが当たっていて、それを刃文のところに乗せるように見ると刃文が浮かび上がるようになっているのよ。そして横にスライドしながら刃文を見ていくと。刀剣博物館でも東博でもなんでも、刀剣展示ってのはそういうもの。
今回の展示ではそのスポットライトがなかったはず。だから見えない。
ひょっとしたら俺が見落としていただけなのかもしれない。また、刃文の見えない展示もありだよねってことなのかもしれない。いずれにせよ、日本刀にそれほど興味ないからなんでもいいんだけど。
会場内で配られていた「アートのとびら×作品リスト」なるガイドブックに、別の機会での皮緞帳の展示の写真が載っていて、それで見るとこの作品なかなかよさげなんだよなあ。ライティングが異なる。あと中央にぶら下がって振り子のように揺れていた首がないのがいいのかな。
そのガイドブックには、「同じ部屋に展示されているのは、美術品としてケースに入れられている刀剣です。刀剣はかつては武器、または切る道具でもありました」とある。これ書いた人って、刀剣の展示を見て、自分の体が切られるようなぞくぞくする感覚を味わったことがないのか。もうちょっと古典の作品としっかり向き合おうよって思う。
前回子供だましだと書いたけど、ツイッターみると評価高いのよね。意外だ。
他の作家と違って、この人は作品を制作せず、仏像の展示演出を手掛けている。演出手法は光と音で、具体的に言えば動き変化する照明と録音された声明だ。
立体物の屋内展示で照明が固定されているということに以前から不満がある。屋外ならば太陽の位置で影の付き方が変わって見え方が違ってくるからね。たとえば上野の国立西洋美術館に行く楽しみの1つが、今日はロダンの地獄の門がどんな表情を見せてくれるのだろうかということだったりする。
だから今回の田根の試みのうち、照明を変化させる、動かすという点自体は評価したい。ただその変化のさせ方や動かし方については、もう少し考えがあってもよかったのかもしれないと感じた。
正面下方から照明を当てる瞬間があるけど、これはいい、というか正しい。お堂に安置された仏像は、下の方に置かれたロウソクの火に下から照らされる。だから仏師もそれで映えるように仏像を作っているはずだから。しかし、仏像の周囲にいくつかのピンライトがあって、それが上下に等速度直線運動してるってのはどうなのって思った。
まあ、しかし照明の方はまだいい。音の演出の方はちょっとひどいのではないか。録音された声明をスピーカーで流しているんだけど、音響についての工夫がまったくないのね。仏像に向かって右手、部屋の奥の方にスピーカーがあってそこから流れているんだなってのがわかる。どこからともなく聞こえてきて展示室内を包み込むような感じに聞こえるとかそういうの全くないの。音響について完全になめてる。
さらに言うと、仏像の展示位置が低いと思う。立って見ると正対するほどの高さ。一般に仏像は高い位置に据えて、仰ぎ見るもの。その下からの角度で見て映えるように造られているはず。この仏像の一番映える角度がどのあたりかは知らない。しかし今回正面から見て違和感を覚えたから、下からの方がいいと推測する。そういった点、たぶんこの人なにも考えてない。
出品しているのが大きく2種類で、うち1つがアニメーション。これは半分くらいしか見てない。なにも惹かれるところがなかった。
もう1つは、冨嶽三十六景のパロディ「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」で、いくつかの作品を元ネタの北斎作と並べて展示していた。
北斎の冨嶽三十六景は三十六景といいつつ、追加があって全部で46図ある。一方パロディ版が全部でいくつあるのかしらないけれど、きっちり36ではないからなのか「ほぼ」とついている。三十六景といいつつ平気で10枚追加したあげく、三十六景のまますました顔をしているところの江戸っぽさ(前近代っぽさ)と、きっちりでないので気になって「ほぼ」とつけてしまう現代っぽさの対比が興味深い。
それはさておき、このパロディけっこういいのだ。うまくて唸らせるし、おもしろくて笑わせる。
でもね、「和紙にインクジェットプリンタ」なんだよ。実物見る意味なんて全くないからね。前回「ツイッター映え」と書いたのはそういう意味も含んでいる。なんつーか、いろいろ退化してるね。
伝統×現代アートという切り口から、伝統的な作品の「もの」性を再発見していく展覧会だと思いました たとえば皆川明×尾形乾山の展示を見て、私は初めて乾山の器の「素材」を認識しました そうか、これは焼き物だったんだ!という新鮮な驚きがありました
ちょっとびっくりしたよね。乾山見て焼き物だとわからないような〇〇〇がありがたがってるのが現代美術ってことなのかな。
このコラボレーションは2種類に分けることができて、1つは独立ケースに乾山作が収められており、その上に大きく平たい円筒状の布(皆川作)がぶら下がっているというもの。6セットあった。これは両作を同時に視野に納めるのが難しく、あまりうまくいっていないように思えた。
もう1つは、小さな様々な端切れが継ぎ接ぎされた数メートルはあるかという布の上に、ところどころ乾山作の陶器陶片が置いてあるというもの。ごちゃごちゃしたものの上だと乾山は映えないなというのが感想だけど、皆川明、というかそのブランド「ミナ ペルホネン」は明らかに自分がターゲットではない(というかそもそも初めて聞いた)ので、これが素敵だという人がいるなら、その感想についてどうこう言うつもりはない。
乾山の作品では「色絵石垣文角皿」(京都国立博物館蔵)がお気に入り。モダンな味わいがある。かわいくてすてきだ。
この展覧会に行った理由は蕭白。蕭白が4作出てたら行かざるを得ないよね。で、行ってみたら現代美術作品がつまらなくて、ひどい言い方だけど抱き合わせ商法にあったような気分になったわけ。
新出の游鯉図の眼がリアリティあって見事だった。群仙図屏風(東京藝術大学蔵)が、個人的に蕭白と言えばこうのって作品で大好き。
宣伝動画のなかで横尾は、人間の本質・魂の表現が蕭白の作品の中にこめられた重要なメッセージで、現代人が見失ったものだみたいなことを言っているんだけど、これ賛同する人ってどれだけいるんだろ。まったくピンとこない。
行ったよ。特に第1部はすてきだなと思う絵が多かった。ただ基本的に個展っていまいちよね。いろんな人の作品が見れた方が楽しいな。そのなかに数点ドイグがあったら、より魅力を感じたかもしれない。個人詩集よりアンソロジー読んだ方が楽しいし、好きな詩がより映えるよねみたいな感じ。個展だとその作家をどのように位置づければいいかもわかりづらいし。いまああいった絵を描きつつ評価されているというのは、いったいどういうことなんだろ。
yama_bousi 現代美術で自分が好きな人は、淺井裕介氏、高松和樹氏、蔡國強氏、ちょっと古いのではキースへリング、藤城清治氏、あとドールの世界とか凄いなあ、と思う。現代美術とは違うがぴろぴと氏は大好き。
彼女はいくらかいたものの、するべきことをせず四半世紀が過ぎた。
風俗にも縁がなく日がな過ごしていると、政府から10万円が入るという。
となれば国民として消費による貢献をしなければならない。しかし物欲もあまりなく、では何を買おうかと考えたときに、オナホールを買おうと思った。
かつてインターネットでみた文章で、誰かがオナホールを「タクシーを初乗り運賃で利用するようなもの」と表現していた。
言い得て妙だと思う。オナホールのリッチさとはそういうものなのだ。
そしてわからないなりのリサーチの結果、オナホールと、ローションと、コンドームを通販で購入した。
配達のときに「書籍」という題目で届けられるという優しさに感謝しながら封を解くと、桃色のぷるぷるした円筒形の物体が出てきた。
オナホールの実物を見たのは初めてだったし、マンガでも道満晴明先生の「ぱら☆いぞ」で捨てオナホの話が出てきた時にしか見たことがない。
でもそのフォルムには少しの愛嬌があって、雨の日に外でぴぃぴぃ泣いていたら拾ってしまうのもありえない話ではないような気がした。
そしてその夜、オナホールを使ってみた。
勃起したところで、コンドームをつける。しかし、うまく入らない。
大きすぎるということはないはず(銭湯で、自分調べ)なので単に下手なだけだろう。童貞たる所以だ。女の子だったらイケメンの彼氏が苦笑しながら「いいよ、自分がやるよ」なんて言ってくれるだろうに胸の内の女の子が浮かばれない。なんとかちんちんをゴムに押し込み、動画を再開して再点火。気持ちが高まったところでオナホールにローションを入れ、ちんちんを挿入する。
未体験の感覚がそこにあった。冷たくてプルプルしている。ストロークをすると確かに右手では与えられないたぐいの感覚がちんちんに伝わる。でもなんだろう?これはなんなんだ?と訝しむうちに射精してしまった。これは早漏というものだろうか。ちょっと新感覚すぎてよくわからなかった。しかし、1発だけなら誤射かもしれない。すこし間隔をおいて2回戦へ突入した。
椅子に座っての1回戦とは違い、ホームであるベッドの上で2回戦を開始する。
同じく動画で気持ちを高める。コンドームもさっきよりはうまく付けられた。これで脳内彼氏もにっこりだ。動画内で挿入が行われたタイミングを見計らい、こちらもオナホールに挿入する。少し見知った感覚がちんちんを包む。騎乗位が(見るのが)好きなので体位が変わるタイミングでストロークを早くする。仰向けになりちんちんをオナホールに突っ込んでいると擬似的な騎乗位が行われるよう、とはならなかった。ちんちんを奥に突っ込むのにオナホールでもけっこう大変なのに、人二人が協力してうまくいくものか(これはちんちんが短いからかもしれない)不安になり、動画の中の営みをなんだか尊敬の目で見てしまったりもした。しかして快感には逆らえず、あえなく達してしまった。しかし1回戦よりは気持ちよかった。特に終わったあとの引き抜きのストロークが良い。これは手では味わえない。
精液が入ったコンドームを処理しながら、なんともなしに気分が高揚した。未経験の行為に一つ跡を残すのは気持ちいい。今後定期的にオナホールを使っていくことになるだろう。
これまで、2度ほどレールを踏み外した。
1度目は就職を決めないまま院を出て、半年ばかりニートしてた時。
新卒カードもクソもないから、一流企業になんぞ入れる訳もなかった。
技術が身に付きそうなブラック企業を探して入り、3年間頑張って精神を病んだ代わりに、初歩的な技術力を手に入れた。
3年目にソリの合わないサディスト上司に当たってしまって、鬱で仕事を辞めて1年間ニートした。それが2度目。
1年間のニート生活で貯金を使い果たした代わりに精神の再建に成功し、1社目で手に入れた技術力をアピールして、そこそこグレーの企業に入った。
5年間頑張った。
社員数20人程度の中小企業で、5年経っても全く大きくならないなら、この先潰れる事はあっても大きく成長する事はないだろうと判断した。
年齢的に30代後半だったので、まともな転職できるのは最後になりそうだという焦りもあった。
一番大きいのは、ソリの合わないサディスト野郎が管理者として入社してきたからだ。
1社目の経験で、ソリの合わないサディストが上長になってしまった場合、最終的に鬱退職以外の終わり方がない事は骨身に染みていた。
いかにIT土方と呼ばれようと、手に技術力を持っていると有利だ。選ばなければ職には困らない。えいやで辞めた。
下手するとここで3度目のニートをやりかねなかったが、幸い2社目で付き合いのあった取引先の人の紹介で、3社目に入った。
3社目はそこそこホワイトな企業だ。今の会社だ。何事もなければ骨を埋める気でいたので、定年までもってくれそうな大き目の会社を選んだ。
といっても、500人程度の会社だ。
重要なのは、この規模になると、仮にソリの合わない上長にぶつかってしまっても、退職以外に「部署異動」という逃げ道がある事だ。
新人さんよく聞けよ。会社には下てに出るなよ。黙ってても努力を見てくれてる人がいる、なんて思っちゃいけないよ。
努力を見てくれてるのは、会社の財布を握ってない下っ端だけだよ。給料が上がるのは、給料を上げろと言える人だけだよ。
そして5年経って今に至る。
で、2度のニート生活から抜ける時に、真っ先に必要なのは覚悟だった。
履歴書にある大きな空白を引っさげて、企業の面接を突破する覚悟だ。
謙虚になってはいけない。「自分を採用した方が絶対将来この会社のためになる」という自信を持たなければ、面接なんて通るわけがない。
このヤローの自信はどこから来るんだ? と呆れられるくらいで丁度いい。
「何でもします」もNGだ。やりたい事を言えない奴は足元見られるだけだ。足元を見られたら、切られて終わりだ。
「これがしたいから御社を選んだ」という、ナチュラルに自分が選ぶ側であるという前提を絶対に崩さない。
入社する前と後とで、その会社に対する認識が根本的にズレてたとしても突破していけるだけの馬力だ。
それがなければ、入社して認識違いに気づいた途端にやる気を失いかねない。そんな人を取るのはリスクが大きすぎる。
応募してくる人間の「御社しかない」なんて言葉を人事が真に受けるわけがない。そんなの、嘘を吐いてるのでなければヤバい奴である。
応募してきた段階では、その企業の内情なんて知ってるわけがないである。
本当に「御社しかない」なら、認識違いがあった時点でアウトである。
「他の会社にも行けるけど、御社のこの部分を評価したんで、やりたい事ができそうだと判断して応募しました」くらいの方が頼もしい。
という事で、1社目の面接を受けた時から、自分の面接スタンスは全てそれである。
年齢相応のものは持ってない。でも全く何もない訳でもない。だったら、持ってる僅かなもので戦うだけだ。
あとは、運と相性次第で何とかなる。
入社した後は、最初の一週間で最終退室を経験するくらい腹をくくってかかる。
最終退室近くになると、一番苦労してる層が残っていて、仕事疲れと深夜テンションで口も軽くなっているので、その部署の内情を割とペラペラ喋ったりしてくれる。(クソな上司ならもう帰ってしまっていないので遠慮なく悪口を言えるという事情もある)
まあ、そんなメソッドは二度と使う必要はあるまいと思っていたのだが、
IT業界は急には影響を受けにくいが、BtoBはジワジワ来るだろう。何しろ発注する側の企業があっちこっちで大打撃を受けている。
コロナ前は引く手あまたで、リソースの足りなさから案件を断る事すら多かった我が部署だが、向こう数年はどうなるか分からない。
Webアプリケーションは在宅勤務と相性がいいが、そもそも「使う金が顧客に無い」という事になれば、相性もクソもない。交渉下手な我が上長は極限まで買い叩かれたブラック案件を受注しかねない。
となると、最悪、部署縮小ないし、部署閉鎖という未来が見えてくる。
そういう時は、最後まで居残ってはいけない。沈む船からネズミが逃げられるのは、まだ船が港にいる間だけだ。
どの部署に異動になるか分からないが、その際に「年齢上、こいつは辞められまい」と会社に足元を見られたら、ロクな未来が待ってない事は容易に想像できる。
まあ、これから転職しても派遣などで買いたたかれる可能性が高いから簡単には辞める気はないが、辞めても生きて行けるという認識はやはり強い。
いいかい新人さん、転職をな、転職をいつでもできるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。
前回の転職から更に5年が経ち、もう40代だ。何も考えずに新しい環境に突っ込んでいける年齢ではない。
しかし、全く何も持ってないわけでは無い。
ひん曲がった鉄の棒に過ぎない。だが頑丈な鉄の棒だ。切れ味は悪いが色々使える。見方によってはバールのような物にも見える。
「ベストのタイミング」なんて待ってはいけない。そんなものは過ぎ去った後にしか分からない。最悪のタイミングではないという見極めさえつけば行くべきだ。
何が最悪かというと、今はどの企業も半年先1年先をひどく警戒している。
このタイミングで人を集めて事業拡大しようなんてのはとんでもないアホなギャンブラーであって、到底将来を任せられない。
まして、転職者は3か月~半年くらい試用期間がある。このタイミングで採用されても、半年以内に状況が悪化したら試用期間で切られて無職プーである。
だから、待つべきは良きにつけ悪しきにつけ、今とは潮目が変わり、先の見通しが立ってくる半年後。
頭と尻尾を猫にくれてやって、俺が掴むのは背ビレくらいが丁度いい。
ポーの短編に「メエルシュトレエムに呑まれて」という、大渦に呑まれる話がある。
大渦の中で海の底へ向けてグルグル回っているその時、円筒状の物が渦に飲み込まれる速度が遅い事に気づいた主人公が、樽を掴んで、船と船にしがみ付く兄を置いて海に飛び込む印象深い場面があるわけだが、
転職とはこれに似ている。
今の環境にいても助かるかもしれないという根拠のない希望、次の環境に行っても状況が悪化するだけかもしれないという恐怖。残る人達への義理。それらを取り巻くあらゆる曖昧なもの。
それらを飲み込んで、自分の読み一つに人生を預けて、樽を掴んで海に飛び込むのが転職である。
半年以上1年以内に、もう一回その覚悟が必要となる日が来るのだろう。
新宿駅西口側の、どこか栄えてる感じの商店街から、一本裏道に入ったところに、その二階建てアパートはあった。住人の方は変に記憶にこびりつくような癖のある人ではなかったが、とにかく部屋が!特殊過ぎて記憶に残った。
どんな部屋なのかというと、間取りは普通のワンルームで台所とユニットバス付な何の変哲もない部屋だったのだが、部屋全体がとにかく湿気っぽかったのだ。湿気てるというより、びしょびしょ、みたいな。
そこに呼ばれたのは1月の下旬頃。関東地方が一番乾燥しているシーズンだというのに、そのアパートは梅雨以上のジメジメだった。まずドアノブを触ると、ビッチャァ……ってする。シャワーを使うと、部屋全体が霞みがかったようになる。ガラスと金属の表面に結露がびっしり着く。そんな室内で、そこの住人は普通に洗濯物を部屋干ししていた。
と、その人は言った。いやいやいやいや、そういう問題じゃなくない?と思った。湿度の高い部屋の高い所にある本棚に、六法全書とか会社法の専門書などか並んでいた。これらも猛烈に湿気を含んでいるのだろうなあ、と思って眺めていると、「弁護士ではなくて普通の会社で法務関係の仕事をしているんだ」と教えてくれた。弁護士や裁判官検察官以外でも法律の勉強をしなければいけない人がいる、ということを、私は初めて知った。
スッパマンとDr.マシリトを足して二で割ったような容貌の人だった。まだ商店街には沢山人が歩いている時間に、部屋の明かりを消してプレイするというのは中々乙なものだった。明かりを消しても外が明るいのであまり暗くないし、外が賑やかなのだ。
ところで、ある女性エッセイストでやっぱり西新宿に住んでいた人が、部屋の湿気が凄かったとエッセイに書いてたような気がしたが、同じアパートあるいは同じ商店街に住んでいたのだろうか。
1月下旬ですでに花粉症にかなりやられている人だった。演奏中にくしゃみをする訳にはいかないので、きつめの薬を飲んでいるが、そうすると今度は眠くて仕方ないと言っていた。
弦楽器をいくつも持っていて、それらを見せてくれた。楽器の名前を当ててみてって言われたので、左からヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスですって答えたら、感心された。どこで教わったのって聞かれたので、中学の音楽の教科書に載ってましたって答えたらなんかガッカリされた。
鰻の寝床状のやたら細長ーい部屋に住んでいた。騒音をとても気にしていた。部屋の一方の端にテレビ、もう一方の端にソファー、その裏手にマットレスとお布団を敷くという、変わったレイアウトのお部屋だった。棚の横に弦の張られていないエレキギターが三本くらい飾られていたので、ギターを弾くのですか、と聞いたら、いや全然弾けないから、という答え。後に気づいたが、部屋にエレキギターを飾ってる人って大抵、エレキに言及されるのを、何故か嫌がる。
その人は喫煙者で、煙草の吸殻を円筒形の灰皿に捨てていた。その灰皿は蚊取線香の入れ物にちょっと似ていて、そして蓋の中央に黒いボタンがあって、それをポチっと推すとプロペラみたいなものがビューンと回って、吸殻を缶の中に落とす。そんな仕組み。
初めて呼ばれた時に、その人はソファーに座って煙草を一本吸い、灰皿に押し付けて揉み消し、ボタンを押した。吸殻がビューンと灰皿の中に消えたあとで、その人は言った。
「楽しい?」
「何が?」
と、私は答えた。
「日々」
と、彼は言った。
日々!?なんかよくわかんないけど凄くカッコいい!!私はこくりと頷いた。
そして、お竿があまりにも大きくて太すぎるのに苦労しているようだった。なんとか本番をしたいといって頑張っていたが、どうやっても私の中に巨大なお竿は先端数センチも入らず、最終的にはおしっこ飲ませてくれればそれでいいよ、みたいな妥協をしていた。
(どう見ても明らかに入らない巨大さなので、私はあえて本番を断らなかったのだ。どうせ無理だから)
その人はドライバーさんに女の子の尿を飲みたいとオーダーしていたらしく、その人からの指名が入ると、私はドライバーさんから、さあ沢山お茶飲んで!と急かされた。
でも、お茶を大量に飲んでもいざプレイになると緊張して一滴も排尿出来ず、プレイ後にマンションを出た途端にトイレに行きたくなって、ドライバーさんにトイレくらいお客さんのとこで済ましなよー!と文句を言われたのだった。
一体何でそんなにギターは弾けないと強調するのか謎。別に弾いてって無茶ぶりした訳でもないのに。
「ただ聞きたいってだけで他意はないのだけど、その傷って何?」
と私に聞いてきた唯一の人である。子供の頃に病気の手術をしたときの痕で、結構目立つのに、お客さん達はその人以外は誰一人としてツッコミを入れて来なかった。
私が正直に手術の痕だと答えると、
「ほー。これまたただの素朴な疑問だけど、気にしたりとか全然したことないの?」
というので、
「赤ちゃんの頃についた傷なので、あるのが当たり前で気にしたことないです。お客さんとしては気になるものですか?」
と聞き返したら、
「いや全然気にしないよ!」
とのこと。
気にしないのかぁ。
あるものを拵える職人さん。何を作る人だったかは、身バレしそうなくらい珍しいものなので、内緒。
お部屋の調度品がオリエンタルな感じだった。中国のものか韓国のものかよくわからなかったがとても良いもののように見えた。
私がお絵かきをすることが好きな癖にアートに関する知識をサッパリ持っていないと知るや、ビアズリーの版画の画集を出して見せてくれた。世の中には観るべきアートが沢山あるよ、と。
オリエンタルな家具を置いた部屋の隣の寝室にはロードバイクが突っ込まれているという謎。しかも本人は運動とは全く縁の無さそうなポヨポヨ体型だった。万引き常習犯と同じくらい腹筋がない。でも七十歳前後のお爺さんなので腹筋がなくても別におかしくはないのかもしれないが。
こうの史代の『夕凪の街、桜の国』を絶対に読むべきだといって、無理矢理押し付けるようにして貸してくれた。
「君には化粧なんか不要だ」
といって顔面にシャワーかけるのは迷惑以外の何ものでもなかった。風俗嬢が素っぴんで出勤して、誰が喜ぶんだよぉ。
その人は過去にお気に入りの嬢をドライバーのNさんに寝取られた(?)とかで、Nさんをやたら敵視していた。
私は指名されただけで、実際会ったことはない。指名をされた日、丁度私は休みだった。
当時私はその小説家の大ファンで著作の殆どを読んでいるほどだったが、かといって作家本人には会いたいと思わないので、指名された日に丁度休みだったのは、運が良かったかもしれない。
店長は、その小説家を常連客だというのに嫌っていた。一方的にライバル認定していた。
「そんなヤツより、増田ちゃん誰か他に有名人で会いたい人っていないの?」
と店長が言ったので、
「んー、強いて言えば、Gackt」
と答えたら、
と店長はぷりぷり怒り出した。何でそんなにGackt嫌われているのか謎。お笑い芸人なら結構会わせられるツテがあるよっていうから、
「じゃあレイザーラモンHG」
って答えたら、「無理。」って即答された。
https://anond.hatelabo.jp/20191115002701の続き
奴はこともあろうに親に対してテロ行為を行った。気に入らないことがあれば正本副本併せて三通の抗議文書をしたためて正式な手続きを経て論理的に伝えるべきところを、言語による議論を拒み直接行動という暴挙に出たのだ。知性の欠片もないなんと身勝手極まりない所業。赤ん坊だからたぶん口にしていたのはパイパイだけらしく吐瀉されたものは白く少量ではあったがゲロはゲロでテロはテロである。
くそっ!こうなると不得意ではあるが標的の父親も含めた白兵戦による鎮圧しかない。俺はもうスタスタと父親と標的の元へ行った。折しも今日バッグの中に、世間では「粗品」と呼称される社名入りのタオルが装備されていたのだ。ガキめ、お前の身勝手のせいでお前とお前の父親は俺の会社のプロモーションの一環に取り込まれるのだ。因果よのう。
俺が「タオルありますよ!」と声をかけると「あっあっすいません!」とうろたえた様子の父親。俺がそんな決死の白兵戦を展開しているときにさっきの女の子も寄ってきた。一応ここでは彼女をマユと呼んでおこう。なんか儚げで愛らしい響きじゃないかマユ。やはりマユも同業者だったか。「あたしウェットティッシュ持ってます!」。ほう、やるじゃないかマユ。「これアルコールじゃないからお顔拭いても大丈夫ですよ!」。その気配り、君も相当の手練れだな?マユのトートバッグから出てきたウェットティッシュは俺が予想していたポケットティッシュサイズのそれとは違い、円筒形のケースに入ったやつだった。うーん。何でこんなでっかいの持ち歩いてるのかなあ。場所柄ひとつの仮説が脳裏に浮かんだが俺は大人なのですぐ封印した。だっていま戦場だし。
それにしてもこのガキ、今頃になって自分のしでかした事に恐怖を覚えたのか凍り付いた表情で「へけっ」などと歯を見せている。歯ははえてないので正確には歯茎だ。ハム太郎の真似などしても無駄だとばかりにマユがウェットティッシュでガキの口の周りと顎の下あたりを激しく攻める。どうだ心臓が止まりそうに冷たいだろう。ガキは「んっんっ」とか言いながら抵抗するがマユは容赦しない。何が、んっんっだ。これは鎮圧だ。制裁だ。なるほど、口の周りは四つに畳んでちょんちょんと拭くと標的に効率的なダメージが与えられるのか。やがてマユの攻撃にガキが大口を開けて断末魔の深呼吸をしている。よしそのまま落ちろ。
すると、俺の腰のあたりから「〇〇ちゃんゲボした♪」と声がする。お姉ちゃんがなぜかニコニコ不敵な笑みを浮かべながら参戦してきた、ほう、2対2か?俺とマユの挟撃から弟だか妹だかを救おうと言うのか?こしゃくな。すかさず俺は彼女を恫喝した。「んーでもおねえちゃんもあかちゃんのときにやってるとおもうよ?」「やってないよぉ!チャハハハ」。明らかに虚偽の発言なのであるがここは徹底的に論破して奈落の底に突き落とすことはせず、「おねえちゃんすごいじゃん!」と言って議論を終結させた。この大人ならではの老練さ。お前の援護射撃など文字通り赤子の手をひねるようなものだ。
そうこうしていると山盛りのエビチリをたいらげたか母親が店の外に出てきて、事情を知ると俺とマユに恐縮したように礼を言い、俺には「あの…タオル」と言うので俺はすかさず「あー!いいですいいです!それ会社の粗品ですから!株式会社〇〇をよろしくお願いします(笑)」と言って立ち去ろうとしたら、先ほどの恫喝が効いたと見えて標的の赤ん坊ではなくお姉ちゃんの方が俺に先ほどの虚偽の発言に対する懺悔を意味するバイバイをしてきたので、お前の懺悔など認めんという意思表示で俺は侮蔑のバイバイを返した。標的はママに抱っこされて俺のタオルを食べていた。
なおその家族と俺に会釈して立ち去ったマユの向かった方向にある個性的アーキテクチャの建造物群を考慮し俺は先ほどの仮説を確信に変えた。
おつとめごくろうさまです。
モンハンワールドにかなりはまって1000時間以上遊んでいるけどそれゆえにか不満点も多いので、書いて忘れるためにモンハンの感想を書き出しておく。
不満点を一言でいうと、
遊びたいことを素直に遊ばせてくれないのがストレスになる
と言う感じ。
導きの地の救援で検索結果が2ページ分の表示になっていても、2ページ目に表示を切り替えられない。
モンスターを呼び出すコストが高い、プレイ最初であるほど倒したいエリアを指定できない。
今いるモンスターを強制で退場させて出現モンスターを変える方法がほしい。お金でもポイントでも何か消費していいので。
入れ替えのために、導きの地と拠点を往復するしかないのは面倒でしかない。狩猟して次のモンスターを出すには時間がかかりすぎる上に、目的の地帯じゃなければレベルダウンになるのでNG。
そもそも、出現する候補になるモンスターが多すぎるので期待するパターンが出現する確率が低すぎる。
特殊痕跡での呼び出しがあるものの、地帯レベルあげに必要なモンスター狩猟数に対しては入手数が少ない。(アップデートで改善したけど、元のバランすは本当にあり得ないレベル)
特に、序盤だったり、ゆるくプレイしている人だったりはこれに困る。マルチ救援で助けてもらおうとおもっても、期待するモンスターの出現待ちを救援者に待ちぼうけさせてしまうことになるので、救援が機能しづらい。
ソロである程度の量の特殊痕跡を入手してからじゃないと、マルチのホストとして人を誘いづらい(もてなしづらいというか)。
そもそも、誰が真面目にわざわざ上げ下げして遊ぶんだろうかと。
レベルあげるのに結構苦労するにも関わらず、それをその苦労を無にするようなわざと下げるようなことをしたいとは思えない。
何より、特定の地帯だけを下げる方法がないから、上げ下げの調整をやってられるわけがない。
導きで特殊痕跡でモンスターを呼び出したときに、救援で表示される探索目的を自動で変更するぐらいしていいと思う。
そもそも、ルールがわかりづらいから地帯を指定するのもわからない人が多いと思う。さらに、モンスターを指定することはより一層やらない。ホストが対象のモンスターだけを出し続ける状態を用意できないので、ターゲットが出現するまで救援者に待ちぼうけさせるわけにも行かないので指定してられない。
導きの地が、自分の環境で出現させられないモンスター素材を手に入れることを、救援のマッチングでカバーする想定っぽいけど、上記のように目的を設定しない状況が多いので上手く機能していない。
また、特定のモンスターを借り続けられないことに対しては、特殊痕跡がモンスター個別じゃなくて、ある程度のグループ単位のものであった方がよかったと思う。
例えば、1つの飛竜種用特殊痕跡で飛竜種の中から呼び出したいモンスターを選べるとか。
全体的に、プレイヤーが本来遊びたいこと(戦いたいモンスターの狩猟)をするための前段階に手間と時間がかかるような感じになっている。
レベルの上げ下げとかはまさにそれだし、歴戦個体の調査クエスト出現にも手間がかかる。
導きの地でほとんどのモンスターと戦うことをカバーできてしまっているので、他の場所(古代樹の森とか)の探索がほぼ無意味になっている。
導きの地を作らなくても、各地で同じように地域のレベルあげシステムをやってもよかったのでは感がある。
そうすれば、場所ごとに地帯が固定されるから救難とかでも目的地帯ごとに人が集まりやすいし、想定外に他の地帯を変動させることもなくて気兼ねなく遊べた感じがする
チャームの自体はいい機能だと思う。けれど、それの活かし方というか、活用方法をちゃんと考えていない感じがする。
チャームは単に見た目をカスタムするというより、マルチで他の人に「何の」チャームをつけてるかを見せびらかすのが主な用途なのじゃないかと思う。取得が難しいチャームをつけてアピールする感じで。
それなのに、チャーム選択画面でそのチャームをどうやって入手したのか、どういう意味のチャームなのかが表示されないのが致命的。
また、写真撮影での調査だったり、猫のお宝探しとかの完遂するのが本当に難しい(面倒な)ことに対する専用チャームが無い。これらは専用家具がもらえるけども、他人にマイハウスでしかみせられない。達成したのを自慢するためのアイテムなら、ゲームメインの狩り中に使えるものにしてほしい。
IBになってからモンスターの体力が多くなっているのが辛い。というか面白さが削がれてる。
IBのバランスは過去のモンハンシリーズと同じ感覚ではあるけれど、個人的にはワールドの時のバランスが一番楽しかったんだなと思う。
過去シリーズでモンスターが弱すぎて特にマルチだとクエストがすぐに終わりがちだったのは、不満というか勿体無い感じはしていた。でもそれはMHWでのマルチ難易度である程度解消できていたと思う。
そもそもプレイヤーの楽しさの方向として、それなりの手応えの上で上手く倒したい・充実した勝利を早く得たいというのが期待であるように思う。
もっと言うと、1体のモンスターと長く戦いたいというわけではない。短過ぎればつまらないけど、20分・30分とかの長期戦をしたいわけではない。モンハンそのものは長くプレイしたいけど、集中力を長時間維持し続けるような耐久を強いられるのは辛い。
その意味では、1クエスト(拠点に戻るまで)に何体も狩猟するような方がいい。連続討伐だったり、導きの地みたいなのはまさに合致している。
でも、現時点のバランスでは、連続討伐は1体あたりの体力が少なすぎる(ことが多い)ので物足りなかったり、逆に導きの地は1体の体力が通常量あるので戦闘が長すぎる、と感じる
エフェクトが派手すぎて見づらくなることで難易度をあげるのは勘弁してほしい。
色々とUIがダメなところが多い。モンスターの造形や調整がメインであまり拠点とかでの操作関連は見ていないんだろうなと思う。
過去作からその傾向はずっとあったので、多分そもそも重要視してないんだろうとは思う。
※夢の中身を箇条書きにしただけなので面白くありませんよ
その路線は実在する路線でもない、実在する駅名でもない、夢の路線。(駅名は名詞ではなく砕けた口語調のようなもの)
最初に降りた駅は海のそばで海産物が豊富な町。人の往来も多い。
瀬戸内海のとれたての美味しそうな魚がたくさん売られていた。(けど、実在する魚ではなかったような気がする。皮が赤いのは覚えている)
その町は町興しの一環として今から60年前の風景を再現する、ようなこともしていて、どことなく懐かしさを感じる黒電話やレトロな家並みだった。
私は何を思ったのか、「これを掛けるとレトロな色に見えますよ」という売りのサングラスを買って、それを掛けた。町並みがレトロな色調に見えた。(つまりはセピア調)
そして公園にたどり着いた。公園に座る半袖半ズボンの若い青年に声をかけた。
「意味?…ありませんよ?」
と歯を見せて笑顔を作った。私と青年は軽く声を出して笑った。私は青年にありがとうと会釈をし、公園をあとにした。(サングラスを外した時点でセピア調の色彩からもとの色彩に戻ったことを夢の中で知覚しているので、意味はあったんだと思う)
人の往来の多い道を進むと大きな川を跨ぐ橋に付いた。下流によくある緩やかで大きな川。川の流れに沿うように、上には高速道路と思われる大きな高架も架かっていた。どれくらいの車線があったかも分からないが、川の幅よりも広い印象だ。空は殆ど見えない。
橋は車も通れるつくりであり、人と車でごった返していた。私は橋を渡らなかった。行ったら最後、戻ってこれない予感がしたから。
そのまま駅まで戻り、電車に乗り隣駅へ向かう。
(電車内の様子は夢から醒めたときからまるで覚えていない。乗ったことは覚えている。しかし電車のカラーや駅ホームの構造などまでは把握できていない)
隣駅に着いた頃には日も傾き、赤の夕焼けと青の夜の入り交じる時間帯だった。人の往来は昼ほど多くないが、疎らというほどでもない。
駅に降りた私は、急かされるように駅の外へ出る(改札はなかったように思う)
すぐに、100段ほどの階段。横幅10メートルはあるだろうか。駆け下りる。足元の灯りは乏しい。蛍光灯でうっすらと照らされているのみだ。
降りた先に、さらに下へ降りるためのトンネル付きの階段がある。階段は蛍光灯で赤く照らされている(演色性が低い)
階段の中央には手すりはない。代わりに、手すりほどの高さの位置にひとつの凹みがあり、それが先の見えない下の下まで続いている。(うまく言葉に出来ないのだが、チューブスライダーや流しそうめんのようなものと考えていい)
私はこの設備の意味を考え、スロープのないトンネルなのでおそらく自転車を使う人のために用意したのだろうと考えた。
振り返ると仕事帰りと思われる人が階段を降りてくる。あるものはそのままトンネルに入りさらに下へ、あるものは左折して見えなくなる。私は下に降りずに、トンネルに向かって右に曲がった。
そこには水族館があった。今のオシャレな水族館ではない、古めの水族館だ。しかし駅直結ということもあってか、夕暮れのこの時間帯でも入館者は多い。
右手には、イルカショーが見える。水族館の外であるにも関わらずだ。イルカにスポットが当たり、芸をする。飼育員の顔は帽子の陰で見えない。
客席に明かりは当たっておらず、誰がいるのかはもちろん、表情の判別は難しい。日の沈む薄暗い中、イルカだけが光をほしいままにしていた。
そのすぐ左、私から見て正面の階段を登ると水族館の入口だが、私は急いでいるので階段を登り隣駅へ向かった。
日はすっかり沈んだ夜。そこの駅から降りてすぐの大学では入学式?が執り行われていた。至るところに輝度の強い白色光が照らされ、そのコンクリートの外壁に美しさを、白と赤の花紙で作られた花に鮮やかさを与えていた。(外壁は打ちっぱなしコンクリートによくある規則的に丸いくぼみのある感じ)
電球色の暖かい色が、ガラス越しに漏れていた。私は学生の列に混じって大学に入る。
エントランスホールでは多くの学生でごった返しており、私はそれを掻き分けて、勝手知ったる足取りで歩を進める。階段を登り、図書室に入る。図書室も多くの学生が本を探しており、私も本を立ち読みするなどした。
どういうわけか分からないが、その図書室には私の上司がいた。(夢の中で出てくる私と関係する実在上の人物はこの上司のみだ)
その上司は誰かと電話をしている。書棚の本の背を指でなぞり、指で引っ掛けて本の顔を確認しては「これじゃない?違うー?そっかー。私もよくわかんないんだよねー」とか図書室にしてはうるさい声量で話す。それを見た私はそっとそこを離れて図書室を出る。
(図書室の構造は円筒形。円の内側がガラス張りで室外が見える。円の外側は壁。図書の保存にはあまり良くないと思われる。私の小学校も改装したときは図書室が両面ガラス張りだったのでその影響もあるかも知れない。確か当時有名だった建築家に設計を依頼したとかなんとか)
その後のことはよく覚えていないがそう長い夢を見ることなく目を醒ました。
(長くなりましたがこれは旅行をした夢です)
この夢を見る前はかなりストレスが溜まっており、イライラしていました。つまらないことで血圧が上がり、そんな自分が嫌でさらに心拍数が上がり、そんな状況でした。
この夢を見ているときから幸福感に包まれていたような気がします。起きてからもです。もちろん目が覚めてから夢だったと納得するわけですから、順序としては
となるわけですね。
私はかなり根に持つ方で、いつまでもいつまでもあの失敗あいつの仕打ちをどこまでもどこまでも引きずっていく人間なのですが、この夢を見てもう全部水に流しました。理屈はわかりません。それぐらい開放的で、穏やかな気分です。心が洗われたとはまさにこのことなのだなと納得している次第です。
こんな夢、あと何回見れるんだろう。今日も枕を高くして寝よう。
実際問題ほほがこけるほどすわれても吸気口がふさがっているのであまり意味がないし
吸引自体で陰茎が快感を得ることはないので吸うのは必要ではないよ
あれはAVの影響だと思える
後述のアイスの食べ方の啜りであれば効果はあると意見するが吸引でほほがこける動作にはあまり意味がない
むしろ擦過による感覚を快感と感じるので動かすまたは呼気を排出したほうが気持ちが良い
ただ息を吐くとだらだら液体がおちるので男性は基本的にみなそれを好むがする方は好みでない方はいるので好みで
なにより接触で快感が得られるので舌を動かすのが気持ちいいが限られたスペースで動かすのは
非常に困難なのと疲労がとても大きいので可動させることは非現実的だが
舌を出す要領で加えて頭部を動かすとさほど大きい動きでなくとも快感は得られる
円筒状のアイスを食べる要領が最も好適なのでアイスを食べることが非常に困難で辛いのであれば
それはさすがにむいてはいないが行為を行うときおなじ要領で行えば
辛いことを我慢して楽しむ機会ではないのなら 快感を得て双方楽しく行為を行う目的であれば
それらを確認しながら個々に技術を更新し向上していくことがよいと思う
AVで見た目たのしそうなのは試してみて具合がどうか聞いてからその継続的な評価を出すべきかと考える
男女ともに
古いPC対応のアプリケーションの製作中、Beep音を出力する必要に迫られた。
1発じゃ短すぎてならないのかと思って、何発も出力してみたが鳴らない。
幾らソースを見直してみても、理論的に間違っているところは勿論、エラーが見つからない。
サウンドカードのインストールされていないPCだが、Beep音だけは出力できる仕様であることは確認済みだ。
暫くすると、しょうがないからBeep音無し、メッセージのみで良い事になってしまった。
ハードウェアのパフォーマンスの低さにソフトウェアの仕様を合わせた形になった。
とても悔しかった。
恐らく、なんでもないちょっとした使い方の問題のはずなのだが、どうしても解決できない。
月日は経ち、古いPCの事は忘れてしまっていたのだが、或る時中古ショップでそれと同等のPCを見かけた。
それを見て愕然とした。
Beep音の音量を調整するボリュームつまみを発見したからだ。
ギザ十の様な、ローレット加工された円筒形の一部だけが露出されたつまみが、
「これが有ったのかー!?」
調味料ってそろえればそろえるほど賞味期限守るのが難しくなる。
冷凍するまえに小分けできないものはすぐ使えないから不便だし。
・ウスターソース、トンカツソース、お好み焼きソース、焼きそばソース
・湿気てほしくない鳥出し顆粒、かつおだし顆粒、あごだし顆粒
・キューブブイヨン
・冷凍にんにく、冷凍生姜、万能葱、レモン(生のを加工してタッパー保存)
・チューブ練乳
・缶入り粉辛子、瓶入の粒マスタード
・ナツメグ
・開封済み小麦粉、片栗粉、ホットケーキミックス、お好み焼き粉(冷蔵庫でないとダニが湧く)
・味噌
常温保存していいものは塩、砂糖、胡椒と油と酢とみりんと乾物(ねりごま)くらいだ。
PC前で思い出せるだけでもこんくらいだもんなー。
頭の切れる人間が、こういう状況に放り込まれたら、どう行動するかは、自明だ。ここで第一にやるべきなのは、インチキプレスリリースをうちまくって、とにかく時価総額を膨らます事だ。資本がないと、なにも始まらない。つまり、マジメにいい商品、いいサービスを、開発する、という、世の中への貢献行動は、マイナスの条件付けをされる。
そして、インチキのプレスリリースをうつ、という詐欺的行為は、プラスの条件付けをされる。まるでこの業界全体の構造自体がが、善良な人間を悪の手先に変える、サタンの洗脳機械のようなものなのである。あの円筒形のビルでは、サングラスをかけた、額に傷のある、かなり悪そうなパブロフの犬が日夜量産されているのである。
ス―パー化するも、飛ばず、地上を走る。
スーパー化(×2名)し、飛ぶ。移動は前後左右上下の完全3次元。
設定上は飛んでいるが、実際はある高度を床とみなして走っているだけであり、ジャンプしてもその高度に「着地」する。
攻撃方法は、通常攻撃(スーパー化前とモーション変化なし)で敵の攻撃を相殺しつつ、
チームブラスト(という名の光速体当たり)でのみ有効ダメージ。
スーパー化(×3名)。飛ぶ。
攻撃方法は光速体当たり、カオススピア(シャドウ)、瓦礫投げ返し(シルバー)。
スーパー化し、飛ぶ。移動は上下左右のみ(条件を満たすと前方に向かって突撃)。
序盤はスーパー化せず、神殿内を走って敵のもとに到達しホーミングアタックで攻撃。
途中でスーパー化するが、飛ばず、敵の張ったバリアの表面を滑るように移動。
攻撃方法は、ブーストによる触手への攻撃。敵本体と戦うのはバリア内の神殿巨人。
メルカトル図法の「上下両端の線」は単に人間がそこで地図を便宜的に切っただけのもので、
というかメルカトル図法では北極点南極点を描くことはできない。
メルカトル図法では、球から、その球に接する円筒形に投影したときできる地形を描いている。
なのでメルカトル図法の地図で北極点南極点付近を描こうとすると、
地図が上下方向にどこまでも伸びていき、歪みもどんどん大きくなっていき、
しかもどこまで伸ばしていっても北極点・南極点は決して地図には表れない。
描きたければ別方向の円筒に投影した別の地図を用意する必要がある。
それを弱点ということはできる。
ロンドン南西ウォーキング付近に巨大な円筒が墜落。15日間の戦闘の後、微生物によって火星人は全滅する (宇宙戦争)
米国探査衛星「ヴァイキング1号」が火星に到達。生物らしき影(BETA)が映った画像データが地球に送信される。後に軌道上からの観測により火星全体に生息していることが確認される(マブラヴ オルタネイティヴ)
アポロ計画の最中に月で地球と火星を繋ぐ古代文明の遺産「ハイパーゲート」が発見された。地球はレイレガリア博士を中心とする調査団を火星に派遣する。その後、火星で古代火星文明のテクノロジー「アルドノア」が発見される(アルドノア・ゼロ)
旧ソビエト連邦が打ち上げた探査機マルス3号が火星に着陸する。
アメリカが打ち上げたバイキング1号が着陸し、火星表面の映像を地球に電送する。
ドラえもん、火星にあるコケに進化加速ダイヤルを最高にセットした「進化放射線」を当て、10億年分進化させて生物を作り出す。
進化した火星人は地球にUFOでやってくるが汚れた地球と野蛮な地球人に危機意識を感じ、火星を捨て他の惑星へ移住する(ドラえもん「ハロー宇宙人」)
人類は地球を飛び出し火星へ進出。蒼いSPTレイズナーを駆る少年アルバトロ・ナル・エイジ・アスカと人類が接触(蒼き流星SPTレイズナー)
火星の皇女であるアセイラムがパレード中にテロリストに襲撃される。
19ヵ月後、ヴァース帝国の月面基地へ地球連合軍が総攻撃をかける。地球と火星の和平が宣言され戦争終結(アルドノア・ゼロ)
地球は異星との交流が進み、国際連合ならぬ星間連合にも加盟して、多くの惑星からの観光客がひっきりなしに訪れる一大観光惑星となっていた(漫画版21エモン)
NASAの調査隊が火星のタルシス台地で異星文明の遺跡を発見し、突然現れた地球外知的生命体タルシアンに全滅させられる(ほしのこえ)
宇宙開拓時代を迎えた人類は太陽系内に生活圏を広げており、悪化する治安への対策として、指名手配犯を捕まえる賞金稼ぎ、いわゆる「カウボーイ」たちが活躍している(カウボーイビバップ)
人類は宇宙開発を進め、火星には実験居住施設もあり、星野八郎太が宇宙でゴミを拾っている(プラネテス)
品種改良された苔とゴキブリを使ったテラフォーミング計画が開始(テラフォーマーズ)
ジオン公国の残党である火星独立ジオン軍『オールズモビル』が蜂起。翌121年、第13独立機動艦隊が火星に到着。最終的にオールズモビルは、自らが使用した秘密兵器の反動に自らの基地が耐えられなかった為に自滅(機動戦士ガンダムF90)
機動戦艦ナデシコ発進。翌年1月に火星へ到着(機動戦艦ナデシコ)
8月9日、「火星の後継者」が蜂起。8月20日にナデシコC、火星極冠遺跡上空にボソンジャンプ。システムを掌握。「火星の後継者」降伏。(機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-)
火星はテラフォーミングされ水の惑星となり、アクアと呼ばれていた(AQUA、ARIA)
火星のゴキブリを駆除・清掃するために地球を発った宇宙船・バグズ2号の乗組員15名は、火星にて異常進化を遂げたゴキブリ「テラフォーマー」の襲撃に遭う(テラフォーマーズ)
アネックス1号によって小町小吉を艦長とする計100名の乗組員が火星に送り込まれる(テラフォーマーズ)
7世紀ぶりに火星への有人飛行を成し遂げた人類。水も酸素もない、廃墟と化したかつての入植地において、宇宙飛行士達は一人の女性を発見する(BIOMEGA)
「わかったぞ!」
「わかりましたか」
「完全にわかった。
エロ漫画コレクター、江口快楽天氏(享年46歳)を殺害した犯人がな! 江口夫人の淹れてくれたお茶を飲んでピンとひらめいたよ。残念ながらキミの出る幕はなさそうだ、探偵くん」
「では、警部の名推理を拝聴しましょうか」
「見ろ。江口氏は『至近距離で真正面から』『刃物でめったざし』されている。
なのに、抵抗した痕跡がない。
被害者は刺される直前まで犯人に対して油断しきっていたんだ。つまり、顔見知りの犯行だな。
被害者が風呂上がりでタオル一枚の素っ裸だったことからも、それが伺える。
となれば、事件当夜に現場となった江口邸内にいて、かつ被害者と最も親しかった人物――結婚十年目を迎えた妻の薔薇族氏(41歳)、夫婦の一粒種である絵留王くん(18歳)、古くからの親友であるボブ・ディラン氏(75歳)の三人に絞られる。
被害者は毎日決まった時間帯に入浴していた。犯人は湯浴みをおえた被害者を彼の書斎で待ち受けて凶行に及んだとおぼしい。この時間帯とその直後にアリバイのない人間が犯人だ。
容疑者三名のうち絵留王くんは自室で夏休みの宿題――ゆうちょアイディア貯金箱コンクールに出品するための貯金箱づくり――に励んでいた。その姿は他ならぬ君によって目撃されている。
奥さんの薔薇族氏は近所の奥様方と夏コミ同人誌製作の追いこみをしていた。
アリバイがないのはゲスト・ルームで作曲をしていたディラン氏だけ。
彼こそ犯人だ!」
「警部。落ち着いて。
それに『正面からめったざし』なんですよ? 被害者氏は即死したわけじゃない。
いくら親しかろうが、殺意むきだしで襲い掛かってきている相手に対してまったく抵抗しないなんておおかしいでしょう」
「む、むう。言われてみれば……では、外部犯の可能性が否定できないということか。またふりだしからだな」
「いえ、警部の目のつけどころはいいと思います。
犯行の難しさ、内部犯であろうと外部犯であろうと一緒です。
ただ、なにか……欠けているピースが……」
「そうか! 警部、被害者の左手に握られたものを見てください」
「左手? おっ、この人間工学に基づいたハンドグリップとモノリスの叡智を思わせる漆黒のボディーは……
「そのとおり。
紙のように薄く感じられるよう、これまでの Kindle よりも20%以上軽く、平均で30%も薄くなり、人間工学に基づいた、左右で薄さのことなるデザインを採用、最も薄い箇所でわずか3.4mm。
それでいて、高剛性プレーティングを施したフレームと kindle 史上最強のカバーガラスを採用し、軽さを追求するとともに、いつでも気軽に持ち歩ける耐久性をも実現した Kindle 最新にして最強のニューモデルです」
「ぶっちゃけ、容量とCPUが旧モデルと変わんないから要らないと思っていたが、
こうして直に触ってみると超欲しくなるな。しかし、これがどうかしたのか?」
「警部、その Oasis にダウンロードされている書籍をチェックしてください」
「おう。……んん、立ち上がりが遅いな。
やはり性能が……うわっ」
「フフ。そこに表示されているのは、無修正のエロ漫画ですね? しかも一番破廉恥なシーン」
「!? なぜ、画面を見もしないでそれを!?」
「奥さん。この kindle は被害者本人が購入したものですか?」
「い、いえ。それは絵留王が主人の誕生日プレゼントにと昨晩渡したものです。あらかじめ容量いっぱいに購入していたエロ漫画といっしょに」
「でしょうね。つまり、絵留王、キミが快楽天氏殺害の犯人だ!」
「警部。死体をよく見てください。被害者は俯けに倒れているのに、タオルは尻の上にかぶさった格好になっている。おかしいとは思いませんか? 普通、タオルを腰に巻いたまま倒れたなら、タオルはちんこと床のあいだに挟まれるはずです。
もうひとつあります。遺体発見当時、風呂場から現場となった書斎へ続くカーペットに足跡や染みは見あたりませんでした」
「な、なに? なぜ教えてくれなかった」
「訊かれませんでしたから。
そして、これが一番重要ですが――なぜ風呂上がりの被害者の手に kindle が握られていたか、ということです」
「風呂場で使ってたんじゃないか? kindle は防水機能もピカイチだからな。Waterfiの加工が施され、完璧な防水加工となっている。真水でも海水でも、ともかく200フィート以上の深さに時間無制限で耐えることができる。たとえばスキューバダイビングにでかけて、海の底に腰を落ち着けながら『海底二万里』を読むことができるわけだ。これはちょっとした「経験」になり得るかもしれない。」
「その割に kindle 本体に水滴はついていません日本人は臆病だから、風呂場で読むなら絶対ジップロックに入れますよ。しかしそのジップロックの形跡も見当たらない。
わかりますか、警部? あらゆる証拠が『被害者は風呂に入っていなかった』ことを示唆しているのですよ。
では、風呂に入ってなかったとすれば何をやっていたのか。なぜ kindle oasis がここにあるのか。
裸族でも風呂上がりでもない大の男が裸体を晒す理由――となると、ひとつしかありませんね」
「!! オナニーか!」
「新しいテクノロジーを手に入れたら、まずエロいことで試したくなる。おっさんに普遍の心理です。
「わかるなあ。だがね、探偵君、風呂がオナニーになっただけで何が違うのかね」
警部は、風呂に入るなら自慰行為をやる前がいいですか? やったあとがいいですか?」
「そりゃあ、した後だろ」
「そう。被害者は風呂に入る前にkinオナを行っていた可能性が高い。
犯行の推定時刻が『定時の入浴直後』から『定時の入浴前』にずれるわけです。この差は大きい」
「そうか、入浴中〜入浴後にあった絵留王氏と薔薇族氏のアリバイが崩れるわけだな」
「そして、もう一つの大きなメリット。それこそ今回の大きな謎を説明するものです。
『真正面から抵抗を受けずに何度も刺す』ことを可能にしたのです!!!」
「おお〜〜〜〜!!!
って、い、いや、待ってくれ探偵くん。
いくら自慰中だったからといって、刺されてるのに気づかないのはいくらなんでもおかしいぞ」
「……警部。あなた、さっき Oasis を立ち上げたときになんて仰ってました?」
「えっ? たしか、『立ち上がるのが遅い』と……ああああああ!!!!」
つまり、書庫がほぼ満杯ならマンガのページ送り速度はイライラするほど遅くなるのです!
これはkinオナにあたっては致命的な欠陥となる!
「そのときに発揮される強力な集中力! そして分泌されるアドレナリンが被害者に『刃物で刺されている』痛みを認識させなかったんだ!」
ところで、ディラン氏、江口快楽天氏はオナニーするときは全裸になる派でしたか?」
「いや。いつもズボンとパンツだけを脱いでいた。『全裸オナニーなど文明化されてないサルのやることだ』とね」
そう、犯人が衣服を持ち去ったからです。どうしても『kinオナの最中に殺害した』と思われたくなかった。
それはアリバイ工作のためでもあり――そして、Oasis が自らと結びつくことを過剰に恐れたからだ。
絵留「……証拠は……あるのかよ?」
探偵「あなたが部屋で作っていた貯金箱……私も直に見て驚きましたよ。
――血の付着した衣服があしらわれているんですからね!」
“!?"
探偵「工作に使ったハサミを鑑識に回せばそれが凶器として使われたどうかはわかります。刺すだけではなく、遺体から服を切り離すのにもつかわれたのでしょう」
絵留「……クソッ……俺の負けだよ……」
警部「しかし……なぜだ。絵留王くんはエロ漫画読書界のホープとして、父子鷹でがんばってきたんじゃなかったのか?」
探偵「まさしく快楽天氏の英才教育こそが今回の動機なのでしょう。ですよね? 絵留王さん――いや、絵留王ちゃん?」
絵留「!? ……フッ、名前とヤドクガエル先生の描いたような外見のせいでたいがい勘違いされるんだがな。すると俺の『本当の年齢』も知っているわけか」
探偵「ええ。あなたは18歳じゃない。戸籍上はまだ小学生のはずです」
探偵「いかにも。貯金箱コンクールの応募資格は『小学生のみ』です。いい大人が夏休みの宿題に作るようなもんじゃありません」
警部「だが、なぜ江口一家は絵留王ちゃんがあたかも18歳であるかのようにふるまっていたんだ?」
探偵「さっきご自分で仰ってたじゃないですか。『エロ漫画読書界のホープ』だったって。エロ漫画を読めるのは何歳からですか?」
警部「!? まさか――」
絵留「……そうだよ。あのクソ親父は、この12年ずっと俺を『18歳の成人男子』として扱ってきた。まだハイハイもおぼつかねえころから、朝から晩までエロ漫画、エロゲ、エロ同人漬け……。
冗談じゃねえ……俺には俺の人生がある。健全な小学生の女児としての、な。あいつは結局こどもを愛してなんかいなかった……」
探偵「……それは違います。絵留王ちゃん。なぜ快楽天氏はクソ性能の Oasis でオナニーをしていたと思いますか? 彼ほどのエロ漫画マニアなら、さっさと合理性を優先して、紙の書籍に切り替えてたはずです。しかし死ぬまで Oasis を手放さなかった――」
絵留「……え…まさか……プレゼントだったからだっていうのかよ? 俺からの誕生日プレゼントだったから、どんなクソ性能でも使ってたんだって……
そんな……オレは…‥じゃあなんで……うわあああ〜〜(泣き崩れる」
「今回もイヤな事件だったな……」
「kindle は使うものによって悪にも善にもなります。エロ漫画もまたそうなのでしょう」
「そうだな……わかっている……わかっているが……くそっ! やりきれない……」
「ぼくも同じ気持です……もし彼らが kindle Oasis ではなくアレさえ持っていればと思うと」
「アレとは?」
「フフフ、これですよ(バッ」
「あ、黒いシルエットを燦然と穿つ青白い光!!!それは、君、『kindle paperwhite のマンガモデル』じゃないか!」
「いかにも! 通常の Paperwhite の8倍、32GBのストレージを実現し、マンガなら約700冊を保存可能!
快速ページターン機能を使えばマンガのページおくりのスピードが33%アップします!
さらにはピンチ&ズーム機能で細部まで書き込まれた作品でも簡単に拡大が可能!
まさにマンガ大国ニッポンのために生まれた読書デバイスです!」
「なんてこった、これさえあれば今回の被害者も刺されたときにすぐに気づいて、ちゃんと娘と話し合いの場が持てたはず…‥」
「起こってしまったことは変えようがありません。しかし、新たな悲劇を防ぐことは……あれ? 警部、どうしたんですか? ニヤニヤして」
「フフ、こんなこともあろうかと私も既に購入していたのだよ。マンガモデルをな! ほらここに」
警部!
それ、ダイナマイトですよ!」
「ば、爆発する〜〜〜!!!」
ドカーーーーン!!
「う、うーん……あれ? 生きてる。警部も……」
「どうやら助かったようだな……」
「!? 警部! あの断崖の上ッ!」
「あ、あの人影はッ!」
(慈愛に満ちた微笑みを浮かべて立ち去っていくボブ・ディラン)
「……助けてくれたのか」
「おそらく、ノーベル賞委員会の刺客が警部の気づかないうちにマンガモデルとダイナマイトをすり替えていたんでしょう。あの場に居合わせていたディラン氏を爆殺するために……」
「あの屋敷に刺客が?」
「警部が冒頭で飲んでいたお茶、あれを手渡すときにすりかえが行われたのでしょう。お茶にアンフェタミンを混ぜることで警部の注意を散漫にさせ、違和感に気づかせなかった。
興奮作用で普段はにぶい警部が突然推理をひらめいてしまったのです。
それをきっかけに事件がスピード解決したせいで、かなり遅れてダイナマイトが爆発した」
「まさか薔薇族夫人がノーベル賞委員会の手先だったなんて…‥なんてやつらだ。ん? 待てよ?
おい、今は2017年8月だぞ。ノーベル賞授賞式はもう去年の暮に終わったじゃないか。
結局、ディラン氏は会場に来なかった。
「警部。ボブ・ディランは信義の男です。
彼は一度結んだ約束を絶対に違えない。
授賞式に行くといったならば、かならず来ます」
「しかし現に――」
「現にディラン氏は去年の10月に『授賞式に来るか?』と訊ねられて、なんと答えていましたか?
『行くとも。可能ならね』ですよ。
――ことばどおりなら、彼には『行くことが不可能になる』可能性があったことになります」
「それが委員会による妨害工作だと? ノーベル賞委員会はディラン氏を授賞式に出したかったんじゃないのか?
そのために受賞スピーチは代わりに歌でやっていいだとか、さんざん譲歩してきたんじゃなかったのか。
そもそもディラン氏を殺して彼らに何の得があるんだ?」
「ノーベル賞委員会はひとまとめにされがちですが、実態は各カテゴリーごとに分かれていて一枚岩じゃない。
特に文学賞はスウェーデン・アカデミーが担当しており、科学関連を司る本家スウェーデン王立科学アカデミーからは独立しています」
「違うとはいっても、同じスウェーデンのアカデミーなんだろ? そんな喧嘩する理由が……」
「あるんです。王立科学アカデミーを設立したのはフレデリク一世。スウェーデン・アカデミーはグスタフ三世です。対立の歴史詳しく説明すると長くなるので省きますけれど、簡単にいえば、二つのアカデミーのもつ「本家」意識のぶつかりあいですね。
『元祖』である科学アカデミーにあの時の騒動に苦々しい思いを抱いていた。ポップ歌手風情に受賞させた上に、ノーベル賞全体の権威をコケにされたわけですからね。
だから、彼らはこう考えた。
『授賞式にこさせなければ、受賞はできない』。
殺してしまっては『死後受賞』になるので授賞式まで生かさず殺さずにしようとしたんです。
もっとも、ディラン氏は3万9211人のノーベル・ニンジャ部隊を相手に傷一つ負わなかったようですが――
ともあれ、目的は達成された。彼は2016年の授賞式に現れませんでした」
「だったらこれ以上ディラン氏に関わり合いになる必要はないじゃないか。何も殺すなんて……」
文学賞を二度獲った例はありませんが……ライナス・ポーリングの例を考えてみてください。
彼は54年に科学賞、62年に平和賞という異なるカテゴリーで受賞をはたしています。
愛と平和を歌ったボブ・ディランなら――いつか『平和賞受賞』もありうる」
「そうか。平和賞だけはスウェーデンじゃなくてノルウェーのノーベル委員会の管轄だから……」
ふだんからちゃらんぽらんな選考をしている平和賞委員会ですから、なおさらね」
「だから二度目の受賞――平和賞に選ばれる前にディランを殺そうとした」
「そう、本年度受賞者が発表される10月までに、ね。去年四万人近い手駒を失ってしまった王立科学アカデミーには、今年のディラン氏の来瑞を止める手立てはありません。
ディラン氏は今度こそ授賞式に現れることでしょう。それが『可能』なんですからね」
「今回の事件も実はディラン氏が発端だったんです。
江口夫婦のうち薔薇族夫人は科学アカデミー側の人間でした。かたや夫の快楽天氏は文学アカデミー側。二人は敵対する組織に属しながらも愛によって結ばれた、いわばノーベルロミオとノーベルジュリエット。
ところが、夫がディラン氏を科学アカデミーの刺客から匿うことに決めたとき、調和は亀裂が走った。
彼女が何より許せなかったのは『自分への愛』より『ディラン氏への愛』を選んだことだったのかもしれません。その憎しみが彼女の心を悪魔に変えた。
考えてみてください。
いくら教育法に難点があったからといって、小学生が父親を殺そうとしますか?
そう、絵留王ちゃんは悪魔から禁断の果実を知らないうちに与えられてしまっていたがために、あんな凶行に及んだのです。
「娘を薬物で操ったのか……」
「夫人の親玉は世界に冠たるスウェーデン王立科学アカデミー……薬物の調達くらい、朝飯前でしょう」
「彼女は実の母親ではありません。快楽天氏と薔薇族夫人が結婚したのは十年前。絵留王ちゃんは十二歳です。
……警部、絵留王ちゃんの面立ちは誰かに似ているとおもいませんでしたか? 快楽天氏でも、夫人でもなく――」
「――ボブ・ディランに!」
「快楽天氏は十二年前は『彼』ではなく『彼女』でした。絵留王ちゃんはボブ・ディラン氏と(当時女性だった)快楽天氏とのあいだの子供だったのです!」
「そんな……娘も夫人にとっては憎しみの対象だったのか」
「あの一家もまたノーベル賞騒動の被害者なのかもしれません……」
「いや、最も憎むべきは……
アンフェタミンだ!
こんな薬物さえなければ……」
「安易な薬物乱用の恐ろしさを学びましたね…‥。
薬物乱用は、単に乱用者自身の精神や身体上の問題にとどまらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには、殺人放火等悲惨な事件の原因にもなり、社会全体への問題と発展するといいます」
「そうだ……薬物は、使用しているうちにやめられなくなるという"依存性"と、乱用による"幻覚"、"妄想"に伴う自傷、他害の危険性がある。
一度だけのつもりがいつの間にか中毒となり、一度しかない人生が取り返しのつかないものとなるのだ……」
「このような薬物乱用の恐ろしさを十分に知っていただき、薬物乱用問題を考える際に以下のサイトを参考にしていただきたいと思います。
「完」