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はてなキーワード: 奈落とは

2021-11-25

男性から降りていいというならロールモデルを示してくれ

男性から降りてもいい、弱い男でもいいというけど、それって無理だろ。

男らしさとは大きく言って、社会的名誉であり、それの一番簡単メジャーな形が経済資本でしょ。

そして男らしさで悩んでいる奴は経済資本が無い。

「金だけが幸せな形じゃないだろう」というのは分かるけど、じゃあ低収入幸せな形って何?と言われると「友人が~、家族が~」と社会資本に続く。

男は根本的に友人が少ないし、結婚できるかは経済資本の有無が大きくかかわっているから、結局降りたところで何もない奈落が広がっているだけ。


独りで生きて、貧困に苦しみながら独りで死ね。そしてそれを幸せと思うようになれ。

それが男性から降りた先なんて結局こんな形にしかならない。

2021-11-03

愚民よくばりセット

澤田愛子

@aiko33151709

枝野氏の悪口はやめた方がいい。彼は全力で自公政治の悪を説き、コロナ大災厄中の国民希望人権個人尊厳を訴え続けてきた。精一杯頑張ったのだ。立民が負けたのは国民意識が低すぎて、困窮者の救済、平等人権等が選挙の争点にならなかっただけだ。立民の敗北は日本奈落の底を予感させる。

午前11:55 · 2021年11月1日·Twitter Web App

https://twitter.com/aiko33151709/status/1455005510931865604

WADA_version3

@freeze210929

人権を語って負けるなら,もう仕方ないじゃないか。それはこの国の愚民には難しすぎたというだけで,方向が間違っているわけでは決してない。馬鹿いかんのだ。

午後7:56 · 2021年11月1日·Twitter Web App

https://twitter.com/freeze210929/status/1455126571618955268

前川喜平右傾化を深く憂慮する一市民

@brahmslover

政治家には言えないから僕が言うが、日本有権者はかなり愚かだ。

午後4:33 · 2021年11月3日·Twitter for Android

https://twitter.com/brahmslover/status/1455800243279122436

高橋ミレイ(Mirei Takahashi)

@mikeneko301

自分もふくめ都心在住者同士や目的を持って都会から地方移住するような割とリベラルな交友関係にいると、SDGs問題意識を持つことが常識みたいに錯覚するしその問題意識自体は間違ってないと思うけど、日本全国の多くの地域はいまだに封建主義から自由民権運動の段階にあると思った方がいいと思う。

午後6:00 · 2021年11月1日·Twitter Web App

https://twitter.com/mikeneko301/status/1455097359449219076

2021-10-29

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか」を書いた増田です

https://anond.hatelabo.jp/20211026193844

で、「iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか」を書いた増田です。ブクマが1600もついていてびっくりしました。いままでどんな気合い入れてブログを書いてもブクマ100もいったことがないのに、勢いに任せて書いた増田が1600とは…こういうのみんな知らなかったんですかね。

 

いろいろ言及してくれた人がいるんで、答えられる限り答えていきたいと思います

 

増田のいたS社ってのは、三洋電機

 

まあ、隠す必要ないよね。そうです。ハイ名古屋工業系の大学を出て入りました。あの頃の三洋はすごかったんだ。二次電池太陽電池デジカメ無線通信など、地味に覇権取ってた技術分野がいくつもあった。新潟半導体も作っていたし、有機ELだって開発してたんだ。パナからは下に見られていたけど、社風はちょっと緩くて、でも活気があっていい会社だった。守口本社ビルが建ったときは誇らしかったんだ。なんでこの大企業がこうも容易く瓦解して消滅してしまったのか、今となってもよくわからない。新幹線の窓から見えるソーラーアークに「SANYO」とあったのが、「Panasonic」に変わっているのを見たときの衝撃は、今も忘れることができない。

 

三洋電機は完全消滅なんてしてないよね。

 

あ、これはまあ、そうですね。事実上消滅、といったらいいかな…

 

日本メーカーAndroid端末開発の悲喜こもごもを教えて

 

俺は携帯絡みの仕事最初にやったのがPHSCS基地局)だったんだ。今や三洋基地局を作っていたなんて知る人も少ないんじゃないか。DDIPocket(その後WILLCOM、そしてSoftbank…)でその仕事していて、CDMAを手伝ったあと、KCP+というクソみたいなプラットフォームでみんなが死んでいるのを横目で見つつ、横須賀次世代通信の基礎研究みたいなことをやっていた。なので端末の開発はあんまりやってないんだ。でも、三洋携帯は良かったんだよ。そりゃパナやNECに比べたらブランド知名度で劣ったけど、中身は全然負けてないつもりだった。ワンセグをつけたのも有機ELディスプレイを付けたのも三洋最初だし、何より俺らはあのアメリカでしこたま売ってた。

だがいつの間にか三洋携帯事業だんだん先行きが怪しくなっていて、ノキア合併するという話をずっと聞いてたんだけど、なんかしらんけど結局京セラに売られることになった。京セラは厳しいけど温情あるところだったらしく、残ってパナに身売りされた部門よりかはずっと良かったんじゃないかな。俺は京セラには行かず別の会社移籍してLTEとかしてたんだけど、そこでiPhoneの発売でいろんなもんがすっちゃかめっちゃかになるのをやや離れた場所から見ることになった。その後は凋落する日本携帯業界とともに生きてきますた。

 

iPhoneが出たときガラケーにかなわないと思ったのはお前の見る目がないからだ

 

(笑)まあ、そうだよね。それは本当にそうだと思う。ただ、当時出たばかりのiPhoneは、ちょっと重たいサイトを見るとすぐにブラウザが落ちたし、孫さんはこれで仕事捗るぞみたいなこと言ってたけど、こんな不安定もの仕事に使えっかよと思ったのも確か。ガラケーのほうがずっと安定していたんだ。その後iPhoneが急激に改良されていったのはご承知の通り。当時はiPhone未来性を語るギークも多かったけど、女子高生NECの二つ折りにじゃらじゃらとストラップをつけて、あらゆる機能を使いこなし超高速でケータイ打ちしてたような時代で、別にメニュー階層なんかもそう複雑でもなく、これがiPhoneより使いにくいなんて思わなかったんだ。先見の明がなかったことはそのとおりだと思う。

 

Androidの出始め、海外メーカーのはそんなにダメ端末ではなかったよね

 

はい、これもそうですね。HTCサムスンは当初からしっかり作り込んだいいのを出していた。日本メーカーが安定した端末を出せるようになったときには、すでにiPhone覇権が確定していたのは前に書いたとおり。ただ、ソニーだけは例外最初からそこそこ安定したものを出していたし、途中まではグローバルマーケットガチで戦っていた。とはいえ、確かソニー・エリクソン(後にソニーモバイル)って当時英国会社だったような。

 

iPhoneが普及したのは端末や操作性がAndroidに対して洗練されていたからで、キャリア戦略日本メーカー不手際だけで語るのはおかし

 

これも、そうだとは思う。ただ日本けが突出してiPhoneシェアが高い(2位以下に10ポイント以上の差をつけている)理由は、キャリア戦略日本メーカー不手際が原因と言っても差し支えはないと思う。

でも、iPhoneが洗練されているってのはどうもやっぱり納得できないんだよな…確かにiPhone5くらいまではそうだったかも知れない。ただその後はUIなんかもひたすらAndroidで先行しているものを取り込んでいったでしょう。通知エリア、戻る機能、大画面化、アイコングループ化、ウィジット、カーソル移動…iPhoneAndroid比較してそんなに洗練されたものなら、どうしてAndroidマネをする必要があったのか。また端末はどんどん重くメタボリックになっているし、ノッチデカ指紋認証も不可で、充電端子の統一もできず未だにデジタルコンテンツアプリ内購入もできない。それで最高のユーザー体験とか聞くと、寝言は寝てから言えよと思ったりするよな、正直。俺はよく画面分割してYoutube再生しながらLINEとかするけど、それすらまだiPhoneはできないんでしょ?

以前はAndroidが高機能高性能で推しiPhoneユーザー体験がすごいんだと言われてきたけど、今はどちらかと言うとiPhoneのほうがAチップの高性能を売りにして、ユーザー体験は変な所にこだわっておおよそ実用的ではない。その点もAndroidが優れていると言い切っちゃうと荒れそうだからこのへんでやめとくけど、ぶっちゃけ大して変わらんと思うよ。

まああとは、AppleWatchやiPadMacとの連携が優れてるみたいな話になるんだろうけど、そのへんは使ってないのでよくわからない。個人的な思いで言えば、個人情報から決済から操作からから何まで一社依存するってのは怖くないんかなって思う。Apple個人情報保護が優れてるって人もいるけど、実際のところは彼ら中国政府にベッタリで、その要請に従って中国企業個人情報管理とか任せたりしてるぞ。

 

Appleがにくいからって中韓の端末を推したりするなよ

 

俺が本当にこいつらすごいなと思ったのは、Appleではなくサムスンファーウェイだった。サムスンGSMとかから今のスマホ時代に至るまで、グローバルに君臨しつづけているほぼ唯一のメーカーだ。そりゃ過去には日本技術を盗むとかもあったかも知れないが、日本を追い抜いたあともずっと成長を続けているし、しかも端末のコア部品の大半を内製できて、それらがみな競争力を保っている。こんなオバケみたいな連中は他にいない。

ファーウェイ基地局でとてつもない技術力と競争力を持っていたのもあるが、端末だって短期間にすごいのを出してきた。SoCも内製していたし(製造tsmcだったけど)、その設計思想や性能はAppleに劣らないくらいだった。そして安かった。安く作れるってのはそれ自体がすごい技術力なんだ。実は俺はファーウェイが躍進して、高慢ちきなApple奈落に落とすことを密かに期待していたんだけど、そうはならなかったね。でも彼らはきっといつか這い上がると思う。それが日本にとっていいことかどうかわからんけど。

思うに、日本iPhoneシェアが高止まりなのは中韓に対する根強い差別意識もあるような気がする。日本人アメリカの作るものは大好きだが、中韓については未だに彼らの技術製品を認めたくない思いがあるんじゃないかな。欧州なんか行くとサムスンやらXiaomiやらのスマホ機能デザインを褒める声を聞くけど、日本でそういう人はあまり見ないよね。

 

老害

 

このコメント結構あったね…iPhoneが出たときに俺は40歳前後。若くはないけど老害じゃないだろうとは思う。ただ今の若い人は、僕らみたいな年代人間日本産業焼け野原にしたと思っているのかも知れない。まあそれはそれで確かにそういう一面もある。でもまあ、なんというか、この20年、日本はやるべきことは必死にやってきたと思う。

いま話題半導体だって、パナとルネサスは共同で微細化の研究に取り組んで世界の先端を行っていたし、富士通は最新の工場三重に建ててファウンドリビジネスにも取り組もうとしていた。ASMLの独壇場であるEUVリソグラフだって、実は日本が先行して産学共同で先駆的開発をしていた、なんてもう言っても誰も信じないんだろうな。プラズマ液晶だって有機ELだって、実際のところ日本企業は果敢に攻めていた。世界で求められるキーデバイスは何かはちゃんと把握していたし、それでなんとか世界一角に残ろうと必死だった。後からならなんとでも言えるが、その時々での判断が遅かったとか合理性を欠いていたとは思えない。でも、なぜかその大半が裏目に出てしまった。技術はあった、人もいた、行動もした。でもダメだった。

太平洋戦争歴史を読んだりするのが好きなんだけど、あれも途中からやることなす事の大半が裏目に出るようになるんだよね。インパール作戦特攻のような不条理作戦もあったけど、全部が全部そうでもなくて、その時はこういう道しかなかったのだろうと思えるものもたくさんある。でも、どうしてかその大半は裏目に出てしまう。そんなとき人生にもあるし、国にもあるんだろう。

から敗因を研究して、次につなげればいいじゃないかと思う。

俺は、あの三洋電機があっというまに崩壊していったのを見ているから、いま世界を席巻しているAppleやらサムスンやらtsmcだって、いつどうなるかわかったもんじゃないよなって思うよ。富士通NECみたいに卓越した技術を持っていても、長い時間をかけて凋落していった企業だってある。逆に言えば、ほんの20年くらい前までAppleなんてニッチ時代遅れのPCメーカーだったんだ。日本だっていつまでもダメな国じゃない。社会が変わるときは一瞬で変わる。老害って言われるのは悲しいけど、でも君らと一緒にまた上がっていける日は来ると思うな。

 

追記iPodのことを何度か書いている人がいるけど、俺の周囲の人たちでiPodを使っている人は殆どいなくて(ちなみに言うとWalkmanだっていなかった)、大体が中韓の作ったmp3プレーヤーを使っていた。格段に安かったし、iTuneかいうできの悪いソフトを使わないでも、フォルダごと音楽ファイルを放り込めば再生してくれたからだ。俺も名前忘れたけど韓国メーカーのやつを使ってたと思う。これって自分の周囲があらかた理系メーカーだったから、割と特殊なのかも知れない。ただ全く無関心なのではなく、飲食店で注文を取るお姉さんがiPod touchを端末に使っていたのを見て、ああイノベーションってこういう形も取るのかと感慨深く思ったのを覚えている。ちなみに当時auガラケー向けに音楽配信サービスをしていて、もちろん三洋の端末も対応していたんだけど、実際それで音楽聞いてる人を見たことなかったな…(ぶっちゃけビットレートが低く、音もそんなに良くなかった)

なので、iPodを使ってた人がiPhoneを受け入れたという説は、そうかも知れないけど自分にはわからん、となるのであった。ごめんね。否定しているわけじゃないんですわ。こうやって現場の人に周りが見えてなかったってのも、我々の敗因のひとつなんだろう。

2021-10-01

ただ一人許せないアイツのこと、あるいは自分三回忌に宛てた散文

ほとんどの感覚はもう零れてしまっている。

あるのはどす黒く染まった虚無感。そしてそこに沈んだ6年間。



晴れて大学合格し、キャンパスライフに夢を咲かせた8年前の春。大学生活を過ごすこととなるサークル選びの時間だ。

高校時代演劇を少しやっていたこともあり、大学でも演劇を続けていきたいと思っていた。

舞台に上る前の高揚感、あの感覚は一度味わったら忘れられない。

自分大学の中でも一番大きな演劇サークル新歓公演では、大学演劇とは思えない規模の舞台に圧倒された。

そしてそこに、アイツは、あの魔物は居た。

サークルの先輩で女ボスといったところか。

取り巻きには優しいが、その支配スタイル仮想敵を作ることで取り巻きを結束させるタイプのヤツだ。

今まで男子校でのうのうと暮らしていた自分にその危険さを察知する能力はなかった。

また、そこで引いた演目よろしくない。

役者で男は一人だけ。役柄としてもおそらく30過ぎで、男子校上がりの18歳童貞が生半可な気持ちインストールできるものではない。

率直に言って下手だったと自分でも思っている。

一方アイツは役者経験豊富で指折りに優秀だった。

癪ではあるが能力は認めざるを得ない。

うまく歯車が合えば多くのものを盗めただろう。しかしそうはいかなかった。

最初のすれ違いがどこで起こったかは分からない。自分記憶はもうターゲットにされたこしか残そうとしていない。

7割の時間嘲笑され、のこりの3割で怒鳴られた。

他の役者取り巻きで話せない。今思うと1人は引いた視点で見ていたが、そのことは3年ほど経つまで気がつけなかった。

同じ学年と話す機会も少ない。そうして、どんどん自分だけで抱えていくことになった。

舞台上で自分の役がアイツの役に怒るシーンがある。公演の中で1つ、アイツへの思いを全力で乗せて怒鳴った。

その回のあと、アイツはそのシーンを良かったよと一言言った。それだけだった。

生身のアイツへの気持ちを載せたモノですら躱された。ああ、コイツはなにもわかってない。本物の魔物だ。

自分は結局、大学生活を通じてサークル役者に戻ることはなかった。



そしてこれが遭難の始まりだった。

何があったのかわからないまま精神をズタボロにされた自分は、何が起こったのかを結局解決できないままに大学5年間を過ごすことになった。

鬱というのは初動が大事だ。

それが一人暮らしを始めたばかりの18歳に降り掛かったときに、いったい何ができようか。

大学にも行けず、一日家で布団にくるまって泣くしかできない日々。

その日々を嘆いてますます気持ちはふさぎ込む。

完全に負のスパイラルだ。

外に出ようとしても身体から力が抜けて、文字通り崩れ落ちてしまう。それが「日常」だった。

その日常が異常であることに、大学を出るまでついぞ気がつけなかった。

自暴自棄になって他人にもたくさん迷惑をかけた。

助けてほしいというだけのことに自分自身でも気がつけないまま、他人から理解されることを拒んでいた。八方塞がりだ。



アイツと出会わなかったら自分人生がどんなだったかと、気分の重いこんな日には考えてしまう。

かに自分の自堕落さに依るところもあったろう。すべての原因をアイツ一人に帰せるわけはない。

地獄の中で嫌というほど記憶を反芻するたびに悪魔化されていっただろうことは否定しない。

それでも、その最初奈落を作ったアイツは、自分視点の中ではすべての咎を着せられるべき存在なのだ

それほど深い絶望がそこにはあった。

信号を待つとき道路からできるだけ離れて待つようにしていた。

ふとした拍子に飛び込まないという確証がなかった。

郊外ショッピングセンターにあるような吹き抜けの通路でも吹き抜け側は避けるようにしていた。

飛び降りないという自信がなかった。

日常のすべての瞬間に「死」の感覚が忍び込んでいた。

一番死に近かったのは3年前の夏。

当時共同制作していた作品が全く進まず、締め切りまで残り1週間となってもほとんど出せる状態になかった。

おまけに制作の外側でも人間関係をこじらせており本当に限界だった。

延長コードを切断し銅線を剥き出しにする。感情もないままただ機械的に胴体に貼り付ける。

コードコンセント差し

端子ごとにオンオフを切り替えられるタイプコードなのであとはスイッチを入れたら電流流れる

心臓を狙って電極を貼っていたので実行していたらほとんど助からなかっただろう。

最後に好きだった曲を聴いて終わらせるつもりだった。

「芥の部屋は錆色に沈む」、テーマも曲の途切れ方もピッタリだ。

でも涙が止まらない。スイッチは押せないままだった。

もう2,3曲試したところでようやく正気に戻った。

一呼吸入れたあとに実家電話を掛ける。そうしてしばらく一人暮らしを離れることとなった。

実家に連れ戻されたとき、父と二人で近所のファミレスに行った。

これからのことを父が話していたように思う。

やがて注文した料理が運ばれてきた。おいしそうなハンバーグだったか

しかし箸を手にして食べようとしても、気持ち食事をするのを頑なに拒んだ。

自分にはこれを食べる資格はない。何度も掴んでは離し。うつむいたまま食事を転がすのみ。

いつしか目には涙が浮かんでいた。



そんな状態から抜け出せたのは幸運があったという以外にない。

家族理解、そして当時の恋人の支えがとても大きかった。いくら感謝しても足りないほどだ。

こうして自分大学を去り、少しの休養の後社会に出ることができた。

大学1年目で一生分の不運を使い切ったのかとすら思えてくる。逆にこの幸運がなければ、今頃どうなっていただろうか。

自分はあの時にもう死んだと思っている。

からこそ、今ここに三回忌として、一つの区切りとして、こんな取り留めもない文を認めているのだ。

今書かないと死んだ自分が浮かばれない。

6年間の悪夢に、形だけでも終止符を。



ここからは今まで一度も書いたことがない、テメエへの黒い感情だ。

テメエがこの文章自分ごととして受け止められるような人間でないことは知っている。

自分のこととも気づかず酷いヤツだと怒るか、こんな場所しか書けない臆病なヤツだと嘲笑うかだろう。

からこちらも遠慮なく書かせてもらう。

大学院を卒業して高校教師になったそうじゃないか。その指導で何人の信者を作り、何人の屍を生んだか。

杞憂だったらよいが、あいにく自分はテメエのことをそんな綺麗ぶれる人間だとは素粒子一つほども思っちゃいない。

これまでそうして生きてきたように、テメエは幾重もの屍の上に仮初の楽園を作っていくんだろうな。

結婚して子どもを生んだとも聞いた。

テメエの名前を聞いただけでヘドが出るのに、やたらと一部にはウケがいいから嫌でも風の噂で流れてくるんだ。

なにせテメエの子だ。大層リッパな、スクールカースト最上位の陽キャに育つことだろうな。

テメエ自体への憎しみは消えないが、テメエにも家族ができたんだろ。

流石に恨みのない人間を悲しませることはしたくない。逃げ切れてよかったな。

何度痛い目を見せてやろうと思ったことか。

聞けば人間にとって一番苦痛を与える死に方は焼死だそうだ。

ガソリンをぶちまけて喚くテメエを見ながら高笑いしたいと何度望んだことか。

あの場所ごと焼けてしまえばいいと何度願ったことか。

しかしそれを選択することはなかった。

これ以上自分人生をめちゃくちゃにされてたまるか。

最早失ったものはテメエの命程度で償えるものじゃない。

やっと呪縛から逃れてマトモな世界に戻ってこられたんだ。

からせめて、金輪際自分の前に現れないでくれ。

次に会ってしまったら、どうなってしまうか怖いんだ。


なあ。


頼むよ。



これだけ願ったところで、アイツの記憶は消えない。

眠れぬ夜にふとやって来ては、今でも隅っこに叫ぶことしかできない自分を一生嗤い続けるのだろう。

2021-09-09

アンパンマンに出てくるだいこんやくしゃを見ると、彼の最期を考えてしま

かつてない強敵に、味方の戦士はほぼ戦闘不能になっていた。

アンパンマンはまだ来ない。

ちびゾウくんやカバオくん、そしてでんでん一座の役者達が岩の陰に隠れていた。

これはだいこんやくしゃが指示したことだ。

絶対に声を出してはダメよ。大丈夫カレーパンマンしょくぱんまんいるから。それにアンパンマンも必ず助けに来るわ」

だいこんやくしゃの言葉を聞いて、子ども達は少し安心したような表情になった。

しかし、それも過去の話。

子ども達の存在に敵が気づくのも時間問題だ。

だいこんやくしゃも大きなダメージを受けて倒れていた。

下手に動くと敵に見つかるので、うっすら目を開けて辺りを見渡した。

(ああ、なんてこと。カレーパンマンしょくぱんまんあんな姿に…。今動けるのはアタシだけ…考えるのよ…アタシにできること…)

アンパンマンが助けに来るまで、子ども達はもちろん一座の大事役者達をなんとしても守らないといけない。

それが座長である自分責任

だいこんやくしゃは最善の方法必死で考えた。

その時だった。

「はーっくしゅん!」

子ども達のうちの誰かがくしゃみをしたようだ。

おそらくカバオくんだ。

「グゴゴ…?」

敵がその音に気付き、岩の方に視線を向けた。

(マズいわ!マズいマズい…!)

だいこんやくしゃは痛む体をムリヤリ起こした。

そして、考えるより先に走り出していた。

あなた、どこ見てるの!今のはアタシのくしゃみ!!!

だいこんやくしゃの声があたりに響いた。

それは日頃の芝居で鍛えた、遠くまでよく通る声だった。

「グゴグガガァァァ!」

敵は雄叫びを上げて向かってきた。

だいこんやくしゃは子ども達の隠れている岩と反対方向に走った。

「ほら、ノロマさん!アタシはこっちよーーーー!」

だいこんやくしゃの挑発は敵を更に怒らせた。

「よ、よせ…その傷じゃ無理だ…」

「やめるんです…だいこんやくしゃさん…あなたがやられてしまう…」

カレーパンマンしょくぱんまんの声はだいこんやくしゃには届かない。

「ほら!!こっちよ!」

だいこんやくしゃは力の限り走った。

しかし、思うように足が動かない。

想像以上にダメージを受けていたようだ。 

敵はどんどん近づいてくる。

(なんのこれしき…芝居では見栄を切っていたけど、今は見栄を張らせてもらうわ!アタシの役者魂、ナメないでよね!)

「だいこんおろしーーー!」

「グワアアア」

だいこんやくしゃの大根おろし攻撃が敵の目に命中した。

少し距離は開いたが、奮起した敵はさらなる勢いで追いかけてきた。

だいこんやくしゃはついに崖っぷちまで辿り着いた。

(ここまで来たら、もう子ども達は大丈夫よね…)

「グォォォ!!!

敵は咆哮し、今にも飛びかかってきそうだ。

「フフ、少しは早く動けるのねノロマさん。さあ、どうする?この先は崖。アタシに飛びかかったらどうなるか、おバカあなたにも分かるでしょ?それとも、アタシと一緒に奈落の底に落ちてみる?」

その言葉に敵は動きを止めた。

(シメた。少しはこちらの話が通じるみたいね)

だいこんやくしゃは捲し立てた。

「この崖から落ちたら、さすがのあなたでも助からないでしょうね。しかも、その図体の大きさ。アタシの何倍も、いや何十倍も痛いはずよ!」

敵は少し思案しているようだった。

「痛いのはやっぱり嫌なのね!かわいいとこもあるじゃない。さあ、これ以上馬鹿なことはやめて巣に帰りなさ…!?!?

突然、だいこんやくしゃの体が浮いた。

敵の背中から植物のツルのようなものが伸び、だいこんやくしゃの体に巻きついたかと思うとそのまま空中に持ち上げたのだ。

「なあに、これ?こんなの隠し持ってたのね。面白いじゃない…う…ぐ…」

ギリギリと締め付けられる。

わず顔が歪む。

敵はニヤニヤしながらだいこんやくしゃを見ている。

「うう……」

敵がグッと力を入れた。

「いやあーーーーー!!」

いっきに締め上げられただいこんやくしゃは耐えられず叫び声を上げた。

敵がさらに力を込めてとどめを刺そうとした、そのとき

「アーンパーーーンチ!!!

「グォォォァァァ」

突然の衝撃に怯んた敵は、触手を解いた。

触手から放り出されただいこんやくしゃをアンパンマンは素早く捕らえた。

そして、共に辿り着いたアンパンマン号のところまで連れて行った。

大丈夫ですか!?

「ア…アタシのことはいいから早く行って、アンパンマン。岩陰に…子ども達が隠れてるの…アタシの一座の役者達もいるわ…。敵はまだ気付いてない…早くあいつを倒して、助けて…あげて…」

「なんだって!?子ども達があそこに!?アンパンマン、だいこんやくしゃのことは私とバタコに任せなさい」

はい!いってきます!」

それいけ!アンパンマン!!」

そのあとは、あっという間だった。

アンパンマンは敵に触手があるのを逆手に取り、舞うように飛ぶことで敵自身グルグル巻きにした。

また、アンパンマン号のおかげでカレーパンマンしょくぱんまんも復活し、連続トリプル攻撃で瞬く間に敵を倒した。

岩陰で震えていた子ども達も、その勝利を見届け笑顔で駆け出してきた。

全てが元通りになったかに見えた。

座長!!」

でんでん一座の役者の一人が叫んだ。

座長!しっかりして!」

その声に、みんなが集まってきた。

アンパンマン心配そうに飛んできた。

そこには、アンパンマン号にもたれるように座るだいこんやくしゃがいた。

「私はパンことなら何でもできるのだが、大根のことは残念ながら…」

ジャムおじさんの声がかすかに震えていた。

「さ、さすがアンパンマンありがとう。よかった、みんな…助かったみたいね大円団ってわけね」

「もう喋らないで!病院に行きましょうよ、座長!」

「ねえ…アンパンマン…?私の演技、どうだったかしら…?」

「だいこんやくしゃの声のおかげで、みんなの場所が分かったんだよ。それで僕もジャムおじさん達も辿り着けたんだ!」

「そうなのね…毎日欠かさず発声練習をしていた甲斐があったわ…」

「だいこんやくしゃの演技のおかげで、敵が子どもから遠ざかったんだぜ!あの傷で大したもんだったぜ」

「それに、崖に追い込まれても素晴らしい口上で敵を食い止めました!」

カレーパンマンしょくぱんまんが口々に讃えた。

「ふふふ、今まで演じたどれよりも難しい役どころだったわ…。でも、大成功のうちに千秋楽ってところね。……ふう…あらら…私の役者生命もここまでみたい…」

「だいこんやくしゃ!!」

座長!」

アンアン!!」

「アタシはパワーもないしヒーローにもなれなかったけど、誇りを持って役者人生を生きてきたわ…。それが何のためになるのか…誰かの役に立つのか…悩んだこともあったけど…こうして大勢の人に見守られて逝けるのなら…私の選んだ道は…間違ってはなかったのね…」

「もう…喋らないで…」

「…そうね。表情で語るのも役者として大事よね…。一世一代の演技を演じ切れて…もう思い残すことは無いわ…。アタシの部屋に未発表の台本がたくさんあるから演目には困らないはず…。これからでんでん一座を…よろしく…ね…」

だいこんやくしゃの手がだらりと下がった。

まるで眠っているような穏やかな表情だった。

2021-08-25

生理 食欲

食べても食べても満腹にならない。

胃袋ブラックホール

底なし

奈落の胃

2021-08-24

生きる目的

女、20代前半。深夜のテンションで書いてる

全てのことがストレス精神毎日良くないしずっと絶望してる。身体ストレスおかしくなってるのかよく涙が出るし気持ち悪いし怠いとかもう色々出てる。

よく、下は奈落の底で周りは真っ暗で自分は浮いてる四角い岩に立っている。みたいなことを思うのだが前までは足の大きさのくらいの面積だったのに今はもう土踏まずくらいしか残ってない。まだ落ちる気配はないけど多分これは落ちるんじゃなくて足場がなくなるんだと思う。

無くなったら精神が壊れるのか身体が壊れるのかそれとも両方なのかどうなんだろうね。

あと自分自身によく首絞められるのも思う(視える?頭の中にポンと出てくるだけだから「思う」かなあ)

本当に、本当に人生辛いのに生きてて腹が立つ。こんなに辛いのにも腹が立つ。全てに腹が立つ。結局は生きるしかないんだってね。

寝る前に思ったことなんだけどレズ風俗行きたいなーって。今はコロナで行けないかちゃんと過ぎたらね。

世間からみたらやってはいけないことをしてる背徳感、日常では味わえないことを堪能できる非日常、そして自分タイプ女の子と過ごせ人の温もりを感じられる。

なんか想像しただけで堪らないな。

数年前に一度男装した女性デートしたことあるがとてつもなくやばかった。戻りたいなぁ

というか男装カフェにも行ってたな、楽しかった。最近はもう廃れてきてる感じであんま見なくて悲しい。

あと風俗行きたいとは思ってたがそこまで本気にしてはなく、今回ばかりは行きたい。

合法だけど世間からまれてる事をするって優越感感じていいよね。考えるだけで気分が上がる。

何があってもいや、私風俗行くしみたいな感じで生きれそう。

その為に自分磨き頑張ろうかなあ。

依存やすい体質なのでそこは気をつけないとだけど。

とりあえずレズ風俗行くために人生生きようかと思います。なので応援して下さると嬉しいです。

修正。なんかレズ風俗のこと女性向け風俗って書いてた。私の脳内女性向け風俗レズ風俗で草

2021-07-20

apexで無残な死

ランク上げしてるんだけど、長時間やってるせいで集中力が途切れ仲間が呆れる死に方をよくする

床があると思って飛び込んだ先に床がなくて、奈落の底へダイブ

仲間を見捨てて逃げだしたら、後ろから打たれて蜂の巣等々

もうなんだか頭が回らなくなってきたよ、このゲーム10時間以上平然とやり続ける人って反応運動になってるんだろうな

2021-06-18

anond:20210617103554

アホか。

儲かってない起業なんざ、足元見てくるやつの奴隷じゃ。

ウジ虫ゴキブリハエみたいな人間ホイホイだぞ。元増田が嫌がるような人間みたいな人間こそよってくる。だって元増田が嫌がるような人間他人を縛り付けるすべに長けていて、儲かってない起業家がしばれる人間だってわかってるから

売れない苦しみと、足元を見てくるやつの重みで奈落に落ちる道。それが起業だ。それがわからぬお前は駅前定食屋のおばちゃんにも勝てんさ。

2021-06-10

anond:20210607011619

ドラゴン桜にそそのかされる世間

たとえ東大に行っても幸せになれないかあ。

天界奈落の両方を経験した字下げ増田が言うと本当に説得力があるよね。

2021-06-08

神々が叩き合い、神が降りてきた

 土曜日の夜は一切予定が入れられない。

 白熱の戦いが毎週繰り広げられている将棋の「ABEMAトーナメント」。6月5日は予選のCリーグ、チーム羽生対チーム木村が行われた。、この結果、この2チームにチーム豊島を合わせた3チームが、勝敗得失点差まで完全に並ぶという劇的な展開が待ち受けていた。最後リーダー3人によるプレーオフが繰り広げられ、決着が付いたのは日付も変わった翌0時すぎであった。翌日(というか当日)には、藤井棋聖渡辺名人棋聖戦があり、朝早くから中継があるというのに、この深夜までの激闘が寝かせてくれない。まったく、大事な日の前日になんてものを見せてくれるのか。

 劇的な展開にも魅了されたが、この日の決着局、羽生善治九段佐々木勇気七段の将棋はその内容も抜群に素晴らしかった。このABEMAトーナメントは、「持ち時間5分+1手につき5秒加算」という超早指し(フィッシャールール)のもとで行われる。このルールは、実際に指してみれば分かるが、非常に厳しく、スリリングである。ある程度、手の決まった序盤ならば時間を増やしていけるが、局面が複雑になった中終盤はそうもいかない。序盤で増やした時間はあっという間に溶けていき、秒に追われながら指し手を続けていくことになる。正直、アマチュアがこのルールで指しても、「そもそも将棋にならない」ということが多い。繰り広げられるのは、「将棋似て非なる何か」である

 しかし、そこはプロ。我々アマチュアとは違い、このルールでも「将棋」を指す。さすがに指し手の質は多少落ちるのかもしれないが、それでも将棋を指している。まずはそこに感動する。

 羽生九段佐々木勇気七段の一戦は、互いの読みと駆け引きがぶつかり合う激戦となった。この将棋は、持ち時間の長い公式戦と比較しても遜色ない名局だったと思う。将棋ファンとして、この一局への感動は言葉にして残しておきたい。

 先手番となったのは佐々木勇気七段。藤井聡太四段(当時)のプロ入り29連勝を止めた男としてあまりにも有名であるが、その後の活躍も目覚ましい。順位戦現在から2番目のB級1組。藤井二冠をぴったり追走しながら昇級し、現在も開幕2連勝と好調である居飛車党の本格派で、序中盤にも惜しみなく時間を投入する。深い研究と読みに裏打ちされた指し手が魅力である。それでいて、この早指しのルールでも滅法強い。

 後手番となったのは羽生善治九段。何をかいわんや、ご存じ永世七冠である

 

 戦型は角換わり腰掛け銀。事前のインタビューで、変化球ではなく、正面からぶつかりたいと語った佐々木宣言通り、得意戦法で真っ向勝負を挑んだ。対する羽生とて、相手の得意形を避けるタイプではない。いつも通り、泰然と、そして悠然とした手付きで佐々木の得意形を受けて立った。

 端歩の駆け引きもあったが、十分な研究があるようで、佐々木の指し手は早い。57手目、▲2五歩と攻めかかる。これは、羽生の玉が2二に入ったところに、真上から襲い掛かった手である羽生の構想を正面から打ち砕こうとしており、相当な迫力がある。一歩間違えればすぐに潰されそうなところ、羽生は一歩も引かない。佐々木飛車を吊り上げ、銀取りも手抜いて手裏剣を放った。

 66手目「△8八歩」。この手自体は珍しい手ではなく、相手陣形を乱す定番の手筋である。実際、その場にいた棋士も全員が一瞬で見えた手だと思う。しかし、問題はこの歩が「通るのか?」その一点である。もしこの手が不発に終われば、この将棋は一気に佐々木に持っていかれてしまいかねない。「一か八か」的な意味で、この歩を打つのは非常に怖い。しかし、羽生の手は8八に伸びる。「運命勇者に微笑む」羽生が好んで用いる言葉を想起した。勇者羽生善治、いつもこうやって、勝利を手繰り寄せてきた棋士である

 勇者勇気が立ち向かう。羽生の放った歩を取っては弱いと見た佐々木は、一直線の攻め合いへ。71手目、▲4六桂と急所桂馬を放った。対する羽生、△6四桂と打ち返す。同じく急所に放った桂馬である。4六と6四の桂馬が、銀を挟んで対称に向かい合っている。この局面、互いの我が道を行くとばかりに読みがぶつかり合い、その衝突が盤上に表現されている。最高峰に美しい。

 美しい火花にくらくらしそうな局面で、佐々木が次の1手を放つ。73手目「▲6五銀」。最高峰の美しさに、さらに「その上」があったとは。叫びたくなるような手である。銀のただ捨て。しかし、この銀は取れない。取ると、羽生玉が弱体化し、一気に攻め潰される展開が見える。佐々木の放った会心の一手であり、観戦していた羽生チームメイト中村太地七段も「(佐々木の)決め手に見えた」と述懐したほどである

 佐々木勇気会心の一撃。そのままK.Oされてもおかしくない局面で、さら時間もない。そんな局面で、羽生は何を放ったか。74手目「△8八と」。やはり銀は取れない。羽生は最大の強手で応えた。ちなみにこの「と金」は、その前の局面で放った「勇者の歩」が成ったものである。歩を打った手も凄いが、「と金」を引いたこの手も凄い。鬼のような顔で剣を抜く勇者を見ているようである

 羽生踏み込みに、佐々木は盤上没我。長考の末、と金を払う。羽生は追撃の手を緩めず、△6六歩、そして残り2秒(!)まで考えた末に△4九角と放った。少し進んでみると、恐ろしい局面が見えてくる。この将棋、途中から佐々木一方的に攻めていくような展開ばかりが見えていたはずなのに、気付けば羽生佐々木を追い込んでいる。佐々木も相当な迫力で攻めていたはずなのだが、勇者踏み込みがそれを凌駕したように思えた。

 とはいえ局面はまだ分からない。佐々木、黙っていられないとばかりに攻めに転じ、羽生玉に迫る。羽生玉はかなり危ないところまで追い込まれるが、あと一歩が足りない。それを見切ったか羽生香車桂馬佐々木玉に覆いかぶさる。この手があまりにも厳しく、佐々木を一気に追い込んだ。

 土俵際の佐々木だが、あきらめきれない。115手目から、歩を打っては捨てるということを繰り返した。これは、「時間稼ぎ」の歩である。1秒で打てば、持ち時間を4秒増やせる。増やした時間で、必死に凌ぎを探す。歩の打ち捨ては、純粋な「損」であり、将棋の真理からはほど遠い。しかし、そんなことを言っている局面ではないし、なりふり構っていられないのである。鬼の顔をした勇者相手に、佐々木もまた鬼になる。非常手段で、最後可能性を探した。

 羽生にも余裕はない。一手間違えれば奈落の底である必死の形相で佐々木気合に応戦する。冷静に追い詰め、ついに矢尽き刀折れた佐々木最後羽生が、146手までの激闘を制した。終盤はたがいにほとんど時間がなく、チェスクロックの叩き合い。それが終わり、激闘に終止符を告げるブザーが鳴った。

 大熱戦の末、羽生勝利チームメイト中村七段、佐藤紳哉七段が控室で絶叫する。「感動した!やっぱ羽生先生は違うわぁ」その反応は、同じプロ棋士というより、画面の向こうで見ている我々将棋ファンのそれと近いものであったが、そうなるのも無理はなかったと思う。それくらいの将棋であったし、「羽生善治」とはプロ棋士にとってもそれくらいの存在なのである

 敗れた佐々木の指し手も素晴らしかった。忘れてしまいそうになるが、この将棋は「5分+5秒」の超早指しで指されたものである。それが到底信じられないような濃密な内容で、「神々の叩き合い」とでも言うべきものだった。極限の状況で指していたことで、羽生の「勝負術」「局面への嗅覚」といったものが最大限に研ぎ澄まされ、盤上に発露したように思う。棋士羽生善治の恐ろしさを改めて感じたし、その羽生が未だにあと1期まで迫った100期目のタイトルに届かない、将棋界の恐ろしさを思った。

 激闘の余韻も冷めやらぬ中、さらに興奮するような出来事が起こった。この戦いの翌日、羽生中村七段のYouTubeチャンネルに登場し、なんと自らの将棋解説したのである羽生YouTubeで自戦解説をするのは初めて。あれだけの将棋を見せてもらっただけでも興奮が止まらないのに、その翌日に本人から解説が聞けるとは。神々が叩き合い、神が降りてきた。あまり出来事に、感情が追いつかないままに視聴した。

 佐々木の「▲6五銀」はやはり相当な一手だったようで、羽生も手放しで称賛した。「いい手だなあ」そうやって飄々と語る姿は、一日前の盤上にいた鬼の姿とは大きく異なっていて、少し呆気に取られてしまうのだが、盤上を離れればこれが羽生善治なのだと妙に納得もしてしまうのであった。

 いい将棋を見て、感動して、翌日には本人から詳細な解説が聞ける。凄い時代になった。将棋ファンは、本当に幸せである

https://www.youtube.com/watch?v=5IbgZBaTyoc&t=286s

2021-05-28

ニュージーランドにおけるジェンダーギャップの解消が貧困問題を深刻化させる

ニュージーランドで割と話題になるのがジェンダーギャップ幸福度ランキングで、あまり話題にならないのが生理貧困子ども貧困などの貧困問題と、若者自殺率、そしていじめ問題だ。

これらの問題がなぜニュージーランドという狭い国の中で存在するのか、というと著しく分断された階級社会であること、そして、学力格差が大きすぎて、貧困層がなぜ貧困にあえぐのか理解できない、または、脱出したくてもそれどころではないという問題がある。

ニュージーランドは先にも書いたようにジェンダーギャップの解消においては世界でもトップクラスであり、男女の別にもれず皆社会の一員として働いている。

ニュージーランド経済夫婦共働きを前提にしており、夫婦共働きではない家庭をめったに見る機会がない。

さて、この夫婦共働き日本のようなジェンダーギャップの大きな国からしたら理想的かもしれないが、一方で夫婦ともにひたすら働かなくてはあっという間に生活破綻するという問題がある。

先にも書いたように、ニュージーランド経済夫婦が両方フルタイムでの共働きを前提として最低時給が設計されている。この額はだいたい税引前で10ドル程度になる。

まり、夫か妻のどちらかが年間に10ドルを稼ぐことができるなら、もう一方の収入は遊ぶ金になる。ようはこれが富裕層年収だ。

一方で最低時給で働く夫婦場合、どちらか一方がパートタイムになった時点で生活破綻するということでもある。

ここまでならばそれほど問題ではないかもしれない。というのも、仕事さえあればいいのだから

だが、貧困層の仕事には以下の特徴がある。

まず、最低時給であること

次に雇用主によってシフトが組まれるので、必ずしもフルタイムで働けないこと

最後に、雇用主も最低賃金を支払うことが辛いくらいに儲からないこと

更に悪いことに、政府によって最低時給はどんどんとあげられていく。つまり貧困層を雇うビジネスからも人を雇う余裕を奪っていくのだ。

最低時給上昇の正体は貧困層の労働時間雇用者を締め付けることで減らし、彼らの生活破綻させるだけのものしかない。

政府は貧富の格差の解消を名目最低賃金を上げるのだが、貧困層にとっては雇用主が仕事をくれなくなるという結果をもたらす、すなわち貧困層を奈落に突き落とす結果しかもたらしていない。

これは毎年マスコミによって指摘されているポイントだ。しか政府は毎年最低時給を上げる。頑なに上げる。

最低時給で働く人々はシフトを減らされる。そのため掛け持ちを増やすしかない。そうすれば移動コストが上がるため実質の賃金は減る。家族との時間も減っていく。

貧困家庭の子供の識字率や語彙力が小学校に入れないレベルで低い、というニュースをやっており、これは子供家族との時間を過ごして対話をしたりしないからだ、とまで指摘しているにも関わらず、政府はやはり最低賃金をあげる。

ちなみにこの国の物価上昇スピード政府最低賃金上げ幅よりも早いようだ。

まり政府最低賃金を上げることで貧困層に起こることは

仕事が減って更に貧困になる

仕事の掛け持ちを増やさざるを得ず余暇もなくなっていく

子供にかける時間もなくなるため子供学力も著しく下がり貧困から抜け出せなくなっていく。

そしてこの効果が国のインフレに伴って強化される。

ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーンは貧困問題に対する大臣兼務しており、今の与党レイバー労働者の味方なのだが、レイバー与党ときのほうが最低賃金の上げ幅が大きいのは一体どう考えたらいいのだろうか。

ニュージーランドは、子ども貧困生理貧困に対して積極的政府サポートしており、こういった団体SNSを見れば溢れかえらんばかりな笑顔のジャシンダ・アーダーンとの記念撮影写真が挙げられているが、彼女はその裏で貧困問題を加速させるような政策をしているのだ。

本人がどう認識してるかは定かではないが、客観的に見たら単なるマッチポンプしかないし、今後移民を締め付けることで更に貧困問題は加速するだろう。なぜなら高給取りや富豪投資家ばかりを増やせばインフレが加速していくか貧富の差が広がっていくからだ。

ジェンダーギャップ解消の手本としてニュージーランドを見る人は、解消された先に何が起きるかを見てほしいし、海外移住を夢見る人たちはその国で現実になにか起きているのかを必ず見てほしい。

ニュージーランドはここ何年かであまりにも劣悪な国家に成り下がったが、これは移民国家によくある話だと思う。好景気にわいていたオーストラリアも正直大差なかった。

カナダアメリカは知らんが、移民国家は時として凄まじいまでの変質を起こすことはわかってもらいたい。

2021-05-27

ニュンジーランドにおけるジェンダーギャップの解消が貧困問題を深刻化させる

ニュージーランドで割と話題になるのがジェンダーギャップ幸福度ランキングで、あまり話題にならないのが生理貧困子ども貧困などの貧困問題と、若者自殺率、そしていじめ問題だ。

これらの問題がなぜニュージーランドという狭い国の中で存在するのか、というと著しく分断された階級社会であること、そして、学力格差が大きすぎて、貧困層がなぜ貧困にあえぐのか理解できない、または、脱出したくてもそれどころではないという問題がある。

ニュージーランドは先にも書いたようにジェンダーギャップの解消においては世界でもトップクラスであり、男女の別にもれず皆社会の一員として働いている。

ニュージーランド経済夫婦共働きを前提にしており、夫婦共働きではない家庭をめったに見る機会がない。

さて、この夫婦共働き日本のようなジェンダーギャップの大きな国からしたら理想的かもしれないが、一方で夫婦ともにひたすら働かなくてはあっという間に生活破綻するという問題がある。

先にも書いたように、ニュージーランド経済夫婦が両方フルタイムでの共働きを前提として最低時給が設計されている。この額はだいたい税引前で10ドル程度になる。

まり、夫か妻のどちらかが年間に10ドルを稼ぐことができるなら、もう一方の収入は遊ぶ金になる。ようはこれが富裕層年収だ。

一方で最低時給で働く夫婦場合、どちらか一方がパートタイムになった時点で生活破綻するということでもある。

ここまでならばそれほど問題ではないかもしれない。というのも、仕事さえあればいいのだから

だが、貧困層の仕事には以下の特徴がある。

まず、最低時給であること

次に雇用主によってシフトが組まれるので、必ずしもフルタイムで働けないこと

最後に、雇用主も最低賃金を支払うことが辛いくらいに儲からないこと

更に悪いことに、政府によって最低時給はどんどんとあげられていく。つまり貧困層を雇うビジネスからも人を雇う余裕を奪っていくのだ。

最低時給上昇の正体は貧困層の労働時間雇用者を締め付けることで減らし、彼らの生活破綻させるだけのものしかない。

政府は貧富の格差の解消を名目最低賃金を上げるのだが、貧困層にとっては雇用主が仕事をくれなくなるという結果をもたらす、すなわち貧困層を奈落に突き落とす結果しかもたらしていない。

これは毎年マスコミによって指摘されているポイントだ。しか政府は毎年最低時給を上げる。頑なに上げる。

最低時給で働く人々はシフトを減らされる。そのため掛け持ちを増やすしかない。そうすれば移動コストが上がるため実質の賃金は減る。家族との時間も減っていく。

貧困家庭の子供の識字率や語彙力が小学校に入れないレベルで低い、というニュースをやっており、これは子供家族との時間を過ごして対話をしたりしないからだ、とまで指摘しているにも関わらず、政府はやはり最低賃金をあげる。

ちなみにこの国の物価上昇スピード政府最低賃金上げ幅よりも早いようだ。

まり政府最低賃金を上げることで貧困層に起こることは

仕事が減って更に貧困になる

仕事の掛け持ちを増やさざるを得ず余暇もなくなっていく

子供にかける時間もなくなるため子供学力も著しく下がり貧困から抜け出せなくなっていく。

そしてこの効果が国のインフレに伴って強化される。

ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーンは貧困問題に対する大臣兼務しており、今の与党レイバー労働者の味方なのだが、レイバー与党ときのほうが最低賃金の上げ幅が大きいのは一体どう考えたらいいのだろうか。

ニュージーランドは、子ども貧困生理貧困に対して積極的政府サポートしており、こういった団体SNSを見れば溢れかえらんばかりな笑顔のジャシンダ・アーダーンとの記念撮影写真が挙げられているが、彼女はその裏で貧困問題を加速させるような政策をしているのだ。

本人がどう認識してるかは定かではないが、客観的に見たら単なるマッチポンプしかないし、今後移民を締め付けることで更に貧困問題は加速するだろう。なぜなら高給取りや富豪投資家ばかりを増やせばインフレが加速していくか貧富の差が広がっていくからだ。

ジェンダーギャップ解消の手本としてニュージーランドを見る人は、解消された先に何が起きるかを見てほしいし、海外移住を夢見る人たちはその国で現実になにか起きているのかを必ず見てほしい。

ニュージーランドはここ何年かであまりにも劣悪な国家に成り下がったが、これは移民国家によくある話だと思う。好景気にわいていたオーストラリアも正直大差なかった。

カナダアメリカは知らんが、移民国家は時として凄まじいまでの変質を起こすことはわかってもらいたい。

2021-05-16

大学生を見て鬱になる

自分が働いている職場には10名ほどの講師がいる。

そのうち女性講師は全部で4名おり、全員大学生である

以前にも書いたことだが、自分彼女らを見て、かわいいというより、大人の女性だなあと感じてしまう。

「お姉さん」という目で見てしまうのである

自分の中での「女子」は中学3年で成長が止まっているため、45歳の今になっても女子大生を見ると「大人」と感じるのである

しかしその反面、彼女らには、つい「年上の格好良さ」を見せようと演じてしまう。

彼女らの前では、格好良く見せようとしてしまうのだ。

自分の中での「女性」はクールでちょい悪な男性が好きなはずだから彼女らの前ではいつも以上に孤高の人を演じて、彼女らに関心を抱かせようとするのだ。

ただ、45歳の今になってはいくらクールに振る舞っても、女性からまったく声はかからない。

かくして、そんな孤高の人は、彼女らといまだ一度もコミュニケーションをとることができない。

他方、男性講師も皆大学生だが、彼らを見ても女子大生と同じ感覚が湧かないのが不思議である

もっと普段彼らと会話することは全くないため、彼らがどういう人間かはほとんどわからないし、興味もわかない。

ただ、そのうち1人苦手な男性講師がいる。

彼もおそらく大学生である

肌は黒く、茶髪ショートヘアーヒゲを短く整えており、塾に来るときサッカー本田がかけているような金縁のサングラスをかけている。

女性講師からエグザイルのなんとかに似ていると言われるなど、コワちゃらい感じである

自分もちょい悪を演じているのだが彼は見た目だけのちょい悪である

でも、彼はそれが「格好良い」といわれ、自分は言われたことがない。

彼はちょっとした服装の変化にもすぐ気付かれる。

自分は何をしても気づかれない。

これはいったい何の差なのか。

そんなちょい悪な彼でも仕事においてはフットワークが軽く、室長の言いたいことを即時に把握してすぐ行動に移すという行動力を持っている。

そのため、室長は彼に何かと仕事を任せることが多い。

最年長の自分仕事を任せられたことはないが、20歳そこそこの彼には様々な仕事を任せるのである

自分パソコンについては、そこそこの知識はある。

ネットが主だが、もう10年以上使い続けているからだ。

からパソコン仕事は彼にやらせるより自分が適任のはずである

でも、パソコンを使った仕事でも、室長自分ではなく彼に頼む。

そういうのを見ると、なんだかやるせなくなる。


また、これも自分と違って、生徒に面白い話をして楽しませることもできるため、生徒から人気があり、休み時間はいつも彼の周りに人だかりができている。

そして彼が話すときはいつも大声だ。

まるで吉本芸人のように大声で話したり、笑ったりする。

そんな彼は、いつも講師室に入るなり、得意の大声で周りの講師をいじったり、馬鹿話をして場を和ませており、講師室ではムードメーカーとしての役割果たしている。

自分が彼の話を聞いてもあまり面白いとは思わないが、同世代ではあれが面白いと感じるのだろう。

彼にいじられる方も、まんざら悪い気ではなさそうだ。

彼が講師室にいないとき講師の間ではよく彼の話をして笑っている。

要は憎まれないキャラなのである

この辺は自分正反対である

その一方で、彼は目上の人間に対しては体育会系なノリで接する。

その体育会系なノリが、上司である室長からも気に入られているのか、室長しょっちゅう長話をしている。

自分仕事ほとんど講師室で室長そばにいるが、室長最初面接以来、5分以上話したことはない。

何気ないコミュニケーションが取れないのだ。

彼はもはや室長からは単なるお気に入りから特別存在」として認識されている。

その証左として、彼は塾の駐車場に堂々と自分の車を止めている。

しかも、室長公認で止めているのだ。

学生のくせに車を持っていることだけで腹立たしいのに、塾に来るのにわざわざ車で来て、どや顔駐車場に止めているのだ。


自分はそんな彼が好きになれない。

理由は単純な嫉妬以外何物でもない。

学生のくせに車に乗るなんて、運転免許も持っていない自分にとっては妬ましくて仕方がないし、あんなふざけた話ばかりしてて講師になれるのに、自分がいまだ研修生なことも納得がいかないし、妬ましい。

また、女性講師と笑いながら喋っているのも妬ましくて仕方がない。

そんな単純な嫉妬から、彼をあまり好きにはなれなかった。

しかし、一点だけ評価するところがある。

彼は周りの講師ほとんどをいじってきたが、自分だけに対しては、決していじろうとしないことである

体育会系ならではの年上に対する敬意があるのだろうか、彼は自分を笑いのネタに使ったことは一度もなかった。

いくらボンボンエグザイルでも、二回り以上も年上の人間には敬意を払っており、そこは意識的にきちんと線引きしているのである

当然と言えば当然だが、自分中学時代水泳部上下関係を学んだからよくわかる。

年上の先輩をネタにすることなんて不謹慎まりないのである

このくらい、中学生でも知っている常識である

さすがのエグザイルも、そこはきちんとわきまえていたのだった。

そこだけが唯一彼を評価できる点だった。

…はずだった。


その唯一の評価が覆る出来事が起こった。

ある日、天候が著しく悪く、さながら台風のような日があった。

その日は休んでいる生徒が多かったが、講師電車関係でいつもの半分くらいしか来ていなかった。

自分もすぐに帰ってよかったのだが、そのとき男性から一番人気のある女性講師も残っていたため、彼女とのコミュニケーションを作る絶好のチャンスと考え、自分も敢えて残った。

いつもクールに振る舞ってばかりでは会話の糸口を掴めない、ここでは二人きりのときに思い切って声をかけてみようと考えた。

彼女ハーフのような顔立ちをしており、顔だけでいうとおとぼけキャラローラに似ている。

いつも笑顔で皆を和ませるため、、周りの職員にも人気がある。

彼女大学チアリーディングをしており、いつも黒髪ポニーテールのようにして後ろで結んでいる。

生徒からも人気があって何名も担任として抱えている。

から台風の日でも出勤せざるを得ないのだ。

彼女情報はだいたい知っている。

というのも、以前室長講師名簿を見ている隙に背後から覗き見し、彼女の通っている大学や生年月日、住所も覚えたのだ。

男性講師が何歳でどこの大学などまったく興味すらわかないが、女性に対しては別である

勉強ではほとんど機能しない暗記力も、こういう時には20代に負けないくらいの力を発揮する。

その日、最後まで授業があったのはエグザイルローラだけだった。

最後の授業をしている間、自分はひとり講師室に残って予習をする振りをしながら、彼女に話しかけるためのネタを考えていた。

しかし、彼女エグザイルと一緒に講師室に入って、ずっとエグザイルと喋っていたため、結局チャンスは巡ってこなかった。

夜になると雨はほとんどやんでいたが、室長エグザイルに、自分ら2人を車で送るよう提案した。

自分は、正直彼の車に乗りたくなどなかったが、これまた彼女と話せるかもしれないチャンスと考え、期待に胸を膨らませた。

エグザイルは「いいっすよ」みたいな返事をして、車に乗せることを快諾した。

これは絶好の機会だ、これを逃すわけにはいかないと思った。

しかし、そこで問題が起きた。

自分はかれこれ20年くらい車に乗ったことがない。

両親は車の免許を持っていなかったので、幼いころから数えるほどしか車に乗ったことないからだ。

だいたい、電車自転車を利用していた。

最近乗った最も古い記憶は、20年くらい前に乗ったタクシーである

そのため、車に乗る要領がいまいちからない。

しかし、彼らの手前、ほとんど車に乗っていないことを知られたくなかった。

彼らの前では人生経験を積んだ大人でありたいのだ。

夜10時近くに、塾のシャッターを閉め、隣の駐車場に向かった。

そして、彼の車をはじめて目にしたとき、やはり戸惑ってしまった。

どういうタイミングで乗ればいいのかわからなかったのだ。

まず、彼は、車のキーリモコンのように押すと、車のランプみたいなのが光ったが、それが何を意味するかわからず、呆然と立ち尽くしてしまった。

からカチャという音が聞こえたような気もしたし、それが開錠を意味するものなのかもしれない。

しかし、はっきりわからない以上、ドアを開けるわけにもいかなかった。

すると、エグザイルは「開いてるよ」と言った。

ああ、さっきのはやはり開錠の音だったのか、最近の車は鍵を使わなくてもドアを開錠するのかと、科学進歩はすさまじいなと思った。

そして同時に、エグザイル言葉遣いに疑問を抱いた。

「開いてるよ」という言葉は、年上の先輩に使う言葉ではなく、同世代か年下に使う言葉である

いわゆるタメ口である

この疑問が自分の中で膨れ上がった。

なぜ彼はタメ口なのか、二回り以上年上の人間とわかっていて彼はタメ口を使ったのか、いやそれはない、そんなことは許されるはずがない。

そして逡巡した結果、なるほどこれはローラに向けて言ったのかと善解し、疑問に一応の決着をつけた。

そんないきなりのエグザイルタメ口につまづいたが、いつもクールなちょい悪を振る舞う自分は、こんなことに取り乱したことを知られてはならないと思いつつ、先輩の威厳を改めて見せつけるように、車のドアを格好良く開けて挽回しようと試みた。

車のドアの開閉くらいはなんとなく知っているからだ。

そして、助手席のドアの取っ手に手を伸ばしたら、

「いや、後ろ行って」

と言われ、さらなるショックを受けた。

また、タメ口だ。

しかも、今回のは間違いなく自分に向けてだ。

おそらく、さっきのタメ口ローラではなく、自分に言っていたのだ。

しかし小心者の自分はこの2発を食らっても、すぐには信じることはできなかった。

待てよ、これは自分に対する親しみをこめて言っているに違いない、と良いほうに考えた。

しかし、体育会系なノリの彼にそんなはずはなく、自分を目下に見ている説のほうがかなり有力となり、一気に不快になった。

しかも、ローラ助手席に乗せて、自分を後部座席に座らせるつもりなのだ

ただでさえ家まで近いのに、これではローラと全くコミュニケーションが取れないではないか

自分の淡い期待はまたも絶望に変わった。

ただ、いまさら乗りたくないというわけにもいかず、つつがなくドアを開け、後部座席に乗り込んだ。

そして、久々の車に3度目のショックを受けた。

車の中はテレビで見た車と同じでカーナビがあって、革張りのシートに、いまどきの音楽が流れていた。

自転車しか乗らないので、車の内部構造はまったくわからなかったが、車の中はまさに異世界だ。

若者が車にあこがれる気持ちがよくわかる。

なんだか悔しかった。

自分は車の免許すら持っていないのに、たかだか20歳かそこらの糞ガキがこんな立派な車に毎日乗っていることに腹が立った。

自分が彼の年のときは、まだ浪人生だった。

車どころか、自転車に乗って、毎日必死ペダルをこぎながら図書館を往復し、図書館では向かいに座って勉強している女子高生を見て、悶々としていた。

そんな時期だった。

から車を買うなど考えたこともなかった。

免許取得ですらおくびにも出たことがなかった。

しかし、彼はそんな自分の数歩先、いや何十㎞先の人生を歩んでいる。

それが悔しくて仕方がなかった。

車の中はオレンジシトラスかわからないが、柑橘系香りが車特有の独特の臭いを打ち消していた。

ローラも入るなり、「いい匂い」と言っていたが、自分はそうは思わなかった、いや思いたくなかった。

先のエグザイルタメ口で一気に不快にな自分にとっては、ローラエグザイルに対する肯定的発言も許さなかった。

車の中でエグザイル言動を何度も反芻し、怒りで発狂しそうだった。

仕事の上では彼のが立場が上だが、さすがに二回り上の人間に対する態度ではないだろう。

その怒りを感じつつも、やはり小心者の自分はつい自己弁護してしまう。

ひょっとすると彼のさっきの言葉は、とっさに一番言いやす言葉が出てしまっただけではないか体育会系にもかかわらず思わずタメ口になってしまったのは仕事オフになってつい気が抜けてしまたからではないか、もしやエグザイルローラの前で少し格好つけようとしただけではないか、と自分落ち着けるため必死善意解釈を繰り返していた。

そしてある決意をした。

自分不安を打ち消すために、彼が車の中で助手席ローラとの話に、あえて後部座席から自分が入ろうと考えたのだ。

さっきは2発とも単純な一言に過ぎなかった。

から、その2発で上下関係判断するのは難しい。

彼と2語以上の会話をすれば上下関係がはっきりする。

そのときの彼の言葉遣いで、彼のなかでの上下関係認識できると判断しようと試みた。

この試みには勝算があった、

2語以上の会話であれば、さすがのエグザイルタメ口を使うことは憚られ、おそらく敬語を使ってくるだろうと確信した。

そして、ローラの前で自分の方がエグザイルより上であることを誇示するチャンスと思った。

そして、彼とローラがくだらない話をした後、相槌をうつように「○○ですよね~」と言った。

自分エグザイルの先の言動侮辱されて腹が立ってしょうがないため、本来自分タメ口でもよかった。

しかし、そこは大人の余裕と見せかけた小心者の本音で、敢えて敬語を使って接した。

ローラはきちんと「ですねー」と反応したが、なんと、エグザイル自分の相槌を無視したのだ。

20歳そこそこの若者に45歳の人生の先輩がわざわざ相槌を打ったのに、無視しやがったのだ。

よしんば運転中だとしても、ローラとの話は漏らさず反応していたのに、自分の初めての一言に対しては「無視なのだ

普段職場ではおふざけキャラとして同僚のちょっとした反応でも見逃さず拾うのに、彼らに比べ遥か遥か先輩の敬語による相槌に無視を決めたのだ。

怒りを超えて悲しくなってしまった。

そして、同時に、もしかして彼を怒らせてしまったのではないかという不安が頭をよぎった。

もし彼が怒っているならば、これ以上の彼の話への介入はさらなる刺激となり、本当に怒りだすかもしれない。

言葉の達者な彼が本気になって怒れば、自分太刀打ちできない。

また、自分は車に乗せてもらっている立場上、完全に自分の分が悪い。

それを棚に上げて応戦すれば、間違いなく彼女の前で失態を晒すことになる。

普段全くコミュニケーションをとらなくクールなちょい悪を演じているのに、ちょっと喋ったら怒られたなど、恥の上塗りである

それだけは避けなければと思った。

そして、そう思わざるを得ない自分が情けなくなり、悔しくて悔しくて仕方がなかった。

そんなこんなで2語以上の会話を交わすという当初の目的暗礁に乗り上げてしまった。

しかし、年上のプライドからか、本当は不安でたまらないくせに、自分も先のエグザイル言動で先輩の威厳を傷つけられたことは許さないぞという態度だけは示し、ローラにだけはわかってもらおうとした。

なぜなら、もしエグザイル自分不快な態度が知られてケンカを売られたら敵うはずがない。

からエグザイルには気づかれず、心優しいローラにだけは、この男のプライドが伝わるよう、細心の注意を払って仏頂面を決めた。

そして、自分の家の近くの信号で止まったので、彼に「この辺で大丈夫です」と伝えた。

すると、彼は「え?あー、はい」と答えて、やおらハンドルを切って車を止めた。

そのとき、彼の「え?」は明らかに不機嫌が8割入っていた。

おそらく車線変更をしなくてはならない関係で、もう少し早めに止めるべきことを伝えなければならなかったのだ。

それなのに、直前で止めるように言った自分に呆れと怒りを感じたのだろう。

ここで反省すべきなのに、楽観主義自分はそうは考えず、あとのエグザイルの「はい」というどうでもよい返事に安堵してしまったのだ。

はい」は年上に対する敬語であることから安堵したのだ。

自分に対して、一部ではあるがエグザイル敬語を使った。

安心した、なんだ自分に対しても敬語じゃないかと思った。

もし、目下の人間なら「はい」と言わず、「うん」とか「ああ」だろう。

そこに一瞬の安堵をした。

その後、そんな一瞬の安堵も奈落の底に突き落とす出来事が起こる。

致命的なミスを犯してしまったのだ。

彼の底にくすぶっていた怒りの炉心を露呈させてしまうようなミス犯しててしまったのである

原因は、突き詰めて言えば、人生経験不足だ。

自分は車の降り方を知らなかった。

通常車を降りるとき歩道側のドアを開けるのに、自分はそれすら知らなかった。

もちろんまったく何も知らなかったわけではない。

狭い歩道から降りたら車のドアがガードレールに当たって傷つけてしまうかもしれないという、さしてどうでもいいことは気づいたのだが、肝心なことはわかっていなかったのだ。

そして、彼の不機嫌を察しているにもかかわらず、自分は先の仏頂面の延長でそんなの気にしていないような振りをしながら、さらタメ口上から目線で「おーありがと」と言って、思いっき車道側のドアを開けたのだ。

するとエグザイルに「なにしてんだ、危ねーだろ!!」といきなり怒鳴られた。

耳を疑うような怒声に一瞬心臓が止まった。

さらに、同時に車の後ろから走ってきたバイクに急ブレーキを踏ませてしまったのだ。

バイクに乗っていた人に少し驚いた顔で「大丈夫ですか?」と言われたので、大丈夫ですと答えると、そのまま走り去って行った。

続き→大学生を見て鬱になる2

2021-04-30

anond:20210429120751

「仲間ではない」って言われたら。

足元がガラガラと崩れ、奈落に落ちていく。

そんな気持ちに、なって欲しくない。

から選別を拒否する。

救済の条件なんて、いらない。

2021-04-14

なにか起こったとき逃げられないように契約や金でがんじがらめにしておかないといけない。

たかがこんなカスリ傷を負わせただけでそんなに嬉しいとは 大した起業家様だ

売れない苦しみと、足元見てくるやつの重みで己が奈落に落ちる道。それが起業だ。それがわからぬお前は駅前定食屋のおばちゃんにも勝てんさ。

つかさ、起業周りって本当に石動雷十太みたいなまがい物で起業を煽ってメチャクチャなこと言ってる人間のクズ多いよな。

2021-04-05

マリオカートに挑戦増田酢魔ん背うょ値にとー香織魔(回文

おはようございます

なんだか推し疲れです。

そう言った言葉あったらいいなと思うわ。

まあそんなことより、

マリオカート8

甥っ子や姪っ子たちといずれ戦うことになると思い、

事前にチケットもう1枚ソフト交換するのが余ってたから、

マリオカートに挑戦!って思ったの。

所詮子どもが遊ぶソフトだと思って

子どものためのと思ったけど、

大人の私も大満足というか、

あのボリュームなに?って感じよ。

走れるキャラクターや走れるコースがめちゃくちゃたくさんあって、

現実では不可能なぐねぐねメビウスの輪のようなコースもあったりするの。

もう上下左右関係ないって感じ。

私走るの上手いわ!って思ってたけど、

コースアウトしないようなイージー設定に最初はなってるらしく

コースアウトしない機能オフにしたら

たちまちコースアウトして奈落の底に落ちていくし

私の走りっぷりのヘボさ具合が如実に出まくる感じで、

これ、

甥っ子や姪っ子を倒す前に自分ももっと鍛錬しなくては!って思ったのね。

とりあえず、

一番下のクラスからグランプリックスを攻略していくんだけど、

アイテムを後ろに投げるやり方が分からないわ!

1位を爆走しててアイテムを持っていても、

どうやって使っていいのか分からないというか、

敵の人後目がけて投げてない?って

普通に緑の甲羅を喰らってしまったわ。

あと赤い甲羅って避けれないの?

ゲッソーとか青い甲羅とか仕掛けてくる人だれ?

あれって1位をかっ飛ばして走っていたら漏れなく喰らうお邪魔アイテムなの?

よく仕組みが分からないまま、

ただただ走り続けているだけよ。

しか子どもはこんなハイクオリティーゲームで遊んでいるの?って思うとゾッとするわ。

ベジータがまるでスーパーサイヤ人バーゲンセールだな!って皮肉を言う理由が分かるぐらいの、

スゴいゲームじゃない?

マリオカート初だったので、

冒頭でも言ったけど、

子どもが遊ぶやつでしょ?って思ってたら

痛い目にあったわ。

とにかく

私の好きなビッグブルーコースもあって思わずエキサイトバイクよ!

私はシズエちゃん疾走するわ!!!

あのキャラクターのほのぼのとした感じと

本格的なグラフィックとのギャップが笑っちゃうけど、

ハイライトもよくできていてリザルトも見ていて楽しいじゃない、これ!

あとインターネッツ対決も出来るみたいで、

どこかの知らない外国の人と早速バトルしたわよ!

その時は5人集まって、

私は初めて対戦したにしては堂々の3位!

なかなかの好成績じゃない?初めてとしては。

子ども騙しのマリオカートだと思ってたら

そうは問屋が卸さないぐらいのボリュームとデキと

走りを極めれば上手くなれる感もあって、

ストレッチパワーがじわじわ溜まるように

ドリフトしてターボが使えるようになるあの

紫色になるまでグッと我慢してドリフトする感じも

本当に上手く出来てるなぁって感心するばかりよ。

タコメータースピードメーターも何もないのに

あれだけ白熱するあの引き算の美学は本当に考え抜かれたモノなのかも知れないし、

コースアウトしない設定をオフにした途端

コースアウトしまくるまだまだな私の腕前だけど、

これはもう楽しくてスタンドアローンでも遊べまくれるんじゃない?って

とりあえずスタート前2秒でアクセル全開のなんか速いスタートができる技とかも

なにそれ?って調子に乗って3秒前からやったら

不発してスタートダッシュが上手に出来ないぐらいで、

なにそれそんなトラップあんの?ってビビるわ。

そんでもってさ、

コース名も

イキりまくった訳の分からない横文字を並べてイミフ名前じゃなくて、

ホネホネコースとかカラカラさばくとか

そこら辺もコース雰囲気のあった名前

老若男女を問わず楽しめそうで、

これ普通にお爺ちゃんとお婆ちゃんととかも混ぜて遊べるんじゃない?って

みんなこれでニッコリなのかしら?

最大何人まで同時に走れるのかと、

亀の甲羅を後に投げる方法が知りたいわ。

ちょっと最近ゲームがスゴすぎてビビるわって話しでした。

最近本当にゲームの話ばかりになってきたわね。

うふふ。


今日朝ご飯

カフェオレミルクたっぷりのみにしました。

週末食べ過ぎたセール開催していたので

食べ過ぎてしまった償いを罪悪感でカバーする感じね。

デトックスウォーター

ルイボスティーウォーラーしました。

この時期はまだ寒かったり暑かったりしそうなので、

ホッツでもコールドでもどちらでもいいかもしれないわね。

そう思うわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2021-03-31

anond:20210329201740

今は占い芸人になった島田の元コンビ号泣」が爆笑オンエアバトルでこのネタやってたの思い出した。

その時は「語尾を重ねるとスゴくなる」ってネタで「奈落のそこそこ」ってボケてたのをもう15年近く覚えてるわ。

2021-03-10

anond:20210309164507

まさにおまえのような人生終了オタク奈落に突き落とすための作品だろ。

庵野「俺は結婚して幸せになったからイチ抜けな!おまえらは俺の作ったエロアニメでシコってなw俺は嫌な思いしてないからw」

2021-03-08

1982年 中曽根レーガン日本アメリカトップになった時には、そのニューステレビで見て、

暗澹たる気持ちになった。そこから奈落の底のような気持ちで、ただなんとか生きているような時期が始まった。

2021-03-04

牧場物語を無かったことにしたい

発売日当日までワクワクしながら待って、ネタバレしたくないか情報もあまり見ないようにして、日付が変わって蓋を開いてみたらこの有り様。

正直こんなの販売できるレベルじゃなくない?

ロードはいいよ別に。いやよくはないけど適宜修正していってくれれば。

そんなことよりもバグが多いし住民サイコだしなんでこんなクソみたいな所で牧場()してるんだ?って気持ちになる。

バグが多いって何???

折角買ったんだから……と思ってだましだましプレイしてたけど、動物はあらぬ所に行くし主人公とかは地面に埋まるし、いつまでたってもロード出来ないか再起動せざるを得ないし。

牧場の装飾をすると重くなってカクつくしフリーズするし。プレイデータフリーズですぐ消えるし。

テストプレイたらこんなのすぐわんさか出てくるだろ。

確認してないのかな?

進行不可能レベルバグが多い。多すぎる。

よくわからんミニゲーム始めると奈落の底に突き落とされるし。

あと住民マジで人間性を疑う。

財布落としたから海に入って拾ってくれよって後ろから右だ左だと指示を出されて主人公が溺れかけた挙げ句、助けに来てくれた(落としたやつとは別)人に服着たまま海に入るなって怒られるし。

いや何これ?

しか主人公を殺しかけたのに反省する素振りもない。

しかけても「こんにちは!」しかさなbot毎日通って好感度あげて発生したイベントがこれだよ。

なんで好感度あげて殺されそうになってるの?

これが引っ越したての主人公に対する村八分いじめか?

もう住民には期待しないと思ってたのに突然早朝六時に玄関前で待ってたよって言って、唯一の癒しである可愛がってた牛に虐待されそうになるし。

牛にカレー食わせてカレー味のチーズ作ろう!ってどんな発想?殺す気なのかな?

選択肢にあるかわいそうを選ぶと頭が固いな!って逆ギレされる。え?私の感性おかしいの?

君のおじいさんにはお世話になったから親切にするね!って言われた次の日にはこの町にも活気がほしいなあ~よろしくね!だし、町に出たら住民に殺されそうになるし、建物のすぐ前にしかけられた小動物用の罠にひっかかった主人公に「気をつけて歩いてくれ」って言うしこんなの……いじめじゃん!!!

住民は海にゴミ投げ捨てるし。

過去作ではゴミを投げると住民好感度下がりましたけど?

まあ確かに私の住民に対する好感度はもはやマイナスですけど。

人間関係がこれならもう牧場やるしかない……と思っても、メーカー場所が埋まって景観が悪いし、そもそもカクついてまともに歩けない。品評会もなくなったから、動物品質あげたところで……ね。

なにもしなくても品質が上がっていくのは便利かもしれないけど、それなら主人公必要なくないですか?

牧場物語ってなんだっけ?って思ってもうSwitchから消しちゃった。お金時間も戻ってこないのにね。

合わないから買わなきゃよかったなってゲームは何個かあったけど、こんなにも売上功績を与えたくないから返金してほしいと思ったのははじめてだよ。

未完成品でバグまみれだし優良誤認景品表示法とかならないかな。むりかなあ……消費者庁とか……

修正してもたぶんやらない。改善できるレベルにすら達してない。

正直そのくらいしてもいいと思ってるよ。

DLC付きDL予約してたから本当にやるせない。

牧場物語大好きなのにね。可愛さ余って憎さ百倍ってこういうことなんだね。

もう修正も改変もいらないからただただ返金してほしい。

バグテキストも直してから改めて販売して。いい噂を聞いたらまた買うかもしれないからさ。

2020-12-18

勝負の三週間」⇒「運命の四週間」⇒「暗転の五週間」⇒「奈落の六週間」⇒「空白の七週間」⇒「再生の八週間」

2020-12-01

性善説にもとづいた自助努力を期待するだけの感染症対策には限界

伊東園ホテルズのマスク未着用宿泊拒否をめぐる案件について : マスク未着用途中降機乗客の記録

ピーチ機を下ろされた男性がまた騒動を起こした。

まあ、マスク付着用は宿泊拒否理由にはならないはずだ、との主張そのものは法的に正しく、正当だ。

しかし、そのように主張する行為は、感染症対策として行政が人々にお願いしていることに反しており、不当だ。

マスク着用がコロナ予防に資するのはもはや全世界共通認識だ。

現在政策は「人々の合理的自助努力をお願いする」ものであり、その期待に反するという意味で不当だ。

不当だけど、お願いでしかないので野放しにせざるを得ない。伊東園ホテルは法的には強引でかなり微妙なことをしたと思うが、

感染症予防の観点から正当防衛といっていいかもしれない。

政府のいうことにおとなしく従う日本人国民性への期待だけで、

自粛だの要請だので、感染症対策っぽいことをやってきたかもしれないが

本来、こういう面倒な輩を法的なルールコントロールしてこそ感染症対策だ。

めんどくさがらずに、とっとと旅館業法改正して、感染症予防措置の項目を設けるべきだ。

発熱しているひとの宿泊は、保健所の承諾が必要、とか

マスク拒否理由エビデンス必要だ。

医師診断書添付で特別に認める、といった条項必要

頑なにオリンピックを強行しようとする、その姿勢

もちろん合理的対策を講じれば、開催によるコロナリスクはかなり最小化できるだろう。

しかし、日本ではそうはいかない。

なぜならば、この一年日本でやってきた対策というのは、合理性のひとかけらもないものだった。

ただひたすら恐怖に訴えて活動自粛をうながすやり方だったからだ。

人々にコロナの恐怖を植え付けて、マスコミを通じて、おびえさせ

燃え盛るような夜の真っ赤な都庁を映し出し、いずれはニューヨークイタリアと同じ地獄に向かうと国民を煽った。

それによって、何ら法的な強制力ももたない政府国民自粛を呼びかけるだけで、

人出を減らすことに成功した。

人々の視点からみれば怯えて自粛することが成功体験ともなった。一方で、飲食業界を奈落の底に突き落とした。

恐怖をあおる戦術はいまも継続中で、医療崩壊現場と人々への影響がセンセーショナル報道されている。

この一年、これによってどういう行動変容が起きたかというと、

コロナに怯える人は、ソーシャルな場に拒否反応を示し、リスクを過大に見積もる一方、

怖がったところで仕事柄、人と接触回避できず生活が成り立たない人々もいる。

そうすると認知的不協和引き起こし、受忍せざるを得ないリスクについて過小評価するようになる人が当然現れる。

そこで、怖がる人と怖がらない人にふるい分けられ、必要以上に自粛するグループと、ソーシャルディスタンスを軽視するグループ二極化していったともいえるかもしれない。

後者タイプは、恐怖に耐性ができたこともあり、恐怖作戦絶対に効かない。行動を変えようがない。

にもかかわらず、政府報道機関はさらに恐怖をあおることでなんとか変心させようとしているようだ。

その煽りの余波は、むしろ自粛を続ける人たちをさらに刺激し、ビビらせる一方で、

疲れて認知的不協和に耐えきれなくなった人から次々とリスク過小評価するようになり、ますます恐怖作戦が効きにくくなる悪循環に陥っている。

他方、運よく自粛環境に恵まれた人は、報道ますます怖いことを言ってくるようになってきたという印象でしかない。

俺がバッハ会長が怖いといっているのは、まさにその影響だ。

この一年ですっかりコロナ恐怖に煽られた俺からみれば、バッハ会長は鬼である

バッハよ、お前の目には、自宅療養を強いられた末、突然亡くなった家族の姿が目に浮かばんのか!」みたいに

なにもかもが論理的なつながりがなくても、恐ろしいものを煽るものとして合成されてしまう。

いまさら合理的対策などを説得されても、恐怖から自粛した体験しか持たない俺にとっては、

何を聞かされても鬼でしかないのだ。

思えば、この一年、本当に無駄をした。

感染症科学的に理解し、リスク回避合理的に考える絶好のチャンスだったのに、

それができなかった。

この一年、十分に科学素養を蓄え、啓もうされていれば、オリンピックに対するここまでの拒絶意識は生まれなかったような気がする。

オリンピックを開催することがもはや止められないのであれば、

からでも遅くないか

できうる対策をとったうえで開催した場合、どのような結果になるかについて

科学的なシミュレーションをしてほしい。

結果を予測する、というのは、あらゆるリスク管理の最初第一歩のはずだけど、

日本ではこの一年、それが完全に欠落していた。

緊急事態宣言の延長の可能性を記者から問われ、「仮定の話には答えられない」と答えた首相発言はそれを象徴している。

何か対策を行うにあたっては、見込まれリスクをある程度は受容せざるを得ないことは間違いないはずだ。

大事なことは、リスクを想定し、人々が受容できるようになるためのコミュニケーションをとることだ。

今の日本には、それが全然足りてない。

からバッハ会長もいつまでたっても怖いままだ。

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