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2016-03-22

少子化対策としての移民推進に反対したい

少子化問題の解決に移民推進とか言ってる奴はお金持ちになりたい→遺産目当てに老人と結婚するホストみたいだと思う。

安直だ。

移民根本的な問題を解決しつつ出生率をあげる方法が出せない無能だと思う。

移民を「生産」してる国を日本実質的植民地にして、日本資源産出国になるのがベストだと思う。

帝国主義と言われようと、難民問題解決のために必要コストを支払ってもらう。

日本平和を維持するために多くの制限を受けてきたし、支払いも続けてきた。

同じものを払わないで善人ぶって単純に助けてあげるのは国益に反する可能性が極めて高いのではないか。

国際社会協調しないなら日本難民の受け入れなど拒否するし国連への拠出金も凍結する。

日本が受け取る利益プライマリーバランス改善し、出産育児教育支援への体制を整える。

この主張は当然国際社会から非難を浴びるだろう。

よって現状でいえば国連主導による、移民の国を新たに樹立する方針ベターだ。

要はアメリカをもうひとつつくればいい。

砂漠なかにラスベガスがつくれるのだから、空いてる砂漠アメリカをつくればいい。

そしてかかった費用出資国に還元する。通貨国家運営が安定するまではドルペッグでよかろう。

わたし不勉強もあってか、移民受け入れを行ったドイツがどうなったのか、

どうすればよかったのかを支持者に明確な説明をした移民推進派の論客を見たことがない。

日本単純労働担い手として出稼ぎにきた人々が日本幸福に満ち足りた生活をしているか

その生活実態レポートした新聞記事も見たことがない。

ヘイトスピーチはいけない、差別はいけないというが、移民差別されなかった地域など聞いたこともない。

文化的協和が摩擦になり、隣の町の本国人は楽しく暮らしているさまを毎日見せつけられたら不満を抱くのも当然だ。

結局のところ移民推進派は、机上の空論指標数字を操るゲームをしているだけだ。

現実ゲーム区別がつかないとは、移民推進派の主張に貼られるべきレッテルだと思う。

同時に、育児検定も発足させる。免許ではない。あくまで検定だ。

日本語検定を持っていなくても日本語自由に(当然責任をもって)使っていいように

親になるのは勝手だが、親としての資質他者証明できるシステムがあっていい。

男性育児に協力することが常識となる一方で、

離婚した夫婦親権に関して女親が優遇されている。

これは明らかに性差別だと思うのだが、にも関わらず育児の適性についての明確な指標がない。

教育論はまちまちだが、「栄養の偏りのない食事提供する」「子供との触れあう時間もつ」「子供健康に気を配る」など

常識となっていて議論もされていない部分を明確にすることには意味があるだろう。

アレルギーをいまだに甘えと認識している不勉強人間排除することができる。

地域放置子の問題が発生した時に対処にかかる時間が短縮される。

・周囲の無理解から産後うつ育児ノイローゼに陥る危険性が減る。

など、妊婦新生児の母への協力を促すことが見込まれるので育児放棄の減少が期待できる。

また「妊婦様」などと言われる、過剰な権利優遇を主張するモンスターペアレント予備軍の減少も副次的効果として期待したい。

制度の詳細については各政党省庁の提出する試案を待ちたい。

一級以上の検定所有者は

育児にかかる特定費用を控除申請できる」、

規定以上の割合で検定所有者を雇用している企業法人税減免」などはワークライフバランスを見つめなおすきっかけになるだろう。

2015-11-15

なんか、隣の国ででっかいデモがあって、政府側がひどい対処してるからって助けてやれないかと言ってるのがわいてるらしいが、何で言ってるお前ら行かないの?韓国だったら飛行機代たいしたことないでしょ?一緒に飲んだら分かりあえるんじゃなかったっけ?マッコリ抱えて行ってくりゃいいじゃない。

あとな、何でまたこれにかこつけて安倍批判してるのおるのか訳わからん。結局お上頼みだなwwwとしか思えん。それとも、デモ助けて政府ぶっ潰してまた日韓併合すりゃいいわけ天災とかならとっとと助けに行けよ、とは思うが、結局は内政問題だし。それとも何か、政府が助けに行けって言ってるのは、日本韓国戦争させたいのか?そういうことだろ?デモ側の味方に付いて政府攻撃しろっつーてるんだからいくら後方支援でも、そう見なされるって。んで、日本が助けに行った場合の勝利ポイントはどこだ?てか、そうやって日韓併合やったわけでしょ?帝国主義時代だったら、いい感じに侵略できる話だわな。

もう、なんつーか何考えてるのかようわからんな。全く…。

2015-08-15

安倍談話について雑感

結論からいうと、思ったよりは悪くなかったがところどころで安倍氏歴史観垣間見える談話だった。


個別にみると

 百年以上前世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化原動力となったことは、間違いありません。アジア最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアアフリカの人々を勇気づけました。


 満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。


 先の大戦では、三百万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼熱(しゃくねつ)の、遠い異郷の地にあって、飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。広島長崎での原爆投下東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が、無残にも犠牲となりました。

 戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。中国東南アジア太平洋の島々など、戦場となった地域では、戦闘のみならず、食糧難などにより、多くの無辜(むこ)の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません。


 これほどまでの尊い犠牲の上に、現在平和がある。これが、戦後日本の原点であります


 我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明してきました。その思いを実際の行動で示すため、インドネシアフィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾韓国中国など、隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その平和繁栄のために力を尽くしてきました。


 戦後、六百万人を超える引き揚げ者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた三千人近い日本人の子どもたちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国英国オランダ豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。

 戦争苦痛を嘗(な)め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力必要であったか

 そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。

 寛容の心によって、日本は、戦後国際社会に復帰することができました。戦後七十年のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、心から感謝気持ちを表したいと思います

  • ここは中々いいと思う。

 日本では、戦後まれ世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

 しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去歴史真正から向き合わなければなりません。謙虚気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります

  • ここもその通りだけど、過去歴史に正面から向き合ってないのはお前じゃないのか?と思わざるを得ない。

残りはまあ理想論だけど特に突っ込みどころなし。

2015-07-17

田舎者が嫌いな人は、なぜ田舎者が嫌いなのか

思うに彼らは、全国統一文化が嫌いなのだろう。

ファスト風土イオンのような、全国でほとんど同じサービスが受けられるものをとても嫌う。

ジャンプとかファミコンもよく思っていない。テレビにも否定的である

田舎者がそのときどきの流行を浅ましく追い続けるから東京から日本から多様性が失われる。

こういった理屈自分の気に入らない世の中の動きをすべて田舎者責任にしているわけだ。

しかし、実際に田舎者が多様な文化を失わせている犯人かと言ったら、無茶があるだろう。

定住にしろ一時的滞在しろ田舎からの流入者も東京多様性を担う一部だ。

日本全国に様々な文化があるから、我々は多彩な食物や質の高い製品を簡単に手に入れられる。

しかし人は、少なくとも現代人はその土地文化だけでは生きていけない。

田舎者だって文明生活享受する権利と、享受している現実がある。

それらは東京で漫然と暮らしているだけでは見えてこないのだろう。

一方で、少し思いを馳せてみたら小学生だって見えてくる背景だ。

マイルドヤンキーは半径5キロ世界で生きていると分析する人もいる。

ところが実際にそれをしているのは、短絡的に田舎者を嫌っている人ではないのか。

自分享受する文明がいかに自分の見えていない部分で支えられているか思考が及ばない。

それどころかその担い手たちへの文明の再配分を、何の権利もないのに否定する。

単に都市に住んでるだけの人間による、都市帝国主義とでも言えばいいのだろうか。

2015-06-22

道端で餅に出会った。

正月じゃないのに!???」と俺が驚くと、餅は「ごめんね」とちょっと申し訳無さそうに謝った。

 餅に謝られてちょっとこれもびっくりしたんだけど、よく考えたら餅が悪いわけじゃないし、やはり諸悪の根源アメリカ新自由主義帝国主義にあるという気持ちになり、怒りがメラメラと燃え上がってきた。

 俺が燃えると餅は「もっちっち」という聞いたことのない鳴き声を出しながら、急速に膨張していき、十六分後にパン、とはかなげに弾けた。

 俺は哀悼悔恨で胸がいっぱいになった。

 せめてもの供養に、とたまたま持っていたコストコの業務用きなこ20kgできなこ餅を作り、食べて応援だ!的なことをやろうと思ったのだが、コンクリートの地面にへばりついた餅は絶望的に不衛生で、そうでなくとも湯気だった温度が夏の暑さと相まって食欲を大いに削いだ。

 

 餅は「五秒ルール! 五秒ルール!」としばらく頑張ってアピールしていたもののそのうち余裕で五秒経過してしまい、やがて諦めたようにニヒルな笑みを浮かべ、β化していった。

2015-05-30

出生率が「5」で、初産年齢20歳なナイジェリアは、2100年に9億人になる

★この前読んだ日経によれば、2100年の世界国人口、ナイジェリアが9億人に達する予想らしい。

 そのほか、西アフリカのサウスサハラブラックアフリカな国々が、軒並み人口数億人になってる。

 一方のアジア諸国は、中国人口をどんどん減らし、東南アジアは「タイ出生率1.4、ベトナム1.8」なので、これまた減少する。

 インドがどうなるかはわからないが、2100年には、世界人口の重心はアジアからアフリカシフトすることが確実。

★これが1900年頃の世界人口分布マップだと、いわゆる「帝国主義列強」の母国人口シェアが、相当高いんだよね。

 アフリカとかの植民地より人口は多かった。

 この100年で、列強側の人口ほとんど増えなかったが、アフリカ側は数倍になった。

 あと100年で、さらに加速する。

★だから、1800~1900年代に、列強が軒並みアフリカとかを「植民地」に出来てしまったのは、勿論軍事力の差が一番の理由ですが、

 「列強側が、人口が多かった」の要因もあったと思う。今だと信じられませんが

★ちなみに、「満州日本事実上植民地になった時点で、人口わずか数百万しかなかった」と聞いてビックリした記憶がある。

 だから戦前の人は「満蒙開拓団」で満州農業開拓に行ってたんだな。

 ※今、満州エリア人口1億人

ナイジェリアとか、出生率が「5」だもんな。

 単に出生率が高いだけじゃない。

 日本人が30歳でようやっと次世代出産するのに対し、ナイジェリア20歳次世代出産。増殖スピードが1.5倍

 日本だと、60歳で「おばあちゃん」になり、子供2人孫4人なのに対し、

 ナイジェリアだと、60歳で「ひいおばあちゃん」になり、子供5人孫25人ひ孫125人

 ひ孫125人だと、いちいちひ孫の誕生祝いなんかしている余裕はないし、そもそも「ひ孫の顔名前を、覚えきれてるか、疑問」

 「人口の過半数が子供」という社会は、こういう社会なんだろうなあ

 日本から見たら、「なぜナイジェリアは、ひ孫が125人もいるの?」だし、

 ナイジェリアから見たら、「なぜ日本は、孫が4人しかいなくて、60歳なのにひ孫もいないの?」だろうな

★今のナイジェリアは、100年前の日本

 明治維新の3000万人が、100年で12000万人になったというのは、そういうこと。

 この人口爆発が、世界大都市トーキョーを生んだ。

 逆に言えば、2100年、ナイジェリアラゴス世界大都市になってるだろうな。人口1億人都市とか。

明治維新時の全人口が、今の日本では1都3県に集約されてるのか。

 よく考えてたらすごいな。

 因みに縄文時代日本の全人口は、横浜日産スタジアム収容人員程度しかなかった(8万人)

★未來の人口大国ナイジェリアに、日本ほとんど関心示さないが、ちゃんと中国は接近している。

 中国ナイジェリアに接近するのは、単に資源目当てじゃなく、豊富労働力を見据えてる。

 中国は2100を睨んで外交してる

2015-04-17

世界史人物概覧

世紀
前6孔子(前551儒教の祖)
孫子(前544・『孫子』著者)
前5釈迦(?・仏教開祖
ヘロドトス(前484・歴史の父)
ヒポクラテス(前460・西洋医学の父)
プラトン(前427・哲学者
前4アリストテレス(前384・万学の祖)
アレクサンドロス大王(前356・マケドニア王)
前3アルキメデス(前287・古代最大の数学者
始皇帝(前259・最初中華皇帝
劉邦(前256・漢の高祖)
ハンニバル(前247・包囲殲滅戦術確立
前2司馬遷(前139・『史記』著者)
前1カエサル(前100・ローマの終身独裁官
ウェルギリウス(前70・ローマ最大の詩人
オクタウィアヌス(前63・ローマ帝国の初代皇帝
イエス(前4・キリスト教開祖
1プトレマイオス(83・天文学者
2ガレノス(130・古代医学確立
張仲景(150・医聖)
曹操(155・三曹の一人)
3
4王羲之(303・書聖)
アウグスティヌス(354・古代最大の神学者
5アッティラ406・フン帝国の王)
6ムハンマド(570・イスラム教開祖
李靖(571・『李衛公問対』)
李世民(598・唐の第2代皇帝
7
8アブー・ムスリム(700・アッバース革命立役者
李白(701・詩仙)
杜甫(712・詩聖)
カール大帝(742・フランク王国
9
10フェルドウスィー(934・『シャー・ナーメ』著者)
イブン・ハイサム(965・光学の父)
イブン・スィーナー(980・アラビア医学を体系化)
11
12朱子1130・儒教の中興者)
サラディン1137・アイユーブ朝開祖
インノケンティウス3世1161・教皇権最盛期のローマ教皇
チンギス・ハン(1162・モンゴル帝国の初代皇帝
13トマス・アクィナス1225・『神学大全』著者)
ダンテ1265・イタリア最大の詩人
ジョット(1267・西洋絵画の父)
14羅貫中(?・『三国志演義』『水滸伝』編者』)
イブン・ハルドゥーン(1332・『歴史序説』著者)
ティムール(1336・ティムール朝建国者
ヤン・ジシュカ(1374・マスケット銃を使用)
グーテンベルク(1398・活版印刷発明者)
15ジャンヌ・ダルク(1412百年戦争聖女
コロンブス(1451・アメリカの再発見者)
ダ・ヴィンチ(1452・万能の天才
ヴァスコ・ダ・ガマ(1460・インド航路開拓者
マキャヴェッリ(1469・『君主論』著者)
ミケランジェロ(1475・芸術家
マルティン・ルター(1483・宗教改革
スレイマン1世(1494・オスマン帝国最盛期の皇帝
16エリザベス1世(1533・アルマダ海戦に勝利)
セルバンテス(1547・『ドン・キホーテ』著者)
ガリレオ(1564・科学革命の中心人物)
シェイクスピア(1564・イギリス最高の詩人劇作家
グスタフ・アドルフ(1594・三兵戦術確立
デカルト(1596・合理主義哲学の父)
17ルイ14世(1638・絶対王政最盛期の王)
ジョン・ロック(1632・イギリス経験論の父)
ニュートン(1642・科学革命の中心人物)
康熙帝(1654・清の第4代皇帝
バッハ(1685・音楽の父)
18オイラー1707・数学者
曹雪芹(1715・『紅楼夢』著者)
アダム・スミス1723・経済学の父)
カント1724・哲学者
ワシントン1732・アメリカ初代大統領
ワット1736・蒸気機関の改良)
ラボアジェ1743・近代化学の父)
モーツァルト1756・音楽家
ナポレオン1769・初代フランス皇帝
ベートーヴェン1770・音楽家
ガウス1777・数学者
クラウゼヴィッツ1780・『戦争論』著者)
スチーブンソン(1781・鉄道の父)
ファラデー(1791・電磁気学の父)
バベッジ1791・コンピュータの父)
19ダーウィン(1809・進化論提唱
ポー(1809・ミステリの父)
マルクス(1818・共産主義提唱
ヴィクトリア女王(1819・帝国主義最盛期の女王
パスツール(1822・近代細菌学の父)
ヴェルヌ(1828・SFの父)
モネ(1840・印象派の祖)
ロダン(1840・近代彫刻の父)
エジソン(1847・発明王
フォード(1863・自動車大量生産
ライト兄弟(1867・飛行機発明
アインシュタイン(1879・相対性理論を発表)
ピカソ(1881・画家
ケインズ(1883・マクロ経済学確立
グデーリアン(1888・電撃戦確立
ヒトラー(1889・ナチス指導者

2015-02-22

次ノ如ク大日本帝国憲法公布施行

次ノ如ク大日本帝国憲法公布施行

公布 

 明治元年1月28日

施行

 明治元年1月28日

告  文

 朕ハ諸外国文化哲学ノ最高潮ニ達シタルノ研究結果即チ心身ノ二元性及ヒ我カ国ノ古来ヨリノ実情特ニ性的側面ノ根深キ実情ニ鑑ミテ我カ実社会暴力装置ヲ有スル官憲ニ拠ルノ統治ナクシテハ民族安寧秩序及ヒ慶福ハ実現サレザルヲ悟リ憲法ナクシテハ我カ社会永遠繁栄シ得ベカラザルヲ知ルニ至ル

 而シテ我カ国ニ於ケル社会安寧ハ英知ヲ結集シタル高級官吏管理監督ニ拠ラサレバ凡ソ実現サレス又如何ニ心身カ二元性ヲ有シ生業運動ナクシテモ心理面ノ幸福ハ何処マテモ実現サルルト雖モ其カ許サルルハ天性素行善良ノ穏ヤカナル子ニ限リ何人ニモサルニアラザルハ条理ナリ又如何ニ生業運動ナクシテモ心理面独立シテ何処マテモ幸福ヲ実現シ得ベキト雖モ他人生業運動ノ結果ナクシテハ心理其ノ物ヲ維持スヘキ身体ノ健全ヲ維持シ得ベカザリシハ道理ナリ

 又我カ国ニハ凡ソ矯正ノ効カザル悪人ノ非常ニ多キコト自明ノ理ニヨリテ此レヲ一般社会ヨリ分界シ官憲官吏監督指導ニヨリ定役ニ就カシメル事合理的ナル事ハ明白ナリ其ノ他ノ臣民ニ付キテハ官憲官吏実施セル社会安寧秩序ニ背カザルノ限リニ於テ自由ナル生業ヲ認メ集団生活ノ維持向上ヲ期スルカ合理的ナル事モ明白ノ理ナリ

 斯様ナル理ニ拠リテ我カ国家神聖ナル天皇統治セル帝国官僚国家ナリテ朕ノ欣栄ノ枢要ハ天皇タル朕ノ大権ノ元ニ構成セラレタル優秀ナル官憲官吏及ヒ其カ実施セル社会安寧秩序ヲ基礎トシテ善良ノ子ノ心理面ノ果テナキ幸福追求及ヒ一般臣民自由ナル生業及ヒ悪人ノ服役ノ結果タル社会生活全体ノ利益ノ維持向上ニ在ル物ナリ此レニ反スル一切ノ思考現代一般世界特ニ西洋諸国家ノ文化文明ノ発達状況及ヒ我カ国ノ実情ニ反シ不合理ナル物ナル事ヲ信ス

 又我カ国ハ一度大国家ヲ建設シナガラモ積極的戦争ニ参加シ敗戦シ既得ノ公益ヲ全テ失ヒシ歴史アルニヨリテ戦争惨禍ハ二度ト起シテハナラスト信シ我カ帝国陸海空軍ヲ備フルモ其ノ権能ハ帝国自衛目的ニ限リ帝国主義征服積極的ナル戦役ニ此レヲ用フルヲ永遠ニ禁ス

 朕ハ天壌無窮ノ宏謨ニ循ヒ惟神ノ宝祚ヲ承継シ旧図ヲ保持シテ敢テ失墜スルコト無シ典憲ヲ成立シ条章ヲ昭示シ永遠ニ遵行セシメ益々国家ノ丕基ヲ鞏固ニシ臣民一般ノ慶福ヲ増進スヘシ朕カ現在及将来ニ臣民ニ率先シ此ノ憲章ヲ履行シテ愆ラサラムコトヲ誓フ庶幾クハ神霊此レヲ鑒ミタマヘ 朕ノ大権ニ依リ現在及将来ノ臣民ニ対シ此ノ不磨ノ大典ヲ宣布ス

 朕帝位ヲ践ミ朕カ親愛スル所ノ正当臣民翼賛ニ依リ与ニ倶ニ国家ノ進運ヲ扶持セムコトヲ望ミ乃チ明治元年一月四日ノ詔命ヲ履践シ大憲ヲ制定シ朕カ率由スル所ヲ示シ朕カ臣民臣民ノ子孫タル者ヲシテ永遠ニ循行スル所ヲ知ラシム

 朕及朕カ子孫ハ将来此ノ憲法ノ条章ニ循ヒ之ヲ行フコトヲ愆ラサルヘシ

 朕ハ我カ臣民権利財産安全ヲ貴重シ及之ヲ保護シ此ノ憲法法律範囲内ニ於テ其ノ享有ヲ完全ナラシムヘキコトヲ宣言ス

 帝国議会明治元年ヲ以テ之ヲ召集議会開会ノ時《明治元年一月二十八日》ヲ以テ此ノ憲法ヲシテ有効ナラシムルノ期トスヘシ

 将来若此ノ憲法ノ或ル条章ヲ改定スルノ必要ナル時宜ヲ見ルニ至ラハ朕及ヒ朕ノ系統ノ子孫ハ発議ノ権ヲ執リ之ヲ議会ニ付シ議会ハ此ノ憲法ニ定メタル要件ニ依リ之ヲ議決スルノ外朕カ子孫及臣民ハ敢テ之カ紛更ヲ試ミルコトヲ得サルヘシ

 朕カ在廷ノ大臣ハ朕カ為ニ此ノ憲法施行スルノ責ニ任スヘク朕カ現在及将来ノ臣民ハ此ノ憲法ニ対シ永遠従順義務ヲ負フヘシ

  御名御璽

   明治元年一月二十八

 内閣総理大臣 伯爵 前 田 記 宏

 枢密院議長 伯爵 新 宅 正 雄 

 外 務 大 臣 伯爵 ファイナルベント 

 海 軍 大 臣 伯爵 須 藤 優

 農商務大臣 伯爵 西 見 徹

 司 法 大 臣 伯爵 河 城 に と り

 大蔵大臣内務大臣 伯爵 桑 田 佳 祐 

 陸 軍 大 臣 伯爵 長 谷 川 彰 男 

 文 部 大 臣 子爵 中 野 裕 太

 逓 信 大 臣 子爵 白 鳥 英 美 子 

大日本帝国憲法

 

 第1章 天皇               

第1条

大日本帝国天皇之ヲ統治

第2条

皇位ハ別ノ法律ニ定ムル所ニ依リ五等善良者之ヲ継承

第3条

天皇神聖ニシテ侵スヘカラス

第4条

天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ

第5条

天皇帝国議会ノ協賛ヲ以テ立法権ヲ行フ

第6条

天皇法律ヲ裁可シ其ノ公布執行ヲ命ス

第7条

天皇帝国議会召集シ其ノ開会閉会停会及衆議院ノ解散ヲ命ス

第8条

1 天皇公共安全ヲ保持シ又ハ其ノ災厄ヲ避クル為緊急ノ必要ニ由リ帝国議会閉会ノ場合ニ於テ法律ニ代ルヘキ勅令ヲ発ス

2 此ノ勅令ハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出スヘシ若議会ニ於テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ向テ其ノ効力ヲ失フコトヲ公布スヘシ

第9条

天皇法律執行スル為ニ又ハ公共安寧秩序ヲ保持シ及臣民幸福ヲ増進スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ命令ヲ以テ法律ヲ変更スルコトヲ得ス

第10条

天皇行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル

第11条

天皇陸海軍ヲ統帥ス

第12条

天皇陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム

第13条

天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ条約ヲ締結ス但シ本条ニ言フ戦トハ国家自衛ノ為ノ戦ニ限リ征服的戦役ハ之ヲ一切禁ス

第14条

1 天皇ハ戒厳ヲ宣告ス

2 戒厳ノ要件及効力ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム

第15条

天皇爵位勲章及其ノ他ノ栄典ヲ授与ス

第16条

天皇ハ大赦特赦減刑及復権ヲ命ス

第17条

1 摂政ヲ置クハ皇室典範ノ定ムル所ニ依ル

2 摂政天皇ノ名ニ於テ大権ヲ行フ

 第2章 臣民権利義務               

第18条

日本臣民タルノ要件法律ノ定ムル所ニ依ル

第19条

日本臣民法律命令ノ定ムル所ノ資格ニ応シ均ク文武官ニ任セラレ及其ノ他ノ公務ニ就クコトヲ得

第20条

日本臣民法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役義務ヲ有ス

第21条

日本臣民法律ノ定ムル所ニ従ヒ納税ノ義務ヲ有ス

第22条

日本臣民法律範囲内ニ於テ居住及移転自由ヲ有ス

第23条

日本臣民法律ニ依ルニ非スシ逮捕監禁審問処罰ヲ受クルコトナ

第24条

日本臣民法律ニ定メタル裁判官裁判ヲ受クルノ権ヲ奪ハルコトナ

第25条

日本臣民法律ニ定メタル場合ヲ除ク外其ノ許諾ナクシテ住所ニ侵入セラレ及捜索セラルヽコトナ

第26条

日本臣民法律ニ定メタル場合ヲ除ク外信書秘密ヲ侵サルコトナ

第27条

1 日本臣民ハ其ノ所有権ヲ侵サルコトナ

2 公益ノ為必要ナル処分法律ノ定ムル所ニ依ル

第28条

日本臣民安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス

第29条

日本臣民法律範囲内ニ於テ言論著作印行集会及結社自由ヲ有ス

第30条

日本臣民ハ相当ノ敬礼ヲ守リ別ニ定ムル所ノ規程ニ従ヒ請願ヲ為スコトヲ得

第31条

本章ニ掲ケタル条規ハ戦時又ハ国家事変ノ場合ニ於テ天皇大権施行ヲ妨クルコトナ

32条

本章ニ掲ケタル条規ハ陸海軍法令又ハ紀律ニ牴触セサルノニ限リ軍人ニ準行ス

 第3章 帝国議会               

第33条

帝国議会貴族院衆議院両院ヲ以テ成立ス

第34条

貴族院貴族院令ノ定ムル所ニ依リ皇族華族及勅任セラレタル議員ヲ以テ組織

第35条

衆議院選挙法ノ定ムル所ニ依リ公選セラレタル議員ヲ以テ組織

第36条

何人モ同時ニ両議院議員タルコトヲ得ス

第37条

凡テ法律帝国議会ノ協賛ヲ経ルヲ要ス

第38条

両議院政府ノ提出スル法律案ヲ議決シ及各々法律案ヲ提出スルコトヲ得

第39条

両議院ノ一ニ於テ否決シタル法律案ハ同会期中ニ於テ再ヒ提出スルコトヲ得ス

第40条

両議院法律又ハ其ノ他ノ事件ニ付各々其ノ意見政府ニ建議スルコトヲ得但シ其ノ採納ヲ得サルモノハ同会期中ニ於テ再ヒ建議スルコトヲ得ス

第41条

帝国議会ハ毎年之ヲ召集

第42条

帝国議会ハ三箇月ヲ以テ会期トス必要アル場合ニ於テハ勅命ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ

第43条

1 臨時緊急ノ必要アル場合ニ於テ常会ノ外臨時会召集スヘシ

2 臨時会ノ会期ヲ定ムルハ勅命ニ依ル

第44条

1 帝国議会ノ開会閉会会期ノ延長及停会ハ両院同時ニ之ヲ行フヘシ

2 衆議院解散ヲ命セラタルトキハ貴族院ハ同時ニ停会セラルヘシ

第45条

衆議院解散ヲ命セラタルトキハ勅命ヲ以テ新ニ議員選挙シメ解散ノ日ヨリ五箇月以内ニ之ヲ召集スヘシ

第46条

両議院ハ各々其ノ総議員三分ノ一以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開キ議決ヲ為スコトヲ得ス

第47条

両議院議事ハ過半数ヲ以テ決ス可否同数ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル

第48条

両議院会議ハ公開ス但シ政府要求又ハ其ノ院ノ決議ニ依リ秘密会ト為スコトヲ得

第49条

両議院ハ各々天皇上奏スルコトヲ得

第50条

両議院臣民ヨリ呈出スル請願書ヲ受クルコトヲ得

第51条

両議院ハ此ノ憲法議院法ニ掲クルモノヽ外内部ノ整理ニ必要ナル諸規則ヲ定ムルコトヲ得

第52条

両議院議員議院ニ於テ発言シタル意見及表決ニ付院外ニ於テ責ヲ負フコトナシ但シ議員自ラ其ノ言論ヲ演説刊行筆記又ハ其ノ他ノ方法ヲ以テ公布タルトキハ一般ノ法律ニ依リ処分セラルヘシ

第53条

両議院議員現行犯罪又ハ内乱外患ニ関ル罪ヲ除ク外会期中其ノ院ノ許諾ナクシテ逮捕セラルヽコトナ

第54条

国務大臣政府委員ハ何時タリトモ各議院ニ出席シ及発言スルコトヲ得

 第4章 国務大臣及枢密顧問               

第55条

1 国務各大臣天皇ヲ輔弼シ其ノ責ニ任ス

2 凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅国務大臣ノ副署ヲ要ス

第56条

枢密顧問枢密院官制ノ定ムル所ニ依リ天皇ノ諮詢ニ応ヘ重要ノ国務ヲ審議ス

 第5章 司法               

第57条

1 司法権天皇ノ名ニ於テ法律ニ依リ裁判所之ヲ行フ

2 裁判所構成法律ヲ以テ之ヲ定ム

第58条

1 裁判官法律ニ定メタル資格ヲ具フル者ヲ以テ之ニ任ス

2 裁判官刑法ノ宣告又ハ懲戒処分ニ由ルノ外其ノ職ヲ免セラルヽコトナ

3 懲戒ノ条規ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム

第59条

裁判対審判決ハ之ヲ公開ス但シ安寧秩序又ハ風俗ヲ害スルノ虞アルトキハ法律ニ依リ又ハ裁判所ノ決議ヲ以テ対審ノ公開ヲ停ムルコトヲ得

第60条

特別裁判所ノ管轄ニ属スヘキモノハ別ニ法律ヲ以テ之ヲ定ム

第61条

行政官庁違法処分ニ由リ権利ヲ傷害セラレタリトスルノ訴訟ニシテ別ニ法律ヲ以テ定メタル行政裁判所裁判ニ属スヘキモノハ司法裁判所ニ於テ受理スルノ限ニ在ラス

 第6章 会計               

第62条

1 新ニ租税ヲ課シ及税率ヲ変更スルハ法律ヲ以テ之ヲ定ムヘシ

2 但シ報償ニ属スル行政上ノ手数料及其ノ他ノ収納金ハ前項ノ限ニ在ラス

3 国債ヲ起シ及予算ニ定メタルモノヲ除ク外国庫ノ負担トナルヘキ契約ヲ為スハ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ

第63条

現行ノ租税ハ更ニ法律ヲ以テ之ヲ改メサル限ハ旧ニ依リ之ヲ徴収

第64条

1 国家ノ歳出歳入ハ毎年予算ヲ以テ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ

2 予算ノ款項ニ超過シ又ハ予算ノ外ニ生シタル支出アルトキハ日帝議会ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス

第65条

予算ハ前ニ衆議院ニ提出スヘシ

第66条

皇室経費ハ現在ノ定額ニ依リ毎年国庫ヨリ之ヲ支出シ将来増額ヲ要スル場合ヲ除ク外帝国議会ノ協賛ヲ要セス

第67条

憲法上ノ大権ニ基ツケル既定ノ歳出及法律ノ結果ニ由リ又ハ法律上政府義務ニ属スル歳出ハ政府同意ナクシテ帝国議会之ヲ廃除シ又ハ削減スルコトヲ得ス

第68条

特別ノ須要ニ因リ政府ハ予メ年限ヲ定メ継続トシ帝国議会ノ協賛ヲ求ムルコトヲ得

第69条

避クヘカラサ予算ノ不足ヲ補フ為ニ又ハ予算ノ外ニ生シタル必要費用ニ充ツル為ニ予備費ヲ設クヘシ

第70条

1 公共安全ヲ保持スル為緊急ノ需用アル場合ニ於テ内外ノ情形ニ因リ政府帝国議会召集スルコト能ハサルトキハ勅令ニ依リ財政必要処分ヲ為スコトヲ得

2 前項ノ場合ニ於テハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出シ其ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス

第71条

帝国議会ニ於テ予算議定セス又ハ予算成立ニ至ラサトキハ政府ハ前年度ノ予算施行スヘシ

第72条

1 国家ノ歳出歳入ノ決算ハ会検査院之ヲ検査確定シ政府ハ其ノ検査報告ト倶ニ之ヲ帝国議会ニ提出スヘシ

2 会計検査院組織及職権ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム

 第7章 補則               

第73条

1 将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ

2 此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス

第74条

1 皇室典範ノ改正ハ帝国議会ノ議ヲ経ルヲ要セス

2 皇室典範ヲ以テ此ノ憲法ノ条規ヲ変更スルコトヲ得ス

第75条

憲法皇室典範摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス

第76条

1 法律規則命令又ハ何等ノ名称ヲ用ヰタルニ拘ラス此ノ憲法矛盾サル現行ノ法令ハ総テ遵由ノ効力ヲ有ス

2 歳出上政府義務ニ係ル現在契約又ハ命令ハ総テ第六十七条ノ例ニ依ル

2015-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20150110214339

少し話が違うけれど、年末ネタのような話題があって、日本ケンタッキーフライドチキンのある店舗が、夏に、カーネルサンダース浴衣を着せて、スイカを手に持たせていたのね。まあよくある風景です。

で、それをあるアメリカ人が取り上げて、日本人ってこんなにレイシストって喧伝してたの。

スイカ鶏肉って、アメリカ南部ではやっすい食材で、それしか食えないということで黒人嘲笑するアイテムになってるんですよ。

まあこれは、アホかね、君、何で日本人アメリカローカルステレオタイプを知っておかねばならんのよ、君の方がレイシストやろうという反応と結論になっていたんだけど、私が気になったのは、どうしてケンタッキーの一店舗がやったことが「日本人」とか「日本」になってしまうんだろうってことね。

こういう例は全然珍しくないですよ。触手ポルノに「また日本か」みたいな反応とかね。

例えば、レイディ・ガガとかが、奇抜な格好をしていても、主語は、レイディ・ガガになって、アメリカ人にはならないですよ。

思うに、マイノリティというのは、大きな主語を用いられる人たち、と捉えてもいいかもしれない。逆に言えば個々の事例に対して大きな主語を用いている時点でそれはレイシストであり、セクシスであると言っていいのかも知れない。


西欧の風刺は徹底していて、イスラム馬鹿にしていてけしからんと言うと、彼らは必ず風刺は全方位にやってますよと答えるの。それがエクスキュースになってるのね。そして実際彼らは、カトリック教会大統領女王イエスもこき下ろしている。

でもね、やっぱりカトリック教会をこきおろすこととイスラムをこきおろすことは、同じじゃないのですよ。

カトリック教会批判することはカトリック批判することであって、その辺のパリジャンのポール君は何ら関係ないのですよ。

でもイスラムテロリストとして描くことは、移民のアフマド君にとっては直接自分たちへの偏見を増大させる効果を持つのですよ。

これはね、やっぱり西洋帝国主義の結果であって白人特権なわけ。

ここの非相似に鈍感で、俺らは全部を風刺しているんだって思い込んでいる時点で、チャーリーな連中の考えの浅さ、リベラルレイシストになってしまってるんだよね。


で、Je suis Charlie というスローガンものすごく気持ち悪い。

私にはそれが、私たち特権享受する側の白人だ、と言っているようにしか見えないから

[追記]

記事の人とは違って、私はテロからいけない、とはそもそも考えていません。テロと呼ばれる暴力があり、テロとは呼ばれない暴力がある、そして良し悪しはあるにしても歴史暴力によって動いてきました。

そもそもフランス共和国のものテロによって成立した国家です。言論の自由が抑圧装置としてしか機能しない時に、それに暴力的に対抗措置をとる者があらわれるのは力学的には当たり前の話です。正義不正義の問題ではありません。

mirunaさんのコメント、「で、それが産油国における世界三大宗教ひとつであるイスラム教に基づく多大な人権侵害の免罪になるわけ?」と言うのがフランスにおけるイスラム教徒の話でどうしてなされるのかまったく理解できません。これはまさしく、マイノリティのみにアカウンタビリティが求められる一例だと思います

ご存知の方ならば常識しょうがイスラムには宗教者は存在しません。存在するのはイスラム法学者であって多種多様学説があり、絶対的唯一神信仰から多神教的なスフィズムが生じたように、どのような神学も成立可能です。当然のことながらイスラム世界にはかなりの幅と多様性がありますが、サウジアラビアの「公学」は特に極端な厳格性を持つワッハーブ派です。せめて批判するのであれば、サウジアラビア政府ワッハーブ派批判してはどうでしょうか。

フランスムスリムはその多くがアルジェリア移民であって、ジダンもそうですが、アルジェリア少数民族ベルベル人が多数を占めます。これは百年に及ぶフランスアルジェリア植民地支配の結果であって、ベルベル人原住民抑圧のための中間層として用いたために、アルジェリア独立後、報復を恐れてベルベル人フランス亡命したのがそもそもの発端です。宗教は事後的に影響力を持ったものです。

個人的見解として、植民地の損失を清算していないフランスには、どのような移民であれ、移民を拒絶する権利はないと考えていますケベックであれ、インドシナであれ、アルジェリアであれ、ニューカレドニアであれ、異民族の流入に恐怖したのはそれらの場所原住民も同じことです。

[追記]

suna_kago 問題西洋東洋白色人種有色人種)に図式化し、後者は前者に対して何をしてもいいと考えているらしい。そのような態度こそが上記の二項対立を強化するのだけど。

この文章からどこをどう読めばそう曲解出来るか理解できません。普通に誹謗中傷の類であると思います

MacRocco 年末の話なのか夏の話なのか、それともこれは年末が夏の国のお話なのか。

くじらをたてるような突込みではないと一般には捉えられるかも知れませんが、大半の人は、夏の時期の写真年末話題になったと捉えられることを、そもそも話の本筋ではない部分に「これは年末が夏の国のお話なのか。」と"エスプリ"をきかせる精神構造は、非常にチャーリー的で、見かけ以上に深刻な問題を孕んでいると思います

yingze 追記部分に粘着気質の気持ち悪い部分が出てきてるなぁ。「植民地の損失を清算」でヤクザ誠意を見せろ手口でしょう。

誠意は見せる必要はありませんが補償原状回復なすのが基本です。損害賠償の基本ですが。ここが意識の上でも棚上げされていること自体が、西欧中心史観なんだということを指摘しています。ところで、粘着気質ってこんなにぱっと出されて共有されなければいけないほど自明的にいけないものなんでしょうか。yingzeさんのコメント自体粘着気質のなせるわざではないのでしょうか。よくわかりません。

sardine11 マイノリティ言論非対称性に圧殺されてるという指摘は同意したい。ただシャルリの間違いを認めるとしても、反テロ運動自体は間違ってないし犠牲者追悼という大きな意義を無視するのはアンフェア議論だと思う

テロ運動チャーリー追悼ではないでしょう。チャーリー一方的犠牲者として描くことがアンフェアです。チャーリーのしたことはしたこととして、銃撃殺人はいけないよと言うならば、少なくともチャーリーをまったく不問に付すような追悼集会というような手段はとらないだろうと思います。私はこの追悼集会で流される感情と踏みにじる感情が、結果ではなくて次の抑圧の原因になると思っているので批判しているのです。それぞれに自己加害者性を見つめることの方が重要でしょう。

続きを書きました。

http://anond.hatelabo.jp/20150113170721

2014-09-26

戦前財閥兄弟分割されなかった不思議

戦後西武財閥森ビル財閥穴吹工務店財閥はいづれも兄弟で分割され「財閥解体」した。

そういう「財閥解体」を見ると、逆に戦前三井財閥三菱財閥住友財閥は「何故兄弟相続解体」されなかったのか、不思議な気がする。

海外でも、サムスン財閥などは兄弟解体される可能性大だし、ロスチャイルドなども兄弟相続分散されている。

財閥兄弟解体されなかった」のは戦前日本オリジナル事象だと思う

例えば三菱財閥

長男は重工を継ぎ、次男は銀行を継ぎ、三男は地所を継ぐ」みたいな財産分割が、何故行われてなかったのだろう?

三菱三井住友のどの財閥も、兄弟分割されなかったというのは、偶然とは考えづらい

恐らく、戦前の「長子相続」「戸主制度」の影響だろうなあ。

国を代表する財閥である三菱が、兄弟相続みたいな「リベラル」「アカ」なことは、出来なかった

というか、明治政府の思惑としては、

三菱などの大財閥が、兄弟分割されずに財閥としての一体性を保持する」ことが、「富国強兵必須条件」として、

相続長男相続限定したんだろうなあ

1900年時点の、先進国(帝国主義国)の相続法規がどうなっていたか、興味ある。

日本みたいな「長男100%相続」という国は他にあったのか?

2014-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20140806070432

それと、

http://anond.hatelabo.jp/20140806072102

無茶苦茶、遅いレスになったんで見ているかどうかは知らんが。

ワイ生物学やってるけど

ヒトはメスが選ぶタイプやで

その人は一体何言ってるんだろうね

なにてきとーぬかしてんねん、このすっとこどっこい。

ヒトが性淘汰がオスにかかっているか、メスにかかっているか、喧々諤々あったけど、今はメスにかかっている派の方が常識

理由は簡単。

オスにかかっている派の論拠がことごとく粉砕されているのに対して、メスの身体に性淘汰の結果が厳然として存在しているから。

まー、元の記事の、

動物でもオス同士が争ってメスを奪い合うことは多いし、

それはメスがオスを強さで選んでいる、ということなんだが。

繁殖行動が全然違う動物比較している時点で、これはあほかてめえは、で済む話なんだが、これに対して、次のマスダが、

一般的に”子に与えるリソースが大きい方が相手を選ぶ”ことになってる

がこう言っているのは、生物学中学からやり直したまえよと言う話。性淘汰は繁殖速度の差によって生じる。それは「子に与えるリソース」に近いけれど一緒じゃない。

例えばよ、メスが子に10円与えるとして、オスが子に100円与えるとしよう。この場合、オスのほうが「子に与えるリソース」は大きいわな。

しかしオスが100円稼ぐのに一年かかって、メスが10円かかるのに二年かかるとしよう。そうするとメスの繁殖速度は二年、オスは一年だわな。この場合、オスのほうが繁殖速度が速いんで、繁殖速度の遅い方、つまりメスがオスを選ぶことになる。

ヒトは一方一婦制なので基本的にはオスメスの繁殖速度は同じ。家父長制の疑似社会性を獲得して繁殖行動を行ってきたので、メスはそもそも選択の主体ではない。オスとメスの父親の間の「選ぶ/選ばれる」が生じている。

ちょっと視点を変えて、「メスがオスを選んできたよ派」の生物学的な根拠を見てみよう。

その最大のものミトコンドリアDNAY染色体多様性の差ね。ミトコンドリアDNA比較多様性を維持しているのに対して、Y染色体はるか多様性が小さい。これは少数の男性が集中して子孫を残してきた、それに比較して女性はどんな女性でも子孫を残してきたという、「メスがオスを選んできた」という文脈にかなうんだけど、いやそうじゃないでしょという反論がありこれは実例があるだけに強い。

アメリカ黒人とか、中南米太平洋原住民、彼らは現在ミトコンドリアDNAは現地人由来なんだけど、Y染色体ヨーロッパ由来なわけ。つまり大航海時代以降、人類Y染色体多様性はまた一段と小さくなっている。これは帝国主義レイプ殺戮の結果であって、それって通常の繁殖行動における、性淘汰の結果ではないわけ。

敢えて言うならば、延長された男性形としての家父長的社会集団間の抗争と淘汰の結果であって、これは同性間淘汰の現象なんですわ。

そこではメスは選択の主体者でさえない。

一方で、こうした同性間淘汰の激しい社会にあっては当然、オスの損傷が激しく、子育てにおいて、男女の繁殖速度が同じであるならば、数の多い少ないがそのまま選択に反映される。実際、ヒトの男性には髭などの同性間淘汰の特徴はあっても性淘汰の結果の特徴はない。対して女性には乳房や臀部の肥大化と言った性淘汰圧力がかかっている。

文化史的にも持参金の制度はあっても、結納金制度はない社会の方が圧倒的に多く、文化人類学からも「オスがメスを選んできた」ことが結論付けられている。

ま、いいよ。

これに対する反論はあってもいいよ。

でもさ、俺が気になるのはさ、知りもしないくせに、

動物でもオス同士が争ってメスを奪い合うことは多いし、

それはメスがオスを強さで選んでいる、ということなんだが。

とか

ワイ生物学やってるけど

ヒトはメスが選ぶタイプやで

言っちゃう精神構造ね。なんでそうまでして、必死に、

「メスが選んでるんですからぁー!」

って言いたがるっていうか、優位に立ったつもりになりたいんだろう。

なんかもう病的だよね、こういう連中って。

2014-07-27

大志を抱く青年は、戦後東京を目指したが、戦前満州を目指した

東京一極集中論議で、ふと気づいたこと。

「大志を抱く地方青年は、東京だけを目指す」というのは、実は戦後価値観しかない、と思う。

戦前は、「東京を目指す」青年の数倍の数の青年が「満州を目指し」ていた。

戦前帝都(東京)は確かに地方から見たら魅力的だったが、反面、財閥華族・藩閥などの「旧勢力の巣窟」の都市だった。

から有為青年は、「旧勢力のしがらみのない、実力本位」な満州を目指した。

まり満州って、日本人にとっては「新大陸」だった訳です。

戦後東京一極集中という現象は、「満州を失った副作用」という側面もあると思う。

もはや、青年東京しか行き場がなくなった。

※「戦前は、人口流出の受け皿は帝都じゃなく満州だった」仮説、これはあくまで仮説なので、国勢調査データ検証してみたいのだが・・

話は飛ぶが、北海道民県民性に「因習に縛られない、合理的」てのがある。

結婚式なんかは会費制で合理的。)

実は満州移民も、「県民性」は北海道と同じように「因習に縛られずに合理的」だったらしい。

アカデミック世界や、技術世界でも、満州は「因習に縛られない、合理的新世界」だった。

満鉄などでは、内地でも(帝大などのしがらみが理由で)導入できない世界最先端技術を、次々と導入して生産効率を高めていた

自分帝国主義には否定的だが、「満州社会合理性」の部分は、もっとポジティブに評価すべきだと思う。

満州は「内地では出来ないことをトライアルする、一種の特区だった」訳で、

戦後日本に「特区の成果」が導入されて社会改善に繋がった効果は否定出来ない。

現代日本の閉塞感って、満州みたいな「しがらみのない新世界」を持ってないことにも起因する気もする。

(だから新世界確保の為に、侵略しろ」とは言わないが。)

戦前国民が、「満蒙は日本生命線」という松岡洋右言葉に激しく共感したのは、

経済的メリット帝国主義メリットだけじゃない「精神メリット」も感じていたからだと思う。

戦前国民は、「満蒙に、因習に縛られない理想郷がある」と信じていて、「アルカディアを失いたくなかった」

2014-05-10

険悪な関係を広げる中国ではあるけれど、かつては「中華」にふさわしく、東アジアのみならず、東南アジア西アジア方面制度文化を発信していた。

特に、「漢」は、同時代にある「ローマ帝国」と同じように、東ユーラシア大陸システムの基礎を作ったと言っても過言ではないだろう。

ローマ帝国」が地中海地域ヨーロッパの基礎を作ったように。

伝統の「漢の文化」は、いかなる異民族に侵入されようとも、異民族文化を「漢化」した。

優れた制度を持ち、華やかな文化を持ち、数千年に渡り威光を放っていた大陸国家は確かに存在していた。

からこそ、中華人民共和国の振る舞いはすこぶる悲しい。

共産主義の下、さまざまな伝統破壊され、今では巨大なマーケットか、トラブルメーカーとしてしか認識されていない。

(それでもなお凄みを見せるのは、共産主義でさえ、中国化(あるいは「漢化」)していることだ)

かつての存在感を取り戻すための示威行為なのか、たんなる資源獲得なのかはわからないが、まるで遅れてやってきた帝国主義の国のようだ。

列強帝国主義時代こそ、中国清国)は東ユーラシア盟主として立ち上がらなければならなかったのにも関わらず。

たぶん、日本にとって中国、というか海の向こう側にある大陸先進国はあこがれであったと思う。

孔子儒教北側経由で回ってきた「道教」の影響を受けた仏教は、日本人生き方に影響を与え、

律令制度や、孫子兵法近代まで日本制度を構築し、

茶、歌などはその後、独自の文化的発展を築く礎となった。

からこそ、大陸の後継国の中国に対して、日本人だけでなく、多くの東ユーラシアの国々の人は複雑な感情を抱いているのではないか。

確かに、昔は輸送手段が乏しく、中国のあるところにいた人を実際に見る事ができなかったからこそ、書物で伝えられる聖人君主が素晴らしく彩られていたのかもしれない。

アヘン戦争では、あの清国が敗れたと日本で大騒ぎになり、国家としての改革が急務となった。

当時の日本の中に、清国連携し、ヨーロッパ対峙しようとした人々がいると聞いた事があるが、

それはなされず、脱亜論代表されるように、日本は東ユーラシアから抜け出していく。

そして、大日本帝国清国にとどめをさした。

この時、それまであった不文律の東ユーラシアルールが変わった。

かつての超大国は列強に食い尽くされ、その輝きを失った。

アヘン戦争列強の支配、そして日本軍事侵攻中国の大きな傷になった。

近年の経済発展と共に「中華」を認識し始めたこの国は、東ユーラシア覇権を再度、力によって取り戻そうとしている。

「力」による支配はすでに時代遅れのものになっているが、大きな傷を癒すように、暴力的な行動が後を絶たない。

また、過去最大の領土を誇る事が、共産党の大きな統治理由になっているようであるが、その中で、各民族独立の機運が高まっている。

今まで中国投資をしてきた最大の貿易である日本は、足場を大陸から南に移し始めており、経済成長も徐々に陰りが見えてきた。

強烈な貧富の差の拡大は、歴代の大陸の王制の崩壊要因にもなっている。

この国がやるべき事は、張り子の虎の様な振る舞いではなく、栄光ある後継国として腰を据えて国家を「再興」させていくことではないのだろうか。

駄文長文失礼

2014-01-15

反中嫌韓派の致命的な誤解

そもそも近代日本において東アジアに対するいわゆる「帝国主義」が広まったのも、「東アジア共栄圏」という主張が出てきたのも、欧米列強の脅威への対抗のためです。例えば吉田松陰東アジアを征服しまくるべきだと書いたのも、欧米列強に対抗するためです。それどころかもっとさかのぼって徳川家康キリスト教を禁止して保護貿易をしいて外交相手を限ったのも、西洋侵略を阻止するためです。

まり、そもそもの目的は、欧米に呑まれないことと、東アジア地域を発展させることです。この目的から逸れてはなりません。

現在は、欧米列強帝国主義的に日本に攻めこむことはおよそなくなりました。強いて言えば、米国産業経済的東アジア侵略してくるおそれがあるという主張はありえますが(例えば反TPPという話)、それならば、米国と対等にわたりあいつつ、韓国中国との関係を緊密にして欧米経済的に対抗すべきでしょう。アメリカEUに呑まれないように産業経済底力を蓄えるべきです。

いまの政治社会風潮の実態は、いまのわざわざ韓国中国との友好関係を壊して、米国に擦り寄って、それでむしろ米国に嫌がられることをしています。なにがしたいのか、私には納得いたしかます

国益」という語はその中味が不明瞭であるためにいささか卑怯ではありますしかし、隣国はじめアジア諸国外交関係を最優先せずにむしろ嫌われて、それでアフリカ中東資源を目当てに中国と買収合戦をして被買収諸国チヤホヤされるという自慰行為をみていますと、資源を確保するという意味では国益に一致しているとはいえ、総合的にみれば国益に反していると、私には思えます

歴史観イデオロギーがいささか主観的視野狭窄になっているのではないのでしょうか。

2013-12-03

安心していい

http://anond.hatelabo.jp/20131203122311

海は陸地よりも大きいのでは?という心配だが、本当の海と陸地ならそのとおりだが、富と貧困に関して言えば、富が過去数千年の間に増え続けているのに対し、貧困は減り続けており、現在もこの傾向はますます顕著になっているので、ほぼ心配はないといっていいと思う。

あなたは富める者の自己犠牲によってい貧しい者を救うというイメージを持っているよね。自己犠牲の結果富が薄まって薄まりすぎてみんなが不幸になるじゃん?みたいな。

もちろん自己犠牲行為寄付ボランティアODA、各種NGONPOという形で存在するんだけど、それは貧困撲滅のごく一部の手段に過ぎず、大部分は「投資」という手段でもって世界貧困は減少しつづけている。

貧困フロンティア農業医療産業社会の発展により有史以来一貫して後退を続けているが、特に産業革命以降の欧米貨幣経済が発達したことによりそのスピードが飛躍的にアップした。多額の投資マネーは瞬く間に欧米から貧困駆逐し、中産階級が形成された。

途中、投資活動の副作用として帝国主義による二度の大戦という悲劇経験したがそれでも勢いは衰えず、欧米と同じことが続けて日本で起こり、さらには日本以外の東アジアインドロシア南米東南アジア・・・・と、かなり乱暴かつ駆け足でまとめではあるが、おおむねこんな感じの順番で、貧困フロンティアが後退した。

貧困フロンティアが後退するところというのは例外なく猛烈な勢いで多額の投資マネーが流れ込んでいるところだね。

あなたもそうかもしれないが、自己犠牲による弱者救済こそ是とする風潮というのは少なからず世の中には存在していて、そのような人からみるとこのような話は面白くないかもしれない。

投資媒介とした貧困の減少というのは「富める者が自分の富をもっと増やしたい」といういわば我欲モチベーションになってるからね。

ともすれば汚いとか真の貧困層は救われないとか批判を受けがちだ。

でもそんなことはない。

もちろん、途上国人間がすべて同時に貧困脱出できるわけじゃなく、特権階級だったり、有能だったり、ずるかったりする奴らが先に豊かになることは避けられない。プロセスは決して平等でもないし人道的でもないんだが、それでもその先には必ず貧困層中産階級へとランクアップするという現象が待っている。

なぜなら中産階級が分厚くなったほうが金持ちにとっても都合がいいからだ。中産階級が増えることは、自分会社商品を買える人間が増える(市場が拡大する)ということだし、金を持てばそれを失いたくないので犯罪は減り治安がよくなる。差別マイノリティの問題も富めるものにとってはリスク要因でしかないので、差別に反対しマイノリティ人権保護する社会志向するようになる。我欲といってしまえばそれまでだが、豊かになった結果心に余裕がうまれ「みんなで仲良くやろーぜ」という気持ちがうまれた思えば悪いことではない。

親にとっても子どもは稼ぎ手ではなくなるので少子化が進むが、子の幸せな将来のために教育に金をかけるのでそこにも市場が生まれるし、そうやって教育を施された子どもたちがその国をさらに豊かにしていき、やがては次の貧困フロンティア投資するようになる(念の為に言っておくと給料銀行預金するだけでも間接的に投資していることになるからね)。

今、目下の貧困フロンティアアジアからアフリカへ移っている最中で、中国アフリカ積極的投資しているのも、上の話があるとすんなり腑に落ちるんじゃないかと思う。ただし中東宗教オイルマネーの問題、アフリカはそもそも投資を受け入れるだけの社会制度が整っておらず部族宗教の対立も激しくて苦戦している。日本で売買できる投資信託でも中東アフリカに関するものは限られている。まだまだ一般には投資不適格というわけだね。アフリカ貨幣経済ベースに乗るまでは、ボランティアベースの支援活動が大きな役割を果たさざるを得ないだろう(余談だが俺はそのような考えから国境なき医師団に毎月自動寄付をしている)。

それに先進国だって少子化とか労働需要海外移転による失業問題とか格差とか高齢化による社会保障費の増大とか問題がないわけではない。

このような問題はあれど、長期的かつ全般的にみれば世界は「みんなが幸せ」の方向に向かって進んでいるよ。今の日本に住んでいるととてもそうは思えないが(笑)これは間違いのないことだ。

大事なのは世界の富の総量は一定でもゼロサムでもなく増え続けてるってこと。貨幣経済破綻してしまうとこの限りではないかもしれないが、少なくともあなた心配するように「豊かなものが貧しい物へ分配することでみんなが不幸になる」なんてことはないか安心していい。

2013-09-20

東京オリンピックに反対することが何故いけないのか?

久米宏が先日東五輪開催に反対表明をした件でネット上、主に2ちゃんねるを中心に波紋を広げている。

その中で、ネトウヨと呼ばれるネット上における政治右翼はこの発言に早速いちゃもんをつけている。

そこでは、ネトウヨ2ちゃんねる匿名性を利用して根も葉もない便所の落書き程度の噂だけで非国民、非日本人扱いしている。

民主主義なのだから、反対意見もあって然るべきであるし、問題は東電擁護する奴は官軍で否定する奴は悪であるかのような見方がされている事が如何に愚かしい事だということだ。

問題の所在が大きくズレてしまっていたり、クローズアップされるべき点を本人が描いたものからフェードアウトしてる、いわゆる飛ばし記事を真に受けたネトウヨが何の根拠もなく、

その人を誹謗中傷しているということは言語道断である

自分意見にそぐわなければ非国民だとする主張はあたか軍国主義帝国主義時代大日本帝国を想起させるものであり、ネトウヨはまた悲劇を繰り返そうというのか。

また、一番の問題である五輪招致によって、齎されるであろう経済効果東北復興支援の両方が果たして実現するのかというと、些か疑問である

東京五輪決定後に発覚した、実は安倍総理の“原発コントロール”は嘘で、東京電力自身が否定している。

この時点で東北復興支援はままならない。

更に、トルコスペインのように経済破綻しつつある国で雇用情勢も悪化し続けている状況下での五輪招致で数千億円も費やしたにもかかわらず、果たす事が出来なかったが、

もしも東京に決まっていなければ今あるトルコスペインと同状況であった可能性が大いにあるし、北京五輪の件では黄砂工場汚染などで環境汚染社会問題となり、十分な環境整備が出来ないまま開催されたが、経済効果はあったのか。答えは否である

中国では、現在経済成長頭打ち状態に陥っており、また新卒採用率は低下し続けている上に失業率も上昇している。

また、次期五輪であるリオデジャネイロでも現在アメリカ金融緩和煽りを受けて大不況に陥っていることや経済成長が最悪の状態になりつつある中で環境整備が殆ど全く出来ていない状況である

五輪招致に破格の予算が注ぎ込まれても経済が安定、好景気になるといった考えは危険であることを先年開催国が教えてくれている。

増して、日本現在一部富裕層けが恩恵を得られるインフレ不況に陥っており、これの対策にはアベノミクス三本の矢が打たれるとのことだが、実際公共事業がなされるとしても、一部富裕層である大手ゼネコンが取り仕切るために、中小零細はその受け皿に入る事も出来ず、不景気が続いている。また、自由貿易以降、日本企業海外進出が顕著となり、日本中小企業が大いに疲弊し空洞化が進んでいる。その結果、金銭が市場に全く出回らず一部の富裕層けが儲かるといった仕組みが出来、その結果好景気であるかのような雰囲気けが世の中に漂っているのである

東京オリンピックを行うのであれば、まずこうした一部の人間だけが儲かる仕組みを打開し金銭が市場に出回るようにしていくことである

更には情報発信を常に行っていくことである隠蔽などは後で分かる事なので包み隠さず話していくことが現状を打開していくのである

その意味で、ネトウヨ現実逃避せず、この状況を見つめて、久米宏の判断が本当に誤りかどうか考えるべきである

2013-08-31

友人のサヨクくん

この日記の論点は2点。

1点目はなぜ現代日本ではサヨクの人の方が言論や議論を否定したレッテルばりと一方的な言説を行うのかという疑問提起

2点目は文中の疑問にサヨクの人がどう答えるのかという純粋な疑問

 

中学の頃からの友人で両親が高校教員をされていて日教組に入っている(本人がどうかは僕は知らない)友人A

一時は親友と言っていい関係だったと思うけど、今は疎遠となっている。といっても2年に一度くらいは会うのだが。。。

なぜ疎遠になったかというと、普段はとてもクレイジー面白いやつなのだが、なにかことがあると(例えば現在原発問題や尖閣諸島問題など)、勝手に「サヨク的発言」を熱く語りだし、面倒くさいから。また、それに反論すると即座に「軍国主義的」「国にだまされている」等とレッテルばりをして悦に入る。非常に鬱陶しく、場がさめるので自然と疎遠となった。

ここで1点目の論点。なぜ現代日本ではサヨクの人の方が言論や議論を否定したレッテルばりと一方的な言説を行うのか?

議論があるところには多かれ少なかれレッテルばりがあり、「サヨク」の人からは当然「ウヨク」の人はすぐに「売国奴」といったレッテルばりをするという反論があるだろう。

ただ、これは勿論僕の印象でしかないのだが、現代日本では例えば軍備の必要性を問うた場合に即座に「軍国主義」「帝国主義」などとののしられ、議論を行うことが出来ない印象がある。逆に売国奴などとののしるウヨク」の人はごく少数だ。

大抵の議論の場において僕の印象では、

『XとかYとかって条件があるからどうしても沖縄に軍が必要で、、、』

『軍が必要だっていうんだね』

『うーん。そう考えざるを得ないし、なかなか難しいけど、、、』

『軍はだめ。ゼッタイ戦争になる』

『うん。戦争は嫌だよね。でも、攻められたら怖いし、守る必要があるからね』

『軍があるから戦争になるんだよ』

『でもまあ相手が軍を持っていて攻めてくる可能性があるからね、だからこっちとしても対抗できる力は持っていないとね』

『ああ、軍を持ちたいって思想の人なんだね』

『?いや?戦争とか軍とかないほうが良いとは思うんだけど、でもあるのはしょうがないって話をしてるんだよ?』

『だからそういうことを言い訳にしてまた軍国主義に戻したいっていうんだろ』

『?いや?そんなことは言ってないんだけど、、、』

『やっぱり軍が欲しい、戦争をしたいって人にだまされてるんだよ』

というパターンにおちいることがほとんどのような気がする。なぜサヨクの人たちはこうやってすぐに軍国主義やだまされているというキーワードを用いて議論を終了させようとするのだろうか。本来的な思想として、左翼的思想の方が議論親和性がありそうな気がするのに、なぜこうも情緒的でレッテルばりばかり行うのだろうか、、、

 

で、友人Aであるが、僕もすこしイライラして一度がんばってもう少し議論してみたことがある。

『とにかく軍を持ってはだめっていうのは納得がいかないよ。何度も言うけど攻められるのは怖いよ。攻められることがないくらいには軍を維持しておきたいよ』

『非武装なら攻められないよ』

(『なんでそんなこといえるんだよ』『非武装なら普通攻めないよ』)x2

・・・ちょっと話し変えるけど、南京大虐殺についてどう思うの?僕は少なくとも強調されすぎてることが多いと思うんだけど』

『あんな悲惨な事件はないよ。ひどいことだよ。こういったことを繰り返さないために軍を持っちゃいけないんだ』

南京大虐殺では非武装の人を日本軍がたくさん殺した。そう言ってるって理解していい?』

『もちろん』

『それは非武装でも攻撃される可能性があるっていうことだよね。しつこいけど、僕は南京大虐殺ってやつについてちょっと疑いを持ってるけど、それは別として』

・・・

第2の論点はここである。友人Aはここで黙ったのでどう考えているのか分からないのだが、他のサヨクの人はこの疑問にはなんて答えるのだろうか。もちろん、僕は国家として武装していない状態と都市占領された後に非武装民がいることについて差異が少しあることを理解している。ただ、この条件下ではほぼ差異無く扱えると考えている。非武装の人を虐殺したという例(虚偽の可能性もあるが)を持ち出し、自分たちが非武装なら攻め込まれず非武装であるべきと説くそ矛盾になぜ気づかないのか。

2013-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20130705164200

それは帝国主義じゃなくて「全体主義」もしくは「軍国主義」が正しいと思うよ…。

というのはおいといて。

ドイツ場合、「ホロコーストを否定したら座らせてもらえる椅子がなくなる」中で

生きてきたんだから仕方ないわな。

言論の自由よりは国家の存続のほうが大切だったんだからしょうがない。

ドイツ国際社会立場ユダヤ系の金融資本力よりも上にならない限り無理だろう。

2013-06-29

ドイツ選手国歌を歌う姿はめったに見られない

日本と違ってドイツ学校では、始業式や卒業式といった式典がなく、起立斉唱の号令をかけて国歌を歌ったり、国旗に礼を示すこともない。また、国歌歌詞ドイツ民族の優秀さをたたえる帝国主義的な内容であることから、1番と2番は廃止されて3番だけが残っている。ただし、演奏されることはあっても歌われる機会はほとんどなく、オリンピックサッカーワールドカップのようなスポーツ国際大会でも、ドイツ選手国歌を歌う姿はめったに見られない。

 

2013-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20130513220751

何だか統失患者の文章みたいでまとまりがなくさっぱり文意がつかめないのですが。こういう文法は正しいけれど意味は支離滅裂という文章を書けるのもある種の才能なんでしょうか。

どうもここには一見、女に不利なことを書くと理路もへったくれもなく噛みつくことが目的で噛みつく頭がおかしい人が常駐しているみたいですけどね。

さて、それはさておき、意味が分かる部分について反論しておきましょう。

それなら一夫一妻制の全ての哺乳類、あるいは全ての動物はその劣化とやらで絶滅してるじゃないか

まず先述したように哺乳類での一夫一婦制はごく珍しい例で、一説では全種の3%のみとも言われています。これはオスもメスも「本来は子育てをしたくない」という当然の行動原理があることを踏まえれば、特に哺乳類一夫一婦制ほとんど見られないのも当然です。

子育てをしない、もしくはオスかメスかのどちらか一方に押し付けることが可能なら、その間に押し付けた側の性は別の相手と繁殖活動が可能になりますので、そういう方向に進化するわけです。魚類でオスのみに育児行動が見られる例が割合あるのは、魚類の多くが体外受精をするせいです。つまりメスが卵を産み、オスが射精している間にメスが逃げれば、結果的に面倒を見るのはオスしかいなくなりますので、オスに育児行動が見られるように進化していくわけです。

哺乳類場合出産はもとより、哺乳行動が必ずありますから、メスが育児行動をすることはあらかじめ決定されています。メスが育児をする以上、オスは育児をしなくてもかまわない場合ほとんどになりますので、哺乳類では一般にオスの育児行動が見られない、オスの育児行動が見られるのはつまり一夫一婦制なので、一夫一婦制が見られない、ということになります

鳥類では肉食が多いために一夫一婦制が一般的ですが、鳥類哺乳類と違って雌ヘテロ型の性染色体の性決定様式なので、ここで述べているY染色体劣化の問題は発生しません。

ヒト以外での一夫一婦制哺乳類ではやはり肉食動物に多く見られるのですが、代表例であるオオカミ場合は、しばしばつがいの入れ替わりがある、集団の中において核となる夫婦けが繁殖するなど、ヒトとは少し変則的なのですが、まあ一夫一婦制による子育て行動が見られますオオカミの近縁種で他の繁殖形態をとる種がないので(家畜化されたイヌ別にして)、比較はできないのですが、他の種と比較すればやはりY染色体劣化は程度としては見られますが、ほとんど問題になるレベルではありません。

これはオオカミ場合ライフサイクルが短いこと、繁殖力が高いため個体数の増大においては繁殖力そのものよりも、空間的な制約の方が大きいことが挙げられます1995年イエローストーンでは31頭のオオカミが導入されましたが、それから20年を越えて、近隣三州での個体数は2000頭を越えていると見られます

まりY染色体劣化してそのため絶滅する個体系統があっても、すぐにそれを補う数が補填されるということです。蓄積されてゆくエラーの中にはY染色体機能向上させる方向に働くエラーもありますから、そういうY染色体を持ったオスの子孫がたちまち空いた空間を埋め尽くすので種全体としての健全性は保たれます。ヒトとは繁殖速度とライフサイクルがまるで違うので、比較になりません。ヒトの場合狩猟採集生活下では人口置き換え水準をほんのわずか上回る程度の繁殖速度ですから、遺伝的に絶滅する夫婦割合が高ければその空間を埋めることは出来ないのです。

劣化じゃなくて、種の偏りが修正され、種が多様化しただけだ。

Y染色体劣化した場合、当然、残されてゆくY染色体は同質化していきますので、繁殖力の弱い個体絶滅するだけで、種の多様化とは逆の現象が発生します。過剰繁殖かどうかは環境が決定するので、基本的に人口置き換え水準が維持されているならば過剰でもなければ過小でもありません。環境によって制約を受ける最大個体数に適応した人口置き換え水準がヒトの場合は、自然状態ではおおよそ特殊合計出生率にして4.2前後なのですから、これを下回る場合絶滅、もしくは生息域の縮小へと至ります一夫一婦制において結果的に特殊合計出生率が低下する現象がみられる場合、後になればなるほど遺伝的な同質性は強まっていきます。言うまでもなくそれは種の多様化とは正反対の現象であって、ここでのあなたの主張は「頭がおかしい」というしかありません。

また現在イスラム圏など「一夫多妻制度」の人類社会があるが、そこが生殖能力が高いか? 人口比では一夫一妻制の社会の方がよほど大きい。つまり、個々人のうち、少数者が生殖子がよわかったとしてもそういう種は一夫一妻主義のもとでも淘汰されへっていくはずなのだから問題はなく、この主張は一夫多妻主義者の虚偽だ。

イスラム圏での婚姻形態について余りにも無知すぎます。そもそもイスラムにおける一夫多妻制は未亡人孤児扶養目的としているため、扶養力がない時点での一夫多妻制は許容されていません。実際には9割以上が一夫一婦制での婚姻形態であり、比率から言えば圧倒的にイスラム社会一夫一婦制社会です。更に言えば、出生率イスラム社会の方が高めであるのは言うまでもないことです。ナイジェリアなどにはイスラム教徒キリスト教徒がそれぞれいますが、キリスト教徒の方が出生率は低いです。これは同様にエジプトコプト教社会などでも言えます

そもそも生物学における繁殖形態と、文明史上の婚姻形態の話は別です。オスとメスが性行為をすれば、その婚姻形態いかなるものであれ妊娠しますので、文明史においてはありとあらゆる婚姻形態が見られます。完全に一夫多妻制の社会、完全に一夫一婦制社会というものはないのです。日本中国では圧倒的多数一夫一婦制でしたが、権力者一夫多妻制であったのは言うまでもないことです。厳格に一夫一婦制を求めるキリスト教社会にあっても、フランスにおけるロワイヤル・コンキュビーヌの制度に見られるように、多妻制は見られます

生物学における一夫一婦制とは、繁殖形態が種のグランドデザインにまで及ぼす影響がある程度があることを指して言うのです。ヒトの場合は、雌雄差が小さい、性淘汰の影響が見られない、等々の理由から生物学的に一夫一婦制デフォルトであることが立証されているのです。

正直言ってこの程度のことさえ知らないで、何かを言おうと思うこと自体、蛮勇と評するよりありませんが、何か衝動に駆られて物を言おうとする前に少しは頭を使うとか知識を得ようとしてはいかがでしょうか。

文明社会における婚姻形態の話と、生物学における繁殖形態の話はまったく異なると言うことを言いました。

本来、生物的にはあり得ない一夫多妻制が文明社会でしばしば見られるのも文明による干渉、歪みです。

例えば、南米太平洋諸国ではY染色体ミトコンドリアDNAの不自然な組み合わせの例が見られますY染色体男系のみを通して、ミトコンドリアDNA母系のみを通して継承されることはよく知られていますが、南米太平洋諸国では、ミトコンドリアDNAが現地由来、Y染色体ヨーロッパ由来である場合が多く見られます南米先住民系として扱われている例でも、Y染色体割合では半数以上がヨーロッパ系という例もありました。これは言うまでもなく大航海時代以後のヨーロッパ帝国主義がもたらしたレイプ殺戮の影響であるわけですが、同様の例はアメリカ黒人でも見られます

 つまりY染色体を辿る限りアメリカ黒人男性ほとんどは実は白人の子孫なのであって、彼らをアフリカ系と呼ぶのは遺伝的には半分しか正確ではありません。オバマ大統領場合は、こうした普通アメリカ黒人男性と違って、ミトコンドリアDNAヨーロッパ由来、Y染色体が東アフリカ由来になっています。これは彼の両親が自由結婚した結果であって、オバマ大統領アメリカ黒人ではあっても、遺伝的にアメリカ黒人男性メインストリームとは奴隷制負の遺産を共有していません。

 自然界における一夫多妻制は遺伝子の優劣によって決着がつきますが、文明社会ではそうではないわけです。それは武力や財産社会的地位によって影響を受けますので、自然界における一夫多妻制のもたらすY染色体競争が起きずに、Y染色体の弱体化をむしろ加速させます。本来、子を持つことが叶わない生物学的に弱い男子が、社会的影響などによって多くの妻を得ることは、弱い男子の遺伝的影響が狭い集団の中で蓄積してゆくことを意味します。

 公家皇族男子が生まれにくいというのはまさしくこの影響であるわけです。おそらく公家夫婦の間ではY染色体劣化がいちじるしく蓄積しているために、男性の側で性染色体母系由来のX染色体しか機能せずに結果的に女子しか生まれない、女子が生まれやすくなるのです。Y染色体男系を通してしか継承されませんから、たとえば皇室健康女性をいくら導入しても、この問題は解消されません。

 文明社会では確かに一夫多妻制は純粋生物学的な競争ではなく社会制度によって干渉を受けるためにY染色体劣化をむしろ加速させるでしょう。逆に言えば純粋繁殖力や性的な魅力(ほぼ繁殖力と重なる場合が多いです)のみで一夫多妻制が行われれば、Y染色体能力がかさ上げされます

 しかしそれは生物学的な繁殖形態の話とはまた別の話です。この程度のことは説明されなくても自分の頭で考えて欲しいものです。

2012-12-31

美しい国作りの果てが「戦争国家」と「格差社会

今の経済好転させるには自民の言う通り公共事業バンバンしていかないと駄目というのは分かるが、

円安にしないといけないという強迫観念は捨てた方が良い。

円高は諸外国からの信用度の高さを現してるから現状として消費者および庶民にとっては非常に暮らしやす経済状況なんだ。

それが竹中路線を踏襲する等円安化を強行するとハイパーインフレになったり円滑な取引が可能になる代わりに物価が高騰して、更に竹中平蔵による格差社会助長によって

物価価格の上昇と共に庶民の給与水準ないし生活水準が減少する。要するにこれが狙いなのだ。儲かるのは常に大企業資本家を中心とした富裕層のみとなり、結果格差社会が拡大し、ただでさえ疲弊してる地方財政が更に負担を強いられ尻拭いをさせられ破綻して益々中央集権国家になる。

地方が疲弊して庶民生活が苦しくなると、ここで出番になるのが「自衛軍」だ。要するに、米軍は貧しい人々から構成されてるのだが、日本でも同じようになるということだ。傍から見たら「お国のために」だけど「生活苦で仕方なく(強制的に)徴兵されて戦争しに行く」と自衛軍とは名ばかりの富裕層搾取され疲弊した庶民を結集した戦前同様理不尽な理由で徴兵され死にに逝く日本兵の出来上がりだ。

格差社会を生み出すだけでも美しくないのに、その究極が戦争国家という安倍総裁の道は戦後レジームの脱却といえるだろう。いわば帝国主義回帰しようと言うプランなのだから

2012-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20121207182427

外国人参政権に反対の諸氏は、「そんなものを導入すれば在日日本を乗っ取られるぞ!」と騒いでいます

この危機感はまさに、日本帝国主義だった時代に、韓国中国東南アジアの人たちが抱いていた「侵略される恐怖」です。

からこそ外国人参政権の導入は、日本人が犯してきた罪への仕返し、つまり罰として機能するのです。

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