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2019-10-19

アニメ「ぬるぺた」で物理数学

アニメ見てたら3話で物理数学ネタが出てきてすごく嬉しい。

ぬるぺたにはこの調子ディープネタを続けてほしい



唐突位相幾何ネタNewtonを読んでイキる大学1年生には鉄板ネタだよね。

2019-09-01

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーが詰まらない理由

だって山崎監督アーマードコア派じゃん

ジュブナイル見たらわかるっしょ

企画した人間ジュブナイル見てないのが悪い

その鬱憤アルキメデス大戦にぶつけて傑作が出来たからいいけど

2019-08-29

二ノ国もユア・ストーリーも結局雑だからキレられてる

二ノ国の方は映画を見たわけではないのでキレてる人がどのあたりにキレてるのか感想を見た結果の判断にはなるけど

面白い、つまらないはおいといて腹を立ててる、怒ってる人の話ね

ユア・ストーリーはキレてる人はおおむねラスト10分にキレてるし、二ノ国でキレてる人は障害者車椅子)の人の扱いとそれに付随したもろもろあたりが大きな怒りポイントなんだと思う

ユア・ストーリーの雑

そもそも顧客が本当に必要だったものではないってところでキレる人を増やしてる。客が何が見たいかを考えずにギミックだけ仕込むのがもうその時点で雑

ドラクエV映画を見に行ったらそうではない何かを見せられた、って時点で楽しい楽しくないとかじゃなくてもう裏切られた感があるのよ

今日晩御飯カレーね!って言われて楽しみにしてたらハヤシライスが出てきたらさ、そのハヤシライスがおいしいかおいしくないかじゃなくて「カレーだって言ったじゃん!」ってなるじゃん

うまけりゃいいとかそういう話じゃないんですよ。今カレーの口なの。あんたがカレーの口にしたの。ハヤシライス出すならそう言えよ。百歩譲って驚かせたいならごちそうってぼかせばよかったんだよ

まあ広告詐欺な面については監督だけの問題じゃないからそこは百歩譲るとしてもまだ雑が残ってるんだよね

ラスト10分までの伏線ってか必然性がないんだよね。確かに主人公がやけにヘタレだったり唐突現代用語?とかあったりはしたけど、それがあるから何?

そうじゃなくて「なんでラスボスがどっかの天才ハカー()が作ったウイルスである必要があったわけ?

うんうん、ラスト主人公ゲーム肯定させたかったのね、ふーん。

でもさ、感情移入もできない自分とはかけ離れたチャラいどっかのニーサンに「ゲームは素晴らしいんだぞぅ!」って言われても心にひびかないの。おわかりですかね

そういうのはちゃん感情移入できてまともなヒーローが言うから心に響くんであってやることやってないヘタレに言われても薄っぺらいっていうか

そもそも別にそんなクソみたいな奴らに囲まれて育ったわけでもない普通若者からするとずれた肯定されたってはぁ?ってなるだけなんだよなあ

「そうだそうだ!」って気持ちになるためのキャラの作りこみができてない。感情移入できない、記号みたいな主人公なっちゃってんの

CGばっかり綺麗でキャラの作りこみがほんとできてない、そういう雑さがラストで突き放されっぱなしになって怒る人が増えた原因じゃないっすかね

二ノ国の雑

これはまあインタビュー感想から類推になるんだけど

要はメインキャラに障害を与えておきながらそこの意味がないってことみたいなんだよね

別に車椅子少年じゃなくても話が成立するよね?コンプレックス作るなら典型的スポーツ型と頭脳型にしておけばよかっただけで、運動音痴にすりゃいいだけで、障害とか天涯孤独意味ある?っていう

しかもそんな障害を抱えた少年が序盤で辛い思いをしつつ、最後はそういうの全部なくなって健康体になれる二ノ国に残りました、現実からさよならだ!ってことらしく

さら二ノ国現実世界の一ノ国とを行き来するには自殺、というか命の危機に陥る必要があると

子供向けの映画に「死んだら(死ぬような思いをしたら)二ノ国に行って障害がなくなるよ!幸せになれるよ!」って意味を持たせてしまったと

心の機微がまだ理解できない小さな子供障害者に向かって無邪気に「死ねば(二ノ国に行って)幸せになれるかもよ!」と言わせてしま可能性を作ったと

それに対して考えすぎだろと思うかそりゃヤバイと思うかは人それぞれかもしれないけどさ

実際主人公に対して羨ましいわーみたいな感想言ってる人もいたらしいし(伝聞だから確定じゃないけど)

そういうの最初から変な障害つけずに普通の体動かすの苦手なモヤシ少年にしときゃそんな批判は生まれなかったとか

あっちとこっちを行き来する方法を死にかけることにしなきゃそんな批判は生まれなかったとか

それそのものはぐうの音も出ない正論なんだよね

そういうほんの些細な配慮で誰もが幸せになれたのにそれをしてないんだからそりゃ雑と言わざるを得ない

車椅子少年である意味があったのならまだ表現として議論余地があっただろうけどみた人が「いや、車椅子じゃなくていいわこれ」って言ってるんだよね

あるいは単なる端役だったらそこまで言われなかったかもしれないけどこれ主人公なんだよ

メインのキャラのはずなのに抱えた障害に対して特に向き合ってなくてただ損だけして投げっぱなしジャーマンされてしか最後は「異世界行きゃ幸せになれるよ」て

まあ当事者にキレられても文句は言えないんじゃないすかね

もっと丁寧に時間をかけて作れる環境があればいいのに

監督自身が元からだっていうのもあるかもしれないけど、ユア・ストーリーアルキメデスの対戦と平行で作ったりとか、二ノ国脚本を一度最初から書き直したとか

スケジュールに余裕がなかったんじゃないかと思うんだよね

そうやってカッツカツにするからかいところが雑になるんじゃないのかって感じはする

キレられポイントって別に内容に影響を与えずに修正できる部分もあるはずで

たったそれだけでもっといい作品になったんじゃないのかっていう話で

そこは確かにセンスとか才能とかの問題もあるだろうけど、時間的余裕をつくるだけでもある程度は改善されるんじゃない?

2019-08-21

アルキメデス大戦 ネタバレ感想

・冒頭の交戦シーンがいい。エンジン音とか、爆弾がヒューッと落ちてくる音が恐ろしくて、思わず身震いしてしまった。

プライベートライアン級とは言わずともかなりの迫力。

・撃ち落されたアメリカパイロットが回収されるシーンは、少し鼻がついた。

意図はわかるけど、3~4人全員が手を止めていかにもなショック受けました顔はくどい。もっと自然演出にして欲しかった。

・実際のところ、戦艦ひとつが有るか無いかで、戦争への運命が変わるか?そんな単純なもんじゃないよねっていう映画を楽しみつつも心の片隅にあったツッコミに対してもきちんと回答があったのがよかった。

平山案阻止が戦争回避になると信じる主人公の櫂と、戦争回避など時すでに遅しと、その後の事を構想する五十六平山の対比ね。

天才だけどまだ青い。その若さが眩しいよ。

・老獪なジジイどもに才能あふれる美しき青年がやり込められる図はいものだw

平山に篭絡されるところはもはやエロスさえ感じる。

しかし、平山思想って基地外すぎるだろwでも物語として面白かった。

・ずーっと「平山案」と呼ばれていた戦艦名前が「大和」と明かされるところは、おおってなった。いい脚本だ。

TV最近、めっきり疎いので菅田将暉がこんなに魅力的な俳優とは知らなかった。演技うまいね。

・板書しながらの演技はお見事。

グラブルキモイCMの人ぐらいの認識しかなかった。これは確かに売れっ子になるわ。

悪魔に魂を売ってしまった後の櫂の表情は最高だった。あの敬礼の死んだ目線はしびれる。これが見たくて2回も見てしまった。

・しっかりと時の経過を感じられるのがよかった。少佐から中佐に昇進して何を思ってやってきたんだろうと思いを馳せたくなる。

・あと、演技いいなと思ったのは田中少尉平山中将永野中将

・最高のバディだったよ、田中少尉は。敬語やめて欲しくてムキになるところの言い方が面白い。

平山中将眼鏡キラーンと光るのは、あまりにも漫画表現すぎて笑いそうになったけど、それ以上にシビレた。

特に美味しい場面がある訳じゃないけど、永野中将がやたら好きだった。

・國村さんの声が良すぎてずるい。大音量流れるボイスが心地よすぎる。

・櫂が自分で導き出した式で金額ピタリとあてるところ。まず1回目に五十六バンバンと机をたたくのもいいが、2回目に永野中将競馬に勝ったおっさんみたいにはしゃぐの好き。

煙草をくゆらせるのも全部かっこいい。この映画で一番かっこいいのは永野中将だ。

鶴瓶鶴瓶しかなかった。下手くそで正直萎えたけど、原作キャラクターがまんま鶴瓶らしいね

・1回目はキャイーン天野からなかったけど、2回目は気づいた。枝野さんにめちゃくちゃ似てね?

尾崎お嬢様の服かわいい。演技が若干拙いところが却って浮世離れ感出てた。

・橋爪さんはもう今はデフォあん滑舌なのか?

・一目で敵側とわかる高任。顔がもう悪役ですとこれでもかと主張しているので、演技はそんなに過剰しなくてもよいのでは。

2019-08-16

アルキメデス大戦見てて思ったけど、仮に大和が建造されなかったとしたら、戦争の結果はどうあれ、イスカンダルに行ったのは宇宙空母だったんじゃないか

2019-08-11

ネタバレにはならんと思うけど一応注意

今日アルキメデス大戦見た。

戦艦名前出てくるたびに、未だに女の子の絵が浮かぶのはアレとして、結局は超短期間で難しい見積もりをする話だ。

先月末に、要件もロクに見えていないシステム開発見積もりを、短期間でやっていた身としては目頭が熱くなると共に、菅田君演じる天才数学者の才能と熱意に嫉妬する。

僕が見積もったシステム開発金額が、映画の中で難しい方程式から導き出した巨大戦艦の建造費より遥かに高かったのは秘密だ。

映画はとても面白かったですよ、オススメ!

エンタメ界の7payことドラクエ映画戦犯がわかったぞ

ドラクエ映画を見終わったお前らはきっと激怒してすぐに劇場から出ていってしまっただろうが、

反省デバッグができる俺は、

さらなる予算投入で映画パンフレットを購入して、なんであん映画になってしまったのか原因を探ってみることにした。

それでわかったよ。

総監督山崎貴氏の下に、「監督である八木氏と花房氏の二人がいるんだけど、

この「監督」2名がインタビューで、

ひと目で美人だってわかるフローラCG造形に苦労したとか、あのマントの破れの表現がどう、とかつくるものがいっぱいあってたいへんだった、とか

もうCG制作のことばっかり話してて、

監督の最重要担当パートである演出」のことを全くしゃべってないの。もう本当に全くしゃべってない。

あういう力技の脚本こそ、高い演出力が求められるのには異論はないと思うが、

監督が単なるCGレベル視野しか作業してないんだからそりゃ無理だよ。

同時期公開の山崎監督アルキメデス大戦は評判いいから、

この落差は、たぶん「監督」部分で問題が起きてるよ。

CGクオリティとか各パート作業は悪くない分ね。


ドラえもんしかり、山崎貴氏のCG映画って実は山崎氏は直接の監督ではないことが多いんだけど、

これはもい、7payと一緒の構造だよね。

東宝とか日テレみたいな、お金を出す人が大型IPで金稼ごうって考えて、(セブンイレブン

山崎監督みたいな安心ネームバリューがあるとこに発注するんだけど(NTTデータとか大手SIer

実際の監督作業権限移譲して(SIerから外注の嵐)

なにか問題が起きてても、もう後戻りはできないっていう。

忌憚のない意見が内部で出てなそうなところもそっくりね。

映画をかけもちしてる山崎監督のことを考えるとおそらく実写映画時間取られてて、

このCG映画は、声優の声の収録までしたたら、あとはCGの途中チェックで意見行って終わりぐらいの感じだと思う。

2019-08-05

ドラクエの評判が悪いので、楽しみにしていたアルキメデスですが見に行くのを止めようと思います

2019-08-02

アルキメデス大戦

増田はもう見たか

山崎貴ならなんでもdisる知り合いが異常に褒めてたので俄然、気になっている。

それでネタバレしてない映画評もちょびっと見た。

そこで原作マンガもクソみたいなセミナーマンガよりずっとマシという評価も見た。

その上でまだ原作終わってねえのにこういうオチに持ってきたか、って激賞してるのも見た。

どちらから見るべきか。

ちなみに山崎貴はだいたい苦手だが、キムタクヤマトは話はどうでもいいっていうかクソだけど格納庫のシーンとヤマトルックス特に主砲塔)が好きだった。

追記

見てきた。

褒められる理由が分かった。

前半は学芸会風味。まだ役者が役にこなれてない感じと山崎貴特有のしゃべらせすぎの腐ったハーモニー

ただ配役はかなり良いと思う。なかでも小林克也大角ベストチョイス。

山崎貴から期待しないで見に行ったんだけど、けっこう面白かったです。

会議にかかるまでの展開はありきたりかな、と思ったけどそれを割引いてもドラマがあった。

最終盤の田中泯菅田将暉激論はなかなか迫力があってよいと思う。

手放しに絶賛するほどではない、ところどころ引っかかるのはやっぱりあるけどそれでも見て損はない映画だと思いました。

大和一方的蹂躙される冒頭はかなり良く出来てる。ややグロだけど。

けっこう抵抗できてたんだよ、という風味を演出しがちな中で、「すげえ全然あたらねえ」をキチンとやってるのは好感度高いです。

残酷だけど、飛行機支援がなければ、こんなもんよな、と納得感アリアリ

史実でも2YBが落としたの6機って話だから・・・

2019-07-28

anond:20190728121404

アルキメデス大戦「以外」に1票

アルキメデス大戦マイナス1票でも可)

日見たばかりで、印象がまだ生々しいせいもあるかもしれないが、あれは……

そういう入れ方がだめなら、天気の子に1票

どれを見るのがいいんだろうか

増田おすすめを教えてくれ。

ミュウツーの逆襲

・天気の子 1票

トイ・ストーリー4 1票

チャイルド・プレイ 

アルキメデス大戦

2019-06-19

エウレーカ(我見つけたり)

古代ギリシャ数学者アルキメデス風呂場でiPad見ながらオナニーしてた時に、エウレカセブンエウレカが一番シコれることに気づいて、射精と共に発した叫び語源

anond:20190619161114

2018-08-29

anond:20180829135019

アルキメデス「言ったな? 10gのおもりでとてつもない圧力体感させてやんぞゴルァ。おい! 長い棒もってこい!」

2018-05-16

仕事中に息抜きネットサーフィンしてもいいじゃん?

仕事中のネット閲覧に対する異様な厳しさって、まさに日本社会不寛容さの表れのように思うんだけど、

そういう意見あんまり見ないな。少なくとも性犯罪に厳しくするよりはよっぽど息苦しいだろう。

仕事中に仕事関係のないサイトを見てたって、それが息抜きになって仕事の能率が上がるかもしれないし。

創造的なアイディアが生まれるかもしれないし。躍起になって取り締まる事で色んな可能性の芽を潰してる気がする。

一見関係のないような事から優れたアイディアが生まれるなんてよくある事じゃん?

現代アルキメデスニュートンは、仕事中のネットサーフィンからまれるかもしれない。

無駄に厳しくすることによってその芽を摘んではいいか

偉人ターニングポイントはこんな些細な事だった!というエピソードが世に知られている割に(それらの真偽はともかく)、

現代でもそうなるように偶然の巡り合わせが生まれるよう多様性個性尊重しようと思う人は少ないんだな。

2017-10-29

アルキメデス的激甘和菓子を開発する幼女

日本観光立国である和食も推進している。しかし、和菓子の人気は高くない。

これは外国人基準から言うと甘さが足りないかである和菓子日本の伝統であるしか伝統に捕らわれていては進歩はない。ここは新しい甘味料を開発して甘い和菓子を作るべきである料理世界は常に技術開発が求められるのである

新しい甘味料を開発するからには、砂糖程度の甘さでは足りない。つまり砂糖が束になっても到達できない甘さでなければならない。砂糖を1gずつ足していくと甘さがどんどん増すが、そうやって砂糖を足していっても到達出来ない甘さがある。これを非アルキメデス的激甘甘味料ということにしよう。アルキメデス的ではないかである

これを文学的表現するならば、砂糖の甘さは微笑みが溢れるような甘さであり、それが強くなると全身がとろけるような甘さになる。そんな甘さを越えた非アルキメデス的甘さとは、例えるならば、時速100キロメートルで走る10トントラックに激突したような甘さ。戦車に全身を踏みつけられるような甘さ。あるいは溶岩の中で焼き尽くされるような甘さである

もちろん和菓子であるためには、その要件を満たしていなければならない。それは形である和菓子の造形力に非アルキメデス的激甘甘味料を加えるのだ。

 

その思いを胸に立ち上がったひとりの幼女がいた。

これから語られるのは歴史にその名を永遠に刻んだ非アルキメデス的激甘和菓子を作り出したひとりの幼女物語である

2017-09-17

anond:20170917071316

エジソン時間をかけて試行錯誤しながらちょっとずつ点灯時間を長くしてきたはずなのに、ひらめきの表現に使っちゃう自体おかしいと思っている。

ひらめきを表すエピソードとしては、アルキメデス原理のほうがふさわしい。

金貨銀貨、もしくは全裸風呂から飛び出すオッサン でどうだろうか。

2017-07-30

家族の思い出

 風呂掃除をしていてうっかりゾーンに入った。

タイルの目地を狂ったようにタワシで磨く行為を1時間程続けていたのだ。汗が眼に入った。脇から流れた汗がTシャツを通って腰に伝った。今日はよく晴れていて、風呂の窓からは蝉の声がシャーシャー聴こえてきた。頭の位置を変えたら酷い立ちくらみがして、大きく長い息を吐いた。

普段まったく家事をしない。必要に迫られないとしない。そして「必要に迫られている」と感じるのが人よりだいぶ遅いようで、自分でも呆れる位、家事をしない。

今日、年に何度か訪れるこのうっかりゾーン最中、あることを思い出した。

以前、同居人がいた。2年と少しくらい一緒に暮らしていた。

同居人家事全般、とりわけ料理が得意だった。事情があって一緒に暮らしはじめ、事情があって家事はあまり分担せず同居人が一手に引き受けていた。家事が好きだから、好きな方がやればいいじゃない、と同居人はよく言った。色んな事情があったので、バランスを取るために自然とそうしていたのだと今では思っている。そして実際うまく機能していたと思う。

それでもたまに、何から何まで申し訳ないなと思うことがさすがにあった。そんなとき今日のように風呂タイルの目地を磨いたりしていた。家事が苦手な人の特徴なのか、自分の特徴なのかは知らないが、いったんやり始めると今日のようにうっかりゾーンに入る。一時間や二時間、平気でタイルを磨いていた。

そんな時よく同居人背中から声をかけてきた。「お茶のみませんか」「居酒屋さんごっこしませんか(揚げ物とビールを準備しているとき)」「お蕎麦屋さんごっこしませんか(日本酒卵焼き、板わさを準備しているとき)」。

背中から鬼気迫るものを感じていたのだろう。無理にとは言いませんけど、区切りませんか、そんなニュアンスだった。そんな時はたいていハッと引き戻されて「するする」と犬のように尻尾を振ってタワシを投げ出して、いい匂いを嗅ぎながらタオルで濡れた身体を拭いた。

今日タイル磨きをやめるタイミングを掴み損ねて、立ちくらみを味わいながらそんなことを思い出した。

 かつての同居人とは、何故かあるタイミングでお互いの事情が一致して暮らし始めた。

行為は付かず離れずしていたが、恋人ではなかった。友だちとも違った。同じ家で暮らして、一緒に起きて、一緒に食べて、一緒に眠る人だった。子供ができたらいいね、と年に何度か言い合うことがあった。動物として自然の流れでそうなったらいいね、という意味だ。自分同居人も、お互いについての感情は「たまたま一緒の檻になったライオン」のような温度だった。

恋愛感情が無かったわけではなくて、持っていた頃も多分あった。お互いそうだと思う。ただいろんな事情理由があって、結婚選択肢に入らなかった。それぞれが別の異性と遊んだりすることもあった。「浮気してくる」「異性と交遊してくる」と言って出かけることもお互いあった。気をつけてね。何時に帰るの。お互い自分自身をそんなに素晴らしい人間だと思っていない同士、そんな生活に不満は無かった。一緒に暮らし続けた。

 もちろん人間感情はそんなに陶器のようにツルンとしてないようで、色んな諍いはあった。お互い思った事を口に出す人間では無かったので(悲しいことだと今では思う)、喧嘩にはならなかった。言い争いの代わりに、子どもや猫のような抗議をお互いよくした。突然夜中に居なくなったり、家に帰らなかったり、メールに返信せずに心配させたり、寝たふりをして返事をしなかったり、料理をしなかったり、料理を食べなかったり。そんな小さいギザギザは数ヶ月に一度あった。それでも同居人とは同じ檻同士、基本的に信頼しあっていた。お互い求められた通りの心配をした。夜中の公園真冬に探し回ったり、帰ったら好きなお酒料理音楽が準備されていたり、心にもない優しい言葉をかけたりした。どうせ仲直りするのはお互い分かっていた。早くしたいとお互い思っていたのだ。諍いに限らずあらゆる事が、始まり方は子どもでも終わり方は大人だったと思う。

 一緒に暮らしから色んな事が変わった。そして、これは自分にとって驚くべきことなのだが、色んな事を学んだ。

まず、健康になった。皮膚や髪の毛の質、睡眠の質が変化した。これは食事がガラッと変わったので当たり前なのかも知れないが、自分には驚くべき事だった。風邪を引いたり、一日寝て過ごす事も減った。同居人が酒好きだったので、自然自分の飲む量は減った。酔っ払いが二匹居ては収集がつかないと思ったためだ。伴って体重も減った。

趣味世界物事視野も広がった。同居人にとって当たり前のことは、初めて知る事ばかりだった。色んなモノが世の中にはあること、それぞれの用途のこと。野菜ジュース野菜代替にならないこと。直火炭火焼きの違いのこと。季節の食べ物のこと。いろんなお酒が世の中にあること。いろんな方言のこと。悲しいとき運動をするといいこと。泣きながらご飯を食べられないこと。スーパー鮮魚を買うと捌いてくれること。沖縄本州で畳のサイズが違うということ。島の暮らしのこと。革製品の手入れのこと。

そして、自分にとって当たり前のことにも興味を示された。テクノエレクトロニカのこと。色んな漫画や本のこと。映画や芝居のこと。旅行海外のこと。色んな動物のこと。身体の変化のこと。変な服のブランドのこと。仏教イスラム教ヒンズー教のこと。お互いの好きな物を教え合ううちに教えられた方が詳しくなって、それが原因で諍いになることもあった。ばかっぽい。村上龍キャンプについてはそうだった。だいたい土日の昼間に料理を作っている同居人の周りをチョロチョロしながら様々な話をした。自分がこんなに話をする人間である事や、甘えたがる人間である事、そして人間に救われる人間である事。ある業界仕事をしていた時期から人間を信頼することは自分とあまり関わりがないと思っていた自分にとって、これは大きな発見であり変化であった。アルキメデス浮力発見した事に次いで偉大な功績だった。ユリイカ

そんな暮らしの中であっても、人間は変化する生き物なのだった。自分にも、変化のスピード生活を合わせたいと思う時期が訪れた。それで、同居はやめた。自分が変化したのは同居人との暮らしのお陰だった。それはとても辛かった。それでも、時間が経った今はあの決断をした自分は偉かったと思う。偉大な功績だ。ユリイカユリイカとして、正しいか死ぬ時まで解らない。

 多分ここまで読んで、同居人との関係性について嫌悪感を示す人もいるだろうと思う。我々は少しネジの緩んだ同士だった。誰にも理解されないような、子ども同士の暮らしみたいな生活が好きだったのだ。毎日親がいない家みたいだった。ヘンゼルとグレーテルのようだった。一般的理解できないものを受け入れることが、わりあい得意な人間同士だったんだろうと思う。人間は変化するので、多分いま暮らしても同じふうにはならない。でも、かつての同居人は今でも家族のような感じがする。かつての同居人もそう思っている気がする。うまい言葉が見当たらないが、belongしあっているという感じ。今でもたまに顔を合わすと、たまに会う親戚のような顔をされる。元気にしてるの、ごはん食べてるの、ちゃんと洗濯してるの。言葉にはしないけれど眼から発信されてくる。

 先日、会社女性に「彼氏同棲しようかなって話してるんです」と言われた。相談ではなく背中を押して欲しいだけなんだと表情から伝わった。なので、「同居はいいよ」と無責任なことを言った。こいつの責任を持つ筋合いはない。「同居はいいよぉ、まいンち、楽しいことしかないよ」。

 同居はいいよ。毎日楽しいことしかないよ。

 家族になるっていいよ。

 同居をやめたのは、今日みたいな夏の暑い日だった。突然ひとりにした。突然ひとりになった。「素直に言ってくれてありがとう」という言葉。「がんばったね」。依存しあうものが無くなったあの開放感と、途方もない悲しさ。同居人が見えなくなるまで距離を取ってから階段でめちゃくちゃに泣いた。部屋に入るまでもたなかった。汗と涙と鼻水がごちゃごちゃになった。蝉の声がシャーシャー聴こえてきた。鼻の奥がずっとツーンとして、酸欠になって頭がくらくらした。一人にしないで一人にしないでと布団の中で喚いた。相手のほうが思っていただろうと思う。だから相手には言えなかった。血縁上の家族以上に大切だった。人工の家族だった。相手可哀想から、という感情共依存だと知っていた。お互いの変化を阻害すると知っていた。だから行動に移した。自分のために手放した。相手理由にするのは相手を一番傷つけると知っていた。対等な人間関係でありたいと願う、自分に残った唯一の正義だった。

何を見ても同居人連想する日々が続いた。何をしても楽しくなかった。食事の質が落ちたせいで体調も変わった。それでも不思議と、死んでしまいたいとは思わなかった。悲しい事に集中すると、他の事に集中しすぎずに済んだ。なんていうか色々捗った。ロボットのように仕事食事や人付き合いをこなした。こんな辛いことを乗り越えたのだから、何があっても生きていけるだろうと、直感理解した。悲しいとき運動をした。泣きそうになったらご飯を食べた。あれからだいぶ時間が経った。何かを見て同居人を思い出すことは、今では殆ど無くなった。

それで今日風呂場でうっかりゾーンに入って思い出した。

人間記憶はすべて熱量だと思っている。同居をやめてから、変化に対応していくなかで、たくさんの記憶熱量エネルギーに変換して生きてきた。変換したら消えていく。記録と事実は残るが、涙が出るような、胸が痛むような熱量は、失ったら二度と戻らない。

あらゆる事について、もう少し若い頃はこの「失っていく感覚」「燃えていく感覚」を怖いと思っていた。なるべく残したくて、よくテキストにしていた。いつからかそんな執着は無くなり「燃えているな」「もう二度と会えないんだな」とまっすぐに見つめるようになった。何かを決断した自分が得た変化の一つだ。燃えエネルギーを、これから別のなにかに注ぐ事。もう二度と出会えない分だけ、新しい事が入る余地が出来るんだろう。望むと望まざるに関わらずだ。

もう思い出す種火が少なくなっているのかもしれない。タワシを洗いながらそう感じた。消える前の焚き火を思い浮かべた。少しくらい残したっていいだろう。それくらい愛していた。自信をくれたのだ。自分で作った人工の家族の思い出の事。嘘は一つも書いていないが、自分同居人性別や年齢や重要なことは書かない。

同居はいいよ。毎日楽しいことしかなかったよ。

2017-06-23

日本ミステリ略史

日本ミステリ史をまとめようとしている人を見たので自分でもやってみようと思った。

箇条書きでも大体分かるだろう。あと本格中心なのは許してくれ。

探偵小説輸入の開始

http://fuboku.o.oo7.jp/e_text/nihonbungakukouza_19270530.html

神田孝平訳「楊牙児奇獄」1877

黒岩涙香翻案『法庭の美人』1888

須藤南翠『殺人犯』1888(『無惨』に先立つ創作) "まづ未成品で、単に先駆的なものしか見られない"(柳田泉


黒岩涙香『無惨』1889 "日本探偵小説嚆矢とは此無惨を云うなり"

・"日本最初創作探偵小説" (乱歩)

・「探偵叢話」連載開始(都新聞) 1893 ……探偵実話の流行

ドイル「唇の曲がった男」翻訳 1894

映画「ジゴマ」公開 1911


雑誌新青年』創刊 1920 "第一の山"(乱歩

・当初は翻訳を重視

横溝正史(1921)、水谷準(1922)、甲賀三郎(1924)、小酒井不木(1925)、大下宇陀児(1925)、夢野久作(1926)など登場

乱歩二銭銅貨」1923 "これが日本人創作だろうか。日本にもこんな作家がいるであろうか"(森下雨村

http://www.aozora.gr.jp/cards/001826/files/57173_58183.html


戦前探偵小説最盛期 "第二の山"(乱歩)"第一の波"(笠井

浜尾四郎殺人鬼』 1931

大阪圭吉デビュー 1932

・『ぷろふいる』創刊 1933

木々高太郎デビュー 1934

小栗虫太郎黒死館殺人事件』1934

夢野久作ドグラ・マグラ』 1935

・蒼井雄『船富家の惨劇』 1935

横溝正史真珠郎』1936

久生十蘭魔都』1937

◇「本格探偵小説

http://d.hatena.ne.jp/mystery_YM/20081205/1228485253

甲賀三郎「印象に残る作家作品」1925 が初出 http://kohga-world.com/insyouninokorusakukasakuhin.htm

小酒井不木当選作所管」1926 (「本格」「変格」使用

・当時の「探偵小説」という語の広さ……「本来の」探偵小説detective storyとそれ以外を区別

・"理知的作品"と"恐怖的作品"、"健全派"と"不健全派" 1926(平林初之輔

探偵小説芸術論争 1934-36(甲賀木々

・本格・変格論争 1931(甲賀、大下)


戦時下の中断

乱歩 少年探偵団(二十面相)シリーズ中断 1938

乱歩芋虫発禁 1939

・"探偵小説全滅ス"(乱歩) 1941


戦後ミステリ復興 "第三の山"(乱歩)"第二の波"(笠井

・横溝『本陣殺人事件』1946

・横溝『蝶々殺人事件』1947

・横溝『獄門島』1948

安吾不連続殺人事件』1948

高木刺青殺人事件』1948

雑誌宝石』創刊 1946

・『宝石第一公募 1946(香山滋飛鳥高山田風太郎島田一男

大坪砂男天狗」 1948

・『宝石』第四回公募 1949(鮎川哲也土屋隆夫日影丈吉

中井英夫虚無への供物』1964(構想1955-)

◇「探偵小説」→「推理小説

当用漢字表制定 1946.11

日本探偵作家クラブ設立 1947

講談社「書下し探偵小説全集」1955-1956

・清張『点と線』1958 (表紙に「推理小説https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAVVEU

講談社「書下ろし長編推理小説シリーズ」1959-1960?

日本推理作家協会成立 1963

参考…

甲賀三郎『音と幻想』1942 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007753808-00

雄鶏社推理小説叢書」1946.7-

安吾推理小説について」1947

安吾探偵小説を截る」1948

安吾探偵小説とは」1948

安吾推理小説論」1950


松本清張点と線』1958

・「社会派推理小説」、清張ブーム

心理的要素・動機の重視、小説としての充実重視

・"探偵小説を「お化屋敷」の掛小屋からリアリズムの外に出したかった"(清張)

◇「本格冬の時代」?

・謎解きの興味の強い作品は絶えていない……『本格ミステリ・フラッシュバック

・清張は謎解きを排斥していない。「新本格推理小説全集」1963 "ネオ・本格"

・「現実離れ」の作品が世に出にくかった……らしい https://togetter.com/li/300116

風俗を描いただけの謎解きの要素の薄い作品が氾濫していた……らしい?

"社会派ということで、風俗小説推理小説かわからないようなものが多い。推理小説的な意味で言えば水増しだよ"(清張)

複数対立軸? http://d.hatena.ne.jp/noririn414/20070314

リアリズム――非リアリズム

・「おじさん」――「稚気」

・都会・洗練――土着

海外ミステリ――国内ミステリ

サブジャンル・隣接ジャンル

歴史ミステリハードボイルドエスピオナージュ、「冒険小説」、伝奇小説SF、……

・ここ掘ると全体が何倍かに膨れ上がるから触らないよ


◆「新本格」以前の非・サラリーマンリアリズム系譜 "2.5波"(笠井

桃源社「大ロマンの復活」1968- (国枝史郎小栗虫太郎海野十三久生十蘭香山滋……etc

・『八つ墓村』(漫画)1968-

中井英夫虚無への供物文庫入り 1974

・『犬神家の一族』(角川映画)1976

雑誌幻影城』1975-1979(泡坂妻夫連城三紀彦栗本薫竹本健治……etc)"探偵小説復権"

笠井潔バイバイエンジェル』1979

島田荘司占星術殺人事件』1981

江戸川乱歩賞青春ミステリ……小峰元アルキメデスは手を汚さない』1973、梶龍雄『透明な季節』1977、栗本薫ぼくらの時代』1978、小森健太郎『ローウェル城の密室』(最終候補)1982、東野圭吾放課後』1985


◆「新本格ミステリ」 "第三の波"(笠井

綾辻行人十角館の殺人』1987.9

・「新本格」の公称は『水車館の殺人から……講談社文三によるブランディングの側面

◇「新本格」に顕著な要素(佳多山大地)……

・〈青春ミステリであること

・本格推理形式の先鋭化・前衛化が著しいこと

古典的天才探偵復権

大学ミス研のコネクションを軸とした作家の発掘

講談社――島田荘司――宇山日出臣――京大など

東京創元社――鮎川哲也――戸川安宣――早稲田立教など

公募による「新本格作家の発掘

鮎川哲也と13の謎 13番目の椅子 1989

鮎川哲也賞 1990-

・『競作 五十円玉二十枚の謎』1993

・『本格推理』1993-2008

・創元推理短篇賞 1994-

メフィスト賞 1996-(『姑獲鳥の夏』1994)

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