「軍事侵攻」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 軍事侵攻とは

2024-11-12

日本アメリカ心配してる場合じゃないだろ

トランプ誕生したぐらいでアメリカがどうにかなるわけでもないのはもうわかってる

なんだかんだ官僚も軍も経済人科学者世界一優秀だから

どうせそこまで極端な政策は実行できない

まあ赤い州若者中絶とかLGBTとかでいやな思いする奴はいるんだろうけどどうでもいいよ

どうせ青い州に逃げれば何とでもなるのだから些末な話だし

大きく動くのは結局アメリカ国内ゼロサムな話であり4年8年スパンシーソーするだけ

国内治安だの薬物だの、トランプ以前どころか建国以来からずっと悪いんだから

トランプもほんとにヤバイ軍事侵攻とかをするほどの極端なバカではない

しろ孤立主義の介入嫌いであってせいぜい困るのは米国民ではなく西側軍事力の低い国

まり日本とかだ




その日本経済政治はいよいよ終わり始めている

アメリカトランプを産み出したラストベルトだが日本全体がラストベルト化して詰む未来はそう遠くない

日本IT国際競争に勝つ確率ゼロだし

頼みの綱の自動車産業国策支援している中国米国に対して無策

トヨタホンダあたりもそのうちしれっと外国に逃げ出して日本産業保護とか投げ出すだろう

まあ日産とかの弱小よりは耐えるだろうけど長期的にはもう終わりが見えている

それ以外の基礎的な工業もっと耐えそうではあるが労働者を吸収できる規模は小さくなる

今はのんきしている業界も結局は日本語圏の工業マネーを吸い上げてるだけなんだから

医療だろうが文系コンサルだろうが工業死んだら端から壊死していくしかない

そしてトランプは対中融和に走るだろうから西側工場路線で生き延びる流れも弱まって

日中共倒れになるまでデフレ輸出絶滅戦争をやる方向に行くと考えるのが自然だろう




自民長期政権の間に何もできなかったが

本質はもう日本投資を呼び込めず、国内マネーも集められず、研究インフラ投資もできないというところなので

そこに目をつむって何をやってもあまり意味はないし政権交代しても変わらなそうである

国の債務残高を増やそうが減らそうがそこまで意味はない

もう成長しないのだから

債権がある奴らは国内労働者の低料金サービスを受けられてお得な成熟した衰退国だが



移民問題米国あくま流入に苦しんではいるが呼べばいくらでも来るのだ

まり労働力不足には本質的に陥らない

日本はもうそろそろ最初の段階、サービス業がアジアと同水準になりまともな人材は呼べなくなる

なんか勘違いしているが日本はもうすでに移民国家

コンビニ介護農業もとっくに移民で持っているフェーズ

からみな呑気に暮らしているが

もしこの水準を超えたら一気に人手不足からインフレが爆発するか

もっとかき集めて治安崩壊するかの二択になる

それがいつ来るかは読めないが状況がよくなることはない

地方が壊死していくのをじりじり見ているだけ



これが日本の行き止まりであり、もう変更の余地はない

みんな薄々分かっているか人工知能世界革新レベル奇跡の逆転に祈るか

逆に陰謀論に走ってそういう新技術へのアレルギー自然カルトになるかの二択

もちろん実態はどっちも念仏を唱えているだけであり

トランプアメリカを救うのを待っている共和党信者よりよほど深刻に詰んでいるのだが

なぜアメリカ政治状況を云々するのにそんなに熱心なのかね?

いや分かっている

まだ可能性があり成長の余地があるのが米国ぐらいだからだろう

からこそみな米国政治に興味を持ち米国の株を買い米国サービスを使う

まあ投票権はない二級市民なんですけどね

2024-10-28

anond:20241027160949

独立宣言だすなんて誰も言ってない(事実上独立なら口はださない)し

それに対して中共はいつでも軍事侵攻すると繰り返し繰り返し日本軍もびっくりなこと言ってるが

どこの方ですか?

2024-10-22

伊勢崎賢治

でもちょっと面白い話をします、今から。今から40年の間、この40年の間。たぶん皆さん、若い人生まれてない。これ、長いスパン、40年の間にアメリカ軍事侵攻した国はどのくらいあると思います? 13カ国です。13カ国に侵攻したんです。つまり侵略みたいな感じですね。そのうちのひとつアフガニスタンで僕はアメリカのために、アメリカのために闘いました。中国はこの40年間に軍事侵攻した国の数、どのくらいあると思います? ゼロです。ゼロなんです。ゼロなんです。じゃあもうひとつアメリカアメリカ国外に、アメリカの外に軍事基地をいくつ置いてる、いくつつくってると思います? アメリカ軍事基地です。750。750。80カ国に。そのうちのひとつがここです。っていうか、その80カ国の中で一番でかいアメリカ基地を持ってるのがここです。

中国は、中国の外にいくつ基地を持ってると思います? 1個です。1個。1個ですよ。ジブチというアフリカの上のほう。そこにはアメリカ軍も実は基地を持ってる。実は自衛隊も恒久的な軍事基地持ってんですよ。この9条の国が軍事基地持ってんです。で、これを固定化したのが旧民主党政権です。僕は反対したんだけど、友達いっぱいいたから。日本はもう軍事基地を外に置く、そして岸田内閣計画通り防衛費が倍増されたら、日本は本当の本当の軍事大国になるわけです。今、中国の話聞いてどうでしたか? これ。そんなに怖がる必要ありますか? 怖がるなとは言わない。さっき言った軍事ってね、スーパーパワーから。でもそんなに、そんなに怖がる必要ありますか? そこなんです。怖がらせると誰が儲かるか? もちろん、日本もっと武器欲しい、欲しい、欲しい、欲しい。武器産業儲かりますね。それと政治家です。恐怖というのは、国民の恐怖というのは一番票になるんです。でしょ? これは古今東西ひとつ法則です。国民を怖がらせる、それで一番力を集中させる手段なわけであります。これはしょうがいかもしれない。で、みんな怖いもん。怖がるもん。恐怖はあるもん。でもほどほどにしましょう。ほどほどに怖がりましょう。そのために今、僕はひとつファクト提示しているわけです、今の中国軍事基地の話。中国果たして侵略したことがあるか? それは中国は、ね、珊瑚礁を埋め立てたりしてますよ、それは。実は日本も同じようなことをやってんですよ、実は。沖ノ鳥島ってところで。でも、他国侵略してないんです、まだ中国は。この40年間。ちょっとそこは頭に置いて、その怖い、怖いに少し、少しだけブレーキをかけてください。それが皆さんの生活もっと予算投資する。もうね、イージス艦1隻買うお金があったら、高校無償化できるし、大学無償化できますよ、これ。そういうことなんですよ。ぜひ応援ください。

2024-09-25

anond:20240919010003

ずっと中国日本侵略なんてありえないという考えだった

政府の不満のガス抜き対象として日本必要なわけであって、軍事侵攻して日本被害者ポジションにしたらスケープゴートに出来なくなるわけだからするはずが無いと思っていた

だが今の中国人民の日本憎悪は凄まじく政府が止められなくなったら日本侵略されるんだろうな

2024-09-05

USスチールのこれまでの流れとこれから未来

2024-06-20

anond:20240620105512

普通にイエズス会とかは戦国時代時点で来てたで

当時世界で一番銃持ってた国やし実戦経験豊富武士が山ほどいるし本国に「この国は軍事侵攻無理です」って手紙送っとる

2024-05-10

anond:20240510185011

横だけど、そのニュースって軍事侵攻が始まる直前(約3ヶ月前)のものだよね。

軍隊兵器の準備があるのだから直前なら分かって当然。

上のトラバの人が言ってるのは2014年から2020年ごろのことを指してるんでは? 違ってたらごめん。

2024-04-17

anond:20240416125507

日本は良くも悪くも政治が安定しすぎなんだよな

別にすごく良くもないけど、悪くてもたかが知れてるから、あまり政治に関心持とうと思わないよね

日本政権与党トチ狂って徴兵他国への軍事侵攻始めたりしたら、政治に関心持つようになると思うよ

2024-02-29

anond:20240229125958

フィリピン砲撃して111万人殺したのは

米軍じゃん・・・

これは爆釣れですね!

当時フィリピン人口は3000万人、殺しに殺して111万人を殺し

米軍砲撃によるものだと言うアホがいるが、日本軍事侵攻しなけりゃ米軍フィリピン砲撃しねぇわバカと先に答えておく)

日本凄い(うんある意味な)

例えば麻生

日本政府日露戦争で戦費を海外から借金したが英米銀行団ジェイコブへの完済は1986年。

大戦を経て80年、どれだけ時間がかかっても返した、これが信用だ、日本凄い

 

こーゆー談話や言説はよく見る

日本人は愚直で誠実で勤勉で真面目だと

 

うん、ウソです

担保徴税権、関税から踏み倒す選択がなかっただけです。

デフォルトしたら直ちに税関職員イギリス人と交代。

そりゃ払うわ

 

さなくてもいいものゴリ押しで返してません。

一つは軍票

日本戦前戦中に正貨流出抑制するため莫大な軍票を発行し外地における支払いに充てた。

記録に残るものだけでざっくりと国家予算25年分も乱発したわけだが、これ一円も償還してません。

担保はなく銃で脅して相手に受け取らせたものから

 

一円も返してないんだぜ、笑うしか無い

 

日本政府の建前としては、戦後賠償でまとめて払う、払った、なんだが。

日本が支払った戦後賠償は10億USD

国家予算0.4年分

当時の国家予算が1兆円でもっとも額の大きいフィリピンに対して1900億円

 

うん、ぜんぜん計算合わないね

 

ちなみに、日清戦争では日本は1万人の戦死者を出して、その賠償請求として中国(清)から国家予算4.5年分の賠償をもぎ取った

 

19世紀、世界植民地争奪戦を行った。

搾取してボロ儲け。

ところが日本以外の先進国では第一次世界大戦以降に雲行きが変わった。

失われた世代言論メディアウェーブに乗った。

人権意識の高まり

有色人種犬猫と同じ、動物人権付与する必要はない、という旧来のロジックはもはや維持不可能だった。混血児ガンガンまれてるし。

植民地住民にも人権付与しなければならない、社会インフラを整備し教育を施し。

ボロ儲けが一転してお荷物になった。

イギリスは20世紀初頭から植民地を切り始めた、勝手独立せぇ、連邦に残りたけりゃ残してやるが国家運営は自分たちで好きにしろ中東は続々離脱

アメリカも同じ、フィリピンから大量の人や廉価な農作物アメリカ本土侵食し始めた。

同じ国内という建前だから関税やら人の移動への制限はかけられない。

 

まらん、つーことで、1934年にフィリピンを切ることにした、アメリカ議会でフィリピン独立法成立、大統領署名

フィリピン独立政府フィリピン憲法発行したらその10年後に国家独立、延長は無し、というもの

翌年1935年にフィリピン準備政府フィリピンコモンウェルス憲法)発行、州政府発足、10年後に国家独立確定。

この州政府独立性はアメリカ合衆国の「州」よりも高い自治権が設定されている。

アメリカの州というのはほぼ国家、合衆

今でも大麻厳罰の州と完全フリーの州があるよね

 

フィリピン政府国家独立に向けて様々な政策を決めた

争いが嫌いなフィリピン人、フィリピン政府国防方針中立化と定めた。

「お互い戦争は無しな」という相互条約を結んで安全保障する。

軍事力国家リソースを割く余裕が無い後発国はこの選択しか無い。

フィリピン軍事力を最小限にした。

でも植民地でしょ?どうせ傀儡でしょ?

現在英連邦所属するカナダカナダ軍の統帥権カナダ最高司令官)はイギリス国王なんだが、

誰がこれを植民地だ、傀儡だというのか。言わねぇ

当時のフィリピンの国際収支を見てもアメリカ傀儡搾取痕跡ゼロです。

 

ってところに1941年、皇軍は「可愛そうなフィリピンを救ってあげる、大東亜」で軍事侵攻

抵抗する軍事力が無いフィリピン政府は秒で「Open City」(非武装都市宣言)の無条件白旗

当時フィリピン人口は3000万人、殺しに殺して111万人を殺し

米軍砲撃によるものだと言うアホがいるが、日本軍事侵攻しなけりゃ米軍フィリピン砲撃しねぇわバカと先に答えておく)

日本は二年間フィリピン傀儡したが、フィリピン人口統計はこの二年間だけ見事に欠落している、資料が残ってない、誰が燃やしちゃったんだろね。

国家の基礎資料すらもすべて燃やして撤収した皇軍

 

さて、111万人の死者被害に対して日本の支払った賠償は?

国家予算0.2年分

 

日清戦争は1万人で4.5年分

 

うん、全然計算合わないね

 

日清戦争戦後賠償では、中国の「払えない、待ってくれと、勘弁して」の訴えに軍艦を横付けして脅した

巨額の賠償金が払えるわけはなく清は消滅した。

日本学校ではイギリス中国人をアヘン漬けにして滅亡させた、とミスリードを誘う教育をしている。

 

第二次世界大戦賠償交渉日本は「わいら焼け野原、みてこれ、空爆されてなにも残ってない」

当時は衛星写真など無い、地上から撮影空撮しかなく選別切り取りが容易。

 

日本人は戦後焼け野原から奇跡復興日本人凄い、と誇るが

 

うん、ウソ

そもそも焼け野原になってない

焼かれたのはせいぜい下町町工場復興が容易いもの

米軍重工業を見事に攻撃から外してるの、

米軍はすでに制空権取ってるから低高度からの精密爆撃ができた。

北九州下町焼け野原になったが八幡製鉄所は無傷

釜石の高炉は古いものだけ破壊され最新の高炉は戦後すぐに復旧している。

これは経済工業統計でも明らかで日本工業力は戦争で3-4割しか毀損していない。

ちなみに日本戦後工業統計戦時被害公式に集計し発表したのは賠償の7割を占めるフィリピンとの講和条約締結後の昭和31年から

アメリカ政府意図は早期に復興させてうまい汁を吸う気だったからね、案の定

 

アメリカ戦後利権を独り占めするために焼け野原写真世界にばらまいた。

広島長崎撮影用に原爆投下されたのだ。

そりゃあの写真みればこりゃダメだと思うわね、宣材なんだよ

案の定大国は手を引いて賠償請求権を放棄した

 

日本四季があって水道水が飲めて天皇統治して国民清廉潔白高潔

 

うん、ウソです

二季しかなく、水道水放射能とPFASで汚染され天皇戦争責任を負わず居座り国民居直り

 

なんか反論ある?w

2024-02-22

停戦は親露派でプーアノンなんだっけ?

ロシアウクライナ全面的軍事侵攻してから2月24日で丸2年になる。ウクライナでは東部南部要衝を中心に今も激しい戦闘が続き、兵士市民犠牲は日々増え続けている。間もなく3年目に突入する戦争の終わりが見えない中、現地の世論調査では「停戦のために領土を諦めることもあり得る」という意見が以前よりも増えているという。


侵攻から2年 終わりの見えない戦闘 ウクライナ人の領土断念という「不確かな選択肢」の意味 #平和を願って(Yahoo!ニュース オリジナル 特集) - https://news.yahoo.co.jp/articles/66d439bc9f441d58e3b6e0b5c638751a0e51a764


ウクライナ国民に親露派プーアノンが増えているみたい

2024-02-04

琉球には武器がなかったらしいけど

どうやって奄美先島諸島軍事侵攻したんだろうか

まさか素手じゃあるまいし美化しすぎじゃね

2024-01-14

俺がオルカンではなく米国株(S&P500)に投資している3つの理由

ロシア中国という二大リスク国と違う大陸に国がある。

これが相当大きいと思っていて、この二国から直接の軍事侵攻可能性が低く、また非常に遠いというのは今後数十年を視野に入れたときリスクを大幅に下げると見ている。

生産年齢人口の減少を移民である程度補える。

多くの先進国が陥っている「生産年齢人口の減少」は、経済衰退の最大要因である先進国以外では中国ですら始まっている。この点で移民を受け入れ続けるアメリカは強い。

資源大国であり、農業大国である

原油生産国ランキングで、アメリカサウジロシアを上回り一位である天然ガスも一位。資源があるというのは有利だし、投資的にはリスクの低さを意味する。

トウモロコシ一位、小麦が四位、大豆は二位。こちらの側面でも、食料を輸入に頼る国と比べてリスクが低いのは明白。

結論として、S&P500ではなくオルカンにすることは、リスクを上げるだけだと考えている。

そりゃ短期間ではS&P500を上回る成績のindex投信もあるだろうけど、長期ではオルカンより間違いなく良いはず。

反論を聞いてみたいので、ぜひ聞かせてください。

anond:20240113175440

2023-10-13

北米以英仏独伊vs国連って一昔前(コロナ時代以前)には考えられなかった構図だよな

政治的に仕方ない軍事侵攻を支持する国々と、それ以外の、軍事侵攻を食い止めようとする国々。

この割れ方(特に露米が同じグループに入る状態)は予想もしてなかった。

2023-04-25

米国国際政治学者1000人にアンケート

中国台湾侵攻はありますか?」

軍事侵攻はない 7割

からない 2割

来年に侵攻する 7%

 

7割がないって言って多数派だけど、70人も来年にあるって言ってるってちょっと怖いわ。

2023-04-15

ポジショントークじゃないものってある?

恥ずかしながら、ポジショントークという言葉今日初めて知った。

ポジショントークとは、自分立場立ち位置に由来して発言を行うことである。転じて、自分立場を利用して自分に有利な状況になるように行う発言のことも指す。」

後半部分は置いといて、前半部分がポジショントークなら

ポジショントークじゃないものってこの世の中に存在する?と気になった

何か情報を伝えるなら絶対にどこかの立場から見た視点を伝えなきゃいけないし

例えば「ロシアウクライナ軍事侵攻を行った」でさえロシアでは事実じゃないことになってるらしいし

いや自分でも何言ってんのか分からなくなってきた

難しい

2023-04-03

【速報】プーチン大統領 北海道軍事侵攻出来る大統領令署名日露戦の恨みを晴らす』

そんな事しとる場合か?

ウクライナに戦力集中しろ

2023-02-27

ドイツウクライナ汚職まみれなのでEUにはとても入れられない」

ドイツ「かといってソ連軍事侵攻は許されるものではないので支援はする」

 

日本ってこういう是々非々議論難しいよな。

山岡さんみたいに「しかウクライナも悪いんですよ」とでも言おうものなら

ロシアスパイ扱い。

 

ゼレンスキーなんか侵攻前は森喜朗の末期よりも支持率低かったんだぞ。

まともなわけないだろ。

2023-02-19

ロシアウクライナ戦争の開戦一年を前に

まもなく開戦から一年を迎える。

冷戦終結させ核戦争の恐怖から逃れた人類が祝砲とともに迎えた21世紀が、よもや侵略戦争とそれに伴う核戦争懸念に飲み込まれるとは誰が予想したであろうか。ここに至る経緯は長く複雑であって一冊の書物にさえ収まりきらないものではあるが、それが世に出るころには世間の関心は賞味期限切れを起こしていると思われるので、ここにその一部を記そうと思う。


そもそもウラジーミル・プーチンウクライナ併合をもくろむようになったのはいつのことだろうか。すなわち、民族的ロシア人保護というロシア社会における要求に甘んじず、かつてのロシア帝国的な全スラブ民族庇護者というアイデンティティ確立し、ウクライナロシア範疇とするべく模索を始めたのはいつのことだろうか。これは遅くとも2019年にはその転換は生まれていると考えられる。冷戦の勝者であったはずのアメリカトランプ政権の下で国際的威信を低下させ、アラブの春以降に生まれた膨大な中東難民ヨーロッパ社会疲弊させた。東に目を向ければ2008年の中露国問題解決をもって後顧の憂いを絶ち、和平条約こそ結べないものクリミア危機をもってしてもなお対露宥和政策を維持する日本を見る限り不安要因とはなりえない状況であった。そして、ウクライナにおいてさえ、2019年大統領選挙では対露強硬派ポロシェンコが敗退し、政治的には素人コメディアン出身ウクライナ語さえ満足に話せないゼレンスキーが対露宥和政策を掲げて当選するに至ったのである。むしろこの時にこそ、プーチンミンスク合意を超えたウクライナ併合という天啓を得たとしてもおかしくはない。彼の帝国に、およそ実現不可能侵略戦争妄執を諫める官衙が無かったことが、世界悲劇であった。

ロシア軍の当初の作戦は様々な面で事前の調査検討が不十分なものであった。もとより実現可能性も実効性もない目標を大真面目に検討しろと言う方が無理であろう。とはいえ杜撰侵略作戦はいかにして作られたのだろうか。これにはおよそ二つの側面がある。一つは、計画立案の手間を惜しんで集団安全保障条約(CSTO)加盟国内で政変が起きた際の介入計画を下敷きにしている面。もう一つは、プーチン個人が気に入るであろう要素を加えることで、彼個人が満足するように作られている面である。このため、作戦計画はもとより無理のある要求に非現実的企画で回答するという悪循環産物と化しており、2022年2月の史上稀に見る大失敗に至るのは当然のことであった。

プーチンはこれまでに2回、親露派内閣の救援に失敗している。ブルドーザー革命で当時ユーゴスラヴィア大統領であったミロシェビッチ保護できず、またマイダ革命でもヤヌコヴィッチ内閣を支え切れなかった。これを踏まえ、CSTO加盟国内で政変が起きた際の対応計画は、かなり真面目に練られていた。そのうちの一つが開戦劈頭のアントノフ空港攻略作戦の原型になっている。原型となった計画では、クーデターなどによって親露派政府が打倒されそうになった場合ロシア空挺軍部隊首都近郊の空港制圧して先行する特殊部隊とともに政府首脳部を保護し、これを空挺堡として首都や周辺の主要都市軍事拠点順次制圧していくという展開を想定している。

実際、ウクライナ侵攻の直前に起きたカザフスタン政変ではトカエフ要請を受けてロシア空挺軍によるアルマトイ国際空港を中心とした展開が行われており、一方の権力を奪われたナザルバエフ隣国キルギス脱出し、カント空軍基地プーチン政権奪還を支援してくれるものと待ちわびていた。権力闘争の結果は周知のとおりだが、仮にトカエフがより反露的な人物であれば結果は違っていたかもしれない。

ウクライナ侵攻計画においても、親露派大統領に対するNATO とりわけアメリカ主導のクーデターが発生した際の対応計画を元に、少数の特殊部隊と大規模な空挺軍を利用したアントノフ空港制圧とこれを拠点としたキエフ制圧計画立案されていた。この作戦の致命的な欠陥として、クーデターであれば存在していたはずのウクライナ国内の親露派有力者、とりわけウクライナ部隊ウクライナ保安庁内の協力者からの援護が十分に期待できない点が挙げられる。計画上は確かに彼らが侵攻開始と同時に蜂起する想定になっていたのだが、ウクライナ国内の親露派の多くはロシア軍の本格侵攻を信じてはおらず、投下された膨大な準備資金個人的な利益に帰してしまった。さらに、開戦直前に至るまでアメリカによる情報公開攻勢が行われたため、ウクライナ国内の親露派との連絡調整を職掌に収めていたロシアFSB第五局は情報漏洩を恐れて正確な開戦日時を伝達せず、結果的2月24日は(開戦日は教えてもらえると思い込んでいた)親露派に対する奇襲となってしまった。この、事前連絡のない開戦とロシアによる一方的な協力への期待は、数字としては出ていないが、民族的ロシア人あるいは経済的恩恵といったものを背景とした親露派の翻意を大いに促し、以後のロシア軍を大いに苦しめることとなる。

また、本来であれば、制空権の確保と空挺堡の構築、地上部隊の侵攻は十分に連携の取れたものでなければならない。しかし、ロシア政府内では侵攻作戦プーチンの「お戯れ」であるとみなされていたため、作戦計画の内プーチンが喜びそうな内容、具体的には前述のアントノフ空港への奇襲といった派手な作戦ウクライナ全土制圧後のロシアへの併合宣言といったハイライトのみが詳細に検討され、それ以外の点については何ら考えられてこなかった。例えば、アントノフ空港制圧した空挺軍部隊と合流するためにベラルーシから地上侵攻を行う必要があるが、チェルノブイリ原発周辺の森林地帯を通過する際の計画東部軍管区のある若手士官図上演習課題として丸投げされ、提出された素案を元に別の将校が大規模演習の名目で具体的な計画に起こしていたことがわかっている。想定された場所以外では戦闘妨害が起こらず、また演習名目であったために部隊の移動は迅速に進むという前提で計画が確定してしまたことが、キエフの戦いにおいて裏目に出てしまった。同様にロシア空軍も、地上軍との連携が乏しく長期の作戦計画立案されていないなど、全面戦争を想定したものとは到底言いがたい状況であったのには、このような背景があったのだと見られている。

戦前年にもロシア軍はクリミア半島などにおいて大規模な動員訓練を行っていたが、プーチンが本気であると知らない者には、これら人員物資の集積はあくまウクライナおよびNATO に対する威嚇として理解されていた。事情を知る者は当初計画があまりに楽観的であることに懸念を示していたものの、FSB第5局の人員の多くは親露派ウクライナ人の協力が当然あるとして疑わなかったし、またある者はプーチンが本気でウクライナ侵攻を計画していると認識していなかった。何より、プーチン本人が自分に気に入られるべく作られた即興作戦計画を「狙い通りに」気に入ってしまった。平たく言うと、ロシア軍としては侵攻計画の前提となる環境整備は対外諜報活動を所管するFSB が行うことが大前提であり、しかFSBはその軍事侵攻に十全な準備をできていなかったのである本来なされるべき長期的な見通しの欠如は、未だにロシア軍を苦しめている。


もう一方のウクライナ側の防衛計画についてはどのようなものだったろうか。戦前ウクライナ政府および軍が想定していたロシア軍の侵攻計画は以下のようなものであった。まず、ドネツクルガンスク人民共和国(D/LNR)との停戦ラインにおいて大規模な衝突を起こす。これを受けてロシア政府ウクライナ政府に即時の停戦撤退要求する。ウクライナ政府拒否した場合ウクライナ軍による民族浄化作戦からロシア住民保護」を名目ロシア軍による大規模な空爆を行う。空爆によってウクライナ政府降伏しない場合地上軍による侵攻を行い、かつてノヴォロシアと呼ばれていた民族的ロシア人の多い地域制圧する。これらの地域はD/LNR と同様にウクライナ国内の(EUNATOへの加盟を拒否できる)自治州として温存し、長期的にはこれらを通じてウクライナを間接的に支配する。このプロットは明らかにコソボ紛争における欧米の介入の経過をなぞったものだが、ウクライナ軍はプーチン個人的な欲求からNATOに対する当てつけとしてこのような展開を望むと考えていた。ロシアが率先してウクライナに侵攻するのではなくD/LNR が優位な戦況を作り支配地域を広げる体裁をとることが国際的批判回避する方策であるため、国際社会による仲裁拒否民族浄化を続けるウクライナへの懲罰的攻撃という方便を生み出すよう布石を打っていくのである。前提として、ウクライナ国内クーデターのような政変が無く、ロシアからエスカレートを仕掛ける場合を想定すると、このような順で進むと想定するのは合理的である

問題はこれがどの程度のスピードで進むかであるが、ウクライナ軍の想定ではコソボ空爆と同様に開戦から地上侵攻まで最大3か月程度の時間的猶予があると考えていたようである。今を思えばのんびりした想定であるが、ロシア陸軍各部隊は徴集兵を少なからず含んでおり、これらは法律上ウクライナ派兵できないため、全面的戦争を始めるには予備役招集と訓練が必要であると見られていた。したがって部隊の充足率を高めるのに必要時間がある程度は期待できたのである。このタイムラグの間は空爆ドネツクルガンスク両州が主な戦場となる。そこで、ウクライナ軍としては東部陸軍の主力を集中させてD/LNRとの停戦ラインを堅持することで大きな損害を与え、ロシア本体が参戦するまでに東部戦線を安定化、あわよくば地上侵攻を思いとどまらせるという方針が定まっていた。また、この時、クリミア半島やベルゴロド州からロシア軍が侵攻してくることが考えられたが、ここは動員した予備役領土防衛隊国境線を維持することとされた。長期的な見通しはさておき、ウクライナ軍にとって主眼はあくま東部戦線であり、停戦ラインから20km の範囲で多数の陣地構築を行っている。隣接するヘルソンザポリージャハリコフの各州での陣地構築は開戦後住民避難と並行して行う予定であったと考えられる。

もし、開戦に先立ちウクライナ軍が上述の想定の元東部戦線への戦力の集中を行っていた場合、図らずもがら空きのキエフロシア空挺軍殺到していたことになる。では、ウクライナ軍はどこで引き返したのか。最も有力な説は2月21日のロシアによるD/LNRの独立承認の直後であろうというものである。前述のような経過をたどるには、D/LNR がウクライナの一部という立場のままロシアミンスク合意の履行を強制する状況になければならない。両地域独立承認してしまった場合、D/LNR や民族的ロシア人が優位な支配地域を中心とした間接的なウクライナ支配という筋書きと整合しなくなる。また、東部戦線におけるD/LNR の攻勢が想定よりもだいぶ弱く、ロシア軍が両地域へ展開している部隊数も想定をかなり下回っていることからウクライナ軍では当初想定とは異なる侵攻計画がある可能性を認めざるを得なくなった。この時、米国から情報によればロシア軍の侵攻計画長大国境線での一斉攻撃であった。残念ながら、ロシア軍が主体的に全面侵攻を仕掛けるという情報ウクライナ軍は信じることができず、さりとて東部戦線へ部隊を急派する必要もない状況を踏まえ、ウクライナ軍は部隊移動を取りやめ、部隊位置を秘匿したうえで数日待機、すなわち様子見することとした模様である結果的に、キエフ周辺には開戦直後のホストメリ空港一時的にせよ防衛するのに十分な戦力が残っており、第一機甲旅団チェルニゴフ州でドニエプル川左岸防衛することができた。一方で、南部においては部隊移動が混乱をきたしてしまい、クリミア半島との境界に当たるペレコープ地峡からメリトポリ付近に至る広い範囲守備部隊のいない状況となってしまった。もしこの地域担任する部隊が移動前であったならば、事前準備の不徹底なロシア軍の南部からの攻勢すら頓挫していた可能性がある。

開戦初期の戦況はこのような状況から作られたが、その後の展開は周知のとおりである

2023-02-09

[]日本の格付けランキングが「韓国より下」に…「MMT幻想」の終焉に直面した日本不安な先行き

目立つ企業格下げ

日本経済新聞1月18日電子版)の「世界格下げ2割増、22年501社 米金利上昇響く」を興味深く読んだ。

記事は《世界企業の信用力回復が鈍ってきた。2022年社債の格付けが下がった企業金融除く)は501社と21年に比べ2割増えた。米国を中心とした金利上昇で債務不履行デフォルトリスクが高まり、低格付け企業格下げが目立った》に始まり、米格付け会社S&Pグローバルレーティングによる社債発行企業の格付けリストが紹介されている。

生活雑貨の米ベッド・バス・アンド・ビヨンドは22年7月シングルBプラスからシングルBマイナスになり、11月選択デフォルトSD)になった。ドラッグストアの米ライトエイドも1年でシングルBマイナスからSDに下がった。ちなみにウクライナ鉄道トリプルCプラスからダブルCとなった。世界格下げ社数は2年ぶりに増加した。

一方で格上げ企業もある。高級ブランドコングロマリットの仏LVMHモエヘネシールイヴィトンシングルAプラスからダブルAマイナス大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナルトリプルBマイナスからトリプルB、半導体の米エヌビディアシングルAマイナスからシングル Aにそれぞれ格上げされている。

ウクライナ鉄道格下げとなったが、ロシアによる軍事侵攻に晒されているウクライナソブリン債国債政府機関債)はどうなったのか。やはりシングルBからトリプルCプラス格下げとなった。

韓国を下回った

では国別のソブリン債格付けはどうなのか。実は筆者の手元に昨年12月現在の主要格付け会社による一覧表がある。以下、紹介する。

S&P社格付け=トリプルA:ドイツカナダダブルAプラス米国ダブルA:英国フランス韓国シングルAプラス日本中国ダブルBプラスギリシャダブルC:ロシアムーディーズ社格付け=トリプルA:米国ドイツカナダダブルA2:フランス韓国ダブルA3英国シングルA1日本中国アイルランドトリプルB1:スペイントリプルB3:イタリアダブルC:ロシアである

見落としてはならないのは、我が国が両社格付けランキングで共に韓国を下回っていることだ。

次に格付け調査から除外された金融業界の現状を見てみよう。先週末の1月13日までに米金融大手各社の22年1012月決算が明らかになった。米銀最大手JPモルガン・チェース12月決算純利益が前の期比22%減の376億ドル(約4兆8000億円)だった。バンク・オブ・アメリカが前の期比14%減の275億ドルシティグループも32%減の148億ドルだ。資産運用会社大手ブラックロック純利益が前年同期比23%減の12億5900万ドル(約1600億円)であった。

各社軒並みに大幅減益であるさら17日には22年1012月決算純利益の前の期比48%減112ドル(約1兆4000億円)を発表した米投資銀行大手ゴールドマン・サックスGS)が3200人の大規模人員削減を決定した。米連邦準備理事会FRB)の金融引き締め方針の堅持と今年後半期の米景気後退懸念が高まったことで、世界に冠たるGS消費者向け金融ビジネスを大幅に縮小することを余儀なくされたのだ。

投資銀行の一方の覇者であるモルガン・スタンレーもまた純利益が27%減の110ドルとなった。同社も昨年12月に約1800人の人員削減を発表している。

こうして見てみると、「MMT現代貨幣理論幻想」の終焉に直面した日本の先行きは一体どうなるのか、心配が募るのは筆者だけではあるまい

https://gendai.media/articles/-/105027

2023-02-07

「裕福な世界とその指導者たちが、グローバル・サウスのフラストレーションや怒りの程度を真に理解しているとは思えない」とグテーレス事務総長スピーチで述べた。

なぜグローバル・サウスの人々は先進国に怒っているのか。

植民地支配歴史だけじゃなくて、その時代から現代まで続く固定された格差のせいだ。

インターネットで誰でもそれを見られるようになって、よけいにヘイトは高まってる。

先進国に住む自分たちより圧倒的に裕福な人たちがジェンダーだの労働者権利だのを世界の終わりのように叫んでいるのを、先進国に住むわれわれがこの国に生まれてよかったと声高に言うのを彼らはどういう気持ちで見ているんだろう。

人種による格差性別職業IQ学歴ルックス世界はいろんな格差があるけど、どこの国で生まれたか国籍による格差はいちばん大きく、そしてほとんど踏み込まれていないゾーンだ。

近年、権威主義体制になる国も増え民主主義の敗北などいわれて久しいが、先進国押し付けられた価値観を受け入れても何十年もメリットがなく後進国永遠に後進国だったんだから、彼らが世界を変えたくなるのは当然だ。

こんなこというと、先進国後進国に多額の援助を行ったとか、いくら支援しても無駄だったとか、彼ら自身のせいという人もいる。

でも後進国がずっとこの序列を変えられなかったのは彼らのせいではない。

民族内、あるいは民族間で対立を煽って支配やすくするというやり方を過去先進国世界中にばら撒いたし、現在もまだやっているせいだ。

先進国はそうやって後進国が力をつけるのを防いできた。

強い政治家が現れれば先進国諸国最初は利用するが、力をつけて邪魔になれば、それに対立する少数勢力正義として扱い、軍事的経済的支援をして、邪魔者の力を削ぐ。

その政治家正義か悪かも、対立勢力正義か悪かも関係ない。

どれだけ残虐非道ならず者集団でもテロリストでも敵の敵は味方

自分に都合がよい側を正義として扱うだけ。

今のウクライナ大国狭間で双方の干渉を受けて分断された結果だ。

EUは“グリーン”という大義名分を掲げ独自規制を作ろうとし、アメリカもまた同盟国以外をEV市場から締め出すなど、経済をどんどん閉鎖的で排他的にしようとしている。

ブロック経済世界さらに分断し、それはいずれ戦争につながると、二度の大戦を経てもなぜかまだ分からない。

アメリカ正義面して中国を目の敵にしてるのも、この序列を変えられるゲームチェンジャーの出現に恐れ苛立っているだけだ。

急速な経済成長を遂げる中国環境汚染がひどいと批判するアメリカの人々は、一人当たりの温室効果ガス排出量がアメリカ中国の倍以上だとは知らない。

過去100年、地球人間が住めない星に変えてきた先進国が、なぜそう偉そうなこと言えるのか、不思議でならない。

アメリカの言うことを真に受けて、日本台湾韓国も、中国の力を削ぐための少数勢力として自分から利用されようとしてる。

第二次世界大戦以降、資源のために(次はおそらく半導体のために)世界いちばん戦争を仕掛けて人を殺してきた国がウクライナという白人国家が困ってるときだけ正義ヒーロー面してるバカバカしさに、多くの国は白けている。

イスラエルパレスチナに、今のウクライナへ侵攻したロシアのように(あるいはもっと不条理に)侵攻を始めて50年以上、パレスチナを虐げ続けているのは私たち先進国だ。

パレスチナ国家として承認している国は138か国、人口でいえば世界の8割以上を占め、対して承認していないのは日本アメリカ韓国カナダEU諸国オーストラリアニュージーランドといった先進国ほとんど。

それが私たちの信じてる正義だ。

ダボス会議でのグテーレス事務局長スピーチ先進国はかみしめなければいけない。

中国アメリカ対立も、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻も、もちろん大きな問題だ。

でもそれだけじゃない。

問題はこの世界にずっとたくさんあった。

あれがなければ世界幸せだったなんて、絶対に思っちゃいけない。

世界にはずっと虐げられ飢え殺し合い嘆き憤っている人たちがいた。

元に戻って現状維持できたらハッピーエンドじゃない。

この国に生まれてよかった。

このことばの後ろにある部分に目を向けなければならない。

なぜよかったと思うのか、よかったと思えない人たちの存在想像できているからだ。

この国に生まれてよかったということばの向こうから、無数の目がこっちを見ている。

それを知りながら、先進国無視している。

もちろん日本先進国側だ。

白人国家集団にいつまでしがみつけるか分からないけれどね。

私も日本人だし、日本こちら側にいることを批判するつもりはない。

実際しがみついていたほうがメリットが大きいうちは、しがみついているべきだ。

ただ誰かにとって自分たちが悪かもしれないという事実認識していようよ。

こちら側が絶対的な正義だなんて思い上がりはやめよう。

覇権を狙うことすらできないほとんどすべての国がそうであるように、日本は一国で独立を保つことは難しい。

大国狭間で、右を見て左を見て、どちらに対しても駆け引きをしながら、どちらに対して多少の妥協が求められる立場だ。

でも、一方の正義を盲信し、尖兵として利用されるだけの存在で終わってはいけない。

アメリカ中国インドEUか今後どの大国覇権を得るかは分からない。

多面的俯瞰的世界を見て、多数の正義を知り、どの正義選択するか考えよう。

選択肢はきっとほかにもある。

2023-01-28

anond:20230128175244

ウクライナは元々西側陣営NATOに加盟するなよ、って条件でロシアから独立した。

でもウクライナ内でも親欧米と親露で割れてて、最近欧米のゼレンスキーNATOに入りたいって言い出して、ロシアの機嫌を損ねて軍事侵攻された。

みたいな話だったと思う。

約束を破ってロシアを刺激したのはウクライナだけど、その約束自体妥当性に疑問符が浮かぶんじゃない?って話になってるんだと思う。

自分の話が正確かどうか判断できるリテラシー自分にもないから、まあ話半分くらいに聞いてほしい。

2022-11-16

anond:20221115201911

虐殺が起きてるのに軍事侵攻出来ない?

面白いこと言うな

大量破壊兵器なくても大量破壊兵器あることにして軍事侵攻出来るんだぞ

妄想は大概にせえ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん