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はてなキーワード: 活版印刷とは

2024-03-07

anond:20240307032818

昔の学校図書室にあった蔵書はほとんどが活版印刷で、かすかに活字押し付けときのふくらみが残っているのがわかるのがなんとも味わいがあったと今になっておもう

オンデマンド印刷で活版にして店内のカフェで待ってたら出来上がりを買って帰れる本屋とかどうだろうか?

大量出版というのは電子書籍インターネットブラウジングにもうとって代わられたのかもしれない、だから手書き装丁の実質一品ものだった時代に近い価値観にしたら…

2023-11-26

anond:20231126115335

多分、18世紀半ばだな。

ドラゴンユニコーンなどは、1世紀に書かれた大プリニウスの『博物誌』に記載があり、これは15世紀活版印刷技術によってヨーロッパ知識人の間に広く読まれたが、

18世紀半ばにフランス編纂された百科全書などには記載がない。

18世紀半ばは、くしくも博物学が発展してカールリンネによる分類学など近代的な生物学があらわれた時代でもある。

おそらく、「いるかどうかわからん」扱いだった動物は、大航海時代科学の発展によって「いるっつーなら伝聞じゃなくて証拠持ってこいや」という試練を受けて「実物がある」と「実物が無い(判断保留)」に分かれ、

とりあえずいると分かっているもの対象生物学上の分類研究系統的に行われるようになっていった結果、いつまで経っても実物が出て来ないから「まだ見つかってないようなモンを大昔の人達が見つけてたわきゃない。こりゃもういないだろう」という扱いになったのだろう。

2023-11-22

copilot英語ネイティブはコピロットではなくコパイロットとすんなり読めるのかどうか

気になる

co-pilotって書かれてたら「あーはいはいコ・パイロット」ね」と日本語モノリンガル自分も気付けるのだが

copilotと書かれていると「コピロット……コピロート……コパイロット?」と読みを考える時間が発生してしま

いや、この疑問は別の論点が眠っている気がする

何故pilotはピロートではなくパイロットと読むのか?

なんでiをイではなくアイと読んでいるんだ

likeのように末尾がeのときじゃないとアイと読まないルールではなかったのか

もちろん例外はあるのだろう、これもその例外の一つだというのか

謎だ、英語ネイティブに機会があれば聞いてみよう

日記

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ちょっと調べてみて気付いたことを箇条書きしておこう

ドイツ語だとpilotはピロートと読む 流石ドイツ語だ、ここら辺の発音ルールは厳格なイメージがある

英語で末尾e(というか母音)じゃなくてもiをアイ発音する単語結構ある 例えばvirusとか 日本語だとウィルス……英語だとヴィールス……と思いきやヴァイルスと発音しているようだ

・そういえばislandアイランド……いや、この単語そもそもsなんやねんって話にもなってしまう 「大母音推移」というキーワードがひっかかった これを調べてみよう

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ドイツ語なんかも過去大母音推移が発生したが綴り発音に合うように変化したらしい

英語場合活版印刷が普及したタイミング大母音推移が発生した?ので綴りが固定されたまま

綴り発音が一致しないせいで発音が変わってもそれを止める力が発生しないのか?

2023-11-02

AIの発展で職が無くなる!と騒いでる人達

ウチの祖母は元々寝具屋でしたが今って寝具屋って殆ど無いですよね。

デパート量販店が増えて潰れました。

それでも別の仕事をして生計を立てていましたよ。

甘えずに次の仕事を探しましょう。

淘汰される仕事というのはあるんです。

活版印刷屋、青焼き屋、最近じゃ写真屋も見なくなりましたね。

乾物屋、米屋・・・・。魚屋ギリギリ残ってるけどそれでもほとんどはスーパー鮮魚コーナー。

淘汰されることで手ごろな価格庶民が助かるんです。

あなた方の仕事コンテンツ製造単価の負担になっているんです。

そういうことです。

2023-10-25

anond:20231024230332

翻訳という職人仕事だとなかなか難しそう。

技術革新と共に廃れていく職人もあるよね。活版印刷活字拾いとかさ。

2022-11-14

anond:20221114103029

便利な道具は犯罪者も使うと言うだけの話で

犯罪者の増加の原因・遠因になるって話では絶対ないと思うぞ。

 

活版印刷が出来たとき

郵便制度が生まれときも、

電話網の普及したとき

もちろんインターネットが出てきた時も

 

お前みたいなこと言う奴は必ず居たんだ。

最終的にそいつ予言したようなことは起こらない、過去あったということもデータ見たら起きてない、ってとこまでセット。

2022-11-01

日本語って全部幅一緒だよな

例えばラテン文字だとiは細いけどwは広い。

一方「あ」とか「肉」とか、日本語で使われる文字って基本四角におさまるよな。

ただし高さについては例えば数字の「一」のように例外がある。

ただ、幅は大体同じだ。しかしなぜそんな風になったんだろう。

例えば「し」なんてもっと細くしたいとか思わなかったんだろうか。

それとも単に活版印刷などの利便性の為に犠牲にされた結果の統一性なんだろうか。

2022-05-09

anond:20220508162335

考え方としては面白いのかもしれない

活版印刷が普及していない場合物語を伝えるのは手書き口伝絵画演劇儀式等が主流だったと思う

そういう時代ならば漫画的なもの画期的日常風景を出すなんてのは勿体ないことだったのではないだろうか

今で言うなら3Dプリンタードローンもっと人の役に立つ画期的もののために活用しろって話しに近いと思う

ただ、現実漫画出版は非常に手軽に行える手法なので何でも無いオジさん達を表現することを忌避する理由にはならないか

2022-03-25

anond:20220325114838

それだったら活版印刷のほうが例えとして適切だと思うわね

2022-01-05

anond:20220105132611

天動説/地動説で例えるなら逆だろうな。

天動説を奉じるローマカトリックが、地動説を唱えた学者火刑に処すんだよ。ジョルダーノ・ブルーノとか。

カトリックにとって科学的な態度は、その権威を揺るがしかねないものだった。

16世紀カトリックとかイエズス会のやっていたことは、対抗宗教改革といわれる。

有名なのは禁書目録だ。

プロテスタント側が、俗語に訳した聖書とか(カトリックラテン語聖書翻訳禁止していた)、文盲向けの風刺画付きパンフレットとかが活版印刷術で大量に出回ったのが背景にある。

カトリックにとってプロテスタントはすべて異端からな。

科学的態度の軽視

異論に対する出版禁止という強権発動

この辺りを鑑みるに、表現規制派はむしろローマカトリックに近い。

感性近代以前てことだよ。

2021-12-30

"マイエンス佐賀人"

"マイエンス佐賀人"との一致はありません。

マイエンス佐賀人 の検索結果 (引用符なし)より

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%84

マインツ(独: Mainz)は、ドイツ連邦共和国都市ラインラント=プファルツ州州都中世よりマインツ大司教司教座聖堂所在地であり、活版印刷発明ヨハネス・グーテンベルク出身地でもある。一時フランス領であった時期には、フランス語のマイエンス(仏: Mayence)の名で呼ばれた。

へー

2021-11-10

anond:20211110002119

いや、活版印刷だろ。グーテンの虎さんとやらの

2021-03-04

言語とは精神病発言の主たる要因である

私が毎日使っている言語は、一種記号である

五感で得た情報を司り、言語という枠を使って漠然としたイメージ表現する一種記号である

言語は想起のための指標である。それは経験知識の曳き手であって、イメージリアリティではない。

 書くことは、他者とのコミュニケーション可能であることを前提に、ラベル付けされた一連の記号を用いて、他者に対して主張や理性を主張する方法の一つである

 口頭での主張は、私たちが獲得した仮説推論の致命的な能力と、類似点を見つける病気悪用して、メディアミーム感染させる一種ツールである

インターネットを通じて他人イメージを乗っ取ることを意図して書かれている。この思索は、言語というナンセンス方法を使っているので破綻している。

       自由幸福は、自分の手に負えないもの無視することで得られる。


 これは古代ギリシャ哲学者エピクテテスの発言です。これは権威的な重み付けのための引用であり、特に意味はありません。

松井秀喜がこのストイック哲学者と似たようなことを言っていたので、歴史的にも理解できる考え方だと思いました。

言語の美点は、話し手意図した通りに「もっともらしい」もの人間に刷り込むことができることである。ある公理を真理として刷り込み、恐怖や扇動によってその絶対性を刷り込む行為は、様々な組織の中で日常的に見られる。

 そもそも言語誕生は、人間による宗教の獲得と不可分である人間はある時点で、言語を通じて空想力、理性、類似性を見出す能力を獲得し、自分ではどうしようもないことを生活の中に内在化させてきた。

それは例えば、お金権威などの暴力一種であったり、感情という人間状態一種であったりする。

すぐには永続させることのできない現象が、言語という記号を使って他者と共有されるようになったのである

それだけでなく、活版印刷インターネット技術革新によって、言語は時空を超えて広く、長く保存されるようになりました。

それと引き換えに、宗教絶対性を広めることで、言語習得デメリットである上記のような制御不能事象を打ち消そうとする試みがなされたのである

上記記述には何の根拠も示せないので、適当な本やネット上の類似情報相互参照して、ご自身結論否定判断にお任せすることにします。

エピステーム

 精神病についての深い考察は、ミシェル・フーコーの著書をお読みください。エピステームという重要概念提唱されています

エピステーメとは、ギリシャ語で「知識」を意味する言葉をもとにフーコー造語した言葉である簡単に言えば、私たち認識形成される知識の枠組みを指す。私たちの知覚は、私たち経験から直接、媒介されずに得られるものではありません。私たち経験はすべて、私たちが持っているある認知的枠組みに適用されたとき知識となるのです。

 そもそも精神病」という名前を使うのはよくありません。何と言っていいのかわからない。ラ・ラ・ラ・ラ・ラ。なんだっけ?

インゲニヤトー

 1213世紀ヨーロッパでは、労働組合倫理規定により技術開発が停滞していましたが、後のルネサンス期の15世紀には、相次ぐ戦争対応するために様々な技術が開発されました。この時の新技術はインゲニウムと呼ばれていました。その技術を開発したのがインゲニウム・トーである。インゲニウムは、今日エンジニア語源です。レオナルド・ダ・ヴィンチもインジニアトールの一人でした。

 レオナルドの写本の中で最も有名なのは、アトランティコ写本とマドリッド写本である。彼はすべてのもの描写するために、フォトリアリスティックな絵を必要としていました。言語のような一対一の記号ではなく、より具体的なイメージを捉える方法必要だったのだと思います

 ピクトリアルジオメトリという幾何学技法がありますガスパール・モンジュによって確立され、産業革命期にエコール・ポリテクニークで教えられました。ルネサンスの数世紀後には、主に軍事目的であったが、イコノグラフィーが導入された。

2021-02-25

印鑑滅びろって言っときながら

いざ印鑑が滅びるぞってなった時にベンチャー界隈の奴らあたりがこぞってあえて印鑑作り出したりしそうだよね

なんかあえて活版印刷名刺作ったりとかもするじゃんあいつら

死に体の物しか愛せない病気でもあるのかしら

2021-02-13

本と図書館になぜ価値が認められているのか

https://anond.hatelabo.jp/20210212190921

https://anond.hatelabo.jp/20210212214154

これらの問いに対して、人類が歩んできた歴史視点からの回答が無いので、記しておきます

 

お前らって本という物体に対してだけ異常に過保護じゃない?それにしてもお前らの「本を大事しろ!本を傷つけるな!」的な反応は過敏で異常だよ。宗教なの?

それは「図書館」っていうシステムが原因だと思う。なんで本だけ特別視されて、自治体無料で貸出しなくてはいけないのか本当に謎。

 

これは人類が、本そして情報を手に入れる為に、血みどろの歴史を歩んできたから。

その歴史の教訓によって培われた共通認識を ”宗教” と呼ぶならば、そうかもしれないが。とりあえずは、なぜこうなったのかを紐解いてみましょう。

 

古来、文字書物(パピルス木簡など)は特権階級軍人貴族宗教のものでした。なぜ特権階級が独占していたかというと、文字を記す為のパピルス木簡製造コストが高かった事や、地図軍事情報など機密に関する内容が記されていたなどが理由です。庶民識字率も低く、市民文字を使うとしても帳簿や資産管理としての利用が長年続きます

しか15世紀グーテンベルク活版印刷機の発明により状況が激変します。書物が大量複製できるようになり、庶民知識が行き渡るのです。

これまでの世界において、知識文化とは、口伝継承によって高いコストをかけて伝承されていく特権階級のものだったのが、複製された本を手に入れることでも誰でも知にアクセスできる時代が到来しました。

当時の特権階級宗教家達の心情を記した言葉が残されています

教皇知識印刷術を廃止しなければならない。さもなくば、印刷術が最終的には教皇廃位に追い込むことになろう。

From the Days of Great Dedications - John Fox's Book of Martyrs

 

その予言現実のものとなります

印刷術による本の普及により、知が民衆化した。それにより特権階級だったカトリック教会の力が弱まる。

そしてゆくゆくは18世紀ヨーロッパ市民革命に繋がり、ついに貴族統治する時代終焉し、民主主義が産声を上がった。

それまで特権階級が保存していた、価値ある美術品や博物品は、市民の手により Museum として共有される事になりました。(英語Museum博物館美術館の両方の意味を備えるのは、貴族から奪った貴重品をいっしょくたに展示した為、美術品や史物の区別をつけなかった事が定着したからとも言われている) 一方、図書館革命時代より一足はやくに制度化が進んでいたため、 Library という名前で普及していく事になります

 

概ね図書館および本という存在が、市民の地道な活動により普及し、普及した成果がさらなる民衆活動を促した。という見方ができるといえます

日本図書館協会の「図書館について - 図書館を支える理念」を引用します。これこそが、図書書籍歴史を端的にあらわしています

図書館は、それを生み出す社会の特徴や条件を色濃く反映してきました。戦時下では国家思想を広める役割を果たすこともありましたし、一方では社会マイノリティーの権利を守るために働くこともありました。社会の変化の中で、図書館はさまざまな状況におかれてきましたが、いくつもの波にもまれながら、いかなる状況の下でも、すべての人たちに情報提供するのが「図書館自由」(Intellectual freedom of libraries)なのだという理念を獲得するに至りますアメリカでは「図書館権利宣言」(Library bill of rights、1948年採択)、日本では「図書館自由に関する宣言」(1954年採択)です。これはあらゆる種類の図書館が守るべき自律的規範として、広く支持を得てきました。また、この原則を守るための専門職の行動規範として、「図書館員の倫理綱領」(Code of ethics for librarians)があります

図書館について

 

私のシンプル記述だと物足りず不満に思う人もいると思います。興味がある人の為に、図書館歴史近代ヨーロッパの歩みについての書籍を紹介するので、それで理解を深めてください(と逃げさせて頂く)

ヨーロッパ近代史 (ちくま新書) (日本語) 新書

書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで

本の歴史 (「知の再発見」双書) (日本語) 単行本

 

 

まあ総括して言える事は、本が重要だと長い歴史の中で認められてきた為、今の扱いの重さに至ってるって事ですね。

同じ理屈で、他の疑問にも答えられる。

米とかもそういう節がある気がする(平均的な食品大事にされ方を遥かに超越して大事にされてる)けど、どういう心情からそれが発生するわけ?

お米は長らく税として徴収されてきた歴史がある。つまりお金と同じ価値でした。

宗教なの?

同じ理屈で返すなら、あなたの財布に入っている一万円札。これはただの紙切れなはずですが、破いて捨てないのはどうしてですか。社会的・歴史的に一万円札価値と通念が形成されてるから、大切に扱うわけでしょう。ただの紙切れなのに。

それも宗教というのならば、宗教かもしれませんね。

本も、米も、お金も、同じことです。

図書館基準で考えるなら、体育館施設利用自体無料にしてほしい。図書館法律がそうだからというのは理解している。それなら体育館もそうすればいいのにってこと。オリンピック的な勢いでそうならないかなぁ。運動する人のことも考えてほしい。

図書館にも有料のものも多くありますが、まあ置いておくとして。この理屈は分からなくはありません。

しか図書館と同じように、社会必要とされる意味合いが重くなるなら、きっと体育館無料になるでしょう。

実は歴史の上でも先例が多数ありますオリンピック繋がりでスパルタの例を紹介しましょう。

古代オリンピック発祥の地にも近い、ギリシアスパルタ。7歳になった子供スパルタ国家の寮で生活し、毎日運動がさせられます費用はもちろんスパルタ国家が全部負担してくれます無料です。立派な運動教育のすえ、子供は屈強な戦士としてスパルタ国を守る存在となりました。めでたしめでたし

これはスパルタ教育という言葉現代にも伝わっていますね。大げさな例を出しましたが、このように社会必要とされ価値が認められれば、無料になる例には事欠かないと言えます

日本高齢化社会が進んでいますし、健康寿命を気にした予算投入も珍しくありません。スパルタ国ほどオーバーな例はないにしても、無料になるところは今後増えると思いますよ。社会必要とされていますから

2021-02-10

anond:20210210163728

音楽は詳しくないけどその辺りが源流なら活版印刷によって画一的楽譜が普及したからとかじゃね

2020-11-18

僕はVtuberが好きだった(追記有)

僕はVtuberが好きだった.

今は嫌いだ.大嫌い.ムカデゴキブリを見たときと同じような不快感を催す.Vtuber動画を見てるという人も嫌いだし,そのような人とはできるならかかわりたくない.

それでも昔は好きだった.キズナアイやシロといった昔の「バーチャルユーチューバー」は好きだった,今でもそこまで嫌いではない.ホロライブにじさんじなどが嫌い,これらの団体がこの世からなくなるのであればよろこんで命を差し出す.

ツイッターで流れてきたキズナアイ配信の切り抜きがきっかけだった,そのときバーチャルユーチューバーなんて言葉は知らず「3Dモデルがきれいモーションキャプチャーされてコンテンツになってる」程度の認識しかなかった.

後にバーチャルユーチューバーなるコンテンツと知り,それからしばらくで世間的にも人気になって,僕もおっかけた.

コンピューターの処理性能が向上したからこそ,人類における技術の発展があったからこそ誕生したコンテンツに夢中になっていた,活版印刷機よって生れた本を読むという新たに生れた習慣が文化になる時間追体験するような気分だった.

にじさんじが出てきてすべてが変った.

コンテンツに明示的なエロ,「セックス」が含まれるようになった.

これまでの物,すなわちキズナアイやシロやミライアカリなどが表現する女性的魅力で美や愛に近いもの,もちろんマリリンモンローのような官能性を秘めているが,それらはあくまでもすべて暗示的であった.全てが暗示のみであったというわけではなかったが少なくともコンテンツとしてそれらの表現を最小限にしようといった努力が認められた.

にじさんじの登場によって変化したエロ表現,僕が具体的に思う境界,それは消費的なセックスが暗示されているかどうかだと思う.

少なくとも「これまでの物」にはそれらはなかった.キズナアイの腕や足を露出した衣装,シロの背中あいたセーター,ミライアカリ輝夜月のキャラデザ,これらはもちろん現代エロである女性的魅力の範囲であり,アンハサウェイやミランダカーが着るドレスのような美しさとエロであった.

にじさんじは違った,月ノ美兎のいちもつ発言や「わたくしで隠さなきゃ」,静香凛のバイノーラ配信でのカウントダウンなどでより直接的なセックス表現が生れ,それは次第にエスカレートしていった.

明示的なエロは最終的に見る人に否定されず受けいれられ,市場欲望を満すために自己的に増幅し,エスカレートする.それは再び視聴者欲望を促し,まるで未来永劫終わらない運動のように,エロ表現が増加するのであった.

コンテンツ女性的魅力の美的表現ではなくセックスの暗示表現が混じり,エロティシズムであったものポルノグラフィになった.付加価値表現として含まれるようなエロが直接表現として表われ,性的に消費が可能コンテンツとなってしまった.

僕はフェミニズムの話をしたいわけではない,エロが売れるのは真理じみた事実である.通常エロ規制される,売れるからだ.しかyoutubeでこれらは規制されなかった.それどころか「スパチャ」で正当化される.

エロが悪いという訳ではない,人に必要からしかし,好きだったものエロコンテンツになったのが許せない.

モンローのような女性的魅力が控えめに混り,そしてそれ自身あくまでも付加価値で,本質的面白い物を探求しようとする精神に気高さを感じた.それらは死んだ.

新時代コンテンツは,消費と提供が繰替えされるオタクコンテンツの一つとなった.

僕は残りの人生Vtuberを再び好きになることは決してないと思う,あの開拓時代のような精神であふれた時代には何年経てども戻らないだろう.

僕はVtuberが好きだった.

11月19日追記

コメント言及ありがとうございます

深夜に勢いで書いたのもあって雑な投稿だったのにいろんなが意見があってとても嬉しいです.

コメントなどを見ながらあらためて自分意見をまとめ直すと,アイドルになってきたから嫌いになったというのが正しいような気がしてきた.

その意味エロコンテンツになったというのは過剰な表現だったかもしれない.しかアイドルになったからこそ,市場としてコンテンツとしてかわいさやエッチさの比重面白さと同じかそれ以上の物になったから嫌になったんだと思う.

個人として,初期のころのVtuber純粋動画として面白いから見ていたという自覚がある.ニコニコ動画とかyoutubeゲーム実況動画が好きだったから,その延長線上としてVtuberを見始めた.なので初期のころのバーチャルユーチューバーアイドルとして見ていたつもりはなかった.(その過程女性的要素を一切無視していたわけではないが少なくとも主軸として捉えていた気はない)

それがにじさんじで,というか"事務所"ができて「アイドル」になって,そしてコンテンツとしての主体動画ではなくアイドルになってしまったのが嫌になった原因と思う.

その結果として,アイドルとしての評価軸がVtuber評価軸に加わったことが気に入らなかったのかもしれない.

その上で,インターネットアイドルになったこ付加価値としてのエロが増えて,その事実に対して不満を述べたのが記事の内容である

アイドルであれば,特にインターネットであるなら,エロであれば売れるからエロになるのが宿命だと思うし,その結果「陰キャキャバクラ」だとか「風俗嬢」だとか言われても仕方のないことだと思う.

性嫌悪したいわけでもない,女性理想像押し付けたいわけでもない.もし仮に初期のVtuberが男で以降アイドル化の流れがあったとしても同じことを言う(もっともそのようなもの流行するかはわからないが).女性像として自分と食い違う物になったから嫌ったのではなく,そもそも女性キャラから見てたわけではない.

これらを踏まえると「原理主義者」や「老害」といったコメントは正しい思う.

僕は昨今のVの事情はそこまで正しく把握していない.

ミライアカリは美でも愛でもないよな.ここはたぶん勢いで書いた.

技術がないから悪いというわけではないが,アイドルコンテンツとして見るならば技術不要になるのは当然な流れだ.かわいければイラストが動くだけでも十分だから

VRChatの世界はあまり知らないが,こんどやってみようと思う.

全角コンマピリオドなのは本職で使うからだ.

初期のバーチャルユーチューバーたちをアイドルとして見ていなかったのが間違いであったのならば,僕に先見の明がなかったにすぎないことだ.

2020-08-30

anond:20200830102515

科学の発展により失われる技術継承というのはよくあること。

昔は、本を印刷するといえば活版印刷しかなくて、文字1つ1つをハンコのようなもので組み合わせて1枚のページを作って

印刷していたけれど、その後の技術革新により、今ではほとんど使われなくなった。

ダウンを育てる技術というのも、いずれは失われてゆく技術の一つなのだろう。

2020-07-17

anond:20200717143718

現行の本のルール基本的に数十年前までの活版印刷(一文字文字物理ブロックを箱に詰めてインクをのせて印刷するやつ)で使ってたルールを慣習的に引きずってるだけなんで、

デジタルデータで版を作る今は特に合理的理由はない。やめる合理的理由もないし新しい基準もないので、こだわりがない場合は整理と統一のために従うというだけ

anond:20200717124512

活版印刷時代に…が活字一つ分として作られて、どっちでもよかったのになぜかニ個セット使いが主流になり、そのまま出版業界でのスタンダードになってる程度の話なんで、個人が書く文なんて好きにすればいいんだよ。

「・の数くらい統一しろお前は数も数えられないのか?」でいいだろそんなバカへの言及は。

2020-06-21

活版印刷のほうがパソコンよりは表現度が高い

実際 使えるインクの種類が活版のほうがべらぼうに多い

なんだかんだいってもパソコンは4色の混合印刷ごまかしていることが多いが、やろうと思えば活版の多色刷りに上限があるわけではない。1文字文字に色を変えることだってできなくはない。

デジタル印刷というのは、よくも悪くもそういう物。

白黒2色でいい いつもの黒でいいとなれば

そりゃデジタル印刷のほうが量産に向いているに決まってる

2020-06-17

コロナ以前と以後で世の中が大きく変わる?

それってよく言われるけど、そうでもないんじゃないかな。ワクチンなり薬が実用化されれば基本的には元に戻ると思う。それくらいヒトって保守的な生き物。

もちろん時代は常に移り変わっているから、それに対して「納得感」が欲しいだけ。

世の中が変わる決定的な要因は、新たなコミュニケーション手段発明されたとき活版印刷電話インターネットソーシャルメディア等。伝染病天災などはそれらに結び付けられて記憶されている。年号が変わるのも同じようなもの

そういう意味では、将来、言語依存せず、かつ言語以上に便利なコミュニケーション手段発明されたとき、世の中は根底から変わるんだろう。

なんだか、富野由悠季みたいになっちゃった。笑

攻殻機動隊電脳化って先進的だけど依然として言語依存しているのよね。

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