はてなキーワード: 小説版とは
○朝食:なし
○昼食:おにぎり三つ
○調子
おちごとうんちょうんちょ。
って言いながら頑張った。
正直、午後一ぐらいに終わってたんだけど、また早く終わらしてクタクタ言われるのが面倒なので、
アリバイ作り的な仕事なので、見栄えを奇麗にしても意味ないんだけどね。
○王とサーカス
まだ死体すら出てきてない。
なんだけど、これさよなら妖精の続編なんだね、途中で気づいた。
かなりさよなら妖精のこと忘れてるから、読み直してから王とサーカスに戻りたい。
親と連絡とるのタルいから、もう一冊買おうかなあ。
「Killer Instinct」の“アービター”はゼル・ヴァダムではない、343が参戦の背景と幾つかの新情報を紹介
http://doope.jp/2016/0251633.html
お、おう。
小説版も読みたいなあ。
ORIGINで初めてまともに一通り1stに触れたけど、NTRばっかで悔しくて死にそうだよ
その後ミライの許嫁が出てきてもまあ形式上のアレって感じでまだよかった。
それもまあいいよ。
でもさ、その後どんな腹積もりでブライトと結婚して子どもまで作れるのよ。
ブライトはずっと二番目だよ。
ブライトはわかってんのかね。
これだから女は信用ならねえ
過去自分以外に愛情を向けてたことがあるって考えた時点で嫉妬で腸煮えくり返る思いだわ
ハヤトなんかに寝取られやがって。
あんだけ俺にご執心だったくせにちょっと離れてただけでころっとハヤトなんかにほだされやがって。
結局その程度のもんだったんだろ
俺の心は変わんねえよ
ああああああああああ1stの人間関係マジでNTRばっかで吐き気するわ
唯一の救いはセイラさんがそんな女じゃなかったくらいだ
小説版はどうでもいいわ
あああとはドズルとその妻のやつな
ぜってえあいつも最初はシャアとかガルマのファンだったくせにドズルなんつう鈍重なやつにほだされてさ。
ドズルかわいそすぎっつーか情けなさすぎ。
もうほんと1stの恋愛模様は見るにたえねえわ
ほんと胸糞わりーわ
こんな移り気で浮気症にほいほい乗り換えるくらいなら俺は一生ひとりでいいわ
女なんてほんと信用ならねえ
EP7見て、いつもはネタバレ気にせずにSNSに書くけど、今回は見る人多そうだし
ここ好き! っていうところと気になったところがあったので、増田に放り投げたい。
ネタバレなのでご注意ください。
・前提:EP1~6まで視聴済みだけどテレビであった4以外だいぶ前
・残虐シーンフレームアウトありがたい
・フィンとレイとBB-8の組み合わせかわいい!! かわいい!!!
・BB-8の動くフィギュア俄然欲しくなったけど値段が可愛くなかったので断念(19,800……)
・BB-8がぐるんぐるんしながら、途中でびしっ! てなるところが可愛すぎた。
・ソロやっぱり格好いい……
・レイア姫とツンデレケンカップル健在なんだけど、年齢を重ねたツンデレも大変よろしい
・ポーが格好いいのと、Xウイングでの戦闘でめちゃくちゃ動くのよかった!! やっぱりXウイング格好いい~
・ミレニアム・ファルコン号の砲台がぐるんぐるん動くのもやっぱりすごくいい。
・カイロ・レンのマスクとマントすごくいいし、あの情緒不安定な感じも嫌いじゃない(笑)
・C3-POが姫……って言いかけて将軍、って言い直すのがすごく好きでした。
・フィンが逃げたくて逃げたくてたまらないのに、足を止めて立ち向かうのがすごく、好きです。
・レイがフォース使うシーン好きです。もうちょっとガンガン使ってくれてもよかったのよ!
・カイロ・レンよりも強いフォースの持ち主なんだろうけど、アナキンとかと違ってあんまり不安定そうに見えないので、このままダークサイドとふらふらするような展開にならないで欲しい~
・全体的に、新キャラほぼみんな魅力的で、旧作キャラも見せつつ満足しました。導入+キャラ紹介+世代交代を見せるEPなんだろうなあ
・8でどういう関係性に変わっているのか楽しみ!
・ソロの件は、丁寧にフラグを積み上げすぎていたので仕方ないかな……と思いました。噂もあったし
・苦しいんだ、とベンが吐露するシーンで、太陽が消えたのは判りやすいけど演出好きです。あの這いよる絶望感
・レイア姫が帰ってきてね、と言うところで返事をしないソロに、多分察したんだろうなあと思うと、この夫婦(夫婦なんかな? 結婚したんかしら)の絆を感じるのと同時に、ルークもだけど、幸せな家族の記憶がこの30年にあったんだと思いたい。
・ソロはジェダイじゃないから、落ちたままレイア姫のところに帰って来ないんだろうな……。
・好意とか愛情を示すのもひねくれてるソロが、最期にベンの頬を撫でて、素直に愛情を示したところに彼が年齢を重ねたことと、父親だっていうのを感じて辛い
・いつかベン(カイロ・レン)が、ソロ(とレイア姫)が示した愛情に気付いて、実を結ぶことを期待したい(スルーじゃありませんように……)
・話がほぼ「JJエイブラムスの作ったEP4(と、ちょびっと新三部作)」。見てる間中、『見せましょう JJエイブラムスの「スター・ウォーズ」』って頭をよぎって仕方なかった
・シーンの繋ぎ甘くね?(特にミレニアム・ファルコンにソロが乗り込んでくる流れ)
・この監督、他の映画もだけどシーンが切り替わる手前に変な間があるのなんなんだろう……
・トイレ我慢してるんでそこんとこもう少し早回しを!!!!! とすごく願った。なんか間のとり方が邦画っぽい
・カイロ・レンのマスクを取ってからの小物臭。もう少し……! がんばれ……!!
・あと「遥か彼方のどっかの星」みたいな感じが殆ど無いのも消化不良。地球でのお話でしたっけ
・レイがいた場所はルークと同じような風景で目新しさはないし(レイ=ルークをなぞってるのかなと思ったので、これはしゃーないのかもしれないけど)、共和国軍のいる場所もどっかヨーロッパ辺りのロケかな? って思うし、デス・スター改良版みたいなやつもどっかでロケかな? って思うし、酒場もどっか地球上にありそうだし、極めつけはルークのいた遺跡はグーグル画像検索で同じようなのヒットすんじゃねーのって
・セットでいいからそこは頑張ってくれ……。
・良くも悪くも、前6作品と比較できすぎてしまう……。旧三部作なんて映像は古いけど、異星・異文化描写はすごく良かったんだなあと改めて実感した。
・えーと、あと新しい敵組織「ファーストオーダー」は、カイロ・レン→小物臭 将軍→小物臭 キャプテン・ファズマ→思わせぶりに出てきておいて小物
・っていう三拍子揃ってて、こいつらほっといてもそのうち自滅するんじゃねーかなって思った
・最高指導者も人がいなくて大変だろうな……。
・カイロ・レンが圧倒的な力を持ちつつ情緒不安定っていうのはいいと思うんですが、代わりに他者のことでは動じないとか、別の強キャラとか欲しかったなあって思うんですけど。
・特にキャプテン・ファズマは大丈夫なんですかあれは。まさかあそこで退場ですか(生きてんの?)(EP4でダストシュートで生き残ったことを考えると生きてるかな……)
・カイロ・レンですが、多分モチーフになってるのは小説版のソロ家の長男かな~って思ったんですけど、名前はルークのとこの長男だしミックス?
・何が問題かって、アナキンがダークサイドに堕ちたのは「パドメを失う」っていう恐怖心から力を欲したせいだったけど、そういうのがなさそうな辺り……
・「ダース・ベイダーさんちょーかっけーっす! マジリスペクトっす!!」だったらどうしよう。小説のソロ長男は家族を失いたくない、なんですよね……? そういう動機あるのかな。なさそう(うすっぺらい)
・ところでダース・ベイダー信仰してるけどその人結局ジェダイに戻ったよ? 大丈夫?
・リスペクトだけだったりして……と思ったのは、カイロ・レンの頭の中を覗いたはずのレイが、ソロの息子宣言でフィンくんと一緒にえっ!?て顔をしてたので、
・ダースベイダーのことで頭がいっぱい=(理由)力が欲しい=(動機)力が欲しい で、きっかけは家族を守りたいとかそんなんではなく強くなりたい! だけで、両親についてひとっつも考えてなかったのならレイが知らんてなるよなーと
・エディプスコンプレックス拗らせてるくらいの理由がありますように……。
気になったところでめっちゃ書いたけど、でも楽しかったのは楽しかったんですよ!!(賛否両論なのめっちゃ分かる……)
前6作は、忘れているところがかなりあるので、きちんと見直したら色々元ネタとかそういうのいっぱいありそうだったので、感想とか見て回りたいです。
ソロの退場は今も尾を引いているんですが、多分テレビでEP4見てなかったらここまでショックじゃなかった気がする。鬼か!
旧箱編
http://anond.hatelabo.jp/20151121180623
360編その一
http://anond.hatelabo.jp/20151122140550
360編その二
http://anond.hatelabo.jp/20151122140749
XBLA編
まだ書いてます。
One編
http://anond.hatelabo.jp/20151122170745
シリーズ展開は特にされていないが、現在も全国大会や世界選手権や宇宙大会が開かれるぐらいXboxユーザーに愛されているゲーム、業界向けにアナログゲーム版が作られていたらしい。
開発会社のゲームパブリックはSCEとの蜜月の日々も長く続かず、社員を社長の岡本吉起一人のみ残して実質閉鎖、したかと思われたがなんとiOS/Androidゲームモンスターストライクが空前絶後の大ヒット、アニメ化まで成し遂げた、人生どこに逆転の目があるかはわからない。
ちなみに、エブリパーティの作中に登場する「ちからっ子」はキャラデザのさくらもものこの漫画神のちからっ子新聞に登場するキャラクタたちである。
FPS。
シリーズは二作あり、前作のパーフェクトダークが64、XBLA、One(レアリプレイ収録)でリリースされ、今作のパーフェクトダークゼロは360、One(レアリプレイ収録)でリリースされている。
開発会社のレア社が任天堂のセカンド時代に開発したゲームの続編で、任天堂のセカンドゲームの続編が非任天堂ハードでリリースされるのは非常に稀。
レア社自体の紹介は、旧箱編のグーニーズやコンカーの項目を参照。
ちなみに、どうも日本吹き替えの権利でもめているらしく、レアリプレイの発売時点では英語版の同作しか遊べなかった。(360互換機能を使える現在では日本語版も遊べる)
おそらくヒロインのジョアンナを演じた釈由美子が関係しているらしい、結婚した実業家が平井一夫だったのだろうか?
1、2は旧箱で、3、4は360でリリースされている。
開発会社のBizarre Creationsは閉鎖されている。
旧箱から360へ移行できた数少ないシリーズの一つだが、360からOneへは移行できなかった。
だが、根強いファンがいることもまた事実なので、いつか復活してもらいたいものだ。
シリーズ展開は特にされていないが、レアリプレイに収録されてたのでOneでも遊べる、が360互換機能を使っているので既に購入している人ならレアリプレイを買わなくてもOneでレアリプレイと同様のものを遊べるようになった。
開発会社のレア社は散々紹介してきたので省略。
シリーズは、1はマイクロソフトから360で、2はコナミから360で、傍流のオンラインはWindowsでリリースされており、オンラインは2012年にサービス終了している。
開発会社のキューエンタテインメントは、設立者にして看板タイトルのルミナスなどを開発した水口哲也の退社以後はオンラインゲームの運営に注力しているようで、コンシュマーからは遠ざかっている。
もう一つの開発会社であるファンタグラムは、キングダムアンダーファイヤの2をXboxではなくPS4でリリースすることを発表しており、Xboxからは離れてしまっている。
シリーズは、1は旧箱から、2は360、3はD3パブリッシャーになりマルチタイトル、4は2Kがパブリッシャーになりマルチタイトルになっている。
開発会社のPAM Developmentは閉鎖されている。
もう一つの開発会社であるIndie Builtも閉鎖されている。
だが、開発会社が変わってシリーズ自体は存続しており、5のオフィシャルトレーラーがYoutubeにアップされている。
というのが、2013年の話、それ以後展開がないため、やっぱり終わってしまったのかなあ。
マイクロソフトから離れて行ったシリーズとはいえ、シリーズ自体が終焉を迎えるのは寂しいですね。
卓球ゲーム。
シリーズは、今作がWii版に移植されている。
開発会社のロックスターは言わずもがなの現在のゲーム業界を代表するシリーズ「GTA」を開発しており、元気どころかゲーム業界全体を引っ張っている。
RPG。
シリーズは、続編のプラスと、その続編の異界の巨獣がDS、世界観は違うものの漫画版やアニメ版などもあり、マイクロソフト発のシリーズとしてはHalo並みに展開しており、日本では一番知名度があるシリーズではないだろうか。
開発会社のミストウォーカーは、iOS/Androidゲームのテラバトルで一山あてて、そのテラバトルでコンシュマーに帰ってくることが約束されている、テラバトルはコラボも精力的に行っているため、このブルードラゴンもコラボされないか? とファンの間では噂されている。
もう一つの開発会社のアートゥーンは色々(旧箱編のブリンクスの項目を参照)あったのちに、主要スタッフがアーゼストとして独立し、上記のテラバトルの開発に関わっている。
それにしても改めて考えると、続編がDS、さらに主要スタッフが任天堂のセカンドとしてラストストーリーを開発、と何とも言えない。
箱庭育成ゲーム。
シリーズは、1、2、傍流のパーティがすべて360でリリースされている。
開発会社のレア社は、360のアバターシステムを作っており、それが何とOneでも使われており、ゲームタイトルのような表にでない部分でもマイクロソフトを支えている。
任天堂のMii、マイクロソフトのアバター、SCEのアイコンと、三者三様のプレイヤーを意味する要素を並べると、色々と方向性がわかる。
TPS。
シリーズは、1、2、3、傍流のジャッジメントが360で、1のリメイクがOneでリリースされ、最新作の4がOneで発売を予定している。
開発会社のEpic Gamesはジャッジメントの開発後、本シリーズのIPをマイクロソフトに渡してギアーズの開発からは手を引いており、現在はかの有名なUnreal Engineの開発を続けている。
Oneでリメイク版が発売されているが、なんと日本では未発売。
Xboxを代表するシリーズをこの扱いなのは、温厚な日本のXboxファンも納得がいかなかったらしく、署名活動が行われている。
この件に関して、日本マイクロソフトやる気ねえ、と怒るのはごもっともなんだけど、パワースターゴルフの未翻訳、プロジェクトスパークの無料化アップデートで日本語がなくなる、レアリプレイが未翻訳、MaxもKalimbaも未翻訳、激しいアクションのサンセットオーバードライブが字幕で吹き替え無しと、ここ最近の日本マイクロソフトの余裕の無さは翻訳からも伝わってきているのでそりゃあ、翻訳だけじゃなくてゲームグラフィックを弄る必要があるかもしれないギアーズは無理だよなあ、と納得してしまう自分もいる。
TPS。
シリーズは、1、2が360でリリースされ、最新作の3がOneで発売を予定している。
開発会社のRealtime WorldsはオンラインゲームAPB: All Points Bulletinを開発していたが、上手く行かなかったようでわずか三ヶ月で終了し、スタジオも閉鎖されている。
最新作の3は無限のクラウドパワーを使ってビルの崩壊を演算するという、なんだかよくわからないけど凄いことをやっており非常に期待されているが、日本のXboxファンはそもそも日本でちゃんと発売されるのか? というゲームをプレイする以前のところでやきもきしている。
シリーズは、1が旧箱、2、3、4、傍流のホライゾンが360、5、6、傍流のホライゾン2がOneでリリースされている。
開発会社のTurn 10 StudiosはForza6をリリースしたばかりである。
いつの間にやら、ライバル会社SCEのグランツーリスモシリーズのナンバリングを追い抜いている。
あちらが遅いのか、こちらが早いのかはともかく、Xboxも年を重ねて、シリーズとしての重みみたいなものが生まれ始めているのかも。
FPS。
シリーズは、元々はTRPGのシリーズであり、その電子ゲーム版である。
開発会社は、そのTRPGも作っているFASA Studioで、マイクロソフトはその会社のメックシリーズもゲー化している。
しかし、2007年に閉鎖され主要スタッフがSmith & Tinkerとして独立し、メック、シャドウラン、クリムゾンスカイのライセンスを受け続編が作られるか? と思われたが2012年に独立したスタジオも閉鎖されている。
ちなみに、WindowsVistaとのクロスプラットフォームが売りだったが、Vista版のユーザーは非常に少なかった。
FPS。
シリーズは、1と2が旧箱、3と4が360、5がOneでリリースされた。(非ナンバリングタイトルも多数ある)
開発会社のBungieは現在もFPSゲームのDestinyの開発を続けており、マイクロソフト傘下から脱したあとも成功を重ねているようだ。
本作はXboxを代表するシリーズの第一部完結編で、キャンペーンシナリオは非常に評価が高い。
筆者も「なぜXboxが好きなのか?」と聞かれたら、「このシリーズが遊べるのはXboxだけだから」と答える程度に好きなゲームです。
1、2は旧箱で、3、4は360でリリースされている。
開発会社のBizarre Creationsは閉鎖されている。
詳しくは、3の項目や、旧箱編の1と2の項目を参照してほしい。
RPG。
シリーズは特に展開されていないが、本作中でも読める1000年の夢というサウンドノベルの小説版が出版されており、本作に収録されていない夢も収録されている。
開発会社のミストウォーカーの詳細はブルードラゴンの項目を参照して欲しい。
もう一つの開発会社のフィールプラスはAQに吸収後、マーベラスにも吸収され、閉鎖されている。
吹き替えの丁寧さに定評のある日本マイクロソフトであるが、本作の吹き替えは酷評されている。
特にひどいのが主人公の孫の双子、クックとマックの声優、双子タレントFLIP-FLAPのYUKOとAIKOだろう、ぼそぼそとした喋り方で何を言っているのかさっぱりわからない、旦那のウルトラマンガイアはマグマ星人は倒せても演技指導はできなかったのだろう、その気やる気気合い十分と歌っていた癖に、演技はなんとも言えない。
しかし、ヤンセン役の豊原功補はかなりのハマり役だったので、英語音声でプレイしたくなる気持ちは我慢してほしい。
シリーズは、1、2、傍流である本作含め、すべて360でリリースされている。
開発会社のKrome Studiosは、日本での存在感は全くないものの、TY the Tasmanian Tigerというシリーズを抱えており、今年その4をリリースしている、スチームの情報によると日本語字幕もあるらしいので遊んでみるのも良いかもしれない。
シリーズは、元祖のA War of HeroesがWindowsでリリースされ
開発会社のBluesideは何度も書いたが、2をXboxでリリースせず、WindowsとPS4に絞っている。
まあ、こうして振り返って行くと、閉鎖したりシリーズが存続していないゲームがほとんどのXboxのゲームシリーズの中で、Xboxでリリースされないとはいえ、まだ生きているというだけで喜ぶべきなのかもしれない。
RTS。
シリーズは、1が360(海外ではPS3も)、2が360、PS3だが日本未発売。
日本では日本マイクロソフトが販売だが、海外では別の会社が販売を担当しているためマルチ展開されている。
開発会社のTriumph StudiosはAge of Wonders IIIをWindows向けに2014年リリースしているため、現在も活動を続けている。
シリーズ展開はされていない。
Halo、Gearsに続く第三の矢として注目されていたが、評価も商業的にも振るわず消えて行った。
箱庭育成ゲーム。
シリーズは、1、2、傍流である本作含め、すべて360でリリースされている。
開発会社のレア社の紹介は同1などを参照してほしい。
乗り物組み立てアクションゲーム。
シリーズは、1、2が64とXBLAでリリースされ、レアリプレイにも収録されているためOneでも遊べる。
また傍流としては、グランティの復讐とパイロットがGBAからリリースされているが、日本未発売。
元々バンジョーは64のディディーコングレーシングに登場したキャラクタである。
ちなみに、ソニックレーシングの360版にも登場しているが、日本未発売。
開発会社のレア社は散々説明してきたので省略。
1は旧箱で、2、3、1のリメイク、傍流のJourneyは360、最新作のレジェンドはOneでリリースされる予定。
開発会社のライオンヘッドスタジオは、現在もFableシリーズのレジェンドを開発している。
Xboxを代表するシリーズの一つで、本シリーズの魅力は、自由度が高く色々な振る舞いができる箱庭と、善悪の選択が重要なシナリオだと思っているので、基本無料で非対称対戦ゲームのレジェンドがどうなるのか不安である。
RTS。
シリーズは、元々はHaloシリーズであり5までリリースされているが、傍流である本作もシリーズ化しており、1は360で、2はOneでの発売が予定されている。
開発会社のアンサンブルスタジオはエイジオブエンパイアシリーズでXbox以前のマイクロソフトのゲーム部門を支えてきた名門、であるが現在は閉鎖されている。
しかし、主流スタッフがBoss Fight Entertainmentとして独立して、現在はiOSゲームの開発をしているらしい。
ちなみに、2016年発売予定の2はCreative Assemblyが開発を担当している、日本では聞き慣れない会社だが、Total WarというWindowsゲームを昔からリリースしており、実績は十分あるようだ。
シリーズ展開はされていない。
開発会社のZoë Modeは現在もOne向けにパワースターゴルフをリリースしたり、ズンバシリーズをリリースしたりと、元気な様子だ。
キネクト前夜のXbox LIVEビジョン対応唯一のパッケージ専用ソフトである。
TPSRPG。
シリーズは、1は360、2は360とPS3、3は360とPS3とWiiUでリリースされており、最新作のAndromedaがOneとPS4でリリース予定。
(PS3版のマスエフェクト1は日本未発売)
2まではマイクロソフト販売で、3からはEA。(海外では2からEA)
開発会社のバイオウェアは、ドラゴンエイジシリーズや、上記のマスエフェクトAndromedaなどを精力的に開発、リリースしており、RPGジャンルではゲーム業界全体を代表する開発会社にまで成長したと言っても大げさではない。
TPS。
シリーズは、1、2、3、傍流のジャッジメントが360で、1のリメイクがOneでリリースされ、最新作の4がOneで発売を予定している。
開発会社のEpic Gamesについては、同1の項目を参照して欲しい。
オンライン対戦が日本国内限定だったため、海外版を買ったユーザーも多くいたとか。
FPS。
シリーズは、本流やWarsについてはそれぞれの項目を参照して欲しい。
開発会社のBungieは、マイクロソフト傘下から脱したあとも現在もゲーム開発を続けている。
ちなみに、Oneで発売されている、HaloTMCCのDLCで本作も配信されているため、360互換はまだ未対応だが、Oneでも遊ぶことができる。
シリーズは、1が旧箱、2、3、4、傍流のホライゾンが360、5、6、傍流のホライゾン2がOneでリリースされている。
開発会社のTurn 10 StudiosはForza6をリリースしたばかりである。
詳しくは、同2を参照してほしい。
FPSRPG。
シリーズは、1、2、傍流のプリシークエルが360とPS3でリリースされており、2とプリシークエルを収録したダブルデラックスがOneとPS4でリリースされている。
日本では1はマイクロソフト、2以降は2Kがパブリッシャーをしている。
開発会社のGearbox Softwareは、現在も本シリーズやHomeworldシリーズなどの開発を続けているが、最近はリメイク中心のようだ。
シリーズは、傍流のAmerican NightmareがXBLAでリリースされている。
開発会社のRemedy Entertainmentは現在もOne向けにQuantum Breakを開発している。
ちなみにQuantum Breakは無事に日本でも発売されるらしい。
ローカライズがどうなるのか不安ではあるが、発売されるだけで嬉しい。
パズルゲームの詰め合わせ。
Bejeweledは1がWindowsとOSXと旧箱と携帯アプリなどで、2がXBLAと日本未発売ながらPS3で、3がWindowsとOSXで、傍流のTwistがDSiで、それぞれリリースされている。
Zumaは1にあたるZumaがXBLAとWindowsとOSXで、続編のZuma's Revenge!がXBLAとWindowsとOSXとDSでリリースされている。
Feeding Frenzyは、1がXBLAとWindowsとOSXで、2がXBLAとPS3とWindowsでリリースされている。
Astropopは、特にシリーズ展開はされていない。
Peggleは1がXBLAとiOSとブラウザゲーで、2がXBLAとOneとPS4で、リリースされている。
Heavy Weaponは特にシリーズ展開はされていない。
開発会社のPopCap GamesはEAに買収され、プラントバーサスゾンビがTPSとして生まれ変わるなどEAとは良い関係を築けているようだ。
TPS。
シリーズは、1、2が360でリリースされ、最新作の3がOneで発売を予定している。
開発会社のRuffian Gamesは、キネクトゲーの開発を補佐した後、HollowpointというゲームをPS4にリリースしているが、日本未発売のため詳細はわからない。
洋ゲーに詳しい人教えて!
FPS。
シリーズは、1と2が旧箱、3と4が360、5がOneでリリースされた。(非ナンバリングタイトルも多数ある)
開発会社のBungieは本作のリリース後、マイクロソフトの傘下を抜けて、Haloの権利を手放して、新しい道を選ぶことになる。
そのBungieの置き土産である本作、Reachは名作として高く評価されており、Haloの評価をさらに上げることとなった。
ラストミッション、ロンリーウルフはゲーム史に残る最高のエンディングだった。
1は旧箱で、2、3、1のリメイク、傍流のJourneyは360、最新作のレジェンドはOneでリリースされる予定。
開発会社のライオンヘッドスタジオについては同2や旧箱編の1を参照してほしい。
TPSRPG。
シリーズは、1は360、2は360とPS3、3は360とPS3とWiiUでリリースされており、最新作のAndromedaがOneとPS4でリリース予定。
(PS3版のマスエフェクト1は日本未発売)
2まではマイクロソフト販売で、3からはEA。(海外では2からEA)
開発会社のバイオウェアについては、同1の項目を参照してほしい。
後編に続く。
やっとiOS版のFate/Grand Order(以下Fate/GO)がリリースされたので、プレイしてみた感想。
最初に言っておくならば自分は年季の入った型月厨であり、このゲームのリリースも大変楽しみにしていた。
けれど蓋を開けてみれば、先にプレイできていたAndroidユーザーの感想通りちょっと酷い。
別にネガティブ・キャンペーンをしたい訳ではないから、とりあえず先に良い点をあげてみようと思う。
良い点
1.シナリオが良い
2.レアリティの高い(★4以上)のカードのイラストはどれも美しい
1は原作のシナリオライターが手がけているのもあって、文句なしに面白い。
2に関してはイラストの担当はそれぞれによって違うものの、これもまた原作のイラストレーターが仕上げていると思われるものが多く、原作好きとしては嬉しい。
それから、、、うーん。頑張って考えてみたが、良い点は他に思い当たらない。
次に悪い点。
前々から聞いてはいたけど、いや、本当にこれね、ストレス溜まるんですよ。
じゃあ具体的にどんな感じなの?って聞かれると、そうね、雑魚戦でも普通に5分以上掛かる。進むにつれて敵のHP(体力)があがるのでもっと掛かるようになる。
これには原因が5つあって、
a.戦闘モーションがいちいち発生し、高速化することも省略することも出来ない。
戦闘時には3Dになったキャラが動くのだが、これがまたコマンドを選ぶといちいち敵の元へ走る→ちまちま攻撃する→元の位置に帰ってくる、
これを最高で3キャラ分繰り返す。
要は1ターンに掛かる時間が既に長い。
これは説明が難しいんだけど、要はキャラクターは特別なスキルを使う・通常攻撃コマンドを選ぶの二通りあって、
現状未実装な機能かと思ったらプロデューサーによれば戦闘に臨場感を出すためらしい。
確かにやり直しが効かないってのは臨場感・緊迫感あるかもしれないけど、昔を思い出して欲しい。
FFやドラクエでボスに挑む時、一つのコマンドを選ぶだけで手に汗握ったことはないだろうか。
要はこんな制限はなくても敵が強ければ臨場感も緊迫感も生まれるし、現時点で十分に敵も強い。
正直なにかしら実装できない言い訳なんじゃないかすらとも思う。
これは昔からよくあるシステム通り、操作するキャラクターのレベルを上げることが出来るんだけど、これがまた大変上げるのが難しい仕様になっている。
まず、戦闘しただけじゃキャラに経験値は入らない=レベルを上げられない。
じゃあどう上げるのかというと、キャラのレベルを上げるには専用の育成アイテムがあり、それを用意する必要がある。
レベル上げアイテムをドロップする専用クエストに行く必要があるのだが、そのクエストに行くには高額なAPが必要になる。
*AP=ソシャゲでよくある時間で回復するポイント。このポイントを消費することでクエストに挑戦できる。
これに打ち勝つにはレベル上げをするか、強いキャラを手に入れる必要がある。
もしくは相性の良いキャラを持っていくか。
こればっかりは本当に出ない。出なすぎ。
いわゆる10連(3000円)で★4以上一つ確定というキャンペーンをやっているものの、
出てくるのはキャラではなく、キャラの性能をあげることが出来る概念装備というものばかり…。
★3のキャラが出ることはあるが、★4以上のキャラにはもう10回ぐらい回したけどお目に掛かったことがない。本当に実在するのかレベル。
★4以上の強い装備を手に入れたって装備するキャラがいなければどうしようもないのである。故に戦力は本当に上がりにくい。
前述の通り、APというポイントを消費することでクエストに挑戦できるのだが、これの回復が他のソシャゲと比べても格段に遅い部類。
10分に1P回復。クエストに必要なポイントは進行具合によって変わってくるが、
先ほどのキャラ強化に必要なポイントは初級で10、中級で20、上級はなんと40。
現時点で最もよくプレイされてそうな中級ですら20=20*10分、およそ1時間半に1回しかプレイ出来ない。上級にいたってはその倍だから3時間に1回。
これに合わせて通常のクエストもプレイしたいのならもっとプレイする機会は少なくなる。
これも前述のとおり。
本っっっ当に出ない。全くもって出ない。ソシャゲにおいて一番の魅力はキャラなのに絞りすぎだよね。
ましてやリリース直後なんて、ウマウマさせて顧客をつかむものだと思うんだけど、全然その気配なし。
こんな言い方はしたくないけど、キャラによっては明らかにイラストのクオリティが低くて、なんとなく開発費足りてないんだろうなと感じてしまった。
広告費にお金使いすぎたんじゃないかな。無駄にアニメ多かったし。
せめて★1~3キャラでもイラストや魅力が良ければ踏ん張れるんだけどね。
まとめ
現状じゃ時間もお金も掛かりすぎて、プレイする気が起きないです。小説版、お待ちしております。
まず結論から言うとだ、良い作品もある、が、クソが多いから「止めてくれ」って反射的に叫ぶんだよ。
判るか?
例えばオマエがゴリゴリの童貞で秋月電子にパーツセットを買いに行く時にだ、
Bの可能性も確かにゼロではない。
僕これから25個セット買うから10個お譲りしますよ、と発展する可能性も、存在までは否定出来ない。
だがな、常識で考えた場合、即座にお断りするのが一番正しいんだよ。
ソコ!2時間拘束されても女性と5分話せたんだからお得とか言うな。
結論から言ったら短くなったので、折角だから(罵倒されること前提で)オススメ実写化作品を上げておこう。
なお、自称から判る通り嫌な予感がした地雷は自分から踏みに行くタイプだ。売上に貢献しちまってスマンな。
あ、日本原作限定な。ハリポタとか300とかバットマンとか手に負えなくなるから。
実相寺昭雄監督も凄いんだけど、やっぱ加藤役の嶋田久作だよな。
今見るにはツライところがあるとか、嶋田さん別に美男子では無いよなとか、どうでも良くなるレベル。
(古橋秀之のブラックロッドを実写化するなら、ゼン・ランドーは嶋田久作以外だとブーイングだろう)
クドカンが脚本書いて、松本大洋本人もワリと協力してるので、普通に「漫画未読」も「漫画読者」も楽しめるようになってる。
カメオ出演も多いし、全体的に小奇麗にまとまってる。
一番のポイントは、この映画、石野卓球が音楽提供してんだよ。卓球の漫画だしな。
原作のギャグっぽいところがキチンと表現されているところも高得点。
まあ映画版は、邦画らしく脚本がグダグダでダレる部分も多いので、好きな俳優が居ないとツライかもしれん。
漫画読者なら楽しめる。未読者もまあまあ良いんじゃないかな?
KISSメンバー、ジーン・シモンズの懐の深さを堪能する映画でもある。
でもガチなヘヴィメタ好きと観に行くと喧嘩になるので、そいつとはアンヴィルでも観とけ。
ああ、あの絵柄がこうなるのかあという感慨はあるものの、まあ漫画読者も満足できなくはない。
(個人的には、もっとこう、ジメッとした感じなんだけど、まあソコはソレ)
相棒役に松田龍平おいてあんな探偵役なんて大泉洋じゃなきゃ出来ねえよ、あの人マジ緊張しねえな。
個人的には1の方が好き。全般的にノスタルジックで無い昭和感というのは貴重だと思う。
でもまあ、納得できるというか、まあアレはアレで有りだよな、という。
ほとんど松重さんの人徳に寄るところが多いドラマ。映画化は無いだろな。
まあ原作派からすると、全然違うじゃ無えかと思うものの、ハリウッド凄えな、という作品。
ループものをアレだけテンポ良く判りやすく面白く描くのは層の厚みが違うんだろうな。
なんだかんだ言ってトム・クルーズやっぱカッコイイし凄え役者だよ。
ヤッターマン1号に櫻井翔、ドロンジョ様に深田恭子、極め付きはトンズラーにケンコバとド直球の地雷配役でアリエナイ傑作。
ただこれ、原作アニメのヌルイギャグ、ユルイお色気、要らないだろソレっていうスベリ方と、
ほぼパーフェクトなアニメの実写化なので、アニメ知らない若者には相当ツライと思う。
開幕5分で劇場のソコココのカップルから漂う「なんだこれ……」という空気は今思い出しても笑える。
アニメの実写化としてはこれ以上無い完璧な作品だと今でも思う。マフラーだけは無念。
そういや、誰もが判るカメオ出演って珍しいかも。
なんかタカラヅカだと定番化しててソコソコ人気になってて面白そうなんだが未見。
ソコのあの真宵ちゃんのピアノシーンとかナンダヨ!という原作派、まあ待て。
一回ちょっと目を閉じて思い描いて欲しい。
これ、ゲームの初回特典DVDとして付いてきた実写版だったとしたらどうだ?
ほら、震えるくらいの超豪華特典だろ?信じられないレベルの実写化だろ?
原作ヘッドギアの「メディアミックス前提の、アニメ版と漫画版が独立して存在する」珍しい作品。
先行したゆうきまさみの漫画版を原作扱いすることも多いけど、やっぱ違うんだよね。
特に横手美智子の小説版は忘れられてることが多いけど、作品世界に多大な影響を与えてる。
漫画、OVA、アニメ、小説、映画、全部こみこみでパトレイバー。
と、いう面から見ると、実物大のイングラムがデッキアップされただけでも価値はあったと思う。
カーシャがネズミ苦手とか、お武さんの怪談嫌いを彷彿とさせる細かいネタも沢山あったと思うが……
というか、この実写版は流石にどの過去作品にも触れたことが無い人は観てないんじゃないかな?
原田知世版(1983)、中本奈奈版(1997)、細田守版(2006)、仲里依紗版(2010)と4作品ともイイヨ。
特に、筒井センセイも納得の細田守アニメ版「時をかける少女」の主人公の声あててた仲里依紗のやってる2010年版は、細田守版の影響が尾を引きすぎて隠れてしまった不遇の名作。
ワリと細田版時かけの実写版と言って良いんじゃないかなあ……ダメかなあ……
多すぎて割愛。
というか、このカテゴリーに入る作品を「実写化で成功した作品」扱いするのが全ての元凶な気がする。
DEATH NOTEとかさ、テルマエ・ロマエとかさ。
いや、良いんだよ。
でも、アレは実写化として原作ファンが納得する出来なのかっていうと、どうだ?
(他にもスピード・レーサーはワリと酷評されるが作品単品では面白いと思うよ?でもマッハGoGoGoの実写化かあれ)
探せば「原作ファンが喜ぶ実写化」も無くは無いが、ホトンド無えんだよ。
富野教信者じゃないけど、さすらいのコンテマン時代の作品群を見ながら育って
すっかり富野思考に染まったファーストガンダムリアルタイム視聴世代としては、
ダイターン3の続編かスピンオフの映像化をやってくれないかなあと。
(もちろん小説版の破嵐万丈シリーズは全部読んでいますけど、あれはまあ別ものだし。)
お禿様のレコンギスタはどうなるんですかねえ。
「ガンダムUC」の最終話ついてちょっと書きたい(ネタバレあり)。
最初に立場を明らかにしておくと、増田は、典型的な富野信者であって、ガンダムプロレスにはあんまり興味がもてない人間だ。バイアラン・カスタムとかシュツルム・ガルスのトコとか、こんな意味ねーシーン全部削って、会話に尺まわせよと怒っていた。そーいう面倒くさいやつが書いたもんだという前提で読んで欲しい。それと後半は電波。富野信者なので。
で、この「ガンダムUC」、MSチャンバラについては絶賛されているが、ストーリーの方は賛否両論がある。だが私は批判することに意味があるのかと当惑している。こーいうのは、主張者が主張した内容をマジに信じている、という前提がなければ、なりたたない。私は、そこが信じられないのだ。
「UC」最終話を劇場で見て愕然とした。「送り手はこの物語のメッセージをまるっきり信じていないのではないか」と衝撃を受けた。この作品に対して、茶番だの陳腐だの説得力がないだのただの二次創作だなどと言うのはいいが、それを一番、自覚しているのは送り手自身なのではないか、という疑念をぬぐえずに今に至っている。
どういうことか。
「ガンダムUC」というのは「ラプラスの箱」という秘密を廻る物語だ。
これはほとんどマクガフィンに近く、中身は実はどうでもいい。とにかくこいつが連邦の中枢により隠蔽されたことで、宇宙世紀の歴史(とニュータイプ思想)は歪み、1stガンダムから「逆襲のシャア」まで続く戦乱の歴史が巻き起こることとなった。しかし歪んでいようが何であろうが、百年続けば、それは秩序の一部となってしまっている。
既存の秩序の維持するため、「箱」を隠蔽するか? 混乱を呼ぶとしても、「箱」を公開するか?
少年たちは後者を選ぶ。たとえ波乱の未来を到来させるとしても、「不正義による秩序」より、勇気を持って「正義による未来」を選ぶ。物語が描くべき正しい選択、正しい若者のあり方だと思う。
かくして宇宙世紀は箱の呪縛から解放される。人の革新=ニュータイプ思想のもと連邦とジオンの戦いが形を変えて繰り返される不毛な連鎖から解き放たれる。これはもちろん、終わることを許されず、次々と続編を創ることを余儀なくされたガンダム産業の比喩でもあり、だからこそガノタの胸に響く。
もちろん、我々ガノタは、その選択の先に待つ「F91」や「V」の時代が、必ずしも希望に満ちた未来でないことを知っている。だが、そうだとしても、「これまでと同じことをひたすら繰り返すだけ」より「失敗覚悟で新しい世界を創る」ことを選択した若者たちの決断は、とても尊いものとして描かれる。
それを見届けて、シャアもアムロもようやく成仏する。一年戦争の呪いから宇宙世紀が解き放たれた瞬間である。
富野信者が、勝手なことしやがってと怒るのはわかるが、しかし、ともかく、それがこの映像が発したメッセージなのだ。
だが、恐ろしいことに、劇場で上映されたこの作品は、実に4年間、7巻かけて書いた結末を、直後にみずから全否定するのだ。スタッフロールが終わり、何が始まるか。
突然に、1stガンダムのリメイク、「機動戦士ガンダムORIGN I」の予告が始まるのである。
http://www.gundam-the-origin.net/
「一年戦争の時代」からの解放をテーマにした物語のラストで、唐突に「一年戦争」がリメイクされますよーと嬉々として宣言されるのである。よーやく成仏できたシャアは30分待たずに現世に呼び戻される。この予告編は意図的に、映画「機動戦士ガンダムⅠ」の予告に似せて作ってある分、余計ループ感は強い。
唖然とした。個人的には「UC」7話はそこまで引き込まれるものではなく(イデオンネタは超大喜びしたけど)、「及第点」ぐらいの印象だったが、それでも感動を返せ、という気になった。本篇終了後即座に全否定される映画なんて聞いたことがない。一体、原作者や監督やスタッフは、どうしてこんな暴挙を認めたのか。本当にそれでいいのか。このあたりの意思決定の構図はよくわからないから、とりあえず「送り手」と一緒くたにする。ともかくこの送り手が、自分で発した「箱の解放」とか「一年戦争の呪縛の終結」とか「歪んで腐敗した旧体制から混乱覚悟で新しい時代へ」なんてメッセージをまるで信じていないし尊重する気もないことだけはあまりに明らかだ。
新しい時代なんて創るつもりはないよ。
え? じゃあ「UC」はなんだったのって? ほらわかるでしょ、本音と建て前ってやつですよ、おたくもニュータイプだったら察してくださいよ、ねぇ。ほら、キュピーン! って。
これはそういう宣言だ。
ハルトーシ少年は継承した「富野の箱」を手みやげにサンライズ財団の重鎮となり、バンダイム・エレクトロニクスのガンプラを売る人になりました……それが4年かけた「ガンダムUC」の結果です、と言っているのだ。おかしいですよ晴敏さん! そんなの富野信者の晴敏さんの言うことじゃないですよ!
そんなわけで「UC」の内容についてまともに批判することの意味を私は見失った。だって送り手が、自分の語った物語を信じてない、それどころか一番ひどい形で全否定を行ってしまっているのだ。今更何を言っても単なる死体蹴り、いや、それどころか、そのような批判こそ、送り手はむしろ望んでいるのだとさえ思えてくる。
つまりこういうことだ。
メチャクチャ単純化すれば「UC」での賛否両論というのは、ガンプラオタクと富野信者の対決である。前者はとりあえずMSVが一杯出てくれば喜ぶし、後者は富野神の書いた聖典に他の誰かが一筆書き入れることなど許さぬと批判する。ガンプラオタク濃度が濃いヤツは「UC」肯定するし、富野信者濃度が濃ければ「UC」否定という話だ(繰り返すが、メチャクチャに単純化すれば、である)。
だが、両者は本当に対立しているのか? 前者の主張は「ニュータイプ思想とかどうでもいいから新しいMSV一杯出せ」であり、後者の主張は「下銭な二次創作者如きが富野神のニュータイプ思想(宇宙世紀史でもいいが)に手を触れることなど一切まかり成らん」である。
この両者は必然的に「永遠に一年戦争の外伝だのリメイクだのを作り続ける」という結論に帰結するしかない。前者は積極的に、後者は消極的にそれを肯定する。そして送り手もまた、それこそを望んでいるのはすでに見たとおりだ。
そうしてガンプラオタクは送り手の造ったMSVのプラモを買い続る。富野信者は彼らを嘲笑うことで「自分こそ富野神の思想を守り続ける孤高のニュータイプ」という立場を確保できる。
しかし、私は富野信者として、そこに安穏とすることはできぬ。そんなことをすれば脳内カミーユ・ビダンが「あなたはいつも傍観者で、人を弄ぶだけの人ではないですか!」とスイカバー突撃をかけてくるからである。散っていたお禿様の髪に顔向けできぬからである。富野信者であるということは、富野を聖典とすることではなく、富野のように生きることだと信じているからである(だから、今度の「Gレコ」だけが本当のガンダムなんですよ、という立場にも私は立つことができぬ)。
(大人しくガンダムを卒業すればよいのはわかっている。それができれば苦労はしないのだ!)
ガンダムはロボットアニメでありサブカルチャーである。ガンダムはビジネスとの兼ね合いの中でしか生まれこないし、それこそがガンダムの強さ、ガンダムの同時代性の源であることは、絶対に否定できない(ガンプラ売りに徹した「ガンダム」は嫌だが、押井守映画のような文学モドキの「ガンダム」なぞもっともっと嫌だ)。
だからハルトーシ少年だって、私が↑で書いたことは百も承知かもしれない。きっと彼は叫ぶだろう。
「やりました、やったんですよ、必死に! その結果がこれなんですよ! 映画の「ローレライ」(と「戦国自衛隊」と「亡国のイージス」)がコケて、右傾エンタメ作家の席は百田尚樹に奪われて、今はこうして富野の二次創作を書いてる! これ以上、何をどうしろって言うんです! 何と戦えって言うんですか!」(註1)
私は、彼に答えるべき言葉を持たない。こんな時は、富野神に還るしかない。神は言っている。
"Century color Million color" ――せいきの色はまんこの色であると。
違う。
ターンAターン、だと。∀だと。全肯定であると。
送り手が自分のメッセージを一切信じていないなら、それを批判して何の意味があるだろう。逆だ。有効なのは、相手が信じていないメッセージを、こっちが文字通りに全肯定してやることだ。つまり∀UCだ。
バナージが何も考えずに箱を開けた、その蛮勇を評価するように、富野のニュータイプ思想を継ぎ、「逆シャア」の先を書こうとした覚悟は評価する。
駄作も愚作も一杯出来るのを承知で、宇宙世紀のその先が語られるのを心から望む。
できるかぎり応援する。
それしか、ガンダムに対し、緊張感を持って向きあう=富野的である方法は、ないような気がするのである。
むろん、それは、終わりのないディフェンスである。
ガンプラオタクからはそっぽを向かれ、富野信者の罵倒に耐えねばならぬ。
しかし、それでも、えんえん一年戦争をリメイクし外伝を造り続けるよりマシだと信じる。
その向こう側に何もなくても――いや、しかも脳波コントロールできてしかも手足を使わずにコントロールできるマシンにセシリーが触手レイプされ、バイク戦艦が街々を踏みつぶし、カテジナさんがオデロもシュラク隊も鏖にして、月光蝶でみんな灰になったあと、全人類が無限力に溶け合って何もかもが因果地平の彼方にスペースラナウェイする哀しみが待っていたとしても――、かまわないのである。
STAND UP TO THE VICTORY!
註1:いや、もちろん田母神俊雄と戦ってくれればよい。ついでに百田も撃てばよい。実は「ガンダムUC」の小説版には、田母神論文事件を露骨に批判した箇所が存在する。詳しくはこちら → http://kaito2198.blog43.fc2.com/blog-entry-388.html。小説版が出た頃には、ただの右のヤバイ人だった彼が、若者の支持を受ける保守系政治家候補となってしまった現在こそ、福井の田母神批判はアクチュアリティを増している。
スーパーロボット大戦OEで、なんと漫画版の名台詞がボイス付きで流れるというサプライズがありました。
「少しづつ動きを覚えさせて…」「ここまで鍛え上げたんだ…」
「あんたが気まぐれで遊ぶ玩具とはなあ…」「違うんだぁ!!」
この野明の台詞は、
押井版野明の「レイバーが好きなだけの自分に甘えていたくない」(だから、レイバーのテストパイロットを辞めて、正義のために戦う)
レイバーが好きで、レイバーのために働く自分へのプライドを感じさせる名シーンだと思います。
このように、ゆうきまさみと押井守は同じ題材、同じキャラクターを扱いながらも、まったく違った切り方を見せていると思います。
その際たるものが「警察官」という職に対する価値観だと思います。
「まともでない役人には2種類の人間しかいないんだ。悪党か正義の味方だ」
このように述べています。
このまともでない役人とは、自分たちのことでもあり、劇場2の敵のことでもあります。
また、劇場1、劇場2共に、特車二課は上の了承をえず、独断専行で悪に対して殴り込みを行っています。
という点を踏まえたうえで、ゆうきまさみ版の後藤隊長はどう語っているのでしょう。
「警察ってのはカゼ薬みたいなもんでな、症状が出てから使われるのがほとんどだ。」
「熱が出れば解熱剤を、せきにはせき止めを投与するように、
「おれたちも症状に合わせて投入される。
与えられた仕事をたんたんとこなしているうちになんとか社会が状態を取り戻す。
それが警察のあるべき姿なのさ。
わかるか泉? おれたちの仕事は本質的にはいつも手おくれなんだ。
こいつは覚悟がいるぞ。」
(中略)
手遅れにならないよう、先回りをする押井版に対して、
ゆうき版は本質的に手遅れであることを自覚し、それを受け止めたうえで、風邪薬には風邪薬のプライドがあると、自分の仕事に強い意識をもっています。
ゆうきまさみは「仕事をする一社会人としての警察官」を描いており、
押井守は「一社会人を超越した正義の味方としての警察官」を描いているといえるでしょう。
この、一社会人としての警察官という題材は、後の鉄腕バーディーにも引き継がれていく、ゆうきまさみの大きなテーマとなっていきます。
追記
>aukusoe 押井守の超越感がどこから来ているのか、ゆうきまさみの市民感がどこから来ているのか、とりみきさん漫画でわかりやすく解説してください。
スタジオぬえの話とかゆうきまさみが通ってたカフェの話とか、アオイホノオでやって欲しい題材ですね。
>otiharuk otiharuk んー押井は別に「先回りカコイイ」というニュアンスで使ってないような
格好いいというか、事実として先回りしてるわけじゃないですか。
ゆうき版は児童売買の可能性がある子供がいても、自分たちで独断専行はしなかった。
これが、押井とゆうきの後藤隊長の描き方の決定的な違いではないでしょうか?
ゆうき版の後藤隊長なら、劇2や劇1のとき独断専行したでしょうか? しないでしょ、
「みんなで幸せになろうよ」なんだから、劇2のあんなことさせるわけがない。
>横手美智子の職業選択の自由で、野明は警察官を選んでるんだよね。
>なのに、押井世界では実写版や番狂わせで野明は警察官を辞めている。
>その辺をぼかして書くあたり、押井のずるい所だよなあ。
うーん、それは大げさじゃない、TV世界と旧OVA〜劇1〜劇2〜番狂わせ〜実写の流れは違うわけだし。
>いづぶちの雪のロンドの遊馬や、横手の太田の戸惑いの午後の太田を題材にそれぞれを語って欲しいな。
ラーゼフォンしかり、出渕が主役に据えるキャラはどこか詩的な感じで、
押井版の理屈っぽい遊馬や、ゆうき版のすねた子供みたいな遊馬とも違う、一番大人な遊馬だと思う。
太田に関しては難しいな、カヌカとクマガミが関わってきてややこしい。
押井版劇2小説にたしかクマガミさんが登場してたから、あの時空にもいることはいるんだろうけど、
劇2の事件には参加してない辺り、なんかややこしそう。
>横手小説の後藤隊長は、風邪薬であることすらも諦めている女々しい印象なんだよなあ。
うわー今手元に小説版ないなあ、アニメイトに買いにいって確かめてみます。
>なるほど納得。押井版よりも、ゆうき版の方が好きな理由が判った。
ゆうきまさみは、どうにもならない社会の枠組みで悩む姿が多く描かれています。
じゃじゃ馬の主人公は馬を育てることで、自分一人で出来ることの限界を知りクライマックスを迎えます。
そりゃそうなんですよね、調教師でも騎手でもない、牧場の従業員が馬に出来ることなんて高が知れている。
そういう、己の限界がゆうきまさみではたびたび描かれる重要なテーマだと思っています。
>miruna 読んでない スパロボオタは劣等種
漫画版の名台詞がボイス付きできけるのはスパロボだけなので例に出しました。
>triggerhappysundaymorning ゆうきまさみは画風からも諦観滲み出してる気がします尿.
>kanose 押井の犯罪を先行してつぶすというのは正義の味方というよりも公安の発想なのでは。それにしてもブクマコメントへの反応はや!
でもだからといって、それを部下に半ば強制した劇2はやっぱり、正義の味方だと思います。
>frivolousman ゆうき→状況に対する「しんがり」として、労働者、サラリーマンとしての警察官。押井→組織を超越しちゃうスーパー警察官…FBI、CIA、公安の類。
そうですね、僕も同じ理解です。
いや確かに伊藤計劃は凄いし、自分もメタルギア5小説版やThe Indifference Engineまで読んでるファンだが
死んでなかったらもっと話題になってなかったと思うよ。
http://anond.hatelabo.jp/20130912120735
なんかMOTHER3の話が増田に上がってて、ふと「なんで3のパーティキャラって俺女とか義足のオッサンとか犬とかへんに奇をてらったキャラばかりにしたんだろう、1や2と同じように、最初の3人は赤い帽子の少年と金髪の女の子と眼鏡がよかったのに」なんてMOTHER3の不満だった点を思い返していたところで、「そういえば小説版のジェフって後天的な事故が原因で義足なんだったな、3のパーティ3人目のダスターと同じじゃん」と今初めて気がついた。
思えば2のジェフの「生き別れ同然の科学者のお父さんがいて、父と微妙に確執があるちょっと育ちのいい感じの少年」という設定も、1のノベライズにおいて久美沙織が造形した「小説版のロイド」の設定がそのまんまだった。
(ゲーム版のロイドの父は息子同様にゴミ箱に入った状態で話し掛けて来る職業不明の気さくな人物である一方、小説版のロイドの父は「ギーグに捕らえられて敵のロボット兵器の開発をさせられていた気難しいマッドサイエンティスト」で、ジェフの父親であるアンドーナッツ博士に非常にキャラが近い。2のノベライズのあとがきによると、あまりにもゲームのジェフの設定が1の小説版のロイドそっくりだったので「同じ子じゃ書くのつまんない」と思ったがゆえに、久美氏はジェフにとんでもないオリジナル設定(※両足の義足とその原因となった事故のトラウマ)を追加してしまったのだという)
1の小説版からゲームの2に、2の小説版からゲームの3にリンクする「3人目の仲間の共通点」を糸井氏の意図的なものと見るのはあまりに突飛すぎるかもしれないが、意図的にせよ偶然にせよ、7年ぶりに思わぬ発見を得て少しいい気分だ。元増田に深く感謝したい。
Amazonで売られている久美沙織のMOTHERのノベライズは「作者はキャラヒイキし過ぎ、女の子(アナとポーラ)がビッチ過ぎ、オリジナル要素入れ過ぎ」とそりゃもうボロクソに言われつつも随分なプレミアがついている。
彼女はもともと凄まじく悪ノリ&長文&脇道癖のある作家であり、かつて小説版ドラクエの4〜6(特に4)を執筆した折などは想定読者年齢層を全力でブッチした筆の冴えを見せつけたことで(主に悪い意味で)その筋では有名である。ゲームでは「なんか魔族の王」程度しか設定されていなかったデスピサロの魔界での鬼畜イケメンぶりとロザリーに対するロリコンぶりを描写するために、実に第1巻の約3割を費した耽美と難解を極めるオリキャラだらけの序章を筆頭に「ドラクエの小説版」という単純な単語に惹かれた全国の無垢な少年少女を疑問の渦と睡魔の淵に叩き落としたものだ。
あれに比べたら小説版MOTHERの脱線ぶりなど屁のようなものであるが、それでも1の地底湖における妙に淫靡な13歳同士のラブシーン、著者本人も認める2のタイトル詐欺(MOTHERではなくBROTHERになってしまった)などは、精霊ルビス伝説を初めて読んだ小学生の頃から意味などろくすっぽ訳も分からず彼女の文章を刷り込まれて育った増田のような重度の奴隷信者には溜め息のひとつで済ませられても、彼女の作風を知らずまっとうなノベライズを期待して本を開いた方々には怒髪天ものであっただろう。
前述のような久美沙織のノベライズ奴隷信者たる増田が、開発中だった64版MOTHER3のサブタイトル(豚王の最期)を聞いて思ったことは想像に難くないだろう。勿論「次の小説版どうすんだろ」の一択だ。
ネタバレをすると、小説版の2のポーキーはゲームと違っていずこかへ逃亡しない。2の小説は一冊で完全に独立完結している。
ゲームよりかなり陰惨な設定を付け加えられ、死んだ方がマシじゃねえかと言う酷い目に遭わせられはしたものの、色々あって小説版の彼は救われ、オネットのはずれの家で弟達と仲良く幸せに暮らしている。
1では原作通りの「ジョージとマリアに育てられた宇宙人の子供」だったギーグを、2では設定を完全無視して「多次元宇宙からやって来た、人間に寄生して成長する凶悪宇宙怪獣」というわけのわからんものに平気で変えてしまった久美沙織の事であるから、恐らく3のノベライズも一筋縄では行かないだろう、どのような味付けをするつもりなのだろうか、とゲームも発売しないうちから想像してわくわくしたものだ。
だがいかんせんゲーム原作である3の発売まであまりにも間が開き過ぎ、残念ながらその間に久美氏の小説家としての執筆活動はほとんど行われなくなってしまった。
ゲームそのものの出来が賛否両論で関連グッズ制作に予算が割かれる可能性も少なかったろうから、どのみち彼女が現役だったとしてもノベライズの発売はなかったかもしれないが、今でも久美沙織によるMOTHER3の小説はどんなものだったのだろうと思いを巡らし、赤い背表紙の文庫本が3冊並んで棚に並ぶ事を願わないことはない。
多分ダスターは作者の好みの傾向から言って超かっこいい男になるだろう。ウェスは「ふしゃしゃしゃしゃ!」などと変な笑い声を上げるようなゲーム以上のしゃかりきジジイとして描かれ、一般プレイヤーなら名前すらウロ覚えであろうタツマイリ村の一住民の視点でまるまる一章が描かれることになるだろう。サルが主役の章なんかすごくそうなりそうだ。コーバのヨシダさんやマジプシー、ヨクバあたりのキャラはそのままでも彼女の筆にとてもよく似合うから、きっと笑ってしまうほど魅力的に描かれるに違いない。
そういうどうでもいい細部の事は想像できるのに、MOTHER3という物語を彼女がどう完結させるのか、ポーキーというラスボスにどのような結末を用意するのか、自分程度の貧弱な頭ではとても想像できない事が悔やまれる。
増田はMOTHER2の小説の中では、ハッピーハッピー村の教祖であるカーペインターについて書かれた下記の文章が一番好きだ。(ちなみにゲームに登場するカーペインター氏は、別段このような性格設定や過去があるわけではない普通の中ボスである)
少年の頃、彼は、痩せっぽっちで病弱で、ひどく不器用でした。学校ではいいところを見せるチャンスがありません。おまけに常用していた薬の副作用で顔がゾンビみたいに青かった。気味悪がられて、いつもひとりぼっちでした。こころを通わせることのできる友達が欲しくて堪らなかった。でも、どうすれば、ひとに好かれるような人間になれるのか、ちっとも分からなかったのです。
せつない気持ちをぶつけるために、教祖は絵かきになりました。さまざまな青の濃淡で描かれた彼の絵に、希望や共感を見出すひとたちが現れます。寂しいのは、彼だけじゃなかったのです。悩んでいるひと、困っているひと。ひと見知りで、ともだちを作るのが苦手なひとたちと、助け合って暮らしたい。そう思ったので、一生懸命働いて、この、人里離れた谷間の土地を買いました。誰でも、来たいと思うひとを歓迎する場所、みんなが他人を脅かさずに静かに過ごすことのできる場所として、ハッピーハッピー村を作りました。狭い画布ではなく、大地そのもの、空間そのものを、青いっぱいで埋めるのが、彼の夢でした。
平素の地の文では「今週のハッピーハッピー村信仰大賞佳作受賞者は、ご近所一帯に青大将三百匹を放したヌリ村のジョン作さんです!」などというクソみてえな悪ノリを平気で書くくせに、彼女はこうやって時折、心に突き刺さっていつまでも離れない文章を書く。忘れられない文章がいくつもある。
だから未だに彼女の書くMOTHER3の物語をずっと諦められずにいる。
久美沙織が大昔に書いたゲームノベライズのことなんて知っているマニアックな年寄りは、いかにネット広しといえどもきっとあまり沢山はいないだろう。「翠の髪のボウシャルマン/王宮付きの軽業師」なんて小説版ドラクエの作中詩の一節をググったところで出てきやしない世知辛いご時世だ。
それでもこうして長文を形にしておけば、そのうちこれを見つけた同じ気持ちの誰かと思いを分かち合えるんじゃないかと思い書き残しておく。
以下の3件の記事を読んで、ふっと自分のヲタク(腐女子)の遍歴ってどうだっけと思ったのでチラ裏。
オタク女子中学生の「エロドリーム小説」文化 http://anond.hatelabo.jp/20130603001406
女オタクが抱える闇 http://anond.hatelabo.jp/20130605031038
ホモの嫌いなヲタク女子 http://d.hatena.ne.jp/pet-bottle/20100829/1283056881
あっちこっちに話題が飛ぶうえに、特にこれといった主張もなく長い。やまなしおちなしいみなし。
※旧タイトル「ヲタクと百合厨と腐女子と以下略」の語呂が悪かったので改題しました(6/7)
「ヲタク」と「腐女子」と「百合厨」と「ドリーマー」と「乙女ゲーマー」とを比較考察してるとかでもなく、
そのすべての属性を微妙に拗らせてしまった雑食腐女子のチラ裏です。
「三行でくれ」って書かれたので一句、「腐女子にも いろんな属性 あるんだよ」
ヲタクで腐女子なのか、腐女子でヲタクなのかいまいちわかっていない。
カテゴライズに関しては「まあ、腐女子でいいんじゃない? BL好きなのは事実だし」くらいの認識。
でもこのチラ裏書いてたら腐女子っていうよりどう考えても百合厨。
元から素質はあったんだろうけど、ヲタクに目覚めたきっかけは「劇場版 機動戦艦ナデシコ」だと思う。
とはいえ、うちの家庭はマンガとかアニメとかに厳しいどころか寛容な家庭だったし、
小学校に入ったあたりから、毎月、月刊少女マンガ雑誌を買ってもらっていたので元々ヲタクだったのかもしれない。
小学生の低学年の頃は「なかよし」を読んでいて、ちょうどその頃にセーラームーンが連載されていた。
応募者全員サービスのセラムンのネックレスとか親にねだって応募して貰ったよね。
先日、ちょうど私等世代向けのセラムンコスメが出たけど幼心にセラムンは憧れだったよね。
憧れだったとかいうわりに、好きだったキャラが蛍ちゃんなあたりに、
その十数年後に「ルリルリかわいいよルリルリ」とか言い出すロリコンの片鱗が窺えるのだけども。
ルリルリはマジ電子の妖精。
覚えている限りだと、私の小学生時代に放映してたアニメといえば、
セーラームーン、赤ずきんチャチャ、ケロケロちゃいむ、魔法少女レイアース、とかそのあたり。
弟がいたのでドラゴンボールやジャングルの王者ターちゃん、南国少年パプワくんあたりも見てました。
魔方陣グルグルとかね、クラスの男子とマンガの貸し借りしてたな~っていう懐かしさ。
GS美神とかスラムダンクとかるろうに剣心とか、アニメ関係はあげるとキリがない。
飛べ!イサミなんかも大好きでしたね。
NHKの公式youtubeで配信してくれないかなって思ってるんですが難しいのかな…
らんま1/2は再放送で見てたんだっけどうだっけ。覚えていない。
少女マンガは最終的に白泉社系に、少年マンガはWJとサンデーとスクエニに落ち着きました。
あとは作家買いで、自室の本棚の統一性が皆無です。おもしろければなんでも読みますよ。
ヲタクに関しての「原体験」の作品といっても過言ではないと思います。ほんっとにね、好きだったの。
劇場版を見たその日に、小学生女児のなけなしのお小遣いで角川から出版されてた、
「機動戦艦ナデシコ ルリの航海日誌(上/下)」を揃えたのも懐かしい思い出。
アニメ版を見ずに劇場版を見るという、今では考えられないような暴挙だったのだけど、
その後にアニメ版は母親にねだってレンタルビデオを借りてもらって全話観ました。
アキトさんの印象が劇場版と違い過ぎてびっくりしたり、「明日の『艦長』は君だ!」のノリにぽかんとしたり。
アニメ版と劇場版の空白の二年間をOVA化してくださいと願い続けて早15年、未だに願いは叶っていない。
空白の2年間の小説版(「機動戦艦ナデシコ ルリ AからBへの物語」)は読みましたが、やはりアニメで観たい。
あ、同監督の「モーレツ宇宙海賊」の第4話の電子戦のシーンが佐藤竜雄監督節炸裂で大好きでした!
モーパイの細かいテンポがナデシコのテンポで、なんかすごく嬉しくなりながらアニメ観てました。
戦うヒロイン茉莉香はかっこいいし、ツンデレなチアキちゃんもかわいいしね!
原作の「ミニスカ宇宙海賊」は途中まで読んで止まって、いま、す…
閑話休題。
ヲタクを自覚しても、生活が変わるわけでもなく、普通にマンガ読んでアニメ観てました。
スレイヤーズは観ていないんだけど、セイバーマリオネットのシリーズとバトルアスリーテス大運動会とが妙に印象に残っている。
バトルアスリーテス大運動会、ほんと視聴者置いてけぼりの超展開だったけど今見てもたぶん超展開なんだろうな。
ナデシコと同時期に放映してたエヴァンゲリオンはリアルタイムではなく、
中学生になってから友だちに借りたビデオで旧劇場版まで含めて全話観ました。
新劇場版はCG技術が進歩しててエヴァと使徒の動きがぬるぬるでテンションあがるのだけど、
ストーリーがかなりはしょられてて「シンジくん…」となるので、うん…アニメ版が好きか、な…
腐ったのは、中学生に入ってから。中学一年生。
たまたま本屋で手に取った雑誌が「COMIC BOX ジュニア」というありがちな罠でした。
このトラップに引っ掛かって腐女子に目覚めたパターンって多いと思う。知り合いにもけっこういる。
折りしも、フジリュー版の封神演義が腐の全盛期で、そっから転がり落ちるように腐女子に……
なったかと思いきやなぜか初っ端から女体化を拗らせました。未だに女体化厨です。三つ子の魂百まで。
ちょうど腐った時期とネットが普及し始めた時期が重なってしまって、
ずぶずぶとそのまま腐女子沼にはまり、未だに抜け出せずにいますが、
別にもう死ぬまで抜けださなくてもいいかなって思ってます。ヲタク(腐女子)生活、楽しいし。
ホモ嫌いのヲタク女子の方(http://d.hatena.ne.jp/pet-bottle/20100829/1283056881)が、
「ノマカプは少ないんだよ!」って憤ってらっしゃったけど、それはよくわかる。
腐ってたわりに初めて開設したサイトがWJの男女カプサイトだったのだけど、圧倒的少数派でしたね。
サーチとか「腐向け>(越えられない壁)>男女カプ」だったけど、
少ない男女カプのサイト管理人さんとわいわいやっていた記憶があるので、少数派も少数派でけっこう楽しかった。
そういえば、初めて行ったイベントも男女カプのオンリーイベントだったな。まったりしてました。
根っからの雑食性というかこだわりがないというか、
CPも固定ではないうえ男女カプも腐向けも夢小説も読むし書くしなので、
「腐女子」だとか「女ヲタク」だとか、そういうカテゴライズ関しては何も思ったことはない。腐女子だし。
そして、男女カプもいける腐女子であるうえに、けっこう重度な百合厨でもあるんですよね……。
ホイッスル!の有紀ちゃんと麻衣子ちゃんとか、NARUTOのサクラとイノの関係がすごく好き。
BLEACHの夜一さまと蜂砕ちゃんはいい百合でした、久保先生本当にありがとうございます。
WJは何気に良質な百合が転がっているので侮れない。
百合に関して語り始めると、明治大正の女学校の「エス」から語り始めるのでちょっとお口にチャックしますね。
「エス」って何?という方は、wiki先生でざっくり調べてね!吉屋信子さんの「花物語」が代表的だよ!
エス (文化) - Wikipedia http://j.mp/1b8ivVQ
あまり商業誌の百合は好きではないのですが、宮木あや子さんは好きです。
「花宵道中」の中に収録されている百合の話がとても好き。「雪紐観音」の緑と三津。
「マリアさまがみてる」は「お釈迦さまもみてる」とセットで楽しんでます。
初代?白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)こと佐藤聖さまが好きですね。祥子さまと祐巳ちゃんの姉妹は微笑ましい。
腐女子とか言いながら腐った話より百合の話の方が長いですね…好きだからしょうがない…
CPにしろ男女カプ/腐向けカプにしろ「○○じゃなきゃだめ!」というこだわりがないと気楽なもので、
その時その時の流行に手を出して楽しんで生きてます。
無節操と言われても、楽しめる範囲が広いとやっぱり楽しい。
ニコ動がγになった(07年かな?)くらいからニコ動にいるけど、
アイマスとかボカロとか東方とかも視聴する方で楽しんでる。
え、アイマスアニメでゼノなんとかさん? そんなのなかったよ?
あれはあれでオリジナルでやればおもしろかったと思うんだけど、なんでアイマスでやったんだろう。
東方はシューティングゲーム苦手すぎて挫折しました。
EASYモードすらクリアできないゲーム音痴の悲しさに泣きながら、東方二次聞いたり見たり。
東方もいい百合っぽいからゲームのストーリー把握したいんですけど、ゲーム苦手すぎて(以下略
ボカロはミクさんが発売されてランキングで見掛けるようになった頃から知ってるけど、
ここまで発展するとは思わなかったな~っていろんなメディアミックス展開を見掛けるたびに思う。
既にまったく付いていけないのでつまみ食いです。
MikuMikuDanceから派生した、MMD界隈は別のジャンルでも見ますが、ほんと凄いですね…
「女ヲタクが抱えている闇」で「エロゲ」を好きになって~とあったけど、
あと、腐女子界隈の一部もけっこうえぐいの好きだったりするから、
痴漢・搾乳・孕ませ・NTR・近親相姦・欠損・カニバ もさして抵抗がなかったり。
二次創作におけるSM好きとかやたらと多いんですけどなんでなのか。
Fate/Stay nightをプレイした時に、友だち(腐女子)から「沙耶の唄」を薦められて未だにプレイしていない。
Fate/Stay nightは素晴らしかったです。百合厨なんでセイバールートの初っ端エロシーンに
「キタワァ.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*☆」ってなりました。
凛√(UBW)がのトゥルーエンドが好きでしたね。凛ちゃんが好き。
最近だと「小説家になろう」さんの男性向け18禁小説サイト、ノクターンノベルズあたりでちまちま男性向け読んでます。
個人的に、歳の差が好きなのもあって、年の離れた近親相姦ものが好きなのですが(特に兄妹もの)、
近親相姦の醍醐味は幼女の調教だと思うので、妹が女子高生設定だったらしょんぼりします。軽くキレます。
わかってねぇよ!近親相姦ものの醍醐味は幼女の調教だろ!性的知識どころか一般常識すら知らない幼気な幼女を自分色に染めてこそだろ!
と呟いたら、同好の士に「わかる、すごくよくわかる」って納得されました。
幼女が!好きです!でも、Yesロリータ、NOタッチ!現実でお触りはだめ!幼女は愛でるもの!
幼女といや「COMIC LO」だと関谷あさみさん好きです。「YOUR DOG」とか。
メガストアだと米倉けんごさん、竹村雪秀さん(字間違ってましたすいません)
男性向け成人マンガといいながら、女性の作家さんが好きなのは、作風の関係だと思います。
あとチョイスが古いのは購読してるわけじゃなくて読みたくなったらその時人気のを読んでただけだから。
たまに読みたくなるんですよね、男性向け成人マンガ。
成人マンガじゃないけど、フェチものとしてはSMの「ナナとカオル」が素晴らしいですね。
ヲタク、腐女子、百合厨、男性向け、と来て残るは乙女ゲー属性なんですが、これもまた普通にやります。
私の場合は、キャラクターに恋をする(入れ込む)というよりも主人公との男女カプ的に楽しんでます。
もちろん、「○○かわいい!」っていう贔屓なキャラはおりますが。
今だと「うたの☆プリンスさまっ♪」のアニメが毎週おもしろくて本当に腹筋が辛い。毎週超展開。
ゲームのrepeatだけプレイして残り積んでるけど、repeatもかなりの謎展開でした。わけがわからない。
twitterでHE★VENSの3人の声が、グリリバ・小野D・代永と流れていたけど真偽はいかに。
あとコナミの無料ソーシャルアプリゲームの「ときめきレストラン☆☆☆」が時間泥棒で困ります。
課金しなくても楽しめる高クオリティ無料ゲーム。お薦めです。透担。少年が好き。
こうやってひとはダメになっていく。
あ、「三国連戦記 思い出がえし」の発売(6/6)おめでとうございます。PSP版になったら買います。
ここまで手を広げてしまったので、財布的な意味で
特撮沼と2.5次元だけにははまるまいと思っていたのにテニミュには落ちました。
1stの全立が好き。兼ちゃん真田が好きで好きで。変な声が出る。
くぼべはスルメ。噛めば噛むほど味が出る。ドリライ7で雌猫ってくぼべに呼ばれたかった(´・ω・`)
年齢が近いこともあって、
「オタク女子中学生の『エロドリーム小説』文化(http://anond.hatelabo.jp/20130603001406)」は、
黒歴史がりがり掘り起こされるくらいにまんま辿ってきた道なので読んだ同年代腐女子たちと
「こwれwはw死ぬwwwwww黒歴史過ぎて辛いwwwwww」
「Pixivに名前変換機能付いたら今の子もガンガン黒歴史量産するのにねwww」
「黒歴史量産して十年後にのた打ち回ればいいのにねwwwwww」
と笑っていました。Pixivに実装されないかな、名前変換機能。
今なら黒バスになるのかな。私の頃はホイッスル!とテニプリだったけど。
寝れてないテンションでつらつらつらつら思い浮かんだことを書き殴ってみたけど、
何が言いたいのかさっぱりわかりませんね。自分でもわかりません。
脳内がぐるぐるしていたので、とりあえず吐き出したかっただけです。
「腐女子」と一括りにされる界隈も、突っ込んでみればそれぞれ属性があったり、
その属性があちこち重なってたりで、食わず嫌いせずに関わってみるとかなりおもしろいです。
気を抜くと相手の守備範囲の沼に勢いよく引きずり込まれかけますが、堕ちても楽しい、よ……
【追記】
追記なのに長いよ!
以下のメインは、チラ裏というか、私の周囲の腐女子の方々についてというか。
日常生活においては「ヲタク」であることはカミングアウトしてません。
腐女子趣味たるや言わずもがな、です。別にtwitterとかあるからまったく困らない。
有川浩さんとか小野不由美さんとか宮木あや子さんとか、一般文庫も読むので「本が好きです」くらい。
まあ、実際は十数年来のコバルト文庫・電撃文庫愛読者なんですけど、
日本人のお得意な「本音と建前」というやつです。
今なら「『空飛ぶ広報室』の作者さんですよ」で終わりますしね。
残念ながら、非リア臭は隠せてませんが非リアなのは事実なのでいいです。
恋愛する暇あったら本読むかアニメ観るか寝ていたい。まるでダメなヲタク。
ちょうどネットが普及し始めた頃にヲタク(腐女子)になったので、
これといって飢餓感を覚えることなく生きて来てます。
類は友を呼ぶらしく、気付けばヲタク友だち(腐女子仲間)も年々着実に増えますし…
そしてその影響でまた新しいジャンルに手を出してどんどん広がっていく守備範囲。
風の噂で腐女子は「逆CPで戦争を起こす」とか、「ジャンル浮気は叩かれる」とか聞きますが、
私のタイムラインはものすごくゆるいので、自ジャンル(これ腐女子特有の用語らしいですね)をホームに、
その時の盛り上がっているジャンルでけっこうみなさんわいわい楽しんでいます。
去年末あたりはFate/Zeroの影響からFate/Staynightプレイ者続出でした。
200人弱のフォロワーなのに、軽く片手以上がプレイしてました(全員女性です)
今だと黒バスと進撃とうたプリとときレスかな。
同時並行でジャンルを2,3掛け持ちとか多いです。
私のフォロワーさんは、基本属性「腐女子」なのですがその中でさらに細かくカテゴリを分けていくと、
・アニメ
・小説(ラノベ、一般文庫)
・ゲーム(戦国BASARA、テイルズ、アトラス系、乙女ゲー、音ゲー、アイマスとか)
・2.5次元(テニミュとか忍ミュとか)
・特撮好き
・MMDなんかの動画系
把握しているだけでこんな感じでしょうか。
当然、単一特化ではなく複数項のカテゴリに足突っ込んでる。ニコ動は最早嗜み。
それぞれ特化しているものものは違いますが、ゆる~く繋がってます。
ちなみにジャンル柄、ガチのミリヲタと歴史ヲタ(世界史/日本史問わず)もいます。
私は歴史もの好きだけど、詳しくないので観るだけですが「坂の上の雲」は素晴らしかった。軍艦かっこいい。
評判よくなかったですけど「平清盛」も私のタイムラインでは人気でしたね。ほら、ライバルってBLの王道ですし…
三次元は、KABファンとハロプロヲタ、モノノフがいます。ジャニ好きとかも。他は把握してない。
改めて書き出してみるとカオスだな…と思いますが、特に衝突もなくゆるゆるっとやってます。
「○○興味あるな」って呟くと、「○○いいよ!」「××からがお薦め!」と
それぞれの沼に引きずり込もうとあちこちから手が伸びてくるので誘惑を振り切るのに必死ですが。
たまに、引き摺りこまれます。そして、悔しいので別のところに引きずり込みます。
最初に挙げた増田の記事を読んでいると、他人事ながら「生き難くかろうな」と思います。
他人の萌えと自分の萌えが完全に一致するわけないとわかっていると、わりとなんでも楽しめます。
数学の集合みたいに、一致して重なった部分で盛り上がれればそれでいいというスタンスだと気が楽。
同じジャンルにいるのに逆カプの人とかよくいますし、それで揉めたこともない。
数年くらいジャンル被らないとかもざらです。
でもそういう人ともゆるくどうでもいい日常の話題で繋がってます。
ジャンルの切れ目が縁の切れ目になっていた昔と違って、
ジャンル違っても緩く繋がれているtwitterは本当にありがたいものです。
「少女漫画脳だから恋愛に興味が持てない」(あるいは神風怪盗ジャンヌの背中)
http://mogmog.hateblo.jp/entry/20120601/1338560962
この記事おもしろかったんですよね、すごくよくわかる。
いいからお前は来週末〆切の夏コミ原稿やれよ。
http://anond.hatelabo.jp/20130402094250
電撃で例えればSAOだの魔法科高校だの、webで実績残してからレーベル入りしてる作品もあるけどな。
大手出版社の主催する賞で落ちたような作品を、他会社で拾い上げて出版させて10万売り上げの実績を残した、て話を聞かされても。
書籍化やら印刷やら何やら結局出版社の力借りてんじゃねえか、としか感想を述べられない。
実力ある作者が独力で書籍化まで漕ぎ着けられれば、何も出版社の力を借りなくとも同じように本を流通させられるんじゃないか?という疑問に対しては、以下のエピソードで答えようと思う。
最近アニメ化もされた『ソードアート・オンライン』はもともとweb上で公開されていた作品だった。
多大なPVを稼いでいたところに編集者から声がかかり、作者はこの作品を書籍化する形で電撃文庫からデビューする事になった。
しかし書籍化にあたり行った作業というのは、ただ挿絵を入れたり表紙を選んだりといったデコレーションの作業だけじゃなかった。
アニメや小説版だと、クラディールを殺したのはキリトになっている。
だが改稿前の文章では、土下座するクラディールを前にしたアスナが、レイピアでその後頭部から地面まで刺し貫いて殺した、という形になっている。
“殺人に対しては処女であらねばならない”というヒロイン像の聖性とでも呼ぶべきものを、編集が重視したどうかは知るよしもないが。
ともあれ改稿は行われ、アスナのキル数は0に、キリトのキル数は3になった。
さて、ここでアスナが土下座する敵を惨殺していたら、どう変わっていただろうな。
web上ではその展開でも相当数のPV稼いでいたわけだから、別にそのままでも良かったんじゃないか?という意見も確かにあるだろうな。
だったら何で編集は改稿要請出したんだろうな? 編集の一人よがりか?
0票のやつを見たかったついでにまとめた。
15票 | 楽聖少女 |
14票 | エスケヱプ・スピヰド |
13票 | ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン |
8票 | ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー |
7票 | VS!! ―正義の味方を倒すには― |
6票 | あなたの街の都市伝鬼! |
4票 | ミニッツ ~一分間の絶対時間~ |
4票 | 楽園島からの脱出 |
3票 | 乙女ゲーの攻略対象になりました…。 |
3票 | 天使の3P! |
2票 | 明日から俺らがやってきた |
2票 | 6 ―ゼクス― |
2票 | バニッシュ・ドロップス! 家出中アイドルをフォローしますか? |
2票 | シュガーシスター 1/2 |
1票 | ようこそ、フェアリーズ・インへ! |
1票 | 勇者には勝てない |
1票 | らぶなどーる! |
1票 | チェンライ・エクスプレス |
1票 | ハレルヤ・ヴァンプ |
0票 | 金は彼女の回りもの |
0票 | 魔王のしもべがあらわれた! |
0票 | オズのダイヤ使い |
0票 | アンダーランド・ドッグス |
0票 | ベッドルームで召し上がれ |
0票 | いるか寮の少女たちは恋できない |
0票 | ちびとも! |
0票 | インテリビレッジの座敷童 |
0票 | デュアル・イレイザー |
0票 | 小悪魔ちゃんとMP0の少年 |
0票 | 筋肉の神マッスル |
0票 | ペルソナ×探偵NAOTO |
0票 | 朝岡ひよりのドキドキカルテ |
0票 | きみのぱんつを守りたい! |
7票 | サイハテの救世主 |
5票 | クロス×レガリア |
4票 | 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している |
1票 | ベイビー、グッドモーニング |
0票 | 機動戦士ガンダムAGE |
0票 | 未来日記 |
0票 | ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート |
0票 | ここから脱出たければ恋しあえっ |
5票 | スカイ・ワールド |
3票 | 消えちゃえばいいのに |
3票 | 対魔導学園35試験小隊 |
1票 | 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 |
1票 | 期間限定いもうと。 |
1票 | グロリアスハーツ |
1票 | シークレット・ハニー |
0票 | いもうとコンプレックス! ―IC― |
0票 | 絶対服従カノジョ。 |
0票 | ライジン×ライジン RISING×RYDEEN |
0票 | 鳩子さんとラブコメ |
0票 | 姫狐の召使い |
0票 | 双界のアトモスフィア |
0票 | ルースターズ |
0票 | デーゲンメイデン 台場、両断 |
1票 | 小夜音はあくまで小悪魔です!? |
1票 | デッドエンドラプソディ |
0票 | スクール・デモクラシー! |
0票 | 好敵手オンリーワン |
0票 | この素晴らしく不幸で幸せな世界と僕と! |
0票 | いけめん彼女 ~学校一のイケメンに告白された俺~ |
0票 | まお×にん! |
0票 | 雨乞い部っ! |
0票 | FAIRY TAIL 心に宿るcolor |
0票 | 謎の彼女X 謎の小説版 |
4票 | きゃんでぃっど 乙女とカメラと地獄突き |
3票 | 誰よりも優しいあなたのために |
2票 | 覚えてないけど、キミが好き |
1票 | 死にたくなければ××! 脱ぐのは絶対にイヤ! |
1票 | だから少女はおもいでをたべる |
0票 | まほねーず☆とらいあんぐる |
0票 | 鈍感な僕と鋭い彼女 |
0票 | この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?! |
0票 | JSが俺を取り合って大変なことになっています |
0票 | 淫魔に狙われた俺のDTが危険なんだが |
0票 | XIII番の魔符詠姫 |
0票 | あくまでも、妹が欲しいんです。 |
0票 | 憧れのあの娘が突然迫ってくるんだが、どうしたらいい? |
0票 | 八丈島と、魔女の夏 |
0票 | 異世界の魔法使いがうちに居候中です!? |
9票 | も女会の不適切な日常 |
8票 | 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 |
7票 | 黒鋼の魔紋修復士 |
3票 | デキる神になりますん |
2票 | ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 |
1票 | キュージュツカ! |
1票 | SUSHI-BU! |
1票 | はなぢ店長じゃ、だめですか? |
1票 | 武装中学生2045 ―夏― |
1票 | バタフライ×ブレイクダウン 君が世界を救うというなら |
0票 | 明智少年のこじつけ |
0票 | アルシャードガイア リプレイ 本当のRPG |
0票 | 連鎖のカルネアデス |
0票 | みぃくんのちくわぶ(+俺) |
0票 | フォトカノ ペンタプリズム・メモリーズ |
0票 | うさぎロボ 謎の妹と俺たちのUFO探索記 |
0票 | 夢見のサクヤ 死の予知はキスで訪れる |
14票 | 森の魔獣に花束を |
6票 | 俺、ツインテールになります。 |
5票 | 飛べない蝶と空の鯱 ~たゆたう島の郵便箱~ |
3票 | ボンクラーズ、ドントクライ |
3票 | 空知らぬ虹の解放区 |
3票 | 人生 |
1票 | 猫にはなれないご職業 |
0票 | 競泳戦隊ミズギーズ |
0票 | こわれた人々 |
8票 | 魔法少女育成計画 |
2票 | しずまれ!俺の左腕 |
1票 | オカルトリック |
1票 | 魔王な使い魔と魔法少女な |
0票 | ソウル・キャリバー 魂を刃にこめて |
0票 | アプローチ、アプローチ そして彼女は救いを言った。 |
0票 | 銀のプロゲーマー |
2票 | 月花の歌姫と魔技の王 |
1票 | ヤツの眼鏡は伊達じゃない |
1票 | 吼える魔竜の捕喰作法 |
0票 | アウトスタンディング ―常識ハズレな奴ら― |
0票 | 私のために創りなさい! |
0票 | シンマと世界と嫁フラグ ~びっくりするほどハーレムです~ |
0票 | タタリ・ブレイカー弑子 |
0票 | 前門の魔女っ子(オタク?)、後門の守護霊さま(やっぱり役立たず) |
0票 | 悪に堕ちたら美少女まみれで大勝利!! |
7票 | 異能バトルは日常系の中で |
2票 | 神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード |
0票 | 眠らない魔王とクロノのセカイ |
0票 | ブラパン! |
0票 | うちの居候が世界を掌握している! |
0票 | 反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。 |
0票 | アリス×アカデミィ ―彼女のついたウソ― |
0票 | ありす×ユニバース ―キャプテンはJK― |
0票 | 木崎くんと呼ばないで! |
0票 | おまえは私の聖剣です。 |
0票 | 彼女の恋が放してくれない! 俺たちは手錠で繋がっているだけの健全な友達です。 |
0票 | 妹は僕に手を出すなっ! |
1票 | 金星で待っている |
1票 | アウター×トップ |
1票 | ネバー×エンド×ロール ~巡る未来の記憶~ |
0票 | 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚 |
0票 | ソラの星 |
0票 | 源氏 物の怪語り |
0票 | 時間の落とし物 |
0票 | NNOCENT DESPERADO |
0票 | 月だけが、私のしていることを見おろしていた。 |
0票 | 侵略教師星人ユーマ |
0票 | 奇祭狂想曲 |
0票 | シャロン 死者は神を語らない |
0票 | ドラフィル 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄 |
0票 | 円周率殺人事件 |
0票 | 花の佳音 |
0票 | サクラの音がきこえる あるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シャコンヌ |
0票 | 夜明けを知らずに ―天誅組余話― |
0票 | 僕たちはドクターじゃない |
0票 | 鴨川貴族邸宅の茶飯事 恋する乙女、先斗町通二条上ル |
0票 | 還りの会で言ってやる |
9票 | ノーゲーム・ノーライフ ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです |
3票 | そんな遊びはいけません! ~君がいると風紀が乱れる~ |
1票 | あおはるっ! |
1票 | あの夏で待ってる |
0票 | 俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる? |
0票 | 輪廻のラグランジェ |
0票 | アクエリオンEVOL |
0票 | 剣神の継承者 |
1票 | 英国マザーグース物語 |
0票 | 光源氏の花嫁 |
0票 | レドラナール恋物語 |
0票 | 貴公子ラッドの受難 |
0票 | ニートなメイド花嫁 |
2票 | 南極点のピアピア動画 |
2票 | RAIL WARS |
1票 | マージナル・オペレーション |
1票 | 柳生浪句剣 |
1票 | 妹がスーパー戦隊に就職しました |
1票 | ノートより安い恋 |
1票 | 君が衛生兵で歩兵が俺で |
音声合成DTM製品「VOCALOID2 CVシリーズ」の第二弾である「鏡音リン・鏡音レン」を用いて作られた一連の楽曲作品。詳しくは検索。
小説とか漫画とか劇化もされてるようだけどそっちはノータッチなので除外。なんか詳細設定とか山のようにあるらしいけどあくまで元動画とその歌詞に情報源を絞る。
前者はある国で暴政を敷いた愛らしい王女が革命によって倒されるまでのことを歌った歌、後者はその王女に仕えた召使いの視点から同じ一連の出来事を歌ったもの。
YouTubeとかに死ぬほど転がっているのでこの文章を読む人にはできれば聞いといてほしい。ネタバレを含むので。『悪ノ娘』から先に。
英語版ならEnnという人? が歌ってるやつの歌詞が好きだな。情報量が多くて。
身も蓋もない言い方だけど「売れてる」から。
ニコ文化が中高生とかOTAKU中心に大人気とは知ってましたが劇って。コミカライズくらいまではわからんくもないが劇。
ファンとはいえそこまでのめり込むほどか。何がそんなに優れてるっつーかウケてるのだろう、という話です。
「優れてるからウケてるんじゃねーよ」というお話はあるでしょうがまあそこはおく。ぶっちゃけ「優れてない」点はいっぱい挙げられるし。
たとえば物語終盤の交代劇とかバレねーわけねーからね常識的に考えて、とか。
・仮にも国のトップなんだから、立てるならもっとマシな影武者を立てるのが普通というもので、脱がした瞬間バレるようなのに気がつかないとか革命が総崩れしかねない。
いや史上の狂乱というのは往々にしてそういう熱狂が高じてもはや狂気〜みたいな面があんだろうことは否定しないけど、そんなの後世には物好きな歴史家とかにケツの毛までひんむかれるレベルまで分析されるのが当然なんだからさ。恥ずかしい性癖が伝わっちゃってる為政者が今どんだけいると思ってんの。読んでないけど正直小説版にはクビ落としてから替え玉と判った革命軍の偉いさんとか偽史として押し通してきた『召使』側の話を証明しちゃったアマチュア研究家とかが裏で始末されるドロドロとかがきっとあった! と信じている。三次創作。
・本物も見物に戻ってくんなよ。そこでバレたらすべてがガチで水の泡よ。危険すぎるだろ。
…とか、突っ込みどころはとってもたくさんあるわけなんですね。文化ルーツもしっちゃかめっちゃかだとかそもそも歌詞がちょっと拙いとかね。
にも関わらず、絶賛者とかいっぱいいる作品でもあるわけで。合唱とか英語版とかあって再生回数すごいし。
何がそんなに人を酔わせるのかしら。それがロマンスというものなのか。
いやねーだろ。これロマンスじゃないじゃん。中世の騎士物語とかほんのちょっぴり読んだことあるけどコレジャナイ感すごいじゃん。
三大悲劇って言われてるけど悲劇ですらねーだろと言いたい。少なくともwikipedia曰くの古典主義的・新古典主義的「悲劇」では絶対ない。
それでは「これ」は何なのか?
まあアレじゃん。ジェンダー界隈でいう性役割意識がどうこうとかあと男の娘ブームとかなんかそんな。
あとこれ国家の皮をかぶった家庭悲劇なんですよね。一種のセカイ系というか。
このお話は王家に生まれた男女の双子のうち女が王家に残されて(おそらくは凄い抑圧とか受けて)暴君になって、男はどっか養子とか?出されて召使いとして戻ってきたつーことになっていますが、男をイエに残して女はよそに嫁がせるつーのがどっちかというと鉄板ですよねこういうの。
「なんでそんなことになっちゃったの」というのはきっと小説版とかが政治の派閥抗争がどうのとかに絡めて辻褄つけてると思うのでおいといて、「よくこれでウケたな」ってーのをですね。
この作品は基本的にすごいストレスを(受けたくないに決まってるけど)受けなくてはならない人間が見るとツボに来るようにできてるんスね。
よく何かこう、最近の若者は〜的な文脈で、男が女っぽくなっただの女が強いだのと言われますよね。いや印象だけど。自分の観測範囲内の話だけど。観測範囲内でもいい加減下火っていうか言い古されて説得力がアレな言説だけど。
少なくともこの作中ではまさに男がやるようなことを女がやっているわけで、そこんとこのギャップがウケてるっていうのはあると思うの。
鏡音リンってキャラクタ的には妹系ってんですか? 笑顔がかわいくてドジで〜みたいな感じだと思うんだけど、それが女故子ども故の残酷さみたいなのを全力発揮してるあたりのギャップもあると思う。
そう、彼女は良い為政者ではない。聖母聖女は齢14で「お金が足りなくなったなら〜、愚民共から搾り取れ〜♪」なんて言わない。普通の女でも言わない。
彼女はむしろ聖女みたいな女に恋人取られたら相手の国ごと潰して復讐する程度にはやりたい放題の女のコ☆です。
しかもそのレベルの人格破綻者まで「最初は無垢だった、ホントは彼女は悪くない」的な補足が入るわけです。これもウケたツボだろう。
イエのあれこれとか人間関係でむっちゃ我慢とか強いられてるけど正直破裂したい、けど破裂したらあとが面倒だけど破裂したいけどあああああとか思ってる人間にはとてもツボ。
破裂したい人間がなぜ破裂しないかって、破裂すると崩壊するナニカがあるわけで、この王女の話は破裂してナニカを崩壊させてしまったってことなので「ああ、あんな風にならないためにも我慢がんばらなきゃなー」とか、「私がしてきた我慢は正しかった!我慢しなきゃああなってた!ざまあwww」とかいろいろと解釈できて美味しい。
それだけなら単なる破滅劇なんだけれども、これを悲劇にするのが王女と対になる召使いの存在ですね。『悪ノ召使い』は『娘』よりもあとに発表された作品ですが、何千回単位だった再生回数を100万くらいまで押し上げたらしいっす。
「顔の良く似た」召使いは(内緒になってんのか知らんが)召使いってことになってるが王女と双子です。これをまず物凄く突っ込みたい。王家の血縁が人に使われる側に回ることのあり得なさとか。でもまあそれはいい。
召使いは破裂しそうな王女のそばであれこれ世話を焼くわけです。王女の命令なら惚れた相手も暗殺してくる。それくらい自分を殺している。
ある意味王家という枷つけられてる王女と完全に同類なわけですが、召使いはそれほど人格破綻してないというか暴君的な方向に爆発しそうではない。
彼には「王女のため」という大義があるからです。彼が背負っても良かったモノを彼女に背負わしたら歪んでしまった、王女がこんななってるのは彼にも責任がある。
だからその責任を果たすためなら、ほんのちょっぴりの「自分」も捨てられる。盲目的に尽くせる。
完全に「家庭なるもの」の中で板挟みになるガキそのものですね。あとほんのりとした近親愛。これがツボをつく。
オチはもうその最たるものですね。自分を殺して殺して殺して…の召使いは本当に自分を殺してしまう。王女はその代わりに助かる。
要は例えば機能不全気味家庭のお子様らには神話のように美しい物語だということですおわり。
鏡音リン・レンなるソフトは作中やファン間でも双子ってことになってますが公式的には「鏡に映るもうひとりの自分」的な感じではっきり双子ではないらしい。
というのもなんかこう、意味深ですね。
怖ェなーと思うのがこの作品が世界規模ですごい再生回数稼いでるという事実。
機能不全家庭の子どもにばかりウケてるわけじゃねーとは思うが、でも例えば上で述べたような「この身代わりはあり得ねーだろ常考」みたいな意見はたぶん野暮としてブーイング浴びるだろうし、きっと小説版あたりで「そうするしかなかったんだよ…」みたいなことが切々と説かれていたりして要するに反論として封殺されることが明らかなわけです。
実際には例えば召使いの行動として「二人で一緒に逃げる、最後まで王女のそばにいて守り通す」みたいなのがあっても良かったはずだし一昔前なんてそれで逃げ切れなくて死んじゃってーみたいなのが悲劇のテンプレ化してたような時代があった気がするんですが、そうならない。
何というか、すごい絶望的で、しかもその絶望が絶望のまま肯定されて同類間で共有されてる感がする。
そういう方法で絶望が連鎖して伝播しているような感じがするのです。
漫画家のとり・みき氏の言葉(の引用の引用)だけど、こういうのがある。
人が涙を流すのは必ずしも作品の出来とは関係がないのだ、と。
かつて自分が何かに感動した時にできた涙腺回路のようなものが頭の中にはあって、そこにピタリとはまるような場面だの言葉だのを見聞きしてしまうと、涙というのはどうやら自然に流れる仕組みになっているらしいのである。歳をとると涙もろくなるというのは、つまりそういう回路のパターンが増えているからではないか。
個人的にこれは結構ガチだと思っているんだけど、一点だけズレてる部分がある。
ここで書かれてる涙腺回路の起動スイッチである「感動」っていうのが、自分個人に限っていえば何か崇高なものに触れて心を動かされたとかではなくて単純に傷つけられたときのことを指すようになってんのね。
つまりこの文章に則って言うと、自分はある一定の場面とか言葉だのを見聞きしてしまうと自動的に繰り返し繰り返し傷つくようになってしまっている。
恐ろしいことなんだけれどこの「回路」が結構強固で、俺はこいつを潰しておかないと日常生活が送れないっていうレベルでいろいろと不便。具体的にいうとAED講習で実際の救命現場の録音(子どもが突然心停止して倒れたそばで手当てする人とか救急車呼ぶ人とかその子の名前を狂ったみたいな大声で必死で呼び続ける母親の声)聞いたときとか、アレ本当は命が助かる感動的な場面のはず(「とりあえずはもう大丈夫です」まで録音されてたはず)なんだからすごくイイ話だと理屈では思うしわかってるんだけど生々しいやりとりそのものがあまりにもショッキングでしばらく「親子」みたいなキーワードで突然ぼろぼろ泣くようになって本当に困った。もうすぐ一年になる例の津波関連も未だにいろいろな場面でダメージ。直に被災したわけでもないのに。
閑話休題。
だから例えば映画とか小説なんかで「泣ける」みたいのを売りにしてるのは基本見ない。
そういう作品は大体が回路起動ツボを外していて(かつ、他の例えば大爆笑回路の起動とかには結びつかないので)白けるが故に、そしてごく少数の作品は客観化が十分でツボ自体から適切に距離を取れるが故に、涙腺回路起動までに結びつくことは滅多にないんだが、それでも見ない。
何が楽しくてそんな自傷行為をせねばならんねん。
でも例えばナイフは指を切るだろうとかわかるけど、この作品で泣くようになるだろうとか普通は読んだり聞いたりするまではわかんないわけじゃん。
で、『悪ノ』シリーズも回路の起動スイッチになってしまったので、困ったなー。と思っている。前述の録音ほどの威力はないしもうだいぶ整理して削いだんだけども未だに人前ではこの曲聞けねえ。
あの召使いの台詞で泣かねー奴は人じゃねーみたいなコメントが動画についていたりして、それを「気持ちはわかる」と思ってしまう。
気持ちはわかるけど、実際問題召使い馬鹿だし王女も馬鹿でみんな馬鹿すぎて救いようがないと思う。「崇高なものが犠牲になる」みたいな楽しみ方は視点が狭すぎて阿呆だと思う。
いろんな人が感動してファンになって翻訳とかされてるのはわかるけど、作品としては全然優れてないと思うのです。
他の作品と比較してどうとかではなく、あの物語自体にもっと洗練の余地があるということ。
そして洗練されるとたぶんあれは悲劇オチ(と取ってつけたようなハッピーエンド後日談)じゃなくてちゃんと喜劇にもなれたはずだなー、悲劇にしてももっとレベルの高い悲劇になれたはずだなーと思うということです。
「物語の洗練」を。
機能不全家庭の傷なめ的なものでなくて、もっとちゃんと救いとか絶望とかが欲しい。
具体的にいうとこのネタで小説でも書いてそれで旅行のためのおこずかいとか稼いでみたいんだけども、まあおこずかいにならなくてもいいから二度と回路起動スイッチにこのネタで手を触れられる奴がいなくなるように自分でパテを塗っておきたい、そのために小説を練ってみたい、ということでした。
すでにやってる人いるけどねそれ。舞城とかね。でも最近なんか舞城も振るわないっていうか、「その先が欲しいんだけど!」みたいなあたりで止まっちゃってる感するからね。ジョジョノベライズ期待してます。
読まなければいけない行間が多すぎたと感じるのは、横から眺めてた人間の贔屓目かね。
行間が多いのはいいんだよね。
ただ作品の方向性すらその行間で読まなければいけなくて、しかも読めるようになったのは中盤になってからだったというね。多分テーマや序盤の方向性からそれを予想できた人はいなかったんじゃないかなと思う。
そういう意味ですごく人を選ぶ(=考察好きな人とか、感性が監督や脚本とひどく近い人とか)作品だったと感じる。あれ、でも小説版とか監督インタビューとか読まないと補完するのも難しいような……。
この描写はこことの対比で~とか、すごく意味をこめた演出だけど気付かれなかったらどうしようもないよね。何度も見返してそれに気付くことが出来ればすごくおもしろい……と思うんだけど。
最初から方向性を提示された上で視聴するなら、多分いろいろ納得してもらえるとは思うんだけど、今から言っても仕方ないよね。作品の進行方向が突飛すぎて理解されない、なんて最初から考えてもいなかったんだから。序盤との雰囲気の違いで「これは違う」「どうしてこうなったのか…」「こうなるべきだった」って感想をよく見かけたけど、これってつまり感情だからね。その感情を覆させることって難しい。
尺足りないとか行間多すぎて本文足りないとか、いろいろ不満はあるけど、横から眺めてた人間としては少しだけ感慨深い終わり方だった。
東方風神録のエンディングにおいて、酒があまり飲めないキャラクターに対し、集団で酒を飲ませようという「空気」を作るシーンがある。
しかもこのシーンを批判的には描いていないので、これは日本の悪しき飲み会文化・アルハラを正しい事と思っているという事に相違無いと確信
白玉楼にて西行寺幽々子に仕える魂魄妖夢は、病気以外では休みが無く給金も無い(書籍文花帖話)。また紅魔館の十六夜咲夜は広大な館を
事実上一人で管理しなくてはならない状況である。部下の妖精メイドは役立たず。当主は労働条件を改善しようともしない
このような超ブラックな組織が東方人気の中心であるという事は、奴隷労働マインドが若者に刷り込まれているという事であり憂うべき事である。
東方というのはスペルカード、舞台背景、キャラ設定にいたるまで「何らかの元ネタ」というのを持っている。風神録は諏訪の神話をモチーフとしており、その為諏訪大社を東方ゆかりの聖地と勘違いする者共がキャラ絵馬を奉納するという事態が続いている。一橋大学のトークショーでは「やってはいけませんよ」と言っているが、諏訪大社をモチーフにしたのはこの酔っ払いののんべである。信仰を失った架空の神社にすればいいではないか。大体日本有数の信仰を誇る諏訪信仰を、幻想入りするほどに落ちぶれたものに貶めるとは全くの侮辱行為と言い切れるのである。あと東方星蓮船においては信貴山縁起絵巻の「尼公」を下敷きにしている。これもまた実在の信仰を東方に紐付ける愚行と言えよう。まあ、今年の夏コミの新作が完全に幻想郷で完結している「東方三月精」ネタである事は良き事である。漫画本編なんかは神話ネタでの結構紐付けが甚だしいが「妖精大戦争」は妖精の馬鹿騒ぎに過ぎないので何の害もモタラスマイ。
ZUNは世界観を重視していると言っているが、幻想郷という空間は果たしてしっかりとした生活空間なのであろうか。まず海が無いので塩が無い。塩は人間には欠かせないのにそれをのぞいてどうやって生きられるのだ。「岩塩」という解釈も成り立つが、作者自ら小説版東方儚月抄では岩塩は採れないと逃げ道を塞いでいる。まったく自滅とはこの事である。で、結局それら不都合を解消するには八雲紫の「スキマ」で調達するとか、妖怪の山で機械文明ごっこをしている河童や天狗がどうにかするとかしか考えられず、外の世界にベッタリ依存しとるやんけ。外の世界とは隔絶された幻想といっても。親の援助受けてる癖にイッパシの口を聞くクソガキでしかないのだ。あの色鮮やかな服もそうだ。布を色で染めるのには染料がいる。それもパソコンのカラーパレットをいじるようには簡単ではない。一つの色を作るのにもそれなりのコストがかかるのだ。どうやって作るというのか?香霖堂をドラえもんみたいに便利キャラにさせるか?魔力で服が生成させるか?それともスキマ(笑)なのか?
人間と妖怪が潰し合わないように戦うためのプロレスルールたる「スペルカード」。これを全作品の全シチュエーションで行っているのが実におぞましい。東方風神録は外の世界から幻想郷にやってきた新参者である。そいつがどうしてスペルカードルールを知っているって事だよ。あと東方地霊殿は地下に隔離された妖怪と戦うのにこいつらもまたスペルカードルールだよ。どこで知ったのやら。極めつけは星蓮船である。6面ボスは1000年の封印から解かれた直後に戦うわけだからスペルカードルールを知っている筈が無い。遊戯王とかのホビーアニメとかは「その世界ではそのホビーが大人気」って前提があるから問題は無いし、メダロット魂においては「デスメダロット」によるメダロットとは違うルール無用の戦いを通じて、「境界の外では中のルールは通じない」というホビーアニメを全否定しかねない命題を打ち出したりしている。そこいくと風・地・星でどうやってルールを徹底させたかといえば、同調するような圧力以外は考えにくい。「こうやって戦うのが常識でしょ」という感じで押し切ったのじゃあるまいか?大体ルールを懇切丁寧に教えるとすっごく間抜けになる。漫画版儚月抄で魔理沙が依姫にスペルカードルールを説明する会などは実にバカバカしい。依姫は主人公ズを圧倒していたんだから言う事を聞く必要なんて無いわけだ。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%A0%E8%84%B3
フロム脳とは、主にアーマードコアシリーズのプレイヤーが発症する一種の精神病、もしくはその状態である。
概要
フロム脳を発症したプレイヤーはアーマードコアシリーズの主人公の設定を詳細に妄想したり、設定の公開されていない(もしくはただ単に設定の存在しない)登場キャラクターや世界設定の裏設定を妄想したり、といった妄想癖が見られるようになる。
この現象はそれとなく匂わせるだけで詳細はプレイヤーの想像に委ねる、というアーマードコアシリーズの特殊なシナリオ設計が原因となっており、シリーズのこの慣例が変化しない限りフロム脳もまた消え去ることはないだろう。
フロム脳の発症者の中には高い技術力や文才を持った者もおり、こういった人々はアーマードコア世界を更に広げていく可能性を持っているため、フロム脳はただ悪いものとは決して言い切れない。
強烈な個性の持ち主が多数登場するにも関わらず、その外観がゲーム本編中で全く登場しないゲームというのも、今となってはアーマードコアシリーズくらいしか無い気がする。
ただし、第一作目アーマードコアの設定資料集では数名のイラストが掲載されていた。また、いくつかの小説版では登場人物達は挿絵などで普通に登場する。
前 http://anond.hatelabo.jp/20090612000559
ようやく見終わった。
ハッピーエンドでよかったよかった。
いい作品だ。
大河。好きだけど、ヒロインだということもあり、好感度を上げる演出がこれでもかとあったからこれも当然かなと。
櫛枝。後半で一番好感度上がったキャラ。これだけ感情爆発させて直球でぶつかれる女の子はなかなか現実にはいないな。というより、現実世界の櫛枝ポジションの子って多分クラスでいじめとかしてるよ。24話冒頭の、竜児が「追いかける」宣言した後のあの泣きそうな、悔しそうな顔がお気に入り。今「自分の手で掴み取る云々」言ったばかりじゃん! それでも男の子に自分を選んで欲しかったっていうのがすごく女の子っぽい。
川嶋。女としての狡さを出し切れない子供っぽさがよかった。お気に入りは21話の修羅場直前の竜児との会話シーン。弱さを見せて竜児に優しくしてほしい、って部分を(半ば無意識に)出してるあたりに狡さを感じるけど、狡くなりきれないあたりが子供だなって感じた。結局、前半で仮面をとったように見せかけて最後まで仮面をつけたままだった子。だけどこの子の竜児への恋心は多分幻想だと思う。あ、この子結局最後まで誰にも竜児への想いを理解されなかったのか。かわいそうな子だ。
北村。単純バカ。とらドラは女の子達は仮面を脱ぎ捨てて本音でぶつかり合うシーンがあるのに、男性陣にはそういう演出が用意されてないのが残念だ。仮面のかの字も出てこないよこの人。ある意味女の子から見たらこういうストレートな男気のある人は理想の男性像なのかもしれない。でもやっぱ、一度くらいは竜児と殴り合うか何かするシーンがほしかったな。とてもそんな状況起こりそうにないけど。
生徒会長。一番子供っぽくて女々しい。北村のことが好きといっても、自分の夢を捨てる気はない。遠距離恋愛する気だってない。だから距離を置こうとしても、未練たらたらではっきり断らないばかりか下級生に徴発されただけで泣いて本音をぶちまける。北村はメッセで会話したりとかメールのやりとりぐらいしてたんだろうか。そんなのもなしで追いかけて海外行ってもロクな結果にならないだろうね。でもまあ、北村だったら他の女の子にモテるだろうしいいのか。あ、別にそんなに嫌いじゃないよこの子。
竜児。一番感情移入しづらかった。ギャルゲーの主人公的というか、深い心理描写も特になく、受身体質。結局なんで櫛枝のこと好きだったのか分からずじまい。大河のことも、大河の方が竜児を好きになったから自分も好きになっちゃったって感じがして、先行き不安。いくら大河ががんばろうと、大河が竜児に依存する関係が変わるとも思えないし、もしそういう状況に竜児が疲れを感じてしまうようになったら危険だよね。でもハッピーエンドでよかったよかった。竜児自体はとっても気に入っている。特によかったなと思うのは最終話。初めてできた恋人と二人だけの世界に入り込むんじゃなくて、ちゃんと親や周囲の環境と向き合おうとしたのは高校生としてすごく立派。そう考えると、受身体質だったのもそれを打破して最終話の行動に出たのもストーリーの根幹の一部なので、それにどうこう言うのはナンセンスか。いやでもそれだったら、そういう受身体質な部分にスポットを当てたエピソードがほしかったな。いかん、下品な批評めいたことを書いてしまった。
竜児がもし大河以外の子と付き合ったとしたら? と考えてみた。
もし大河がいなければ、結構普通に櫛枝と付き合うところまでいけたかもしれない。北村つながりで、それなりに接点あるだろうし、川嶋とのからみ(5~6話)も大河の代わりに櫛枝がいれば、ディテールが違っても竜児・櫛枝・川嶋は原作通りに親しい仲になっていた可能性がある。そんな中でうまいこと櫛枝と付き合う流れになってもおかしくはない。でもすぐ(1~2年で)別れるんじゃないだろうかと思う。多分、櫛枝がそのうち「太陽」の仮面を被り続けることに疲れちゃうだろうから。仮面とっちゃったら単なるめんどくさい子なので、世話焼きの竜児が面倒みるかもしれないがそれもいつまで続くか不明。
では川嶋はどうだろう? 俺は、竜児と川嶋が一番上手くいくんじゃないかと思う。川嶋の片想いって、片想いのうちは幻想だと思ってる。竜児って川嶋にとっては多分初めての「本当の自分を見せれる異性(北村除く)」だろうから、年頃の女の子だったら恋して当然。でもその部分「だけ」で好きになっちゃったらやっぱりそれは幻想だ。しかし、竜児がその想いを受け入れたらそれはもう幻想じゃなく現実になる。そうなると、多分川嶋は竜児に思いっきり依存する。典型的なツンデレになる。でも川嶋は (1)大河と違い、そこそこ正常そうな家庭を持っている。すなわち、大河と違い、恋愛以外の生活のあらゆる部分で竜児に依存することはない (2)学生と違い、仮面を被り続けなければいけない仕事の世界で修羅場を抜けてきている(と思う) の2点で他のキャラとは違う。結局、恋愛以外の世界、竜児のいない世界を多く持っているからそれだけ依存しにくい環境にある、あるいは一時的にのぼせ上がって依存しまくっても、現実復帰するのが早い(というより現実復帰しなければならない)環境にある。これがうまく回れば、適度に竜児に甘えつつ適度に対等に接する、そんな関係になるんじゃないだろうか。
もう一つ妄想。もし川嶋の恋心を周りの誰かに悟られてたら?
櫛枝。もし知ったら、真っ先に妨害すると予想。自分のために、大河のために。
大河。ばかちーのこと気を遣っておろおろするんだろうね。そして櫛枝に知られ、上と同じパターンに。
北村。すごく喜んで、そして協力すると思う。かといって大河の邪魔をしたりとかはしないと思うけど。フェアプレー推奨。
竜児。夏休み~文化祭直前ぐらいまでだったら案外落とせたんじゃないかと思う。
とまあ妄想含め色々書き散らしてみたが、とらドラ本当に面白かったしキャラはみんな好きです、はい。
いい年したおっさんがこれ好きなんてカミングアウトしたらどんびき間違いないので言わないが。
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(09/6/16 追記)
帰ってきたらなんかいっぱいブックマークついてて驚いた。
>楽しそうでなにより。亜美ちゃんを名字で呼ばれると違和感あるぜ。原作読むといいよ!
呼び方は竜児の呼び方で統一してる。さすがに亜美ちゃんとか(自分がキモくて)言えない。
こちらでも原作プッシュか。ラノベとか10年ぐらい読んでないけど一度読んでみるか。
>とらドラ!については本当に思うところが多々あるが、それを書くリソースがないし、たぶん自分の中に抱えて解決すべきものな気がするので当分書くことはないと思う。
俺も見たかった
あの子のツンっぷりが尋常じゃないと感じたのは、24話で櫛枝が泣き崩れるシーン。
よくあの涙見てツレ泣きしなかったなと思った。
あのプライドの高さが好き。
デレっぷりに期待できそうだと感じたのは、22話で自販機前で座ってるとき、聴こえる足音に期待しまくりの顔したとき。
あれは心の中で絶対しっぽ振ってたな。
>亜美は不憫な子だ。だからすきなのかもしれない。PSP版買おうかな
亜美は視聴者に気づいてもらえるだけマシだと思う。現実世界じゃ誰も気づいてくれないんだよね。
小説版読んだことないけど、やっぱり原作見てるとがっかりする部分あったりするのかな。
この部分カットしやがって、みたいな。(上の方でもあった、会長の描写とか?)
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(09/6/17 追記)
>巧みな分析
分析と言われると恥ずかしい
>キャラ別ツッコミ。みのりんのように激情を発する女子は普通に結構いるけど可視化されてない。亜美を子供っぽいと評する人は珍しいかも。北村は根は熱いけど爆発しないのは偏に竜児や大河への信頼感が絶大だからかな
櫛枝については言葉足らずだった。
ああいう風に「さわやかに」爆発させることができる女の子ってなかなかいないよなと書きたかった。殴りあったりとか。偏見かもしれないが、普段隠しておきながらいざとなると爆発する女の子ってどうしても陰湿な部分があるという印象があるから。
亜美の評価は珍しいのか。おっさん目線で観てしまうとどんな子も子供に見えてしまうからな。
北村については、信頼感というよりも無関心に見えた。無関心は言いすぎか。「まああいつらは勝手にうまくやるだろ」的な。あ、そう考えると信頼感と言えなくもないか。ううむ。