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はてなキーワード: 単著とは

2024-09-25

anond:20240925091717

本読みすらしない人には理解できなんだろうけど

純文学なら純文学歴史文脈があって、なろう系ならなろう系の歴史文脈があって

「なろう系みたいなことをする純文学」ができるのはそれぞれの界隈の文脈がなきゃ成立しないし、

単著じゃなくて界隈の批評をするなら当然、界隈の文脈読めって当たり前の話でしかないんだけど。

君がオタクを下にみて気取ってるからオタク界隈だけ特別なことをしてる!とバカ勘違いをするハメになってる。

2024-09-03

堀元と落合借金玉とえりぞさんたち

無痛を気取る困った相手にその周囲への態度容認確認をしていくと効果的。というガーシーにも効いた手法

そういえば、宇野朴人の兄の借金玉氏も同じような感じになっていたと思い出した。

昔の借金玉氏は単著も出した障碍者でも生きれるぜやっていきムーブマスターだった。

正直に言うとオラオラ系のヤクザっぽい獰猛熊さんだった。

そんな借金玉さんは不倶戴天の敵のえりぞさんの子供を興信所で調べ上げ、「本気で殺す気でしたよ」「裁判やるより殺す方が安いですからね」などと言っていた。とされる。(一応他人とのDMであり公開ポストではなかったが…)

えりぞ氏以外にも裁判を仄めかすなど敵も多いみたいだったが、それらを寄せ付けないような羆ばりのつよつよマンだった。敵が多いからそうなったのか、ヤクザじみた言動から敵が増えたのかはよく知らない。

https://togetter.com/li/1972741

他にも個人情報悪用の仄めかしなど、本当にナイフちらちらムーブが増えていた時期だった。

anond:20210729104403

大抵の"敵"はツイッター上でやりあい一線は越えなかったのだが、えりぞ氏はいろいろあって裁判にまで行ってしまった。それこそ裁判俎上ひとつがえりぞ氏の「ヤクザじみている」発言であったりした。

話は前後するのか、裁判からかは不明だが、借金玉氏はだんだんとそのつよつよキャラから変節をたどることになる。

その原因のひとつとして挙げられそうなのが、えりぞ氏による攻撃、あるいは反撃であるようだ。

さて、僕は

 

東洋経済オンライン

週刊プレイボーイ

ダイヤモンド社

角川書店

上記出版社やその雑誌に対し、「私個人実名で」借金玉氏の「開示請求で身元が割れた時点で、個人情報インターネットに放つ」といった一連の発言について、出版社として許容しているのか、問い合わせを行いました。

https://x.com/erizomu/status/1420181552101609475

この辺は先ほどあげた

anond:20210729104403

を見るほうが早いか

ともかくえりぞ氏の行動を総括すると、この発言である

これは大事ポイントなので言っておきますが、私は昔から完全な異常者で、私に弓を引いた人間には、「必ず」その周囲の人間にも弓を引きます会社員をやってますが、ネット面白いオッサンではなく、そういうことを昔からやってきた人間だということは覚えておいてください。

https://x.com/erizomu/status/1425973933853986820

 

 

まさに今回の落合氏と同じ行動で、相手の周囲を巻き込む手法を取るといっている。実際に何をしたかのすべては明らかになっておらず、別増田が残しているように「よくない発言容認」を確認しているとされる。(もっと異常者な詰めよりもしてる)

…この行動は功を奏したようで、借金玉氏はみるみるとしぼんでトーンダウンしていった。原因はこの件ではなく殆ど自分の行動が跳ね返ってきたからだと感じるが。

今では恐ろしいほどのツイ廃から解脱でき、「最期」を連呼する弱弱しく自死を仄めかす人格シフトし、それから数ヶ月たった後にはX断ちを達成しいか精神状態が末期か、終わりに向けているかをつづる有料Noteを月末更新する大人しい人物になれた。巨大で凶暴な熊だった借金玉氏は空気を抜いてみるとしおしおのクローズ就労の道を絶たれたベストセラー障碍者作家だった。…?そういう人になることにしたようだった。ひとえに氏の周囲の医者弁護士による必死の説得のおかげだと思われる。ご苦労様です。頭を丸刈りにするのは精神不安や終の覚悟を感じるものの、過去の振る舞いを見るにやっぱりスキンヘッドヤクザイメージがちらついてしまうのは染み付いたイメージ戦略的しかたがないだろう。

あとは氏の言う最期心配されているが、そこから新たな裁判も起こしていてなんらかの節目は遠そうだ。

 

あの凶暴な熊さんをここまで戦略変更せしめる力の一端を担っているこの手法はほんとうに効果的なんだなと思い出しと共に再実感したしだいである。えりぞ氏は宣言しているように落合氏より気合が入った"異常者"であり、落合氏にヤクザの行動だよと指摘していたのもえりぞ氏の行動まで行くとなるほどそうだなと頷けるものがある。しかし堀元借金玉両氏ともに通常の対応現在状態に持ち込めたのかといわれると疑問であり、素早く・個人解決を目指すなら、結局

バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!

効果であるといわざるを得ないのだろう。

落合氏の手法を常に誰にでも使うことを許容するわけではない。しかし私情は、使う相手はこの程度にはつよつよな振る舞い・原因があるから仕方が無いと思ってしまう。先制攻撃ではなくバケモンにたいする防衛としてバケモンになるなら、巨大怪獣に立ち向かうウルトラマンが町に被害を出すように、手法の悪どさはコラテラルダメージだろう。

  

  

そんなえりぞ氏と借金玉氏との次回の法廷バトルは最初の方の高裁判決で、9/18の予定になっている。とっとと両者精算して、争い少なく生きていって欲しい。

2024-08-29

認知の歪みって怖い

元の連載マジでイカれた解釈(エビデンス的にはしっかりしてる)を太鼓持ちにむけて喋る内容で、ぜったいまだオモチャにせず放っとくべき。ちゃん単著になってから見たい。

https://megalodon.jp/2024-0829-1234-08/https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4758391215624397024/comment/naka_dekoboko

"エビデンス的にはしっかりしてる"のであれば、イカれた解釈とは言わないのでは?

2024-08-28

単著を書いたはいいけど、理不尽レビューをつけられ、増田犯人を見つけた話

電子書籍単著を書く

アマゾンに、本編とは全く関係ない理不尽レビューをつけられてる

いくつかの媒体で、その人が悪口や自慢話をする時に、「責任」という言葉を使いたがる。

誰に聞かれたわけでもなく、関係あるはなしでもないのに、やたらと「責任」という言葉を多用することに気づく。

(著書のアマゾンレビューにも「責任」という言葉が入っていた。)

増田で、その人の名前を出したネタを書いてみる

見事に本人を名乗る人物が登場。本当に「責任」という言葉を使う。(他にもその投稿の中でボロを出して、口調そっくりな書き方で悪口を書いてるところが見つかる)

アマゾンレビュー理不尽レビューをつける状況証拠がすべて揃う

動機あり・口癖一致・性格的にやったという前科もある)

これで、アマゾン理不尽レビューをつけた犯人実質的に判明。

いやぁ〜たまには増田も役に立つ

2024-08-04

東浩紀

東浩紀の伝記を書く。ゼロ年代に二十代を過ごした私たちにとって、東浩紀特別存在であった。これは今の若い人には分からいであろう。経験していないとネット草創期の興奮はおそらく分からいかである。たしかにその頃は就職状況が悪かったのであるが、それはまた別にインターネットは楽しかったのであり、インターネットが全てを変えていくだろうという夢があった。ゼロ年代代表する人物を3人挙げるとすれば、東浩紀堀江貴文ホリエモン)、西村博之ひろゆき)ということになりそうであるが、彼らはネット草創期に大暴れした面々である。今の若い人たちはデジタルネイティブであり、それこそ赤ちゃんの頃からスマホを触っているそうであるが、我々の小さい頃にはスマホはおろか携帯電話すらなかったのであるファミコンはあったが。今の若い人たちにはネットがない状況など想像もできないだろう。

私は東浩紀の主著は読んでいるものの、書いたもの網羅的に読んでいるというほどではなく、酔っ払い配信ほとんど見ていない。しかし、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の東浩紀スレ古参ではあり、ゴシップ的なことはよく知っているつもりである。そういう立場から彼の伝記を書いていきたいと思う。

1 批評空間

東浩紀は71年5月9日まれである。「動ポモ」でも援用されている見田宗介時代区分だと、虚構時代のちょうど入り口で生を享けたことになる。國分功一郎は74年、千葉雅也は78年生まれである。國分とはたった3歳しか離れていないが、東が早々にデビューしたために、彼らとはもっと年が離れていると錯覚してしまう。

東は中流家庭に生まれたらしい。三鷹市から横浜市引っ越した。東には妹がおり、医療従事者らしい(医者ではない)。父親金沢出身で、金沢二水高校を出ているそうである(【政治番組東浩紀×津田大介×夏野剛×三浦瑠麗が「内閣改造」について大盛り上がり!「今の左翼新左翼左翼よりバカ!」【真実幻想と】)。

東は日能研でさっそく頭角を現す。模試で全国一桁にいきなり入った(らしい)。特別栄冠を得た(らしい)。これに比べたら、大学予備校模試でどうとかいうのは、どうでもいいことであろう。

筑駒筑波大学附属駒場中学校)に進学する。筑駒在学中の特筆すべきエピソードとしては、おニャン子クラブ高井麻巳子福井県実家訪問したことであろうか。秋元康結婚したのは高井であり、東の目の高さが分かるであろう。また、東は中学生時代うる星やつらファンクラブを立ち上げたが、舐められるのがイヤで年を誤魔化していたところ、それを言い出せずに逃げ出したらしい(5ちゃんねる、東浩紀スレ722の555)。

もう一つエピソードがあって、昭和天皇が死んだときに、記帳に訪れたらしい。

東は東大文一に入学する。文三ではないことに注意されたい。そこで柄谷行人の講演を聞きに行って何か質問をしたところ、後で会おうと言われ、「批評空間」に弱冠21歳でデビューする。「ソルジェニーツィン試論」(1993年4月であるソルジェニーツィンなどよく読んでいたなと思うが、新潮文庫ノーベル賞作家を潰していくという読書計画だったらしい。また、残虐記のようなのがけっこう好きで、よく読んでいたというのもある。三里塚闘争についても関心があったようだ。「ハンスが殺されたことが悲劇なのではない。むしろハンスでも誰でもよかったこと、つまりハンスが殺されなかったかも知れないことこそが悲劇なのだ」(「存在論的、郵便的」)という問題意識で書かれている。ルーマン用語でいえば、偶発性(別様であり得ること)の問題であろうか。

東は、教養課程では、佐藤誠三郎ゼミ所属していた。佐藤村上泰亮公文俊平とともに「文明としてのイエ社会」(1979年)を出している。共著者のうち公文俊平だけは現在2024年7月)も存命であるが、ゼロ年代に東は公文グロコムで同僚となる。「文明としてのイエ社会」は「思想地図」第1号で言及されており、浩瀚な本なので本当に読んだのだろうかと思ったものであるが、佐藤ゼミ所属していたこから学部時代に読んだのだろう。

東は94年3月東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科を卒業し、同4月東京大学大学総合文化研究科超域文化科学専攻に進学する。修士論文バフチンで書いたらしい。博士論文ではデリダを扱っている。批評空間に94年から97年にかけて連載したものをまとめたものである私たち世代は三読くらいしたものである博論本「存在論的、郵便的」は98年に出た。浅田彰が「東浩紀との出会いは新鮮な驚きだった。(・・・)その驚きとともに私は『構造と力』がとうとう完全に過去のものとなったことを認めたのである」という帯文を書いていた。

郵便本の内容はウィキペディアの要約が分かりやすく、ツイッター清水高志が褒めていた。「25年後の東浩紀」(2024年)という本が出て、この本の第3部に、森脇透青と小川歩人による90ページにわたる要約が付いている。森脇は東の後継者と一部で目されている。

東の若いころの友達阿部和重がいる。阿部ゲンロンの当初からの会員だったらしい。妻の川上未映子は「ゲンロン15」(2023年)に「春に思っていたこと」というエッセイ寄稿している。川上早稲田文学市川真人によって見出されたらしく、市川渡辺直己の直弟子である市川鼎談現代日本批評」にも参加している。

東は、翻訳家小鷹信光の娘で、作家ほしおさなえ1964年まれ)と結婚した。7歳年上である不倫だったらしい。98年2月には同棲していたとウィキペディアには書かれていたのであるが、いつのまにか98年に学生結婚と書かれていた。辻田真佐憲によるインタビュー東浩紀批評家が中小企業経営するということ」 アップリンク問題はなぜ起きたか」(2020年)で「それは結婚の年でもあります」と言っており、そこが根拠かもしれないが、明示されているわけではない。

そして娘の汐音ちゃん生まれる。汐音ちゃん2005年6月6日まれであるウィキペディアには午後1時半ごろと、生まれ時間まで書かれている。名前クラナドの「汐」と胎児聴診器心音ちゃんから取ったらしい。ツイッターアイコンに汐音ちゃん写真を使っていたものの、フェミに叩かれ、自分写真に代えた。汐音ちゃんは「よいこのための吾妻ひでお」 (2012年)のカバーを飾っている。「日本科学未来館世界の終わりのものがたり」展に潜入 "The End of the World - 73 Questions We Must Answer"」(2012年6月9日)では7歳になったばかりの汐音ちゃんが見られる。

96年、コロンビア大学大学入試に、柄谷の推薦状があったのにもかかわらず落ちている。フラタニティ的な評価によるものではないかと、どこかで東は推測していた。入試について東はこう言っている。「入試残酷なのは、それが受験生合格不合格に振り分けるからなのではない。ほんとうに残酷なのは、それが、数年にわたって、受験生家族に対し「おまえの未来合格不合格かどちらかだ」と単純な対立を押しつけてくることにあるのだ」(「選択肢無限である」、「ゆるく考える」所収)。いかにも東らしい発想といえよう。

2 ゼロ年代

東の次の主著は「動物化するポストモダン」で、これは2001年刊行される。98年から01年という3年の間に、急旋回を遂げたことになる。「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」はその間の論考である

東はエヴァに嵌っており、「庵野秀明はいかにして八〇年代日本アニメを終わらせたか」(1996年)などのエヴァ論も書いている。その頃に書いたエッセイは「郵便不安たち」(1999年)に収められた。エヴァ本をデビュー作にすることも考えたらしいが、浅田彰に止められたらしい。だからサブカル本を出すというのは、最初から頭の中にあったのだろう。

「いま批評場所はどこにあるのか」(批評空間第Ⅱ期第21号、1999年3月)というシンポジウムを経て、東は批評空間と決裂するが、それについて25年後に次のように総括している。「ぼくが考える哲学が『批評空間』にはないと思ってしまった。でも感情的には移転があるから、「お前はバカだ」と非難されるような状態にならないと関係が切れない」(「25年後の東浩紀」、224-5頁)。

動ポモ10万部くらい売れたらしいが、まさに時代を切り拓く書物であった。10万部というのは大した部数ではないようにも思われるかもしれないが、ここから動ポモ論壇」が立ち上がったのであり、観客の数としては10万もいれば十分なのであろう。動ポモフェミニストには評判が悪いようである北村紗衣も東のことが嫌いらしい。動ポモ英訳されている(Otaku: Japan's Database Animals, Univ Of Minnesota Press. 2009)。「一般意志2.0」「観光客哲学」も英訳されているが、アマゾンのglobal ratingsの数は動ポモが60、「一般意志2.0」が4つ、「観光客哲学」が3つと動ポモが圧倒的である2024年8月3日閲覧)。動ポモ海外論文でもよく引用されているらしい。

次の主著であるゲーム的リアリズムの誕生――動物化するポストモダン2」までは6年空き、2007年に出た。この間、東は「情報自由論」も書いていたが、監視否定する立場から肯定する立場へと、途中で考えが変わったこともあり、単著としては出さず、「サイバースペース」と抱き合わせで、同じく2007年に発売される(「情報環境論集―東浩紀コレクションS」)。「サイバースペース」は「東浩紀アーカイブス2」(2011年)として文庫化されるが、「情報自由論」はここでしか読めない。「サイバースペース」と「情報自由論」はどちらも評価が高く、この頃の東は多作であった。

この頃は北田暁大と仲が良かった。北田は東と同じく1971年まれである。東と北田は、2008年から2010年にかけて「思想地図」を共編でNHK出版から出すが、3号あたりで方針が合わなくなり、5号で終わる。北田は「思想地図β」1号(2010年)の鼎談には出てきたものの、今はもう交流はないようである北田はかつてツイッターで活発に活動していたが、今はやっていない。ユミソンという人(本名らしい)からセクハラ告発されたこともあるが、不発に終わったようである結婚して子供もできて幸せらしい。

その頃は2ちゃんねるネットの中心であったが、北田は「嗤う日本の「ナショナリズム」」(2006年)で2ちゃん俎上に載せている。北田は「広告都市東京」(2002年)で「つながりの社会性」という概念を出していたが、コミュニケーションの中身よりも、コミュニケーション接続していくことに意味があるというような事態を表していた。この概念を応用し、2ちゃんでは際どいことが言われているが、それはネタなので心配しなくていいというようなことが書かれていた。2ちゃん分析古典ではある。

東は宮台真司大澤真幸とも付き合っているが、彼らは北田のように鋭くゼロ年代を観察したというわけではなく、先行文献の著者である。宮台は98年にフィールドワークを止めてからは、研究者というよりは評論家になってしまった。大澤は日本ジジェクと称されるが、何を論じても同じなのもジジェクと同様である動ポモは彼らの議論を整理して更新しているのであるが、動ポモも「ゲーム的リアリズムの誕生」も、実際に下敷きになっているのは大塚英志であろう。

宮台や大澤や北田はいずれもルーマンであるが、ルーマンっぽいことを言っているだけという印象で、東とルーマンも似ているところもあるというくらいだろう。しかし、ルーマン研究者馬場靖雄2021年逝去)は批評空間に連載されていた頃から存在論的、郵便的」に注目しており、早くも論文正義門前」(1996)で言及していた。最初期の言及ではないだろうか。主著「ルーマン社会理論」(2001)には東は出てこないが、主著と同年刊の編著「反=理論のアクチュアリティー」(2001)所収の「二つの批評、二つの社会」」ではルーマンと東が並べて論じられている。

佐々木敦ニッポン思想」(2009年)によると、ゼロ年代思想は東の「ひとり勝ち」であった。額縁批評などと揶揄される佐々木ではあるが、堅実にまとまっている。類書としては、仲正昌樹「集中講義日本現代思想 ポストモダンとは何だったのか」 (2006)や本上まもる「 “ポストモダンとは何だったのか―1983‐2007」 (2007)があったが、仲正は今でも読まれているようである。本上は忘れられているのではないか。この手の本はこれ以後出ていない。需要がないのだろうか。

佐々木の「ひとり勝ち」判定であるが、そもそもゼロ年代思想土俵を作ったのは動ポモであり、そこで東が勝つというのは当たり前のことであった。いわゆる東チルドレンは東の手のひらで踊っていただけなのかもしれない。懐かしい人たちではある。

北田によると、東の「情報技術公共性をめぐる近年の議論」は、「批評が、社会科学的な知――局所から全体を推測する手続きを重視する言説群――を媒介せずに、技術工学的知と直結した形で存在する可能性の模索である」(「社会批評Introduction」、「思想地図vol.5」、81-2頁)ということであるが、ゼロ年代の東はこういう道を歩んでいた。キットラーに似ており、東チルドレンでは濱野智史がこの道を歩んだのであるが、東チルドレンが全てそうだったわけでもなく、社会学でサブカルを語るというような緩い営みに終始していた。宇野常寛などはまさにこれであろう。

佐々木ニッポン思想」と同じ2009年7月に、毛利嘉孝ストリート思想」が出ている。文化左翼歴史をたどっているのであるが、この頃はまだ大人しかった。ポスコロ・カルスタなどと揶揄されていた。しかし、テン年代佐々木命名から勢いが増していき、今や大学メディア大企業裁判所を押さえるに至っている。しかし、ゼロ年代において、動ポモ論壇と比較できるのは、非モテ論壇やロスジェネ論壇であろう。

非モテ論壇は、小谷野敦の「もてない男」 (1999年)に始まり本田透に引き継がれるが、ものすごく盛り上がっているというほどでもなかった。本田消息が分からなくなり、小谷野2017年から売れなくなった。ツイッターでは雁琳のような第三波フェミニズムに応対できる論者が主流となっているが、そういうのの影に隠れたかたちであろう。大場博幸「非モテ独身男性をめぐる言説史とその社会包摂」(2021年教育Permalink | 記事への反応(13) | 17:44

2024-07-08

anond:20240708111153

単著出してるから立派な作家様ではあるな。

人気と言えるほど売れたのかは知らん。

2024-07-01

アカデミック方面のひとがよく「単著」って言葉を使うけど

そこを強調するって、共著よりすごい名誉だったりするの?

anond:20240701120046

単著も無いゴミ反論する必要いね

「よくわからん人が何か喚いている」

に過ぎないねから

2024-06-25

anond:20240625090534

予防線?何言ってんの?予防線なんか張ってないけど。単に事実を述べてるだけだよ。

まず、編集者承認があることが「単著」としての価値保証するって言うけど、それって商業的な判断に過ぎないよね。内容の正確性とか学術的な価値保証するものじゃないんだよ。編集者は売れるかどうかを見るだけ。

次に、「誰かに請われて作った本」と「持ち込んだ企画」を同一視するのはおかしいよね。持ち込み企画は作者自身が発案しているんだから、「誰かに請われて」作った本とは根本的に違うよ。出版社承認して出版するからと言って、持ち込み企画同人誌本質的に違うわけじゃない。

持ち込み出版はケースバイケースで、自費出版に近いこともあるよ。だから商業出版からと言って必ずしも高い価値があるとは限らないんだよ。

それに、同人誌を軽視してるけど、同人誌作家だって膨大な時間と労力をかけて質の高い作品を作ってるんだ。プロ編集者が関わらないか価値が低いって言うのは、創作活動多様性無視した見方だよ。

から商業出版同人誌価値を一概に比較するのは難しいし、各々の創作物が持つ独自価値尊重するべきだと思うけどね。

2024-06-24

anond:20240624175608

この突っ込み増田でもはてブでもXでも大量に入ってたのに、

全部無視してるんだよなー

周りの意見無視して、ねじ曲がった自説を延々述べてるだけで単著()とか言ってるの、

頭お花畑でいいなって

あいつそろそろ初老でしょ?

anond:20240624092225

前回も言いましたが、商業でやる出版社編集者承認を通してはじめて実績としての「単著」であって、

金や手続きさえあれば発行できる同人誌単著って自慢できるものじゃないってのはまだ理解できませんか。

赤の他人に認められた上で出版するってプロセス単著を立派な出版物たらしめる本質です。

Amazonレビュー酷評されてるような基本的な内容について自画自賛でない客観的視点が入った上で、出版プロの目が入って一定の質を担保しているわけです。

ちゃんとした社会人なら当たり前に理解できる内容なのですが、やはりあなた客観性社会常識が欠けたままなんでしょうね…。残念です。

anond:20240624092225

いや普通に値段が高いでしょ

Kindle Unlimitedで0円で読むならまだしも、1250円ぼったくりだよ

たとえ0円でも単著?になるだろうし、安く設定してみては

単著もないくせに」とか言われ続けたか電子書籍を書いたのその後

作者「書いた。否定できるものならやってみろ」

https://anond.hatelabo.jp/20240612003341

「1か所2か所ならともかく、本の内容が多岐にわたりすぎて、すべての内容を否定することは絶対にできない(できるもんならやってみろ)」

という内容になってます

ぼくに10年ぐらい粘着したある人物や、悪い意味言及した人物が読むことを想定して「重箱の隅をつつくことぐらいなら言えるかもしれんよ?」「でも、本の内容をちゃん論破しようと思ったら、ぼくよりも幅広い知識と、オリジナリティの両面がある人じゃないと無理(そんなに能力があるならもうお前が電子書籍出せばいいし、俺の論破とかやる暇があったら、もうお前本書いて自分人生変えたほうがよくね?)」という内容になっとります。


Amazonで数名から酷評現在評価は平均★1.6

https://www.amazon.co.jp/dp/B0D6NCB574/

本を読み終えて怒りのままレビューしたので長文になってしまっておりました。

端的に申し上げます

文章力が低すぎて読みづらい

・著者の境遇思考が(悪い意味で)特殊すぎ、一般の人には参考にできない

以上です。

この本には「レベルの低い言い訳」が目立ちます

「頑張って書いた」とか「(図が)少々見ずらいのはご愛嬌」とか

私も数多くの本を読んできましたが、このレベル言い訳を著書の中に書くのはプロはおろか、小説サイトしか投稿しないアマチュアですら見たことがありません。

そして実際「言い訳」が必要なほどの出来となってしまっています

ブログ読書感想文として書くならこれでも良いのかもしれませんが、さすがにこれを売り物にするのは良心がないのかと言いたくなります



作者「読者の反応を見た。想定してるより読者が馬鹿すぎて俺の作品の素晴らしさを理解できなかったらしい」

私の誤算は2つ。

まず、

「今の時代、本を読む人ならこのレベルぐらいかな?」

と思った位置が高すぎた。

「今の時代9割は高校出てるんだから高校レベルで書けば誰でも読めるぐらいになるかな?」

と思ったけど、これがそもそもの間違いだった

もう1個が完全に計算外すぎて

ウソでしょ?」

と思ったところで…

それが「私ごとき嫉妬する人間がいる」というところ。

自分をよく見せようと思うなら、ダメなところとか書かないのですが…ダメなところとか書いてても自慢話に聞こえる人とかがいたらしくて

「ええ…」

と本気で驚きました


作者「ここはもうリライトどうこうじゃなくて、コンセプト上の失敗ですから…新作として実装するしかないです。」

「難しくしすぎない」

実在する人間を登場させない」

という意味で、戯曲方式の方が良かった。

ここはもうリライトどうこうじゃなくて、コンセプト上の失敗ですから…新作として実装するしかないです。



作者「文章を手直しします」

今、本の改訂作業をしてます

文章を早くする意識で作り直してます

「1文に1つの内容」を意識するといいそうです。

練習のために、ツイートでも「1文で1つの内容」を意識します。

2024-06-16

anond:20240616170303

ブクマカなんてあれよ、「単著もないのに偉そうに」といわれて、悔し紛れに自主出版して「単著だぞ、えっへん」と言ってしまうような奴の集まりからな。

2024-06-13

anond:20240612003341

笑った。自費出版単著気取りww

誤字脱字だらけなんだろうなあ・・・

anond:20240612003341

この間4冊目の単著刊行されました

エロ漫画ですが、僕のはてなでの発言権は相当上位ということで大丈夫でしょうか?

anond:20240613101304

そういう界隈は電子書籍が出来る以前から自費出版上等なのだ

大学とか学校先生出版社から本出すけど自費出版みたいな契約やで……

お金ない先生は共著とかでなんとかやりくりして教科書出すんよ……

単著トンデモ本出してる学者とかゴロゴロおるで

単著とかこだわるならもう対談以外で議論するのやめろよ

著名は匿名空間に出てくるな

2024-06-12

anond:20240612003341

単著ってKDPかよwww

そんなんでよければ、狂人ブクマカいくらでもだしてるだろw

さすがにこれはないw

anond:20240612003341

単著もないくせに」で言い返せるのって出版社から認められ、

出版できるだけの実力を示した時に言えるセリフであって、

KDPで妄想を書きなぐったのは単著じゃないんです…。

その程度の常識も無いんだねやっぱり。

コミケで1部も売れない同人文字書きも単著作家って言うか?言わねえだろ。

国立国会図書館納本したって、ランダム文字の『亞書』の作家単著作家って言うか?言わねえだろ。

いい年こいたオッサンだろうに普通大人が身につける常識が身につかず

全く成長できないからそういうあだ名ついてたの。マジで理解してなかったんだな。

単著もないくせに」とか言われ続けたか電子書籍を書いた

まだ商品ページが雑すぎて、告知とかしてないのに、すでに数百ページガツンと読んでくれる熱心な読者がついてくれて

「マジか!めっちゃ嬉しい」

となってます

この本、はてな民には見つかってほしいようなほしくないようなところがありますが…

仮に見つかっても

「1か所2か所ならともかく、本の内容が多岐にわたりすぎて、すべての内容を否定することは絶対にできない(できるもんならやってみろ)」

という内容になってます

ぼくに10年ぐらい粘着したある人物や、悪い意味言及した人物が読むことを想定して

重箱の隅をつつくことぐらいなら言えるかもしれんよ?」

「でも、本の内容をちゃん論破しようと思ったら、ぼくよりも幅広い知識と、オリジナリティの両面がある人じゃないと無理(そんなに能力があるならもうお前が電子書籍出せばいいし、俺の論破とかやる暇があったら、もうお前本書いて自分人生変えたほうがよくね?)」

という内容になっとります。

そもそもはてな民自体弱体化してると思うから、どうせ有名ブロガーの誰かが言及して初めて発売を知ることになるんだろうから、この増田も注目されずに、きっと埋没するんだろうなぁ…。

ヒントはこの増田に山ほどだしとるけど、ここに気づける人はもうはてなにいないんだろうなぁ…。

酒の勢いで

「俺が本発表したから見つけられるもんなら見つけてみろ」

粘着してる人がどうせ批判記事書くだろうけど、みんなが納得行くような批判記事を書こうとするとこの本はとても大変だから、まぁがんばってね。」

そもそも批判してないで、俺の批判する能力があったらがんばったら本書けば?」

とか書いとくね。

どうせ、この増田自体埋没すると思ってる。

そもそもはてブで盛り上がることもないと思うけど…もし盛り上がっても、誰だかわかんねぇだろうなぁ〜。今のぼくは、はてな的には消息不明になってるだろうし

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