「影武者」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 影武者とは

2024-04-03

ハンターハンター影武者に書かせりゃいいじゃん

売れっ子漫画家って影武者使って続編書かせたりしてるのが

主流なわけでハンターハンターとか、そうすればいいのに

なんでそうしないの、富樫先生

LINEでも伝えたけどさあ

2024-03-07

anond:20240307141409

なんだよお前知らないのか?

あの頃のラクス様って実は影武者だったらしいぜ?

2024-02-22

将棋に一個新ルールを追加できるとしたら?

2つほど思いついた。

味方に裏切り者がいる

自駒のうち一枚は裏切り者でその駒が敵陣に入ると裏返らず敵駒になる。

相手方はどの駒が裏切り者か知っている。

王に影武者がいる

盤上に王が2枚ありとちらかが影武者

間違って影武者の方の王を取っても詰みにならず勝負継続する。

取られた影武者相手方では歩になる。

かにもある?

2024-02-14

推し活」現象に対する疑問

前々から推し活」というものにうっすらと疑問や違和感を持ってきたが、最近少しずつ言語化できるようになった気がするので、ここでまとめておきたい。

第1に、「推し活」においてはドラマ映画などの作品の内容や質が軽視されていることである

昔ながらの映画ファンは、宮崎駿の「ナウシカ」「ラピュタ」は素晴らしいけど「ハウル」は意味からないとか、黒澤明の「七人の侍」「椿三十郎」は凄いけど「影武者」はスケールが大きいだけで内容はつまらないとか、三船敏郎は黒澤映画では神だけどそれ以外では大根役者でむさ苦しいだけだとか、そういう話を当たり前のようにしてきた。

しかし「推し活」をしている人たちは、その当たり前のことを許さない。「推し」が出演している映画ドラマについて、「あれは出来がよくなかったね」と言ってはいけない雰囲気が強く存在する。事実、近年の日本ドラマレベルが高くて面白いという話は全く聞かないし、「個人の感想」で言えば5分と見続けられないレベルだと思うが、Tverの視聴回数はドラマが上位を独占しているという。これは、ドラマ映画が「推し」を鑑賞するための舞台背景でしかなくなり、その内容や質が軽視されていることを意味している。

最悪の結果になった「セクシー田中さん騒動について、その背景には間違いなく「推し活」がある。つまり現在ドラマ作りは、優れた原作脚本を土台にして配役を決めるという当たり前の順番ではなく、まず「推されている」人気の俳優アイドルキャスティングが先にあり、その後に適当な(人気と知名度がありそうな)漫画原作を探す、という逆の順番になっているのだという。そのように、日本ドラマ制作現場は、主要な視聴者顧客である俳優アイドル推し活をしている人々の期待に応えることを優先してしまっており、当然ながら原作者の意図や想いなどはほとんど重視されない結果になる。

第2に、「推し」に不祥事があった場合精神的なリスクが大きすぎることである

普通映画ファンなら、たとえ宮崎駿セクハラ疑惑文春砲を浴びたとしても、当たり前の話、「ラピュタ」の面白さまで否定されたとは感じないだろう。しかし「推し活」をしている人たちは、「推し」の全人格・全人生にわたって推しているので、「推し」が不祥事文春砲を浴びてメディアから消え去ってしまった場合、「推し」の出演作を鑑賞するのもつらくなり、精神的に病んでしまうことになる。当人だけのことな自己責任だが、大抵の場合は友人や家族を巻き込んで、周りも疲弊させることになる。

第3に、最終的に犯罪行為人権侵害擁護してしまうことである

昔ながらのプロ野球ファンなどは、例えば巨人選手経営陣に何らかの不祥事があった場合巨人ファンが真っ先にそれを批判することも普通だった。しかし近年の「推し活」の場合、旧ジャニーズ宝塚問題で露見したように、「推し」の不祥事パワハラや性加害のような事案にあたる場合でも、完全に無視スルーする人はまだましなほうで、それを全力で擁護したり、報道を虚偽と決めつけたり、被害告発者をバッシングする人たちが目立った。当然外野には全く理解されないし、犯罪行為肯定にもなるので、SNSでは大炎上するし、やはり精神的に疲弊して病んでしまうことになる。「推し活」の内部からパワハラや性加害を反省してなくそうという主張や運動は、残念ながらほとんど皆無に近かった。

2023-12-31

推しが変わってしまった

2次元推しが変わってしまって辛い。

キャラSNS交流ができるCDコンテンツ推している。

交流期間に連続リリースするCDやグッズ類の売上が良ければ一定の休止期間の後、再度交流期間が設けられて新作CDが発売されるというループを何年も繰り返している。

CDには曲+キャラ恋愛ドラマが付いていてそれを聞くことでキャラプライベートを知り、SNSファンとしてキャラ交流できることと作詞家A+作曲家B+有名担当絵師を売りにしている。

運営している会社は一昔前に別コンテンツで一山当てたがそれ以降は鳴かず飛ばずで新コンテンツを作っては閉じてを繰り返している。本業CDコンテンツ販売だがここ数年はほぼグッズ屋になっている。

キャラとの交流と言っても中で社員推しが言いそうな文面を作ってオタク話題に返事していることは理解している。それでも2次元推し話題が共有できるというのは初めてでなるべく時間をあわせて話しかけていた。

何年も話していると何となくだが拾われやすい話しかけ方や話題相手が返すことも分かってくる。

画面を通して推しと話をすることが楽しくて何より推しの顔と恋愛ドラマシナリオがとにかく好みだったのでイベントやグッズも含めてのめりこんだ。

当初から運営に雑さを感じる部分もあったが前々回までの交流期間はSNSCDシナリオ、曲、イラストが安定しているか推していた。

前回の交流期間、CDリリースは遅れていた上に告知なく作詞がAからCに変わった。今までの作詞とは悪い意味で全く違った。不満だったがそれ以外の推し構成する要素はいつも通りだったのでAも忙しいのだろうと流した。

順調にCDリリースが中盤に差し掛かったところでSNSキャラ全員が前触れなく失踪した。多分中やってた社員が逃げたんだと思う。バラバラ時間に浮上しないといけない6キャラSNSワンオペさせるな。

しかCD連続リリースはそのまま続いていて普段ならあるようなSNS上でのキャラとのお祝いはなし、今まではキャラがあげていたリリース記念イラスト会社SNS適当投稿といった有様だった。

会社からは何も言わないため外部の担当絵師ファンフォローをしていた。

3ヶ月後キャラ達は無理やりな理由SNSに戻ってきたがキャラを責めるのは違うと思って止まったことも一切触れずに以前と同じようにキャラとやり取りするようになった。

けれどもなんとなく中身が違うのが分かる。

この時点で自分推しか逃げた社員とのSNSのやり取りのどちらが好きだったのか分からなくなった。

失踪もあったが会社的にはCDリリース自体成功扱いらしかった。この時点で次のCDに繋げるためだろうなというのは薄々察せた。キャラ達が一定の休止期間に入るけどまた会えるよ!等書いていたことやCDシナリオが続きを匂わせるものだったこからも明らかだった。

一定の休止期間もグッズは出る。そのグッズの質が休止期間に入った途端ガタッと落ちた。おそらく工場が変わったのだろうがアクスタは削った粉付きのまま、表面にイラストが来るように印刷、画質もガビガビの酷い状態だった。不良品が来たかと思うほどだった。

受注で販売するといったグッズは有名ブランドパクリデザイン指輪やパケをパクった香水(さすがに変更された)、キャラからホワイトデー手紙くじ、ぬいぐるみと言った次第である

ホワイトデー手紙は今までのキャラとは全く違う雰囲気、筆跡の内容だった。パクリ指輪香水は未だに届いていない。

受注と名のついた商品は全て本来配達時期に間に合っておらず最低でも1,2ヶ月は遅れている。

そんな中で休止から11月経ったクリスマスの夜、SNS上で新しく交流期間が設けられまたCDが出ると告知された。

告知映像と新作グッズを見たがイラスト違和感があった。何よりいつもだったら告知にある絵師先生描き下ろし!の文字もない。嫌な予感がした。

キャラ失踪SNSファンフォローしてくれていた絵師先生を下ろして影武者にしていた。それについて会社から一切告知はなく担当絵師ポストで分かった。担当絵師も病んでいるポストがここ半年くらいあったことも腑に落ちた。

新作グッズは過去担当絵師描き下ろしイラストをほぼトレスや反転したものだったことも驚いた。せめて髪の跳ね方やメッシュの角度くらい変えろ。

影武者になったことで推しは顔つきが変わった。担当絵師が描いていたようなかっこいい推し新規イラストはもう見られない。恐らく引き継いだ社員コンテンツ過去について分からないのだろうがSNSでのやり取りも当たり障りのないものになった。曲は作詞がAに戻ったので期待したものが来るかもしれないが前の交流期間の曲を思い出すと苦しい。グッズの質は下がった。恋愛ドラマの方はここ数年毒にも薬にもならない展開しか出ていない。

今まで好きだった推し構成する要素がほとんど無くなってしまった。

しか交流期間が始まれ影武者アイコン適当なやり取りをする社員=推しになる。

推しなんて自分の中で勝手に美化したものしかなく、解釈が違うと思った時には当人はもうそコンテンツ顧客では無いのだということは十二分に理解している。

それでもこんな状況なら交流期間の再開なんてなくて良かった。このままずっとSNSが動かないでグッズだけ出してくれていればと思ってしまう。グッズも出さなくて良い、綺麗な思い出となるまで眠っていてほしかった。

とはいえ落ちぶれきっている会社ではもうこのコンテンツしかCDが出せないことも出さないと経営がまずいことも分かっている。

再開の告知が出る前に会社が潰れてくれていればなと考えてしまう。悲しいな。

2023-11-23

首、ネタバレ感想

この忙しい年の瀬に…と思いながらノコノコ見に行ったス

で、一言で言えばドキッ!ホモだらけの戦国大怪獣のあとしまつ~(生首)ポロリもあるよ!~って感じスね

大怪獣のあとしまつ、我は三木聡ファンなのと山田涼介ら主演の熱演もあって、そんなブチギレなくてもいいじゃん、面白いジャン、て擁護してて

たまたま映画観る前にレンタル落ちDVDが700円で売ってて、700円は高ぇなって買わなかったんだけど、立ち喰い師列伝も500円で買わなかったんだけど、ダイの大冒険が値下げされてついに2000円を切ったんだけど、

俺首であとしまつにブチギレてたゴジラファン気持ち分かった!

いや、上映前にチラシみたら「笑いあり」みたいな書いててちょっと嫌な予感したんだよな

席もやたら空いてたし…

でも、西島光秀は良かった(テレレレー)。ホモ以外にもシグルった一面もあったり。信長も予告だと心配だったけど、アッパータイプドSホモキス魔で中々良かった。

秀長も初っ鼻のパワハラちょっと…だったけど、そこからは人の善さが出てきてよかった。勘兵衛も陰険って感じはなく、むしろ半兵衛っぽくもあり…鳥取の飢え殺しやって三木の干殺しやらなかったの、タイミング問題かと思ったけど半兵衛スポイルするためだったんかもな

中村獅童ピンポンドラゴンイメージだったから、エンドロール見るまで気付かず、無名若手芸人とかかと…こういう演技力もあるんすね

一徳利休ももちろん良いスね~しかし、利休秀吉黒幕メジャーになりすぎでわ?

ワイはへうげで知ったクチ

そういや、映画関ヶ原ひらパー兄さん目当ての歴史知らん人にはマニアックすぎ、歴史マニアにはチープすぎたらしいが、へうげとセンゴク歴史を学んだニワカには丁度いいこだわりっぷりで良かったんよね

で、本編の話。ワリとグロだし、生首飛ぶところまでちゃんとやるのは偉い。どーでもいいが、ワイ自身漫画とか文章グロは平気だけど映像キツイタイプ…と自認してたが、これ見て割と平気だったんで大丈夫かも

しかし、淫夢で耐性ついてたはずなのにホモキスホモ濡れ場連発はキツかったでよ。

変態道糞武将の村重(香川博之のつもりで見てたらエンケンだった)×光秀はちょっと珍しいカップリングじゃないか?ワイは初見。餅のエピソードをこうするか~と思ったが、それよりディープキスよ。そして光秀、お前めもか

ふぅん、武将にしては珍しく衆道を嗜まなかった秀吉との対比か…と思ってたら猿もホモ

新撰組ホモ御法度とかあったし、そっちの戦国版かな?でもそれがテーマというワケでもなく。でも、男女の濡れ場が一切省かれてるのはある意味新しいかも。ヒロインとのキスシーンとか、ポリコレが言われるようになっても必ずってほど入ってるし(シン仮面ライダー恋愛じゃないとか言ってたのは意識的だと思う)

ヤスケ、モブでピンボケしてる時からやたら存在感あったけど出番も割と多かった。ただ、チェーホフの銃じゃないけどSSR首ごと物語から退場されても困る。いつ再登場するんだ?って無駄に気になっちゃってたし

ニワカなので高天神城高遠城混同してて、長篠キャンセルか~って考えてたら始まって混乱した。やり手婆の柴田選ぶのは分かってても面白かったけど、ギャグと見せかけて…ってのはまあ…しか柴田演技力、こう見えて女優なだけはある

家康あっさり死んだのは、おっ、影武者徳川家康!?と思いきやただの影武者っつーね。

老獪に生き延びるってのがやりたかったのはわかるが、本物が死なないとギャグとしてはあんまり。半蔵と利三(だよな?)の空中バトルも、中途半端さが…トリックみたいに唐突ゴムゴムし始めるくらいして欲しかった

猿が家康に連れ込まれるのはホモレ…と思いきやその後のコント見るによくわからん。秀長のキャラはいいが、弛緩しすぎて秀吉じゃなくたけしになっちゃってるのはどうか…

暗黒JKはこいつに尺使いすぎじゃね?あっまたホモか…あ、そういうこと…ってのが予想外ではあるし、やりたかたことは分かるんだけどまあ…

清水宗春は嫌儲清水宗春思い出してちょっと笑ったが、コント自体史実とのギャップありにしてもあまり…これも首のひとつってのは分かるけど。

神戸信孝がチラっととは言え出てたのは良かった。

怪傑ソロリは御伽衆から史実バリアーあると思いきや死んだのは予想外だった。道糞もどうせ生きてると思ったが死んだのか?

渡河でゲロ?吐くのはわかるようなわからんような。溺れかけるとかのがわかりやすくね?ただ、ソロリの死から歴史が歪んでるっぽいからこの後アッサリ病死したりして…

オチの前、天海出てくるかと思ったら出てこなかったけど、あそこで死ぬのは悪い意味で予想ついてた。

オチも、いいたいことは分かるが弱いっつーか、モスケの方を蹴った方が分かりやすくねーかなー

で、あのホモ踊り子はなんだったのか…?多分お国なんだろうけど

蜂須賀小六小者みたいになってたのは気になった。も一人も宇喜多から割と大物のはずでわ…(直家じゃないよな?)

まあ、とはいえある意味見ごたえはあるいい映画ではあったと思う。見なきゃ良かったって程ではない

映画】首

北野武映画初めてだけど面白かった

 見てて「この映画早く終わんねえかな」と思う事が無かった

・有名監督の新作を初日初回でみる体験が初めてで

 新鮮だった

・国破れて山河在りwithおっさんズラブだった 

・「バズるタイプのこのシーンが印象的!!とかは無かったけど全体的に「面白」という映画だった

面白ポイントが小刻みにくる

・もうタイトルコール文字から「掴んで」くんじゃん…

特定グループルール部外者からしたら足蹴にするくらいどうでもいいものなのだ

・クゥ~ッ 白黒映像の中で唯一血液けが色彩を放ちその中で強烈接吻、これは好き好きシチュでざるよ!

戦国アウトレイジシリアスギャグの緩急でずっと映画に没頭させて頂いた これが70代の人が作ったと思うとすげ…すげ…ってなる

ビートたけしキャラ、可愛さと不気味さのバランス絶妙

手紙のくだりがようわからん手紙横流しされてたら普通気付くんじゃ…?いや気付いてない展開手回しがあるのか…?と思いながらみてた

戦国知識戦国BASARAしかない

空中戦わろた

・観客→50〜60人弱?年代は50〜60代大半だった

11/30追記

この映画、見終わったあとに尾を引くタイプのやつや

後日感想ポロポロでてきたので追記

・見終わったあと別映画ほ本編前予告で時代劇やってて、首みる前後時代劇の観方マジで変わるな…1本の作品で観た人間の物の観方を変えさせる力を持つ作品を作れる天才…これが才能持ちし者の才能…と才能ぢからをわからせられた あと首の劇場グッズ、本編観たあとだと腐女子カップリンクノベルティに見える

影武者作戦家康影武者天丼芸思い出して草 時代的には普通に…あるだろ!!!

大河苦手な人は好きそうってコメ見てせやなってなった

昔の今と違う社会の仕組み倫理観で動いてた人たちが

「民草の命大事」とか「戦は嫌でございます!」とか

言ったり思ったりするんか…?それは現代倫理観の驕り昂りでは…?とウヘってたか

そこがよかった

2023-11-19

安倍ちゃん暗殺したのは山上じゃなくてスナイパーってやつ

殺されたのは安倍ちゃん影武者ってならまだ言いたいことはわかるんだが

誰がトドメ刺そうがどうでもよくね?

2023-10-24

若者向け』と銘打った割にそれほど若者向けではなかった水星魔女

 

anond:20231010034423

いい加減いつまでこの話を続けるんだ?と言われてしまいそうだが、

このツリー感想を読んでいて思ったことを性懲りもなく付け加えてみることにする。

水星魔女若者向けを目指したと言われているが、あまり若者向けの作りになっていないのではないか?という話だ。

リー内に共感できる感想が多かったので、引用が多くなることを許してもらいたい。

 

 

から受けたモラハラ行為子供が許容して終わった

水星魔女を見たが非常に不満が大きかった】

この投稿の「スレッタが酷いことを言われても耐えるキャラのまま終わった」、

水星魔女毒親経済格差をバズネタとして使った】

この投稿の「スレッタとグエルの毒親受容」「ウテナ要素の中途半端サンプリング」に同感である

 

特に決闘による花嫁争奪戦という現代価値観では人権侵害しかない制度否定せずに終わったのはいただけない。

スレッタとミオリネがお互いの意思で一緒にいようとする・グエルが自分意思でミオリネをスレッタに譲るという展開では駄目だったのだろうか?

そもそも何故そんな制度がまかり通っているのかということにも、制度に反対していたのがミオリネ一人だけという異常な状況にも、詳しい背景の説明がない。

正直なところ、本編の描写だけではべネリットグループやレンブラン家が政略結婚必要とするほど切羽詰まっているようには見えなかった。

ミオリネだけではなくスレッタやグエルも当事者なのだからデリングに制度のことを問いただすシーンがあっても良かったし、

最初デリングに反抗的だったミオリネも制度は父なりに娘を思ってのことだったと納得してしまったように見え、非常に残念だった。

 

 

子供ばかりが罪を背負い、大人が罪を償っていない

水星魔女を見たが非常に不満が大きかった】

この投稿の「格差描写無意味作品としての倫理観が粗末だった」、

水星魔女毒親経済格差をバズネタとして使った】

この投稿の「生まれが貧しいほうが泣き寝入り」に同感だ。

 

中でも子供ばかりが罪を負い、大人は罪を償ったはっきりした描写がなかったことが引っかかる。

オリジナルエラン自分影武者として作られたエラン4号や5号ら強化人士たちの扱いをどう思っていたのか?

ラウダが学生たちの乗った宇宙船攻撃し、グエルを殺害しかたことはどう処理されたのか?という点も確かに気になるのだが)

デリングはテロ事件で一時昏睡状態に陥り、プロスぺラも体が不自由になり、一応痛い目に遭っていると言えるかもしれない。

それに比べてペイル社の4人のCEOたちは、財産は失ったらしいもののなぜか私服ティータイムを過ごしているシーンで終わった。

この4人にネタ人気が出たせいなのか分からないが、非道人体実験を行い(少なくとも)4号を殺害した罪を曖昧にしてはいけないだろう。

 

 

血統による差別助長する内容だった

御曹司のグエルがやたら視聴者に持ち上げられる脚本になっていて

(それこそスレッタが落ち込んで行動不能になるのを繰り返していた2期中盤などは、グエルこそが真の主人公だ!貴種流離譚だ!なんて言われていた)、

戦災孤児から実力で成り上がったシャディクや、愛人の子母親に捨てられたラウダなど、

弱者性を持つキャラクターが視聴者ヘイトタンク化したのも本当に希望がないなと思う。

シャディクの掘り下げがなかったことで、「イスラエル可哀想パレスチナ人死ね!」の目線だけで終わった感があるんだよな水星世界観

シャディクが学園の生徒を殺したのは犯罪だが、スペーシアンがアーシアン一方的搾取する構造がなければシャディクは何もしていなかったわけで。

その辺りの掘り下げがなさ過ぎて、ただ視聴者ヘイト集めて終わって、水星魔女って何が言いたかった物語なんだ?になってしまってる。

フィクションには、特に子供が見るようなアニメには、「愛人の子なだけあって全部がグエルに劣ってる」といった差別には反論できるように作る義務があると思うんだわ。

しかし本編を見る限り、ラウダを擁護できない。ラウダを擁護している人々は憶測と願望といった本編に無いものが主な根拠になっている。

フィクション意図によってコントロールできるものなのだから現実差別不利益に晒されがちな非嫡出子の扱いはもっと考えて欲しかった。

愛人の子からジェターク姓でなくニール姓を名乗らされ、23話で「ラウダ・ジェタークが!」と叫んだのに、

客観的には「状況が分かっていない人による迷惑な横やり戦闘」でしかなく、3年後でも当たり前みたいにニール姓のままだったのは酷い話だよ。

兄は正妻の子なのにスレッタに振られ、弟は愛人の子だけどペトラに好かれているようだという点以外、一切の救いがない。本当に酷い。

 

こういった意見にとても共感する。

 

ある程度年齢の行った視聴者なら、「紛争地帯出身孤児スペーシアンとアーシアンハーフであるシャディク」

正妻の子・グエルと同い年の異母弟で愛人の子であるラウダ」という設定を聞いた時点で

シャディクやラウダがどんな目に遭ってきたのか、これまでの知識経験から何となく想像できる人が多いのではないかと思う。

シャディクは「アカデミー」に入るまでは貧困生活に加えて危険と隣り合わせの毎日だったかもしれないし、

ラウダはジェターク家に引き取られてからも「愛人の子」という本人には責任のない中傷に苦しんだかもしれない。

こう考えればシャディクがテロを起こした理由や、ラウダが神経質で他責的な性格になった理由にもある程度納得が行く。

ただこれらは本編に描かれていない以上想像にすぎないので、「そんな描写はない」と言われてしまえば反論できない。

 

個人的に、兄のグエルと比べて弟のラウダは大した苦労をしていないかのように言われがちなことにも無情を感じる。

ラウダも兄のグエルが行方不明になり、そこへ父親のヴィムが死亡し、10代にして経営が傾いた大企業CEOに担ぎ上げられるという

なかなか壮絶な経験をしているのだが、何せ絵的には地味であり直接的な命の危険はなかったため主に若者共感を得にくかったのだろう。

(恐らくペトラはそんなラウダをそばで見ているうちに助けたくなり、それが恋に発展したのだと思うがこれも描写がないので想像しかない)

寮を追い出されて野外でキャンプをする、家出をして偽名でアルバイト生活をする、事故父親を死なせてしまう、地球テロリストに監禁される、と

視覚にわかやすくバズりやす描写があったグエルの方が同情を集めたのも無理もないのかもしれない。

 

制作側としては「シャディクやラウダの過去を詳しく描くと生々しいのでカットしてしまおう、

描かなくても視聴者何となく想像で補ってくれるだろう」という考えだったのかもしれないが、

果たして若い世代が本当にそれを想像できるのかどうか、もっと熟慮してほしかったところだ。

大人であれば「御曹司で純血スペーシアンで正妻の子であるグエルが視聴者に持ち上げられ、

そうではないシャディクやラウダがグエルと比較されて叩かれる」という状況の倫理的なまずさに気が付いても、

若者であればそれが分からず無邪気にグエルを持ち上げシャディクやラウダを叩くこともあり得る。

(というか、実際ネット上でもこのツリーの中でもそれが起こってしまっている)

 

グエルのような(中略)キャラクターに自己投影して持ち上げて、それに比べて貧困アーシアン鉄砲玉として使い捨てして学生大勢殺したテロリストシャディクや

兄を殺そうとして恋愛に逃げた無能な妾の子ラウダは最低と言うのが視聴者にとって気持ちいいんだから仕方ない。

視聴者気持ちよくなれるようにアニメが作られていて、監督脚本家は良い仕事をしたってことだよ。

例えば15話なんて、グエルはもう他に充分良いシーンをもらっているのだから

それこそシャディクやラウダ、スレッタのフォロー時間を使った方が良かったんではないか

それをしなかったことで、結果的に他のキャラを下げてグエルを持ち上げる構図になってしまっている。

グエルというキャラが悪い訳ではなく、こればかりは脚本監督の配分ミスかと。

結局、御曹司が大好きなバズ層とバズ層に媚びた脚本変更で、上流賛美で終わったアニメでしたね

 

最終的に、こう言われても仕方がない脚本になってしまったと思う。

シャディクやラウダへのヘイトも酷かったが、グエルは人気キャラクターであるのと同時に

主人公であるはずのスレッタを食っている」とアンチも多く、グエル役の声優SNS攻撃される事態にまでなっている。

人気キャラからと言って持ち上げすぎても作品バランスを損なってしまうのだ。

 

本題からはズレるが、特定キャラクターを活躍させすぎるとプラモキャラ商品販売にも支障が出る。

できるだけ多くのキャラクターを魅力的に描いた方がそれだけ多くの種類のプラモキャラ商品が売れることに繋がるはずだが、

シャディクやラウダは本編内の描写だけを見るとさながら「お星様(グエル)の引き立て役B」になってしまっており、

(グエルと比較されることこそあまりないが)やはり悲惨境遇であるエラン4号や5号も目立った活躍や掘り下げが少なかった。

その割にスレッタ・ミオリネ・グエル以外のキャラもそれなりの人気を獲得しているのは、ファン想像キャラ過去長所を補っているからだろう。

からと言って制作側は視聴者想像に頼りすぎず、必要描写アニメ本編内でしっかり描くべきだったと思う。

 

 

まとめ

申し訳ないが、総合すると水星魔女

 

子供大人から受けた酷い仕打ちを許し、大人の分まで罪を被ってくれるという大人に都合のいい形で終わったアニメだった

・「信賞必罰」「勧善懲悪」があやふやであり、血統による差別を推進する、道徳的子供若者にふさわしくないアニメだった

 

と言わざるを得ない。

 

制作側に良心があるなら、今からでも作中の大人の罪やモラハラ行為をきっぱりと否定し、

作中で不遇だったキャラクター(特にシャディクとラウダ)について何かしら擁護できるような情報を出してほしい。

そして次回こそは上記のようなことに気を配った、一本筋の通ったアニメ制作してほしいもである

 

2023-09-29

バッドエンドで終わるメジャー作品

俺の頭では黒澤明の「影武者」と「乱」ぐらいしか思いつかんかった

ダークナイト」はバットマン汚名かぶって去るが

あれは当人意志だし事件解決したので

苦みのある終わり方だがバッドエンドいう気はしない

ルルーシュ死ぬTVコードギアスも然り

Fate/ZERO」はそのあとFate/staynightに続くのが前提だから

・・・

単に主人公の死を代償に解決とか主人公の敗北だけでなく

本当に救いのない終わり方だと

フランキー堺主演の「世界大戦争」とか

核戦争世界破滅の完膚なきバッドエンドといえそうだが

オール特撮オタクしか知らねえか

ホラー映画殺人鬼モンスターが生きのびる系や

エイリアンシリーズや初代ゴジラみたいに

主人公自己犠牲で相討ちエンドは一定数あるが

ゾンビ」の没になった初期シナリオ案みたいに

怪物に襲われた側が全滅とかあきらめて自決とか

本当に救いなく終わるのってどれぐらいあるのか

・・・

実録系で主人公死ぬ奴ならバッドエンドは結構あるな

俺たちに明日はない」とか「仁義の墓場」とか

昭和28年版の「戦艦大和」は撃沈されて海に落ちる所で終わり

吉田満原作じゃ作者=主人公生還してるのに)

・・・

でも完全フィクション一定知名度がある作品だと

やっぱ「影武者」と「乱」ぐらいしか思いつかんかった

2023-08-24

anond:20230824044055

影武者とか偽装死って可能性もありえなくはない国だしなー

現時点ではなんとも...

2023-08-23

信玄扱いしてない

「どうせ影武者でしょアレw」

2023-07-25

anond:20230724122934

影武者に整形を施して演技指導するより

ディープフェイクで作る方が遥かに良く出来る

そのテレビ専門家ってお年寄り

2023-07-24

anond:20230724122934

人は顔や声を認識する能力は凄いので、影武者なんてすぐにばれると思うな。

で、デコイ役の人ならいる気もする。

VIPとかは移動するとき、わざと車や飛行機を2台用意して、同じルートで移動するのよ。

そうしたら攻撃される可能性が2分の1になるから

そういう人ならいるんじゃないかと推測。

同じ服着て、暗殺者から見た遠目だったらわからんと思う。

anond:20230724122934

ところで、いまの金正恩影武者なんか?どう見ても違うやつが出てきたに、本人っぽいやつが出てきたりしてわけわからん

anond:20230724122934

プーチン病気などで活動できない状態を誤魔化すために影武者を立てる必要はない。

ロシア政府はそのままプーチンを退場させればよくて、プーチンが生きてなきゃ困るという理由がない。

プーチンが周囲の人間を信用できずに暗殺を恐れて影武者を立てるというのも考えにくい。

周囲を信用できないのに影武者役は信用するなんてことがあるわけない。

影武者だと主張する人は顔や声を分析するとかよりも、誰が影武者を立てたのか、それによってどんな利益があるのかを説明して欲しいと思うわ。

影武者はいるのに光武者がいないのなんでだろう~なんでだろう~

anond:20230724122934

既にプーチンはなく、今いるのは影武者だ、という説もある。

家康影武者に入れ替わったという説もあるくらいだから、言うだけなら何とでも言える。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん