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2024-01-20

中島健人さんの卒業に無記名の意思表明をさせてくれ

中島健人Sexy Zone卒業ーーー

新年早々すでに今年(いやもはや人生?)いちばんの衝撃的な発表からしばらく経ちましたが、そろそろ自分気持ちを整理して生活していきたいので思ったことを全て書き記していたのですが、せっかくなので情報の海に流して偶然受け取られた方に読んで頂ければなと思い、公開します。

「30歳になる節目と共に、新しい道を選ぶことを決めましたが、」

30歳でこの先の自分をどうしたいかと、考えること、これは本当にごく自然なことではないだろうか、一昨年マリウスが22歳という多くの人が就活して勉強熱量を注いで世界の役に立ちたいと決断して飛び立ったように。それが私の1番初めに感じたことでした。

人間生きていれば時期や粒度は人によって異なるとはいえ、これを生きていきたい、あれをやりたいと立ち止まって考えたことは一度はあるはずで、それを年齢で区切る人もいれば、人生出来事軸で区切る、はたまた全く別の軸で区切る(場合によっては自分意思と反して区切らざるを得ない場合もある、例えば直近で起きたような天災などもそれに含まれるかもしれません)人もいる、その中で彼は30歳という年齢を区切り人生を考えたまで、そういうことなのだろうと。ケンティーしかケンティー人生責任は取れない=つまり全ての最終決断ケンティーしか下すことは出来ないので、今回の決断を受け止めることが私たちにできる唯一のことなのだと(受け入れるとはニュアンスが違うこと強調させてください)

Sexy Zoneのことを本格的に好きになる前から、彼はグループ広告塔として常にいちばん前を歩き続けてくれることで時には傷ついてしまうような茨の道をグループで歩いていけるような花道に変えていたし、他の事務所グループには出来るのになぜ出来ない?の世界不思議をいつも彼なりのアイデア解決してきたし(それでも出来ない/私たちやらせてあげられないことは沢山あったけれど)、やりたいことを口に出しながら自身を磨き続けて実際に夢を掴み取ってきた人であることは誰がどう見ても明らかなので、そんな人の一世一代とも言える決断を誰が止められようか、いや誰も止められない(もしかしたらメンバーだけは、、、止められたのかもしれない、どうだろうか、それは彼らのみぞ知る)

ただ、私はSexy Zone、たとえ今後名前が変わったとしても、というアイドルグループ中島健人がとても尊敬していて強く愛してしまたからこそ、その姿がこれからもう見られなくなってしまうのだと思うと、彼らの未来、具体的に言えば4月前後の彼らがそれぞれどう進み変わっていくのか、その新しい形を応援出来ると思えるのかどうか、を考えることよりも、本当にただただ悲しい気持ちけが頭と心をぐるぐると流れ続けて、ああ本当に悲しい、そしてなぜだか悔しい気持ちが混じってきて胸の中にいっぱいいっぱいに広がり、溺れて息が出来なくなりそうになるような感覚を持ちました、くるしい、くるしい、頑張って続きを書きます

公式として出ている媒体をもとに私個人が読み取った範囲+ケンティーアイドル芸能界に限らない人間普遍的だろうと思われることを材料に書かせて頂くと、この大切な決断きっかけはともかれ精神的な肉体的なもしくは外部的なものであれ、決してそこまで突発的なものではなく、様々な物事を積み重ねの上で下されたものなんだろうなあ、というのは伝わってきました、きっと前々から考えていたことが、何かしらのきっかけで現実味を帯びてきてそれを現実にするかどうか、たとえ発表のタイミング自体は突発的であったと感じたとしても、たとえ直近で言っていたことと多少文脈が噛み合わない部分があると感じたとしても、たとえどんなに素晴らしいパフォーマンスを直前まで見せてくれていたとしても。逆に全く察させずあんな素晴らしいドーム公演をやり遂げた彼らは本当に最高のアイドルです(皮肉にも)

繰り返しますが真実は彼らのみぞ知るので、これ以上の勝手憶測とそれらを書き綴ることも控えますが(理由はそれをやって彼らが意思を変える訳ではないので単純に無意味だと思うので)、少なくとも今まで広告塔をやっていたSexy Zoneというアイドルブランドを置いていくことは彼にとっても並大抵の決断ではなかったのは容易に想像が出来て、これまで同じように、グループから離れてソロ活動することを決めた同事務所の方を見れば、それがどれだけ逆にハンデとなりうるかも(ファンの方には失礼に当たってしまうことを事前にお詫びしますが、多くの方がお世辞にも成功しているとは言えないのではないでしょうか?)、厳しい芸能界を長くそれなりに賢く生き抜いてきた彼ならそれを分かっていないはずがなく、ただ彼自身の夢(今まで語ってくれたもののその先を含めて)という観点から天秤にかけた時に重かったのがソロ活動する、だったのかもしれません。

とはいえ中島健人がいるグループファンとしては本当に悲しくて、もう少し、もう少しを重ねて一緒に頑張りたかった、頑張らせてほしかった頑張ってほしかった、Sexy Zoneというアイドルグループエースである中島健人と共に。

そして、1オタクとしては純粋に今回の1件でケンティーが30歳という自分に課した期限のようなものを飛び越えてでもこのままグループを続けたいなと思えるほどの喜び(それはシンプル私たちメンタル的な愛が足りなかったのかもしれないし、数字それからもたさられるお仕事なのかもしれない)をファンである私たちが与えられなかったのかもしれないと本当に申し訳ない気持ちで、彼を含むSexy Zoneからもらってばかりだったのだなと思わされてしまったし、今のグループ活動状況でソロになった場合に何がどう変わるのかが私たちからはあまり見えてこないゆえ、グループでも良いのではと、どうしても思ってしまって、どうにか腹落ちしたい、これからじゃなくて今納得したい、足掻かせてほしいと、わがままになってしまっています(まだ公に出来ない大きなお仕事があるのかもしれない)(やっぱり3人にはしがみついてでも止めてほしかったでも必死に止めたかもしれない)(本当に彼は卒業するの?という現実味がいまだにない、夢みたい、信じたくないからかもしれないのですが)

それゆえ、彼らの未来に対する前向きな決断に、かもしれないかもしれないを並べてまくってこんなこと、って何だか後ろめたいような気持ちにもなってしまうし、彼らにいろいろな意味で甘えさせてもらっていた⇔私たちも甘やかしてしまっていたのかもしれないのかなあ、アイドルファンのギブアンドテイクのバランスが歪になっていたのかもしれない、ということにも気付かされて、また悲しいやら切ないやら、、、こんな複雑な感情たことがないのでいかに彼らの存在自分の中で大きかったのか、大きくなっていたのかをこんな形で知るなんて、、、

我ながら本当に話の枝葉分かれがすごいなと思いつつ、数字の話が出てきたのでここで少し触れると、

※この段落に関しては筆者である私の原体験が強く結びついている+他界隈について言及しますのでご興味のある方だけお読みいただき、適宜、次の段落まで飛ばしてください※

私は幼い頃からいわゆるオタクで、この数十年間その生き方を全うしてきました。

その中で何度か心が折れたことがあり、その原因は全て「数字」でした。

今や社会人としてビジネスにおける数字重要性は嫌でもいうほど理解しているつもりではあります(かつ私もエンタメ世界の端くれです)が、1人のオタクとして「数字」はその人生の中で大きな苦しみでした。特に学生時代、大好きなアイドルがいたのですが(過去形になっていますが今でも大好きです!)、ファンであれば売られているCDやグッズを全て買わないといけないような売られ方とそれを当然のように受け入れるファン雰囲気に圧倒され「全てを買うことが愛の証明なのか?」と苦しくなり一時離脱した時期があったり、また別の音楽コンテンツを好きになった時には封入されているイベントの先行チケットのためにCDDVD/Blu-rayを積みたくても生活のために積むことが出来ず無力さを感じる一方で周りのファンダム内で何十何百枚積む人が数多くいる状態に(本当に申し訳ないのですが)気持ち悪さを感じてしま担降りをしたりしてきました(このコンテンツについてはもう怖くて戻れません)今となっては、学生だったこともあり使えるお金が限られていたというのと好きなものに良い意味でも悪い意味でも一直線だったので本当に青かったなと思っています推し活は出来る範囲で、でも最大限が大事!ですよね!

Sexy Zoneが正直数字面で苦しい思いをしてきたことはファンであれば痛いほどに理解していることかと思いますが、私は、数字以上に、彼らが出演したテレビ番組で他の出演者から愛されたりパフォーマンスや立ち振る舞いを見た他のオタクの皆さんが褒めてくださったり、何よりライブで魅せてもらえるコンセプトセットリスト舞台美術、そしてパフォーマンスMCで綴られる言葉、それらが合算されて総合芸術として得られる唯一無二のエネルギー自分でも意味がわからないけれど、彼らを見ていると元気になれるんです。他にもっともっと沢山沢山あるのですが、そんな数字だけでは測れないエンタメの素晴らしさを私に教えてくれたのは間違いなく彼らSexy Zoneで、それを突き詰めれば、もしかしたら国民的の例に挙げられているSMAPと嵐のように皆が触れている媒体テレビ)が絞られていた平成時代から、この好きがかなり多様化しすぎたゆえにそもそも国民的になりづらい令和の今の時代でもこのSexy Zoneは本当の意味国民的になれるのではないか、そんなことを勝手に夢見てしまっていましたし、昨年のドーム公演を受けて勝手確信のようなものを持ってしまっていたのでした、

最後の公演になるとは思っていませんでしたが、ここまで思わされたということはきっと4人の気迫のようなものがあの公演には宿っていて本当に素晴らしかったということで、私はそれをいいように自分の中で捻じ曲げて受け取っていただけでした、

一昨年のマリ卒業はその過程(発表〜カウコン卒業…その後の彼と現Sexy Zoneの関わり方までも含めてもいいと思います)のていねいな描かれ方のおかげで本当に悲しくて寂しいことであったけど、多くの人が理解はせずとも受け留める状態まで引き上げた上で送り出すことが出来たし、オタクである贔屓目なしに本当に美しい巣立ちで、そして新しいグループのあり方をあの短くでも尊い時間証明してくれたのではないかと思っています

からこそ結論は同じであったとしても、今回既に発表された方法とまた別の違った形でこちらに伝えてもらえたかもしれない、これも甘えだとわかりつつ、どうして、、、とまた別の悲しさに押しつぶされそうになりますが、これも私たちには見えない理由意図が彼らの中には確実にあると、これまでの彼らの歩みを踏まえてそう思います

また今回の件について、オタクであるかに関わらず一般の方も含めて多くの方が「アイドルを辞める?!」と勘違いされていました(本人曰く、一人でもアイドル、咳をしても一人、ごめんなさい、後者は言ってません尾崎放哉

本人は発表翌日ドラマ宣伝のため、終日テレビ出演があり、その都度自身言葉で一人でもアイドルであることを強調していましたが、これは中島ケンティー健人=Sexy Zone =アイドル方程式が驚くほど人々の認知に刷り込まれていた、ということの証明であり、つまり合間のSexy Zone卒業すること=アイドルも辞める?!となってしまったということです。

一つだけ彼に問えるのであれば、この方程式を成り立たせてしまうくらいにはあなたSexyアイデンティティを構築し、確立した張本人であり、多くの人があなたのことをそのように認識していたんだよ、このことを分かった上でその決断に至ったのですか?と(こんなことは聞けたらいいですよね、聞けないんですけどね)

すみません、まだまだ書き綴ります

前半で彼が広告塔としてグループを率いてくれていたかを話しましたが、今回の卒業報告を受けて、端的にいうとグループ温度差を指摘する声が見受けられました。その時で思い出したことがあります

※この段落に関しても筆者である私の原体験が強く結びついているので以降はご興味のある方だけお読みいただき、次の段落まで飛ばしてください※

私は中学高校体育会系部活に入っていたのですが、ハッキリ言って学年の仲はそこまで仲良くありませんでした。部活を使って青春シンプルに楽しみたいから、部活を使って内申点を上げたいから、競技が好きだから、など目的モチベーションもかなりバラバラだったと思います、ただ部活の始まりの集合から終わりの挨拶までの間だけは不思議と全員が同じ方向を向いて部活に取り組み、大きな揉め事もなく(何ならどちらというと問題が起きそうになったら阻止していました、それは揉めた方が面倒だからでした)、最後まで全うすることが出来ました。

部活仕事人生)なので根底全然違うかもしれないのですが、この経験から私はグループが必ずしもずっと仲が良くて同じくらい意欲的で同じ目的で進まなければならない、とは思っておらず、逆にそんな状態存在しないな!と社会人になりますます実感したので、各々の得意分野で活躍しながら、グループとして集まった時にぎゅっとなり最大火力のパワーを出せるSexy Zoneの形がとても心地よく見えていました(だからこそ好きになったのかもしれませんね)

もちろん告知や発信はするに越したことはないです!が、グループの中で彼が一番それに長けていて楽しめる人物だったから、先陣を切ってやっていただけであり、他のメンバーも彼には出来ない部分でそれぞれの好きや得意を発揮していた認識だったので、もちろん、メディアの取り上げや世間的な認知差異は大きく出てしまったのですが、誰も何もやっていない、誰が良くて誰が良くない、なんてことは全くなかったと思うのです。彼らは外側から格差をつけられたことはあっても、内側ではずっと対等な人たちでした。

表に見えるようにやらないとダメなんですか?表で見えることをやれば偉いんですか?

一つ疑問なのはグループを去りソロ活動を決めた彼は事務所に残る、という選択しました。

私は逆に意外でした、本当に海外志向なのであれば現在事務所は昨年の一連の騒動を踏まえて世界的に見れば大きく傷がついた事務所と言えるからです。

実際に一連の騒動不安を感じた(これを明言している方もいればいない方もいますが)方は事務所を去ることを決め、新しい道を進み始め、その選択はもはやされてもおかしくない選択の一つとして存在するようになりました。

彼のいう、1人のアイドル俳優として成功したいの中に海外というフィールドは確実に含まれている中で、あえて事務所には残る選択を取ったのか、

と書きながら、最近インタビュー映画にまつわる番組海外ドラマへの出演などで海外志向なのでは?と思っていただけで、発表の中には「国内外」とあり、あくま国内海外いずれも守備範囲としてどちらかへの偏りはないのだろう、と思います、その中で事務所に残る決断を取ったことのリスクは今までの積み重ねがあったとしてもまだまだ残っている状態でのこの決断したこと、この重みを事務所よ、心の底からわかってあげてほしい、本当に大切にしてあげてほしい、彼を彼らを全てから守ってほしい、

さて、この簡単言葉にまとめられない思いに蓋をして、彼らの決断に対して今すぐに背中を押すと決める必要もなければ今持っている気持ちにすぐ整理がつける必要もないはずなので、彼らがまず掲げている3月末まで、少しずつ大丈夫だと思えるようになってきたら、その大好きなアイドルたちの姿を最後までしっかり目に焼き付けておこうしかないのが現状できる精一杯で、やっぱりどうやってもSexy Zoneがだいすきで、このままだいすきでいたいからこそ、今はまだ新曲すら聞くことも出来ていない心の状態ではありますが受け止められるよう、時に身を任せたいと思います

こんな長々と書き綴りましたが、

最後に、やっぱり、誰かに怒られてしまうかもしれませんが、1オタク本音ひとつをもう一つだけ書いてしまうと、





お騒がせセレブよろしく

「やっぱりSexy Zoneがいい!」

「やっぱりSexy Zoneにいてほしい!」

ってお互い言ってもいいんだよ!

まだ許す!許せる!間に合う!



最後最後で、こんなこと言ってごめんなさい、でもそれでも現段階の5人の姿が少なくとも私にとって最強で無敵のアイドルに見えていることは強調したいです。

でも私は一介のファンであり、彼らの人生に直接的に触れることが出来ません。その中で1番は5人が、それぞれが、少しでもしあわせになれること!だからこそ、そんな未来が来てほしいと、だからまず目の前の区切りまで、一旦祈り続けます

書き癖で、()や、が多く読みづらい部分もあったかと思いますが、ここまで読んでくださった方がもしいれば、私の話を聞いてくださってありがとうございました。

2023-12-28

anond:20231228110102

👨‍🏫「…オイ増田!またオマエかぁ?!いい加減にしろ内申点さげるぞォ!!」

2023-12-14

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の三>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231213191557

3. 若手職員のB君

直情的なタイプだった。怒りだろうと悲しみだろうと、感情の振れ幅が大きいタイプである

最初の方で説明した場面で、職場コピー機が置いてある台を蹴っていたのが彼になる。傍目から見ても、「どうして採用されたのだろう……」と疑問が湧いてくるほどだった。

ストレスには耐えられないし、自分勝手スタンドプレーは多いし、立場が弱い人間には辛く当たるし、自分は凄いといった主張をしていた(「俺の親、若くして自治会長だから!!」など)。相手意見曲解することが多かった。

私も手痛い思いをしたことがある。私がいた指導課には住民基本台帳ネットワークシステム戸籍課や税務課の職員が使っているものと同じ)があったのだが、B君は特に許諾もなくそれを操作し、職務遂行必要個人情報を入手していた。本来であれば事前申請を要するし、厳しい自治体だと戸籍課以外の職員によるシステム操作を認めない。これが普通である

ただ、ほかの部署から個人情報取得の依頼があった場合でも、身内だからということで、口頭による承認で住基システムを使わせることはあった(課員への一言)。能率を考えてのことだ。が、B君の場合は明らかに一線を超えていた。職務遂行必要であることがわかるが……一度だけ、彼を思い切り叱り飛ばしたことがある。以降は、口頭で課員の承認を得てからシステムを使うよう徹底させた。

ところで、あなた職場にもいるのではないか仕事でも家庭でも趣味でも、何でもいい。ストレス精神的に潰れかけた人間の姿である。B君は、元々コミュニケーション能力に難があった。いわゆる話がわからないタイプだった。

残業も多かった。指導課や学事課の教員出身者と同程度と仮定すると、おそらく月60h~70h程度か。彼の上司は「仕事をたくさん振っていないのに……なぜ?」というスタンスだった。

市職員場合は、予算がある限り時間外勤務手当が支給されるという。私が若い頃だと、時間外勤務をしていないのに、予算消化のために闇残業を認めるという慣習があったほどだ。

教員出身者の場合は、月20hまで支給されていた。学校現場から教育事務職に移った者にとって、長時間労働サービス残業は避けて通れない。この試練があるからこそ、一定基準に達した教育人材を育成することができている。

人は光を求める。そして、その光の見える方向へ動いていく。教職員にとっては、教育に関する哲学、という光を見出すための修行の場こそが教育委員会である。量・質ともに圧倒的なレベルでの修行。厳しい体験を幾度となく積み重ねるから人格能力が磨かれ、玉になっていく。

さて、彼の上司はB君を徹底指導して残業縮減に務めた。だが結果は出ない。残業縮減の効果は僅かだった。ところで、B君の場合学校歴がよかった。地元の名門公立高校卒業して、大学も相応のところを出ていた。地元的には血筋もいい。それが採用に繋がったのだろう。

縁故が悪いか? といえば時と場合による。一概に悪いとは言えない(ex.公共学童クラブ指導員は、その多くがスカウトである特に男性場合はほぼ100%だ)。教職員採用試験においても、学科面接試験の点数以外で、非公式評価すべき点というのは確かにある。

行政一般事務職員のことはよく知らないが、彼らと仕事をしていると、確かに地元において血筋がいいとされる人に仕事のできる人が多かった。※主観的統計である

高等学校入学試験ですらそうだ。学科試験以外で評価される要素がある。内申点などは、その典型である。本人の人柄や人格学習態度や常識力、社会への順応性が点数化される。内申点以外にも、+-の評価がされる要素も一応はある。

プラス評価の例としては……今では絶滅した慣習であるが、昔は公立校でも縁故による入学があった。とある高等学校の名門運動部などが、どうしても○△中学校のあの子がほしいという場合、事前に保護者児童中学校側と話をつけておく。かくして3者が合意に至った場合入試前に合格が決まっていた。内申点中三期を満点にするなどして対応する。

マイナス評価の例としては……生活習慣だろうか。公立高校入学試験の基本は、学科試験内申点の合計で決まる。とはいえ、点数に関わりなく不合格になるケースもある。こちらは犯罪行為であるとか、補導されるのを繰り返したとか、入学試験の際に相当奇抜なことをしない限りは関係ない。

ただ、その子合格基準点に達していた場合でも、入学試験の要綱要領に定めのある範囲不合格になることはありうる。欠席数が極端に多かったり、在学中に異常な行動を繰り返したなどが内申書に書いてある場合だ。学校教育とはいえ高校側も不用リスクを取りたくない。名門とされる公立高校問題児が少ない理由ひとつである

B君の話に戻ろう。その年の夏頃に聞いたところだと、どうやら事件を起こしたらしい。

梅雨が明けた頃に、霞が関新卒キャリア官僚研修にやってきたという。T区の各部署を廻って地方行政の実務を学習するのだ。T区は、その年の中央省庁研修先のひとつに選ばれていた。

キャリア官僚達は、ごく普通にT区の歴史や成り立ちを勉強して、地方行政の実務を視察して、心ばかりの現場仕事をこなして、一週間ほどで霞が関に帰る――はずだった。

最後の日に行われた交流会(飲み会)で、B君はやってしまった。喫煙所よもやま話で聞いたところだと、以下の流れだ。

国土交通省官僚が酒を飲んで調子に乗る

 ex.研修部署部長肩に手を置く、女性職員の体に何度も触る、別省庁のキャリア官僚に「ぶっ殺す」と発言するなど

飲み会最中にB君が頭にきて、国交省キャリア口論になる

国交省キャリアが「お前の区の国庫補助金ゼロにするからな」と言ったところで、B君がキャリア官僚を蹴り飛ばし、馬乗りになる

④ほかのキャリア官僚とB君の部署係長が、彼を羽交い絞めにして止めた

……気持ちはわかる。侮辱されて悔しかったのだろう。だが、いくら何を言われようと、暴力だけは駄目だ。確かに、若手官僚場合調子に乗っている者は一定数いる。子どもの頃から勉強勉強を重ねてきた自負があるとともに、仕事では自分の親ほどの年代から神輿を担がれるような扱いを受けるのだから調子に乗るのも当然である(上に出てきた国交省キャリア東京大学卒だった)。

かくいう私自身も、文部科学省事業査定担当であるとか、会計検査院検査官から相当辛辣なことを言われたことがある。だが、怒りの感情に囚われてはいけない。駄目なのだ

人間はいかなる状況の下においても、自己衝動をそのまま表に出してはならないし、出すべきでもないし、さらに言えば、出したいとも思わない、という主張はまったくの真実であり、妥当見解であると私は考える。衝動制御することができるし、制御しなければならない。それは現実要請というだけでなく、一人の個人としてのまとまり一貫性および価値観要請でもある。突き詰めて考えるならば、人生には実存葛藤解決不能問題さらには、あることのためには別の何かを諦めなければならないというような状況が数多く存在しているのだ。こうした状況こそ、人間が生きる上での本質的条件となっているのである。何らかの葛藤が常につきまとい、ある方向へ進もうとすれば別の道を諦めざるをえない。人間はこうした状況に苦悶しつつ、自己制御しながら生きていかなければならないのだ。 完全なる経営(2001) A.H.マズロー (著), 大川 修二 (翻訳) P.295



私とB君が教委事務局で一緒だったのは一年だった。その年は、社会教育課にとって厳しい年だったらしく、彼は相当追い詰められていた。年度末の三月時点では、まるで50代のごとく自分が思ったことを脊髄反射で口に出すようになっていた。

声をかけようか、とも思った。あまりに辛そうだったからだ。係長課長も、彼を見放しているところがあった。どれだけ残業が積み重なろうと、仲間によるフォローを呼び掛けたりはしなかったし、むしろ失敗に対して反省文を書かせていた。

B君は、口に出すのが憚られるほど救いようがなかった。もし、上司や仲間にとって彼が『かわいい奴』だったら、こんな事態にはなっていない。彼は、実際に不良な人間だった。職場の仲間から非人格的な言動咎められるのはまだいい方で、はっきりいって見捨てられていた。自業自得だった。

しかし、やはり可哀想に感じることがあって、廊下をすれ違う時やトイレなどで「元気?」「今日は温かいね」「辛くないですか」など声をかけることがあった。

それから、彼がどうなったかというと、真相を確かめたわけではないのだが……私が定年になる前に退職したらしい。別の部署に異動しても活躍できず、しかしながら、何の因果だろうか――霞が関への出向を命じられたという。省庁までは不明

本来名誉であるはずだが、その出向期間中退職を申し出たということだ。もしや、生贄型の出向だったのだろうか?

現代社会において、感情が表に出るタイプ人間しんどいのだと思う。彼が今、どうしているかはわからない。ほどほど幸せにやっていることを祈っている。



4. サイコパスのC係長

先ほどの2.3.でいうところの係長にあたる人物だ。この人は、冷血漢と呼ぶにふさわしい人間だった。サイコパスとは書いたが、私は臨床心理学碩学ではない。仕事熱心で、結果を求めるタイプだったのかもしれない。目的のためであれば何でもする人だった。思い出してみる。

例としては、部下の叱責だ。普段は物静かで、部下の相談や報告を聞いている。が、一定レベルの何かに触れると怒号を発する。

係長「お前、こないだできるっていったよな!」

若手部下「すいません」

「なんでできねーんだよ」

「……なんとかします」

「言ったな? じゃあしろよ。今週末までだ」

はい。やってみます……」

※部下ができなかった場合は、定時を過ぎても何十分でも説教していた。そして、できるまで残業をさせる。

後は、イベントだろうか。市区町村においてイベント主催する部署はいくつかあるが、教委事務局もそのひとつである教育○○大会などの厳かな発表会もあれば、○○総合フェアなど若い人や家族連れが多く集まる文化的ものもある。

さて、そのT区にとっての○○総合フェアの時だった。毎年過ごしやすい季節に、とある大公園で実施されるのだが、50以上もの出店が立ち並ぶ大イベントだった。

その年のイベントは、残念ながら雨天だった。初日は少雨で済んだものの、翌日以降の天気は崩れる可能性が高い。社会教育課は、教育総務課・指導課と並んでイベント主管課のひとつだった。

その初日の、夕方~夜にかけてのことだった。教育長を始めとする幹部職員が現地に残って、明日以降の対応を話し合っていた(ほかの教委スタッフは全員帰っていた)。主な論点は次のとおりである

□ 雨天の場合の中止ラインは?

イベント会場は維持できるのか?

□ 中止の際の広報手段は?

上記3点のうち、2点目がなかなか結論に至らなかった。イベント会場には、テント備品も野外展示物も並んでいる。風雨によって損傷する可能性があった。そして、2点目の解決手段提示したのがC係長だった。

彼は、「業務委託している会場警備員がいるでしょう。数十人。彼らにやらせましょう。折り畳み式テント(※鉄パイプではない)の屋根を低くする作業や、野外展示物の収納もです」といったことを述べた。

私は「それは契約内容に入っているのですか?」とC係長に問うた。すると、彼は「緊急事態です。契約内容にあろうがなかろうが、現場の指示に従ってもらわないと」と言っていた。

教育局長は「後で問題にならないか?」と聞いたが、「私の責任で収めます」と彼は返した。教育長に「本当にできるんだな?」と聞かれると、「問題ありません。警備の発注は当課です」と返していた。ここから先はうろ覚えだが、C係長は警備会社現場責任者と交渉を始めた。

夜7時頃だったか。私がトイレに行く途中で、社会教育課長とC係長、警備会社ロビー交渉しているのを見た。当然ながら、相手方は渋い反応だった。

私はそのままトイレに行って、また帰り際にロビーを通りかかったところ、「契約切るぞ。ええんか!?」というC係長の声が聞こえた。この人は、気分が高まると大体こうなる。

以下、会話を手帳メモしているわけではない。思い返してはいるが、やはりうろ覚えである

「切るといっても来年からね。今年はもう契約してるし。来年は、こちらの権限でほかの警備会社契約します。それでいいなら、あなた判断で断ってください。テント作業OKなら、これから私の責任で指示しますが」

「いや、でも。ちょっとの量じゃないでしょ? テントの数は何十個もあります。それをひとつひとつ、高さを下げていくんでしょ? それはもう――」

あなたが決めるしかないでしょ。責任者なんだから。この時間あなた会社上司がいるんなら電話で伺ってください」※このあたりから方言になる

判断ができません」

「毎年、あんたの会社契約しとるんやぞ。しっかも言い値で。本来なら正式競争入札せんといか金額やのに。こういう時のために、うちは権限使っとるんやぞ。官製談合みたいなこと、してやっとるんやぞ。俺らとあんたの会社のためを思って。で、上の人間電話するか、あなた判断で決めるかのどっちかや。あなたが決める場合は、契約切られても全部責任とるんやぞ」

「……」

「俺が責任を持つ。あんたが上司に怒られんようにする。後で言っとく。知り合いだから。頼む!」

「わかりました。指示をお願いします」

係長のこの判断が正しかったのか、誤っていたのか。今でもわからない。

結果だけ見れば正しかった。その夜は雨も風も激しかった。(鉄パイプ式でない)テントを張ったままだと、風雨で確実に潰れていた。テントや野外展示物を片付けるといった作業絶対必要だった。それを怠って、一般スタッフを帰した私たち幹部の落ち度である

手続き的には違法である。正しくない。警備会社ロハで使ってしまっている。C係長のことだから、きっと事後処理はうまくやったのだろう。あの後、彼やその上司処分を受けたという話は聞いていない。

個人的には、C係長の行いは正しかったように思える。実際、あの場面だとああするしかなかった。組織のために泥を被ってくれたとも言える。ただ、それが未来に繋がる行為だったかというと怪しい。

例えば、テント崩壊する未来を選んでいれば――教委事務局が「組織として学習」することができていた。それがいい未来につながった可能性もある。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231216182406

2023-11-26

中学の頃体育の評定1だったの普通に訴えたい

他の科目の評定は10段階で8ぐらいだったけど保健体育だけずっと1だった

まあ運動音痴から仕方ないんだけど…

三者面談で「相対評価から仕方ないよ(笑)」って担任に言われたの今でも覚えてる

1つけられる人の比率的に、自分は学年で下から4番目か5番目までに入る成績らしくて

1回も休まずに授業受けて補講も受けてペーパーテストは満点近く取ってたのになんで???ってすごい悲しかった

体育1やったわ!!って教室で話してる子もいたけど、どの子ヤンキーというか、そもそも学校全然来てない子だった

毎日学校来てクソ真面目に体育の授業受けてる自分が惨めに思えた

評定=受験で加算する内申点から1つでも1があるとかなりハンデで

(しかも副教科の内申点だけ何故かウェイト高かった)

塾でも「1があるとちょっとなあ……」って先生に言われて

本番の試験でかなり点数取れたのに志望校に落ちたのはやっぱり内申のせいだった

別に今更中学の時のこと思い出して悩むことはないけど、やっぱりムカつく どう考えてもあの評価おかしかっただろ

2023-11-18

anond:20231116212314

ワイは京大だが高三まで全く勉強せず、高校偏差値50。だから勉強では圧倒的でした」なんてことないぞ。そういやいとこも偏差値47から早稲田だが、中学の頃の内申点オール3もなかったらしいぞ。

2023-09-17

anond:20230916165514

校則違反を筆頭にあげてるから目を引くけど、陰気キャじゃなく陽キャになってほしいてことか。

私は親だけど、子ども校則違反してほしいとは全く思わない。

ただ、中学生内申点のために先生に媚びるのは気持ち悪いと思っている。

反抗期なんて大人に愛想悪いのが普通なのに、自ら笑顔挨拶してくるとか逆にゆがんでるように見える。

ちなみに子ども保育園に入る時、どんな子になってほしいかを書く欄があって、夫婦で話した結果「おおらかな子」という結論になったんだけど、今思うと夫婦ともおおらかさないので単なるないものねだりだった。

2023-09-11

anond:20230911213227

そんなに謎か?内申点ブースト説明できる気がするけど

実際、推薦入試なら難関大学でも女子過半数のところも多いよ

anond:20230911211018

でも中学内申点って男女平等じゃないから、同じ点数で判定するのも良くない気がするんだよね

2023-09-08

anond:20230908060049

指定校推薦って評定平均いくつ以上、の条件があるわけでしょ

(カンニングはそれすら底上げしている感じがするけど)基本的にはそれをクリアしているか

受けるのであって、枠に収まっているならそれはまあ普通に通してあげれば感はある

評定平均が足りないので授業で積極的発言もあるし、

こいつの評定を上げましょうみたいなことをしていたら割とクソだなとは思う

自分地元ではそういう謎ブーストによって目標とする高校内申点が届くように

副教科の評価露骨捜査している節があった

あれは本当にクソだったと思う

2023-08-31

[] そのななひゃくななじゅういち

ガイウーッス

 

本日日本において野菜の日、ベジタブルデーとなっております

8と31で“やさい”、非常にわかやすいですね。

8月31日といえば夏休みの最終日と呼ばれてた奴ですが皆さんは宿題ちゃんと片付けていた方ですか?

私はこの通りズボラな感じで内申点を落としまくっていた感じです。

ちゃんと終わらせられるものは終わらせておきましょう。

とはいえ意味不明な家庭では先に終わらせていたら意味不明課題を出されることもあるという家庭であってはならない理不尽体感させられることもあるらしいです。

ですので計画的に、それっぽく、自分の実力を出し切らない程度にやってる姿を見せなきゃならないのかもしれません。

まぁでもそこまで上手くやっても色々文句付けてくるのが理不尽な奴なのでやっぱりどうしようもないかもしれません。

それはそれで“今後は関わりを避ける人”としてカテゴライズする必要があるかもしれませんね。

夏休みの終わりに焦りながら書き物しまくるのは普通にしんどいですからね。

上手くやりましょう。

 

ということで本日は【カテゴリ分けよいか】でいきたいと思います

カテゴリ分けよいかカテゴリ分けヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2023-08-27

anond:20230823231725

推薦は内申点と作文と面接で決まるってネット記事にでてたから、早実とかと同じ。

2023-08-01

福島原発問題は、究極的には「福島にある」という根本的な前提がある。あれが血の気の多い人が多い地域なら、迂闊な風評加害はできんでしょ。

まりこれは皆が #皮膚感覚 で分かってるように、明確な地域差別や軽視である。「東北には何をやってもいい」というやつだ。

菊池雄星に傘持ちさせたデーブ大久保やら、日体大自殺した佐藤涼平くんのことを岩手県民は忘れちゃいねからな。身に覚えのある関係者気合い入れろよ。

あと、宝塚音楽学校か。盛岡市から来た女生徒万引き濡れ衣着せて追い出したこともまた忘れ去られることはねえだろうな。よく東京オリンピック閉会式に出てこられたもんだ。

https://twitter.com/S_kisaragi/status/1685896988003586048

今回の処理水問題田舎土人差別しても構わないという東京左翼インテリの「かわいそうランキング問題と、どういう立ち回りをすれば東京左翼インテリ業界評価されるのかという「内申点稼ぎ」問題のせいで、解決が複雑になってしまった

https://twitter.com/syo_sindou/status/1685922224191217665

2023-07-25

お気持ち表明文は適切な国語教育の結果」というお気持ち表明文

まず「お気持ち表明文」というのは「数値的な議論論理的議論展開を期待しているにもかかわらず、求めていない意見感想を述べてしまレポート論文」という意味で良い?

そういう意味なら、適切な(?) 国語教育のおかげなんじゃないかと思う。

例えば最近新卒とか大学生小学校低学年だった時の学習指導要領である平成20年の「国語科の教科の目標」は下記の通り記載がある。

国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,思考力や想像力及び言語感覚を養い,国語に対する関心を深め国語尊重する態度を育てる。

これだけ見ると立派なんだけど、日本国語道徳教育という絶対に外せない存在があって、学習指導要領の一番下にこんなことが書いてあるんだよね。

道徳との関連についての事項

国語による表現力と理解力を育成するとともに,人間人間との関係の中で,互い

立場や考えを尊重しながら言葉で伝え合う力を高めることは,学校教育活動全体

道徳教育を進めていく上で,基盤となるものである。また,思考力や想像力及び言

感覚を養うことは,道徳的心情や道徳判断力を養う基本になる。さらに,国語

尊重する態度を育てることは,伝統文化尊重し,それらをはぐくんできた我が国

郷土を愛することなどにつながるものである

なお,3(2)には,教材選定の観点として,道徳性の育成に資する項目を国語科の

特質に応じて示している。

そして3(2) で説明される望ましい教材の観点っていうのは下記。

(2) 教材は,次のような観点配慮して取り上げること。

国語に対する関心を高め,国語尊重する態度を育てるのに役立つこと。

イ 伝え合う力,思考力や想像力及び言語感覚を養うのに役立つこと。

ウ 公正かつ適切に判断する能力や態度を育てるのに役立つこと。

科学的,論理的見方や考え方をする態度を育て,視野を広げるのに役立

つこと。

生活を明るくし,強く正しく生きる意志を育てるのに役立つこと。

生命尊重し,他人を思いやる心を育てるのに役立つこと。

自然を愛し,美しいものに感動する心を育てるのに役立つこと。

我が国伝統文化に対する理解愛情を育てるのに役立つこと。

日本人としての自覚をもって国を愛し,国家社会の発展を願う態度を育

てるのに役立つこと。

世界風土文化などを理解し,国際協調精神を養うのに役立つこと。

一般的な生徒がこの学習目標を達成したかはさておき、この教材選定軸から選ばれたもの必然的道徳の教材みたいになるんだよね。

そんでもって日本における「道徳」といえば儒教で、そして儒教的な考えってのは「年長者の考えが常に正しく、それに対して同意する」という日本人そのものみたいな考えじゃん?

変な話かもしれないけど、日本において国語教育において自由議論とか自由感想とかっていうのは存在しない。だって先生が常に正しいし、先生が気に入る提出物が評価されるし。学校教育において生徒の生殺与奪の権利を与えられてるのは担任教師でしょ?

お気持ち表明文はロジカルじゃないという言い方だけど、この学習指導要領の下なら、お気持ち表明文は十分ロジカルじゃない? だってそれ以外の答えは絶対に正解にならないように教材が選定されるんだから理論的な正しさを議論するよりもさっさと媚びへつらう方が点数が高いに決まってる。おまけに中学とかは内申点がついてまわってくるからもっと媚びへつらった答えを書く圧力がついてまわる。

テンプレを教えるのは良いが、そのテンプレゴミだと害悪しかない。正直、小学校先生ロジカル文書作成が出来るのか疑っている部分があるが、出来るというのであればそれをきちんと教えてほしい。

個人的教師に教える能力が無いと疑ってるのは同意だけど、仮にロジカル文書作成方法を教えたとして、生徒がロジカルな答えを書いてくるかは疑わしい。ディベートだってなんだって、年長者が知っていて、かつ正しい答えがない限り日本の授業では議論対象にならなさそうだから

それにディベートロジカルトピック学習要領に入れたところで即座に「ロジカル教師の受けがいい答案例」と銘打った教材が出回るのがオチじゃないかな。生徒はそれを読んで回答を書き、教師もそれを読んで回答を採点するみたいな…

2023-07-21

中学校部活

高校部活

大学講義

仕事

時間がすぎることを願うばかりの人生だった

内申点世間体のために

好きでもない興味もないことに従事して

何一つ主体的にやろうとしてこなかった

名残惜しい時間を過ごせないまま年を取ってしまった

2023-07-03

anond:20230703103837

内申点乗っけてもらって、今の学歴があるんだろ?おーん?

明らかに贔屓されていたし、

2023-06-22

これが就職氷河期

大卒就職内定率の母数は、就職希望者のみなので、進路票の未提出、自主的留年家事手伝い大学院進学、アジア放浪アメリカ自分探しフリーター掛け持ち、大学時代アルバイト継続などの人は、母数から外れるのだ。この数え方をしてさえ、就職率58%をたたき出し、日経新聞の一面を飾ったぜ。比較対象東大だった(98%)。戦略的数字を出したい大学は、卒論とか卒研単位教員裁量にして、就職できなかった学生留年にするんよ。翌年5回生が50人くらいいたから定員が100人の半分くらいは、就職内定の母数に含まれず、残りの人の42%が、仕事が決まらずに卒業。実質30%くらいしか仕事につけなかったのであった。リクルート電話帳のような冊子を見ても若干名の募集しかなく、コネ枠で決まっているが、儀式的に採用活動をしていたのであろう。若干名に5桁に近い4桁の応募がくる。当時採用担当の人に後日談を聞くと、面接できる人数まで絞り込むのが大変だったらしい。試験会場で列の整理をしていたおっちゃんが「しょうちゃん、しょうちゃん」と若手に呼び掛けていて、その若手の名札を見ると「正力」と書かれていた。庶民にはないコネだ。

中谷彰宏就職本が流行っていた。この本のノウハウには助けられた。リクルートはがきを使わず官製はがきで応募とか、履歴書フォーマット自分に有利に変えるとか、証明写真デパート写真館で撮るとかいろいろやった。最終面接までいく確率は著しく高まったが、コネが足りなかったと思う。この本は就職できなかった仲間に貸して回って、内定をもらえるようになったので、再現性があることに感動を覚えた。中谷さんありがとう

新卒募集をしていた会社社員が逃げ出していた会社が多かったので、せっかく入った銀行テーマパーク事業への融資に失敗して破綻とかCMしまくっていた繊維業が突如倒産とかで、翌年の就職戦線に再び参加していた仲間もいた。第二新卒なんて言葉はなく、中途扱いだった。

そんな苦労して入った会社残業代を誤魔化すならず者会社が多く、上場企業でさえコンプラが甘く深夜まで続くサービス残業とかが常態化していた。氷河期世代は人が余っていたせいで24時間営業業態が増えた。悪い条件のバイトでも人がきたんだ。新聞配っているときに退勤とよくやってた。

二次ベビーブーム世代の人数感を伝えると中学野球部では、学年ごとにリーグ戦ができる人数がいた。が、グラウンドは一つなので、1、2年生はランニングと基礎トレと球拾いとグラウンド整備に明け暮れる日々。兎に角人数が多かった。運動部に入らないと内申点が下がるとか意味不明ルールがあったなぁ。

そんな人数のライバル競争しつつ、採用は凍結みたいなクソゲーだった。

とりあえず3回転職してまだ生きていますおやすみ

2023-06-18

物心がついた時から抑圧されて育てられたと思っている。

親は良い成績を取るためにゲームなんてしないで勉強しなさい、先生の言うことを聞いて内申点を高くつけてもらいなさい、と言ったわりに大学生になってからはやっぱりゲームをしてる男の子って賢いのね、とか、頭の良さは成績とは関係ないよね、と急に言うことを変え始めた。

同時に、あなたは大したことないんだからせめて普通に人生を歩めるように成績を取っておきなさい、とずっと言われてたのかなと感じるようになってきた。

せっかくいい成績を取っても、女だてらにすごいじゃない、と一言多かったのも今思い出すと全然褒められた気がしない。

他にも、同じことしてても男の人の方が偉いのよ、そういうものなのよ、と繰り返し言われたことはよく覚えている。

大人になって女性アイドルが好きになったら、もしかして女の子が好きなの…?と心配そうに言われたり、クソみたいな男と付き合ってて別れようと思っててももちょっと頑張りなさいよ、結婚なんて我慢よ、と言われたり、まあそんなことがあったからその後もっとまともな男結婚して子供ができて親がめちゃくちゃ喜んでくれてもなんとなく素直に受け取れない自分がいる。自分で選び取ったものたまたま親の思う世間の模範と一致しただけの結果論に過ぎない。

子を産むと親への感謝気持ちが湧いてくると思ってたけど実際は逆で、言われたことへの呪詛無限に湧いて出てきて鬱々としてくる。今までは我慢していたり、まあ上の世代はそんなもんよと諦めていたことが自分が親になって自分ごとになるとどうしても許せなくなってしまった。反面教師にして自分の子には同じことをしないというのは当然なのだけど、そう育てられた自分も救って欲しいという思いがずっとある

2023-06-08

文化祭勝手に入れ込むタイプ人間がウザくてたまらん 『文化祭既読スルー感想

文化祭既読スルー - うぼっ /

https://comic-days.com/episode/4856001361249018766

この漫画感想

(*入れ込むってのは競馬用語でウマが畜生特有脈絡のない興奮で空回りして自滅へ向かっちゃう状態のこと)

   

  

1.登場人物全員が非論理的で低知能でうぜえ

まずこれは漫画への批評や苦情ではない。 

漫画はとても良かった。絵も構成も実力がある。

何より文化祭のあの感じをありありと表現できている。

 

その上で、俺この主人公の黒い女の子みたいなのがすげー納得いかんのな。

の子人格がってよりこの子みたいな現象が。

  

別にの子のこと嫌いじゃないんだけど

の子とそれを取り巻くすべての状況が不条理かつ低能過ぎて呆れちゃうというか。

ここまでで何言いたいかピンと来たって人が居たら教えて欲しい。あんたは俺の仲間だ。   

   

  

2.仮に失敗に終わって何の問題が? 

まずさあ、

黒い子の去年の挫折って誰かのせいか?NO。

大事件か?NO。

 

そもそも文化祭クラスの出し物なんて初期状態では誰もコミットしてないわけじゃん。

頑張りましょうねなんて誰も思ってないし責任もない。

ノルマもねえ。賞もねえ。コンセンサスもなんもねえ。

  

そこで実行委員に選ばれたからなんなの?

誰もそんなたまたま選ばれた人に期待してないし、と言うことはその人の責任もねーのよ。

やる気なく流したっていいし、凄いビジョンを持って取り組んだっていい。

 

で、別にの子無能さを責める気もないんだけど

LINEボケーっと何の足場も提示せずにアイデア募集しました、そりゃなんもこんわ。

そこに感情的な反応をする意味わからんのよ。

無能なのはいいけど感情的なのはやめて欲しい。意味わからんから

 

クラスの出し物が一定の成果を出せなければ全員死にます」なんていう

マガジンのクソ漫画みたいな状況にあるならまだわかるよキレるの。

みんな自分の命がかかってるのに人任せにするなよ!ってことだよね。

  

でもそうじゃないじゃん。

特に誰もコミットしないなら平和に流して終わりでもいいわけ

そのことで責めてくる奴もいない(もし責められたらLINE見せて「お前もなんもしてへんやろボケェ!」ってキレ返せばいい)。

 

 

3.どうしたいのか整理ついてんの?

マジで感情わからんのよ。

どういう感情で「実行委員という役割」や「文化祭というイベント」に臨んでるわけ?

   

「有能な自分がやる以上は何らかの成果を必ず出すのだ」っていう自負があるならそれはいいと思うよ。

そういう自負で取り組んだのに上手く行きませんでした、自分能力の低さに涙が出ました。

この感情ならまあ意味はわかる。

   

でもこの子ってなんか周りへの恨みみたいなものが見えるじゃん?

いやいやいや、別にクラスメートは文化祭クラスの出し物にコミットするなんて約束してねえじゃん。

そんな意思表示は一度もしてないわけじゃん。

   

から実行委員としてはやるもやらないも自分コントロール勝手にやってよって話じゃね?

みんなに合わせて適当に流すのはわかる。

我がこととして主体的に取り組んで成功させて感涙もわかる。

我がこととして主体的に取り組んで失敗して涙もわかる。

 

でもこの子は変な風に当事者意識は強いのにイベント行方についてはクラスメートに任せてるんだよね。

意味がわからねえんだよ。こいつの感情がわからねえ。

でもこういう奴マジでいたよな。

    

  

4.どちらかがどちらかを責めたり泣いたり詫びたりする必要ある?

の子が周りを無責任だとなじってるのが意味わからん

明らかに責任なんかねーだろ。

ありもしない責任捏造して他人糾弾したがる人間がウザくてたまらん。

 

実行委員にあるのは(人間にあるのは)自分がやると決めて主体的に取り組んだ時の成功や失敗だけだろ。

実行委員は流すことも出来るしすげー頑張ることも出来る。

それは自分意志責任と器量でやるんだよ。

結果は自分のものなんだよ。

  

からの子だけじゃなくて終盤の「いい子になった」描写らしいクラスメートも意味わからん

黒い子が仮にあんま参加してなかったとして、たぬきちゃんに詫びを入れなきゃいけない理由なんかあるか?

 

文化祭クラスの出し物が成功したらクラスメート全員の口座に100万円ふりこまれます」みたいな

マガジンゴミ漫画みたいな変な状況にあるならわかるよ。

クラス全員、お前も利益を受け取るからにはちゃんと労力分担しろやって感情はわかる。

でもクラスの出し物なんてそうじゃないわけじゃん。

  

やった人間がまあなんか達成感とか良かったねっていう思い出とかの報酬を受け取るだけ。

やらない人間別にそういうものも受け取ってはいない。

どっちも自由であって、どっちかがどっかに怒るとか恨むとか詫びるとかマジで意味わからん。 

 

 

5.圧倒的にピントがずれてない?

黒い子が反省すべき点があるとしたら

LINEで「アイデア募集ー!」ってのは到底コミットが集まるようなアプローチではねーよなとか

やりたそうなやつに目を付けて直で話しに行って折衝すべきだったなとか

全員無理矢理追い込むなら教師を動かして説教させてコミット圧を高める手もあったなとか

そういうことじゃねーの? 

  

そういう意味のある反省最後までなくて

クラスメートも負けじと馬鹿なこと言ってて

ジメジメした感情のことがカタルシスの場面になってるのが、

もうめっちゃ文化祭描写として秀逸だよね! 

   

  

俺は学校の出し物のたびに思ってたわ。

ここには感情的にならんといけない要素なんかどこにもねーじゃんと。

楽しく自分裁量でやったりやらなかったり成功したり挫折したりすりゃいいだけじゃんと。

例えば「私はここで結果出すと内申点よくなると睨んでて私の将来のために協力してほしいの!」ってキレるならそれはよくわかるわけ。

おもしれ―女だなってちょっと協力したくもなる。

 

でも実際はそんなおもしれ―女もいいなくて、ただぼんやりした他人任せの進捗と挫折があるだけで

なんでそこでいちいち感情を持ち込むの?

あの手の出し物で感情的になる女子を見てた時、或いは俺が直で吠えられた時、

「この低能生物には何をどうしてあげたらいいのかなあ・・・」という感慨しか湧かなかった。

  

6.文化祭キモい

はいい奴だから現実的アイデア出して付き添ったりしたことがある

最初大喜利」とか言ってたからこいつらスゲーなどんなバカだよと。

世間キャラを知られたプロの人気芸人ネタを仕込んで台本組んでようやく面白くなるものをお前等がやってどんな勝算が?

しかももちろんネタも出ないしろくに練習する予定もないうえにネタ候補ってのが内輪ネタばっかなの。

それを誰に見せる気なんですかウギャーと。お前等のことなんか何も知らない人達がくるんですよと。

なのに上手く行きそうにないことや狭い友達外積極的でないことに感情的なの。

  

んでえーそれは難しいよーつって何で暴発するかわからん感情を刺激しないよーにやめさせて

から高校生レベルじゃない芸を持ってるやつがいたのでそいつを頼ることにしてそいつ中心の指導地獄大喜利改めお遊戯発表会くらいにはなって

高校生がみんなで努力した跡は見れるから結構評判が良くてみんな達成感出ましたねーみたいになった。

 

でも最後まで俺の気持ちは伝わらなかった。

軌道に乗って以降のクラスには最後までこの漫画みたいな低能丸出しの感情横溢してた。

いい人とか悪い人とかじゃなくてその低能さと混乱しきった感情を何とかしてくれってずっと思ってた。 

   

最終的にその女子そいつ友達から増田くん有難う!」とか言われちゃったんだけど

この低能生物達とは最後まで疎通が出来なかったなという挫折が俺の手にしたものだった。

 

俺にとっては自分ミッションとして頑張った結果の挫折っていう満足のいく成果だったからいいんだけど、

あいつらは本当に意味がわからない。

自分が一体何に対して感情的になってるのか、一度でいいからきちんと整理してみて欲しいんだけど

一生そういうこともせずにああいう感じに生きていくんだろうな。

 

俺がああい低能辟易とした気持ちになってしまうのは

俺の中にも黒い子のような他人への愚かな期待があるってことなんだろうか。

そういう気持ちまで呼び起こされたので本当によく描けているいい漫画だった。

2023-04-21

大学入学したけど、努力もしないくせに劣等感がすごくて辛い

小学生の頃、先生と(後述の問題もあり)性格が合わなかったのかすごい色々言われるのが嫌で中学でも不登校気味になってしまい、受験では内申と出席日数の問題第一希望GOサインが出ず、高校定時制高校に進学した。

小学生の頃から授業への集中力が無くて自由帳でお絵描きしたり寝てたり、勉強は全くできないし、問題児だった。

それでも、自分の得意分野になると記憶力や集中力が極端に上がる。自分の好きな分野については小学生ながらもそこらへんの大人よりも知識があったと思う。

中学生の時は、さすがに授業に参加してノート必死に取るし、頑張って集中力継続できるよう頑張ったけど、いつの間にか寝ていて、それも本当に記憶が無かった。

中学公立のくせに住んでいる街が街だからか、親が金持ち教育熱心家庭が多くまともな生徒が多くて、俺以外でもちょっと違うと攻撃されたり避けられたりしていた。

おまけに教育熱心な家庭に合わせて授業が進むため公立にしてはハイペースな授業だったと思う。授業にもついていけず先生とも合わず人間関係も辛くて、中学ではついに不登校気味に。

朝起きると、平日だけ何故か頭が痛くて起き上がれない。通学路で涙が止まらない。本当に行きたくない日は行かなかった。

なんでみんな1時間も机であんな授業受けれるんだろう。勉強もできないし自分おかしいのかな。なんでだろう。ってずっと思ってた。

親は「学校休みがちならせめても…」ということで家庭教師をつけてくれた。その時は定期試験も少し点数上がった。高校受験に向けても対策をした。

でも、やっぱり勉強が苦手。覚えられない。計算ができない。集中力が続かず、結局バックレて(家庭教師時間になったら外出して逃げた。)家庭教師も中2終わり頃に解約した。

同時期、初めてインターネットで知り合った人と実際に会って遊んだ学校が辛くて、学校を行くふりしてその人の最寄り駅まで行ったり。自分の最寄りまで来てくれたり。

新しい世界が見えた気がして、その時は精神的にも心からしかった。その人と、はまだ繋がっていてたまに遊んだりしてる。本当に感謝

ちなみに家族めっちゃキレてた。「なにしてんだよ」「学校行け」「学校行かないと近所の人から変な目で見られる」。結局家族世間体だけで、多分俺がサボってるとしか思ってなかったんだと思う。まぁ確かにサボりだし。今思えばそうだなと思う。でもその時はこれしか逃げ道がなかったのもわかってほしかった。

そんな中、中3に。周りはみんな受験モード自分はぎりぎり行ける近所の全日高校を狙っていたが、内申点と出席日数的に第一希望として認められず、

定員割れ定時制高校へ進学した。定時制にも理由があって、学校行く前の頭痛体調不良が午後になれば少しはマシになるかな。というのが大きな理由安直だけど。

定時制高校は驚きの毎日だった。本当にごくせんGTO世界

まず、日本語が通じない。噛み合わない。俺よりバカな人がいる。

行動が高校生っぽくない。(言葉に言い表せない感じ。なんか子供っぽいというか…)

イキっている絵にかいたようなギャルヤンキー

覚せい剤を使って同級生逮捕タバコお酒は当然。喧嘩窃盗無免許運転。まだまだある。

本当にこんなことって現実にあるんだ。フィクションじゃないんだ。

自分で選んだ学校から文句は言えない。けど辛かった。中学校とは違うベクトルの辛さ。

学校の最寄り駅降りると蕁麻疹が出るくらいには辛かった。

でも勉強簡単すぎて余裕だったし、校則も緩い。悪いところだけではなかった。

バイトも始めた。

バイトは、本当に向いていたと思う。接客業。高1の1学期から始めた。

お客様「ありがとう」って言われると本当に心からしかったし、クレーマーは来たらちょっと嫌だったけど。

店長社員さんから褒められるのも嬉しかったし、仕事を任されるのも嬉しかった。気づいたら本部研修を何回か受けて名札の★が増えたり。

勉強以外で、自分が認められて本当に楽しかった。週5~6入って必死に働いた。大人との接し方も、電話応対も、社会のアレコレもたくさん教えてもらった。

高校で学んだことよりもバイト先で学んだことの方が今の自分にとって大きいと思う。

高3の頃、大学に進学したい気持ちが強くなった。

小学生の頃から好きだった分野を仕事にしたいと思い始めるようになった。そのためには最低でも専門学校大学はいかないといけない。

専門学校も考えたけど、大学のほうが分野についての授業や設備が幅広くて自分のやりたいことはそっちの方が強かった。

でも、小学校の頃からまともに授業受けていない自分には無理だな。というのが第一に思った。

先生にも相談した。「●●(俺の名前)さんのやりたいことは、大学しか学べないよ」この言葉が決め手だった。

から一般勉強なんてビルギャルじゃないんだし、無理だなと思った。すでに7月

分野が若干特殊なせいか、やっと見つけた大学は、日東駒専レベル大学日東駒専と言えば、インターネット上ではよくバカにされている印象だが

それでも偏差値測定不能高校に通っているヤツが受かる確率は1桁ほどだろう。

そんな中、先生からAO入試を進められた。プレゼンテーションをするだけでよいらしい。

パワポを作るなんて簡単だし、プレゼンの内容を考えるのも楽しそうだった。でもプレゼンするだけでって、そんな都合よい話があるんだろうか…?

あった。

受かってしまった。それも数人しか取らないAO入試だ。倍率はまぁまぁ高かった。

学校行ってないときPCスマホをいじるのが生活の一部になっていたせいかプレゼン資料作るのも苦じゃなかったし、

資料で出典元を見つけたり自分考察、案を考えるのも苦ではなかった。

 

面接からは「高校生でこんなプレゼン初めてみました。」「完成度高いですね」「すごいですね」…。

まさか褒められるとは思っていなかった。面接から鋭い質問されると思ってドキドキしていたのに、プレゼンが終わるとすごい褒めてくれた。

さすがに受験会場で誉められたくらいで、受かるなんて思っていなかったけど、忘れもしない11月とある合格発表日、ウェブサイトには合格表記が出ていた。

正直実感が無いのと、やっぱり勉強についていけるか心配だった。焦って大学に向けて中学校の範囲から少しずつ勉強をし始めたり。

そして入学

もう2~3週間経つけど、割と授業は楽しい小学生の頃から関心があって自分なりに勉強したり調べていた分野だったから専門的な授業は簡単に感じる。

高校までまともな学校行ってなかったのに、大学AO入試で入って授業も割とついていけてます!!!!!!楽しい!!!!」みたいな記事ではない!本題はここから

入学して数日。幸いにも数人、話すような仲の友人…(少なくとも自分はそう思ってる)ができた。

話し方や行動、高校の時の話、上京してる人の地元の話。。。聞く限り「アオハル」を満喫した「ガチ高校生」なんだなと思った。

いや、「ガチ高校生」ってなんだよって感じだけど、自分定時制高校という特殊構造学校でお世辞にも普通高校生活とは程遠かった。

テレビ中学時代の友人を見るたび「青春」が羨ましかった。もちろん、もし普通高校に通ってても青春できる保証はないけど。思うだけなら自由じゃん?

それも、日東駒専レべルだからか、偏差値50後半くらいの高校から指定校推薦や、滑り止めで来た人が多かった。

そんなやつらが勉強もまともにできない底辺高校出身の俺と一緒の大学で一緒に過ごしてる。

本当に申し訳ない。自分は何も努力していない。勉強全然頭に入ってこない。興味ないことは全くできない。人間としての欠陥品。

ちょっとその分野が得意なだけで、取柄もなんもない。

自分バカ出身って明かしても全然みんななんも言わないんだ。

なんでお前がここにいるんだよとか。中学校の頃みたいになんか言われたり距離を置かれるんじゃないか不安だった。

ある日、入試の話になった。周りは共テ利用だったり一般入試だったり。そんな中プレゼンだけのAOなんて言いたくなかった。

けれども、聞かれて正直に答えたら「AO入試!?すごいね!」「才能あるんだね!」って褒めてくれた。お世辞でも嬉しかった。

AO入試で入ったからずるいとか、避けられるかなって思っていたから。優しい。泣きそう。

みんな、高校でフツーの青春をして、人並みかそれ以上に勉強ができて、こんな自分にも優しく接してくれて。

そんなやつらと一緒にいると毎回自分が醜いなって思うのと同時に、

集中力があって、興味がない勉強理解できていれば、自分普通高校生活を過ごせたのかなとか。

普通ってなんなんだろう。なんで自分は頭悪いんだろう。集中力尽きると記憶が無いまま寝っちゃうんだろう。とか。

たらればばかり。

からといって努力もしないくせに劣等感を感じる自分が一番つらい。

日本語めちゃくちゃで見にくい文章最後まで読んでくれてありがとう

追記 4/21 22:55

いつもの流れでトップページ開いたら自分記事があってビックリしました。

ちょっと指摘された部分や日本語おかしい(不適切な)部分を修正しました。

ADHD発達障害の傾向は小学生の時から言われていました。現在正式な診断は受けていないですが、小学生の頃は毎週カウセリングを受けていました。

高校先生について

記事内の大学相談に乗っていただいた先生と当時担任先生には本当に感謝しています。周りの生徒とは少し合わなかったけど、高校先生は本当に優しかった。

小中の先生みたいな人だったら辛かったと思います

優しい言葉、もちろん意見も、いろんな言葉ありがとう。なんだか泣きそうです。

2023-04-13

努力必要なのか?

深夜テンションで、ふと思い出したことがある。

中学校合唱コンクール練習で、私の前で歌っていた合唱部の子に一部分、音が外れてるから直せと何回も注意をされたことがあった。最初は直そうとしてみたのだけど何回やっても上手くいかず、たしか最後は声を小さくするか、口パクで歌っていたと思う。

その時に、音楽先生に、注意されている事を話したら、CDを貸すから家で練習をしてこいと言われた。でも、その時に私は正直、学校合唱コンクールでなぜわざわざ家にまで持ち帰って練習しなくてはならないのかと思った。もちろん、音楽先生練習してこいしか言うことはないだろうなと今なら分かる。

他にも、中学生の体育のリレー授業で、私の足の遅さが原因でペア陸上部の子を怒らせてしまたことがある。

の子別に怒っていた自覚も無いのだろう。ただ3年生の時期だったか内申点に響くのが不安ヒステリックに私にあたったのだと思う。中学生から仕方ないと今は思う。

の子は仲間の陸上部友達と3人で、リレーが終わる度、集まって、なんであの子ペアなの?なんで出来ないの?とか、私のことをこそこそ陰口を言っていた。プリントにはタイムを記入しなくてはいけないけれどタイムも見せてもらえなかった。3対1の圧で、当時の私は怖さと劣等感と恥ずかしさで、授業終わりまで涙を堪えることができず、リレーが終わり次第、授業終わりののチャイムが鳴るのを待たずに、体調が悪いと言って保健室に行き、泣いた。保険室の方が同級生に見られない、次の授業に遅れても大目に見てもらえると思ったからだ。

保険室の先生は優しかったけれど、そんなに泣くなら足を速くする努力をしたら?と言われた。でも、やっぱり私は、なんでそんなことに時間を使わないといけないんだろうと思った。相手が劣っていたらぞんざいな扱いをしていいのだろうか。

ここまでの話だと私は全く努力しない人間に見えるだろう。いや、実際私の努力なんて他の人から見たらゴミみたいなもの可能だって大いにある。

こんな私でも運動が苦手なのに、結構ガチ運動部で毎日練習していたし、毎朝走る練習をしていた時もあった。水泳も泳げなくて授業で晒し者にされて、自分プール練習しに行った。(下手くそすぎて友人や知らないおじさんに馬鹿にされまくったけど)

進学後は絵が上手くなりたくて苦手なデッサン勉強し、毎日授業後も残って描いていた。

苦手な接客がうまくなろうと、人と関わるバイトをしたり、発表のときに大きい声が出せるようにとカラオケ練習したり。

他の人の努力に比べたら些細なものだけど。(複雑で文章に出来なかったけどもちろんチームワークのために努力したこともあったよ。寧ろ、お節介から、そっちの方が多いよ…)

何が言いたいのかというと、努力できることは人によって違うということだ。

私も、一応、苦手なものに立ち向かう意識はある。けれども、あまりにも苦手なことが多い人や、過去トラウマで頑張る気持ちが潰されている人は、努力できない分類のものもあるのだと思う。

もちろん、なにもかも頑張ることができたらそれはそれでいいし、運動勉強リーダーシップもなんでもできる子はたくさんいた。その子達は努力していた。でもみんながみんなそうではない。一位がいたら最下位がいる。

社会に出たら、運動神経なんか必要なかった。なんでもできる子だけが輝いているわけじゃなかった。

今でも怒られたあの時私は、走るのを早くする練習をしなくてはならなかったのか?と考える。自分が選んだ道なら、ある程度のレベルまで引き上げる努力必要なのかもしれないけれど、選んでもいない体育の授業、ましてや昔からからかわれて嫌な思い出しかない体育で、そこまで頑張ることはできないなと。私に強くあたったその子美術の授業で足を引っ張っていたとしても(そんなグループワークはほぼないけれど)その子改善する努力をするのだろうか。

結局は分からないけれど、

ただ私は逆上がりができない子がいても、絵が上手く描けない子がいても、勉強ができない子がいても、それを馬鹿にして揶揄う、ぞんざいに扱うような人が一番良くないと思っている。

自分努力していたら尚更それが大事なのではないか

できないことがあっても、無駄劣等感を感じず、前向きに取り組める教育になっているといいなと思う。

追記

こんなに反応を頂けると思っていませんでした。なのでタイトルが大雑把ですいません。皆さんの意見、興味深いです。

体育は苦手でしたが、スポーツは好きで楽しめました。苦手なくせに、なぜか好奇心部活をしていたか運動の楽しさを味わえたけれど、していなかったら味わえなくてもっと体育が嫌いだったのかなぁ。

最近の体育はタブレット動画を撮って教え合うって聞いたことがあります。できないを揶揄するのではなく、できるように互いに教え合うって、最近の子は出来ないことがあっても対等の関係性を築けるのか。すごいなぁ、大人だなぁと。

タイトルは、努力必要か?にしてしまいましたが、人に合わせて無闇矢鱈に努力することは必要か?できないからといってぞんざいに人を扱うことは仕方がないのか?ということが言いたかったのだと思います結論を出すというよりは考えたくて、書いていました。

出来ないことがあるからってぞんざいに扱ってはいけないとか言ったけれど、私自身、相手に、なんでこんなことが出来ないんだろう?なぜ努力しないんだろう?と思い、腹を立ててしまうこともあります。でも、その人にとってそれは努力するべきことじゃないのかもしれない。実はそれでも努力しているのかもしれない。努力できる環境や、状態じゃないのかもしれない。自分価値観で人の努力を測ってはいけないなと思ってはいます

それでも、授業だと評価基準努力点を入れるから何を見て評価すべきか難しいし、社会だと、もうちょっとなんとかならない?って人もいるし、努力してない人の支援気持ちが進まないところも正直あるし…(でもそーいう支援はとても大事だとは思っている)なかなかハッキリと線引きはできず…

不安を煽られ、努力するのではなく、ポジティブ自分理想のために努力できたら1番だなぁということをよく考えていたのでこんな古い昔の話を書きました。

あと、話は少し逸れますが、コメント欄にもあったように、私も努力のことについて考える時に障がいを持つ方を思い出すことがあります

障がい支援にほんの少し携わったことがあるのですが、本当にその多用さに考えさせられました。良い場所だとそれぞれにあった支援をしていて、努力するための支えがしっかりしていて、そのような環境は、もっと他の場所でも成されるといいと思っています

身内に障がいがある人がいたのですが、環境次第で大きく良くも悪くも変わったことがあったので…

長々とすいません。

2023-04-11

anond:20230410220041

内申点のためかじゃねーよ

まともな奴は今までちょっとガキっぽかったなって気づいてやめるんだよ

男子バカブス言ってたやつが大人しくなったりする

まともな奴はね

もちろん初めから暴言を吐かない子が最もまともだぞ

2023-04-10

怖い女子、既に小1から怖い

小学生と話す機会があって一年生の女の子グループが集まって絵描いてたから「このねこちゃんたちお揃いのカバン持ってるんだね!可愛いね!」て言ったら「は...?水筒なんですけど...」てため息混じりにボソッと言われてそっからもう口聞いてもらえなくなってスクールカースト底辺のあの頃を思い出して死んじゃった

調子に乗ってしょうもない追記ですが、増田カースト底辺度は中学生の時廊下ですれ違った女子におもむろに「キショ!」と言われたり、移動教室で隣になった女子休み時間大声で「アイツの隣マジ無理!!キモ過ぎる」と言われてたレベルです

高校生になったら内申点のためかみんな急に異様に優しくなって逆に余計人間が怖くなりました

女子怖い

2023-04-07

そこそこ運がいい

会社がクソブラックだったから勢いで辞めたんだけど、緊急事態宣言真っ只中なのにそれなりの規模の会社契約社員で入ることができた。あとで人事に聞いたら私以外の面接者が鬱一歩手前か?みたいな人だったり、何にも考えてなさそうな人ばっかりだったらしくて私が一番まともに見えたらしい。あと経験者なのも私だけだったそうだ。

入社してすぐに配属された現場炎上真っ最中って感じだったけど、契約社員+20代ってこともあってそんなにヒーヒー言うような仕事は任されなかった。というか若干放置されていたので、1人で端っこの席に座って勉強したり雑務をしたりしていた。炎上中なのに毎日定時で帰るようにも言われていた。

それで私が働き始めて半年ぐらい経った頃に、炎上させちゃったリーダーは半分クビみたいな感じで退職したので代わりに新しいリーダーがやってきた。この人がまじでめちゃくちゃできる人で(前のリーダーができなさ過ぎたっていうのもあるだろうけど)、一瞬で炎上を収めた上に炎上前よりも質のいい成果物を出せるようになった。お客さんから評価も、前の事も相まってものすごく良くなった。この辺りから私も現場に慣れてきただろうってことでそれなりの仕事を任せてもらえるようになってきた。

ここで話はちょっと逸れるが私はお酒が大好きだ。1人でも飲みに行くし、友達との飲み会も大好きだし、会社飲み会もそれなりに楽しめるタイプ。好きなお酒ビールウィスキー。少し前から日本酒も飲むようになった。

という話を新リーダーにしたら、リーダーお酒好きだったようで色々と雑談をするようになった。うちの現場は仲が悪いという訳ではないけど、同じフロアの別チームの人たちからは「静かすぎて話しかける時気を使う」と言われるぐらいには静かな現場だ。だから雑談するのはだいたい私と新リーダーともう一人の社員さん(30代の快活ママさん)だけだ。

リーダーが来てから半年ほど経った頃、私に社員登用の話がきた。

大した仕事もしてないし、難しい資格を取った訳でもないのに突然やってきた話だった。まじでびっくりしたので快活ママさんに相談したら新リーダーが私のことを推薦していたそうだ。仕事も真面目にこなしてくれるし、コミュニケーション力は本当に申し分ない。意思表示もきちんとしてくれるので案件を回す上で本当にありがたいって褒めてたよって言われてちょっと照れた。

そうしてトントン拍子に話が進んで、結局私は昨年の4月から晴れて正社員となった。月給は少し減ったけどボーナスが年に2回もらえるので年収としてはアップとなった。

ここまで読んでて分かるだろうけどそこそこ運がいいなと思う。

同じタイミング面接を受けた人が未経験の危うそうに見える人ばかりだったのも、現場炎上しているタイミングでは大した仕事をしなくて良かったことも、炎上が落ち着いたタイミングでそこそこの仕事を任せてもらえるようになったのも、新リーダーと仲良くなったのも全部運が良かった。

思えば今までの人生もそんな感じ。学校が荒れてたせいで普通に通ってたら内申点が爆上がりして推薦がもらえたり、家が近かったかガルバシフトの融通を利かせまくってたら(早上がりとか早出とか)店長に物凄く感謝されてノルマちょっと緩くしてもらえたり、ネイル趣味でやってたらTwittreのフォロワーが増えて案件ネイルポリッシュ貰えるようになったり。

ものすごく努力してる訳じゃないかハイリターンはないけど、そこそこ努力すればちょっとだけ上乗せされたリターンがあるような感じ。

才能なのか全部たまたまなのか知らないけど本当に感謝してる。私みたいな一般人にはこれぐらいが丁度いいです。

っていうどうでもいい話。

2023-03-15

在りし日のネットメンターに寄せて


あなたにはネットメンターはいるだろうか。あなた尊敬しているところの、例えばブログとか書いてる人で、考え方が人生の参考になるような人のことだ。

自分は今30代になったばかりだ。これまでにネットメンターは四人いた。それぞれ、当時は夢中になってブログを楽しんでいた。

今となっては活動をやめている人が多い。でも、やっぱり今でも感謝というか、これは灌漑というのだろう。自分という人間は、その人らの考え方を楽しむには齢を取り過ぎてしまったのだなぁ、と感じることがある。

今回は、素人の拙い文章になるけど、懐かしい記憶を堀り起こしてみたい。なお、皆さんおそらく存命だと思うので、ブログへのリンクとかは貼らない。迷惑をかけないためだ。



1人目 げっべさん

未成年の頃だ。当時、携帯電話を買ってもらったばかりの自分は、mixi登録していた。それで、コミュニティを探していたところ、「笑っちゃダメな時に笑っちゃう」というのを発見した。

どういうコミュニティかというと、文字どおり笑ってはいけないシチュエーションで噴き出してしまい、周囲から冷たい視線で見られた、恥ずかしい思いをした体験参加者が綴っていくのだ。

人間飲み会なんかで皆が笑っている時に黙っていたりするのは、まだ何とか許される。しかし、葬式最中にいきなり爆笑したりなんかすると、周囲の視線が冷たいだろう。このギャップはなぜ生じるのか。当時、中学生だった自分には新鮮な疑問だった。

それで、この当時から登録20数万人を抱える当コミュニティ管理人がげっべさんだった。過去日記を見たところ、ナチスドイツヨーゼフ・ゲッベルス宣伝大臣から名前拝借したと思われる。

過去日記で、いろいろ面白そうなやつがあったので覗いてみたところ、これがまた最高だった。視点が斬新で、文章力があって、知性が抜群だった。

あとは、この人はDLsiteでR18の同人作品を作って売っていたのだが、その関連で創作における女性性について語るところの新鮮みが凄かった。あんな論説は見たことがないし、今後も見かけることはないだろう。シロクマ先生でもメロンダウトでもフミコフミオでも書けない。基本読書の人ならなんとかなるかもしれない。

実は、メッセージを何度かやりとりしたことがあるのだが、当時中学生だった自分にも優しく接してくれて、まさにTHE★大人だった。神だった。この御方こそが人生最初ネットメンターだ。

30代になった今、久しぶりにmixiログインしてみた。友達だった約50人は全員mixi利用をやめていた。確認しなくてもわかる。確信があった。

プロフ画面を眺めていたところ、若かりし日のアルバイト先でみんなに可愛がられていた高校生の『ゆめちゃん』が、今では32才になっていた。あまりリアル現実だった。信じられないよ……。

感傷はなくて、温もりのある懐かしさがあった。薔薇香りや、紅葉の美しさがわからなかったあの頃の、子どもっぽくて拙いコミュニケーションの思い出が蘇ってきた。私は、あの頃はどんな思いで人生を過ごしていたんだろう。感慨が込み上げてきた。それから小一時間mixiの思い出めぐりを楽しんだ。

で、げっべさんの話に戻るんだが、今ではあの人について何となく理解できるつもりだ。おそらく、今でいうところの発達障害とか、自閉症とか、そういうTypeの人だったんじゃないか? と思う。いや、当時のメッセージのやり取りとか、あの人がDLsiteで売っていた作品を再度鑑賞したり、ほかにもいろいろ思い出してみたけど、たぶんそうだ。

いわゆる、人生を生きるのが難しいタイプの人だったと思う。でも、そんな苦しい状況の中でも、mixiで屈指の人数を誇っていたコミュニティ管理人を務め上げて、創作活動もしていて、何より哲学的かつエロティック日記が神髄の人だった。

今改めて、感謝を申しあげたい。当時は生意気な中坊~高校生だったと思いますが、いろいろとありがとうございました。



2人目 伴さん

この方を知ったのは、当時新卒で入った組織で苦悩していた時だ。偏差値45ほどの大学を出て、生まれ故郷市役所に勤めることになったのだが、まあこれが辛い日々だった。

地方公務員ってさ、どんな人が職場適応できると思う? ブクマカなら知ってるかもだけど、小学校中学校内申点が高くて、地元名門校入学できるような人が地方公務員に向いている。早い話、クラスリーダーとか、ムードメーカーとか、生徒会長とか、スポーツ万能とか、とにかく何らかの形で先生から高い評価を受けていた、そんな感じの人だ。

自分は違った。コミュ障だったり、ネクラだったり、納豆だったりして、クラスに馴染めなかった。「置かれた場所で咲きなさい」とはいうけれど、発芽すらしなかった。そんなモノが社会人になっても通用するはずがない。

そんな時に、伴さんのブログ出会った。この人は防衛省に勤める国家公務員だった。自分と同じく、公務員適応できないタイプ公務員。ただし、自分と違って仕事ができるし、頭はキレるし、嫁さんもいるし、お金持ってるし、なにより理想に向かって匍匐前進している感じが格好良かった。当時は、目に穴があくほど彼の記事を読んだものだ。

で、この伴さんは協調性のなさが災いして、職場でいろいろひどい目に遭っていた。それでも努力をやめない姿勢がすごかった。当時20代半ばだった自分は、それらを見習っていた。

伴さんのように米国株投資を始めて、FXも始めて、タバコを吸い始めて、仕事マウント取られたらニコニコと受け流して、いつの日か相手がボロを出したら攻めて攻めて攻めまくって、野良犬キャンキャンと吠えて逃げるまで攻め立てて、相手が討論中にメンチを切ってきたら大声で威嚇して、相手の傍まで寄っていって「殺すぞ!!」という感じでこちらもメンチを切った。

実際、自分が伴さんみたいに行動するようになって、みんなの見る目が変わった。前みたいに馬鹿にされなくなったし、男性ホルモンが増えたみたいになって仕事を頑張れるようになったし、実力が上がったし、今は市役所庁舎管理仕事をしてるんだが、上司から1件につき20万円までは好きに契約事務をさせてもらえるようになった。

さて……実は、自分は失敗した。伴さんがやってるみたいに、男性ホルモン全開で仕事を進めていったところ、致命的なトラブルを起こして仕事を干されたことがある。まあ、初めての大失敗だったから、結局許してはもらえたんだけどさ。あれは反省した。

今ではわかることがある。結局さ、人間で一番大事なのって、仕事ができることじゃないよな。相手尊敬するとか、嫌な仲間とでもうまくやっていくとか、話の通じないお客さんがいても精一杯やりとりするとか、悪いことしてる人がいたら怒ってでも咎めるとか。人間にはそういうのが大事なんだよな。

実力とかお金とか持ち物って、その人が死ぬ時には実質意味がなくなってるけど、人柄とか人格って、命が途切れるその瞬間まで残るじゃん。もしかしたら、あの世までもっていけるかもしれないじゃん。

実際、伴さんは、あの人が自ら言っていたように社会不適合者なのは間違いないと思う。いつも何かに怯えていて、他人視線が怖くて、しかし戦わずはいられない。いい結果を出し続けて、みんなをギャフンと言わせてやる、自分を認めさせてやる!! そんなスピリットでひたすらに頑張っていた。それは、自信のなさの裏返しだった。

で、結局この伴さんは、嫁と子どもがいる状態国家公務員を辞めて、民間企業営業として入って、しか通用せずに大失敗して1年で辞めてしまったらしい。その後は、「自営業としての記事代行サービスでメシを食ってる」みたいな記事を拝見した。

残念ながら、数年前のそれが最後更新になった。たまにサイトを見に行っているが、更新される気配はない。

伴さんに倣っていいこともしたし、悪いこともした。後悔していることもある。特に不用意な言動仕事仲間を傷つけてしまたことだ。

けど、伴さんがいなければ、男性ホルモンをめらめらと燃やす自分出会うこともなかったと思う。そんな体験がなければ、目の前の人間尊重すること、いたわること、常に気にして動くことに関心が向かないままだった。

そのことに気づかせてくれたのは、紛れもない伴さんだった。コミュニケーションを取ったことはないけど、俺はあなた感謝してる。本当にありがとうございました



三人目 高田机上さん

2018年頃から活躍しているブロガー2019年頃だったか自分恋愛のうまくいかなさに悩んでいる頃にブログを拝見した。確かバズった記事があって、はてなブログトップの方に載っていたのだった。

恋愛一般論から始まって、男性ダメなところを取り上げたり、女性の心の視点に立ったり、恋愛必要な各要素(清潔感とか...)を論じていったり、男女の付き合い方を細々と説明していたり……。

当時は、これだ!! と思った。ここまで体系的に男女別の視点から恋愛を論じたブログは初めてだった。恋愛指南サイトは数あれど、それらはほぼ商業サイトであり、噓八百でも面白ければよかろうなのだ!!(勝てばよかろうなのだァァァァッ!!)、みたいな記事ばかりだった。でも、この高田机上さんは、元モテない男性として等身大自分を出していた。

が、風向きが変わってきた。2020年頃までは、恋愛Tipsを事細かにひとつずつ紹介していたが、次第にモテない男性バカにするような内容が目立ってきた。

特に2022年に始まった男女差LINE学がそうだった。LINE的に非モテムーブを取る男性を論い、ひとつひとつ侮辱的な言葉ダメ出しをしていく。挙句の果てには、女性がする恋愛上の遠回しな「お断り宣言」(婉曲な言い回し)を説明する際、自分の本の出版編集者に暗に断られた際の恨み言を述べていた。

半年ほど前から高田机上さんのブログを読むのをやめた。男女差LINE学長すぎやろ!! と感じたのもあるが、何より自分の読者層であるモテない男性馬鹿にしていて腹が立ったからだ。実際、この人の記事ブックマーク数はほぼゼロだ。昔はバズった記事があったけれども、近年は閑古鳥が鳴いている。

もし、男女差LINE学みたいなシワいコンテンツじゃなくて、もっと面白シリーズが出たら読もうと思っていたが、一時引退するらしい。「専業作家に挑戦し、なることができたら戻ってきて記事を書く」とあった。

ネットメンターには、こういうこともある。どれだけ面白くて尊敬できる人でも、年月が経つといろいろ変わってしまうのだ......。また記事を読ませていただく機会を楽しみにしています



四人目 在日琉球人さん

高校生大学生にかけて、この御方のブログを読んでいた。どの書籍にも書かれていない視点で、勉強になる内容が多かった。ほどほどに重たいテーマが多いけれども、たまに笑いもある。歴史政治を扱った記事が多い。

文字どおり沖縄まれの人になる。若い頃、大阪府大学生としてやってきたようだ。壮年なんだけど、文体は若々しい。なぜこの名前にしたかというと、琉球歴史鑑みるに、「自分沖縄県民ではなく琉球王国の一員」ということらしい。

mixiでは人気のブロガーであり、数年間活躍した後は、別のブログサービス転向した(はてなブログだ)。この人は、上の三人と違ってまだ活動している。個人的お気に入りブログ記事ひとつだけ挙げたい。

在日琉球人の王政復古日記

#成人式 より #未成年バカ祭り を!~ヤンキー花魁バカ成人こそ地元の宝である

https://nationoflequio.hatenablog.com/entry/2015/01/11/222419

この日記の日付は2015年だが、実際はもっと昔のmixi時代投稿している。当時の私は大学生で、これから成人式!! という時期だった。

上の記事の内容は、まさに目から鱗一言であり、この体験がなかったら、未だに「暴れる新成人」なるもの勘違いしたままだった。

さて、こちらの在日琉球人さんのブログだが、社会人になってからは見なくなった。理由は、更新頻度の低下だ。一応、それなりの頻度で更新はあったが、前の記事の焼き直しや再投稿ほとんどだった。新しい記事が生まれなくなったのだ。

で、その原因というのが加齢だった。本人談になるが、齢を重ねる度に気力が湧かなくなっていき……と、ブログ内で呟いていたのを覚えている。

私も、在日琉球人さんとメッセージのやり取りをしたことがあった。理知的で、ユーモアがあって、ごくまれにキレるけど、己の知性を高めるために日々尽力している人に思えた。自分よりもはるかに賢いはずの人間ブログ記事を書けなくなってしまうなんて、年を取るのは悲しいことなんだな、と若かりし頃は思った。

今でも、在日琉球人さんのブログは年に一度はぐるっと目を通す。やはり、斬新かつ奇をてらっていない。今でも世間通用するブロガーだと思うが、なぜかあまり人気が出ない。面白いと思うのだが。



最後に~

月次な結論になるが、やっぱり若いうちはいろんな価値観に触れることが大事だと思う。自分は、中学生の頃からブログを読むのが好きで、それこそいろんな人の日記作品を読んできた。勉強になるのもあったし、正直毒になるのもあった(ネトウヨやツイフェミがその典型)。

深夜に眼が重くなることもあったけど、あの日々では多くの学びを得ることができた……え、何? 個人ブログよりも書籍の方が勉強になるだろ、だって? それは言わない約束ということで。

はてなブログは週に一度はチェックする。書籍も好きだが、しか自分個人が魂を削って書いたブログの方が好きなのだ。これからもいろいろと読んでいきたい。

面白いうえに、人生のためになるようなブログ運営されている方々におかれましては、重ね重ね感謝を申しあげます。今までありがとうございました。これからよろしくお願いします。

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