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はてなキーワード: 森林とは

2023-01-14

anond:20230114205200

これお前かあ

この変電所変でんしょ?というダジャレ小学校廊下に貼ってあった電気関連の啓発ポスター(の変電所のところ)を見て思いついて以降、いつか使ってみたいと40年近く待っているのだが変電所がなかなか話題に出ない

このままだと中学校社会科タイガ森林説明先生が「タイガは鬱蒼とした森になっており…」と言った瞬間に「ウッソー!」と大声で叫んでクラスが凍ったあの頃と同じように

変電所という言葉を聞いた瞬間なんの流れも溜めもなく口走ってしまいそうで怖い

2023-01-04

2021年に読んだ本

1月12冊)

前半では美術知的にとらえようとした。後半は生物学テーマ

2月10冊)

脳科学生物学が中心。小説ゼロ

3月12冊)

SFと平安文学

4月12冊)

平安文学マイブームが続き、続いて神林長平ヴォネガットを読み始める。

5月17冊)

英国貴族執事メイドテーマ。なぜか田中啓文も読みだす。疲れたので脱力系を。

6月10冊)

空想法律読本シリーズ経済学、それと奇妙な味短編集。

7月(16冊)

シオドア・スタージョン一角獣・多角獣」

奇妙な味シリーズがしばらく続く。たまに古いSFが読みたくなる。

8月(7冊)

ブラウン神父シリーズは途中で飽きる。「聊斎志異」を読みだす。

冊数が少ないのは、中島敦全集がぶ厚いからだ。ページ数では一冊で実質三冊ほど読んでいる勘定だ。

9月(9冊)

ひたすら中国古典を読む。物語としては読みやすいが、脚注について調べていると意外と時間がとられる。

中島敦全集手紙手帳メモ書きまで収録。

10月(10冊)

アーネスト・サトウを除いて中国文学が続く。明治維新が一日単位で記録されていると見落としていた事実が多いとわかるし、刻一刻と情勢が変わっていったのも感じられる。。

11月12冊)

歴史に関心が移る。アイヌ民族について知りたくなる。

12月(13冊)

アイヌ民族から琉球視点を移す。

漫画(19冊)

やっと森薫を読み始める。ハルタコミックス(旧fellows!)ばっかり。

美術展など

コロナで回数は少なめ。

映画

プーと大人になった僕

パディントン

「イェスタディ

JUNK HEAD」★★

「シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版」★★★

雑感

生物学脳科学歴史SF海外文学が多い傾向は昨年から変わっていない。

一方で、日本古典文学にも少し手を出した。

また、「聊斎志異」「西遊記」「三国志演義」と長めの中国古典に取り組めたのは良かった。

2022年に読んだ本

今更だけど2020年に読んだ本

2022-12-30

anond:20221229115220

森林浴しながら聴いてみたい。ちっぽけなことがどうでもよくなる気分になれる

2022-12-28

第三次安倍政権

2022年防衛費増額のための増税を皮切りに、日本軍事力は目覚ましい発展を遂げた。日本政府は米国韓国武器を大量に買い込み軍拡を急いだ。防衛費の余剰金は増税に向けて奮闘した自民党所属する政治家たちに渡っていった。この歴史的快挙を前にこれを咎める人はいなかった。

よくやった岸田。五輪招致決定以来の喜びに頬は熱を帯び赤く染まっていた。

森林環境をはじめとした万物に税がかけられ、日本の税収は世界一位に飛躍した。世界一位という得難い称号国民は心躍った。念願の敵基地攻撃能力を手に入れるまでそう時間はかからなかった。

賑わう国内冷や水をかけるかのように周辺国日本海へ威嚇攻撃を開始した。急な軍拡危険視しての行動だった。だが、もう遺憾という言葉を述べる必要も並べ立てる必要もない。しかし、義憤を胸に行使した敵基地攻撃能力の結果は思わぬ物だった。核による報復を受けることになってしまったのだ。

増税から核による報復まで、たった数年の出来事だった。

国民は岸田総理に対して核を保有すべきだったと声を荒げた。核保有国に対し容易に反撃をすべきではないとの意見も飛び交った。

岸田総理は言うまでもなく国内から批判を一身に受けることとなった。五感を研ぎ澄ました結果、国民の声という雑音に意識を逸らされてしまったと説明総理大臣を辞任した。

追い討ちと言わんばかりに敗戦による賠償が重くのしかかった。増税宗教法人への献金によって疲弊した経済や先送りにされた少子高齢化はすでに歯止めが効く状態ではなかった。

薄汚れた冷蔵庫には壺につけられたキムチしか残っていない。経済破綻し貧しい日本にあるのは韓国から支援として送られてきたこ食べ物だけだ。

今日もこれを食べるのか。唐辛子胃腸が刺激されていつもに増して感情的になる。

空腹に韓国製のキムチは堪えるなあ。悲しい独り言が物一つない独居房のような部屋に響く。全く日本人の食の好みに合っていない。

ペットの猫にも仕方なく食わせていたが、これを嫌がりしまいには餓死してしまった。つい半年前のことだった。それでもよく持った方だったのかもしれない。盛り蕎麦とかけ蕎麦支給されていた頃はまだよかった。

愛猫につけられた引っ掻き傷を眺めて時間をやり過ごす。なんでこんなことになってしまったんだろう・・・

課税されていない唯一の食べ物から日本国民胃腸負担を強いてでもこれを食べなければならん。私は最初日本軍国主義の道を突き進んでいた頃の映像を思い浮かべながらそう呟いて強がった。

食品から道路の利用、公園のベンチの使用まで特別税がかけらている。もうどれにいくら掛けられているかなんて気にしている人はいない。

こんな孤独な私にも妻子がいたが、数十年前に木製のボートで脱日してしまった。脱北者みたいなことをするなと叱ったが、こんな国にいても生活は良くならないと言って憚らなかった。

私が子供に教えてやれたのはDENTAL PAIN、HELP MEという英語だけ。他に役に立つことは教えてあげられなかった。

元気にSHEINの服を裁縫しているだろうか。本当は一緒にいたかったが、今となっては日本より気候が穏やかな国で裁縫をしてくれていることを祈るばかりだ。

いつもと変わらない日々。無くなってしまった過去を枕がわりに想い抱きながら床に就く。妻は妻、私は私、現状維持、今より悪くならなければいいじゃないか自民党を支持していたあの時のように。この平和日本デモをしたり亡命するのは野蛮で無意味行為だ。

そう言い聞かせる自分否定するかのように右翼街宣車エンジン音が静寂を引き裂いた。軍艦行進曲の重低音が荒れた胃腸に響き渡る。晋三が帰ってくるぞ。自称保守派の狂喜に湧く叫び声が薄い壁を突き刺し私の耳に届いた。

安倍晋三、懐かしい響きだ。私は追い立てられるように子供形見の薄汚れたキャラクター物のサンダルを履いて外へ出た。遠方に光の柱が根を下ろしているのが見える。まるで三本の矢のようだった。

あの光は・・・

老人しかいなくなってしまい荒んだ日本に、蘇った文鮮明池田大作安倍晋三の三大売国神が降り立つ。

私は神々しさに思わず糞尿を垂らしてしまった。キムチ唐辛子胃腸が過敏になっていたからだろうか。汚物カプサイシンのツンとした臭いが辺りに立ち込める。

安倍晋三氏は国神になられたんだ。誰かが嗄れたか細い声でそう呟いた。

日本を"とりもろす"。つかみどころのない笑みを浮かべながらそう口を開くとともに第三次安倍政権樹立する。

これはキムチによって失調した栄養統合が見せる集団幻覚に過ぎないのだろうか。それとも。

2022-12-17

[] 肉まんのペーパーレス化が待たれる【SDGs

CO2排出削減、森林資源保護話題にならない日はない昨今。

しかし、肉まんのペーパーレス化が遅々として進まないのは何故なのか?

今年のCOP27、エジプトシャルム・エル・シェイクで開催された第27回気候変動枠組条約締約国会議於いて日本は何故肉まんのペーパーレス化を宣言しなかったのか?


肉まんの敷き紙、グラシン紙。

肉まんの皮が持っていかれるのが気になる。

どんなに頑張ってもプツプツ残る。

家だと小さく残ったプツプツを必死剥がして食べてる。貧乏性なので。さすがに外ではやんないけど。

敷き紙のグラシン紙、蒸し器と中華まんがくっつかないようにする役割だそうだが、蒸し器側の表面加工で何とかなんないの?

21世紀先端技術でなんとか。

2022-12-16

第三次安倍政権

2022年防衛費増額のための増税を皮切りに、日本軍事力は目覚ましい発展を遂げた。日本政府は米国韓国武器を大量に買い込み軍拡を急いだ。防衛費の余剰金は増税に向けて奮闘した自民党所属する政治家たちに渡っていった。この歴史的快挙を前にこれを咎める人はいなかった。

よくやった岸田。五輪招致決定以来の喜びに頬は熱を帯び赤く染まっていた。

森林環境をはじめとした万物に税がかけられ、日本の税収は世界一位に飛躍した。世界一位という得難い称号国民は心躍った。念願の敵地攻撃能力を手に入れるまでそう時間はかからなかった。

賑わう国内冷や水をかけるかのように周辺国日本海へ威嚇攻撃を開始した。急な軍拡危険視しての行動だった。だが、もう遺憾という言葉を述べる必要も並べ立てる必要もない。しかし、義憤を胸に行使した敵地攻撃能力の結果は思わぬ物だった。核による報復を受けることになってしまったのだ。

増税から核による報復まで、たった数年の出来事だった。

国民は岸田総理に対して核を保有すべきだったと声を荒げた。核保有国に対し容易に反撃をすべきではないとの意見も飛び交った。

岸田総理は言うまでもなく国内から批判を一身に受けることとなった。五感を研ぎ澄ました結果、国民の声という雑音に意識を逸らされてしまったと説明総理大臣を辞任した。

追い討ちと言わんばかりに敗戦による賠償が重くのしかかった。増税宗教法人への献金によって疲弊した経済や先送りにされた少子高齢化はすでに歯止めが効く状態ではなかった。

薄汚れた冷蔵庫には壺につけられたキムチしか残っていない。経済破綻し貧しい日本にあるのは韓国から支援として送られてきたこ食べ物だけだ。

今日もこれを食べるのか。唐辛子胃腸が刺激されていつもに増して感情的になる。

空腹に韓国製のキムチは堪えるなあ。悲しい独り言が物一つない独居房のような部屋に響く。全く日本人の食の好みに合っていない。

ペットの猫にも仕方なく食わせていたが、これを嫌がりしまいには餓死してしまった。つい半年前のことだった。それでもよく持った方だったのかもしれない。盛り蕎麦とかけ蕎麦支給されていた頃はまだよかった。

愛猫につけられた引っ掻き傷を眺めて時間をやり過ごす。なんでこんなことになってしまったんだろう・・・

課税されていない唯一の食べ物から日本国民胃腸負担を強いてでもこれを食べなければならん。私は最初日本軍国主義の道を突き進んでいた頃の映像を思い浮かべながらそう呟いて強がった。

食品から道路の利用、公園のベンチの使用まで特別税がかけらている。もうどれにいくら掛けられているかなんて気にしている人はいない。

こんな孤独な私にも妻子がいたが、数十年前に木製のボートで脱日してしまった。脱北者みたいなことをするなと叱ったが、こんな国にいても生活は良くならないと言って憚らなかった。

私が子供に教えてやれたのはDENTAL PAIN、HELP MEという英語だけ。他に役に立つことは教えてあげられなかった。

元気にSHEINの服を裁縫しているだろうか。本当は一緒にいたかったが、今となっては日本より気候が穏やかな国で裁縫をしてくれていることを祈るばかりだ。

いつもと変わらない日々。無くなってしまった過去を枕がわりに想い抱きながら床に就く。妻は妻、私は私、現状維持、今より悪くならなければいいじゃないか自民党を支持していたあの時のように。この平和日本デモをしたり亡命するのは野蛮で無意味行為だ。

そう言い聞かせる自分否定するかのように右翼街宣車エンジン音が静寂を引き裂いた。軍艦行進曲の重低音が荒れた胃腸に響き渡る。晋三が帰ってくるぞ。自称保守派の狂喜に湧く叫び声が薄い壁を突き刺し私の耳に届いた。

安倍晋三、懐かしい響きだ。私は追い立てられるように子供形見の薄汚れたキャラクター物のサンダルを履いて外へ出た。遠方に光の柱が根を下ろしているのが見える。まるで三本の矢のようだった。

あの光は・・・

老人しかいなくなってしまい荒んだ日本に、蘇った文鮮明池田大作安倍晋三の三大売国神が降り立つ。

私は神々しさに思わず糞尿を垂らしてしまった。キムチ唐辛子胃腸が過敏になっていたからだろうか。汚物カプサイシンのツンとした臭いが辺りに立ち込める。

安倍晋三氏は国神になられたんだ。誰かが嗄れたか細い声でそう呟いた。

日本を"とりもろす"。つかみどころのない笑みを浮かべながらそう口を開くとともに第三次安倍政権樹立する。

これはキムチによって失調した栄養統合が見せる集団幻覚に過ぎないのだろうか。それとも。

第三次安倍政権

2022年防衛費増額のための増税を皮切りに、日本軍事力は目覚ましい発展を遂げた。日本政府は米国韓国武器を大量に買い込み軍拡を急いだ。防衛費の余剰金は増税に向けて奮闘した政治家たちに渡った。

五輪招致決定以来の喜びに頬は熱を帯び赤く染まっていた。

森林環境をはじめとした万物に税がかけられ、日本の税収は世界一位に飛躍した。念願の敵地攻撃能力を手に入れるまでそう時間はかからなかった。

急な軍拡危険視した周辺国日本海へ威嚇攻撃を開始した。もう遺憾という言葉を述べる必要はない。その喜びを胸に行使した敵地攻撃能力の結果は思わぬ物だった。核による報復を受けることになってしまったのだ。

増税から核による報復まで、たった数年の出来事だった。

国民は岸田総理に対して核を保有すべきだったと声を荒げた。核保有国に対し容易に反撃をすべきではないとの意見も飛び交った。

岸田総理国内外から批判を受け、五感を研ぎ澄ました結果、国民の声という雑音に意識を逸らされてしまったと説明総理大臣を辞任した。

追い討ちと言わんばかりに敗戦による賠償が重くのしかかった。増税宗教法人への献金によって疲弊した経済や先送りにされた少子高齢化はすでに歯止めが効く状態ではなかった。

薄汚れた冷蔵庫には壺につけられたキムチしか残っていない。経済破綻し貧しい日本にあるのは韓国から支援として送られてきたこ食べ物だけだ。

今日もこれを食べるのか。唐辛子胃腸が刺激されていつもに増して感情的になる。

空腹に韓国製のキムチは堪えるなあ。悲しい独り言が物一つない独居房のような部屋に響く。全く日本人の食の好みに合っていない。

ペットの猫にも仕方なく食わせていたが、これを嫌がりしまいには餓死してしまった。つい半年前のことだった。それでもよく持った方だったのかもしれない。

愛猫につけられた引っ掻き傷を眺めて時間をやり過ごす。なんでこんなことになってしまったんだろう・・・

課税されていない唯一の食べ物から日本国民胃腸負担を強いてでもこれを食べなければならん。私は最初日本軍国主義の道を突き進んでいた頃の映像を思い浮かべながらそう呟いて強がった。

食品から道路の利用、公園のベンチの使用まで特別税がかけらている。もうどれにいくら掛けられているかなんて気にしている人はいない。その点だけが昔の日本と変わらない唯一のものだった。

こんな孤独な私にも妻子がいたが、数十年前に木製のボートで脱日してしまった。脱北者みたいなことをするなと叱ったが、こんな国にいても生活は良くならないと言って憚らなかった。

私が子供に教えてやれたのはDENTAL PAIN、HELP MEという英語だけ。他に役に立つことは教えてあげられなかった。

元気にSHEINの服を裁縫しているだろうか。本当は一緒にいたかったが、今となっては日本より気候が穏やかな国で裁縫をしてくれていることを祈るばかりだ。

いつもと変わらない日々。無くなってしまった過去を枕がわりに想い抱きながら床に就く。妻は妻、私は私、現状維持、今より悪くならなければいいじゃないか

そう言い聞かせる自分否定するかのように右翼街宣車エンジン音が静寂を引き裂いた。軍艦行進曲の重低音が荒れた胃腸に響き渡る。晋三が帰ってくるぞ。自称保守派の狂喜に湧く叫び声が薄い壁を突き刺し私の耳に届いた。

安倍晋三、懐かしい響きだ。私は追い立てられるように子供形見の薄汚れたキャラクター物のサンダルを履いて外へ出た。遠方に光の柱が根を下ろしているのが見える。まるで三本の矢のようだった。

あの光は・・・

老人しかいなくなってしまい荒んだ日本に、蘇った文鮮明池田大作安倍晋三の三大売国神が降り立つ。

私は神々しさに思わず糞尿を垂らしてしまった。キムチ唐辛子胃腸が過敏になっていたからだろうか。汚物カプサイシンのツンとした臭いが辺りに立ち込める。

安倍晋三氏は国神になられたんだ。誰かがそうか細い声でつぶやいた。

国神となった安倍による第三次政権日本を取り戻してくれるかもしれない、そんな淡い期待が冷め切った体を温かくする。

日本を"とりもろす"。つかみどころのない笑みを浮かべそう口を開いた。

2022-12-12

anond:20221212180002

少し前は森林破壊がどうたらとかで割りばしはやめようとか言ってたのに、今はプラストローやめて紙化だぜ?そういうもんなんだろうよ。

エコロジーが分かんねえよ、教えてくれよ

だいたいエコロジーってさ、「海洋汚染派」「森林破壊派」「地球温暖化派」ぐらいに分かれてると思うんだよ。他もあるだろうけどさ。んで、それぞれがそれぞれの派閥視点から良い・悪いを判定しててさ、結局総合的に何が良いのか分かんねえな、って思う。

例えばよ、コンビニハンバーグ弁当買って家で食うとすんじゃん。そしたら、どうするのが一番エコだと思う?

まずレジ袋。これは貰わない方がエコ。まあそれはそうな。

次にハンバーグ弁当を食います。何で食う?家の箸か、コンビニから言えば割り箸ももらえるな。もし望むなら、使い捨てスプーン選択肢に入る。家の箸で食ったら洗わなきゃいけない。割り箸スプーン使い捨てにできる。どっちがいいんだ。

んで、ハンバーグ弁当を捨てます。どう捨てる?何も考えずに燃えるゴミか?洗えば資源ゴミとしてリサイクルに出せるとしたら洗うのか?洗うってどうするんだ?とにかく水か?まずはティッシュで油汚れを拭く?そのためだけにティッシュゴミに増やすのか?

明らかに間違ってる選択肢はある。綺麗に水洗いしてから燃えるゴミにするとか。

でもよ、「資源ゴミに出すために弁当容器を洗剤付けて洗います」とかはどうなんだ?

「家の箸でメシを食って毎回洗剤で洗う」のと、「割り箸使い捨てにして燃えるゴミに出す」のはどっちがエコなんだ?

他もさぁ、たとえばよ、牛乳パックを洗って乾かして再生紙にすんのと、特にわず燃えるゴミに出すのはどっちが良いんだ。

分かんねぇんだよ、総合的に一番エコなのはなんなんだよ。

2022-12-09

森林環境税とは、2024(令和6)年度から国内に住所のある個人に対して課税される国税であり、市町村において、個人住民税均等割と併せて1人年額1,000円が徴収されます

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/150790_18.html

防衛増税もあるし賃上げ分はチャラやな

2022-12-08

ワナビーワラビーの違いを教えてください

ワナビーワラビーは、両方とも哺乳類ですが、異なる種類です。

ワナビーは、オオカミ類似した体型をしており、約1mから1.5mほどの体長があります。また、ワナビーは、森林草原を棲む捕食動物であり、獲物を捕まえるために高い速さと敏捷性を持っています

一方、ワラビーは、イノシシ類似した体型をしており、約1.5mから2mほどの体長があります。また、ワラビーは、森林草原を棲む捕食動物であり、獲物を捕まえるために強い歯と利き腕を持っています

このように、ワナビーワラビーは、体型や棲地、捕食方法などが異なるため、まったく別の種類の動物と言えます

 

もしかして人間AIバカにされる時代が来てるんじゃないか

 

僕「違いますよね?」

 

ご指摘いただきありがとうございます。確かに、私の解答には誤りがありました。正しくは、ワナビーワラビーは、両方とも哺乳類ですが、同じ種類の動物であると言えます

ワナビーワラビーは、両方ともサル科の動物で、同じ種族のままです。また、体型も似ており、約1.5mから2mほどの体長がありますさらに、ワナビーワラビーは、森林草原を棲む捕食動物であり、獲物を捕まえるために高い速さと敏捷性を持っています

このように、ワナビーワラビーは、種類が同じであり、その他の性質や特徴にも大きな差異がないため、同じ種類の動物と言えます申し訳ありませんが、前回の解答は誤りでした。ご了承ください。

やっぱりバカにしてるだろ、こいつ

[] 使用済みペーパータオルが嵩張る

すぐにゴミ箱から溢れる。なんとかなんないの?

外出先のトイレにて。

ゴミ箱から溢れかけてる使用済みペーパータオルを踏んづけて圧縮し、自分の手を拭いた使用済みペーパータオル(小さく丸めもの)を捨てる。

蓋のないゴミ箱は踏んづけ圧縮できるからまだ良い。

蓋付きゴミ箱(ペダル開閉式の蓋でないもの)はお手上げ。

気の利いた店だと大きめの段ボールに45Lゴミ袋被せて臨時の大容量ゴミ箱用意してる。

手を拭いた後にクシャッとやっても乾いてくると拡がって嵩張る?

自宅で使用後のペーパータオルを観察してる限りそうでもない。

使用後のペーパータオルは小さく丸めて捨てましょう」とでもマナー啓発する?

効果なさそう。

「飲んだ後の牛乳紙パックは小さく畳んで捨てましょう」ってのは小学校でやってたような。

大人世代は諦めて保育園幼稚園世代くらいかマナー刷り込めばいける?

小さく折りたたんでも勝手に拡がる投票用紙の逆で、手を拭き終えたら勝手に小さく丸まるペーパータオルとか出来ないかな?

モノ造り日本技術で。

てか、手を拭き終えた使用済みペーパータオル燃えるゴミとしてリサイクルされずに焼却処分だよね?

貴重な森林資源SDGs観点的にどうなの?

やっぱ、ハンドドライヤー全面解禁しか

それか昔懐かしロールタオルみたいにペーパータオル供給し、使用済みは巻き取って回収リサイクルするか。

2022-12-07

anond:20221206212323

ぷぷー!釣られてやんのー!フィクションだっていってんのになんでお前そんなにマジになってるの?

フィクションマジレスかっこ悪い!!!!!!!11

と、魔除けの呪文を…さて……。

構造上どこに手を出せばよいか

俺の視点からと言う事になるんでたぶんエロいひとや政治家にはもっと高次の視点があるんだと思うが……。

  • 以下のどちらか
  • 補助機関が終了した後に、どのような体制にするかを決める。内容はなんでもいいからまず決める。そしてそれを共有する。
  • かけ声は巨大な大風呂敷でよいし、目標は高くしてもいいが、実態が調べれば簡単に分かるようにとにかく情報公開する。
  • 関わる人をできるだけ増やす。とにかく増やす
  • 誰かがいなくなってもまわるような仕組みを作る

なんか1000日後に潰れるスタートアップみたいになってて、なんか、ワロタワロタ……。

誰も聞いてない自分語り

えらそうなことを書いたが、ここに俺が入り込んだのは、そもそもこの一社できた当初目的補助金最後の年。

最初ワーキングプアではなくてワープアに使われるやりがい搾取養分として参加していた訳だが、入り込

みすぎて、ご覧の有様である

その頃にはもうだいぶ怪しい雰囲気に傾いていて、えらい人は今年で終わりだと気付いて金策に動いていたと思われる。

そんなタイミングJOIN!して抜けられなくなった実家暮らし独身中年間抜け妄想だと思って聞いてほしい。

最初からシンプル成功ラインを引いておいて、駄目なら潰すと決めておく

反応の中に「3年で終わるのは新陳代謝を促すためはないか」と言う声もあった。実はあんな書き方にしたが、3年で補助金が切れることそのもの文句があるわけじゃ無い。

(補助が終わって人が変わると、後任とされる人物であっても、その後の相談にあからさまに手抜き対応する中央官僚はどうにかなってくれと思うが)

問題は、3年後ももしかしたら続くかも知れないと言ううっすらとした望みをずるずると引きずらせるようなのが良くない。

政治家がやってきては「大変参考になるもので、このやり方を〇×(地名モデルと名付けて、日本中に広めていこう」とかリップサービスをしたりして。

これだけ上手くいっているんだからしかしたら今後も続くんじゃ無いか?と言う事を思わせたりする奴が結構いる。

〇×モデルじゃないんだよ。駄目なまま3年たったら潰すんだよ。

最初からそうやって詰めろと言う話だし、それを承知の上で乗り込んでくる奴らだけに覚悟を決めさせてやれ。

出資者からもその確約を取らなきゃならん。

当時の誘致資料役場が持っているので知らんが、風の噂では、補助期間が終了した後も〇×年は取り組みを続けると国の公募時にお約束していたらしい。

そんなものはマジ論外!!

補助機関が終了した後に、どのような体制にするかを決める。

一社方式でも上手くやっているところはある。俺も遊びに行くついでに話を聞いてまわっているのでいくつか。

まぁガチ行政職ならどっかで聞いたことがあるような話だと思うが…。

終わりと同時に身軽になる方式

補助機関が終わったらきれいさっぱり体制を切って身軽になり、本質的に続けたい社会問題に対してアプローチする仕組みに持って行ってるやつ。

個人的に遊びに行った某友人帳の聖地たまたま成功していた地域団体があったので話を聞きに言った。

そこでは数年で助成が終了する事を熟知していた中心人物がやっていた。

彼女は、元々中央官僚最初から終わりを見越してスタッフ家業がある家の息子とか、地元建設から出向社員地域おこし協力隊員も本来業務に加えての業務として形で受け入れたりと言った工夫をしていたらしい。

要は、商工会などから出資を受けるとき最初からそうやって話を持ってった訳だな。

補助金を用いて、最初活動の基礎基盤ができたら彼らを元の場所に返したり、地域活動の方を副業として本業別に持ってもらったりといったやり方に変えていったそうな。

本人も一社活動で得た人脈を生かし、本業別に持っている。そちらで稼ぎながら一社を動かしているようだった。

から見るとワープア体質は変わってないのだが、その団体実施する本来目的の部分(ある施設運営と、定期的なグローバルニッチな国際イベントの開催)は、利用収入スポンサー収入で、直接的な自治体から金銭補助無しで続けられている。

がっちり金が環流するスキームを作ってその金でやらせ

ブコメに「文化的雪かき」と評した人がいたが、まさにそんなパターン

衰退していく中でも誰かがやらなければならぬミッションを維持するならば、最初からその金を回すように設計する方式

某緩い感じの空飛ぶ魔女アニメ聖地から小2時間ぐらいで足を伸ばした場所。持続している地域団体があったので個人的に遊びにいったついでに話を聞いた。ここはそんな感じの所だった。

うちの所なんか目じゃないくら過疎化が進んでいて、もうすでに自治体として集落維持を明確に無理と判断したような所がいくつもある土地

高齢化が進み、住人が病気などで入院すると帰らない、と言う形で一人抜け二人抜けと消えていく状況。それを孤立しないようにサポートしながら、元のコミュニティを維持しつつ緩やかに移転誘導し、人がいなくなった廃集落が、せめて美しく朽ちる事ができるようにケアをするのが、まぁ、彼らの任務だよな。

そして、同時に、それでも地域に残ることを選択した若者達の職場になることが目的

もちろん金になんかならない。ではどうするかというと、同時に必須仕事を任せている。

森林の整備の仕事。元々森林組合があったのだがほとんど有名無実化していた。それを団体母体とし、県の森林環境贈与税による森林整備を受けさせるという手堅い仕事を与えた。さらに、ここに国の助成金を入れて、ささやかバイオマス発電小水力をやり、ソーラー発電による発電なども手がけて収入を得ている。

その金でできあがった収益を用いて、雇用を維持し、人を雇い、なんとか回しているようだ。自治体から下ろされた仕事は、自治体の安い下請けのような仕事ほとんどだ。しかし、コアとして収益源を与えているため、その地域の平均給与+αぐらいのおちんぎんが支払われている様だった。

うちの場合これを目指そうとしたんだけど、何もかも中途半端でぶっ壊れたんだよなあとは思うんだよね。

情報公開する。関わる人を増やす、誰かがいなくなってもまわるような仕組みを作る

かけ声は巨大な大風呂敷でいいんだよ。目標は高くしてもいいし、口に出さなきゃ絶対現実にはならないわけだから

都市部人間はそんなもん潰せとか無駄だとか言うけど、そう言うのを跳ね返すためにも必要だ。こういうのは棒ほど祈って針ほど叶う世界から

でも、上手くいってます言い続けるのはよくない。むしろ困ってます、上手くいきません、でもがんばります、と言う形で情報公開をしていった方が良い。そうすると、関わる人が増えていく。関わる人が増えていくと、何かあったときちょっとでも助けてくれる人が増えてくる。

そして、こう言う場面ではいろんな意味で、皮肉揶揄こめて「超人」と言われる人が現れる。

その人がいろいろぐいぐいと進めていく事になる。けど、その人が何かの拍子に飽きちゃったら、もう終わりだよね。

から、続けていきたいなら、その人に頼らない仕組みにしなくちゃだめ。そうしないといつまでたっても「個人商店」のままで、そこから先が広がらない。

そんで、人間から、いろいろなひずみが溜まってくる。多選の弊害みたいな感じな。俺はそれが怖い。そうはならないようにしなくちゃならない。

公務員なるみなさまへ 限界集落ワープワ最賃野郎からひとこと

公務員は「実務をやる」ではなくて「仕組みを整える」「続けていく事ができる環境を作る」という事がメインの仕事だと思って取り組んでください。

頭のいい人は「おちんぎんさえ出せば人が集まるだろう」と言い、人が集まらないのはおちんぎんが悪いからだと言いますが、それだけじゃ解決しません。

もちろん、最低おちん〇んでも働いてくれる、実家住まい高齢童貞小梨介護はあるけど親の年金ベーシックインカム(笑)になっていて搾取し放題の都合のよい、クッソ頭の悪いワープワはフィクション以外にはいないので、生きていけるだけの賃金を払う必要はあります

でも、この領域に高い金を出せば解決するもんでもありません。経済的合理性だけ考えりゃ、いくら金を積まれてもどうにもならないところですから。そう言う意味では、経済原理を持ち込むのは無理がある。

そのバランスを取って、じっくり取り組んでいただきたいと思います




と言う夢を見た。

二酸化炭素クーポンが欲しい会社森林更新費用負担して、古い木を無花粉スギヒノキに植え替え

しろ電力会社が山林買えよ

これでメデタシ

2022-11-23

中国旅行したときに印象に残った言葉

コロナ前に中国旅行したときに印象に残った単語を書いてく

推(PUSH)

ドアに書いてあった。確かに「押印」の「押」と「推進」の「推」だと「推」の方がPUSHっぽい。

勿走

エスカレーターにて。「走ること勿かれ」と訓読できる漢文と同じ文法だと感動。現代中国語だと「走」は「歩」の意味だという第二外国語で習った知識も合わせて「歩かないでください」であることを認識できて嬉しかった。

禁止入内

「入内」という見慣れない単語なのに「立入禁止」感が凄い。

你看汉字是繁体字,大陸使用简体字.

行きの飛行機で隣になったおばさんと筆談で話したときの一文。大陸中国人日本新字体繁体字だと認識してるんだなあという異文化感が良かった。台湾香港の人は新字体を見たら簡体字だと思うんだろうか。

酸奶

ヨーグルト。前述の筆談で話したおばさんいわく中国人ヨーグルトが好きらしい。確かにコンビニにも飲むヨーグルトの品揃えが豊富だった。

一分安检 十分安全

中国地下鉄空港のような手荷物検査改札口に設置されている。そこの標語らしき文言でどの駅(中国語なら站)にも書かれている。

わかりやす標語だと思った。

元气森林

日本語が書いてある謎のドリンクを出している会社本社日本にあるらしい。

2022-11-19

anond:20221118194332

おれは若い頃に、「これだけ科学進歩したのだから宗教を信じるマヌケは減っていくだろう」と信じていた。

しかそれから数十年たった今、その予想は完全に外れた。

人類にはマヌケが多いという事実

科学が発達しても、ITが普及しても、マヌケにとっては関係ない。むしろそれらが宗教に利用されて、マヌケはそれに引っかかってしまうのだ。

民主主義には限界がある。それはこうしたマヌケが足を引っ張るからだ。

過去に興った文明はいくつも滅びてきたが、それはマヌケによって滅びたのだ。

そして現在人類の状況。森林がとんでもないスピード伐採され、大気が汚れ海洋温度が上昇している。遠くない将来、マヌケによって人類は滅びるだろう。

2022-10-09

人魚姫』は何の物語か?

もちろん、海の妖怪人間王子に恋をするという悲劇的な恋愛物語であるが、実はフリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』という、水の精霊人間騎士との恋愛物語を描いた先行作品存在する。そういう意味ではアンデルセン作品は、あまりオリジナリティが無いとも言えるかもしれない。

フーケの作品ウンディーネ』には無くて、アンデルセンの『人魚姫』には有る要素として、我々がよく知っているのが、主人公人魚姫人間になることの代償として「声」を失うという筋書きである

この「人間になることで声を失う/奪われる」という描写元ネタと考えられているものの一つに、アイルランド海浜に近い場所存在する某村に関する民間伝承がある。

周辺の他村の住民たちは、某村の住民たちのことを「人魚の子孫」と見なし、彼らと会話することを忌避していたというのである

この話から直ぐに連想するのが、ホメロスの『オデュッセイア』にも登場する、妖怪セイレーンのことである。これは、航行する船を操る船乗りたちを、美しい歌声で惑わして誘き寄せ、船を難破させて殺害し、その人肉を喰らったとされる、半人半魚の妖怪である。ここでも「声」禁忌とされている。しかし、どうしてもセイレーン歌声を聞きたいと願った知恵者オデュッセウスは、部下の船乗りたちの耳を蜜蝋で塞がせて、歌声を聞こえないようにさせてからセイレーンたちの居る岩礁の傍を通過するように船を航行させた。オデュッセウス自身は、己の身体を帆柱に縄で縛り付けさせ、決して海に落ちることの無いように万全の防止策を施してから、その耳で彼女たちの歌声を聞いたという。

日本においては、人魚との「会話」が禁じられていたというわけでは無いものの、やはり不吉な影が付き纏う。『吾妻鏡』や『北条五代記』等には、人魚らしき妖怪発見事例が記されており、これを何かの前触れとした陰陽博士などの占術職能者によって、兵革の兆し奥州藤原氏の滅亡の前兆などと見なされたといった例が見出される。

ただし、これらの国文学的な文献に記された人魚は、アンデルセンの『人魚姫』のような美しく可愛らしい姿とは、かなり異なる。例えば、頭部だけが人間人面タイプであったり、四脚らしきものが生えていたりと、なかなか奇怪な姿をしていたようである。中には、頸部に鶏冠の如きヒラヒラしたもの付属していたという事例もある。また、発見される場所も水辺だけではなく、時には、山肌で起きた土砂崩れ現場発見されたことも有るようである

してみると、人魚にとって魚身であることは、我々現代人が思う程、重要ではないのであろうか。実は、先に挙げた『オデュッセイア』に登場するセイレーンにしても、元々は半人半魚ではなく半人半鳥であったとする説が有る。その鳥の怪が、もしも水鳥の怪であったとすれば、後に、半魚の怪との交雑を起こしても、それほど不思議では無いと考えてもよいのかもしれない。重要なのは、半人半怪という混合性である

さて、アイルランドの某村に関する民間伝承比較するために振り返ると、日本においても「妖怪の子孫」と見なされた人々が存在しなかった訳では無い。例えば、江戸時代南町奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収められた「河童の難を遁るゝ歌之事」という文章を参照してみよう。そこでは、菅丞相(かんしょうじょう)すなわち菅原道真(すがわらのみちざね)の作として伝えられる、次のようなまじない歌を紹介している。

「ひよふすべよ 約束せしを 忘るゝな 川だち男 うぢはすがはら

根岸鎮衛は、菅丞相の作は疑わしいとしつつも「ひよふすべ(ヒョウスベ)と云ふは川童(カッパ)の事の由」と記しているが、これは、長崎県諫早市周辺でのカッパに該当する水怪に対する方言的な呼称であるしかし、カッパ避けの歌が伝えられていたのは、現在で言うところの千葉県(アメリカで言えばノースダコタ州)である。随分と遠くの地までヒョウスベの名が伝えられていたことになる。

岩波文庫版では「川だち」には「水泳の上手い者」との注釈が付けられている。これは遊戯としての水泳のことを言うのではなく、職業的必要性から河川で泳ぐことをしていた者たち、職能者たちと考えるのが妥当である。その川だち男が「我々は菅原氏の関係者なのだ約束を忘れるな」と、歌を通じてヒョウスベ≒カッパに向かって呼び掛けているのである。一体、何を約束したというのか?

菅原道真家系である菅原氏は、遡れば土師氏(はじし)に連なるとされる。土師氏の祖は、野見宿禰(のみのすくね)とされ、当麻蹴速(たいまのけはや)との角力すなわち相撲(すまひ)による決闘を行ったことでも知られる。現代では十把一絡げに河童(カッパ)と総称されるようになった水の妖怪が、相撲を好むことは昔話などを通じて広く知られているが、その起源には、土師氏菅原氏との関わりが存在するということである

この土師氏は、埴輪を作ることを能くしたが、埴輪といえば赤土であるが、この赤い色は、酸化鉄を多く含むためである。このような粘土採掘は、鉄分を含む土の採掘であり、これは時代が下れば、鉄を初めとした金属鉱脈採掘にも関連・発展したことであろう。

鉄に限らず金属は、採掘されるだけでなく精錬されるので、山の掘削、森林樹木伐採という環境変化を伴う。これは、山に水源を発する河川にも影響を及ぼしたと考えられ、そうなると、粘土採掘金属採掘精錬を行う山の民と、漁業・水運などによって河川生業を立てる川の民との間で、何らかの紛争を招いたのは想像に難くない。本来の「カッパによる水難」とは、元々は「山にいるカッパ」による山林環境の変化によって引き起こされた、河川災害環境破壊のことを指したのではないのか。なお、カッパといえば河川などの水辺だけにいると現代人は思いがちだが、カッパ河川から山、山林から河川へと、季節の変化ごとに移動するという伝承が見られるのである

山林の環境破壊が火種となって紛争が発生し、これを停止するための平和条約のようなものが「約束」であり、それが川の民と土師氏菅原氏との間に結ばれたことにより河川災害発生件数が減少したこと、それが「カッパ避け」の実態だったのではないか。川の民に害を及ぼさないと、かつてカッパ親分であったであろう土師氏菅原氏が約束したことが変化して、川だち男が「我々は菅原氏=土師氏の裔であるぞ、だからカッパよ、我々には害を及ぼすな」と呼び掛けるようになったのではないか

ヒョウスベには「兵主部」の漢字が当てられる。このうち「部」は物部や斎部などと同じであるが、では「兵主」は何なのかと言えば、これは大陸から渡来した蚩尤(しゆう)のことではないかと言われている。というのも『史記』では、蚩尤は金属製の戦用武具を生み出した「兵主神」とされており、しか角力(相撲のようなもの)を能くするのである。その上、石や鉄を喰らうとされるので、これは金属精錬象徴するのではないかと考えられる。ここから、兵主部とは元々は「兵主神を祀り、それに関連する金属職能に携わる部民」であろうと考えられる。

脇道に逸れた話の部分が予想外に長くなってしまったが、土師氏菅原氏という職能集団的氏族カッパの裔であると考えられていたということ、そして、カッパに対する民の恐れの根源には、職能活動による影響が存在した可能性のことを言いたかったのである

本筋に戻ると、アイルランド海浜そばの某村に住むという「人魚の子孫たち」が、周辺他村の人々から会話をすることを忌避されたのは何故か。それは、彼らが「予言する能力」を持っていたからではないのかと私は推測する。ただし、予言と言っても、超常の能力ではない。彼らが漁業や水運業など海の船仕事に携わっていた職能集団だったとしたら、どうだろうか。そのような仕事に携わることで、海路における岩礁や難所の存在場所についての知識も蓄積されたであろう。また、船仕事に影響するような天候の変化を読む(予測する)観望天気の知識も蓄積されたであろう。そのような、いわば専門知識能力を身につけた彼らが、もしも「海路のあそこには岩礁が有るぞ」「嵐が来るぞ」と予測して教えてくれたとしたら、何の知識も持たなかった他村の人々は「某村の住民が不吉な予言をする。彼らが予言を行うせいで不吉な出来事が起こる」と逆転した考え方をして、誤解したのではないだろうか。それが「会話を忌避する」ことに繋がったのではないだろうか。

上で粘土採掘金属採掘精錬を行う職能集団カッパの関連を述べたが、こういった専門的な仕事は、その仕組みを外部から理解しにくい。自分たちには出来ない仕事をする能力を持ち、影響力が大きい者のことを、人間尊敬するだけでなく同時に差別もするという例は、古今東西を問わず広く見られる現象である。例えば、西アフリカ伝統的な音楽歌唱職能グリオ(griot、フランス語。現地のウォロフ語でgewelギュウェル、トゥクロール語でgauloガウロ、マンディング語でdjeliジャリなどと呼ばれるのが語源)たちは、歌の言霊を駆使することで、人を幸せ気持ちにしたり、戦の前に闘争心鼓舞したり、逆に人々の間の争い事の調停役を担ったりといった役目を果たすことから、非常に尊敬を受ける反面、亡くなると普通の墓に埋葬されずにバオバブの木の虚穴に遺体を遺棄されるという。そこでは、尊敬差別心理アンビバレントに同居している。

日本人魚が不吉の前兆と見なされた話は既に述べたが、その中には、人魚自身言葉を口にしたという例も見られる。それも、もしかしたら海の民などの姿を人魚に反映していて、やはり海の民による予言とそれに対する恐れの感情の名残なのかもしれない。

西洋人日本渡来するようになると、剥製ミイラ製造技術も伝えられ、魚や動物のパーツを組み合わせることにより、カッパ人魚ミイラ製造されたことは、現在日本の各地に残るミイラの実物とともに知られている。したがって日本における人魚形態傾向が、人面タイプや四脚タイプから現代人にも親しみのある上半身人間下半身タイプへと変化した原因として、西洋人の影響が有るという可能性は、もっと大きく見積もっても許されるであろう。しかし、日本よりも先に西洋人との接触果たしていた中国を通じて、もっと早い時代ミイラ製造技術日本に伝えられていたという可能性は無いのだろうか。その時に、西洋人が抱く人魚イメージも一緒に、早期から日本流入したという可能性は無いのだろうか。大陸西洋から人魚伝承流入によって、前触れ予言というイメージ形成された可能性は、今後より丁寧に調べる必要が有るだろう。

まだまだ考察すべきことは多く残る。

人頭獣身の妖怪しかも不吉の前兆予言を伴うといえば、人頭牛身の妖怪「件(くだん)」が思い浮かぶ。上で半人半怪の混合性が重要と述べたが、この混合性の故に、人間の住まう現実世界と、非日常・非現実世界との結節点となる役目が、人魚や件のような半人半獣の妖怪には与えられたのであろう。そして、その役目を具現化したものが、前触れ予言なのであろう。

また古来、予言神託の役目を担う者の多くが、巫女という女性であった。これは、女性には生理があり妊娠出産可能であることから男性に比べて、より自然というカミの領域に近い存在であり、現実日常世界との仲立ち・結節点の役目を果たすことが出来ると信じられていたかであるセイレーン人魚に限らず妖怪怪物たち(例えば、エデンの園アダムとイブを誘惑した蛇など)に女性性が付与されているのは、ユダヤ教キリスト教仏教などが地位確立する以前の世界において、カミの領域との仲立ちを務める職能を担っていた女性たちに対する、尊敬差別というアンビバレント感情が反映された名残であろう。

最初に『人魚姫』は何の物語か?と掲げ、長々と文を書き連ねたが、正直に言えば、それを確定することは実は難しいと思っている。ただし、少なくとも、異なる世界の住人が出会った物語、それに伴って起こったコンフリクト悲劇物語とは言えるのかもしれない。

乱文も長くなり過ぎたので、ここまでとしよう。

2022-10-07

・クアナパーカー1840年代~1911

 コマンチ族の酋長。ペタ・ノコナとシンシアパーカーの息子。1874年居留地への強制移住に反発して、カイオワ、アラパホ、シャイアンと共に白人と戦った(レッド・リバー戦争)。しかし、食料源であるバッファローが狩り尽くされたため翌年降伏居留地入りした後も部族を率い、白人文化を受け入れる一方でインディアン文化も守り続けた。 

ブラック・ケトル

 シャイアン族の酋長白人との共存を臨む平和主義者で交渉による戦争回避に生涯を捧げたが、裏切られ続けた。最期はワシタ川の虐殺カスター指揮下の第7騎兵連隊無抵抗女性子供共に虐殺された。ブラックケトルは死の瞬間まで白旗を掲げ、「友達だ!」と叫んだが無視され蜂の巣にされた。

シッティング・ブル1831~90

 ラコタスー族ハンクパパの戦士若いからレッドクラウド戦争,ブラックヒルズ戦争(1876~77インディアン聖地ブラックヒルズを守るための大激戦)などの白人との戦いに従事した。1876年リトルビッグホーンの戦いではシャイアン族、アラパホ族と共にジョージカスター指揮下の第七騎兵連隊250名を全滅させた。スー族はその後降伏するも彼は頑なに居留地入りを拒みカナダ亡命した。71年に帰国し、捕虜となった。暴動扇動したという無実の罪で逮捕されそうになり抵抗したため射殺された。

クレイジーホース1840~77

 ラコタスー族オグララ戦士レッドクラウド戦争ブラックヒルズ戦争などに従事し、その勇猛さをシッティング・ブルと並び称えられた。1876年ローズバッドの戦い、リトルビッグホーンの戦いで米軍を破った。しかし、物量や装備で勝る米軍に敵わず降伏し、捕虜となった後に銃剣で刺殺された。

レイン・イン・ザ・フェイス1835~1905

 ラコタスー族ハンクパパの戦士レッドクラウド戦争ブラックヒルズ戦争従事し、リトル・ビッグホーンの戦いではカスターの心臓を切り取った。1880年降伏した。

タッチ・ザ・クラウド1830後半~1905

 ラコタスー族戦士クレイジーホースの親戚で2m近い大男であった。リトルビッグホーンの戦いに参加した。

・ゴール1840年頃~1894

 ラコタスー族戦士。リトルビッグホーンの戦いでは騎兵連隊を分断し、勝利に貢献した。シッティングブルの盟友だったが、後に仲違いし1881年降伏した。

レッド・エンド1797~1881

 ダコタ・スー族酋長。兄を白人に殺されたことへの報復スピリット湖畔の入植地を襲撃した。リトルビッグホーンの戦いにも参加し、シッティング・ブルと共にカナダ亡命し、現地で亡くなった。

ラメホワイトマン1830年代後半~76

 シャイアン族の酋長。リトル・ビッグホーンの戦いで戦死した。

・ジョゼフ酋長1840~1904

  ネズ・パース族の酋長平和主義者であり、キリスト教改宗するなど白人に対して友好的であったが、1877年居留地への強制移住に反発し、カナダへの亡命を図り、部族を率いて1600km近い大移動を行った。巧みな戦術白人の追撃をかわし続け、赤いナポレオンと称えられたが、最後は捕らえられ、逃避行は失敗に終わった。

・リトル・ウルフ1820~1904

 シャイアン族の酋長レッドクラウド戦争ブラックヒルズ戦争に参加。その後米軍降伏したが、部族を率いて居留地から故郷への脱走を図り、2000km以上の大移動を行った。途中で降伏するもシャイアン族は故郷への期間を認められた。

モーニングスター(鈍いナイフ)1810~1883

 シャイアン族の酋長レッドクラウド戦争ブラックヒルズ戦争に参加。米軍降伏後、リトルウルフと共に大脱出を率いた。

・ヴィクトリオ1825~1880

 アパッチ族酋長1879年居留地から脱走し、アメリカメキシコに対して挑戦した(ヴィクトリオ戦争しかし、翌年メキシコ軍に包囲され戦死した。

・ナナ1810年代~1896

 アパッチ族戦士。ヴィクトリオの姉と結婚し、ヴィクトリオ戦争でも共に戦った。1886年降伏した

ローゼン1840年代~1887

 アパッチ族女性戦士。ヴィクトリオの妹。ヴィクトリオ戦争従軍し、兄が殺されると、ジェロニモと合流して米軍と戦った。1886年降伏し、翌年病死した。

ジェロニモ1829~1909

 アパッチ族戦士1851年メキシコ当局家族を皆殺しにされてしまう。それ以後獰猛戦士としてメキシコ軍とアメリカ軍を苦しめた。1874年連邦政府強制移住抵抗し、何度か捕らえても脱獄を繰り返した。1886年に捕らえられて以降故郷から連れ去られ、見世物とされるなど屈辱を受け、虜囚のまま死去した。

ビッグベア1825~88

 クリー族の戦士飢餓に苦しめられ、1885年ティカナダ先住民白人の混血)のルイ・リエルの北西反乱に加わった。

・ブコナイゲシク1830年代~1916

 オジブワ族の戦士1898年頻繁なインディアン逮捕森林破壊に抗議し、逮捕されるが脱走。シュガーポイントの戦いで追討軍を破った

デニス・バンクス1937~2017

 オジブワ族の人権活動家1968年アメリカインディアン運動AIM設立デモ選挙活動によりインディアンへの人権侵害に激しく抗議し続けた。その中でも有名なのがアルカトラズ占拠事件(1969~71)とウーンデッドニー事件(1973)である。前者は1年半にも及ぶ長期戦でインディアン人権問題国際的に周知させるきっかけとなった。後者州兵FBI戦車ヘリコプターを動員させる大事件となった

ラッセル・ミーンズ1939~2012

 ラコタスー族オグララ人権活動家アルカトラズ占拠事件後にAIMに参加、ラシュモア山占拠事件、BIAビル本部占拠事件、ウーンデッドニー事件に加わった。ラシュモア山ではワシントンの像に放尿した。何度も逮捕殺人未遂などの危機に陥るが恐れることなインディアンのための活動に生涯を捧げた

2022-10-04

anond:20221004111607

言うほどサステナブルか?

毎年アイルランドくらいの面積の森林が失われとるんやで?

2022-09-17

夏の終わり、蝉の声、宇宙の夢

近所に森林公園がある。

そこに、ふらっと行ってきた。

森林なので涼しくて、歩いていれば蝉の声が聞こえた。

蝉の声はひとつだけで、急に鳴き始めては、ずっと鳴いていた。

ミンミンミンミン。

ミンミンミンミンミンミンミンミン。

ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン。


昨夜、夢を見た。奇妙な夢だった。

宇宙に居て、宇宙服を着て、宇宙空間を漂っていた。

音はなくて、周りは暗くて、でも遠くの星の輝きで真っ暗じゃなかった。

しろ明るい。綺麗な景色だった。不思議と心が安らいだ。

でも一人きりだった。ほかに、何もなかった。

私は漂い続けた。

蝉は鳴き続けていた。

もう夏は終わるのに。

蝉は鳴き続けていた。

仲間の存在を探すように。

蝉は鳴き続けていた。

自分はここに居るのだと、誰かに気づいてもらおうとするように。

快い風が私をあてがい、私は歩みを再開させた。

私も、蝉なのかもしれない。あの蝉のような。

から私は、きっとここで鳴くのだ。

増田という森林で。

2022-09-08

男性が受ける差別とは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです

男性が受けている差別として重要だと私が思うのは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです。

男にも女にも、男は警戒すべき存在だという感情がうっすらとあります

同時に、男性だったらほっといても大丈夫だろう、という肯定的な信頼の形をとって、男性のことをろくに気遣う必要はないとされがちです。

から世間話でもマスメディアでも、男性への警戒や、過度の信頼による雑で粗末な扱いが平然と行われています

それが積み重なった結果として男性は、敬遠されて孤独人生になりやすく、自尊心も低く、自分たち男性自身への嫌悪も生まれ自分の事すら粗末に扱い、次世代男性もそのように扱うので引き継がれる、などの被害を負っています

保護と抑圧は地続きなのでバランスが大切だ」という話をよく目にしますが、同じように、信頼と放置も地続きなのです。

家父長制は、自立したい女性にとっては抑圧という差別だけれど、自立を望まない女性には保護を受けやすいというメリットとしても働く。

それを裏返したように、男の自由放任は自立できる強者男性にとってはメリットだけれど、弱者男性にとっては助けてもらえないし悲鳴無視される差別として働いています



若者が遭遇しやす実例として、バイトサークル活動が長引き、夜になってしまった場面を考えましょう。

男性は帰り道の安全心配されることは少ないです。

これは、男性の方が不安心配事が少なく、お節介干渉もされず自由に生きやすいというメリットととらえることは確かにできます

しかし同時に、「襲ってくるとしたらたぶん男だ。男を警戒すべきだ」「男の自分は、夜道で女とすれ違う時に怖がらせてしまうだろうから気を使わねばならない」「男の帰り道を気遣ってやる必要はない、男は粗末に扱っていい。自分も男だから自分の事も心配せず粗末に扱うべきだ」という認識を強めることにもなります

実際は、男性でも深夜に一人で帰ることに恐怖を感じる人がそれなりにいるのですけどね。

でも、女性の帰り道は心配されるが男性はそうではないという現実と向き合うたびに、「ああ、俺の夜道への恐怖は認識すべきでない感情なのだ。むしろ俺は怖がる側ではなく怖がらせる側なのだ」という方向へ矯正され、やがて本当に自分でも自分不安や恐怖に気づけなくなります

しばしば指摘される中高年男性自分語りの下手さや、困りごとをうまく伝えられずかんしゃくを起こす傾向などは、彼らが自分苦痛不安認識する能力社会破壊されているからでしょう。まして適切な言語化などできるわけがありません。



他にも色々な場面で、不安を感じてないことを前提とした粗末な扱われ方を重ねて、男性自分に対しても他人に対しても鈍感にさせられていきます

たとえばトイレ

男だったら道端で立ちションしても大目に見られがちという自由は、性器露出し排泄を見られたくない感情を気遣ってもらえないという粗末な扱いでもあります。(道端は許されないと思うならハイキング海釣り森林浴を想定してください)

不安羞恥を感じていた男児も、「その辺でおしっこ済ませてきな」と言われたり、仕切りのない小便器や、女性が清掃に入ってくるトイレを使ううちにその弱さを鈍麻させ忘れてしまます

たとえば「男の人がいれば安心だね」という言葉

この言葉はおおむね好意や信頼の表れですが、同時に「男の人は一人でも不安になる必要はないよね、あなた自身が男の人なんだから加害者である男と戦えるもんね」という扱いでもあります

一人で行動しても口を挟まれない自由の反面、一人は心細いという男性感情最初から考慮されていない。

このような扱いに触れ続けることで、「俺は男だから不安になる必要はないんだ」と自分勇気づけ、痩せ我慢することが癖になります

そうならなければまともに社会生活ができませんから

夜道にせよ、トイレにせよ、一人行動にせよ、成人男性に直接聞いてもたいてい「いや全然平気だが」と言うだけでしょう。

最初から平気な男性と、鈍麻し平気にさせられた男性と、本当は平気じゃないが痩せ我慢している男性区別することは本人にすら困難です。

この論法は「たとえ当事者男性差別否定しても、それをそのまま受け取るべきではない。男性差別存在する」という無敵論法っぽくなるので好きではないロジックですが、そう言わざるを得ない。

ネットでは、男性セルフケア能力が低い、まずは自分を大切にすべきなのにそれをしようともしない、などという話も多くなっていますが、男性セルフケア能力の低さは数十年にわたる「男性自由に行動してよい反面、粗末に扱ってよい」という経験の積み重ねによるものであり、決して男性個人に責を負わせるべきでも、自己解決を求めるべきでもありません。

セルフケアに焦点を当てるならば、社会によって損なわれた男性個人セルフケア能力を育て直すため、社会反省して手厚く協力してあげよう、という話になるのが妥当でしょう。

しかし現状の男性セルフケア論では、セルフケアというスローガンと丁寧な暮らし雑誌は与えてやるのであとは自分で(せいぜい弱者男性内部で)上手くやって成長しろ社会は手を貸す気はないぞ、という正反対の切り捨て論になっています

男同士で友人を作っても、それは楽しさや得意分野を分かち合うには向いていますが、弱みを見せ合い癒し合うことには向いていません。「今日はパーっと遊んで嫌なことは忘れちまおうぜ」のような会話がその典型です。



男性が警戒され、気遣ってもらえない原因には合理的理由がある、という反論はできるでしょう。

ホルモン文化的影響による男性の特徴は色々あります

腕力の強さ、性欲や暴力性の強さ、外見の悪さ(体毛が濃く皮脂が多く禿げやすいなど男性ホルモンが外見に与える悪影響は多い)、コミュニケーション能力共感能力の低さ、など。

しかし、そのようなある程度の合理性があったとしても、統計的差別であることは間違いありません。

統計的差別はどの程度まで許されて良いか、というのは難しい問題なので、別に論じる必要があります

そして、フェミニズム弱者男性論の共闘が難しいのはここが主な原因でしょう。

性犯罪男性から女性への加害が多い(犯罪全体では男性が被害者になる方が多いですが)」「腕力が強くて制止が困難」「妊娠リスク」など様々な事実に基づき男性に対する統計的差別をどの程度認めるべきか、フェミニズム弱者男性論は真っ向から対立しています

統計的差別は一切許されるべきでないと言い切る人も時々いますが、それはどの陣営であっても非現実的でよくないと思います

もっとも「社会運営するにはマクロ視点統計的差別必要なことは認めるけれど、その加減を考えましょう」とかぬるいことを言ってると、確かにそうだね考えなきゃねとは言ってもらえても実態現状維持が続くだけであり、統計的差別を一切許すな!と極端なこと言って圧を掛ける方が新規分野の社会運動としては実を結びやすいんでしょうけどね……。



今までも男性差別については、男性加害者として認められやす被害者として認められづらいという内容でしばしば語られてきましたが、たいてい注目されるのは女から男への悲惨セクハラ暴力事件がほとんどです。

それも由々しき問題ですが、男性差別根底にあるのは、もっと日常的でうっすらとした「男ならまあ平気だろ。ほら、やっぱり平気だった」という日々の積み重ねではないでしょうか。

特に、「男性なら大丈夫」という信頼により粗末に扱われる場面は見過ごされやすいと思います

フェミニズムでは、「女を自立した人間と信頼して放任しろ、家父長制で口を出してくるのやめろ」というアプローチが行われていたため、その逆である、過度の信頼による放置という男性差別問題視されづらいのです。

女子供は弱いか保護して指示してあげなきゃね」という慈悲的差別に対して、男性が受けやすい「男は大丈夫だろうから心配する必要もないし勝手に自立しててくれ」という扱いは、信頼的差別などと呼べそうです。



この記事は、これまで弱者男性論で強調されてきた、人間関係恋愛経済ジェンダーロール面の困難や、弱者男性存在自体不条理否定される、などの論点対立しません。

警戒されつつ粗末に扱われることは、親しい人間関係恋愛関係ハードルを上げます

経済的貧しさについては、一般的貧困問題に加えて、男性公的にも私的にも助けてもらいづらいし、そもそも助けを求める能力社会により破壊されている点に、男性特有の困難があります

男性ジェンダーロール問題とくくられるような、男なんだから泣くなしっかりしろと言われるとか、責任を負わされるとかは、「信頼の名目で粗末に扱われる」部分です。

弱者男性自体があまり聞く耳を持ってもらえないしミソジニストとすら言われることや、困ってると認めてもらえなかったり、困っててもそれは受け入れるべき部分だと言われることなども、「信頼してるという名目で粗末に扱われる」の一種ですね。



また、「男性にも弱者がいることは分かったけど、結局どうなることを求めてるんだ、要求を出してくれ」という問いがありますが、運動として歴史の浅い弱者に、的確な要求をする強さをいきなり求めないでください。

現時点では、「どうなったらいいかを、男性に肩入れしつつ一緒に考えてくれる人が増えるのが望みです」としか言えません。

少なくとも私は、男の乳首露出NGしろとか、男性トイレもすべて個室にしろとか、芸人ちんちんポロリシーンやハゲネタダメだとか、「男の人がいると安心」はハラスメントから許すなとか、そういう短絡だったり個別的すぎる議論にはしたくありません。

男女平等に近づけることには合意されるとしても、男性女性くらいに保護する方向と、女性男性くらいに放任する方向では、目指すものは大きく変わるでしょう。

細かな調整が必要問題ですから、今はまだ最終要求を問われてジャッジを受けるほど議論が深まっていません。



あくまで私の主観的意見としては、消極的自由を重視して積極的自由には疑問を持っているので、保護よりも放任安全よりも可能性を男女ともに重視する方がよいと思っています

人間に限らず生物が「男性的な物、強そうな物、醜い物」へ抱く警戒と嫌悪は途方もなく根深いので、男性ケアされる男女平等の実現可能性は絶望的であり、女性も雑に扱われる男女平等の方がまだ実現可能性があるだろうという予想のせいでもあります

エントリの書き方だと皆が保護される平等を求めているように見えるかもしれませんが、私個人はそれが実現しそうにないと絶望しているので、皆が放任される平等を目指した方がマシだと感じている、ということです。この絶望感をぬぐえるならぬぐっていただきたい。お前にサン(son)は救えるか!



追記

母親と妻、そして「女をあてがえ論」についても書きました。

男性が母と妻にだけ弱さを晒そうとするのは、皆に原因がありますanond:20220909191646)』

2022-09-04

日本の原生林を取り戻そう、みたいな話聞かないよね

林業が死んでるなら戻した方が良いんじゃないのと思うんだけど

外来種を嫌うのに商業森林はあまり取り沙汰されないよな

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