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はてなキーワード: 枚挙とは

2020-06-28

anond:20200628115829

殺し合いは 日本には向かない

実力を見せろというと 死んで秘密を守る国みたいなものから

みられない ということの事件は 日本枚挙がない

ゆえに 日本には向かない うん 中途半端だったわるかった 次から 見せないようにいう

ひとをころさんばかりにみたがるから、みせたら 殺されると思え

ぱぱらっち は 芸能人からいい 一般人にやったらどうなるか 知らないとは言わんだろ

2020-06-22

客の質が悪い

勤務先は県内に5店舗を展開する、とある会員制サービス業である

他店と自店を比べてみると、明確な根拠はないのだが、どうも自店のみ客の質が悪いように感じてしまう。

さなことに難癖をつけてくる、普通(何をもって「普通」とするか議論余地はあるが)ならまず言わないようなことまでことさらあげつらう、嫌味が多い、など具体例は枚挙に暇がない。

あくまで私が主観的に感じるだけであるが、そう感じるのは「何らかの理由根拠があるに違いない」と仮説を立て、思い当たりそうなものについて考えてみた。

自店の接客レベルが低い、基本的所作がなってない、地域性、双方の個性問題…。

当社は同業他社に比べれば会費が安いことを売りのひとつにしているので、安かろう悪かろう言葉通り「それなりの」客層になるであろうことは否めない。

それにしても酷いなぁと思うことが多いので、自分たち接客サービス商品の質や量について再考しているところである

本当にタチの悪いクレーマー的な相手だったら、相応の対応をするのだけどそれとの線引きも容易ではない。

2020-06-20

anond:20200620223639

いや、正直なところ詐欺師投資家ゴッチャな訳よ。萌芽時点は。

少なくともビジネスとして萌芽であっても、科学技術としては明証分析総合枚挙と、合理的批判に耐えられたもの科学技術としての成果なわけだ。

とすると、科学技術としての萌芽・基礎研究を積み上げていくしかないと思うがね。望むらくは並行して顧客技術のすり合わせをして。

あとどのみち科学技術でも専門家も近い分野の技術しかわかりません。ビジネス系の人間はまずわかりません。せいぜいブームになったテーマちょっとわかるか程度だろうか。

けどね、例えばある有望な商品Aが非常に高価だったとする。である商品Aを安く作れるというベンチャー海外で生まれた。そして日本でも後追いで新しい技術商品Aが安くできるといくつもの大金を集めたベンチャーが生まれた。

最終的にどうなったかって?実はそのころある商品Aというのは特許切れが起き始めていたんだ。安く作れるというベンチャー特許切れの技術でそこそこ安かろう悪かろう商品Aを作れたというものだったんだ。

最初に起こしたベンチャーや、商品Aで強いと言われていた日本の有名企業、その他一時天下を取ったという企業、多くの企業がつぶれた。

結局最後には古い特許切れの技術のみに対してチキンレースで大量の銭金をぶち込んだ中国企業複数残ってる。なんて言う栄枯盛衰があるね。

ブームになってビジネス系の人間もこれなら安く作れるかもしれないと思って大金ぶち込んだけど、実は全員技術の勘所をわかっていなかったんだわな。

2020-06-10

anond:20200610113939

どっちかっていうと、できるできないじゃなくてとにかく状況に身を放り込んで選択が終わった状態にしてからあとのことを考えるって感じだな。人生はだいたいそういうもんで、社会はそれを望んでいる。

それで上手くいかない人?もちろんいっぱいいるよ。だから離婚だの家庭崩壊だのの例は枚挙に暇がないわけで。社会はそれに対して何かするかっつうと何もしない。あー上手くいかなかったね、失敗ケースだったね。じゃ、来世また頑張って。というだけ。

社会はとにかく全員に社会要求する行動をとらせて上手くいったやつだけチェリーピックしたいのよ。適応進化だな。

2020-06-01

コロナウィルス消防団活動無意味さを実証してしまった

消防団活動

ハードなのに対して街の安全寄与していないんじゃないか?って思ってました。

でもみんながんばっているしそんなことを言うのは失礼なので言えませんでした。

でも、コロナウィルス活動をほぼ休止してわかりました。

消防団活動は街の安全性にほぼ寄与していない。

消防団活動の内容は地域によるのですが目安として

というようなもの

とくに操法大会に向けての訓練は身体負担ものすごく大きく、激しい動作を伴う訓練を期間中繰り返し行うもの

スポーツ選手でもない一般人がやりこまされる故に体を痛めることも珍しくないイベント

消防団活動の熾烈さは枚挙にいとまがないのでご興味のある方は調べてみたり知人に聞いてみたりして。

で、ここまでやっているのに町の安全性に関係がない、なんていうことはない。

しろそう思いたかったんです。

でも、実質活動停止して3ヶ月。

どうですか?日本

安全性が低下してますか?

火災かなんか多発してますか?

何も変わってないですよね。

消防団活動再開には活動有用性を具体的に示して頂きたい。

活動従事する人間に失礼だ。

2020-05-29

anond:20200529110424

科学は明証、分析総合枚挙合理的批判から成り立つものである

とすると合理的批判健全社会構成する必要ものだろう。

何らかの明らかにするものがあり、明らかにする目的に沿った批判合理的批判

からその批判を基にどのような良い状態が描けるか?が批判誹謗中傷の境目だろう。

相手攻撃するだけに堕しているのは全部誹謗中傷批判を受けて真っ当な状態に至れそうなのかが批判もっともその批判が真っ当なものかを判断して合理的批判でなければ無視して逃げる選択肢必要

2020-05-23

ダメハカセとの暮らし

うそう、人間的にどこか欠けているけれど、研究だけはすごい博士って憧れるよねー。そういう人たちに近いところに行ってみたくて、私♀も博士課程に進んで博士になってみたよ。


そして研究活動を通じて知り合った、この人は若いのにすごいと思った博士を落として結婚した。子供もできた。


でも、すごい博士共働き生活パートナーとしてはまるでダメだ。まず、食事が作れない。食事を作るより論文を書く方が楽というレベル。それならスーパー惣菜でも買ってくればいいと思うだろ?何度か頼んでみたが、ちんまりしか買えない。痩せの大食いでしっかり食べるのに、なぜこの量?てか、家族の分は?適切な分量というのがわからないらしい。


あと子供の世話もダメ新生児の頃の大(緑色のやつ)の処理は「気持ちいからムリ」と拒否。いやそんなこと言ったって、出たらおむつ換えないとお尻荒れるから!なぜか、幼児期になったらやってくれるようになったけど。


子供幼児)と二人で近所のスーパーにおつかいを頼んだら、かくれんぼをしながら行ったそうで、子供行方不明になったこともあった。「みつからないんだけど、どうしよう」と電話が。子供は先に無事スーパーに着いていて、幼児が一人でいるのを心配した店員さんが保護。夫は店員さんにすごく怒られたらしい。


あと最近あったのは、プレゼント事件。私の誕生日プレゼントは、出張先の韓国観光客向けお土産屋さんで買った小物入だった。私の誕生日だというのを思い出して慌てて買ったらしい。修学旅行先の京都で、中学生がお母さんにおみやげを買うみたいな?激怒して受取拒否。その後、プレゼント相手が喜ぶようなものを買うべきであることがわかった、と言ってた。ロボットか。


他にも枚挙に暇がないのだが、研究だけは今もすごい。


私はといえば、夫のサポートと、ほぼワンオペ共働き生活エネルギーを吸われて(というのを言い訳に)、いまいちな研究者だよ。ダメハカセは私か。

2020-05-19

anond:20200519161450

てか発達障害の男が異性でなんとかなってるパターンって医者看護師カップルのものじゃね 枚挙にいとまがない

2020-04-30

シャニマスが苦手だ

最初から最後まで愚痴なので、シャニマス好きな人にとって読むことはおすすめしない。

そして長いので読んでくれるなら、心や時間に余裕があるときに読んでほしい。

自分アイマス歴はそんなに長くない。シンデレラから参入したPだ。

自分場合キュート属性のようなかわいい女の子が好きで、

担当アイドルシンデレラ内で何人か出来た。

でも自分サービス開始当初からプレイしていたPではないから、

の子たちともっと早く出会えたら、なんて思うこともあった。

そんな時にシャニマスリリースされた。意気揚々プレイを開始した。

絵もきれいだし、続けられるかもしれないと思った。

しかし、周回を強要されるし毎度うまくいくわけではない、

そんなシステムに嫌気がさして一旦コンテンツから離れた。

トレイライト実装されたとき、また戻ったが同じ理由で離れた。

今度はノクチルが実装された。ここから苦手が加速していく。

シャニマスは「キャラクター解像度が高い」とよく言われているように見える。

その理由の一端に、おそらく「キャラを知っていく中で傷や闇になるような部分を持っている」という

現実人間にも重なるような「欠け」の要素があると思っている。

それがノクチルは最初から全員あけっぴろげというか、

こういうキャラクターの特徴(性格や行動)はお前らは共感するだろう、というような感じがした。

全員最初から何かが大きく欠けている…ことを意図的こちらに運営が見せている感覚

でも繊細な自分キャラクターを重ねた(共感した)ファンはそれを持ち上げて、

というより祀り上げて、信仰しているようにも見える。

それがまず怖いと感じた。

キャラクターが苦手というと、自分を重ねたファン自分人格攻撃されたかのように錯覚

ひどく攻撃を開始する。怖い。繊細ヤクザに近い。

苦手の理由の1つ。

次。最初、絵がきれいだと言った。その気持ちに今も偽りはない。

だけど、キャラクターの絵が小さくてほとんど背景のような絵がある。

1枚や2枚じゃない。

これをファンが「今までのソシャゲになかった」と持ち上げ続ける。

コンテンツ側もそれに応えるようにしてそのような構図の絵を出し続ける。

今までになかったのは確かにそうだし革新的かもしれないが、何度もやられるともういい、ってなる。

美少女を愛でたいわけで、背景を愛でたいわけではないから。

これも苦手の理由の1つ。

かいことまで言えば枚挙にいとまがないので、

おそらく自分とこのゲームは合わなかったのだろうと思う。

仲のいいツイッターフォロワーは大概シャニマスプレイしているから、

それに合わせてプレイしていたけど、離れたほうがいいんだろう。

2020-04-19

携帯ショップ店員は二重の意味コロナ死ねって言われてる

緊急事態宣言の拡大を受け、とうとう弊店も昨日から短縮営業となった。それはいい。

短縮営業となった初日閉店時間を一時間ほど過ぎた頃にそのお客様はやって来た。閉店作業を一通り終え、従業員みんなでいざ退勤しようと戸締まり確認をしているところだった。自動ドアダンダンと叩く音がした。中年女性が、「無視すんな」と怒号を上げていた。自動ドアに貼られた短縮営業を詫びる旨のPOPはおそらく目に入っていないようだった。仕方なく自動ドアを開け、どうしたんですかと聞いた。女性は私の至近距離に寄り、スマホを開いた。某学校掲示板登録メールが届かない、設定がおかしい、とまくしたてた。女性マスクをしていなかった。は?と思った。

私はできる限りの申し訳なさそうな表情を作り、すみません、と言った。今日から短縮営業で、16時で受付終了なんです。申し訳ありませんが、明日また時間内にご来店頂けませんか。おそらくメールの受信設定を変更すればご登録可能かと思います。これで引き下がってくれないかと内心期待したが、女性は納得しなかった。苛ついた表情で、短縮営業はそっちの都合だろ、と言った。そうですね、すみません、と答えた。このお客様には不要不急の外出を控えるという概念存在しないようだった。その掲示板登録するのは火急の用件なんですか、と口から飛び出しそうになるのを堪えた。仕方ないのでそのまま操作補助を行おうとすると、立ったまま案内するのかとお客様が言うので(閉店時間を大幅に過ぎ、自動ドアを叩いてこじ開けてさえいなければ、至極ごもっともなご指摘である)、除菌作業を終えたばかりの店内へ誘導した。鞄を持ったまま立ち尽くす同僚に詫び、そのまま20分ほどカウンターにて顔を突き合わせ、操作補助を行った。戸締まり確認をして帰るだけだったので、既に全員退勤は切っていた。マジで単なるボランティアである文句を垂れる同僚と再度除菌作業を行い、結局店を出たのは18時頃となった。

弊店の隣にあるコンビニですらビニール越しでのレジ対応を行っているが、弊店を含め、多くの携帯ショップは未だにお客様ゼロ距離接客を強いられている。

次亜塩素酸の除菌スプレーマスクでどうにかしろ、というのが弊キャリア方針である。おかげでマスクには不便していないが、お客様距離を取れないというのはあまりにも心許ない。ソファー席で受付表の回収を行う際、マスクをしていないご高齢お客様の咳を頭から浴びたときには背筋が凍った。

ライブハウス劇場が閉鎖され、連日公演の中止や延期のニュースには枚挙の暇がない。

劇場よりも明らかに密度が高く、充分な換気機能もなく、長時間面接客を強いられる携帯ショップはなぜ閉鎖されないのだろう。

機種変更操作案内は火急の用件なんだろうかとここ数日ずっと考えている。コロナの影響で休みが確保出来たのか、毎日それなりに機種変更案件を受けるし、高齢者の操作案内のみに絞れば先月よりも明らかに件数が増えている。みんな暇かよ。高齢者がコロナになるとヤバイって、あんなに連日報道されてたのに志村けんさんが亡くなったのに何も学んでないのかよ。

キャリア店舗スタッフから感染者が出たと報道されたのは既に半月以上も前のことで、その後も地味に全国の店舗からじわじわ感染者が増加している。

この時期にわざわざ携帯ショップに修理か支払以外でやって来るお客様は、全員コロナに罹りたい願望でもあるのかもしれないと思う。

支払もキャリアが5/31までの延長を認めている。支払期間延長申請電話番号が知りたいとなぜかわざわざショップにご来店されるお客様が増えている。手に持っているスマホは一体何の為に契約しているのか聞きたい。「弊キャリア名 支払 延長」と思いつく単語検索エンジン入力するだけで検索結果の一番上に出てくるし、そもそも店にわざわざ来るならついでに払っていけばいいのに、みんな支払はせずに帰っていく。



ショップは短縮営業となるが、代理店評価下方修正はなされる気配がないし、既にイオン系列入店している店舗営業停止を命じられ、今月末までのノルマに対し、挽回が見込めない。キャリア代理店共倒れしようと言っている。短縮営業のために純利益が見込めないキャリアと、キャリアから代理店評価ノルマが高すぎて報償が見込めない代理店と、一緒にコロナで死のうと、そう言っている。

既に弊キャリア営業テレワークとなっていて、毎日画面越しに進捗確認を行ってくる。私たち鉄砲なのだ。彼らが安全な自宅からのんきに進捗確認をしてくる間も、ゼロ距離お客様と対面し感染リスクを負い、意味のあるかどうかもわからない次亜塩素酸のスプレーに安寧を求め、提示された高すぎるノルマに首を締められている。このままだと生物的にも破綻するし、経営的にも破綻する。もうすぐ死ぬ同業の皆さん。どうかお元気で。ばいばい。

2020-04-13

FGO二部五章の不満(ネタバレ

良いところもあったけど、ツイッターには書きにくいシナリオ関連の不満だけを書く。



全般的に、文章がくどくて漢字を多用したい年頃の文章みたいだった。

エウロペ神託文言カオス顕現、ブラックバレル使用ときなど、枚挙にいとまがないけど、ほぼ同じ文章を繰り返して鬱陶しい以外の言葉がない。

普通、同じことを繰り返すときは多少なりとも省略するでしょう。

でないと、読んでる方は飽きる。

二回くらいなら演出だと思うけど、三回は多すぎる。

それも、ワンシーンだけじゃない。全体を通して似たようなことを何度もやる。

ライター自分文章を読み返してなんとも思わなかったのだろうか。

テキストの水増しにしか見えない。

地上ではゼウスの耳がある、という設定もまったく生かしていない。

地下のことどころか大召喚器についても、何もかも口にしている。

さっき基地で話した内容な上に、地上では口にするなって言ったばかりだけど、鳥頭か。

まあ、ゼウスはまったく聞いてないんだけど。

フォウも鬱陶しかった。

これほど存在を主張するのだからなにか意味があるのかと思ったけど、なにもなかった。

可愛さを通り越して、存在邪魔になってる。

せめて今までもそうだったらわかるけど、今回だけやたらと出番があったから余計に。

セファールの巨人についても、そんなに何度も話す必要あったか

と思うけど、先史文明について、今後の話に関わってくるのだろうか。

EXTELLAに関係してくるのかなとも考えたけど、これ以上FGOで引っ張る話でもない気がする。

FGO上で意味がある話になるならいいけど。

味方の双子については、いい話風にまとめてるけど、自分世界を滅ぼしても自分たちの我を通したかっただけだなという印象。

またもや、何度も彼らの意思を問う場面があったけども、同じことを言っているだけでいれる意味があったのか疑問。

せめて、問うたびに少しずつ掘り下げていくとかできなかったのか。

キャラとしては可愛かったけど、ぐだたちにとって都合のいい存在しかなかった。

武蔵ちゃんバカヤローウという選択肢もなんだこれ、という気分だった。

今まで散々、サーヴァントとの別れがあって、死ににいったキャラなんてたくさんいたけど、なんで武蔵だけバカヤローウなんだろと違和感しかなかった。

今回のぐだの選択肢は、名前を呼ぶか意味のないことを言うかばっかりだったな。

ロムルスもせっかくのグランドなのに、ほとんど活躍らしい活躍がなくて残念だった。

敵がルーラークラスから戦闘でも四章のカルナときのような戦いもできない。

ロムルスがいたから勝てた、という感じがまったくしなかった。

オルガマリーはもうね

ばっかじゃねぇのって思う。

勲章みたいのつけてるってなんだそれ。

かに真っ先にそれ思ったけど。クソみたいなデザインだと思うけど。

ここ一番の盛り上がりになるはずと思っていただけに、期待はずれもいいところ。

満を持して登場、でちょっとギャグテイストにしたかったんだろうけど特に面白くない。

オルガマリーが発言している間、ぐだたちは無視してキリシュタリアと話してたんだなと思うと滑稽ではある。

話している内容も、人類使徒も全員殺すって言ってるのに、地球国家元首になって人類管理するって言ってて、何を言ってるのかさっぱりわからない。

このキャラは何がしたいのか。

テクスチャを張り替えて新たな知的生命体を生んで管理するとかそういうこと?

ビーストという話だけど、人類悪って人類愛でもあるんじゃなかったっけ。

同朋がどうのっていうのは、エリア51っぽいところにある存在のことだと思っているけど、同朋ってろくな扱いされてないんじゃなかったっけ。

確認するのも億劫なので間違っていたら申し訳ない)

異星の存在な上に、同朋のことがあって、どう人類愛と結びつくんだろう。

大体、オルガマリーにはなんの思い入れもない。

序盤にちょっと出てきてヒステリックだった記憶しかない。

アニメで多少、印象はマシになったし、マンガでわかるの所長はわりと好きだけど、本編のは好きになるほどでもない。

ゲームを始めたのがリリース初日なので、もう四年以上も前にちょっと出ていた程度のキャラだ。

たいした付き合いでもないぐだがあれ所長でしょとか取り返そうとか、そんなこと言われてもな、としか思えない。

取り戻したいとも思わない。

それなのに、それが主目的になりそうでやる気が起きない。

こんなにゲームをやり続けてきて、アトランティスで盛り上がって、これか、という気分。

これ以上につまらないシナリオは以前にもあったけど、重要な話になるだろうと期待していただけに疲れた

あと、オリュンポスの神々にも期待していたのに、ところどころ腑に落ちなかったり、キリシュタリア描写するための踏み台になったかと思うほどなんの思い入れようもないキャラだったりでがっかりした。

アフロディーテ髪型ダサいし。

長くなった。

2020-03-26

これ以上老人の夢にまきこまれるのは御免だ

アスリートの人には申し訳ないけれど、そもそも東京五輪招致段階からグダグダだったことは間違いない。

復興五輪」という欺瞞に満ちたスローガン

コンパクトで低コスト大会」という机上の空論

ずさんな計画による負担は、大規模展示会場を奪われた中小企業イベント事業者一般市民にすべて押し付けられた。

エンブレム問題新国立競技場ザハ案の破棄、誘致のための裏金問題など、開催に至るまでの不祥事枚挙に暇がない。

万に一つ、いまの東京オリンピック規模の大会を開催する意味があるとすれば、大会を口実に戦後70年老朽化した都市インフラを大幅刷新することだったのではないか

しかしそうはならなかった。大量の資金を投入して一気に都市更新するどころか、見通しの甘い「コンパクト計画」のせいで逐次投入でジャブジャブを資金を使いこみ、結果、得るものはなく予算けが大きく膨らむことに。

なにがレガシーだ。残るのは負の遺産だけではないか

そして今般のコロナ騒動によるダメ押し大会の1年延期である

望まぬ負担の中、苦慮しながらもこの1年さえ乗り切ればと踏ん張ってきた各種事業者たちは、どうすればいいというのか。

コロナウイルスに勝利した証としての完全な形での大会開催などと能天気なことを言っているが、1年後、この東京日本に訪れるのは多くの事業者市民経済基盤を破壊された暗黒時代だ。

森喜朗が「神は私と東京五輪にどれほどの試練を与えるのか」などと寝ぼけた事を言っていたが、東京五輪誘致から現在までの状況は「老人の夢が東京破壊した」と形容するしかない、バカげた出来事だ。

オカルト染みた表現をすれば、今起きている事は「天罰」に他ならないだろう。

いっそあの老人が新型コロナウイルス感染してくれれば、溜飲が下がるというもの

もう、なにもかも、無茶苦茶なんだよ。

2020-03-21

退職まであと8日だけどもう限界ですぐにでも辞めたい

3年務めた会社3月末で退職する。

辞める理由枚挙にいとまがないくらなのだが、

決定的だったのは「仕事がなさ過ぎる」「他部署BBAの行動が耐えられない」である


仕事がなさ過ぎる、というのは字面通りの意味である

朝出勤して、その日のうちに届いた資材の納品書を打ち込む(バカでも5~10分あれば終わる)⇒業務終了

そもそも、俺が採用された時の職種クリエイティブ系だったのだが、

部署内で扱う物件が極端に少なくなったのと同時に、他部署人手不足により、ここ半年ほど納品書の打ち込みしかやっていない。

5~10分で終わってしまうので、他にやることはないか上司や他部署人間に聞いても「ない」と言われてしまい、掃除をしたり機械メンテナンスをしたりしてやりすごすのに耐えきれなくなった。

もう一つの理由「他部署BBAの行動が耐えられない」であるが、

部署とうちの部署は一つのフロアで仕切りが分かれていないので、否が応でも毎日顔を合わす。

まずものに当たる。コピー機の蓋をバンバン音を立てて扱うので、それだけでフラストレーションが溜まる。

その上すべてのものの扱いが雑なので、後始末を一番下っ端である俺がやらされる。

またBBA施工管理担当しているため、外注費などを絞りに絞っており、外注や客との口論電話毎日横で聞かされる。

そもそも外注費を削るよりももっとやることがあるにもかかわらず、外注施工内容に一々文句をつけて人工を減らしているのだから外注が怒るのも無理ない。

仕入れ先のメーカーとも口論を毎回しているが、お前の一時の感情メーカーを怒らせて材料が安く手に入らなくなったら、それこそ元も子もないとは考えないのだろうか。

それが彼女仕事なのは理解しているし、あと8日なのだから我慢したいと思っているが(我慢すればその分給料は入るので)もう限界だ。


身体が丈夫な方だったにもかかわらず、ストレスで薄毛になり、毎月のようにストレス胃腸炎をやっている。

心療内科に行って診断書を書いてもらおうか本気で考えており、そもそも求人記載してあった内容と今現在やっている業務内容が全く変わっているのだから、即退職などは出来ないのだろうか…

マジで無理。早くつぶれろこんな会社…。

2020-03-20

馬鹿語源となった故事

始皇帝で有名な秦に趙高という宦官がいた。中国史まれに見る奸臣で、始皇帝遺言を捻じ曲げ太子自決に追い込んだ上、自らの息がかかった末子を傀儡二世皇帝に仕立てて権力を掌握。邪魔になる有力者を尽く処刑し、人民には苛酷な労役を課した。これにより秦全土で反乱が発生、その事実皇帝の耳に入らないよう握りつぶす趙高だったが、反乱軍が都のすぐそばまで迫るに至って隠しきれなくなった。趙高宮中に「陛下、珍しい馬がおります」と鹿を連れてきたのはそんな折のことだった。

皇帝は「何を言う、鹿ではないか」と返したが、趙高はそれを流し「卿らはどう思うか」と群臣に問いかけた。趙高に阿って「馬」と返す者もいたが、「鹿」と返す気骨ある者もいた。「鹿」と答えた者たちは後日、趙高によって全て処刑された。これが「馬鹿」の由来(のひとつ)と言われる「指鹿為馬」である。ちなみに「指鹿為馬」も「道理に合わないとわかっていても無理やり押し通すこと」という意味四字熟語になっている。楯突く者を全て排除した趙高は、ついに皇帝を弑逆した。

本邦の首相は時折ヒトラーになぞらえられるが、むしろ趙高妥当だと考える。小人物が権力を握るとそれを守ることに汲々とし、「指鹿為馬」な真似をする。森友、加計、桜、検察官定年延長。枚挙にいとまがない。

趙高三世皇帝によって殺されたが、我が国国民の半数が「馬鹿であるためどうやら首相地位が揺るぐことはなさそうである

なおこの趙高は『平家物語』において最初に名指しされている国賊である。その鐘の音が「諸行無常の響きあり」と評された祇園精舎だが、現在歴史公園となっており、そんな響きが聞こえてくることも、もう無い。

2020-02-05

東北大学工学部機械系の就活における推薦制度の闇

社会人になって何年か経つが、母校の教授記事に出ていて驚いた。

理系大学院生を就活疲れから救う 大学推薦制度を改良、1カ月半で就活完了 | 日経 xTECH(クロステック)

自分は途中から自由就活に切り替えて就職した身だが、本件に関して思うところが多くあるので書いた。

あくまで当時の話だが、制度の一番の問題点を偉そうに記事で語っていたので、あまり変わっていないのだと思う。

「良いところに就職できそうだから工学部」という高校生に向けて内情が伝わればいいと思っている。

以下長文。まとめだけ読んでも良い。

背景

問題点に入る前に、東北大学工学部機械系の就活の特徴から話そうと思う。

講義研究がきつく、就活に対して理解がない教授が多い

学部3年生を過ぎると、落とすと即留年実験や厳しい進級要件に追われ、研究室配属後は、平日休日区別なく働かされる学生結構割合存在する。

また、元記事教授を始めとして、多くの教員バイトインターン就活を快く思っていない。

講義ゼミ説明会面接のために休ませて欲しいと言う申し出を認めない人も多い。

そのため、地理的な不利と相まって就活時期の動きが相当制限されるのが事実である

その分、非常に推薦の求人が多く就職には困らない

ただ、そのような鍛えられた工学大学院生需要は高く、加えて地方ながら旧帝大名前一定の評価があるらしい。

実際、真面目に就活をしなくても無内定にならない程度には求人が来る。

推薦については、景気にあまり関係なく学生200人に対して毎年2倍以上の枠が安定して存在する。

動物のお医者さんという北大舞台にした漫画に「人買い」のエピソードがあるが、学部合同説明会はまさにあのような様相となる。

メーカー系だとCore30はもちろん、日本代表する超大企業が揃っており、企業を選ばなければ就活には全く困らない。

例を上げると、

など、枚挙に暇がない。

ただ、業界に著しく偏りがあったり、大手子会社中小企業も多数含まれているのも事実である

この少子化と売り手市場において、そんな推薦に対して多少の物足りなさを覚える就活ガチ勢もいる。

推薦を就職担当が一元管理しており、それなりに面接負担がある

大学推薦というと、研究室の学生教授が知った企業コネねじ込む、といったイメージが強いと思うが、これは一昔前の話であり今は中々聞かない。

記事にもある通り、大学推薦と言う制度自体機械系全体で管理しており、各教授の推薦状の発行を制限しているため、基本的に抜け駆けは許されていない。

就活時期の推薦選考フローは以下の通りである

  1. 企業からの推薦要請に応じて大学側が推薦枠の数を決定する
  2. 大学学生募集をかける。1次募集・2次募集がある。
  3. 企業担当者との「ジョブマッチング面談」もしくは就職担当者との面談によって推薦対象者を決定する
  4. 推薦状が発行される
  5. 企業選考へ進む(大手企業場合、1次面接か2次面接をすっ飛ばせるだけの企業が多い)

3,5で分かる通り、自由就活に比べてES選考グループディスカッション足切りはないが、人気の大手企業を狙う場合、ある程度頑張って学内選考および企業選考を勝ち残る必要がある。

制度問題点

ここまで書くと、大変さはあるかもしれないが世間一般から見ると恵まれているという意見が多数だろう。俺もそう思う。

問題点は背景で書いた以下の規定および、記事の以下の規定である

企業からの推薦要請に応じて大学側が推薦枠の数を決定する

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00138/013000472/?P=2

大学推薦制度を利用する企業が、自由応募制度東北大学機械系の学生採用することは認めない。


このような仕組みにおいて何が起こるのか?

以下はリクルーターにも聞いて裏を取った当時の実話である

~事例1:推薦応募開始前~

企業「今年は採用目標を増やすので推薦枠を15人設けてくれませんか」

就職担当「一部の企業学生が集中しすぎると他の企業不公平になるからダメ。5人で。」

企業「じゃあ残りの10人は自由で応募いただくということで」

就職担当「推薦された学生が不利になる可能性があるからダメ。うちの学生自由で取った事がわかったら来年から推薦枠なくすから。」

企業・・・

~事例2: 推薦応募開始後~

ト○タ、ホン○等の人気企業の推薦枠を競って学生数十人が争う。

からあぶれた人々は自由応募をすることを禁止されているため、泣く泣く諦める。

推薦を取り直そうと2次募集を見ても、人気企業の枠は1次募集で埋まっているため、行きたい会社が残っているとは限らない。

自由応募で別業界を狙うか、子会社領域の違う会社妥協することとなる。


完成車や重工等の花形業界を狙う学生は、小さい頃から車や飛行機に夢を持ち、必死勉強してきた人揃いである。

そんな人達が、

夢の企業への就職可能性を閉ざされる。

大学に隠してでも人材を確保するぞという気概で、黙って自由応募を受け付けてくれる企業存在する(した)。

しかし、昔からの長い付き合いがある人気企業は、大学報復を恐れて受け付けてくれないことが多いのが現状である

非常に理不尽ルールであり、一刻も早く見直すべきだと思う。


なお当時、就活担当職員(※1)に対して自由応募を認めてくれるよう必死に訴えかけたところ、非常に面倒くさそうに当時の就職担当教授につないでくれた。

ただ、件の教授就活時間をかけず研究に没頭することの重要性や、別の会社でもやりたいことはできるなどの一般論を説くばかりで、あまり話が通じなかったので諦めてしまった。

結局、自分外資や推薦が来ていない業界に切り替えて自由就活を行い、最終的に複数内定を得ることとなった。

まとめ

一言で言うと「学生就職平準化のため、大学が推薦枠を絞り学生自由応募を禁止する」のが問題である

これらが曖昧になり、抜け駆けや裏切りを許してしまうと、大学推薦制度に対する学生企業の信頼がなくなり、制度崩壊してしまうから

記事のこの意見や、背景にも一定同意はするが、学生企業希望無視して推薦枠を意図的に絞っていることを言わないのはフェアでないと思う。

そもそも面接が何度もあり、落ちることがある時点で推薦制度の意義は崩壊しているのである

進学先を就職と言う軸で考えている学生の一つの判断材料となれば幸いである。


※1 上から目線で態度が悪いので学生から非常に嫌われていた

追記

快挙を修正しました。

2020-01-16

わーい入居審査通った!死のう

賃貸の入居審査が通った。

正確には通る見込み。なにやら入居申込書に抜け漏れがあったらしく、「その確認が取れれば審査は通ります」とのことだった。どうでもいいけど、今まで書類に不備がなかったことがねえな。

正直、絶対落ちると思っていた。

家賃安めだし、賃貸と書いたけどシェアハウスだし、積極的外国の方を受け入れているし、一般的アパートよりは比較ハードルは低かったのかもしれない。

しかし高くない収入会社には属しているけど、半年契約業務委託非正規雇用すらされていない。利子が膨らみ切った借金カード家賃の支払い滞納も枚挙にいとまなく、納税も滞っている。水ガス電気ネット携帯はだいたい止まっているっていう、物件ハードルの低さを補って余りある???)私の人間レベルの低さよ。

ただわたしには、そういう核心的な部分を隠して人前に立つと、必要以上にちゃんとした人間と思われるという最高の特技がある。

私はひとつ集団でうまく人間関係を築けたことがマジでない。ただ、その場限りの人当たりはマジでいい。まともに学校生活が送れず頭も悪かったのに、神がかり的に強運だったお蔭で良い大学を出た。就職活動では当然つまずいてニートになったけど、人づてに今の会社に入ってしまった。またこ会社の、立派なこと。給料全然高くないけど、人に言うとだいたい褒められる。半年契約業務委託フリーランスと言えば聞こえよく、なんとか食いつなぐために続けている一発仕事最近では「複業(副業)」とかいトレンドだ。かっこい~。

でも私には何かが足りてない。

学校卒業するまでどうしても時間割が調べられなかったこと。

ノートを順番に使えずいつまでも宿題を提出できなかったこと。

毎回新しい鉛筆をかみちぎってしまうこと。

皆が知ってる情報をなぜか毎回キャッチアップできてないこと。そのせいで受けなきゃいけない試験や出さなきゃいけない書類スルーして、その後の生活がどんどんガタガタになっていくこと。

近所の丘の上で転ぶ練習をやらなきゃ足がそわそわして気が済まなくて、血が出てもやめられなかったこと(なんなんだ)。

水道が止まってコンビニトイレを借りに行き、間に合わずに屋内で全部漏らしたりしたことすみません)。

人の顔が覚えられないこと。何度確認しても書類に不備が出ること。人の声を拾えないこと。お金管理ができないこと。そうして膨らんだ借金。逃し続けたチャンス。不健康。全部が中途半端になんかすごいうんち。普通にだらしない。

少し前、借金と不健康で首が回らない中、甘い考えが頭をもたげ、助けを求めに実家に帰った(飛行機なので往復数万かかる、無理すぎた)。

我が子は今日も順調そうで鼻が高いと、心底嬉しそうな両親が私を迎えてくれた。私も嬉しいよ。だから東京での、刺激的で充実した最高の生活について話して聞かせる。私は東京で楽しく元気に暮らしています。皆さんのおかげです。本当に恵まれている。ありがとうfamily。そしてまた足場が固められていく。どんどん豪華なやぐらができる。その頑丈な足場の上に乗っかってる生ゴミ。もう一人ではとても降りられないから、誰か……

しかしこうして入居審査に通ることで、自分社会的人権がある、終わり切ってない、全然どん底じゃない、まだまだ頑張れる、明日明日が来る、この先も落ちていく場所があることがよくわかりました。

うんそう、絶望なんて、そんな資格はまだない。わたしにはまだ頑張らなきゃいけない明るい未来がある。当たり前じゃないですか、大人なら皆やってることですよ。甘えるのもいい加減にして。

内覧の際、物件担当の方からの印象は、志高く愛想よく、多分だけどかなり良かったと思う。

ただここまでだ。わたしが「いい人」でいられるのは。

どうせ入居したところで人の顔色を伺うばかりでまっとうなコミュニケーションなんて取れず、ニヤニヤウロウロしながらリビングを遠巻きにして、仲間に入ろうと思って発したひと言からボロを出し、今度は自分が遠巻きにされ、それでもボウフラのように気色悪くしばらくその場にとどまった末、結局耐え切れず静かにドロップアウトすることになるでしょう。

その頃にはもう、どの物件審査も通らない体になってるかもしれない。

こうして新たな絶望の種を見つけて、やっと安心してる。絶望とは誰よりも無責任に甘く優しいセフレみたいなものですね。ウケぴ

2020-01-14

科学の過信こそが科学を追い詰める。

科学というのは、明証、分析総合枚挙と、合理的批判からなる知識集合体

デカルト提唱してから400年、科学がおおう範囲は非常に広がってきた。世の中のすべてのことが科学で解明されるかのように思えてきた。

例えば、農作物を雀が食べるから、雀を全部殺してしまえば、農作物は大量に作れるように思えた。

例えば、なにか思いついたら、すぐにそれが期間、費用収益見込みが作成できて、投資に馴染むもののように思えてきた。

すぐに期間、費用収益見込みが作成できて投資をうけれるはずなのに起業が起きない。なぜだ?ただ単に起業家精神が足りてないだけだ。

から煽ればいいんだ。と、起業を煽ることだけを盛んにする。

それ以外の物事無駄であり、費用をとにかく削減すれば良いように思えてきた。

結局、共産主義も、新自由主義も、今までにわかっていた科学でこれから事象も全部わかるという誤解のもとに生まれたのだろうね。

そうして、どんどん社会は衰退していった。

無論、わからないものはこれからもまだまだあるのだから科学でないもの科学にするのに金は出していかないとならない。

後、社会科学は、偉い奴の言った物事忖度するための学問じゃなくて、現実世界を解明するツールだぞ。合理的批判が難癖と紙一重からなかなか難しいところはあるし、文系不要論なんて生まれるが。

2020-01-10

香川県ゲーム禁止HPVワクチンは実は同じ問題

どんなに馬鹿たことでも、行政一部の人が大声を出せば、市民の声としてそれに配慮をせねばならない。それがどんなに愚かで間違えていようともだ。

から運動家はどんなに馬鹿げた主張であってもゴネる。

どんなに馬鹿方針であろうとも、きちんとしたプロセスに乗っかって、民意が(例え一部の変な人たちの意見であっても)示されたらそれに引っ張られるのが民主主義だ。

どうしてこんな馬鹿なことが起きたんだ?

とみんないうけれども、その大半は、「知らない間に自分意見をいうべきプロセスが終了していた」場合が大半。パブコメ募集期間があっさり終わってたとか、気づかない間に委員会検討が終わってたとか、そんなんばっかりだよね。

地方審議会とか、委員のすごい発言ゴロゴロしてる。

そういうところに潜り込むおかしな人は、まじに多い。どんなに妙な意見の持ち主でも、排除できないのが民主主義からだけど、「いつの間にそんなふざけたことになってるんだ?」という不意打ちは枚挙にいとまがない。

マジで、本当に気がつかないうちに、変な意見がするりと通って世の中を変えてしまうケースが多いのだ。

2020-01-01

[] #82-2「ノンフィクションWWW

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竹島:あの頃は人間扱いしてくれなかった。エベレストに登らされたとき、この仕事を請けたのは失敗だと思いました。

この時の『Mの活劇』の撮影について、Mのスタントである竹島秋雄はこう語ります

竹島監督のこだわりと言えば聞こえはいいですが、どちらかというとワガママでしょうね。たった十数秒のシーンのために、わざわざ実際に登る必要はなかった。

監督:初期の『Mの活劇』はショート作品だったので、とにかくインパクト大事だと考えていました。

この制作スタイルシーズンごとに落ち着き、起承転結意識した構成になっていきます

しかし、ここで新たな問題が浮上しました。

監督脚本が完成しないんです。大まかなプロット複数あって、ストックも常にありますしかし、それを物語として構築する作業にとても時間がかかりました。

脚本家:1話ごとの放送時間が延びたのが主な原因でしょう。通常、こういう作業には複数脚本家がチームを組んでやるのですが、元はショート作品だった『Mの活劇』では監督との二人三脚なんです。

そうして完成しても、予期せぬ障害が発生したことも珍しくありません。

監督意図せず時事ネタになってしまった時は頭を抱えました。編集も終わってた段階だったので、かなりショックでしたね。

そう苦笑しながら、お蔵入りとなった台本記録媒体を我々に見せてくれた。

監督:この話自体が、当時放送できなかったフィルムを探すって話だから皮肉なもんです。

そのストーリーとは、諸事情封印された「幻のエピソード」を現スタッフたちが追い求めるというもの

なんとかフィルムは見つかるのだが、火の不始末によって燃えしまう。

中身を見ることなく、結局は「幻のエピソード」となってしまうという展開でしたが、このシーンが問題視されました。

監督現実で、とあるスタジオマジで火事なっちゃって、不謹慎からって放送局に拒否されましたよ。

脚本家:そこまではいかずとも、周りで話題になっていることと制作中のテーマが似てしまうなんてのはよくありました。

監督こちらとしては乗っかっているつもりはないし、そういう風に思われたくもないから時期をズラしたりしてるのに、なぜか再燃して結局はカブるという。

そうした予定外からまれ急ピッチ制作は、作品の質にも表れます

テーマが前のめりすぎたり、尻切れトンボエピソードが出来ました。

監督枚挙に暇がないけど、くどいというか説教臭いというか。主張がセリフに落とし込めていない感じが今でもする。

脚本家:特に試行錯誤していた中期は、その傾向が強い気がしますね。

他にも課題はありました。

役者たちとの連携が上手くとれず、現場では何度か不和も起きたといいます

それが世間認知されたのは、出演者の一人が書いた暴露本でした。

チャンネルそのままで


「それ面白い?」

「少なくとも眠くはならん」

CMタイミングで、弟が年越し蕎麦を持ってきた。

皆は口々に「えー」と声を洩らす。

「今さら蕎麦って……」

別に蕎麦が嫌いってわけじゃない。

これを持ってきた時、既に年を越していたのが問題だった。

時計の短針は1の数字を指しており、食べるタイミングとしては完全に手遅れだ。

別に年を越した後に食ってもいいんじゃないかって思うんだよね。“年越し蕎麦”って呼ばれてるんだからさ。年を越す前に食べるか、後に食べるかなんて、この名前だけじゃ確定しない」

そんなこと言い出したら年越し蕎麦自体、どうしても食わなきゃダメってもんじゃない。

しかし出された以上、食わないわけにもいかないので、俺たちは番組を尻目に麺をすするしかなかった。

次 ≫

2019-12-19

毒親こそが犯罪者予備軍であり犯罪者製造であることは明白

虐待は無論だけど

加藤、2人なら無期懲役……

凶悪犯の親が毒親だった例なんか枚挙に暇がないだろう

こいつらを罰しないことには

日本が良くなることはない

絶対にだ

2019-12-01

雨男Z君

Z君と仕事をするようになって僕は雨男という存在を信じるようになった。

雨男と言っても、本当の天候の渕上様的な意味での雨男ではなく、「彼が参加したプロジェクトにはことごとくトラブルが発生する」という意味でだ。僕が知る限りでも、いくつかの転々としたプロジェクトやチームで

などなど、枚挙に暇がない。原因をたどると必ずしも彼一人の責任とばかりは言えないものだったり不可抗力的なものだったりする。にも関わらず彼のいるところでは明らかにそういうトラブルが頻発するので雨男なのである

でも正直言うと、僕はやっぱり原因は彼にあると内心思っている。彼はとにかく粗忽で人並み外れてミスが多い。数行のメールの中で一行目と二行目で矛盾したことを書く。指示をことごとく間違って解釈する。やらなくていいことをわざわざやってミスを作り込む。報告の内容が何度聞いても要領を得ない。そしてミス問題を隠す。一つ一つのエピソードは笑えるものもあるし新人可愛い女の子だったらドジっ子キャラで愛されるかもだけど、この業界10年以上経験があってこれはどうなの。

と書くと絶対ミスは誰にでもあるもの、チェックやレビューする体制をしっかりすべき、報告を隠さないような雰囲気を作れ」と言われるでしょう。うんわかりますよ、全くその通りだと思います一般論としては。でもかなりのことはすでにやっていて、それでも彼の粗忽っぷりはさらにその斜め上を行っているので結果として周囲の負担さらに大きくなっている。それがトラブルを招きこむ要因になってるとしか思えない。

彼は今は別の組織に異動したので今はうまくやっているのかよくわからない。やっぱり使えないと言われて突っ返されてこないことを祈るのみだ。

2019-11-14

anond:20191113130716

愛国心信仰心正義感と似たようなものだと思うけど、それでやりすぎた例は枚挙に暇がないと思うけどね。

見返りのない正義感同調圧力を生む例なんていくらでもある。

まあ程度問題だってんなら別にいいけど、劣等感から駄目だなんてのは甘すぎるんじゃない。

2019-11-05

エンジョイ勢は対戦ゲームにおいて害悪である

 まずエンジョイ勢とは何か。ゲームを勝ち負けによらず楽しむ者くらいの雑なニュアンスしかされていないが、自分が楽しむためにゲームをやっている者だろうか? 勝っても負けてもゲームを楽しむ。間違っていないはずだ。

 しかしこの解釈では基本的にはゲームをやっている者は皆エンジョイ勢になるはずだ。自分が楽しくないのにゲームをするはずがない。もしかしたら特殊事情があってやりたくもないゲームをしてる奴もいるのかもしれないが置いておく。

 対戦ゲームでよく聞くエンジョイ勢ガチ勢確執というのはこれでは表せない。しかしここでガチ勢と表される人もエンジョイ勢と呼ばれる人も自分が楽しむためにやっていることは間違いない。では何が違うのか。私はそれを目的だと考える。

 ガチ勢は『勝つこと』が目的である。勝つことがそのゲームにおいて自分楽しいことであってゲームをすること自体楽しいわけではない。だから勝つためには面白みがないような戦法や、強キャラなどを好んで使う。それが勝利の最短ルートから

 この対立でのエンジョイ勢目的は何か。『自分が楽しくなること』である。それだけだと何も悪くないように感じる。しかしここでいうエンジョイ勢ガチ勢ではない中立勢力目的を明らかにすると見方が変わる。彼らの目的は『ゲームを楽しむこと』だ。

 『ゲームを楽しむ』ということはそのゲームルールに従って遊ぶということと同義であるルールを守ってもつまらないゲームゲーム側が悪いので置いておく。ルールといっても複雑じゃない。格闘ゲームだったら敵のHPゼロしろだとか、FPSだったら敵を倒せだとか。それだけである。その他は自由だ。一人用ゲームなら目的は様々だろうが、ことPvEPvPに関しては敵に負けろ! とルールに書かれてることはない。なので基本的には勝つためにプレイすることになる。そこで知識量の差や腕前などが出てくることになり、勝敗がつく。しかし彼らは敵を倒せだとか拠点防衛しろだとか、そのゲームの根幹を為すシンプルルールに従い、結果的に勝ちを目指すことになる。それがゲームを楽しむということだからだ。試行錯誤によって人によってはわざと負けているように見えることもあるかもしれない。しかし本人がゲームルールに従って勝つためにプレイしているのならば問題ないはずだ。

 話を戻す。エンジョイ勢目的である自分が楽しくなること』はゲーム勝敗関係ない。一人でやっているゲームならば何の問題もない。そこには一人しか人間がいないからだ。しかし対人ゲームは違う。特にチームゲームならば味方に迷惑がかかる。なぜなら目的が一致していないためだ。ガチ勢中立層はゲームに勝つためにプレイするという点に置いて一致している。それが目的なのか結果なのかは違うものの、同じゲームにおいて勝利を目指すという点では変わりない。しかエンジョイ勢は違う。彼らは『楽しくなること』を最優先にしているのでゲームルールに囚われない。自分気持ちよくなるようにプレイしつづける。気持ちよくなることが勝敗に関与していた時、それが勝つために繋がるならば問題にはならないが、負けに繋がるような行為だった場合非難を喰らうことになる。他にはチート行為などが代表例だろう。気持ちよくなるためにルールをぶっ壊してニタニタ笑う。そんな行為が周りからどう思われるかは火を見るより明らかだが、しかしそんなとき彼らは言う。

たかゲームじゃんw」

「楽しむためにゲームしてんだから間違ってないだろw」

「対戦相手は勝てて嬉しいし何が問題なんだよ」

 例えるなら皆でサッカーをしている時に一人だけキックベースルールで遊んでいるようなものだ。基本的にはボールを蹴っているが突然ボールを手で持ち敵チームに投げ放つ。ポジション無視して走り回る。味方だったら最悪だし、敵だった場合も勝った気がしない。まさに害悪と呼べる。 

 対戦ゲームとは対戦が楽しいという前提があって成り立つものだ。相手が一人で遊んでいたら対戦は成り立たない。ゲーム体験自体が成り立たないので楽しさなどどこかに消えて行ってしまう。自分もそのエンジョイ勢ルールで遊べれば楽しめはする。しかサッカーをしに来ているのに突然キックベースに変わり、それを楽しめる人は少ない。その試合を、引いてはそのゲームの対人戦自体価値貶めることにも繋がる。

 もう一度言う。エンジョイ勢は対戦ゲームにおいて害悪である




 追記 

 昼前にこの記事エンジョイ勢批判をしたのだが、明確にタイトルをあげなかったこととガチ勢エンジョイ勢対立と書いたのはよくなかったと思う。例としてタイトルleague of legendcsgo代表されるようなチーム戦を想定する。そして実際のところ、本当に対立しているのはエンジョイ勢と真ん中のゲームを楽しんでいる層で、それはガチ勢と呼ばれる側も同じ構図であり、こちらは試行錯誤に対しての強制などにあるがそれはともかく。

 この対立ではエンジョイ勢ゲームを楽しんでいる層をガチ勢に仕立て上げる。

ゲームに何マジになってるの?w」

「人に強制すんなよ」

 など。挙げれば枚挙に暇がないが、こうした発言によりガチ勢エンジョイ勢対立という風に変えようとする。しかし本当に対立しているのはゲームを楽しんでいる層なのだ。そしてうやむやにされてしまう。

 この問題の悪いところは逃げ道が無数にあることだと思われる。例えばだが今までまじめにゲームをやっていた人間が、相手うまいプレイをされて死ぬ。差ができてしまい、もう逆転できないと思って敵に殺されに行くようなプレイをし、次の試合に行こうとする。彼はエンジョイ勢に変化してしまった。なぜなら自分気持ちよさを優先しているためだ。しかし本人にやめろと言っても俺はまじめにやっていると言われるとよっぽどプレイおかしくない限り、追及が難しい。人の心を覗き見ることはできないからだ。

 例以外にもゲームをやっていればわざと負けるためにやっているんじゃないかと思えるプレイヤーに必ず出くわす。これはレート帯に関係なく起こる話であり、そして彼らがエンジョイ勢かを完璧判別する方法がないということがこれを難しく、あやふやにしている

2019-10-26

ラグビーW杯 準決勝1 イングランドvsニュージランド レビュー

10月の第4週、関東はまたも台風21号から変化した温帯低気圧が大雨をもたらし、千葉では河川の氾濫が起きた。

自然災害の多い日本だが、今年の秋はそれがもたらす結果が深刻だ。

ラグビーW杯でも、予選プールの2試合台風リスクで中止になったが、その判断は正しかったように思う。

日本が初のノックアウトラウンド進出したこと話題になったラグビーW杯だが、その他にもこの台風による試合中止や、ティア1の伝統国でないアジア初開催など、2019年大会歴史に残るW杯になるだろう。

その大会に、史上初の3連覇という新たな歴史が生まれるだろうか。

それとも、ラグビー母国がそれを阻むだろうか。

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今夜、日産スタジアムではラグビーW杯準決勝が行われる。

対戦するのは黒衣の絶対王者ニュージーランドと、白のジャージに身を包んだイングランド

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大会自国開催でありながら予選プール敗退という屈辱を味わったイングランドは、勝負師エディー・ジョーンズをHCに迎え、破竹の勢いで準決勝まで勝ち上がってきた。

前任の日本でチームにW杯で初となる3勝をもたらしたことでも有名なこの名将は、その激しい気性と独自すぎる指導アプローチで数々のエピソードを持つ。

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南アフリカ戦の最後の場面で自らのキックの指示に反しスクラム選択した選手判断をみて激昂し、インカムコーチボックスの壁に叩きつけ破壊したなどというのは可愛いもので、日本代表合宿で毎朝6時から練習を強いて吐き気がするほど走らせた上、うまく行っている練習のシーンでもいきなりブチ切れて選手の不確実性への対処を見たり、イングランド代表合宿柔道家招聘して代表選手の顎の骨を骨折させたり、その狂気エピソード枚挙にいとまがない。

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2015年大会の結果を受けて、著書がビジネスマン大受けしたエディーだが、こんな滅茶苦茶がまかり通るのは指導相手ナショナルクラスフィジカルエリートであり、彼自身教員免許を持った上で三度もナショナルチームのHCを歴任して指導メソッドを磨き上げたからであり、凡百の経営者が彼の真似をしたら社員の8割は辞めると思う。

ちなみにエディーの指示をサラッと無視してブチ切れさせたリーチマイケルは、今大会合宿でそのエディーが考案した「石鹸水でボールヌルヌルにしたパス練習」をやろうとして、ジェイミーにすげなく却下されている。

こっちはこっちで会社の先輩だったら、なんかちょっとめんどくさい感じだ。

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一方、3連覇を目指すオールブラックスのHCスティーブハンセン

警官の彼が激しい感情をあらわにしたのを増田は見たことがない。

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試合前にエディーが「練習スパイされていたのでは」という記者質問に対して否定肯定もせず「まあでも誰かわかんないけど撮ってる奴はいたけどね」などと言わなくていいことを言っても「私は心理戦なんかやりませんよ。エディーがとても賢い人だということは、よく知っています。そんな事をしても、何の意味もありません」と泰然自若として受け流した。

聞くところによると宇宙飛行士というのは、どんな状況にあっても感情的にならず、そのときに最適な解決方法を考えて淡々と実行しなければ務まらないものらしく、それに近いメンタリティの持ち主なのかもしれない。

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注目の準決勝第一試合は、破茶滅茶パワハラおじさんとベテラン宇宙飛行士の名将対決となった。

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HCのキャラが濃すぎて説明字数を取られてしまったが、ここでゲームプランについて考えてみよう。

伝統の強力FWに加えて、BKの展開ラグビーでもトライが取れるイングランドだが「出来るからといってそれをするべきなのか」という問題がある。

イングランドの展開ラグビーは、どこからでもかけられる圧力相手晒した上で、順目順目にオーソドックスに展開したり、ディフェンスラインわずかに広めな隙間にパワフルランナーが走り込んでこじ開ける、といったもので、シンプル強力ではあるが意外性はない。

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この展開でボールを持ち続けてしまうと、いつターンオーバーされるかがわかりづらい。

オールブラックス世界一のアンストラクチャーラグビーのチームだ。

突然始まったような攻守交代からの混乱で彼らを上回ることのできるチームなどありはしない。

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イングランドとしては、むしろボール計画的に渡してディフェンスで潰してエラーを誘発し、セットプレーの展開に持ち込んだ方が、数々のチームをねじ伏せてきた必殺のモール攻撃を繰り出せる。

しかし、それだってディフェンスちょっとでも遅れれば何をされるかわからない。

オールブラックスは本職LO長身スコット・バレッドフランカーに起用してラインアウト対策を取り、その上フィールドでは抜け目のない黒子、モウンガが目を光らせているのだ。

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エディーはこの難解なパズルに解を見つけることができただろうか。

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この試合でも、台風被害に遭われた方への黙祷が捧げられ、両国国歌斉唱されたのち、オールブラックスウォークライハカを行う。

これにイングランドはその三角陣形を包囲するかような翼型の陣形を取って受けて立つ。

それはまるで試合の展開を予言するような光景だった。

いつもはシリアスで怖い表情のCTBオーウェンファレルが不敵な笑顔視線を送る。

その笑顔もやっぱり怖かった。

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前半、イングランドキックオフ。

これが自分たちボールが戻るセットプレーとなり、ここから大幅にブレイク、順目のパワフルな攻撃を攻めきってわずか1分30秒、イングランド王者から先制のトライを奪った。

コンバージョンも決まり7-0。

この攻撃イングランドキックを蹴らず地上戦で取り切り、これはこの後の展開を予想させるものだった。

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その後も身体をぶつけながら前進攻撃も防御も出来のいいイングランドに対し、ディフェンスの上がりが悪いオールブラックスは切り返すこともできずに序盤一方的に攻められてしまう。

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オールブラックス17分、18分と二度敵陣に進入してのセットプレーを得るが、これを強力ディフェンスで凌ぎきられる。

待望の切り返しの機会を得て攻撃しても、イングランドラインを押し上げる早いタックルの前に下げられてしまい、アンストラクチャーラグビーを全くさせてもらえず、自分たちボールラインアウトもいい形でボールが出ない。

ポゼッションイングランドが6割、プレーエリアは半分以上オールブラックス陣内だ。

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前半最後の38分、オールブラックス得意の切り返し攻撃も不発におわり、逆にイングランドペナルティゴールを獲得、スコア10-0で前半を折り返した。

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ぶつ切りのゲームを挑むのではないかという増田の予想を覆し、ほとんどキックを蹴らず、横に展開しつつ地上のフィジカルバトルを制圧して前進するイングランド

スコット・バレッドを入れてのラインアウト対策をスカした上に、そのラインアウトでも幾度も競り勝ち、エディーに言わせれば「してやったり」という展開だ。

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予想したかしないか、全くボールを渡してもらえない上、守れば押され、攻めても包囲されるかのようなディフェンスの早いチェックと激しい当たりで前進できないオールブラックス

前3メートルのスペースがあるところでボールが欲しい、しかしそれが全くできないのだ。

前に出られないディフェンスと噛み合わない攻撃修正できるだろうか。

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後半、オールブラックスキックオフ。

機能しなかったスコット・バレッドを外し、地上戦制圧するためにFLサム・ケインに交代。

しかし49分、それでもイングランド圧力の前にペナルティゴールを献上、13-0とされてしまう。

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オールブラックスは苦戦していたラインアウトテコ入れするため、HOデインコールズを投入。

経験豊かなSH TJペレナラCTBソニービルウィリアムズも投入し修正を図る。

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すると、54分、相手陣深くに進入し、相手ボールラインアウトの一瞬のミスをついたFLアーディー・サヴェアがインゴール飛び込みオールブラックスが待望のトライを奪った。

コンバージョンも決まって13-7。

ほとんど表情が変わらないスティーブハンセンHCは注意しないとわからいくらい少しだけ頬が緩んだ。

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だが簡単に流れは変わらない。

ここで試合を戻したいイングランドがまたも力押しで前進し、60分にペナルティゴールを獲得し、16-7。

コーチボックスでは勝負を左右する時間帯に追加点を得ても、緊迫した表情のエディー・ジョーンズ

ここから先はフィットネスが切れる可能性があるのだ、そうなれば独創的な攻撃を誇るオールブラックスに9点差などあっという間にひっくり返されてしまう。

傍らで見るアシスタントコーチにしてみれば、フィットネスが切れるも心配だが、エディーの方だっていつキレるかわからないので全く油断ができない。

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しかし噛み合わないオールブラックスは反則がかさみ、主審のナイジェル・オーウェンスさんから注意を受け、終盤に差し掛かる68分にもイングランドペナルティゴールを与えて、19-7とされてしまう。

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トライを取るしかないオールブラックスボールを持って前進するが、終盤になってもフィットネスの切れる気配がないイングランドの高速ディフェンスの網を全くかいくぐれない。

勝負師エディーのプランは「地上で展開してボールを渡さず押し下げて、ボールを奪われるたら前進ディフェンスで潰しまくるね、それも80分ね、Go!走る!走るね!」というものだった。

ラグビー研究が進み、ボールを展開するだけでは突破できない現実に、キックからのアンストラクチャー攻撃という回答を見せて絶対王者に君臨したオールブラックス、それに対する解は「前に出る攻撃的防御、展開しながらの防御的攻撃、その狭間からの一撃」だった。

からまれフィジカルさらいじめ抜いて徹底的に鍛え上げたからこそ取れるプランだ、ラグビー母国に渡っても、やっぱりエディーはエディーだった。

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勝負は決しても一矢報いたいオールブラックス最後の猛攻を見せるが、80分、ボールは蹴り出され、黒衣のディフェンディングチャンピオンを封じ込めたイングランドが準々決勝、準決勝にについで、三度の一番乗りを重ねて決勝に進出を決めた。

コーチボックスのエディーは今回は何も破壊しなかった。

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33しか地域獲得率を与えることなく、オールブラックス試合をさせなかったイングランド

「いいふいんきつくりました、すばらしいワールドカップ

試合後のインタビュー日本語で答えるエディー・ジョーンズの顔は笑っているが目が全然笑っていない。

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ありがとうございます、みなさん」

4年前、日本代表を率いて世紀の番狂わせを演じた勝負師、その目が見据えるのは優勝だ。

3度目のナショナルチームのHCとしての挑戦にして、ついに視線の先に収めたウェブエリスカップ

あと一勝だ、もう逃がさない。

anond:20191021220820

2019-10-12

アートに関するよくある勘違い

表現不自由騒動きっかけなのか、最近アート」に関する勘違いを頻繁に耳にする。

とりあえずポリティカルなことや特定展覧会人物の動向は抜きに、アートに対して人々が抱いている勘違い淡々と正してみる。

文章が読めない人向けに繰り返すが、別に表現不自由展」など特定展覧会作品の是非について語っているわけではなく、人々が抱く「アート芸術」に対する先入観について語っている。


自費でやれ?

基本的に、人間芸術で食っていけないという前提がある。

前史時代から現代に至るまで、金銭作品発表場所など、なんらかの「補助」なしで歴史に刻まれ芸術作品芸術はいない。

「補助」は大まかに分ければパトロン系、政府系に大別されると思う。

パトロン

バッハミケランジェロボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチ…今も知られる芸術家のほとんどは貴族王族庇護のもとにあった。特に有名なのはメディチ家。かなりの数の美術作品メディチ家庇護のもと、もしくは依頼で作られている。

モーツァルトのようにフリー音楽家に転身した例もあるにはあるが、彼ですら転身後、晩年は困窮していた。それどころか、主な収入源はやはり貴族などに委嘱されて作った楽曲によるものだそうだ。

現代だと、欧米では自らの作品を売り込んでファンドを得る、ほとんどビジネスマンみたいなアーティストが多い。ビシッとしたスーツに身を包み、自らの作品に新たな価値付けをして売り込む姿は、ベンチャー起業家のそれと変わらない。

政府

こちらは王政封建制より後の政治体制下の芸術に対する補助。大まかに分けると、プロパガンダ芸術と、政治思想のない(あるいは薄い)経済的補助がある。

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政治思想とは一定距離を置いた経済的補助で、一番大規模かつ有名なのはアメリカが1930〜40年代に行った「連邦美術計画」だ。ニューディール政策の一環として、政府が数千人から1万人単位アーティストを雇い、パブリックアート制作などをさせるというぶっ飛んだ規模の政策である

因みに「連邦美術計画」の効果は凄まじいもので、その後巨匠と呼ばれることになるようなアーティストを多数輩出し(ポロックベン・シャーンなど)、抽象表現主義などのアメリカ発の芸術運動バンバン興った。

それまでヨーロッパ中心だったアートシーンは、この時代前後を境にアメリカに移ることになった。さらに因むと、未だにアートシーンの中心はアメリカである。その市場規模は、世界アート市場の5割弱を占め、日本円にするとおよそ3~4兆円。しかも年々拡大し続けている(参考までに、日本美術市場は2,000億円強 / 中国は1.5兆円弱)。

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一方、プロパガンダ芸術で有名なのはソ連ナチスなど。政府意向政治思想に沿った作品を、政府が補助して制作させるというもの。作られた作品政府思想を広める宣伝ツールとして使われることが多い。

上述した政治思想とは一定距離を置いた経済的補助とは違い、題材やテーマなどは厳密に決められており、メディチ家などのパトロンの元での芸術活動に少し近いかもしれない。

ただ、これらの政府体制下で作られたプロパガンダ芸術は、今のところ芸術としてはあまり評価はされていない。

あくま個人的見解だが、プロパガンダ芸術はその性質大衆向けにならざるを得なく、どうしても前時代的なものになってしまうのが要因かと思われる。 ※ グラフィックデザインなど、一部評価されている分野もある。

なお、これらの国では、現代アート前衛芸術は「退廃芸術」として弾圧対象となっていたことも言及しておく。弾圧されたアーティストアメリカ渡り祖国に残ったアーティストを横目に名声を得たという例はかなり多い。


政治色をもつ作品芸術ではない ?

上述のようにプロパガンダ芸術にあまり価値が見出されていない現状を考えると、一見正しい意見に思える。

だが「20世紀代表する作品の一つ」とまで言われる、ピカソの「ゲルニカ」をはじめ、政治的なアティテュードを有する芸術作品は意外と多い。

現代であれば例えばバンクシーは思いっき政治的な作品で知られるが、今やアートシーンにはなくてはならない存在だ。

文学音楽映画だって政治的な意味合いが強い作品はたくさんある。

政治色をもつ作品アートじゃない」という言説は、「ジョン・レノンの"イマジン"は政治的なメッセージがあるから音楽じゃない」と言ってるのに等しいのだ。


大衆に受け入れられないもの芸術ではない?

しろ現在享受されている芸術作品で、大衆向けに作られたものはあまり多くはない。

バッハミケランジェロボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチなどに代表されるような近代以前の巨匠たちは、先述の通り貴族王族むけに作品を作っていた。そもそも一般大衆向けの芸術ではない。

時代大衆向け芸術だと、例えば音楽では吟遊詩人酒場で歌うリュート曲とかがあるが、現代でも聞かれているかといえばNOである。もちろん、歌舞伎ケルト音楽など、現代まで残っている大衆芸術もあるにはあるが、近代以前の大衆芸術ほとんどは淘汰されている。

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現在大衆に受け入れられるアーティストでいえば、おばちゃんが大好きなモネは発表当時ヘタクソだの何だの批判されまくったし、今や知らない者はいないゴッホはご存知の通り作品が1枚も売れないまま精神を病んで死んだ。ストラヴィンスキージョン・ケージなどは、初演で暴動間際になったこだってある。

これらの例から、むしろ後世に残る作品は、同時代に生きた大衆感覚からはかけ離れていたことが分かる。でも、モネは今や企画展花形だし、ストラヴィンスキーバレエ曲の定番だし、ゴッホの絵を見ては「俺の方がうまい」とか宣うおっさん美術館の風物詩だ。どの分野に関してもそうだが、専門性が高くなればなるほど、大衆感覚はあてにならなくなる。自分感覚と相容れない現代美術作品を「こんなの芸術じゃない」と一蹴することは自由だが、それらの作品は100年後にはもしかしたら現代におけるモネのように広く受け入れられているかもしれないのだ。

かつて相対性理論が発表当時「完全に理解できるのは世界で数人しかいない」と言われていたのに、(専攻科にもよるが)現在では大学で習うのと似ている。これまでの価値観をひっくり返すような価値のあるものは、常人には理解できず、時間をかけて少しずつ受け入れられていくものなのだ

グリーンバーグ論文

この問題については、未だ現代美術に大きな影響を与えているグリーンバーグという美術評論家のおっさんが書いた「アヴァンギャルドキッチュ」っていう論文が分かりやすい。

この論文は、日本語訳もされているし、原文はインターネットでも読めるが、大衆感覚芸術作品価値乖離について論じている。要するに、「大衆迎合し消費される美術」と「前衛的な美術」ならば、後者の方が価値があるっていう内容だ。

80年前の論文なのだが、芸術分野では未だに影響力が大きい教科書の一つ。とても短く、すぐ読み終わるので、興味があればぜひ読んでみてほしい。


不快作品公序良俗に反する作品芸術ではない?

作品の題材として「裸の女性」というのは時代を問わずポピュラーだが、19世紀までは神話聖書出来事以外で裸体を描くことは不道徳とされた。端的にいえば、不快であり、公序良俗に反するとされた。

実際、マネによって描かれた「草上の昼食」や、裸体の売春婦を描いたとされる「オランピア」は発表当時大問題になった。「現実女性の裸を描くなんて、淫猥である不道徳まりない!下品メスゴリラを描きやがって!こんなのはアートではない!」というわけだ。

しかし、どちらの作品も今やマネ代表作。オルセー美術館に収蔵されていて、後の時代芸術からオマージュ対象とされるような絵画として扱われている。

一例を取り上げただけだが、時代を問わず同じような現象枚挙に遑がない。


写真みたいに写実的に描けている作品は素晴らしい?

簡単にいえば、写真実用化された時に「じゃあ写真でいいじゃん」ってなった。「写真絵画は違う」という考えに立脚し、ある時点でそれぞれ全く別の路線を歩むことにしたのだ。

で、モネみたいに空気感を描く作家や、セザンヌピカソみたいに多視点的にものを捉えて一枚の絵に表現する作家が登場した。これらの手法写真では(簡単には)表現できない。要は「写真じゃなくて、絵画からこそできる表現」というものが重視されていくようになった。

そして「じゃあ絵画価値ってどこにあるの?本質って何?」って突き詰めていった結果、「絵の具じゃね?」という話になり登場したのがポロックなどの抽象表現主義。「コンセプトじゃね?」という話になり登場したのがコンセプチュアル・アート特に後者現代美術への影響は色濃い。

もちろん、写真のようにリアル作品価値がないわけじゃなく、スーパーリアリズムのような動きもあった。ただ、20世紀以降のほとんどの芸術家は、「写真みたいにリアルであるかどうかとは別の土俵表現をしていることは知っておいてほしい。アーティストにとって「写真みたいリアルですごい」というのは必ずしも褒め言葉ではないのだ。


終わり

分かりやすさを第一に書いたので、表現が正確ではないところもあるし、時代的に前後したり乖離していたりもするが、だいたいこんな感じ。

文章中でも少し触れたが、アメリカ中国欧州比較すると日本美術市場はかなりちっぽけだ。国内アートがよりよく理解され、シーンが活性化することは、大きなマネーが動く「市場」を生み出すことにも繋がる。先述の「連邦美術計画」などは、政府美術に注ぎ込んだ「補助」に対して、「年間3兆円強のマネーが動く市場」という計り知れないくらい大きい対価をもたらした。アートにはそんな力があるし、前衛を受け入れる懐を自ら作り出したからこそ、現在アメリカ立ち位置がある。兆規模の市場から得られる税収は、控えめに言ってもバカにできないはずだ。

アートの受容と活性化は、普段アートに触れない人にも価値がある。少しでもみんなのアートに対する誤解が解けることを願ってやまない。

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